告白(転載) 雪絵さんから
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(04/1/19)
はじめましてこんばんは。雪絵といいます。
今夜は、今日私の身に突然起こったことを告白させてください。
私自身、まだその事実を冷静に受け止めることが出来ずにいるので、ここに形にすることで客観的に整理してみたいのです。
そして、その結果を何らかの形で受け止められたらいいなと思っています。
日曜日の今日、父と母は久し振りに一緒に出かけて行きました。
留守番を私と兄、二人に任せて。
私は部活も友達と遊ぶ予定もなく、暇な日曜になるとわかったいたので、ビデオを借りに行こうと昨日から決めていました。
兄にそのことを告げると、兄は付き合ってくれると言います。
兄の車で行ってもらえればすぐだし、それくらいなら家を留守にしても構わないだろうと、一緒に行くことにしました。
兄は「のれんの奥見てくる」と言って、アヤシイコーナーに入って行きました。
「のれんの奥に」が合言葉になっていて、私はそのコーナーの出口付近でビデオを選ぶ振りをしながらいつも兄を待ちます。
「入りたいの?」
背後から突然声をかけられました。
兄ではない男の人の声が耳の近くで聞こえて、私は驚いて振り返りました。見たこともないオジサンです。
「えっちなビデオ、見たいの?」
また聞いてきます。
私はとっくに自分の見たい映画を選び終わっていたので、「のれんの手前」でただウロウロしているのが
このオジサンには不審に見えたのかもしれません。
私はひと睨み返して、駐車場で兄を待つことにしてその場を去りました。
オジサンが気持ち悪いというよりは、「何故そんなことを言うのだろう」という、得体の知れないモノを見せ付けられたような
怖さの方が強かったです。
絶対兄のせいだ、と私は決め付けて、その出来事を兄にぶつけました。
(人に話すことで、私は気持ちの均衡を保とうとする傾向があるようです。今回のこともそうですし。)
兄はとても怒って、私に謝るとかよりも先に「そのオヤジの顔教えろ」と詰め寄りました。
いかにも殴りに行きそうな勢いだったので、「もう行っちゃった」と私は嘘をつきました。
実は店の出口の所から、そのオジサンがずっとこっちを見ていたんですけど。
帰りの車の中も家に着いてからも、兄は一言も話しません。かなり怒っているようです。
「いいじゃんもう。お兄ちゃんが言われたんじゃないでしょ」
「お前がそんなだから、俺はムカツいてんだよ」
今度は八つ当たりかと身構えると。
「お前はいつもスキがあるすぎるんだ」
とやっぱり怒られました。
それからは売り言葉に買い言葉。よく覚えていないくらい、どうでもいい内容だったと思います。
そして最後に
「お兄ちゃんには関係ないでしょ!」
と言ってしまったのが悪かったようです。
言ってしまってから、心配してもらっている身で、家族に向けて使っていい台詞ではなかったと後悔しました。
また怒られると思いました。
けれど兄はうつむいて、何も言い返してきません。あまりにも沈黙が長いので、私の方が心配になりました。
「嘘だよ。ゴメン。言い過ぎた。ごめんねお兄ちゃ」
突然、天地がひっくり返りました。目を開けると天井が見えます。背中と後頭部が痛みました。
何事かと左右を見やると、兄の握り拳が顔の両脇に見えます。
「もうだめだ」
多分、兄はそう呟いたんだと思います。
「雪絵、俺もうだめだ」
そう言う兄の声は、泣いているように聞こえました。
なにがどうしてこうなっているのか分かりません。
けれどあの兄が泣くなんて一大事だと、私の胸の辺りにある兄の頭を撫でました。
それが合図だったかのように、急に兄が伸び上がり、二人の歯と歯がぶつかりました。
これって、キスです。
初めてのキスでもないのに、私はしばらくそのことに気付きませんでした。
私の脳みそがやっと理解して、拒もうとするまでにかなりの間があったように思います。
私はとにかく首を振って、兄の唇から逃げようとしました。
けれど兄の手が私の顎を捉えて、さらに深く口付けてきたのです。
半ばパニックになりながら、必死で手足を動かして、私は兄の下から逃げ出しました。
兄は追ってはきませんでした。ただそこから私のことを真っ直ぐ見て「嫌か」とだけ言いました。
「そういう問題じゃないでしょ」
「じゃあ嫌じゃなかったのか」
「そんなの確認してる暇ないよ」
「お前、何で怒らないの」
「怒ってるの!」
「そうか。やっぱり怒ったか」
そして兄は笑い出したんです。そしてその顔のまま、立ち上がり、近付いてきました。
私は不安になって、後ずさりします。
「確認しようぜ」
そう言いながら、兄は私の腕をつかみ、飛びつくように抱きしめてきました。
兄の重みで私はまた床にひっくり返ってしまいました。
そして、またキスをされました。
だめだって! そう言うつもりで口を開けたら、そこにヌルリとした暖かいものが入ってきました。
それは上あごや歯茎をなぞり、私の舌に絡み付いてきました。
何度もそんな風に口の中をかき回され、吸い付かれて、その間ずっと逃れようと抵抗していた私は息があがってしまいました。
頭がぼんやりとして、力が入りません。
「可愛いよ、雪絵」
そんなこと、兄に言われたのは初めてです。
私の思考回路はそんなことを考えたところで停止し、あとは何処か他人事のように自分に起こったことを記憶し続けるだけでした。
兄は動かなくなった私のセーターをキャミソールと一緒に捲り上げ、私の胸に触れてきました。
(家にいるときや、ちょっと出かけるくらいのときは、私はブラジャーをしないんです。冬だとわからないし。)
もう片方の兄の手はシーンズのホックを外し、チャックを下ろし、その隙間から私の股に入ってきました。
兄の手はとても冷たくて、どうしてこうなったんだろうと不安になって、私は震えました。
私はぼんやり兄の顔を見ていました。
時折「お尻を浮かせて」とか「膝を曲げて」とか言いながら、兄は優しく私の頭を撫でたりしてくれました。
兄は私の左の胸を咥えました。
舌が乳首を突付いて、それだけで全身に電気が走ったような気がしました。
右の胸を優しく揉まれて、私はふわふわとした夢見心地の気分になりました。
ああそうか。このときもう、私は兄のことを許していたんですね。そして、その続きを期待してしまっていたんだ。
私のショーツに兄の手が入ってきました。
兄の息は荒くなっていて、その手ももう冷たくはありませんでした。
膝で膝を割られ、広げさせられると、胸が切なくなく高鳴りました。
ワレメを指でなぞられ、クリトリスを摘まむように刺激され、思わず声が漏れました。
私って、こんな声をしてたっけ、というくらい甘い声でした。
「いいんだよ雪絵。もっと声出して」
そう言って、兄の手の動きが激しくなりました。
私の体は敏感らしくて、ソコを弄くられると声が自然に出て、体が痙攣したり沢山濡れてしまうんです。
一度目はなかなかイケないんですけど、それを過ぎると二度目三度目とすごく感じて、すぐイッちゃうようになります。
何度もイかされて、私は体中を支配する快感だけを追い求めるようになりました。
たまにそうなるんです。
気持ちイイっていう感覚が私の体を支配して、何度もイクうちに、頭は使い物にならなくなって、
勝手に体がもっといやらしいことをするように動いちゃうんです。
今日もそうでした。兄が私のソコに兄のモノをあてがったとき、勝手に腰が動いて、兄が入れやすいようにしていました。
私はえっちのなかで、最初に挿入される瞬間が一番好きです。
私の中にそのモノがゆっくり入ってくると、相手の全てを受け入れられた気持ちになります。
お互いが理解し労わりあえる、最高のパートナーと巡り合えた瞬間に思えて、胸が熱くなります。
「あっ、ぁあっ、あああっ」
兄が奥にぶつかる度に声が上がりました。
他人のもののように、そのいやらしい声を聞いていました。
そのときには自分がどうなっているのか、細かいことはよく分からない状態になっていたので。断片的に、
後ろからされている体勢とか、突き上げられながら交わしたキスとか、夢中でしがみついた背中とかは思い出せるんですけど。
多分私は、今までのえっちの内で一番感じていたんだと思います。
兄が果てた後も、私はその体勢のまま動けませんでした。イキすぎると指一本も動かせなくなるんです。
何度かそうなったことがあるんですけど、今日の脱力感と高揚感は今までで最高のものでした。
兄は放心状態の私の体を洗い、ベッドに寝かせてくれました。
私は泣いていたようです。そのまま眠ってしまったらしいのですが、起きたら涙で顔がばりばりに強張っていました。
兄は隣の部屋でまだ起きているみたいです。
私は明日から、どうやってこの家で生活していけばいいのでしょう。
私たちは血の繋がったきょうだいです。兄にも私にも、過去恋人がいる時期がありました。
私は異性として兄が好きだと思ったことはないんです。
だから今日、どうあっても兄を拒絶すべきだったんでしょう。けれど私はそうしなかった。
何故だか不思議で仕方ありません。
長い文章になって申し訳ありませんでした。
雪絵。