小説(転載) 義妹 4/8
官能小説
義妹 Part2~手さぐり~2
やがて沙弥香に覆い被さっていた陽介が、躰をずらした。沙弥香のスカートをめくり、沙弥香の股間に手をねじ込んだ陽介は、沙弥香の脚を開かせようとする。
この前と違う陽介の行動に、沙弥香は戸惑い、陽介が何をしようとしているのか分からない。
「やっ…陽くん…だめ……」
陽介は下着越しに沙弥香の谷間を撫でる。
「俺だって初めてなんだから、そんなに抵抗するなよ。…大丈夫だから、脚開いて。」
陽介は自分と違う沙弥香の股間に触れ、探るように指を動かしている。沙弥香の股間はふっくらと柔らかい肉がついていて、陽介は不思議な興奮を覚えていた。
(陽くんも初めてなんだ…。沙弥香はこの前、陽くんおちんちんを触ったんだから、陽くんにだって触らせないとだめだよね。)
沙弥香は、陽介の言葉を聞いて、恥ずかしいのを我慢した。ゆっくりと脚を開き、陽介の指を受け入れる。
陽介は本当に手探りだった。クリトリスの位置や膣口の位置を下着の上から確かめていくが、発達しきっていない沙弥香の躰では、よく分からなかった。
「なんか……気持ちいいよぉ…陽く…ん…。」
下着の上から秘部をなぞられ、沙弥香の躰が反応し始めた。股間の中央が少し濡れ始め、陽介はそれを確かめるように何度も何度も指を押しあてる。
(ここが沙弥香のあそこなんだ…。)
「裸にしていい?」
陽介は小さくうなずく沙弥香のスカートを脱がせ、最後にパンツをずり下ろした。布団の中で、沙弥香は全裸になっている。
そっと触れた沙弥香の丘は、産毛のような柔らかい毛が少し生えてはいたが、自分のようにざらざらと硬い感触ではない。陽介はゆっくりと沙弥香の丘を撫でた後、指先を下に這わせていく。
「もう少し脚を開いて…沙弥香。」
陽介に言われ、戸惑いながら脚を開く沙弥香の秘部に、陽介の指がたどりついた。熱を帯びた沙弥香の秘部はねっとりとした感触で、複雑なつくりをしているようだ。
(見たい…沙弥香のあそこ……見たいけど…。)
沙弥香の秘部を、陽介は無性に見たくなったが、沙弥香が嫌がるような気もする。
「見せて…くれる?」
「えっ…何を?」
「沙弥香のあそこ…。」
「やっ…やだ。」
沙弥香は首を振って、嫌がっている。
「でも…見たいんだ。」
陽介のはっきりとした口調に、沙弥香は首を振るのをやめ、やがて小さくうなずいた。
陽介は布団の中から出ると、そっと布団から顔半分を出して自分を見つめる沙弥香に気づいた。
「恥ずかしいなら、布団かぶっててもいいよ。」
「う…ん。」
沙弥香が再び布団に顔を隠すと、陽介は布団の端をゆっくりとめくり上げていく。少しずつ、沙弥香の脚があらわれてきた。
「うぅぅぅっ…。」
布団の中から、沙弥香のうめくような声が聞こえてくる。恥ずかしさで、声を上げずにはいられなかったのだ。
そして、腰までめくり上げられた布団から、沙弥香の下半身が完全にあらわれた。陽介は沙弥香の脚の間に座ると、股間に顔を近づける。
(これが…沙弥香の?)
肉の割れ目の間から、唇のような形のピンク色の小さな割れ目がある。陽介が初めて目にする女の秘部は、不思議な形をしていた。
「も…もういい?…恥ずかしいよぉ。」
夢中で観察する陽介に、沙弥香はたまらず声をかけた。自分ですら、見たことのない部分を、先に陽介に見られた沙弥香は、恥ずかしさで震えている。
(これがあそこなのか?ここだけ濡れてる…。なんか想像してたのと違う…けど…たぶんこれが沙弥香のあそこなんだ。)
陽介は、沙弥香の濡れた割れ目にそっと指をあてた。
「指入れてもいい?」
陽介の言葉に沙弥香の躰がぴくっと動き、布団の中から沙弥香の顔があらわれた。
「入れるって…どこに?」
「どこって、ここだよ。」
陽介は沙弥香の膣口に指を押しあてる。ぬるっとした沙弥香の愛液が指に付くが、不思議と陽介は嫌な気持ちはしない。むしろ嬉しいようで気持ちいい感触だった。濡れた部分をゆっくりとなぞりながら、陽介は沙弥香に場所を教える。
「やっ……あぁっ…だめぇ……陽くん…だめぇぇっ。」
突然、火がついたように声をあげ、躰をびくんびくんと反応させる沙弥香に、陽介は驚いた。沙弥香の反応は、陽介の指が秘部の上部に這わされたときに、一段と大きくなっている。
「ここが気持ちいいの?」
「ひぃっ…いやっ……いや…」
陽介は、そこが沙弥香のクリトリスだということに気が付いた。
(クリトリスってこんなに小さかったんだ。)
目の前で、沙弥香が感じている様子を陽介は眺めながら、ほんの少しだけふくらんだ小さな突起をつついたり、なぞったりしてみる。
「よ…陽…く…んっ………あぅっ……。」
躰を仰け反らせ、布団にしがみつく沙弥香は、陽介に見せたことのない表情を浮かべて、陽介の名前を呼び続ける。
くちゅぅぅぅっ…
「うっ…。」
陽介は、沙弥香の膣に指を挿し込んだ。沙弥香の息が一瞬止まる。
(ぐにゅぐにゅしてる…。すごいな…こんなふうになってるんだ。)
指をゆっくりと抜き挿ししながら、陽介は沙弥香の膣壁の感触を確かめていた。
「よ…陽く……ん…。」
見上げると、沙弥香の目に涙がたまっている。沙弥香の意識はすでにぼんやりとかすんでいた。
陽介は沙弥香から指を抜き、自分の服を全部脱いだ。陽介の股間に反り立った男根からは、透明な液体があふれている。
「沙弥香の中に入れてもいい?」
陽介は、はやる気持ちを抑えて沙弥香に問いかけた。沙弥香はゆっくりとうなずく。セックスなどしたことのない沙弥香だったが、なぜか陽介に入れてもらいたいと思ったのだ。
沙弥香の太ももを膝の上に乗せ、膣口に男根の先をあてがうと、陽介はぐっと腰に力を入れる。
(あれ?入らない。)
陽介は何度も挿入を試みるが、沙弥香の膣口は陽介の男根を受け入れようとしない。陽介は焦りだした。
「陽くんっ…そんなに大きいの…沙弥香には入らないよぉ…。」
自分の股間にあてがわれた陽介の男根の大きさを感じた沙弥香は、小さな声で陽介に訴える。
「入るはず…なんだ。」
ちゅぷっ…ぬちゅっ…
男根の先は、沙弥香の愛液と、陽介の透明な体液が混じり合って、ぬるぬるとすべってしまう。
「あぅっ……やっ……んんっ…」
挿入に失敗するたび、男根の先で膣口をなぞりあげられる沙弥香は、声をあげ続けた。
ぐっ…ぐぐっ…
「あっ、入った。」
「いっ…」
陽介と沙弥香が同時に声をあげた。陽介の男根の先が、沙弥香の膣口に挿し込まれたのだ。
「い…痛いよぉっ…」
沙弥香が陽介の腕を握りしめる。
「す…少しずつ入れるから。」
ぐっ…ぐぐっ…
「うぐっ…」
陽介の男根が深く挿し込まれるたびに、沙弥香がうめき、ぎゅっと握りしめられるような沙弥香の膣内の締めつけに、陽介の男根が痛む。
ぐぐっ…ぐぐぐっ…ん
「はぁっ…はぁっ…は…入ったよ…沙弥香。」
陽介の男根は、その根元近くまで沙弥香に挿し込まれ、陽介は、沙弥香の顔を見上げた。
沙弥香の目から涙がぽろぽろとこぼれている。
「痛い?」
陽介の心配そうな声に、沙弥香は陽介の顔を見て、小さくうなずく。沙弥香はしゃべることもできなかった。
「抜こうか?」
沙弥香があまりに痛そうで、陽介はかわいそうになった。陽介の男根が少し痛むこともあって、陽介は、抜いてもいいと思ったのだ。しかし、沙弥香は首を振った。陽介はゆっくりと腰を動かしてみた。少し抜いてはまだ挿し込み、沙弥香の様子をみてまたその動きを繰り返す。
(気持ちいいんだけど…少し痛い。)
陽介は、慎重に動きながら、結合部をみると、沙弥香の血が陽介の男根を赤く染めていた。
「沙弥香っ!」
陽介は、慌てて沙弥香から男根を抜き取った。
「よ……陽…く……ん…?」
陽介は、慌ててティッシュを抜き取り、沙弥香の股間にあてがった。
「あっ……そうか…そうだよな。」
顔面蒼白になっていた陽介の表情が、一気にゆるむ。
(沙弥香は処女なんだから、血が出るのは当たり前なんだ…。)
自分の男根が真っ赤になっていたのを見て、陽介はすっかり気が動転していたのだ。沙弥香は痛がるし、陽介自身も少し痛んだせいで、その血が処女膜が裂けたときに出るものだと、すぐには理解できなかったのである。
陽介の男根はすっかり縮んでいた。陽介は、ティッシュで男根を拭くと、布団を沙弥香にかけ、自分も横になった。
「どうしたの、陽くん…?」
「なんでもない…。かなり痛かった?」
沙弥香の躰を抱き寄せ、陽介が尋ねると、沙弥香が小さくうなずく。
「ごめんな。俺が下手だったから。」
沙弥香は陽介の言葉に首を振り、陽介にしがみついた。沙弥香の下腹部にじんじんと痺れるような感覚が残っている。
「沙弥香は…もう…処女じゃないの?」
沙弥香に尋ねられ、陽介はうなずく。
「陽くん…。」
沙弥香はそう言ったまま目を閉じ、やがて小さな寝息を立て始めた。
(もう兄妹なんかじゃない。俺は沙弥香と…。)
陽介は、戸籍上は兄妹である関係などどうでもよくなっていた。
(血は繋がってないんだから…。)
自分を納得させるように、陽介は何度も頭の中で繰り返しながら、眠りについた。
やがて沙弥香に覆い被さっていた陽介が、躰をずらした。沙弥香のスカートをめくり、沙弥香の股間に手をねじ込んだ陽介は、沙弥香の脚を開かせようとする。
この前と違う陽介の行動に、沙弥香は戸惑い、陽介が何をしようとしているのか分からない。
「やっ…陽くん…だめ……」
陽介は下着越しに沙弥香の谷間を撫でる。
「俺だって初めてなんだから、そんなに抵抗するなよ。…大丈夫だから、脚開いて。」
陽介は自分と違う沙弥香の股間に触れ、探るように指を動かしている。沙弥香の股間はふっくらと柔らかい肉がついていて、陽介は不思議な興奮を覚えていた。
(陽くんも初めてなんだ…。沙弥香はこの前、陽くんおちんちんを触ったんだから、陽くんにだって触らせないとだめだよね。)
沙弥香は、陽介の言葉を聞いて、恥ずかしいのを我慢した。ゆっくりと脚を開き、陽介の指を受け入れる。
陽介は本当に手探りだった。クリトリスの位置や膣口の位置を下着の上から確かめていくが、発達しきっていない沙弥香の躰では、よく分からなかった。
「なんか……気持ちいいよぉ…陽く…ん…。」
下着の上から秘部をなぞられ、沙弥香の躰が反応し始めた。股間の中央が少し濡れ始め、陽介はそれを確かめるように何度も何度も指を押しあてる。
(ここが沙弥香のあそこなんだ…。)
「裸にしていい?」
陽介は小さくうなずく沙弥香のスカートを脱がせ、最後にパンツをずり下ろした。布団の中で、沙弥香は全裸になっている。
そっと触れた沙弥香の丘は、産毛のような柔らかい毛が少し生えてはいたが、自分のようにざらざらと硬い感触ではない。陽介はゆっくりと沙弥香の丘を撫でた後、指先を下に這わせていく。
「もう少し脚を開いて…沙弥香。」
陽介に言われ、戸惑いながら脚を開く沙弥香の秘部に、陽介の指がたどりついた。熱を帯びた沙弥香の秘部はねっとりとした感触で、複雑なつくりをしているようだ。
(見たい…沙弥香のあそこ……見たいけど…。)
沙弥香の秘部を、陽介は無性に見たくなったが、沙弥香が嫌がるような気もする。
「見せて…くれる?」
「えっ…何を?」
「沙弥香のあそこ…。」
「やっ…やだ。」
沙弥香は首を振って、嫌がっている。
「でも…見たいんだ。」
陽介のはっきりとした口調に、沙弥香は首を振るのをやめ、やがて小さくうなずいた。
陽介は布団の中から出ると、そっと布団から顔半分を出して自分を見つめる沙弥香に気づいた。
「恥ずかしいなら、布団かぶっててもいいよ。」
「う…ん。」
沙弥香が再び布団に顔を隠すと、陽介は布団の端をゆっくりとめくり上げていく。少しずつ、沙弥香の脚があらわれてきた。
「うぅぅぅっ…。」
布団の中から、沙弥香のうめくような声が聞こえてくる。恥ずかしさで、声を上げずにはいられなかったのだ。
そして、腰までめくり上げられた布団から、沙弥香の下半身が完全にあらわれた。陽介は沙弥香の脚の間に座ると、股間に顔を近づける。
(これが…沙弥香の?)
肉の割れ目の間から、唇のような形のピンク色の小さな割れ目がある。陽介が初めて目にする女の秘部は、不思議な形をしていた。
「も…もういい?…恥ずかしいよぉ。」
夢中で観察する陽介に、沙弥香はたまらず声をかけた。自分ですら、見たことのない部分を、先に陽介に見られた沙弥香は、恥ずかしさで震えている。
(これがあそこなのか?ここだけ濡れてる…。なんか想像してたのと違う…けど…たぶんこれが沙弥香のあそこなんだ。)
陽介は、沙弥香の濡れた割れ目にそっと指をあてた。
「指入れてもいい?」
陽介の言葉に沙弥香の躰がぴくっと動き、布団の中から沙弥香の顔があらわれた。
「入れるって…どこに?」
「どこって、ここだよ。」
陽介は沙弥香の膣口に指を押しあてる。ぬるっとした沙弥香の愛液が指に付くが、不思議と陽介は嫌な気持ちはしない。むしろ嬉しいようで気持ちいい感触だった。濡れた部分をゆっくりとなぞりながら、陽介は沙弥香に場所を教える。
「やっ……あぁっ…だめぇ……陽くん…だめぇぇっ。」
突然、火がついたように声をあげ、躰をびくんびくんと反応させる沙弥香に、陽介は驚いた。沙弥香の反応は、陽介の指が秘部の上部に這わされたときに、一段と大きくなっている。
「ここが気持ちいいの?」
「ひぃっ…いやっ……いや…」
陽介は、そこが沙弥香のクリトリスだということに気が付いた。
(クリトリスってこんなに小さかったんだ。)
目の前で、沙弥香が感じている様子を陽介は眺めながら、ほんの少しだけふくらんだ小さな突起をつついたり、なぞったりしてみる。
「よ…陽…く…んっ………あぅっ……。」
躰を仰け反らせ、布団にしがみつく沙弥香は、陽介に見せたことのない表情を浮かべて、陽介の名前を呼び続ける。
くちゅぅぅぅっ…
「うっ…。」
陽介は、沙弥香の膣に指を挿し込んだ。沙弥香の息が一瞬止まる。
(ぐにゅぐにゅしてる…。すごいな…こんなふうになってるんだ。)
指をゆっくりと抜き挿ししながら、陽介は沙弥香の膣壁の感触を確かめていた。
「よ…陽く……ん…。」
見上げると、沙弥香の目に涙がたまっている。沙弥香の意識はすでにぼんやりとかすんでいた。
陽介は沙弥香から指を抜き、自分の服を全部脱いだ。陽介の股間に反り立った男根からは、透明な液体があふれている。
「沙弥香の中に入れてもいい?」
陽介は、はやる気持ちを抑えて沙弥香に問いかけた。沙弥香はゆっくりとうなずく。セックスなどしたことのない沙弥香だったが、なぜか陽介に入れてもらいたいと思ったのだ。
沙弥香の太ももを膝の上に乗せ、膣口に男根の先をあてがうと、陽介はぐっと腰に力を入れる。
(あれ?入らない。)
陽介は何度も挿入を試みるが、沙弥香の膣口は陽介の男根を受け入れようとしない。陽介は焦りだした。
「陽くんっ…そんなに大きいの…沙弥香には入らないよぉ…。」
自分の股間にあてがわれた陽介の男根の大きさを感じた沙弥香は、小さな声で陽介に訴える。
「入るはず…なんだ。」
ちゅぷっ…ぬちゅっ…
男根の先は、沙弥香の愛液と、陽介の透明な体液が混じり合って、ぬるぬるとすべってしまう。
「あぅっ……やっ……んんっ…」
挿入に失敗するたび、男根の先で膣口をなぞりあげられる沙弥香は、声をあげ続けた。
ぐっ…ぐぐっ…
「あっ、入った。」
「いっ…」
陽介と沙弥香が同時に声をあげた。陽介の男根の先が、沙弥香の膣口に挿し込まれたのだ。
「い…痛いよぉっ…」
沙弥香が陽介の腕を握りしめる。
「す…少しずつ入れるから。」
ぐっ…ぐぐっ…
「うぐっ…」
陽介の男根が深く挿し込まれるたびに、沙弥香がうめき、ぎゅっと握りしめられるような沙弥香の膣内の締めつけに、陽介の男根が痛む。
ぐぐっ…ぐぐぐっ…ん
「はぁっ…はぁっ…は…入ったよ…沙弥香。」
陽介の男根は、その根元近くまで沙弥香に挿し込まれ、陽介は、沙弥香の顔を見上げた。
沙弥香の目から涙がぽろぽろとこぼれている。
「痛い?」
陽介の心配そうな声に、沙弥香は陽介の顔を見て、小さくうなずく。沙弥香はしゃべることもできなかった。
「抜こうか?」
沙弥香があまりに痛そうで、陽介はかわいそうになった。陽介の男根が少し痛むこともあって、陽介は、抜いてもいいと思ったのだ。しかし、沙弥香は首を振った。陽介はゆっくりと腰を動かしてみた。少し抜いてはまだ挿し込み、沙弥香の様子をみてまたその動きを繰り返す。
(気持ちいいんだけど…少し痛い。)
陽介は、慎重に動きながら、結合部をみると、沙弥香の血が陽介の男根を赤く染めていた。
「沙弥香っ!」
陽介は、慌てて沙弥香から男根を抜き取った。
「よ……陽…く……ん…?」
陽介は、慌ててティッシュを抜き取り、沙弥香の股間にあてがった。
「あっ……そうか…そうだよな。」
顔面蒼白になっていた陽介の表情が、一気にゆるむ。
(沙弥香は処女なんだから、血が出るのは当たり前なんだ…。)
自分の男根が真っ赤になっていたのを見て、陽介はすっかり気が動転していたのだ。沙弥香は痛がるし、陽介自身も少し痛んだせいで、その血が処女膜が裂けたときに出るものだと、すぐには理解できなかったのである。
陽介の男根はすっかり縮んでいた。陽介は、ティッシュで男根を拭くと、布団を沙弥香にかけ、自分も横になった。
「どうしたの、陽くん…?」
「なんでもない…。かなり痛かった?」
沙弥香の躰を抱き寄せ、陽介が尋ねると、沙弥香が小さくうなずく。
「ごめんな。俺が下手だったから。」
沙弥香は陽介の言葉に首を振り、陽介にしがみついた。沙弥香の下腹部にじんじんと痺れるような感覚が残っている。
「沙弥香は…もう…処女じゃないの?」
沙弥香に尋ねられ、陽介はうなずく。
「陽くん…。」
沙弥香はそう言ったまま目を閉じ、やがて小さな寝息を立て始めた。
(もう兄妹なんかじゃない。俺は沙弥香と…。)
陽介は、戸籍上は兄妹である関係などどうでもよくなっていた。
(血は繋がってないんだから…。)
自分を納得させるように、陽介は何度も頭の中で繰り返しながら、眠りについた。
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