小説(転載) 過ち…それから 4/7
官能小説
【4】
その時、2階から物音が聞こえた!
僕と麻耶は顔を見合わせると、急いで脱ぎ散らかした衣服を掻き集めた。
トントントン・・と、瑞希が階段を降りてくる音が大きくなる。
二人は取り合えず傍目からは解らない程度に服を身に付け、テーブルを挟んで
向かい合わせに座った。
ガチャリッ!
リビングのドアが開かれ、寝ぼけ眼の瑞希が入って来た。
「あれ~・・、麻耶が居ないと思ったら、ここにいたの~?」
瑞希は目をこすりながら、僕と麻耶を交互に見た。
「うん、何だか寝付けなくて、1階に下りてきたら雅貴さんがまだ飲んでたか
ら、ちょっと話に付合ってもらってたの」
「そうなんだ・・でももう3時だよ。そろそろ寝ないと、明日起きられないよ」
瑞希はそう言うとグラスに水を注ぎ、ゴクゴクと飲み干した。
「もう寝るわ。瑞希、なにか寝巻きの替わりになる物貸してくれる?」
「いいわよ、ちょっと待ってて」
そう言うと瑞希は、グラスを置き、2階へと上がっていった・・。
「バレなかったかしら・・・?」
麻耶が不安そうな目で僕を見た。
「大丈夫じゃないかな・・・少し寝ボケてるし」
「ならいいけど・・・」
不安を解消できない麻耶であったが、他に気になる事があるのか、しきりに座
る態勢を変えている。
「どうしたの?」
「雅貴さんのアレが、どんどん流れ出してきて・・」
「そうか! ヤバイね」
「でも平気、瑞希に寝巻きを借りたら、シャワーを浴びさせてもらうから」
「そうした方がいいね。でも、下着が汚れてしまったんじゃない?」
その問いに麻耶は恥ずかしそうに頷いた。
リビングのドアが開き、瑞希が麻耶に寝巻き替わりの服を渡した。
「ねえ瑞希、私シャワーを借りていいかしら?」
「ええっ! こんな時間にお風呂入るの~?」
「うん、いつも寝る前に入るから、何だか落ち付かなくて・・・・。きっと寝
付けないのもそのせいだと思うの・・」
「そうなんだ、いいわよ使って、あの奥だから」
「ありがとう・・」
麻耶は寝巻きを抱えると、キッチンの奥にある浴室へと入っていった。
「アナタも寝なさいよ、ダメよ! 麻耶の入浴を覗いたら!」
瑞希は半分笑い顔で僕に言った。
「馬鹿なこと言うな! お前の親友を覗いたりするか!」
「そうよね! 分かってるわ」
瑞希は僕に微笑みながら言うと、2階の寝室へと向かった。
僕は玄関脇にある自分の書斎へ入ると、椅子に腰を降ろした。
そして目を瞑り、そのまま眠りに付こうと試みた。
しかし、僕の身体に染み付いた麻耶の甘い臭いが、眠りに付くことを妨げた。
(麻耶さん、まだシャワーかな・・・)
シャワーのお湯を弾く麻耶の裸が浮んだ。
麻耶の首筋・・・ 麻耶の唇・・・・。
中位の形良い乳房・・・・ 細いウエスト、そして小ぶりながら張りのあるお
尻・・・・・。
想像し続ける僕は、どうしようも無い衝動に駆られた。
そっと書斎のドアを開け、2階の妻の様子を伺う。
音を立てない様に階段を登り、寝室のドアをゆっくりと開く。
ベットの中で、妻は寝息をたてていた・・・。
僕はまた音を立てずに階段を降り、廊下を回って脱衣所の前に立った。
中からはまだ、麻耶の浴びるシャワーの水音が聞こえる。
僕の股間が熱くなり、胸が鳴った・・・。
僕は脱衣所のドアをそっと押した。
今はマズイ! そんな気持ちが心の中を駆け巡った。
しかし中を覗くと、スリガラス越しに確認できる麻耶の肌色のシルエットが、
僕の理性を揺さぶる。
(大丈夫だ、瑞希は決して起きない!)
崩壊しつつある理性は、自分に都合の良い考えしか思い浮ばせない・・・。
僕は浴室のノブに手を掛けると、ゆっくりと右に回し、手前に引いた。
カチャリ・・・・
ドアの開く音が自分にはやけに大きく聞こえた。
こちらに背を向けてシャワーを浴びる麻耶には、聞こえていない。
僕はドアを開いたまま、服を脱ぎ始め、裸になった。
そしてゆっくりと浴室に身体を滑り込ませると、麻耶の背中を抱き締めた。
「きゃあっ!」
麻耶は驚き悲鳴を挙げ、こちらに振り向いた。
「ま、雅貴さん! どうしてっ!?」
いきなり裸の僕に抱き締められ、麻耶は慌てているようだ。
僕は口に一本立てた指を充てると、「シッ!」と麻耶を黙らせた。
「麻耶さんの裸を想像してたら、どうにも我慢が出来なくなって」
僕は股間で勃起するペニスの先端を麻耶の腰にあてた。
「あっ・・・」
麻耶は腰にあたるものが何なのか、すぐに理解した。
「でも、危険よ! 瑞希が気付くわ!」
麻耶は身体を反転させ、こちらを向いて言った。
「大丈夫、さっき確認してきたら、瑞希はぐっすり寝てたよ」
「だけど、やっぱりダメよっ!・・」
麻耶はシャワーの栓をひねり、お湯を止めた。
「すぐに出ましょっ」
僕の腕の中からすり抜けると、麻耶はドアノブに手を掛けた。
その後ろ姿を、僕は再度抱き締めた。
そして両手で胸を覆うと、やんわりと揉んだ。
「あうっ・・・!」
思わず声を挙げた麻耶の乳首を指で摘み捏ねる。
「だめっ・・・え」
麻耶は僕の手首に指を掛けると、両の乳首から僕の指を離そうとした。
でも僕は離さず、少し力を入れて摘んでみた。
「・・・・・・・!!」
麻耶は声を立てずに、肩をビクリっと揺すった。
執拗に乳首を捏ね続ける僕に、麻耶は大きな吐息を漏らした。
そしてこちらを向き、僕を睨んだ。
「もうっ・・・知らないから!」
そう言って麻耶は、唇を合わせてきた・・・。
(5)へつづく・・・
その時、2階から物音が聞こえた!
僕と麻耶は顔を見合わせると、急いで脱ぎ散らかした衣服を掻き集めた。
トントントン・・と、瑞希が階段を降りてくる音が大きくなる。
二人は取り合えず傍目からは解らない程度に服を身に付け、テーブルを挟んで
向かい合わせに座った。
ガチャリッ!
リビングのドアが開かれ、寝ぼけ眼の瑞希が入って来た。
「あれ~・・、麻耶が居ないと思ったら、ここにいたの~?」
瑞希は目をこすりながら、僕と麻耶を交互に見た。
「うん、何だか寝付けなくて、1階に下りてきたら雅貴さんがまだ飲んでたか
ら、ちょっと話に付合ってもらってたの」
「そうなんだ・・でももう3時だよ。そろそろ寝ないと、明日起きられないよ」
瑞希はそう言うとグラスに水を注ぎ、ゴクゴクと飲み干した。
「もう寝るわ。瑞希、なにか寝巻きの替わりになる物貸してくれる?」
「いいわよ、ちょっと待ってて」
そう言うと瑞希は、グラスを置き、2階へと上がっていった・・。
「バレなかったかしら・・・?」
麻耶が不安そうな目で僕を見た。
「大丈夫じゃないかな・・・少し寝ボケてるし」
「ならいいけど・・・」
不安を解消できない麻耶であったが、他に気になる事があるのか、しきりに座
る態勢を変えている。
「どうしたの?」
「雅貴さんのアレが、どんどん流れ出してきて・・」
「そうか! ヤバイね」
「でも平気、瑞希に寝巻きを借りたら、シャワーを浴びさせてもらうから」
「そうした方がいいね。でも、下着が汚れてしまったんじゃない?」
その問いに麻耶は恥ずかしそうに頷いた。
リビングのドアが開き、瑞希が麻耶に寝巻き替わりの服を渡した。
「ねえ瑞希、私シャワーを借りていいかしら?」
「ええっ! こんな時間にお風呂入るの~?」
「うん、いつも寝る前に入るから、何だか落ち付かなくて・・・・。きっと寝
付けないのもそのせいだと思うの・・」
「そうなんだ、いいわよ使って、あの奥だから」
「ありがとう・・」
麻耶は寝巻きを抱えると、キッチンの奥にある浴室へと入っていった。
「アナタも寝なさいよ、ダメよ! 麻耶の入浴を覗いたら!」
瑞希は半分笑い顔で僕に言った。
「馬鹿なこと言うな! お前の親友を覗いたりするか!」
「そうよね! 分かってるわ」
瑞希は僕に微笑みながら言うと、2階の寝室へと向かった。
僕は玄関脇にある自分の書斎へ入ると、椅子に腰を降ろした。
そして目を瞑り、そのまま眠りに付こうと試みた。
しかし、僕の身体に染み付いた麻耶の甘い臭いが、眠りに付くことを妨げた。
(麻耶さん、まだシャワーかな・・・)
シャワーのお湯を弾く麻耶の裸が浮んだ。
麻耶の首筋・・・ 麻耶の唇・・・・。
中位の形良い乳房・・・・ 細いウエスト、そして小ぶりながら張りのあるお
尻・・・・・。
想像し続ける僕は、どうしようも無い衝動に駆られた。
そっと書斎のドアを開け、2階の妻の様子を伺う。
音を立てない様に階段を登り、寝室のドアをゆっくりと開く。
ベットの中で、妻は寝息をたてていた・・・。
僕はまた音を立てずに階段を降り、廊下を回って脱衣所の前に立った。
中からはまだ、麻耶の浴びるシャワーの水音が聞こえる。
僕の股間が熱くなり、胸が鳴った・・・。
僕は脱衣所のドアをそっと押した。
今はマズイ! そんな気持ちが心の中を駆け巡った。
しかし中を覗くと、スリガラス越しに確認できる麻耶の肌色のシルエットが、
僕の理性を揺さぶる。
(大丈夫だ、瑞希は決して起きない!)
崩壊しつつある理性は、自分に都合の良い考えしか思い浮ばせない・・・。
僕は浴室のノブに手を掛けると、ゆっくりと右に回し、手前に引いた。
カチャリ・・・・
ドアの開く音が自分にはやけに大きく聞こえた。
こちらに背を向けてシャワーを浴びる麻耶には、聞こえていない。
僕はドアを開いたまま、服を脱ぎ始め、裸になった。
そしてゆっくりと浴室に身体を滑り込ませると、麻耶の背中を抱き締めた。
「きゃあっ!」
麻耶は驚き悲鳴を挙げ、こちらに振り向いた。
「ま、雅貴さん! どうしてっ!?」
いきなり裸の僕に抱き締められ、麻耶は慌てているようだ。
僕は口に一本立てた指を充てると、「シッ!」と麻耶を黙らせた。
「麻耶さんの裸を想像してたら、どうにも我慢が出来なくなって」
僕は股間で勃起するペニスの先端を麻耶の腰にあてた。
「あっ・・・」
麻耶は腰にあたるものが何なのか、すぐに理解した。
「でも、危険よ! 瑞希が気付くわ!」
麻耶は身体を反転させ、こちらを向いて言った。
「大丈夫、さっき確認してきたら、瑞希はぐっすり寝てたよ」
「だけど、やっぱりダメよっ!・・」
麻耶はシャワーの栓をひねり、お湯を止めた。
「すぐに出ましょっ」
僕の腕の中からすり抜けると、麻耶はドアノブに手を掛けた。
その後ろ姿を、僕は再度抱き締めた。
そして両手で胸を覆うと、やんわりと揉んだ。
「あうっ・・・!」
思わず声を挙げた麻耶の乳首を指で摘み捏ねる。
「だめっ・・・え」
麻耶は僕の手首に指を掛けると、両の乳首から僕の指を離そうとした。
でも僕は離さず、少し力を入れて摘んでみた。
「・・・・・・・!!」
麻耶は声を立てずに、肩をビクリっと揺すった。
執拗に乳首を捏ね続ける僕に、麻耶は大きな吐息を漏らした。
そしてこちらを向き、僕を睨んだ。
「もうっ・・・知らないから!」
そう言って麻耶は、唇を合わせてきた・・・。
(5)へつづく・・・