2ntブログ

小説(転載) 六人目のあたし 8/8

近親相姦小説
05 /15 2018
エピローグ

「…てなわけで、昨日は結局三回もしちゃった」
「あのね~、初めてでそれはやり過ぎ」
 あたしの話を聞き終わったひろみが、真っ赤な顔で素直な感想を口にした。
「そっか~。でも、いいなぁ。私もあんな素敵なお兄さんがいればな~」
「いや、あたしはたまたまそうしただけで、別に近親相姦にこだわらなくても…」
 あたしは、紙パックのジュースに刺したストローをくわえながら言う。
「…それもそうね。ねぇ、私のことお兄さんに紹介してくれない?」
 ぶぅぅっっ!
 ひろみのとんでもない台詞に、思わず飲みかけのジュースを吹き出してしまった。
「すごくカッコイイし、香奈のお兄さんなら、身元は確かだもんね。その上エッチが上手っていうんなら、ロストバージンの相手には最高だわ」
「あのね~っ! 何考えてンの?」
 口の周りを手で拭いながら、思わず大声を上げた。
「あれ? もしかして妬いてる? 愛しのお兄さまが他の女の子とエッチするのはイヤ?」
「…そんなわけないっしょ! ホントにいいの? アニキのことだから、言えば本気にしちゃうよ?」
「もちろん、本気」
 ひろみは、あたしよりもずいぶんと大きな胸を張って応えた。

* * *

「…とゆ~コトなんだけど…どぉ?」
 とりあえずその夜、兄貴に昼間のことを話してみた。
 予想通りというかなんというか、やっぱり目を丸くしている。
「どうって、お前な~。人には言うなって言ったろ?」
「まぁ、言っちゃったものは仕方ないし。ねぇ、ひろみとしてあげてくれる?」
「ひろみちゃんって…ときどき遊びに来るメガネの子だろ? 中学生にしては胸の大きな。…けっこう可愛いよな。でも、いいのかホントに…?」
「じゃ、今度の日曜日ってことで。優しく、気持ちよくしてあげてよ」
「そうか…あの子ともできるのか…」
 なんだか妙に嬉しそうな顔をしている兄貴の様子に、あたしは少しだけ――ほんの少しだけ――腹が立った。

* * *

 そして、日曜日の夜――
 友達はもう帰って、部屋にはあたしと兄貴のふたりだけ。
「…だから、人には言うなっていったろうが…」
 ベッドに俯せになった兄貴は、妙にやつれた表情で力無くつぶやいた。
 まさに、虫の息って感じ。
「あはは…。まさか、こんなコトになるとはね~」
 あたしとしては、もう笑って誤魔化すしかない。
「笑い事じゃない!」
 兄貴が叫ぶ。
 つまり、なにがあったのかというと…
「五人もいるなんて聞いてなかったぞ、俺は」
 そう。
 今日のことがひろみ以外の友達にもバレちゃって。
 そしたら、兄貴にセックスを教えて欲しいって子が、思いのほか大勢いたってこと。
 でも、いくらセックスに自信があるからって、一日で全員の相手をする兄貴も兄貴だと思う。どう見たって自業自得だ。
 別に、半分は来週に回したっていいのに。
 あたしはベッドに乗って、兄貴に寄り添った。
 広い背中を指先でくすぐる。
「やめろよ! くすぐったいな」
 兄貴は寝返りをうって背中を隠す。あたしはふふっと小さく笑った。
「まだ、眠っちゃダメだよ。あたしがしてもらってないもの」
 今日は一日中、目の前で友達が次から次へと兄貴に抱かれている光景を見せつけられたんだもの。
 あたしもすっかり興奮しちゃってる。
 身体の奥が火照っているのがわかる。
 我慢できるはずがない。
「お…お前、俺を殺す気かっ?」
 そんな抗議の声は無視して、あたしは兄貴のモノを口にくわえた。

小説(転載) 六人目のあたし 7/8

近親相姦小説
05 /15 2018
~6~

「イッちゃったのか?」
 耳元で囁く兄貴の声が、あたしの意識を現実に引き戻した。
「…ぅ…ん」
 あたしは曖昧に返事をした。
 まだ頭がぼんやりしているし、アソコはじ~んと痺れたような感じだった。
 身体に力が入らなくて、全身がグニャグニャのタコにでもなったような気分。
 凄かった。何が起こったのかわかんなかった。
 これまで自分でしてて「イッちゃったのかな?」と思うようなときはあったけど、あんなに凄いのは初めて。
 アソコがびちゃびちゃになっているのが、触らなくてもわかる。
「感じやすいんだな、香奈」
 笑いを堪えているような顔で、兄貴が言う。
「まだ中学生でバージンのくせに、失神するくらい感じるなんてエッチなヤツだなぁ」
 恥ずかしい。
 兄貴の顔をまともに見られない。
 自分がどれほど激しく乱れてしまったのか、はっきりと憶えているから。
「あ、兄貴が上手すぎるからいけないんだ! いたいけな女子中学生をこんなにするなんて、この変態!」
「ほぉ、自分のエッチ好きは棚に上げて、俺のせいにするのか。そ~ゆ~ヤツはこうしてやる!」
 兄貴の指が、また入ってくる。
「や…やぁ…やめてぇ…」
 これ以上されたら、ホントにおかしくなっちゃうよぉ。
 少し休ませてよぉ…。
 なのに、グニャグニャのタコだったはずのあたしの身体は一瞬で緊張を取り戻し、兄貴の愛撫に敏感に反応した。
「…ダメ…ダメ…あたし、ヘンになっちゃう…。あぁっ…あ…もう…もう…はあぁぁっ!」
「ほら、自分がいやらしい女の子だって認めるか?」
「ちがう…ちがうよぉ…。あっ…兄貴が…ぁ、上手…過ぎ…きゃあぁぁっ!」
 引き抜かれた指が、今度はクリトリスを攻撃目標に選ぶ。
 親指と中指で器用に包皮を剥いて、露わになった肉色の真珠をヌルヌルの人差し指がくすぐる。
「ひゃあぁぁぁっ……ひぃっ…やぁっ!」
 あたしは喘ぎ声というよりも、悲鳴を上げていた。
 気持ちイイとか、感じるとか、もうそんな次元を超越してしまっている。
 これ以上続けられたら、本当に死んじゃうかもしれない。
 もう…許して…。
「そろそろ、いいか?」
 兄貴が聞いてくる。
 いいかって…いったい何が?
 …って、そういえばまだ、一番肝心なことをしていない。
 指と舌でいやというほど感じさせられてしまったけれど、今日の目的は「その先」だったんだ。
「…ぅ…ん」
 あたしは小さくうなずいた。
「…して。…セ…クス…して…。…優しく……してね」
 いよいよだ。
 いよいよ、本当のセックスだ。
 兄貴が…兄貴のペニスが、あたしの中に入って来る。
 先刻、口でくわえたときのことを思い出す。
 すごく、大きかった。
 あの大きなものが、あたしの中に入ってくる。
 その時のあたしの心境は、期待が七割、不安と恐怖が三割といったところだった。
 指や舌での愛撫は、すごく気持ちよかった。
 だから、アレが入ってきたときはどんな風に感じるんだろうって期待が七割。
 あんなに大きなモノが、本当にちゃんと入るのかって不安と恐怖が二割。
 残りの一割は…、あたしの…で兄貴がちゃんと感じてくれるかどうかっていう不安。
 あたしの…オマ○コ…が男の人にとって気持ちのいいものなのかどうか、こればかりは試してみなきゃわからない。
「ゴム、付けた方がいいな」
「…いらない」
 兄貴の気配りは当然の事だったけれど、たしは首を横に振った。
「今日は大丈夫…だし…。初めての時は…余計なものない方がいい…」
 いわゆる安全日が「絶対に安全」ではないことは知っている。
 だけど初めてはやっぱりゴム越しじゃなくて、ちゃんと、直の感触を味わいたい。
 ペニスと膣の、粘膜同士のが触れあう感覚。
 中に、射精される感覚。
 それを体験したい。
「そのまま…入れて…」
「じゃ…いくぞ。力抜いてろよ」
 兄貴の指が、あたしの割れ目を大きく開かせる。
「ひぁっ…」
 あそこに、指とも舌とも違う何かが押しつけられた。
 割れ目に擦り付けるように。
「はぁぁ…は…ぁ」
 気持ちイイ。
 膣口やクリトリスが、アレで擦られている。
 溢れるほどにあそこを濡らしている愛液を塗りつけて、滑りをよくしているのだろうか。
 すごく、気持ちイイ。
 指の時は少し痛みがある。それよりもっと優しい刺激で、そして舌より質感がある。
 これって、すごくイイ。
 期待に胸が膨らむ。
「気持ちイイだろ。これが、今から香奈の中に入るんだぞ」
 あたしは無言でうなずいた。
 それが、来て欲しいっていう合図。
「あ…はぁっ!」
 入口に、アレが押しつけられた。
 だんだん力が込められて、膣口が押し広げられていく。
「あぁ…あぁん!」
 もう、これ以上は無理ってくらい、いっぱいに広げられているように感じる。
 なのに、肝心のものはまだほとんど中に入っていなくて、ただ入口に押しつけられているだけみたい。
 やっぱり、入らないのかな…。
 ちらりとそう思ったけれど、それは間違いだった。
 実は、ここからが本番だったのだ。
「あぁっっ!」
 これ以上は無理って思ったのに、そこからさらに入口が広げられる。
 もう本当に、あと一ミリでも広がったら、あそこが破けてしまうんじゃないかって気がした。
「あぁぁっっ! あぁぁぁぁっっ!」
 びりびりと、突っ張るような痛みが走る。
 そして…。
 あたしの体内目指して、本格的に侵入を開始したものがある。
 最初は入口だけが無理やり広げられていたのに、裂けてしまいそうな痛みが、だんだん奥の方へと進んでくる。
 ズル…ズルリ…と。
 ものすごい抵抗感がある。
 あたしはいやというほど濡れて、潤滑剤には不自由しないはずだけれど、やっぱり絶対的なサイズが不足しているのだろう。
 だけど…。
「いぃっ…ぐ…あぁ…うん…うぅ…」
 無理、ではない。
 痛いけれど。
 きついけれど。
 ほんの少しずつだけど。
 それは確かに、あたしの中へと入ってきている。
 まるで、杭でも打ち込まれているみたい。
 あたしは、ぴくりとも動けない。
 唇を噛んで、小さく震えて、初めての感覚に耐えていた。
 固い。
 そして、熱い。
 無理やり押し広げられて、身体の中から裂けてしまいそうな痛み。
 そして、お腹が苦しいような、形容しがたい圧迫感。
 ズブ…ズブ…と最奥へと侵入してくる。
「うぅ…、あぁ! うん…!」
 兄貴はあたしの一番深い部分までたどり着いて、そこで一度動きを止めた。
「は…ぁ…。ふうぅ…ぅ」
 入ってくる間、ほとんど息を止めていたあたしは、大きく息をついた。
 それでほんの少しだけ、痛みも和らぐ。
「痛い?」
 兄貴が、指先であたしの涙を拭いながら聞く。
 痛みのあまり、いつの間にか涙が溢れていた。
「うン…」
 泣きながら、それでもあたしは何とか笑顔を作る。
 確かに痛くて、我慢できないほどだけれど。
 だけど、止めてほしくない。
 あたしは痛み以上に、えもいわれぬ充実感を味わっていた。
 たった今、あたしはバージンを失った。
 女の子から、女への一歩を踏み出した。
 しかも相手は、大好きな兄貴。
 ほんの少し優越感もある。
 クラスの中で、経験済みの子はまだほんの一握りしかいない。
 競争することでもないけれど、人よりも先に経験するのって気分がいい。
 それに経験済みの子だって、その相手は兄貴ほどカッコイイ男の子ではあるまい。
 あたしはシーツを握りしめていた手を放し、ぎゅっと兄貴にしがみついた。
「…痛いけど…でも、それだけじゃないの。よくわかんないけど、なんだかスゴイの…」
 耐えがたい痛みと、圧迫感。
 あたしの体内には他に、それとは別の曖昧な感覚が存在していた。
 それははっきりと「快感」と呼べるようなものではない。
 だけどきっと、この不思議な感覚はいずれ「女の悦び」へと昇華するものなのだろう。
「はぁぁぁっ! あぁぁっ!」
 兄貴が、ゆっくりと動き始める。
 腰の動きに合わせて、声が出てしまう。
 それはほとんど悲鳴だ。
 じっとしている状態でも限界まで広げられているあたしのオマ○コは、ゆっくりとした動きでも悲鳴を上げる。
 だけど、ただ痛いだけではない。
 あたしを貫いているものが動くことで、痛みが増す以上に、あの曖昧な快感が何倍にも強くなるのだ。
「はぁぁっ! あぁッ! あン! あぁ~っ! あぁぁ~っ!」
 あたしは、兄貴の身体に回した腕に力を込めた。
 そうしていないと本当に。
 本当に。
 おかしくなっちゃいそう。
 あたしの身体、壊れちゃいそう。
「あたしの…気持ちいい? どんな感じ?」
「すごく濡れてて…ギュウギュウと締め付けてくる。とっても、気持ちいいぞ」
「えへ…よかった…」
 少し安心した。
 あたしのはとりあえず、そう悪くはないらしい。
「あ…ん!」
 不意に、足首を掴まれた。
 そのまま、身体をくるりとひっくり返される。
「あぁぁっ…ぁん!」
 入ったままだから、あそこが捻られるみたい。思わず悲鳴を上げる。
 身体の向きを変えるとき、壁に掛かった大きな姿見が目に入った。
 あたしが、鏡に映っている。
 ベッドの上に俯せになって。
 お尻を高く突き上げて。
 後ろから、兄貴に貫かれてる。
 セーラー服を着たまま。
 スカートがまくり上げられて、お尻が露わになっていた。
 既視感。
 先刻のビデオと、同じような光景。
 自分が、とてもいやらしいことをしているんだって実感してしまう。
(恥ずかしいよぉ…こんなカッコ…)
 なのに、鏡から目を離せない。
 顔をそむけることも、目を閉じることもできない。
 兄貴の腰が、ゆっくりと前後に動いている。
 あたしの中に、兄貴のが出入りしているのが見える。
「あぁっ! あぁぁっ! はぁっ! ん…ぁっ!」
 深く突かれるたびに、声が出てしまう。
 大きな口を開けているあたしが、鏡に映っている。
 セックスしているあたしが、鏡に映っている。
 兄貴とセックスして、初めてなのにバックからやられて、喘ぎ声を上げている。
 鏡の中に、いやらしいあたしがいる。
 信じられない。
 こんなこと。
 だけど本当のこと。
 あたしってば、鏡に映った自分の姿に興奮してる。
 いやらしい子…。
 だけど…。
 興奮しているのは、あたしだけじゃなかったんだ。
「香奈…」
 背後から、兄貴の声がする。
「…な…あ…なぁに?」
「俺、もう我慢できないよ。もっと動いていいか?」
 幾分うわずった声で聞いてくる。
 兄貴は初めてのあたしを気遣って、これまでできるだけ優しくしてたんだろう。だけどだんだん興奮してきて、物足りなくなったみたい。
 無理もないと思う。兄貴の動きは、ビデオよりもずっとゆっくりだったもの。
 それでもあたしには、強すぎるほどの刺激だったんだけど。
 だけど…。
「…う…ん」
 あたしは、小さくうなずいた。
 もう大丈夫。
 もう、あんまり痛くない。感覚が麻痺してしまっただけかもしれないけど。
 だけど、兄貴に満足してもらいたいから。
 あたしの中で、ちゃんとイッて欲しいから。
「うん…大丈夫。…激しく、して。あたしのこと…、めちゃめちゃにしてイイ…よ」
「そんな安請け合いして、後悔するなよ」
 いや、言ってすぐに、ちょっと言い過ぎだったかと後悔したんだけれど。
 もう遅い。
「ん…ふ…んぅん!」
 自分で動いて、あおむけに戻った。
 バックからってすごく興奮するけど、最後はやっぱり、ちゃんと抱き合う形がいい。
 しっかりと、兄貴の首にしがみついた。
 兄貴の腰の動きが少しずつ速く、そして大きくなってくる。
「はぁぁっ! あぁっ! は…あぁん!」
 壊れてしまいそう。
「すごい…あぁっ…すごい!」
 身体の中を、めちゃめちゃにかき回されている。
 痛い。
 すごく痛くて…。
 そして、少し気持ちイイ…ような気がする。
「あぁ~っ兄貴ぃ…ああぁっ…あぁぁぁっっ!」
 知らず知らずのうちに、腕に力が入る。
 あたしの声は喘ぎ声なんて生やさしいものじゃなくて、もう絶叫に近い。
「あぁ…イイぞ、香奈…イイ…」
 兄貴も声を出す。
「イイの? ねぇ、あたしの、気持ちイイの? イッちゃうのっ?」
「いい…イクぞ!」
 動きが一層速くなった。
 一番、奥深い部分まで突き入れられる。
「んっ…あっ…あぁっ、あぁぁ~っっ!」
 ビクン、ビクンッて、あたしの中で脈打ってる。
 熱い液体が勢いよく噴き出して、あたし中を満たしていくのを感じる…。
 兄貴が、ふぅっと大きく息を吐き出した。
 終わった…んだ…。
 頭の中が、真っ白になっていく…。


 コトが終わった後も、あたしはしばらくそのまま兄貴にしがみついていた。
 まだ、入ったまま。
 兄貴のモノが、あたしの中を満たしている。
 それでも少し小さく、そして柔らかくなってるから、ぜんぜん痛くない。今くらいの大きさが、あたしにはちょうどいいのかも。
 こうしていると、兄貴とつながっているという安心感がある。
 兄貴とあたしの身体が、一つになっている。
 相手の体温と鼓動が感じられる。
 しばらくそうしていて、ふと気付くと、兄貴が優しい表情であたしの顔をのぞき込んでいた。
 あたしは頭を持ち上げて、兄貴と唇を重ねた。
「どうだった、初体験の感想は?」
「……すごかった」
 小さな声で答える。
「やっぱり、兄貴としてよかった。とっても…すごかったよ。悪くない初体験だった」
「香奈も可愛かったぞ。思い切ってしてよかった。お前のバージンを他の男に奪われるなんて、やっぱり癪だもんな」
「……あのね…今度また…してくれる?」
 あたしは恐る恐る聞いた。
 ひょっとしたら、今日だけ特別…かもしれないと思って。
 だけどあたしは、また兄貴としたい。
 今日はただ、初体験したっていうだけだから。
 もっともっと、セックスの本当の気持ちよさを教えて欲しい。
 そして兄貴にも、もっともっとあたしを感じて欲しい。
「もちろん、俺もしたいさ」
 兄貴がうなずいた。
「香奈さえよければ、お前に彼氏ができるまではいつだってしてやるよ」
「…ホントに?」
「なんなら、今すぐでもいいぞ」
「え…?」
 その言葉の意味を理解するよりも先に、あたしの中では兄貴のモノが、また固さと大きさを増しはじめていた。

小説(転載) 六人目のあたし 6/8

近親相姦小説
05 /15 2018
~5~

「じゃあ、今度は香奈が気持ちよくなる番だな」
 兄貴は笑って言うと、ベッドの上に座っていたあたしを捕まえて押し倒した。
 手が、スカートの中にもぐり込んでくる。
「あ…」
 兄貴の手は内腿を滑って、あたしの…エッチな部分に触れた。
 下着の上から、割れ目にそって指を動かしている。
「あ…、あん…」
 自然と、声が出ちゃう。
 気持ちイイ…。
 すごく感じる…。
 だってあたし、先刻のフェラチオで、すっかり興奮しちゃってるんだもの。
 ねぇ、触って。
 もっと触って。
 もっと激しく。
 そうおねだりしたいくらい。
 だけどそれを口に出すのは恥ずかしい。
 濡れてる…。
 濡れて、溢れ出してる…。
「あっ…、あぁっ」
 イイ…自分で触るのより、ずっと気持ちイイ。
 兄貴の手が、下着の中にまで侵入してくる。
「は…ぁっ!」
 直に、触られちゃった。
 ヌルリとした感触。
 …恥ずかしい。
 こんなに濡れてるあそこを触られちゃった。
 兄貴は、口元にかすかな笑みを浮かべてる。
 ちょっと触っただけで、あたしが今どんなに感じているのかわかったんだろう。
「あっ…ん…あっ…は…はぁっ」
 あたしの愛液にまみれたヌルヌルの指が、クリトリスを撫でている。
 指がリズミカルに動くたびに、勝手に声が出ちゃう。
「あぁっ…あぁっ…」
 イイ…イイ…。
 して、もっとして。
 もっと指を動かして!
「あぁ…あぁ…あ…はぁ…、あ~っ! あぁ~っ! あぁぁ…やぁっ!」
 あたしの身体が、びくりと震えた。
 指が、入ってきた。
 あたしの中に。
「はあぁぁぁぁぁっっ!」
 …………
 …一瞬、意識が真っ白になった。
 …イッちゃった。
 指が入ってきた瞬間、あたし、イッちゃった。
 …感じる。
 指が…兄貴の指が、あたしの中に入ってる。
 自分の指よりずっと太い。
 兄貴の指が、奥まで入ってる。
 あたしの中で、ゆっくりと動いてる。
「あ…んん…、あぁ…」
 イッたばかりなのに、あたし、また感じてる。
 腰が、勝手に動いちゃう。
 自分で腰を動かすと、もっと気持ちイイ。
 あまり激しく動くと少し痛いけれど。でも、それが堪らない。
「イイ…イイ…あぁ…、あ…、あ…」
 もう…ダメ。
 おかしくなっちゃう。
 ううん。もう、おかしくなっちゃったのかも。
 だって、初めてなのにこんなに感じて。
 こんなに濡れて。
 自分から腰を振ってる…。
 ねぇ…兄貴、なんとかして…。
「あ…ヤダ、ダメ! や…あぁぁっっ!」
 指が引き抜かれた瞬間、あたしは「ヤダ!」って叫んでいた。
 だって、もうちょっとでまたイけそうだったのに。
「心配すんな。もっと気持ちイイことしてやるから」
 兄貴は下着に指を引っかけて、それをするすると引き下ろした。
 そしてスカートをまくり上げると、あたしの膝の辺りを押さえて、大きく脚を開かせる。
「ヤ…ヤダぁ…」
 こんなの、恥ずかしすぎる。
 触られるだけならまだしも、こんな大股開きであそこを兄貴の目に晒すなんて。
 熱く濡れていた部分がひんやりとした外気に触れて、そこが露わになっていることをいやでも思い知らされてしまう。
 脚は押さえられているけれど手は自由だから、あたしは両手でそこを隠そうとした。
 すると、兄貴の手があたしの手に重ねられる。
「…やだっ!」
 その意図はすぐに理解できた。
 兄貴の手があたしの中指を掴んで…。
「やぁっ!」
 無理やり、中に入れたんだ。
 あたしは慌てて指を引き抜こうとしたけど、兄貴の手にがっちりと押さえられてしまっている。
「やぁ…あぁ…あ…」
「香奈だってオナニーくらいしてるんだろ? 俺の見てる前でして見せろよ」
「や…ヤダぁ…あ…あぁ…」
「ヤダって言って、感じてんじゃん?」
「…ズルい…兄貴ってば…あぁっ!」
 オナニーして見せろ、なんて言ってるけど、指を動かしているのは兄貴の手だ。
 兄貴があたしの指を使って、あたしを攻め立てている。
「やぁっ…あぁっ、あぁっ、あぁん…」
 これは先刻、兄貴の指を入れられていたときよりも恥ずかしい。
 無理やりとは言え、形の上では兄貴の見てる前で一人エッチをしているような体勢だ。
 兄貴に操られたあたしの指が、自分自身を犯している。
 くちゅくちゅ、ぬちゃぬちゃと、いやらしい音を立てている。
「はぁ…はぁ…あぁ…ん…あぁ…ひぁ…」
「気持ちイイだろ?」
「……ぅん」
 恥ずかしかったけれど、あたしは小さく頷いた。
 だって、ここで止めてほしくなかったんだもの。
 もっとして欲しいんだもの。
「じゃあ、そのまま続けてろよ」
「え…?」
 兄貴の手が離れる。
 それでもあたしは、自分で指を動かし続けていた。
 もう、止められない。
「ひっ…ひゃあぁ…やぁぁっ!」
 不意に、指ではないものがそこに触れた。
 一瞬遅れて、その正体に気付く。
 兄貴の、舌だ。
 あたしの股間に顔を埋めて、アノ部分を舐めている。
「あぁっ! ひぃぁ…あんっ、あ~っ!」
 全身がびくびくと震える。
 こんなの、初めての感覚だ。
 柔らかくって、ヌルヌルして。
 すごい…すごい…。
 指よりも感じちゃう。
 仔犬がミルクを飲むときのように、ピチャピチャと音を立てている。
 兄貴に舐められながら、あたしは無我夢中で指を動かす。
「あ………、ぁ……」
 あまりの快感に、口は大きく開いているのにもう声が出ない。
 息ができない。
 あたしは、これまで経験したことのない高みにまで到達していた。
 なのに、まだまだ登り続けている。
 頂は一体どこにあるのだろう。
 このまま登り続けたら、一体どうなってしまうのだろう。
 恐いくらいに、感じてる…。
「は…ぁ……、ぁ…、…あ!」
 兄貴の舌が、中に入ってくる。
 あたしの身体を、内側から舐めている。
「あ…、あぁっ…ダメ…ダメ…だめぇ…」
 また、イッちゃうよぉ…。
 もう…ダメ…。
「気持ちイイ?」
「イイのぉ! 気持ちイイの…イッちゃう…イッちゃう! イッちゃうぅぅっ! ああっ…ひぃぃぃっっっ!」
 なんの前振りもなしに、いきなりクリトリスを強く吸われた。
 雷に打たれたような衝撃が全身を貫く。
 あたしは思いっきり悲鳴を上げて。
 そして、頭の中は真っ白になって。
 …そのまま、ふぅっと意識が遠くなった。

小説(転載) 六人目のあたし 5/8

近親相姦小説
05 /15 2018
~4~

 部屋の扉を開けると、ベッドに座っていた兄貴がこっちを見た。
 あたしは、手を後ろに組んで兄貴の前に立つ。
「…どぉ?」
「…うん。可愛い可愛い」
 兄貴は笑って言う。
 ちょっとだけ安心して、兄貴の隣に座った。
 胸がドキドキしてる。
 これから、どうなるんだろう。
 あたし初めてだもん、経験豊富な兄貴にまかせておけばいいんだよね。
 ピッタリと身体を寄せると、兄貴の体温が感じられた。
 生まれたときからずっと、傍にあった温もり。
 とても懐かしくて、気持ちいい。
「香奈…」
 兄貴の手が、あたしの肩を抱く。
 ぴくりと、小さく震えた。
「緊張してるな?」
「…当たり前じゃない」
「うん、初々しくて可愛いな」
 耳元でささやかれる。
 唇が、耳たぶのうぶ毛に微かに触れる。
 ちょっとくすぐったくて、首を縮めた。
 顎の下に手が当てられる。
 逆らわずに、上を向いた。
 兄貴の顔がすぐ近くにあった。
 あたしは軽く唇を突き出すようにして、目を閉じる。
 柔らかな唇が触れた。
 …キスは初めてじゃない。
 だから少し余裕を持って、兄貴の唇の感触を確かめることができた。
 しばらくキスを楽しんだあとで、ベッドに仰向けにされる。
 兄貴の身体が覆いかぶさってくる。
 もう一度キスをした。
 こんな体勢でのキスは初めて。
 ベッドに横になってのキスは、座ってのキスより何倍もエッチな気がする。
「う…ん」
 舌が、入ってきた。
 ディープキスは初めて。
 兄貴の舌と、あたしの舌が触れる。
 不思議な感触…。
 ぎゅっと、兄貴の身体に腕を回した。
 兄貴の舌が、口の中で動いている。
 あたしの舌が、あたしの意志とは無関係に動いてそれに応えた。
 舌が絡み合う。
 初めて知った。
 これまで、キスは単なる愛情表現の手段だと思っていた。
 だけど本当は違う。
 キスは、それ自体とても気持ちのいい行為なのだ。
「ん…ぅ…ぅん…」
 もっと、もっと、うんと深くつながりたい。
 精一杯舌を伸ばして、兄貴の舌に絡ませる。
 柔らかな粘膜同士が密着して擦れ合う。
 それはいわば、口と口とのセックスだ。
 あたしがキスに夢中になってる間、兄貴の手はあたしの胸を触っていた。
 あたし、まだ胸はあんまり感じない。
 でも、セーラー服の布地を通して乳首をくすぐられると、くすぐったいような、ヘンな感じがする。
 あん…。
「やぁ…」
 兄貴の手が、セーラー服の中に入ってきた。
 直接、胸を触ってる。
 手のひらですっぽりと包み込んで、揉んでる…。
 指先で、乳首をつまんでる…。
「は…ぁん…」
 思わず、声が漏れてしまう。
 すごく恥ずかしい。
 そしてくすぐったくて、少し気持ちいい。
「…あたし、胸ちっちゃいもん。触っても面白くないっしょ?」
「小さい胸には小さいなりの良さがあるんだよ」
「男の人ってみんな、巨乳が好きなんじゃないの? こんなちっちゃな胸で興奮するの?」
 そう言ったら、兄貴はあたしの手をつかんだ。
 そして、自分の股間へと導く。
 そこは…。
 あ、固い…。
 固くなって、大きく膨らんでいる。
 勃起…してるの?
「香奈とエッチしてるから、こんなに興奮してるんだぞ」
 そう…なんだ…。
 あたしは、兄貴のジーンズのファスナーを下ろした。
 手を入れて、兄貴のものを触って…取り出してみる。
 ビデオでは先刻見たけど、本物は初めて。
 びっくりするくらい大きくて、太くて、固くて…。
 そして、熱い。
 そっと握ってみる。
 ビクン、ビクンて脈打ってる。
 こんな大きなものがあたしの中に入るなんて、信じられない。
 なんだか怖い。
 あそこが裂けちゃうんじゃないかな…なんて。
「ビデオの男の人より…おっきいね」
「だろ? 自慢の逸物だからな」
 兄貴が笑う。
 そっか。兄貴のって、大きいんだ。
 あたしは小柄でしかも初体験なのに、大丈夫かな。
 やっぱり、最初は痛いんだろうなぁ。
 そんなことを考えながら、手を少し動かしてみる。
 兄貴が微かに声を上げた。
 それで、この奇妙な物体が兄貴の身体の一部なんだって実感できた。
 ちょっと恥ずかしいけど、まじまじと観察してみる。
 男の人のって、こんなふうになってるんだ。
 何かヘンなの…。
「こうすると、気持ちいいの?」
 手を動かしながら聞く。
 上下に動かしたり、回すようにしてみたり、握る強さを変えてみたり、いろいろと試してみる。
 その度に兄貴は少しずつ違った反応をした。
「ああ…気持ちいい」
 優しい声で言う。
 そして、あたしの頭を撫でてくれる。
 それが嬉しかった。
 だから、もっと兄貴を喜ばせて上げたいなぁって。
 そう思った。
 ビデオで観たときには気持ち悪いって思ったのに、あたしはそうするのが当たり前のように、唇を寄せた。
 そっと、キスしてみる。
 手で握っている部分はすごく固いのに、先っぽの部分は意外と柔らかかった。
 亀頭…っていうんだっけ。
 たしか、スポンジみたいな構造なんだよね?
 温かくって、柔らかい。
 少しだけ口を開いて、舌で触れてみた。
 他に喩えようのない、不思議な感触だった。
 そのまま、亀頭の部分を舐めまわす。
 兄貴が、気持ちよさげに溜息をついた。
 それで調子に乗ったあたしは、思い切って全体を口に含んだ。
 そうすると、外から見てるよりもずっと大きいって実感する。
 口の中いっぱいに頬ばっている感じ。
 舌を動かしてみる。
 歯を立てないように気をつけなければいけないってことは、知識では知っている。
 だけど、こんなに大きなものをくわえてそれを実行するのは、とても難しいことだった。
 あたし、ちょっと八重歯だし。
 歯が当たっちゃったらゴメンね、兄貴。
 それでも、少しずつ頭を動かしてみた。
 勢い余って喉の奥に当たって、吐きそうになったりもしたけど我慢する。
 初めてのフェラチオ…。
 あたしは、その行為に夢中になっていた。
 それは、キスとか、手で触ったりするのなんか足元にも及ばないくらい、いやらしい行為だった。
 しかも、実の兄貴のをくわえている。
 そう考えただけで、すごく興奮してしまう。
「ん…、ん…」
 先刻のビデオを思い出して、真似をして頭を動かした。
 強く吸ってみたり。
 おしっこの出る穴を舌先でくすぐってみたり。
 そんなことも全然イヤじゃなかった。
 相手が兄貴だからなのか、それとも単にあたしはフェラチオが好きなのだろうか。
 だんだんコツがわかってきたから、少しずつ動きを速くしていく。
「はぁぁ…。そう、その調子…イイぞ」
 兄貴は両手で、あたしの頭を包み込むように撫でる。
 息づかいが、先刻よりも荒くなっているのがわかる。
 気持ちイイ…の?
 あたしの口で…感じてるの?
 生まれて初めてのあたしのフェラチオで、感じてくれてるの?
「んんっ…んっ…んん…」
 あたしは夢中で頭を動かした。
「…香奈っ!」
 頭を撫でてくれていた兄貴の手に、急に力が込められる。
 両手でぎゅっと頭を掴んで、自分の股間に押しつけるように。
「…っ、んん~っ!」
 乱暴に喉の奥まで突き入れられて。
 一瞬後には、それが口の中で弾けた。
 どくん、どくんって脈打って、熱いものが噴き出してくる。
 どろりとした液体が、口の中を満たす。
 一瞬、気が遠くなりかけたけど、咳き込みそうになるのを堪えて、涙ぐみながら口の中のものを飲み下した。
 一度に全部は無理。
 ごくん、ごくんと何度も喉を鳴らす。
「あ…はぁ~」
 兄貴が大きく息を吐き出した。身体から力が抜けていく。
 イッちゃったんだ…。
 あたしの口で…。
 あたしの口の中に、射精したんだ。
 涙ぐんでいるのは、苦しかったからだけじゃない。
 嬉しかった。
 何故だかわからないけれど、とても嬉しかった。
 だけど、そう感じていることを兄貴に悟られるのがなんだか恥ずかしくて、あたしは顔をしかめて見せた。
「うえぇ、ヘンな味ぃ~」
「大丈夫か? 初心者のくせに無理するから…」
 兄貴がまた、頭を撫でてくれる。
「だって…」
 兄貴ってば、気持ちよさそうだったし。
 舐めてるうちに、あたしもなんだか、興奮してきちゃったし。
「…ね、どうだった? 気持ちよかった?」
「ああ、初めてとは思えないくらい良かった。お前、きっと素質あるぞ」
「えへへ~」
 ちょっと…いや、本音を言えばとても嬉しい。
 でも、十四歳の女の子が「フェラチオが上手」って褒められて、喜んでていいのかな。
 …ま、いいか。「フェラチオが上手ってのはイイ女の必須条件だ」って、友達が言ってたっけ。

小説(転載) 六人目のあたし 4/8

近親相姦小説
05 /15 2018
~3~

 はぁ…。
 あたしは大きく息を吐き出した。
 まだ、心臓がバクバクいってる。大変なことになっちゃった。
 …でも、よかった。
 ふふ…。
 なんだか、少し可笑しい。
 今日、初体験するなんて…。
 つい一時間前には考えもしなかったのに。
 しかも、相手が兄貴なんて。
 やっぱりヘンかな?
 恋愛感情なんてないのに。
 だけど…。
 兄貴とセックスするところを想像してみる。
 ちっともイヤじゃない。
 むしろ、兄妹の絆がより深まりそうな気が…って、普通は兄妹でこんなコトしないか。
 ふふ…。
 可笑しい…や。
 あたしって、エッチな女の子なのかな。
 でも、だとしたらそれは兄貴にも責任がある。
 母さんが留守のとき、よく彼女を部屋に連れてきてセックスしてるから。
 あたしが家にいてもお構いなしで。
 兄貴の彼女、先刻のビデオの女の子と同じような声を出してた。隣の部屋だから、壁を通してよく聞こえる。
 あたしはそれを聞きながら、ひとりエッチしてたんだ。
 ただ一人でするのよりも、いやらしい声を聞きながらの方がずっと興奮した。
 だから、あたしがエッチな女の子になったのは、半分くらいは兄貴のせいだ。
 ちゃんと、責任取ってもらわなきゃ。


 服を脱いだ。
 着ているもの、全部。
 ショーツが濡れてて、染みになっていた。
 指で、あそこをを触ってみる。
 ヌルヌル…。愛液が流れ出しそうなくらい、濡れている。
 新しいショーツを着ける前に、ティッシュでキレイに拭いた。
 どうせ、またすぐに濡れちゃうんだろうけど。
 裸のまま、鏡の前に立ってみた。
 裸のあたしが映っている。
 どちらかといえば小柄だ。
 手足もウェストも自慢できるくらい細い。
 でも、その分胸もないのがちょっと悲しい。
 乳首は淡いピンクだけど、小さくて子供の胸みたい…って、ホントにまだ子供だけどさ。
 あそこの毛は薄い。
 柔らかな毛が少し生えてるだけ。
 やっぱり、子供っぽいな…。
 でも、自分で言うのもなんだけど、顔はけっこう可愛いよね。
 これでも、学校ではかなりモテるんだし。
 鏡の前でくるっと一回転してから、あたしは服を着た。
 いちばんお気に入りの、淡いピンクのショーツ。
 そして、セーラーの夏服。
 ブラは着けなかった。
 わざわざセーラー服を着せたってことは、ビデオみたいに着たままエッチしたいってことだろう。
 でも、セーラー服を着たままだとしても胸は触ってほしいから、きっとブラジャーは邪魔になる。
 服を着て、髪にさっとブラシをかける。
 肩に軽くかかるくらいの、茶色の髪。
 手間をかけて手入れしているから、枝毛なんてほとんどない。
 最後に、薄いピンクのルージュをつけた。
 ちゃんとお化粧しようかとも考えたけど、お化粧のうまさじゃきっと兄貴の彼女たちにはかなわない。
 やっぱりここは初体験の女子中学生らしく、若さと清純さで勝負よね。
 準備ができて、もう一度鏡を見る。
 うん、完璧。
 ちょっと子供っぽいけれど、十分すぎるくらいに可愛い女の子がそこにいた。
 大きく深呼吸する。
「よし。さぁ、行くぞ」
 そうしてあたしは、兄貴の部屋へ向かった。

小説(転載) 六人目のあたし 3/8

近親相姦小説
05 /15 2018
~2~

 兄貴は、何を言われたのかわからないといった表情であたしを見ている。
 ま、それも無理はない。
「あ…え~と…」
 言葉に詰まっている。
 これも当然だろう。
 あたしと兄貴は、普段から仲がいい。
 仲はいいけど、それはあくまで兄妹としてであって、それ以上のアブノーマルな関係ではない。
「香奈…、お前なに言ってんだ?」
「聞いてなかったの? エッチしよう…って」
「お前まだバージンだろ?」
「バージンじゃなかったら妹でもいいの?」
「そういう問題じゃなくて!」
「バージンだからこそ、興味あるの。セックスしてみたい」
「ビデオ見て興奮したのか?」
「……うん」
 素直にうなずいた。本当のことだから。
 生まれて初めて修正も何もないセックスを見て、身体中が火照っている。
 目の前に兄貴がいなければ、今すぐにでも自分の指で慰めたいくらい。
「俺たち、兄妹だぞ…血のつながった」
「知ってる」
「まあ、カッコ良すぎる兄に惚れてしまう気持ちは分からなくもないけど…」
「勘違いしないでよね!」
 断言するけど、兄貴に恋愛感情を抱いたことなんて一度もない。
 兄貴のことは好きだけど、それはあくまでも兄貴としてのこと。
 異性として意識したことなんて、ただの一度もない。
 客観的に見て、まあまあカッコイイ方だとは思うけどね。
 でもあたしの理想はもっと高い。兄貴程度じゃなんとも思わないよ…って言ったら、兄貴は少しだけ落ち込んだ。
「ちぇ、だったらどうして…?」
「だって、好奇心旺盛な年頃だもん。エッチしてみたいんだもん」
「それなら、適当に男みつくろってやりゃあいいじゃん。お前だってモテるだろ、俺の妹なんだから」
「そんなのヤダ。初体験は、そんないい加減にしたくない」
 適当な相手と初体験して、後で「なんであんな奴にあげちゃったんだろ」なんて後悔したくないもん。
 いま好きな相手だって、もし別れたらキライになるかもしれないっしょ?
 その点、兄貴は何があったって兄貴だもんね。
 とりあえず、外見はカッコイイし。
 それにあたし、兄貴のことは大好きだよ。
 もちろんそれは恋愛感情じゃなくて、あくまでも肉親としての気持ちだけど。
 兄貴になら、裸を見られたり、身体を触られたりすることにも嫌悪感はない。
 だから、初めてのエッチを教えてもらうには一番いい相手じゃない?
 女の子の扱いは慣れてるはずだし、クラスの男子とかと初体験同士でするよりも、ずっとうまくできそうに思う。
 なんだかんだ言っても兄貴はあたしに優しいから、あまり痛くないようにしてくれるだろうし。
 ここで経験を積んでおけば、どんな相手とでも安心してできるってものでしょ。
「…って思ったんだけど、どうかなぁ」
「あのなあ…」
 兄貴ってば、頭抱えちゃってる。
「…ダメ?」
 どうしよう。
 なんだか、急に不安になってきた。
 勢いでこんなコト言っちゃったけど…もしここで拒絶されちゃったら。
 もうこの先ずっと、恥ずかしくて兄貴と顔会わせられなくなっちゃう。
 あたし、すごくドキドキしてる。
 一大決心だったんだから。
 あ…ヤダ、涙が出そう。
 あたしはそれを必死に堪える。
「女の子に恥かかせないでよっ!」
 思わず叫んでしまう。同時に、堪えていた涙があふれ出した。
「…冗談で…言ってるんじゃないんだから…」
「香奈…」
 いつの間にか、兄貴がすぐ横に立っていた。
 ぎゅっと、抱きしめられた。
 心臓が、大きく脈打った。
「いいのか、本当に」
 耳元で声がする。
 兄貴の腕の中で、あたしはうなずいた。
 こうして抱きしめられていることが、とても心地よい。
「…ひとつ、頼みがあるんだけど」
「なに?」
「学校の制服、着てくれないか?」
「…は?」
 何を言われるかと緊張していたのに、いきなり何を言い出すかと思ったら! 涙なんか引っ込んじゃった。
「あ…兄貴ってば、セラコン?」
 ちょっとだけ、軽蔑した目で見る。
「そ~ゆ~訳じゃないけど。俺の高校はブレザーだったし、大学は私服だし…。現役中学生とする機会なんてまずないから、その事実を実感したいなぁ…と」
 冗談めかしたその言い方は、今のあたしにはむしろ救いだった。
 なんだか、とても気が楽になった。
 もともと愛情表現としてのセックスじゃないんだから、その行為自体を精一杯楽しまなきゃね。
 あたしは兄貴の首に腕を回すと、背伸びして耳元でささやいた。
「夏服と冬服、どっちがいい?」
「もちろん夏服!」
 やっぱりね。
 白いセーラー服って、男の人にはたまらないものらしい。実際、夏服の時の方が痴漢に遭う回数も多い。
 ま、あんなビデオ見てた後だし、制服でのエッチってあたしもちょっと興味ある。
 その方が刺激的な気がするし。
 兄貴は「現役中学生としてる」ことを実感したいからって言ったけど、それはあたしにとっても「中学時代に初体験した証」になる。
「いいよ、ちょっと待ってて。着替えてくる」
 そう言ってあたしは一度、自分の部屋へ戻った。

小説(転載) 六人目のあたし 2/8

近親相姦小説
05 /15 2018
~1~

「兄貴ぃ、昨日のNBA録画してある? 見せてよ~」
 日曜の午後、あたしはそう言って兄貴の部屋に入った。ドアは開けっ放しだから、ノックもしない。
 ベッドに寝そべって車の雑誌を読んでいた兄貴が、寝ぼけたような返事をする。
「ん~? ああ…その辺にテープあるだろ」
「どれ?」
 う~ん、大学生って金持ちだな~。
 大画面の平面ブラウン管テレビに、ビデオデッキが二台。WOWOWもスカイパーフェクTVも加入してる。
 いいなぁ、中学生だとバイトもろくにできないしね。
 あたしは、テレビの周りに散乱しているビデオテープをかき回した。
 一本ずつラベルをチェックして…
「どれよ~? もぉ、アダルトビデオばっかりじゃない!」
 『美尻診察室』とか『巨乳搾り』とか、そんなタイトルのテープばかりが転がっている。
 まったく、これだから男ってのは…。
 年頃の可愛い(ここ強調!)妹がいるんだから、せめて隠すそぶりくらいはしてほしい。
「兄貴ってモテるくせに、ど~してこ~ゆ~の好きなの? セックスする相手に不自由してるわけでもないのに」
 妹のあたしが言うのもなんだけど、兄貴って結構イケてると思う。
 背も高いし、顔だってなかなか…。ま、あたしと血がつながってるんだから顔がいいのは当然だ。
「ば~か」
 雑誌から顔を上げて、兄貴が笑う。
「これはこれで、自分でするのとはまた違った楽しみがあるんだよ」
「そ~ゆ~もの?」
 十四歳でバージンの乙女には、その理屈はよくわからない。
 経験豊富な兄貴が言うんだから、そういうものなのだろうと思っておく。
「…で、どれが面白いの?」
「お前…、NBA見に来たんじゃないのか?」
 兄貴ってば呆れ顔で言う。
 だけどいいじゃない。女子中学生だって、アダルトビデオに興味はある。
「NBAはいつでも見れるもん。でもこれは、親が留守のときじゃないと落ちついて見れないっしょ」
 今日は日曜日。父さんと母さんは一緒に買い物に出かけていて、夕方まで帰らない。
 あたしは適当なテープをデッキにセットした。ライトプロテクトされてたらしく、自動的に再生が始まる。
「うわ~、いきなりコレ?」
 テープは巻き戻してなかったみたい。
 いきなり、男の人の……アレ…つまり、その、ペニス…を口にくわえた女の子が大アップで表示されて、さすがにちょっと引いてしまう。
 モザイクもぼかしもなんにもない。裏ビデオ、ってヤツ?
 男の人のアレ、初めて見た。いくら男の兄弟がいたって、勃起しているところを見る機会なんてない。
 女の子はまだ若い。高校生くらいかもしれない。
 それに、結構可愛い。こんな子が裏ビデオなんて出るんだ。
 白い半袖のセーラー服を着てるけど、下半身は裸。そして、男の人のアレをペロペロと舐めている。
 気持ち悪くないのかなぁ。あたしだったら…ちょっとヤかも。
 なのにビデオの女の子は、さもおいしそうに舐めまわして、そのままぱくりと口に含んじゃった。
 根元まで飲み込んで、また吐き出して…。
 涎で、ヌメヌメと光っている。
 くわえたまま、上目づかいに男の顔を見上げる。
 なんだか、すごく艶めかしい表情。
 女の子が、頭を動かし始める。
 だんだん速く。
 やがて男が女の子の頭をつかんで、自分で腰を振り出した。
 乱暴に口を犯されて、女の子が小さく呻き声を漏らす。
 と、男がいきなりアレを口から抜いた。
 同時に、先っぽから白いものがビュッビュッと飛び出して、女の子の顔にかかる。
 どろりとした白い液体が、顔中を汚している。
 …ああ、射精したんだ。
 ワンテンポ遅れて理解した。だって、初めて見たんだもの。
 あたしは呆然と、その映像に見入っていた。
 すると…
 え、ウソ、ヤダ!
 女の子が、顔にかかった精液を手でぬぐい取って、ペロペロと舐めてる。
 信じらンない。あんなものを。
 兄貴に聞いてみる。
「…ね、せ~えきって、おいしいの?」
「知らん、オレは舐めたことないぞ」
 …それもそ~よね。


『ね、今度は私のを舐めて』
 ビデオの女の子が言っている。
 ベッドに仰向けになった女の子の脚を、男は大きく開かせる。
 あ、毛がないや。剃ってるのかな。
 だからもちろん、アソコは丸見え。
 そこは赤くて…まさに肉の色って感じ。
 なんだかグロテスク。
 あたしのもあんななのかな?
 男は指で割れ目を開くと、そこに顔を押し当てた。
 カメラアングルが変わって、その部分がアップになる。
 舌が、中に入ったり出たりしている。
 ピチャピチャ、クチャクチャといやらしい音をたてて。
『あっ、あぁ~! あぁ、いいっ! いいの!』
 身体をのけぞらせて、女の子が悶えている。
 自分で腰を浮かせて、アソコを男の顔に押しつけるようにしてる。
『あんっ、あぁ、あ~! あぁ…あん』
 鼻にかかった甘ったるい声は、一瞬も止むことはない。
 男の舌が、めまぐるしく動いている。
 舌の動きに合わせて、女の子は声を上げる。
 そんなに、気持ちいいんだ…。
 あたしだって、ひとりエッチはしたことある。
 確かに気持ちイイけど、あんなに声が出るほどじゃない。
 やっぱり、自分でするのとは違うのかな。
『あぁ~ん…』
 男が今度は、指を中に入れている。
 クリトリスを舐めながら…。
 人差し指と中指を出し入れしている。
 その指が、濡れて光っている。
 女の子の声が、より大きくなる。
『ねぇ、ちょうだい。おっきいのをちょうだい!』
 その声に応えて、男が姿勢を変える。
 女の子のアソコに、大きくなった自分のアレをあてがって…。
 …挿入した。
 あんな大きいのが入っちゃうなんて、なんだか信じられない。
 根元までズブズブと埋まっていく。
 女の子が、感極まったような声を漏らす。
 腰を前後に動かし始める。
 あんなに太いものが、中に入るなんて…。
 それをあんなに激しく動かすなんて…。
 それが、あんなに気持ちよさそうなんて…。
 あたしには刺激の強すぎる映像だ。頬が紅潮しているのがわかる。
 男の手がセーラー服をまくり上げて、女の子の胸を揉む。
 大きい。Dカップはありそうだ。Aカップのあたしにはちょっと悔しい光景。
 そういえば兄貴がよく家に連れてくる女子大生も、大きな胸だったっけ。あたしも大学生になったら、あのくらいになれるのかなぁ。
 う~ん、でも、クラスメイトでも大きい子はもう充分大きいし、やっぱり生まれつきのものなのかな。うちの母さんも小柄で、胸はあまり大きくないし。
 あたしが胸の大きさで悩んでいる間も、テレビの画面ではいやらしい光景が続いている。
 何度も身体の向きを変えて、激しく動いている。
 大きな胸をゆさゆさと揺らして。
 いやらしい声を上げて。
 口から涎まで垂らして。
 あたしは、画面から目を離せなかった。
 頬が真っ赤になってる。
 喉がカラカラで、頭がぼ~っとしてる。
 まるで熱でもあるみたい。
 心臓が、すごくドキドキしてる。
 そして、
 そして…、
 それを認めるのはすごく恥ずかしいけれど…。
 でも、ごまかしようもない。
 あたし…濡れちゃってる。
 触らなくたってわかる。
 こんなの初めてってくらい、すごく濡れてる。
 エッチなビデオを見て、興奮しちゃってる。
 あたしはまだ中学二年生で、まだバージンなのに。
 それだけじゃない。
 あたし…
 あたし…
 とんでもないこと、思いついちゃった。
 理性が止めるより先に、その言葉が口から出ていた。
「兄貴ぃ…、あたしと…エッチしない?」
 少しだけ、声が震えていた。

小説(転載) 六人目のあたし 1/8

近親相姦小説
05 /15 2018
主人公中学生の気持ちをうまく引き出した作品。ところでタイトルの意味がわかるのはエピローグまで待って。

プロローグ

 眠い…というか、だるいというか。
 まあ、月曜日ってのはいつもそうだけど、今日は特別。
 だからあたしは昼食もそこそこに、学校の屋上で昼寝をしていた。午後イチの授業はさぼるつもり。中等部の屋上は本来立入禁止だから、見つかる心配もない。
「どうしたの香奈。今日は朝からなんかヘンだよ?」
 一緒に屋上でお弁当を食べていた、親友のひろみが聞いてくる。
「元気の良さだけがウリのあんたが、いったいどうしたの?」
「だけって…あのね~! あたしには他にもこの可愛い顔とか、さらさらの髪とか、細いウェストとか脚とか、いっぱい取り柄があるんだから」
「その平らな胸とか?」
 ひろみは笑いながら、あたしの一番の急所をぐさりと突いてくる。
「う、うるさいな~! 自分がちょっと大きいと思って偉そうに」
「ちょっとじゃないよ、言っとくけど」
 そう。確かにひろみは胸が大きい。クラスの中でも一、二を争う大人っぽいプロポーションの持ち主だ。
 だけど…。
「ふ~んだ。いくら大きくたって宝の持ち腐れじゃない」
「なによ。彼氏ナシでバージンなのは、あんたも一緒じゃん」
「ふ…」
 勝った。
 あたしは思わず、余裕の笑みを浮かべる。
「え…?」
 ひろみが驚く。そりゃそうだろう。せっかくだから十分に驚け。
「まさか…香奈…あんた…」
「へへ~。実はね…昨日、初体験しちゃった」
「え~っ? うそっ! 誰と?」
 驚きと、親友に先を越された悔しさが入り混じった表情のひろみを見て、あたしは少しばかり優越感に浸っていた。

 あたしの名前は桂木香奈。
 十四歳の中学二年生。
 ちょっと小柄で痩せていて、ひろみの言う通り胸は小さい。だけど顔は自分でもけっこう可愛いと思う。
 いまのところ、特定の彼氏ナシ。
 だからひろみは驚いたんだ。
 だけど、初体験。
 それも、ナンパとか行きずりの相手じゃなくて。
 ちゃんと、愛のあるセックス…だったと思う。
 ただし、ちょっと普通ではないところがあったのも事実。
 つまり、その初体験の相手というのが…。


 あたしの、実の兄貴だったんだ。

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。