小説(転載) 美母淫辱17
近親相姦小説
掲載サイト「母と息子 禁断の部屋」は消滅。
母の体内に精液を注ぎ込む息子
正明は、あれほど母の母性愛に感動したのに、あれほど罪悪感を感じていたのに、自分
自身も、笹沢と同じように一匹のけだものになってしまったことを悟っていた。
ぼくはひどい男だ。人間の屑だ! と心で叫びながら、正明は腰を動かしつづけた。
その様子を笹沢と加藤がビールを飲みながら、ジーッと見続けている。
「お母さん・・・お母さん!」
正明は子供のように叫びながらフェニッシュに向かって渾身の力で腰を突き上げた。そ
して、足の爪先から頭のてっぺんまで痙攣したような激しい震えがおこり、腰がバラバラ
に砕け散ってしまうような快感とともに、とうとう正明は爆発した。
その瞬間、あまりの快感のために、正明の目の前は真っ白になった。
溶岩のように煮えたぎった熱い精液が母のやわらかい粘膜の中にドクドクと注ぎこまれ
ていく。正明は内臓までドロドロに溶けて、精液と一緒に母のなかに吐き出されていくよ
うな気がした。
「ま、正明・・・」
母が全身をブルブル震わせながら、息子の名を喉から絞りだした。おまえは酷い息子だ
と言っているのだろうか、早くやめて! と言っているのだろか。だが、正明はもう母の
声など耳に入らぬ様子で、最後の一滴まで絞り出そうと腰を突き上げいた。
笹沢と加藤が帰ってから、しばらく時間がたっているが、美和子と正明は身動きもせず
に部屋の中にいた。
美和子は素っ裸のまま、放心したように横たわったままだった。その両目から涙がポロ
ポロとこぼれている。
美和子の横で、すでに萎んだ肉棒からタラタラと精液の残りをしたたらせながら、やは
り放心したように、正明がペタリと絨毯の上に座りこんでいた。
美和子の股間には、白濁した精液がべっとりとこびりついている。
白い下腹部にも、漆黒の繊毛や太腿の内側にも、精液はこびりついていた。乳房や尻に
は、わし掴まれた爪の跡が無数に赤く刻みこまれていて、ところどころミミズ腫れになっ
ていた。
正明は、そんな母の無残な姿を見つめながら、言いようのない後悔と罪悪感が込み上げ
てくるのを感じていた。
なんだか底無しの真っ暗な穴の中に落ちていくよう気がし、体中にゾクゾクと粟粒が生
じている。
確かに、笹沢に母とセックスしろと命令されたときは嬉しかった。
母に対して密かに持っていた、背徳的な欲望を満たすことができたのだから。しかも、
命令されたのだから仕方ないんだ、と自分を正当化することもできた。
母が笹沢に犯されながらよがり声をあげたことが、正明の自分己弁護の理由になった。
正明は母のよがり声に嫉妬し、憎悪を覚えた。その憎悪が、こんなお母さんなど犯した
っていいんだ、という思いにもつながっていた。
すべてを笹沢と母のせいにし、母に持っていた密かな欲望を、正明は誰にも悟られずに
満たすことができたのだ。
だが、終わったあとのこの気も狂わんばかりの罪悪感はどうだろう。想像していた以上
の罪の意識だ。自分のしたことの恐ろしさに、悪寒のような震えが込み上げてくる。
「ま・・・正明・・・」
横たわっていた母がゆっくりと上半身をおこしながら、かすれた声で正明を呼んだ。
「お母さん・・・」
正明は何を言ったらいいかわからず、脅えた顔を美和子にむける。母の顔を見るのが怖
くて堪らなかった。
母はいったい、何と言って正明を罵倒するだろうか。正明はそれを聞くのが心底怖い。
「正明・・・終わったわ・・・」
美和子は涙に濡れた顔でいった。無理に微笑もうとしたようだが、唇の端が少し引きつ
っただけで苦渋の表情に変わりはなかった。
それ以上何を言ったらいいか美和子も戸惑っているようだったが、やがて言葉を選びな
がら正明に優しい言葉をかけてきた。
「ケガはない、正明? どこも、何ともないわね・・・」
「うん・・・」
正明はコクリとうなずいたが、母の言葉に、突き倒されそうな驚きを覚えた。
母は正明のことを、少しもなじろうとしなかった。
いくら命令されてやったことでも、母を犯してしまった息子に、まず非難の声を浴びせ
てもいいはずだ。それなのに母は少しも正明に怒っていない様子で、しかも自分のことよ
り正明のことを心配しているのだ。
そんな母の気持ちが、罪悪感でつぶれそうな正明の胸にグサリと突き刺さったのだ。
「お母さん・・・ぼく・・・」
正明はガタガタ震えながら言ったが、そのあとは喉が引きつって声が出なかった。
「言わないで正明。いいのよ、あなたは魔がさしただけよ、無理にやらされただけよ。悪
いのはあの男なのよ」
正明を思いやる美和子の言葉は、鋭い槍のように無理矢理の良心にグサグサと突き刺さ
ってくる。
母は、正明が興奮のあまり一時的に理性をなくしたのだと思っている。いや、そう思い
こもうとしているのかもしれない。
母は何も知らないのだ。正明が母に対して持っていた恐ろしい願望も、笹沢に命令され
ることによって、その願望が満たされることを期待していたことも。
何も知らずにぼくを守りぬいてくれたお母さんを、ぼくは欺いていたんだ・・・そして
そんなお母さんを、ぼくは犯してしまった。ぼくのことを一番大事に思ってくれているお
母さんを・・・ああ、ぼくはなんて酷い男なんだろう・・・
正明の罪の意識はますます膨れあがった。その苦しみを、正明はもうこれ以上胸にしま
っておくことができなくなってしまった。
「お母さん、ごめんなさい! ぼくは、ぼくは、前からお母さんとやりたいって思ってい
たんだ! 笹沢に命令される前から・・・お母さんとやりたいって思っていたんだ!」
正明は涙声で絶叫した。
母に言ったからといって、罪の意識が消えるはずがないことはわかっていたが、言わず
にはいられなかった。
黙っていたら、胸が張り裂けてしまいそうだった。
「どうにもならなかったんだ! 押さえようとしても、押さえられなかったんだ! 笹沢
にやれって言われたとき、ぼくは嬉しかったんだ・・・だって、お母さんが、お母さんが
好きだったから!」
叫びながら、正明の目から涙がポロポロと溢れだしていた。
美和子は一瞬ギョッ、としたように正明を見た。やはりショックを隠せないらしく茫然
と見開いた目に悲しげな色が浮かんでいる。
正明は心の中のものを全部吐き出してしまうと、ハアハアと荒い息を聞きながらすがる
ように美和子を見つめた。
正明は覚悟していた。
きっと母の目に軽蔑と怒りの色が浮かぶはずだ。耳を塞ぎたくなるような罵りの言葉が
投げかけられてくるはずだ。でも、それでもかまわないと正明は思った。
これ以上、純粋な母の心を裏切り、欺くことはできなかった。
すべてを母に告白し、楽になりたかった。結果がどうあっても。
美和子は、茫然と正明の顔を見つめ続けていた。その顔に複雑な表情が浮かんでいる。
しかし、正明が予想したような反応はおこらなかった。かえって美和子は、正明に対して
いたわるような眼差しを注いできたのだ。
やがて美和子は口を開いた。
「正明・・・わかっていたわ、あなたの気持ちは・・・」
「えっ!」
正明は驚きの声をあげた。
「あなた、お母さんのことを時々盗み見ていたでしょう・・・」
「・・・うん・・・」
「わかっていたのよ、正明がお母さんの体に興味をもっていたことは・・・」
正明は思わぬ母の言葉にとまどいながら、恥ずかしさに身を震わせた。
「そんなにお母さんと・・・したかったの・・・?」
「うん・・・」
正明は素直にうなずくしかなかった。
「馬鹿な子ね・・・」
正明は一瞬ギョッとしたが、その言葉には、怒りも罵りも含まれてはいなかった。それ
どころか、悪さをしてしょげている子を、優しく叱るような温かみがこもっていた。正明
は母の反応が信じられない気がした。
どうして、そんなに優しいの? どうして怒りださないの?
正明にはそれが不思議だった。
しかし美和子の苦悶に歪んでいた顔は少しほころび、ふくよかな笑顔がかすかに浮かん
だようだった。
正明は美術部の部室で、犯されている母を見て勃起し、それを笹沢に暴かれてしまった
ときのことを思いだした。
母はあの時と同じように、たとえようのない表情をしていた。慈愛と哀れみの入り交じ
った、しかも母性愛に満ちた眼差しで正明を見つめていた。
「でもね、正明くらいの年頃の子にはよくあることかも知れないわね。だって一番身近な
存在なんですものね、お母さんって・・・」
美和子の言葉には慰めるような響きがあった。正明は思いきって恐々尋ねた。
「お母さん・・・こんなぼくを許してくれるの・・・」
「許すもなにも、お母さん最初から怒ってなんかいないわよ、正明。さっきは驚いて、大
きな声を出してしまっただけなの」
「ほ、本当に・・・」
「ええ、本当よ」
母の言葉に、正明の胸はカッと熱くなった。罪悪感や、後悔がスーッと胸の中から消え
ていくような気もした。
実のところ美和子は、正明の告白に強いショックを受けていた。しかし、それを顔には
出さなかったのである。
美和子は、泣きながら告白する正明を見ているうちに、美術部の部室で勃起した正明を
見たときと同じ気持ちが、今度はもっと強くなって込み上げ、正明がかわいそうで堪らな
くなってしまったのだ。
正明に対する母性愛が、熱い湯のように美和子の胸に込み上げてくる。
美和子は、これ以上正明のつらそうな顔を見ていられなかった。そして、母親にさえ性
欲を覚えていた正明の溜まりに溜まったストレスを、なんとか取り除いてやりたいとさえ
思い始めていた。
美和子は、正明を見つめながらヨロヨロと立ち上がった。
疲れきって体に力が入らないらしい。
「正明、体を洗いましょう・・・ちょっと待っていてね、お風呂場を綺麗にしてくるから
・・・」
美和子は裸のまま、恥ずかしそうに急いで部屋を出ていった。
その後ろ姿に目をやった正明は、母の股間から白濁した精液が噴きこぼれ、太腿にダラ
ダラとしたたっているのを見てギョッとする。
消えそうだった罪悪感が、呼び戻されるように正明の胸に込み上げてきた。
母はやっぱり無理をしている。笹沢と一緒になってあんなことをした息子を簡単に許せ
るわけがない。
そう思い直した正明の顔が、再び思い詰めた、苦悶の表情に変わっていった。
正明はそこに座ったまま、茫然と宙を見つめていた。罪の意識が黒い雲のように、正明
の胸をおおっている。
どのくらい時間が過ぎたのかさえ、正明にはわからなかった。気がつくと、バスタオル
一枚を体に巻いた母が戻ってきて、正明の前に立っていた。
「なんて顔をしているの、まるでこの世の終わりみたいな顔よ。お母さん、少しも気にし
てないって言ったでしょう」
美和子の顔からは、苦渋の表情が消えていた。
正明は、笹沢が帰るまでの母とは別人のような気がした。あんなことがあったなんて、
まるで嘘のようにふくよかな笑みを浮かべている。しかし、やはり正明は母が無理をして
いると思った。
シャワーで体を洗い流したらしく、美和子の髪や、タオルから出ている肩や胸元がほん
のりと濡れていた。
「さあ、正明も体を綺麗にするのよ」
と、美和子は正明の手を取って立たせようとする。
「お・・・お母さん・・・やっぱりぼくは・・・ぼくは・・・」
母に抱かれるように立ち上がりながら、正明は呻くように声を上げた。
こんな優しい言葉よりも、母に思うさま罵られたほうがいいとさえ思っていたが、美和
子は、そこから先を言わせなかった。
「正明、さあ一緒にきなさい」
その言葉には、うむを言わせぬ力がこもっていて、正明は黙って母とバスルームに向か
うしかなかった。
浴槽に、たっぷりとお湯が張ってあり、バスルームの中は湯気が立ち込めていた。美和
子が浣腸され、汚物を噴出した片鱗などなにも残ってはいなかった。
「大丈夫よ、お風呂場の中、綺麗に洗い流したから・・・」
ここで浣腸されたことが、脳裏にまざまざと焼きついているのだろう。恥ずかしそうに
正明を見ながら、美和子は少しくぐもった声で言った。
「さ、正明、お湯に入る前にお母さんが体を洗ってあげるわ」
美和子は浴室の中央に正明を立たせると、よく泡立たせ石鹸を乗せた手で、正明のしぼ
んでいる肉棒を包みこんだ。
片手で気の毒なほど萎縮してしまっている肉棒の根本を持ち、別の手で皮を剥くように
ゴシゴシと洗い立てる。
母の手の平や指の感触が、やわらかくてシコシコして気持ちいいが、肉棒はもう膨張し
なかった。
美和子は五本の指で掻きむしるように、正明の陰毛も石鹸でよく洗った。
「正明、お湯に入りましょう。さっぱりして気持ちも楽になるわ」
正明をいざなうように、美和子も一緒に浴槽に入るのだった。
並んで湯につかりながら、正明は母の心を計りかねていた。
「正明、お母さんのこと、本当にそんなに好きなの?」
浴槽につかりながら下を向いている正明に、美和子が問いかけた。正明はばつの悪そう
な顔で小さくうなずいた。
「嬉しいわ正明、お母さんも正明のことを心から愛しているわ」
「うん・・・」
正明は小声で答えたが、母の言葉を完全には信じられなかった。母が無理に笑顔を作っ
ている、という思いは容易に消し去れないのだ。
そのとき、美和子が驚くような行動にでた。
「まださっきのことを気にしているの? わかったわ正明、お母さんが怒っていないって
いう証拠を見せてあげるわ」
そう言うと美和子はザブリと湯の中から立ち上がって、バスタブの淵に腰をかけた。淵
の部分には、バスタブにかぶせる板が置けるように広く幅が取られている。
そのタイルの上に尻を乗せあげると、美和子は両足を大きくM字型に広げ、足先をそれ
ぞれ左右の淵にかけるのだった。
「お母さん・・・」
正明は目を見開いた。こんなことをする母が信じられなかった。
正明の目の前でむっちりと白い母の股間が、ぱっくりと開ききっている。精液の残滓は
石鹸で綺麗に洗い流されていて、肉ひだも肛門も、お湯に濡れていた。
「正明、よく見てちょうだい。お母さんのおま×こよ。正明の好きなようにしていいの」
美和子が、正明を手招きした。正明は母の大胆な行動と言葉にとまどいながらも、吸い
つけられるように顔を股間に近づけた。
母が自分からおま×こと言ったことが、正明には強烈な驚きだった。
だが正明はその言葉の裏に、母がなにかを決意してることを感じとった。
「正明、お母さんのおま×こ、よく見たかったんでしょう。さあ、指で広げてみて」
「あ、ありがとう・・・お母さん・・・」
正明の口から自然に感謝の言葉がでた。
母の体内に精液を注ぎ込む息子
正明は、あれほど母の母性愛に感動したのに、あれほど罪悪感を感じていたのに、自分
自身も、笹沢と同じように一匹のけだものになってしまったことを悟っていた。
ぼくはひどい男だ。人間の屑だ! と心で叫びながら、正明は腰を動かしつづけた。
その様子を笹沢と加藤がビールを飲みながら、ジーッと見続けている。
「お母さん・・・お母さん!」
正明は子供のように叫びながらフェニッシュに向かって渾身の力で腰を突き上げた。そ
して、足の爪先から頭のてっぺんまで痙攣したような激しい震えがおこり、腰がバラバラ
に砕け散ってしまうような快感とともに、とうとう正明は爆発した。
その瞬間、あまりの快感のために、正明の目の前は真っ白になった。
溶岩のように煮えたぎった熱い精液が母のやわらかい粘膜の中にドクドクと注ぎこまれ
ていく。正明は内臓までドロドロに溶けて、精液と一緒に母のなかに吐き出されていくよ
うな気がした。
「ま、正明・・・」
母が全身をブルブル震わせながら、息子の名を喉から絞りだした。おまえは酷い息子だ
と言っているのだろうか、早くやめて! と言っているのだろか。だが、正明はもう母の
声など耳に入らぬ様子で、最後の一滴まで絞り出そうと腰を突き上げいた。
笹沢と加藤が帰ってから、しばらく時間がたっているが、美和子と正明は身動きもせず
に部屋の中にいた。
美和子は素っ裸のまま、放心したように横たわったままだった。その両目から涙がポロ
ポロとこぼれている。
美和子の横で、すでに萎んだ肉棒からタラタラと精液の残りをしたたらせながら、やは
り放心したように、正明がペタリと絨毯の上に座りこんでいた。
美和子の股間には、白濁した精液がべっとりとこびりついている。
白い下腹部にも、漆黒の繊毛や太腿の内側にも、精液はこびりついていた。乳房や尻に
は、わし掴まれた爪の跡が無数に赤く刻みこまれていて、ところどころミミズ腫れになっ
ていた。
正明は、そんな母の無残な姿を見つめながら、言いようのない後悔と罪悪感が込み上げ
てくるのを感じていた。
なんだか底無しの真っ暗な穴の中に落ちていくよう気がし、体中にゾクゾクと粟粒が生
じている。
確かに、笹沢に母とセックスしろと命令されたときは嬉しかった。
母に対して密かに持っていた、背徳的な欲望を満たすことができたのだから。しかも、
命令されたのだから仕方ないんだ、と自分を正当化することもできた。
母が笹沢に犯されながらよがり声をあげたことが、正明の自分己弁護の理由になった。
正明は母のよがり声に嫉妬し、憎悪を覚えた。その憎悪が、こんなお母さんなど犯した
っていいんだ、という思いにもつながっていた。
すべてを笹沢と母のせいにし、母に持っていた密かな欲望を、正明は誰にも悟られずに
満たすことができたのだ。
だが、終わったあとのこの気も狂わんばかりの罪悪感はどうだろう。想像していた以上
の罪の意識だ。自分のしたことの恐ろしさに、悪寒のような震えが込み上げてくる。
「ま・・・正明・・・」
横たわっていた母がゆっくりと上半身をおこしながら、かすれた声で正明を呼んだ。
「お母さん・・・」
正明は何を言ったらいいかわからず、脅えた顔を美和子にむける。母の顔を見るのが怖
くて堪らなかった。
母はいったい、何と言って正明を罵倒するだろうか。正明はそれを聞くのが心底怖い。
「正明・・・終わったわ・・・」
美和子は涙に濡れた顔でいった。無理に微笑もうとしたようだが、唇の端が少し引きつ
っただけで苦渋の表情に変わりはなかった。
それ以上何を言ったらいいか美和子も戸惑っているようだったが、やがて言葉を選びな
がら正明に優しい言葉をかけてきた。
「ケガはない、正明? どこも、何ともないわね・・・」
「うん・・・」
正明はコクリとうなずいたが、母の言葉に、突き倒されそうな驚きを覚えた。
母は正明のことを、少しもなじろうとしなかった。
いくら命令されてやったことでも、母を犯してしまった息子に、まず非難の声を浴びせ
てもいいはずだ。それなのに母は少しも正明に怒っていない様子で、しかも自分のことよ
り正明のことを心配しているのだ。
そんな母の気持ちが、罪悪感でつぶれそうな正明の胸にグサリと突き刺さったのだ。
「お母さん・・・ぼく・・・」
正明はガタガタ震えながら言ったが、そのあとは喉が引きつって声が出なかった。
「言わないで正明。いいのよ、あなたは魔がさしただけよ、無理にやらされただけよ。悪
いのはあの男なのよ」
正明を思いやる美和子の言葉は、鋭い槍のように無理矢理の良心にグサグサと突き刺さ
ってくる。
母は、正明が興奮のあまり一時的に理性をなくしたのだと思っている。いや、そう思い
こもうとしているのかもしれない。
母は何も知らないのだ。正明が母に対して持っていた恐ろしい願望も、笹沢に命令され
ることによって、その願望が満たされることを期待していたことも。
何も知らずにぼくを守りぬいてくれたお母さんを、ぼくは欺いていたんだ・・・そして
そんなお母さんを、ぼくは犯してしまった。ぼくのことを一番大事に思ってくれているお
母さんを・・・ああ、ぼくはなんて酷い男なんだろう・・・
正明の罪の意識はますます膨れあがった。その苦しみを、正明はもうこれ以上胸にしま
っておくことができなくなってしまった。
「お母さん、ごめんなさい! ぼくは、ぼくは、前からお母さんとやりたいって思ってい
たんだ! 笹沢に命令される前から・・・お母さんとやりたいって思っていたんだ!」
正明は涙声で絶叫した。
母に言ったからといって、罪の意識が消えるはずがないことはわかっていたが、言わず
にはいられなかった。
黙っていたら、胸が張り裂けてしまいそうだった。
「どうにもならなかったんだ! 押さえようとしても、押さえられなかったんだ! 笹沢
にやれって言われたとき、ぼくは嬉しかったんだ・・・だって、お母さんが、お母さんが
好きだったから!」
叫びながら、正明の目から涙がポロポロと溢れだしていた。
美和子は一瞬ギョッ、としたように正明を見た。やはりショックを隠せないらしく茫然
と見開いた目に悲しげな色が浮かんでいる。
正明は心の中のものを全部吐き出してしまうと、ハアハアと荒い息を聞きながらすがる
ように美和子を見つめた。
正明は覚悟していた。
きっと母の目に軽蔑と怒りの色が浮かぶはずだ。耳を塞ぎたくなるような罵りの言葉が
投げかけられてくるはずだ。でも、それでもかまわないと正明は思った。
これ以上、純粋な母の心を裏切り、欺くことはできなかった。
すべてを母に告白し、楽になりたかった。結果がどうあっても。
美和子は、茫然と正明の顔を見つめ続けていた。その顔に複雑な表情が浮かんでいる。
しかし、正明が予想したような反応はおこらなかった。かえって美和子は、正明に対して
いたわるような眼差しを注いできたのだ。
やがて美和子は口を開いた。
「正明・・・わかっていたわ、あなたの気持ちは・・・」
「えっ!」
正明は驚きの声をあげた。
「あなた、お母さんのことを時々盗み見ていたでしょう・・・」
「・・・うん・・・」
「わかっていたのよ、正明がお母さんの体に興味をもっていたことは・・・」
正明は思わぬ母の言葉にとまどいながら、恥ずかしさに身を震わせた。
「そんなにお母さんと・・・したかったの・・・?」
「うん・・・」
正明は素直にうなずくしかなかった。
「馬鹿な子ね・・・」
正明は一瞬ギョッとしたが、その言葉には、怒りも罵りも含まれてはいなかった。それ
どころか、悪さをしてしょげている子を、優しく叱るような温かみがこもっていた。正明
は母の反応が信じられない気がした。
どうして、そんなに優しいの? どうして怒りださないの?
正明にはそれが不思議だった。
しかし美和子の苦悶に歪んでいた顔は少しほころび、ふくよかな笑顔がかすかに浮かん
だようだった。
正明は美術部の部室で、犯されている母を見て勃起し、それを笹沢に暴かれてしまった
ときのことを思いだした。
母はあの時と同じように、たとえようのない表情をしていた。慈愛と哀れみの入り交じ
った、しかも母性愛に満ちた眼差しで正明を見つめていた。
「でもね、正明くらいの年頃の子にはよくあることかも知れないわね。だって一番身近な
存在なんですものね、お母さんって・・・」
美和子の言葉には慰めるような響きがあった。正明は思いきって恐々尋ねた。
「お母さん・・・こんなぼくを許してくれるの・・・」
「許すもなにも、お母さん最初から怒ってなんかいないわよ、正明。さっきは驚いて、大
きな声を出してしまっただけなの」
「ほ、本当に・・・」
「ええ、本当よ」
母の言葉に、正明の胸はカッと熱くなった。罪悪感や、後悔がスーッと胸の中から消え
ていくような気もした。
実のところ美和子は、正明の告白に強いショックを受けていた。しかし、それを顔には
出さなかったのである。
美和子は、泣きながら告白する正明を見ているうちに、美術部の部室で勃起した正明を
見たときと同じ気持ちが、今度はもっと強くなって込み上げ、正明がかわいそうで堪らな
くなってしまったのだ。
正明に対する母性愛が、熱い湯のように美和子の胸に込み上げてくる。
美和子は、これ以上正明のつらそうな顔を見ていられなかった。そして、母親にさえ性
欲を覚えていた正明の溜まりに溜まったストレスを、なんとか取り除いてやりたいとさえ
思い始めていた。
美和子は、正明を見つめながらヨロヨロと立ち上がった。
疲れきって体に力が入らないらしい。
「正明、体を洗いましょう・・・ちょっと待っていてね、お風呂場を綺麗にしてくるから
・・・」
美和子は裸のまま、恥ずかしそうに急いで部屋を出ていった。
その後ろ姿に目をやった正明は、母の股間から白濁した精液が噴きこぼれ、太腿にダラ
ダラとしたたっているのを見てギョッとする。
消えそうだった罪悪感が、呼び戻されるように正明の胸に込み上げてきた。
母はやっぱり無理をしている。笹沢と一緒になってあんなことをした息子を簡単に許せ
るわけがない。
そう思い直した正明の顔が、再び思い詰めた、苦悶の表情に変わっていった。
正明はそこに座ったまま、茫然と宙を見つめていた。罪の意識が黒い雲のように、正明
の胸をおおっている。
どのくらい時間が過ぎたのかさえ、正明にはわからなかった。気がつくと、バスタオル
一枚を体に巻いた母が戻ってきて、正明の前に立っていた。
「なんて顔をしているの、まるでこの世の終わりみたいな顔よ。お母さん、少しも気にし
てないって言ったでしょう」
美和子の顔からは、苦渋の表情が消えていた。
正明は、笹沢が帰るまでの母とは別人のような気がした。あんなことがあったなんて、
まるで嘘のようにふくよかな笑みを浮かべている。しかし、やはり正明は母が無理をして
いると思った。
シャワーで体を洗い流したらしく、美和子の髪や、タオルから出ている肩や胸元がほん
のりと濡れていた。
「さあ、正明も体を綺麗にするのよ」
と、美和子は正明の手を取って立たせようとする。
「お・・・お母さん・・・やっぱりぼくは・・・ぼくは・・・」
母に抱かれるように立ち上がりながら、正明は呻くように声を上げた。
こんな優しい言葉よりも、母に思うさま罵られたほうがいいとさえ思っていたが、美和
子は、そこから先を言わせなかった。
「正明、さあ一緒にきなさい」
その言葉には、うむを言わせぬ力がこもっていて、正明は黙って母とバスルームに向か
うしかなかった。
浴槽に、たっぷりとお湯が張ってあり、バスルームの中は湯気が立ち込めていた。美和
子が浣腸され、汚物を噴出した片鱗などなにも残ってはいなかった。
「大丈夫よ、お風呂場の中、綺麗に洗い流したから・・・」
ここで浣腸されたことが、脳裏にまざまざと焼きついているのだろう。恥ずかしそうに
正明を見ながら、美和子は少しくぐもった声で言った。
「さ、正明、お湯に入る前にお母さんが体を洗ってあげるわ」
美和子は浴室の中央に正明を立たせると、よく泡立たせ石鹸を乗せた手で、正明のしぼ
んでいる肉棒を包みこんだ。
片手で気の毒なほど萎縮してしまっている肉棒の根本を持ち、別の手で皮を剥くように
ゴシゴシと洗い立てる。
母の手の平や指の感触が、やわらかくてシコシコして気持ちいいが、肉棒はもう膨張し
なかった。
美和子は五本の指で掻きむしるように、正明の陰毛も石鹸でよく洗った。
「正明、お湯に入りましょう。さっぱりして気持ちも楽になるわ」
正明をいざなうように、美和子も一緒に浴槽に入るのだった。
並んで湯につかりながら、正明は母の心を計りかねていた。
「正明、お母さんのこと、本当にそんなに好きなの?」
浴槽につかりながら下を向いている正明に、美和子が問いかけた。正明はばつの悪そう
な顔で小さくうなずいた。
「嬉しいわ正明、お母さんも正明のことを心から愛しているわ」
「うん・・・」
正明は小声で答えたが、母の言葉を完全には信じられなかった。母が無理に笑顔を作っ
ている、という思いは容易に消し去れないのだ。
そのとき、美和子が驚くような行動にでた。
「まださっきのことを気にしているの? わかったわ正明、お母さんが怒っていないって
いう証拠を見せてあげるわ」
そう言うと美和子はザブリと湯の中から立ち上がって、バスタブの淵に腰をかけた。淵
の部分には、バスタブにかぶせる板が置けるように広く幅が取られている。
そのタイルの上に尻を乗せあげると、美和子は両足を大きくM字型に広げ、足先をそれ
ぞれ左右の淵にかけるのだった。
「お母さん・・・」
正明は目を見開いた。こんなことをする母が信じられなかった。
正明の目の前でむっちりと白い母の股間が、ぱっくりと開ききっている。精液の残滓は
石鹸で綺麗に洗い流されていて、肉ひだも肛門も、お湯に濡れていた。
「正明、よく見てちょうだい。お母さんのおま×こよ。正明の好きなようにしていいの」
美和子が、正明を手招きした。正明は母の大胆な行動と言葉にとまどいながらも、吸い
つけられるように顔を股間に近づけた。
母が自分からおま×こと言ったことが、正明には強烈な驚きだった。
だが正明はその言葉の裏に、母がなにかを決意してることを感じとった。
「正明、お母さんのおま×こ、よく見たかったんでしょう。さあ、指で広げてみて」
「あ、ありがとう・・・お母さん・・・」
正明の口から自然に感謝の言葉がでた。
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