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小説(転載) 非常階段

官能小説
08 /28 2019
非常階段


私の住む古いマンションには、錆びついた非常階段がある。
2階に住む私は、よくこの階段を利用する。

いつからだろう・・・あの男の視線に気付いたのは・・・・
ねっとり絡み付くような、私を犯す視線。
足首から視線はだんだんとその場所に登っていく。
短いスカートの中の、私の女の部分・・・男を待ちわびて、いつも濡れているそこに。

来て・・・私を犯して・・・私はそう願いながら階段を下り、階段を上る。
さぁ、入れて・・・その硬いもので私を突いて・・・
挑発するように私は階段を下り、上る。

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今日は、なんだか風が生暖かい。
もう冬も終わろうとしているのだろうか・・・
私はふとそんなことを感じ、あの男の視線に注意を払うことを忘れて、階段を上った。

「静かにしろ!!」
私はいきなり後ろから羽交い締めにされ、そう耳元に囁かれた。
あの男だ。
あの男が私を犯しに来た。

耳が感じやすい私は、その男の囁きに既に膝の力が抜けていくのを感じた。
「あぁ・・」
そうして、1つ吐息を漏らしてしまった。

男はニヤリと笑う・・・見えたわけではない・・・でも・・・男は私が予想以上に淫らであることに喜んでいる。
「気持ちいいのか?」
再び男が耳元で囁く・・・私を焦らすように。

「はぁ・・ん・・違う・・・」
私は気持ちと裏腹に拒んでしまう・・・もっと弄んで欲しいから・・・
「感じてなんか・・・いない・・あぁ・・や・・め・て・・・」

「本当に感じてなんかいないのか?」
男がまた囁く・・・手は徐々に私の下半身へと下りていきながら・・・

「本当に感じていないんだな?」
「感じてなんか・・・い・な・・い・・・」
私は既にとろけそうな快感を感じながら、それでも尚、唇から抵抗の言葉を吐く。

男の手が私の短いスカートをめくり、ストッキングの上からそこを優しく撫でる。
まるで、愛しい恋人にするように優しく、それでいて的確に・・・
私のそこは、既に開いて潤んでいる。
男を待ちわびている。

「くっ・・・」
男がくぐもった笑い声を立てながら、ストッキングを破く。
-ピリ・・・ピリピリ・・・-
ストッキングが少しづつ破けるにつれ、私の中の快感は激しく増していく。

「あぁ・・・はぁ・・・ん」
もう、私は男の力無しでは立ってすらいられない・・・
男の指はショーツを横にずらし、私の敏感な突起を弄んでいる。
-くちゅ・・・くちゅ・・・-
私は上の口からも下の口からも吐息をもらしてしまう。

「本当に気持ち良くないのか・・・え?」
男が私の花芯に指を立てながら聞いた。
私は口より先に身体で応えてしまう・・・びくっと全身を震わせて。
「あ・・はぁ・・いい・・もっと・・」
遂に私はおねだりまでしてしまった。

「入れて欲しいのか?」
男が激しくそこを掻き回しながら、いじわるく確認する。
私はたまらず手すりにつかまって、腰を突き出して男を誘う。
「入れて!お願い、あなたのその硬いもので突いて!」
男は私の声に嬉しそうに、先に蜜をしたたらせ、高々と隆起したたペニスを、私の花芯を押し広げるように進入させる。

「あ・・・あ・・・あぁ・・・・・」

**************************

「嫌ー!!、やめて!!」
闇に女の叫び声が激しく響いた。
俺が女にせがまれて、蜜があふれるおまんこを突いた途端だった。
俺は何が何だかわからない。
誘ってきたのは、この女の方じゃないか・・・
女の叫びは途切れることなく続く。

「なんで・・・なんでだよ・・・」
俺は何故か、必死で女の首を絞めていた・・・とにかく、この騒音が止むことを祈って。
しかし騒音が止む前に、俺達はライトで照らされた。

「何をしている!!」
別の世界から聞こえてくるような男の怒鳴る声が、俺へと向けられている。
「助けてー、いきなりこの人が・・・助けてー」
女が必死にもがく。
おいおい、誘ったのはそっちだろう・・・どうなってるんだまったく・・・

俺はあっけなく、間抜け顔した警官達に取り押さえられた。
「なんだよ・・・お前から誘ったんだろう?・・・入れてくれって言ったろう?・・・」
俺はうつろな瞳で、警官に抱きかかえられている女を見つめて呟く。
「何、言ってるのよ!!私はそんなこと言ってない!!」
女が泣き叫ぶ。

誰だ?この女。
俺を誘ったあの非常階段の女じゃない・・・
俺を誘ったあの女はこんな女じゃない・・・もっとセクシーで、いつもあそこを濡らして男を待っている・・・そんな女のはずだ。
あの女は・・・あの女は・・・どこにいるんだ・・・俺のペニスを待ちわびている・・・

「ふふ・・・ふふふ・・・」
俺の頭の中で女の・・・あの女の笑い声がこだました。

「ふふふ・・・私はここよ・・・早く入れて・・・ふふふ」
俺はあの女を追いかけて、俺の中へと入り込んで行った・・・まわりの喧騒も忘れて。


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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。