小説(転載) 『ああん 外伝 母夢!』
近親相姦小説
掲載サイトは消滅。
『ああん 外伝 母夢!』
あたしが息子のつかさに恋したのは--もちろん、初めての“時”からでした。
いや、その時は本気で大変でして。陣痛が始まってから産まれるまで三時間という……
皆様の中の経験者の方々――わかりやすく言うとここの手記に興味があってしかも『息子が
いる!』というママ様たちにはわかっていただけるでしょう。息子愛はともかく、いやそれ
にもかかわらず、あの苦しみは人生最大ですよね。あたしはそれでも安産のほうでしたけ
ど、それこそもう何十回も『帰りたい!』と叫び、何百回『死ぬ!』と思ったことか……
モノの本によると女には男だったらショック死するほどの出産の苦しみがあるからその代
償としてSEXでは男には想像も出来ないすさまじい快感を神様に与えられているとかありま
したが--確かに“絶頂く”時に失神までするのは女だけらしいですけど……あたしはまだ
そんないい目にあったことはないぞ。
おい! 神様! 筋が通らないじゃないか!
苦情――いや、冗談はさておいて――出産の時の話しでしたね。
つかさと最初に対面したのは生まれてすぐでした。意識ははっきりしていましたのでその
時の息子の表情の全てまでしっかり覚えています。真っ赤でくちゃくちゃで力一杯小さい両
手をあたしに伸ばして――その時でしたね。無二のものだと心の底から思ったのは。
まあ、その時点ですでに片親だったのも影響したのかもしれません。
つかさの父親は――すみません。あたしの“夫”というべきかもしれませんが、どうもそ
ういう気分にはなれないのです。実際、『つかさの遺伝上の父親』程度の認識だけしかあた
しにはありませんしね。
何故って彼はゲイだったんです。
周囲の強制的勧めもあって結婚はしたんですが、実態はまあそういう趣味の人でした。あ
たしはそれまでに男性経験がないからわかんなかったんです。甘味とファッションの話題だ
とえらく盛り上がる人でしたっけ。あそこで気がついていれば――いや、結婚してからもな
ぜかSEXしたがらなかったとか(あたしもまだまだ痛くて辛い頃でしたので深く追求もせず
……)、あたしが出ると不機嫌な声を出す男の電話が多かったとか(お仕事大変なんだなあ
と素直に信じていました)、他にも予兆はいろいろあったんですけど。
とにかく、つかさの父親は数少ないSEX(両手の指で数えられるぞ、本当に)で妻が(つ
まりあたしが)妊娠すると、喜ぶどころか真っ青になり、その日のうちに家を出て行ってし
まいました。あれはきっと毎日のように電話してきた本命本当の“彼”には、『結婚は世間
体のための偽装でやっているだけで、妻となんかとは寝てないよ』とか何とか言い訳してい
たんでしょうね。あほらしい。今となっては怒る気もしません。
離婚は両家の弁護士によって速攻でなされました。つかさを妊娠四ヶ月目くらいかな?
彼の実家は結構な資産家で彼自身も高給取りでしたので慰謝料養育費は十分すぎるほどでし
た。ゲイと結婚させた迷惑料とゲイであった事を今後騒がない為の口止め料込みでしょう
ね、きっと。おかげで毎月の払い込みが滞ったことはここ十数年で一度もありません。
まあ、元・夫――いや前・夫については個人的には悪い人ではないので今では嫌な感じも
無く、それなりに友好的な関係でいますけどね。
生まれる数ヶ月も前(おいおい)から母子家庭であった(同情して!)あたしとつかさの
人生はそれなりに波乱半分万丈三分の一ほどのものでした。
生活の金銭的問題に関してはまあ前述の如く恵まれてはいましたけどね。さらにあたしも
それなりに手に職(幼少の頃より修行した日舞と茶道で講師の職を確保できました)があり
ましたし。
ただ、今より十数年昔の話ですからねえ。それなりにひどいこともあったんですよ。『夫
がゲイ!』で別れざるをえなかった可哀想な出戻り娘を古風な両親が事情を知りながらも
――いや知っているくせに、家としての見栄のために実家に入るのはおろか実家周辺を歩く
ことすら禁じられたとか。まあ、事情を話せば好奇心でしか見られない時代でしたから。最
近ではどうなのかな? せいぜい笑われるくらいかしら? (そこのあなた、笑っていませ
ん? 他人事だと思って!)
そんなわけでつかさは生まれた瞬間から母であるあたしと二人きりで生きてきたのです。
それからの母子それぞれの苦労や辛いことを申し上げると一冊の本に――いや人情大巨編に
なりますが、それはこちらの趣旨とは違いますので割愛させていただきまして、とにかく大
変ながらもそれに負けることなく母子仲良く健やかに幸せに今日まで生きてきたことだけを
ご報告いたします。(これって伏線? いや、ここでなら当たり前の話ですか)
実母のあたしが言うのもなんですがつかさはとても良い子でした。勉強は出来るし、運動
も得意だし、何より(ここ重要!)容姿が可愛かったんです。『天使のように』というレベ
ルと申しましょうか、本当に街を歩いていても老若男女を問わず万人の視線を一身に集める
ほどでした(母親似とよく言われます。オホホホホホ)。周囲からも子役タレントにと何度
も勧められ、一時は実際に子供モデルのお仕事もしていました。つかさ本人が乗り気ではな
かったので高収入にもかかわらず一年ほどで辞めましたが。
私生活でも保育園の時から周囲のジャリ娘――失礼、同級生とかの女の子達に絶大な人気
を誇り、すでに四歳ぐらいからバレンタインは大変でしたね。いや、何十個もつかさがもら
ってくるチョコレートに劣らないだけの“ママ”の愛のチョコレートを作るのに!(だって
保母さんまでくれるんですもの。負けられませんわ)
その頃から仕事の都合で都内を転々としていたあたし達でしたが、つかさが小学校を卒業
するあたりに板橋でマンションを購入しました。あたしの勤め先が池袋のほうでようやく定
着したのと、つかさの進学の為です。ここなら、私立のいいところはたいてい通学できます
しね。
それになにより物件がよかったのです。何でもマンションのオーナーも母子家庭だとか
で、あたし達のような似た境遇の家庭には特別“裏”値引きがありましたし、そういう事情
で他の入居者の方々も片親だとか子供達だけとかばかりでしたしね。ここなら母子家庭をい
ろいろあげつらわれることもないでしょうし。
あたし達の新居は上のほうの階の3LDKです。母子二人にはちょっと広すぎますが、まあ
つかさも中学、高校と大きくなれば物も増えるでしょうし――と納得して購入したんです。
部屋自体は広くて綺麗で文句ありませんでした。予想通りご近所も良い人たちばかりです。
ただ問題はここで部屋数を見たつかさが自室を希望したことでしょう。今から思うとそれ
がすべてのきっかけだったのです。
それまであたし達母子は夜は仲良く同じ部屋で布団を並べていました。灯りを落としたそ
の二人だけの空間でその日のあったこととかをおしゃべりするのが習慣だったのです。それ
はあたしにとって一日の終わりのもっとも幸せな時間でした。
ああ、ああ……それなのに! つかさは自分の部屋が欲しいと言い出したんです。つまり
もうこれからは一人で寝ると。あたしにはものすごいショックでした。その以前からつかさ
があたしとお風呂に入ることを意識的に避けだしたような空気があっただけに、なおさら衝
撃的に。
新居に入った最初の晩のことは今でも夢に見ます。
「じゃあお休み」
夕食を終え、一緒にテレビを見――そして勝手に入浴したつかさはばいばい手を振って自
室に入りました。それをあたしは永く旅立つ息子を見るようにわなわなと肩を震わせなが
ら、でもそれだけは悟られないよう普通の顔を懸命に作りながら横目で見送ります。そして
残酷にもドアを閉める音が監獄の閉門のように部屋中に響き渡ったのでございます。
「……ふーーんだ」
その時のあたしは拗ねていました。いや、意地だったのかもしれません。こんなに愛して
いる息子からあっさり一人にされたことに対して。その夜は特に抗議も抵抗もせず、あたし
もそのまま風呂に入り“あたし”の部屋の大き目のお布団に一人で寝た――いや入って灯り
を消したのです。
「……」
多少の予想はありました。すぐには寝付けないだろうなとは。残念ながらそのとおりでし
た。一人では広すぎる部屋の不安なほど静かすぎる布団の中で、まあ大人気ない話ですがご
ろごろごろごろ――枕元の目覚まし時計は蛍光表示ですので暗くても何時かはすぐわかりま
す。あたしは時間がたつのがこんなに長いものだとはこの夜はじめて知りました。
「……」
その間、考えていることは一つだけです――『つかさは一人で何をしているのかしら?』。
馬鹿な疑問ですね。初めてもらった自分の部屋でのびのびと宿題か読書かゲームでもして
いるのでしょう。一人で寝付けないようならそもそも寝室を別けようなどと言い出すはずが
ありません。
正直に言います。実はあたしはつかさもあたしと同じ思いで一人きりに耐えられなくな
り、「ねえ、今夜こっちで寝ていい?」と言ってくるのを期待していたのです。ちょっとは
――いや多大すぎるくらいに。だって、あたしがこんなにつかさがいないことを寂しがって
いるんですから!
この時、逆に自分からつかさの部屋にいかなかったことについては今でも不思議です。デ
ジタル表示の時計の数字がピ――ピ――ピ――と嫌味なほどゆっくりと変わっていくのをシ
ーツに歯を立てながら(気分的には“牙”でしたね)も、じっとその時間に耐えていまし
た。ある意味での母としての配慮でしょうか? 息子の一人立ちの邪魔をしちゃいけないと
いう――それとも女の意地かな? あんなに可愛がってあげていたのに“一人にしといて
よ”と断られたことに対しての。
そんなこんなで消灯してほぼ二時間。日付は翌日に変わりました。つかさの習慣だともう
寝る時間です。(正直言って!)最後の予想――すみません期待です――を込めて待ってい
ましたが、トイレにでも立ったような音がしただけでたった一つの足音はあたしの部屋へ来
ませんでした。
つまりこんなに待ってたのに来なかったのです。そのまま息を潜めて十五分は待ちました
からまちがいありません。
異変が起きたのはそれからでした。
兆候はあったんですね、実は。布団の中で「つかさはどうしているのかなあ?」と考え出
した頃からですから――ほとんど最初からか。
女の人ならわかると思うんですけど、そのなんと言うか――えーーあの胸のあたりがどき
どきしだしたんですよ、まずは。それから次にじんわりと熱いものが体の奥から染み出るよ
うに感じられ、そのうちそれと似た――でも味わいの違う“じんじん”が、その、えっと、
言いにくいんですけど――股間のほうからもしてきまして……
あたしは日舞を教えている関係で和服派であり、寝る時はたいてい浴衣です。一応、パン
ティはつけますけどね。胸のほうもつかさがなんとなく剥き出しを恥ずかしがっているので
(まあ、母の美乳のDカップですからねえ……自慢で言っていますが)日頃はブラジャーを
つけ、寝る時は外す習慣になっています。
「どうしちゃったのかしら?」
“じんわり”と“じんじん”はその後もおさまる様子はありませんでした。それどころか
時間がたつにつれ――つまりつかさがあたしの部屋に来てくれないにつれ、だんだんと大き
くなってきたのです。“待つ”ことに集中していなかったら、その時、もう『何か』が始ま
っていたのかもしれません。
そして、ついにつかさが来てくれない――今夜から一人で寝なければならないと悟った
時、或いは諦めた時……
右の乳首と股間の蜜襞に痺れるような感触がはしったのでした。
「え?」
そこでようやくあたしは我に返りました。いったい、今、あたしの体は何をやっているの
でしょう? それを確認してわかった時のショックときたら!
まず、左手が右の乳首を微妙に触っていたのです。指にはこりこり感が乳首にはじんじん
と痺れるような快感がはっきりと感じられます。あん、本当に気持ちいい……
いや右手だって負けてはいません。いつの間にかピンクのパンティを下げ、ねっとりと侵
入しているではありませんか。それもいささかいきすぎなまでに。だって、人差し指はひさ
かたぶりにクリちゃんを弄り、中指なんかつかさを産んで以来、一回も“正規”の目的で使
ったことのない――女の蜜襞から秘肉の奥までほぼ全部入っていたのでした。くねくねとう
ごめくたびにこちらもひさしぶりの快感が腰から流れるように頭まで到達いたしましてござ
います。
「ちょ、ちょっと待って。落ち着いて」
あたしはともかく自分を止めようとしました。この現実の意味を理解すべく何とか頭を働
かせます。でも、指のほうがまったく止まらないので、遅々として進みません。
「いったい、いつの間に~~」
正直な感想です。いつから触りだしたか全っ然わかりませんでした。とにかくこんなとこ
ろで母であるあたしが、その、触るなんて……オナニーなんて、は、はしたない! とは頭
ではわかります。わかっています。
でも指も受ける乳房も秘肉も――何よりそこからの快感も止まらないのです。乳首の勃起
も蜜襞からのしたるほどの愛液の濡れ具合も。
「あああんん……いいぃ……」
確かに久しぶりのオナニーでした。前の結婚の失敗以来、男からは徹底的に逃げていまし
たからね。そりゃあ、健康的な熟女(まだ三十代ですけど)ですからそれなりに性欲はあり
ましたけど、生活と育児と何よりつかさとの一緒の時間でまぎれていたので――
(あ……そうか……)
そうなのでした。あたしはそこでようやく気がつきました(指は止まりませんでした
が)。女のあたしにとってつかさが男だったのです。恐らく唯一で絶対に最愛の。だから傍
にさえいれば、いやいるだけで女の欲情は抑えられていたのです。或いは独占できていれ
ば。
(でも、それって普通でいう母と子の関係じゃあないよねえ。男と女の……確か近親相姦と
か言って――)
それくらいもわかります。でもだいぶ指の動きも激しくなって、もう既に腰もすりつける
ように動き始めましたが。
(ひょっとしてあたしはつかさとHしたかったのか……それとも、夫にして……)
ああ、すみません。もう我慢できません。本当に久しぶりのオナニーだったのでもう絶頂
ってしまいそうで……
(あたしは女としてつかさを男として恋していたんだわ!)
そう声に出すのだけは必死で抑えてあたしは失神しそうなくらいにオナニーで絶頂ってし
まいましたのです。
自分が息子に恋している母、すなわち近親相姦趣味だと知った時の衝撃は――実はそうた
いしたことはありませんでした。だって、愛するつかさとのことですもの。稀有かつタブー
なものだということはおぼろげながら知ってはいましたが、ゲイの偽装結婚に付き合わされ
たことにくらべたらなんぼのもんですか。
でも、同時に『おぼろげながら』の知識しか持ってなかったことも事実です。保健体育で
習ったこともありませんし、普通、身近にそういう関係の人たちもいませんからね。実際、
見たこともない。このマンションに母子家庭は多いけど、まさか他にはいないでしょうし。
ゲイ達なら新宿二丁目とかの集結エリアはあるそうですが、近親相姦だとねえ。聞いたこと
もありませんわ。
そこでまずあたしが考えたのは学習です。まず、ちゃんとした知識を得、基本をわきまえ
てから次の行動を考えねば――これでもわりと几帳面な性格なんです。手段としてはやはり
二十一世紀ですのでインターネットでしょうか。図書館で資料を探すより簡単ですし。翌
日、午前の部しか仕事がなかったことを幸いにあたしはマンションに直行し、すぐさま自分
のPCを立ち上げました。ちなみにラップトップです。これでもあたしも最近のママですか
らこの程度はまあ、おほほ。
ネットで検索をかけます。キーワードはずばり「近親相姦」。入力して、はいクリック!
と、どわあァ! 百八十万件以上かかったぞ。すごい。実はメジャーな世界なんじゃない
の? うーーん、で、どれからいこうかしら? っとあら、二番目に「近親相姦研究所」な
んてあるわ。そのものずばり今のあたしのニーズじゃないの。ここにしようっと。はいク
リック!
開いてみて驚きました。名前からして学術的なとこかと思っていたら、いやまあこりは趣
味の世界ですね。近親相姦愛好者の治外法権の隠れ家みたいなものでして。同行の多数の人
が参加し、みんな言いたい放題。種類だって、あたしみたいな母子派だけではなく、兄妹、
姉弟、父子から祖母祖父にいたるまで。うきゃーっ! 近親相姦ってこんなに広い世界だっ
たのお?
研究所の構成は実際に近親相姦をやっている人・やりたい人達の体験告白(すごい、あた
しだけじゃないんですね)から始まり、近親相姦関連メディア紹介、投稿された近親相姦小
説のコーナー(量がすごい! いったい何作あるの? しかも今後も増殖中だとか)に連絡
板みたいなのから、ほんとの学術論争他エトセトラエトセトラ・・・・・・
すべてのやることを忘れ、昼から夕方まで思わず見入ってしまいました。今のあたしには
ほんとにドンピシャリ! につぼに入りまくっていまして。
「ただいま。あれ? ママ、晩御飯は?」
「う、うん・・・・・・ママもさっき帰ってきたところなのよ。ごめん、今すぐ何かつくるわ」
ああ、一日学業と部活で疲れたつかさよ。嘘をついたママを許してね。これもあなたへの
“愛”のためなのよ
あわただしい夕食と片付け後、今度は自発的に自室へこもったあたしはもちろん「近親相
姦研究所」再アクセスです。それこそ夜が更けるまで。ああ、翌日のお仕事はきつかったこ
と。
そういう努力の結果、それなりの知識は得ることはできました。
まず、難しいほうからいきますと近親相姦自体は別に日本の法律では禁じられていないと
いうことです。いや、結婚はできませんよ。直系親族か三親等内の傍系血族間の結婚は無理
です。駄目というんじゃなく、そもそも役所で婚姻届が受理されないんだそうでして(具体
的に知りたい方は民法の第734条と第740条を見てね)、まあ、それじゃ戸籍上の結婚
にはなりませんねえ。
でも面白いのは(?)近親者同士のSEXを禁止する法律はないそうなんですね。ほんと
かよ? 子供ができたらどーすんの? と思われるでしょうが、その子供を非嫡出子として
親(本当の母子、兄妹、姉弟、父子etc)が認知することはできるそうです。この場合、
戸籍上の父母欄にはその近親者の名前が書かれるのだそうで。それこそ実の母が母で子が父
みたいに(この場合、産まれるのは子供かしら? 孫かしら?)
結婚は認めないけど、仲の良い愛し合う家族同士であーいうことやこーいうことするのま
で禁止しないよ(できないよ?)。だからもし子供ができたら、そこはそっと子供のことだ
けは認めてあげよう――って感じかしら。日本の法律も優しいのか無責任なのかよくわかり
ませんね。細かく決めていないのは稀少例だからか? 逆に意外と多いからかしら?
ま、あたしにとっては朗報か。
他にも実際に体験なさっておられる方々の手記もたくさん読ませていただきました。多い
なあ。全部本当じゃないらしいけど。興味あるのは本当はどれくらいの経験者人口がおられ
るかですね。ただここでは推測しようもないけど。
あと興味を引いたのは近親相姦を扱った創作作品の数です。こちらに掲載された小説なん
かもそうですが、一般作品からアダルトまで結構あるんですねえ。特にアダルトビデオ――
あ、今ならDVDの数でしょう。まあ演技なんでしょうが、“母”と“息子”が睦み会って
いるDVDが、うわあ、あるわあるわ。百本単位は絶対ですね。うーーん。観てみたいです
わ。
もちろん、研究のためにですよ。こっちの研究所の投稿小説を読んで、また一人でちょっ
とHなことをするのが癖になり、今度は生も見てみたいなあ~とかじゃありませんことよ。
(ところで一日何回のオナニーだと“ちょっと”になるんでしょうか?)
早速、あたしは翌日の勤務後、レンタルショップに直行したのでした。
レンタルショップなんてちょっと久しぶりです。アクションやコメディが好きで前の住所
ではよく借りていたんですが、今のマンションに移ってからは忙しくて(公私共々^^)ご
無沙汰でした。だからこの日来たのも近所の初めてお店です。
一応、恋愛作品コーナーから探しました。ありませんでしたけどね。研究所のほうでは普
通の作品でも良作はあるそうですが、メジャーじゃないからこういう普通のコーナーにはな
いんですね。オイディプスなんかギリシャ悲劇の大テーマなのに。まあ、昔のアレとかいう
英雄を描いた大スペクタクルで史実どおり英雄の同性愛も取り上げたら評価がガタ落ちした
とかいう例もあったみたいですからねえ。こっちも映画自体は良作だったらしいけど。
次はアダルトコーナーです。入ったことないし、知らないお店ですけど、あの手のあると
ころは大体決まっています。奥のほうに囲って入り口は中がのぞけないように――ほら、あ
った。
幸運なことに入ってすぐ右手に早くも「母子相姦コーナー」があったのです。おおっ!
探す手間が省けた。でも一応一通り探してみると他はあんまりでしたね。兄妹、姉弟、父子
ともコーナーができるほど作品はないです。愛好者の方々がおかわいそう。それぞれちょこ
ちょこっとそれらしいのはありましたけど。母子は熟女ものとかぶっているので量がすごい
ようです。
で、肝心の母子相姦ものですが、義母ものが半分(でも血がつながっていないんならいい
んじゃないの? 父ちゃんの女と浮気したってだけでしょ?)、実母子ものが半分くらいで
しょうか。パッケージだけ見ても実母もののほうがディープに見えます。あたしの欲求のせ
いかしら。だいたい三十代から五十代くらいの女優さんが載っていて、それらしい題名に作
品紹介文。後は監督とか女優名とかですね。
ちょっと不満だったのは肝心の息子役がよくわからないことでしょう。うちのつかさ並と
までは期待しませんが、それどころかパッケージにろくに顔すら出ないんですよ。女優さん
が美人なのはいいから相手役のほうもねえ。普通の恋愛映画だと男女出すでしょうに。
やはり息子役だから『未成年』で出しにくいのかなあ? それとも購買意欲を刺激するほ
どの美形の息子俳優がいないとか。それだと嫌ですわ。もちろんここまで来た以上、このう
ち何本かは借りたいんだけど、やっぱり俳優もつかさのせめて半分くらいは美形じゃないと
ねえ。いや、女優はいいんですよ。三十代以上ならあたしの三分の一程度でも滅多にいない
のは十分わかっていますから(おほほほほ)。
と―――
そこまで考えていたあたしは硬直しました。いや、正確には気がついたのです。周囲の目
に。
その時、アダルトコーナーはあたし一人じゃなかったのです。DVDを戻しに来た店員さ
んも含めてあと四人いました。もちろん、男ばかりで。そしてその全員が唖然とした顔であ
たしを、それこそ瞬きすらせずに注目していました。母子相姦DVDを真面目な顔で物色す
る和服姿(日舞の講師の仕事帰りですから)の熟女に。
いくらあたしでもそこにあたしが存在すること自体が、正確には母子相姦作品を探してい
ることが異常事態であると全員が思っていることはわかりました。目も怖いかいやらしいか
……気持ち悪いのばかりで。ちょっと以上に身の危険を感じたほどです。「文句がある
の?」なんて言いかえすにはあたしはか弱い控えめな清純派の母でしかありません。結局、
真っ赤になってすぐにもその店から逃げ出したのでした。
ううん。女がアダルト作品を借りてはいけないんですね。男女差別ですわ。Hは男女協力
しなくちゃできないのに、一方だけは教育ビデオを見れるなんて。念のため言わせてもらい
ますが、あたしはあくまで勉強のため見たいのであって、それを見てオナニーをしようなん
てのは……まあ副次的な小さな問題です。気にしないでください。
確かにそう言えばあたしの人生でもアダルトものを見たのは数回だけですものね。女学校
時代、“進んだ”友人がおうちでこっそりOLものレイプもの、それにレズものの上映会を
した時だけでしたっけ。その友人のお兄さんのものとか言ってたけど変な趣味のお兄さんね
えと感心したので覚えています。まあ、俳優はほとんどまともに映っていなくて女優さん中
心の映像でストーリーなんかなかったけど、何せ生まれて初めてのものだったからみんな緊
張して正座して見てましたっけ。
--でも今思いだしたんですがレズものだけはあたしとその子だけで見たなあ――その子
の希望で。やっぱり意味があったのかしら。ちなみに前・夫の荷物を整理した時にパッケー
ジに男しか出てないビデオが一杯ありましたが、すべて問答無用で東京都の燃えないごみに
出しました。ふん! だ。
ああ、いけません。話を戻します。
母子相姦のDVDです。ちょっと借りられないとわかるとなおさら手に入れたくなりまし
た。でもどうしよう?
困った時は「近親相姦研究所」です。帰宅後すぐにPCに向かったあたしでした。
どっか女でも借りられるレンタルショップの紹介はないかなあと探したのですが、でも残
念ながらその手の情報は見当たりませんでした。困りましたね。ここの女性ファンはどうし
ているのかしら? 家族の男に借りさせているのかな? でも母子愛成就後ならともかく、
前なら頼みたくても頼めないでしょうしねえ。うーーむ。普通の男とのHでやっているのか
しら。息子でもそれでいいのかな? 特別なサービスとかいらないのかしら。いずれにせよ
“普通の男とのH”を知らないあたしには困ったことだし(前・夫は後ろからばかり……
ま、失礼。ついはしたない愚痴を)
でも根性で探しているうちに神のご加護がありました。圭さんって知っています? この
研究所の大常連です。主に創作でばりばり頑張っているお方でTABOOシリーズとかいう
大巨編が代表作ですが、他にも翻訳もするわ、メディア紹介もするわ、作品のモデルのHPの
アドレスまで公表してくれるわの、研究所の大功労者の方です。母子ものもお好きなようで
すしね(祖母ものまでこなしていますが、今のところあたしはつかさだけで十分なの
で……)
その圭さんが創作の参考にしているとかで母子ものアダルトDVD通販HPのアドレスを紹
介しているのを見つけたのです。すぐ、そっちに飛んでみるとありました。数百本単位で母
子ものが何十シリーズも。しかもそれは全部通販で。これならあたしにも人目も気にせず買
える!
あたしは早速、カタログを選びに選んだ上で購入申請しました。一本だいたい三千円前後
ですから、まずは三本。種類としてはレイプとか乱交とかSMとかは嫌いなので――和姦で
母が甘えられるっぽい、かつ女優さんが「研究所」でよく名が出る人を選びました。母子愛
者としてこういう人と一緒にされたくないわあという(心身の鍛錬か素質の足りない)おば
様方も結構いましたがこっちには見向きもしません(ほんとこれで商売になるのかしらと心
配になったのもありました)。俳優でも探したかったのですが研究所でも話題になったこと
もなかったのでこっちは断念です。
その日のうちに申し込んで数日後、宅配便で三本のDVDは届きました。内容がわからな
いよう包装と表示には気を使って。うんうん、満足です。よかった。これで母子相姦の映像
が見られる――いや、勉強できる。
ありがとう。圭様。このお礼は圭様の作品を熟読することでお返しします。作品のアクセ
ス数を気にしているとのことですので、毎日一回ずつでも頑張りますわ。もちろん、ROM
に全作品はおとしてますけどね。あなたの作品に出会った最初の日にはとっくに。
運良くその日は講師の仕事の入っていない日でしたので、部屋の掃除もそこそこに(すみ
ません。買い物は完全に忘れてしまいました)自室のPCに入れてみました。
でも便利になったものですね。あたしが学生の頃はビデオしかなく、たいていデッキは一
家に一台でしたから、こういうHなのを見るには他の家族が家にいない時を待つしかなかっ
たのですのに。今なら自室でポンですものねえ――そういう話をしている場合ではないか。
最初に見たのは目と口が大きく、最近話題のモデルさんに似た綺麗な女優さんの作品でし
た。お年はあたしと同じくらいかな? 結構エロい感じな方で売れっ子だそうです。スレン
ダーだけどGカップだそうで。出演作数は確かにすごかったです。このDVDのもほうも
上々で満足いくものでした。
ただ、Gカップというわりには緊張感がない胸でして、これならDでもぱっつんぱっつん
のあたしのほうがつかさは喜ぶんじゃないのかなあ――いや、対抗意識を持っているわけで
はありませよ。お尻も好みによりましょうがそれほどでもなく――いやですから気にはして
はいませんってば。
次は五十代という女優さんです。でもすごい美人な方でして、ウエストは艶っぽく締ま
り、胸も腰も重厚、Hシーンは濃厚。母子ものですがこれなら孫でも欲情するんじゃないか
しら。若い俳優さんを手玉に取っている感じで貫禄十分でしたわ。ま、まだ三十代のあたし
の若さとぴちぴちの前では――ライバル意識で言っているんじゃありませよ。
最後はあたしよりちょっと上かなという女優さんです。これはおっぱいも張ってました
ね。うーーん、あたしといい勝負かもしれない、大きさのほうも。Hシーンはダイナミック
で野性的ですらありましたわ。ああやってつかさに犯されて乱れるのもいいかもしれないな
んて思っちゃったりして。でも、ちょっと目つきが怖いのが気になりましたけど。やっぱ
り、“母”なんですから慈愛を感じさせる表情は必須ですよね。あれじゃあ愛人か何か向き
で――いけない、また何か比べてしまいましたね。
初めての母子相姦映像(フィクションですけど)ですので、ついついついついつい見なが
ら結構“忙し”かったんですが、気になるとこは気になってしまって……オナニーし続けた
割には文句が出るとこは出るんですね。いずれも買って得した! という秀作ぞろいでした
けど。
全部見終わった頃にはもう夕方になっていました。三本一気はちょっときつかったなあ。
もう腰ががくがく乳首が腫れちゃって家事どころじゃありませんわ――ちょっと反省。
あと、まあ売り物のせいでしょうがHシーンそのものはパターンがあるんですね。たいて
い息子が積極的で母が抵抗しながらもそれに応えるっていう本筋から、SEXのテクニック
まで。まず、お口――フェラチオは必須なんです。みんなやってました。うーーん。ママに
おちんちんを舐めてもらうと息子は嬉しいのかなあ。息子のおちんちんを頬張るママの顔は
変だけどやっぱりいやらしくはありましたけど。痛いんじゃないかっていうくらい激しく動
かす女性もいたっけ。バキュームとか言うんですか?
問題はあたし、お口でしてあげたことがないんですよねえ。唯一の男があのゲイでしたか
ら要求も許可も無かったんです(噂によるとあいつはフェラチオをするほうだったらしいん
です)。DVDで見たとおりで良いのかしら? モザイクかかっているから詳しくは見えな
いんですよ。舌と喉でやるんだろうけど――歯をたてたら、さすがのつかさでも怒るだろう
な。
パイズリ――おっぱいで息子のおちんちんをはさんでしごくのも皆さんやっていました
が、これは見よう見まねだけど何とかなるかなあ。あたしパッチパチのDカップなんです。
本物のメロンクラッシュ! できますわ。おっぱいなら少々力をいれても痛くないでしょう
し。
それから最後は顔射が多いなあ。ちゃんとやっていますって証明かな。せっかくの息子の
ミルクだから全部母体で受け止めるのもいいと思うんだけど。顔にかけるのが男の優越感や
征服感みたいにも見えましたしね。
あと気になったのはクンニですか。あんな女の“恥ずかしい”とこを舐めてもらうのが。
ああ、なんていやらしい。だって、女の体の中で一番恥ずかしいとこですよ? 同じくらい
敏感で気持ち良いとこで――そんなとこをあの可愛いつかさにねっとりと舐められると想像
しただけで、あたしもう……
唯一苦情を申し上げれば俳優のほうにももう少し気を使ってください。はっきり言って美
しくありません。全部見ましたが、つかさの顔で想像しなかったらオナニーするほどのれな
いんじゃ……すみません。またはしたないことを。
「あれ、今日はお寿司取ったの?」
「う、うん。ちょっとママのほうで良いことがあったからね。寿司の出前にしたの」
「お仕事のほうで?」
「お仕事というか・・・・・・ま、最近ずっと探していたのがやっと手に入ったのよ」
「ふーーん。良かったね、ママ」
帰宅後、何も疑わずにあたしのお祝いを喜んでくれる息子をあたしは思わず抱きしめてし
まいました(嘘はついてないもんね)。つかさはそれを恥ずかしそうにやんわりとふりほど
き自室に戻ります。その後姿をあたしは涙以外で濡れた目と体で熱く見つめるのでした。
かくして、おかげさま(主に研究所様の)で普通の母のあたしも近親相姦についてそれな
りの知識を得ることは出来ました。ありがとうございます。関係各位には深く御礼申し上げ
ます。だって、こんな知識は保健体育やカルチャースクールでは絶対に得られないものです
からね(得られたら怖いわ)。
個人的にも安心もしました。特に息子に恋することが許される世界や同じ夢を持つ方々が
あまた存在することを知ったのは大収穫です。一人じゃないんだと思うだけで安堵と――や
る気がわいてくるものなのです。
そういうわけで次は実践編です。
母子相姦と一口で言っても結構な種類があることは研究所で学習したとおりです。それこ
そSMだの近親陵辱だのの勘弁して路線から純愛、コスチュームマニア、甘々ラブラブ、赤
ちゃんプレイのちょっといいなあというの、同性愛がらみとか他の家族やよそ様の近親巻き
込みの後の人間関係大変だろう乱交モノまで。いやあまあ千差万別で。
これだけあるとあたしが何を要求してもかまわない気がしますわ。もちろん、世間に出
回っている近親物のお話のかなりは妄想非実話だそうですが、だれだって自分の趣味にそぐ
わないのを妄想はしないでしょうから、実数何分の一でも実際にやっている人達にはこれだ
けの広がりはある世界なのでしょう。DVDのほうもその趣味の反映でできているのでしょ
うし。
ちなみにあたしの希望としては――
やはり“受け”がいいですわね。可愛い息子に恋焦がられ迫られるタイプ。つかさは世界
一可愛いからこれがベターだと思います。だからあたしのほうは美少年に愛される清楚で淑
やかな“美聖母”ですね。理想は処女母マリア様でしょう。うーーん、自分でも怖いくらい
似合っていますわ。
ただこの場合、問題がひとつあります。なんてったって聖なるマリア様ですから、あたし
から迫れないんですよ。つかさに「Hしようよお」なんていうのは母としてはしたないで
しょう。イメージが壊れますわ。ここは是非つかさのほうから「ママ、お願い。ママが欲し
くてたまらないんだ!」と言わせる必要があるのです。
でもそれってどうやったら出来るの?
現実としてつかさはあたしに子猫のようになついてはいます。二人きりの家族ですからね
え。反抗期なんてのはなかったし、あれほどもてているのに特定の“彼女”をつくったこと
もないし、買い物でも何でも「来て」と言えば必ず来てくれるし、街を母親と仲良く歩くこ
とを嫌がったことは一度もないし。
でもそこから先はねえ。いくらあたしでも仲の良い母子と母子相姦までにかなーーりの距
離と世界の違いがあることはわかります。さてさてどうしたら、それをのりこえられるので
しょうか?
自分で考えてもわからないことは先達に聞くことです。言うでしょう? 『聞くは一時の
恥。聞かぬは一生の損』って。幸い、あたしには『研究所』という世界屈指の専門機関があ
ります。ここでそこらへんを質問すればいいんだ。うんうん。
問題はこちらにいらしているどなたに聞くと良いかですね。
『研究所』で一番偉いのはもちろん「管理人さん」です。しかし、この方、確か兄妹派な
んですよね。母子派じゃないんです。今回の相談相手としてはいかがなものかと。
では、他の常連さんですと――
『研究所』に掲示板はいろいろありますが、実は“告白”のほうはちょっと遠慮しました。
何故? と言われるかもしれません。実際に近親愛の方々の体験談コーナーですからねえ。
経験者ということでは相談相手には的確でしょう。ただ、ちょっと、うーーん。なんていう
か、告白なさっている内容があたしの希望の世界じゃないんですよ。お母様を虐めるのとか
もありますし、リアリティにかけるのもありますし。まあ、「告白の真偽は問わない」ルー
ルだそうですから、そこらへんを追及してもねえ。
で、注目したのが小説欄です。こちらの常連さん達のほうが何か詳しそうだったのと(あ
るいは近親愛について勉強していそう)、フィクションと宣言している分、冷静な筆致なの
を買ったのです。常連さんも長い人が多かったですし。
具体的には、DVD購入でお世話になった圭さん、翻訳作家の忍びの者さん。両刀使い
(誤解されそう。いや、上下左右押えている人ですが)素浪人さん他のべ十人弱のお方たち
ですね。その中であたしが選んだのはばりばりの母子派のrenkaという方でした。
理由は? 屈指の古参ながら最近滅多に出さないんですけど過去の作品はそろってもろあ
たし好みの甘甘スイーツであることと、この方だけが女性ぽっかったことですね。
ただ“女性っぽい”については多少の説明がいります。掲示板上では「renka姐」な
んて呼ばれていますし、文面も女口調なんですけど、過去(デビュー時)に遡ってみると、
必ずしも女じゃないんですよ。中性的でねえ。チェックしていったところ、次第に女になっ
ていくような感じでした。何故?
考えられるケースとしては次の三つでしょうか。
1 本当は男で俗に言うネカマである。
2 本当は女で最初は男のふりをしてきたが、慣れてくるにしたがって安心して本来の
性別に戻った。
3 最初は男だったが、途中から女に入れ替わった。
この中で言えば(1)が普通かな? でもそれなら何故途中からカマになったのかがわかり
ませんね。ネカマなら最初から女で通さなきゃ意味ないでしょうし、母子相姦愛好者なら性
転換はしませんよねえ。一応、ここはゲイの近親相姦(男同士でもそう言うのかしら?)は
お断りのようですし。(個人的事情からゲイは百年くらい勘弁!)
だとすると(2)が一番可能性高いかなあ。やっぱり、女の身でこういうHなとこに来るの
は勇気がいるのでしょう。あのレンタル屋でのアダルトコーナーの粘つくような空気を思い
出せばあたしにもたっぷり実感できます。好きとはいえ(常連どころか“古参”になるくら
いですから――ウフフ、姐さん、お好きなんですねえ――あたしなんかほんのひよっこで。
ほほほ)、女性ならそれなりの警戒はするでしょう。万が一にも身元がばれたりしたら私生
活大変でしょうからね。きっとそうなんでしょう。
でも個人的に信じたいのは(3)ですね。いや、何か素敵なドラマがありそうじゃないです
か。
例えば最初は美しい実母に恋焦がれる美形の息子がその慕情を小説の形で発表していたん
だけど、やがてパソコンのアクセス履歴から母がその事実に気づく。懊悩の末に息子の愛を
受け入れる決意をし、その証に同じHNで母の書いた母子相姦小説を投稿。ついにそれに気
がついた息子が、その夜――
うーーん。たまりませんわ。ほんとrenkaさんの小説みたいなお話。だからこれに決
定! 理由は一番面白そうだから。以後、renkaさんは幸せな母子愛カップルとするこ
とにします。
えっと、そういうわけでrenkaさんに相談することにしました。方法としては――こ
ういう趣味の世界ですから、まあすぐメールというわけにもねえ。研究所の掲示板という手
もあるのでしょうが、話長くなりそうですし。プライベートなことを公示するのもどうか
と。
というわけでここは電子私書箱にしましょう。
電子私書箱についてはご存知ですね? 研究所のほうでユーザー間の相互連絡用に管理人
様が用意していただいているもので、見た限りでは自分用を登録している方は少ないようで
すけど(恩人圭さんも作っていらっしゃらない。何ぁ~故ぇ~? 御礼とかいろいろ言いた
いことはあるのにぃ)、幸いrenkaさんは初期の頃から設定しています。あたしはそこ
へ早速お手紙を差し上げることにいたしました。
「拝啓。はじめまして。renkaさん。
あたくし、bombと申します。一児の母です。最近、当研究所に来た初心者ですが、
renkaさんの作品は全部読ませていただき、たっぷり堪能いたしました。甘い甘い大甘
極甘至高の甘味が大好きです。最近、ちょっとお休み気味のようですが、復活を心よりお待
ちしております。
さて、ところで実は一つご相談いたしたいことがあります。いや、我が家のことなんです
が。
普通の母子家庭において、renkaさんの小説みたいなラブラブの母子関係になるのに
はどうしたら良いのでしょう? 何か秘訣があったら教えてください。具体的なアドバイス
欲しいです。ちなみに母子仲はとても良いほうです。」
うーーん。ちょっと言いたいことのみのダイレクトすぎるかなあ。でも電子私書箱には文
字制限があるしぃ。こういう研究所の愛好家同士なんだし、ま、いっか。
あたしはrenkaさんの私書箱に送信しました。講師が休みの平日のつかさが学校に
行ってからですから午前十時頃ですか。返信用のあたしの私書箱はHNのとおりにbomb
にしました。bombとはどういう意味か? とか言っているそこのあなた方はこのお話を
もう一度最初から読み返してくださいな。
送信後、三十分おきくらいに自分の私書箱をチェックしましたが、お返事はなかなか届き
ません。どうやら昼間は駄目みたいですね。仕事しているのか。そういえば仕事で英文を読
むのが嫌だとか、どっかで愚痴っていたなあ。やっぱりうちと同じ母子家庭のママさんなの
かしら。小説のほうもそういう設定多いいし。
「ただいま。あれ、今晩のご飯は?」
「あ、ちょ、ちょっと待ってね。今すぐ作るから」
「またあ? まだ何もしてないなんて。何か仕事を持ち帰ったの?」
「え? えええええ……ま、まあああそんなものかなあ。ちょっとママ忙しかったの。
おほほほ……」
夕方になり、部活を終えたつかさが帰宅してきました。あたしは出来るだけ平静な顔で二
人分の夕食の支度をしながらも私書箱チェックはし続けたのですが、まだまだ来ません。後
片付けが終わり、つかさが入浴し、後は勉強のために自室に入った頃にようやくrenka
さんからお返事があたしの私書箱に届いたのでした。
『はじめまして。bombさん。renkaです。お手紙読ませていただきました。
拙作を全部読んでいただけたとのことで恐縮です。実は女性の読者の存在が確認できるの
は稀有なことでして、ましてお喜びいただけたのでしたら光栄かつ大変嬉しく思います。
さて、ご質問の件ですが――まずはおめでとうございます、と言うべきでしょう。肉親に
そこまでの愛情を感じられていることに。まだ肝心の――失礼、メインディッシュの○○の
ほうは未経験のようですが、心より応援いたします。頑張って下さいませ。
え~~でも、具体的な方法についてはなんと言って良いのか。もうちょっと詳細な情報が
ほしいのですが、この研究所ではそこらへんは危険ゾーンですからねえ。ここでのマナーと
してプライバシーはあたしにも明かさないよう願います。
まあ、推測するに仲の良い母子でbombさんは乗り気(恋慕?)ながら、息子さんが近
親愛までは意識していないということでしょうか? ならば、一般論として、母も“女”で
あることをわからせることから始めたらどうでしょう。まずはそこからですよ。
幸い、異性を心と体で感じたことを女は“触らない”とわかりませんが、男は“見れば”
わかりますからねえ^^。
続報お待ちしております。頑張ってくださいませ。素敵なママさま。あなあなかしこ』
おおおおおっ! renkaさんのお返事だ。しかもなんと優しいお気遣い! ちょっと
以上に嬉しい! でもプライバシーは駄目なのかあ。アドレス送ってメル友になろうかと考
えていたのにぃ。ま、しかたないか。一応、アダルトサイト内の付き合いだしなあ。個人
データを悪用されたらいろいろ面倒なことになるのでしょう。
アドバイスとしては――”女“をわからせるですか。言われてみればそうよね。母子で恋
愛関係になりたいんだから、母子と同じくらい男女でなくてはならないし・・・・・・renka
さんの小説もたいていそうだったなあ。
でも問題はどう何をやれば良いのかしら? 今、ふと気づいたのだけど、あたし女子校育
ちですぐ見合いさせられてすぐ結婚したから前夫以外の男ってほとんど知らないのよね。し
かも唯一の男はゲイだったし・・・・・・これってひょっとして実質全くの初心者ってことなので
はないかしら?
やばっ!
「お返事ありがとうございます。bombです。貴重なご意見もいただきまして感謝いたし
ます。
ただ、まことに恐縮ですが応用実用には少々以上に不足しております。renkaさんの
お教えがではなく、こっちのあたしのほうが。
そこでまずあたしのほうの事情を申し上げます。プライバシーは云々でしたが、これだけ
はお伝えせねばご考慮もできないでしょうから。
あたしはバツイチですが結婚生活はほんの数ヶ月です。前夫が実はゲイでして。しかも高
卒ですぐ結婚でしたから、実は男性経験がそのゲイ以外ないんです。ひょっとしたら今の息
子が初恋かもしれないくらい。ですから、女をどう見せるかについても基本的に初心者なん
です。具体策なんか想像も出来ません。
そして今の“初恋”だけは成就したく、それこそこれが最後の恋になってもかまいませ
ん。いや、むしろそれが本望です。
お願いします。出来の悪い弟子にお教えいただくようにわかりやすいアドバイスをお与え
くださいませ。」
速攻で続報――てゆーか続質問を送りました。女としてかなり恥ずかしい内容だとは思い
ましたが、正直わからないんだから仕方がありません。ああ、こんなことなら○ン○ンの
SEX特集とか○キー○の艶―○とか購読しておけばよかった! 最近、本屋で見かけた時
も「あたしにはつかさがいるんだからそんな欲求不満女の本は不必要よ」なんて余裕持って
いたもんだから……後悔先に立たず。
ちなみにrenkaさんがおっしゃていた『異性を心と体で感じたことを――云々』につ
いても意味がわかんなかったので聞こうかとも思いましたが寸前で気づいたのでやめまし
た。そうよね。確かに男は“来た!”ら見ればわかるわよね。それこそパンツの上からも
――
……はしたない話題ですみません。でもネタをふったのはrenkaさんですからね。
送信後、今度はそれこそ五分――いや三分おきくらいに私書箱をチェックしました。でも
なかなか返事が来ません。ここらへん私書箱の欠点ですねえ。チャットみたいにはいかない
ものです。早くしてよねええ! と万が一にもつかさの部屋には聞こえないよう気を使いな
がら唸ること数時間、ようやく十二時前にお返事が届いたのです。
『早速のお返事というか続報ありがとうございます。ちょっとびっくりの内容でした。いい
ですねえ、初々しくて。うまくいくと息子さんは乙女なお母様とラブラブになるのですね。
すごい! 綺麗! 素敵! ほんと小説にしたいくらいにあたしにもろ好みです。いらっ
しゃたんですねえ。そういう幸せな母子様が。
ただご質問の具体的な方法については――あたしも手練手管に詳しいほうじゃないんでし
て(あんまり遊んでないんです。体育会系で^^)。ここは一般論(母子愛の一般って何?
^^)で意見を述べさせていただきます。
まず、前文書の“女を感じさせる”ですが、そもそも日本において母子愛はメジャーじゃ
ありませんよね? ですから普通、息子は母を“女”としては見ないのです。もちろんそれ
では母子愛には発展しません。
ですから、まずbomb様がなさるべきことは、とにかく母子愛という美しい世界がある
ことを息子さんに知らせることでしょう。それを知って息子さんが良い悪いをどう判断する
かが問題ですが、そこで好印象が得られたらそれからbombさんが母である以上に女であ
ることを教えてあげる――
という段取りになるのではないでしょうか?』
renkaさんらしいというかなんと言うか――ある意味論理的なアドバイスですね。そ
うか。まず母子相姦そのものがマイナーというか認識外ですから、そこから教えなきゃ、マ
マに恋情までいかないんだあ。なるほど。とにかく恋愛の対象となりうると思わせなければ
ならないのか。確かに男がみんなゲイで恋愛対象外だと習っていれば男に惚れる女は激減す
るでしょうからねえ。実体験としてよくわかります。
ただここでrenkaさんに苦情を申し上げたいのは肝心の具体策がまだ抜けていること
です。いったいどうしたら息子に、母子愛の世界を教えられるのでしょうか? まして処女
母マリア様路線狙いのこのあたしに? こっちから積極的に説明するのはどう考えても下ネ
タがらみになりそうで聖母としては絶対NGでしょうし。
さらにその後の“母が女であると知らせる”については質問したのに答えていらっしゃい
ませんね。シカトされたのか、言いにくかったのか、わからなかったのか――まあ、ぶっち
ゃけ、あたしは生まれた(母&息子)時から女ですから、性別が女であることはあたしもつ
かさも常識となっています(当たり前よ)。その上で更に――いや、今更“女”をアピール
しろと言われても……具体策は難しいなあ。色気があるとわからせろってことかな? でも
どうやって? 服装から変えていくのかな? 露出を増やせとか……それで足りるかしら?
それに理想はつかさにかしづかせながら、あたしへの憧れみたいな恋情をいだかせること
なんですからねえ……見せりゃいいっていうやりすぎは逆効果でしょうし……。
答えの見つからないあたしは勉強というわけでもないんですが、この夜はrenkaさん
の作品を一通り再読してみることにしました(ま、ちょっと自分で――Hなこともしまし
た。だって読んでいるのはポルノなんですもの)。
翌日、つかさを学校に送り出してからも、昨夜の続きです。いや、作品は結構ありましか
らねえ。それがすんだら他の(圭さんとか忍者さんとか素浪人さんとか)にも手を伸ばしま
す。でも、うーーーん、あたしが使えそうなのはないなあ。手としては他の近親相姦者を見
せて刺激するというのがあちこちであったけど、そんな人達、実際には知らないしなあ。こ
のマンションは母子家庭とか多いけど、こんな夢を持っているのはうちだけでしょうしね
え。
「あーー考えすぎで知恵熱がでそう」
そうつぶやいたのはお昼過ぎ――ちょうど作品に一通り目を通し(はい、手を遊ばせてい
なかったとは申しませんよ)てから、例のDVDでも見ようかと思った時です。そこでふと
全身がとまりました。自分の台詞と行動にぴん! ときたのです。
まさしくそれは啓示でした。
「あれ、どうしたの? このディスク? CD?」
この日、帰宅したつかさはリビングのキャビネットの上に置いてある三本のDVDにすぐ
気がつきました。
「あ、駄目よ、それ。うちのじゃないから」
キッチンからあたしがのんびり注意します。夕食の準備中ですから顔を微妙に向けずに。
もちろん意識してです。この時の会心の笑みをつかさに見られたら怪しまれてしまうじゃな
いですか。
「うちのじゃないって?」
「今日、ポストに入っていたのよ。心当たりはないんだけど」
あたしに止められて何となく手をだしづらい顔でつかさが見ているのはもちろんあの母子
相姦DVDです。パッケージは外して普通のケースに入れてありますから見た目にはなんの
ディスクかわからないでしょう。
「入れた人が間違えたんだと思う。一階のポストだから。階違いか部屋番違いのおうちに届
けるつもりだったんじゃないの」
「ふーーん」
興味を失ったつかさの声です。あたしの中の悪戯心がにんまり笑いました。ふっふっ
ふっ。ついでにちょっと顔を向けます。つかさはまだ気づいていません。ふっふっふっ
ふっ!
「じゃ、ご近所に聞いてまわらなきゃ」
「それが出来ないのよ」
「なぜ?」
「アダルトのHなDVDなの」
あたしとしては精一杯の演技力で普通の声を出したつもりでしたがうまくいったかどう
か。幸い、台詞の意味にびっくりしたつかさは不自然さに気がつかなかったようです。
「え? え? ええっ? アダルトぉっ?!」
「うん」
わざと明るい笑いをこめながら言うのにあたしは精一杯でした。
「一応、中を確認したんだけどね。三本ともDVDで三本ともアダルトだった。しかも近親
相姦ものなの」
でないと濡れたような声になっていたでしょう――だってぇ、「近親相姦もの」という単
語だけでもけっこう恥ずかしかったんですものぉ。
「綺麗な女優さんだけどママくらいの年齢の人とその子供みたいな俳優さんが出ていてね。
ま、そういうことをしているDVD。最後まで見てないけど」
「……」
つかさは声も出ません。
「だからねえ。『こちらのDVDはそちら様のものじゃないんですか?』なんて言い難いの
よ。ほら、このマンションってうちみたいな母子家庭多いでしょう? だから違ってもなん
だし、本当の持ち主だったらそれこそお互いに気まずいし」
そう優しく言われてつかさはぎこちなく首をたてに振りました。
「まあ――」
ここからが正念場です。さらに明るく、清潔に次の台詞を言わねばなりません。
「そういう趣味についてはとやかく言うつもりはないんだけどねえ。他人に迷惑をかけず本
人達が幸せなのなら、別に悪いこととも言えないんだし」
キッチンを向いておたまをとりながらさりげなく言いました。え? というつかさの驚き
の空気が背中に確かに伝わります。そこでわざと振り返ります。つかさの表情を見たかった
のです。にっこり微笑んだのは好奇心と“うずき”を隠すためでした。
「あら、どうしたの?」
あたしのつい今の台詞につかさは唖然としていました。でも嫌悪の表情ではありません。
頬も真っ赤です。『母子相姦』というものと、それをあたしがどう考えているのかを知った
驚愕でしょう。頬を染めているのは恥ずかしい“だけ”ではきっとないはずです。
「そろそろ晩御飯できるわよ。シャワーしていらっしゃい」
第一段階成功! という心の叫びを聖母の笑顔で隠してあたしは優しくつかさにそう言い
ました。
母子相姦をあれだけあっさりと言い切られて、しかもそれ以降忘れたように日常生活に
戻ったあたしにつかさはだいぶ驚いたようでしたが、それ以上、自分から話を蒸し返すわけ
にもいかず、それなりにぎこちなくいつもどおりの息子でいました。
ちょっと会話の少ない夕食後、いつもどおり片づけを終えたあたしはつかさにお風呂を勧
めてから自室に入ります。この場合のポイントは例のDVDをそのまま置きっぱなしにした
ことです。つかさもラップトップPCは持ってますし、それはDVDも見れる奴です。この
ままにしておけば、第二段階としてきっと次の行動があるでしょう。健康的な男の子なら。
翌朝、さらに会話の少ない朝食後につかさを送り出したあたしは早速、キャビネットの上
のDVDをチェックしました。もちろん昨夜と同じように置かれたままです。触った形跡は
ありません。触って戻したのかもしれません。しかし、そのDVDケースの端にはあたしの
髪の毛を小さく切ったものを貼ってあり、開閉すれば外れてわかるようになっていたことま
ではつかさにはわからなかったはずです。
「おおっ! あたりがあるうう!」
ありました。髪の毛が外れていたのです。三本のうち一本でしたが、確かに外れてまし
た。これを昨夜、つかさが――あたしの息子がこっそり見たことは状況からして確実でしょ
う! (まさかディスクを手にしただけであきらめたなんて男らしくないことはないわよ
ね?)
フィッシングで大物を釣った人の気持ちとはこういうものでしょうか。あたしはシロナガ
スクジラでも一本釣りしたような高揚感でそのDVDを自室にもって行きました。何のため
ですって? もちろん見るためです。それは例のGカップ熟女優の作品で、これをつかさが
見たかと思うともう一度、見なくてはいられない心境だったのです。
「ああん……」
何十回も見た映像なんですが、今までで一番燃えました。だって、つかさも昨夜これを見
たのですから。そう思うとまるで今ここにつかさがいて一緒に見ているような気すらしてき
ます。また、この女優さんの美貌と裸体と痴態につかさが何をしたかと思うと――もうたま
らないほどの新鮮な嫉妬すら感じてしまったのです。
恥ずかしいことですが、DVDの最後までずっとオナニーをしてしまいました。
DVDは元の位置に戻しました。髪の毛をもう一回貼って。後は普通のママにもどります
(もちろん、ふりだけね)。
その日も帰宅したつかさは言葉少なげでして、でもまた翌朝チェックしてみると別のDV
Dの髪の毛が外れていました。その次の日も同じようにまた別のDVDが。ある意味律儀な
息子ですね。一日一本づつなんて。まあ、どれも百分以上はありますからそれはそれで十分
なのかな? そこらへんの男の子の生理はまだよくわかりませんわ。あたしだったら、半日
で三本くらい――
ま、とにかくこの三日の実験でつかさが母子相姦に興奮――いや欲情するのは確認できま
した。『実の母親とするなんて!』という拒絶もないみたいですね。しめしめ。実験は大成
功です。
ここで第三段階です。
「ついに今夜決行! 密かに母子相姦DVDを見てオナニーする息子のもとへ実母が突如奇
襲をかけ、そのまま母子愛へとなだれこむ!」
――なんてことするわけじゃありませんよ。そういう小説もあったし、ま、それはそれで
悪くは無いけど、それだといまいちあたしのイメージじゃないんですね。『淫らな母親が息
子を喰っちゃった』みたいで。それにいくらお世話になった(母子ともども)女優さんとは
いえ、あたし以外の女におちんちんを固くしている息子なんて、なんかすごく嫌でしたし。
ではどうするですって? 答えはさっきでましたよ。
キーワードは「知恵熱」です。
「あれ? ママ。どうしたの?」
帰宅したつかさはパジャマ代わりの浴衣で布団に横になっているあたしを見て心配そうな
声を出しました。
「う……ん。ごめんね。ちょっと熱っぽくて」
弱弱しく可愛らしくあたしは言います。つかさの表情が本気で曇りました。ううん、こう
いうところがメチャ可愛い!
「風邪ひいたの? 大丈夫?」
風邪じゃないの。今日はあの母子相姦DVDをずっと見ていたもんだから、体の全部が熱
っぽいの。しかも今日はこれからの為にオナニー禁止にしているし――なんてことは事実
だけど言えません。
「ちょっとね」
あたしは微笑みながら言葉をにごしました。つかさの心配げな顔がさらに深刻になりま
す。それを見て優越感にひたるあたしは悪い母でしょうか? (可愛い母と言いなさい!)
「晩御飯は出来ているから食べなさい」
「……うん、わかった。後片付けは僕がしとくよ。ママ、何かほしいものは無い? 僕、
なんでもするよ」
本当にぃ?
「ありがとう。じゃあ、ご飯とか全部が終わったら来て。ちょっと頼みたいことがあるの」
入浴から夕食から片づけからを全速力で終えたつかさがあたしのとこに来たのはまだ午後
八時前でした。夜はたっぷりあります。さらに幸運なことに今日は金曜日なのです。
「ママ。終わったよ。頼みって何?」
真剣につかさがあたしを覗き込みました。ものすごく素敵な光景です。まるで騎士にキス
を迫られる眠り姫のように。ありがとう、つかさ。もうママはあなたのものよ。
「ちょっと悪寒がするの」
「やっぱり、風邪? 暖房しようか?」
「心臓もどきどきするし」
ま、これは期待のせいですけどね。
「ヒーターか何か持ってくる?」
「ううん、そういうのはいらない」
「じゃ、どうしよう?」
「だっこして。ちっちゃかった時みたいに」
ものすごく甘えた声だったので、つかさは一瞬なんのことかわからなかったみたいです。
「え? だっこって……」
「ぎゅっ! と抱きしめてくれるだけでいいの。それでママ落ち着けるのよ」
掛け布団の端からほとんど目から上だけ出して甘えました。ようやく意味がわかったつか
さが明らかに動揺しています。くすくす、可~愛いぃ。
「で、でも……」
慌てるのは何故でしょう。実の母と子です。だっこ程度のスキンシップは自然でしょう
に。それなのに動揺するのはスキンシップ以上のことを妄想したからに違いありません。
やーーい。H!
「早くお願い。どきどきがとまらないのよ」
「う……」
とぼけたって駄目。証拠はあがっているのよ。あの母子相姦DVDを全部見たことはわか
っているんですからね。おほほほほ。
「駄目なの?」
「いや、そういうわけじゃあ……」
「じゃ、お願い。眠くなるまででいいから」
はたして今夜眠れるかしら?――お互いに。
「……うん。わかった」
ジャージ姿だったつかさでしたが、あたしのおねだりで脱いでくれました。さすがに布団
にはいるんですからね。Tシャツとパンツ姿になったことに他意はありません。あたしがい
つものように浴衣を着ているのは和服がお仕事の日舞・茶道講師での仕事着(勝負着?)で
なじみが深いことと、さらに目的があってですけど(脱がせやすいしぃ……)
「嬉しいわ。つかさとこうぴったりしていると何かすごく懐かしい気分になるのよ」
「そ、そう?」
布団の中で横になって向き合い、ぎゅっと母子で抱き合います。まだ身長はあたしのほう
が高いのもあって、あたしが抱きしめるみたいな形かな。可愛いい息子だこと。ほんと食べ
ちゃいたい(もうすぐよ)。
「……」
特にそれ以上会話も無く、二人でじっとしていました。あたしはそれなりの幸福感のせい
もあります。つかさは緊張と――あのせいでしょう。
「――」
予想より早くそれは来ました。つかさがもぞもそ体を捻り始めたのです。“あれ”を悟ら
れないために決まっています。あたしはすかさず太腿を動かしてそこに――つかさの股間に
あてました。
(わあおうっ!)
ありました。疑いようのない、ごまかしようの無いそれが。はっきりと石のような硬さを
持って、パンツと薄い浴衣の布地越しにもほんと火傷しそうなまでに熱い、男の子の
“本能”の意思表示が――
つまり“勃起”が!
(……)
この瞬間のあたしの気持ちは男性にはわかってもらえないものかも知れません。正直、自
分でもここまで感動するとは思っていませんでしたから。きっと最愛のものが自分に劣情を
もよおしているということはあたしの人生では初めてだったからでしょう(かえすがえすも
あの最初の失敗結婚が恨めしい)。
相手としてつかさなら文句はありえませんし、そのつかさがはっきりと――母と抱き合っ
ただけどここまで力一杯男らしさを見せていることに母性と女性が絡み合ってちょっと涙が
出そうなくらいの感動を与えたのでした。
「……」
感極まっているうちにふと気づくとつかさが体を一生懸命捻り、何とか恥ずかしい自分の
部分を遠ざけようとしています。甘い、ふっふっふっ。あれだけあってここまできて、そこ
で逃してたまりょうか。
「どうしたの? つかさ。もっと”ぎゅっ!“として」
あたしは甘えて囁きました。息子を抱きしめる両腕にも力を込めます。つかさが目を白黒
させているのが良く見えました。
「え? ……でも……」
つかさとしても困ったでしょう。母に抱きしめられながらも股間のおちんちんは勃起し
きっています。もちろん、この母の女体に欲情して。息子としてそれを知られるのは――
「いいのよ。困っちゃっているんでしょ?」
もっと虐めたかったのですが、ここらへんで許してやることにしました。――だってあた
しも限界だったんで……
「ここが大きくなって」
そう言いざまにあたしはつかさの股間のおちんちんを――まっすぐな棒と化したそれを右
手でむんずと掴みました。
「きゃっ!」
女の子のような悲鳴がつかさからもれます。あたしだって実は叫びたかった。握ってわか
ったんですけどそれほどまでにつかさのおちんちんは大きく硬く――DVDの俳優さんの
より(モザイクではっきりしませんがたぶん)立派で逞しかったのです。パンツの上から
だというのに、こいつう、子供の癖に……
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと。ママ……」
「いいのよ。恥ずかしがらなくても。男の子だからしょうがないわよね」
実母が息子の勃起を握り締めるという想像以上の事態に全身でうろたえるつかさにあたし
は慈母の威厳を持って優しく囁きました。言うほど余裕があったわけではありません。つか
さなみにうろたえたくなるほどの喜びと嗜虐と興奮を必死に自制してのことです。
「つかさも大きくなったのねえ。気にしなくていいのよ。自然なことなのだから」
「……」
「でもこれを小さくするのを自分でしちゃ駄目よ」
怒らなかった母に真顔でそう言われ、つかさは目を通常の六割増しで見開きました。
「え? なんで?」
もったいないないからに決まっているでしょう!
「自分でやると歯止めがきかなくなるでしょ? それこそ何回でも止まらなくなるものなの
よ」
あたしのオナニーがそうでしたからねえ。
「で、でも――」
「心配しないで。ママが“して”あげる」
どう反応して良いかわからないでいるつかさのおちんちんをパンツを下げて(ぐいん!
と)出してからあたしはそっとさすりました。あたしだって初体験なんです。男の“おちん
ちん”を手伝うなんてのは。でもつかさが硬直している分、なんとなく余裕がでたのは母と
しての責任感でしょうか。(女の悪戯心かもしれない^^)
「う……」
「大丈夫。ママにまかせなさい」
予想以上に大きく(子供の癖に!)、想像以上に熱い(これはあたしの魅力のせいだから
許す)つかさのおちんちんをあたしは丁寧にしごきます。どの程度に力を入れればいいのか
なんてまったくわかりません。一応“急所”ですからあんまり強くすると痛いんでしょう
し、かといって柔らかぎるのも――“ゆるゆる”とか言われる女性もいますしねえ。
でもそんな配慮は無用でした。
「ま、ママ……」
数分も持たずにつかさがか弱い声をあげたのです。
「ん? どうしたの?」
「や、やめて」
「え? どうして?」
「で、出ちゃう!」
なにがあ? と聞く余裕はありませんでした。あたしの手の中でつかさのおちんちんがび
くびくっ! と暴れだしたのです。さすがに次に何が起こるかはあたしでもわかります。つ
かさが絶頂って、ここから白い――え? もったいない!
「わあ!」
つかさが悲鳴を上げました。絶頂ったからではありません。あたしが急に体を入れ替え。
つかさの股間に――いやおちんちんをぱっくり咥えたからです。そしてその数秒後、つかさ
のおちんちんは爆発しました。
(うーーーーー)
あたしの口の中一杯につかさの――青い香りと味が広がります。恥ずかしがっていたくせ
につかさのおちんちんからはどくどく音を立ててそれは止まりません。あたしだって、一滴
でももったいないから口をすぼめ、舌で舐めまわしておちんちんから搾り取るようにつかさ
の“ミルク”をすすります。
「ま、ママ。そんなことまで……」
感極まったつかさの声がします。素直に感動しているようです。ちょっとほっとしまし
た。いや、思わず、もったいなく飛びついちゃいましたが、母としてはしたない仕草ではあ
りましたので――
そういやフェラチオどうしようとか心配していたのに。うーーん、勢いって怖いですわね。
「うふん。気持ち良かった?」
息子のおちんちんを全部吸い尽くしたあたしは可愛く(ちょっと遅いかもしれない)小首
をかしげながら、息子に向き直りまた抱きしめました。つかさは呆然と、頬を紅潮させてこ
くこくとうなずいています。母の愛撫とフェラチオに感動したのでしょう。しめしめ。
「これからもこんなになったら言いなさい。ママが綺麗にしてあげるから」
綺麗じゃないだろう――でしょうが、まあそこはあたしの母としてのイメージですよ。な
んたって清楚が目標なんですから。
「じゃ、まただっこして。あたしが眠るまで」
白々しくそうあたしは要求しました。つかさも困ったでしょう。実母の体に反応して恥ず
かしくも勃起しさらに実母のフェラで射精までして、さらに全部飲まれてから――また子供
のようにだっこしてなんて要求されているのですから。
「……」
それでも逃げも隠れも出来ず、つかさはぎこちなくあたしを抱きしめます。ここまできて
も自分から獣になろうとは思わないのがつかさのいいところです。さすが天使。でも無防備
に近い、実母の体にまた反応するのだけは抑えようがなかったのでした。
「おや?」
わざとあたしは呆れました。
「あらあら、またおちんちんが大きくなっている。もう、駄目じゃない」
「……」
つかさに声もありません。
「男の子だからって、もう。ママみたいなおばさんに感じちゃってどうするのよ。もっと若
い娘を相手しなさい」
我ながら優しい声です。何せあたしに欲情した証拠を前にしてですから、女として勝った
優越感がたっぷりあります。
「それとも何? 年上が好きなの?」
「……」
「ママくらい年上がいいの?」
実母の優しい声につかさはしばし硬直し――そして確かに小さくうなずきました。
「まあ、趣味は人それぞれだからいいんだけど」
あたしはくすくす笑います。
「でもママと同い年くらいの人を息子の彼女だと言われてもねえ。ちょっと困るかなあ」
「……」
「今、好きな女性もそういう人なの?」
つかさが誰が好きかはもう絶対にわかっています。その行動と反応で。でも、あたしとし
てはそれをはっきりとその口で言わせたかったのです。
「どうなの? 好きな人は? つかさの周りでママくらいとなると担任の先生とか、クラブ
の顧問とか……」
「違うんだ」
ようやくつかさの口が動きました。あたしは小首をかしげて聞く姿勢をとります--万感
の思いを込めて。
「え、えっとぉ、そのぉ……」
頑張れ、男の子!
「ママが好きなんだ。ママが一番好きなの!」
おわかりいただけるでしょうか? あたしにとってはかって味わったことのない感動でし
た。体の芯からの痺れるような衝撃に背骨から手の先まで震えるのを抑えることが出来ませ
ん。息子の愛を受けたこの喜びと余韻に――数分は無言のまま身動き一つ出来ませんでし
た。
自分のことながら無理はないと思います。たとえ近親愛に理解がない人でも、女なら――
母なら、息子のこの告白に感じない人はいないでしょう――少なくとも息子を愛している分
だけは。
「嬉しいことを言ってくれるわね」
あたしは優しく囁きました。母としての威厳と慈愛を込めて――たつもりでしたが、女と
して声まで濡れていたのは確かな事実です。
「こんなおばさんで良いの?」
「おばさんなんて--ママは世界一綺麗だよ・・・・・」
消極的な声で素敵なことをつかさが主張します。うーーん、心の底から嬉しい。もっと大
きな声でもう百万回言って。
「うふふ、ありがとう」
この時、あたしの目も体も――特に女の秘肉や蜜襞に至るまでしっぽりと濡れていたこと
は疑いようがありません。でなくては次の“フライング”はなかったでしょう。
「ほめてくれたご褒美におっぱい触らせてあげる」
実はさっきから乳首のあたりがじんじんしていたからです。もっと後で出す作戦だったの
ですが――でも淫らな母と思われるのだけは嫌なので慌てて「あかちゃんのときみたいに」
と付け加えました。
「え? いいの?」
「お乳はでないけどね。結構綺麗なおっぱいよ」
Dカップたれ無しぱっつんぱっつんの自慢の美乳ですもの。浴衣ですから出すのも簡単。
胸元をちょっと開くだけで――ブラジャーなんかは最初からしていませんわ。
抱きしめたままで、片手で浴衣の襟を引きます。ぽよん、と音を立てて二つの乳房が現れ
ました。乳首がもう硬くなっているのが痛いほどわかります。ほとんど密着したままなの
で、つかさの顔の三センチ前に真っ白なあたしの双つの水蜜桃が突きつけられました。
「……」
「いいのよ。遠慮しないで。赤ちゃんの頃みたいにして」
ちょっとペースが速いわよねえという自覚はありました。予定ではもう少し丁寧に段取り
を踏む気だったんですが――まあ、勢いです。自分でも止められません。
「さあ」
「……うん」
熱く湿った母の声で則されてつかさは小さくうなずき――いきなりかぷりと右の乳房にか
ぶりついたのです。
(え?)
そのままちゅうちゅうと吸います。まずは指からと思っていたあたしはびっくりしました
が、考えてみれば赤ちゃんの頃は母乳を飲むのが目的であって、指で母の乳首や乳房を愛撫
する赤ん坊なんかありえませんよね。うーーん、失敗。言い方が悪かった。
でも、気持ち良さはこちらのほうでしょうから許す!
「うふふ。そうしていると本当に赤ちゃんみたい」
ああ、そこよ! もっと舌で転がして! できれば乳房を揉みながら、吸うのは口一杯に
したほうが気持ち良いの!――なんて感じながら口調だけは子供を甘やかす優しい母でなく
てはならないんですから、清純派ママも大変です。
「懐かしいわあ……」
確かにあたしの胸に一心不乱にしがみつき口を鳴らすつかさの姿はとても懐かしいもので
した。ただ、乳房がうける感触はもう赤ちゃんのものではありません。拙いまでもそれは確
かに母への“愛撫”でした。快感は確かに染み渡るほどはっきりと――
「う……ん、つかさ。ちょっと待って……」
だからあたしはつかさをひとまず押し戻したのです。
「え? もう駄目なの?」
「違うわよ。こっちがまた大変になっているでしょう?」
あたしは笑って手を下に伸ばしました。つかさの股間を掴みます。さっきから太腿に感じ
ていたように、そこにはさっきみたいに――あるいはそれ以上に大きく硬く熱くなっている
おちんちんが母の女体を威嚇するように猛然と起立していました。ママのおっぱいを飲んで
さらに欲情したんですね。頼もしい――いや、いやらしい息子だこと。
「こっちから楽にしてあげるわ」
嘘です。本当はあたしがあんまり胸の愛撫で気持ちよく、このままでは声をあげてしまい
そうで、いやそのまま絶頂ゃいそうだったので、誤魔化すために反撃に出たのです。もちろ
ん、その分のサービスはします。
「ちょっと脱いで立ってごらん」
あたしの言うとおりパンツを完全に脱ぎおずおずと立ち上がったつかさの前にあたしは跪
きます。ちょうど胸元あたりにつかさの腰が、顔あたりにほとんど直立したおちんちんがあ
たります。近くで見るとすごい迫力です。前夫のものなど(あんまり直視したことはないん
ですけど)とは比べ物になりません。逞しくて、大きくて、ごつくて、でも色は綺麗なピン
クです。誰も触っていない、穢れていない証拠のように。ああん、見ているだけで感動して
しまいそう。
みーーんなママのものだからね――ここもそれ以外も、心までも。
「ど、どうするの?」
「ママのおっぱい可愛がってくれたからお礼にこのおっぱいで可愛がってあげるの」
生まれて初めてのパイズリです。幸いこれもフェラチオと同じように最初はうまくいきま
した。まずDカップで息子のおちんちんを挟みます。両乳房の肉感にさしものつかさの剛棒
もしっかり包みこめ、しかし、その長すぎる先端は乳房を貫いてあたしの口元に突きつけら
れる形になりました。もちろん、このお痛の分はお口で可愛がってあげます。
「ま、ママ……」
生まれて初めての(あたりまえよ!)こんないやらしい愛撫なんでしょう。感極まってい
るつかさの声にあたしも嬉しかったです。もっと悦ばせてやろうとここで思ったのはあたし
が女だからでしょうか? 母だからでしょうか?
(可愛がってあげるわ。つかさ)
声に出さずそう呟き(すいません。口にものを――息子のおちんちんをいれていますの
で)、あたしはゆっくりと手で乳房を、さらに舌と歯と口一杯を動かし始めました。
「すごい、すごいよ……ママ。ママがこんなことしてくれるなんて……気持ちいい!」
正直、形はともかく動きについては自信はありません。フェラチオと一緒でDVDで見た
だけですから。でもつかさには十分だったようです。あたしの頭を両手で抱え、背骨から震
えて悦んでくれました。
その証拠に、ほら――
「ママ、ごめん。もう出る……」
三分も持たず--つかさのおちんちんがぶるっと震えました。ちょうどあたしが口を離し
てから舌だけでおちんちんのの先端を弄くっていた時に。今度はちょっと間に合いません。
今夜二度目のつかさのミルクはあたしの顔一杯にびしゃりと音を立てて噴射されたのです。
「ごめん! 本当に……僕はなんと言う――」
とんでもない(実母への顔射!)ことをしてしまったショックにつかさは声まで青くなっ
ていくようです(そのわりには射精はどくどくと結構長かった――うふ)。
でもそれをあたしは聞いていませんでした。びっくりしていたから。こんなに熱いものだ
ったのですね。男の子のミルクって。肌で受けるのはさっきのお口の時とは全然違いまし
て、まるで顔一杯につかさの体温(劣情の!)が叩きつけられたような感じでした。噴射の
有様も至近距離で見えましたし(ふーーーん。こうやって射精するんだ)。うわうわうわ!
と思わず更なる興奮をしてしまったのです。なんと言いますか――そう、完全に息子の射精
をコントロールできたかのような奇妙な満足感優越感とともに。
「許して、ママ。そんな気じゃなかったんだ。あんまり気持ちが良かったから、つい我慢で
きずに……」
だから恐縮、あるいはおびえているつかさに「いいのよ」と優しく言葉をかけてあげよう
と思ったのですが、寸前でちょっといたずら心がわいてきました。だって、つかさばっかり
絶頂っているのも不公平じゃありません?
「もう! ちょっと優しくするとすぐこんな真似するんだから!」
ぷんぷんあたしが怒ります。顔一杯のつかさのミルクを指でなぞってすべて舐めとりなが
らですからそれほど威厳はなかったでしょうが、顔射! のショックのつかさは気がつきま
せん。(この子ったらやっぱりあのDVDはしっかり見ているのね)
「お詫びはしてもらうわよ!」
「……」
「かわりにママにマッサージをしなさい」
「……はい」
うなだれたまま(可愛いことにおちんちんまで!)つかさはあたしの後ろにまわりのろの
ろと手をあたしの肩にかけます。子供の頃から肩揉みはよくやらせていましたからねえ。で
もあたしはその右手を掴んでぐい! と下に引いたのです。
「え?」
「今、こっているのはこっち」
母を後ろから抱きしめるような形のまま、つかさの右手は母の手に導かれ、あろうことか
母の浴衣の裾を割って中へ差し込まれました。もちろん、その下に布地はありません(だか
ら和服なんです!)。自分が生まれたところのしなやかな叢とその下が奇妙なまでに熱くな
っているのだけはわかったでしょう。
「え……え?……」
「ここは大事なところだからね。揉むんじゃないのよ。そっと触るの」
自分でも大胆だと思いました。母のあたしが手を息子のつかさの手に添えて、女の一番大
事でいやらしいところ――クリトリスから秘肉と蜜襞へ導いているのですから。
(ひうっ!)
つかさの細い指先がクリトリスに触れた最初の瞬間にもう声が漏れるのを抑えるのが大変
でした。
「そう……そっとよ……なぞるように……ま、まだ、差し込んじゃ駄目ぇ……まわりからし
て……時間はたっぷりあるんだから……」
動かしているのはあたしです。つかさの手は握ったあたしの意のままに動かされているだ
けです。形だけなら息子の指でオナニーしているのと同じはずです。しかし、その快感は普
通のオナニーなんかでは味わえない強烈なもので声は我慢できても愛液が恥ずかしいほど湧
き出るのはどうしようもありませんでした。
「……」
その間、つかさは一言もしゃべりません。しゃべれなかったのだろうと思います。生まれ
て初めての女体の奥底で、しかも相手は実の母親なのですから。あたしにオナニーさせてい
る指が心臓の鼓動がそのまま伝わっているかというほど揺れているのでわかります。
「そ…そこ……濡れているでしょう……ちょ……ちょっと……だけなら――中に入れてもい
いのよ……」
あたしも止まりません。本当にそこまでする気はなかったのですが、やはり最愛の息子が
女の一番恥ずかしいところを弄くっている事実とその快感に歯止めがきかなくなったので
しょうか。ついに自ら手を当ててつかさの中指を蜜襞の奥の愛壷にまで入れさせてしまった
のです。もうその瞬間は自制が飛んでしまいました。
「あ、ああああん……」
「ま、ママぁ…大丈夫?」
あたしの声が急に変わったのでつかさはちょっとだけ我にかえりました。でも、今はそん
なことよりあたしの中に入っているその中指のほうであたしは手一杯です。
「や、優しく……優しくよ。ゆっくり出し入れして……もう、だいぶ濡れているから簡単で
しょう。無理して力入れなくてもいいのよぉ……うん、その感じ……いいわあ……つかさぁ
――」
いけない母親です。息子でオナニーしているのですから。でもこの時の快感だけは同じ母
子愛のママ様方にしかわかっても想像もできないものでしょう。乱暴すぎるくらいにつかさ
の――息子の指があたしの――母の蜜壷をさすり、えぐり、突きこまれます。もう、あたし
の腕の動きだけではなかったはずです。
「い、いい! つかさぁ、ああああああああぁぁんん!」
息子の中指を入れてほんの数分弄くられただけであたしは絶頂ってしまったのでした。
意識を失ったのはほんの数十秒のことだったでしょう。突然、体が硬直したあたしの体を
つかさが慌ててささえるのがすぐわかったくらいですから。ちょうど、抱きかかえられるよ
うにあたしはつかさの両腕の中に入っていました。
「ママ。大丈夫?」
つかさが心配そうに覗き込みます。そうか。DVDは見ているけど本当に女が絶頂ったの
は初めて見る経験だったんですね。
「大丈夫よ」
あたしはにっこり微笑みました。つかさを安心させるために。同時に心と頭で真剣に悩ん
でいます。次に何を言えば良いのか――
「つかさのマッサージがあんまり気持ち良いからちょっと気が飛んじゃったの。ありがとう
ね」
あなたの指の愛撫で絶頂っちゃたの! もう最高! もっとしてちょうだい!――とは言
いませんでした。だって、あたしは慎み深い聖母ですもの(まあ、いまさら遅いという見方
もあるでしょうが……夢なんだからいいじゃないの!)
落ち着いて優しい声を出すあたしにつかさはきょとんとします。
「え? そ、そうなの?」
素直な返事でした。なんて可愛い子でしょう! 母の蜜襞を息子の指で犯すという倫理限
界すれすれの淫らなことをしておきながら、母の笑顔だけで納得するなんて! 世界で一番
従順な男の子です。これだけで全部食べてしまいたくなったほどに。
いや、これどころではありません。正直、この時にあたしの体も限界でした。たった今絶
頂ったばかりというのにもう次を求め、たまらないほど熱くうずいていたのです、全身が
(昔はそうじゃなかたんだけどねえ。最近の『DVD観賞中ずっとオナニー』で体力ついた
のかしら)
「でも、おかげでまた元気になっちゃったみたいね」
あたしは優しく囁きました。ものすごい自制の結果です。本当はこのままつかさを押し倒
してでも――という欲情と衝動を必死に抑えての演技でしたのですから。
「げ、元気って?」
「ここよ。あなたのおちんちん」
あたしはまたつかさの股間にそっと手を伸ばしました。疑いようがないくらいそこには剛
直化してしまったおちんちんが天を指すようにそびえ立っています。たった今二回もだした
ばかりだというのに! なんていやらしい息子なんでしょう(すいません。息子のことを言
える母ではありませんね)
「ごめん……ママを見ていたらつい……」
「謝らなくても良いのよ。女の人のHなとこを触らせたんだから興奮してもしょうがない
わ。でも、こう立て続けに何度もってのもちょっと恥ずかしいわね。発情期のケダモノみた
い」
優しさにちょっと意地悪も混ぜます。あたしってちょっとサド気もあるのかもしれません。
「……」
「いいわ。また、ちっちゃっくしてあげる。でないと今夜眠れないでしょう?」
慈愛にあふれた母の淫靡な申し出に息子は声もでません。でも期待と感激は触れた肌と二
人の間の空気の温度だけでも十分にわかります。
「でもね――」
そこであたしは小首をかしげました。
「手と口はもうしたし、おっぱいもしたし――あと残るのは一つしかないのよね」
その意味がわかった瞬間、息子の――つかさの表情がぱっ! と明るくなりました。『残
る一つ』を期待したのです。ふっふっふっ。やっぱりあの母子相姦DVDは見尽くすほどに
見てますね。この後の展開もそういう風に行くと思ったのでしょう。
甘い。ただのHなど――いやHする関係などであたしは満足しないんだから!
「でもそれって近親相姦になっちゃうのよ。わかるでしょう?」
実の母子で相互オナニーをここまでやっといて今更なんだと思われるかもしれませんが、
まだ最後まではやっていませんもの。SEXだけはね。
「で、でも――」
つかさの声が裏返り、顔が可愛いい――もとい可哀想なくらい暗転します。その変化を十
二分に楽しみながら(あたし、やっぱりサドでしたわ)、あたしは優しく諭す清楚なママに
なりました。
「つかさの、そのおっきくなったおちんちんをね、ママの、えーーと、この柔らかいとこで
受け止めるのはSEXって言うのよ。学校で習ったと思うけど」
「……」
「でもそれは普通の人としてはいけないことなの」
つかさの顔に本気で?マークが浮かびます。近親相姦だからいけないと反対されると思っ
ていたのでしょう。まだまだ甘い。だいたい、双方の同意があれば近親相姦でも反対してな
いってDVDの時に言ったじゃん。
「ちゃんと結婚した男と女じゃないと駄目なのよ。最近はそれどころか見知らぬ相手でもぱ
かぱかやっているみたいだけど、うちの躾では許しません。つかさがSEXしたいのなら相
手に結婚を申し込み、ちゃんとお嫁さんにして一生愛するって誓ってからにしなさい」
突拍子もない発言と思われる方もおられるかもしれません。しかし、前夫やその家族、そ
して自分の親達にまで、こっちの都合や人生を一切無視されて理不尽な半生を強いられたあ
たしとしては一度だけは絶対に言っておかねばならないことでした。
「……」
つかさの顔が硬直したままです。あたしに最後だけは拒絶されたと思ったのでしょうか。
それとも拒絶されざるを得ないことを認めているのでしょうか。どちらかはわかりません。
でもそのままにしておくわけにもいきません。
あたしは最後に優しく問いました――母であり女であるつかさの一番深い存在の人として。
「それとも、ママをお嫁さんにしてくれる?」
この時の息子の笑顔をあたしは一生忘れないでしょう。夜空一杯に一瞬で花火が開いたよ
うな、視界一杯の花が一斉に咲いたような――そんな最高の笑顔でした。これを見るために
あたしはつかさを生み、育て、愛してきたのだと神の啓示のように確信したほどに。
「うん! 約束する! 僕はママと結婚する。ママを妻にするよ!」
ああ、千万回でも聞きたい台詞ですわ。
「本当? 一生の話なのよ」
「本当だとも。僕、さっき言ったとおりにママが世界で一番好きだ。一番愛しているんだ
よ。ずっとずっと、ずうううっと前の子供の頃から。初恋だってママだったもの! 本当
に!」
ああああああああ! あと一億回聞いてみたい台詞です。
「うーーん、まあ信じてあげるわよ」
「本当?」
「いいわよ。あたしだってつかさが世界で一番大好きだもの」
「僕だって――」
「うふん。じゃあ今からママがつかさのお嫁さんね」
「うん!」
「じゃあ、最初に誓いの儀式だけはしてね――結婚の」
つかさは何のことかすぐにはわからなかったようです。でも体温が伝わるほど抱きあう距
離であたしが両目を閉じ、唇を上に向ける静かな――神聖なポーズをとるとようやく理解し
ました。
つかさは母であるあたしの唇に優しくキスをしてくれました。ちょっと震えていました
が、甘味と愛情が注ぎ込まれるような素敵なキスを。
「きて」
人生最良のキスの後、あたしは猫のように甘い声で息子を(今の夫と言ったほうが良いの
かな?)誘いました。もう浴衣は帯が取れ、肩にきわどくかかっているだけの状態です。つ
かさもパンツは脱がされてますし、上もすぐ裸になりました。この時、まだまだ子供のはず
の体がやけに頼もしく見えたのが後から思えば不思議です。
「優しくしてね」
あたしは布団に仰向けになりました。次にここで両腿を開かねばなりません。しかし何故
かそれに抵抗がありました。羞恥心です。急に恥ずかしくなったのです。つかさがあたしを
妻として、女として受け入れた感激のせいでしょうか。母として精神的優位にたっているど
ころか、息子の指オナニーで体がうずきすぎちゃってあと三分つかさが決断を迷っていたら
欲情のあまりこちらから押し倒しそうですらあったのに……
「うん……」
つかさもおちんちんも熱く硬く大きくなってますが、体の動きのほうもぎくしゃくと硬す
ぎです。初めてのSEXだからしかたがないのでしょうが、あのDVD学習はなんだったの
よ、情けない! あたしだってまともに愛情と欲情でSEXするのは生まれて初めてなんで
すからね! 最初の記念の男なんだからしっかりしてよ、もう! あたしの最後の男になる
んでしょう!
「えっと……」
それでもぎこちなくつかさはあたしの上にかぶさりました。腰のあたりを合わせるとちょ
うどつかさの顔があたしのDカップのあたりになります。まだまだ身長はあたしのほうが上
ですからね。でも、これが今から成長して少年から大人の男になっていくのを、母と妻と女
してたっぷり堪能できるかと思うと――いけません、ちょっとよだれが出ちゃいました。
「ゆっくりしてね。さっき指で可愛がってくれたところよ」
結構過激なつもりだったんですが、実の息子にSEX指導するのは予想以上に恥ずかしい
ものです。声がわずかですが震えているのが止まりません。
「……でもちょっと足を緩めてくれないと、体が入らない……」
そうでした。まだ両腿を半分閉じたままでした。あたしは頬が赤くなるのを自覚しながら
何とか足を開きます。息子に股を開いて女の一番恥ずかしい部分をさらけ出すなんてなんて
淫らでいやらしい行為なんでしょう。そこへつかさが、剛直したおちんちんを先に沈みこみ
ます。
「え? ちょっと、そこは違う……」
「そ、そうなの?」
「…もうちょっと下…」
「…ここ?」
「…うん……そのあたり……濡れているでしょう」
「……わかったよ。ここらへんだね」
笑わないでください。本人達は真剣なんですから。
「ゆっくりよ。慌てちゃ駄目」
ようやく母の蜜襞を探し当てた息子のおちんちんはそっと中へ入り始めました。う! と
思わず、声が漏れます。あたしのです。
「ご、ごめん。痛かった?」
「ううん、そうじゃなくて…ただ本当にゆっくりしてね」
痛かった、というよりきつかったんです。子供の癖につかさのってやっぱり大きいのかし
ら? DVDの俳優さんのはモザイクがかかっていたからよくわからなかったけど今のつか
さのサイズほどではなかったような気もしますし。
それともあたしのが小さいのかな? つかさを産んだだけだし、前夫ともほとんどしてな
いし――いや、結構“名器”なのかしら?
「ゆっくり、ゆっくりね」
「うん……」
つかさはあたしの指示通りにそろそろと腰を進めます。あたしのほうはもう一杯になる感
じというかなんと言うか――ひょっとしたら出産以来の経験かしら。思わず呼吸を整えまし
たわ。
「も…もう、全部入った?」
「うん」
ようやくつかさの腰が止まった時にはもうあたしは限界に近かったです。秘肉の奥まで
みっちり詰め込まれたみたいで。これで動かれでもしたら――その時でした。
「う、動いちゃ駄目ぇっ!」
許しても何も無いのにつかさが腰を動かし始めたのです。さすがに締め付けがきつそうで
ゆっくりでしたが。誰がいいって言ったのよ! と怒りそうになりましたが、確かに例の母
子相姦DVDでは俳優は女優に挿入したらすぐぱこぱこ腰を振ってましたから。そういうと
こだけは勉強しているのね。この問題児君は!
「え? でも動かないと駄目なんでしょう?」
「そ、そりゃあそうだけど、もっと丁寧に――」
SEXだから挿入して動くなとは確かに言えません。それどころか今のもの言い方が悪
かったんです。
「じゃあ、こう?」
つかさはそう言って腰を前後だけでなく左右に振ったり、斜めに切り込んだり、ねじ込む
ように突き刺したりし始めたのでした。それを受けるあたしはもう“言葉”も出ません。
「あ、あ、あ、あ、あああああああああぁぁぁぁぁ・・・」
よく効果はわからないのでしょう。実験するようにいろいろ試しているようです。試され
るほうはたまりません。快感は言葉がでないくらいすごいんですが、すごすぎて壊れるか失
神するかがそこまで見えているほどでした。童貞だからすぐ絶頂だろうと一瞬だけ思いまし
たが、考えてみればもう二度も飲みつくすほどに搾り取っています。だからすぐには爆発し
ません。
「気持ちいい! ママの中、最高! きゅうきゅう締め付けてくる!」
「は、恥ずかしいこと言わないでぇえぇ…」
「ママは? ママは気持ち良い?」
「う…うん…気持ち良いわ…」
「じゃあ、僕、もっと頑張る!」
さらに腰の動きに加速がかかりました。本当に死ぬかと思ったほどに。
「つ、つかさ・・・もっとゆっくりして――じゃないと本当にママ死んじゃう……」
もうここまでくると本気のお願いです。可愛い可愛いだけのつかさがこんなに男らしかっ
たなんて――じゃなく、このままじゃ清楚な聖母どころか、はしたない淫母になってしま
す。腰の一突きごとのあえぎはほとんど悲鳴でもう抑えることすら限界でした。
「……」
あたしの嘆願にわずかだけつかさが腰の動きを止めました。ちょっとほっとします。しか
し甘かった。次の瞬間、あたしの中のつかさのおちんちんが力瘤でも作ったようにぐっとさ
らに太くなり――
またあの腰の攻撃を更に力強く再開したのです!
「は・・・」
つかさがあたしのお願いを聞かないなんて!
「反抗期じゃないのおぉぉぉ・・・・・・!」
あたしの最後の抗議も届きませんでした。後で聞くと悲鳴を上げながらも秘肉ではおちん
ちんを痛いほど締め付け、両腿はつかさの腰にがっちりからめて逃がさないようにしていた
そうですから(無意識にです!)。
そして最後の時はすぐにも訪れました。
「い、い、い、いやああ・・・・・いちゃうぅーー!」
「ママ、いって! 僕と一緒にいって!」
「ああああああーーん。反抗期さいこうぅ……」
意識が爆発するほどの快感の中でつかさの射精したミルクが秘肉から体中へ満ちるほど注
ぎ込まれる感触だけを感じていました。
今度の失神はちょっと長かったようです。だって全裸で布団の上に丁寧に置かれてました
が、つかさが横にはいなかったんですもの。
「え? あれ? つかさ?」
返事はありませんでした。でも感触はありました。女の最も恥ずかしい部分から。え?
と見るとそこには!
「つ、つかさ! 何やってんの!」
浴衣すらはがされたあたしの裸の股間につかさの頭が見えました。ぴちゃぴちゃという音
まで聞こえます。いや、何よりもそこからのぞわりとするほどの快感が。
「あ、ママ」
「ママじゃないでしょう! そんなママの恥ずかしいとこを――」
クンニするなんて! 原因はわかります。あの母子相姦DVDです。息子が母の股間を舐
めまわすというこのプレイは必ず入っていましたからね。してもらうほうの女優さん達は皆
すごく気持ち良さそうでしたので、あたしだってちょっとは憧れてはいましたが――いや、
そういうことを言っている場合ではない。
「やめなさい! そんな……汚いとこ舐めるなんて」
「だってママだって僕のおちんちんをお口でしてくれたじゃない」
そう来たか。いや確かにお口で――楽しんではしたわね。
「でもだからって……」
「気持ち良くないの?」
「……気持ち良い」
悔しいけどそれは認めざるをえません。つかさの舌で丁寧に秘肉や肉襞、クリトリスを舐
められしゃぶられるのは生まれて初めての快感でした。何かぞくぞく湧き上がってくるよう
な、愛液がまた滴り出るような――
「ならそこで感じていてよ。ママのあえぎ声って可愛いし」
小憎らしく、可愛いコメントです。あたしは思わずつかさをまた抱きしめたくなりまし
た。でも――
「そうはいかないわよ」
あたしはそのままつかさの頭を跳ね除け、驚くところでその下半身に手を伸ばしました。
案の定、びんびんに勃起しています。実母の一番恥ずかしいところを至近距離で見て舐った
のだから当然でしょう。そのままそのおちんちんをぐいと掴んで上にひっぱりました。
「い、いた、痛い! ちょっと! 何をするの!」
「うるさいわよ。いくら夫と妻になったからって母と子であることも事実なんですからね。
上下関係ははっきりさせるわ」
おちんちんを上にひっぱられればつかさは仰向けになるしかありません。あたしはその腰
のあたりにまたがりました。
「今度はママが上よ」
ちょっと怖い声で言いながら、でも慎重に腰を落とします。たっぷりクンニされていたせ
いか、やっぱりサディスティックのほうが向いているのか、今度はさっきよりつかさのおち
んちんを受け入れることができました――ほんの少々は楽に。
「動いちゃ駄目よ。ママが全部してあげるからね」
清楚な聖母のイメージが崩れる懸念がありましたが、息子に舐められる(あ、クンニや
おっぱいは可ですけど)のも問題でしょう。今度こそは主導権を取ろうとして――
失敗だったのはここで騎上位をとったことでした。これっておちんちんがさらに深く突き
刺さるんですよね。知らなかった。今、実感しています。頭のてっぺんをさらに突き抜ける
までの快感を。
「ああああんんん……」
動いているのは確かにあたしでしたが、支配しているというより、むさぼるような感じで
して、息子の上で恥ずかしいくらい淫らにいやらしく悶え狂ってしましました。最後は余裕
のある息子が上半身を起こして抱きあったままキスをして(生意気にも舌をいれたディープ
キスでしたよ!)、一緒に絶頂ってしまったのでした。
以上があたしとつかさの母子相姦の馴れ初めです。いろいろありましたが今はもう夢のよ
うにラブラブです。あたしはつかさ以外の相手なんて想像もできないし、つかさも言ってく
れています。それが嘘じゃないとあたしには確信できるから一生この母子相愛は続くのでは
ないでしょうか。
心配はありますけどね。何といってもつかさの体力! いったい、一日何回できるの!っ
ていうくらいで。休日なんかほとんどスポーツ大会ですわ。しかも朝から五回した後に“つ
いうっかり”「あなた」なんて呼んでしまうと更に三回とか。あたしの体重が減ってしまい
ました。いや、胸とかお尻は揉まれ舐められ吸われるから逆に大きくなりましたけどね。
うーーん、母子相姦ダイエットとかで売り出そうかしら。これ。
あと、意外と衣装にこだわるんですよ。うちのつかさは。あたしは仕事柄和服派なんです
がつかさは洋風の、しかもHなのが結構すきでしてねえ。スカートもあたしが子供の頃は膝
下何センチの世界でしたんですけど、今は膝上どころか股下何センチのがあるんですね。そ
れを着されて、下着も扇情的というかなんと言うかそんなものばっかしで――池袋に手をつ
ないで買い物に行こうというんですから、困っちゃいます。だって恥ずかしくて――そこの
ホテルでもいいからすぐしたくなっちゃうじゃないですか。
家の中ではさすがに人目を気にしないでいいからつかさの希望は聞いてますけどね。裸エ
プロンだとかガーターベルトだとか浴衣に赤いハイヒールとか……やっぱりちょっとフェチ
が入っているのかしら。そのくせあたしの希望したレザーファッションは嫌がるし……女王
様を恐れているな。この子。
もう一つ付け加えますと全てのきっかけになった“つかさの自室事件”ですが、あれは笑
える事情によるものだと判明しました。つまり、あの時点で実はママ(あたし!)が大好き
で熱愛して欲情の対象として見るようになっていたつかさが、こっそりあたしの写真とかで
オナニーできるように――
として希望したのだそうです。わかってみれば馬鹿らしい。男らしく言えばオナニーなんて
もったいないことさせずに全部飲んであげたものを!
本当に「子、親心知らず」ですね。
こんな幸せな家庭を作るきっかけとアドバイスをいただけました「近親相姦研究所」及び
関係各位には厚く御礼申し上げます。あなた方がいなければ今のあたし達母子の幸せは無
かったでしょうから。
特にデータを教えてくれた圭さんにはこの場で御礼を。できれば私書箱開いてくださいな。
管理人様にはメールでrenkaさんには電子私書箱で御報告と御礼を申し上げておきま
した。ただ管理人様の時は良かったんですけど、renkaさんの時はつかさがそばにいま
してねえ。いや、感謝はつかさもしているんですが、悪戯でお手紙書いているあたしをバッ
クから責め続けていたんですよ。文は人なりと言いますけど、どうかあらぬ誤解はなさらな
いように。恥ずかしい部分はつかさが「書いてよ!」と言うからしかたなく書いたんでし
て。(そう言えば「あんまり美しい事件だから実録風小説にしてよろしいでしょうか?」と
かきた時、なんて答えたんだろ? こっちから私書箱に送った文章は後で確認できないから
なあ。大丈夫かしら?)
「ママ! まだあ?」
ああ、すみません。つかさが呼んでいます。いや、renkaさんが「お祝いに」とかで
北関東の温泉旅館を紹介してくれたんですよ。南太平洋と地中海にも支店があるとかの限ら
れた方々だけの名門ホテルチェーンでrenkaさんは顔が利くんですって。何かそこだと
あたし達みたいな母子でも思う存分楽しめる特殊なシステムになっているとかで。
で、今日から二泊三日で言ってきます。renkaさんは「二泊三日で足りますか?」な
んておっしゃっていたけど温泉だけの旅館じゃあ、あたしはともかくつかさがもたないで
しょうからねえ。家族風呂とかあると、まあ、母子だけの秘密の楽しみ方もあるんでしょう
けど。
旅館名は? ですって? えっと、確か「睡蓮亭」か「Water lily HOTEL」でしたっ
け……
終了
[2005/12/01]
『ああん 外伝 母夢!』
あたしが息子のつかさに恋したのは--もちろん、初めての“時”からでした。
いや、その時は本気で大変でして。陣痛が始まってから産まれるまで三時間という……
皆様の中の経験者の方々――わかりやすく言うとここの手記に興味があってしかも『息子が
いる!』というママ様たちにはわかっていただけるでしょう。息子愛はともかく、いやそれ
にもかかわらず、あの苦しみは人生最大ですよね。あたしはそれでも安産のほうでしたけ
ど、それこそもう何十回も『帰りたい!』と叫び、何百回『死ぬ!』と思ったことか……
モノの本によると女には男だったらショック死するほどの出産の苦しみがあるからその代
償としてSEXでは男には想像も出来ないすさまじい快感を神様に与えられているとかありま
したが--確かに“絶頂く”時に失神までするのは女だけらしいですけど……あたしはまだ
そんないい目にあったことはないぞ。
おい! 神様! 筋が通らないじゃないか!
苦情――いや、冗談はさておいて――出産の時の話しでしたね。
つかさと最初に対面したのは生まれてすぐでした。意識ははっきりしていましたのでその
時の息子の表情の全てまでしっかり覚えています。真っ赤でくちゃくちゃで力一杯小さい両
手をあたしに伸ばして――その時でしたね。無二のものだと心の底から思ったのは。
まあ、その時点ですでに片親だったのも影響したのかもしれません。
つかさの父親は――すみません。あたしの“夫”というべきかもしれませんが、どうもそ
ういう気分にはなれないのです。実際、『つかさの遺伝上の父親』程度の認識だけしかあた
しにはありませんしね。
何故って彼はゲイだったんです。
周囲の強制的勧めもあって結婚はしたんですが、実態はまあそういう趣味の人でした。あ
たしはそれまでに男性経験がないからわかんなかったんです。甘味とファッションの話題だ
とえらく盛り上がる人でしたっけ。あそこで気がついていれば――いや、結婚してからもな
ぜかSEXしたがらなかったとか(あたしもまだまだ痛くて辛い頃でしたので深く追求もせず
……)、あたしが出ると不機嫌な声を出す男の電話が多かったとか(お仕事大変なんだなあ
と素直に信じていました)、他にも予兆はいろいろあったんですけど。
とにかく、つかさの父親は数少ないSEX(両手の指で数えられるぞ、本当に)で妻が(つ
まりあたしが)妊娠すると、喜ぶどころか真っ青になり、その日のうちに家を出て行ってし
まいました。あれはきっと毎日のように電話してきた本命本当の“彼”には、『結婚は世間
体のための偽装でやっているだけで、妻となんかとは寝てないよ』とか何とか言い訳してい
たんでしょうね。あほらしい。今となっては怒る気もしません。
離婚は両家の弁護士によって速攻でなされました。つかさを妊娠四ヶ月目くらいかな?
彼の実家は結構な資産家で彼自身も高給取りでしたので慰謝料養育費は十分すぎるほどでし
た。ゲイと結婚させた迷惑料とゲイであった事を今後騒がない為の口止め料込みでしょう
ね、きっと。おかげで毎月の払い込みが滞ったことはここ十数年で一度もありません。
まあ、元・夫――いや前・夫については個人的には悪い人ではないので今では嫌な感じも
無く、それなりに友好的な関係でいますけどね。
生まれる数ヶ月も前(おいおい)から母子家庭であった(同情して!)あたしとつかさの
人生はそれなりに波乱半分万丈三分の一ほどのものでした。
生活の金銭的問題に関してはまあ前述の如く恵まれてはいましたけどね。さらにあたしも
それなりに手に職(幼少の頃より修行した日舞と茶道で講師の職を確保できました)があり
ましたし。
ただ、今より十数年昔の話ですからねえ。それなりにひどいこともあったんですよ。『夫
がゲイ!』で別れざるをえなかった可哀想な出戻り娘を古風な両親が事情を知りながらも
――いや知っているくせに、家としての見栄のために実家に入るのはおろか実家周辺を歩く
ことすら禁じられたとか。まあ、事情を話せば好奇心でしか見られない時代でしたから。最
近ではどうなのかな? せいぜい笑われるくらいかしら? (そこのあなた、笑っていませ
ん? 他人事だと思って!)
そんなわけでつかさは生まれた瞬間から母であるあたしと二人きりで生きてきたのです。
それからの母子それぞれの苦労や辛いことを申し上げると一冊の本に――いや人情大巨編に
なりますが、それはこちらの趣旨とは違いますので割愛させていただきまして、とにかく大
変ながらもそれに負けることなく母子仲良く健やかに幸せに今日まで生きてきたことだけを
ご報告いたします。(これって伏線? いや、ここでなら当たり前の話ですか)
実母のあたしが言うのもなんですがつかさはとても良い子でした。勉強は出来るし、運動
も得意だし、何より(ここ重要!)容姿が可愛かったんです。『天使のように』というレベ
ルと申しましょうか、本当に街を歩いていても老若男女を問わず万人の視線を一身に集める
ほどでした(母親似とよく言われます。オホホホホホ)。周囲からも子役タレントにと何度
も勧められ、一時は実際に子供モデルのお仕事もしていました。つかさ本人が乗り気ではな
かったので高収入にもかかわらず一年ほどで辞めましたが。
私生活でも保育園の時から周囲のジャリ娘――失礼、同級生とかの女の子達に絶大な人気
を誇り、すでに四歳ぐらいからバレンタインは大変でしたね。いや、何十個もつかさがもら
ってくるチョコレートに劣らないだけの“ママ”の愛のチョコレートを作るのに!(だって
保母さんまでくれるんですもの。負けられませんわ)
その頃から仕事の都合で都内を転々としていたあたし達でしたが、つかさが小学校を卒業
するあたりに板橋でマンションを購入しました。あたしの勤め先が池袋のほうでようやく定
着したのと、つかさの進学の為です。ここなら、私立のいいところはたいてい通学できます
しね。
それになにより物件がよかったのです。何でもマンションのオーナーも母子家庭だとか
で、あたし達のような似た境遇の家庭には特別“裏”値引きがありましたし、そういう事情
で他の入居者の方々も片親だとか子供達だけとかばかりでしたしね。ここなら母子家庭をい
ろいろあげつらわれることもないでしょうし。
あたし達の新居は上のほうの階の3LDKです。母子二人にはちょっと広すぎますが、まあ
つかさも中学、高校と大きくなれば物も増えるでしょうし――と納得して購入したんです。
部屋自体は広くて綺麗で文句ありませんでした。予想通りご近所も良い人たちばかりです。
ただ問題はここで部屋数を見たつかさが自室を希望したことでしょう。今から思うとそれ
がすべてのきっかけだったのです。
それまであたし達母子は夜は仲良く同じ部屋で布団を並べていました。灯りを落としたそ
の二人だけの空間でその日のあったこととかをおしゃべりするのが習慣だったのです。それ
はあたしにとって一日の終わりのもっとも幸せな時間でした。
ああ、ああ……それなのに! つかさは自分の部屋が欲しいと言い出したんです。つまり
もうこれからは一人で寝ると。あたしにはものすごいショックでした。その以前からつかさ
があたしとお風呂に入ることを意識的に避けだしたような空気があっただけに、なおさら衝
撃的に。
新居に入った最初の晩のことは今でも夢に見ます。
「じゃあお休み」
夕食を終え、一緒にテレビを見――そして勝手に入浴したつかさはばいばい手を振って自
室に入りました。それをあたしは永く旅立つ息子を見るようにわなわなと肩を震わせなが
ら、でもそれだけは悟られないよう普通の顔を懸命に作りながら横目で見送ります。そして
残酷にもドアを閉める音が監獄の閉門のように部屋中に響き渡ったのでございます。
「……ふーーんだ」
その時のあたしは拗ねていました。いや、意地だったのかもしれません。こんなに愛して
いる息子からあっさり一人にされたことに対して。その夜は特に抗議も抵抗もせず、あたし
もそのまま風呂に入り“あたし”の部屋の大き目のお布団に一人で寝た――いや入って灯り
を消したのです。
「……」
多少の予想はありました。すぐには寝付けないだろうなとは。残念ながらそのとおりでし
た。一人では広すぎる部屋の不安なほど静かすぎる布団の中で、まあ大人気ない話ですがご
ろごろごろごろ――枕元の目覚まし時計は蛍光表示ですので暗くても何時かはすぐわかりま
す。あたしは時間がたつのがこんなに長いものだとはこの夜はじめて知りました。
「……」
その間、考えていることは一つだけです――『つかさは一人で何をしているのかしら?』。
馬鹿な疑問ですね。初めてもらった自分の部屋でのびのびと宿題か読書かゲームでもして
いるのでしょう。一人で寝付けないようならそもそも寝室を別けようなどと言い出すはずが
ありません。
正直に言います。実はあたしはつかさもあたしと同じ思いで一人きりに耐えられなくな
り、「ねえ、今夜こっちで寝ていい?」と言ってくるのを期待していたのです。ちょっとは
――いや多大すぎるくらいに。だって、あたしがこんなにつかさがいないことを寂しがって
いるんですから!
この時、逆に自分からつかさの部屋にいかなかったことについては今でも不思議です。デ
ジタル表示の時計の数字がピ――ピ――ピ――と嫌味なほどゆっくりと変わっていくのをシ
ーツに歯を立てながら(気分的には“牙”でしたね)も、じっとその時間に耐えていまし
た。ある意味での母としての配慮でしょうか? 息子の一人立ちの邪魔をしちゃいけないと
いう――それとも女の意地かな? あんなに可愛がってあげていたのに“一人にしといて
よ”と断られたことに対しての。
そんなこんなで消灯してほぼ二時間。日付は翌日に変わりました。つかさの習慣だともう
寝る時間です。(正直言って!)最後の予想――すみません期待です――を込めて待ってい
ましたが、トイレにでも立ったような音がしただけでたった一つの足音はあたしの部屋へ来
ませんでした。
つまりこんなに待ってたのに来なかったのです。そのまま息を潜めて十五分は待ちました
からまちがいありません。
異変が起きたのはそれからでした。
兆候はあったんですね、実は。布団の中で「つかさはどうしているのかなあ?」と考え出
した頃からですから――ほとんど最初からか。
女の人ならわかると思うんですけど、そのなんと言うか――えーーあの胸のあたりがどき
どきしだしたんですよ、まずは。それから次にじんわりと熱いものが体の奥から染み出るよ
うに感じられ、そのうちそれと似た――でも味わいの違う“じんじん”が、その、えっと、
言いにくいんですけど――股間のほうからもしてきまして……
あたしは日舞を教えている関係で和服派であり、寝る時はたいてい浴衣です。一応、パン
ティはつけますけどね。胸のほうもつかさがなんとなく剥き出しを恥ずかしがっているので
(まあ、母の美乳のDカップですからねえ……自慢で言っていますが)日頃はブラジャーを
つけ、寝る時は外す習慣になっています。
「どうしちゃったのかしら?」
“じんわり”と“じんじん”はその後もおさまる様子はありませんでした。それどころか
時間がたつにつれ――つまりつかさがあたしの部屋に来てくれないにつれ、だんだんと大き
くなってきたのです。“待つ”ことに集中していなかったら、その時、もう『何か』が始ま
っていたのかもしれません。
そして、ついにつかさが来てくれない――今夜から一人で寝なければならないと悟った
時、或いは諦めた時……
右の乳首と股間の蜜襞に痺れるような感触がはしったのでした。
「え?」
そこでようやくあたしは我に返りました。いったい、今、あたしの体は何をやっているの
でしょう? それを確認してわかった時のショックときたら!
まず、左手が右の乳首を微妙に触っていたのです。指にはこりこり感が乳首にはじんじん
と痺れるような快感がはっきりと感じられます。あん、本当に気持ちいい……
いや右手だって負けてはいません。いつの間にかピンクのパンティを下げ、ねっとりと侵
入しているではありませんか。それもいささかいきすぎなまでに。だって、人差し指はひさ
かたぶりにクリちゃんを弄り、中指なんかつかさを産んで以来、一回も“正規”の目的で使
ったことのない――女の蜜襞から秘肉の奥までほぼ全部入っていたのでした。くねくねとう
ごめくたびにこちらもひさしぶりの快感が腰から流れるように頭まで到達いたしましてござ
います。
「ちょ、ちょっと待って。落ち着いて」
あたしはともかく自分を止めようとしました。この現実の意味を理解すべく何とか頭を働
かせます。でも、指のほうがまったく止まらないので、遅々として進みません。
「いったい、いつの間に~~」
正直な感想です。いつから触りだしたか全っ然わかりませんでした。とにかくこんなとこ
ろで母であるあたしが、その、触るなんて……オナニーなんて、は、はしたない! とは頭
ではわかります。わかっています。
でも指も受ける乳房も秘肉も――何よりそこからの快感も止まらないのです。乳首の勃起
も蜜襞からのしたるほどの愛液の濡れ具合も。
「あああんん……いいぃ……」
確かに久しぶりのオナニーでした。前の結婚の失敗以来、男からは徹底的に逃げていまし
たからね。そりゃあ、健康的な熟女(まだ三十代ですけど)ですからそれなりに性欲はあり
ましたけど、生活と育児と何よりつかさとの一緒の時間でまぎれていたので――
(あ……そうか……)
そうなのでした。あたしはそこでようやく気がつきました(指は止まりませんでした
が)。女のあたしにとってつかさが男だったのです。恐らく唯一で絶対に最愛の。だから傍
にさえいれば、いやいるだけで女の欲情は抑えられていたのです。或いは独占できていれ
ば。
(でも、それって普通でいう母と子の関係じゃあないよねえ。男と女の……確か近親相姦と
か言って――)
それくらいもわかります。でもだいぶ指の動きも激しくなって、もう既に腰もすりつける
ように動き始めましたが。
(ひょっとしてあたしはつかさとHしたかったのか……それとも、夫にして……)
ああ、すみません。もう我慢できません。本当に久しぶりのオナニーだったのでもう絶頂
ってしまいそうで……
(あたしは女としてつかさを男として恋していたんだわ!)
そう声に出すのだけは必死で抑えてあたしは失神しそうなくらいにオナニーで絶頂ってし
まいましたのです。
自分が息子に恋している母、すなわち近親相姦趣味だと知った時の衝撃は――実はそうた
いしたことはありませんでした。だって、愛するつかさとのことですもの。稀有かつタブー
なものだということはおぼろげながら知ってはいましたが、ゲイの偽装結婚に付き合わされ
たことにくらべたらなんぼのもんですか。
でも、同時に『おぼろげながら』の知識しか持ってなかったことも事実です。保健体育で
習ったこともありませんし、普通、身近にそういう関係の人たちもいませんからね。実際、
見たこともない。このマンションに母子家庭は多いけど、まさか他にはいないでしょうし。
ゲイ達なら新宿二丁目とかの集結エリアはあるそうですが、近親相姦だとねえ。聞いたこと
もありませんわ。
そこでまずあたしが考えたのは学習です。まず、ちゃんとした知識を得、基本をわきまえ
てから次の行動を考えねば――これでもわりと几帳面な性格なんです。手段としてはやはり
二十一世紀ですのでインターネットでしょうか。図書館で資料を探すより簡単ですし。翌
日、午前の部しか仕事がなかったことを幸いにあたしはマンションに直行し、すぐさま自分
のPCを立ち上げました。ちなみにラップトップです。これでもあたしも最近のママですか
らこの程度はまあ、おほほ。
ネットで検索をかけます。キーワードはずばり「近親相姦」。入力して、はいクリック!
と、どわあァ! 百八十万件以上かかったぞ。すごい。実はメジャーな世界なんじゃない
の? うーーん、で、どれからいこうかしら? っとあら、二番目に「近親相姦研究所」な
んてあるわ。そのものずばり今のあたしのニーズじゃないの。ここにしようっと。はいク
リック!
開いてみて驚きました。名前からして学術的なとこかと思っていたら、いやまあこりは趣
味の世界ですね。近親相姦愛好者の治外法権の隠れ家みたいなものでして。同行の多数の人
が参加し、みんな言いたい放題。種類だって、あたしみたいな母子派だけではなく、兄妹、
姉弟、父子から祖母祖父にいたるまで。うきゃーっ! 近親相姦ってこんなに広い世界だっ
たのお?
研究所の構成は実際に近親相姦をやっている人・やりたい人達の体験告白(すごい、あた
しだけじゃないんですね)から始まり、近親相姦関連メディア紹介、投稿された近親相姦小
説のコーナー(量がすごい! いったい何作あるの? しかも今後も増殖中だとか)に連絡
板みたいなのから、ほんとの学術論争他エトセトラエトセトラ・・・・・・
すべてのやることを忘れ、昼から夕方まで思わず見入ってしまいました。今のあたしには
ほんとにドンピシャリ! につぼに入りまくっていまして。
「ただいま。あれ? ママ、晩御飯は?」
「う、うん・・・・・・ママもさっき帰ってきたところなのよ。ごめん、今すぐ何かつくるわ」
ああ、一日学業と部活で疲れたつかさよ。嘘をついたママを許してね。これもあなたへの
“愛”のためなのよ
あわただしい夕食と片付け後、今度は自発的に自室へこもったあたしはもちろん「近親相
姦研究所」再アクセスです。それこそ夜が更けるまで。ああ、翌日のお仕事はきつかったこ
と。
そういう努力の結果、それなりの知識は得ることはできました。
まず、難しいほうからいきますと近親相姦自体は別に日本の法律では禁じられていないと
いうことです。いや、結婚はできませんよ。直系親族か三親等内の傍系血族間の結婚は無理
です。駄目というんじゃなく、そもそも役所で婚姻届が受理されないんだそうでして(具体
的に知りたい方は民法の第734条と第740条を見てね)、まあ、それじゃ戸籍上の結婚
にはなりませんねえ。
でも面白いのは(?)近親者同士のSEXを禁止する法律はないそうなんですね。ほんと
かよ? 子供ができたらどーすんの? と思われるでしょうが、その子供を非嫡出子として
親(本当の母子、兄妹、姉弟、父子etc)が認知することはできるそうです。この場合、
戸籍上の父母欄にはその近親者の名前が書かれるのだそうで。それこそ実の母が母で子が父
みたいに(この場合、産まれるのは子供かしら? 孫かしら?)
結婚は認めないけど、仲の良い愛し合う家族同士であーいうことやこーいうことするのま
で禁止しないよ(できないよ?)。だからもし子供ができたら、そこはそっと子供のことだ
けは認めてあげよう――って感じかしら。日本の法律も優しいのか無責任なのかよくわかり
ませんね。細かく決めていないのは稀少例だからか? 逆に意外と多いからかしら?
ま、あたしにとっては朗報か。
他にも実際に体験なさっておられる方々の手記もたくさん読ませていただきました。多い
なあ。全部本当じゃないらしいけど。興味あるのは本当はどれくらいの経験者人口がおられ
るかですね。ただここでは推測しようもないけど。
あと興味を引いたのは近親相姦を扱った創作作品の数です。こちらに掲載された小説なん
かもそうですが、一般作品からアダルトまで結構あるんですねえ。特にアダルトビデオ――
あ、今ならDVDの数でしょう。まあ演技なんでしょうが、“母”と“息子”が睦み会って
いるDVDが、うわあ、あるわあるわ。百本単位は絶対ですね。うーーん。観てみたいです
わ。
もちろん、研究のためにですよ。こっちの研究所の投稿小説を読んで、また一人でちょっ
とHなことをするのが癖になり、今度は生も見てみたいなあ~とかじゃありませんことよ。
(ところで一日何回のオナニーだと“ちょっと”になるんでしょうか?)
早速、あたしは翌日の勤務後、レンタルショップに直行したのでした。
レンタルショップなんてちょっと久しぶりです。アクションやコメディが好きで前の住所
ではよく借りていたんですが、今のマンションに移ってからは忙しくて(公私共々^^)ご
無沙汰でした。だからこの日来たのも近所の初めてお店です。
一応、恋愛作品コーナーから探しました。ありませんでしたけどね。研究所のほうでは普
通の作品でも良作はあるそうですが、メジャーじゃないからこういう普通のコーナーにはな
いんですね。オイディプスなんかギリシャ悲劇の大テーマなのに。まあ、昔のアレとかいう
英雄を描いた大スペクタクルで史実どおり英雄の同性愛も取り上げたら評価がガタ落ちした
とかいう例もあったみたいですからねえ。こっちも映画自体は良作だったらしいけど。
次はアダルトコーナーです。入ったことないし、知らないお店ですけど、あの手のあると
ころは大体決まっています。奥のほうに囲って入り口は中がのぞけないように――ほら、あ
った。
幸運なことに入ってすぐ右手に早くも「母子相姦コーナー」があったのです。おおっ!
探す手間が省けた。でも一応一通り探してみると他はあんまりでしたね。兄妹、姉弟、父子
ともコーナーができるほど作品はないです。愛好者の方々がおかわいそう。それぞれちょこ
ちょこっとそれらしいのはありましたけど。母子は熟女ものとかぶっているので量がすごい
ようです。
で、肝心の母子相姦ものですが、義母ものが半分(でも血がつながっていないんならいい
んじゃないの? 父ちゃんの女と浮気したってだけでしょ?)、実母子ものが半分くらいで
しょうか。パッケージだけ見ても実母もののほうがディープに見えます。あたしの欲求のせ
いかしら。だいたい三十代から五十代くらいの女優さんが載っていて、それらしい題名に作
品紹介文。後は監督とか女優名とかですね。
ちょっと不満だったのは肝心の息子役がよくわからないことでしょう。うちのつかさ並と
までは期待しませんが、それどころかパッケージにろくに顔すら出ないんですよ。女優さん
が美人なのはいいから相手役のほうもねえ。普通の恋愛映画だと男女出すでしょうに。
やはり息子役だから『未成年』で出しにくいのかなあ? それとも購買意欲を刺激するほ
どの美形の息子俳優がいないとか。それだと嫌ですわ。もちろんここまで来た以上、このう
ち何本かは借りたいんだけど、やっぱり俳優もつかさのせめて半分くらいは美形じゃないと
ねえ。いや、女優はいいんですよ。三十代以上ならあたしの三分の一程度でも滅多にいない
のは十分わかっていますから(おほほほほ)。
と―――
そこまで考えていたあたしは硬直しました。いや、正確には気がついたのです。周囲の目
に。
その時、アダルトコーナーはあたし一人じゃなかったのです。DVDを戻しに来た店員さ
んも含めてあと四人いました。もちろん、男ばかりで。そしてその全員が唖然とした顔であ
たしを、それこそ瞬きすらせずに注目していました。母子相姦DVDを真面目な顔で物色す
る和服姿(日舞の講師の仕事帰りですから)の熟女に。
いくらあたしでもそこにあたしが存在すること自体が、正確には母子相姦作品を探してい
ることが異常事態であると全員が思っていることはわかりました。目も怖いかいやらしいか
……気持ち悪いのばかりで。ちょっと以上に身の危険を感じたほどです。「文句がある
の?」なんて言いかえすにはあたしはか弱い控えめな清純派の母でしかありません。結局、
真っ赤になってすぐにもその店から逃げ出したのでした。
ううん。女がアダルト作品を借りてはいけないんですね。男女差別ですわ。Hは男女協力
しなくちゃできないのに、一方だけは教育ビデオを見れるなんて。念のため言わせてもらい
ますが、あたしはあくまで勉強のため見たいのであって、それを見てオナニーをしようなん
てのは……まあ副次的な小さな問題です。気にしないでください。
確かにそう言えばあたしの人生でもアダルトものを見たのは数回だけですものね。女学校
時代、“進んだ”友人がおうちでこっそりOLものレイプもの、それにレズものの上映会を
した時だけでしたっけ。その友人のお兄さんのものとか言ってたけど変な趣味のお兄さんね
えと感心したので覚えています。まあ、俳優はほとんどまともに映っていなくて女優さん中
心の映像でストーリーなんかなかったけど、何せ生まれて初めてのものだったからみんな緊
張して正座して見てましたっけ。
--でも今思いだしたんですがレズものだけはあたしとその子だけで見たなあ――その子
の希望で。やっぱり意味があったのかしら。ちなみに前・夫の荷物を整理した時にパッケー
ジに男しか出てないビデオが一杯ありましたが、すべて問答無用で東京都の燃えないごみに
出しました。ふん! だ。
ああ、いけません。話を戻します。
母子相姦のDVDです。ちょっと借りられないとわかるとなおさら手に入れたくなりまし
た。でもどうしよう?
困った時は「近親相姦研究所」です。帰宅後すぐにPCに向かったあたしでした。
どっか女でも借りられるレンタルショップの紹介はないかなあと探したのですが、でも残
念ながらその手の情報は見当たりませんでした。困りましたね。ここの女性ファンはどうし
ているのかしら? 家族の男に借りさせているのかな? でも母子愛成就後ならともかく、
前なら頼みたくても頼めないでしょうしねえ。うーーむ。普通の男とのHでやっているのか
しら。息子でもそれでいいのかな? 特別なサービスとかいらないのかしら。いずれにせよ
“普通の男とのH”を知らないあたしには困ったことだし(前・夫は後ろからばかり……
ま、失礼。ついはしたない愚痴を)
でも根性で探しているうちに神のご加護がありました。圭さんって知っています? この
研究所の大常連です。主に創作でばりばり頑張っているお方でTABOOシリーズとかいう
大巨編が代表作ですが、他にも翻訳もするわ、メディア紹介もするわ、作品のモデルのHPの
アドレスまで公表してくれるわの、研究所の大功労者の方です。母子ものもお好きなようで
すしね(祖母ものまでこなしていますが、今のところあたしはつかさだけで十分なの
で……)
その圭さんが創作の参考にしているとかで母子ものアダルトDVD通販HPのアドレスを紹
介しているのを見つけたのです。すぐ、そっちに飛んでみるとありました。数百本単位で母
子ものが何十シリーズも。しかもそれは全部通販で。これならあたしにも人目も気にせず買
える!
あたしは早速、カタログを選びに選んだ上で購入申請しました。一本だいたい三千円前後
ですから、まずは三本。種類としてはレイプとか乱交とかSMとかは嫌いなので――和姦で
母が甘えられるっぽい、かつ女優さんが「研究所」でよく名が出る人を選びました。母子愛
者としてこういう人と一緒にされたくないわあという(心身の鍛錬か素質の足りない)おば
様方も結構いましたがこっちには見向きもしません(ほんとこれで商売になるのかしらと心
配になったのもありました)。俳優でも探したかったのですが研究所でも話題になったこと
もなかったのでこっちは断念です。
その日のうちに申し込んで数日後、宅配便で三本のDVDは届きました。内容がわからな
いよう包装と表示には気を使って。うんうん、満足です。よかった。これで母子相姦の映像
が見られる――いや、勉強できる。
ありがとう。圭様。このお礼は圭様の作品を熟読することでお返しします。作品のアクセ
ス数を気にしているとのことですので、毎日一回ずつでも頑張りますわ。もちろん、ROM
に全作品はおとしてますけどね。あなたの作品に出会った最初の日にはとっくに。
運良くその日は講師の仕事の入っていない日でしたので、部屋の掃除もそこそこに(すみ
ません。買い物は完全に忘れてしまいました)自室のPCに入れてみました。
でも便利になったものですね。あたしが学生の頃はビデオしかなく、たいていデッキは一
家に一台でしたから、こういうHなのを見るには他の家族が家にいない時を待つしかなかっ
たのですのに。今なら自室でポンですものねえ――そういう話をしている場合ではないか。
最初に見たのは目と口が大きく、最近話題のモデルさんに似た綺麗な女優さんの作品でし
た。お年はあたしと同じくらいかな? 結構エロい感じな方で売れっ子だそうです。スレン
ダーだけどGカップだそうで。出演作数は確かにすごかったです。このDVDのもほうも
上々で満足いくものでした。
ただ、Gカップというわりには緊張感がない胸でして、これならDでもぱっつんぱっつん
のあたしのほうがつかさは喜ぶんじゃないのかなあ――いや、対抗意識を持っているわけで
はありませよ。お尻も好みによりましょうがそれほどでもなく――いやですから気にはして
はいませんってば。
次は五十代という女優さんです。でもすごい美人な方でして、ウエストは艶っぽく締ま
り、胸も腰も重厚、Hシーンは濃厚。母子ものですがこれなら孫でも欲情するんじゃないか
しら。若い俳優さんを手玉に取っている感じで貫禄十分でしたわ。ま、まだ三十代のあたし
の若さとぴちぴちの前では――ライバル意識で言っているんじゃありませよ。
最後はあたしよりちょっと上かなという女優さんです。これはおっぱいも張ってました
ね。うーーん、あたしといい勝負かもしれない、大きさのほうも。Hシーンはダイナミック
で野性的ですらありましたわ。ああやってつかさに犯されて乱れるのもいいかもしれないな
んて思っちゃったりして。でも、ちょっと目つきが怖いのが気になりましたけど。やっぱ
り、“母”なんですから慈愛を感じさせる表情は必須ですよね。あれじゃあ愛人か何か向き
で――いけない、また何か比べてしまいましたね。
初めての母子相姦映像(フィクションですけど)ですので、ついついついついつい見なが
ら結構“忙し”かったんですが、気になるとこは気になってしまって……オナニーし続けた
割には文句が出るとこは出るんですね。いずれも買って得した! という秀作ぞろいでした
けど。
全部見終わった頃にはもう夕方になっていました。三本一気はちょっときつかったなあ。
もう腰ががくがく乳首が腫れちゃって家事どころじゃありませんわ――ちょっと反省。
あと、まあ売り物のせいでしょうがHシーンそのものはパターンがあるんですね。たいて
い息子が積極的で母が抵抗しながらもそれに応えるっていう本筋から、SEXのテクニック
まで。まず、お口――フェラチオは必須なんです。みんなやってました。うーーん。ママに
おちんちんを舐めてもらうと息子は嬉しいのかなあ。息子のおちんちんを頬張るママの顔は
変だけどやっぱりいやらしくはありましたけど。痛いんじゃないかっていうくらい激しく動
かす女性もいたっけ。バキュームとか言うんですか?
問題はあたし、お口でしてあげたことがないんですよねえ。唯一の男があのゲイでしたか
ら要求も許可も無かったんです(噂によるとあいつはフェラチオをするほうだったらしいん
です)。DVDで見たとおりで良いのかしら? モザイクかかっているから詳しくは見えな
いんですよ。舌と喉でやるんだろうけど――歯をたてたら、さすがのつかさでも怒るだろう
な。
パイズリ――おっぱいで息子のおちんちんをはさんでしごくのも皆さんやっていました
が、これは見よう見まねだけど何とかなるかなあ。あたしパッチパチのDカップなんです。
本物のメロンクラッシュ! できますわ。おっぱいなら少々力をいれても痛くないでしょう
し。
それから最後は顔射が多いなあ。ちゃんとやっていますって証明かな。せっかくの息子の
ミルクだから全部母体で受け止めるのもいいと思うんだけど。顔にかけるのが男の優越感や
征服感みたいにも見えましたしね。
あと気になったのはクンニですか。あんな女の“恥ずかしい”とこを舐めてもらうのが。
ああ、なんていやらしい。だって、女の体の中で一番恥ずかしいとこですよ? 同じくらい
敏感で気持ち良いとこで――そんなとこをあの可愛いつかさにねっとりと舐められると想像
しただけで、あたしもう……
唯一苦情を申し上げれば俳優のほうにももう少し気を使ってください。はっきり言って美
しくありません。全部見ましたが、つかさの顔で想像しなかったらオナニーするほどのれな
いんじゃ……すみません。またはしたないことを。
「あれ、今日はお寿司取ったの?」
「う、うん。ちょっとママのほうで良いことがあったからね。寿司の出前にしたの」
「お仕事のほうで?」
「お仕事というか・・・・・・ま、最近ずっと探していたのがやっと手に入ったのよ」
「ふーーん。良かったね、ママ」
帰宅後、何も疑わずにあたしのお祝いを喜んでくれる息子をあたしは思わず抱きしめてし
まいました(嘘はついてないもんね)。つかさはそれを恥ずかしそうにやんわりとふりほど
き自室に戻ります。その後姿をあたしは涙以外で濡れた目と体で熱く見つめるのでした。
かくして、おかげさま(主に研究所様の)で普通の母のあたしも近親相姦についてそれな
りの知識を得ることは出来ました。ありがとうございます。関係各位には深く御礼申し上げ
ます。だって、こんな知識は保健体育やカルチャースクールでは絶対に得られないものです
からね(得られたら怖いわ)。
個人的にも安心もしました。特に息子に恋することが許される世界や同じ夢を持つ方々が
あまた存在することを知ったのは大収穫です。一人じゃないんだと思うだけで安堵と――や
る気がわいてくるものなのです。
そういうわけで次は実践編です。
母子相姦と一口で言っても結構な種類があることは研究所で学習したとおりです。それこ
そSMだの近親陵辱だのの勘弁して路線から純愛、コスチュームマニア、甘々ラブラブ、赤
ちゃんプレイのちょっといいなあというの、同性愛がらみとか他の家族やよそ様の近親巻き
込みの後の人間関係大変だろう乱交モノまで。いやあまあ千差万別で。
これだけあるとあたしが何を要求してもかまわない気がしますわ。もちろん、世間に出
回っている近親物のお話のかなりは妄想非実話だそうですが、だれだって自分の趣味にそぐ
わないのを妄想はしないでしょうから、実数何分の一でも実際にやっている人達にはこれだ
けの広がりはある世界なのでしょう。DVDのほうもその趣味の反映でできているのでしょ
うし。
ちなみにあたしの希望としては――
やはり“受け”がいいですわね。可愛い息子に恋焦がられ迫られるタイプ。つかさは世界
一可愛いからこれがベターだと思います。だからあたしのほうは美少年に愛される清楚で淑
やかな“美聖母”ですね。理想は処女母マリア様でしょう。うーーん、自分でも怖いくらい
似合っていますわ。
ただこの場合、問題がひとつあります。なんてったって聖なるマリア様ですから、あたし
から迫れないんですよ。つかさに「Hしようよお」なんていうのは母としてはしたないで
しょう。イメージが壊れますわ。ここは是非つかさのほうから「ママ、お願い。ママが欲し
くてたまらないんだ!」と言わせる必要があるのです。
でもそれってどうやったら出来るの?
現実としてつかさはあたしに子猫のようになついてはいます。二人きりの家族ですからね
え。反抗期なんてのはなかったし、あれほどもてているのに特定の“彼女”をつくったこと
もないし、買い物でも何でも「来て」と言えば必ず来てくれるし、街を母親と仲良く歩くこ
とを嫌がったことは一度もないし。
でもそこから先はねえ。いくらあたしでも仲の良い母子と母子相姦までにかなーーりの距
離と世界の違いがあることはわかります。さてさてどうしたら、それをのりこえられるので
しょうか?
自分で考えてもわからないことは先達に聞くことです。言うでしょう? 『聞くは一時の
恥。聞かぬは一生の損』って。幸い、あたしには『研究所』という世界屈指の専門機関があ
ります。ここでそこらへんを質問すればいいんだ。うんうん。
問題はこちらにいらしているどなたに聞くと良いかですね。
『研究所』で一番偉いのはもちろん「管理人さん」です。しかし、この方、確か兄妹派な
んですよね。母子派じゃないんです。今回の相談相手としてはいかがなものかと。
では、他の常連さんですと――
『研究所』に掲示板はいろいろありますが、実は“告白”のほうはちょっと遠慮しました。
何故? と言われるかもしれません。実際に近親愛の方々の体験談コーナーですからねえ。
経験者ということでは相談相手には的確でしょう。ただ、ちょっと、うーーん。なんていう
か、告白なさっている内容があたしの希望の世界じゃないんですよ。お母様を虐めるのとか
もありますし、リアリティにかけるのもありますし。まあ、「告白の真偽は問わない」ルー
ルだそうですから、そこらへんを追及してもねえ。
で、注目したのが小説欄です。こちらの常連さん達のほうが何か詳しそうだったのと(あ
るいは近親愛について勉強していそう)、フィクションと宣言している分、冷静な筆致なの
を買ったのです。常連さんも長い人が多かったですし。
具体的には、DVD購入でお世話になった圭さん、翻訳作家の忍びの者さん。両刀使い
(誤解されそう。いや、上下左右押えている人ですが)素浪人さん他のべ十人弱のお方たち
ですね。その中であたしが選んだのはばりばりの母子派のrenkaという方でした。
理由は? 屈指の古参ながら最近滅多に出さないんですけど過去の作品はそろってもろあ
たし好みの甘甘スイーツであることと、この方だけが女性ぽっかったことですね。
ただ“女性っぽい”については多少の説明がいります。掲示板上では「renka姐」な
んて呼ばれていますし、文面も女口調なんですけど、過去(デビュー時)に遡ってみると、
必ずしも女じゃないんですよ。中性的でねえ。チェックしていったところ、次第に女になっ
ていくような感じでした。何故?
考えられるケースとしては次の三つでしょうか。
1 本当は男で俗に言うネカマである。
2 本当は女で最初は男のふりをしてきたが、慣れてくるにしたがって安心して本来の
性別に戻った。
3 最初は男だったが、途中から女に入れ替わった。
この中で言えば(1)が普通かな? でもそれなら何故途中からカマになったのかがわかり
ませんね。ネカマなら最初から女で通さなきゃ意味ないでしょうし、母子相姦愛好者なら性
転換はしませんよねえ。一応、ここはゲイの近親相姦(男同士でもそう言うのかしら?)は
お断りのようですし。(個人的事情からゲイは百年くらい勘弁!)
だとすると(2)が一番可能性高いかなあ。やっぱり、女の身でこういうHなとこに来るの
は勇気がいるのでしょう。あのレンタル屋でのアダルトコーナーの粘つくような空気を思い
出せばあたしにもたっぷり実感できます。好きとはいえ(常連どころか“古参”になるくら
いですから――ウフフ、姐さん、お好きなんですねえ――あたしなんかほんのひよっこで。
ほほほ)、女性ならそれなりの警戒はするでしょう。万が一にも身元がばれたりしたら私生
活大変でしょうからね。きっとそうなんでしょう。
でも個人的に信じたいのは(3)ですね。いや、何か素敵なドラマがありそうじゃないです
か。
例えば最初は美しい実母に恋焦がれる美形の息子がその慕情を小説の形で発表していたん
だけど、やがてパソコンのアクセス履歴から母がその事実に気づく。懊悩の末に息子の愛を
受け入れる決意をし、その証に同じHNで母の書いた母子相姦小説を投稿。ついにそれに気
がついた息子が、その夜――
うーーん。たまりませんわ。ほんとrenkaさんの小説みたいなお話。だからこれに決
定! 理由は一番面白そうだから。以後、renkaさんは幸せな母子愛カップルとするこ
とにします。
えっと、そういうわけでrenkaさんに相談することにしました。方法としては――こ
ういう趣味の世界ですから、まあすぐメールというわけにもねえ。研究所の掲示板という手
もあるのでしょうが、話長くなりそうですし。プライベートなことを公示するのもどうか
と。
というわけでここは電子私書箱にしましょう。
電子私書箱についてはご存知ですね? 研究所のほうでユーザー間の相互連絡用に管理人
様が用意していただいているもので、見た限りでは自分用を登録している方は少ないようで
すけど(恩人圭さんも作っていらっしゃらない。何ぁ~故ぇ~? 御礼とかいろいろ言いた
いことはあるのにぃ)、幸いrenkaさんは初期の頃から設定しています。あたしはそこ
へ早速お手紙を差し上げることにいたしました。
「拝啓。はじめまして。renkaさん。
あたくし、bombと申します。一児の母です。最近、当研究所に来た初心者ですが、
renkaさんの作品は全部読ませていただき、たっぷり堪能いたしました。甘い甘い大甘
極甘至高の甘味が大好きです。最近、ちょっとお休み気味のようですが、復活を心よりお待
ちしております。
さて、ところで実は一つご相談いたしたいことがあります。いや、我が家のことなんです
が。
普通の母子家庭において、renkaさんの小説みたいなラブラブの母子関係になるのに
はどうしたら良いのでしょう? 何か秘訣があったら教えてください。具体的なアドバイス
欲しいです。ちなみに母子仲はとても良いほうです。」
うーーん。ちょっと言いたいことのみのダイレクトすぎるかなあ。でも電子私書箱には文
字制限があるしぃ。こういう研究所の愛好家同士なんだし、ま、いっか。
あたしはrenkaさんの私書箱に送信しました。講師が休みの平日のつかさが学校に
行ってからですから午前十時頃ですか。返信用のあたしの私書箱はHNのとおりにbomb
にしました。bombとはどういう意味か? とか言っているそこのあなた方はこのお話を
もう一度最初から読み返してくださいな。
送信後、三十分おきくらいに自分の私書箱をチェックしましたが、お返事はなかなか届き
ません。どうやら昼間は駄目みたいですね。仕事しているのか。そういえば仕事で英文を読
むのが嫌だとか、どっかで愚痴っていたなあ。やっぱりうちと同じ母子家庭のママさんなの
かしら。小説のほうもそういう設定多いいし。
「ただいま。あれ、今晩のご飯は?」
「あ、ちょ、ちょっと待ってね。今すぐ作るから」
「またあ? まだ何もしてないなんて。何か仕事を持ち帰ったの?」
「え? えええええ……ま、まあああそんなものかなあ。ちょっとママ忙しかったの。
おほほほ……」
夕方になり、部活を終えたつかさが帰宅してきました。あたしは出来るだけ平静な顔で二
人分の夕食の支度をしながらも私書箱チェックはし続けたのですが、まだまだ来ません。後
片付けが終わり、つかさが入浴し、後は勉強のために自室に入った頃にようやくrenka
さんからお返事があたしの私書箱に届いたのでした。
『はじめまして。bombさん。renkaです。お手紙読ませていただきました。
拙作を全部読んでいただけたとのことで恐縮です。実は女性の読者の存在が確認できるの
は稀有なことでして、ましてお喜びいただけたのでしたら光栄かつ大変嬉しく思います。
さて、ご質問の件ですが――まずはおめでとうございます、と言うべきでしょう。肉親に
そこまでの愛情を感じられていることに。まだ肝心の――失礼、メインディッシュの○○の
ほうは未経験のようですが、心より応援いたします。頑張って下さいませ。
え~~でも、具体的な方法についてはなんと言って良いのか。もうちょっと詳細な情報が
ほしいのですが、この研究所ではそこらへんは危険ゾーンですからねえ。ここでのマナーと
してプライバシーはあたしにも明かさないよう願います。
まあ、推測するに仲の良い母子でbombさんは乗り気(恋慕?)ながら、息子さんが近
親愛までは意識していないということでしょうか? ならば、一般論として、母も“女”で
あることをわからせることから始めたらどうでしょう。まずはそこからですよ。
幸い、異性を心と体で感じたことを女は“触らない”とわかりませんが、男は“見れば”
わかりますからねえ^^。
続報お待ちしております。頑張ってくださいませ。素敵なママさま。あなあなかしこ』
おおおおおっ! renkaさんのお返事だ。しかもなんと優しいお気遣い! ちょっと
以上に嬉しい! でもプライバシーは駄目なのかあ。アドレス送ってメル友になろうかと考
えていたのにぃ。ま、しかたないか。一応、アダルトサイト内の付き合いだしなあ。個人
データを悪用されたらいろいろ面倒なことになるのでしょう。
アドバイスとしては――”女“をわからせるですか。言われてみればそうよね。母子で恋
愛関係になりたいんだから、母子と同じくらい男女でなくてはならないし・・・・・・renka
さんの小説もたいていそうだったなあ。
でも問題はどう何をやれば良いのかしら? 今、ふと気づいたのだけど、あたし女子校育
ちですぐ見合いさせられてすぐ結婚したから前夫以外の男ってほとんど知らないのよね。し
かも唯一の男はゲイだったし・・・・・・これってひょっとして実質全くの初心者ってことなので
はないかしら?
やばっ!
「お返事ありがとうございます。bombです。貴重なご意見もいただきまして感謝いたし
ます。
ただ、まことに恐縮ですが応用実用には少々以上に不足しております。renkaさんの
お教えがではなく、こっちのあたしのほうが。
そこでまずあたしのほうの事情を申し上げます。プライバシーは云々でしたが、これだけ
はお伝えせねばご考慮もできないでしょうから。
あたしはバツイチですが結婚生活はほんの数ヶ月です。前夫が実はゲイでして。しかも高
卒ですぐ結婚でしたから、実は男性経験がそのゲイ以外ないんです。ひょっとしたら今の息
子が初恋かもしれないくらい。ですから、女をどう見せるかについても基本的に初心者なん
です。具体策なんか想像も出来ません。
そして今の“初恋”だけは成就したく、それこそこれが最後の恋になってもかまいませ
ん。いや、むしろそれが本望です。
お願いします。出来の悪い弟子にお教えいただくようにわかりやすいアドバイスをお与え
くださいませ。」
速攻で続報――てゆーか続質問を送りました。女としてかなり恥ずかしい内容だとは思い
ましたが、正直わからないんだから仕方がありません。ああ、こんなことなら○ン○ンの
SEX特集とか○キー○の艶―○とか購読しておけばよかった! 最近、本屋で見かけた時
も「あたしにはつかさがいるんだからそんな欲求不満女の本は不必要よ」なんて余裕持って
いたもんだから……後悔先に立たず。
ちなみにrenkaさんがおっしゃていた『異性を心と体で感じたことを――云々』につ
いても意味がわかんなかったので聞こうかとも思いましたが寸前で気づいたのでやめまし
た。そうよね。確かに男は“来た!”ら見ればわかるわよね。それこそパンツの上からも
――
……はしたない話題ですみません。でもネタをふったのはrenkaさんですからね。
送信後、今度はそれこそ五分――いや三分おきくらいに私書箱をチェックしました。でも
なかなか返事が来ません。ここらへん私書箱の欠点ですねえ。チャットみたいにはいかない
ものです。早くしてよねええ! と万が一にもつかさの部屋には聞こえないよう気を使いな
がら唸ること数時間、ようやく十二時前にお返事が届いたのです。
『早速のお返事というか続報ありがとうございます。ちょっとびっくりの内容でした。いい
ですねえ、初々しくて。うまくいくと息子さんは乙女なお母様とラブラブになるのですね。
すごい! 綺麗! 素敵! ほんと小説にしたいくらいにあたしにもろ好みです。いらっ
しゃたんですねえ。そういう幸せな母子様が。
ただご質問の具体的な方法については――あたしも手練手管に詳しいほうじゃないんでし
て(あんまり遊んでないんです。体育会系で^^)。ここは一般論(母子愛の一般って何?
^^)で意見を述べさせていただきます。
まず、前文書の“女を感じさせる”ですが、そもそも日本において母子愛はメジャーじゃ
ありませんよね? ですから普通、息子は母を“女”としては見ないのです。もちろんそれ
では母子愛には発展しません。
ですから、まずbomb様がなさるべきことは、とにかく母子愛という美しい世界がある
ことを息子さんに知らせることでしょう。それを知って息子さんが良い悪いをどう判断する
かが問題ですが、そこで好印象が得られたらそれからbombさんが母である以上に女であ
ることを教えてあげる――
という段取りになるのではないでしょうか?』
renkaさんらしいというかなんと言うか――ある意味論理的なアドバイスですね。そ
うか。まず母子相姦そのものがマイナーというか認識外ですから、そこから教えなきゃ、マ
マに恋情までいかないんだあ。なるほど。とにかく恋愛の対象となりうると思わせなければ
ならないのか。確かに男がみんなゲイで恋愛対象外だと習っていれば男に惚れる女は激減す
るでしょうからねえ。実体験としてよくわかります。
ただここでrenkaさんに苦情を申し上げたいのは肝心の具体策がまだ抜けていること
です。いったいどうしたら息子に、母子愛の世界を教えられるのでしょうか? まして処女
母マリア様路線狙いのこのあたしに? こっちから積極的に説明するのはどう考えても下ネ
タがらみになりそうで聖母としては絶対NGでしょうし。
さらにその後の“母が女であると知らせる”については質問したのに答えていらっしゃい
ませんね。シカトされたのか、言いにくかったのか、わからなかったのか――まあ、ぶっち
ゃけ、あたしは生まれた(母&息子)時から女ですから、性別が女であることはあたしもつ
かさも常識となっています(当たり前よ)。その上で更に――いや、今更“女”をアピール
しろと言われても……具体策は難しいなあ。色気があるとわからせろってことかな? でも
どうやって? 服装から変えていくのかな? 露出を増やせとか……それで足りるかしら?
それに理想はつかさにかしづかせながら、あたしへの憧れみたいな恋情をいだかせること
なんですからねえ……見せりゃいいっていうやりすぎは逆効果でしょうし……。
答えの見つからないあたしは勉強というわけでもないんですが、この夜はrenkaさん
の作品を一通り再読してみることにしました(ま、ちょっと自分で――Hなこともしまし
た。だって読んでいるのはポルノなんですもの)。
翌日、つかさを学校に送り出してからも、昨夜の続きです。いや、作品は結構ありましか
らねえ。それがすんだら他の(圭さんとか忍者さんとか素浪人さんとか)にも手を伸ばしま
す。でも、うーーーん、あたしが使えそうなのはないなあ。手としては他の近親相姦者を見
せて刺激するというのがあちこちであったけど、そんな人達、実際には知らないしなあ。こ
のマンションは母子家庭とか多いけど、こんな夢を持っているのはうちだけでしょうしね
え。
「あーー考えすぎで知恵熱がでそう」
そうつぶやいたのはお昼過ぎ――ちょうど作品に一通り目を通し(はい、手を遊ばせてい
なかったとは申しませんよ)てから、例のDVDでも見ようかと思った時です。そこでふと
全身がとまりました。自分の台詞と行動にぴん! ときたのです。
まさしくそれは啓示でした。
「あれ、どうしたの? このディスク? CD?」
この日、帰宅したつかさはリビングのキャビネットの上に置いてある三本のDVDにすぐ
気がつきました。
「あ、駄目よ、それ。うちのじゃないから」
キッチンからあたしがのんびり注意します。夕食の準備中ですから顔を微妙に向けずに。
もちろん意識してです。この時の会心の笑みをつかさに見られたら怪しまれてしまうじゃな
いですか。
「うちのじゃないって?」
「今日、ポストに入っていたのよ。心当たりはないんだけど」
あたしに止められて何となく手をだしづらい顔でつかさが見ているのはもちろんあの母子
相姦DVDです。パッケージは外して普通のケースに入れてありますから見た目にはなんの
ディスクかわからないでしょう。
「入れた人が間違えたんだと思う。一階のポストだから。階違いか部屋番違いのおうちに届
けるつもりだったんじゃないの」
「ふーーん」
興味を失ったつかさの声です。あたしの中の悪戯心がにんまり笑いました。ふっふっ
ふっ。ついでにちょっと顔を向けます。つかさはまだ気づいていません。ふっふっふっ
ふっ!
「じゃ、ご近所に聞いてまわらなきゃ」
「それが出来ないのよ」
「なぜ?」
「アダルトのHなDVDなの」
あたしとしては精一杯の演技力で普通の声を出したつもりでしたがうまくいったかどう
か。幸い、台詞の意味にびっくりしたつかさは不自然さに気がつかなかったようです。
「え? え? ええっ? アダルトぉっ?!」
「うん」
わざと明るい笑いをこめながら言うのにあたしは精一杯でした。
「一応、中を確認したんだけどね。三本ともDVDで三本ともアダルトだった。しかも近親
相姦ものなの」
でないと濡れたような声になっていたでしょう――だってぇ、「近親相姦もの」という単
語だけでもけっこう恥ずかしかったんですものぉ。
「綺麗な女優さんだけどママくらいの年齢の人とその子供みたいな俳優さんが出ていてね。
ま、そういうことをしているDVD。最後まで見てないけど」
「……」
つかさは声も出ません。
「だからねえ。『こちらのDVDはそちら様のものじゃないんですか?』なんて言い難いの
よ。ほら、このマンションってうちみたいな母子家庭多いでしょう? だから違ってもなん
だし、本当の持ち主だったらそれこそお互いに気まずいし」
そう優しく言われてつかさはぎこちなく首をたてに振りました。
「まあ――」
ここからが正念場です。さらに明るく、清潔に次の台詞を言わねばなりません。
「そういう趣味についてはとやかく言うつもりはないんだけどねえ。他人に迷惑をかけず本
人達が幸せなのなら、別に悪いこととも言えないんだし」
キッチンを向いておたまをとりながらさりげなく言いました。え? というつかさの驚き
の空気が背中に確かに伝わります。そこでわざと振り返ります。つかさの表情を見たかった
のです。にっこり微笑んだのは好奇心と“うずき”を隠すためでした。
「あら、どうしたの?」
あたしのつい今の台詞につかさは唖然としていました。でも嫌悪の表情ではありません。
頬も真っ赤です。『母子相姦』というものと、それをあたしがどう考えているのかを知った
驚愕でしょう。頬を染めているのは恥ずかしい“だけ”ではきっとないはずです。
「そろそろ晩御飯できるわよ。シャワーしていらっしゃい」
第一段階成功! という心の叫びを聖母の笑顔で隠してあたしは優しくつかさにそう言い
ました。
母子相姦をあれだけあっさりと言い切られて、しかもそれ以降忘れたように日常生活に
戻ったあたしにつかさはだいぶ驚いたようでしたが、それ以上、自分から話を蒸し返すわけ
にもいかず、それなりにぎこちなくいつもどおりの息子でいました。
ちょっと会話の少ない夕食後、いつもどおり片づけを終えたあたしはつかさにお風呂を勧
めてから自室に入ります。この場合のポイントは例のDVDをそのまま置きっぱなしにした
ことです。つかさもラップトップPCは持ってますし、それはDVDも見れる奴です。この
ままにしておけば、第二段階としてきっと次の行動があるでしょう。健康的な男の子なら。
翌朝、さらに会話の少ない朝食後につかさを送り出したあたしは早速、キャビネットの上
のDVDをチェックしました。もちろん昨夜と同じように置かれたままです。触った形跡は
ありません。触って戻したのかもしれません。しかし、そのDVDケースの端にはあたしの
髪の毛を小さく切ったものを貼ってあり、開閉すれば外れてわかるようになっていたことま
ではつかさにはわからなかったはずです。
「おおっ! あたりがあるうう!」
ありました。髪の毛が外れていたのです。三本のうち一本でしたが、確かに外れてまし
た。これを昨夜、つかさが――あたしの息子がこっそり見たことは状況からして確実でしょ
う! (まさかディスクを手にしただけであきらめたなんて男らしくないことはないわよ
ね?)
フィッシングで大物を釣った人の気持ちとはこういうものでしょうか。あたしはシロナガ
スクジラでも一本釣りしたような高揚感でそのDVDを自室にもって行きました。何のため
ですって? もちろん見るためです。それは例のGカップ熟女優の作品で、これをつかさが
見たかと思うともう一度、見なくてはいられない心境だったのです。
「ああん……」
何十回も見た映像なんですが、今までで一番燃えました。だって、つかさも昨夜これを見
たのですから。そう思うとまるで今ここにつかさがいて一緒に見ているような気すらしてき
ます。また、この女優さんの美貌と裸体と痴態につかさが何をしたかと思うと――もうたま
らないほどの新鮮な嫉妬すら感じてしまったのです。
恥ずかしいことですが、DVDの最後までずっとオナニーをしてしまいました。
DVDは元の位置に戻しました。髪の毛をもう一回貼って。後は普通のママにもどります
(もちろん、ふりだけね)。
その日も帰宅したつかさは言葉少なげでして、でもまた翌朝チェックしてみると別のDV
Dの髪の毛が外れていました。その次の日も同じようにまた別のDVDが。ある意味律儀な
息子ですね。一日一本づつなんて。まあ、どれも百分以上はありますからそれはそれで十分
なのかな? そこらへんの男の子の生理はまだよくわかりませんわ。あたしだったら、半日
で三本くらい――
ま、とにかくこの三日の実験でつかさが母子相姦に興奮――いや欲情するのは確認できま
した。『実の母親とするなんて!』という拒絶もないみたいですね。しめしめ。実験は大成
功です。
ここで第三段階です。
「ついに今夜決行! 密かに母子相姦DVDを見てオナニーする息子のもとへ実母が突如奇
襲をかけ、そのまま母子愛へとなだれこむ!」
――なんてことするわけじゃありませんよ。そういう小説もあったし、ま、それはそれで
悪くは無いけど、それだといまいちあたしのイメージじゃないんですね。『淫らな母親が息
子を喰っちゃった』みたいで。それにいくらお世話になった(母子ともども)女優さんとは
いえ、あたし以外の女におちんちんを固くしている息子なんて、なんかすごく嫌でしたし。
ではどうするですって? 答えはさっきでましたよ。
キーワードは「知恵熱」です。
「あれ? ママ。どうしたの?」
帰宅したつかさはパジャマ代わりの浴衣で布団に横になっているあたしを見て心配そうな
声を出しました。
「う……ん。ごめんね。ちょっと熱っぽくて」
弱弱しく可愛らしくあたしは言います。つかさの表情が本気で曇りました。ううん、こう
いうところがメチャ可愛い!
「風邪ひいたの? 大丈夫?」
風邪じゃないの。今日はあの母子相姦DVDをずっと見ていたもんだから、体の全部が熱
っぽいの。しかも今日はこれからの為にオナニー禁止にしているし――なんてことは事実
だけど言えません。
「ちょっとね」
あたしは微笑みながら言葉をにごしました。つかさの心配げな顔がさらに深刻になりま
す。それを見て優越感にひたるあたしは悪い母でしょうか? (可愛い母と言いなさい!)
「晩御飯は出来ているから食べなさい」
「……うん、わかった。後片付けは僕がしとくよ。ママ、何かほしいものは無い? 僕、
なんでもするよ」
本当にぃ?
「ありがとう。じゃあ、ご飯とか全部が終わったら来て。ちょっと頼みたいことがあるの」
入浴から夕食から片づけからを全速力で終えたつかさがあたしのとこに来たのはまだ午後
八時前でした。夜はたっぷりあります。さらに幸運なことに今日は金曜日なのです。
「ママ。終わったよ。頼みって何?」
真剣につかさがあたしを覗き込みました。ものすごく素敵な光景です。まるで騎士にキス
を迫られる眠り姫のように。ありがとう、つかさ。もうママはあなたのものよ。
「ちょっと悪寒がするの」
「やっぱり、風邪? 暖房しようか?」
「心臓もどきどきするし」
ま、これは期待のせいですけどね。
「ヒーターか何か持ってくる?」
「ううん、そういうのはいらない」
「じゃ、どうしよう?」
「だっこして。ちっちゃかった時みたいに」
ものすごく甘えた声だったので、つかさは一瞬なんのことかわからなかったみたいです。
「え? だっこって……」
「ぎゅっ! と抱きしめてくれるだけでいいの。それでママ落ち着けるのよ」
掛け布団の端からほとんど目から上だけ出して甘えました。ようやく意味がわかったつか
さが明らかに動揺しています。くすくす、可~愛いぃ。
「で、でも……」
慌てるのは何故でしょう。実の母と子です。だっこ程度のスキンシップは自然でしょう
に。それなのに動揺するのはスキンシップ以上のことを妄想したからに違いありません。
やーーい。H!
「早くお願い。どきどきがとまらないのよ」
「う……」
とぼけたって駄目。証拠はあがっているのよ。あの母子相姦DVDを全部見たことはわか
っているんですからね。おほほほほ。
「駄目なの?」
「いや、そういうわけじゃあ……」
「じゃ、お願い。眠くなるまででいいから」
はたして今夜眠れるかしら?――お互いに。
「……うん。わかった」
ジャージ姿だったつかさでしたが、あたしのおねだりで脱いでくれました。さすがに布団
にはいるんですからね。Tシャツとパンツ姿になったことに他意はありません。あたしがい
つものように浴衣を着ているのは和服がお仕事の日舞・茶道講師での仕事着(勝負着?)で
なじみが深いことと、さらに目的があってですけど(脱がせやすいしぃ……)
「嬉しいわ。つかさとこうぴったりしていると何かすごく懐かしい気分になるのよ」
「そ、そう?」
布団の中で横になって向き合い、ぎゅっと母子で抱き合います。まだ身長はあたしのほう
が高いのもあって、あたしが抱きしめるみたいな形かな。可愛いい息子だこと。ほんと食べ
ちゃいたい(もうすぐよ)。
「……」
特にそれ以上会話も無く、二人でじっとしていました。あたしはそれなりの幸福感のせい
もあります。つかさは緊張と――あのせいでしょう。
「――」
予想より早くそれは来ました。つかさがもぞもそ体を捻り始めたのです。“あれ”を悟ら
れないために決まっています。あたしはすかさず太腿を動かしてそこに――つかさの股間に
あてました。
(わあおうっ!)
ありました。疑いようのない、ごまかしようの無いそれが。はっきりと石のような硬さを
持って、パンツと薄い浴衣の布地越しにもほんと火傷しそうなまでに熱い、男の子の
“本能”の意思表示が――
つまり“勃起”が!
(……)
この瞬間のあたしの気持ちは男性にはわかってもらえないものかも知れません。正直、自
分でもここまで感動するとは思っていませんでしたから。きっと最愛のものが自分に劣情を
もよおしているということはあたしの人生では初めてだったからでしょう(かえすがえすも
あの最初の失敗結婚が恨めしい)。
相手としてつかさなら文句はありえませんし、そのつかさがはっきりと――母と抱き合っ
ただけどここまで力一杯男らしさを見せていることに母性と女性が絡み合ってちょっと涙が
出そうなくらいの感動を与えたのでした。
「……」
感極まっているうちにふと気づくとつかさが体を一生懸命捻り、何とか恥ずかしい自分の
部分を遠ざけようとしています。甘い、ふっふっふっ。あれだけあってここまできて、そこ
で逃してたまりょうか。
「どうしたの? つかさ。もっと”ぎゅっ!“として」
あたしは甘えて囁きました。息子を抱きしめる両腕にも力を込めます。つかさが目を白黒
させているのが良く見えました。
「え? ……でも……」
つかさとしても困ったでしょう。母に抱きしめられながらも股間のおちんちんは勃起し
きっています。もちろん、この母の女体に欲情して。息子としてそれを知られるのは――
「いいのよ。困っちゃっているんでしょ?」
もっと虐めたかったのですが、ここらへんで許してやることにしました。――だってあた
しも限界だったんで……
「ここが大きくなって」
そう言いざまにあたしはつかさの股間のおちんちんを――まっすぐな棒と化したそれを右
手でむんずと掴みました。
「きゃっ!」
女の子のような悲鳴がつかさからもれます。あたしだって実は叫びたかった。握ってわか
ったんですけどそれほどまでにつかさのおちんちんは大きく硬く――DVDの俳優さんの
より(モザイクではっきりしませんがたぶん)立派で逞しかったのです。パンツの上から
だというのに、こいつう、子供の癖に……
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと。ママ……」
「いいのよ。恥ずかしがらなくても。男の子だからしょうがないわよね」
実母が息子の勃起を握り締めるという想像以上の事態に全身でうろたえるつかさにあたし
は慈母の威厳を持って優しく囁きました。言うほど余裕があったわけではありません。つか
さなみにうろたえたくなるほどの喜びと嗜虐と興奮を必死に自制してのことです。
「つかさも大きくなったのねえ。気にしなくていいのよ。自然なことなのだから」
「……」
「でもこれを小さくするのを自分でしちゃ駄目よ」
怒らなかった母に真顔でそう言われ、つかさは目を通常の六割増しで見開きました。
「え? なんで?」
もったいないないからに決まっているでしょう!
「自分でやると歯止めがきかなくなるでしょ? それこそ何回でも止まらなくなるものなの
よ」
あたしのオナニーがそうでしたからねえ。
「で、でも――」
「心配しないで。ママが“して”あげる」
どう反応して良いかわからないでいるつかさのおちんちんをパンツを下げて(ぐいん!
と)出してからあたしはそっとさすりました。あたしだって初体験なんです。男の“おちん
ちん”を手伝うなんてのは。でもつかさが硬直している分、なんとなく余裕がでたのは母と
しての責任感でしょうか。(女の悪戯心かもしれない^^)
「う……」
「大丈夫。ママにまかせなさい」
予想以上に大きく(子供の癖に!)、想像以上に熱い(これはあたしの魅力のせいだから
許す)つかさのおちんちんをあたしは丁寧にしごきます。どの程度に力を入れればいいのか
なんてまったくわかりません。一応“急所”ですからあんまり強くすると痛いんでしょう
し、かといって柔らかぎるのも――“ゆるゆる”とか言われる女性もいますしねえ。
でもそんな配慮は無用でした。
「ま、ママ……」
数分も持たずにつかさがか弱い声をあげたのです。
「ん? どうしたの?」
「や、やめて」
「え? どうして?」
「で、出ちゃう!」
なにがあ? と聞く余裕はありませんでした。あたしの手の中でつかさのおちんちんがび
くびくっ! と暴れだしたのです。さすがに次に何が起こるかはあたしでもわかります。つ
かさが絶頂って、ここから白い――え? もったいない!
「わあ!」
つかさが悲鳴を上げました。絶頂ったからではありません。あたしが急に体を入れ替え。
つかさの股間に――いやおちんちんをぱっくり咥えたからです。そしてその数秒後、つかさ
のおちんちんは爆発しました。
(うーーーーー)
あたしの口の中一杯につかさの――青い香りと味が広がります。恥ずかしがっていたくせ
につかさのおちんちんからはどくどく音を立ててそれは止まりません。あたしだって、一滴
でももったいないから口をすぼめ、舌で舐めまわしておちんちんから搾り取るようにつかさ
の“ミルク”をすすります。
「ま、ママ。そんなことまで……」
感極まったつかさの声がします。素直に感動しているようです。ちょっとほっとしまし
た。いや、思わず、もったいなく飛びついちゃいましたが、母としてはしたない仕草ではあ
りましたので――
そういやフェラチオどうしようとか心配していたのに。うーーん、勢いって怖いですわね。
「うふん。気持ち良かった?」
息子のおちんちんを全部吸い尽くしたあたしは可愛く(ちょっと遅いかもしれない)小首
をかしげながら、息子に向き直りまた抱きしめました。つかさは呆然と、頬を紅潮させてこ
くこくとうなずいています。母の愛撫とフェラチオに感動したのでしょう。しめしめ。
「これからもこんなになったら言いなさい。ママが綺麗にしてあげるから」
綺麗じゃないだろう――でしょうが、まあそこはあたしの母としてのイメージですよ。な
んたって清楚が目標なんですから。
「じゃ、まただっこして。あたしが眠るまで」
白々しくそうあたしは要求しました。つかさも困ったでしょう。実母の体に反応して恥ず
かしくも勃起しさらに実母のフェラで射精までして、さらに全部飲まれてから――また子供
のようにだっこしてなんて要求されているのですから。
「……」
それでも逃げも隠れも出来ず、つかさはぎこちなくあたしを抱きしめます。ここまできて
も自分から獣になろうとは思わないのがつかさのいいところです。さすが天使。でも無防備
に近い、実母の体にまた反応するのだけは抑えようがなかったのでした。
「おや?」
わざとあたしは呆れました。
「あらあら、またおちんちんが大きくなっている。もう、駄目じゃない」
「……」
つかさに声もありません。
「男の子だからって、もう。ママみたいなおばさんに感じちゃってどうするのよ。もっと若
い娘を相手しなさい」
我ながら優しい声です。何せあたしに欲情した証拠を前にしてですから、女として勝った
優越感がたっぷりあります。
「それとも何? 年上が好きなの?」
「……」
「ママくらい年上がいいの?」
実母の優しい声につかさはしばし硬直し――そして確かに小さくうなずきました。
「まあ、趣味は人それぞれだからいいんだけど」
あたしはくすくす笑います。
「でもママと同い年くらいの人を息子の彼女だと言われてもねえ。ちょっと困るかなあ」
「……」
「今、好きな女性もそういう人なの?」
つかさが誰が好きかはもう絶対にわかっています。その行動と反応で。でも、あたしとし
てはそれをはっきりとその口で言わせたかったのです。
「どうなの? 好きな人は? つかさの周りでママくらいとなると担任の先生とか、クラブ
の顧問とか……」
「違うんだ」
ようやくつかさの口が動きました。あたしは小首をかしげて聞く姿勢をとります--万感
の思いを込めて。
「え、えっとぉ、そのぉ……」
頑張れ、男の子!
「ママが好きなんだ。ママが一番好きなの!」
おわかりいただけるでしょうか? あたしにとってはかって味わったことのない感動でし
た。体の芯からの痺れるような衝撃に背骨から手の先まで震えるのを抑えることが出来ませ
ん。息子の愛を受けたこの喜びと余韻に――数分は無言のまま身動き一つ出来ませんでし
た。
自分のことながら無理はないと思います。たとえ近親愛に理解がない人でも、女なら――
母なら、息子のこの告白に感じない人はいないでしょう――少なくとも息子を愛している分
だけは。
「嬉しいことを言ってくれるわね」
あたしは優しく囁きました。母としての威厳と慈愛を込めて――たつもりでしたが、女と
して声まで濡れていたのは確かな事実です。
「こんなおばさんで良いの?」
「おばさんなんて--ママは世界一綺麗だよ・・・・・」
消極的な声で素敵なことをつかさが主張します。うーーん、心の底から嬉しい。もっと大
きな声でもう百万回言って。
「うふふ、ありがとう」
この時、あたしの目も体も――特に女の秘肉や蜜襞に至るまでしっぽりと濡れていたこと
は疑いようがありません。でなくては次の“フライング”はなかったでしょう。
「ほめてくれたご褒美におっぱい触らせてあげる」
実はさっきから乳首のあたりがじんじんしていたからです。もっと後で出す作戦だったの
ですが――でも淫らな母と思われるのだけは嫌なので慌てて「あかちゃんのときみたいに」
と付け加えました。
「え? いいの?」
「お乳はでないけどね。結構綺麗なおっぱいよ」
Dカップたれ無しぱっつんぱっつんの自慢の美乳ですもの。浴衣ですから出すのも簡単。
胸元をちょっと開くだけで――ブラジャーなんかは最初からしていませんわ。
抱きしめたままで、片手で浴衣の襟を引きます。ぽよん、と音を立てて二つの乳房が現れ
ました。乳首がもう硬くなっているのが痛いほどわかります。ほとんど密着したままなの
で、つかさの顔の三センチ前に真っ白なあたしの双つの水蜜桃が突きつけられました。
「……」
「いいのよ。遠慮しないで。赤ちゃんの頃みたいにして」
ちょっとペースが速いわよねえという自覚はありました。予定ではもう少し丁寧に段取り
を踏む気だったんですが――まあ、勢いです。自分でも止められません。
「さあ」
「……うん」
熱く湿った母の声で則されてつかさは小さくうなずき――いきなりかぷりと右の乳房にか
ぶりついたのです。
(え?)
そのままちゅうちゅうと吸います。まずは指からと思っていたあたしはびっくりしました
が、考えてみれば赤ちゃんの頃は母乳を飲むのが目的であって、指で母の乳首や乳房を愛撫
する赤ん坊なんかありえませんよね。うーーん、失敗。言い方が悪かった。
でも、気持ち良さはこちらのほうでしょうから許す!
「うふふ。そうしていると本当に赤ちゃんみたい」
ああ、そこよ! もっと舌で転がして! できれば乳房を揉みながら、吸うのは口一杯に
したほうが気持ち良いの!――なんて感じながら口調だけは子供を甘やかす優しい母でなく
てはならないんですから、清純派ママも大変です。
「懐かしいわあ……」
確かにあたしの胸に一心不乱にしがみつき口を鳴らすつかさの姿はとても懐かしいもので
した。ただ、乳房がうける感触はもう赤ちゃんのものではありません。拙いまでもそれは確
かに母への“愛撫”でした。快感は確かに染み渡るほどはっきりと――
「う……ん、つかさ。ちょっと待って……」
だからあたしはつかさをひとまず押し戻したのです。
「え? もう駄目なの?」
「違うわよ。こっちがまた大変になっているでしょう?」
あたしは笑って手を下に伸ばしました。つかさの股間を掴みます。さっきから太腿に感じ
ていたように、そこにはさっきみたいに――あるいはそれ以上に大きく硬く熱くなっている
おちんちんが母の女体を威嚇するように猛然と起立していました。ママのおっぱいを飲んで
さらに欲情したんですね。頼もしい――いや、いやらしい息子だこと。
「こっちから楽にしてあげるわ」
嘘です。本当はあたしがあんまり胸の愛撫で気持ちよく、このままでは声をあげてしまい
そうで、いやそのまま絶頂ゃいそうだったので、誤魔化すために反撃に出たのです。もちろ
ん、その分のサービスはします。
「ちょっと脱いで立ってごらん」
あたしの言うとおりパンツを完全に脱ぎおずおずと立ち上がったつかさの前にあたしは跪
きます。ちょうど胸元あたりにつかさの腰が、顔あたりにほとんど直立したおちんちんがあ
たります。近くで見るとすごい迫力です。前夫のものなど(あんまり直視したことはないん
ですけど)とは比べ物になりません。逞しくて、大きくて、ごつくて、でも色は綺麗なピン
クです。誰も触っていない、穢れていない証拠のように。ああん、見ているだけで感動して
しまいそう。
みーーんなママのものだからね――ここもそれ以外も、心までも。
「ど、どうするの?」
「ママのおっぱい可愛がってくれたからお礼にこのおっぱいで可愛がってあげるの」
生まれて初めてのパイズリです。幸いこれもフェラチオと同じように最初はうまくいきま
した。まずDカップで息子のおちんちんを挟みます。両乳房の肉感にさしものつかさの剛棒
もしっかり包みこめ、しかし、その長すぎる先端は乳房を貫いてあたしの口元に突きつけら
れる形になりました。もちろん、このお痛の分はお口で可愛がってあげます。
「ま、ママ……」
生まれて初めての(あたりまえよ!)こんないやらしい愛撫なんでしょう。感極まってい
るつかさの声にあたしも嬉しかったです。もっと悦ばせてやろうとここで思ったのはあたし
が女だからでしょうか? 母だからでしょうか?
(可愛がってあげるわ。つかさ)
声に出さずそう呟き(すいません。口にものを――息子のおちんちんをいれていますの
で)、あたしはゆっくりと手で乳房を、さらに舌と歯と口一杯を動かし始めました。
「すごい、すごいよ……ママ。ママがこんなことしてくれるなんて……気持ちいい!」
正直、形はともかく動きについては自信はありません。フェラチオと一緒でDVDで見た
だけですから。でもつかさには十分だったようです。あたしの頭を両手で抱え、背骨から震
えて悦んでくれました。
その証拠に、ほら――
「ママ、ごめん。もう出る……」
三分も持たず--つかさのおちんちんがぶるっと震えました。ちょうどあたしが口を離し
てから舌だけでおちんちんのの先端を弄くっていた時に。今度はちょっと間に合いません。
今夜二度目のつかさのミルクはあたしの顔一杯にびしゃりと音を立てて噴射されたのです。
「ごめん! 本当に……僕はなんと言う――」
とんでもない(実母への顔射!)ことをしてしまったショックにつかさは声まで青くなっ
ていくようです(そのわりには射精はどくどくと結構長かった――うふ)。
でもそれをあたしは聞いていませんでした。びっくりしていたから。こんなに熱いものだ
ったのですね。男の子のミルクって。肌で受けるのはさっきのお口の時とは全然違いまし
て、まるで顔一杯につかさの体温(劣情の!)が叩きつけられたような感じでした。噴射の
有様も至近距離で見えましたし(ふーーーん。こうやって射精するんだ)。うわうわうわ!
と思わず更なる興奮をしてしまったのです。なんと言いますか――そう、完全に息子の射精
をコントロールできたかのような奇妙な満足感優越感とともに。
「許して、ママ。そんな気じゃなかったんだ。あんまり気持ちが良かったから、つい我慢で
きずに……」
だから恐縮、あるいはおびえているつかさに「いいのよ」と優しく言葉をかけてあげよう
と思ったのですが、寸前でちょっといたずら心がわいてきました。だって、つかさばっかり
絶頂っているのも不公平じゃありません?
「もう! ちょっと優しくするとすぐこんな真似するんだから!」
ぷんぷんあたしが怒ります。顔一杯のつかさのミルクを指でなぞってすべて舐めとりなが
らですからそれほど威厳はなかったでしょうが、顔射! のショックのつかさは気がつきま
せん。(この子ったらやっぱりあのDVDはしっかり見ているのね)
「お詫びはしてもらうわよ!」
「……」
「かわりにママにマッサージをしなさい」
「……はい」
うなだれたまま(可愛いことにおちんちんまで!)つかさはあたしの後ろにまわりのろの
ろと手をあたしの肩にかけます。子供の頃から肩揉みはよくやらせていましたからねえ。で
もあたしはその右手を掴んでぐい! と下に引いたのです。
「え?」
「今、こっているのはこっち」
母を後ろから抱きしめるような形のまま、つかさの右手は母の手に導かれ、あろうことか
母の浴衣の裾を割って中へ差し込まれました。もちろん、その下に布地はありません(だか
ら和服なんです!)。自分が生まれたところのしなやかな叢とその下が奇妙なまでに熱くな
っているのだけはわかったでしょう。
「え……え?……」
「ここは大事なところだからね。揉むんじゃないのよ。そっと触るの」
自分でも大胆だと思いました。母のあたしが手を息子のつかさの手に添えて、女の一番大
事でいやらしいところ――クリトリスから秘肉と蜜襞へ導いているのですから。
(ひうっ!)
つかさの細い指先がクリトリスに触れた最初の瞬間にもう声が漏れるのを抑えるのが大変
でした。
「そう……そっとよ……なぞるように……ま、まだ、差し込んじゃ駄目ぇ……まわりからし
て……時間はたっぷりあるんだから……」
動かしているのはあたしです。つかさの手は握ったあたしの意のままに動かされているだ
けです。形だけなら息子の指でオナニーしているのと同じはずです。しかし、その快感は普
通のオナニーなんかでは味わえない強烈なもので声は我慢できても愛液が恥ずかしいほど湧
き出るのはどうしようもありませんでした。
「……」
その間、つかさは一言もしゃべりません。しゃべれなかったのだろうと思います。生まれ
て初めての女体の奥底で、しかも相手は実の母親なのですから。あたしにオナニーさせてい
る指が心臓の鼓動がそのまま伝わっているかというほど揺れているのでわかります。
「そ…そこ……濡れているでしょう……ちょ……ちょっと……だけなら――中に入れてもい
いのよ……」
あたしも止まりません。本当にそこまでする気はなかったのですが、やはり最愛の息子が
女の一番恥ずかしいところを弄くっている事実とその快感に歯止めがきかなくなったので
しょうか。ついに自ら手を当ててつかさの中指を蜜襞の奥の愛壷にまで入れさせてしまった
のです。もうその瞬間は自制が飛んでしまいました。
「あ、ああああん……」
「ま、ママぁ…大丈夫?」
あたしの声が急に変わったのでつかさはちょっとだけ我にかえりました。でも、今はそん
なことよりあたしの中に入っているその中指のほうであたしは手一杯です。
「や、優しく……優しくよ。ゆっくり出し入れして……もう、だいぶ濡れているから簡単で
しょう。無理して力入れなくてもいいのよぉ……うん、その感じ……いいわあ……つかさぁ
――」
いけない母親です。息子でオナニーしているのですから。でもこの時の快感だけは同じ母
子愛のママ様方にしかわかっても想像もできないものでしょう。乱暴すぎるくらいにつかさ
の――息子の指があたしの――母の蜜壷をさすり、えぐり、突きこまれます。もう、あたし
の腕の動きだけではなかったはずです。
「い、いい! つかさぁ、ああああああああぁぁんん!」
息子の中指を入れてほんの数分弄くられただけであたしは絶頂ってしまったのでした。
意識を失ったのはほんの数十秒のことだったでしょう。突然、体が硬直したあたしの体を
つかさが慌ててささえるのがすぐわかったくらいですから。ちょうど、抱きかかえられるよ
うにあたしはつかさの両腕の中に入っていました。
「ママ。大丈夫?」
つかさが心配そうに覗き込みます。そうか。DVDは見ているけど本当に女が絶頂ったの
は初めて見る経験だったんですね。
「大丈夫よ」
あたしはにっこり微笑みました。つかさを安心させるために。同時に心と頭で真剣に悩ん
でいます。次に何を言えば良いのか――
「つかさのマッサージがあんまり気持ち良いからちょっと気が飛んじゃったの。ありがとう
ね」
あなたの指の愛撫で絶頂っちゃたの! もう最高! もっとしてちょうだい!――とは言
いませんでした。だって、あたしは慎み深い聖母ですもの(まあ、いまさら遅いという見方
もあるでしょうが……夢なんだからいいじゃないの!)
落ち着いて優しい声を出すあたしにつかさはきょとんとします。
「え? そ、そうなの?」
素直な返事でした。なんて可愛い子でしょう! 母の蜜襞を息子の指で犯すという倫理限
界すれすれの淫らなことをしておきながら、母の笑顔だけで納得するなんて! 世界で一番
従順な男の子です。これだけで全部食べてしまいたくなったほどに。
いや、これどころではありません。正直、この時にあたしの体も限界でした。たった今絶
頂ったばかりというのにもう次を求め、たまらないほど熱くうずいていたのです、全身が
(昔はそうじゃなかたんだけどねえ。最近の『DVD観賞中ずっとオナニー』で体力ついた
のかしら)
「でも、おかげでまた元気になっちゃったみたいね」
あたしは優しく囁きました。ものすごい自制の結果です。本当はこのままつかさを押し倒
してでも――という欲情と衝動を必死に抑えての演技でしたのですから。
「げ、元気って?」
「ここよ。あなたのおちんちん」
あたしはまたつかさの股間にそっと手を伸ばしました。疑いようがないくらいそこには剛
直化してしまったおちんちんが天を指すようにそびえ立っています。たった今二回もだした
ばかりだというのに! なんていやらしい息子なんでしょう(すいません。息子のことを言
える母ではありませんね)
「ごめん……ママを見ていたらつい……」
「謝らなくても良いのよ。女の人のHなとこを触らせたんだから興奮してもしょうがない
わ。でも、こう立て続けに何度もってのもちょっと恥ずかしいわね。発情期のケダモノみた
い」
優しさにちょっと意地悪も混ぜます。あたしってちょっとサド気もあるのかもしれません。
「……」
「いいわ。また、ちっちゃっくしてあげる。でないと今夜眠れないでしょう?」
慈愛にあふれた母の淫靡な申し出に息子は声もでません。でも期待と感激は触れた肌と二
人の間の空気の温度だけでも十分にわかります。
「でもね――」
そこであたしは小首をかしげました。
「手と口はもうしたし、おっぱいもしたし――あと残るのは一つしかないのよね」
その意味がわかった瞬間、息子の――つかさの表情がぱっ! と明るくなりました。『残
る一つ』を期待したのです。ふっふっふっ。やっぱりあの母子相姦DVDは見尽くすほどに
見てますね。この後の展開もそういう風に行くと思ったのでしょう。
甘い。ただのHなど――いやHする関係などであたしは満足しないんだから!
「でもそれって近親相姦になっちゃうのよ。わかるでしょう?」
実の母子で相互オナニーをここまでやっといて今更なんだと思われるかもしれませんが、
まだ最後まではやっていませんもの。SEXだけはね。
「で、でも――」
つかさの声が裏返り、顔が可愛いい――もとい可哀想なくらい暗転します。その変化を十
二分に楽しみながら(あたし、やっぱりサドでしたわ)、あたしは優しく諭す清楚なママに
なりました。
「つかさの、そのおっきくなったおちんちんをね、ママの、えーーと、この柔らかいとこで
受け止めるのはSEXって言うのよ。学校で習ったと思うけど」
「……」
「でもそれは普通の人としてはいけないことなの」
つかさの顔に本気で?マークが浮かびます。近親相姦だからいけないと反対されると思っ
ていたのでしょう。まだまだ甘い。だいたい、双方の同意があれば近親相姦でも反対してな
いってDVDの時に言ったじゃん。
「ちゃんと結婚した男と女じゃないと駄目なのよ。最近はそれどころか見知らぬ相手でもぱ
かぱかやっているみたいだけど、うちの躾では許しません。つかさがSEXしたいのなら相
手に結婚を申し込み、ちゃんとお嫁さんにして一生愛するって誓ってからにしなさい」
突拍子もない発言と思われる方もおられるかもしれません。しかし、前夫やその家族、そ
して自分の親達にまで、こっちの都合や人生を一切無視されて理不尽な半生を強いられたあ
たしとしては一度だけは絶対に言っておかねばならないことでした。
「……」
つかさの顔が硬直したままです。あたしに最後だけは拒絶されたと思ったのでしょうか。
それとも拒絶されざるを得ないことを認めているのでしょうか。どちらかはわかりません。
でもそのままにしておくわけにもいきません。
あたしは最後に優しく問いました――母であり女であるつかさの一番深い存在の人として。
「それとも、ママをお嫁さんにしてくれる?」
この時の息子の笑顔をあたしは一生忘れないでしょう。夜空一杯に一瞬で花火が開いたよ
うな、視界一杯の花が一斉に咲いたような――そんな最高の笑顔でした。これを見るために
あたしはつかさを生み、育て、愛してきたのだと神の啓示のように確信したほどに。
「うん! 約束する! 僕はママと結婚する。ママを妻にするよ!」
ああ、千万回でも聞きたい台詞ですわ。
「本当? 一生の話なのよ」
「本当だとも。僕、さっき言ったとおりにママが世界で一番好きだ。一番愛しているんだ
よ。ずっとずっと、ずうううっと前の子供の頃から。初恋だってママだったもの! 本当
に!」
ああああああああ! あと一億回聞いてみたい台詞です。
「うーーん、まあ信じてあげるわよ」
「本当?」
「いいわよ。あたしだってつかさが世界で一番大好きだもの」
「僕だって――」
「うふん。じゃあ今からママがつかさのお嫁さんね」
「うん!」
「じゃあ、最初に誓いの儀式だけはしてね――結婚の」
つかさは何のことかすぐにはわからなかったようです。でも体温が伝わるほど抱きあう距
離であたしが両目を閉じ、唇を上に向ける静かな――神聖なポーズをとるとようやく理解し
ました。
つかさは母であるあたしの唇に優しくキスをしてくれました。ちょっと震えていました
が、甘味と愛情が注ぎ込まれるような素敵なキスを。
「きて」
人生最良のキスの後、あたしは猫のように甘い声で息子を(今の夫と言ったほうが良いの
かな?)誘いました。もう浴衣は帯が取れ、肩にきわどくかかっているだけの状態です。つ
かさもパンツは脱がされてますし、上もすぐ裸になりました。この時、まだまだ子供のはず
の体がやけに頼もしく見えたのが後から思えば不思議です。
「優しくしてね」
あたしは布団に仰向けになりました。次にここで両腿を開かねばなりません。しかし何故
かそれに抵抗がありました。羞恥心です。急に恥ずかしくなったのです。つかさがあたしを
妻として、女として受け入れた感激のせいでしょうか。母として精神的優位にたっているど
ころか、息子の指オナニーで体がうずきすぎちゃってあと三分つかさが決断を迷っていたら
欲情のあまりこちらから押し倒しそうですらあったのに……
「うん……」
つかさもおちんちんも熱く硬く大きくなってますが、体の動きのほうもぎくしゃくと硬す
ぎです。初めてのSEXだからしかたがないのでしょうが、あのDVD学習はなんだったの
よ、情けない! あたしだってまともに愛情と欲情でSEXするのは生まれて初めてなんで
すからね! 最初の記念の男なんだからしっかりしてよ、もう! あたしの最後の男になる
んでしょう!
「えっと……」
それでもぎこちなくつかさはあたしの上にかぶさりました。腰のあたりを合わせるとちょ
うどつかさの顔があたしのDカップのあたりになります。まだまだ身長はあたしのほうが上
ですからね。でも、これが今から成長して少年から大人の男になっていくのを、母と妻と女
してたっぷり堪能できるかと思うと――いけません、ちょっとよだれが出ちゃいました。
「ゆっくりしてね。さっき指で可愛がってくれたところよ」
結構過激なつもりだったんですが、実の息子にSEX指導するのは予想以上に恥ずかしい
ものです。声がわずかですが震えているのが止まりません。
「……でもちょっと足を緩めてくれないと、体が入らない……」
そうでした。まだ両腿を半分閉じたままでした。あたしは頬が赤くなるのを自覚しながら
何とか足を開きます。息子に股を開いて女の一番恥ずかしい部分をさらけ出すなんてなんて
淫らでいやらしい行為なんでしょう。そこへつかさが、剛直したおちんちんを先に沈みこみ
ます。
「え? ちょっと、そこは違う……」
「そ、そうなの?」
「…もうちょっと下…」
「…ここ?」
「…うん……そのあたり……濡れているでしょう」
「……わかったよ。ここらへんだね」
笑わないでください。本人達は真剣なんですから。
「ゆっくりよ。慌てちゃ駄目」
ようやく母の蜜襞を探し当てた息子のおちんちんはそっと中へ入り始めました。う! と
思わず、声が漏れます。あたしのです。
「ご、ごめん。痛かった?」
「ううん、そうじゃなくて…ただ本当にゆっくりしてね」
痛かった、というよりきつかったんです。子供の癖につかさのってやっぱり大きいのかし
ら? DVDの俳優さんのはモザイクがかかっていたからよくわからなかったけど今のつか
さのサイズほどではなかったような気もしますし。
それともあたしのが小さいのかな? つかさを産んだだけだし、前夫ともほとんどしてな
いし――いや、結構“名器”なのかしら?
「ゆっくり、ゆっくりね」
「うん……」
つかさはあたしの指示通りにそろそろと腰を進めます。あたしのほうはもう一杯になる感
じというかなんと言うか――ひょっとしたら出産以来の経験かしら。思わず呼吸を整えまし
たわ。
「も…もう、全部入った?」
「うん」
ようやくつかさの腰が止まった時にはもうあたしは限界に近かったです。秘肉の奥まで
みっちり詰め込まれたみたいで。これで動かれでもしたら――その時でした。
「う、動いちゃ駄目ぇっ!」
許しても何も無いのにつかさが腰を動かし始めたのです。さすがに締め付けがきつそうで
ゆっくりでしたが。誰がいいって言ったのよ! と怒りそうになりましたが、確かに例の母
子相姦DVDでは俳優は女優に挿入したらすぐぱこぱこ腰を振ってましたから。そういうと
こだけは勉強しているのね。この問題児君は!
「え? でも動かないと駄目なんでしょう?」
「そ、そりゃあそうだけど、もっと丁寧に――」
SEXだから挿入して動くなとは確かに言えません。それどころか今のもの言い方が悪
かったんです。
「じゃあ、こう?」
つかさはそう言って腰を前後だけでなく左右に振ったり、斜めに切り込んだり、ねじ込む
ように突き刺したりし始めたのでした。それを受けるあたしはもう“言葉”も出ません。
「あ、あ、あ、あ、あああああああああぁぁぁぁぁ・・・」
よく効果はわからないのでしょう。実験するようにいろいろ試しているようです。試され
るほうはたまりません。快感は言葉がでないくらいすごいんですが、すごすぎて壊れるか失
神するかがそこまで見えているほどでした。童貞だからすぐ絶頂だろうと一瞬だけ思いまし
たが、考えてみればもう二度も飲みつくすほどに搾り取っています。だからすぐには爆発し
ません。
「気持ちいい! ママの中、最高! きゅうきゅう締め付けてくる!」
「は、恥ずかしいこと言わないでぇえぇ…」
「ママは? ママは気持ち良い?」
「う…うん…気持ち良いわ…」
「じゃあ、僕、もっと頑張る!」
さらに腰の動きに加速がかかりました。本当に死ぬかと思ったほどに。
「つ、つかさ・・・もっとゆっくりして――じゃないと本当にママ死んじゃう……」
もうここまでくると本気のお願いです。可愛い可愛いだけのつかさがこんなに男らしかっ
たなんて――じゃなく、このままじゃ清楚な聖母どころか、はしたない淫母になってしま
す。腰の一突きごとのあえぎはほとんど悲鳴でもう抑えることすら限界でした。
「……」
あたしの嘆願にわずかだけつかさが腰の動きを止めました。ちょっとほっとします。しか
し甘かった。次の瞬間、あたしの中のつかさのおちんちんが力瘤でも作ったようにぐっとさ
らに太くなり――
またあの腰の攻撃を更に力強く再開したのです!
「は・・・」
つかさがあたしのお願いを聞かないなんて!
「反抗期じゃないのおぉぉぉ・・・・・・!」
あたしの最後の抗議も届きませんでした。後で聞くと悲鳴を上げながらも秘肉ではおちん
ちんを痛いほど締め付け、両腿はつかさの腰にがっちりからめて逃がさないようにしていた
そうですから(無意識にです!)。
そして最後の時はすぐにも訪れました。
「い、い、い、いやああ・・・・・いちゃうぅーー!」
「ママ、いって! 僕と一緒にいって!」
「ああああああーーん。反抗期さいこうぅ……」
意識が爆発するほどの快感の中でつかさの射精したミルクが秘肉から体中へ満ちるほど注
ぎ込まれる感触だけを感じていました。
今度の失神はちょっと長かったようです。だって全裸で布団の上に丁寧に置かれてました
が、つかさが横にはいなかったんですもの。
「え? あれ? つかさ?」
返事はありませんでした。でも感触はありました。女の最も恥ずかしい部分から。え?
と見るとそこには!
「つ、つかさ! 何やってんの!」
浴衣すらはがされたあたしの裸の股間につかさの頭が見えました。ぴちゃぴちゃという音
まで聞こえます。いや、何よりもそこからのぞわりとするほどの快感が。
「あ、ママ」
「ママじゃないでしょう! そんなママの恥ずかしいとこを――」
クンニするなんて! 原因はわかります。あの母子相姦DVDです。息子が母の股間を舐
めまわすというこのプレイは必ず入っていましたからね。してもらうほうの女優さん達は皆
すごく気持ち良さそうでしたので、あたしだってちょっとは憧れてはいましたが――いや、
そういうことを言っている場合ではない。
「やめなさい! そんな……汚いとこ舐めるなんて」
「だってママだって僕のおちんちんをお口でしてくれたじゃない」
そう来たか。いや確かにお口で――楽しんではしたわね。
「でもだからって……」
「気持ち良くないの?」
「……気持ち良い」
悔しいけどそれは認めざるをえません。つかさの舌で丁寧に秘肉や肉襞、クリトリスを舐
められしゃぶられるのは生まれて初めての快感でした。何かぞくぞく湧き上がってくるよう
な、愛液がまた滴り出るような――
「ならそこで感じていてよ。ママのあえぎ声って可愛いし」
小憎らしく、可愛いコメントです。あたしは思わずつかさをまた抱きしめたくなりまし
た。でも――
「そうはいかないわよ」
あたしはそのままつかさの頭を跳ね除け、驚くところでその下半身に手を伸ばしました。
案の定、びんびんに勃起しています。実母の一番恥ずかしいところを至近距離で見て舐った
のだから当然でしょう。そのままそのおちんちんをぐいと掴んで上にひっぱりました。
「い、いた、痛い! ちょっと! 何をするの!」
「うるさいわよ。いくら夫と妻になったからって母と子であることも事実なんですからね。
上下関係ははっきりさせるわ」
おちんちんを上にひっぱられればつかさは仰向けになるしかありません。あたしはその腰
のあたりにまたがりました。
「今度はママが上よ」
ちょっと怖い声で言いながら、でも慎重に腰を落とします。たっぷりクンニされていたせ
いか、やっぱりサディスティックのほうが向いているのか、今度はさっきよりつかさのおち
んちんを受け入れることができました――ほんの少々は楽に。
「動いちゃ駄目よ。ママが全部してあげるからね」
清楚な聖母のイメージが崩れる懸念がありましたが、息子に舐められる(あ、クンニや
おっぱいは可ですけど)のも問題でしょう。今度こそは主導権を取ろうとして――
失敗だったのはここで騎上位をとったことでした。これっておちんちんがさらに深く突き
刺さるんですよね。知らなかった。今、実感しています。頭のてっぺんをさらに突き抜ける
までの快感を。
「ああああんんん……」
動いているのは確かにあたしでしたが、支配しているというより、むさぼるような感じで
して、息子の上で恥ずかしいくらい淫らにいやらしく悶え狂ってしましました。最後は余裕
のある息子が上半身を起こして抱きあったままキスをして(生意気にも舌をいれたディープ
キスでしたよ!)、一緒に絶頂ってしまったのでした。
以上があたしとつかさの母子相姦の馴れ初めです。いろいろありましたが今はもう夢のよ
うにラブラブです。あたしはつかさ以外の相手なんて想像もできないし、つかさも言ってく
れています。それが嘘じゃないとあたしには確信できるから一生この母子相愛は続くのでは
ないでしょうか。
心配はありますけどね。何といってもつかさの体力! いったい、一日何回できるの!っ
ていうくらいで。休日なんかほとんどスポーツ大会ですわ。しかも朝から五回した後に“つ
いうっかり”「あなた」なんて呼んでしまうと更に三回とか。あたしの体重が減ってしまい
ました。いや、胸とかお尻は揉まれ舐められ吸われるから逆に大きくなりましたけどね。
うーーん、母子相姦ダイエットとかで売り出そうかしら。これ。
あと、意外と衣装にこだわるんですよ。うちのつかさは。あたしは仕事柄和服派なんです
がつかさは洋風の、しかもHなのが結構すきでしてねえ。スカートもあたしが子供の頃は膝
下何センチの世界でしたんですけど、今は膝上どころか股下何センチのがあるんですね。そ
れを着されて、下着も扇情的というかなんと言うかそんなものばっかしで――池袋に手をつ
ないで買い物に行こうというんですから、困っちゃいます。だって恥ずかしくて――そこの
ホテルでもいいからすぐしたくなっちゃうじゃないですか。
家の中ではさすがに人目を気にしないでいいからつかさの希望は聞いてますけどね。裸エ
プロンだとかガーターベルトだとか浴衣に赤いハイヒールとか……やっぱりちょっとフェチ
が入っているのかしら。そのくせあたしの希望したレザーファッションは嫌がるし……女王
様を恐れているな。この子。
もう一つ付け加えますと全てのきっかけになった“つかさの自室事件”ですが、あれは笑
える事情によるものだと判明しました。つまり、あの時点で実はママ(あたし!)が大好き
で熱愛して欲情の対象として見るようになっていたつかさが、こっそりあたしの写真とかで
オナニーできるように――
として希望したのだそうです。わかってみれば馬鹿らしい。男らしく言えばオナニーなんて
もったいないことさせずに全部飲んであげたものを!
本当に「子、親心知らず」ですね。
こんな幸せな家庭を作るきっかけとアドバイスをいただけました「近親相姦研究所」及び
関係各位には厚く御礼申し上げます。あなた方がいなければ今のあたし達母子の幸せは無
かったでしょうから。
特にデータを教えてくれた圭さんにはこの場で御礼を。できれば私書箱開いてくださいな。
管理人様にはメールでrenkaさんには電子私書箱で御報告と御礼を申し上げておきま
した。ただ管理人様の時は良かったんですけど、renkaさんの時はつかさがそばにいま
してねえ。いや、感謝はつかさもしているんですが、悪戯でお手紙書いているあたしをバッ
クから責め続けていたんですよ。文は人なりと言いますけど、どうかあらぬ誤解はなさらな
いように。恥ずかしい部分はつかさが「書いてよ!」と言うからしかたなく書いたんでし
て。(そう言えば「あんまり美しい事件だから実録風小説にしてよろしいでしょうか?」と
かきた時、なんて答えたんだろ? こっちから私書箱に送った文章は後で確認できないから
なあ。大丈夫かしら?)
「ママ! まだあ?」
ああ、すみません。つかさが呼んでいます。いや、renkaさんが「お祝いに」とかで
北関東の温泉旅館を紹介してくれたんですよ。南太平洋と地中海にも支店があるとかの限ら
れた方々だけの名門ホテルチェーンでrenkaさんは顔が利くんですって。何かそこだと
あたし達みたいな母子でも思う存分楽しめる特殊なシステムになっているとかで。
で、今日から二泊三日で言ってきます。renkaさんは「二泊三日で足りますか?」な
んておっしゃっていたけど温泉だけの旅館じゃあ、あたしはともかくつかさがもたないで
しょうからねえ。家族風呂とかあると、まあ、母子だけの秘密の楽しみ方もあるんでしょう
けど。
旅館名は? ですって? えっと、確か「睡蓮亭」か「Water lily HOTEL」でしたっ
け……
終了
[2005/12/01]