掲載サイト「母と息子 禁断の部屋」は消滅。
肉奴隷にされた社長夫人
希美子のしなやか黒髪は、汗にぬれた額や頬にべっとりとからみついている。
そして切れ長の美しい両目は涙にあふれ、悲しげだがときどき恨めしげな光をともなっ
て宙に向けられた。
広川は、そんな希美子の表情と、花びらのように可憐な唇からだされる卑猥な言葉に刺
激され続け、とうとう我慢できなくなってきた。
「希美子、でそうだ! もっと大きな声をあげろ」
広川はそう叫んで乳房をにぎりつぶし、渾身の力をこめて腰をつきあげた。
「あああ!」
希美子は断末魔のような声を張りあげてから、最後の力をふりしぼるようにさけんだ。
「おま×こ! おま×こ! おま×こ!」
その声をききながら、広川は一気に二度目の爆発をし、まるで尿道管をふきとばすよう
な強烈な威勢で精液をふきあげた。
「あっ・・あ・・・」
そのとき希美子のさけびあげる顔が、そのままのりで固めたように硬直した。
熱い精液が肉あなに吐きだされ、容赦なく子宮口にぶちあてられる。その衝撃がズーン
と希美子の脳天をつらぬいていく。
あなた・・・ごめんなさい・・・わたしを、ゆるして・・・
夫にたいする申し訳なさが胸をしめつけた。
涙があとからあとから、あふれでる。
「よかったぜ、希美子」
そういって広川が肉棒をひきぬいてからも、希美子は死んだように横たわったままだっ
た。
なんだか、夫がどこか遠くにいってしまったような気がした。
「希美子、最近おまえ、なんだか元気がないぞ。なにかあったのか」
朝、車に乗りこみながら、見送りにでた希美子に松田がいった。
希美子は松田の顔をまともに見られずうつむいていたが、それを聞いてギョッとし、心
臓が早鐘のように鳴りだした。
しかし、希美子は精一杯平静をたもち、ほほえんでみせた。
「・・・いいえ、なにもないわ、あなた。気のせいよ」
「しかし、ぼくにはなんだか・・・」
「ほんとうよ、なにかあれば、あなたにいうわ」
そう答えながら、希美子の心は張り裂けそうになってくる。
松田にすべてを話し、許しをこうことができたら、どんなに楽になるだろうとおもう。
だが、あのことは口が裂けてもいえそうにない。
「そうかい。それならいいが。でも、本当に何かあったら必ずぼくに言ってくれよ」
松田は、そういって希美子の頬に口づけをし、車のドアをしめたが、なんだか釈然とし
ない顔をしていた。
ごめんなさい、あなた・・・
希美子は心の中でわびながら、寂しい表情で、車が見えなくなるまで松田を見送った。
希美子が、広川に犯されてから三日がすぎていた。
希美子は、表面上なんとか冷静さを保っていたが、あのときの身も凍るような屈辱と羞
恥を思いだすたびに、激しく全身をふるわせた。
清らかだった体をズタズタに穢された悲しみと、夫にたいする罪悪感が交互に込みあげ
てくるのだ。
暴力で犯されたとはいえ、夫を裏切ったことにかわりはない・・・
その思いが希美子の胸を強烈にしめつけ、あれいらい松田の顔をまともに見られない。
広川は、あのあとも執拗に希美子を犯しつづけた。バックから、そしてまた前から、希
美子の胎内をおびただしい粘液でドロドロにしていったのだ。
いくら石鹸で洗っても、全身の肌に広川の匂いがしみこんでしまったような気がする。
だが、希美子は松田にこのことを打ち明けられなかった。
広川は、帰る前に希美子の全裸をポラロイド写真に写していったのだ。
羞恥にもだえる希美子の顔はもとより、精液がドロリとからみついている肉ひだや、肛
門のしわ一本一本までが鮮明に写されてしまったのだ。
「もし社長に言ったら、この写真をまず社長に見せ、それからあちこちにばらまいてやる
ぜ」
写真を希美子に見せつけながら、広川はいった。希美子は、こみあげてくる震えのなか
で、
こんな写真をあの人にみられたら・・・自殺するしかないわ・・・
そう思った。
もう、どうすることもできない自分がいた。
広川は、また、わたしを犯しにくる・・・
その恐怖に、希美子は生きたここちもしなかった。
家の中にもどると、キッチンのテーブルにすわっていた正明が叫ぶようにいった。
「お母さん、はやく朝ごはん食べさせてよ、学校におくれちゃうよ」
「・・・あっ、ごめんなさいね、いま用意するから」
「ほんとにお父さんとお母さんは仲がいいんだから、ぼくのことも忘れないでよね」
「はいはい」
「いただきまーす」
正明は、母親に用意してもらった朝食をバクバクと食べはじめた。
そのみごとな食欲に希美子の顔はほんの少しだけほころんだが、すぐまた寂しい表情に
もどってしまった。
いつもなら、正明の顔をみているだけで幸せだった。だが、その幸福感をいまは少しも
感じられないのである。
つらかった。
希美子は自分をこんなふうにしてしまった広川が、憎いとおもった。
正明は学校にいき、昼まえにきた和美が、家の中を掃除している。
和美は来年結婚することもあって、その表情はいつもかがやいている。それに、働くの
が楽しくてしかたがない、といった感じだった。
ほんとにいい子だわ・・・
吉岡という広川の相棒が和美をねらっているともしらず、希美子はおもった。
希美子は、自分も広川に犯される前はこんなに明るかったのだと思い、和美の姿を見な
がら、なんだか涙がこぼれそうになった。
電話のベルがけたたましく鳴ったのは、そのときだった。
電話にでた和美が受話器をさしだしていった。
「奥さまにです。男の方ですが、名前はいいませんでした」
希美子はギョッとし、心臓がズキンと高鳴るのをおぼえた。
広川でありませんように!
希美子はいのるような気持ちで、受話器をうけとった。
「はい、わたしですが・・・」
「俺だ、広川だよ。このあいだはどうもごちそうさま。たいへんおいしかったですよ」
ああ、やはり広川だわ・・・
希美子は、嫌悪と怒りが込みあげてくるのを感じながら、
「・・・な、なんのご用ですか」
「そんな冷たい言い方するなよ。おま×こした仲だろう、おま×こをよ!」
希美子はカッ、と全身が熱くなるのをおぼえた。もう二度とこのこのいまわしい単語だ
けは聞きたくなかった。それなのに広川は、
「ほんとにいいおま×こだったぜ。キュー、としまって最高のおま×こでよ・・・」
と、希美子をいたぶるように、わざと電話のむこうから連発してくる。
「ご・・・ご用件はなんですか」
たまらなくなって希美子はさえぎった。和美が、ちょっと心配そうな顔でみている。
「そうそう、用件だ。希美子、またやりたくなったぜ。いまからいうホテルに一時間以内
にこい。営業の途中だからあまり時間がねえんだよ。いいな。こなかったら写真をばらま
いてやるからな!」
最初はふざけた口調だったが、途中からあのときのようにドスのきいた声にかわった。
「・・・」
希美子は絶句し、息がつまりそうになった。
おねがい、もうわたしにかまわないで!
そう絶叫したかったが、和美がいるのでできなかった。
広川がホテルの場所を説明しているあいだ、希美子の足はガクガクと震えつづけ、受話
器を置いたときには立っているのもやっとだった。
「奥さま・・・今の電話・・・」
和美が心配そうに聞いたが、希美子は血の気のなくなった顔でつぶやくようにいった。
「い・・・いたずら電話だったの・・・」
和美は、希美子の顔色から単なるいたずら電話ではないような気もしたが、それ以上は
聞かなかった。希美子が広川に犯されたことなど、和美には知るよしもなかった。
しかたなく希美子は、家のことを和美に頼み、タクシーでいわれたホテルにむかった。
途中、運転手になんど「引き返して!」と叫ぼうとしたかわからない。しかし、希美子
はいくしか道がない自分がわかっていた。
あの写真さえとられなければ・・・
希美子は唇をきつく噛みしめた。
「おそかったじゃねえか、希美子」
希美子が、ふるえながらホテルの指定された部屋へ入ると、部屋の中央にでんと置いて
あるダブルベットの上で、広川がビールを飲みながらまっていた。
「・・・広川さん・・・」
希美子はドアの前に立ったまま、すがるような目で広川をみつめた。
「おねがいです。もう、わたしにかまわないでください・・・あのことは、誰にもいいま
せん。ですからもう、私をゆるして・・・おねがいします」
はあはあ、と荒い息をしながら、希美子は必死にたのんだ。しかし広川は、
「うん、その表情いいぜ」
と、希美子にとりあわず、喉をならしてうまそうにビールを飲むばかりだ。
「広川さん・・・!」
渾身の思いをこめて希美子は叫んだが、広川はなにも答えない。
絶望感がこみあげてきた。
広川には、希美子のその、女子校生のようなせっぱつまった悲しげな表情が、なんとも
切なくてたまらないものに見える。
「希美子、子供みたいなことを言うんじゃねえよ。おまえはもう俺の女だ。俺のいわれた
とおりにするんだ」
そして、ふと思いついてニヤリとし、
「あの写真をよ、社長よりさきに正明にみせてやろうかな。お母さんのおま×この写った
写真をみたら正明のやつ、ショックでぶったおれちまうだろうな。いや、正明もお母さん
とおま×こしたいとおもうかな・・・おもしろい、正明にみせてやろう」
「やめてえ!」
心臓が止まるような衝撃をうけ、希美子は絶叫した。
「おねがいです! それだけは、それだけはやめてください!」
なんと恐ろしいことを考えるのだろう。あんな写真を正明に見られたら、希美子はほん
とうにもう生きてはいられないと思った。
「じゃあ、いうことを聞くか?」
「聞きます! なんでも聞きます!」
希美子は美貌を真っ赤に染め、夢中でさけんだ。
「よし、それじゃあまず、服をぬいで素っ裸になるんだ」
「は・・はい・・・」
希美子は、ふるえる手で洋服をぬぎだした。
ぬぎながらも、苦しいくらいの心臓の鼓動はやまなかった。
母親が、性器や肛門をひろげられ苦悶にもだえている写真をみてしまったら、感受性の
強い正明は、いったいどれほどショックをうけるだろう。
まちがいなくわたしを嫌いになるだろう。そして、きたない、おぞましい、という目で
わたしをみるだろう。
それだけはいや!
希美子は、正明までどこかにいってしまうような恐ろしさを覚えた。
そんな希美子をみながら、この女をおどかすには、正明の名をだすのが一番ききめがあ
るな、と広川はおもった。
希美子の動揺のしかたは普通ではなかった。よっぽど正明のことを愛しているにちがい
ない。
そのとき突然、広川の脳裏に、本当に希美子を正明の前で犯している場面がうかび、
うん、いいおもいつきだ!
と、広川は心の中でさけんだ。なんというすばらしいアイデアだろう。息子の前で、死
にそうな羞恥にもだえる希美子の姿を想像しただけで、広川は恍惚とした。
ようし、かならず実行してやろう。広川は、そう心にきめた。
広川は、希美子が地獄におちていく過程をみたいのだ。
希美子の切ない顔を、もっともっと苦悶にゆがませてやりたい!
そんな悪魔のような欲望が広川の胸に充満している。
希美子は、広川の脳裏にうかんだ恐ろしい考えもしらず、ただ正明に写真を見られたく
ない一心で服をぬぎすてていった。
まず、地味だがセンスのいい紺のジャケットとスカートをぬぎ、目にしみるような白い
絹のスリップをぬぎすてた。
脱いでいく仕種そのものが、じつに上品で優雅だった。
羞じらいが、ひしひしと伝わってきて、ストリップ劇場で踊り子がぬぐのとはまるで雰
囲気がちがっている。
希美子は張りのある乳房をブルンとゆらしながら、パンティストッキングを尻から剥き
おろし、片方づつスラリと伸びた脚をぬいていく。
最後に残った、やはり絹の清潔なパンティも、おもいきって引きさげる。
一糸まとわぬ姿で広川の前に立つ希美子の、みごとに均整のとれた体と、白く輝くよう
な肌に、広川はあらためて圧倒される思いがした。