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小説(転載)  ブルースター ~信じあう心~ 2/8

近親相姦小説
03 /16 2019
ブルースター ~信じあう心~

第二話

 

 舞は湯船に身体を横たえ、いつしか軽いまどろみに陥っていた。
 夢とも現実ともつかぬ意識の中で、彼女は友達に無理矢理渡されたあの本のことを思い出していた。
 もう開くつもりはなかったのに、気がつけばまた、彼女は貪るように先を読んでいた。

 ……物語の少女…異国の気高い血を引いている幼い娘は、今や男の欲望を叶えるための存在へと変貌していた。
 ゆっくりと押し開かれた性は、また少女をそれ無しではいられないようにもしていたのだった。
 今日も男は少女を抱きかかえ、そして薄いブラウスの上から幼い胸をまさぐり始める。
 男の求める唇にぎこちなく応えながら、小さな手は教えられた通りに彼の股間に潜り込んでゆく。

 男はその幼い身体を、指で、そして口で丹念に味わいながら、少女の手に包み込まれた自身から呼び起こされる官能を愉しむ。少女もまた、男の巧みな愛撫に身体を火照らせ、か細い喘ぎを漏らし、そしてほころび始めた蕾から初々しい蜜を流し始めるのだった。

「……それな…恥ずかしい…こと……」

 うわごとのように、掠れた声で舞は呟く。

 思い出すほどに、胸は切なげに脈打ち、下腹部が熱くなってゆくのを感じる。
 あのとき…部屋に来た兄から逃れるように風呂場へと脚を運び、そして下穿きをおろしたとき、冷たいものが糸を引きながら内股に張り付いたことを彼女は思い出す。
 染みになった下着を隠すようにたたみ、浴槽の縁でぬるついたそこを何度も洗い流しても、指が触れるたびに染み出してくるような感覚に、舞は激しい羞恥を覚えていた。

 浴槽の中で身体を清め終わり、こうして漫然と身を横たえていると、また、あの本の中の妄想が脳裏を駆け巡り、彼女の胸と、そして秘められた場所を苛んでゆく。
 やがて彼女の指が、そこを慰めるためにゆっくりと伸びてゆく。
 まどろみに白んだ頭が、もうそうする以外にないと告げているかのようだった。

 ……少女の狭く、清らかな膣道に自身を与え続け、男は少女に女の悦びを教え込む。
 絶え間ない官能に、やがて少女は男根に貫かれる快楽を覚え、ついには自分から脚を開き、導き挿れ、腰を蠢かすようにさえなる。

 しかし、男は少女の覚えた欲望をた易く満たすことはしなかった。
 彼の愛を受けるためにはただ奉仕し、尽くすことを覚えさせ、また堪えきれずに自らで慰めるようなことがあれば、酷い辱めが待っていた。
 しかしそんな性的な苛めにも、少女は新たな情欲を覚え、次第にそれを好んで求めるようになる。

 男の官能を刺激し、劣情のまま抱かれるために、少女はどこまでも淫らに変わってゆく。

 男と二人だけのその世界で、一日の全てを彼の為に尽くし、どのような求めにも、どのような辱めにも少女は応えた。
 男に荒々しく突き上げられ、激しく抱きしめられながら、彼の放つものに体内を満たされ、そして自分もまた果てるとき……少女は自分の心が満ち足りてゆくのを感じていた。

 生まれたそのときからずっと一人で生きてきた自分の、当たり前だと思っていたその寂しさが、狂おしい官能と共に薄れてゆく。
 また、一人になるのは堪えられなかった。
 だから、貪るように男を愛し、そしていつまでも愛されるために、少女は幼い肢体をどこまでも開いていくのだった。

 …そして、舞もまた、そんな少女の気持ちに合わせるかのように、まだ穢れを知らないその部分をなぞってゆく。
 普段なら、不安と怖れから進んでするようなことでなかったその行為は、物語と比べれば他愛もないことのように思えていた。
 いつしか彼女は、自らが少女の頃に戻ったような気持ちで、その頃は想像だにできなかった行いに身体を揺らしつづける。

「……あ……ん…」

 ゆっくりと、僅かに盛り上がった秘裂の上をなぞる指が、次第に規則的にうごめき、爪の先は時折襞の奥へと掻きいれられる。
 それが包皮に埋もれた突起に差し掛かるたびに、舞は張り詰めた声を漏らし、しなやかな上体を強張らせる。

「あ…あっ……ん……ん…」

 自分では、そんな淫らな娘でないと信じていた。

 しかし、彼女の指は次第に動きを強め、襞を掻き分け奥へと進もうとする。
 やがて中指の先がゆっくりとその部分に沈んでいき、舞はこれまで味わったことのない悦びに、乱れた声をあげる。

「……は…ぁ…ああ……ああっ…」

 ゆっくりと、そして規則的に、指先は肉孔に挿し込まれ、そして引き出される。
 湯の中に、ねっとりとしたのが溶け出し、一瞬陽炎のように揺らめいて消えてゆく。

「……わたし…わたし……こんな…いけない…こと……」

 禁忌だったはずのその行為に彼女は背徳を感じながら、しかしそれさえも官能へと変わり、果てのない悦びへと変わってゆく。

 少女はこんな高まりに溺れていったのだろうか……
 朦朧と定かならぬ頭で彼女は思う。
 しかし……異性を身体の奥底へと収め、絶頂に失禁さえする物語の少女は、舞の精一杯の戯れとは程遠いような気もするのだった。
 自分のこの指が、もし……想像でしか知らない、男性のそれであったのなら……

「んあっ……あ……い…い……いい…の……あぁ…ああぁ……」

 内向きに、慎ましやかに育ってきた彼女にとって、異性を強く意識したのはそれがはじめてのことだった。
 感じたことのない高まりに、心と体をうちふるわせ、しかしその先にある果てをまだ知らないまま、舞の脳裏に、もっとも親しい一人の異性が浮かんでは消えてゆく。

「……そんな…そんな……いけない…こと…よ……あ……だ…め……」

 否定しようとする言葉とは裏腹に、満ち足りた何かが、彼女の中に広がってゆくのを舞ははっきりと感じ取っていた。

小説(転載)  ブルースター ~信じあう心~ 1/8

近親相姦小説
03 /16 2019
ブルースター ~信じあう心~

第一話

 兄=圭  妹=舞

圭がベッドの上で本を読んでいると、舞が部屋に来た。

「お兄ちゃん、久しぶりに一緒に寝ようか?」
「ああ、いいよ」

 圭は頷いた。
 舞はそっと彼の横に入る。
 圭が灯りを消そうとすると、彼女は掛布の中で少し捲れた寝間着をそっと戻しながら、彼に言う。

「…本はもういいの?」
「うん……もう遅いしね…」

 圭は本を脇に寄せて横になった。
 それから暫く、兄妹は何も言わずに天井を見つめていた。
 寂然とした静けさの中で、ふと、舞が圭の傍に小さく頭を預ける。

「お兄ちゃん……やっぱり大きいね」

 昔から彼女は自分に甘えていた。
 目の目の妹と一緒に寝ていたのは、ついこの前のような気がする……

「……お兄ちゃん、何を考えているの?」
「……え、なんだろう……そんな風に見えたかな」
「…私にはいつだって何かを考えてるふうに見える……
 …たまには私の事を考えてくれているの」
「そんなこと……これでも結構気にしてるんだよ…いろいろと」

 具体的には何かと言われれば、実は言葉に詰まってしまう圭だった。
 しかし舞はそれ以上何も聞かず、少し嬉しそうに彼を見つめるのだった。

「…ねえ…お兄ちゃん…」

 舞は圭の腕をとり、そこに体を寄せる。
 寝間着越しに、柔らかな胸の感触と、母にも似た甘い微香が彼を包む。
 嗅ぎなれた筈のその匂いに、今の彼は僅かな幻惑を覚えていた。

「……お兄ちゃんは…いつまで私の側にいてくれるのかな………」

何か言葉を返そうとしたとき、舞は小さな寝息を立てていた。

 …いつまでも、穢れを知らないかのように見える妹……甘えるばかりだった彼女は、年を追う毎に美しく、可憐に変わっていった。
 しかし、そうであるほどに……彼女の無垢な姿を見るとき、そしてこんな風に触れ合っているとき、圭は自分の中に不純なものがある事を感じてしまう。
 それがなんであるのか、口にしてみようとすると怖くなり、 それ以上考えまいとする。

 しかし、この静けさの中の思いがけなかった二人だけの時間は、 彼の秘められた情動を呼び起こすのに十分な機会だった。
 今日と同じようなこんな夜に、幾度か覚えのある密かな悪戯を、彼はまた繰り返そうとしていた。
 圭は微かに甘い香りのするうなじに顔をよせ、そっとささやく。

「…舞、寝たのか?」

 何度か同じように呼びかけるが、なにも返ってくることはなかった。

 圭はそっと、自分の腕に寄り添うようにしている、形のよい膨らみの先に指を触れる。
 薄い寝間着越しに、その薄い突起が指先に感じられると、彼は指の腹でゆっくりと撫で続ける。

 やがて彼はその蕾に口を寄せ、唇の先でそっと挟みこむ。
 …寝間着を剥ぎ取り、露わになったそこを、幼児のように強く吸い上げ、思うさま舌で舐める……そんなふうにしたい衝動を抑えながら、しかし彼の舌の先はいつしか先端の僅かな窪みを味わっていた。

「…ん……」

 小さな声を立て、舞が小さく寝返る。
 圭は思わず身をすくめたが、やがてまた静寂が訪れる。

 …いつもは、それで終わるはずの悪戯だった。

 しかし、彼の欲求を留まらせることができなかった。
 自分の傍らで眠る妹が、欲望を感じさせる異性となってしまったことを、彼ははっきりと感じていた。
 そして、彼は抗えない好奇を満たすために、本能のままに掛布をそっとずらす。

 やがて、寝間着のすそを少しはだけた姿が圭の目に入る。
 暗がりの中で、白く細い太を露わにして子供のように眠るその姿に、圭は堪えられない情欲を募らせる。
 少しだらしなく開かれた彼女の自然な下肢に、圭は何かは小さな安堵を覚える。
 そしてそれ以上に、なにか彼女が自分を誘っているような気がして、 それを妹の純心を汚す行為の言い訳にしようとしていた。

「舞がいけないんだ……僕の気持ちも知らずに…こんな格好で……」

 圭は声に出さず呟きながら、舞の下肢の付け根へとゆっくり手を探り入れていった。
 寝間着を手繰り、下穿きの脇から指を潜らせると、いつか見たことのある、
 柔らかな恥丘に刻まれた縦筋に触れる。 興奮に震える指で、奥へとなぞってゆくと、やがて彼の指は彼女の太に挟まれ、 そしてやがて少し湿ったような抵抗を感じる。
 そこは生肉のような不思議な柔らかさと弾力のある部分だった。

「…これが……舞の……」

 半ば朦朧とした意識の中で、圭は舞の股間に差し入れた指の感触を味わい、そこにある造形を頭の中に描く。
 唇はいつしかまた彼女の乳房の先を啄み、薄い布越しに小さく吸い続けていた。
 まだ他の男には見られたことがないであろう柔肉に触れる指先が、じっとりとしたものに包まれ、唾液に湿った乳頭が口の中で大きく感じたとき、彼の腕を掴む指に力がこもり、舞の掠れるような吐息が、彼の耳元をくすぐる。

「…ん……ん……だ…め…………お兄ちゃん……」

 妹の小さくむずかるような声に、圭ははっと我に返る。
 自分が何をしていたのか定かでないまま、混乱した頭でその場を離れ、気がついたときには、彼は妹の部屋へと逃げ込んでいた。

 小躍りする鼓動を必死に押さえながら、脳裏には妹の最後の言葉がいつまでも巡る。
 あの時、自分の名を呼んだのは、あれは些細な寝言だったに違いなかった。
 そう信じたかった…… ふと、彼女を弄っていた指を見ると、そこには僅かにねっとりとしたものが残っていた。

 慌てて手を引いたあの時、細く光るものが彼女の太腿に糸を引いたことが、 今でも鮮明に記憶に残っている。

小説(転載)  デルタ!

近親相姦小説
03 /13 2019
デルタ!

 

登場人物紹介

誠:長男。気が弱く、香織の言うことに従ってしまうことが多い。「俺」
彩:長女。おとなしい性格の筈だが…「私」
香織:次女。性格は明るく、言いたいことははっきり言う。「わたし」

眠れない…
彩は身体を起こす。

せっかくお父さんもお母さんもいないんだから
お兄ちゃんと一緒に寝たかったなぁ……
なんで言えなかったんだろ…
自分で自分を嫌になる。
こんな事考えてたらますます眠れなりそう。
なんかのど乾いたな…

自分の部屋から出た彩の目に誠の部屋のドアが留まる。
お兄ちゃんの寝顔を見て来ようかな。
たまに兄が帰ってくるとするように彩は誠の部屋に忍び込む。

誠は寝ていた。
そして、その横には香織が寝ている。
なんで香織がお兄ちゃんと一緒に寝てるの…
しかもどう見ても裸…
ま、まさか…そんな…

彩は自分の部屋に逃げ帰った。


「彩、おはよう」
「彩姉、おはよう☆
 なんかすごい顔してるね」
そう言って香織は笑う。
「あ、おはよう…」

結局一睡も出来なかった。
寝ようとするとお兄ちゃんと香織の関係が気になって…
聞いてみないと…

「ねえ、香織…あなたなんで昨日お兄ちゃんと一緒に寝てたの?」
「え…久しぶりに一緒に寝たいなって思って…」
「裸で?」

ゴホッゴホッ…
牛乳を飲んでいた兄がむせている。

「彩姉…目が怖い…」
「あなた確か私の気持ち知ってたわよね…」
「彩姉もお兄ちゃんのこと好きだったっけ?」
香織がとぼける。

ブチッ
私の中で何かが切れた。
「前にあなたに話したでしょ!」
「ええー、そんなこと話したっけ?」

誠は呆然と二人の様子を見ている。
「話したでしょ。
 それに私の方があなたより前からお兄ちゃんのこと好きだったのよ」
「それは彩姉が先に生まれただけでしょ!
 それにだったらなんで言わなかったのよ」
「私はあなたとは違うのよ。
 それに私たちは兄妹なのよ。
 でも、そんなことを考えるのはもう止めたわ」

「お兄ちゃんは私のことが好きなのよ。
 昨日だって何回も好きだって言ってくれたもん」
「何よ、こんなに胸小さいくせに!」
彩は香織の上着を脱がせる。
「キャッ!何すんのよ。
 でかけりゃいいってもんじゃないのよ!」
香織も彩の上着を脱がした。
誠は目を見張っている。

「お、おい、二人ともケンカはやめろよ…」
「だめよお兄ちゃん。
 彩姉はわたしからお兄ちゃんを奪おうっていうのよ。
 敵よ!」
「何を言ってるのよ!
 あなたが私のお兄ちゃんを取ろうとしてるんでしょ!」
「お兄ちゃんはわたしのものよ!」

「わたしはお兄ちゃんのためなら何でもできる」
「私だって!」
目に見えぬ火花が飛び散る。

「本当に何でもできるの?
 じゃあ、これは?
 処女の彩姉にはできないだろうけど…」
そう言って香織は誠に近づく。
「な、何よ」
香織は誠のズボンを脱がし始める。
「香織、何するんだ」
「お兄ちゃんは黙ってて!」
「はい…」

下着まで脱がされた誠のものは二人の裸を見て、既に勃っていた。
香織はそれをいきなりくわえ込む。
「なっ……」
彩、絶句。 

「どう?できる?」
「わ、私だってそれぐらい…」
「何?声が小さくて聞こえない」
「やればいいんでしょ」

彩は椅子に座っている誠の前に座り込む。
「あのー、お兄ちゃん…」
「な、何だ?」
「恥ずかしいからあまり見ないでくれる…」
「そ、そうだな。
 じゃあ、目閉じてるから」

彩は舌を出してそっと舐めてみる。
「熱い…」
「どうしたの、やっぱりできないの?」
「できるわよ」
彩はそれを口に含んだ。

「何してるの?
 口に入れるだけじゃだめなのよ」
「………」
「どいて、わたしがお兄ちゃんにしてあげる」

香織は口の中に入れて舌を使う。
「私だって…」
彩は誠のものに舌を這わせる。

「ううっ…」
「お兄ちゃん、気持ちよかったらイってもいいよ☆」
香織は口から出して先の方を舐めている。

「も、もう…」
「え?」
彩が舌を離した瞬間、誠の先端から白濁が放たれる。

「きゃー!」
「いっぱい出てる」
白濁は宙に舞い、彩と香織の顔に当たった。。
彩は呆然となっている。

「ねえ、お兄ちゃん、気持ちよかった?」
「う、うん…」
「どっちが気持ちよかった?
 もちろんわたしよね?」
「それは…」
「わたしと彩姉どっちを選ぶの?」

 1彩
 2香織
 3選ぶ事なんてできない

小説(転載)  秘めた想いの伝えかた

近親相姦小説
03 /13 2019
秘めた想いの伝えかた

 

誰かに触られているような感じに、俺は目が覚めた。

「やっと目が覚めたのお兄ちゃん?」
絵美が俺を見下ろしている。

「絵美、俺寝て……」
起きあがろうとしたが、手足が引っ張られて、起きあがれなかった。

「あれ?」
よく見ると俺はベッドに縛りつけられていた。

「な、なんだこれ…」
「私が縛ったの」

「なんでそんなことを…」
「だって、お兄ちゃんが意地悪するから…」

「俺が何かしたか?」
「覚えてないの?」

「俺は何をしたんだ?」
「本当に覚えてないんだ。
 じゃあ、教えて上げる…」

絵美が言うには、酔っぱらって帰ってきた俺は介抱してくれた絵美に絡んだらしい。
最初はじゃれてる程度だったが、そのうち胸をさわり始めたので
絵美は抵抗したらしい。
しかし、そんな絵美を俺は押さえつけてかなり長い時間弄んだ…らしい。
その上、そのまま寝てしまった……らしい。

全く覚えていない。
もしかして、胸を触る以上のこともしたのか?
いや、たぶんしたのだろう。
頬が紅潮している妹の様子を見ていれば判る。
絵美はたぶん俺との関係を求めてくるだろう。

いろいろ考えているうちに絵美の顔が近づいてくる。
「ちょ、何を…」
抵抗することも出来ず、唇が重なる。

絵美の舌が俺の口の中に入ってきて、俺の舌に絡めてきた。
なんかいい匂いがする…絵美の匂い…

俺は何を考えてるんだ?
ともすれば、思考が停止しそうになる。

「ねえ、お兄ちゃん、私キスうまい?」
「ああ……」

なんだか頭がぼーっとして、自分で言っていることがよく分からない。
それにしても、本当に絵美はキスがうまかった。
やっぱり経験があるんだろうか?
またわけのわからないことを考えている。

そうこうしているうちに、絵美が俺の服を脱がそうとしている。
絵美は本気だ。
勿論兄妹でこんな事をするのはおかしいと思う。
しかし、なんだか今はそんなことはどうでもよかった。

俺の先端に熱くねっとりしたものが触れる。
絵美が俺の先を舌で、熱心に舐めている。
気持ちいい…
絵美の与えてくれる快感に身を任せよう…

絵美は既に固くなった俺自身を口に含んでいた。
舌のざらざらした感覚が感じ取れる。
絵美の与えてくれる快感に俺は早くもいきそうになっていた。

「絵美、もう……」
「何?もうなの?じゃあ一回出して」
そう言って絵美は手と口を使って俺のを扱く。

「くっ……」
俺は絵美の口にたっぷりと出してしまった。
絵美は俺の出したものを飲み干している。

妹にいかされてしまった…
キスといい何故こんなにうまいんだ?

一度出して柔らかくなりつつあるものを、絵美は再び舐め始める。

「ねえ、お兄ちゃんもしてよ」
いつの間にか下穿きを脱いでいた絵美は既に濡れているその部分を
俺の顔に押しつけてくる。

こいつは兄をなんだと思っているんだ?
そう思いつつも俺は絵美の秘裂に舌を這わせる。
女の匂い…
またバカなことを考えてる俺。

「ああん…もっとして」
その言葉に応えて俺は肉芽を中心に舐めてやる。

互いの性器を愛撫する兄妹……異常な風景…
その状況が俺達を官能へと導く。

俺のが再び勃って満足したのか、絵美は体を起こす。

「ねえ、入れてもいい?」
「駄目だって言ってもするんだろ」
「そうね」

絵美は俺自身に手を添えると自分の膣口に導き、ゆっくりと腰を下ろしていく。
俺のが少しずつ入っていくと絵美の中から粘液が溢れてきて、肉茎を伝っていく。

「あああぅ……っ…ほら、入ったよ、お兄ちゃん」
「そんなこといちいち言わなくても判ってる」
「可愛い妹とHできるのよ。
 ちょっとはうれしがってよぉ」

身を任せようと思ったが、やっぱり止めた。
「可愛い妹は兄貴を縛って犯したりしないんだよ」
「犯……ひどーい、そんな風に思ってたの」

「この状況の何処が違うんだよ」
「私をこんな風にしたのはお兄ちゃんなのよ」
「うっ……」

「私の勝ちー☆」
こういうときの絵美は本当にうれしそうな顔をする。
そんなことを考えてる場合じゃないが…

「あん…あん…ああ……気持ち…いい…」
絵美は俺の上で喘いでいる。

もうあれこれ考えるの止めて、どうせならこの状況を楽しもう。

「…あ…あっ…あ…?…」
絵美の腰の動きに合わせて俺も下で動いてやる。

「ゃ…あ…すごい……お兄ちゃん、もっと…」
俺は絵美の腰に手を当てて、絵美の動きを手伝ってやった。

絵美の膣道は俺を容赦なく締め付ける。
俺の動きに併せて、絵美の悦びの声は次第に高まっていった。

「……お兄ちゃん、私……もう…あ…い…」
「お、俺も…もう……絵美、どいてくれ…」
「…このまま……」
「…え?」

「…あ…あん……お兄…ちゃん……ああ!…あああぁ…」
絵美に強く締め付けられた俺は絵美の中に出してしまった。

白濁が絵美の中から溢れてくる。
「ごめん、絵美…俺…」

絵美が俺の胸の上に倒れ込んでくる。
そんな絵美は俺は抱きしめ……られなかった。
俺は縛られてるんだった…

「いいの、私がそうしたかったんだから…」
「でも…」
「そう思うならもう1回しよ」
「え?」
「だからもう1回」
「なんでそうなるんだよ」

「紐をほどいてあげるから、今度はお兄ちゃんがしてね」
絵美は俺の戒めを解き始める。

「なんで俺が……」
「お母さんにこの事言っちゃおかなー」
「それは…」
「お兄ちゃんに犯されたって言ったらお兄ちゃんどうなるだろ?」
「うっ…」
おそらくあらゆる言い訳は通じないだろう。

「わかったよ」
俺は上体を起こすと、柔らかな乳房を手のひらで包み、その先端を口に含んだ。
舐める、吸う、弱く噛む、俺の動きに反応して、絵美が掠れた声を漏らす。

中心部分が硬くしこると、俺は絵美の首筋に唇を這わせた。
俺が唇を這わせる度、絵美の身体はぴくんと震え、俺のを締め付ける。
そんな様子に俺は、両腕で包み込むように抱きしめる。

「キスしようぜ」
俺は上を向いている絵美の顔を俺の方に向かせると、唇を重ねた。

絵美の唇を割り、舌を口内へ差し入れる。
歯に舌を這わせると、絵美から舌を絡めてきた。
互いに舌を絡めると、二人の唾液が混ざり、唇を伝っていく。

キスをしながら絵美の包皮を剥き、陰核を剥き出しにしてやった。
そして絵美の中から溢れ出す粘液をつけ、柔らかく触る。
痙攣しているかのような反応を身体が示す。
「んっ…んんっ……」
俺はますます強く抱き寄せる。

俺はゆっくりと腰を動かし始めた。
「あ……あ……」
「あ、じゃねえよ、おまえもちゃんと動けよ」
「やだ、今度はお兄ちゃんが気持ちよくさせてよ」
「………」
絵美が協力しないとなるとこの体勢は辛いな…
それにしても妹に反論できないとは……

俺は絵美を後ろに倒すと、その上に覆い被さる。
「あん」
「……」
「ねえ、なんで黙ってるの?」
「……」

「私のこと抱くのそんなに嫌?
 嫌だったら止めてもいいよ…」
「そんな…」

俺は絵美を抱くのが嫌なのか?
いや、違う。
たぶんいわゆる「常識」に縛られているから、抱いてはいけないと
思い込んでいるだけだ。
俺の本当の気持ちは…

「そんなことはないよ。
 いや、というよりもうれしいよ…」
「な、何よ突然…」
「俺はおまえが妹だから抱いちゃ駄目だと思ってた…」
「私は女として見てほしいの」

「わかったよ…」
「やっと判ってくれたのね。
 私だってこんな事するの恥ずかしかったんだから…」
「え?」
「うーん…つまりお兄ちゃんが私を弄んだっていうのは全部嘘」
「………」
「嫌いになった?」
「いや…ちょっとショックだっただけ…」
いつもおとなしいのにおかしいと思っていたが、そういうことだったのか。
しかし可愛いと思ったが、こいつ油断できないな…

「お兄ちゃん、続きしよ」
「ああ」

俺は再び腰を動かし始める。
「あ…あ…あ…ねえ、お兄ちゃん…」
「ん?」
「これからも…Hしてくれる?」
「ああ、でも中には出さないぞ」
「安全な日だけでも…」

「おまえ中に出してほしいのか?」
「…だって愛されてるって感じがするじゃない……ああっ」
「わかったよ…それで今日は?」
「大丈夫よ…」

「…お兄ちゃん…もう…いきそう…」
「ああ…いいよ…」

俺が動きを速めるに従って、絵美が高まっていくのが判る。
俺もそろそろ限界だった。

「お兄ちゃん…ああん…お兄…ちゃん……わたし…いいぃっ…」
絵美がいくのとほぼ同時に俺も絵美の中に精を放った。
必死に動かすその隙間から白いものが溢れ出す。

「私があんな嘘ついたのは…」
「わかってる」
「ありがとう…ちょっと確認したかっただけ…」

こうして俺は絵美の気持ちを受け入れたのだった。

小説(転載)  告白 2/2

近親相姦小説
03 /12 2019
告白・番外編
-約束の日、その夜に-

 

瑞穂は眠れぬ夜を過ごしていた。

(眠らないとまた倒れちゃう…
 またお兄ちゃんに迷惑を…
 眠らないと…)

瑞穂の目はますますさえてしまった。

(お兄ちゃん…
 大人のキス…
 体が震えるぐらい気持ちよかった…
 その先もしたかったのかな…)

瑞穂は自分の想像に頬を染める。

(でも、私もお兄ちゃんのこと好きだって言ったって事はやっぱり恋人なんだよね。
 恋人って言っても今までと変わらないような…
 それともやっぱり私としたいのかな…)

その想像に、いつもの眠れぬ夜がそうであるように自分の胸に手がのびる。
そして、柔らかな膨らみの頂点に触れてみる。
そこは既に硬さを持ち始めていた。

(お兄ちゃんのことを想うだけでこんな風になるなんて…)

摘むとますます硬さを増していった。
もう片方の頂点にも手が伸び、同じように摘んでみる。
自分の心臓の音が早くなっていくのがわかった。
下腹部が熱くなっていくのを感じる。
胸に触れていた片方の手が下へと降りていく。
下着越しにその部分に触れてみる。
まだ染み出してはいないものの、下着全体に湿り気を感じた。

(私のここもうこんな風になってる……)

そのまま指の位置をずらして一番敏感な部分に触れてみる。

(ああっ!)

腰が浮き上がるほどの強烈な快感…

瑞穂は今や自分の世界へと入っていた。
パジャマの前は大きくはだけ、ズボンは膝まで下がっている。
瑞穂は下着の中に手を入れ、直接その部分に触れた。

(お兄ちゃん!そこは…恥ずかしい…)

中指を少しだけ中に入れてみる。
中はねっとりしていて、その液体が指を伝って外に漏れ出す。

(そんなところ舐めちゃだめ…)

瑞穂は人差し指と薬指でその部分を少し開いて、中指を縦筋に沿って動かした。
そうすることによって体験のないことを想像する。
中から粘質の液体がどんどん溢れてくる。
瑞穂は下着も脱いで、濡れた指で直接肉芽に触れた。
瑞穂は腰を浮かして軽くイってしまう。

(お兄ちゃんのもしてあげる…)

知識でしか知らないものを想像しながら中指を口の中に入れてみた。
しかし、何か足りないような気がして、薬指と人差し指も入れる。
舌で先を舐めたり、舌を全体に絡ませたりして「隆のもの」を愛撫した。
その間も「隆の舌」は瑞穂の少し口を開いた花弁を「舐め」続けていた。
瑞穂は四つん這いになって、さらに肩と頭だけで体を支えて
両手を使えるようにする。
片手を胸に添え、もう片方の手で濡れを確かめるように縦筋をなぞった。

(お兄ちゃん…入れるのね…
 優しくしてね…)

中指を添えると瑞穂の意志とは無関係に奥へと飲み込もうとする。
普段より少し奥まで入れてから指を抜く。
そしてまた中に入れる。
その動作を繰り返しているうちに指の動きに合わせていつの間にか腰も動いていた。

(お兄ちゃん…気持ちいい…
 お兄ちゃんのが私の中に擦れて…)

胸に添えてあった手で肉芽を摘む。

(ううんっっ!)

瑞穂はさきほどから何度か軽くイっていた。
そして、それが瑞穂を大きな渦へと飲み込んでいく。
指の動きがますます速くなる。

(私もう…だめ……ああああああぁぁぁ!!)

中に入れた指が締め付けられ、瑞穂の目の前が白くなった。

少しの間だけ気を失っていたようだ。
体が痺れたように動きにくい。
さっきまで触っていた部分だけが痙攣したように動いている。

(好きな人のことを想ってするのがこんなに気持ちいいなんて…
 お兄ちゃんとしたらどうなるんだろう…
 いつかお兄ちゃんと…する日が来るのかな…)

後始末をすると、瑞穂はそのまま眠りに落ちていった……

小説(転載)  告白 1/2

近親相姦小説
03 /12 2019
告白

 

-1日目-

<瑞穂>

今日お兄ちゃんに好きだと言われた…
妹としてではなく…
返事は一週間後に聞くから考えて欲しいって…
私はそんな風にお兄ちゃんを見たことがなかった。
嫌いというわけじゃない、どちらかといえば好きだと思う。
でもそれは恋じゃなく、妹として…
一人と男として見たときどうか…
それ以前にお兄ちゃんを男として見ることができるか…
私が小さい頃からいつもお兄ちゃんが側にいてくれたような気がする。
いつもお兄ちゃんは私を守ってくれた。
お兄ちゃんに対して抱いている気持ちは憧れ、尊敬…
それは恋と似ているようで違うもの…
お兄ちゃんの気持ちを受け入れずに今の関係が崩れるのは嫌だ。
私はどうすればいいの?
私に何を望むの?
わからない…どうすれば……

<隆>

今日瑞穂に俺の想いを伝えた。
好きだと…
俺はいつから瑞穂のことが好きになったのだろう。
子供の頃の瑞穂は赤ん坊の時の病気が原因で体が弱かった。
俺が2歳の時に瑞穂が生まれたが、もちろんそんな頃の記憶はない。
俺の記憶に残っているのはいつも俺の後ろからついてくる瑞穂の姿だ。
体の弱い瑞穂を守るのは俺にとって当然だった。
親にいわれたから、兄だから、それとも…
そんなことは今の俺には判らない。
この頃は日常生活を送る分には心配なくなった。
しかし、慣れないことをすると…
だから今でも俺は瑞穂と一緒にいることが多いと思う。
いつも心配を掛ける守るべき存在、そして愛おしい存在…
いつしかそんな風に思うようになっていた。
俺の告白で瑞穂は悩むだろう。
もしかしたら言うべきではなかったのかもしれない…
それでもこの想いは伝えておきたかった。
たとえどんな結果になったとしても…
俺にとって唯一守るべき存在であることに変わりはない。

-3日目-

<瑞穂>

一昨日お兄ちゃんに告白されてからずっと悩んでいる。
いくら考えても答えは出ない…
いつも近くにいたけど…いえ、いつも近くにいたからこそ意識することがなかった。
お兄ちゃんも私と同じようにお互い空気みたいな存在だと思っていると思っていた。
でも違った…
お兄ちゃんは私のことを好きだと言った。
私はお兄ちゃんの良いところも悪いところも判っていると思う。
お兄ちゃんも多分そうだろう。
一緒にいたから…
いつも守ってくれる存在、一緒にいて安心できる存在…
なぜ拒むの?
わからない…
私毎日同じ事を考えている。
もう寝よう…

<隆>

あの日から俺も瑞穂も表面上は変わらない。
でも瑞穂は悩んでいる。
傷つけてしまうかもしれない。
それでも俺は…
ある日俺は気がついた。
俺は他の女性に妹を求めている。
俺の理想像を考えると妹そのものだった。
気がつき、やがて今まで以上に愛おしい存在となった。
その後も俺は妹の前では平静を装った。
しかし俺は悩んでいた。
この想いを伝えるべきかと…
いつか妹は俺から離れていくだろう。
それは仕方がないことだ。
だから俺は…
結局自分勝手なのかもしれない。
妹を守ると思いながら自分で悩ませている。
告白すれば楽になると思っていた。
しかし逆に考えることが多くなっている。

-4日目-

<隆>

今日瑞穂が倒れた。
その知らせを聞いて俺はすぐに病院に駆けつけた。
しかし瑞穂は未だに眠ったままだ。
医者は心配ないと言う。
ストレスであまり眠ってなかったようだ。
何か悩みがあったのではないかと…
俺は瑞穂を傷つけてしまった。
こんな結果になるなんて…
やっぱり言うんじゃなかった…
後悔…悔やんでも悔やみきれない。
あの時もう二度と傷つけないと誓ったのに…
あの時?
そうか…1度俺は瑞穂を放って行ったことがある。
友達にからかわれるの嫌で、瑞穂がじゃまだった。
その時俺は瑞穂の心を傷つけてしまった。
瑞穂、俺のことを恨んでいるか?
そしてまた同じ間違いをしてしまった。
俺はあの時から精神的に全然成長していない。
思えばそんな俺を瑞穂は精神的に支えてくれたような気がする。
俺は守るべき存在に守られていたのか…
そんな瑞穂に今俺がしてやれることは、ただ側にいることだけ…

-5日目-

<瑞穂>

私は夢を見ていた。
長いような短いような夢。
小さい頃の夢。
その日お兄ちゃんは私を放って行った。
私はお兄ちゃんの後を追いかけた。
でもお兄ちゃんは走って行ってしまった。
体の弱かった私は走ることができなかった。
とうとうお兄ちゃんを見失った私はしょうがなく家に帰ることにした。
その帰り道で私はいじめっ子にあってしまった。
いつも一緒にいるお兄ちゃんがいないことに気付いた彼らは私をからかい始めた。
お兄ちゃん助けて…私は心の中で何度もお兄ちゃんを呼んだ。
そしてお兄ちゃんは来てくれた。
お兄ちゃん、私は…
目が覚めたときお兄ちゃんが側にいてくれた。
お母さんが言ってた、お兄ちゃんはずっと側にいたって…
お兄ちゃん…

<隆>

瑞穂の目が覚めた。
結局丸1日以上寝ていたことになる。
俺は…
だめだ…今日は何も考えられない。
とにかく目覚めてよかった。
明日返事はもういいと言おう…

-7日目-

<瑞穂>

昨日お兄ちゃんに返事はもういいって言われた。
私をこれ以上悩ませたくないから…
でも私は待ってって言った。
この前倒れてから私の中で何かが変わり始めている。
目が覚めて側にお兄ちゃんがいること判って、すごく安心できた。
お兄ちゃん…
いつも側にいてくれた。
いつでも側にいてくれる。
私は…
なぜ拒むの?
兄妹だから。
兄妹は愛し合ってはいけないの?
わからない…
常識はずれだと人は言う。
でも側にいてくれるとすごく安心できる。
好きなの?
そうかもしれない…
側にいると安心できるから好きなの?
違う。
でもなぜかは言葉では表せない…
それでも拒むの?
………

<隆>

今日俺は瑞穂に返事はもういいと言った。
しかし、瑞穂の返事は…
待って…
私はまだ考えがまとまっていないの。
だから約束の日まで待って…
大丈夫、私はもう悩まない。
ただ考えるだけ…
俺は待つことにした。
瑞穂が決断するのを…
いや、単に期待しているだけか…
受け入れてくれるかも…
返事はいいと言えばそれまでだ。
でも待てば、まだ可能性がある…

-8日目-

「返事を聞かせてくれる?」
「うん…じゃあ、目を閉じて手を出して」
「え?なんで?」
「いいから」

 隆は瑞穂の言葉に従った。
 肩に手が触れたと思った瞬間、隆の唇に柔らかいものが触れる。
 隆が目を開けると瑞穂は離れた。

「これが答え……だめ?」
「じゃあ…」
「うん……私、ずっと考えてたの。
 最初は断るつもりだった…
 でもなんで拒むんだろうって…
 自分でもわからなくって…
 常識だからかも…
 じゃあ常識って何?って悩んでたら倒れちゃって…
 あの時はお兄ちゃんにも迷惑かけちゃったし…」
「いや、そんな…」
「それで私が起きたときにお兄ちゃんが側にいてすごく安心できたの。
 ずっと側にいて欲しいなって思った…
 エヘヘ、なんか恥ずかしいな…こういう風に自分の気持ちを話すのって…」

 瑞穂は頬を染める。

「ありがとう…」
「え?なんでありがとうなの?」
「俺は瑞穂が倒れるほど悩ませて…
 もう絶対だめだと思ってた。
 だから…
?…なんでありがとうって言ったんだろう?」
「変なお兄ちゃん」

 そう言って瑞穂は笑う。

「ハハ、そうだな」

 隆も一緒に笑った。

「ねえ…今度はお兄ちゃんからキスして…」
「ああ」

 隆が肩に手を掛けると瑞穂は目を閉じた。
 そして、唇を重ねる。
 隆はそっと舌を出してみた。
 軽い抵抗感があって隆を受け入れる瑞穂。
 少し舌を絡ませると隆は離れた。

「大人のキス…かな?」

 隆はテレを隠すように笑う。
 瑞穂は顔を赤くして俯いてしまった。 

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。