秀人は、リビングで横たわっていた。
テレビをつけて眺めてはいるが、内容など全く頭に入らない。
涙は涸れはて、心の中は「空虚」のみが占拠していた。
しかし、「この裏切り者・・」バラエティー番組でのタレントの言葉を耳にして、再び「怒り」が渦巻き出した。
「あんなババアのこと本気で好きになるなんて、どうかしてたんだ。ちゃんとした彼女を見つけよ」
そう言いながらも、何か吹っ切れない気持ちが有った。「ババア」と言ったことに対して、違和感を感じた。
目を閉じると、やはり優しい母親の笑顔が浮かぶ。
「ただいま~!」
美佐がいつものように、元気よく玄関の扉を開いた。
「スタスタスタ・・」足音が近づいてくる。
「秀人ごめんね、遅くなって..あれ?どうしたの?調子悪いの?」
座りこんで、秀人の額に手を置く。
「何でもねえよ」秀人が手を払いのける。
「・・・・・・」
美佐は秀人のそっけない態度に侘しさを感じた。
そして、秀人のためでもあったこととはいえ、修吾との情交のことを少し悔いた。
「すぐお昼作るからね。あっ、でもその前にちょっとシャワーだけ浴びさせてね」
「何でシャワーなんか浴びる必要が有るんだよ?」
「えっ、あ、汗かいちゃったから..外結構暑いのよ..ほら」
美佐は冷や汗を手で拭って、秀人に見せた。
「ふーん。まあ、どうでもいいんだけどね。勝手にすれば」
「・・・・・・」
美佐はそれ以上は何も言わずに風呂場へと向かった。
(秀人..きっと、今朝ちゃんとキスしなかったから怒ってるだけよね..)
シャワーを胸に浴びせながら、美佐は自分に言い聞かせた。
(でも、もう母さん吹っ切れたからね。すぐ楽にしてあげるね..)
シャワーを下の方に移し、股間を手で入念に洗う。
(秀人、こんなの見て気持ち悪いとか言わないかな?喜んでいっぱいキスしてくれたらいいけど..)
さらに奥の穴の方も。
(こっちのほうも舐めたいなんて言ったりして..ふふ、恥ずかしいけど気持ちよさそ..)
美佐の気持ちの昂ぶりは最高潮に達していた。
(お昼作る前に、あげちゃおうかな?..そうしよ!私も変な感じだし..でもちょっと焦らしながらね)
美佐はシャワーを止め、一人でにやにやしながら洗い場から出た。
「ひーでと君!」
相変わらず横になったままの秀人の目の前に、いたずらっぽい笑いを浮かべた美佐の顔が現れる。
「何だよ、何か用かよ」
「今朝はごめんね!はいどうぞ..」目を閉じた美佐の唇が近づく。
秀人の胸に「キュン」とした感覚が走った。もういいやと思い、自分も唇を近づけた時..
美佐の顔に健司の顔が重なって映った。
「気持ち悪いだろ、変なことするなよ、この嘘つきババア!」
秀人はそう叫ぶと、美佐を突き飛ばした。
「痛い!何てことするのよ秀人..それに、嘘つきババアてどういう意味よ、ひどいよ!」
美佐も少し声を荒げる。
「しらばっくれんなよ、僕さっき香苗おばさんちに電話したんだぞ、母さんに早く帰ってきて欲しかったから
でも、母さん来てないって..」
「・・・・・・」美佐は蒼ざめた。
「どうせ、あの健司って人と会ってたんだろ。それで、Hなことしてたんだろ!」
「違うの、確かに健司の家に行ってたけど、子供のことで相談受けてただけなの。香苗の家に行くって
言ったのは、秀人に変な心配かけたくなかったから..」
「そんなこと信じられるもんか!この、どスケベ大嘘つきババア!」
「おねがい..信じて..うっうっ..」
美佐の目から涙が溢れ出した。それを見た秀人は少し動揺を覚えた。
「な、泣いたってダメだからな..お、お前なんか、もう大嫌いだ」
「うっ..うぇ~~~ん!秀人に嫌われたよ~。母さんもう生きていけないよ~」
美佐は完全に泣き崩れた。
「な、何が生きていけないだよ、大げさなこと言いやがって。やっぱり嘘つきババアだ」
「大げさじゃないもん..うっうっ..本当だもん..もう死んじゃいたいよ..えぇ~ん!」
そんな美佐の姿を見て、秀人は自分の言動に少し後悔した。母親が可哀想だとも思った。
「・・・母さん、本気なの?」
「本気よ..だって..母さん秀人のこと愛してるもん..でも..ふられちゃったから..もう..うっうっ..」
秀人の心の中のもやもやが完全に晴れた。母親はこんなにも自分を愛してくれている。そして自分も..
「母さんごめんなさい、ひどいこと言って」
「・・・」美佐が顔を上げて、秀人を見つめた。目が涙で潤んで、口を突き出している。
「もう泣かないでよ、ちゃんと信じるから」
「・・・・・・?」
「それにやっぱり僕、母さんのこと大好きだよ」
「・・・・・・・・・??」
「そんな顔しないでよ、本当だよ。母さん世界で一番綺麗だよ」
「ひでとー!」
美佐は秀人に思い切り抱きつくと、絨毯の上に押し倒し、唇を重ねた。
舌が秀人の口の中に差し込まれ、その全てを舐め尽くさんばかりに動きまくる。
「ぺチャ..クチュ..」二人の唇と舌が奏でる淫靡な音が静寂の中に響いた。
(秀人、大好き..)
美佐は口をすぼめると、「ツッゥーー」と唾液を注ぎこんだ。
秀人の舌にトローとした感触が走り、やがてそれが喉に移った。「ゴクリ」喉が鳴る。
「ごめんね秀人、気持ち悪かった?」
「・・・す、すごく美味しかった・・・」秀人は初めて受けた激しすぎる接吻に、呆然としていた。
「本当?嬉しいな。ねえ秀人、女の人のあそこって、どんなのか知ってる?」
(プルプル)首を横に振る秀人。
「どんなのか知りたい?」
(コクリコクリ)首を縦に振る秀人。
「母さんので良かったら、見せてあげよっか?」
(コックリコックリ)思い切り首を縦に振る秀人。目が輝き出す。
「じゃあ、ベッドで続きしようね」
秀人は寝室のベッドに腰掛けながら、美佐が服を脱いでいく姿を見つめていた。
(僕、本当に母さんとしちゃうんだ..本当にいいのかな?まだ13才なのに、うまくできるのかな?)
「あら、秀人も脱ぎなさいよ、母さんだけ裸じゃ恥ずかしいよ」最後の1枚を足から抜き取った美佐が言った。
「あっ、ごめんなさい」秀人も慌てて、全てを脱ぎ捨てる。
そのほとんどが皮で覆われている硬直したペニスが束縛から逃れて、揺れ動いた。
「さてと、ただ見るだけじゃ何だから、ちょっとお勉強しようね」
そう言うと美佐は本棚の奥の方から一冊の本を取り出した。表紙には「ナースのための医学」と記されている。
秀人を身ごもるまで看護婦をしていた美佐が、かつて使っていた物である。
「えーと、あっ、あったあった」あるページを開いて秀人に渡した。
「ん?何これ?」秀人の目に「女性外性器の構造」と書かれた意味不明な図が映った。
「ふふ、女の人のあそこの説明よ。本物はここに有るから、それ持ってこっちおいで」
美佐はベッドの上に腰を下ろすと、揃えていた脚をゆっくりと開いた。
(うわーすごい..何が何だかわかんないけどすごいHな感じだよ..たまんないよ)
生まれて初めて目の前にした「あそこ」に秀人は異常なまでの興奮を覚えた。
「秀人、すごく嬉しそうな顔ね。さっ、これは何かしら?」
「えぇっと・・」秀人は美佐の指差す個所と、本を見比べた。
「おおかげくちびる?」
「ふふふ、だいいんしんて読むのよ。内側に有る小さい方はもう分かるよね?」
「しょういんしん!」
「じゃあ、上の方に有るこのコロコロしてるのは?」
「いんかく?」
「そうよ、普通はクリトリスっていうけどね。すごく感じる所なんだよ。じゃあ最後にこの穴は何かしら?」
「???」
「こんな字、見たことないよね、ちつって読むのよ。中までよく見てごらん、いっぱい濡れてるでしょ?
そこにオチンチン入れるのよ..秀人の可愛いオチンチンも入れさせてあげるね」
「へえ~、こんな小さい穴に入れるんだ・・・。母さん痛くないの?」
「痛くなんかないよ、とっても気持ちいいんだよ。心配しなくていいからね..あっ、秀人ったら..」
充分に焦らされて、我慢の限界に達していた秀人がそこに舌を這わせ始めた。
「もう..舐めていいなんて言ってないでしょ..で、でも母さん気持ちいいよ..ふぅ..」
秀人は全てのパーツを余す所なく舐めまくった。そうすることによって、その全てを自分の物に出来ると思ったからである。
「秀人..ありがとう..今度は母さんがしてあげるね」
美佐は体をずらし、秀人のペニスの前に顔を置くと、幼いそれを手にした。
「ちょっと辛抱ね」手をゆっくりと下げた。
「メリメリメリ」と音が出そうな感じで皮が捲れ始める。秀人が少し苦痛の表情を浮かべた。
手を下げ尽くすと、幼い芽が完全に空気に触れ、青い匂いを放った。
美佐はそれを唇に挟んで、しばらく舌でころがした後、吸引しながら口の中に沈めた。
「ちょっ、母さんっ、やば、いっ..う~死にそう~」
余りの快感に秀人は支離滅裂状態となった。
「本当に、うわっ、ダメ、いや・・じゃないけど、離して!出ちゃうよ!」
「気持ちよかった?」ようやく美佐が口を離した。
「いいなんてもんじゃないよ、出る寸前だったよ」
「出してもよかったのに..でも、やっぱりここに出したいよね?」そう言って股間を指差す。
(コックリコックリ)思い切り首を縦に振る秀人。鼻の穴が膨らむ。
「じゃあおいで..変なこと気にしないで、いーっぱい出していいからね」
美佐は仰向きになると、再び脚を開いて、秀人をいざなった。
(えーと、確かここがさっき教えてもらった「ちつ」だから・・・)
秀人はペニスの先をそこに押し当てた。
「そうよ、そこよ。そのまま前に来て..腰の力抜いて..」
「腰の力抜くって、こうかな?・・・!!!」
至上の快感が秀人のペニスに襲いかかる。
「うわぁぁぁーーすごい気持ちいいようー」
「あっ、秀人の入ってきた..母さんも気持ちいいよ」
「うん..入った..入ったけど・・・出ちゃった・・・・・」
秀人は体を完全に美佐に預ける恰好となった。
「あらあら、しょうがない子ね。でも頑張ってちゃんと自分で入れたよね、偉いよ」
美佐は秀人の頭を何度も撫でてやった。
「母さん、僕情けないよね。恥ずかしいよ」
「そんなことないよ。それに、これからいつでも好きな時にしていいんだから。慌てなくていいよ」
「本当に?」
「本当よ、秀人のしたいこと何でもしていいよ」
「僕嬉しい・・!でもこんなことしてるて知ったら、あいつら羨ましがるだろな」
「あいつらって?」
「僕のクラスに母さんのファン結構いるんだよ。本気で紹介してくれなんて言ってくる奴もいるよ。絶対しないけど」
「そうなんだ、じゃあ今度お友達呼んで、みんなと一緒にしちゃおうか?」
「そんなの嫌だよ!もう、母さん変なこと言わないでよ!!」
嫉妬心を刺激された秀人が美佐の胸をまさぐり始めた。ペニスが再び膨らみ出す。
「冗談よ、ごめんね秀人。母さんは秀人だけのものだからね」
美佐はいつもの明るい笑顔でそう言うと、秀人を優しく抱きしめた。
(でも本当は興味有ったりして ふふっ..)
終わり