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小説(転載) 『弱者の妖光』 第二部 2/8

官能小説
05 /19 2019
『弱者の妖光』 第二部 (2)



──暗闇の応接室

 応接室の暗闇に、照明の明りが灯された。
山田の目の前に、口を半開きにした七瀬が、目を虚ろにさせ、股を開いた中心
の陰唇をびっしょり濡らし、そこから熟女の香りを漂わせていた。
放尿と共に小さな絶頂を迎えてしまった女の身体は、淡く艶のある肌を照明の
光に反射させ、より一層、熟した女を演出させていた。

「しかし…これ程までに感じてくれるとは驚きだな。ふふっ、こんなに絨毯を
濡らしてしまって、余程、気持ちが良かったのだろう…これで正真正銘のMと
いう証ができた…ふふっ」

 薄い青色の綺麗な絨毯の一部が濃厚な色に変色していた。その変色させた元
凶の七瀬の陰唇に目をやると、まるで意気盛んな赤貝のように、収縮を何度も
繰り返し、真っ赤に充血した内肉が濡れそぼって輝いている。
放心状態の七瀬を山田は、後ろ腕だけは縛ったまま、縄を解き解し、アナルに
差し込んでいたマジックも抜き取ると、そのまま床に正座をさせて座らせた。

「もぉ…ゆ、許して…お願い、お願い」
「けっ! 何言ってるんですか、僕への懺悔が残ってるんですよ」
「ああ…これだけ惨めな思いをさせても満足できないの?」
「ふふっ、貴女は満足を得て充分でしょうけど、僕のあそこはまだまだ中途半
端な状態でね…これから思い切り愉しませて戴きますよ」

 山田は、虚ろな目で顔を小さく横に振る七瀬の前に立つと、ズボンとパンツ
を脱いで男の肉棒を曝し、七瀬の目の前に差し出して見せた。

「ひぃ! …」

 突然、目の前に男の肉棒を押付けられた七瀬は、驚いて目を反らした。何に
驚いたかといえば、山田のイチモツの立派さに驚いたのである。その物体は、
今まで見た男達の肉棒とは、長さも太さも比べ様の無い程大きく、亀頭も見た
事の無い程、異常に大きいのである。
一度、官能を受け入れている身体は、山田の肉棒を見せつけられた事で、歯磨
き粉を塗られた陰唇は、再び活発に燃え初めると、七瀬の神経を擽るのである。
しかも、その肉棒を受け入れたいと、陰唇が疼いているのも確かであった。

「課長、ほら、見てくださいよ。僕のあそこはこんな状態で治まりがきかなく
なってるんですよ。ほら、しっかり見なよ」

 山田は、七瀬の髪を鷲掴みすると、肉棒を無理矢理顔へ押付けたのである。
鼻や頬へ、生温かい感触が異様に感じ、青年の精液のにおいが生々しく鼻をつ
いてくると、七瀬の身体が敏感に反応し子宮がよりいっそう疼き出したのであ
る。

「へへっ、何か欲しそうな顔をしてますよ、課長。それでは、僕への懺悔を実
行してもらいましょうか…どうするかは分かってますよね」

 そう言うと、山田はイチモツの先端を七瀬の唇へと宛がった。

「まずは、舌で舐めて…それから口で奉仕して下さい。いいですね、課長」
「そ、それをやったら、終わりにしてくれるわよね…」
「ふっ…ええ、いいですよ。口で満足させてくらたら、それで終わりにします
よ…だから早くして下さいよ、七瀬課長」

 口で満足させたら…そんな期待の出来ない約束事を七瀬は信じて、山田の肉
棒に舌先を添えるのであった。いや…この時の七瀬は、それ以上の期待をして
いたのかもしれない…それ程、収集がきかなくなっていたのである。

 両手を使えなくても、七瀬の舌使いは軽快で慣れたものであった。血管の筋
をグイグイッと舌先で押付けられると、山田は思わず声を出さずにはいられな
い程であった。
三分程経つと、山田の肉棒は、唾液による艶で輝いている。それに満足した山
田は、己のイチモツを真っ直ぐに固定させると七瀬の唇を招いてみせた。

 はぁはぁ、と、荒い息を洩らす七瀬の興奮も、頂上へ達する寸前まで登りつ
めてきていた。これを口に…そう思いながら、赤い口紅を輝かせた小さな口を
開いてみる、が、山田の肉棒はそう簡単に飲み込める代物ではなかった。それ
程、太いペニスを備えていた山田である。
お、大きい… 口を限界まで開き、やっとのおもいで山田の亀頭を咥える七瀬
であったが、これ以上口を開いてしまえば顎が外れそうで、苦しい表情を見せ
る七瀬である。

「うぐっ! …はうっ、うぅっ!!」
「おっと、課長。歯をたてたりしたら承知しませんよ」
「ぐふっ!! ふんぐっ、ぐっ!! むむっ!」

 それはとてもフェラチオといえるものではなかった。少しでも口を動かせば
苦しくて嘔吐が押し寄せてくる。動きを止めると山田が腰を突きつけて、口の
奥へ肉棒を押し込めるのである。

「んんっ!! んんっ!! …はがっ!! ぐはっ!!」

 幾ら待っていても気持ち良さが伝わらない山田は、我慢が出来ず七瀬の髪を
鷲掴みにして口を固定すると、腰を思い切り前後させたのである。大きな肉棒
が小さな七瀬の口の中で前へ後ろへの運動を繰り返した。

「ひぃ! ひぃぃ!! げほっ!! ぐほっ!!」

 大きな亀頭が、喉の奥まで突き抜けてくると、七瀬は悲鳴を上げて咳き込ん
だ。引いては突いてくる苦しみが何度も続くと、顔を振って拒むのだが山田は
それを許さず、前後運動を更に増していくのである。あまりの息苦しさに、身
体を後ろへ倒して逃れようとする七瀬であったが、髪を捕まれている為、その
まま身体を斜めに倒したまま口の中を犯され続ける格好になってしまった。




 苦痛に意識が遠のく瞬間に、山田は七瀬の口からイチモツを抜き取った。
崩れるように床に倒れこんだ七瀬は、何度も咳き込み苦しみ続けた。だが、心
とは裏腹に、身体は苦痛に悦んでしまい、歯磨き粉を塗られた陰唇から、淫ら
な蜜の液を垂れ流し、太腿までびっしょり濡らしているのである。

 山田は、その太腿を見てニヤつき、力の抜けている七瀬を立たせて、先にソ
ファーに座ると、太腿の上に七瀬を跨らせたのである。

「あっ…い、嫌…口で、やってあげたら終わりにしてくれる約束でしょ」
「へへっ、課長。何を勘違いしてるんですか。誰も挿入しようなんて考えてい
ませんよ…でも、欲しいのは課長の方ではないですか」
「な、何を言ってるのよ…だ、誰が、そんな事を思っているものですか」

 痛いところを指摘された七瀬は、身体を真っ赤に染めて恥らった。だが正直
歯磨き粉の刺激で、膣口を思い切り掻き乱したい心境であるのだ。

「…まあ、いいでしょ。しかし、改めて課長の胸を見ると、結構…助平な形を
していますよね…ほら、乳輪も黒ずんでこんなに大きい…おや、乳房がこんな
に突き出してるって事は、課長…相当感じているのではないですか」

 目の前に差し出された七瀬の胸をジロジロ眺めて冷やかす山田は、そう言う
間も七瀬の腰や背中を両手でゆっくり擦り、性感帯を探してはそこを刺激する
のである。

「ううっ…や、やめなさい…ああ…」

 山田の指先が、微妙な触り具合で七瀬を悩まし、そして舌先が乳房に触れる
寸前で止められ、山田の熱い息が乳房に掛かると、七瀬は唇を噛んで耐えた。

「へへ、何を我慢してるんですか、舐めて欲しいならそう言えばいいでしょ」
「はぁ…はぁ…だ、誰が言うものですか…あ、貴方なんかに…」
「ふうん、まだ抵抗する力が残っていたんだ…でも、僕の言う事には全て否定
するんですね…それなら、こうしてやる…」

 山田は今でも我慢に耐える七瀬の姿に驚いた。羞恥心を煽ってお漏らしをし
てしまい、あれだけ感じていながら、自分の命令には反発するからだ。だが、
その抵抗を山田が、山田自身を覆い立たせる一つの手順になっているとは七瀬
は知る由もないであろう。
山田は否定されることを愉しみながら、肉棒の先端を七瀬のクリトリスに擦り
つけた。

「あっ! ああっ!! ああん… あぁ…はぁはぁ…ううん…うう…」

 肉棒の先端の刺激に七瀬は踊るように跳ねると同時に、女の喘ぎ声を上げて
いた。
無理も無い…歯磨き粉の刺激に耐えること1時間。何度刺激の渦が彼女を襲っ
た事だろう。そして山田も、七瀬の熟した膣口を何度も触りたい衝動にかられ
ては堪えていたのである。この時の為に…

 刺激を求めていた淫核を擦る事で七瀬を、欲情の真っ只中へ陥れるのにそう
時間は掛からなかった。先端を擦り合わせる事数回、七瀬の腰はそれに合わせ
て前後運動を始めたのである。ハアハアと息も荒くなると、ふっくらとしてい
た腹部が大きく引っ込み、深呼吸に合わせて波打っているのだ。
更に、山田は追い討ちを掛けた。先程から弄んでいた乳房を、歯で噛んだので
ある。

「ひいぃー!! ひぃ、ひぃ…ああん、っ…い、…いっ…いいっ…」

 胸を突き出して背中を反る七瀬に左右の乳房に喰らいついて噛み付く山田。
相変わらず肉棒の先端はクリトリスを擦り続けている。すると、びちゃびちゃ
と、歯磨き粉と一緒に分泌液が肉棒に絡み付いてくるのであった。

 いっそう、それを突上げて欲しい…悶えつづける七瀬は無意識のうちにそう
考えていた。山田が腰を突上げて、膣口へ突刺してくれたなら…だが、山田の
狙いは七瀬を淫楽へと突き落とす事ではなかった。あくまでもM女として、M
奴隷としての扱いを考えていたのである。そう悪魔が囁くのであった。


(3)へつづく・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。