小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 11/12
官能小説
『弱者の妖光』 第三部 (11)
【弱者の妖光】15
-裁かれる夫人-
一
もう一人の弱者…
廊下を歩いていた山田は、いきなり襟を掴まれて誰も居ない資料室へ連れ込
まれたのである。
「おい! 山田、あんた最近社長夫人とえらい仲がいいらしいな!!」
「い、いきなり何ですか?! く、苦しいから離してくださいよ」
「てめぇ、何、話をはぐらかしているんだよ!」
「く、く、苦しいって…離して下さいよ、智代さん…」
山田の首を締めているのは、受付嬢の大塚智代26歳である。
智代は外見、おしとやかで美人、まるで瑠美子夫人を想像させる、しかしその
反面、腹の中はまるで山田と同質で腹黒い女なのである。
「あんた、私が何も知らないとでも思ってるの? あんたと夫人が怪しい関係
だってこと、知らないとでも思ってるの!」
「えええっ! ど、どうして智代さんがそれを知ってるの?!」
智代が夫人との関係を知っている事に驚く山田。しかし、それ以上に智代の
驚いた顔に山田は騙されたと知った。し、しまった…山田は慌てて口を押えた
が遅かった。
「ま、まさか、私の勘が当たるとは… しかし、あの夫人と山田が…信じられ
ない…」
「あわわわ、だ、騙したな、知ってるなんて言って騙したな…」
智代は、事の全てを山田に白状させたのである。だが、山田は媚薬の件だけ
は知られるのを避けて嘘をつくのであった。
「奥様の、体調がおかしくなって、それで、えぇと…服を脱ぎだしたんだ、そ
れで僕に迫ってきたから…仕方なく…今も、いろいろと…」
「ふうん、そう…今も、ね… ふふふっ、いい事を聞き出したわ」
智代は半目で唇をつりあがらせてニヤついたのである。その顔を見た山田の
背中に悪寒が走るのであった。
入社4年目の智代。彼女の耳にもリストラの話が届いていた。
受付嬢は三人。来春、もう一人新人を入社させるという。どう考えても年上の
彼女がはみだす格好になるのだ。
まずいわ…まだ収入も欲しいし、遊びたい。そう思う彼女は何かいい対策はな
いものか毎日考えていた。その矢先、偶然、夫人と山田を見掛けたのである。
「ま、まさか夫人と山田がこんな関係になっていたなんて、正直100%信じ
ていなかったわ… でも、これは使えるわね、ふふっ…ふふふっふふっ!」
不気味な笑いを見せる智代であった。
──次の週の水曜日
山田はいつものように瑠美子を助手席に乗せ、会社から数キロ離れた倉庫に
辿り着いた。山田が管理を任されている会社の第二倉庫、今はここが二人のプ
レイ部屋となっているのだ。瑠美子は、道中拒むものの身体は何時の間にか熱
く火照り、山田の責めを期待してしまうほどになっていた。
黴臭い室内、山田は下半身のイチモツをズボンから取り出すとそれを瑠美子
に咥えさせていた。 着物姿の瑠美子が膝をついてそれにしゃぶり付いている。
髪をアップにした小奇麗な瑠美子が、突き出た男のモノを咥えて顔を前後に振っ
ているのだから堪らない。
「……んっ…… …くちゅ…うんっ… …んっ……ちゅぱ、ちゅぱ……」
美人の熟女から洩れる卑猥な音が倉庫の中に流れている。あんなに抵抗をし
ていた瑠美子が手馴れたように男のモノを含み、時折、亀頭を舌先で舐め回し
てはまたそれを美味しそうに咥えて見せるのだ。
毎回山田と二人だけのプレイに瑠美子は、警戒心も薄れていた。太くなった
山田のイチモツを必死に咥えてまるで娼婦のような姿を曝しているのである。
まさか、その後方の扉の隙間から智代が覗いているとも知らないで。
ニ
「あらあら、社長夫人ともあろう方がこんな隠れ家で社員を誑かしていていい
のかしら… 瑠美子奥様、くすっ」
突然、後から声を掛けた智代に瑠美子は驚愕した。
「えっ?! はっ、ああっ?!! 嫌あああ! …ど、どうして智代さん貴女
が、こ、ここに… や、や、山田さん! これはどう言う事なの?!」
狂乱する瑠美子は何がなにやら訳がわからなくなり、山田の顔と智代の顔を
交互に見比べ、口を両手で押えて悲鳴を上げた。
「ふふっ、何を驚いているのですか…驚きたいのはこちらの方だわ、正直、今
の今まで信じられなかったのよね、清楚な社長夫人がこんな男と交わるなんて」
「こ、こんな男って…ぼ、僕の事かよぉ…」
「でも、これで確信したわ、美味しそうにこいつのペニスを咥えている瑠美子
奥様は男好きで変態って事、が、ねぇ」
「あぁ…智代さん… ち、違うのよ… あの、でも誰にも、い、言わないで…」
腕を組んで、瑠美子の姿を見下げるように見詰める智代。綺麗な顔立ちに筋
の通った鼻と顎、そんな智代だから余計高飛車に見えるのだ。
「言わないで? 当り前でしょ! …誰がこんな美味しい話を口外するもので
すか、それよりも奥様、私は貴女の方が心配よ。これからの事を誰かに相談で
もされたら大変だもの、ねぇ…だ・か・ら、今日は口封じをしなきゃ」
「口…? 智代さん、大丈夫よ私は誰にも、誰にも言いませんからだから何も
しないで…」
「おだまり!!」
智代の甲高い声と同時に、真っ白い瑠美子の頬を平手で叩く鋭い音が倉庫内
に二発響いた。 これには山田も目を丸めて驚いた、社長夫人の顔を平気で手
を出す智代にである。
「おい山田! 奥様を宙吊りにしたら頼んでいた物を準備しな」
「は、はい… って、何で僕が?」
「ごたごた言わないでさっさとやるんだよ!」
どうやら主導権は智代が握ったようだ。その智代の気迫に押された山田は仕
方なく瑠美子の腕を後で縛ると、衿を広げて胸を露にした姿の留美子の胸部に
縄を回し後で固定した。そして、天井から吊るされた縄と瑠美子の背中の縄を
結び、滑車のスイッチを押したのである。
鈍い金属音が倉庫に響くと、ゆっくりと瑠美子の身体が持ち上がっていく。
白足袋を履いた瑠美子が爪先立ちなり、胸に括られた縄だけで体重を支えてい
る。明らかにその表情は苦痛に歪んでいるのだ。
「さてと…」
次に智代が瑠美子に近づく。それと入れ代わりに山田は、車に置いてきた
バックを取りに向かった。
「奥様、とても素敵な姿ですわ、それにその苦しむ表情がとても堪らない…で
も安心して、直ぐに気持ち良くさせてあげるから」
「くっ、ぐっ、智代さん、お、お願い、下して頂戴。足が痛くてとても辛いの」
「ふふっ、奥様。これで辛いと言っていたら次の体勢はどうなるのかしら」
含み笑いを見せる智代の手には、天井から吊るされたもう一本の縄が握られ
ていた。智代はその縄を瑠美子の左膝に結び付けると、天井から吊るされた片
方の縄を引き始めたのである。
「あっ?! い、嫌… と、智代さん! 止めて、止めなさい!!」
智代が縄を引く毎に、縛られた瑠美子の太腿が横に持ち上がり、着物の裾か
ら瑠美子の透き通った太腿が露になっていくのだ、更に着物の裾が開いて瑠美
子の湿った花弁が顔を覗かせるのだから生きた心地がしないのである。苦痛と
恥かしさの表情を繰り返す熟女の何とも言えない妖麗な姿である。
着物の裾で右足を隠しているのがせめてもの救いである…そう瑠美子は歯を
食いしばりながら思っていたに違いない。だが…
「奥様、素敵な太腿ですわ。せっかくですからこちらの右足も見せてもらって
よろしいかしら、くくっ」
智代は瑠美子の気持ちを嘲笑うかのように微笑むと、着物の裾を掴み一気に
捲り上げた。 すると、悩ましい表情に化身した瑠美子が小さな嗚咽を吐いた。
(12)へつづく・・・
【弱者の妖光】15
-裁かれる夫人-
一
もう一人の弱者…
廊下を歩いていた山田は、いきなり襟を掴まれて誰も居ない資料室へ連れ込
まれたのである。
「おい! 山田、あんた最近社長夫人とえらい仲がいいらしいな!!」
「い、いきなり何ですか?! く、苦しいから離してくださいよ」
「てめぇ、何、話をはぐらかしているんだよ!」
「く、く、苦しいって…離して下さいよ、智代さん…」
山田の首を締めているのは、受付嬢の大塚智代26歳である。
智代は外見、おしとやかで美人、まるで瑠美子夫人を想像させる、しかしその
反面、腹の中はまるで山田と同質で腹黒い女なのである。
「あんた、私が何も知らないとでも思ってるの? あんたと夫人が怪しい関係
だってこと、知らないとでも思ってるの!」
「えええっ! ど、どうして智代さんがそれを知ってるの?!」
智代が夫人との関係を知っている事に驚く山田。しかし、それ以上に智代の
驚いた顔に山田は騙されたと知った。し、しまった…山田は慌てて口を押えた
が遅かった。
「ま、まさか、私の勘が当たるとは… しかし、あの夫人と山田が…信じられ
ない…」
「あわわわ、だ、騙したな、知ってるなんて言って騙したな…」
智代は、事の全てを山田に白状させたのである。だが、山田は媚薬の件だけ
は知られるのを避けて嘘をつくのであった。
「奥様の、体調がおかしくなって、それで、えぇと…服を脱ぎだしたんだ、そ
れで僕に迫ってきたから…仕方なく…今も、いろいろと…」
「ふうん、そう…今も、ね… ふふふっ、いい事を聞き出したわ」
智代は半目で唇をつりあがらせてニヤついたのである。その顔を見た山田の
背中に悪寒が走るのであった。
入社4年目の智代。彼女の耳にもリストラの話が届いていた。
受付嬢は三人。来春、もう一人新人を入社させるという。どう考えても年上の
彼女がはみだす格好になるのだ。
まずいわ…まだ収入も欲しいし、遊びたい。そう思う彼女は何かいい対策はな
いものか毎日考えていた。その矢先、偶然、夫人と山田を見掛けたのである。
「ま、まさか夫人と山田がこんな関係になっていたなんて、正直100%信じ
ていなかったわ… でも、これは使えるわね、ふふっ…ふふふっふふっ!」
不気味な笑いを見せる智代であった。
──次の週の水曜日
山田はいつものように瑠美子を助手席に乗せ、会社から数キロ離れた倉庫に
辿り着いた。山田が管理を任されている会社の第二倉庫、今はここが二人のプ
レイ部屋となっているのだ。瑠美子は、道中拒むものの身体は何時の間にか熱
く火照り、山田の責めを期待してしまうほどになっていた。
黴臭い室内、山田は下半身のイチモツをズボンから取り出すとそれを瑠美子
に咥えさせていた。 着物姿の瑠美子が膝をついてそれにしゃぶり付いている。
髪をアップにした小奇麗な瑠美子が、突き出た男のモノを咥えて顔を前後に振っ
ているのだから堪らない。
「……んっ…… …くちゅ…うんっ… …んっ……ちゅぱ、ちゅぱ……」
美人の熟女から洩れる卑猥な音が倉庫の中に流れている。あんなに抵抗をし
ていた瑠美子が手馴れたように男のモノを含み、時折、亀頭を舌先で舐め回し
てはまたそれを美味しそうに咥えて見せるのだ。
毎回山田と二人だけのプレイに瑠美子は、警戒心も薄れていた。太くなった
山田のイチモツを必死に咥えてまるで娼婦のような姿を曝しているのである。
まさか、その後方の扉の隙間から智代が覗いているとも知らないで。
ニ
「あらあら、社長夫人ともあろう方がこんな隠れ家で社員を誑かしていていい
のかしら… 瑠美子奥様、くすっ」
突然、後から声を掛けた智代に瑠美子は驚愕した。
「えっ?! はっ、ああっ?!! 嫌あああ! …ど、どうして智代さん貴女
が、こ、ここに… や、や、山田さん! これはどう言う事なの?!」
狂乱する瑠美子は何がなにやら訳がわからなくなり、山田の顔と智代の顔を
交互に見比べ、口を両手で押えて悲鳴を上げた。
「ふふっ、何を驚いているのですか…驚きたいのはこちらの方だわ、正直、今
の今まで信じられなかったのよね、清楚な社長夫人がこんな男と交わるなんて」
「こ、こんな男って…ぼ、僕の事かよぉ…」
「でも、これで確信したわ、美味しそうにこいつのペニスを咥えている瑠美子
奥様は男好きで変態って事、が、ねぇ」
「あぁ…智代さん… ち、違うのよ… あの、でも誰にも、い、言わないで…」
腕を組んで、瑠美子の姿を見下げるように見詰める智代。綺麗な顔立ちに筋
の通った鼻と顎、そんな智代だから余計高飛車に見えるのだ。
「言わないで? 当り前でしょ! …誰がこんな美味しい話を口外するもので
すか、それよりも奥様、私は貴女の方が心配よ。これからの事を誰かに相談で
もされたら大変だもの、ねぇ…だ・か・ら、今日は口封じをしなきゃ」
「口…? 智代さん、大丈夫よ私は誰にも、誰にも言いませんからだから何も
しないで…」
「おだまり!!」
智代の甲高い声と同時に、真っ白い瑠美子の頬を平手で叩く鋭い音が倉庫内
に二発響いた。 これには山田も目を丸めて驚いた、社長夫人の顔を平気で手
を出す智代にである。
「おい山田! 奥様を宙吊りにしたら頼んでいた物を準備しな」
「は、はい… って、何で僕が?」
「ごたごた言わないでさっさとやるんだよ!」
どうやら主導権は智代が握ったようだ。その智代の気迫に押された山田は仕
方なく瑠美子の腕を後で縛ると、衿を広げて胸を露にした姿の留美子の胸部に
縄を回し後で固定した。そして、天井から吊るされた縄と瑠美子の背中の縄を
結び、滑車のスイッチを押したのである。
鈍い金属音が倉庫に響くと、ゆっくりと瑠美子の身体が持ち上がっていく。
白足袋を履いた瑠美子が爪先立ちなり、胸に括られた縄だけで体重を支えてい
る。明らかにその表情は苦痛に歪んでいるのだ。
「さてと…」
次に智代が瑠美子に近づく。それと入れ代わりに山田は、車に置いてきた
バックを取りに向かった。
「奥様、とても素敵な姿ですわ、それにその苦しむ表情がとても堪らない…で
も安心して、直ぐに気持ち良くさせてあげるから」
「くっ、ぐっ、智代さん、お、お願い、下して頂戴。足が痛くてとても辛いの」
「ふふっ、奥様。これで辛いと言っていたら次の体勢はどうなるのかしら」
含み笑いを見せる智代の手には、天井から吊るされたもう一本の縄が握られ
ていた。智代はその縄を瑠美子の左膝に結び付けると、天井から吊るされた片
方の縄を引き始めたのである。
「あっ?! い、嫌… と、智代さん! 止めて、止めなさい!!」
智代が縄を引く毎に、縛られた瑠美子の太腿が横に持ち上がり、着物の裾か
ら瑠美子の透き通った太腿が露になっていくのだ、更に着物の裾が開いて瑠美
子の湿った花弁が顔を覗かせるのだから生きた心地がしないのである。苦痛と
恥かしさの表情を繰り返す熟女の何とも言えない妖麗な姿である。
着物の裾で右足を隠しているのがせめてもの救いである…そう瑠美子は歯を
食いしばりながら思っていたに違いない。だが…
「奥様、素敵な太腿ですわ。せっかくですからこちらの右足も見せてもらって
よろしいかしら、くくっ」
智代は瑠美子の気持ちを嘲笑うかのように微笑むと、着物の裾を掴み一気に
捲り上げた。 すると、悩ましい表情に化身した瑠美子が小さな嗚咽を吐いた。
(12)へつづく・・・
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