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小説(転載) 過ち…それから 6/7

官能小説
04 /21 2019
【6】

「あんっ! ダメっ・・ だめよ!」

麻耶は僕の肩を両手で掴むと、僕の動きを制した。

「どうして、すぐにもっと堅くなるのに」
「だって、今度は絶対に声、我慢できない・・」
「さっきだって大きな声出してたよ」

僕は取り合えず腰を繰り上げをやめ、麻耶に笑い掛けた。

「さっきまでは、あれでも凄く抑えてたの・・でも次は無理、凄く大きな声が
きっと出ちゃうから!」

そう言うと麻耶は、少し名残おしそうにしながら、僕の上からその姿態を降ろ
した。

「それじゃあ今度、二人っきりで思いっきり愛し合えるかい?」

僕は気持ち大きくなったペニスを摩りながら、麻耶に問い掛けた。

「いつでも、私はいつでもいいわ・・・」

僕と麻耶は今日最後の口付けを交わすした。
スリリングで濃密な夜は、こうして幕を閉じた・・・。


翌朝、僕は書斎の椅子で目を覚ました。
眠りに付いたのが朝方だったので、1時間程しか寝ていないはずだ。
書斎のドアを開け、リビングへと向かった。

リビングではソファーに腰掛けた瑞希が、湯気の立ち上るカップを片手に新聞
を読んでいた。

「おはよう。書斎で寝たの?」
「ああ、本を読んでたらそのまま寝てしまったよ」
「そうなんだ、ちゃんと寝ればいいのに。とは言っても、ベットは私と麻耶が
占拠してたもんね!」

無邪気に笑う瑞希の顔を見て、彼女は昨夜の事は何も気づいていないと確信し
てホッとした。

その後起きてきた麻耶と、瑞希は昼過ぎに買い物へと出掛けた。
僕はシャワーを浴びると、缶ビールを空け、喉を潤した。
自分の濡れた髪を触ると、夕べの浴室での麻耶との交わりが鮮明に浮んでくる。

(ああ・・・また麻耶を抱きたい)

そんな気持ちに頭を支配されながら、僕はその場で眠りに落ちた・・・。

一人で戻って来た妻と夕食を済ませ、暫くリビングで休憩したのち寝室へ向か
った。
背徳感がそうさせるのか、その晩、僕は妻を抱いた。

月曜日、会社の女の子が僕を呼んだ。

「1番に電話ですよ~」

電話の主は麻耶だった。

「よく会社の番号が解ったね」
「会社の名前は前に瑞希から聞いてたから、調べちゃった・・」
「どうしたの?」
「今日、時間ありますか?」
「もちろん! 何時頃?」
「あの・・・・お昼なんですけど。今、近くに居るもので」

僕は驚きながら時計を見た。11時45分だった。

「いいよ、何処に行けばいいかな」
「駅の反対側のエルって喫茶店に居ます」
「解った。待っててね」

喫茶店でコーヒーを一杯飲んだ僕らは、そのままホテルへと入った。
服を着たままの麻耶を、僕は強く抱き締めた。
麻耶も僕の背中を固く抱き締め、僕らは唇を合わせた。
絡まる舌の感触は、この前の夜と同じだった。
違っていたのは、麻耶の舌の動きの積極さだった。
唇を離した麻耶は、僕の目を見詰めた。

「おととい別れたばかりなのに、凄く会いたかったの・・・」
「僕もだよ麻耶・・すぐに君を抱き締めたかった」
「嬉しい」

僕らはお互いの服を脱がし合いながら全裸になった。
指先で摘む麻耶の乳首はすでに堅くなっており、僕はコリコリと指で転がしな
がら、姿勢を低くし麻耶の片方の乳首を口に含んだ。

「ああ・・・・っ」

麻耶は小さく声を挙げた。

「今日は誰も居ないよ。大きな声出しても大丈夫だから」

僕はそう言うと、乳首に舌を巻き付け強く刺激した。

「ああああぁぁぁぁっ!」

僕の言葉の意味を理解した麻耶は、前回とは違う、喉から搾り出すような声を
挙げ続けた。

ベットに仰向けに寝かせた麻耶の脚の間に顔を埋め、薄いピンク色をしたクレ
パスを舌で割った。
麻耶の声は嬌声へと変わり、舌がクリトリスを捉えた時には背中を弓なりに反
らし、指でシーツを強く握り締めた。

麻耶の嬌声と割れ目の醸し出す香りと味に魅了させる僕は、麻耶の太腿を両手
で抱え込み、唇をこれ以上ない程割れ目に密着させ舌を激しく麻耶の体内に這
わせ続けた。

「あうっ! あんんっっ・・っ! だめっ・・・・っぇ!」

麻耶は腰を何度も上下させ、お尻を激しく痙攣させた。


(7)へつづく・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。