小説(転載) 美母淫辱12
近親相姦小説
掲載サイト「母と息子 禁断の部屋」は消滅。
母に突き刺さる浣腸器
「あ、あなたは・・・・」
美和子の凍りついた顔に怒りの表情が浮かび、頬がパッと赤くなった。きっとあのとき
の悪夢を思いだしたのだろう。
「も・・・もう正明には手を出さないって、約束したでしょう・・・!」
美和子は笹沢を睨みつけながら、引きつった声を喉から噴きあげた。憤怒がほとばしる
ような声だった。だが笹沢は、
「ああ、正明には手をださないっ、て約束したさ。でも美和子、おまえに手を出さないと
は約束してねえよ」
と平然とした顔でいうのだ。
「な・・・」
美和子は驚きと怒りで、もうそれ以上声を上げられなくなってしまったようだ。ぽって
りした唇を半分開いたまま、切れ長の目をさらに大きく見開いた。白いブラウスの下で上
半身が小刻みに震ているのが、正明にははっきりとわかった。
正明の体もガタガタ震えだした。正明も、約束を破ってまた家にまでやってきた笹沢に
激しい怒りを覚えている。しかし今度もまた、正明は笹沢が怖く堪らなかったのだ。笹沢
に睨まれるとヘナヘナと体中の力が抜けてしまう。
そんな自分が情けないが、どんなに力んでも勇気は湧いてこなかった。
しかし正明が、そのとき密かな期待感をもったのも確かだった。
もし、笹沢がぼくに母とセックスしろと命令したら・・・
その考えが浮かんだとき、正明の心臓はズキンと高鳴った。
もしかしたら、今日こそ願望が実現するかも知れない。自分からは出来ないが、脅かさ
れてやるんなら仕方ない・・・
心の奥に確かにそういう期待がある。だが、そんな自分に怒りも湧きおこった。
あんなにも正明のことを思ってくれる母を、笹沢と一緒になって犯すことを考えている
自分が、ケダモノののように感じられたのだ。
こんなことを考えちゃだめだ、と正明は心の中で絶叫した。しかし、期待感はどうにも
消しようがなかった。
「あんまり大勢でくると怪しまれるからな、今日は子分と二人だけできてやったぜ。正明
を痛い目に合わせたくなかったら、おとなしく言うことを聞けよな、美和子」
と言って笹沢はニタリと笑った。加藤もにやついている。
「か、帰って・・・帰ってちょうだい・・・」
美和子は恐怖に引きつった声を、やっとのことで喉から絞りだした。しかし、その声に
は断固とした拒否が込められていなかった。もう半分諦めてしまったような声だ。
美和子が抵抗すれば、正明があのときのように、嫌というほど殴られるのは間違いなか
った。そのことを美和子は恐れているらしかった。
美和子はしばらくの間沈黙していた。どうしたらこの二度目の窮地から逃れられるか必
死に考えているのだろう。
しかし、すでに笹沢達は、正明を人質のようにして家の中に入ってきている。警察に通
報しようとして美和子が電話に向かって駆けだしても、笹沢か加藤のどちらかが阻止して
しまうだろう。夫は夜遅くならなければ帰ってこない。
やがて、美和子の目からスーッと怒りの色が消えていった。逃れようのないことを美和
子は悟ったのだろう。
美和子は、まるで女子校生のように切ない悲しげな顔になって声を絞りだした。
「わかったわ・・・正明を放して・・・」
正明は陰りを帯びた母の顔に、この間と同じように母の決意を感じた。悲しげな目の奥
に、あのときのようなどこか挑むような輝きが感じられるのだ。美和子がまたしても正明
のために身を投げ出す覚悟をしたのは間違いなかった。
そんな母を見ながら、正明は胸が熱くなるのを感じた。
それにしても、何と困惑と憂いに満ちた母の顔だろう。母は笹沢が約束を守ってくれる
と信じていたに違いない。それなのに今度は家にまで押し入られてしまった。美和子のシ
ョックは大変なものだったに違いない。
裏切られた母の心を思うと、正明は胸が締めつけられる。そのくせ、さっきから胸に疼
いているドス黒い期待感は、さらに大きくなってくるのだ。
「ようし、決心がついたようだな」
笹沢が目をギラリと輝かせ、正明の腕を放した。そして笹沢は、なぜか美和子にバスル
ームに行くよう命じた。
「わかったわ・・・」
諦めきった美和子は、おとなしく先に立って案内し、笹沢と加藤が正明を押したてるよ
うについていく。
正明の家のバスルームは普通より大きく造られている。風呂好きの父が、家で温泉気分
を味わいたいと浴槽も洗い場も贅沢にスペースを取ったからだ。
「へえ、すごく広い風呂場な」
笹沢が関心したように声をあげた。浴室そのものが八畳ほどもあり、中にはテレビまで
ついている。脱衣場もは四畳ほどあり、洗濯機や健康器具などが置いてあるが、四人も入
るとやはり窮屈だった。
「さあて美和子、さっそく裸になってもらおうか」
笹沢は、美和子を脱衣場の真ん中に立たせて命令した。美和子は美貌を真っ赤にして自
分を取り囲んでいる男達を見つめていたが、正明と目が合うとホー、と溜め息をついた。
その両目の奥に、あきらめと燃えるような母性愛が感じられる。
「これが・・・最後なんでしょう」
美和子が笹沢に向かって言った。控え目な声だったが、はっきりした意思表示が含まれ
ている。
「本当に今日で最後にして・・・でないと・・・」
美和子の顔に、どこか開き直ったような表情が浮かんだ。笹沢は一瞬苦笑いをし、
「ああ、そうしてやるぜ。あんまりしつこくして、警察にでもタレこまれたら大変だから
な。ふふ、また新しい獲物を見つけりゃいいのさ」
「今度こそ本当ね! もし約束を破ったら絶対に警察に届けますからね」
美和子が悲痛な声で念を押した。
「ああ、本当だよ。ただし今日はとことんやらせてもらうぜ」
「・・・いいわ・・・」
かすれた声で美和子は答えた。正明はその顔に、この間よりさらに凄絶な母の決意を感
じとった。
母は駆け引きをしたのだ。
母が警察に訴えることはありえないだろうと正明は思った。よってたかって犯されたこ
とが表沙汰になり、父に知られてしまったら、母はもう絶望のあまり生きてゆくことがで
きないはずだ。しかし、これ以上追い詰めたら警察に訴える! という決意を見せられれ
ば、笹沢も今度こそ約束を守らざるをえないだろう。
そのかわり母は、もう一度だけ我が身を投げ出す覚悟を決めていた。正明を殴らせまい
と、母は今日も犠牲になるつもりなのだ。
そんな母に、正明は改めて感動を覚えた。母にすがりついて、大声で泣き出したいよう
な衝動さえ込み上げてくる。しかし・・・
美和子は恥じらいを見せながらゆっくりと服を脱ぎ始めた。白いブラウスが、紺色のス
カートが美和子の体から脱ぎ取られていく。その様子を、笹沢と加藤とともに正明も息を
詰めて見守っている。
ブラジャーが外され、たわわで、果実のように水々しい乳房がブルンと揺れながら晒け
でた。さらに、シルクのパンティを、しなやか指でむっちりした尻の方から薄皮を剥ぐよ
うに引き下げ、スルスルと足首まで下ろしていく。
途中、何度かためらいながらも、美和子はパンティを両足から引き抜き、またも正明や
笹沢達の前で一糸まとわぬ素っ裸になってしまうのだった。
「すげえ、何度見ても見事な体してるな、お母さん」
笹沢が言った。美和子はどこか遠くをジッと見つめるような固い表情で、頬を火のよう
に火照らしながら全裸で立っている。覚悟はしていても、やはり凄まじい羞恥に襲われて
いるのだろう。
「さあ、浴室に入って四つん這いになるんだ、美和子」
と笹沢は容赦なく命令する。
「はい・・・」
美和子は熱い吐息を吐きながら浴室に入り、おぞましそうに眉を吊り上げながら、オズ
オズとタイルの上に両手をついて四つん這いになった。ボリュームのある乳房が釣鐘のよ
うに垂れ下がり、みっしりと肉のついた白い尻が卑猥に突き出された。
美和子は観念しきった顔をしていた。羞恥に悶えながらも、さあどうにでもしてちょう
だい・・・という開き直った感じさえ漂わせている。
正明はそんな母の姿に胸を締めつけられるが、それでも母のそんな刺激的なポーズと表
情を見ていると、下半身がチリチリと熱くなってくるのを止めようがなかった。
ああ、だめだ、ぼくはなんて男なんだ・・・
正明は強烈な自己嫌悪に襲われた。またしても勃起したことが恥ずかしくて堪らなかっ
た。しかし、どうしようもないことは自分でもわかっていた。
「正明、またおっ立ってるじゃねえか。おまえはよっぽどお母さんの裸が好きなんだな」
そう言った笹沢が手を伸ばして、正明の股間をムズと掴んだ。
「ひ・・・」
と正明は驚いて腰を引いた。やはり勃起したことを母に知られるのは顔から火を噴くほ
ど恥ずかしい。だが、美和子はもうそれほど驚かなかった。ハッとした表情はしたが、す
ぐに慈愛を含んだ目を正明に向け、
「いいのよ正明」
と声をかけてくるのだった。
「この間も言ったでしょう。あなたの年頃だったら、仕方のないことなのよ。気にしなく
ていいのよ」
そんな母の眼差しを眩しそうに見つめながら、正明はまたも激しい良心の呵責を覚えて
いた。
お母さんとセックスしたいと思っているぼくのことを、お母さんは知らないんだ。笹沢
と同じようにお母さんの体に嫌らしいことを考えているぼくを、お母さんは何も知らずに
守ろうとしている・・・
そう思うと正明は、自分に対する母の純粋な心を、踏みにじっているような気がするの
だった。正明の胸は痛み続けた。
「加藤、バックをよこせ」
加藤は学生カバンの他に重そうなバックを持ってきていたが、それを笹沢に手渡した。
笹沢はバックのジッパーを開けながら、
「正明、今日はこの間よりもっとすごいものを見せてやるぜ」
と正明の顔をおもしろそうに見つめまわす。
笹沢の言葉に、正明はドキッとして笹沢と母の顔を見た。美和子も笹沢の言葉に恐怖を
覚えたらしく顔を歪めている。
「ふふ、美和子、これがなんだかわかるかい?」
そう言って笹沢がバックから取り出したものを見て、美和子も正明も目を極限まで見開
いた。それは、浣腸器だった。長さが二十センチほどもあろうかという、太くて大きな浣
腸器だった。そのガラスの管を見て、美和子は悲鳴を上げた。
「い・・・いやー・・・そんなものを・・・いやあー」
覚悟をしていた美和子だが、まさかこんなものが出てくるとは思ってもいなかったのだ
ろう。それは正明も同じだった。美和子は叫びながら立ち上がりかけた。
「動くんじゃねえよ、正明がどうなってもいいのか!」
笹沢が凄味のある声で怒鳴りつけた。加藤がそれに合わせて正明の胸ぐらを掴み、拳骨
を握りしめる。いまにも殴られそうな気配に、正明は身を震わせた。
「ああ・・・わかったわ・・・」
美和子が悲痛な声を上げる。
「正明を殴られたくなかったら、おとなしく浣腸されるんだよ美和子」
笹沢が畳みかけるように言う。美和子は怒りを含んだ目で笹沢を見つめが、
「はい、おとなしくします」
美和子は心から諦めきった声を出した。正明にはそんな母が哀れでたまらない。笹沢達
やぼくの前で排泄させられたら、いったい母の心はどうなってしまうだろう。あまりの羞
恥に気が狂ってしまわないだろうか・・・
そんな不安が込み上げてくる。だが、正明は浣腸される母の姿を見たい気もしていた。
あのとき、美術部の部室でおしっこをさせられたときの母の羞恥と苦悶の表情は、信じ
られないほど妖しく刺激的だった。今度はとうとう浣腸だ。どれだけ衝撃的な場面になる
のだろうか。
そんな期待感が、胸の中い雲のように広がっている。
笹沢は、バックから溶液の入った瓶も取りだした。牛乳瓶ほどの大きさで、全部で三本
ある。
「ふふ、これはグリセリン溶液だ。これをあんたのけつの穴にぶちこんで、うんちをする
ところを見せてもらうよ、美和子さん」
美和子はもう、口が聞けないようだった。歪みきった顔に血の気はまったくなく、むっ
ちりした太腿の付け根は熱病にかかったようにブルブルと震えていた。それでも美和子の
目に宿った挑むような光は消えていなかった。
笹沢は学生服を着たまま浴室に入り、美和子の尻の前にドカッと腰を下ろした。そして
グリセリン溶液の入った瓶のフタを開け、浣腸器に溶液を吸い上げはじめた。
チュー・・・と溶液が浣腸器に吸い上げられる音が、浴室に不気味に響いている。
母に突き刺さる浣腸器
「あ、あなたは・・・・」
美和子の凍りついた顔に怒りの表情が浮かび、頬がパッと赤くなった。きっとあのとき
の悪夢を思いだしたのだろう。
「も・・・もう正明には手を出さないって、約束したでしょう・・・!」
美和子は笹沢を睨みつけながら、引きつった声を喉から噴きあげた。憤怒がほとばしる
ような声だった。だが笹沢は、
「ああ、正明には手をださないっ、て約束したさ。でも美和子、おまえに手を出さないと
は約束してねえよ」
と平然とした顔でいうのだ。
「な・・・」
美和子は驚きと怒りで、もうそれ以上声を上げられなくなってしまったようだ。ぽって
りした唇を半分開いたまま、切れ長の目をさらに大きく見開いた。白いブラウスの下で上
半身が小刻みに震ているのが、正明にははっきりとわかった。
正明の体もガタガタ震えだした。正明も、約束を破ってまた家にまでやってきた笹沢に
激しい怒りを覚えている。しかし今度もまた、正明は笹沢が怖く堪らなかったのだ。笹沢
に睨まれるとヘナヘナと体中の力が抜けてしまう。
そんな自分が情けないが、どんなに力んでも勇気は湧いてこなかった。
しかし正明が、そのとき密かな期待感をもったのも確かだった。
もし、笹沢がぼくに母とセックスしろと命令したら・・・
その考えが浮かんだとき、正明の心臓はズキンと高鳴った。
もしかしたら、今日こそ願望が実現するかも知れない。自分からは出来ないが、脅かさ
れてやるんなら仕方ない・・・
心の奥に確かにそういう期待がある。だが、そんな自分に怒りも湧きおこった。
あんなにも正明のことを思ってくれる母を、笹沢と一緒になって犯すことを考えている
自分が、ケダモノののように感じられたのだ。
こんなことを考えちゃだめだ、と正明は心の中で絶叫した。しかし、期待感はどうにも
消しようがなかった。
「あんまり大勢でくると怪しまれるからな、今日は子分と二人だけできてやったぜ。正明
を痛い目に合わせたくなかったら、おとなしく言うことを聞けよな、美和子」
と言って笹沢はニタリと笑った。加藤もにやついている。
「か、帰って・・・帰ってちょうだい・・・」
美和子は恐怖に引きつった声を、やっとのことで喉から絞りだした。しかし、その声に
は断固とした拒否が込められていなかった。もう半分諦めてしまったような声だ。
美和子が抵抗すれば、正明があのときのように、嫌というほど殴られるのは間違いなか
った。そのことを美和子は恐れているらしかった。
美和子はしばらくの間沈黙していた。どうしたらこの二度目の窮地から逃れられるか必
死に考えているのだろう。
しかし、すでに笹沢達は、正明を人質のようにして家の中に入ってきている。警察に通
報しようとして美和子が電話に向かって駆けだしても、笹沢か加藤のどちらかが阻止して
しまうだろう。夫は夜遅くならなければ帰ってこない。
やがて、美和子の目からスーッと怒りの色が消えていった。逃れようのないことを美和
子は悟ったのだろう。
美和子は、まるで女子校生のように切ない悲しげな顔になって声を絞りだした。
「わかったわ・・・正明を放して・・・」
正明は陰りを帯びた母の顔に、この間と同じように母の決意を感じた。悲しげな目の奥
に、あのときのようなどこか挑むような輝きが感じられるのだ。美和子がまたしても正明
のために身を投げ出す覚悟をしたのは間違いなかった。
そんな母を見ながら、正明は胸が熱くなるのを感じた。
それにしても、何と困惑と憂いに満ちた母の顔だろう。母は笹沢が約束を守ってくれる
と信じていたに違いない。それなのに今度は家にまで押し入られてしまった。美和子のシ
ョックは大変なものだったに違いない。
裏切られた母の心を思うと、正明は胸が締めつけられる。そのくせ、さっきから胸に疼
いているドス黒い期待感は、さらに大きくなってくるのだ。
「ようし、決心がついたようだな」
笹沢が目をギラリと輝かせ、正明の腕を放した。そして笹沢は、なぜか美和子にバスル
ームに行くよう命じた。
「わかったわ・・・」
諦めきった美和子は、おとなしく先に立って案内し、笹沢と加藤が正明を押したてるよ
うについていく。
正明の家のバスルームは普通より大きく造られている。風呂好きの父が、家で温泉気分
を味わいたいと浴槽も洗い場も贅沢にスペースを取ったからだ。
「へえ、すごく広い風呂場な」
笹沢が関心したように声をあげた。浴室そのものが八畳ほどもあり、中にはテレビまで
ついている。脱衣場もは四畳ほどあり、洗濯機や健康器具などが置いてあるが、四人も入
るとやはり窮屈だった。
「さあて美和子、さっそく裸になってもらおうか」
笹沢は、美和子を脱衣場の真ん中に立たせて命令した。美和子は美貌を真っ赤にして自
分を取り囲んでいる男達を見つめていたが、正明と目が合うとホー、と溜め息をついた。
その両目の奥に、あきらめと燃えるような母性愛が感じられる。
「これが・・・最後なんでしょう」
美和子が笹沢に向かって言った。控え目な声だったが、はっきりした意思表示が含まれ
ている。
「本当に今日で最後にして・・・でないと・・・」
美和子の顔に、どこか開き直ったような表情が浮かんだ。笹沢は一瞬苦笑いをし、
「ああ、そうしてやるぜ。あんまりしつこくして、警察にでもタレこまれたら大変だから
な。ふふ、また新しい獲物を見つけりゃいいのさ」
「今度こそ本当ね! もし約束を破ったら絶対に警察に届けますからね」
美和子が悲痛な声で念を押した。
「ああ、本当だよ。ただし今日はとことんやらせてもらうぜ」
「・・・いいわ・・・」
かすれた声で美和子は答えた。正明はその顔に、この間よりさらに凄絶な母の決意を感
じとった。
母は駆け引きをしたのだ。
母が警察に訴えることはありえないだろうと正明は思った。よってたかって犯されたこ
とが表沙汰になり、父に知られてしまったら、母はもう絶望のあまり生きてゆくことがで
きないはずだ。しかし、これ以上追い詰めたら警察に訴える! という決意を見せられれ
ば、笹沢も今度こそ約束を守らざるをえないだろう。
そのかわり母は、もう一度だけ我が身を投げ出す覚悟を決めていた。正明を殴らせまい
と、母は今日も犠牲になるつもりなのだ。
そんな母に、正明は改めて感動を覚えた。母にすがりついて、大声で泣き出したいよう
な衝動さえ込み上げてくる。しかし・・・
美和子は恥じらいを見せながらゆっくりと服を脱ぎ始めた。白いブラウスが、紺色のス
カートが美和子の体から脱ぎ取られていく。その様子を、笹沢と加藤とともに正明も息を
詰めて見守っている。
ブラジャーが外され、たわわで、果実のように水々しい乳房がブルンと揺れながら晒け
でた。さらに、シルクのパンティを、しなやか指でむっちりした尻の方から薄皮を剥ぐよ
うに引き下げ、スルスルと足首まで下ろしていく。
途中、何度かためらいながらも、美和子はパンティを両足から引き抜き、またも正明や
笹沢達の前で一糸まとわぬ素っ裸になってしまうのだった。
「すげえ、何度見ても見事な体してるな、お母さん」
笹沢が言った。美和子はどこか遠くをジッと見つめるような固い表情で、頬を火のよう
に火照らしながら全裸で立っている。覚悟はしていても、やはり凄まじい羞恥に襲われて
いるのだろう。
「さあ、浴室に入って四つん這いになるんだ、美和子」
と笹沢は容赦なく命令する。
「はい・・・」
美和子は熱い吐息を吐きながら浴室に入り、おぞましそうに眉を吊り上げながら、オズ
オズとタイルの上に両手をついて四つん這いになった。ボリュームのある乳房が釣鐘のよ
うに垂れ下がり、みっしりと肉のついた白い尻が卑猥に突き出された。
美和子は観念しきった顔をしていた。羞恥に悶えながらも、さあどうにでもしてちょう
だい・・・という開き直った感じさえ漂わせている。
正明はそんな母の姿に胸を締めつけられるが、それでも母のそんな刺激的なポーズと表
情を見ていると、下半身がチリチリと熱くなってくるのを止めようがなかった。
ああ、だめだ、ぼくはなんて男なんだ・・・
正明は強烈な自己嫌悪に襲われた。またしても勃起したことが恥ずかしくて堪らなかっ
た。しかし、どうしようもないことは自分でもわかっていた。
「正明、またおっ立ってるじゃねえか。おまえはよっぽどお母さんの裸が好きなんだな」
そう言った笹沢が手を伸ばして、正明の股間をムズと掴んだ。
「ひ・・・」
と正明は驚いて腰を引いた。やはり勃起したことを母に知られるのは顔から火を噴くほ
ど恥ずかしい。だが、美和子はもうそれほど驚かなかった。ハッとした表情はしたが、す
ぐに慈愛を含んだ目を正明に向け、
「いいのよ正明」
と声をかけてくるのだった。
「この間も言ったでしょう。あなたの年頃だったら、仕方のないことなのよ。気にしなく
ていいのよ」
そんな母の眼差しを眩しそうに見つめながら、正明はまたも激しい良心の呵責を覚えて
いた。
お母さんとセックスしたいと思っているぼくのことを、お母さんは知らないんだ。笹沢
と同じようにお母さんの体に嫌らしいことを考えているぼくを、お母さんは何も知らずに
守ろうとしている・・・
そう思うと正明は、自分に対する母の純粋な心を、踏みにじっているような気がするの
だった。正明の胸は痛み続けた。
「加藤、バックをよこせ」
加藤は学生カバンの他に重そうなバックを持ってきていたが、それを笹沢に手渡した。
笹沢はバックのジッパーを開けながら、
「正明、今日はこの間よりもっとすごいものを見せてやるぜ」
と正明の顔をおもしろそうに見つめまわす。
笹沢の言葉に、正明はドキッとして笹沢と母の顔を見た。美和子も笹沢の言葉に恐怖を
覚えたらしく顔を歪めている。
「ふふ、美和子、これがなんだかわかるかい?」
そう言って笹沢がバックから取り出したものを見て、美和子も正明も目を極限まで見開
いた。それは、浣腸器だった。長さが二十センチほどもあろうかという、太くて大きな浣
腸器だった。そのガラスの管を見て、美和子は悲鳴を上げた。
「い・・・いやー・・・そんなものを・・・いやあー」
覚悟をしていた美和子だが、まさかこんなものが出てくるとは思ってもいなかったのだ
ろう。それは正明も同じだった。美和子は叫びながら立ち上がりかけた。
「動くんじゃねえよ、正明がどうなってもいいのか!」
笹沢が凄味のある声で怒鳴りつけた。加藤がそれに合わせて正明の胸ぐらを掴み、拳骨
を握りしめる。いまにも殴られそうな気配に、正明は身を震わせた。
「ああ・・・わかったわ・・・」
美和子が悲痛な声を上げる。
「正明を殴られたくなかったら、おとなしく浣腸されるんだよ美和子」
笹沢が畳みかけるように言う。美和子は怒りを含んだ目で笹沢を見つめが、
「はい、おとなしくします」
美和子は心から諦めきった声を出した。正明にはそんな母が哀れでたまらない。笹沢達
やぼくの前で排泄させられたら、いったい母の心はどうなってしまうだろう。あまりの羞
恥に気が狂ってしまわないだろうか・・・
そんな不安が込み上げてくる。だが、正明は浣腸される母の姿を見たい気もしていた。
あのとき、美術部の部室でおしっこをさせられたときの母の羞恥と苦悶の表情は、信じ
られないほど妖しく刺激的だった。今度はとうとう浣腸だ。どれだけ衝撃的な場面になる
のだろうか。
そんな期待感が、胸の中い雲のように広がっている。
笹沢は、バックから溶液の入った瓶も取りだした。牛乳瓶ほどの大きさで、全部で三本
ある。
「ふふ、これはグリセリン溶液だ。これをあんたのけつの穴にぶちこんで、うんちをする
ところを見せてもらうよ、美和子さん」
美和子はもう、口が聞けないようだった。歪みきった顔に血の気はまったくなく、むっ
ちりした太腿の付け根は熱病にかかったようにブルブルと震えていた。それでも美和子の
目に宿った挑むような光は消えていなかった。
笹沢は学生服を着たまま浴室に入り、美和子の尻の前にドカッと腰を下ろした。そして
グリセリン溶液の入った瓶のフタを開け、浣腸器に溶液を吸い上げはじめた。
チュー・・・と溶液が浣腸器に吸い上げられる音が、浴室に不気味に響いている。