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小説(転載) 母心 2/12(未完)

近親相姦小説
05 /15 2015
母心 2

 

夕食は決まって夜の7時だった。
峰子は7時になった時点で食卓に料理を並べる事が出来なければ、夕食のおかず一品を減らすくらいに時間に几帳面な女だった。
7時より前になることもなければ、後になることもない。
子供達二人も、その時間がくると当たり前のようにテーブルに着く。
別にそれが息苦しいなどと感じた事もない。
それがこの家庭での習慣であり、どこの家でもそうであろうとさえ思っていた。

畳2枚ほどのダイニングテーブル。
キッチンの小窓にはピンク色の小さなカーテンが掛かっている。
キッチンを背にして峰子が座り、その向かいに由加利。そしてその隣が真一の席だ。
つい半年ほど前までは峰子の隣の席には夫の剛志がいた。
その椅子には、小さなクッションが敷かれたままポツンと存在している。

剛志は不動産会社を経営している男だった。
けっして大きな会社とは言えないが、地元では少しは名の知れた存在であった。
峰子と違い、軽いほどにお調子者で世渡り上手の剛志は、短い期間で経営を軌道に乗せることに成功していた。
そしてこの不景気でも安定した売り上げを確保するほどの会社を築き上げていた。

世渡り上手の商売人の剛志。神経質なほどに潔癖な峰子。
もともとこの二人の相性も悪かったのだろう。
突然、剛志から一枚の離婚届と手紙の入った封書が家に届けられたのは去年の暮れのことだった。
面と向かって離婚を切り出すのではなく、2、3日家を空けた後、手紙で用を済まそうというのがいかにも剛志らしかった。
それは峰子の性格を知り尽くした上での、一つの戦略でもあったのだろう。
飲む、打つ、買う、3拍子揃った剛志が数日家を空けることなど別に珍しい事でもなかったし、
峰子も別段、気にも留めていなかった。
ただ不意打ちのように送りつけられたその離婚届を目にした時、峰子はやはり動揺を隠す事は出来なかった。
離婚届と共に同封されていた手紙には、今住んでいる土地建物、峰子に対する慰謝料、
そして毎月支払うと記された真一と由加利の養育費を含めた具体的な生活費の額がしたためられていた。
峰子は同封されていたその手紙よりも、離婚届の方を濡れた手でじっと握りしめていた。
峰子はその日のうちにその離婚届に判を押し、そして速達で送り返した。
速達で送り返したのは、せめてもの峰子の意地であり抵抗だった。
(速達)と赤い印が押されている封書を受け取った剛志も、
峰子が手紙の中に記されていた十分な金額に目がくらんだ訳ではない事を十分に承知している。
剛志のシナリオ通りに、この離婚は成立した。

翌月の峰子の通帳には約束の期日通りにお金が入金された。
毎月の生活費も十分な額だった。
峰子が外に働きに出る必要性も特になかったが、峰子はどうしても外で働いてみたかった。
剛志からのこの仕打ちを少しでも紛らわせようと、峰子は必死だった。
これまで専業主婦しか知らない峰子にとって、働くという行為は未知のものである。
離婚して間もなく、そんな峰子の経緯を知った古くからの友人が自分の喫茶店を手伝ってみないかと声をかけてくれた。
もともと几帳面で、ちょっとした洋菓子などを作る事が出来る峰子は苦もなくその仕事に打ち解ける事が出来た。
毎月のお給料は剛志の入れてくる生活費には遠く及ばなかったが、それでも峰子はこれまでに感じた事のない喜びを味わっていた。
そして何より、憂いのある美しい峰子を目当てに来店するお客が、チラホラではあるが現れるようになっている事を
峰子自身なんとなく気がついていた。
(・・・まだまだ自分も女なんだわ・・・)
峰子は少しづつではあるが、剛志と別れた事が自分の人生において正解であったのかもしれないと思いはじめていた。

しかし喫茶店での仕事を終え、家に戻り、こう二人の子供達と夕食のテーブルを囲んでいると、
峰子の心の中にどうしても寂しさと悔しさが込み上げてくる。
目の前に座っている高校2年生の息子、真一。
中学2年生の娘、由加利。
峰子も含めてこの3人は主である剛志に捨てられたのは事実だ。
もともと快活な性格の由加利だけは、その事実を知って知らずか、この暗いテーブルを和やかにする。
今日あった学校での出来事を何度となく話し、そして大きな口を開けて笑う。
由加利は明日、峰子と一緒に買いに行く新しいカバンの事をひっきりなしに話していた。
隣で黙ったまま、黙々と食事をとる真一。
台所の小窓から、ゆるやかに風が流れカーテンを揺らす。
峰子はいつも浮かばない顔をしている真一が気にかかっていた。
自分達の離婚が、この二人の子供達に悪い影響を与えることだけは避けたかった。
由加利とは違い、真一は小さい頃から自分を主張することが少なかった。
学校でも目立った存在ではなく、控えめで大人しいのであろう。
時々、優しげな微笑みがとても悲しく見える青年。
真一はそんな印象だった。

 

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小説(転載) 母心 1/12(未完)

近親相姦小説
05 /15 2015
母心 1

 

家の軒下に、小さなツバメの巣がある。
朝、親鳥がそこからさっそうと飛び出す姿を真一は何度か目にすることがあった。
その巣の中に、ひな鳥達が何羽いるのかまでは分からない。
ただ真一は、家を出る度にその巣を眺めては、その中で小さくなっているであろうヒナ達を想像して、
一人、ほのぼのとした気持ちになっていた。

その日、真一はいつものように学校から帰宅すると、なにをするわけでもなく、ただテレビをぼんやりと眺めていた。
夕食の時間まで、まだ2時間はある。
学校では一応、吹奏楽部に籍を置いてはいるが、真面目に参加したことはこれまで一度もなかった。
中学校の時からの友人が吹奏楽部に入るからという理由だけで、真一も入部しただけのことだった。
他の部員からすれば、真一が吹奏楽部に籍があることすら知らない者が多いのだろう。
どこかに寄り道するわけでもなく、ただまっすぐと自転車に乗って帰ってくる。
これといった特技があるわけでもない。
人に誇れるものがあるわけでもない。
別にグレるわけでもなく、これといった欲もない。
要するに、時間ばかりを持て余す、どこにでもいる高校生だった。

下では母の峰子が夕食の支度をしていた。
いつもそうしているように、台所には峰子の好きなヒーリング音楽が流れている。
悠々としたその音を聞きながら、峰子は鍋の中に箸を入れていた。
その時、少しだけ開けていた台所の窓からあわただしく風が入ってきて、テーブルの上に広げられていた新聞の折り込み広告が
バサバサと床に散らばった。
峰子は慌てて菜箸をまな板の上に置くと、床に散乱しているチラシを見渡した。
20枚以上のチラシ類が床のあちらこちらに散乱している。
峰子は軽いため息をひとつ吐くと、腰をかがめ散らばったチラシを一枚づつ拾い上げた。
ちょうど学校から帰ってきたばかりの由加利は玄関で靴を脱ぎ捨てるようにして、家の中に入ってきた。
そして廊下まで飛んでしまっていた一枚のチラシを拾い上げると、そのまま峰子の方に歩み寄った。

「ねえ、おかあさん。明日、お店休みでしょ」

「うん」

「カバン買いに行くの付き合ってよ」

「あるじゃないの」

「もう、みんな新しいの買ってるよっ。こんなの持ってるのワタシくらいだよっ」

そう言うと由加利は持っていたカバンをテーブルの椅子に投げ捨てるようにして置いた。
由加利の話では、自分の持っている学校指定のカバンを使っているのは1年生くらいまでで、
2年生ともなると、みんな自分の好きなカバンで登校しているという事だった。

「・・・ねぇ、いいでしょ・・・」

「・・・・・・」

「ねぇ・・・」

「しょうがないわね、じゃあ、明日一緒に行ってあげるわよ」

峰子はため息混じりにそう言うと、手に持っていたチラシを折り畳み、新聞の間に挟み込んだ。

 

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001ゆみ

QUEEN8
05 /15 2015
QUEEN8、現存するサイトだが動画がメインになってしまった。出初めの頃は見たことのある風景にわくわくしたがすぐに飽きてしまった気がする。『 Queen8は初無修正AV、初裏作品に出演する素人・AV女優の質にもこだわっております。』だそうだ。


ロケ地:後楽園
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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。