小説(転載) 俺も妹とやっちゃったよ 3/12
近親相姦小説
俺も妹とやっちゃったよ その3
夏休み明けの登校日。俺はちょっとだけ気が重かった。
だってクラスで一番うっさい奴(♀)にプールでの妹とのツーショットを見られたから。
まぁ、いつも休み時間とか一緒にいるのはみんなしってるから、別にほっときゃいいんだけど。
でも休みの日まで一緒に出かけてて、しかも一緒にタオルに包まれてるなんて・・・
アリかナシかで言えば、限りなくナシだろ。
いつもは妹と一緒に登校しているんだけど、今日ばかりは黙って先に出た。
とりあえずかったるい始業式が終わるまでは普通に過ごせた。
でも、体育館から帰ってきたあと、俺が男友達と教室でしゃべっていると、
奴が来た。数人の取り巻き連れて。
「みずしぃ~、こないだはど~もぉ~」
うっ、なんて、まぶしい笑顔だ。 俺は激しく目がくらんだ。
「みずしってさぁ~、ほんっっっと~~~に、あやちゃんと仲がいいねぇ~」
俺の首絞めながら奴はいう。
「何?何?真鍋、どうしたの?」俺の友達が奴に聞く。
「聞いてよ~、こないだみずしと、市民プールで会ったんだけどさぁ」
「アーーああーーああーーあーあーあーー」
俺は大声を上げて、奴の言葉を封じた。が、次の瞬間、奴の取り巻き達に羽交い絞めにされて
首を上に曲げられ気道を塞がれた。 ダチョウ倶楽部の上島のギャグが頭をよぎった。
「なんか、あやちゃんと一緒だったんだよね~」
「ふ~ん、プールまで一緒に行ってる仲なんだ。このやろ。」
「でも、みずしっていつも弁当とか妹と一緒に食ってるんだから。別にそんくれーアリじゃねーの?」
「それが! なんかビニールシート引いて~、タオルケットかけて~、一緒に抱き合ってたんだよ~!」
「何っ?マジか、みずし!」
「お前、、、とうとう犯罪者に、、、」
「あ~あ、なんかがっかりッスヨ~、水島サ~ン、、、」
意識がうすれていくなか、友達らの言葉が俺の体をズブズブ突き刺していった。
死に至る前になんとか、取り巻きの腕を振り解いた。
「真鍋っ、お前うっせーよ、いちいち報告すんなボケッ!」俺は顔を真っ赤にさせて奴に叫んだ。
「みずしぃ~、もうあやちゃんとヤっちゃったの?」
「なっ、なっ、、、んなわけねーっ、だろっ!
アイツ、友達いねーんだよ。だから、かわいそうだからプール連れてってやったんだよっ。
第一、抱き合ってなんかねーし。そんなん、タダの兄妹の、スキンシップだろ?普通だよな?な?」
俺は顔をますます真っ赤にさせて弁解した。
「みずし。みずし。お前、顔真っ赤だから無理。」
友達の指摘に、一同爆笑。 ジャムおじさんに新しい顔を焼いてもらいたいくらいだ。
ああ、なんか、無理やりカップル成立させられた小学生みたい。
次あたりは黒板に相合傘とかかかれちゃうのかしら。キャハッ。はぁ~
昼前になって、下校の時間になった。
相変わらずあやは、俺の教室へ迎えに来た。「帰るよ・・・」って。
今はマズいからぁ~~今日はこないで~~~、という俺の心の叫びは、あっさりと打ち砕かれた。
俺はダッシュで妹の所へ駆け寄り、「今日はひとりで帰ってくれ」とこっそり言った。
背後で、クスクス言われてるのが痛いほどよくわかる。
「なんで~、今日だって何も言わずに先に行ったくせに~~」
「いや、だから、マジで今日は帰れって。俺用事があるから。」
俺と妹がもめていると、奴が来た。 ダースベーダのテーマとともに。
やっぱり俺の首しめて言う。「おやおや~、痴話系っすか~?」
「あっち行ってろっ」と俺は奴の腕を振り解いた。
「あやちゃん、こないだはども!」と奴は、妹にニッコリと話しかけた。
「・・・こんにちわ。・・・・?え~~っと、、、」
さすが我が妹、人の顔を覚えることができないようだ。スバラシイ。友達も出来ないわけだ。
「ほらぁ、こないだ市民プールで会ったじゃん。私。」
「あ~、あなただったんですか。」
「ふふ、あやちゃんってお兄ちゃんと、本当仲良しだね。」
「えっ、あの、、はい。」
「お兄ちゃんのことが大好きなんだ?」
「えっ、、、、、その、、、、、」
「もうやめろって、あっち行け、バカが。」と、俺は奴の背中に膝蹴りして追い払らおうとした。
が、そのやり取りを聞いていた、友達らが群がってきた。 どんどん人が増えてくる。ああ~。
「帰ってやれよ~、おにいさまぁ~」
「おい、みずし、とりあえずアゴを中心に5~6発殴らせてくれ。」
「あ、俺も。」
俺は、わーーわーーわめき散らしてごまかした。ごまかせてないけど。
んで、妹を置いて、俺だけさっさと教室を後にした。
それにしてもあいつら、マジで小学生のノリだな。やっぱりウンコ~とか連呼すると喜ぶのだろうか?
家に帰ってきて、そのままベットに倒れこんだ。僕はもう疲れたよ、パトラッシュ。
ああ、こんなんじゃ、絶対学校で彼女できない。
失敗だったなぁ~~、今思うと、妹と風呂まで一緒に入ったものなぁ~、やばいよなぁ~。
そりゃ、妹に対して、ヤりたいと思わないなんてことはないよ。
だって、風呂入ったジャクソンだって激しく反抗期になってたし。
一緒に寝てるときだって、かわいい、って素直に思った。でも、ああいう風に回りに冷やかされると
なんだかなぁ~~、、、おぢさん、ちょっと妹をうっとおしく感じてきちゃったよ~。
ちょっとしたら、妹も帰ってきた。
帰ってくるなり俺の部屋に来て、「お兄ちゃん、なんで先に帰っちゃうの。」とのこと。
俺はとっさに寝たフリをした。
「・・・・、寝たふりでしょ?」・・・なんでコイツ、余計なところは察しがいいんだ?
それでも俺はかたくなに、寝たふりを続けた。 なんか口利くのがすっごく疲れると思ったから。
「・・・本当に寝てるの・・・?」俺のところに来て、俺の顔をじっと見つめてくる。
薄目を開けたらバレるかな・・・。そう思いつつも、ちょっとだけ開けてみようとした。
その時、妹は俺と一緒に、横になりだした。 で、俺にぴったりくっついて、、、、そのまま寝息を立ててしまった。
ハァ? よくわからん衝撃が体をよぎった。 俊介が代表もれしたくらいわけわからん衝撃だった。
俺は薄目を開けてみた。妹の顔が間近にあった。 うん、これは確かに妹の顔だ。
確認したあと、俺は動くに動けなくなって、結局そのまま30分くらいじっとしてた。
で、いつの間にか、眠っていた。
夢を見た。
俺が薄明かりの中、一人でたたずんでいる。ちょっと離れたところに、数人の人影。
顔ははっきりとわからなかったけど、俺の好きな人。
そしてその周りには、俺の大切な友人たち。 楽しそうにおしゃべりしてる。
だけど、俺と彼らの間には大きなガラスの壁が。
好きな人と友人たちは、楽しそうに談笑しながら向こうへ行ってしまう。
俺も一緒に行きたい。でもガラスの壁がそれを阻む。 向こうへ行けない・・・
彼らの笑い声と共に、姿もだんだん小さくなっていく。
俺は何も出来ずにただただ、ぶ厚く冷たいガラスを叩くだけ。
「置いてかないでくれよ」って声に出したかったけど、声も出なかった。
俺のことをだれも気づいてくれなかった。
彼らの声は完全に消えた頃、ガラスを叩く音だけが、やけに響き渡っていた。
悔しさと寂しさが入り混じって、、、目が覚めた。
目が覚めて少しだけ頭を起こすと、妹と添い寝したままだった。
「お兄ちゃん、起きた?」 ・・・びっくりした。妹はすでに起きていた。
もう窓の外は真っ暗で、部屋も真っ暗。
外を流れる車のヘッドライトのおかげで、妹の顔がわかる。
俺はまだ夢の出来事に、半分ボーゼンとしていたまま。
「・・・お兄ちゃん」
「んん」
「なんで今日一緒に帰ってくれなかったの?」
「・・・え。」
「・・・なんで?」
「・・・・なんでって。」
「・・・私のこと、怒ってるの?」
「・・・何も怒ってないよ・・・」
「じゃあ、どうして・・・」
「・・・」
「・・・私のこと、嫌いになった?」
「・・・嫌いじゃ・・・ないよ・・・好きだよ・・」
あんな夢を見た後だったから、俺はつい言ってしまった。
『妹として』好きだよって意味だったのかもしれないけど、
だれでもいいからそばにいて欲しかったのかもしれない。
5:5くらいの割合かもしれない。
「・・・本当?」
「うん、本当だよ・・・あやのこと好きだよ」
まだ俺の頭はボーっとしていた。
妹が強くしがみついて来る感触だけはわかった。
時間にしたら5分程度だったかもしれないけれど、ずいぶん長い間抱き合ってた気がする。
ちょっとだけ、夢から覚めてきた。
まだ寝起き状態だったけど、なんか変な展開になってきているのが、だんだん解ってきた。
でも、そのままなし崩し的に、妹のことを好きと思う気持ちを続けようと思った。
寝起きの頭で深く考えるのはめんどくさいから。
すごく体が熱くなってきた。
気がついたら、俺も妹も、制服のままだった。
「熱いから、、、上着脱ぐ。」
それだけ言って、Yシャツごとブレザーを脱ぎ捨てて、上半身裸でまた横になった。
「お前も制服、脱げば?」
というと、妹も素直に制服を脱いだ。しかもやっぱりYシャツごと。
妹も上は下着だけになって、また俺に抱きついてくる。
素肌に当たるシーツのひんやり感と、妹の素肌の暖かさが、
寝ぼけまなこに輪をかけて、心地よくなってきた。
「私も・・・お兄ちゃんのこと、好きだよ・・」
妹の言葉に、つい、俺は妹と目が合ってしまった。
うす暗な部屋の中で、顔と顔が1cmくらいしか離れていなかった。
息づかいも聞こえてくる。
どっちかが近づけたわけじゃないけど、自然と、妹の唇と俺の唇が重なっていた。
体が触れている部分はいっぱいあるけど、唇からが一番、体温が伝わってくる感じだ。
もう俺の体と妹の体は、空気の隙間もないくらいにぴったりくっついていた。
俺は唇を少しずつ動かしてみた。
妹の唇を左右にゆっくり揺らしてみたり、妹の下唇をはさんでみたりしてた。
「・・・ん・・・ふっ」
時折妹の口からもれる、呼吸だか、ため息だかの声が、異様に俺を興奮させた。
ゆっくりゆっくり、びっくりさせないように、
俺は慎重に舌を差し込んだ。 その舌先は、すぐに妹の舌に当たった。
妹は少し体をピクッとさせたけど、さらに強い力で抱きついてきた。
舌の周りをくるくる回して、絡ませた。
そのうち妹の方からも、ゆっくりと舌を動かしてきた。
リズムはバラバラだったけど、お互いにくるくる回しあって、お互いに体温を感じあった。
くっついては離れ、離れてはくっつく舌同士にいとおしさを感じていた。
俺のつばと妹のつばが入り混じって、くちゅくちゅ音を立てるから
妹の耳を塞いで、頭の中でその音を反響させてあげた。
気がつけば、とうとう足までからませあってた。
頭がだんだんバカになってくる。
今激しくキスしあってる相手は妹なのに。
確かに一緒に風呂入ったり、一緒に添い寝したり、可愛いと思ったり、してたさ。
でも、それにしてはなんでこんなに興奮してるんだ。
もうどうにでもなれ。
俺は妹の胸に左の手のひらをあてがった。
そして、ゆっくりゆっくり、動かす。 その動きにあわせて、小刻みに震える妹。
唇を離して、ぼんやりした目で俺の顔をじっと見つめてきた。
なんかすごく照れくさくなり、視線をそらすために、また唇に吸い付いた。
ちょっとずつ体勢を変えていって、妹を仰向けにしてやり、俺が斜め上から覆いかぶさる感じに。
胸をいろんな角度から揺らしながら、唇から首筋や耳の辺りにまで自分の唇を移動していった。
時折目があって、目が合うたびに唇を舐めあった。
妹の息遣いも荒くなってきて、息がもれるタイミングと呼吸のタイミングが会わずに
時折、切なげな声を出す。 どう感じているのかはわからないけど、
自分の中で「それは気持ちいいからだ」と勝手に決め付けて、勝手に興奮を高めていった。
で、いよいよブラジャーをはずしにかかろうとしたとき、妹がすごい勢いでしがみついてきた。
「ちょ、ちょっ、ちょっと、・・・、まって・・・・」
え?ここでヤメロって?それは無理だろ。
「え?どうした?」俺はボーッとした表情で言った。
しがみつく妹をゆっくり離して、両手でほっぺたを押さえて妹の目を見つめた。
「・・なんでも、ないけど・・・、ちょっと、まって・・」
「・・やだ?」
「・・や、じゃない、・・、けど・・」
顔が真っ赤になりながら妹は、なんとか言葉に出している感じでしゃべった。
「・・やじゃないけど・・・でも・・・」
もう一度それだけ言うと、妹からキスしてきた。でもギュッと抱きついたまま。
これでは、脱がせられない。
俺はもはや、止まれなくて、どうしよう強引にいってしまおうか、とまでも考えていた。
その時、玄関で物音がした。 誰かが帰ってきた・・・?
声からして、両親だった。
俺と妹はあわてて服を着て、で、ダッシュで部屋を出た。
あれ?今まで親は出かけていたのか?
時計を見たら、夜7時。
それならそれで、ラッキーだったのかもしれない。
さっきの場面、下の階に親がいると考えたら、、、、ガクガクブルブルだったな。
「ただいまなんだけど、母さんたち、またこれからしばらく留守にしなきゃならないの。」
「なんでよ?」
「ちょっとまた、北海道のおじさんのところへ、でかけなきゃいけなくなったの。これからすぐ。」
「え?どうしたっての?」
「・・・ともかく、また1週間ほど、家あけるけど、お金置いていくから、留守番よろしくね。」
「・・・うん・・?」
「今日の夕食は用意しておいたからね、あっためて食べなさい。」「じゃ、たかひろ、あやか、留守番頼むな。」
「・・・うん。 ねぇ、マジで何が起きたの?」
「なんでもない。心配するようなことじゃない。」
「・・・あそう・・・」
いったい、どうしたというのだろう。
こないだおじさんの葬式終わったばかりじゃないか。
そういって、両親は、またでかいトランクに荷物をいれて、帰ってきて1時間くらいでまた出かけてしまった。
再び俺と妹は、広い家の中でふたりっきりになった。
夏休み明けの登校日。俺はちょっとだけ気が重かった。
だってクラスで一番うっさい奴(♀)にプールでの妹とのツーショットを見られたから。
まぁ、いつも休み時間とか一緒にいるのはみんなしってるから、別にほっときゃいいんだけど。
でも休みの日まで一緒に出かけてて、しかも一緒にタオルに包まれてるなんて・・・
アリかナシかで言えば、限りなくナシだろ。
いつもは妹と一緒に登校しているんだけど、今日ばかりは黙って先に出た。
とりあえずかったるい始業式が終わるまでは普通に過ごせた。
でも、体育館から帰ってきたあと、俺が男友達と教室でしゃべっていると、
奴が来た。数人の取り巻き連れて。
「みずしぃ~、こないだはど~もぉ~」
うっ、なんて、まぶしい笑顔だ。 俺は激しく目がくらんだ。
「みずしってさぁ~、ほんっっっと~~~に、あやちゃんと仲がいいねぇ~」
俺の首絞めながら奴はいう。
「何?何?真鍋、どうしたの?」俺の友達が奴に聞く。
「聞いてよ~、こないだみずしと、市民プールで会ったんだけどさぁ」
「アーーああーーああーーあーあーあーー」
俺は大声を上げて、奴の言葉を封じた。が、次の瞬間、奴の取り巻き達に羽交い絞めにされて
首を上に曲げられ気道を塞がれた。 ダチョウ倶楽部の上島のギャグが頭をよぎった。
「なんか、あやちゃんと一緒だったんだよね~」
「ふ~ん、プールまで一緒に行ってる仲なんだ。このやろ。」
「でも、みずしっていつも弁当とか妹と一緒に食ってるんだから。別にそんくれーアリじゃねーの?」
「それが! なんかビニールシート引いて~、タオルケットかけて~、一緒に抱き合ってたんだよ~!」
「何っ?マジか、みずし!」
「お前、、、とうとう犯罪者に、、、」
「あ~あ、なんかがっかりッスヨ~、水島サ~ン、、、」
意識がうすれていくなか、友達らの言葉が俺の体をズブズブ突き刺していった。
死に至る前になんとか、取り巻きの腕を振り解いた。
「真鍋っ、お前うっせーよ、いちいち報告すんなボケッ!」俺は顔を真っ赤にさせて奴に叫んだ。
「みずしぃ~、もうあやちゃんとヤっちゃったの?」
「なっ、なっ、、、んなわけねーっ、だろっ!
アイツ、友達いねーんだよ。だから、かわいそうだからプール連れてってやったんだよっ。
第一、抱き合ってなんかねーし。そんなん、タダの兄妹の、スキンシップだろ?普通だよな?な?」
俺は顔をますます真っ赤にさせて弁解した。
「みずし。みずし。お前、顔真っ赤だから無理。」
友達の指摘に、一同爆笑。 ジャムおじさんに新しい顔を焼いてもらいたいくらいだ。
ああ、なんか、無理やりカップル成立させられた小学生みたい。
次あたりは黒板に相合傘とかかかれちゃうのかしら。キャハッ。はぁ~
昼前になって、下校の時間になった。
相変わらずあやは、俺の教室へ迎えに来た。「帰るよ・・・」って。
今はマズいからぁ~~今日はこないで~~~、という俺の心の叫びは、あっさりと打ち砕かれた。
俺はダッシュで妹の所へ駆け寄り、「今日はひとりで帰ってくれ」とこっそり言った。
背後で、クスクス言われてるのが痛いほどよくわかる。
「なんで~、今日だって何も言わずに先に行ったくせに~~」
「いや、だから、マジで今日は帰れって。俺用事があるから。」
俺と妹がもめていると、奴が来た。 ダースベーダのテーマとともに。
やっぱり俺の首しめて言う。「おやおや~、痴話系っすか~?」
「あっち行ってろっ」と俺は奴の腕を振り解いた。
「あやちゃん、こないだはども!」と奴は、妹にニッコリと話しかけた。
「・・・こんにちわ。・・・・?え~~っと、、、」
さすが我が妹、人の顔を覚えることができないようだ。スバラシイ。友達も出来ないわけだ。
「ほらぁ、こないだ市民プールで会ったじゃん。私。」
「あ~、あなただったんですか。」
「ふふ、あやちゃんってお兄ちゃんと、本当仲良しだね。」
「えっ、あの、、はい。」
「お兄ちゃんのことが大好きなんだ?」
「えっ、、、、、その、、、、、」
「もうやめろって、あっち行け、バカが。」と、俺は奴の背中に膝蹴りして追い払らおうとした。
が、そのやり取りを聞いていた、友達らが群がってきた。 どんどん人が増えてくる。ああ~。
「帰ってやれよ~、おにいさまぁ~」
「おい、みずし、とりあえずアゴを中心に5~6発殴らせてくれ。」
「あ、俺も。」
俺は、わーーわーーわめき散らしてごまかした。ごまかせてないけど。
んで、妹を置いて、俺だけさっさと教室を後にした。
それにしてもあいつら、マジで小学生のノリだな。やっぱりウンコ~とか連呼すると喜ぶのだろうか?
家に帰ってきて、そのままベットに倒れこんだ。僕はもう疲れたよ、パトラッシュ。
ああ、こんなんじゃ、絶対学校で彼女できない。
失敗だったなぁ~~、今思うと、妹と風呂まで一緒に入ったものなぁ~、やばいよなぁ~。
そりゃ、妹に対して、ヤりたいと思わないなんてことはないよ。
だって、風呂入ったジャクソンだって激しく反抗期になってたし。
一緒に寝てるときだって、かわいい、って素直に思った。でも、ああいう風に回りに冷やかされると
なんだかなぁ~~、、、おぢさん、ちょっと妹をうっとおしく感じてきちゃったよ~。
ちょっとしたら、妹も帰ってきた。
帰ってくるなり俺の部屋に来て、「お兄ちゃん、なんで先に帰っちゃうの。」とのこと。
俺はとっさに寝たフリをした。
「・・・・、寝たふりでしょ?」・・・なんでコイツ、余計なところは察しがいいんだ?
それでも俺はかたくなに、寝たふりを続けた。 なんか口利くのがすっごく疲れると思ったから。
「・・・本当に寝てるの・・・?」俺のところに来て、俺の顔をじっと見つめてくる。
薄目を開けたらバレるかな・・・。そう思いつつも、ちょっとだけ開けてみようとした。
その時、妹は俺と一緒に、横になりだした。 で、俺にぴったりくっついて、、、、そのまま寝息を立ててしまった。
ハァ? よくわからん衝撃が体をよぎった。 俊介が代表もれしたくらいわけわからん衝撃だった。
俺は薄目を開けてみた。妹の顔が間近にあった。 うん、これは確かに妹の顔だ。
確認したあと、俺は動くに動けなくなって、結局そのまま30分くらいじっとしてた。
で、いつの間にか、眠っていた。
夢を見た。
俺が薄明かりの中、一人でたたずんでいる。ちょっと離れたところに、数人の人影。
顔ははっきりとわからなかったけど、俺の好きな人。
そしてその周りには、俺の大切な友人たち。 楽しそうにおしゃべりしてる。
だけど、俺と彼らの間には大きなガラスの壁が。
好きな人と友人たちは、楽しそうに談笑しながら向こうへ行ってしまう。
俺も一緒に行きたい。でもガラスの壁がそれを阻む。 向こうへ行けない・・・
彼らの笑い声と共に、姿もだんだん小さくなっていく。
俺は何も出来ずにただただ、ぶ厚く冷たいガラスを叩くだけ。
「置いてかないでくれよ」って声に出したかったけど、声も出なかった。
俺のことをだれも気づいてくれなかった。
彼らの声は完全に消えた頃、ガラスを叩く音だけが、やけに響き渡っていた。
悔しさと寂しさが入り混じって、、、目が覚めた。
目が覚めて少しだけ頭を起こすと、妹と添い寝したままだった。
「お兄ちゃん、起きた?」 ・・・びっくりした。妹はすでに起きていた。
もう窓の外は真っ暗で、部屋も真っ暗。
外を流れる車のヘッドライトのおかげで、妹の顔がわかる。
俺はまだ夢の出来事に、半分ボーゼンとしていたまま。
「・・・お兄ちゃん」
「んん」
「なんで今日一緒に帰ってくれなかったの?」
「・・・え。」
「・・・なんで?」
「・・・・なんでって。」
「・・・私のこと、怒ってるの?」
「・・・何も怒ってないよ・・・」
「じゃあ、どうして・・・」
「・・・」
「・・・私のこと、嫌いになった?」
「・・・嫌いじゃ・・・ないよ・・・好きだよ・・」
あんな夢を見た後だったから、俺はつい言ってしまった。
『妹として』好きだよって意味だったのかもしれないけど、
だれでもいいからそばにいて欲しかったのかもしれない。
5:5くらいの割合かもしれない。
「・・・本当?」
「うん、本当だよ・・・あやのこと好きだよ」
まだ俺の頭はボーっとしていた。
妹が強くしがみついて来る感触だけはわかった。
時間にしたら5分程度だったかもしれないけれど、ずいぶん長い間抱き合ってた気がする。
ちょっとだけ、夢から覚めてきた。
まだ寝起き状態だったけど、なんか変な展開になってきているのが、だんだん解ってきた。
でも、そのままなし崩し的に、妹のことを好きと思う気持ちを続けようと思った。
寝起きの頭で深く考えるのはめんどくさいから。
すごく体が熱くなってきた。
気がついたら、俺も妹も、制服のままだった。
「熱いから、、、上着脱ぐ。」
それだけ言って、Yシャツごとブレザーを脱ぎ捨てて、上半身裸でまた横になった。
「お前も制服、脱げば?」
というと、妹も素直に制服を脱いだ。しかもやっぱりYシャツごと。
妹も上は下着だけになって、また俺に抱きついてくる。
素肌に当たるシーツのひんやり感と、妹の素肌の暖かさが、
寝ぼけまなこに輪をかけて、心地よくなってきた。
「私も・・・お兄ちゃんのこと、好きだよ・・」
妹の言葉に、つい、俺は妹と目が合ってしまった。
うす暗な部屋の中で、顔と顔が1cmくらいしか離れていなかった。
息づかいも聞こえてくる。
どっちかが近づけたわけじゃないけど、自然と、妹の唇と俺の唇が重なっていた。
体が触れている部分はいっぱいあるけど、唇からが一番、体温が伝わってくる感じだ。
もう俺の体と妹の体は、空気の隙間もないくらいにぴったりくっついていた。
俺は唇を少しずつ動かしてみた。
妹の唇を左右にゆっくり揺らしてみたり、妹の下唇をはさんでみたりしてた。
「・・・ん・・・ふっ」
時折妹の口からもれる、呼吸だか、ため息だかの声が、異様に俺を興奮させた。
ゆっくりゆっくり、びっくりさせないように、
俺は慎重に舌を差し込んだ。 その舌先は、すぐに妹の舌に当たった。
妹は少し体をピクッとさせたけど、さらに強い力で抱きついてきた。
舌の周りをくるくる回して、絡ませた。
そのうち妹の方からも、ゆっくりと舌を動かしてきた。
リズムはバラバラだったけど、お互いにくるくる回しあって、お互いに体温を感じあった。
くっついては離れ、離れてはくっつく舌同士にいとおしさを感じていた。
俺のつばと妹のつばが入り混じって、くちゅくちゅ音を立てるから
妹の耳を塞いで、頭の中でその音を反響させてあげた。
気がつけば、とうとう足までからませあってた。
頭がだんだんバカになってくる。
今激しくキスしあってる相手は妹なのに。
確かに一緒に風呂入ったり、一緒に添い寝したり、可愛いと思ったり、してたさ。
でも、それにしてはなんでこんなに興奮してるんだ。
もうどうにでもなれ。
俺は妹の胸に左の手のひらをあてがった。
そして、ゆっくりゆっくり、動かす。 その動きにあわせて、小刻みに震える妹。
唇を離して、ぼんやりした目で俺の顔をじっと見つめてきた。
なんかすごく照れくさくなり、視線をそらすために、また唇に吸い付いた。
ちょっとずつ体勢を変えていって、妹を仰向けにしてやり、俺が斜め上から覆いかぶさる感じに。
胸をいろんな角度から揺らしながら、唇から首筋や耳の辺りにまで自分の唇を移動していった。
時折目があって、目が合うたびに唇を舐めあった。
妹の息遣いも荒くなってきて、息がもれるタイミングと呼吸のタイミングが会わずに
時折、切なげな声を出す。 どう感じているのかはわからないけど、
自分の中で「それは気持ちいいからだ」と勝手に決め付けて、勝手に興奮を高めていった。
で、いよいよブラジャーをはずしにかかろうとしたとき、妹がすごい勢いでしがみついてきた。
「ちょ、ちょっ、ちょっと、・・・、まって・・・・」
え?ここでヤメロって?それは無理だろ。
「え?どうした?」俺はボーッとした表情で言った。
しがみつく妹をゆっくり離して、両手でほっぺたを押さえて妹の目を見つめた。
「・・なんでも、ないけど・・・、ちょっと、まって・・」
「・・やだ?」
「・・や、じゃない、・・、けど・・」
顔が真っ赤になりながら妹は、なんとか言葉に出している感じでしゃべった。
「・・やじゃないけど・・・でも・・・」
もう一度それだけ言うと、妹からキスしてきた。でもギュッと抱きついたまま。
これでは、脱がせられない。
俺はもはや、止まれなくて、どうしよう強引にいってしまおうか、とまでも考えていた。
その時、玄関で物音がした。 誰かが帰ってきた・・・?
声からして、両親だった。
俺と妹はあわてて服を着て、で、ダッシュで部屋を出た。
あれ?今まで親は出かけていたのか?
時計を見たら、夜7時。
それならそれで、ラッキーだったのかもしれない。
さっきの場面、下の階に親がいると考えたら、、、、ガクガクブルブルだったな。
「ただいまなんだけど、母さんたち、またこれからしばらく留守にしなきゃならないの。」
「なんでよ?」
「ちょっとまた、北海道のおじさんのところへ、でかけなきゃいけなくなったの。これからすぐ。」
「え?どうしたっての?」
「・・・ともかく、また1週間ほど、家あけるけど、お金置いていくから、留守番よろしくね。」
「・・・うん・・?」
「今日の夕食は用意しておいたからね、あっためて食べなさい。」「じゃ、たかひろ、あやか、留守番頼むな。」
「・・・うん。 ねぇ、マジで何が起きたの?」
「なんでもない。心配するようなことじゃない。」
「・・・あそう・・・」
いったい、どうしたというのだろう。
こないだおじさんの葬式終わったばかりじゃないか。
そういって、両親は、またでかいトランクに荷物をいれて、帰ってきて1時間くらいでまた出かけてしまった。
再び俺と妹は、広い家の中でふたりっきりになった。
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