小説(転載) 彼女と母親と朧月1
近親相姦小説掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。
高校生の光太と瑞花はお互いの両親が公認するほどの仲だったが、2人はまだ結ばれたことがなかった。 過去に何度か挑戦しようとしたこともあったが、知識が不足していたこともあり挿入までは至らないことが続いていた。 そして、その日も2人は光太の部屋で初体験に挑戦しようとしていた。
「瑞花、どう?入りそう?」
光太は半勃ちのおちんちんをぐいぐいと押しつける。
「ダメ・・・当たってるのはわかるけど・・・」
瑞花は光太を膣で受け止めようとする。
「どうしたら入るんだよ。硬くなる前に入れなきゃダメなのかな。」
高校生の2人はセックスの仕方を知らない。 セックスをしてみたいという欲望だけに任せて、試行錯誤を繰り返していた。
「私が悪いのかな・・・」
瑞花は不安を隠せない。
「瑞花は悪くないよ。オレがヘタなんだよ。」
光太は懸命に瑞花を励ます。
「いつもごめんね。」
瑞花は自分に責任を押しつけて勝手に落ち込むタイプである。
「なんで謝るんだよ。瑞花のせいじゃないって。」
瑞花は光太と結ばれない責任を感じて涙を流した。 光太はそんな瑞花を見てさらに焦った。
「瑞花、愛してるよ。」
光太はせめてもの償いのように瑞花の裸体を強く抱きしめた。 瑞花も光太の肌の温もりを感じて気持ちが落ち着くのがわかった。 直接触れる肌の感触に愛を感じる。
「愛してる・・・」
そのとき突然玄関のドアが開く音がして2人は驚いた。
光太の母親喜与子はまだ子どもが自立していないこともあり、定時に帰ることのできる仕事に就いていて 毎日ほぼ同じ時刻に帰宅するようにしていた。 しかし、今日はなにかの事情で早く帰ってきたようである。 40代の喜与子は年齢に相応のふっくらとした体形で優しさを感じさせる容貌をしていた。 華やかなブラウスでもかわいく着こなすこともできて、 決して大人の女性を感じさせるような社会人ではなかった。 もし娘がいれば、姉妹のような関係の親子になっていたであろう。 光太にとっても優しい母親であり、母子の会話はほかの家庭よりも多かったし、 喜与子が光太の部屋に入ることも多々あった。
光太は玄関の音から帰ってきたのが喜与子であることがわかった。 光太は急いで制服のシャツを拾い上げると袖に手を通した。 瑞花はとっさに布団の中に隠れた。
「あら、瑞花ちゃん来てるの?」
玄関で喜与子の声がした。
「そ、そうなんだよ。」
慌ててシャツのボタンを留めながら光太が答える。 階段を上る足音がカウントダウンを始める。 光太がシャツを着終わったとき、ドアが開いた。
「・・・電気もつけないでなにやってるのよ。」
素朴な疑問を抱く喜与子の声とともに部屋の明かりがついた。
「あら?瑞花ちゃんは?」
ベッドのかげで上半身だけを見せて言葉の出ない光太と喜与子の目があう。 この世の終焉を告げるような光太の目が喜与子に違和感を感じさせた。
「どうしたの?光太。」
母親と息子の気まずい空気の流れの中で、布団の中の瑞花が体を震わせて泣きだした。 その震えは光太の心をも震わせて、光太は思わず布団を抱きしめてしまった。
「瑞花ちゃん、そこにいるの?どうして隠れているの?」
光太はこのまま時間が止まって欲しいと願った。 瑞花はこの一瞬に永遠が凝縮しているように感じていた。 喜与子には沈黙の理由がわからなかった。
「どうしたのって聞いているのよ。」
喜与子は落ちついた声で尋ねると、部屋に足を踏み入れてハッとした。 光太の下半身が裸であることに気がついて、状況を把握することができた気がした。 光太も喜与子が確信をもっていることを悟った。
「光太。瑞花ちゃんと2人にして。」
光太には喜与子が怒っているように感じられたが、従うことも逆らうこともできなかった。 完全に思考も体も固まってしまっていた。
「光太。出ていってって言っているの。」
喜与子は優しい口調だったが、目つきは厳しかった。 光太はようやく制服のズボンとパンツをもって部屋から出て行った。 行くあてなどまったくない。 ただ、部屋の近くにいることがいけないことのように感じて、階段を下って行った。
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