2ntブログ

小説(転載) 蒲柳の母7-2

近親相姦小説
03 /29 2022
掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。

 次の日の夜、由布が幹太の部屋にやってきた。
「幹太。抱きしめて。」
由布も少し気が引けるようだった。 だからこそ我慢をしていたのか、心の状態はかなり悪いようだった。 幹太は断ることができなかった。 なにも言わずに正面から由布を強く抱きしめた。 そして落ち着いていく由布を感じていた。 由布が落ち着いていくとき、幹太には音のようなものが聞こえる。 初めは乱れた音が壊れたアンプを通したハードロックのように響いてくる。 しかし次第にその音が調律されていく。 アンプが治ったときには音楽もクラシックのような響きに変わっていた。 その音は幹太の気持ちも和らげた。 由布を抱きしめているときの幹太は自分自身も癒していた。
「お母さん。」
幹太は勇気を振り絞って由布に問いかけようとした。
「なに?」
由布は幹太がなにを言おうとしているのかわからない。
「あのさぁ。」
幹太が口ごもった。 由布はそれ以上返事をしなかった。 ただ幹太の腕の中で心を落ち着かせていた。
「お母さん。触りたいの?」
幹太は最後の勇気を振り絞った。 由布のあの最高の笑顔をとり戻させてあげるべきかどうか迷っていた。
「触りたいって、なにを?」
そう言って由布も気がついたようだった。 幹太の腕の中で由布がもぞもぞと動き出した。 由布の右腕が幹太の腹部を通過する。 幹太は由布を抱きしめたままである。 そして由布の指が幹太の股間に届いた。
「勃ってないじゃない。」
由布は少し不満そうに言った。 幹太は言うべきではなかったと後悔した。 あの朝のおぞましい記憶がよみがえってきた。
「でも、触ってると落ち着く。」
由布は意外にも幹太の状態を肯定した。 幹太が由布を抱きしめるようになってから母子という関係は崩壊しかけていた。 だからこそあの朝のような事件が起きたのだろう。 女の本能なのかもしれない。 由布は指で柔らかい幹太を触り続けていた。
「うふっ。少し硬くなってきた。」
由布の表情は見えないが楽しそうである。 幹太の気持ちも和らいでくる。 幹太から誘ったことだからか、幹太はあの朝ほど恥ずかしくなかった。 黙って由布の指の動きを感じていた。
「芯ができてきた。こんなに最初からじっくり触るの初めて。」
そういうと由布は指でつまんでいたものを握ってみた。
「不思議な感触・・・」
由布はこんなときでも口数が多い。 決して照れているわけではない。 思ったことが脳を経由しないで直接口に出る性格なのである。
「直接触ってもいい?」
幹太は由布に気持ちを伝える手段がない。 口に出すのは恥ずかしかった。 伝わるかどうかわからなかったが、ただ黙ったままうなずいてみた。 すると由布の手が幹太のパジャマの中に入ってきた。 由布が幹太の確認を待ってから行動に移すことは珍しかった。 幹太の背筋に緊張が走る。 あの朝の恐怖と同じ感覚だった。 母が触れるからなのか、女性が触れるからなのかはわからなかった。 とにかく背筋が凍る思いがした。 しかし、不思議と幹太は心のどこかで安心感を感じていた。
「そんなに怖がらなくてもいいじゃない。」
由布はすべてを見通しているようである。 幹太に抱きしめられている由布にも幹太の心がわかるのだろうか。 幹太が童貞なのは明らかである。 彼女がいないことも由布は知っている。 幹太にとって初めての経験であることを知っての行為である。
「直接触ったら、すぐにできちゃったわよ。」
由布は幹太の変化を楽しんでいた。 幹太は由布の親指が皮の中に入ってくるのがわかった。 他の指は幹太を優しく握っていた。
「幹太って包茎なの?」
幹太には包茎の意味がわからなかった。 なんせ自分自身以外のものを見たことはない。 なにが正常で、なにが異常なのかを判断する術を知らなかった。
「幹太。これからも触らせてくれる?」
由布は幹太を触って楽しみたいようだった。 幹太は由布の笑顔を取り戻すためなら犠牲になってもいいと思っていた。 それほど幹太は由布のことを心配していた。
「いいよ。いいけど・・・」
「いいけど、なに?」
「いいけど。もう暴れないでよ。」
幹太の切実な願いだった。 由布の手が一瞬止まった。 そして、ふたたび由布の指が幹太を強く握った。
「わかったけど、危ないときはちゃんと抱きしめてよ。 そうじゃないと止められないの。」
こんなに素直な由布は見たことがない。 由布にも心を落ち着かせるきっかけが見つかった気がしたのだろうか。
「わかった。いつでも抱きしめてあげるから。」
幹太も由布と同じ気持ちだった。 これで由布が落ち着くのなら許してもいいと考えていた。 幹太には性的な欲望はなかった。 実の母の指で感じることを求めるほど幹太は落ちぶれていなかった。 しかし、由布の指で硬くなることも事実だった。 硬くなった幹太は2人の共通のおもちゃだった。 由布はこのおもちゃで楽しむことができた。 幹太はこのおもちゃで楽しむ由布を見て安心することができた。 2人にとってこれ以上いい関係はないと錯覚するほど、 由布の暴力は深刻な問題を家庭に投げかけていた。 その深刻な問題を解決するきっかけを見つけたのかもしれないと幹太は錯覚していた。 それが錯覚であることに気がつくほど幹太の心には余裕がなかった。

コメント

非公開コメント

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。