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小説(転載) 誕生日の素敵なプレゼント 8/8

近親相姦小説
05 /04 2015
二)開花
   
 旅行から戻った賢治はすぐに避妊手術を受けた。思ったより簡単で、手術そ
のものは一時間も掛からなかった。
 (そう言えば、弥生に精子を見せてやる約束だったなぁ)
 病院からの帰り道に賢治が思い出したが、時既に遅しである。
 半月ほどして、美子がまた旅行に行きたいと言い出した。
 「ねえ、この間のグループでまた別の所に行きたいって話があるんだけど。」
 「いつだ。」
 「金曜の晩から。」
 「一泊か。」
 「一応二泊の予定。」
 「別に、俺は構わんよ。飯の支度なら弥生がしてくれるだろうし。」
 賢治が弥生の顔をチラッと見た。返事はしなかったが弥生の目が一瞬輝いた
ように見えた。
 金曜の夕方、賢治は仕事を早めに切り上げて会社を後にした。デパートの地
下に寄ってサンドイッチやケーキなどを買い揃える。妙に浮き浮きしている自
分がおかしかった。家に戻ると妻の美子は既に出掛けていた。玄関で出迎えた
弥生が寝間着に着替えていた。
 「おい、幾ら何でも気が早過ぎるぞ。」
 賢治が苦笑しながらデパートの袋を弥生に手渡した。
 「着替えてこい。出掛けるぞ。」
 「え、どこに。」
 「家じゃ駄目だ。その積もりでサンドイッチとか買ってきたから。」
 「ってことは、ラブホ。」
 「それが一番手っ取り早いな。」
 「わーい、まだ一度も行ったことないんだ。」
 「当たり前だ。ホテルなんかに行ってたら俺とこんなことにはなってない。」
 「それもそうね。じゃぁ、着替えてくるから。」
 暫くして弥生が戻ってきた。薄いピンクのブラウスに濃紺のミニスカートを
履いて来た。ブラをつけていないのでうっすらと乳首が透けていた。
 「まあ、車で行くから、それでもいいか。」
 賢治が苦笑いした。シンプルな服装がむしろ大人びた雰囲気を漂わせていた。
 「ねえ、どこのホテルに行くの。」
 「まさか近所って訳にも行かないだろう。行ってみてから決めることにしよ
う。」
 「何かワクワクするなあ。なるたけ豪華なとこね。」
 「そうだな。弥生のラブホ初体験だから。」
 賢治が車庫から車を出し、弥生が門扉を閉めてから助手席に乗り込んできた。
 「パパとお出掛けするの、半月振りだね。」
 「うん。」
 「ママが出掛けるって言い出したとき、ニヤニヤしないように我慢するのが
辛かった。パパもでしょ。」
 「まあな。」
 弥生がズボンの上から触れてきた。
 「もう元気になってる。」
 「気が散るから待て。」
 「平気でしょ。こうしてると落ち着くの。」
 ワンボックスのワゴン車なので外からは見えなかった。賢治は首都高から中
央高速に乗り、八王子のインターで降りた。インターの周りにはホテルのネオ
ンが幾つも輝いていた。賢治は最初に目に付いたホテルに車を乗り入れた。一
番奥の駐車場が空いていた。
 部屋に入ってみると特別豪華という感じはしなかった。丸いウォーターベッ
ドの上にはシャンデリアが下がっており、天井は鏡張りではなかった。カラオ
ケとゲームが置いてあったが賢治には無用のものである。浴槽はガラス張りで
平均的な部屋と言うところだろう。
 「うわっ、お風呂の中が丸見え。何か嫌らしい。」
 弥生が珍しそうにあちこち見て回った。
 「本当にそのための部屋なのね。」
 「そりゃあそうさ。それ以外はポルノの撮影位だろう。どっちみちすること
は一緒だがな。」
 「そうだ、あのビデオ持ってくるの忘れちゃったじゃない。」
 「駄目だよ。有線以外のは掛からないから。」
 「今日、泊まるの。」
 「いや、遅くなってもいいから帰ろう。」
 「じゃあ、帰ったら見せて。」
 「どうするかなあ。」
 「何で。」
 「そんなの二人で見たら、またしたくなっちゃうかも知れない。」
 「そうかもね。うちでしちゃ駄目。」
 「駄目ってことにしておこう。じゃないと、面倒くさいことになる。」
 「そうだね。ママ、そう言うことには鼻が利きそうだから。」
 弥生がブラウスを脱ぎ捨て、スカートと下着を降ろして素肌になった。
 「抱いて。」
 「風呂は。」
 「後でいい。だって、半月も待ってたんだから。」
 「分かった。」
 賢治も素早く服を脱いで裸になった。上から被さろうとすると弥生が首を横
に振った。
 「ねえ、私が上になりたい。」
 「大丈夫か。」
 「うん。この半月くらい、自分で指入れて試してたのよ。今度パパに抱かれ
る時はちゃんと最後まで出来るようにって。」
 仰向けになった賢治の上に弥生が逆さ向きに乗り掛かってきた。そう言う知
識も友達から仕入れているのだろう。賢治が茂みを両手で分けて濡れた肌に唇
をつけると弥生も最初からスッポリくわえ込んで来た。
 賢治がそっと舌の先を送り込んだ。弥生がそれに応えるように入り口をヒク
つかせる。手術を済ませた賢治には最早自制する気持ちなど無かった。むしろ、
弥生に女の悦びを味合わせてやりたい。自分の全てを注ぎ込んで女として開花
させてやりたい。心の底からそう思った。その気持ちが弥生にも伝わったのか、
すぐに襞の奥から蜜が溢れ始めた。
 弥生が口を離した。賢治も尻を抱えていた手を弛める。体の向きを変えた弥
生が賢治の上から跨って来た。
 「入るかしら。」
 「試してごらん。」
 「うん。」
 弥生が自分から宛って来た。先端が入り口に触れた。
 「あんまり見ないで。恥ずかしいから。」
 賢治がそこをジッと見つめているので弥生が顔を赤らめた。
 「いい眺めだよ。」
 「パパのエッチ。」
 弥生が少し腰を下ろした。体の向きが合っているので賢治がスルッと飲み込
まれた。
 「入ったわ。」
 弥生が手でそれを確かめた。
 「今日は痛くない。」
 「無理するな。」
 「全然平気。ほら。」
 弥生が勢い良く腰を下ろした。賢治が一気に奥まで届いた。
 「大人って狡い。」
 「何で。」
 「こんな気持ちいいこと、自分たちだけでやってるんだもの。」
 「そんなに気持ちいいか。」
 「うん。この間とは全然違う。」
 「弥生の好きなように動いていいよ。」
 「うん。でも、もう少しこうしていたいな。」
 弥生が身体を倒してきた。形のいい胸が賢治の上から被さって来た。

 「ねえ、結婚したら毎日するの。」
 「そうだな、新婚から半年位なら。」
 「その後は。」
 「うーん、人によるんだろうけど。」
 「パパとママは。」
 「嫌なこと聞くな。弥生が出来てからは急に減ったよ。」
 「減ったって、一日おきとか。」
 「いや、月に二、三回ってとこかな。」
 「最後にママとしたの、いつ。」
 「さあ、よく憶えてないな。五年前くらいかな。」
 「ふうん。」
 「何だ、その、ふうんってのは。」
 「別に。でも、昨日エッチしたなんて言われたら、ちょっとショックかも。」
 「パパは義理じゃエッチ出来ないんだ。それに、ママの方だってする気なん
か無いさ。」
 「だよね。じゃあ、弥生のことは。」
 「好きだよ。ちょっと前までとは意味が変わっちゃったけどなぁ。」
 「それ、女としてって言う意味。」
 「まあな。」
 「嬉しい。」
 弥生が少しずつ腰を動かし始めた。
 「ねえ、パパ。」
 「何だ。」
 「今日、危ないと思うんだ。」
 「大丈夫。心配要らない。」
 「でも、コンドームつけてないでしょ。」
 「うん。でも大丈夫。」
 「分かんないなぁ。」
 「実は、この間温泉から帰ってすぐに、パパ、手術しちゃったんだ。だから
もう子供は出来ないんだよ。」
 「え、嘘。」
 「本当だ。一つだけ弥生との約束を守れなくなっちゃったな。」
 「え、何の約束。」
 「ほら、精子を見せて上げるって約束。」
 「あ、そうだ。狡いよパパ。」
 弥生が嫌々をするように腰を振った。お留守になって少しだけ萎えていた賢
治がすぐに元気を取り戻した。
 「その代わり、心配せずに弥生を可愛がって上げられるから。」
 「うーん、複雑な心境。」
 「何が。」
 「実はさ、そんなこと出来っこないんだけど、パパの子供産んでもいいかな
って思ってたの。」
 「それは駄目だ。親は子供の将来に責任があるんだよ。そんなこと出来っこ
ない。」
 「分かってる。言ってみただけ。」
 「まあ、俺が弥生とこうしてること自体、親としては失格だけど。」
 弥生は返事しなかった。腰の動きが大分滑らかになっている。一番感じる動
きを見付けてそれを繰り返しているのである。賢治が下から弥生の腰を突き上
げた。
 「あ、・・・あ、・・・」
 弥生の口から声が漏れ始めた。賢治がコリッとしたところに照準を合わせた。
 「す、凄い・・・」
 最早弥生に遠慮は要らなかった。賢治が両手を尻に宛い前後に激しく揺さぶ
った。
 「だ、駄目・・・」
 弥生が苦しそうに喘いだ。時折、入り口がヒクヒクと賢治を締め付けた。
 「ンー・・・」
 弥生が咽の奥で声にならない呻きを発した。どうやら初めて達したらしい。
 「弥生。」
 「パパ。」
 弥生が達したのを見届けてから賢治が己を解放した。それはかつて覚えがな
いほどの強さで弥生を満たしていった。
 「好き・・・」
 弥生が激しく唇を求めてきた。自分の体の中で何かが起こったことに弥生も
気付いているようだった。
 その晩十二時過ぎにホテルを出るまで、賢治は休憩を挟んで三度、弥生を抱
いた。三度目に弥生は気を失い掛けた。身体中がジーンと痺れ、頭がボーッと
して来たのである。ようやく賢治が離れるとその部分が少しヒリヒリした。そ
の微かな痛みすら今の弥生にとっては愛おしく思えた。
 (何でパパだったんだろう)
 自分でも不思議なくらい弥生には罪悪感が無かった。勿論人には絶対言えな
いことなのだが、こうして父親に抱かれると何とも言えない心地よい安堵感に
包まれるのである。父親に貫かれると身体中の細胞が歓喜の叫びを上げた。
 (パパじゃなきゃ駄目みたい)
 弥生が並んで横になった賢治の方に手を伸ばした。首をうなだれたものがヌ
ルヌルになっていた。指先で摘むとまた少し固くなって来た。
 「まだ出来るみたい。」
 弥生がおかしそうに笑った。
 「今日はもう勘弁してくれよ。明日の晩もあるんだから。」
 「明日も今日と同じくらい可愛がってくれる。」
 「うん。」
 「ならいいわ。許して上げる。」
 二人が家に戻ったのは一時過ぎだった。居間に入ると留守電のランプが点滅
していた。
 「美子です。予定が変わってもう一日延びました。戻るのは月曜日のお昼頃
になります。何かあったら携帯に電話下さい。」
 抑揚の無い、いかにも事務的な口調だった。再生を聞いた弥生が小躍りして
喜んだ。
 「サンキュー、ママ。」
 賢治がわざときつい目で弥生を睨んだ。弥生は全く気にせず、賢治に抱き付
いて唇を重ねた。
 「キスだけならいいでしょ。」
 「しょうがない。」
 苦笑する賢治に弥生が身体を擦り付けてきた。
 弥生は夜になると賢治のベッドに潜り込んできた。家では何もしないと言う
約束こそ破らなかったが、手はしっかり賢治のパジャマに潜り込んで握りしめ
ていた。
 「明日はどうするの。」
 「弥生の好きなようにしていいよ。」
 「じゃあ、どこか連れてって。」
 「どこに行きたい。」
 「二人きりになれるとこならどこでも。」
 「じゃ、明日になってから決めよう。」
 「うん。」
 翌朝、美子から再び電話が入った。
 「昨日はどこか行ってたの。」
 「ああ、久しぶりに飲み会があって出掛けたんだ。帰ったのは一時過ぎだよ。
終電にギリギリで間に合ってな。留守電は聞いた。」
 「弥生もいなかったの。」
 「さあ、俺が帰ってきた時にはもう寝てたけど。」
 こんな場合下手に取り繕わない方が得策なのである。美子も特別気にしてい
る様子は無かった。
 「私の方はもう一泊伸びちゃったけど、いいかしら。」
 「別に構わないさ。俺の方も山にでも行って来ようかと思ってる。」
 「山って、どこ。」
 「大したとこじゃないさ。今晩出て、大菩薩にでも登って来るつもりだ。」
 「気を付けてね。帰りは明日の晩かしら。」
 「多分遅くなるよ。昨日くらいの時間だろう。」
 「分かりました。」
 賢治が電話を切ると弥生が抱き付いてきた。
 「ヤッホー。また泊まって来れるんだ。」
 「そう思ってな。」
 「ねえ、すぐ出よう。」
 「飯くらい食わせてくれよ。」
 「はいはい。」
 いそいそと食事の支度をする弥生の後ろ姿を賢治が目を細めて見詰めた。ほ
んの半月で弥生は随分変わってしまった。少女から女へ脱皮した娘が眩しかっ
た。


- 完 -

小説(転載) 誕生日の素敵なプレゼント 7/8

近親相姦小説
05 /04 2015
 翌朝、弥生が目を覚ますと目の前に賢治の顔があった。
 「あ、パパ。お早う。」
 一夜明けた弥生の顔は別人のようだった。幼さが影を潜め、それに代わって
匂うような女の色気が身体全体から漂って来る。さなぎから蝶へと脱皮した弥
生の姿に賢治の胸が熱くなって来た。
 「よく寝られたか。」
 「うん。とっても幸せな気分だった。」
 弥生が僅かに腰を動かした。
 「ねえ、まだ入ってる。」
 「うん。」
 「ずっとこのままだったの。」
 「ああ。」
 「何か、パパ、元気になってない。」
 「朝だからな。」
 「朝になると元気になっちゃうの。」
 「うん。」
 「ねえ、どうすればいいか、教えて。」
 「弥生は心配しなくていいよ。」
 「駄目。精子が出るとこみたいの。」
 「精子か。」
 賢治がおかしそうに笑った。
 「何がおかしいの。」
 「俺達は精子なんて言わないからさ。強いて言えば精液かな。あんまり口に
出すような言葉じゃないけど。」
 「家庭科では精子って習ったわ。だからみんな精子って言うのよ。」
 「本物の精子、見たことないだろう。顕微鏡で見るとお玉杓子に似た感じで、
尻尾の長いのが沢山泳いでるんだよ。」
 「パパは見たことあるの。」
 「ああ。中学生の頃に。」
 「今度見せて。」
 「そうだな。帰ったら顕微鏡でも買うか。」
 「うん。」
 「抜くぞ。ちょっと痛いかも知れないけど我慢しろ。」
 「うん。大丈夫だよ。」
 健一がゆっくり腰を退いた。
 「あ、」
 弥生が切なそうに声を上げた。
 「痛いか。」
 「ううん、変な感じだけど、痛くはないよ。」
 「どんな。」
 「嫌な感じじゃない。何か、内蔵がズルズル出てきそうな感じかな。」
 「そうか。」
 健一が更に腰を退いた。最後に引っ掛かったものがスルッと出てきた。
 「セックスが気持ちいいって、何となく分かるような気がするなぁ。」
 弥生が下に目をやった。
 「こんなに大っきなのが入ってたんだ。」
 「うん。」
 「ねえ、フェラって、昨日みたいにお口でくわえるんでしょ。」
 「うん。」
 「してもいい。」
 「してくれるのか。」
 「うん。してみたい。」
 賢治が仰向けになると弥生が身体を起こした。
 「おちんちんって可愛いね。」
 そう言いながら弥生がそっと握りしめた。
 「固いんだ。」
 「若い頃はもっと固かったよ。」
 「ふうん。これでも凄く固いと思うけどなぁ。」
 弥生が指先がくびれに沿って動いた。賢治がそれに反応した。
 「面白い。」
 弥生の顔が被さってきた。賢治の腹に弥生の髪が降り掛かり、唇がそっと触
れて来た。舌の先が割れたところに押し付けられた。賢治が大きく息を吐いた。
弥生が口を開いて先端を含んだのである。そっと見下ろすと弥生が上目遣いに
見返して来た。賢治が小さく頷いた。
 娘の口に含まれている。そう思っただけで賢治はすぐにも果ててしまいそう
だった。昨日よりは随分手慣れた感じで弥生が一生懸命に舌を動かしている。
たまたまその舌先が裏側の敏感な部分に当たった。
 「や、弥生。」
 賢治が慌てた声を上げた。
 「もういい。」
 弥生が不満そうな顔で口を離した。
 「もう出ちゃうの。」
 「うん。」
 賢治が頷くと弥生が先端を握りしめて上下に擦り始めた。
 「これでいいんでしょう。」
 「どこでそんなこと憶えたんだ。」
 「どこでだと思う。」
 「さあ。」
 「おうちよ。」
 「え、うちで。」
 「うん。パパが自分でしてるの、何度も見てるんだから。」
 「え、いつの話だ。」
 「だってパパ、時々居間でエッチなビデオ見ながらしてるじゃない。ママと
しなくなってから、ずっとそうしてたの。」
 「え、ああ、そうだけど、見てたのか。」
 「うん、しっかりね。ところで、パパがよく見てるビデオ、何だか親子物み
たいな気がするけど、違う。」
 「ああ、そう言うのもあるよ。」
 「ねえ、ああ言うビデオ見てる時って、私のこと想像してるの。」
 「いや、そう言う訳じゃない。」
 「本当かしら。そのビデオ、帰ったら見せてね。」
 「うん。」
 賢治が弥生の手を上から握って敏感なところに触れさせた。親指と人差し指
の間をくびれに引っ掛けて裏に回った指先が割れたところに来るようにした。
そのまま弥生に動きを教えてから賢治が手を離した。
 「何か出てきた。これが精子、じゃなかった精液なの。」
 「いや、まだだ。精液はもっと凄い臭いがするよ。」
 「ふうん、じゃあ、これが先走りとか言う奴なんだ。」
 「どこでそんな知識仕入れて来るんだ。」
 「女の子ってさ、結構露骨な話するんだよ。私だっておちんちんには興味が
あるし、いざと言う時のためにしっかり聞いておいたんだ。」
 賢治はもう限界に来ていた。
 「出るぞ。」
 言い終わらないうちに弥生の手元から飛び出したものが胸に当たって飛び散
った。
 「うわ、凄い。」
 断続的に飛び散った滴が弥生の胸から腹に流れ落ちた。
 「沢山出るんだね。本当に凄い匂いだわ。」
 「溜まってたからな。」
 「時々抜いて上げるね。」
 「家に帰ったらそうも行かないさ。」
 「ママ、また出掛けないかなあ。」
 「さあ、全然無いとは思わないが。」
 「じゃあ、またその時ね。」
 二人が朝風呂に入っていると女中が朝食の支度を運んできた。膳を並べる前
にどうやら布団を片付けているらしい。その時になって賢治は布団を一組しか
使っていなかったことに気が付いたが後の祭りだった。


(8)へつづく・・・

小説(転載) 誕生日の素敵なプレゼント 6/8

近親相姦小説
05 /04 2015
 賢治が苦笑いした。確かに大人の理屈はどこかにまやかしがある。結婚した
ら毎晩でもするのが当然のセックス。その結婚を女には十六歳で認めておきな
がら、それが自分の娘の話となると、身体に良くないだの、勉強が疎かになる
だの、色々理屈をつけて禁止しようとする。もし仮にそれが正しいなら学生結
婚など論外と言うことになってしまう筈である。
 「言われてみれば、確かに弥生の言う通りだな。」
 「でしょ。」
 弥生の身体が大分弛んでいた。話しているうちに緊張が解れて来たのだろう。
弥生は賢治の指をごく自然に受け入れている。
これが頭だけで考えたことなら身体がこうまで素直に反応するはずがない。そ
れに、握りしめている賢治の強張りに対しても全く違和感を感じていないよう
だった。最早、娘を言いくるめるのは不可能だと賢治が覚悟を決めた。こうな
ったら、なるべく苦痛を与えずに娘を女にすること。賢治はそれだけに神経を
集中させることにした。こうしている間にも時計の針はどんどん進んで行く。
十一時を過ぎたところでようやく賢治が弥生に被さって行った。
 「パパはもう何も言わない。これから弥生を女にする。そうしたくなった。
いいな。」
 「ありがとう、パパ。私も無理矢理して貰うのは嫌。パパが本気になってく
れなかったら、本当はそれまで待つ積もりだったの。だって、そう言うもんで
しょ、セックスって。」
 「弥生の言う通りだ。男にせよ、女にせよ、嫌なのに無理無理するのは嫌い
だ。」
 「手加減しないでね。最後までちゃんとして。どんなに痛くても我慢するか
ら。」
 「なるべく優しくするけど、それでも痛いことに代わりはないだろう。我慢
しろ。」
 「うん。大丈夫。」
 賢治がもう一度弥生の脚の間に顔を埋めた。そっと膝を開くと弥生が顔を両
手で覆って力を抜いた。賢治が滑らかな肌全体に唾液を塗り付けた。すぐに潤
み始めた弥生自身の蜜も加わって、そこがヌルヌルになって来た。
 「パパにも同じように。」
 賢治が起き上がって弥生の顔を跨いだ。自分の唾液でもいいのだが、賢治は
弥生に含んで貰いたかったのである。弥生が何の抵抗もなく口をつけた。
 「沢山唾付けて。」
 弥生が頷いて口を開けた。
 弥生の口の動きはぎこちなかった。初めてだから当然なのだが、そのぎこち
なさが賢治には堪らなかった。実の娘が我が身を口に含んで一生懸命に舌を動
かしている。可愛い顔、対照的な淫らな唇。それを見つめる賢治がこれまでに
経験したことがない程の固さをみなぎらせて来た。
 「ありがとう。もういいよ。」
 弥生の頭を賢治がそっと叩くと口元からグロテスクな程に怒張した賢治が姿
を現した。
 「怖い。」
 弥生の目がジッと注がれた。賢治はそんな弥生の目を見つめながら、膝の間
にそっと腰を進めた。
 「いよいよね。」
 弥生が幾分緊張した面もちで賢治の顔を見上げた。
 「うん。」
 「今晩のこと、私、一生忘れないわ。」
 「俺もだ。」
 賢治が握りしめた先端をゆっくりと襞の中に埋めた。弥生の膝をすくい上げ
て自分の肩に載せる。この体制なら足の自由が利かないので、ずり上がって逃
げることが出来ないのである。
 「いいか。」
 賢治が弥生の目を見た。
 「うん。」
 弥生が自分自身に言い聞かせるようにしっかりと頷いた。
 「う、」
 弥生が眉間に皺を寄せた。的確な位置に宛った賢治が僅かに圧力を掛けたの
である。その圧力で弥生の柔らかな襞が左右に押しやられ、濡れた肌が少しだ
け押し込まれた。
 賢治がそこで動きを止めた。これ以上無理してはいけない。弥生自身が内部
から押し返して来る力を待ち、自然に自分が入り込むまでジッと堪えるのであ
る。弥生の強張った身体から力が抜けて、入り口が少しでも開けば先端が進み
始めるはずだった。暫くすると、ジワッ、ジワッと弥生の身体が押し戻してき
た。賢治がその流れに堪ていると、少しだけ入り口の扉に隙間が生じた。
 「あ、」
 弥生がまた声を上げた。ほんの僅かずつだが、賢治が着実に進み始めた。
 「入って、入って来る・・・」
 弥生が苦しそうに何度も息を吐いた。その度にジリッ、ジリッと賢治が飲み
込まれて行く。処女の証しは既にその大半が失われているようだった。恐らく
このまま全てを収めても出血することは無いだろう。それでも賢治は強引に押
し込むようなことはしなかった。
 弥生の初めての相手はもしかしたら自分でよかったのかも知れない、賢治が
そう思い始めた。出血しないことで疑われたら弥生は傷付くに違いない。賢治
はほんの少しだけ心が軽くなったような気がした。勿論、それが単なる言い訳
けに過ぎないことは百も承知だった。
 「大丈夫か。」
 ようやく半分くらい埋まったところで賢治が声を掛けた。
 「だ、大丈夫。入ってきたときはちょっと痛かったけど、今は平気。全部入
ったの。」
 「まだだ。もう少し我慢しろ。」
 「うん。痛くても平気。痛くなかったら初めてだって実感がなくなっちゃう
もん。」
 「いい子だ。」
 賢治がもう一度圧力を掛けた。その状態でジッと堪えているとまた弥生が少
しずつ押し返して来た。何度もそれを繰り返しているとようやく奥まで辿り着
いた感触が賢治を包み込んだ。
 「おめでとう。」
 賢治が弥生の耳元で囁いた。
 「え、何。」
 「今、ちょうど十二時だ。十六歳の誕生日が終わる前に、弥生は女になった
んだよ。」
 賢治が弥生の手を二人の間に導いた。
 「ほんとだ。パパのがしっかり入ってる。」
 「大丈夫か。」
 「うん。大丈夫だけど、ちょっと変な感じ。」
 言い終わらないうちに弥生の目から大粒の涙がこぼれ落ちた。痛みに耐えて
いる間は決して流さなかった涙が、今、次から次へと溢れ出て来た。
 「ありがとう、パパ。女になるって、こんなに幸せだなことだって思ってな
かったの。ただ痛いのを我慢するだけだと思ってた。」
 弥生が賢治の胸に顔を押し付けて来た。嗚咽に身を震わせる弥生に賢治もつ
いつい貰い泣きしてしまった。まだ、心の片隅には娘とこうなってしまったこ
とへのわだかまりが渦巻いている。果たしてこれで良かったのか、自信は全く
無かった。それでも、今まで以上に娘との結びつきが強くなっていることだけ
は確信できた。身体だけでなく、心も一つになれたように思えた。
 「いけないパパだ。」
 そう言って賢治が髪を撫でると弥生が嫌々をするように身悶えした。
 「ううん。いけないのは私。でも、幸せ。」
 賢治に動く気は全くない。避妊していない以上、娘の中で果ててしまうこと
等出来る筈がなかった。何よりも弥生の身体が激しい動きに堪えられるとは思
えなかった。
 「今日だけだぞ。」
 また弥生が嫌々をした。
 「ううん。私、セックス上手になりたいって言ったでしょう。パパに全部教
えて貰うまでずっと続けるの。」
 「俺にのめり込んじゃ駄目だ。ちゃんと彼氏を探せよ。」
 「パパこそ、私に夢中にならないように気を付けて。お互い様でしょ。」
 「こいつ。」
 賢治が弥生の身体に気を使いながら肩の上に載ったままの両足を静かに下ろ
した。根元までしっかり収まっているので外れることはなかった。そのまま弥
生の左足を自分の腰に回してそっと寝返りを打った。
 「ねえ、これでお仕舞いじゃないんでしょう。」
 弥生がもう一度つながっているところを指先で確かめながら聞いた。
 「ああ。でも今日は無理しちゃ駄目だ。一つになれたんだから、それでいい
だろう。」
 「うん。でも、やっぱり最後までして欲しいな。」
 「今日は駄目。少しずつ慣らしていかないと。」
 「ちゃんと面倒見てくれる。」
 「ここまで来たら最後まで責任持つよ。」
 「うふ。でもパパが最初で良かった。みんな乱暴にされて、ただ痛かっただ
けって言ってるよ。我慢してくれた男の子なんて一人もいないみたい。」
 「若い内は無理もないさ。」
 「パパもそうだった。」
 「いや、俺がバージン頂いたのは結構いい歳になってからだから、ちゃんと
優しくしたよ。」
 「ねえ、私、血が出てないね。」
 弥生が自分の指を見ながら言った。もう一度指先で探って見たが、付いてき
たのは透明な滴だけだった。
 「やっぱり出ていない。」
 「うん。そう言う子もいるんだ。それに、弥生は自分でここに指入れてたん
だろう。そのせいかも知れないよ。まあ、俺のもそんなに太くはないし。」
 「ふうん。これでも凄いと思うけどなあ。でも、血が出なかったら初めてじ
ゃないって疑われない。」
 「そうかも知れないな。」
 「やっぱりパパが最初で良かった。ところで、ママもバージンだったの。」
 「いや。」
 「へえ、それでも平気なもん。」
 「気にする奴はいるさ。でもパパは全然気にならない。大体、自分の方だっ
て散々経験してるんだから。」
 「パパは何人くらい知ってるの。」
 「女か。そうだな、二十人までは行ってないか。自慢じゃないけど金で女を
買ったことは一度もないから、正味の人数だよ。」
 「それって自慢だよ。でも、その二十人の中に私も入ってるの。」
 「ママと弥生を入れればちょうど二十人かな。」
 「思ったより少ないんだね。同級生なんか百人とか二百人とか言ってるよ。」
 「男の子が。」
 「ううん、女の子。男の子にそんなこと聞けないよ。」
 「女の子で二百人。考えられんな。」
 弥生は相変わらずしっかりと締め付けていた。そのせいで萎えずに留まって
いる賢治が奥の方で弥生を突き上げた。
 「今の、気持ちいい。」
 弥生が目をつぶって腰を僅かに動かした。
 「これか。」
 今度は賢治が意識的に先端を突き上げた。
 「うん。それ。」
 弥生が腰を振ってそれに応えた。賢治は奥の方がヒクついたように感じた。
 「ところで、一つ聞いてもいいか。」
 「何。」
 「何で弥生は俺なんかに抱かれる気になったんだ。弥生から見たら俺なんて
むさ苦しい、ただのオヤジだろう。」
 「パパ、本気で自分のこと、むさ苦しいオヤジだと思ってる。」
 「まあ、多少は渋みが出て来たかなんて自惚れてはいるけど。」
 「私の周りにも中年好みって結構多いのよ。中年って言っても二十代後半か
らせいぜい三十過ぎ位までだけど。」
 「やれやれ、お前達にとっては二十代でも中年か。でも、それって援交じゃ
ないのか。」
 「そう言う子もいるわ。でも、マジも多いのよ。クーコの彼氏、三十過ぎて
るんだけど凄く優しいんだって。初めてイカせてくれたって言ってたわ。前の
彼氏は若い子だったんだけど、自分だけがさっさとイッちゃってお仕舞いなん
だって。」
 弥生がまた賢治をキュッと締め付けた。どうやら無意識に身体が反応してい
るらしい。
 「パパ。」
 「ん。」
 「まだイッてないんでしょ。」
 「弥生はそんなこと心配しないでいい。それに、ゴムもつけてないし。」
 「じゃ、どうしたらいいか教えて。男の身体も知りたいんだ。」
 「もう少し弥生を味わいたいから、その後で。」
 「うん。」
 賢治がゆっくり腰を回し始めた。賢治を締め付ける間隔が短くなって来る。
シミ一つない弥生の肌がほんのり赤く染まっていた。賢治を見返す弥生の目に、
今までとは違った女の色気が滲んでいた。
 「素敵。」
 弥生がそっと唇を差し出した。暫くすると弥生が静かな寝息を立て始めた。


(7)へつづく・・・

小説(転載) 誕生日の素敵なプレゼント 5/8

近親相姦小説
05 /04 2015
 「ふうん、お尻に入れるって本当なんだ。」
 弥生がニヤニヤしながら賢治の前を見た。
 「でも、こんな太いのが入ったら凄く痛そう。」
 「弥生は無理だよ。」
 「でも、試してみたい。」
 「その内な。」
 弥生が襞の中を洗い終えた。手桶の湯で丁寧に石鹸の泡を洗い流し、賢治に
向かって大きく脚を開いて見せた。
 「はい、言われた通りにきちんと洗いました。チェックしてもいいよ。」
 「上がってからにしよう。」
 「じゃ、パパも洗って上げる。」
 「うん。頼むよ。」
 弥生に背中を流して貰いながら、賢治は今日までの日々を思い出していた。
考えてみれば賢治は幾度と無く弥生のおしめを取り替えたものである。幼かっ
たあの頃は一本の筋でしかなかったその部分が今では漆黒の茂みをまとい、完
璧とは言えないまでも成熟しつつある女の佇まいを見せ始めている。はみ出し
た襞、その中の淡いピンクの肌が物欲しそうに唇を尖らせている。ついこの間
まで殆ど目立たなかった胸もいい形に膨らみ、淡い乳首がツンと突き出ていた。
こうして裸になって見ると、親の欲目を差し引いても弥生の身体には非の打ち
所が無かった。そんな娘が諸手を挙げて父親である自分を受け入れようとして
いる。これ程までに素晴らしく生長した娘を自分のものにしてもいいのだろう
か。その迷いとは裏腹に賢治の身体が少しずつ期待に反応し始めていた。
 「はい、こっち向いて。」
 弥生が賢治の胸から腹にタオルを動かした。その度に上を向いたものが揺れ
て下腹に当たる。弥生が面白がって何度も賢治の身体を揺すった。
 「また大っきくなってるね。」
 「弥生のせいだよ。」
 「私って、きれい。」
 「うん。眩しいくらいだよ。」
 「お部屋に戻ったら、私の身体、見てね。」
 「言われなくても見るよ。」
 「ううん、ただ見るだけじゃなくって、何ともないか検査して欲しいの。」
 「どこが。」
 「ここ。」
 弥生が自分の茂みを指差した。
 「別に変なとこなんか無いさ。きれいだよ。」
 「ううん、外からじゃなくって、ちゃんと中の方も見てほしいの。だって、
何か左右が全然違うんだもん。」
 賢治がクスッと笑った。
 「女の子はみんなそう思うらしいな。」
 「そうなの。」
 「うん。だれでも左右、少しは違うものさ。って言うより、全く同じなんて
女は見たこと無い。心配要らないよ。」
 「ちゃんと見てから言って。」
 「分かったよ。しっかり見て上げる。」
 弥生の手が腹の下まで降りてきた。手の平にたっぷり石鹸を塗りつけて包み
込むように擦り始めた。
 「さっきより固くなってる。」
 指先がクネクネ動くので賢治が更に固さを増した。
 「心配になって来ちゃった。」
 「何が。」
 「こんな大っきなのがちゃんと入るかどうか。」
 「大丈夫。やさしくして上げるから。」
 「うん。」
 石鹸の泡を洗い流した弥生が自分も一度湯を被ってから湯船に滑り込んだ。
賢治も続いて、今度は向き合う形で湯に入る。遠くから船の汽笛が二度、少し
間を置いて聞こえてきた。
 「凄いタイミング。まるで映画みたい。」
 弥生が賢治の腿の上に跨って来た。すぐ目の前に乳首があった。
 「あん・・・」
 賢治がそっと唇をつけると弥生が抱き付いてきた。舌の先で転がすと小豆粒
ほどの乳首が固くなって来た。
 「気持ちいい・・・」
 ここまで来たらもう後には退けない。賢治はそう自分に言い聞かせた。湯船
から上がった賢治が先に弥生の身体を拭き、自分も簡単に拭ってから軽々と弥
生の身体を抱え上げた。弥生が賢治の首に腕を回して来た。
 「素敵。」
 弥生が唇を押し付けて来た。
 「キスも初めてなのよ。」
 もう一度唇が重なった。今度は賢治が舌を差し込もうとした。どうしていい
か分からず、弥生がただ口を開いていると賢治が舌を絡めて来た。そのヌメヌ
メとした感触が弥生にこれから起こることを予感させた。身体の芯がジーンと
痺れた。
 部屋に戻ると二組の布団がほんの少しだけ離れて敷かれていた。賢治は宿帳
に自分の本名を書き、隣に弥生とこれまた本名で名前だけを記入してある。宿
の方ではそれをどう解釈したのか。相手が十代の女の子なのだから夫婦なんて
ことはまずあり得ない。一見して親子と言う二人の年格好なので決していい印
象は持っていない筈である。援助交際カップルとでも想像したのだろうが、ピ
ッタリ並べて布団を敷かなかったのは、多分、そう言うお客様は歓迎ではあり
ませんよ、と言う精一杯の意思表示のようにも受け取れた。まさか、本物の親
子だとは思ってもいないだろうが。
 賢治が弥生の身体をそっと布団の上に降ろした。重なるように娘の身体を抱
きしめ、もう一度唇を合わせた。弥生が賢治の首にかじり付いて来た。
 「後悔しないな。」
 賢治がまるで自分に言い聞かせるように呟いた。弥生が何度も頷く。賢治が
唇を胸元へと移動させて行った。針で突っつけば弾けてしまいそうなくらいに
張り詰めた白い肌。その全てを確かめながら賢治の頭がゆっくりと下りていっ
た。
 賢治の唇が脇腹に触れると弥生が身を捩った。くすぐったい、やめて、と言
おうとした弥生が、そのくすぐったさの中に未知の感覚が混じっていることに
気が付いた。必死で我慢しているとそれが身体の芯に響いて来るのである。膝
の上から腿の内側ではむしろくすぐったさよりも快感の方が強かった。再び上
半身に戻った賢治の唇が胸に押し付けられた。乳首を含まれ、弥生が腿を擦り
付けた。
 (あそこが熱い)
 賢治はまだその部分に指も触れていないのだが、ピッタリ合わせた腿の付け
根が燃えるように熱かった。賢治の指が茂みを分けて脚の付け根に潜ってくる。
あとほんの数ミリ、肝心な部分に届かない。当人は気付いてないようだが、弥
生の身体は既に透明な蜜で溢れ、その滴が布団まで濡らしていた。
 賢治は無理に娘の脚をこじ開けようとはしなかった。襞の外側にそっと触れ
た指先が再び離れて茂みの外へと戻って行く。その手が脇腹から後ろに回って
滑らかな尻から腿の方に移動して来た。
 「あ、」
 弥生が思わず声を上げた。賢治が膝の裏側を両手ですくい上げたのである。
脚はまだ閉じられたままだが、白い腿の間から捩れた唇が顔を見せている。賢
治の唇が腿に触れ、少しずつ下りてきた。弥生は息を止めて待ち受けたが、そ
れでも賢治は直接その部分には触れてこない。舌の先が外側から輪郭をなぞっ
ていた。その輪が少しずつ狭まってきた。
 「う、」
 弥生が一声呻いて仰け反った。賢治の舌が初めて触れたのである。ベールを
被った小さな粒の上だった。そっと舌の先で探るとチーズに似た酸っぱい匂い
が賢治の鼻をくすぐった。また溢れ出た蜜が尻を伝って流れ落ちた。
 「きれいだよ。どこも変なとこなんか無い。」
 そう言って賢治が指先で襞を左右に分けた。外側はすこしくすんで皺が寄っ
ていたが中は乳首と同じ淡いピンク色で、入り口とおぼしき辺りが僅かに盛り
上がっていた。
 「私、本当に変じゃないのね。」
 「誰に見せても立派なもんさ。まあ、やたらと見せるようなとこじゃないけ
どな。」
 賢治が大きく口を開けて左右にはみ出した襞を思い切り頬張り、舌の先を上
から下、下から上へ何度も往復させた。その度に貝の澄まし汁のような濃厚な
味が賢治の口一杯に広がって来る。舌の先が入り口を探り当てた。
 (こいつ、本当に初めてなのか。)
 賢治が一瞬疑いを抱いた。舌の先が何の抵抗もなく吸い込まれてしまったの
である。確かにきついには違いないのだが、舌が届く範囲はどこも滑らかな感
触が続いていた。賢治が口を離さずにそっと小指の先を入れてみた。すんなり
根元まで入ってしまった。
 「あ、あ・・・」
 それを感じた弥生が声を出した。
 「痛いか。」
 「ううん。でも、変な感じ。」
 今度は賢治が中指を送り込んだ。これもスッポリ収まってしまったが、奥の
方で少しだけ抵抗があった。
 「痛くないか。痛かったらそう言え。」
 「ううん。大丈夫。」
 今度は賢治が親指を入れて見た。押し広げられた入り口が少しきつそうだっ
た。
 「い、痛い。」
 弥生の腰が少し逃げた。
 「分かった。ちょっと休もうか。」
 賢治が入り掛かった親指をゆっくり引き抜いた。閉じ切らずに開いた入り口
から盛り上がった内部の肌が少しだけ見えていた。
 「ねえ、今、何したの。」
 賢治が寄り添うように横になると弥生がしがみついて来た。
 「指で確かめてみたのさ。」
 「最初に入れたのは。」
 「小指。次が中指。最後が親指だ。」
 「最後のがちょっと痛かった。引きつったような感じだったわ。」
 「弥生、本当に初めてか。」
 「勿論よ。男の人がここに触ったのだって、パパが初めてなのよ。」
 「パパの親指、握ってみなさい。」
 「こう。」
 「うん。それで、今度はこれ。」
 賢治が弥生の手を自分に導いた。
 「握った感じで、どうだ。我慢出来そうか。」
 「全然太さが違う。分からない。」
 「無理だったら、やめとこうか。」
 「駄目、やめちゃ。」
 弥生が壁に掛かっている時計を見た。十時を少し過ぎていた。
 「あと二時間無いじゃない。十二時になる前にちゃんと入れて。」
 「十六歳か。」
 「うん。誕生日が終わる前に、ね。」
 「分かった。」
 賢治が右手を弥生に腹に載せ、その手を下に滑らせた。茂みを通り越した指
先が再び襞を分けて入り口を探り当てた。もう一度親指を送り込むと弥生が腰
をピクンと震わせた。
 「大丈夫。もう痛くない。」
 弥生が賢治の方に手を伸ばしてた。握りしめた指先が微妙な動きを始めた。
 「私、セックス上手になりたい。」
 弥生が賢治をきつく握り直した。
 「何で。そんなの放っておいてもすぐ上手くなるよ。」
 「嘘。下手だと男の子に嫌われちゃうからみんな頑張ってるんだって。やっ
ぱり沢山しないと上手くならないみたいよ。、」
 「セックスだけ上手になってしょうがないぞ。そんなのは彼氏とか将来の旦
那様に教えて貰えばいいんだよ。」
 「そんなの嘘。だって、将来彼氏が出来て結婚して、その相手が下手くそだ
ったり自分勝手だったりしたらどうするの。そうなったら一生我慢するか、浮
気するか、離婚するか、三つに一つしか無いじゃない。」
 「ひどいのに当たればな。」
 「聞いた話じゃひどいのが多いみたいよ。男の子はみんな強引に入れて乱暴
に動くだけだって。そんでもって中出ししちゃうし。」
 「何だ、その、中出しって。」
 「ゴム付けないで中に出しちゃうんだって。その方が気持ちいいらしいよ。」
 「おいおい、避妊しないのか。」
 「しないみたいよ。」
 「学校で避妊、ちゃんと習ってるんだろう。」
 「一応はね。コンドームがどう言うのかは見たことある。実際につけたとこ
までは見せてくれなかったけどさ。」
 「そりゃ、そうだ。」
 「でもさ、大人って狡い。」
 「何が。」
 「だって、オナニーとかセックスし過ぎると頭が悪くなるとか、いい加減な
こと言うんだもん。」
 「いい加減じゃないさ。」
 「ううん、いい加減よ。だって、結婚すればセックスするのが当たり前だし、
沢山する方がいいんでしょ。私達がし過ぎて勉強が出来なくなるんなら大人は
仕事が手につかなくなるんじゃない。要するに、セックスはしても、ちゃんと
仕事とか勉強すればいいんだと思うけど。」
 「若い内はそればっかりになっちゃうからさ。」
 「じゃあ、パパもそうだったの。晴美おばさんに教わって、そればっかりに
なった。」
 「いや、最初の内だけだった。」
 「ほら、やっぱり自分のことは棚に上げてる。」


(6)へつづく・・・

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。