小説(転載) 蒲柳の母9-2
近親相姦小説掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。
幹太は昨日の由布の指導を懸命に思い出していた。 しかし、電気を消しているために勝手が違っていた。
「暗いとやりにくいな。」
幹太がつぶやきながら由布の首の下に手を回す。
「だから明るい方がいいでしょ。」
由布は自分が正しいことを証明した気分だった。
「でも、暗い方が集中できるよ。」
幹太は昨日とは違う雰囲気に由布の感触も違うように感じていた。 幹太は暗闇で乳首を捜し、暗闇で股間に手を伸ばした。
「お母さん、もう濡れてるの?」
幹太は暗闇の中で由布と会話をしたかった。 見えないからこそ確かな由布の存在を確認したかった。 実の母だから敬遠していたはずなのに、実の母を求めて暗闇をさまよった。
「幹太に感じているの。」
由布は幹太が知っているどんな由布とも違っていた。 母の由布ではなく、女の由布がそこにはいた。
「幹太もっと激しくして。」
由布は激しいのを求めた。
「2本の指で穴に入れるんだっけ?」
幹太は懸命に昨日の指導を思い出していた。
「幹太。いい。」
昨日とは違う由布の声が漏れる。
「幹太。親指も使って。」
「えっ。親指?」
昨日は親指の使い方など教えてもらっていない。
「指を2本入れたら親指ででっぱりを擦るの。 でっぱりは放っておいちゃダメなの。」
由布の言いたいことは理解できる。 しかし、幹太の指はそんな器用には動かない。 懸命に体勢を入れ替えながら、穴の中とでっぱりを刺激することができるポジションを確保した。
「幹太。そこ。そこがいい。」
由布は少ない言葉数で幹太の努力をたたえる。 幹太は2日目にして由布の希望する前戯をほぼマスターすることができた。 ようやく幹太が体勢を固めたところで、由布は幹太の股間に手を伸ばした。 幹太は由布を刺激するだけでもう完成していた。
「幹太。もうカチカチじゃない。」
由布は楽しみが減った気がした。
「お母さんの体を触っていたら感じちゃったんだよ。」
幹太は由布の乳首から唇を離すと言い訳をした。
「お母さんも幹太を感じさせちゃお。」
由布はそう言うと幹太の皮をむいて先っちょを撫で始めた。
「お母さん、感じちゃうよ。」
幹太は由布のテクニックに耐えることができなかった。 由布がいつどこでこのテクニックを身につけたのかは定かではない。 それが太一との関係ではないことは幹太にでもすぐにわかる。 太一以外の多くの男とも寝てきたに違いなかった。 それが結婚の前なのか後なのかはわからない。 ただ、結婚の前だけでそれほど多くの男と交わることができるほど、 由布は晩婚ではなかった。
「お母さん、ズルいって。」
幹太は経験の差を主張したかった。 経験のない幹太と経験が豊富な由布との駆け引きは由布が勝って当然だった。 由布は勝って当然の争いを好んだ。 楽しんで勝利を収めたかった。 幹太は由布との対等の関係を求めた。 しかし、それを由布が認めるわけがなかった。
「なにがズルいのよ。もっとお母さんを楽しませなさいよ。」
由布にとって幹太は感じるための道具にすぎなかった。 身近で使い勝手の良い道具を手に入れたという程度にしか考えていなかったのだろう。
「お母さんが触るとすぐに出ちゃいそうだよ。」
幹太は由布のテクニックに屈するしかなかった。
「もっと我慢してお母さんを楽しませてよ。 なんのために若い体をもっているのよ。」
由布の股間からは大量の液体が溢れ出してグチョグチョである。 由布も十分に感じているはずだった。 それでも由布は幹太に弱みを見せなかった。 ときどき喘ぎ声が漏れることもあった。 しかし、幹太には呼吸の乱れ程度にしか感じることができなかった。 由布がどれだけ感じているのかが幹太にもわかれば、形勢はこれほど一方的に由布は傾かなかったであろう。 幹太の未熟さが熟練の由布に屈する原因の1つだった。
「女って触ると入れたくなっちゃうのよね。」
由布は言い訳のようにつぶやくと、幹太の顔の上に股間をおろした。 由布の一連のエッチの過程にはこの作業が省けないようである。
「幹太。今日はちゃんと舐めて。」
由布は幹太の舌を求めた。 幹太の顔に股間を押しつける行為は由布にとっての1つの上下関係を確認する作業だった。 由布は股間を舐めさせることによって優越感を感じていた。 男を従わせることが由布にとっては非常に重要なことだった。 由布が受け身のエッチは想像がつかない。 ただ黙って仰向けに寝て突かれるだけの由布は由布ではない。 実の母であるということさえも乗り越えて、幹太を道具として使いこなす由布こそが由布だった。 そこには由布の哲学ともいうべきものがあった。
「男は快楽のための道具である。」
この標語のもとで使い捨てられた男はどれほどの数に上るのだろうか。 由布にはもともと「男を愛する」という感覚が欠如している。 エッチは愛のためではなく快楽のためだけに存在した。 もちろん太一ですら愛してはいない。 今の幹太も愛の対象ではなかった。
「幹太。お母さんを舐めることができて嬉しい?」
由布は楽しそうだった。 幹太にはこの行為の意味がよくわからなかった。 それでも由布が笑顔を取り戻すためには必要な行為だと考えて必死でむしゃぶりついた。
「うふっ。幹太、かわいい。」
由布はもはや幹太を自分の子どもとしては見ていなかった。
「お母さん。入れて欲しいよ。」
幹太は大人の楽しみ方よりも、直接感じることを求めた。
「ダメ。まだ上手に感じさせてくれてないもの。」
由布は容赦なく幹太を否定した。
「お母さん、ズルいって。」
「ズルくなんかないわよ。これがセックスなの。覚えておきなさい。」
由布には指導しているという大義名分がある。 こんな特権を由布に持たせてはならなかった。
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