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小説(転載) 黒部峡谷 2/3

官能小説
04 /06 2015
(仲居さんがそばにいてお酌してくれるなどなど滅多にないこと、これは男の
一人だから旅館のサービス?・・いや、さっきのチップが効いたかな・・美人
と二人で・・こりゃあ、最高な夜になった)
「そう、合掌造りの集落が世界遺産に指定されたんですよ。真理さんも一杯ど
うですか?」
「私は・・・」
「今日は私の専属でしょう?飲めないなら無理にとは勧めませんが?」
「・・・・」
 私が半場強引に酒を勧めると真理は杯を受けとり、一口でぐいと飲んだ。
「いけるじゃありませんか・・もう一杯・・」
「ごちそうさまです」
 差しつ差されつ話が弾む、真理は酒が強そうだ。
「お酒、相当飲めそうですね・・」
「ちょっとだけですけど・・ところで中山様、明日はご自宅にお帰りになるん
ですか?」
 お酒が入ったせいなのか、お客に対する言葉使いではなくなってきたような
感じがする。
「明日は午前中トロッコ電車に乗って欅平で写真を撮り、そのまま高速で帰り
ます」
「欅平・・中山様、もしご迷惑でなかったら私もご一緒させていただいても良
いかしら?」
「・・仕事は?」
「明日、明後日と2日間お休みなんです。4月からこの旅館で働いているので
すが、まだトロッコ電車に乗ったことがないんです」
「そうですか・いやーそういうものなんだよなー・・いつでも乗れるからと案
外地元の人で乗ったことのない人っているんですよね。良いですよ。一緒に行
きましょう。次いでと言っては申し訳ないがモデルさんでもお願いしようかな」
「えっ・・モデル?」
「大丈夫ですよ。ヌードじゃあありませんよ。ポートレートですよ」
「・・うふふふ・・私なんかで良いんですか?」
「鈴木さん、いや、真理さんは私好みの素敵な美人さんですよ。是非ともお願
いしますよ」
「美人だなんて恥ずかしい・・写真はどこかに出品でもなさるのですか?」
「いや、本人の承諾がなければ出しません。もっぱら私の趣味の範囲でデジタ
ルカメラですから保存して時々見るだけですよ」
「よかった。それなら良いかも・・・」
 真理は少し酔いが回ったのかそれとも私に心を許したのか身の上話を始め、
それを私は優しく聞いてやった。
 新潟の生まれで32歳、早くに両親に死に別れ、家族はいないという。
 平凡な会社員と結婚し今年5歳になる男の子がいるが、義母との折り合いが
悪く新潟から一人家を出て宇奈月にきたらしい。
 戸籍上はまだ夫婦である旦那には未練はないが子供には会たいと綺麗な瞳を
潤ませる。

 1時間ほどの間に追加のお銚子を含めて6本が空になった。
「中山さん、これからご食事の後、どこか外に出られますか?」
「いや、外に出ても一人だし、つまらないので今日撮ってきた写真をパソコン
で整理して、もう一度風呂に入って寝ようかと思っているんですよ」
「中山さん、おじゃまでなかったら今日撮った写真を私に見せていただけます
か?今日の勤務は9時までなんです。アパートに帰ってもどうせ一人でテレビ
を見るだけ・・・」
「撮った写真を他人に見てもらうのは大歓迎ですよ。待ってます」
 私はこのときこれは絶対に脈があると感じとっていた。
 8時をまわり夕食が終わると真理は座卓を片づけはじめた。
 私はベッドより畳に布団の方が良いというと番頭らしき男が現れ、部屋に布
団を敷き「ごゆっくりお休みください」と言って部屋を出て行った。
 9時を少し回ったころ約束通り真理が部屋にやって来た。
 ジーパンに少しラメの入った黒のTシャツ・・押し着せの紺の着物とは違っ
て若々しく見え20代中半ぐらいにも見える。
「本当に来たんだね。冗談かと思っていたよ」
「あら、もう写真の整理は終わってしまったのですか?」
「カードをパソコンに移して気に入らないものだけ消去しただけ、見て、これ
が白川郷でこちらが相倉集落」
「綺麗ですね・・・素朴な風景・・一度行ってみたい」
 座卓の上に置いたパソコンの前に座りマウスを操作する私、横から真理が液
晶画面をのぞき込む、仕事が終わったばかりでまだ風呂に入っていないのであ
ろうか、真理からは甘酸っぱいような汗のにおいがするが、それはいやなにお
いではなく、男の本能をくすぐるにおいであった。

 30分ほどで今回の撮影分の写真を見せ、説明し終わった。
「真理さん、まだ時間は良いんでしょう?他の写真も見て見ませんか?パソコ
ン操作できる?」
「ええ、あまり得意ではないけれど」
「なら、この山形とか秋田と書いてあるフォルダーアイコンをクリックすると
中に過去に私が撮り歩いた私の好きな写真があるから開いて見ていてください
・・私はそこの露天風呂に10分ほど入ってくる」
 私は部屋の隅で浴衣を脱ぎ露天風呂に入った。
 露天風呂は2畳ほどの広さで竹の囲いがあり外からは見えないが、風呂に入
って立つと首から上が外に出て周囲の景色が見えるようになっていた。
 私は露天風呂から部屋の中を覗いた。
 外は暗いが部屋は明るくて室内が手に取るようによく見える。
 真理はフォルダー名をクリックし、私が撮りためた写真を見はじめた。
 私は上から三つ目のフォルダーに(ひみつ)と題名した木曽のどろん沢で撮
った私と綾乃が絡み合っている写真のロックを外して貼っておいた。
(真理は一つだけひらがなで意味深の題名だから見るはずだ)
 ほぼ一定の速度で動いていた真理のマウスの指先が止まった。
(たぶん、仕込んでおいた写真を見ているに違いない・・よし、いいぞ、目を
輝かせてじっと見ている・・もし私に興味があるならうまくいくはず・・)
 私は頃合いを見て、窓を少し開けて前も隠さずに真理に声をかけた。
「真理さん、背中を流してくれませんか?」
 真理はあわててクリックした。
 おそらく見ていた綾乃と私のSEX画面を切ったのだろう。
「えっ・・あっ・・いや・・あっ・・」
 真理は私を見、そして目をそらした。
 無理もない、私が液晶画面に映っていたのと同じように大きく誇張した欲棒
を真理の目の前にさらしているのだから。
 私はだめ元でさらに、
「一緒に入りませんか・・待ってますよ」
 それから数分・・その賭は当たった。
手と腕で胸と股間を隠しながら全裸の真理が恥ずかしそうに露天風呂に現れ
た。
 私はじろじろ見るのはやめて何気なく、ごく自然に振る舞った。
 薄暗かったが真理は想像していたとおりの私好みの色白のスレンダーな姿態
であった。
真理は風呂桶で身体に2度3度湯をかけ、少し離れて湯の中に離れてといっ
ても小さな風呂だから手を伸ばせば真理の身体に手が届く。
 私は前も隠さず立ち上がると外の景色を見ながら、
「真理さん、あの黒く長く帯のように見えるのが黒部川ですか?」
 真理も私につられるように立ち上がると私の横に並び私の指さす方向を見る。 
 束ねた髪のうなじは白く、しっとりとしめった素肌・・スレンダーな姿態。
「そう、あの細長いのが黒部川だと思います。私も夜こうして見るのは初めて」
 私は真理の背後に回るとウエストに両手を回してそっと抱き寄せた。
「あっ・・いや」
 真理は小さな声を出したが、抱きしめる私の腕から逃れようとはしない。
 ふいに真理の尻の割れ目に密着していた私の欲棒が暖かく柔らかな物に包ま
れた。
 「中山さん・・大きい・・堅い・・素敵」
 真理が私の欲棒の太さ堅さを確かめるかのように右手で握りしめてきたのだ
った。
 既に勃起していた欲棒は真理の手の中でさらに硬度と太さを増す。
 私は真理に握らせたまま振り向かせ抱きしめると唇を吸うとほのかに甘いル
ージュの味が口内に広がった。
 真理は亀頭をむき出すと欲棒をゆっくりとしごきはじめた。
 私は真理に欲棒をゆだねながら左手で背中を抱き柔らかな唇を吸いながら右
手で乳房をまさぐる・・弾力のある感触を手のひらに感じ、乳首を指でつまむ
・・くびれた脇腹、つんと持ち上がった尻に手のひらをはわせた。
「ああっ・・」
 時々真理の欲棒をしごいている手が止まる。
 私の右手は柔らかな感触の陰毛を手の平に感じ、中指を曲げると割れ目を下
から上に引っかけるようにはわす・・中指はねっとりと潤った膣に潜り込む。
そしてクリをとらえ少しむき出しとんとんと指先でつま弾く。
 感じて我を忘れた真理はとうとう握っていた欲棒を手放した。
 それを合図のように私は真理の膣に指を入れ立たせたまま、うなじから首筋
そして乳房へと舌をはわせ、乳首を赤子のように舌先を絡ませて吸うとこりこ
り小堅くなった。
「写真見たんだね?」
「あああ・・ああっ・・み、見ました・・奥様、お若くて綺麗な人」
「いや、あれは妻ではない・・神田の行きつけのそば屋の女の子だよ」
「あっ・・あ・・中山さんって、ちょい悪じゃなくて・あっ・本当に悪い人な
のね」


(3)へつづく・・・

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。