小説(転載) 俺も妹とやっちゃったよ 2/12
近親相姦小説
俺も妹とやっちゃったよ その2
結局両親が留守の間は、毎日妹と一緒に眠った。
風呂は、、、毎日ではなかったがそこそこ入った。
でも恥ずかしがって、乳首すら俺に見せてくれなかった。
まぁいいけど。
手を出さなかったのは奇跡的と言えるだろう。
基本的にビビリな俺にとって、そのハードルを乗り越えることは困難であった。
まぁ、無理にハードルを飛び越えようとしても、勃起したジャクソンが引っかかって
ズッコケるのは目に見えているから、やめといた。
でもこの一週間で妹がかなりなついてくるようになった。
親がいるときは普通に振舞っているが、
俺と二人きりになると、急に体をくっつけてくる。 はしたない。
だからお前のぷよぷよが当たってるって。
俺のぷよぷよをくっつけて、4つ繋いで消すぞコラ。
夏休み真っ盛りのある日、俺は部活が休みで他に予定がなく、
部屋で音楽聴きながら朝からボーッとしていたとき、妹が部屋に入ってきた。
妹も何もやることがないようだ。
「どっかいこ」って妹は言う。 でも、妹と二人で、どこに行こうというのだろ。
「どこいくのよ?」と俺は聞く。 「わかんない。 どこでもいい。」だと。
「じゃー、家の中をぐるっと一周。」と俺は言う。「それでもいいよ。」だと。
おいおい、なんでも俺のいいなりかよ。
とりあえず、本当に妹と家の中を一周歩き回っておいた。
母親は、なにやってんだコイツラ的な表情で見てた。
俺の部屋に戻ってきて、「はい、終了。」って言ったら、「もっと、、、その、どこかへ、、」って。
だから俺は言ってやったよ。「じゃあ今度はあやの番。 あやがどうするか決めるんだ。」
妹は、真剣な表情でなやんでいた。
俺はそれをずーっと眺めていた。 奇妙な絵だけど、なんかいい感じだったよ。
30分くらい悩んで、やっと声を出した。
「プール」
「・・・・・プールねぇ」
自転車を二人乗りして、プールへ向かった。 マジでプールかよ。
と、思いながら、ブレーキいっぱい握り締めて、ゆっくりゆっくり下っていった。
目的地へ近づけば近づくほど妹のテンションは高くなり、
やたら俺の背中にしがみついてくるので、俺のジャクソンのテンションも高くなっていった。
ついたのは市川市民プール。 市民プールて。
お金払って、更衣室で着替えて、シャワーと腰洗い層を通過して、待っていた。
もちろん、冷水シャワーを浴びるときは、手を合わせて修行僧の真似をするのは忘れてはいけない。
10分くらいして、妹もでてきた。 妹のキャラからして、スクール水着を想像したが
普通の水着だった。 布率のそれなりの。 つまんねぇ。
「およご!およご!」と、はしゃぎまわる妹。
俺は、なんだか、兄というよりは保護者って気分だった。
市民プールだけあって、施設はショボイ。狭くはないが、遊園地系のプールにはかなわない。
2時間くらいでひととおりのプールを堪能してしまった。
俺も何気にちょっと楽しかった。
お昼になり、持ってきたビニールシートをヤシの木の下に引いて、二人でねっころがった。
でかめのタオルケットをいっしょにかけて、日なたぼっこした。
日差しとタオルケットが濡れた体にここちよい体温を与えてくれる。
妹はこっちを向いて、「あったかいねぇ」ってゴロゴロしてきた。ゴロゴロ。
おいおい、こんな公共の場所でくっつくなよ。 俺のウォータースライダーがタオルケットを持ち上げて
ある意味テーマパークができてしまうぞ。 俺はちょっと体をよじって、ごまかした。
いやな出来事は突然くるもので、偶然俺のクラスメート(♀)に出会った。
向こうは彼氏と。 俺は妹と。 しかもいっしょにタオルに包まった状態で。
「あ、みずしも来てたんだ。 こんにちわ。(←妹に向かって)」と、明らかに俺のことを違った物体で見る目で話しかけてきた。
だって、タオルに包まれているんだもの。二人して。 高校生の兄妹が。おかしいもの。そんなの。
ありえないもの。
「お、おう」と訳のわからない返事をしてた俺。
そんな俺を気遣ってくれたのか、その女はすぐに引き上げてくれた。「じゃ、また学校で。」
ああ、学校行きたくねぇーーーー。 クラス中に広まる。
俺が妹とプールでタオルに包まれてたって。
俺も油断してたよ。 けっこう近所なんだし、そこんところ警戒すべきだった。
あいつもあいつで、デートに市民プールなんてくるなよクソ。
妹は言う。「誰?あの人。友達?」と。 おいおい、さんざん俺のクラスでかわいがられてたじゃないか。
休み時間いっつもくるくせに。 「いや、あやも知ってるだろ。俺のクラスの・・・」
「ふーーん、、、ねぇ、お兄ちゃん、、今の人に、私のこと、お兄ちゃんの彼女って、、、
誤解されてないかなぁ、、、、」妹は、うれしそうに言う。
俺は思った。 こっ、こいつ、バカだ。 しかもかなり危険めな。 かわいい。かわいいのかよ!
そんなこんなで、日焼け跡がやけにしみた、ある夏の日。
夏休み中は、俺が暇なときは結構な頻度で妹と遊んだ。
プールの他は映画とかも行ったけど、高校生だから(しかも二人ともバイトとかはしてなかったから)
お金がなくて、そうそうブルジョワな事はできなかった。
地元の花火大会に連れてけとねだられたが、友達と行く約束があったので断ったら、
「それでもいいから一緒に連れて行って」だと。 んなカッコ悪いことできるわけねーじゃないの。
だから「マジで勘弁してくれ」と、土下座して許しを請うた。 「だめ!絶対いく!」と、妹。
だんだんコイツ調子に乗ってきやがったな・・・最初の頃は大人しくて従順だったのに、
いっぺんここらでチンコビンタをくらわせて立場わからせてやろうかしら。
と、カーペットに頭こすりつけながら考えてた俺。かこわる。
「じゃあこうしよう、花火セット買ってきて、二人で公園で花火やろう。ね。花火大会よりも一足先に。ね。」
と譲歩案を提出したところ、さんざん悩んで、「じゃあ、いいよ。」と、なんとか妥協してくれた。やれやれ。
まぁあんまり調子に乗るようだったら、俺の股間のロケット花火を思いっきり打ち込んでやろうと思ってたんですけどね。
チンポネタばっかだな。
花火大会の前日の夜、夕食を済ませた俺と妹は、近所のドンキーホーテへ花火を買いに行った。
BGMの「ジャングルだぁ~」のところはかならずハモらせるよう、
妹にドンキーホーテにおける最低限のマナーを躾けた。
あと、夜はジャージ姿の上級者カップルが多いので、通路を優先させることも教えた。
予算は二人合わせて3千円。 とりあえずそれなりの花火セットと着火マンを一個買って、
忙しそうにしてた持ち持ちマンに袋を持たせて、店を出た。 営業妨害ってやつだ。
さらにその足でコンビニへ、ジュースとお菓子をいくつか買って、
自転車でちょっとだけ遠くの、船橋港の近くの海沿いの公園へ向かった。
近所の公園だとロケット花火ができないから。
そんなに遠くないと思っていたけど、妹を乗せているとやけに遠くに感じた。
やっとついたときは、もはや俺的には、最後まで残った線香花火をいっぺんにつけてマターリしてる時間だった。
自転車を降りて、買ってきた十六茶を一気に飲み干して、準備をした。
「なにからやる?なにからやる?」と妹。 なんで二回言うんだ?
まずはロケット花火3連発、海に向かって発射した。
二人っきりの花火大会の開始の幕開けだ。開始の幕開けって、かぶってるな。
妹は、子供が遊ぶような手持ち花火をつけてた。
「何て書いたかわかる?」とかいいながら、空中でくるくる何かを描いてた。
それを無視して、俺は打ち上げ花火のセッティングに熱中してた。
「ねぇ、聞いている!?」と妹は、火のついたままの花火を振り回しながら俺のところによってきた。
「あ、ごめん、全然見てなかった」というと「じゃあもう一回やるよ!」ってぐるぐる花火を回す。
その花火がいつの間にか、俺が立てた打ち上げ花火の導火線に引火してたみたいで、
俺の耳元で「ドン!」っていきなり火の玉が空に向かって打ち上げられていった。
「のぁああっ」って俺と妹はアホみたいな驚き声を出してのけぞった。
「バカ。あぶねーだろ。」と俺が軽く怒ると「だって、お兄ちゃん見てくれないんだもん」と妹。
「ごめんなさいが聞こえねーな」と、俺は袋の中からねずみ花火を取り出して、火をつけた。
「おしおきだべー」と、タイムボカンのドクロベェーの真似をして妹に向かってダッシュした。
妹は「やめてー!あははは!」とかいいながら逃げる。
はたから見たら「まてー!」「うふふふ!」と、海岸を追いかけっこする絶滅危惧種保護指定モンのカップルの絵。
タイムオーバーで、ねずみ花火は俺の手からシュルシュルシュル!と火花を上げて回った。
やっぱり「のぁああっ」ってアホみたいな驚き声をあげる俺。
「えへへ。」と照れ笑いする俺。 妹は俺のところへよってきて「大丈夫?」と指をさする。
そこへねずみ花火が、パンッ!と音を立てて破裂し、二人でビクッ! ってなってた。
で、二人顔を見合わせて「あはははは」と一緒に笑った。
「お兄ちゃん、驚いた顔、かわいい。」「こいつーー、ツン(←おでこをつつく音)」
アハハハははははははははは・・・・・・・・・・・
という妄想をくりひろげていたので、妹の回してた花火の字なんてわかんなかった。
「じゃあ第二問。」って妹はまた手持ち花火に火をつけた。
「つーか、一本ずつやらんで、2本くらいまとめてやろうよ。いっぱいあるんだし。」
と、俺が筒状の10連発打ち上げ花火を両手にもって、火をつけたみせた。
スポーーン!スポーーン!と火の玉が飛んでいく。
それを見て妹も「面白そう、一個貸して。」というので、そっと手渡ししてあげた。
妹は顔をそらしながら、筒花火を空に向けた。スポーン、スポーン、、、7発くらいでたところで、終わった。
そこでなんと、妹は、終わった筒花火を握り締めながら、衝撃の発言をした。
「うわ~、いっぱい出たね~~」と。
こいつ、ワザと言ってねーか?と疑うほど、妹は恍惚の表情でいった。
小指を立てて筒花火を握っていたらパーフェクトだったんだけどね。 天然っておそろしいね。
「もう一回やる~」といいながら妹は、10連発の筒花火を探したが、もうなかったので
5連発の小さい筒花火を取り出した。
「さっきより小さいけど、これでもいっか~」だと。
「そりゃ10発も出したら小さくなるわな」って俺がボケてあげたけど、
妹は「え?」って無反応だった。前フリ逃げかよ!
「これ出来る?」と、俺はさらにもう一本出して、火をつけた。
海に向かって、やや水平に火の玉を発射した。 火の玉は、海面で3回ほどホップしていった。
「すご~い」と、妹もみようみまねで、海面へ向けたけど、1回でシュポンって情けない音と共に消えた。
「できないよ~」と、妹が泣き言をいう。 俺は最高5回ホップさせることができた。
妹のが先に終わってしまい、俺のがまだ残っていると、
「お兄ちゃんの、まだ出てる~」だと。 天然っておそろしいね。
ひととおり終わって、ベンチに座ってコンビニで買ってきた菓子を食べながら雑談してた。
「夏休みの宿題終わった?」「あ、俺9月にならないとやらないタイプだから。」
「私はもう終わったよ。」「じゃあ、俺のもやっといてよ。」
「2年生のなんてわかんないよ!」「いいんだって。適当なんだよあんなの。余裕だから。」
「お兄ちゃん、何が得意なの?」「英語、、かな。」
「すごい!じゃあ、なんか英語でしゃべって!」「・・・・フジヤーマ」
「・・・それ、英語じゃないじゃん。」「じゃあ、あやもなんか英語しゃべってみろよ。」
「え、えっ、えーっと、・・・、ま、まいねーむ、いず、アヤーカ、ミズシーマ」
「・・・・なんで自分の名前の所まで英語なまりなんだよ。」
「あっ・・・。」「・・・だめじゃん俺ら。」
「気にしたら負けだよ。あはは。」「・・・・。」
やっぱり残ったのは、何本の手持ち花火と線香花火がいっぱい。
恒例の、線香花火サバイバルをやった。 最後まで残ったもの勝ち。
「あっ、あっ、落ちる落ちる」とかいったりして、線香花火同士をぶつけ合って火の玉を落とそうとしたりして、
バトルロワイヤルをたっぷり楽しんだ。
それにしても最後の一本がポトンと落ちる瞬間の、あの虚無感はどうにかならんか。
俺も妹も、一気にテンションが落ちてた。 あたりはシーンと静まり返る。
「じゃあ、帰ろうか。」「うん。」と、また俺はうしろに妹を乗せて長い道のりを帰っていった。
なんでこんな遠いところまで来たんだろう。 激しく後悔。
「ねぇ、明日の花火大会、、誰と行くの?」と妹が話しかけてくる。
「ん、友達何人かと。」「いいなぁ~」
「あやも友達さそって行けよ」「だから、友達、いないもん。」
「・・・・。」「・・・なんかお土産、買ってきてよね。」
「いや、花火大会だし、、旅行じゃないんだから、お土産て・・・。」「なんでもいいから。」
なんだか、妹がかわいそうになってきた。でも、しかたがないじゃん。野郎軍団で遊ぶのに
自分だけ妹連れなんて、、、カギっ子小学生じゃないんだから。かこわるい。
つーか、野郎同士で花火大会ってのも悲しいけどね。
なるべく遅くならないようにしよう、と心の中で軽く誓った俺だった。
帰ってきたら、風呂も入る気力もなく、そのまま寝た。「お風呂はいんなきゃダメだよ」
って妹に体を起こされたが、「朝入るから寝させて」って俺はかたくなにベットから離れなかった。
どーせ、親がいるから一緒に入れないんだし。 今日はもういいや。
結局両親が留守の間は、毎日妹と一緒に眠った。
風呂は、、、毎日ではなかったがそこそこ入った。
でも恥ずかしがって、乳首すら俺に見せてくれなかった。
まぁいいけど。
手を出さなかったのは奇跡的と言えるだろう。
基本的にビビリな俺にとって、そのハードルを乗り越えることは困難であった。
まぁ、無理にハードルを飛び越えようとしても、勃起したジャクソンが引っかかって
ズッコケるのは目に見えているから、やめといた。
でもこの一週間で妹がかなりなついてくるようになった。
親がいるときは普通に振舞っているが、
俺と二人きりになると、急に体をくっつけてくる。 はしたない。
だからお前のぷよぷよが当たってるって。
俺のぷよぷよをくっつけて、4つ繋いで消すぞコラ。
夏休み真っ盛りのある日、俺は部活が休みで他に予定がなく、
部屋で音楽聴きながら朝からボーッとしていたとき、妹が部屋に入ってきた。
妹も何もやることがないようだ。
「どっかいこ」って妹は言う。 でも、妹と二人で、どこに行こうというのだろ。
「どこいくのよ?」と俺は聞く。 「わかんない。 どこでもいい。」だと。
「じゃー、家の中をぐるっと一周。」と俺は言う。「それでもいいよ。」だと。
おいおい、なんでも俺のいいなりかよ。
とりあえず、本当に妹と家の中を一周歩き回っておいた。
母親は、なにやってんだコイツラ的な表情で見てた。
俺の部屋に戻ってきて、「はい、終了。」って言ったら、「もっと、、、その、どこかへ、、」って。
だから俺は言ってやったよ。「じゃあ今度はあやの番。 あやがどうするか決めるんだ。」
妹は、真剣な表情でなやんでいた。
俺はそれをずーっと眺めていた。 奇妙な絵だけど、なんかいい感じだったよ。
30分くらい悩んで、やっと声を出した。
「プール」
「・・・・・プールねぇ」
自転車を二人乗りして、プールへ向かった。 マジでプールかよ。
と、思いながら、ブレーキいっぱい握り締めて、ゆっくりゆっくり下っていった。
目的地へ近づけば近づくほど妹のテンションは高くなり、
やたら俺の背中にしがみついてくるので、俺のジャクソンのテンションも高くなっていった。
ついたのは市川市民プール。 市民プールて。
お金払って、更衣室で着替えて、シャワーと腰洗い層を通過して、待っていた。
もちろん、冷水シャワーを浴びるときは、手を合わせて修行僧の真似をするのは忘れてはいけない。
10分くらいして、妹もでてきた。 妹のキャラからして、スクール水着を想像したが
普通の水着だった。 布率のそれなりの。 つまんねぇ。
「およご!およご!」と、はしゃぎまわる妹。
俺は、なんだか、兄というよりは保護者って気分だった。
市民プールだけあって、施設はショボイ。狭くはないが、遊園地系のプールにはかなわない。
2時間くらいでひととおりのプールを堪能してしまった。
俺も何気にちょっと楽しかった。
お昼になり、持ってきたビニールシートをヤシの木の下に引いて、二人でねっころがった。
でかめのタオルケットをいっしょにかけて、日なたぼっこした。
日差しとタオルケットが濡れた体にここちよい体温を与えてくれる。
妹はこっちを向いて、「あったかいねぇ」ってゴロゴロしてきた。ゴロゴロ。
おいおい、こんな公共の場所でくっつくなよ。 俺のウォータースライダーがタオルケットを持ち上げて
ある意味テーマパークができてしまうぞ。 俺はちょっと体をよじって、ごまかした。
いやな出来事は突然くるもので、偶然俺のクラスメート(♀)に出会った。
向こうは彼氏と。 俺は妹と。 しかもいっしょにタオルに包まった状態で。
「あ、みずしも来てたんだ。 こんにちわ。(←妹に向かって)」と、明らかに俺のことを違った物体で見る目で話しかけてきた。
だって、タオルに包まれているんだもの。二人して。 高校生の兄妹が。おかしいもの。そんなの。
ありえないもの。
「お、おう」と訳のわからない返事をしてた俺。
そんな俺を気遣ってくれたのか、その女はすぐに引き上げてくれた。「じゃ、また学校で。」
ああ、学校行きたくねぇーーーー。 クラス中に広まる。
俺が妹とプールでタオルに包まれてたって。
俺も油断してたよ。 けっこう近所なんだし、そこんところ警戒すべきだった。
あいつもあいつで、デートに市民プールなんてくるなよクソ。
妹は言う。「誰?あの人。友達?」と。 おいおい、さんざん俺のクラスでかわいがられてたじゃないか。
休み時間いっつもくるくせに。 「いや、あやも知ってるだろ。俺のクラスの・・・」
「ふーーん、、、ねぇ、お兄ちゃん、、今の人に、私のこと、お兄ちゃんの彼女って、、、
誤解されてないかなぁ、、、、」妹は、うれしそうに言う。
俺は思った。 こっ、こいつ、バカだ。 しかもかなり危険めな。 かわいい。かわいいのかよ!
そんなこんなで、日焼け跡がやけにしみた、ある夏の日。
夏休み中は、俺が暇なときは結構な頻度で妹と遊んだ。
プールの他は映画とかも行ったけど、高校生だから(しかも二人ともバイトとかはしてなかったから)
お金がなくて、そうそうブルジョワな事はできなかった。
地元の花火大会に連れてけとねだられたが、友達と行く約束があったので断ったら、
「それでもいいから一緒に連れて行って」だと。 んなカッコ悪いことできるわけねーじゃないの。
だから「マジで勘弁してくれ」と、土下座して許しを請うた。 「だめ!絶対いく!」と、妹。
だんだんコイツ調子に乗ってきやがったな・・・最初の頃は大人しくて従順だったのに、
いっぺんここらでチンコビンタをくらわせて立場わからせてやろうかしら。
と、カーペットに頭こすりつけながら考えてた俺。かこわる。
「じゃあこうしよう、花火セット買ってきて、二人で公園で花火やろう。ね。花火大会よりも一足先に。ね。」
と譲歩案を提出したところ、さんざん悩んで、「じゃあ、いいよ。」と、なんとか妥協してくれた。やれやれ。
まぁあんまり調子に乗るようだったら、俺の股間のロケット花火を思いっきり打ち込んでやろうと思ってたんですけどね。
チンポネタばっかだな。
花火大会の前日の夜、夕食を済ませた俺と妹は、近所のドンキーホーテへ花火を買いに行った。
BGMの「ジャングルだぁ~」のところはかならずハモらせるよう、
妹にドンキーホーテにおける最低限のマナーを躾けた。
あと、夜はジャージ姿の上級者カップルが多いので、通路を優先させることも教えた。
予算は二人合わせて3千円。 とりあえずそれなりの花火セットと着火マンを一個買って、
忙しそうにしてた持ち持ちマンに袋を持たせて、店を出た。 営業妨害ってやつだ。
さらにその足でコンビニへ、ジュースとお菓子をいくつか買って、
自転車でちょっとだけ遠くの、船橋港の近くの海沿いの公園へ向かった。
近所の公園だとロケット花火ができないから。
そんなに遠くないと思っていたけど、妹を乗せているとやけに遠くに感じた。
やっとついたときは、もはや俺的には、最後まで残った線香花火をいっぺんにつけてマターリしてる時間だった。
自転車を降りて、買ってきた十六茶を一気に飲み干して、準備をした。
「なにからやる?なにからやる?」と妹。 なんで二回言うんだ?
まずはロケット花火3連発、海に向かって発射した。
二人っきりの花火大会の開始の幕開けだ。開始の幕開けって、かぶってるな。
妹は、子供が遊ぶような手持ち花火をつけてた。
「何て書いたかわかる?」とかいいながら、空中でくるくる何かを描いてた。
それを無視して、俺は打ち上げ花火のセッティングに熱中してた。
「ねぇ、聞いている!?」と妹は、火のついたままの花火を振り回しながら俺のところによってきた。
「あ、ごめん、全然見てなかった」というと「じゃあもう一回やるよ!」ってぐるぐる花火を回す。
その花火がいつの間にか、俺が立てた打ち上げ花火の導火線に引火してたみたいで、
俺の耳元で「ドン!」っていきなり火の玉が空に向かって打ち上げられていった。
「のぁああっ」って俺と妹はアホみたいな驚き声を出してのけぞった。
「バカ。あぶねーだろ。」と俺が軽く怒ると「だって、お兄ちゃん見てくれないんだもん」と妹。
「ごめんなさいが聞こえねーな」と、俺は袋の中からねずみ花火を取り出して、火をつけた。
「おしおきだべー」と、タイムボカンのドクロベェーの真似をして妹に向かってダッシュした。
妹は「やめてー!あははは!」とかいいながら逃げる。
はたから見たら「まてー!」「うふふふ!」と、海岸を追いかけっこする絶滅危惧種保護指定モンのカップルの絵。
タイムオーバーで、ねずみ花火は俺の手からシュルシュルシュル!と火花を上げて回った。
やっぱり「のぁああっ」ってアホみたいな驚き声をあげる俺。
「えへへ。」と照れ笑いする俺。 妹は俺のところへよってきて「大丈夫?」と指をさする。
そこへねずみ花火が、パンッ!と音を立てて破裂し、二人でビクッ! ってなってた。
で、二人顔を見合わせて「あはははは」と一緒に笑った。
「お兄ちゃん、驚いた顔、かわいい。」「こいつーー、ツン(←おでこをつつく音)」
アハハハははははははははは・・・・・・・・・・・
という妄想をくりひろげていたので、妹の回してた花火の字なんてわかんなかった。
「じゃあ第二問。」って妹はまた手持ち花火に火をつけた。
「つーか、一本ずつやらんで、2本くらいまとめてやろうよ。いっぱいあるんだし。」
と、俺が筒状の10連発打ち上げ花火を両手にもって、火をつけたみせた。
スポーーン!スポーーン!と火の玉が飛んでいく。
それを見て妹も「面白そう、一個貸して。」というので、そっと手渡ししてあげた。
妹は顔をそらしながら、筒花火を空に向けた。スポーン、スポーン、、、7発くらいでたところで、終わった。
そこでなんと、妹は、終わった筒花火を握り締めながら、衝撃の発言をした。
「うわ~、いっぱい出たね~~」と。
こいつ、ワザと言ってねーか?と疑うほど、妹は恍惚の表情でいった。
小指を立てて筒花火を握っていたらパーフェクトだったんだけどね。 天然っておそろしいね。
「もう一回やる~」といいながら妹は、10連発の筒花火を探したが、もうなかったので
5連発の小さい筒花火を取り出した。
「さっきより小さいけど、これでもいっか~」だと。
「そりゃ10発も出したら小さくなるわな」って俺がボケてあげたけど、
妹は「え?」って無反応だった。前フリ逃げかよ!
「これ出来る?」と、俺はさらにもう一本出して、火をつけた。
海に向かって、やや水平に火の玉を発射した。 火の玉は、海面で3回ほどホップしていった。
「すご~い」と、妹もみようみまねで、海面へ向けたけど、1回でシュポンって情けない音と共に消えた。
「できないよ~」と、妹が泣き言をいう。 俺は最高5回ホップさせることができた。
妹のが先に終わってしまい、俺のがまだ残っていると、
「お兄ちゃんの、まだ出てる~」だと。 天然っておそろしいね。
ひととおり終わって、ベンチに座ってコンビニで買ってきた菓子を食べながら雑談してた。
「夏休みの宿題終わった?」「あ、俺9月にならないとやらないタイプだから。」
「私はもう終わったよ。」「じゃあ、俺のもやっといてよ。」
「2年生のなんてわかんないよ!」「いいんだって。適当なんだよあんなの。余裕だから。」
「お兄ちゃん、何が得意なの?」「英語、、かな。」
「すごい!じゃあ、なんか英語でしゃべって!」「・・・・フジヤーマ」
「・・・それ、英語じゃないじゃん。」「じゃあ、あやもなんか英語しゃべってみろよ。」
「え、えっ、えーっと、・・・、ま、まいねーむ、いず、アヤーカ、ミズシーマ」
「・・・・なんで自分の名前の所まで英語なまりなんだよ。」
「あっ・・・。」「・・・だめじゃん俺ら。」
「気にしたら負けだよ。あはは。」「・・・・。」
やっぱり残ったのは、何本の手持ち花火と線香花火がいっぱい。
恒例の、線香花火サバイバルをやった。 最後まで残ったもの勝ち。
「あっ、あっ、落ちる落ちる」とかいったりして、線香花火同士をぶつけ合って火の玉を落とそうとしたりして、
バトルロワイヤルをたっぷり楽しんだ。
それにしても最後の一本がポトンと落ちる瞬間の、あの虚無感はどうにかならんか。
俺も妹も、一気にテンションが落ちてた。 あたりはシーンと静まり返る。
「じゃあ、帰ろうか。」「うん。」と、また俺はうしろに妹を乗せて長い道のりを帰っていった。
なんでこんな遠いところまで来たんだろう。 激しく後悔。
「ねぇ、明日の花火大会、、誰と行くの?」と妹が話しかけてくる。
「ん、友達何人かと。」「いいなぁ~」
「あやも友達さそって行けよ」「だから、友達、いないもん。」
「・・・・。」「・・・なんかお土産、買ってきてよね。」
「いや、花火大会だし、、旅行じゃないんだから、お土産て・・・。」「なんでもいいから。」
なんだか、妹がかわいそうになってきた。でも、しかたがないじゃん。野郎軍団で遊ぶのに
自分だけ妹連れなんて、、、カギっ子小学生じゃないんだから。かこわるい。
つーか、野郎同士で花火大会ってのも悲しいけどね。
なるべく遅くならないようにしよう、と心の中で軽く誓った俺だった。
帰ってきたら、風呂も入る気力もなく、そのまま寝た。「お風呂はいんなきゃダメだよ」
って妹に体を起こされたが、「朝入るから寝させて」って俺はかたくなにベットから離れなかった。
どーせ、親がいるから一緒に入れないんだし。 今日はもういいや。
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