小説(転載) 『弱者の妖光』 第二部 4/8
官能小説
『弱者の妖光』 第二部 (4)
三
山田の腰がグリグリと動く度に、脳天に刺激が駆け巡る七瀬。嫌いな男に犯
されている感覚…悲しいことにMとして調教を受けてきた七瀬にとって、この
状況は逆に興奮を昂ぶる設定となってしまったのである。
山田に責められながら、以前社長の調教で、好まない相手に責められその中
でも一番苦渋を強いられた、最初の出来事を思い出している七瀬である。
──七瀬の数年前の回想…ある古びた骨董屋
社長、磯貝40歳と七瀬は、遠い地を旅行中に古びた骨董屋を発見すると狭
い店内へ入って行った。
骨董屋の主は、入店してきた女の容姿に驚きを隠せない。身体のラインを見事
に表した、薄での真っ白なワンピースを着こなした女の裾は殆ど太腿を露にし
て、裾を押えていないと尻まで捲りあがりそうなのである。それが調教中の七
瀬の容姿であった。
狭い通路の真中、七瀬は大きな花瓶の前に立たされ、その後ろの逆の陳列棚で
磯貝は、店の亭主と値段交渉の遣り取りを始めていた。
二人が何をしているのか分からない後ろ向きの七瀬はただ、花瓶を眺めている
しかない。店の亭主が腰を下ろして下から覗き見をしているのも知らないで。
「オヤジ、これで100万は値引きできるだろ」
「ダ、ダンナ… へへっ…そうだね、100万ならいいでしょ」
何も知らない七瀬の尻を、何度も覗き見をする亭主。どうせ壷の価格など適
当なもの、久し振り女の尻を見れればそれもよかろうと亭主は考えた。
更に磯貝は、知らぬ振りをして七瀬の隣に立つと七瀬が眺めていた花瓶の奥底
に書かれている文字を覗き込んで読んでみるように指示を出した。
花瓶の中を覗き込むためには、前屈みになって尻を突き出さなければならない。
まさか亭主が後ろで座っているなど知らない七瀬は、丁寧に両手を膝に添えて
尻を突き出すと、まるで見て下さいと言わんばかりなの姿勢をとったのである。
ハゲ頭の薄汚い老人の目の前に、ぱっくり開いた艶のある女の割目が飛び込
んできたのだ。
「こんな美人の女が下着も穿かずに店に入るなんて…し、しかし凄いな…割目
がぱっくり開いて中身が丸見えて…それも濡れて光ってるぜ、おおっ、い、今
ひくついてみせたぞ。 へへっ、ダンナ200万まで値引いてもいいでっせ」
息を潜めて舐め回すように見入る亭主。すると磯貝は、七瀬にとんでもない
命令を出したのである。
「耀子、その体勢で足を開いてスカートを捲れ」
「えっ? ご、御主人様…こ、ここで…ですか… でも、店の方が…」
「心配するな、既に了承済みだ」
「了承…? はっ?! ああっ! い、いやっ!!」
七瀬は背後の亭主に気がつくと、驚いて尻を押えた。ハゲ頭の亭主が腰を下
してニヤついている姿を見て、自分の痴態を見られた事に恐怖心が募った。
無論、彼女は命令に従うしか道は無い。それがSとMの掟である。
知らない、それも年老いた薄汚い男に、自らスカートを捲って見せる行為など
プライド高い七瀬にとって屈辱と言って何と言えよう…
「あぁ…ご、御主人様…知らない人の前で、お尻を出すなんて…」
懇願すれどもその命令が覆される筈無い事を七瀬はよく知っている。
待つこと数分。ついに七瀬は、嫌らしい顔でニヤついている亭主の前でスカー
トを捲り、桃尻の尻を曝したのである。生唾を飲み込む亭主の音が静かな店内
に響いた。角度を変えて覗き込む亭主の視線が痛いくらいに突き刺さる七瀬。
しかし、命令はそれだけでは終わらなかった。自らの指で小陰唇をVの字に開
いてみせさせたり、尻たぶを開いて排泄機関のアヌスまでも見せなくてはいけ
なかったのである。
「ああっ…こ、こんな男に、見せなければいけないなんて…悔しい…いっそう
死んでしまいたいわ…」
そう思いながら唇を噛締める七瀬であった。しかし、磯貝はそんな七瀬の違
う一面を見逃していなかったのである。甘く熱い息を吐く表情、恥辱から湧き
上がる興奮、身体そして頬を赤く染める皮膚。 明らかに興奮を昂ぶらせてい
る七瀬の表情であったからだ。
そして、想像もしたくない事が現実になってしまった…亭主は七瀬の割目に
顔を近づけると舌で舐めまわし始めたのである。ざらざらとした感触が異様に
感じる七瀬。しかし、一度感じ始めた身体を食い止めることなどできる筈もな
かった。直にうねりのような津波が押し寄せると、狂う程尻を振り乱してしま
ったのである。
「逝くっ」と言う言葉を無理矢理言わされて、その場で果てた記憶が甦ってく
る七瀬であった。
嫌いな男に責めれれて、感じてはいけないとわかりつつも身体は快楽を求め
てしまったあの時を七瀬は、山田を受入ながら思い出していたのであった。
四
七瀬の内肉が山田の肉棒へ程好く絡み付いてきている。
「へへっ、課長が悦ぶ最高の素顔を拝見といきましょうか…ほら、課長何時ま
で顔を僕の胸に伏せているんですか…」
そう言うと山田は、七瀬の髪を掴み、涙と汗で照らした顔を正面に向けたの
である。
ひぃ…七瀬は怯えて顔を振ろうとしたがしっかり山田の手で固定されていた。
好きでもない男に、最高の瞬間を見定めらる事が屈辱でならないのである。
再び、山田の腰が動き始めた。今度は、ゆっくりとした上下運動へ切り替え
られ、最後を愉しむ魂胆だとわかる。
ゆっさゆっさと揺れるソファーに合わせて山田の腰も上下する。それと同時に
脂肪で丸まった七瀬の胸も波打つように上下しているのだ。後ろから見ると、
七瀬の濡れた膣口が少し浮いては肉棒を根元まで咥える運動を繰り返している
のがわかるのである。
「ひいっ…ああっ、ああん…い、いやあ…こ、こんな…こんなの…おおうっ」
膣口が肉棒に馴染みだすと山田は、抜き出す間隔を広げていくのである。
今では、膣口が半分まで持ち上がると一気に根元へ引き下ろすまでになってい
た。
「ふっ、ふっ…課長、どうだ…気持ちいいだろ…はっ、はっ…もっと突いて欲
しいだろ…ああ? 欲しいだろ」
「ううっ! …ああっ、い、いい…いい…ああっ、もっと! あっあっああ」
「欲しいか、そんなに突いて欲しか…なら何処に何を突いて欲しいか言ってみ
ろ」
「つ、突いて、欲しい…ああ…よ、耀子の、あそこに…はああ! ああっ」
「あそこじゃわからんぞ!」
「かはっ…ううっ…耀子の、耀子の! ま、ま…んこに…ううっ、あ、あなた
の…はあはあ…ち、ちん、ぽを…あんあんっ…もっと、突いて下さい!」
七瀬は訳も分からず言葉を綴っていた。だが、それが本心である事は間違い
なかろう。
「そうか、耀子は俺のが一杯欲しいのだな! ようし、壊れるまでついてやる
から覚悟しろよ! それそれ! ほらほらっ!」
今までとは違う肉棒のピストン運動が七瀬を襲った。何度も小さな痙攣が繰
り返し襲ってくる。その回数が縮まるとやがて大きなうねりが襲う前兆を感じ
るのであった。
「ひいっ! い…いやあっああっ! も、もう! ひいっ」
「くっ、よ、ようし、課長の逝く時の顔を、拝ませてもらいますよ、それっ」
「おおうっ、い、いやよお、見ないで! ああっ、いい…いい…もうダメっ」
止む無く続く痙攣に七瀬は歯を食いしばって感じてみせた。その表情を山田
は逃さないようにと七瀬の顔を両手で固定するのであった。
そして…
「ひいいっ! い、いやああっああ…あ…ああんっ、もうダメえ! だ、だめ
だめっ! 逝ぐっ! 逝ぐううっ!! …逝っちゃうう…うっ!! あぁ…」
七瀬は自ら腰を振り回すと、大きな痙攣をおこし身震いを続けるとそのまま
果ててしまったのである。
放心状態の七瀬を見て、腹の底から笑い続ける山田。まるで、悪魔の雄叫び
のようであった。
──翌日
早速、強者の振りをした弱者に天罰がくだる。
朝、山田は下半身の異常さに気が付いて目が覚めたのである。まるで火傷でも
したような痛みと刺激が肉棒を襲うのである。触ると激しい痛みが走り、慌て
て確認してみると、なんと真っ赤に腫れあがっているのだ。調子こいて七瀬に
塗った歯磨き粉の影響で、化膿したのである。
その腫れが数日続いたのはいうまでもない…。
この男、余程神様に嫌われているのであろう…哀れな強者…いや、やはり弱
者であろう…。
(5)へつづく・・・
三
山田の腰がグリグリと動く度に、脳天に刺激が駆け巡る七瀬。嫌いな男に犯
されている感覚…悲しいことにMとして調教を受けてきた七瀬にとって、この
状況は逆に興奮を昂ぶる設定となってしまったのである。
山田に責められながら、以前社長の調教で、好まない相手に責められその中
でも一番苦渋を強いられた、最初の出来事を思い出している七瀬である。
──七瀬の数年前の回想…ある古びた骨董屋
社長、磯貝40歳と七瀬は、遠い地を旅行中に古びた骨董屋を発見すると狭
い店内へ入って行った。
骨董屋の主は、入店してきた女の容姿に驚きを隠せない。身体のラインを見事
に表した、薄での真っ白なワンピースを着こなした女の裾は殆ど太腿を露にし
て、裾を押えていないと尻まで捲りあがりそうなのである。それが調教中の七
瀬の容姿であった。
狭い通路の真中、七瀬は大きな花瓶の前に立たされ、その後ろの逆の陳列棚で
磯貝は、店の亭主と値段交渉の遣り取りを始めていた。
二人が何をしているのか分からない後ろ向きの七瀬はただ、花瓶を眺めている
しかない。店の亭主が腰を下ろして下から覗き見をしているのも知らないで。
「オヤジ、これで100万は値引きできるだろ」
「ダ、ダンナ… へへっ…そうだね、100万ならいいでしょ」
何も知らない七瀬の尻を、何度も覗き見をする亭主。どうせ壷の価格など適
当なもの、久し振り女の尻を見れればそれもよかろうと亭主は考えた。
更に磯貝は、知らぬ振りをして七瀬の隣に立つと七瀬が眺めていた花瓶の奥底
に書かれている文字を覗き込んで読んでみるように指示を出した。
花瓶の中を覗き込むためには、前屈みになって尻を突き出さなければならない。
まさか亭主が後ろで座っているなど知らない七瀬は、丁寧に両手を膝に添えて
尻を突き出すと、まるで見て下さいと言わんばかりなの姿勢をとったのである。
ハゲ頭の薄汚い老人の目の前に、ぱっくり開いた艶のある女の割目が飛び込
んできたのだ。
「こんな美人の女が下着も穿かずに店に入るなんて…し、しかし凄いな…割目
がぱっくり開いて中身が丸見えて…それも濡れて光ってるぜ、おおっ、い、今
ひくついてみせたぞ。 へへっ、ダンナ200万まで値引いてもいいでっせ」
息を潜めて舐め回すように見入る亭主。すると磯貝は、七瀬にとんでもない
命令を出したのである。
「耀子、その体勢で足を開いてスカートを捲れ」
「えっ? ご、御主人様…こ、ここで…ですか… でも、店の方が…」
「心配するな、既に了承済みだ」
「了承…? はっ?! ああっ! い、いやっ!!」
七瀬は背後の亭主に気がつくと、驚いて尻を押えた。ハゲ頭の亭主が腰を下
してニヤついている姿を見て、自分の痴態を見られた事に恐怖心が募った。
無論、彼女は命令に従うしか道は無い。それがSとMの掟である。
知らない、それも年老いた薄汚い男に、自らスカートを捲って見せる行為など
プライド高い七瀬にとって屈辱と言って何と言えよう…
「あぁ…ご、御主人様…知らない人の前で、お尻を出すなんて…」
懇願すれどもその命令が覆される筈無い事を七瀬はよく知っている。
待つこと数分。ついに七瀬は、嫌らしい顔でニヤついている亭主の前でスカー
トを捲り、桃尻の尻を曝したのである。生唾を飲み込む亭主の音が静かな店内
に響いた。角度を変えて覗き込む亭主の視線が痛いくらいに突き刺さる七瀬。
しかし、命令はそれだけでは終わらなかった。自らの指で小陰唇をVの字に開
いてみせさせたり、尻たぶを開いて排泄機関のアヌスまでも見せなくてはいけ
なかったのである。
「ああっ…こ、こんな男に、見せなければいけないなんて…悔しい…いっそう
死んでしまいたいわ…」
そう思いながら唇を噛締める七瀬であった。しかし、磯貝はそんな七瀬の違
う一面を見逃していなかったのである。甘く熱い息を吐く表情、恥辱から湧き
上がる興奮、身体そして頬を赤く染める皮膚。 明らかに興奮を昂ぶらせてい
る七瀬の表情であったからだ。
そして、想像もしたくない事が現実になってしまった…亭主は七瀬の割目に
顔を近づけると舌で舐めまわし始めたのである。ざらざらとした感触が異様に
感じる七瀬。しかし、一度感じ始めた身体を食い止めることなどできる筈もな
かった。直にうねりのような津波が押し寄せると、狂う程尻を振り乱してしま
ったのである。
「逝くっ」と言う言葉を無理矢理言わされて、その場で果てた記憶が甦ってく
る七瀬であった。
嫌いな男に責めれれて、感じてはいけないとわかりつつも身体は快楽を求め
てしまったあの時を七瀬は、山田を受入ながら思い出していたのであった。
四
七瀬の内肉が山田の肉棒へ程好く絡み付いてきている。
「へへっ、課長が悦ぶ最高の素顔を拝見といきましょうか…ほら、課長何時ま
で顔を僕の胸に伏せているんですか…」
そう言うと山田は、七瀬の髪を掴み、涙と汗で照らした顔を正面に向けたの
である。
ひぃ…七瀬は怯えて顔を振ろうとしたがしっかり山田の手で固定されていた。
好きでもない男に、最高の瞬間を見定めらる事が屈辱でならないのである。
再び、山田の腰が動き始めた。今度は、ゆっくりとした上下運動へ切り替え
られ、最後を愉しむ魂胆だとわかる。
ゆっさゆっさと揺れるソファーに合わせて山田の腰も上下する。それと同時に
脂肪で丸まった七瀬の胸も波打つように上下しているのだ。後ろから見ると、
七瀬の濡れた膣口が少し浮いては肉棒を根元まで咥える運動を繰り返している
のがわかるのである。
「ひいっ…ああっ、ああん…い、いやあ…こ、こんな…こんなの…おおうっ」
膣口が肉棒に馴染みだすと山田は、抜き出す間隔を広げていくのである。
今では、膣口が半分まで持ち上がると一気に根元へ引き下ろすまでになってい
た。
「ふっ、ふっ…課長、どうだ…気持ちいいだろ…はっ、はっ…もっと突いて欲
しいだろ…ああ? 欲しいだろ」
「ううっ! …ああっ、い、いい…いい…ああっ、もっと! あっあっああ」
「欲しいか、そんなに突いて欲しか…なら何処に何を突いて欲しいか言ってみ
ろ」
「つ、突いて、欲しい…ああ…よ、耀子の、あそこに…はああ! ああっ」
「あそこじゃわからんぞ!」
「かはっ…ううっ…耀子の、耀子の! ま、ま…んこに…ううっ、あ、あなた
の…はあはあ…ち、ちん、ぽを…あんあんっ…もっと、突いて下さい!」
七瀬は訳も分からず言葉を綴っていた。だが、それが本心である事は間違い
なかろう。
「そうか、耀子は俺のが一杯欲しいのだな! ようし、壊れるまでついてやる
から覚悟しろよ! それそれ! ほらほらっ!」
今までとは違う肉棒のピストン運動が七瀬を襲った。何度も小さな痙攣が繰
り返し襲ってくる。その回数が縮まるとやがて大きなうねりが襲う前兆を感じ
るのであった。
「ひいっ! い…いやあっああっ! も、もう! ひいっ」
「くっ、よ、ようし、課長の逝く時の顔を、拝ませてもらいますよ、それっ」
「おおうっ、い、いやよお、見ないで! ああっ、いい…いい…もうダメっ」
止む無く続く痙攣に七瀬は歯を食いしばって感じてみせた。その表情を山田
は逃さないようにと七瀬の顔を両手で固定するのであった。
そして…
「ひいいっ! い、いやああっああ…あ…ああんっ、もうダメえ! だ、だめ
だめっ! 逝ぐっ! 逝ぐううっ!! …逝っちゃうう…うっ!! あぁ…」
七瀬は自ら腰を振り回すと、大きな痙攣をおこし身震いを続けるとそのまま
果ててしまったのである。
放心状態の七瀬を見て、腹の底から笑い続ける山田。まるで、悪魔の雄叫び
のようであった。
──翌日
早速、強者の振りをした弱者に天罰がくだる。
朝、山田は下半身の異常さに気が付いて目が覚めたのである。まるで火傷でも
したような痛みと刺激が肉棒を襲うのである。触ると激しい痛みが走り、慌て
て確認してみると、なんと真っ赤に腫れあがっているのだ。調子こいて七瀬に
塗った歯磨き粉の影響で、化膿したのである。
その腫れが数日続いたのはいうまでもない…。
この男、余程神様に嫌われているのであろう…哀れな強者…いや、やはり弱
者であろう…。
(5)へつづく・・・