小説(転載) 誕生日の素敵なプレゼント 4/8
近親相姦小説
賢治は春休みを利用して信州の伯父の家に遊びに行った。伯父夫婦には子供
が無く、賢治を殊の外可愛がっていた。内々で養子にとの話もあったのだが、
それは賢治の両親が頑として受け入れなかったらしい。
二、三日して伯父が急な出張で留守になった。することのない賢治は誘われ
るままに晴美と一緒に山菜取りに出掛けた。三月も末になると結構暖かい日が
続いている。日溜まりを探すと蕗のとうが沢山顔を出していた。タラの芽やコ
ゴミの季節はまだ一月ほど先だった。蕗のとう探しは晴美に任せ、賢治は沢に
降りて釣りを始めた。雪解け水が入っているのだろう。幾分水が濁っていた。
笹濁りと呼ばれる釣りには最高の状態だった。
そんな好条件にもかかわらず、暫く釣り糸を垂れては見たものの一向に当た
りが来ない。どうやら水が冷たすぎて魚が動いていないらしい。少し上流の滝
壺でようやく最初の当たりがあった。水から上がってきたのは蛇のように痩せ
細った三十センチ近いイワナで、鉄サビのようなくすんだ色をしていた。よう
やく冬籠もりを終えたばかりなのだろう。
賢治が魚を捕ろうと一歩踏み出したとき、突然足元の石が外れた。あっと言
う間に賢治の身体が水の中に滑り落ちた。
「大丈夫。」
晴美が心配顔で駆け寄ってきた。
「大丈夫。ちょっと膝擦り剥いただけだから。」
滝壺から這い上がった賢治の身体から水が勢い良く滴り落ちた。
「風邪引いちゃうわ。濡れた服、脱いじゃいなさい。」
「うん。」
晴美が手際よく賢治の服を脱がせて行った。シャツとズボンに続いてパンツ
も下ろされてしまったので賢治が慌てて後ろを向いた。
「ほら、乾くまでこれ着てなさい。」
晴美がトレーナーの上着を脱いで賢治に渡した。女物なので賢治の腰までし
かない。下半身裸で落ち着かない賢治が振り返って目を丸くした。晴美はトレ
ーナーの下に何も着ていなかったのである。大きめの胸が陽の光に白く光って
揺れていた。
「よく絞って岩の上に置いておけばすぐ乾くわよ。」
そう言って晴美が岩の上に寝そべった。
「賢治も日向ぼっこして身体を暖めなさい。」
空を見上げると雲一つない空に小鳥が数羽飛んでいた。
「そうか、賢治も毛が生えるような年頃になったのね。」
晴美が身体を起こして剥き出しになった賢治の下半身を覗き込んだ。
「もう彼女いるの。」
賢治が首を横に振った。晴美に見つめられると自然に前が大きくなって上を
向いてしまった。
「ふふふ・・・」
晴美が笑いながらトレーナーのズボンを脱ぎ始めた。
「暖かくて気持ちいいわね。」
晴美が下着まで脱ぎ捨てて素っ裸になった。改めて岩の上に大の字になった
晴美から賢治は目を離すことが出来なかった。咽がカラカラだった。
「賢治もそれ脱いじゃえば。その方が気持ちいいわよ。」
この辺りに山道は無いので、人が入ってくる心配はまず無かった。賢治が言
われるままに晴美のトレーナーを脱ぎ捨てた。フッと辺りが暗くなった。いつ
の間にか湧き出した雲が陽の光を遮ったのである。
「日が陰るとやっぱり寒いわね。」
晴美が賢治の身体を自分の方に引き寄せた。
「暖かい。」
晴美の顔が目の前にあった。賢治はなるべく体重を掛けないように気を使い
ながら、それでもピッタリと身体を重ねて行った。晴美の身体は信じられない
くらい柔らかかった。
「キスしたことある。」
賢治が首を横に振ると晴美の顔が迫って来た。唇が重なると晴美の舌が割り
込んできた。唇を触れ合うだけだと思っていた賢治が目を丸くした。
晴美は賢治の伯父、典明とは一回り以上歳が離れている。まだ三十前の晴美
の肌はどこも滑らかで、胸も腰もピンと張りつめていた。晴美の手が賢治の背
中や尻を撫で回す。暫くするとその手が賢治の腰を持ち上げようとした。賢治
が腰を浮かせると潜り込んで来た手が固くなったものをしっかりと握りしめた。
晴美が両膝を持ち上げた。先端が柔らかな肌に触れた。高々と振り上げた晴
美の両足が賢治の腰に絡み、暖かい感触がジワジワと賢治を包み込んでいった。
晴美が賢治の背中を思い切り抱きしめた。
「男になったのよ。分かる。」
賢治が夢中で頷いた。手で握られた時とは明らかに違う、暖かく絡み付くよ
うな感触が賢治をスッポリと包み込んでいた。
「まだ動かないで。ここじゃお尻が痛い。」
「はい。」
二人が抱き合ったまま動かなくなった。雲が切れて再び辺りが明るくなった。
「おうちに帰ろう。」
晴美がそう言って僅かに腰を揺すった。賢治が頷いて身体を起こす。ゆっく
り出てきたものが外れて、プルンと跳ねた。
「服、乾いたかしら。」
起き上がった晴美が賢治の前を握りしめた。
「家まで我慢できる。」
「うん。」
「じゃあ、続きはおうちに帰ってからね。」
晴美が下着を手に取って片足を振り上げた。殆ど毛が生えていなかった。赤
く割れた肌が眩しかった。
家に戻ると晴美はすぐに風呂の用意をした。身体中をタオルで擦られ、石鹸
を塗りたくった手が固くなったものを揉みほぐすように洗い始めた。
「自分でするより気持ちいいでしょう。」
「うん。」
「一度出しちゃった方が落ち着くわね。」
晴美がそう言って石鹸を洗い流した。
「ふふ、立派よ。」
晴美が跪いて顔を寄せてきた。唇の滑らか感触に賢治が思わず腰を前に突き
出した。舌の先で転がされ、賢治はすぐに我慢出来ない状態になってしまった。
「おばさん、出ちゃう。」
晴美が口を離さずに何度も頷いた。最早、賢治に余裕は無かった。思い切り
吸い込まれた途端に全てを晴美の口の中に注ぎ込んでしまった。
「す、凄い・・・」
賢治が呻いた。晴美の口から溢れたものが糸を引いて腿の上に落ちた。
「どう、最高でしょ。」
口を離した晴美がすぐ喋ったので賢治が驚いた。
「え、飲んじゃったの。」
「そうよ。あんまし美味しいもんじゃないけどね。」
晴美が口の端から溢れたものをタオルで拭い取った。
「さ、今度は賢治の番。」
それが何を意味するのか、賢治にもすぐに分かった。晴美が浴槽の縁に腰掛
けてゆっくりと膝を開いたのである。さっきチラッと見えた部分がすぐ目の前
に赤い肌を曝していた。
「見たの、初めて。」
「うん。」
「どう。」
「想像してたより、ずっときれい。」
「キスして。」
「うん。」
賢治がそっと手を伸ばして襞を左右に開いた。襞の中は唇と似たような色で
ネットリと濡れていた。そっと唇を押し当てると甘い香りがした。
「素敵。上手よ。」
賢治は襞の中を上から下まで探ってみた。上の方に大きめの粒があった。舌
の先でそっと掬うと晴美が天井を見上げて小さく呻いた。入り口は簡単に見つ
かった。ポッカリ開いたその中に賢治が舌の先を入れてみる。中はどこまでも
柔らかく滑らかだった。
「思い切り吸い込んで。」
言われるままに賢治が襞全体を思い切り吸い込んだ。
「そう、上手。お口でクチュクチュして。」
賢治はこの中に自分が入るのかと思うと、さっき晴美の口の中に出してしま
った直後なのに、あっと言う間に前が大きく跳ね上がった。差し入れた舌の先
で晴美の奥がうねっているような気がした。
風呂から上がると晴美が裸のまま手を引いて賢治を寝室に連れて行った。
「さっきの続きよ。」
賢治を仰向けに寝かせた晴美が腰の上に跨って来た。
「最初は私が上ね。」
脚を大きく開いた晴美が先端を割れた襞の中に宛った。賢治が目を丸くして
見守っているとスルッとはまり、晴美がねじ込むように腰を振りながら更に奥
へと飲み込んで行った。奥の方は何となくザラザラしていた。それが賢治には
心地よかった。
「入ったわ。」
賢治のほぼ生え揃った茂みが晴美の押し広げられた襞に絡み付いていた。晴
美が腰を上下させると出たり入ったりしている様子がよく見える。晴美の顔が
賢治に被さってきた。唇が押し付けられ、舌が絡み合った。
その晩、晴美は様々な交わり方を賢治に一つ一つ教えてくれた。四つん這い
になった晴美に後ろから入れるように言われた時、賢治が間違えて別のところ
に押し当ててしまった。それでも晴美は咽の奥で笑っただけで何も言わなかっ
た。しっかり濡れていた賢治が僅かに入り込んだ。
「いいから、そのまま入れて。」
賢治も感触の違いに気付いて慌てて見下ろした。
「え、お尻に入れてもいいの。」
「うん。そう言うのもあるの。大丈夫だから、そのままゆっくり入れてごら
ん。」
そこは前とは比べものにならないのきつさで賢治の侵入を拒んでいる。晴美
がフーッと大きな息を吐くと一瞬そこが弛んだ。先端が半分くらい埋まった。
「いい気持ち。もっとしっかり、奥まで入れて。」
ようやく根元近くまで入ったところで晴美が賢治の手を前に導いた。さっき
まで賢治が入っていたところが物欲しそうに口を開いていた。
「指で探ってごらん。入ってるのが分かるわよ。」
晴美の言う通りだった。指で探るとその感触がはっきり分かった。
「もし恋人が出来ても、最初からこんなことしちゃ駄目よ。」
キリキリと締め上げるそのきつさに賢治は呆気なく果ててしまった。それで
もしっかり捉えられたままなので賢治は身動き一つ出来ない。賢治が前に入れ
た指を少し乱暴に掻き回すと晴美が大きな声を張り上げた。
(5)へつづく・・・
が無く、賢治を殊の外可愛がっていた。内々で養子にとの話もあったのだが、
それは賢治の両親が頑として受け入れなかったらしい。
二、三日して伯父が急な出張で留守になった。することのない賢治は誘われ
るままに晴美と一緒に山菜取りに出掛けた。三月も末になると結構暖かい日が
続いている。日溜まりを探すと蕗のとうが沢山顔を出していた。タラの芽やコ
ゴミの季節はまだ一月ほど先だった。蕗のとう探しは晴美に任せ、賢治は沢に
降りて釣りを始めた。雪解け水が入っているのだろう。幾分水が濁っていた。
笹濁りと呼ばれる釣りには最高の状態だった。
そんな好条件にもかかわらず、暫く釣り糸を垂れては見たものの一向に当た
りが来ない。どうやら水が冷たすぎて魚が動いていないらしい。少し上流の滝
壺でようやく最初の当たりがあった。水から上がってきたのは蛇のように痩せ
細った三十センチ近いイワナで、鉄サビのようなくすんだ色をしていた。よう
やく冬籠もりを終えたばかりなのだろう。
賢治が魚を捕ろうと一歩踏み出したとき、突然足元の石が外れた。あっと言
う間に賢治の身体が水の中に滑り落ちた。
「大丈夫。」
晴美が心配顔で駆け寄ってきた。
「大丈夫。ちょっと膝擦り剥いただけだから。」
滝壺から這い上がった賢治の身体から水が勢い良く滴り落ちた。
「風邪引いちゃうわ。濡れた服、脱いじゃいなさい。」
「うん。」
晴美が手際よく賢治の服を脱がせて行った。シャツとズボンに続いてパンツ
も下ろされてしまったので賢治が慌てて後ろを向いた。
「ほら、乾くまでこれ着てなさい。」
晴美がトレーナーの上着を脱いで賢治に渡した。女物なので賢治の腰までし
かない。下半身裸で落ち着かない賢治が振り返って目を丸くした。晴美はトレ
ーナーの下に何も着ていなかったのである。大きめの胸が陽の光に白く光って
揺れていた。
「よく絞って岩の上に置いておけばすぐ乾くわよ。」
そう言って晴美が岩の上に寝そべった。
「賢治も日向ぼっこして身体を暖めなさい。」
空を見上げると雲一つない空に小鳥が数羽飛んでいた。
「そうか、賢治も毛が生えるような年頃になったのね。」
晴美が身体を起こして剥き出しになった賢治の下半身を覗き込んだ。
「もう彼女いるの。」
賢治が首を横に振った。晴美に見つめられると自然に前が大きくなって上を
向いてしまった。
「ふふふ・・・」
晴美が笑いながらトレーナーのズボンを脱ぎ始めた。
「暖かくて気持ちいいわね。」
晴美が下着まで脱ぎ捨てて素っ裸になった。改めて岩の上に大の字になった
晴美から賢治は目を離すことが出来なかった。咽がカラカラだった。
「賢治もそれ脱いじゃえば。その方が気持ちいいわよ。」
この辺りに山道は無いので、人が入ってくる心配はまず無かった。賢治が言
われるままに晴美のトレーナーを脱ぎ捨てた。フッと辺りが暗くなった。いつ
の間にか湧き出した雲が陽の光を遮ったのである。
「日が陰るとやっぱり寒いわね。」
晴美が賢治の身体を自分の方に引き寄せた。
「暖かい。」
晴美の顔が目の前にあった。賢治はなるべく体重を掛けないように気を使い
ながら、それでもピッタリと身体を重ねて行った。晴美の身体は信じられない
くらい柔らかかった。
「キスしたことある。」
賢治が首を横に振ると晴美の顔が迫って来た。唇が重なると晴美の舌が割り
込んできた。唇を触れ合うだけだと思っていた賢治が目を丸くした。
晴美は賢治の伯父、典明とは一回り以上歳が離れている。まだ三十前の晴美
の肌はどこも滑らかで、胸も腰もピンと張りつめていた。晴美の手が賢治の背
中や尻を撫で回す。暫くするとその手が賢治の腰を持ち上げようとした。賢治
が腰を浮かせると潜り込んで来た手が固くなったものをしっかりと握りしめた。
晴美が両膝を持ち上げた。先端が柔らかな肌に触れた。高々と振り上げた晴
美の両足が賢治の腰に絡み、暖かい感触がジワジワと賢治を包み込んでいった。
晴美が賢治の背中を思い切り抱きしめた。
「男になったのよ。分かる。」
賢治が夢中で頷いた。手で握られた時とは明らかに違う、暖かく絡み付くよ
うな感触が賢治をスッポリと包み込んでいた。
「まだ動かないで。ここじゃお尻が痛い。」
「はい。」
二人が抱き合ったまま動かなくなった。雲が切れて再び辺りが明るくなった。
「おうちに帰ろう。」
晴美がそう言って僅かに腰を揺すった。賢治が頷いて身体を起こす。ゆっく
り出てきたものが外れて、プルンと跳ねた。
「服、乾いたかしら。」
起き上がった晴美が賢治の前を握りしめた。
「家まで我慢できる。」
「うん。」
「じゃあ、続きはおうちに帰ってからね。」
晴美が下着を手に取って片足を振り上げた。殆ど毛が生えていなかった。赤
く割れた肌が眩しかった。
家に戻ると晴美はすぐに風呂の用意をした。身体中をタオルで擦られ、石鹸
を塗りたくった手が固くなったものを揉みほぐすように洗い始めた。
「自分でするより気持ちいいでしょう。」
「うん。」
「一度出しちゃった方が落ち着くわね。」
晴美がそう言って石鹸を洗い流した。
「ふふ、立派よ。」
晴美が跪いて顔を寄せてきた。唇の滑らか感触に賢治が思わず腰を前に突き
出した。舌の先で転がされ、賢治はすぐに我慢出来ない状態になってしまった。
「おばさん、出ちゃう。」
晴美が口を離さずに何度も頷いた。最早、賢治に余裕は無かった。思い切り
吸い込まれた途端に全てを晴美の口の中に注ぎ込んでしまった。
「す、凄い・・・」
賢治が呻いた。晴美の口から溢れたものが糸を引いて腿の上に落ちた。
「どう、最高でしょ。」
口を離した晴美がすぐ喋ったので賢治が驚いた。
「え、飲んじゃったの。」
「そうよ。あんまし美味しいもんじゃないけどね。」
晴美が口の端から溢れたものをタオルで拭い取った。
「さ、今度は賢治の番。」
それが何を意味するのか、賢治にもすぐに分かった。晴美が浴槽の縁に腰掛
けてゆっくりと膝を開いたのである。さっきチラッと見えた部分がすぐ目の前
に赤い肌を曝していた。
「見たの、初めて。」
「うん。」
「どう。」
「想像してたより、ずっときれい。」
「キスして。」
「うん。」
賢治がそっと手を伸ばして襞を左右に開いた。襞の中は唇と似たような色で
ネットリと濡れていた。そっと唇を押し当てると甘い香りがした。
「素敵。上手よ。」
賢治は襞の中を上から下まで探ってみた。上の方に大きめの粒があった。舌
の先でそっと掬うと晴美が天井を見上げて小さく呻いた。入り口は簡単に見つ
かった。ポッカリ開いたその中に賢治が舌の先を入れてみる。中はどこまでも
柔らかく滑らかだった。
「思い切り吸い込んで。」
言われるままに賢治が襞全体を思い切り吸い込んだ。
「そう、上手。お口でクチュクチュして。」
賢治はこの中に自分が入るのかと思うと、さっき晴美の口の中に出してしま
った直後なのに、あっと言う間に前が大きく跳ね上がった。差し入れた舌の先
で晴美の奥がうねっているような気がした。
風呂から上がると晴美が裸のまま手を引いて賢治を寝室に連れて行った。
「さっきの続きよ。」
賢治を仰向けに寝かせた晴美が腰の上に跨って来た。
「最初は私が上ね。」
脚を大きく開いた晴美が先端を割れた襞の中に宛った。賢治が目を丸くして
見守っているとスルッとはまり、晴美がねじ込むように腰を振りながら更に奥
へと飲み込んで行った。奥の方は何となくザラザラしていた。それが賢治には
心地よかった。
「入ったわ。」
賢治のほぼ生え揃った茂みが晴美の押し広げられた襞に絡み付いていた。晴
美が腰を上下させると出たり入ったりしている様子がよく見える。晴美の顔が
賢治に被さってきた。唇が押し付けられ、舌が絡み合った。
その晩、晴美は様々な交わり方を賢治に一つ一つ教えてくれた。四つん這い
になった晴美に後ろから入れるように言われた時、賢治が間違えて別のところ
に押し当ててしまった。それでも晴美は咽の奥で笑っただけで何も言わなかっ
た。しっかり濡れていた賢治が僅かに入り込んだ。
「いいから、そのまま入れて。」
賢治も感触の違いに気付いて慌てて見下ろした。
「え、お尻に入れてもいいの。」
「うん。そう言うのもあるの。大丈夫だから、そのままゆっくり入れてごら
ん。」
そこは前とは比べものにならないのきつさで賢治の侵入を拒んでいる。晴美
がフーッと大きな息を吐くと一瞬そこが弛んだ。先端が半分くらい埋まった。
「いい気持ち。もっとしっかり、奥まで入れて。」
ようやく根元近くまで入ったところで晴美が賢治の手を前に導いた。さっき
まで賢治が入っていたところが物欲しそうに口を開いていた。
「指で探ってごらん。入ってるのが分かるわよ。」
晴美の言う通りだった。指で探るとその感触がはっきり分かった。
「もし恋人が出来ても、最初からこんなことしちゃ駄目よ。」
キリキリと締め上げるそのきつさに賢治は呆気なく果ててしまった。それで
もしっかり捉えられたままなので賢治は身動き一つ出来ない。賢治が前に入れ
た指を少し乱暴に掻き回すと晴美が大きな声を張り上げた。
(5)へつづく・・・
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