小説(転載) 俺も妹とやっちゃったよ 10/12
近親相姦小説
俺も妹とやっちゃったよ その10
家に帰ると、ウチの両親はまだ帰っていなかった。
なのに家中の電気がついている。
リビングのテレビもつけっぱなし。トイレもお風呂場も。
家全体が明るかった。
2階に上がると妹の部屋から、いつもより大きめのテレビの音。
「あや~?」
と部屋のドアを開けると、妹は行儀よく座ってテレビを見ていた。
「何?」
「あ、あのさ、今日はゴメンね。」
「・・・別にいいよ。」
よく見ると、妹の目、まだ真っ赤。
「・・・あ、なんで家中、電気つけてんの?」
「怖いから。」
「あ、あ、そうか。そうか。」
「・・・・」
「あ、そうだ、これ。ほら。クリスマスプレゼント。」
俺はポケットから包みを取り出して妹に見せた。
妹はまた悲しそうな顔をして
「・・・・いらない。」
といって、またテレビの方に顔を向けた。
・・・・・。
「え?なんでだよ。」
「いらないったらいらない。 別にいいよ。」
「せっかく買ってきたのに。」
「いらな・・・い・・・」
突然妹は、顔をくずして涙をぽろぽろこぼし始めた。
グズッって音を鳴らして、必死にテレビを見るために目を開けていようとする妹。
「・・・あや、だからゴメンって。」
「・・い・・らない。」
「・・じゃあ、これ、ここに置いておくよ。」
腕輪の包みをテーブルの上において、部屋を出ようとした。
「いらない」
妹はそればっか言ってる。涙が止まらない。
もう見ていられなくて、そのまま自分の部屋に戻った。
冬休み中は、部活いったり真鍋と遊んだりとで
妹の顔はほとんど見なかった。
大晦日も真鍋と過ごして、お正月は昼まで寝ていた。
けっこう楽しいイベントを過ごしていたのに、心にあいた、ぽっかりホール。
これでよかった。 よかったと思い込もう。
1月4日の夜。 母に呼ばれて、俺だけリビングに行った。
父と母が俺の前にならんで腰掛けて、なんか面接を受けているようなポジション。
何故か、他愛の無い雑談からスタートした。
最近どう?なんて聞かれても、つい3日前に新年の挨拶したばかりじゃねーか。
あと、あやかが最近元気がないことを心配された。
心当たりありまくりの俺は、必死にとぼけておいた。
父が口を開く。
「とりあえず、まずはお前にだけ伝えておこうと思うんだけど・・・」
「何?」
「父さんの事務所な、最近景気が悪くて、・・・、その、潰れてしまうんだ。」
「えっ。」
父さんと倒産をかけたダジャレかな?と、必死に現実逃避を図った。
母が言う。
「私達ね、なんとかお金を作ろうと頑張ったんだけど、やっぱりダメだったの。」
最近二人とも家を空けることが多かったのは、金策にでも走っていたのだろうか?
詳しい事はそれ以上聞いていない。っていうか聞きたくなかった。
「それで、・・・、これは母さんともじっくり話し合った結果なんだけど・・・」
「・・・」
「父さんたち、・・・・、離婚、することに・・」
言葉が出なかった。
「何で? 何で?」
「話し合った結果なんだ。」
「え? 父さんの事務所がつぶれて、借金が出来て、・・・・、なんでそれで離婚?
意味わかんないんだけど? 何で?」
母は涙目になりつつ、ぐっと堪えて、静かに言った。
「借金のせいだけじゃないのよ・・・」
すると父は声を荒げて、
「英子、それ以上はたかひろに言う事じゃないだろ!」
部屋の中が、一気に凍りついた。
「あ、あのさ、・・・、俺お年玉返すよ・・・だから・・・」
ショックのあまり俺は本気でバカなことを言った。
自分でも何言ってるかわかってない。
父はあきれて、
「それはとっとけ、お前のこずかいだから。」
と静かに言った。
またしばらく無言が続いた。
俺は聞いてみた。
「じゃあ、この家はどうなるの?」
父が答える。
「この家は売りにだす。 もっと安いアパートとか借りるだろうな。」
「俺やあやかはどうなるの?」
父は、静かに答える。
「お前は俺と暮らす。 あやかは・・・、英子が引き取る。」
・・・・・
1999年の初め。 ソファーに体を預けたまま、俺はボーゼンとしていた。
冬休み明け。
センター試験までもう何日も無いって時、俺はそれどころではなかった。
両親からあんな告白を受けたあとだから。
父は
「お金のことは心配しなくていいから、お前は大学受験だけに専念しろ。」
なんて言っていたけど、そんなことは問題じゃないんだって。
もう受験のことよりも、妹と離ればなれになるという事で
頭がいっぱいいっぱい。
予定では、2月の頭にごろに引越しをするらしい。
俺と父は父の知人が経営している近くのアパートへ移るだけなので
俺は高校を転校しなくてすむが、妹達は母の実家近くへ帰るとのこと。
簡単に会える距離ではない。
妹は、クリスマス以来一言も口を利いてくれないし、ろくに顔もあわせてくれない。
はっきり言って以前よりも数段と元気がない様子だから
両親も離婚することを言えないままだった。
俺もしばらくは妹には言わないほうがいいと言っておいたし。
思い切って真鍋に言ってみた。
両親が離婚すること。
それによって家族がバラバラになること。
単なる、「そういえばウチさぁ・・・」で始まる「雑談」のような感じで言ってみたんだけど
俺にとっては「相談」のような気持ちでこのことを話してみた。
妹と離れ離れになることを嫌がっている気持ちは抑えて話したのに、
「何?あやちゃんと離ればなれになるのがいやなんだ?」
なんて俺の心をズバっと言い当ててくる。
「いや、別にそういうわけじゃないけどさ。」
「無理しなくてもいいよ。」
「無理してないよ。 ただそういう家族のトラブルでちょっとまいってるだけだよ。」
「兄妹として、離ればなれになるのがいやだっていうならあたしは別にかまわない。」
「え?」
「でもさ、もし、それとは、また別なアレで、みずしがブルーになってるのなら・・・」
「別なアレって・・」
「・・・あ、なんでもない、忘れて。」
「別にアレも何も無いよ。」
「・・・で、みずしは・・どこかへ引っ越すの?」
「ああ、家を引っ越すことは引っ越すけど、学校は転校しないよ。結構近所だし。」
「よかった。」
「よくないよ。」
「あたしはよかったって思ったけど?」
「・・・うん。」
「大変だけど、これから受験とかあるんだし、がんばってこーよ!
家庭の事情とかにあたしが何か言えるわけじゃないけどさ。」
「うん。受験とかどうでもいいんだけどね。」
「ウチラのレベルじゃあ、たいした所いけそーもないよね。あはは。」
真鍋に話してちょっと気が楽になったのか、
俺は調子に乗ってクラスの友達らにもしゃべった。
(父の事務所が潰れたことまでは、
しょーもない同情とかさせたくなかったので友達にも真鍋にも言わなかったけど。)
「じゃあ、愛しい妹ともお別れなのか。かなしーな、お兄さん。」
「あれからあやちゃんとお昼一緒に食べないね。」
「そういえば、妹さんとは別れたんだっけ?」
「最後くらい仲直りしときなよう。」
・・・なぜか妹ネタの流れになってしまった。当然といえば当然か。
そんな会話の途中、真鍋が俺のところにやってきて
「みずし、明後日の土曜日さぁ、用事ある?」
とか言ってきた。
「え?なんもないけど?」
「いい店みっけたんだよね。つーか図書館なんだけど。勉強やるよ。」
「店て・・おいおい。」
「そろそろちゃんと勉強しないと一緒の大学は入れないでしょ?」
それを聞いて、周りは
「え?真鍋とみずしって付き合ってんの?」
とかざわめく。 気づいてなかったのか?
といっても付き合いだしたのクリスマス前からだから、まだ知らんかったか。
真鍋は
「あ、ごめん、うちら超ラブラブだから。」と高々と宣言する始末。
「こんなところで何言ってんだよ、こっ恥ずかしい・・・」と真鍋を軽く睨む俺。
すると流れは一気に妹vs真鍋な感じになった。
「妹と二股かけてんのか?」
「バトルってますね~」
「ガチンコだったら『一体どうなってしまうのか~』ってナレーション入るな。絶対。」
「おい、みずし、とりあえずアゴを中心に5~6発殴らせてくれ。」
「あ、俺も。」
さっきまで妹と別れたって言ってたじゃねーか。
また俺アゴのあたりを殴られるのかよ。
真鍋のバカも何も公表することないのに、はぁ。
家に帰ると、ウチの両親はまだ帰っていなかった。
なのに家中の電気がついている。
リビングのテレビもつけっぱなし。トイレもお風呂場も。
家全体が明るかった。
2階に上がると妹の部屋から、いつもより大きめのテレビの音。
「あや~?」
と部屋のドアを開けると、妹は行儀よく座ってテレビを見ていた。
「何?」
「あ、あのさ、今日はゴメンね。」
「・・・別にいいよ。」
よく見ると、妹の目、まだ真っ赤。
「・・・あ、なんで家中、電気つけてんの?」
「怖いから。」
「あ、あ、そうか。そうか。」
「・・・・」
「あ、そうだ、これ。ほら。クリスマスプレゼント。」
俺はポケットから包みを取り出して妹に見せた。
妹はまた悲しそうな顔をして
「・・・・いらない。」
といって、またテレビの方に顔を向けた。
・・・・・。
「え?なんでだよ。」
「いらないったらいらない。 別にいいよ。」
「せっかく買ってきたのに。」
「いらな・・・い・・・」
突然妹は、顔をくずして涙をぽろぽろこぼし始めた。
グズッって音を鳴らして、必死にテレビを見るために目を開けていようとする妹。
「・・・あや、だからゴメンって。」
「・・い・・らない。」
「・・じゃあ、これ、ここに置いておくよ。」
腕輪の包みをテーブルの上において、部屋を出ようとした。
「いらない」
妹はそればっか言ってる。涙が止まらない。
もう見ていられなくて、そのまま自分の部屋に戻った。
冬休み中は、部活いったり真鍋と遊んだりとで
妹の顔はほとんど見なかった。
大晦日も真鍋と過ごして、お正月は昼まで寝ていた。
けっこう楽しいイベントを過ごしていたのに、心にあいた、ぽっかりホール。
これでよかった。 よかったと思い込もう。
1月4日の夜。 母に呼ばれて、俺だけリビングに行った。
父と母が俺の前にならんで腰掛けて、なんか面接を受けているようなポジション。
何故か、他愛の無い雑談からスタートした。
最近どう?なんて聞かれても、つい3日前に新年の挨拶したばかりじゃねーか。
あと、あやかが最近元気がないことを心配された。
心当たりありまくりの俺は、必死にとぼけておいた。
父が口を開く。
「とりあえず、まずはお前にだけ伝えておこうと思うんだけど・・・」
「何?」
「父さんの事務所な、最近景気が悪くて、・・・、その、潰れてしまうんだ。」
「えっ。」
父さんと倒産をかけたダジャレかな?と、必死に現実逃避を図った。
母が言う。
「私達ね、なんとかお金を作ろうと頑張ったんだけど、やっぱりダメだったの。」
最近二人とも家を空けることが多かったのは、金策にでも走っていたのだろうか?
詳しい事はそれ以上聞いていない。っていうか聞きたくなかった。
「それで、・・・、これは母さんともじっくり話し合った結果なんだけど・・・」
「・・・」
「父さんたち、・・・・、離婚、することに・・」
言葉が出なかった。
「何で? 何で?」
「話し合った結果なんだ。」
「え? 父さんの事務所がつぶれて、借金が出来て、・・・・、なんでそれで離婚?
意味わかんないんだけど? 何で?」
母は涙目になりつつ、ぐっと堪えて、静かに言った。
「借金のせいだけじゃないのよ・・・」
すると父は声を荒げて、
「英子、それ以上はたかひろに言う事じゃないだろ!」
部屋の中が、一気に凍りついた。
「あ、あのさ、・・・、俺お年玉返すよ・・・だから・・・」
ショックのあまり俺は本気でバカなことを言った。
自分でも何言ってるかわかってない。
父はあきれて、
「それはとっとけ、お前のこずかいだから。」
と静かに言った。
またしばらく無言が続いた。
俺は聞いてみた。
「じゃあ、この家はどうなるの?」
父が答える。
「この家は売りにだす。 もっと安いアパートとか借りるだろうな。」
「俺やあやかはどうなるの?」
父は、静かに答える。
「お前は俺と暮らす。 あやかは・・・、英子が引き取る。」
・・・・・
1999年の初め。 ソファーに体を預けたまま、俺はボーゼンとしていた。
冬休み明け。
センター試験までもう何日も無いって時、俺はそれどころではなかった。
両親からあんな告白を受けたあとだから。
父は
「お金のことは心配しなくていいから、お前は大学受験だけに専念しろ。」
なんて言っていたけど、そんなことは問題じゃないんだって。
もう受験のことよりも、妹と離ればなれになるという事で
頭がいっぱいいっぱい。
予定では、2月の頭にごろに引越しをするらしい。
俺と父は父の知人が経営している近くのアパートへ移るだけなので
俺は高校を転校しなくてすむが、妹達は母の実家近くへ帰るとのこと。
簡単に会える距離ではない。
妹は、クリスマス以来一言も口を利いてくれないし、ろくに顔もあわせてくれない。
はっきり言って以前よりも数段と元気がない様子だから
両親も離婚することを言えないままだった。
俺もしばらくは妹には言わないほうがいいと言っておいたし。
思い切って真鍋に言ってみた。
両親が離婚すること。
それによって家族がバラバラになること。
単なる、「そういえばウチさぁ・・・」で始まる「雑談」のような感じで言ってみたんだけど
俺にとっては「相談」のような気持ちでこのことを話してみた。
妹と離れ離れになることを嫌がっている気持ちは抑えて話したのに、
「何?あやちゃんと離ればなれになるのがいやなんだ?」
なんて俺の心をズバっと言い当ててくる。
「いや、別にそういうわけじゃないけどさ。」
「無理しなくてもいいよ。」
「無理してないよ。 ただそういう家族のトラブルでちょっとまいってるだけだよ。」
「兄妹として、離ればなれになるのがいやだっていうならあたしは別にかまわない。」
「え?」
「でもさ、もし、それとは、また別なアレで、みずしがブルーになってるのなら・・・」
「別なアレって・・」
「・・・あ、なんでもない、忘れて。」
「別にアレも何も無いよ。」
「・・・で、みずしは・・どこかへ引っ越すの?」
「ああ、家を引っ越すことは引っ越すけど、学校は転校しないよ。結構近所だし。」
「よかった。」
「よくないよ。」
「あたしはよかったって思ったけど?」
「・・・うん。」
「大変だけど、これから受験とかあるんだし、がんばってこーよ!
家庭の事情とかにあたしが何か言えるわけじゃないけどさ。」
「うん。受験とかどうでもいいんだけどね。」
「ウチラのレベルじゃあ、たいした所いけそーもないよね。あはは。」
真鍋に話してちょっと気が楽になったのか、
俺は調子に乗ってクラスの友達らにもしゃべった。
(父の事務所が潰れたことまでは、
しょーもない同情とかさせたくなかったので友達にも真鍋にも言わなかったけど。)
「じゃあ、愛しい妹ともお別れなのか。かなしーな、お兄さん。」
「あれからあやちゃんとお昼一緒に食べないね。」
「そういえば、妹さんとは別れたんだっけ?」
「最後くらい仲直りしときなよう。」
・・・なぜか妹ネタの流れになってしまった。当然といえば当然か。
そんな会話の途中、真鍋が俺のところにやってきて
「みずし、明後日の土曜日さぁ、用事ある?」
とか言ってきた。
「え?なんもないけど?」
「いい店みっけたんだよね。つーか図書館なんだけど。勉強やるよ。」
「店て・・おいおい。」
「そろそろちゃんと勉強しないと一緒の大学は入れないでしょ?」
それを聞いて、周りは
「え?真鍋とみずしって付き合ってんの?」
とかざわめく。 気づいてなかったのか?
といっても付き合いだしたのクリスマス前からだから、まだ知らんかったか。
真鍋は
「あ、ごめん、うちら超ラブラブだから。」と高々と宣言する始末。
「こんなところで何言ってんだよ、こっ恥ずかしい・・・」と真鍋を軽く睨む俺。
すると流れは一気に妹vs真鍋な感じになった。
「妹と二股かけてんのか?」
「バトルってますね~」
「ガチンコだったら『一体どうなってしまうのか~』ってナレーション入るな。絶対。」
「おい、みずし、とりあえずアゴを中心に5~6発殴らせてくれ。」
「あ、俺も。」
さっきまで妹と別れたって言ってたじゃねーか。
また俺アゴのあたりを殴られるのかよ。
真鍋のバカも何も公表することないのに、はぁ。
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