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小説(転載) 相姦の螺[らせん]旋 -兄と妹の倒錯地獄-Episode2

近親相姦小説
10 /19 2019
「うん、カワイイ、カワイイ」
 鏡の中をのぞきこむのは、私と、私によく似た”女の子”。
「あ・・・あ・・・」
「そんなにおどろくことないじゃない。ふだんは男の子のカッコウをしてるっていうだけで、
あなたと私は双子の”姉妹”なんだから」
「そんな・・・わ、」
 ワザと、”女の子”の肩、だきよせる。ほっぺ、くっつける。なんか、”タテ”にも鏡、ある
みたい。
「ふふっ・・・よーく似合ってるよ、ユウキ”ちゃん”?」
 じつは、自分でもちょっと、ビックリしてる。となりで、まっかになってコンワクしてるのは、
まぎれもなく、髪をバッサリ切った、私自身、だったから・・・


 最初から、これがしたかった。
 だから、とちゅうでだれにもバッタリ会ったりしないように、電車で一時間の街まで、わざ
わざ遊びに来た。
 もちろん、ユウキはイヤがってた。でも男の子なんてタンジュン。一週間”おあずけ”
したら、カンタンにこーさんした。ホントは、ユウキだってこーゆーの、好きなクセに。
 駅の中の、女子トイレ。だれも入っていないのを確認して、しりごみしてるユウキの腕を
つかんで、連れこんだ。いちばん奥の”フィッティングルーム”へ。
 七日間、ひとりエッチしながら、想像してたこと。
 小さいころからずうっと、お姉ちゃんがほしかった。だから、ユウキを女の子にする。
ユウキを着せかえ人形にして、遊ぶ。
 ついに、それが実現する・・・
「そんな、全部ぬぐの?」
「とーぜん。ちゃーんと下着まで用意してきたんだから」
 リュックの、中身、見たときの、ユウキの絶望的なカオ。見てて、すっごくおもしろかった。
それだけでも、一週間、指だけでガマンしてきたかいがあったなって、思った。 
 女子トイレの中で、まるハダカにする。服をみんな、ボッシュウする。”着せかえセット”を
開けて、ひとつひとつていねいに着せてあげる。ブラジャーも。パンティーも。Yシャツも。
スカートも。
「え、そんなことまで・・・」
「どーせやるなら、てってい的にね」
 マスカラ。口紅。お母さんの化粧台から借りてきた。べつにハデにぬりたくるってわけ
じゃない。モジモジしているユウキの頭をおさえつけて、目もとを、くちびるを、ちょこ
ちょこっといじってあげて・・・


「これじゃ、外、出られないよ・・・」
「ふふっ、それは自分がだれなのかわかってるからでしょ?ここなら私たちのこと知って
る人なんていないもん」
「でも・・・だって・・・」
「自信もって歩いてれば、だいじょーぶ」
 お姉ちゃんがいないなら、自分で作る。
 それはとってもスバラシイひらめき。
 ひとりの男の子を、男の子じゃなくする。
 自分がそれをする。考えただけでワクワクする。
 でも、家の中でやったんじゃ、イミがない。たくさんの人の前に見せてあげなくちゃ、
つまんない。
 そして、「お姉ちゃん」作りは、成功した。
「それじゃ、行こっか?」


 すれ違う人の視線すべてが、自分に向けられているような気がする。だれかが笑い声を
あげれば、思わず全身がピリピリしてしまう。もちろん、前なんて向いて歩けない。さっき
から、歩道のレンガの色の移り変わりをながめているだけ。
 だれも、僕のこと、ヘンだと思わないのかな・・・
 心細くなって、ユキの顔を見てみたりする。
「?」
「・・・」
 どうせ、得意そうな笑顔を僕に向けるだけ、なんだけど。
「そんなにビクビクすることないよ。すぐに横には私がいるんだから。このカオが”保険”に
なるって」
 そう、言われた。ペアルック、とまではいかないけど、似通った色のシャツとスカート
を、ユキは着ているし。
 でも、それで納得できるわけない。
 たしかに僕は、むかしから”ユキに似ている”そんな言われ方、されてきた。幼稚園、
小学校、中学校、クラスメートからのからかいの言葉は、とぎれることはなかった。一時
は男らしくふるまおうとムキになってた、そんなころもあった。
 じっさい、鏡の中にあった自分の姿を見て、コンラン、してしまった。
 目の前にいるのが自分なのは、わかっているはずなのに、どちらがユキなのか、迷って
しまった。それだけ自分にこのカッコウが、ピタッとはまったってことなんだろうけど、
 女装、するなんて・・・
 いくら似合ってるとか言われたって、じゅんすいに、はずかしい。自分は、男、なんだから。
 それ以外に、説明する言葉なんてない。こんなことされて、落ち着いてなんて、いられ
ない。
 それに、落ち着いていられない理由が、もうひとつ。
 ボッキ・・・してしまう・・・
 初めてだからなのか、自分が男だからなのか、女の子の下着が、異様に小さく感じる。
またたく間にじんじんとはれ上がったモノは、すぐにおさまり切らなくなってしまった。
 だから、先っぽは、ムキ出し。
 小さいワレメの部分とか、背中に通った一本のスジが、スカートのえじき。
 さりげなく、休みなく、足を前に進めるごとにそのサラサラした肌ざわりが、無抵抗の
僕を責め立てる。液体が、にじみ出てしまう。スカートの上に、スカートには不つりあい
なカゲとシミが、できあがっていく。
 手を、つながれてる。
 駅を出るとき、はき気がするほど甘ったるいネコなで声で言われた、
「手、つなごっか?」
 ユキに限らず、女の子と手をつないだのは、幼稚園のとき以来。
 でも、そんなことでドギマギしてる場合じゃない。
 うまく、かくすことが、できなくなってしまった。
 まさか、片手だけ股間にあてがうわけにはいかない。不自然なくらい腕を横にふって、
歩いてみたりはするけど、どう考えても限界がある。両手がフリーなら、もう少し方法が
ありそうなものなのに。
 なんで、こんなにモヤモヤがついてまわるんだろう・・・
 アソコに加えられる刺激、のせい、それだけじゃ、ない、気が、する。
 この、服装の、せいかな・・・
 まるで3才児みたいにパンツをはかされて、むりやりブラジャーをつけられて。あのとき
から、なにか、アタマの中がオカしくなっていくのを、認識していた。なんて表現したら
いいんだろう、意識が桜色でいっぱいになってく、っていうか、全身をぬるま湯にひたして
いる、っていうか、実体のない、あやふやな気持ち。
 それに、まわりの目を、気にしてしまうこと。
 劇とかで、全校生徒の前に立ったときのような、圧倒的多数の視線が持つ強烈な圧迫
感とは、違う。
 だいたい冷静になってみれば、こっちに向けられる目線なんて少数で、一瞬。信号待ち
のドライバー、ハンバーガーショップの家族連れ、何か話しこんでる店員と客。僕のこと
なんて、どうだっていいはず。
 それなのに、自分で勝手に作り上げたたくさんの監視の目を、勝手に意識して、勝手に
そわそわしてしまう。
 そんな、理解できない何かが、ボッキの中にぎゅうぎゅうづめにされてる感じがする。
「んうンっ・・・」
 いけない・・・声、もらしちゃった・・・
 思わず、ユキの手をにぎる指に、汗がふきだす。
 もうすっかり、スカートには、”液体”、たっぷり、しみこんで、カンショク、サラサラから、
ぬるぬるに、変わってきた。
 ぎゅっ・・・くちびる、かみしめる、ユキの手、もっとつよく、にぎりしめる・・・
 だって、さらさらより、ぬるぬるのほうが、キモチ、イイ。かってに、アソコ、はねちゃう。
かってにスカートに、こすりつけられる。もっと、ぬるぬるする、もっともっと、キモチイイ・・・
 ぎゅうぅっ・・・
 ユキ・・・どうしよ・・・マズイよ・・・このままじゃ、僕、街のど真ん中で、出しちゃうよぉ・・・
 そのとき、ユキが急に、立ち止まった。
「あーっ、この映画、見たかったんだぁ」


「ふぅ・・・」
「なにため息ついちゃってるの?」
「なにって、ユキ・・・」
「ふふっ、女の子になってみて、コーフンしちゃった?」
「ちっ、ちがう・・・」
「スカートの真ん中におっきいテント、はってたクセに」
「なっ!知ってたんなら、こんな・・・」
「私のなんだから、あんまりヨゴさないでね?」
「ユキっ・・・」
「ねえ、私のつけてた、パンティーとブラ、そんなにキモチヨカッタの・・・?」
「ちょっ、こんなところで、やめろよ・・・」
「あんまり地声でしゃべるとバレちゃうよ、ユウキちゃん?」
「っ!・・・」
「あははっ、おっかしー」
 ぎこちないしぐさとか、からかわれてまっ赤になるところとか、見ててぜんぜんあきが
来ない。
 ユウキが、困っている。14才にもなる男の子が。
 実の妹に女装されて。お化粧もされて。それが予想以上に女らしくて。ブラジャーが
うっとうしくて。パンティーがタマタマをしめつけて。まわりの視線をいっぱい浴びて、
それでオチンチンがボッキしちゃって。ボッキがスカートでコスられて。もっともっと、
ボッキしちゃって。
 例えて言うなら、ペット遊んでるみたいな。
 かわいい。かわいがってあげたい。そう思ってる反面、あんなことやこんなことをした
らどうなるんだろう。生理的におさえられない、こーきしん。
 映画終わったら、こんどはどこに連れてってあげようかな・・・ユウキが行かないような
小物屋さんとか、クレープ屋さん、行ってみようかな・・・あ、デパートの下着売り場・・・
女の子なのに、フツーの白いブラとぱんつにかこまれて、まっかになっちゃったりなんか
して・・・ふふ、これおもしろそうだなー・・・
 ブ-----------------・・・
 つぎの”デートコース”、あれこれ考えてたら、館内が暗くなって、映画が始まった。
 前作が大ヒットした、アクション映画の続編。みんながみんなおもしろそう、おもしろ
そうって言ってた。じつは、それしか予備知識はなかった。
 たいしたこと、なかった。
 この前ビデオで見たべつの映画と、あんまり変わらないような気がする。車がぼーそー
して、ビルが大バクハツして、悪い人と主人公がいっしょうけんめいピストルをうち合う。
なまいきに、予算だけかかったワンパターン映画だなっ、なんて、ヒヒョウしてみたり。
 お金、損しちゃったかな・・・そう思いはじめためた、一時間すぎ・・・
”ア、アァ、・・・オゥ・・・”
 ・・・うわ、ベッドシーン、だぁ・・・
 人目も気にせずに(お客さんだから当たり前だけど)、巨大な男の人と女の人、目の前
で、まるはだか。目の前で、からまりあう。
”ンン、フムゥ、ンンンッ・・・”
 それは、あてつけられたような、ベッドシーン、だった。
 そう、だよね。こんなに真っ暗、なんだから。お客さんたちはみんな、スクリーンの方
を見てるんだから・・・
 そぉ----っと・・・
「ふぁっ・・・!」
 わ・・・
 けっこう、大きい声。予想以上だったから、逆にこっちがドキドキしちゃう。
 もう、しっとりぬれたスカートのふくらみ、指でなでてみただけなのに・・・
 前にも、うしろにも、人が座ってるから、慎重にしなくちゃ。
「っ・・・っ・・・」
 がんばっておし殺してる、ひじかけにしがみついて、必死にたえてる、それでもちょっと
づつ、のどのバルブがゆるみはじめてる、ユウキ。
「はっ、はっ・・・・・・は・・・・・・・は・・・・・・んくっ・・・く、はぁ・・・はぁ・・・」
 呼吸はすっかり、みだれてる。うつむきかげんで首をかしげて、それでも、上目づかい
で、ちらちら、ユウキがこっちに視線を送る。やめてほしいって、言いたげ。でも、私の手首
をつかんだ手には、小犬ほどの力もこもってない。
 それなら、攻撃は、続行。
「やっ、はっ・・・」
 その瞬間、すずのような高い声、こぼれた。
 ひとさしゆびで、さきっぽ、くるくる、クリクリ。
 小学生の砂いじりみたいに、無意味に右回転、左回転、前後左右。指先では布地のジメ
ジメから、糸を引くミルクのつるつるへと、感触の化学変化が起こってる。手首をつかむ
5本の指、ぴくんっ、ぴくんっ、かるくケーレン。
「んっ・・・・・・・・・・・・はぁんッ・・・」
 くすくす。ユウキってば、すっごくえっち。
 スクリーンの女優さんをまねてるみたい。っていうか、まねしきれてない、おさない女の子、
って感じ。肩、すくめたり、ヒザ、すり合わせたり、カラダ、くねくねっ・・・てよじったり。あ、
またユウキ、視線で抵抗してる。そのひとみ、うるるっ・・・てなってる。
 ユウキ、すっごくえっち。すっごくかわいい・・・
 ごそそっ、
「っ!」
 とつぜん私をおそう、電撃。見とれてるスキをついた、反撃。
 くちゅ・・・
 う、うそ、ユウキがさわってきた、スカートの中、わ、やだ、ぱんつの中まで、ユウキの
ゆび、入ってくるっ・・・
 くちゅっ、くちゅっ・・・
 ちょっと、待って、ユウキ、待って・・・
 アドバンテージ、あっという間になくなっちゃった。いつのまにか、たっぷりじゅくじゅくに
なってたブブン。つぎつぎ、指、送りこまれる。ショベルカーみたいに、中、いっぱい、ほり
かえしてるっ・・・!
 にちゅにちゅ。くちくちくちくち・・・
「っ、っ!っっっ・・・!」
 声をあげてはいけないから、ヘタに体を動かしちゃダメだから、アソコからのビリビリ
がカラダの中にはねかえる。発散していかない。充満していく。よけいに・・・私、コーフン
しちゃう。
 ユウキ、だめ、こんな、こんなの、バレちゃうよぉ・・・
 ひじかけの上、腕、交差させて、しかえしのくりかえし。
 だれかに気づかれたら、ふたりドーサイなのに。静けさに溶けこもうとはしていても、
ギリギリのところまで相手を追いつめていく、ムジュン。今さら引き返しがつかなくて、
私もユウキもムキになってる。
 きゅっ・・・
「くぁんッ!」
 ・・・負けたのは、私の方だった。
 まずっ・・・!
 前の男の人が、メイワクそうな顔でふりむく。とっさに手をひっこめる私とユウキ。
 うっとうしい”姉妹”をにらみつけたまま、その人はなにか言おうとしてる。おなかが
キリキリしはじめる。座席にまで冷や汗、しみこんでいく。「すみません」すら言い出せ
ないまま、ただ、下を向いてる。びしょびしょの両手、にぎりしめる・・・
 バレた?バレたの?バレちゃったの・・・?
「チっ・・・」
 それだけ、残して、男の人はまた前に向き直る。
「ふ----・・・」
 くちびるからすべり落ちる、長い長いため息。体中の細胞がしぼんでいくような感覚。
 よかった・・・あぶなかった・・・
 キッ、と、ユウキのほう、にらみつける。ユウキはまだ、うつむいたまま、からだカタカタ
させてる。
「ふぅぅ・・・」
 だって・・・クリット、つまんでくるんだもん、反則だよ・・・
 もう、限界。
 ユウキのせいで、もうこれ以上、”チカンごっこ”、続けられない。映画のストーリー、どう
なってるのかも、わかんない。
 もう私、カラダが、全身が、かっかしてる。”お姉ちゃん”にイジられたところ、中心に、
ぼわん、ぼわん、アツイ波紋、広がってる。
 もう、”デートコース”とか、どーだっていい・・・
 だから私、ユウキに、耳打ち、した。
「・・・ねえ、レズっちゃおっか・・・?」


 カチャッ・・・
 ロックを引いて、ユキが立ちはだかる。僕は、トイレのフタに座りこむしかなかった。
 ここまで堂々としていられる神経がわからない。胃の中がすりへりそうになってる自分
がバカバカしくも思えてくる。
”レズっちゃおっか”
 その言葉の意味、きちんと消化しきれないまま、僕は映画館から連れ出された。それ
からのユキは素早かった。僕の手を引いて向かいの通りのデパートへ。階段のすみに
あるトイレを見つけると、僕の背中をおしてさっさと中へ。そして今、ここにいる。
 ほかには、だれもいない。でも、いつだれが入ってくるかわからない。
 不安の種が、またひとつ増えてしまった。
「もう、さっきはあぶなかったんだよ?」
「ご、ごめん・・・」
「しょうがないコね。女の子のクセに、女の子の服着て、たまらなくなっちゃったのね、
ユウキちゃん?」
 双子なのに、年のはなれたお姉さんみたいな、口調。鼻と鼻がくっつきそうな近さで、
話しかけてくるユキ。僕は、シャツのボタンに視線を落とす。体のすみずみから、血液が
カオに集まってくるのが、わかった。
 自分では、どうにもならなかった。
 どうか、していた。ただでさえ、ハレツ寸前のアソコ、なでられて、目の前ではエッチな
シーンがくりひろげられていて。もう一週間も、してなくて。だから、いつもみたいに、したく
なってきて。
 僕は、思わず、ユキのスカートに、手、入れてしまった・・・
「私のパンティー、どうだった?」
「え、どう・・・って・・・」
「いつも、私のワレメがあたってたところ、ずー・・・っと、密着、してたんだよ?」
「う・・・うん・・・」
「見せて?中身、どうなってるか・・・」
「・・・うん・・・」
 すそを両手でつまんで、ゆっくりと。
「あらあら、なーに?この上からはみ出しちゃってるモノは」
「これは・・・」
「あはっ、まっ赤になってピクピクしてるぅ」
「ぃやっ・・・はッ・・・」
 ユキの指が、表面をさまよう。映画館のときと同じコドウ、鳴り始めてきた。
「ガっチガチ、だね。ユウキちゃんのクリトリスって、こんなに大きいんだ・・・」
「んんっ、ユキ・・・」
「おっきくて、カタチがいびつで、ビンカンで・・・」
「あっ、あっ、」
 こしこしこしこし・・・
 五本とも、からみついてくる。シンプルだけど、すごく効果的。目を閉じて、ひたって
しまう。
「ふふっ、ユウキちゃんのお目々、とろとろー・・・んってなってる」
「だっ・・・て・・・ふあぁっ・・・だってぇ・・・」
「かわいー。お口もぱくぱくしちゃって・・・こっちはどーかなー・・・」
「えっ?えっ?」
 2つめ、3つめ、4つめ、Yシャツのボタンが解かれていく。価値をなさないブラが、
持ち上げられる。
 ぴちゅっ、ちゅ・・・
「くはッ!やぁっ・・・」
 うわ、僕、ちくび、吸われてる、なめられてる・・・
 僕にとって、初めての経験だった。ひどく、くすぐったいような、腰から浮かんじゃい
そうな、心もとないヘンな気分。でも、僕のアソコはこの刺激がすぐに気に入ったみたい
だった。ユキの手のひらの中、ぴこんっ、ぴこんっ、はしゃぎまわってしまってる。
「んう、ふ、ふむぅ・・・」
 ボッキ、さすりながら、いっしょうけんめい、しゃぶりついてる、ユキ。
 いつもは、自分がする立場だから、よけい、はずかしかった。それは、はるかに大きくて
イヤらしい赤ちゃん。僕、こんなカオでこんなコト、ずっとしてたんだ・・・
「や、やだよ、やめてよ・・・」
「んー?なに言ってるの?女の子はムネをイジメられるの大好きなんだよ?ユウキちゃん
も、ビンビンに感じてるでしょ?」
「だけど、はずか・・・ああんッ!」
 ちゅくちゅくちゅぴっ
 こんどは、反対側。
 さらに舌先が活発にあばれまわる。チロチロ乳首をコロがしてる動き、リアルに伝わっ
てくる。女の子あつかいは、ぜったい、されたくないはずなのに、ユキの言うままに、される
がままに、カラダ、まかせてしまう。
 カリッ・・・
「ひうっ・・・!」
「ぷぅーっ、コリッコリ。歯ごたえ増してきてるよ・・・」
「ハァ、ハァ・・・」
「あれー?ユウキちゃんったら、よだれタラしちゃって。そんなおっぱい、よかった?」
「・・・は・・・い・・・」
「じゃあちゃんと聞かせて?”あたし、おっぱいくちゅくちゅされて、キモチイイ”って・・・」
「そんな、言えない、ですぅ・・・」
「じゃあやめちゃおっかなー」
「”あたし”っ、」
「ん?ふふ、」
「あ・・・」
「なぁに?”あたし”?」
「あ・・・あ・・・あたっ、し、お、お、おっぱい、くちゅ、くちゅ、されて・・・キモチイイ、ですぅ・・・」
「あはっ、ユウキちゃんってば、ハズカシーい・・・」
「く、くくっ・・・」
 なぜか、敬語。双子なのに、同級生なのに、なぜか敬語。
「あー、なんかクリちゃんからもよだれ出ちゃってるぅ。ヘンなのー」
「ひ」
 ボッキが、パンティーの中から引っぱり出される。手のひらでつつを作って。ゴシ
ゴシされてしまう。
「はふっ、はふぅ・・・」
「ふつうの女の子はこんな風にはならないんだよ?ユウキちゃんのって何から何まで特別
製なんだね」
 首すじ、ほお、耳のうら。ユキの舌がネットリとなめあがる。ミント入りの風がカラダに
ふきつけたみたいになった。
 女の子として色んなことされて、男として感じてる。
 コトバの迷路。アタマの中がこんがらがってる。僕がなにをイヤがって、なににキモチヨク
なってるのか、わからない。
「それじゃあ、そのヨダレ、なめとってあげる・・・」
 ぱくっ
「ひああっ・・・!」
 いつもの、ユキの、あったかい口の中。とろとろの、ユキのつば。やわらかい、ユキの舌。
一週間ぶりの、やさしいユキのカンショクに、いっぱい、いっぱい、つつみこまれて・・・
「やあっ、ユキでちゃうよおっ、”あたし”っ、でちゃうよおっ!」
 もう、ガマン、できない・・・
「あっあっあっあっ!」
 どくんっ!びゅるびゅるびゅるっ・・・!


「私のおっぱいも・・・ね?」
 こんどは、こっちの番。
 ぷちっ、ぷちっ・・・
 ユウキの目の前でボタン外してても、なんだか本物の女子更衣室にいるみたい。なんの
とまどいもなく、シャツの前を広げられる。ブラ、たくし上げられる。
 ピンク色の、エサふたつ。
 まるで、静電気で吸いよせられてるみたい。まっ赤にそまったくちびるが、ふらふら、エサ
に、近づいてきた。
「はぁ・・・」
 つきだした先端から、ふくらみのふもとまで、あたたかい、たっぷりとしめりをおびた、
息が、かけおりる。くぱぁ・・・って、みずみずしい、くちびる、広がって・・・
 ちゅ、ぷっ・・・
「んんん・・・」
 ・・・やっぱりユウキのって、ケタちがいのサイズだから。どんなに女の子然としていても、
男の子の象徴が、あんなに存在をアピールしてたから、
 こっちの方が、レズってる感じ、する。
「ふむ、ふむぅ・・・」
 こうして見てると、ホント、女の子みたい。
 女の子におっぱい吸われると、なんだかみょうにテレくさい。私のせなかにしがみついて、
まつ毛をふせて、くちびるをとがらせてる様子に、はずかしさをおぼえてしまう。
 ちゅ、ちぃゅううぅ・・・ぽっ、ちゅぱっ・・・
「んう、ふぁっ・・・」
 今日のユウキ、すごくハリキってるように見える。
 口を大きく開けて、まるごと飲みこもうとする。ピンクのオマメにディープキス。その
中で舌と歯をフル稼働させてる。かと思えば、私に見せつけるように舌をのばして乳首を
ちろちろ。”パンチボール”みたいに、なんどでもプルプルふるえて、ユウキの舌の標的に
なる。前歯でコリコリしぼりあげて、じょうずにボッキさせられる。右も左も、まんべんなく。
 自分の分身が、あまりにもスケベすぎて、また私、じゅくじゅく、してきちゃった・・・
「・・・ねえ・・・おねがい、こっちも、なめなめして、こっちもぉ・・・」
 思わず、スカートを持ち上げて、たのみこんでしまった。
「・・・」
 ・・・え・・・?
 一瞬、ユウキがこっちを見て、笑った気がした。それが、勝ちほこったような、得意げ
な笑顔に見えたのは、私の考えすぎ、なのかな。
 リード権、移っちゃった・・・?
 ぴと・・・
「・・・ん・・・?」
 ふくらみすぎた期待は、カンタンに、うらぎられた。
「や、うそ・・・」
 下着ごし、だった。
 ユウキ、私の足もと、ひざまづいて、ていねいに、ひかえめに、しめった食いこみ、なぞっ
てる。
「えっ、ユウキ、イジワルしないで?直接なめて・・・?」
 ひたっ、ひたっ・・・
「ねえ、おねがい、パンティーぬがせて?ユウキぃ・・・」
「・・・」
 やっぱり、笑ってる・・・
 スカートのすそからのぞいた目が、ほころんでいた。マンゾク、ってかんじの目。
 私、フクシュウ、されちゃった・・・
 するするっと、キタナクなった下着が下ろされていく。
 さっき、パンティーをはかせてあげた人に、パンティーぬがせてもらってる。これで、
おあいこになっちゃった。
 ぴちゅっ、ぐにゅ・・・
「はああッ!」
 トロけちゃいそう・・・
 いきなり、舌、ずっぷり入ってきた。”チョキ”みたいにして出したり、入れたり。汁が、
止まらない。どんどんユウキのノドの奥に向かって、たれ流されてく。今までユウキが受け
たクツジョクを、かみしめながら。
 この状況って・・・
 デジャブのような感覚。このシーン、どこかで見た・・・?
 ぴちゅっ、ちゅっ・・・くちゃっ・・・
「っっ・・・っあ」
 あ・・・そうか、私のフェラ、こんな風になってるんだ・・・
 しゃがみこんで、コカンに顔をうずめてる、スカート姿の女の子。チラチラとこっちの
様子をうかがってる。それは、私がよくやるしぐさ。
 その場所にユウキがいるパターンは、いくらでもあった。でも、おなかの下によせられ
てるカオが女の子っていうだけで、何十倍も、何百倍も、ヒワイになっちゃうんだ・・・
「くぅん・・・ふむぅ・・・ん・・・」
「・・・ゆう・・・きぃ・・・」
 光のリングの、うかんだあたま。なでなで、してみる。両手のゆび、サラサラの髪の毛
の中、およがせる。こゆびが、ユウキの耳をかすめると、ぴくんっ・・・ユウキの肩がかすか
にふるえる。でも、ユウキは舌を止めない。私のために、にゅりゅにゅりゅ、出はいり、くり
かえしてる。
 ユウキが、フェラチオをおねだりする理由、すこしだけわかったような気がした。
 ちゅるんっ・・・
「あ・・・」
 考えごと、だらだらしてたら、なめなめ、終わっちゃった。
「ユキぃ、僕・・・もう・・・」
 ユウキ、口のまわりがべったりヨゴれてる。目が、まっ赤になってる。
 ・・・まあ、いいか。いっぱいキモチヨクしてくれたんだし。ちょっともったいない気も、する
けれど・・・
「・・・わかった。男の子に、もどっていいよ・・・」
 スカート、めくりあげる。オシリ、むきだしにして、カベに手をつく。
「ごほうびだよ・・・?今日は、ありがとね・・・」
 もうちょっと、レズごっこ、していたかったけど、でももう、ワレメの方が、ダメみたい。
「・・・きて・・・?」
 ぐりっ
 いいよ、ちょうだい、カタいの、ぶっといの、いっきにおしこんで・・・!
 ずりゅりゅっ!
「んはぁん!」
 私、ありったけのミダラな声、さけんじゃった。ここがデパートだってこと、忘れちゃって
た。でも、奥の奥までびっしりまんぱいで、どうしようもない。
 ひさしぶりの、ちんちん。ぶっとくてさけちゃいそうな感じ、長くてつきやぶれちゃいそうな
感じ、まっかな先っぽ、ひっかかってじんじんしちゃう感じ。
 なつかしい・・・キモチイイ・・・
「ユキ、ユキぃ・・・」
「あ、あ、ユウキぃ・・・」
 呪いが解けたユウキ。女の子のぬけがらを着けたまま、喜びを味わうように、じっくり、
ちょっとづつ、動いてる。やわらかなくちびる、ほっぺ、心地いい。耳とかうなじとか、
何十個ものキスマークを残してく。両手でたっぷり、おっぱい、もみもみしてる。
「あン、あン、キモチイっ、キモチイっ、ちんちん、カタくて、キモチイイぃぃ・・・」
 トンボ。ちょうちょ。他人には、そんな風に見えるのかも。
 見た目はほとんど変わらないふたり。そんなふたりがカオをよせて、カラダをぴったり
合わせてる。羽根のように、スカート、ふわふわ、ゆらしながら。
「おに・・・ちゃ・・・」
 ふわふわによりそって、キモチイイのカーブ、たかくたかく、上昇していく。
「おにいちゃん、おにいちゃあん・・・」
 私、やっぱり、ちんちんが好き。オチンチン、大好き・・・
「はっ、あっ、おにっ、おにっ・・ちゃぁん・・・」
 コツ、コツ、コツ、
「っっ!」
「っっ!」
 だれか、来た・・・?やだ、だれか来た・・・
 コツ、コツ、バタッ、カチャッ・・・
 しかも、すぐとなり。ふたりともそのままの姿勢で、ポーズ状態。
 がさっ、ごそごそごそ・・・
 ヒザ、ガタガタいってきた。にわかに、冷や汗、ふき出す。
 どうしよう、こんなところが、バレちゃったら・・・
 シャ------------・・・
「声、出しちゃだめだよ」
 え・・・?
 忠告を、たしかに聞いた。まさか、ユウキ・・・
 じゅっ、
「く?」
 じゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっ・・・!
「っっ!・・・っっっ!」
 お兄ちゃん、動き出した、ちんちん、ぐちゃぐちゃ、あばれだした・・・!
 いや、だめ、つよくしないで、そんなにつよくしたら、私・・・
「んっ・・・!くっ・・・!」
 しかも、両方の乳首が、つまみ上げられて、ひっぱられて、
 じゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっ、
 声が、声が・・・
「・・・・・・・・・・・・・はあぁぁんッ!!」 
 ジャーン、ゴボゴボゴボゴボゴボ・・・!
 ダム、こわれた。急いでくちびるをかみなおして、必死に終わってくれるのを待つ。
 ごそっ、ごそっ、
 出てって、出てって・・・
 カチャッ、ガチャッ、コツ、コツ、コツ・・・
 はやく、おねがい、はやく・・・
 パシャッパシャッ・・・コツ、コツ、コツ・・・
「・・・はあーっ、ギリギリセーフ」
「・・・ば・・・ば、ばかっ、ちょっとでもタイミングがズレてたら、私、私・・・」
「それでも、キモチヨカッタ、でしょ?”ユキちゃん”っ?」
「そんっ、それっ、それはぁ・・・」
 ・・・お兄ちゃん、子供みたいに声、はずませてる。ホーフクの達成感に満ちあふれてる。
「・・・う・・・う、うん・・・」
「ふふ、それはよかったね。ふふふっ」
「くぅっ・・・」
 最後は、私が遊ばれちゃった。本気でなみだ、ながしてた。もしここで警備員さんでも
呼ばれていたら・・・
 ぶるぶるぶるっ・・・
 もう、はやくイって、忘れたい。こんなこわいの、もう、やだ・・・
「もうっ、はやく、はやく動いてよぉっ・・・」
「・・・わかった」
 ぐちゅっ、
「うンっ」
 ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ!
「はっ、はっ、ユキっ、ユキ、ユキぃっ・・・!」
「おっ、お、おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃん、」
 キモチイイ、ちんちん、あばれて、キモチイイ、もっとあばれて?もっとらんぼうして?
私のマンコ、ぐちゃぐちゃしてぇっ・・・!
「あっ、う、出る、僕でる、僕でちゃう、なかいい?僕、中に、出していい?ねえユキぃ・・・」
「うん、うんいいよ?中に出して?いっしゅーかんぶん、せーしだしてぇっ!」
「あっユキっ、あっあっあっ!」
「イクっ、お兄ちゃん、イっちゃうっ、お兄ちゃあぁんっ!」
「ああっ!」
「おにぃっ・・・!」
 びゅりゅっびゅりゅっ!ごぼっ・・・
「あ、あ、あ・・・」
「ふあ、あ、おにい・・・ちゃぁ・・・ん・・・」
 ふたつのスカートが、動きを止める。
 もうすっかり私たちは、もとの”兄妹”に、もどっていた・・・

小説(転載) 相姦の螺[らせん]旋 -兄と妹の倒錯地獄-Episode1

近親相姦小説
10 /19 2019
 ココン、コン、コン、
 「・・・いいよ、入って」
 約束通り。
 時刻も、ノックのリズムも、そうじの時間に決めたとおり。
「・・・」
「・・・?だいじょうぶだよ、ユウキ。だれもいないから」
 ガ・・・ラ・・・ガラガラッ
 こわごわ様子を見ながら、ドアを開けるユウキ。
「待ってたよ。はやくはやく」
[あの・・・ほんとに、だいじょうぶ、なの・・・?」
「とっくにみんな帰ったよ。今さらだれももどってこないよ」
「そ、そう・・・」
「ユウキ、ビクビクしすぎ。べつに”ここ”でするの、初めてじゃないじゃない」
 ここ・・・生徒会室。
 ”ユキが立候補するなら私たち、がんばって応援するよ”、”ユキやんなよ。小学校の
ころからこーゆーの、よくやったじゃん”、”向いてるよ。ユキ、すごいまじめだもん。
みんなのシンボウもあついし”。
 そんなともだちの声におし切られて、なってしまったけど・・・
「私ね、生徒会室にいる間ね、ずーっとワレメが、ぬかるみっぱなしだったの」
「ユキ・・・」
「だれも、気づかないの。時間を追うごとに、私の中からどんどんぐちゅぐちゅがわき出
してきてるのに、みんな私のこと”フクカイチョウ”にしか見えてないの。ここでユウキ
とエッチしちゃうのを楽しみにしてるなんて、だれもわかってないの」
「・・・」
「だから、だから、ますます私、ヌルヌルをおもらししちゃった。大げさなくらい真剣に
意見を出したりなんかして・・・」
 思いがけず、またひとつ、”いけないこと”を見つけてしまった。
 もしかしたら、クセ、なのかも知れない。どんなことでも、”キモチイイ”に結びつけて
しまうのが。
 ご・・・くっ・・・
 ユウキが、つばを、飲みくだす。
 きっとユウキも、ずっとおなじ気持ちだった。白いのどを鳴らす音が、脳に直接、そう
教えてくれた気がした。
「ユウキ、こっち、来て・・・?」
「うん・・・」
「そこのイスに座って」
 ふつうの教室の、二分の一・・・ううん、三分の一くらいの部屋のまんなかに、細長い机
がある。
 私は、その机と黒板の間にあるイスを、ゆびさした。パイプと木の板でできた、イス。
ユウキはバッグを置いてそこに腰かける。
 Tシャツにジャージ姿のユウキ。”クラブの練習が終わったらすぐ来てね”って言って
あったから、えりや胸のあたりが、前髪が、まだ汗でぬれたまま。
「どうするの、ユキ・・・」
「オナニー」
「・・・はっ?」
「オナニーの見せっこ、しよ?放課後、アソコがどんな風になってたか、おたがい見せ
あお?」
「えっ、でも・・・」
「ほらあ、早くジャージぬいで」
「あっ!まっ・・・」
 どうせ言ったって、ぐずぐずするだけだから、
「待って、ユキ待って・・・」
 私が、ぬがせてあげる。
 ずるっ!
「やだっ・・・!」
「ああっ・・・」
 その瞬間、たおれちゃうかと思った。
 生徒会室に、ふうっ・・・とたちのぼる、ニオイ。
 クラブの練習で流れた、二時間分の汗のにニオイと、このときを期待しすぎてあふれ
出した、二時間分の”水あめ”のニオイ。
 私が待ってた、ニオイ。パンツの中で、じっくりブレンドされた”男の子”のニオイ。
 オチンチン、めちゃくちゃタってる。
 まだどこか、オドオドがぬけないユウキとは正反対。
 えらそうにしてる、っていうくらいそりかえって、バっキバキにボッキしてる。
 色白のその素肌に反抗するように、カラダじゅうをまっ赤に、特に先っぽが完熟トマト
みたいにまっ赤にそまってる。フクザツに編み上がった太い血管、あっちこっちで浮き
上がってる。
「ふふ、やっぱりね。ユウキもすごく、待ち遠しかったんだね」
「くっ・・・」
 ユウキが、耳まで赤くして、肩にカオ、うずめた。
 私は、シューズぬいで、机に上がる。
 机の上に、オシリを下ろす。目の前で、オロオロしてる、ユウキの両肩に、
「あ・・・ゆ・・・ユキ・・・」
「ふふふ・・・」
 私の両足、ゆっくり、のせる・・・
「え・・・な・・・」
「わかる・・・?私の、スカートの中、ずうっとこう、なってたんだよ・・・?」
「う・・・あ・・・」
 ひとみと、ひとみ。ただ一点に、そそぎこまれる。
 熱い。焦点が、私の中心に合わせられて、とっても、熱い・・・!
「んっ・・・ふっ・・・」
 視線を浴びせられてるところに、手、伸ばしてみる。
 ぬらっ・・・
 ほんのちょっとふれただけで、指先にトロトロ、からみつく。生地がピッタリはりつい
てる。指でなぞると、そこのカタチ、はっきりわかる。こんなところ、こんなところを、
ユウキがじーっと、見つめてる・・・
 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、
「だれも、見てくれなかったから、会長も、副会長も、書記も、私のアソコ、見てくれな
かったから・・・」
「ユキ・・・」
「だから見て、ユウキ見て、私が、えっちなところに、えっちなコトしてるの、いっぱい
見てぇ・・・」
 くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、
 両手とも、私のアソコに出動させる。
 長い間、ガマンさせられてきた私のワレメのわがままに、十本の指を使って、こたえ
てあげる。コットンの上から、ぼわんぼわんにボッキしたクリットも、防波堤がこわれた
まんまのさけ目の中も、ぐちゅぐちゅにイジリまわす。
「すごい・・・よ・・・」
「あっ、だめっ」
 ふいにユウキが、私のアソコに手をさしのべた。私は、その手を足ではらいのける。
「なっ、なんで・・・」
「言ったでしょ?これは、おなにーの見せっこだって」
「でも、ユキ・・・」
「どうせするんなら、目いっぱい高いとこまで”持ち上げた”ほうが、いいでしょ・・・?」
「えっ、え、」
「さわっちゃダメ。なめるのもダメ」
「そんな、」
「私も、見たいの。練習中ずっとパンツの中に閉じこめられてたオチンチンが、ユウキの
手の中でビクンビクンにキモチヨクなってくとこ・・・」
「・・・」
「もう、ガマン、できないんでしょ・・・?」
「うう」
 しゅっ・・・
「ふふっ」
 しゅっ、しゅっ、しゅっ、しゅっ、
 手が、動きだした。ゆっくりと、動きだした。
 五本の指でつつが作られて、特大キノコがこすられはじめる。待ち望んでた刺激。まっ
赤な先っぽが、うれしそうにしずくをにじませてる。
 けっきょくはユウキ、私の言うとおりになっちゃうんだから・・・
 クン、クンクン・・・
 さわっちゃ、ダメ。そのルールの中で、ユウキはニオイっていう手がかりを見つけてし
まった。その手はもうトップスピードに近づこうとしてる。
「なーに、ユウキ?まるで野良犬だね」
「んっ、はぁ、あぁ、」
「ふふ、これはどう?」
 パンティーの上を、思いっきりひっぱてみる。まっ白な生地に浮かび上がるのは、
当然・・・
「ああ、すごい、キモチイイよう・・・」
「私のここ、見てるだけで、イイの?」
「うん、それに、ニオイが、だんだん濃くなってくる・・・」
 ・・・ハズカシイ。見られたり。かがれたり。
 しかも、そこにあるのは、私自身の”クローン”のカオで。
 まぶたがおおいかぶさる、うるんだ目。ぬれた白い歯とピンクの舌をのぞかせた、くち
びる。天国にでもいるみたいな表情、ユウキは無防備にさらけ出す。まるで、今の自分を
テレビカメラで中継されてるみたい。
 ものすごく、ハズカシイ。ハズカシすぎる。だけど・・・
「んっ・・・ん・・・」
 もっともっとじっとりするように、食いこむように、ニオイのもとが増えるように、私
はイジくりまわした。目の前にいる、”えっちなお兄ちゃん”に、見せつけた。
「私のニオイ、キモチイイ?」
「うん、ユキのニオイ、直接アソコにキちゃうんだっ・・・!」
「ほら、どう?食いこんでるでしょ?イヤらしいみぞにイヤらしいシミ、できちゃってる
でしょ?」
「うん、もうぜんぶ、すけて見えちゃいそうだよ、ナメたいよう・・・」
「だめっ!ダメだからね。ちゃんとオナニーでガマンするの・・・」
 お兄ちゃん、舌まで出してる。たちのぼる蒸気まで味わおうとしてる。五感のアンテナ
全てを極限まではって、オチンチンの燃料にしてる。もっともっと私に、ハズカシがらせ
たいんだとしか、思えない。
 あんまりコーフンしたカオを近づけてくるから、もう指が何十本あっても、足りない。
なぞったり、食いこませたり、そんなのじゃものたりない。
 ぐじゅっぐじゅっぐじゅっ!
「ああんっ、んはっ、うぅんっ!」
 最終手段。
 パンティーを、Tの字状態に。前の部分をつかんで、しぼりあげて、ヒモパン状態に。
そして、直接めりこませる。べとべとネンマクも、むっくりクリットも、まとめてコスり
あげる。くつ下をはいた足の指が、お兄ちゃんの肩にガッチリめりこんじゃってる。
「ユキっ、すごいよっ、はみ出してるっ、アソコの、テロテロしてるところ、見えちゃっ
てるよっ・・・!」
 カベにかかった、黒板。今月の日程や、今日の会議で出た意見が、みるみる涙でにじん
でく。
 さっきまでの自分が、ふだん、学校で演じてる自分が、みんなが知ってるきまじめな私
が、黒板をうめた白い文字といっしょに、どろどろに溶けていく・・・
「ああんっ、見てっ、お兄ちゃんっ、私のマンコ、いっぱい見てぇっ!」
 だめ、イキそう。
 おたがいアソコにすらさわってないのに・・・キモチヨすぎるうっ・・・!
「くぁっ、でるっ、でちゃうぅっ!」
「イっちゃうようっ、お兄ちゃん、私、イっちゃうよおっ!」
 どっ、ぷんっ・・・!
 あ、セーエキだ。お兄ちゃんの中から、いっぱいセーエキ、飛び出してきた・・・
 スローモーションで、放物線、えがく、まっ白い、体液たち。
 ぱしゃんっ、ぴちゃんっ、ぴちゃっぴちゃっぴちゃっ・・・
 ・・・もどかしい遊びをつづける私たちに、こらえきれなくなったのかも・・・知れない。
 私の、マンコと、お兄ちゃんの、チンポ。
 目の前で、ごーいんに、”かんせつえっち”、されてしまった・・・


「つながってるね・・・」
 机の上。
 ブレザーと、ジャージとスカートとブラウスと、Tシャツと、パンティーと、リボンと
パンツとくつ下は、床の上に散らばったまま。
 もう空からは、夕焼けのオレンジすら姿を消そうとしてる。グラウンドでは、まだ野球部
が声をはって練習してる。蛍光灯は、つけられない。かすかな光を頼りにしてる。
「うん・・・つながってるね・・・」
 山びこのように返ってきた、ユウキの声。それ以外に、コトバが見つけられないのかも
知れない。
 初めて、だった。
 こうやって、いっしょになったあとの様子をまじまじと見るのは。
 ユウキの足と足の間に、私のオシリがある状態。そして、でっぱりとへこみが打ち消さ
れたこと、ふたりして確認している。
 不思議な、風景だった。
 ハダカになってる、ふたり。うぶげ、しか、生えてない、ふたり。
 あるべきところにあるべきものがなくて、なにもないところがすきまなくうめつくされ
ていて。真ん中のカラダの線がそれぞれを区別してるだけで、あとはただ、ピンクがかった
はだいろが、つづているだけ。
 髪の毛の長さ、ぜんぜんちがうってほどじゃないし、ユウキ、それほど筋肉が目立って
るわけじゃないし、私のムネ、まだ、そんなに、おっきくないし。
 だから、なんか、よけい、トリックアートの鏡みたくなってる、私たち。
「つながってる・・・」
 そうっと、その中心に手をのばす。
「つながってる・・・」
 根本を、そこに指をはさんでつかんでみる。たしかに、あの大きい管状のものは、私の
体内におさまってしまってる。
「つながってるよお、ユウキ・・・」
 なにか、ほかに言おうとするんだけど、結局リピートするだけになってしまう。あまり
にもその事実がショッキングだった、そういうこと。
 今までは、見ているようで見ていなかったから。ただキモチヨクて、そこがどうなって
るのかなんて、考えたこともなかった。
「うん、見えなくなっちゃってる・・・」
「これって、すごいこと、だよね。ニンゲンのカラダって、こんなことができちゃうんだ
ね」
「うん・・・」
「・・・まあ、何回もしてきたこと、だけどね・・・」
「うん・・・」
 ユウキの手も、下りてきた。化石の標本でもさわるみたいに、おそるおそる、やがて、
ものめずらしく観察するように、さすってる。私の手と、その部分の取り合いになってし
まう。
「ユウキのコレ、おへそのあたりまできてるよ・・・」
「そんなに、いってるかなあ・・・」
「そうだよぉ。ユウキの、すごく、おっきいんだもん。このへんに、あの、赤い先っぽが
あって、そこからこう・・・きて、ここにつながってるんだよ・・・」
 おなかの下を、指でなぞって説明してみる。ユウキ、ハンシンハンギって顔してる。
 ほんとは私も、ハンシンハンギ。
 あんな、親指の何倍も長くて、何倍も太いのが、マタの間のあのさけ目に入ってるなん
て。とちゅうから、べつの世界にでもつながってるんじゃないのかなぁ・・・
「ユウキ、キモチイイ?」
「うん・・・」
「どんなふうに?私のここって、どんなふうになってるの?」
 いつか、したことのある、質問。あらためて、ユウキに、投げかけてみた。
「え、なんか、あったかくって、ヌルヌルしてて、キュっキュってせまくなって、しめつけ
られるんだ」
「あの・・・さ、ホントに、しめつけられると・・・キモチイイの?」
「うん、強ければ、強いほど・・・」
「ふう・・・ん・・・」
 やっぱり、よく、わかんない。
 自分のカラダのこと、ユウキに聞いてる時点で、ワケわかんない状況ではあるけど。
 わかってるのは、私もキモチイイってことくらい。ほかはクロスでもかかってるみ
たいに、ナゾのまま。
「ねえ、私、ガマン、できなくなってきた・・・」
 じょじょに、カラダに支配されはじめる、意識。
 なんか、私たちのカラダのナゾとか、どーでもよくなってきた。
 私たち、究極の遊びを、覚えてしまった気がする。
 だって、相手がすぐそばにいて、オチンチンを、ワレメの中に入れるだけでこんな
にキモチヨクて、何回やってもぜんぜんあきない。
 今日まで生きてきて、最大で、最高の、発見・・・
「動いて・・・?」
 私は、横たわった。
 せなかいっぱいに、しみこむような机の、ひんやり。
 ユウキは体を起こす。足を大きくひろげてる間に、ユウキの体が割りこんでる体勢。
 天井を、見つめる。消えてる蛍光灯のたれさがる天井を、見つめてる。
 太くて、長くて、ゴチゴチの、先端。私の体内で、あばれだす、あの、瞬間。
 思い起こす。記憶を頭の中にしきつめる。期待をめいっぱい、ふくらませる。
 動いて、はやく、私の中で動いて、ワレメの中、にゅぷにゅぷ、ほじくりかえしてぇっ・・・!
「・・・あ、そうだ」
「えっ・・・どうしたの・・?」
 とつぜんユウキが、机のすみに転がってる、なにかに、手をのばす。
「なに?なにユウキ・・・」
「これで、しばっていい・・・?」
「・・・えっ?」
 ビニールひも。
 生徒会の備品の、ビニールひも。
 まるく巻かれた赤いビニールひもを、ユウキは私に見せる。
「しばる・・・って、そんなことしたら・・・」
「だいじょうぶ。かるく、カンタンにだから」
「だけど・・・」
「手首だけ。しばったら、机の脚に結びつけるだけだから・・・」
「そっ・・・そんな・・・」
 ・・・ユウキの、ヘンタイ。
 エッチな本、見すぎ。ついさっきまで、さんざんだれか来ないか心配してた人とは思え
ない。
「そんなの・・・」
 ・・・って、考えてみるその裏で、
 私のアンテナ、カラダの中心にあるアンテナが、はげしく反応してる。
 シバラレタラ、キモチイイ。シバラレタラ、ゼッタイ、キモチイイ。
 どこからか聞こえる、テレパシー。コマクをジャンプして、聞こえてくるテレパシー。
 ミウゴキガトレナイジョウタイデ、オッパイヤワレメヲ、ユウキニイジクリマワサレタ
ラ、キット、ナンバイモナンジュウバイモ、キモチイイ。
 でも、でも私ハダカなのに、しばられたあとで、もしだれかが来たら・・・
 ダレモモドッテコナイカラダイジョウブダッテ、イッテタクセニ。ホントウハジブン、
ソーユーコト、シテホシイクセニ。
 でも、でも・・・
 キョウハトコトン、エッチナコト、シタインデショ。キョウハ、ガッコウニイルトキノ
ジブン、バラバラニブチコワシタインデショ・・・
「ユキ?」
「・・・えっ?・・・あ・・・」
「ユキ、両手だして」
「う、うん・・・」
 あ・・・私、両手首、さしだしちゃった・・・
 ユウキのカオが、ぱっと笑顔にきりかわる。子どもがおもちゃ買ってもらったときみたい
な、あの笑顔。かなり、ワクワクしてる。かなり、うれしそう。
 にゅっぽんっ。
「あ・・・」
 ワレメとオチンチン、切りはなされる。ユウキが作業に入る。
 私の手首は、交差して重ねられる。その十字の四つ角を、タテにヨコに、何重にも何重
にも、厳重にビニールひもを巻きつけていく。
 しゅっ、きゅっ。
 そして最後は、真ん中にちょうむすび。
 まず、両手の自由が、取り上げられた。
 次に、両腕のわっかの中に、ひもが通される。
 カラダは横たえられたまま、両腕が持ち上げられる。机の対角線の上で、背のびをする
ような、カッコウ。
 そしてそのひもは、宣言通り、机の脚のひとつに、くくりつけられる。
 ついに、カラダの自由まで・・・
「できた」
 ”処女作”にまたがって、ユウキは、マンゾクそうにそう言った。
 ためしに、腕に、力を入れてみる。
 ぐっ・・・
「動けない・・・でしょ?」
「動け・・・ない・・・」
 本当に、動けない。足とかは曲げたりすることはできる、けど。このままじゃ、肩から上
は、ぜんぜんムリ。もちろん、ここから移動することは、不可能。
「あ・・・動けない、ユウキ、私、動けないよう・・・」
 声に出して、言ってみて、初めて、こわくなってきた。
 急に、空気が重たくなった気がする。ものすごい圧力でおしつぶされてしまいそうな、
錯覚。
 どうしよう、本当に、だれかがここに入ってきたりしたら・・・
 いま、生徒会室のドアを開けられたら、どうすることもできない。ハダカの男の子にし
ばりつけられてる、ハダカの私。
 先生たちに言いつけられたりしたら、タダじゃすまない。きっとケーサツまで、呼ばれ
ちゃう。テレビや新聞にも取り上げられちゃう。私たちが学校でしていたこと、たくさん
の人に知られてしまう。
 それが、こわくなって、ユウキ、逃げたり、しないよね・・・?
 私のこと、しばっておいて、机にくくりつけておいて、動けないようにしておいて、私
を置いてったりなんか、どこかに行っちゃったりなんか、しないよね?まるはだかの私
のこと、放っておいたりなんか、しないよね?
 だって、そんなことされたら、そんなことされて、男子にでも見つかってしまったら、私・・・
 かたっ、かたかたかたっ・・・
 半泣き状態で、肩をふるわせてる私を、ユウキはただじっと、見つめていた。長い長い
沈黙が、どうしようもない不安を風船のようにふくらませつづける。
「あ・・・や・・・や・・・」
 おねがいだから、どこにも行かないで、ユウキ、はやく終わらせて・・・
「ユキ・・・」
 ユウキの、カラダが、私のカラダに、かぶさった。そのくちびるのすきまから、まっ赤な
舌が、はみ出していた・・・
 ぺ、ちゃっ・・・
「ふえ、ユウっ・・・キ・・・」
 舌が、右みみに、着地する。
 ぴちゃっ、ぴちゃっ、ぴちゃっ、
 みみたぶを、耳のうらを、ユウキの舌がはいまわる。はいまわる音、大音量でコマクに
ひびきわたる。
「は・・・は・・・は・・・」
 ぶるっ、ぶるぶるぶるっ、
 大型犬みたいに、のしかかってペロペロしてくるユウキ。おびえきってる私をなぐさめ
るみたいに、舌でなでなでしてくるユウキ。
「ふうっ、んう、んう、んんっ・・・」
「ユウキ・・・?ユウキ・・・?」
 いつもと、ちがう。こんなの、どこで覚えてくるんだろう。
 舌が、耳たぶからゆっくりと降下して、首すじへ。じゅるっ、じゅるっ・・・水っぽい音を
たてながら、上下の往復をくりかえす。
 それにあきると、今度はあごにはい上がってくる。いつものように、ちゅっ・・・て、して
ほしがってるくちびるを横目に、ユウキはかるく、あごにかみついてきた。
 いくつか前歯のあとを残したら、また、下へ。のどもとのくすぐったいところ、うわくちびる
と、したくちびるで、こちょこちょしながらさらに、下へ。
 さこつ、むなもと・・・その下は・・・その下は・・・
 ちゅっ・・・
「あ・・・れ・・・?」
 ふいに、口が、はなれていってしまう。私を見下ろすユウキの目、ふたたび観察モード
に、なってる。
「え・・・どうして、ユウキ、どうして・・・」
「ユキ、しばられて、キンチョウ、してる?」
「なっ、なに・・・」
「ムネ、ぷるっ、ぷるって、ふるえてる・・・」
「うっ・・・やっ・・・」
「なんか、すごく、えっち、だね・・・カラダ、くねくねさせたりなんかして・・・」
「やっ、やだ、ハズカシイよ、言わなくていいよう・・・」
「あ、どっちも、かたくなってきた?」
 きゅっ!こりゅ、くりっくりっ、
 ちくび、いっぱいかたく、ちょっと赤く、なっちゃった、ちくび、ユウキにこーげき、され
ちゃうっ・・・
「ふふっ。ん?ん?」
「いっ、いっ、いっ、」
「ユキ、キモチイイ?」
「やだ、やッ、こんな、やだぁっ・・・」
 じりっ・・・じりっ・・・ヒモが鳴る。
 ほんとは、いやじゃ、なかった。ちゃんと、キモチヨカッタ。ツメでこちょこちょされたり、
にゅーりん、くるくる、なぞられたり。
「やあ・・・ユウキやあぁぁ・・・」
 でも、やっぱりちょっと、こわかった。
 カラダの自由、100%、投げ出してるの、そのまま、どんどんキモチヨクなってくの、
こわかった。ユウキのこと、信じてないわけじゃ、ない。でも、なんていうか、ロープが
”見えない”バンジー、みたいな感じ、なくならなかった。
「ひっ、やっ、やっ、ゆっ、ゆびじゃっ、」
 せめて・・・
「ゆびじゃ、やだ、なめてっ、口で、おっぱい、ちゅぱちゅぱしてよお・・・」
 せめて、私のキボウ、かなえてほしかった・・・
「ユウキおねがいぃぃ・・・」
「・・・」
 もういちど、ユウキのカオ、近づいて、きた。
 しゃぶってくれる、おっぱい、しゃぶってくれる・・・
 じゅ、ぱっ・・・
「あっ、」
 え・・・?
「そこはっ・・・!」
 そこは・・・わきの・・・した・・・
 じゅるっ、ちゅっ、れるっれるっ、
「やっ、だめだよユウキ、汗っ、かいてるしっ・・・」
 ぺちょっ、ぺちょっ、ぴちゃぷちゃぷちゃ、
「ひゃっ!ふぁっ!なんで、なんでそんなこと、するのおっ・・・!」
 だめ、言うこと聞いてくれない。
 くすぐったくて、ハズカシくって、ユウキのアタマ、はらいのけたいけど、手、使えない、
ユウキのカラダがおもりになって、カラダの向きすら変えられない。ユウキのマタの間で、
両足モジモジさせるだけ。
「もお、やだ・・・ふつうに、してほしいよお・・・」
「・・・せっかくユキのことしばったんだから、もうちょっと遊ばせてよ」
「そんっ、なぁ・・・」
 そんな、私、アイスキャンディーじゃない、ユウキのぬいぐるみじゃ、ない・・・
 ぴ、ちゅっ・・・
「かっ、はっ・・・!」
 ゴーモンのようなわきへのこーげき、止む。舌がまた、移動をはじめる。
 けっきょく、おっぱいは、ムシしたまま、カラダの真ん中をつき進んでいく。おへそに
向かうラインを、まっすぐまっすぐ。歯と、くちびると、舌で、順々に素肌をもてあそび
ながら、ゆっくり降りていく。このまま行くと、その先にあるのは・・・
 アソコ・・・
 ユウキ、アソコは、イジメてくれるよね・・・?舌で、ぐりゅぐりゅ、してくれるよね・・・?
 がばっ!
「・・・うそっ・・・」
 こんどは・・・あし・・・?
 ユウキがカラダの向きを変えた・・・と思ったら、いきなり持ち上げられた私の片あし。
 私のことをまたぎながら、ひざで立って、私の脚を両手でかかえこんできた。
 あしまで、ユウキ、あしまで・・・?
 ぱくっ
「ひ」
 親ゆび、まるかぶり。
 ちゅびっ。ちゅびっちゅびっちゅびっ、
「ちょ、やめてっ、ユウキ、きたないよ、そんな、きたないようっ!」
 親ゆびも、あまりのことにビックリしてる。口の中でパニックになってる。動きまわる
ユウキの舌と、大ゲンカになってしまう。
 いますぐに、ユウキのこと、なぐってでもやめさせたいのに、なすすべもない。
 親ゆびだけじゃない。人さしゆび、中ゆび、くすりゆび、小ゆび、順番にユウキのくち
びるがおおいかぶさる。ぬるぬるナメクジのえじきにされてしまう。ユウキの口が通った
あとには、ヨダレがたっぷりまぶされていく。
 ヘビのように、私の脚にからみついて、いろんなことをしてくるユウキ。指だけじゃ、
マンゾクできないみたい。かかとも、指のまたもくるぶしも、足の甲も、つちふまずも。
すみずみまでヌメヌメが通りぬけていく。
 異常・・・としか言いようのない、ユウキのせなか、ぼやけてく。
 私、ハズカシすぎて、まだすこし、こわいの残ってて、なみだ、こぼれてきた。
「ユウキ、もう、ゆるして、もう、こんなの、いやだよお・・・」
 ぴちゃっ・・・
 ユウキが、ふりむく。やっと私の言葉に、耳をかしてくれた。
「おねがい、ワレメを、イジって、ずっと、しばられて、オチンチンも、取り上げられた
ままじゃ、私、たえられないよお・・・」
「・・・わかった」
 ぐいっ!
「あっ!?」
 わかって・・・ない・・・!
 カラダ、まくり上げられる。カラダ、”のの字”にされる。ムリヤリ、逆でんぐりがえし。
「こうすると、おしりの穴まで、まるみえだよ、ユキ?」
「やっ、ユウキっ・・・!」
 マタの間から、オシリのところから、ぬっと現れたユウキのアタマ。いじわるそうな
笑顔で、私の泣き顔をのぞきこんでる。
 ”ハズカシイ”メーター、上がりっぱなし。
 足指をおしゃぶりされた時点で、ふりきったと思ってたのに、針はまだまだ上昇をつづ
けてる。
「やめて、ユウキやめてぇ・・・」
「すごい、おしりの穴までたれ落ちてたんだ。いちめんヌルヌルまみれだよ・・・?」
「うそっ、うそぉ・・・」
「ユキ、しばられて、感じちゃったの・・・?」
「ちっ、ちがうよっ、ちがうもんっ、」
「でも、ここ、ふくらんでる・・・」
 ちゅるんっ
「ああんッ!」
 クリット、なめられる。クリット、カンタンに見つけられちゃった・・・
 ぴちゅぴちゅんっ、ちゅるっちゅるっ、
 舌が、クリットで、”ボール遊び”してる。
 ついたり、はじいたり、おさえつけたり、ころがしたり・・・
「はんっ、ふぁっ、っああぁっ!」
 感じてる・・・いつもより私・・・感じちゃってる・・・
 ”ハズカシイ”とか、”やめて”とか、口では抵抗してきたけど、
 でも、もう、いいのがれ、できない。
 私、手首しばられて、ハズカシイところ、なめられて、ハズカシイカッコウさせられて、
かえってビンカンになっちゃってる。すごく、こわかったけど、でも、もう今は、キモチイイ
が追いこしちゃってる。くすぐったさも熱っぽさも、ビクビクもゾクゾクも、みんな、”キモチ
イイ”の中に、吸いこまれていく・・・
「もう、だめ、もう、ガマン、できない、」
「ユキ・・・?」
「もうマンコ、限界だよお、ほしいよお、コチコチのオチンチン、ほしいよおっ!」
「・・・」
「入れて、チンポ入れて、ぬぷって、ずぼって、入れてぇっ!」
 コドモみたいに、泣きながらおねだり。
 ちゃんと、理解している。
 いま私のくちびるから飛び出していくコトバ、”フクカイチョウ”が、14才の女の子
が、口にしていい言葉じゃない。自分で赤面してしまうほど、はしたないコトバ。
 でも、言わずにいられない。
 だって、入れてほしいんだもん。
 ユウキのせいで、もうこれ以上、たえられなくなっちゃったんだもん。
「チンポ、チンポ、チンポ、」
「・・・」
「お兄ちゃん、おねがい、お兄ちゃあん・・・」
「・・・じゃあ・・・入れるよ・・・?」
 オシリ、静かに下ろされる。久しぶりの、冷たい机のカンショク。
 両ヒザ、両腕でかかえこまれる。あいかわらず、カイボウされるカエルみたいな私。
 長すぎた、遠まわり。でもやっと、こんどこそ・・・
 ぬぷ。
「はあっ!」
 ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ、
「あっ、あっ、あんっ、あんっ・・・」
 スゴイ。キモチイイ。この感じ、この感じがほしかったの・・・!
 熱くて、寒くて、くすぐったくて、カユくて、痛くて。全部の細胞が、合体してる部分
を震源に、ビリビリにふるえあがる感覚。
 お兄ちゃんの先っぽがマンマン液をまぜこぜにするたび、ぶっとい幹がボッキクリット
をおしつぶすたび、その感覚は爆発的にエスカレートしていく。
 からだじゅう、熱い。
 耳とか、首すじとか、わきの下も、足の指すらも。
 チンポのおおあばれが、舌のはいずったあとに火をつけていく。
 ぽたっ、ぽたっぽたっ、ぽたぽたっ・・・
 おおつぶの汗、私の上にふりそそぐ。ぷるぷるふるえるおっぱいの上で、私の汗とまじ
りあう。そういえばいつもより、動き、速い気がする、オチンチン、おっきくなってる気
がする。
「はぁっ、はぁっ、ユキっ、ユキっ、」
 顔中びっちょりの、お兄ちゃん。
「ユキっ、ユキのここ、いいよう、とけちゃうよう・・・!」
 練習中も、そうなのかなあ。
 ぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっ!
 ”ユウキは手をぬくことを知らないからなあ”、”いつもおとなしい分、ぶったおれる
くらいがんばっちゃうんだよね”・・・同じ部の男子が、そんなこと言ってたっけ。
「んっ、くっ、っあ、ああっ、ああぁっ」
 お兄ちゃんも、いつもの自分、こわしたいのかなあ・・・
 そうするには、じゅうぶんなくらい、フツーじゃないシチュエーションと、それをかるく飛び
こえるほどのカイカンが、ここにはある。
 ずりゅっぶりゅっ!ずりゅっぶりゅっ!
「あふんっ!ううんっ!あはあん!」
 キモチヨすぎてアタマ、ぽーっとしてきた、オカしくなってきた。
 お兄ちゃん、いっしょに、ぶちこわそ?こうなったらとことん、自分たちのヨロイ、こなごな
にしちゃお・・・?
「ユキっ、ユキっ、カオに、出したい、ユキのカオに、かけていい・・・?」
 えっ、カオ・・・?だめ、そんなのだめ、ゆるさない・・・!
 両あし、お兄ちゃんのせなかに巻きつける。おなかにきゅっ!て力こめる。もうこれ
以上、ボッキがどこにも行かないようにするために。
「お兄ちゃん、だめっ!」
「うわっ、ユキっ・・・」
「私、マンコで、セーエキ、びゅくびゅくするの、感じたいの、だから、だからぬいちゃ
だめっ・・・!」
「きっ、きついっ、きついよユキっ」
「お兄ちゃん、キスして?このままじゃ、声、大きくなっちゃうから、キスして?キスう・・・」
「あっ、わっ・・・!」
 あしで、お兄ちゃんを、”たぐり”よせる。
 死ぬほど感じてるカラダに、トドメをさす。
 ちゅぷっ、くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・
「んっ、んっ、んっ、んっ、」
 ふたりの舌がもつれあう。お兄ちゃんの舌、私の汗の味がする。
 キモチイイ、蒸発しちゃいそう、しあわせ、キモチヨクって、とってもしあわせ・・・
「んんん、んおおうんっ!」
 苦しげなうめき、ヨダレといっしょに私の口に流れこんでくる。
 イキそう、なんだね。
 いいよ、お兄ちゃん、中に出して、マンコの中に、ボッキジュース、
 いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、
いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、
いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱ・・・
「ふぐンっ!ウンっ!うううううぅぅんんっ・・・!」
 びゅっくんっ!びゅろびゅろびゅろびゅろ・・・!
「んんンっ・・・」
 さい・・・こう・・・
 じたばたって、転げまわるオチンチンと、あふれだす、ヒダヒダの奥に体当たりする、
たくさんのあったかいセーエキ。
「んふ、んふ、んふ・・・」
「ふくっ、く、んんうぅぅ・・・」
 はげしい呼吸、ユニゾンする。
 おなかの上には、舌をからめたまま、ヨインにひたってるお兄ちゃん。
 私、机に向かうビニールひもを指でなぞりながら、ぼんやり思ってた。
 またいつか、生徒会室でしばってね、お兄ちゃん・・・

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。