小説(転載) あなたがいれば… 4/6
近親相姦小説
あなたがいれば…
第四話
-昼・菖蒲の間-
真琴「お兄ちゃん、暇だよ~」
直樹は読んでいた本から目を離して、寝ている真琴の方を見た。
直樹「何言ってるんだ。
まだ完全に直ったわけじゃないんだぞ」
真琴「でも、暇だよ~」
直樹「ったく…
そろそろ昼か…
じゃあ、外に食べに行くか?」
真琴「うん♪」
-旅館廊下-
直樹「何でそんなに外に行きたいんだか…」
真琴「せっかくこんな所まで来たのに、外に出ないなんて損したような気がするよ~
あ、でもお風呂入ってないからくさいかな?」
直樹は真琴の肩を抱き寄せる。
真琴「あ……」
直樹「別にくさくないんじゃないか?」
真琴「…においなんか嗅がないでよっ」
真琴は直樹を叩こうとした。
真琴「わっ…」
しかし、転びそうになる。
それを直樹は抱きとめた。
直樹「何でそういつもいつも転びそうになるんだよ…」
真琴「お兄ちゃんに抱きつきたいから…」
直樹「え…」
真琴「な~んてね。
単に私に運動神経がないだけだよ」
直樹「そりゃそうだな」
真琴「もう!」
-夕食前・菖蒲の間-
直樹「それってさっき進也が持ってきたやつか?」
真琴「うん」
直樹「夕食前にそんなもの食べるなよ」
真琴「だってお腹空いたよ~」
直樹「ちょっとぐらい我慢しろよ」
真琴「はぁ~い」
直樹「ところで何でおみやげがポッキーなんだ?」
真琴「さぁ…
さて、私はお風呂でも入ろっかな」
直樹「大丈夫なのか?」
真琴「大丈夫、大丈夫」
直樹「美樹に面倒見てもらうか?」
そう言って直樹は立ち上がる。
真琴「大丈夫だからお兄ちゃんはそこにいて」
真琴は浴室へと歩いていった。
-1時間後-
真琴が部屋に入ってくる。
直樹「もう上がったのか?」
直樹は真琴の方を見た。
直樹「なっ…なんて格好してるんだ、おまえ」
真琴はバスタオル一枚の格好だった。
直樹は背を向ける。
直樹「早く服を着ろよ…」
真琴は後ろから直樹にそっと抱きついた。
真琴「お兄ちゃん…」
直樹「……」
真琴「私、お兄ちゃんのことが好き」
直樹「……」
真琴「言おうかどうか迷ったけど、これが私の正直な気持ちだから…」
直樹「……」
真琴「驚かないんだね…」
直樹「ああ…進也が言ってたからな」
真琴「シンちゃんが?」
直樹「マコちゃんは直樹のことを好きなんじゃないかって…」
真琴「そう…」
直樹「それを聞いてから俺はずっと考えてた。
こんな事考えるなんて、自惚れてるんじゃないかとも思った…
でもやっぱり答えは出ない…
だから…」
真琴「だから?」
直樹「少し待って欲しい…
俺が自分の気持ちを言葉で言い表せるまで」
真琴「わかった…
私待ってるから…」
直樹「ああ…」
真琴「じゃあ、シンちゃん達呼んでくるね」
真琴は服を着ると部屋を出ていった。
-水仙の間-
進也「おっと、マコちゃん、食事のお誘いかい?」
真琴「え、はい…」
進也「やっと飯だー」
進也は部屋を出ていった。
美樹「ねえねえ、マコちゃん、直樹とはその後どうなの?」
真琴「え、あの…さっき好きだってだってお兄ちゃんに言いました」
美樹「うん、それはいいことだ」
真琴「あの~、お兄ちゃんがシンちゃんは私がお兄ちゃんのことを
好きなことに気付いてたって言ってたんですけど、何でわかったんでしょうか?」
美樹「う~ん…」
真琴「こんな事美樹さんに聞くのおかしいかな…」
美樹「いや、そんなことないよ。
たぶんマコちゃんを自分に重ねたんじゃないかな?」
真琴「自分に重ねた?
シンちゃんが?」
美樹「そう。
前にさぁ、何であたしのこと好きになったのって聞いたら…
『美樹ちゃんは俺の姉ちゃんに似てるから』
ってあいつは言ったの。
あいつのお姉さんって去年結婚したんだよね。
で、今は家にいないんだけど、初恋の相手だったんだって…
少し年の離れた姉ちゃんでよく俺の面倒を見てくれたって…
あたしすごく腹が立ったんだけど、悔しいけどあいつのことが好きだから
いつかあいつのお姉さんを越えてやるって…ね。
だから直樹のこと好きなマコちゃんのことを自分に重ねたんじゃないかな?」
真琴「そうだったんですか…
美樹さんって強いんですね」
美樹「そんなこと言わないでよ。
恥ずかしいじゃない…
これみんなには内緒だからね」
真琴「はい」
美樹「じゃあ、行こっか」
-同刻・菖蒲の間-
直樹「あれ?真琴と美樹は?」
進也「ん?まだあっちじゃないの?」
直樹「そうか…
なあ、進也…」
進也「ん?」
直樹「おまえの言ったこと本当だったよ」
進也「何のことだ?」
直樹「真琴が俺のことを好きだって…」
進也「そうか…
それでおまえはどうなんだ?」
直樹「俺は…わからない…」
進也「何がわからないんだ?
マコちゃんのこと好きなのかそれともそうじゃないのかどうなんだ?」
直樹「好きさ。
でもそれは妹としてのこと…」
進也「妹じゃなかったらどうかわからないってことか?」
直樹「それは…」
進也「血がつながってるから悩んでいるのか?」
直樹「ああ」
進也「血のつながりか…
確かに望んで作れる関係じゃなし、貴重なものだ。
でもそれだけに縛られていていいのか?
マコちゃんはおまえとそれ以上の関係になることを望んでいるんだぞ」
直樹「……」
進也「どちらにせよ、おまえが悩むしかないんだ。
マコちゃんも悩んで悩んでこういう結論を出したはずだからな。
まあ、自分が後悔するようなことだけはするなよな」
直樹「ああ」
美樹と真琴が部屋に入ってくる。
美樹「あれ?どうしたの」
進也「なにが~?」
美樹「いや、なんか暗くなかった?」
進也「別にそんなことないと思うけど…
それより腹減ったなぁ」
美樹「もうすぐ来るでしょ。
そこら辺に座って待ってなさいよ」
進也「は~い」
第四話
-昼・菖蒲の間-
真琴「お兄ちゃん、暇だよ~」
直樹は読んでいた本から目を離して、寝ている真琴の方を見た。
直樹「何言ってるんだ。
まだ完全に直ったわけじゃないんだぞ」
真琴「でも、暇だよ~」
直樹「ったく…
そろそろ昼か…
じゃあ、外に食べに行くか?」
真琴「うん♪」
-旅館廊下-
直樹「何でそんなに外に行きたいんだか…」
真琴「せっかくこんな所まで来たのに、外に出ないなんて損したような気がするよ~
あ、でもお風呂入ってないからくさいかな?」
直樹は真琴の肩を抱き寄せる。
真琴「あ……」
直樹「別にくさくないんじゃないか?」
真琴「…においなんか嗅がないでよっ」
真琴は直樹を叩こうとした。
真琴「わっ…」
しかし、転びそうになる。
それを直樹は抱きとめた。
直樹「何でそういつもいつも転びそうになるんだよ…」
真琴「お兄ちゃんに抱きつきたいから…」
直樹「え…」
真琴「な~んてね。
単に私に運動神経がないだけだよ」
直樹「そりゃそうだな」
真琴「もう!」
-夕食前・菖蒲の間-
直樹「それってさっき進也が持ってきたやつか?」
真琴「うん」
直樹「夕食前にそんなもの食べるなよ」
真琴「だってお腹空いたよ~」
直樹「ちょっとぐらい我慢しろよ」
真琴「はぁ~い」
直樹「ところで何でおみやげがポッキーなんだ?」
真琴「さぁ…
さて、私はお風呂でも入ろっかな」
直樹「大丈夫なのか?」
真琴「大丈夫、大丈夫」
直樹「美樹に面倒見てもらうか?」
そう言って直樹は立ち上がる。
真琴「大丈夫だからお兄ちゃんはそこにいて」
真琴は浴室へと歩いていった。
-1時間後-
真琴が部屋に入ってくる。
直樹「もう上がったのか?」
直樹は真琴の方を見た。
直樹「なっ…なんて格好してるんだ、おまえ」
真琴はバスタオル一枚の格好だった。
直樹は背を向ける。
直樹「早く服を着ろよ…」
真琴は後ろから直樹にそっと抱きついた。
真琴「お兄ちゃん…」
直樹「……」
真琴「私、お兄ちゃんのことが好き」
直樹「……」
真琴「言おうかどうか迷ったけど、これが私の正直な気持ちだから…」
直樹「……」
真琴「驚かないんだね…」
直樹「ああ…進也が言ってたからな」
真琴「シンちゃんが?」
直樹「マコちゃんは直樹のことを好きなんじゃないかって…」
真琴「そう…」
直樹「それを聞いてから俺はずっと考えてた。
こんな事考えるなんて、自惚れてるんじゃないかとも思った…
でもやっぱり答えは出ない…
だから…」
真琴「だから?」
直樹「少し待って欲しい…
俺が自分の気持ちを言葉で言い表せるまで」
真琴「わかった…
私待ってるから…」
直樹「ああ…」
真琴「じゃあ、シンちゃん達呼んでくるね」
真琴は服を着ると部屋を出ていった。
-水仙の間-
進也「おっと、マコちゃん、食事のお誘いかい?」
真琴「え、はい…」
進也「やっと飯だー」
進也は部屋を出ていった。
美樹「ねえねえ、マコちゃん、直樹とはその後どうなの?」
真琴「え、あの…さっき好きだってだってお兄ちゃんに言いました」
美樹「うん、それはいいことだ」
真琴「あの~、お兄ちゃんがシンちゃんは私がお兄ちゃんのことを
好きなことに気付いてたって言ってたんですけど、何でわかったんでしょうか?」
美樹「う~ん…」
真琴「こんな事美樹さんに聞くのおかしいかな…」
美樹「いや、そんなことないよ。
たぶんマコちゃんを自分に重ねたんじゃないかな?」
真琴「自分に重ねた?
シンちゃんが?」
美樹「そう。
前にさぁ、何であたしのこと好きになったのって聞いたら…
『美樹ちゃんは俺の姉ちゃんに似てるから』
ってあいつは言ったの。
あいつのお姉さんって去年結婚したんだよね。
で、今は家にいないんだけど、初恋の相手だったんだって…
少し年の離れた姉ちゃんでよく俺の面倒を見てくれたって…
あたしすごく腹が立ったんだけど、悔しいけどあいつのことが好きだから
いつかあいつのお姉さんを越えてやるって…ね。
だから直樹のこと好きなマコちゃんのことを自分に重ねたんじゃないかな?」
真琴「そうだったんですか…
美樹さんって強いんですね」
美樹「そんなこと言わないでよ。
恥ずかしいじゃない…
これみんなには内緒だからね」
真琴「はい」
美樹「じゃあ、行こっか」
-同刻・菖蒲の間-
直樹「あれ?真琴と美樹は?」
進也「ん?まだあっちじゃないの?」
直樹「そうか…
なあ、進也…」
進也「ん?」
直樹「おまえの言ったこと本当だったよ」
進也「何のことだ?」
直樹「真琴が俺のことを好きだって…」
進也「そうか…
それでおまえはどうなんだ?」
直樹「俺は…わからない…」
進也「何がわからないんだ?
マコちゃんのこと好きなのかそれともそうじゃないのかどうなんだ?」
直樹「好きさ。
でもそれは妹としてのこと…」
進也「妹じゃなかったらどうかわからないってことか?」
直樹「それは…」
進也「血がつながってるから悩んでいるのか?」
直樹「ああ」
進也「血のつながりか…
確かに望んで作れる関係じゃなし、貴重なものだ。
でもそれだけに縛られていていいのか?
マコちゃんはおまえとそれ以上の関係になることを望んでいるんだぞ」
直樹「……」
進也「どちらにせよ、おまえが悩むしかないんだ。
マコちゃんも悩んで悩んでこういう結論を出したはずだからな。
まあ、自分が後悔するようなことだけはするなよな」
直樹「ああ」
美樹と真琴が部屋に入ってくる。
美樹「あれ?どうしたの」
進也「なにが~?」
美樹「いや、なんか暗くなかった?」
進也「別にそんなことないと思うけど…
それより腹減ったなぁ」
美樹「もうすぐ来るでしょ。
そこら辺に座って待ってなさいよ」
進也「は~い」
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