2ntブログ

小説(転載) 母子相姦の情景 その24 開き直った母

近親相姦小説
05 /01 2021
掲載サイト「母と息子 禁断の部屋」は消滅。
 少し黙った後、母は続けた。
「でも、お父さんのことを思うと堪らなかったわ・・・お母さんは、あんなに優しくて、家族のために一生懸命働いてくれるお父さんを裏切っているんだから・・・」
 母の顔が一瞬辛そうに歪んだ。
 そのときぼくは、さっきなぜ自分でも思っても見なかったことを口にしたのかわかったような気がした。たぶんぼくは、そんな母の葛藤のようなものを直感的に感じ取っていたのに違いない。
 母が好きで堪らないからこそ、感じ取ったのだと思う。なぜなら、ぼく自身も父を裏切っているような罪悪感をずっと心の底に持っていたからだ。だからさっきも、父の顔を見て胸が痛んだのだ。
(そうだったのか・・・お母さんも罪悪感に苦しめられていたのか・・・)
 ぼくは、母に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。そして、父にも・・・。
「だから、まことを避けていたの。でも、お母さんもう、本当の気持ちを隠せないわ」
 そう言った母の表情が、ふっと艶めかしいものになった。
「お母さんは、まことが好き・・・まことが望むことなら何でもしてあげたいと思うの・・・どお、嫌らしいお母さんでしょう・・・こんなお母さんでもまことははいい?」
「いいよ、ぼ、ぼくは、そんなお母さんが余計に好きだよ!」
 ぼくは叫ぶように言った。母が今の本当の気持ちを告白してくれたことが心から嬉しかった。
「嬉しいわ、まこと・・・」
 母は喜びに溢れた顔でぼくに歩み寄り、頭を抱いて自分の胸に押しつけた。エプロンの上から柔らかい乳房に顔を埋め、ぼくはうっとりするような甘い陶酔に包まれた。
「お母さん、いいよね」
 幸福な思いを噛みしめながら、ぼくも熱い目で母を見上げた。
「いいわ、お母さんももう怖がらないわ。それで、どういうふうにしてほしいの?」
 母は母性愛のたっぶりと籠もった笑顔でうなずいた。
「流し台に手を置いてほしいんだ」
「まあっ、嫌らしい子」
 そう言いながらも母は嬉しそうだった。ぼくの手を取って流し台の前に行くと、母は自分から流し台の縁に両手をかけ、大きく尻を突き出した。
「何だか、またドキドキしちゃうわ・・・誰か来そうになったら、すぐにやめるのよ」
 チラリとドアの方を窺ってから母は続けた。
「・・・それからまこと、後で話しがあるの」
「何?」
「ううん、終わってから言うわ」
「わかった」
 ぼくはスカートをめくり上げた。真っ白なパンティに包まれた張りのある尻が現れ、ぼくはゴクリと唾を飲んだ。突き出しているから、尻の丸みがさらに強調されている。
 パンティに指をかけ、丸みに沿ってゆっくりと引き下ろしていくと、白桃のような瑞々しい尻がプリンと剥き出しになった。
「堪らないよ、お母さんのお尻」
「いいのよ、何しても・・・」
 ぐもった母の声には、期待と緊張が籠もっていた。きっと、ぼくに本心を告白したことで気持が高ぶっているのだと思う。そして、もしかしたら罪悪感に対して開き直ったであろう母は、廊下を隔てたリビングに父と若い部下達がいて、ひょっとすれば誰かがキッチンのドアを開けるかもしれないという緊迫感に、ぼくと同じようにただならぬ興奮を覚えているのかもしれない。
 ぼくは白桃のような尻を丸みに沿って上から下までさすり上げた。いつものようにしっとりスベスベした尻が手の平に吸い付いてくるようだ。
 それにしても白いエプロンをつけた母が服を着たままパンティを太股に引っ掛け、尻だけを剥き出しにしている姿は、全裸よりも嫌らしくて刺激的な眺めだった。こんな恥ずかしい格好をためらいもせずにしてくれた母の心が、ぼくは堪らなく嬉しかった。
 ぼくは母の尻の前に膝をついて屈み込み、両手で尻たぼをグッ、とこじ開けた。呼応するように母が足を広げたので、手を添えなくても割れ目の中が大きく露出した。そして、内部に籠もっていた熱気と甘酸っぱい匂いがムワッ、とぼくの顔を包み込んだ。
 鼻孔いっぱいに熱気と匂いを吸い込みながら、もうそれだけでぼくは目眩がしそうだった。
 二枚の肉ひだはねっとりと口を広げていて、赤くうねうねした粘膜と肉穴を垣間見せていた。肉穴からはすでに透明な液がトロトロ染み出している。その少し上にあるお尻の穴が、尻が突き出ているせいで少しせり出していた。
 ぼくは、尻たぼを両手でしっかりと抱え込んだ。
 母の体が小刻みに震えている。母も待っているのだとぼくは思った。
 ぼくは尻たぼに顔を埋め込み、肉ひだに唇をかぶせた。熱くてねっとりした肉ひだと、絡みつくような粘膜の感触が、甘酸っぱい濃厚な香りとともに口の中いっぱいに広がった。
「あ・・・あふ・・・」
 母が、甘い溜息とともに大きく尻をくねらせると、肉穴からトロッと愛液がこぼれ出てぼくの舌に伝わった。ぼくは愛液をすくい、粘膜を絡め取るように舐め上げた。
「う・・・くうっ」
 母は舐め上げるたびに切ない呻き声を漏らし、微妙に尻を振り立てた。それが生々しくて、ぼくの興奮はさら高まった。
 愛液を啜りながら肉ひだを存分に舐め上げたぼくは、今度は舌先を母の肛門にかぶせていった。
「あ・・・」
 母はふっと尻を引きかけたが、思い直したようにグッと突きつけてきた。
「・・・まこと、もしかしてそんなところが好きなの?」
「うん。だってここ、お母さんの一番恥ずかしい穴だろう・・・お父さんにも触らせたこがない・・・」
 母は悲鳴のような声を小さく漏らし、
「そ、そんな恥ずかしいこと言わないの・・・」
 しかし、肉穴からはまたもピュッと愛液がこぼれ出た。
 肛門のしわひだを掻き取るように舐め上げると、母は呻き声とともに尻をクナクナとうち振った。
「ああ、変ね・・・恥ずかしいのに感じちゃう・・・」
「ほ、本当・・・?」
 ぼくは嬉しくてもっと喜ばせてやりたくなり、すぼめた舌先で皺の中心を突いた。
「ああっ」
 母の背中が前にのめった。
 菊皺はきつく閉じていた。ぼくはなかなか開こうとしないそこに舌を押しつけ、舌先で突くことを繰り返した。

小説(転載) 母子相姦の情景 その23 母の告白

近親相姦小説
05 /01 2021
掲載サイト「母と息子 禁断の部屋」は消滅。
「あ、あのさ、お母さん・・・」
「なに、まこと」
 ぼくが立ち上がりかけたとき、ドアが開いて父が顔を出した。
「お、まこといたか・・・母さんビールを頼むよ。つまみの方はもう充分だからな」
 赤ら顔の父は上機嫌だった。今ここでぼくと母が危ない会話を交わしていたことも、そして、これからぼくがしようとしていることも、父は想像すらできないだろう。そう、ぼくはこれから、このキッチンで母に挿入するつもりなのだ。
「じゃあ、ぼくが運んでやるよ」
 ぼくはビールを冷蔵庫から多めに取り出し、父の後に続いた。
「受験生にこんなことさせたら悪いな、おれが持ってくよ」
「そう?」
 ぼくは、廊下の途中で父にビールを手渡しながら、チクリと胸が痛んだ。何も知らない父が何だかかわいそうになってしまったのだ。でも、それは一瞬のことだった。
 キッチンに戻ってくると、母はフライパンでご飯を炒めていた。
「悪いわね、受験生に運ばせたりして、いまチャーハンを作っているから・・・」
 父と同じようなことを母も言った。また、チクリと胸が痛んだが、ぼくはかまわずに母の後ろに立った。母は許してくれたのだ。そして、これからも許してくれるはずだ。
「お母さん・・・今、したいんだけど」
 ぼくは、片手をそっと母の尻に押し当てた。
「えっ!」
 振り返った母の両目がカッと見開かれていた。よほど動揺したらしく、ご飯のほとんどをフライパンの外に弾き飛ばしてしまった。慌ててガスコンロの火を止めながら、
「なっ、何を馬鹿なこと言ってるの!、いま約束したばかりじゃないの!」
 そう、ぼくはもう、二度と危ないことはしないとさっき母に約束したばかりだ。だけどぼくは我慢できなかった。母の白いエプロン姿に、ぼくは欲情しきっていたのだ。
(大丈夫、きっとまた許してくれる!)
 ぼくは強く自分に言い聞かせた。
「やめなさい、まこと、向こうにお客さんが大勢いるのよ!」
 母の声は切羽詰まっていた。
「平気だよ。ビールもいっぱい運んでおいたし、みんな夢中で話しをしてたから」
「待ちなさい、まこと!」 
 母がぼくの手からのがれるように尻を振ったが、ぼくはもう両手でしっかりと尻を掴みしめていた。
(そうだ、嫌がってもお母さんは必ずさせてくれる! そして、必ず許してくれる)
 もう一度、ぼくは自分に言い聞かせた。
「やめて、まこと! 今夜部屋に行ってあげるから・・・だからお願い!」
 母の体はブルブル震えていた。しかし、ぼくはやめなかった。執拗に尻を撫で回し、スカートの中に手を入れて太股をさすり回した。
「やめったらやめてまこと、お母さん本当に怒るわよ!」
 それでもやめないぼくに、母は途方に暮れたように「ああっ」と喘ぐような声を上げた。
「まこと、どうしてそうお母さんを苦しめるの・・・お母さん、一生懸命まことに尽くしているじゃないの・・・・」
「お母さん、あんまり声を出すと向こうに聞こえるよ」
「・・・」
 言葉を飲み込んだ母に、ぼくはすかさず言った。
「お母さん、どうしてそんなによそよそしいの? ぼくを避けているの? やっぱり電車の中のことすごく怒ってるの?」
「まこと・・・」
 母は愕然とした顔になった。母がこんな顔になるのも無理はなかった。母はさっき本心からぼくを許してくれたのだ。それなのに、ぼくは母の言葉を信じていなかった。そのことに母は愕然としたのだ。
 でも、もちろんぼくは母の言葉を信じていた。そして母は、ぼくに少しもよそよそしくしていなかったし、避けてもいなかった。なのにぼくはそう言ってしまった。
 自分でも、なぜこんなことを言ったのかよくわからない。しかし、ぼくの口からはさらに自分でも思ってもいなかった言葉が飛び出した。
「お父さんに、悪いと思っているんじゃないの?」
 ぼくは自分で言って自分で驚いた。本当に何でこんなことを言っているんだろう・・・。
「そんなことないわよ! 避けてなんかいないし、もう怒ってもいないわ」
「じゃあ、何があるの?」
「・・・」
「ねえ、やっぱり何かあるんだろう、言ってよ」
 ぼくは、母のスカートの中に手を入れながら言った。
 そしてぼくは、これはどういうことなんだろう、と思った。なぜ自分があんなことを言ったのかわからない。わからないが、ぼくの言った言葉に母は動揺している。きっと母は、ぼくに何か隠しているのだ。
「やめなさい、まこと!」
 困り切った声で必死にぼくを制止しようとした母だったが、なぜかぼくはムキになってしまい、パンティの上からあそこをコネコネと揉み立てた。
「うっ・・・」
 と、呻いた母の体から急に力が抜けた。
 ぼくはパンティの布ごと割れ目の中に指を差し込み、強くなぞった。
「あっ・・・あう・・・」
 母は喘ぎ上げた。
「まこと・・・ああ・・・」
 やがて母の口から熱い吐息が漏れ始めた。そのとき、こね上げていた母の性器が、パンティの薄越しにヌルッとなったのがぼくにはわかった。
「・・・もう、まことったら・・・」
 突然、甘ったるい声を漏らし、母はぼくを振り返った。その顔が、どこか開き直ったような表情になっていた。
「まこと、わ、わかったわ。やらせてあげるから、とにかく手をどけてちょうだい」
 ぼくがスカートの中から手を引き抜くと、母はぼくをイスに座らせた。そして、スーッと深呼吸してから真剣な表情になって言った。
「そうよまこと、まことの言う通りよ。お母さん、まことを避けたかったの・・・何でかわかる?」
「わからない・・・」
「実はねまこと、お母さん、電車の中で・・・感じちゃったの」
「ええっ? でもお母さん、濡れてなかったじゃないか」
「ううん、心で感じたの。まことがあまりに逞しくて荒々しかったから、お母さんドキドキしちゃったのよ。それでね、今までは息子として好きだったまことが、急に一人の男として好きになっちゃったの・・・お母さんそれが・・・それがとっても怖かったの」
「・・・」
 ぼくは言葉が出なかった。でも、堪らない嬉しさが込み上げてきた。母が、ぼくのことを男として好きになってくれたなんて・・・・。
「もう全部本当のことを言うわね。初めて指でやってあげたときね、お母さんは仕方なくやってあげたわけじゃないの。本当はお母さんの方からしてあげたかったのよ。苦しそうなまことが愛おしくて堪らなくなって・・・」
 母の顔に少女のような恥じらいの表情が浮かんだ。その顔がいっそう艶めかしいものに見え、ぼくは堪らなかった。
「そう、まことがお母さんの下着を漁ったときも、本当はちょっと嬉しかった。初めてまこととしたときも、まことがお母さんを脅してまでしようとしたことが嬉しかったのよ」
「・・・」
「わかったでしょう、まこと。お母さんは母親として失格なのよ」

小説(転載) 母子相姦の情景 その22 許してくれた母

近親相姦小説
05 /01 2021
掲載サイト「母と息子 禁断の部屋」は消滅。
 今夜はめずらしく階下がにぎやかだった。一階のリビングで、父が年始の挨拶にやってきた若い部下達と宴会をしているのである。盛り上がっているらしく、白熱した会話の断片や、どっと沸き起こる笑い声がときおりぼくの部屋にも聞こえてきた。
 ぼくの下腹部には、昼間、母に挿入した時の快感の余韻がまだ残っている。よくもまあ、あんな大胆なことができたものだと、少し得意に思う部分もあるのだが、本当は後悔の念の方が強かった。母に愛想をつかされたのではないかという不安もある。
 しかし、母はぼくに何も言わなかった。家に帰ってからも、何事もなかったかのように父と会話を交わし、ぼくに笑いかけてきたりした。
 あれほどのことをしたのに、母は普段の母と変わりがなかった。それが、ぼくには怖かった。
 あんな何気ない態度をとっているけれど、母が凄いショックを受け、ぼくに怒っていることは確かだ。やはりぼくはとんでもないことをしてしまったんだと思う。でも、それでもぼくは、母に見捨てないでほしいと思った。
 この気持ちを母に伝えたい。しかし、何気ない風を装う母は、怒っている母よりももっと近寄りがたかった。
 
 母のことを考えながら勉強しているうちにぼくは空腹を覚えた。もう九時を過ぎているがぼくはまだ夕食を食べていなかった。母はリビングにお酒を運んだり、料理を作るのに忙しくて、すっかりぼくのことを忘れているらしかった。
(・・・いや、もしかしたら、もうぼくのことなんかどうでもいいのかもしれない)
 そんな考えが頭をよぎり、いても立ってもいられなくなったぼくは思い切って階段を下りていった。
 キッチンのドアは、いつもは開け放してあるのだが、今夜はお客がいるので閉めてある。
 ドアを開けると、流し台に向かっている母の後ろ姿があった。母はキャベツの千切りを作っていた。テーブルの上には揚げたての唐揚げが皿に盛りつけてある。
「あらっ、まこと・・・」
 ぼくが声をかける前に母が振り返った。何だかいつもの母と変わらない。二人きりなのにまだ何げない態度を装っているのだろうか。だとすると、ぼくは本当に母に見捨てられたのかもしれない。
「お、お腹がへっちゃって・・・」
  オロオロしたぼくの声は自分でもハッ、とするほど引きつっていた。
「ごめんなさい、ずいぶん待たせちゃったわね。今すぐ何か作るわ・・・」
「・・・いいよ、この唐揚げを少しもらうから」
 母は黙って頷いた。そんな母の態度がどうにも堪らなかった。
「あの、お母さん・・・ひ、昼間のことなんだけど・・・」
 ぼくが思い切って口に出すと、母の体は一瞬硬直した。しかし表情は変わらなかった。でも、何か言いたげだ。ぼくは締めつけられるような胸の中で、母に本気で怒ってもらいたいと思った。怒るということはまだ脈があるのだから・・・。
「・・・ええ、わかってるわ。本当に大胆なことをしたわね、まこと。でもちょっと待って、お客さんにこれを出してきてから話しを聞くわ」
(えっ?)
 母の言葉に、ぼくは少し驚いた。母から言葉を引き出すのさえ難しいと思っていたのに、何だか妙にあっさりと言われてしまった。
(お母さん、怒ってないのかな・・・?)
 唐揚げの乗った皿を持ってキッチンから出ていく母を見つめながら、ぼくはそう思った。最悪、口も聞いてもらえないほど怒っているかもしれない・・・そう思っていたのだが、そうでもなかった。ぼくがあまりにも深刻に考えすぎていたのだろうか?
 いや、そんなことはないはずだ。母は、電車の中ので息子に犯されたのだ。ショックを受けていないはずがない。それなのになぜ・・・。
 しかし、ぼくが一番恐れていたこと、それは母に愛想をつかされ、母に見捨てられることだったが、それだけはなかったらしい。母の態度の裏にどんな思いがあるのかわからないが、でも、あれなら絶対見捨てられてなんかいない。
 まだ不安が完全に払拭されたわけではないが、ぼくは少しだけ安堵した。
 そして、安堵したぼくは、こんな状況にもかかわらずまたもムラムラしてきてしまった。本当に呆れた息子だと言うしかないが、実はさっきぼくは不安でいっぱいのくせに、このキッチンで包丁を使っていた母の姿を見てドキッ、としてしまったのだ。
 母はブラウスとスカートの上にエプロンをつけていたのだが、今夜は下ろし立ての真っ白いエプロンだった。ぼくはその白いエプロンにドキッ、とした。いや、ムラッ、としたのだ。
 なぜかそのエプロン白さの中に、初々しさや清楚さが漂っていた。どこか凛としたものも感じさせた。どこか艶っぽくて、そのくせ初々しくて、ぼくには母が別人のように新鮮に感じられたのだ。
(お母さんのあのエプロン姿、きっとお客の目を引きつけるだろうな・・・)
 そう思うと、自慢したいような思いと、ちょっと悔しいような思いが込み上げてきた。
 
 戻ってきた母は、少し固い表情になっていた。ぼくは心臓をバクバクさせながら母の言葉を待った。母はジー、とぼくを見詰め、しばらく考えていたが、
「ねえまこと、お母さん生きた心地がしなかったわよ」
 やっとのことで吐息を吐くように言った。
「ねえ、どうしてあんなことしたの? まわりの人やお父さんに見つかっていたら、お母さんもう生きていけなかったわ!」
 一瞬母の顔がギュッと引きつったのでぼくはギクリとした。これは母の本心に違いない。やはり母は、相当に恐ろしい思いをしていたのだ。
「ごめんなさい・・・そこまでは考えなかった・・・」
 ぼくは良心の痛みとともに母に心から謝った。すると母はまたも黙ってぼくを見つめ、それから、
「まこと、本当に酷いことをしたと思っているの?」
 と、聞いてきた。
「思ってる・・・」
「そう」
 母は溜息をついた。その顔に、本当に呆れ返った子だけれど、でも仕方ないわね・・・そんな感じの表情が浮かんだ。
「・・・そうね、あと二日でお父さんの休みも終わるわね。そうしたらまた・・・してあげる。だからもう二度とあんな危ないことしないでね」
「・・・うん」
 最初ぼくは、母がこんなに簡単に許してくれたことに驚いてしまった。もっと言いたいことがあるはずだ。でも母はそれを言わず、こんなにもあっさりと許してくれた。何だか簡単すぎるような気もした。でも、
(間違いなく母はぼくを許してくれたんだ・・・)
 ぼくはそれが嬉しくて堪らなかった。

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。