小説(転載) 母と息子淫辱相姦_11
近親相姦小説
掲載サイト「母と息子 禁断の部屋」は消滅。
「さあ、仰向けになるんだ」
命令しながら、津本は志保の首から黒皮の首輪をやっとはずしてくれた。
志保は、喉をさすりながら素直にベットに横になった。
心の中まで解剖されてしまった志保の顔は、もう隠すものがなくなったためか、どこか
さっぱりした表情にも見える。
「秀明、お母さんが待ってるぜ、早くぶちこんでやれよ」
うながしながら、津本はさっきまで秀明が腰かけていたイスに座り、タバコを取り出し
て火をつけた。まるでストリップの本番ショーを鑑賞するように、母と子の絡みあう様を
見るつもりなのだろう。
すでに服を脱ぎ終えていた秀明は、肉棒をそそり立てながらベットに這い上がった。
志保が、切ないが優しい眼差しで秀明を見上げている。
本当にしみ入るような優しい顔をしていた。秀明が自分を嫌うような素振りを見せなか
ったことが、よほど嬉しかったのだろうか・・・
秀明もじっと志保の目を見つめ返しながら、なぜか今まで以上に母と心が結びついてい
るような幸福な気持ちを覚えていた。
「いらっしゃい、秀明・・・」
志保がしっとりした声でいい、両手を差し出した。
「お母さん!」
秀明は夢中で母の柔らかい体にのしかかった。志保はその背中を、両腕でしっかりと抱
き締めながら言った。
「ありがとう秀明・・・こんなエッチなお母さんを許してくれるのね・・・」
「ゆ、許すも何も・・・ぼくは、お母さんが大好きだよ。世界一好きだ」
「ああ秀明・・・」
志保の両目が潤んでいた。
「秀明・・・お母さんも、お母さんもあなたが大好きよ」
そう言って志保は、唇を秀明の唇にかぶせてきた。秀明はちょっと驚いたが、すぐに自
分からも母の唇を求め、その肉厚でしっとりした母の唇を強く吸いあげた。
志保の方も「ああ・・・」と熱い吐息をもらしながら秀明の唇を吸い返してくる。
唇は、甘い果実のような味がした。キスだけでもとろけるように気持ちがいいことを秀
明は初めて知り、そのまま夢中で母の唇を吸い上げた。
何だか、急に別人になったような母が腕のなかにいた。昨日まであんなに嫌がって悲壮
な顔をしていたのに、今の、この喜びにあふれた表情はどうだろう・・・
母の秘密を知っても、それでも母が好きだという秀明を、志保は嬉しさとともに全身で
包みこもうとしているのだろうか。
それとも、犬の恰好をさせられたり、欲求不満だったと告白させられたりと、あまりに
恥ずかしいことを強要されすぎたために、一時的に理性のタガが外れてしまったのだろう
か・・・
その辺は秀明にもよくわからなかった。わからないが、とにかく母も夢中になって秀明
を求めてきていることは確かだった。
秀明にとっては、それ以上のことは考えようもなかった。
(いまこのときだけでも、お母さんと身も心も結びつきたい・・・)
ただ、それだけしかなかった。
志保は、秀明に存分に唇を吸わせてから、
「さあ、秀明・・・」
うながすように言い、両足を自分から大きく広げてきた。そして、秀明の硬直しきって
いる肉棒を、しなやかな指で掴みしめ、肉ひだの中心に導いてくれた。
(ああ、お母さんがこんなことまでしてくれるなんて・・・)
秀明は、感激しながら導かれるままに腰を突き出していった。
先端がぶにゅっ、と肉穴の入口をとらえた。そこは、いまだにヌルヌルと濡れそぼって
いた。それに、いつもより熱い感じがする。秀明がぐっと腰を入れると、肉穴はヌメリと
広がり、ヌプヌプとスムーズに砲身を飲み込み始めた。
「あっ・・・お母さん!」
秀明は思わず叫んでいた。
内部は、さらに煮えたぎるように熱くなっていて、からみつくように、ピッチリと肉棒
をしめつけてくる。その快感に痺れながらズンッ、と根元まで挿入しきると、
「ああ・・・秀明・・・」
志保は甘くあえぐように秀明の名を呼び、どこか燃えるような眼差しで見つめてきた。
何をしようとニコニコ笑って許してくれそうな、慈愛に満ちたその顔を見つめながら、
秀明はまたも幼い頃にもどって母に甘えているような心持ちになってきた。
秀明は、胸を熱くしながら肉棒を出し入れしはじめた。
自分でも不思議だったが、妙に心が落ちついていた。それは、母がまったく嫌がってい
ないためだろう。だから、昨日までのようにがむしゃらなピストンではなく、やわ肉の感
触をじっくりと味わえるような、余裕のある出し入れができた。
「あ・・・あああ・・・」
志保は、しみ入るようなあえぎ声をもらしながら、秀明のピストンに合わせて自ら腰を
動かしてきた。
秀明が肉棒を押し込んでいくと、それを全身で受け止めるかのように、尻を左右にくね
らせながら腰を突き出してくれるのだ。すると、今まで以上に深い挿入感が生まれ、しか
も、キュッ、キュッと砲身がねじ回されるようで、ただ出し入れするだけよりも数倍気持
ちが良かった。
「ああ、お母さん、気持ちがいいよ・・・」
秀明が恍惚とした顔で声を上げると、志保はますます愛情のこもった顔で、
「ああ、秀明・・・何だか、お母さんもすごく気持ちがいいわ・・・」
言いながら、さらに腰を大きくくねらせてくる。
「ああ、お母さん、たまらないよ・・・」
母の淫靡な腰の動きによって生じる深い挿入感、それに、燃えるように熱い粘膜に砲身
が擦れるときの、何とも気持ちのいい感触に秀明は酔い、そしてあえいだ。
母は、今度は肉穴に力を入れてキュッ、キュッと締めつけてきた。粘膜の収縮もさるこ
とながら、左右に広がっていたひだが唇のように砲身に絡みついてくるのも快感だった。
何だか、母に食べられているような気さえした。それが、よけいにうれしかった。
「あああ・・・お母さん、お母さん・・・」
秀明は叫び、夢中で肉棒を突き上げはじめた。もう、津本に見られていることなど少し
も気にならなくなっていた。
「秀明・・・」
答えた志保は腰を動かすのをやめ、秀明のピストンを全身で受け止めはじめた。
「ああ・・・秀明・・・ああ・・・」
母の甘いあえぎ声をもらす朱色の唇が、わずかに開いて真っ白い歯を覗かせていた。唇
のはしは微妙につり上がり、引きつっている。両頬が真っ赤に染まり、形のいい鼻の穴が
ぷくっ、とふくらんでいた。
肉穴の心地よい締めつけもさることながら、そんな母の上気しきった顔が秀明をよけい
にゾクゾクとさせていた。
母が心から自分を受け入れている。それが堪らなくうれしいのだ。
たがいのあえぎ声とともに、二人の動きは一段と激しいものになっていった。
秀明の額や頬を伝わる汗が、ポタポタと志保の乳房や下腹部にたれ落ちる。二人とも汗
にまみれて体をぶつけあい、たがいに昇りつめていく。
「お母さんさん、出るう!」
「ああ、秀明・・・私も・・・私もいくわ・・・!」
叫んだ志保が背中を突っ張らせ、下からクイクイと腰を突き上げてくる。秀明も負けじ
と腰を突き動かした。
「ああっ・・・あああ・・・・」
志保が絶頂に達したらしく、一際高い悲鳴を放って肉穴をギュー、と収縮させた。
「あうっ・・・」
その、痙攣したかのような下腹部の締めつけに、秀明も呻いて爆発した。まるで高圧電
流のような物凄い快感が体をつらぬいていく。
「おうっ・・・おうっ・・・」
精液を母の胎内にドロドロと注ぎこみながら、秀明は獣のように呻き続けた。
志保もすさまじい絶頂を味わっているようだ。背骨が折れそうなほど体を弓なりに反り
返らせ、ひーひーとあえぎ続けている。
肉ひだがピクピクと痙攣し、肉棒の根本をいつまでもギュウッ、と締めつけていた。ま
るで、一滴も残さず息子の精液を吸い取ろうとしているようだ。
秀明は、何だか本当に母とひとつに結びついたような感動のなかで、最後の最後まで精
液を絞り出していった。
「うふ・・・ふふふ・・・」
と、津本が笑っている。見応えのあるショーを堪能した、とでも言いたげな顔をしてい
た。その津本がゆっくりと服を脱ぎはじめた。
「秀明、俺も我慢ができなくなってきた。交代しようぜ」
「・・・」
嫌だと言いたかったが、言えなかった。
やがて母の体は津本に奪い取られ、激しく揺すぶられはじめる。
秀明は、またも母を奪われてしまったような悔しさのなかで、黙って見続けるしかなか
った。
つぎの日は土曜日だった。
午前中で学校が終わり、帰ってきた秀明の胸には、母、志保がいとおしそうに自分を出
迎えてくれるのではないかという期待があった。何しろ母は、昨日の夜、まるで恋人を迎
えいれるように秀明を受け入れてくれたのだから・・・
そのときの、大好きな母と身も心もひとつに結びつけたような熱い感動が、今でも秀明
の胸に残っている。その後で、津本に犯される母を見るのは悔しかったが、それでもその
感動が、これからもずっと続くように秀明には思えていた。
最初に母を犯したときから、心の底にはずっと暗くて後ろめたいものがこびりついてい
る。しかし、いつの間にか秀明はそれに慣れてしまっていた。
快感に脳を焼かれるたびに、どこかが麻痺していくような感じだった。早く津本から開
放されたいのに、開放されたくない気持ちもどこかにあるのだ。
だが、秀明を出迎えてくれた志保は、青白い顔で切なそうに秀明に言うのだった。
「秀明、お母さんを許してね。夕べはお母さん、どうかしていたのよ・・・」
「お母さん、ぼく、少しも気にしていないよ。お母さんは、お母さんだもの」
と秀明は慰めるように声をかけた。でも、こんなに後悔している母も本当の姿だが、昨
日我を忘れてあえぎ上げ、肉ひだをピクピク締めつけた母も本当の姿なのだ。それを思う
と、秀明の体はカーッと熱くなるのだった。
「ありがとう秀明・・・こんなエッチなお母さんを、嫌いにならないでね・・・」
「嫌いになんか、絶対ならないよ」
秀明は心からそう答えながらも、実は、喜びのあまり母が自分を抱きしめてくれことを
密かに願っていた。そして、そのまま昨夜のような関係に発展することも・・・
しかし志保は、今は一人にして、とでも言うように、逃げるようにキッチンに行ってし
まった。やはり、秀明の前で欲求不満だと告白させられたことを、相当気にしているよう
だ。秀明を相手によがってしまったことも含め、思い出すと堪らないのだろう。
そんな母の心情はよくわかったが、秀明はがっかりしてしまった。
(・・・そうだ、今夜また津本さんがくれば、お母さんとセックスするように命令してく
れるはずだ・・・)
秀明はそう思い、それを心待ちにすることにした。
いつの間にか津本をさんづけで呼び、彼が来ることを待ち望むようにさえなっている自
分を、秀明は少しも変だとは思わなかった。
期待どおり、津本は夕方にやってきた。何だか短期間の間に、毎日津本が来ることが定
着してしまった感がある。ところが、どういうわけか津本は、秀明の顔を見るとニヤリと
笑い、
「今日から秀明は、いっさい志保とやらせない。体に触れることも許さない!」
と宣言するように言ったのである。
(えっ!)
期待を裏切られ、愕然とする秀明と、逆に一瞬安堵したような表情を見せた志保を、津
本は客間につれていった。
中に入るとすぐに志保を全裸にし、絨毯の上で責めはじめた。志保に様々な恥ずかしい
恰好をさせ、激しいピストンを送りながら、結合部を秀明に見せつけたのだ。
志保は息子の前でよがり声を上げるのを恐れ、反応すまいと必死に唇を噛みながらも、
最後には耐えきれなくなって歓喜の声をほとばしらせてしまった。
秀明は嫉妬に身を焼かれ、そのくせ肉棒を破裂しそうなほど勃起させながら、にらみつ
けるように、悶える母の姿を見ているしかなかった。それはまるで、拷問と同じだった。
そうして、津本が満足して志保から離れたときには、秀明の顔は十五才の少年とは思え
ないほどにゆがみきっていた。
しかし、まさかこれが、最終目的に向かうための津本の策略だったとは、秀明には想像
することもできなかった。津本は、秀明を嫉妬と欲求不満でいっぱいにしたあとで、耳元
に悪魔の囁きをそっと吹き込んだのである。
もう一度お母さんとやりたければ、明日の日曜日に、この薬を真一郎に飲ませるのだ、
と、ポケットから睡眠薬の入った小さなビニール袋を取り出し、秀明に手渡したのだ。
津本の言葉は巧みだった。
おまえ達をいたぶることで復讐の快感を味わっていたが、もう満足したし、これ以上苦
しめるのもかわいそうなってきた、と言うのだ。
そして、そろそろ終わりにしようと思うのだが、最後に復讐を完結したという証しとし
て、眠っている真一郎の横で志保を犯すつもりだ。なに、真一郎を起こすことはない。志
保を犯しながら思い切り悪態でもついてやれば、俺も完全に満足しておまえ達を開放して
やれるだろう、と続けたのだ。
さらに、協力してくれれば、あの写真も返してやるし、おまえにもお母さんを抱かせて
やる、とつけ加えた。
もし秀明が冷静な状態だったら、こんなとってつけたような言葉をそのまま信じたりは
しなかったろう。津本が、良心の痛みを感じるような男でないことは、今までのことでわ
かりきっているのだから。
だがすさまじい嫉妬に駆られ、冷静さを失っていた秀明は、母にもう一度挿入したいが
ために、信じ込んでしまった。心の奥で、津本への疑いに蓋をしてしまったのだ。
そして日曜日・・・
父、真一郎は昼頃に一度起き、リビングで軽い食事をとりながら好きな酒をたしなんで
いた。酒好きの父は休日はいつもこうなのだ。が、父はそのままソファの上で寝入ってし
まい、夕方になっても眠ったままだった。
それは、志保が食事を運ぶとき、手伝うふりをして秀明が水割りの中に睡眠薬を混ぜて
しまった結果に他ならない。津本が、薬にはほとんど味がついていないと、と言っていた
とおり、父はまったく気づかずに水割りを飲んだのだった。
(ごめんなさいお父さん・・・でも、これでお母さんとぼくは、津本から解放されるんだ
よ・・・だから許して・・・)
本当は、母にもう一度挿入したい、という衝動に突き動かされてのことだが、そう心で
謝ることで自分を納得させ、秀明は指示されたとおり、自分の持っている携帯電話から津
本に連絡を取ったのである。
夕方、津本がやってきたときの志保の驚きといったらなかったろう。
そのとき秀明は自室のドアを少し開けて、階下の玄関口を伺っていた。胸が苦しいほど
にドキドキしていた。
話し声は聞こえないが、玄関口から緊迫した空気がヒシヒシと伝わってくるようだ。
「今日は・・・夫がいるんです・・・お願いだから帰って下さい・・・」
と、志保が泣きそうな顔で懇願している姿と、それをせせら笑らって立っている津本の
姿が、目に見えるようである。しばらくしてドアの閉まる音がし、津本が入ってくる気配
があった。秀明の胸はさらにドキドキし、息も止まりそうだった。
「秀明・・・」
階段の下から志保の呼ぶ声がする。秀明が震える手で自室のドアを開け、恐る恐る階段
を下りていくと、階下に志保と津本が立っていた。
志保は、今まで見たこともないくらい困惑に満ちた表情をしていた。頬が真っ青で、そ
の目には秀明への怒りさえ宿っているのだ。秀明が、うなだれたまま志保の前に立つと、
「・・・聞いたわ、秀明。お父さんが起きないのは、あなたが薬を飲ませたからなのね」
志保はわなわなと唇を震わせながら、やっとのことで声を絞りだした。よほどショック
を受けているらしかった。
「だって、言うとおりにすれば、ぼくとお母さんを解放してくれるって・・・あの写真も
返してくれるって・・・そう言われから・・・」
秀明は、渇ききった喉を鳴らすように答えた。
「それも聞いたわ・・・でも、どうしてお母さんに相談してくれなかったの・・・」
志保は悲しげだった。やはり、母にこんな悲しげな顔で見つめられると、強烈な痛みが
胸におこる。秀明はなんと言い訳したらいいかわからず、思わず泣きそうになってしまっ
た。その顔を見て、志保も言葉をつまらせた。
「・・・」
志保は無言のまま、考え込むような顔でしばらく秀明を見つめていた。心の中を覗きこ
まれ、本心を見抜かれてしいそうで秀明は怖かった。
「秀明・・・」
秀明を見つめていた志保は、やがて深いため息とともに秀明を呼んだ。その目からスー
ッ、と怒りの色が消えていくのがわかった。
志保は、慰めるように微笑んで見せた。
「・・・もういいわ秀明。お母さん少しも怒ってなんかいないわ。だって、お母さんを助
けようと思ってしてくれたことなんでしょう」
「うん・・・」
母の微笑みにほっとし、うなずいたものの、秀明はまたも強烈な罪悪感を味わった。
やはり本心を見抜かれてしまったのだ。だが、それでも母は怒らなかった。秀明は母に
すがりついて泣きだしたいほどだった。
志保は、津本に向かって言った。
「・・・ほ、本当に、あの人は起こさないでくれるのですね」
「ああ、約束するぜ」
「わかりました・・・」
志保の顔に、またもあの、悲壮だが、覚悟をにじませた表情が浮かんでいた。
たとえ眠っていようと、愛する夫の横で犯されるのは志保にとって死ぬほど辛いことだ
ろう。だが、もしかしたら、この地獄のような毎日が終わるかもしれないのだ。志保の胸
にもかすかな希望が生まれているのかもしれなかった。
「よし、親父の寝ているところに案内しろ」
「さあ、仰向けになるんだ」
命令しながら、津本は志保の首から黒皮の首輪をやっとはずしてくれた。
志保は、喉をさすりながら素直にベットに横になった。
心の中まで解剖されてしまった志保の顔は、もう隠すものがなくなったためか、どこか
さっぱりした表情にも見える。
「秀明、お母さんが待ってるぜ、早くぶちこんでやれよ」
うながしながら、津本はさっきまで秀明が腰かけていたイスに座り、タバコを取り出し
て火をつけた。まるでストリップの本番ショーを鑑賞するように、母と子の絡みあう様を
見るつもりなのだろう。
すでに服を脱ぎ終えていた秀明は、肉棒をそそり立てながらベットに這い上がった。
志保が、切ないが優しい眼差しで秀明を見上げている。
本当にしみ入るような優しい顔をしていた。秀明が自分を嫌うような素振りを見せなか
ったことが、よほど嬉しかったのだろうか・・・
秀明もじっと志保の目を見つめ返しながら、なぜか今まで以上に母と心が結びついてい
るような幸福な気持ちを覚えていた。
「いらっしゃい、秀明・・・」
志保がしっとりした声でいい、両手を差し出した。
「お母さん!」
秀明は夢中で母の柔らかい体にのしかかった。志保はその背中を、両腕でしっかりと抱
き締めながら言った。
「ありがとう秀明・・・こんなエッチなお母さんを許してくれるのね・・・」
「ゆ、許すも何も・・・ぼくは、お母さんが大好きだよ。世界一好きだ」
「ああ秀明・・・」
志保の両目が潤んでいた。
「秀明・・・お母さんも、お母さんもあなたが大好きよ」
そう言って志保は、唇を秀明の唇にかぶせてきた。秀明はちょっと驚いたが、すぐに自
分からも母の唇を求め、その肉厚でしっとりした母の唇を強く吸いあげた。
志保の方も「ああ・・・」と熱い吐息をもらしながら秀明の唇を吸い返してくる。
唇は、甘い果実のような味がした。キスだけでもとろけるように気持ちがいいことを秀
明は初めて知り、そのまま夢中で母の唇を吸い上げた。
何だか、急に別人になったような母が腕のなかにいた。昨日まであんなに嫌がって悲壮
な顔をしていたのに、今の、この喜びにあふれた表情はどうだろう・・・
母の秘密を知っても、それでも母が好きだという秀明を、志保は嬉しさとともに全身で
包みこもうとしているのだろうか。
それとも、犬の恰好をさせられたり、欲求不満だったと告白させられたりと、あまりに
恥ずかしいことを強要されすぎたために、一時的に理性のタガが外れてしまったのだろう
か・・・
その辺は秀明にもよくわからなかった。わからないが、とにかく母も夢中になって秀明
を求めてきていることは確かだった。
秀明にとっては、それ以上のことは考えようもなかった。
(いまこのときだけでも、お母さんと身も心も結びつきたい・・・)
ただ、それだけしかなかった。
志保は、秀明に存分に唇を吸わせてから、
「さあ、秀明・・・」
うながすように言い、両足を自分から大きく広げてきた。そして、秀明の硬直しきって
いる肉棒を、しなやかな指で掴みしめ、肉ひだの中心に導いてくれた。
(ああ、お母さんがこんなことまでしてくれるなんて・・・)
秀明は、感激しながら導かれるままに腰を突き出していった。
先端がぶにゅっ、と肉穴の入口をとらえた。そこは、いまだにヌルヌルと濡れそぼって
いた。それに、いつもより熱い感じがする。秀明がぐっと腰を入れると、肉穴はヌメリと
広がり、ヌプヌプとスムーズに砲身を飲み込み始めた。
「あっ・・・お母さん!」
秀明は思わず叫んでいた。
内部は、さらに煮えたぎるように熱くなっていて、からみつくように、ピッチリと肉棒
をしめつけてくる。その快感に痺れながらズンッ、と根元まで挿入しきると、
「ああ・・・秀明・・・」
志保は甘くあえぐように秀明の名を呼び、どこか燃えるような眼差しで見つめてきた。
何をしようとニコニコ笑って許してくれそうな、慈愛に満ちたその顔を見つめながら、
秀明はまたも幼い頃にもどって母に甘えているような心持ちになってきた。
秀明は、胸を熱くしながら肉棒を出し入れしはじめた。
自分でも不思議だったが、妙に心が落ちついていた。それは、母がまったく嫌がってい
ないためだろう。だから、昨日までのようにがむしゃらなピストンではなく、やわ肉の感
触をじっくりと味わえるような、余裕のある出し入れができた。
「あ・・・あああ・・・」
志保は、しみ入るようなあえぎ声をもらしながら、秀明のピストンに合わせて自ら腰を
動かしてきた。
秀明が肉棒を押し込んでいくと、それを全身で受け止めるかのように、尻を左右にくね
らせながら腰を突き出してくれるのだ。すると、今まで以上に深い挿入感が生まれ、しか
も、キュッ、キュッと砲身がねじ回されるようで、ただ出し入れするだけよりも数倍気持
ちが良かった。
「ああ、お母さん、気持ちがいいよ・・・」
秀明が恍惚とした顔で声を上げると、志保はますます愛情のこもった顔で、
「ああ、秀明・・・何だか、お母さんもすごく気持ちがいいわ・・・」
言いながら、さらに腰を大きくくねらせてくる。
「ああ、お母さん、たまらないよ・・・」
母の淫靡な腰の動きによって生じる深い挿入感、それに、燃えるように熱い粘膜に砲身
が擦れるときの、何とも気持ちのいい感触に秀明は酔い、そしてあえいだ。
母は、今度は肉穴に力を入れてキュッ、キュッと締めつけてきた。粘膜の収縮もさるこ
とながら、左右に広がっていたひだが唇のように砲身に絡みついてくるのも快感だった。
何だか、母に食べられているような気さえした。それが、よけいにうれしかった。
「あああ・・・お母さん、お母さん・・・」
秀明は叫び、夢中で肉棒を突き上げはじめた。もう、津本に見られていることなど少し
も気にならなくなっていた。
「秀明・・・」
答えた志保は腰を動かすのをやめ、秀明のピストンを全身で受け止めはじめた。
「ああ・・・秀明・・・ああ・・・」
母の甘いあえぎ声をもらす朱色の唇が、わずかに開いて真っ白い歯を覗かせていた。唇
のはしは微妙につり上がり、引きつっている。両頬が真っ赤に染まり、形のいい鼻の穴が
ぷくっ、とふくらんでいた。
肉穴の心地よい締めつけもさることながら、そんな母の上気しきった顔が秀明をよけい
にゾクゾクとさせていた。
母が心から自分を受け入れている。それが堪らなくうれしいのだ。
たがいのあえぎ声とともに、二人の動きは一段と激しいものになっていった。
秀明の額や頬を伝わる汗が、ポタポタと志保の乳房や下腹部にたれ落ちる。二人とも汗
にまみれて体をぶつけあい、たがいに昇りつめていく。
「お母さんさん、出るう!」
「ああ、秀明・・・私も・・・私もいくわ・・・!」
叫んだ志保が背中を突っ張らせ、下からクイクイと腰を突き上げてくる。秀明も負けじ
と腰を突き動かした。
「ああっ・・・あああ・・・・」
志保が絶頂に達したらしく、一際高い悲鳴を放って肉穴をギュー、と収縮させた。
「あうっ・・・」
その、痙攣したかのような下腹部の締めつけに、秀明も呻いて爆発した。まるで高圧電
流のような物凄い快感が体をつらぬいていく。
「おうっ・・・おうっ・・・」
精液を母の胎内にドロドロと注ぎこみながら、秀明は獣のように呻き続けた。
志保もすさまじい絶頂を味わっているようだ。背骨が折れそうなほど体を弓なりに反り
返らせ、ひーひーとあえぎ続けている。
肉ひだがピクピクと痙攣し、肉棒の根本をいつまでもギュウッ、と締めつけていた。ま
るで、一滴も残さず息子の精液を吸い取ろうとしているようだ。
秀明は、何だか本当に母とひとつに結びついたような感動のなかで、最後の最後まで精
液を絞り出していった。
「うふ・・・ふふふ・・・」
と、津本が笑っている。見応えのあるショーを堪能した、とでも言いたげな顔をしてい
た。その津本がゆっくりと服を脱ぎはじめた。
「秀明、俺も我慢ができなくなってきた。交代しようぜ」
「・・・」
嫌だと言いたかったが、言えなかった。
やがて母の体は津本に奪い取られ、激しく揺すぶられはじめる。
秀明は、またも母を奪われてしまったような悔しさのなかで、黙って見続けるしかなか
った。
つぎの日は土曜日だった。
午前中で学校が終わり、帰ってきた秀明の胸には、母、志保がいとおしそうに自分を出
迎えてくれるのではないかという期待があった。何しろ母は、昨日の夜、まるで恋人を迎
えいれるように秀明を受け入れてくれたのだから・・・
そのときの、大好きな母と身も心もひとつに結びつけたような熱い感動が、今でも秀明
の胸に残っている。その後で、津本に犯される母を見るのは悔しかったが、それでもその
感動が、これからもずっと続くように秀明には思えていた。
最初に母を犯したときから、心の底にはずっと暗くて後ろめたいものがこびりついてい
る。しかし、いつの間にか秀明はそれに慣れてしまっていた。
快感に脳を焼かれるたびに、どこかが麻痺していくような感じだった。早く津本から開
放されたいのに、開放されたくない気持ちもどこかにあるのだ。
だが、秀明を出迎えてくれた志保は、青白い顔で切なそうに秀明に言うのだった。
「秀明、お母さんを許してね。夕べはお母さん、どうかしていたのよ・・・」
「お母さん、ぼく、少しも気にしていないよ。お母さんは、お母さんだもの」
と秀明は慰めるように声をかけた。でも、こんなに後悔している母も本当の姿だが、昨
日我を忘れてあえぎ上げ、肉ひだをピクピク締めつけた母も本当の姿なのだ。それを思う
と、秀明の体はカーッと熱くなるのだった。
「ありがとう秀明・・・こんなエッチなお母さんを、嫌いにならないでね・・・」
「嫌いになんか、絶対ならないよ」
秀明は心からそう答えながらも、実は、喜びのあまり母が自分を抱きしめてくれことを
密かに願っていた。そして、そのまま昨夜のような関係に発展することも・・・
しかし志保は、今は一人にして、とでも言うように、逃げるようにキッチンに行ってし
まった。やはり、秀明の前で欲求不満だと告白させられたことを、相当気にしているよう
だ。秀明を相手によがってしまったことも含め、思い出すと堪らないのだろう。
そんな母の心情はよくわかったが、秀明はがっかりしてしまった。
(・・・そうだ、今夜また津本さんがくれば、お母さんとセックスするように命令してく
れるはずだ・・・)
秀明はそう思い、それを心待ちにすることにした。
いつの間にか津本をさんづけで呼び、彼が来ることを待ち望むようにさえなっている自
分を、秀明は少しも変だとは思わなかった。
期待どおり、津本は夕方にやってきた。何だか短期間の間に、毎日津本が来ることが定
着してしまった感がある。ところが、どういうわけか津本は、秀明の顔を見るとニヤリと
笑い、
「今日から秀明は、いっさい志保とやらせない。体に触れることも許さない!」
と宣言するように言ったのである。
(えっ!)
期待を裏切られ、愕然とする秀明と、逆に一瞬安堵したような表情を見せた志保を、津
本は客間につれていった。
中に入るとすぐに志保を全裸にし、絨毯の上で責めはじめた。志保に様々な恥ずかしい
恰好をさせ、激しいピストンを送りながら、結合部を秀明に見せつけたのだ。
志保は息子の前でよがり声を上げるのを恐れ、反応すまいと必死に唇を噛みながらも、
最後には耐えきれなくなって歓喜の声をほとばしらせてしまった。
秀明は嫉妬に身を焼かれ、そのくせ肉棒を破裂しそうなほど勃起させながら、にらみつ
けるように、悶える母の姿を見ているしかなかった。それはまるで、拷問と同じだった。
そうして、津本が満足して志保から離れたときには、秀明の顔は十五才の少年とは思え
ないほどにゆがみきっていた。
しかし、まさかこれが、最終目的に向かうための津本の策略だったとは、秀明には想像
することもできなかった。津本は、秀明を嫉妬と欲求不満でいっぱいにしたあとで、耳元
に悪魔の囁きをそっと吹き込んだのである。
もう一度お母さんとやりたければ、明日の日曜日に、この薬を真一郎に飲ませるのだ、
と、ポケットから睡眠薬の入った小さなビニール袋を取り出し、秀明に手渡したのだ。
津本の言葉は巧みだった。
おまえ達をいたぶることで復讐の快感を味わっていたが、もう満足したし、これ以上苦
しめるのもかわいそうなってきた、と言うのだ。
そして、そろそろ終わりにしようと思うのだが、最後に復讐を完結したという証しとし
て、眠っている真一郎の横で志保を犯すつもりだ。なに、真一郎を起こすことはない。志
保を犯しながら思い切り悪態でもついてやれば、俺も完全に満足しておまえ達を開放して
やれるだろう、と続けたのだ。
さらに、協力してくれれば、あの写真も返してやるし、おまえにもお母さんを抱かせて
やる、とつけ加えた。
もし秀明が冷静な状態だったら、こんなとってつけたような言葉をそのまま信じたりは
しなかったろう。津本が、良心の痛みを感じるような男でないことは、今までのことでわ
かりきっているのだから。
だがすさまじい嫉妬に駆られ、冷静さを失っていた秀明は、母にもう一度挿入したいが
ために、信じ込んでしまった。心の奥で、津本への疑いに蓋をしてしまったのだ。
そして日曜日・・・
父、真一郎は昼頃に一度起き、リビングで軽い食事をとりながら好きな酒をたしなんで
いた。酒好きの父は休日はいつもこうなのだ。が、父はそのままソファの上で寝入ってし
まい、夕方になっても眠ったままだった。
それは、志保が食事を運ぶとき、手伝うふりをして秀明が水割りの中に睡眠薬を混ぜて
しまった結果に他ならない。津本が、薬にはほとんど味がついていないと、と言っていた
とおり、父はまったく気づかずに水割りを飲んだのだった。
(ごめんなさいお父さん・・・でも、これでお母さんとぼくは、津本から解放されるんだ
よ・・・だから許して・・・)
本当は、母にもう一度挿入したい、という衝動に突き動かされてのことだが、そう心で
謝ることで自分を納得させ、秀明は指示されたとおり、自分の持っている携帯電話から津
本に連絡を取ったのである。
夕方、津本がやってきたときの志保の驚きといったらなかったろう。
そのとき秀明は自室のドアを少し開けて、階下の玄関口を伺っていた。胸が苦しいほど
にドキドキしていた。
話し声は聞こえないが、玄関口から緊迫した空気がヒシヒシと伝わってくるようだ。
「今日は・・・夫がいるんです・・・お願いだから帰って下さい・・・」
と、志保が泣きそうな顔で懇願している姿と、それをせせら笑らって立っている津本の
姿が、目に見えるようである。しばらくしてドアの閉まる音がし、津本が入ってくる気配
があった。秀明の胸はさらにドキドキし、息も止まりそうだった。
「秀明・・・」
階段の下から志保の呼ぶ声がする。秀明が震える手で自室のドアを開け、恐る恐る階段
を下りていくと、階下に志保と津本が立っていた。
志保は、今まで見たこともないくらい困惑に満ちた表情をしていた。頬が真っ青で、そ
の目には秀明への怒りさえ宿っているのだ。秀明が、うなだれたまま志保の前に立つと、
「・・・聞いたわ、秀明。お父さんが起きないのは、あなたが薬を飲ませたからなのね」
志保はわなわなと唇を震わせながら、やっとのことで声を絞りだした。よほどショック
を受けているらしかった。
「だって、言うとおりにすれば、ぼくとお母さんを解放してくれるって・・・あの写真も
返してくれるって・・・そう言われから・・・」
秀明は、渇ききった喉を鳴らすように答えた。
「それも聞いたわ・・・でも、どうしてお母さんに相談してくれなかったの・・・」
志保は悲しげだった。やはり、母にこんな悲しげな顔で見つめられると、強烈な痛みが
胸におこる。秀明はなんと言い訳したらいいかわからず、思わず泣きそうになってしまっ
た。その顔を見て、志保も言葉をつまらせた。
「・・・」
志保は無言のまま、考え込むような顔でしばらく秀明を見つめていた。心の中を覗きこ
まれ、本心を見抜かれてしいそうで秀明は怖かった。
「秀明・・・」
秀明を見つめていた志保は、やがて深いため息とともに秀明を呼んだ。その目からスー
ッ、と怒りの色が消えていくのがわかった。
志保は、慰めるように微笑んで見せた。
「・・・もういいわ秀明。お母さん少しも怒ってなんかいないわ。だって、お母さんを助
けようと思ってしてくれたことなんでしょう」
「うん・・・」
母の微笑みにほっとし、うなずいたものの、秀明はまたも強烈な罪悪感を味わった。
やはり本心を見抜かれてしまったのだ。だが、それでも母は怒らなかった。秀明は母に
すがりついて泣きだしたいほどだった。
志保は、津本に向かって言った。
「・・・ほ、本当に、あの人は起こさないでくれるのですね」
「ああ、約束するぜ」
「わかりました・・・」
志保の顔に、またもあの、悲壮だが、覚悟をにじませた表情が浮かんでいた。
たとえ眠っていようと、愛する夫の横で犯されるのは志保にとって死ぬほど辛いことだ
ろう。だが、もしかしたら、この地獄のような毎日が終わるかもしれないのだ。志保の胸
にもかすかな希望が生まれているのかもしれなかった。
「よし、親父の寝ているところに案内しろ」