2ntブログ

妄想
07 /18 2020
今日は土曜日、朝から天気がすぐれなかった。遅い朝食を摂って、ソファーでくつろぎながらなにをしようか迷っていたところ妻が、
「今日予定ある?」
と聞いてきた。
「うーん、なにも」
「そう、私和彦の様子を見てきたいの。行ってきてもいいかしら。」
大学生の和彦のアパートにはときどき行って行っているようだ。いつもは黙っていくこともあるのに珍しい。
「これからだと帰りがおそくなるぞ。」
「そうなの。だから泊りがけで行ってくる。」
すでに野菜や果物の入った袋が用意されている。そういえば妻の顔色がいい。もしかしたら昨日から和彦のところへ行くつもりだったのかもしれない。妻は恥ずかしいのか息子との関係を話したがらない。気にすることなんかないのに。
「ああ構わないよ。それなら俺はおふくろのところに行ってくるよ。」
「そうね。そうしてくれると助かるわ。」
俺も母との関係を妻には話さないからお互い様かな。もちろん俺が実家に行ったらなにをするか妻は知っているのだ。お互いに秘密にしなくてもいいけど秘密にしている。そのほうが興奮するからかもしれない。
妻の用意ができたので、駅まで送る。家ではスカートなんか着ないけど、息子のところに行くときは必ずスカートにしている。
「俺は明日夕方5時頃までには帰ってくるよ。」
「わかった。もし迎えが必要ならメール入れとく。」
「ああ、そうしてくれ。」
妻は早く息子ところにいって愛し合いたいのだろう。
「お母様によろしくお伝えしてね。」
「わかった。それじゃあまた。」
おふくろだって妻と和彦のことは喜んでくれている。息子が母親の面倒を見るのは当たり前だと子供の頃から言われいた。大人になって本当の意味を知ってはじめは驚いたが、いまでもちょっと慣れないかもしれない。それはおふくろの欲求についていけないからかもしれない。
駅のロータリーで車を止めておふくろに電話をする。
「そろそろ来る頃だと思ったよ。」
といわれてしまった。俺の、というより妻の行動が読まれているのだろうか。
車で30分、といっても都会の道のように信号があるわけではないのでだいぶ走る。
家につくと妻に渡された菓子の包を渡す。
「智子さんはいつも気が利くねえ。それに比べてお前は・・・」
といいながら私の顔を見る。
「母さんへのお土産は俺自身だからね。」
「崇彦・・・じゃあ今夜は母さんをいっぱい愛して頂戴。」
「もちろんだよ。」
今夜は寝かせて貰えないかもしれない。

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。