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小説(転載) 『由香の初体験』 2/2

官能小説
07 /14 2018
■第五章■


次の日の夕方・・。
セーラー服姿の由香が、約束の小屋の前まで来ると中に人のいる気配があった。
「由香さん・・・ですね」
中から声がした。
落ち着いた、深みのある声だ。
由香はどきどきしながら、「あ、はい。由香です」と答える。
「もちろん、ひとりですよね」
男は訊く。
「・・ひとりです。誰にも話していません」
「そうですよね、オナニーしているところを見られて、写真にまで撮られたな
んて、言えないですからね」
「あの・・ネガをください」
由香は懇願するように言った。
「はい。しかし・・」
男は気の毒そうに言う。
「それは、私のお願いをきいてくださったあとです。さあ。お入りなさい」
中から板戸を開けた男を見て、由香は「ひっ」と悲鳴をあげた。
まるでミイラ男のように、顔面ぜんたいに包帯を巻いているのだ。口と鼻と、
目のところだけが開いている。
「若い頃ヤケドをしましてね・・。由香さんのような可愛いお嬢さんに見せら
れる顔じゃないんです」
由香は恐怖のあまり、逃げようと思ったが、ネガのことがあるので、なんとか
踏みとどまった。
「さあ、どうか、お入りください」

入って、もうひとり、30代くらいの短髪の男がいるのに由香はびっくりした。
「ひ・・ひとりじゃなかったんですか?」
「すみません・・」
包帯男は謝った。
「実は、彼は私の弟なんです。生まれつきの聴覚障害者で、今まで女に縁がな
かった。だから、せめて、この機会に目の保養をさせてやりたくって・・」
そして包帯男は、手話と思われるやり方で、弟になにか言った。弟は、激しく
手を動かして、それに答えた。
由香は、ストリッパーのような扱われかたに、少々、腹がたったが、(福祉活
動と思うことにすれば・・)と、懸命に自分をなだめた。
小屋の中央には、包帯男が持ち込んだものか、簡易的なマットが敷かれていた。
その前にふたりの男が坐って、由香は、マットの上にあがった。
「では・・はじめてください」
包帯男がマットの上に正座している由香に言った。
「あの・・」
由香は決然とした様子で、
「私、そんな女の子じゃないんです。いつも、勉強や水泳や生徒会に頑張って
るの。友だちのなかには援交やってるコもいるけど、そういうのと一緒にして
欲しくないの」
一気に言った。
「わかってますとも」
包帯男は優しく言った。
「由香さんは、とても清純な女の子です。だからこそ、私は萌えるんです。荒
れて崩れたケバイ女の子だったら、とても、そんな気は起きなかったでしょう」
その言葉で、由香は覚悟を決め、スカートを脱ごうとした。
「あ、ちょっと待って」
包帯男が言った。
「パンツだけ、脱いでくれますか?」

包帯男に言われるがままに、由香はマットの上に仰臥して、男たちにおまんこ
が見えるように足を開いた。
そして、手をそこに持っていくと、いつものように、陰核の周辺と下のスリッ
トを、人差し指と中指でくじり始めた。
恥ずかしさで頬が燃えるようだったが、見られている、という事態が、別の興
奮を呼び覚まし、いつもに倍する快感の波が、由香を襲っていた。
ものの2分も経たないうちに、いきなり絶頂が来た。
由香は腰を高くあげて、声をあげながら果てた。
尿もそのとき迸り出て、男たちにかかった。


■第六章■


他人の、しかも男の前で放尿しながら気を遣ってしまった恥ずかしさに、由香
の露わになっている下半身は、桜色に染まっている。
「由香さん、早いですね。もうイッてしまったんですか?」
包帯男の、その声の方を見て、由香は息を呑んだ。
ふたりとも、いきり立った陰茎を、自らしごいている。
見慣れない由香にとっては、どちらも魁偉な形をしているが、とくに弟のそれ
は隆々としていて、太く、たくましい。
股間に、じゅっ・・と音をたてて溢れてくるものがある。
由香はふたたび、あそこに手を持っていった。
そして、しごかれつづける、ふたりの男の陰茎から目を離さず、指を激しく動
かし始めた。

そうやって、あえぎ声をあげ続けているうちに、包帯男が近づいてきた。
そして、自らのイチモツを由香の目と鼻の先に持ってきた。
「どうですか、由香さん。これが、あなたが毎日、毎日、欲しくて、欲しくて、
夢にまで見たちんぽですよ」
由香は少し恐怖を感じ、いやいやをしながら、後ずさりした。
しかし、目を離せない。
「触ってみたいんでしょう?触っていいのですよ」
「ゆ・・指一本触れないって言ったじゃない」
「もちろん、私どもの方からあなたには触れません。けれども、由香さんの方
から触れてくるのであれば、話は違ってきます」
背後の壁にぶつかって、それ以上、下がれなくなった。
由香は、包帯男の顔と陰茎を交互に見て、息を喘がせながら、沈黙している。
「さあ、どらでもいいのですよ。お嫌だったら、お嫌でも・・」
言った途端、由香の細く白い手が、包帯男の陰茎を掴んでいた。
「うっ」男はうめく。
由香は掴んだ陰茎をやわらかくしごいてみた。
(ああ・・ちんぽ。これが・・・おちんぽなのね・・)
思ったより、やわらかい。
体温が、限りなく、快い。
亀頭の裏の、えりの部分を、ぺろん、と舐めてみた。
「あう」男が再びうめいた。


■第七章■


いったん、壁を越えると、あとの行動は堰を切ったようにエスカレートするも
のだ。
初めてとはとても信じられない大胆さで、由香は男のちんぽを咥え、舐め、し
ごいていた。
両手で持って、亀頭の先端、尿道口のあたりを舌でべろべろ舐めていると、頬
をつんつん突くものがある。
気がつくとそれは、もうひとつの陰茎だった。
由香はためらうこともなく、その陰茎を掴んだ。
そして、ふたりの男のソレを交互に口に運び、舐める。
「ありがとう、由香さん。弟にとっては、初めての体験だ。こいつは、こんな
立派なペニスを持っていながら、こういうことに縁がなかったのですから・・」
そう言われると、「喜んでもらっている」という、不思議な歓びが身の内から
湧きあがってくる。
やがて、ふたつのちんぽをくっつけるようにして、由香は同時に舐めてやった。
ふたりの男は、ほぼ同時に、濃い液を由香の顔に放出した。

「ありがとう。とても気持ち良かったです。弟も喜んでいます」
ふたりの男は、放出のあと始末を終えたあと、身支度をはじめた。
由香は「もう帰るの?」と、思わず言ってしまっていた。
フェラチオをしている間、由香のあそこからは洪水のような愛液が溢れ、太も
もを滴らせていた。
このまま、帰られるのは、辛い。
「ほほう?」包帯男は口をゆがめた。「指一本触れないという約束でしたので、
これで終わりにしようと思っていたのですが・・。」
「も・・もう、ここまで来たら、いいの。お願い、私をめちゃめちゃにして」
包帯男は、弟に手話でなにかを伝えた。弟は、嬉しそうにうなずいた。

由香は、背後から弟に抱きすくめられていた。
そして、足を大きく開かされて、前にいる包帯男に秘部を嬲られている。
「お願い・・深く指を入れないでね」
「わかっていますとも。あなたの処女は、弟のペニスで貫かせましょう」
包帯男は十本の指をすべて使って、ぐちゃぐちゃ音をたてながらこすっている。
愛液があたりに飛び散り、尿が迸り出て、マットレスは由香の出したモノで濡
れきっていた。
「ああ。ああ。いい。いい。」由香はうわごとのような甘い声でよがっている。
男の指がクリトリスをきゅ・・っとつまむと、男の目にはっきりと認識できる
ほど、愛液がびゅっと飛び出してくる。
「ああ、なんて、いやらしい子なんだ。この淫乱さは、生まれついてのもので
しょうね」
包帯男は感心して言った。
背後の男は遠慮なく、由香の発達途上にある、固い乳房を揉みしだいている。
「淫乱なのだけど、普段、それがわからないように、真面目さを装っている。
いや、淫乱も勤勉さも、きっとそれは由香さんの本質なんだ。由香さんは男に
とって、理想の女なのかもしれない」
由香はもう、そんなことはどうでも良かった。
絶頂が近づいてきていた。
自分以外の手によっていかされるのは、もちろん、はじめてだ。
「ああ。ああ。ああ。ああ。ああああ」
由香の声は高まっていく。いく・・いってしまう・・。
「ああああ、いく、いく、あああああああああ」
由香は絶叫していた。


■第八章■


ぐったりとして、弟の体に身をもたせかけている由香をの手を、包帯男は、と
って立ち上がらせた。
そして、着ている服を全部、脱がせた。
まだ成熟していない、固さの残った肢体があらわれた。
そして、そのまま、四つんばいにさせた。
「お尻を高く、持ち上げてください」
由香は素直に従った。
この頃になると、由香は、完全に男たちの言いなりになっていた。
丸見えになった由香の、肛門とおまんこを見て、弟が「ああ、あ」とうめいた。
「そうだ、これがおまんこだ。よく、見ておくんだ」
包帯男は、弟のために、両手で由香の幼い小陰唇を、左右に押し開いた。
中から濡れて光っている赤い果肉が顔を見せると、弟の息遣いが激しくなって
きた。
「好きにしなさい」
包帯男が手話でそう言うと、弟は由香の尻にむしゃぶりついた。
そして、肛門といわず、おまんこと言わず、激しく舐めはじめた。
「あ!」由香は叫んだ。「あああああ!」
びちゃびちゃと、いやらしい音がする。
弟の顔は、自分の唾液と、由香の愛液でびしょ濡れになっていた。
すると、由香の鼻先に、包帯男のちんぽが迫ってきていた。
(さっき出したばかりなのに、もう、こんなになって・・。)
由香は手にとって、はちきれそうに固くなっている亀頭を愛しそうに口に含ん
だ。

そうしているうちに、弟が由香のおまんこに巨根をあてがって、つんつん突い
てきた。
挿入しようとしているらしいが、なかなか、うまくいかない。
(いよいよ、なのね・・)
こんな男に、こんな形で処女を奪われるとは、思ってもみなかった。
そのせつなさと、恐怖と、哀しみと、嬉しさと、期待の入り交じった複雑な想
いが、由香の脳裏で明滅している。
やがて、侵入すべき入り口を探し当てた弟のちんぽが、一気に由香の中に突入
した。
「ひっ!」
圧倒的な力を持った別の生き物が、するどい痛みをともなって体内に殺到して
きた。
「ひいいいい」
由香の悲鳴にもかかわらず、弟は狂ったように、由香のおまんこを突きまくる。
「お願い・・優しくして」
たまらず言った由香のその言葉を、包帯男が手話で弟に伝えた。
しかし、弟の動きはやまないので、包帯男は平手で弟の額を叩いた。
そのとき、我に返ったのか、弟はちんぽを抜き、外に思いっきり、放出した。
あぶないところであった。

やはり、破瓜の痛みは耐えがたく、快感どころではなかった。
包帯男はそれを察して、やさしく由香に服を着せてやった。
「ありがとう、これがネガです」と封筒を由香に渡して、弟を連れてさっさと
帰っていこうとした。
「待って」
由香は呼び止めた。
「次からは大丈夫だから、今度はあなたとしたい」
「ありがとうございます。また、なんらかの形で連絡しますので」
そう言って、男たちは去っていった。

由香の初体験はこのような異常なものだったが、由香の心が傷ついたというこ
とはなかった。
それどころか、なにやら満たされた思いがして晴れ晴れとした気持ちになれた。
包帯男が、本質はやさしい男だったからかもしれない。
今度、逢えたときは、自分のすべてを与えて、好きにさせてやろうと、そう思
うのだった。


- 完 -

小説(転載) 『由香の初体験』 1/2

官能小説
07 /14 2018
■第一章■


もう、20年近く前の話・・。
中学3年の夏休みのことだった。
浜田由香は、母方の実家に遊びに来ていた。
そこは海辺が近く、水泳部の由香は、練習がてら、朝から夕方まで海に入って
遊んでいた。
磯浜だったから、地元の子供たちと大きな岩場から飛び込んだりした。
磯のかたわらに、漁具などを収納している板葺きの粗末な小屋がある。
由香はここを、着替えの場所にしていた。

ある日曜日のこと、夢中になって泳いでいるうちに、すっかり日が傾いてしま
っていることに気づいた。
他の子供たちは、いつの間にか、帰ってしまっている。
由香は慌てて、海からあがり、着替えるために、小走りに小屋に向かった。
板戸を引こうとすると、「あん」という、女の声が聞こえて、思わず手を引っ
込めた。
「なんだろう??」
そっと、小屋の裏手にまわってみた。
そこには、板と板の隙間があって、覗くと、中の様子がわかる。
由香は、ためらった。
しかし、再び、「ああ~ん」と、女の声がする。
思わず、隙間に顔を近づけた。
そして・・。
中の様子を目の当たりにして、愕然としてしまった。

素っ裸の女が、立っている男の大きな陰茎を舐めていた。
陰茎を両手で掴み、亀頭の隅々まで、ねっとりと舌を這わせている。
ときおり、睾丸を下から撫でると、男は「ううっ」とうめく。
由香は息を呑んだ。
もちろんのこと、こんな光景を見るのは初めてだ。
しかも、勃起した男のソレを見るのは・・。
父親や兄のものは見たことがあるが、いつも、だらんと頭(こうべ)を垂れて
いた。
勃起した陰茎というものが、これほどイカツイものであったとは知る由もない。

女は、今度は、亀頭をぱっくりとくわえ、激しく、頭を振りはじめた。
そうしながら、ときどき口を離して、「ああ~ん」と気持ち良さそうな声をあ
げる。
「??」と、由香が目をこらすと、女の背後で動くものがある。
暗がりでよくわからなかったが、なんと、後ろから男がもうひとり、女を抱き
すくめているではないか。
片手で女の乳房を揉み、女の股間までもう一方の手が伸びて、いやらしく動い
ている。
由香は、息を呑んだ。
顔が、かあっと熱くなった。
女が誰か、わかった。
それは、隣町の海運会社に勤める、酒屋のひとり娘だった。
美人ではないが、その豊満な肉体には男の性欲を刺激するような色気があった。
とかく、この狭い港町で男女関係の噂が絶えず、酒屋の親父の悩みの種だった。
母親が眉をひそめて、女の噂話をしているのを盗み聞きしたことがある。
近隣の若い男たちのペットみたいになって、関係していない男はいないのでは
ないかという話だった。


■第二章■


「どうしよう・・」
由香は、着替えが小屋の中にあるので、頭を抱えてしまった。
とにかく、中の痴態が一段落するのを、待たねばならない。
女は、今度は四つん這いにさせられていた。
前の男の陰茎は、口から離していない。
後ろの男が指を伸ばしてきて、女の股間を撫でた。
ぐちゅぐちゅと、いやらしい音がした。
「あああ」女はよがり声をあげる。

由香は見ているうちに、次第に股間が湿ってくるのを感じていた。
最近、自分は変態ではないかと思うほど、ひとりでいる時は、オナニーに明け
暮れている。
性欲がちょっと、私は強すぎるのかな・・。
そう思って、親友の晶子に相談してみると、
「みんな、同じよ。私もそうよ」
晶子はそう断言し、
「へえ~、カタブツだと思っていた由香もそうなのか~」
意外そうに、そう言った。
昨夜もそっと、ふとんの中で、アソコに指を持っていった。
小さなオルガスムはあったものの、満たされないものが残っていた。

そして、夢を見た。
それは、由香の妄想めいた願望を、如実にあらわしたものだった。
ラグビー部か、サッカー部か、男の汗臭さが充満した部室だった。
素っ裸になった由香は、下半身を露わにした、10数人の部員たちに囲まれて
いた。
それぞれのペニスは、すべて怒張して、天を向いている。
由香はひとりひとり順番に、それらを咥え、舐め、手でしごいた。
若い彼らの放出は、早い。
精子を浴びながら、由香は、一心不乱になってペニスを咥えつづける。
最後の男の濃い精子を口中でたっぷりと受け、ごくりと飲み込んだ。
そこで目が醒めた。
下着は取り替えなければならないほどになっていた。
シーツも汚していたので、慌てて剥がして、洗濯機に放り込んだ。

そんな状態だったので、目の前の光景は、目に毒だと言わねばならないだろう。
夢が現実化したような女の痴態に、いつの間にか、由香は自分を重ねていた。
スクール水着の股間の部分は、ぬるぬるしたものが沁み込んでいる。
「あああああああ」
男のひとりが女のあそこに陰茎をあてがって、一気に押し込んだ。
そして、すごい速さで腰を前後させる。
それを見ながら、ついにあそこに指を当てた由香は、男の腰の動きに合わせる
ように、溝を摺りはじめた。


■第三章■


「ああ、ああ、ああ、ああん、あああん・・」
女のよがり声が次第にたかまってくるにつれ、由香の指の動きも速くなる。
放尿するときのようにしゃがんで、スクール水着の股の部分をずらし、おまん
こを露出させて、指を動かす。
愛液が溢れ、指を伝って下に垂れ、地面に沁みこんでゆく。
小屋の中では、バックスタイルで後ろから突かれていた女が、今度は男の上に
またがって腰を激しく動かしていた。
そうしながら、相変わらず、もうひとりの男のちんぽを咥えている。
あのおちんぽに触りたい。
しゃぶってみたい、そして・・・・。
・・・ちょっと恐いけど、あの女の人のように思いっきり貫かれたい。
はしたない妄想がさらに快感を高め、快感がまた、妄想を拡大して、その相乗
作用でついに・・。
「・・・・くっ!」
由香は一声うめき、放尿しながら果ててしまった。

その声に気づいたのか、小屋の中の三人の男女が動きを止めた。
「誰だ!?」
ちんぽをしゃぶられていた男の方が叫んだ。
「や・・・やばい!!」
由香は慌てて、駆け出して、その場から離れ、家に戻った。
着替えていない言い訳をあれこれと考えながら・・・。

その夜から由香は、チャンスがあれば、事あるごとにオナニーをした。
果てるたびに、気だるい気分のなかで、本当に自分は、病気ではないだろうか
と思う。
成績はいたって優秀で、水泳部の活動は熱心で、生徒会活動にも参加している。
ぐれて、遊び歩く同級生もいたが、自分は決してそんなタイプではなく、真面
目でおとなしい生徒だと思っている。
しかし、この、淫乱さはどうだろう。
あの日に見た、男の大きなちんぽが常に頭から離れない。
おまんこはいつも、熱を放って、由香にやりきれなさを訴える。
ああ、おちんぽが欲しい。誰のでもかまわない。
ほお擦りして、舐めて、しごきたい。
おまんこにぶち込まれたい・・。
私はやっぱり異常だ・・・。

それから、さらに数日が経った。
海で遊ぶ時期は過ぎ、夏休みも終わりに近づいていた。
由香が実家の郵便ポストを覗いてみると、一通の、由香宛の封書が入っていた。
裏を見ても、差出人の名はない。
「なんだろう?」
封を切ると、中に一葉の写真がはいっている。
「・・・・!!」
由香は、写真を見て絶句した。
なんとそこに映っていたのは、あの日、小屋の裏手で他人の性行為を覗きなが
ら、オナニーにふけっている由香の姿だったのだ。


■第四章■


その写真は、由香を打ちのめした。
誰かがあの近くに隠れていて、あの恥ずかしい格好を一部始終、見ていたのだ。
顔がかあっと火照ってくる。
そして・・封筒のなかに入っていた、一枚の便箋を開いて見ると・・。
ワープロソフトで作成された、次の文面が目に飛び込んできた。

「浜田由香様。
 先日は目の保養をさせていただき、誠にありがとうございました。
 中学生の女の子のオナニーが、あれほど、激しいものだとは思っていません
でした。
 私が先に来て覗いていた、小屋の中の痴態よりも、由香さんのオナニーの方
が数倍もいやらしく、私を興奮させました。
 あれから毎日、由香さんのあられもない姿を思い起こしながら、何度も、何
度も、私もオナニーをしています。
 このままでは、頭がおかしくなりそうなので、ぶしつけながら、この手紙を
出させていただきました。
 一度だけ・・一度だけでいいです。
 私と付き合ってください。
 いえいえ、セックスをしようと言うのではありません。
 もう一度、目と鼻の先で、あなたのオナニーが見たいのです。
 そして、一緒に私もオナニーをしたいのです。
 由香さんに指一本触れないということは、約束します。
 是非、是非、この孤独な中年男の願いを聞き届けてください。
 お願いいたします。
 20日のの夕方6時、例の小屋でお待ちしております。
 なお、セーラー服で来ていただければ、幸いです。

 追伸

 その写真のネガは私のもとにあります。
 そのことの意味を、どうか、お考えください。
 卑怯なやり方で、すみません。
 こうでもしないと私のような者は誰も相手をしてくれませんので。 お願い
をお聞き入れいただければ、ネガはお返しいたします。
 勝手は重々、承知の上です。
 本当に、申し訳ありません。」

由香は呆然とした。
表現は丁寧でも、暗に、言うことをきかなければ、写真をバラまくと脅迫して
いるのだ。
「どうしよう・・」
由香は頭を抱えた。
親に言って、警察・・とも考えたが、そんなこと、口が裂けても言えるものじ
ゃない。
本当に卑怯だ、女の子の羞恥心につけ入って・・。
行くしかないのか・・。
男は指一本触れないと言っている。
オナニーを見られるのも恥ずかしいけれど、親や兄に知られるよりはましかも
しれない。
由香は覚悟を決めた。
恐怖や不安はあるが、写真をバラまかれるのだけはゴメンだ。
行って、男の言うことをきいて、ネガを返してもらおう。


(2)へつづく・・・

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。