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小説(転載) 屈辱のセールストーク

官能小説
10 /10 2019
「客席クローズ。萩原さん、新人に指導よろしく。田中、レジ入って。斉藤、バンズ端数カウント!」

「サンキュー、端数シックス!」
「よし、グリルオーダーシックス! フライヤーはダウン!」
 最後の客が出ていったのを確かめると、マネージャーがてきぱきと指示を飛ばす。アルバイトたちも慌ただしく動き始め、ハンバーガーショップ『フロリダ・カフェ』は一日の最終作業に入った。
「え~、中島さん。クロージングは初めてだっけ? 掃除始めるから、こっち来て」
「はい、サンキュー!」
 中島美里は、さっさと客席に向かう先輩の女子アルバイトの後をあわてて追いかけた。レジカウンターを出て、二階の客席へ向かう。
 ファーストフード店の多くは、返事は全て「はい、サンキュー」と決まっている。空手道場の「押忍」のようなものだが、やはり慣れないうちは気恥ずかしい。
(思ったより、きついのね……)
 美里がこの店でアルバイトを始めて、まだ二日目である。今日は初めてラストまで残ってクロージング――閉店作業をするのだ。
「基本的にはフロアーラウンドと同じよ。ただ、窓と床を徹底的にやるから、急がないと……」
「はい、サンキュー!」
 フロアーラウンドというのは、営業中の客席掃除である。こまめに客席を回り、テーブルを拭いたり床を掃いたり、ゴミ袋を交換したりする。その間ずっと笑顔を絶やさず、出入りする客に明るく挨拶せねばならない。
「私が窓やるから、テーブル拭きながら見ていて」
 先輩の萩原理恵子が、スプレーとダスターを手に窓ガラスを拭き始めた。理恵子は美里と同じ女子大の一年先輩で、半年ほど前からこのアルバイトをしているという。「次は床。テーブルを全部そっちに移動して!」
 客の立場で見ていると、可愛らしいユニフォームに身を包み、レジでにこやかに微笑む姿しかわからない。しかし実際にやってみると、このアルバイトはかなりハードな肉体労働だった。
「フフッ、思ったより大変でビックリした?」
「は、はい。でも、勉強になります。みなさん、優しいし」
 親の反対を押し切って念願の一人暮らしを始めたばかり美里にとって、今の生活は何もかもが新鮮に感じられた。このアルバイトも、以前から憧れていたのだ。
 美里の父親は厳しく、高校時代にはアルバイトを許さなかった。しかし同じ学校の友だちには、地元の『フロリダ・カフェ』でアルバイトしている者が何人かいた。何度か覗きに行った時に見た彼女たちの姿は、明るく輝いて見えた。
(大変だけど、頑張らなきゃ……)
 『フロリダ・カフェ』でアルバイトできるのは、容姿端麗な美少女に限られる。その一員になれた喜びが、仕事のつらさを和らげていた。
「はい、終わり! マネージャーに報告して、上がりましょ」
「はい、サンキュー!」
 一階に下りると、すでにシャッターは閉まっていた。カウンターではマネージャーが売上金をチェックし、厨房内を男子アルバイトたちが掃除している。丸一日肉を焼き続けて焦げついたグリルの鉄板は、新品のように磨き上げられていた。ドリンク類を供給する機械もバラバラに分解され、消毒液に漬けられている。
(ホントに徹底してるのね……)
 美里がこの店に入って一番驚いたのは、想像を絶する衛生管理だった。手の洗い方からテーブルの拭き方まで、全て細かいマニュアルで定められているのだ。着替えを済ませて店の外に出ると、美里は充実感を噛みしめながら大きく伸びをした。
「萩原先輩、一緒に帰りましょうよ」
「理恵子さんでいいわ。でも、ちょっと用があるから、またね」
 理恵子は意味ありげに微笑むと、駅とは逆方向に歩いていった。
(誰かとデートかな……?)
 若い男女の集まる職場なので、恋愛沙汰も色々あるだろう。美里自身もすでにアルバイトの男子数人に言い寄られている。
 駅前のコンビニエンスストアで雑誌を立ち読みし、夜食を買い込む。しかしレジで清算しようとした時になって、美里は財布を忘れてきたことに気づいた。アルバイト中の休憩時間に買い物をしたため、ユニフォームのポケットに移していたのだ。
(いけな~い! まだ、マネージャーいるかしら?)
 立ち読みで時間をとられてしまったので、だいぶ時間が経っている。美里は急いで店へ走った。
 幸い、事務所の明かりはまだ点いていた。通用口を通り、更衣室へ向かう。一応マネージャーに断りを入れようと事務所を覗いたが、誰もいない。
(あれ? どこにいるんだろ?)
 とりあえず、ロッカーを開けて財布を取り出した時、妙な声が聞こえてきた。押し殺したような男の声と、女のうめき声だ。
(二階の客席……?)
 一階には誰もいない事はわかっている。厨房を通り抜けてカウンターをくぐると、徐々に声がはっきりしてきた。
「ほら、もっとケツ上げろ!」
「クウッ!」
 男の声にビシッと肉を打つ音がかぶさり、続いてくぐもった悲鳴が上がる。しかし、その悲鳴はすぐに甘やかな喘ぎに変わっていった。
(な、なんなの? 何が起こってるの?)
 美里は足音を殺して階段の一番上まで上がると、恐る恐る客席を覗き込んだ。
(り、理恵子さん……!)
 客席の椅子に向かって立ち、背もたれにつかまった姿勢で、理恵子が身体をくねらせていた。それも、パンティ一枚のあられもない姿で。よく見ると前に揃えた両手は縄で縛られ、背もたれにくくりつけられている。やや開かされた足も、それぞれが椅子の脚に縛りつけられ、口にはダスターで猿轡が噛まされていた。前のめりの姿勢で身動きできないスレンダーな肉体に、マネージャーの細田がまとわりつき、いやらしく撫で回しているのだ。
「フフフ。どうだ、だいぶ気持ちよくなってきただろ?」
「ンンッ! ムゥウ~ッ!」
 マネージャーは片手で乳房を揉み上げながら、もう一方の手で突き出されたヒップをさすっている。ときおり指先が腿の隙間を脅かすと、理恵子は激しく首を振りながら腰を逃そうとする。そのたびごとに細田は手のひらで尻や太腿をビシビシと打ち据えていた。
(ひどい! なんて事を……)
 すぐに助けねばと思ったものの、身体が硬直して動かない。第一、へたに飛び出したりしたら、自分も襲われてしまうかもしれない。
「ほら、濡れてきたぞ。そろそろ、直接いじって欲しいんじゃないのか?」
「ムウッ! ングゥウ~ッ!」
 細田は理恵子の身体の下に潜り込み、ピンと尖り出た乳首を舐めあげ、パンティの股間を弄っている。理恵子は猿轡をきつく噛みしめ、真っ赤になってのけぞり悶えている。白いパンティ一つの腰がくねるさまは、なんともいえず艶かしい。
(ああ! 理恵子さん……!)
 猿轡から漏れる呻きは、理恵子が快感に屈服しつつあることを示している。縛られたまま肉体を弄ばれ、屈服させられていくことを想像し、美里は自分の胸を固く抱いた。ブラジャーの中で、いつの間にか乳首が固さを増している。
「クウンッ! アゥウッ! ムグゥウ~ッ!」
 理恵子の喘ぎがひときわ高まった。細田の手がパンティに潜り込んだのだ。椅子のきしむ音に混じって、湿った音が聞こえてくる。
「ほ~ら、グチョグチョだ。もっと感じてみろ!」
「アグウッ! アヒィッ! ングムゥウ~ッ!」
 汗をまき散らし、くぐもった嬌声をあげながら、理恵子は拘束された肉体をくねらせている。細田は身体の下から這い出すと、猿轡を外した。口の中から、唾液に濡れたハンカチが引きずり出される。
「さて、今度は俺が気持ちよくなる番だ」
 荒い息をつく理恵子の前に回り、自分も全裸になる。黒々とした男の器官を直視できず、美里は目を閉じた。
「はぁ……はひ……っ! もう、許し……んぐうっ!」
「こら、しっかりしゃぶれ!」
 二人の声から何が行われているかを想像し、美里の精神は限界を超えた。恐怖感と性的興奮が渦を巻き、瑞々しい十八歳の肉体を昂らせていく。
(ああ、もうダメ!)
 止めることもできず、かといってこのままとどまる気にもなれず、美里は音を立てぬように階段を下りていった。

(理恵子さん、どうなったのかしら……?)

 翌日の夕方、美里はかつて味わったことのない重い気分で『フロリダ・カフェ』のドアをくぐった。
 勤務表を見ると、細田は今日は休みになっている。理恵子は美里と同じく、五時から閉店までの勤務だった。今日のクローズ責任者は店長だ。
 更衣室に入ると、ちょうど理恵子が着替えていた。
「あら、中島さん。今日からレジやってもらうから、頑張ってね」
「あ……は、はい」
 昨夜、マネージャーに犯されていたことなど微塵も感じさせず、理恵子は明るく声をかけてきた。まるで昨夜のことが全て夢だったかのように。美里は手首のあたりを注意深く見たが、縄の痕らしきものは残っていない。
「やだ、どうしたの?」
「い、いや……スタイルいいなぁって思って……」
「そうでもないわよ。中島さんこそ、胸大きくてうらやましいわ」
 理恵子はいかにもスポーツをやっていそうな引き締まった体つきで、身長も美里より少し高い。美里はごく平均的なプロポーションだが、Dカップのバストには密かに自信を持っている。
「じゃあ、先に行ってるわね」
 いつもと変わらぬ様子で、理恵子は更衣室を出ていった。
(いったい、夕べのはなんだったの……?)
 まるで狐につままれたような気分のまま、美里もユニフォームに着替えた。
 タイムカードを押し、カウンターに入る。一応レジの基本的な操作は教わっていたが、実際に客を相手にするのは初めてだ。
 ハンバーガーショップの仕事は、掃除から入り、レジを覚え、最終的には来客状態に応じてオーダーを出す『コントローラー』までこなすことになる。しかし、なんといってもレジはこの仕事の花形である。
「よし、今日は暖かいから、ドリンクのプラスセールス中心でいくぞ。スマイルを忘れないように。萩原、新人をちゃんとサポートしてやれよ」
「はい、サンキュー!」
 夕食の時間帯に入り、徐々に客足が増えていく。仕事に没頭して昨夜のことを忘れようとするが、どうしても気になってしまう。
「中島さん、笑顔が固いよ。疲れたかい?」
「あ……」
 美里はなんとか笑顔を作ろうとしたが、どうしても表情がこわばってしまう。店長が心配そうに言った。
「何か、心配事でもあるのかい? よかったら、後で聞くよ。みんなが帰ったら、事務所に来なさい」
「はい……サンキュー」
 慌ただしい勤務を終え、アルバイトたちは皆帰っていった。一人残った美里は、ユニフォーム姿のまま事務所のドアをノックした。
(言っちゃっていいのかしら……?)
 本人が平気な顔をしているとはいえ、マネージャーが女子アルバイトに淫らなことをするような職場はやはり不安だ。しばらく迷ったが、美里は昨夜見たことをひととおり店長に伝えた。
「なんて事だ、まったく……。細田の奴め……!」
 話を聞くと、店長は心底困ったというように顔をしかめた。しかし、続いて口から出た言葉を、美里の理解を越えたものだった。
「鍵をかけ忘れるとは、ドジな奴だ。あれほど気をつけろと言ったのに」
 店長は椅子から立ち上がると、デスクの紙箱から新品のダスターを取り出した。
「て……店長?」
「見られてしまったのなら、しかたない。君の口を封じなければね」
 ダスターを細く畳んで帯状にすると、店長はハンカチを取り出し、わけがわからず硬直する美里に迫ってきた。
(ま、まさか……!)
 昨夜の理恵子がダスターで口を塞がれていたことを思い出し、美里はあわてて入り口に走った。しかしドアの外に立ちふさがった何者かが行く手を遮った。
「おっと、逃げようったって無駄だよ」
「マ、マネージャー……!」
 休みだったはずの細田マネージャーが、縄を手にして立っていた。呆然と立ちすくむ美里を、店長が羽交い締めにする。
「い、いやっ! なにするんですか! は、離し……んむうっ!」
「ほら、おとなしくしろ! 細田、手ぇ縛れ!」
 手を細田に任せると、店長は丸めたハンカチを里美の口に押し込んだ。さらにダスターを口に噛ませ、首の後ろで結ぶ。これでもう、助けを呼ぶことはできない。
(どういうこと? なんでマネージャーが?)
 必死で暴れてみたが、男二人が相手ではどうしようもない。たちまち両手が背後にねじ上げられ、縄で括られてしまった。
「ングウッ! フムグゥ~ッ!」
(いやぁっ! 助けてぇ~っ!)
 力づくで自由を奪われる恐ろしさに叫んでも、悲鳴は口の中の布に遮られてしまう。
「もうあきらめな。理恵子と同じように、俺たちの奴隷にしてやるぜ」
「けっこういい身体してるじゃねぇか。オッパイは理恵子より上だな」
「ングゥウ~ッ!」
(いやぁあ~っ!)
 いきなりバストをわしづかみにされ、美里は必死で身体をよじって逃れようとした。しかし、後ろ手に縛られているためどうしようもない。二人の男は左右の乳房を分け合い、張りのある感触を楽しんでいる。
「ここじゃ狭いな。上へ行こう」
 店長は泣きじゃくる美里を軽々と担ぎ上げ、二階の客席に運んだ。
「理恵子、今日からこいつも仲間入りだ」
 細田の言葉に思わず顔をあげると、帰ったはずの理恵子が椅子に縛りつけられていた。昨日と同じくパンティ一枚だが、さらに恥ずかしいポーズだった。
 手だけではなく胸元にも縄が巻き付き、形のよい乳房が締め上げられている。足はM字型に固定され、パンティの食い込んだ股間を隠しようもない。
(やだ! すごい恰好……!)
 自分も同じようにされるのかと思うと、恥ずかしさで目の前が暗くなった。
「どうします? テーブルに仰向けにして、両乳しゃぶりまくってやりましょうか?」
「そうだなぁ。天井から両手バンザイに吊ってみようか? そうすれば前後から責められるぞ」
 恐ろしい会話に、美里は震え上がった。思わず理恵子の方を見ると、猿轡を噛みしめて悲しそうに首を振った。まるで「あきらめなさい」とでも言っているようだった。
(ああ~っ! こんなのイヤァ!)
 二人の男は容赦なく美里のユニフォームを剥ぎ取り、下着姿にすると、両手を前で縛りなおした。縄の余りを天井のシャンデリアに引っかけ、グッと引き寄せる。
「ちょっと危なっかしいな……」
「まあ、女一人の体くらいなら、大丈夫だろう」
 縄の端が結び留められ、十八歳の瑞々しい肉体が、一本の棒のように伸ばされた。
「たしかおまえは、一人暮らしだったな。じっくりと可愛がってやれるぜ」
「いずれこうしてやるつもりだったが、こんなに早くチャンスが来るとはね。細田のドジに感謝しなくちゃな」
 男たちも服を脱ぎ、ガタガタ震える美里の左右に寄り添ってきた。四本の手が、汗ばんだ肌の上をゆっくり這いまわり始める。
「すぐに気持ちよくなれるさ。理恵子も、他の女たちも、みんなそうだった」
「ほら、力抜きな。気が狂うほど感じさせてやるよ」
 この二人が他にもアルバイトの少女たちを餌食にしていると知り、美里はこの店を選んだことを心底後悔していた。おそらく、採用の時点で自分たちの好みでしかも後腐れのないタイプをチェックしているのだろう。
「んむうっ! ングウ~ッ!」
 四本の手に、二本の舌も加わった。反応を確かめながら、首筋、背中、脇腹と敏感な部分を探っていく。乳房や股間に触れてこないのが、かえって不気味だった。くすぐったさと汚辱感の中に、少しずつ甘い疼きが育っていく。
「ふふっ。そろそろいいかな?」
 店長の指が、背中のホックにかかった。すぐにブラジャーはめくり上げられ、手首を括った縄に引っかけられた。柔らかな膨らみの頂点で、すっかり勃起してしまった乳首が揺れている。
(ああ! もう、ダメ……)
 羞恥に固く目を閉じると同時に、二枚の舌が膨らみの裾を舐め上げてきた。思わずのけぞった瞬間、腿を撫でていた手が股間に割り込んでくる。
「ンクゥウ~ッ!」
「ヘヘッ、濡れてるじゃねぇか。やっぱり、素質ありだな」
「経験はあまりなさそうだが、いい奴隷になりそうだ」
 徐々に脅かされる乳首は痛いほどしこり勃ち、今にも血を噴きそうだ。パンティの股布に滴る熱い蜜とともに、抵抗しようとする意志が流れ落ちていようだった。
(ダメェ……! もう、たまらない!)
 二人がかりの執拗な責めに、若い肉体は否応なく燃え盛っていく。男たちがとどめとばかりに二つの乳首にしゃぶりついてくると、最後の理性が吸い取られた。
「フングゥウァア~ッ!」
 舌が、歯が、唇が、敏感な神経の塊を翻弄する。熟練した男たちのテクニックに、美里は完全に屈服しつつあった。
「どうだ、感じるだろう? たまらないだろう?」
「細田、理恵子を連れて来いよ。こいつのおま×こ舐めさせてやろうぜ」
 残忍な思いつきにほくそえみながら、店長は最後の一枚を剥ぎ取った。布地越しの刺激で絞り出された淫蜜が糸を引く。猿轡と足の縄を解かれた理恵子が、美里の真正面に引き据えられた。店長と細田が閉じようとする足に自分の足を絡め、強引に引きはだけた。
(や、やめて理恵子さん! これ以上されたら……) 激しく首を振ってもがく美里の顔を一瞬だけ見上げると、理恵子は開かされた足の間に顔を寄せていった。じらすように股の付け根を舐め、息を吹きかけ、少しずつ中心に舌を近づけていく。男たちも乳房をつかみ締め、耳たぶにしゃぶりつく。
「ヒィッ! アウッ! ンァア~ッ!」
 ついに、理恵子の舌がもっとも敏感な部分にたどり着いた。後ろ手縛りの不自由な体勢だったが、その技巧は充分すぎるほどの快楽を美里の肉体に注ぎ込んできた。
(ああっ、駄目ぇっ! すごすぎる……!)
 汚辱感も恐怖心も、いつの間にか消え去っていた。三人の送り込んでくるおぞましいほどの快楽に、美里は何もかも忘れてよがり狂った。
「どうだ、感じるか?」
 店長が猿轡を外し、美里の顔を覗き込んだ。
「アヒィッ! やめ……いやぁ~ッ!」
「こんなにグチョグチョにしておいて、何がイヤなんだ? 気持ちいいんだろ?」
「グゥウッ! は、はい、サンキュー……」
 思わず口をついて出た言葉に、男たちは大笑いした。
「お前もすっかり、この店の一員だな。よし、もっと可愛がってやる」
「アウッ! ハァンッ! アア~ッ!」
 あられもない喘ぎは、美里がまもなく絶頂に登りつめることを示している。三人はここぞとばかりに愛撫の手を深め、稚い性感を追いつめていった。手首を吊った縄をきしませ、汗と唾液にまみれた若々しい肉体が躍る。
「アヒィッ! クウッ! ンァアア~ッ!」
 自ら刺激をねだるように、美里は淫らに腰を振った。すると、後ろ手に縛られたままの理恵子がバランスを崩し、乳房を貪っていた細田の足にぶつかった。
「おっと……!」
 よろめいた細田は、思わず吊られた美里の身体にしがみついてしまった。二人分の体重が集中し、シャンデリアを固定していたネジが限界を超えた。
「うわっ?」
「キャッ!」
 吊っていた縄の張力が消え失せ、美里はしがみついていた細田とともに倒れ込んだ。床に倒れていた理恵子が、その下敷きになる。次の瞬間、ガシャーンと派手な音が鳴り響いた。
「うわっ!」
 落ちてきたシャンデリアが、店長の頭を直撃していた。安物とはいえ、台座の部分はかなりの重量がある。
「て、店長……?」
 床に倒れ込んだ店長は、ピクリとも動かない。美里と理恵子が磨き上げた床に、血溜まりが広がっていく。
「店長! 店長~!」
「やだっ! どうしよう……」
 青くなって顔を見合わせる二人の横で、縛られたままの美里はオルガスムスの余韻に酔いしれていた。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。