2ntブログ

小説(転載) 誕生日の素敵なプレゼント 2/8

近親相姦小説
05 /04 2015
「やれやれ。」
 賢治が前方にずらっと並んだ車の列を見ながらため息をついた。まだ夏休み
前の七月最初の土曜日なのだが、それでも下りの東名は結構渋滞していた。恐
らく大井松田の先まで続いている車の列の中に賢治のワゴン車はスッポリはま
っていた。多分、西湘バイパスはもっと混んでいることだろう。
 賢治が助手席に目をやった。弥生はドアにもたれてさっきから居眠りしてい
る。短めのスカートからこぼれた腿の白さが賢治には眩しかった。その白さの
中にほんのりピンク色が浮き出ている。張りつめた肌にはシミ一つ無い。膝が
弛んでいるので殆ど下着まで見えそうだった。
 弥生が少し体を動かした。その拍子にスカートがずり上がり、本当に白い下
着が露わになってしまった。薄いレース地でクロッチの当て布が無い下着を透
して黒い茂みの一本一本がクッキリと浮き出ていた。茂みの奥の微妙な起伏も
微かにその輪郭を見せていた。賢治は娘のあられもない姿に見とれて前の車と
の距離を開けてしまった。すかさず横から車が数台割り込んできた。後ろの車
が焦れたようにクラクションを鳴らした。
 弥生の体が賢治の方に倒れてきた。ハンドルに当たらないように気を付けな
がら、賢治がそっと弥生の頭を自分の膝に載せた。オートマチックのシフトレ
バーはハンドルに付いている。サイドブレーキもペダル式で、肘掛けを跳ね上
げれば二つの座席の間に遮るものは何も無かった。弥生が寝ぼけ声で何か呟き
ながら賢治の腰に顔を埋めて来た。
 弥生は勿論眠ってなどいなかった。ちょうどほっぺたの下で賢治のものが少
しだけ頭をもたげている。今晩これが自分の中に、そう思うと弥生の頭にカー
ッと血が上ってきた。顔の向きを少し変えるとその膨らみが口に当たった。
 「弥生。」
 賢治が戸惑ったような声を上げた。弥生が聞こえない振りをして、唇でそっ
と大きさを確かめてみた。
 「弥生。」
 賢治が語気を強めた。それでも弥生は顔を上げず、ズボンの膨らみの上から
軽く噛んでみた。歯の間に挟まったものが急に頭を持ち上げ始めた。
 「やめろ。前が動き出したから。」
 大井松田のインターを少し過ぎた辺りでようやく車が流れ始めたのである。
車が加速し始めるとようやく弥生が顔を上げた。
 「渋滞、終わったの。」
 弥生はそう言いながら、わざと膨らみの上に手を突いてゆっくりと体を起こ
した。
 「渋滞で退屈してたでしょ。」
 弥生は起き上がってもその手を離そうとはしなかった。それどころかリズミ
カルに握ったり弛めたりし始めたので賢治が横目で睨み付けた。
 「ふうん、パパでもこんなになっちゃうんだ。少しは目が覚めたでしょ。」
 「いいから手を放しなさい。気が散って運転できないじゃないか。」
 「大丈夫。パパは前向いて、ちゃんと運転してて。」
 賢治の狼狽をよそに、弥生は指先で根元から先に向かって形と固さを確かめ
続けた。握るたびに、それが大きく、固くなって来るような気がした。
 「おい。」
 賢治が慌てて弥生の手首を掴んだ。弥生がズボンのジッパーを下ろして中に
手を入れて来たのである。
 「頼むからやめてくれ。」
 手首を捕まれても弥生は下着の上から握りしめた手を離さなかった。ズボン
の上からと違ってその輪郭が生々しく手の平に伝わって来た。
 作戦の第一段階はひとまず成功だった。賢治は弥生の手を無理に振り払おう
とはしなかった。次のカーブが来ると諦めたように左手をハンドルに戻した。
それは賢治が厭がっていない証拠のようにも思えた。本当は下着の中まで手を
入れて直接触ってみたかったのだが、そこまですると賢治が本気で怒り出しそ
うなので、弥生は暫くそのまま手の平の感触を味わうことにした。賢治は何も
言わずにハンドルを握っていた。
 「パパ。おしっこ。」
 突然、弥生が手を放した。
 「え、おしっこ。もうちょっと我慢しろ。もっと早く言えばパーキングに寄
ったのに。」
 賢治はその隙に慌ててジッパーを引き上げようとした。大きくなったものが
邪魔をして少し手間取ってしまった。車は御殿場に向けて急な坂を登っている。
インターまでにはまだ少し距離があった。
 「駄目、止めて。」
 「馬鹿、高速で、それもこんなカーブで止められるか。」
 「だって、漏れちゃう。」
 賢治がバス停を探したが人家も無いこんな山の中では期待薄だった。
 「後ろの座席にバスタオルがあるから、それでしちゃえ。」
 「え、ここで。」
 「仕方ないだろう。」
 「パパ、見ないでね。」
 「馬鹿、見たくても見れないよ。」
 「やだなあ。」
 弥生がクスクス笑いながら後ろの座席に置いてあったバスタオルを取り、腰
を前にせり出してスカートを捲り上げた。レースの下着も躊躇うこと無く膝下
まで降ろす。下着越しでも分かるほどの濃い茂みと太腿の白さ、そのコントラ
ストが目に鮮やかだった。
 「ああ、幸せぇ。」
 タオルを宛っているせいか音は聞こえない。微かな匂いを予想した賢治だっ
たが、それも殆ど分からなかった。
 「終わったらタオルは後ろの床にでも放り投げておけ。後で始末すればいい
だろう。」
 「待って。その前にちゃんと拭かなくっちゃ。」
 弥生が脚を広げて後始末を始めた。賢治の視線がどうしても横に向かってし
まう。
 「ねえ、パパ。」
 「ん。」
 「考えてみたら後ろに行って用足せばよかったのよね。」
 そう言いながら弥生がタオルをどけた。まるで賢治に見てと言わんばかりだ
った。
 「う、うん。」
 露わになった肌に気を取られた賢治が曖昧な返事をした。
 「お陰でパパにしっかり見られちゃった。」
 「馬鹿、見てる余裕なんか無い。」
 「そうかしら。ほら、見えてるでしょ。」
 弥生が賢治に向かって膝を大きく開いて見せた。暫く間を置いてからキャッ
キャと笑って下着を履き直した。
 「困った奴だ。」
 「眠気、完全に醒めたでしょ。」
 「眠気どころか、冷や汗かいたよ。」
 弥生は自分の戯れに賢治が怒らないので少しだけ自信を深めていた。賢治も
弥生の魂胆には薄々気付いているに違いない。温泉に着いたらいきなり裸で迫
ろうと思っていた弥生だが、その前に少しだけ探りを入れて見たのである。父
親のものにも下着越しとは言え触れることが出来た。自分の恥ずかしい部分も
しっかり見せた。これから二人で温泉に行くプロローグとしては申し分ない。
弥生が賢治の肩に頭を載せた。
 「楽しい。来て良かった。」
 「そうだな。」
 「考えてみたら、パパと二人っきりの旅行なんて初めてよね。」
 「そうだな。」
 「娘みたいじゃなくても、本当の娘でも楽しいでしょ。」
 「そうだな。」
 「もう、や。そんな気のない返事ばっかして。」
 「そうだ・・・いや、・・・うん。」
 弥生が吹き出した。賢治は大分頭が混乱しているようだった。
 御殿場のインターからの道は思ったより空いていた。大回りだったが、むし
ろ早めに宿に着けそうだった。
 弥生が予約したのは伊東の町中から少し山に入った閑静な宿だった。案内さ
れた部屋は離れの一室で、広い縁側続きに専用の露天風呂がついている。陽が
傾き始めた相模湾が眼下に広がっていた。初島が目の前で、その先に大島が霞
んで見えていた。
 夕食は海の幸オンパレードで弥生が歓声を上げながら次々と料理にかじり付
いた。中でもイカの活き作りが特に気に入ったようで、自分の皿をあっと言う
間に平らげると賢治の方まで箸を伸ばして来た。醤油を垂らすとゲソのぶつ切
りがクネクネ動いた。
 「ほう、ハタの刺身か。」
 賢治がピンク色の刺身を口に運んだ。
 「うん、これこれ。弥生も食べてごらん。」
 「これ、ハタって言うの。」
 「そう。パパ、これが一番好きなんだ。滅多に食べられないんだぞ。」
 弥生も一切れ頬張って目を丸くした。
 「美味しい。すごく甘い。」
 「これ食べたら石鯛なんか目じゃないんだ。」
 「ね、来て良かったでしょ。」
 「うん。弥生と二人でって言うのがちょっと引っ掛かるけどな。」
 弥生が上目遣いに賢治をみた。
 「私と二人じゃ、嫌。」
 「嫌じゃないけど、弥生には何か魂胆があるんだろう。」
 「まあね。」
 「あんまし褒められた話じゃ無さそうだな。」
 賢治は車内での戯れが気になっているらしい。こうなったら下手に隠し立て
しても無意味だと思った弥生が顔を上げて真っ直ぐに賢治の目を見つめた。
 「別に貰うプレゼントがあるって、今朝言ったでしょ。」
 「うん。」
 「そのプレゼント、約束して。」
 「だから何なんだ、そのプレゼントって。」
 「これから夜中の十二時まで、何でも弥生の言う通りにして。それがプレゼ
ントなの。」
 「何でもって言われても、それだけじゃ約束出来ない。」
 「駄目。何でも弥生の言う通りにして。ね、お願い。」
 「さっきの悪戯と関係あるのか。」
 「うん。」
 「それじゃ駄目だ。」
 弥生が突然正座した。
 「パパ、一生のお願い。私、十六になったら女になろうって心に決めてたの。
それで、自分なりに相手を探してきたの。でも見つからなかった。きっと無意
識のうちにパパと比べてたのね。」
 「何も十六歳に拘る必要なんか無い。これと思う相手が現れるまでじっくり
待てばいい。女になるためだけが目的で男と寝るなんて、パパは賛成出来ない。
まして、その相手が実の父親なんて言うのは論外だ。」
 「勿論、それも全部考えた。パパと寝るなんて普通じゃ考えられないことだ
し、人に知られたら大変なことだってことも、よーく分かってる積もり。でも、
どう考えてもパパじゃなきゃ駄目なの。彼氏がいないからその代わりがパパっ
て訳じゃないの。パパがいるから彼氏が出来ない。パパ以外の人に恥ずかしい
ところ見せるのは嫌。触られるなんて飛んでもない。分かって、この気持ち。」
 「そう思い込んでるだけだよ。パパなんて、そんな大した男じゃない。」
 「そうかも知れない。だから来るとき車の中で確かめて見たの。パパのに触
れるか、頭で幾ら考えても自信無かった。それで実際に触ってみたの。全然嫌
じゃなかった。パパが怒らなければ、パンツの中まで手を入れて、直に触って
みたいとさえ思ったの。」
 「参ったなあ。」
 賢治が箸を置いた。食欲が失せてしまったらしい。
 「私、私のことを一番大切だと思ってくれてる人に女にして貰いたいの。そ
れはパパ以外にいないの。」
 「おいおい、大切の意味が違うだろうが。」
 「ううん、違わない。私はパパの娘。これから先もずっと。何があってもそ
れは変わらないし、パパが私のこと嫌いになるなんてあり得ないでしょ。」
 「だから、大切の意味が違うって言ってるだろうが。弥生は何があっても俺
の可愛い娘だ。それが変わるはずなんか無い。でも、だからと言って、弥生が
俺の手で女になっていいなんて話にはつながらないんだよ。」
 「良い悪いの問題じゃないの。そうしたいの。そうして欲しいの。」
 「ちょっと頭を冷やせ。とにかく、よく考えてからでも遅くは無い。」
 「パパ、私がいつからそう考えてたか知ってるの。もう二年以上前からなの
よ。考えて、考え抜いた結論なの。だから、もう待つ必要なんてないの。」
 弥生は咄嗟に嘘をついた。賢治に白羽の矢を立てたのはたった三日前のこと。
でも、それを言ってしまったら賢治に言いくるめられてしまいそうだった。
 「うーん。」
 賢治が困ったような顔をして口をつぐんでしまった。賢治はさっき、車の中
で弥生に触らせてしまったことを後悔していた。本来なら、あの時その場でこ
っぴどく叱りつけなければいけなかったのである。その上、弥生がわざと自分
の身体を見せても何も言わず、そっと目の端で見てしまった。
 「パパが嫌だって言っても、私は自分が決めた通りにするからね。」
 弥生がそう言って立ち上がった。どうする積もりなのか、賢治が黙って見て
いると弥生が浴衣をスルッと脱ぎ捨てた。浴衣の下は素肌だった。
 「私、お風呂に入って待ってる。パパが来るまで絶対に上がらないからね。」
 弥生が縁側に出ていった。すぐに湯を被る音が聞こえてきた。
 残された賢治が大きなため息をついた。弥生と二人きりで温泉に来たこと自
体が間違いだった。このまま押し切られては親としての立場が無い。さりとて、
このままで済むとは到底思えなかった。娘の頑固さは父親である自分が一番よ
く知っているからである。
 どうにも落ち着かない賢治が煙草に火を点けた。最早、言葉による説得は終
わっていた。実力行使に出た娘に対して賢治が取るべき道は二つに一つしか無
い。断固として、ぶん殴ってでも拒絶するか、素直に娘の希望を受け入れてや
るか。もし賢治が頑なに拒否したら弥生がどんな行動に出るのか、それが気に
なって結論を出せない賢治だった。


(3)へつづく・・・

コメント

非公開コメント

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。