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小説(転載)  監禁アパート101号室 2/12(未完)

官能小説
12 /16 2018
監禁アパート101号室

その2
人妻:若菜

 子供を幼稚園に送り出した後、私は買い物に出かけた。

 買い物から帰ると、隣に住むこのアパートの管理人と会った。

 色白でモヤシのようにひょろひょろした体型と、だらしなく伸びきった黒髪。

 見た目だけじゃなく中身も根暗で、ほとんど家に引きこもってるみたい。

 正直言うと、私はこの管理人が苦手。

 「管理人さん、こんにちわぁ。」
 「あ、どうも…」

 私は笑顔で挨拶だけして、玄関の鍵を開け部屋に入ろうとした。


 「あのぅ…」
 「はい?」

 普段、会っても挨拶くらいしかしない管理人がめずらしく話しかけてきた。

 その割にはうつむき加減で話し、私とは目線を合わせようとはしない。

 「買い物の帰りですか?」
 「ええ、そうですけど。」

 「奥さんはいつもオシャレですね。僕なんか買い物に行くときはこんなカッコですよ。」
 「いえ、そんなぁ。オシャレだなんて…」

 この管理人はいつ見ても同じ服を着ている。

 そんな人にオシャレなんて言われても正直嬉しくも何ともない。

 「今日のカッコもすごくイイです。モデルみたいで…」
 「そんな、モデルだなんて。言い過ぎですよぉ。」

 愛想笑いをしながらも、何が言いたいの?と私は心の中でつぶやいた。

 「特にそのミニスカートなんか似合ってますよ。」
 「えっ?」

 管理人はじっと私の脚を見ている。

 さっきからずっと、うつむいて話してたのは脚を見ていたから…?

 そう思うと急に寒気がした。


 「奥さん、脚キレイですね。細いのに程好い肉付きというか…」
 「い、いいえ…」

 私はふと管理人が右手をズボンのポケットに入れていることに気づいた。

 手が…動いてる…?

 「胸も結構大きいし、本当にモデルみたいで…」
 「あ、あの…時間なんで、そろそろ失礼します…」

 これ以上この人と話していると危険な気がする。

 私は管理人の言葉をさえぎり、バッグから部屋の鍵を取り出そうとした。

 焦っているからか、なかなか鍵が見つからない。

 後を振り返るとまだ管理人が立っていて、私の脚を嘗め回すように見ている。

 バッグの中から鍵を見つけると、私はあわてて部屋に入り玄関の鍵を閉めた。

 「なんなの、あいつ…じろじろ見てきて…気持ち悪い…」

 ドアの覗き穴から外を見ると、そこにはもう管理人の姿は無かった。


 つづく

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。