小説(転載) 蒲柳の母3-2
近親相姦小説掲載サイト「母親の香り 息子の匂い」は消滅。
「ねぇ。脱がして・・・」
由布も気持ちが溶け始めている。 幹太は由布の首の下から左手を抜き、股間から右手を抜くと、 2人の汗を吸い込んだ由布のパジャマを脱がせ始めた。 幹太の従順な行為は由布が十分に躾けた成果である。 暗闇の中で、しかも手探りで、汗ではりついた衣服を脱がすのは難しい。 しかし、幹太は経験を重ねるたびに脱がすのがうまくなっていくことを感じていた。 しかもそれが少し嬉しくもあった。 母である由布のためにではなく、暗闇の中に横たわる女性の肉体を露わにすることが魅力的だった。 これから肌と肌が触れあう。 そう考えるだけで幹太には十分すぎるほどだった。
「幹太も脱いで。」
全裸になった由布は幹太にも肌を出すことを求めた。 言葉にする必要などない指示に幹太は黙って従った。 そして、何度も何度も恋を重ねあった男女のようにお互いの裸体を重ねあった。 幹太の顔のすぐ上には由布の股間がある。 由布の目の前には立派に育った幹太がいる。 由布は幹太を咥えると一気に興奮が頂点に達する。 そのためにもこの過程を省略することはできなかった。 由布は夢中で股間を幹太の顔に擦りつけながら幹太を咥えてしごいた。 幹太は由布が納得するのを待つしかなかった。 由布は咥えている間だけは無言だった。 ただ、2人の男女が無言で舐めあう音だけが部屋中に響きわたるのもいいものだった。 幹太はこの部屋の空気に酔いしれた。 この気配が幹太の上で揺れている肉体が実の母のものであるという事実を忘却の彼方に葬り去った。 幹太の脳が思考を停止するのはこの瞬間である。
「入れてもいい?」
由布がそうつぶやく頃には幹太はただの硬い肉の塊でしかなかった。 由布も幹太に許可を求めるつもりなど始めからない。 形式的な疑問形である。 幹太の上で由布が体を反転させると由布は幹太を手でやさしく沿わせた。 由布は挿入の前に必ず幹太の先端で入り口付近を刺激した。
「ああん・・・」
由布が初めて色気のある声を漏らした。 その振動は幹太の脳にも響き渡る。
「硬いのがいいわぁ。」
由布も1人の女になりさがってしまっていた。 そして、幹太の先が由布の中に少しずつ、しかも確実に吸い込まれていく。
「太くて硬い・・・」
由布は幹太の若さを堪能した。 由布がすべての体重を幹太にあずけていく。 幹太にも由布のヒダで包み込まれていくのがわかった。 由布が完全に幹太を咥えこんだとき、由布の重層な動きが止まった。 そしてしばらく動かなかった。 幹太には非常に長い時間い感じられた。 由布は機関車が動き出すようにゆっくりと腰を前後させ始めた。 由布がどんな格好をしているのか。 幹太にわかることは、由布が両膝を立てて、股間を擦りつけて、両手を幹太の胸の上に置いて、 暴れ始めていることだけである。 由布の動きは次第に激しく上下、前後に組みあわされていく。 下腹部に伝わる振動から、由布の柔らかい肉体が激しく上下していることもわかる。 無意識のうちに幹太の脳裏にはそんなことがよぎっていた。 意識がかろうじて残っているとしたら由布の股間の下にだけだった。
「幹太、おっぱい揉んで。」
また、由布が幹太に指示を出す。 幹太は反射的に従う。
「違うの!もっとこうやって激しく揉んで!」
由布の手が幹太の手の上から模範演技を示す。 幹太は由布の小さな叫び声にわずかに意識が回復した。
「お母さん。大きな声出さないでよ。」
幹太がささやく。
「乳首もつまんで。」
幹太の声が聞こえたのか、わずかに小さくなった声で由布が幹太を従わせる。 幹太は由布の両腕を包み込むように外側から由布の乳首をつまんで乳房を揉みほぐした。
「ああ、幹太、いい、いい。」
由布の腰が激しさを増す。 幹太の硬さも増す。
「幹太イきそうなの?・・・ビクビクしてるわよ。」
由布は息が上がっている。
「もう少し大丈夫。」
幹太はそう答えながら由布の中で動かすと由布が感じることを知った。
「ダメ!幹太。そんなことしたらイッちゃうわ。」
由布は幹太の思わぬ攻撃に体をびくつかせて拒絶した。 その拒絶に幹太は素直に従った。 由布の指示は絶対である。 しかし、それが由布の逆鱗に触れたようである。
「やめちゃダメ。もっとして!」
幹太にも由布の怒りが伝わるほどに激しい腰の振りが幹太を責めた。 幹太には由布の発言の矛盾を考えるほど余裕が残っていなかった。 ただ言われた通りに従うだけだった。 由布の腰の振りにあわせて激しく腰を上下させた。
「幹太、ダメ!ダメ!イッちゃう!」
由布の「ダメ」は「もっと」なのだと幹太は脳の奥の意識の下位層で知った。 しかも今度は由布の叫びも幹太は気にならなかった。 由布の1人だけの踊りが、2人のリズムにあわせたような踊りに変わった。 由布の腰が上がると幹太の腰が沈む。 由布の腰が下がると幹太の腰が突き上げて刺さる。 もはや2人の腰は本能だけで動いていた。
「イッちゃう!イッちゃう!」
由布の悲鳴とともに由布の体が幹太の上に倒れ込んだ。 同時だったかどうかは定かではないが、幹太も放出してしまっていた。 それにもかかわらず幹太の腰は由布の中でピストン運動を繰り返していた。 由布はただ激しく深呼吸を繰り返している。 幹太はそんな由布に抱きついて放さない。 2人ともなにも考えることができなかった。 ただ時間だけが過ぎて2人の汗が混じりあった。 先に冷静さを取り戻した幹太が、まだ2人がつながったままであることに恥ずかしさを感じ始めた。
「抜くよ。」
幹太はなにもなかったかのように抜こうとした。
「まだダメ。」
由布は荒い息遣いの中で即座に返事をした。
「今が1番幸せなときなのにどうして抜いちゃうの?」
由布は顔を上げると唇を重ねた。 幹太には由布の言う幸せの意味がわからなかった。
「射精が1番の幸せなんじゃないのか?」
幹太はふとそう思いながらも由布の言うことに反抗することができなかった。 そして由布が幸せを堪能しきるのを待った。 幹太は実の母と性行為をするという違和感を感じ始めていたが、 由布を抱きしめる手だけは離すことができなかった。 体は疲労感でいっぱいだったが、脳は次第に意識を回復し始めていた。 由布の中の幹太も緊張がほぐれていった。
「もう帰るね。」
由布は突然そういうと幹太の体から滑り降りてパジャマを着始めた。
「お母さん・・・」
幹太はなにかを言おうとして途中でやめた。
「なに?」
由布はパジャマを着ながら振り返ることもなく聞き返した。
「ううん。なんでもない。」
「なによ。変な子ねぇ。」
由布は変に思いながらもそれ以上追及しなかった。 もうそれ以上話をする体力が残っていなかったのかもしれない。
「じゃあ、行くからね。」
幹太はどう答えればいいのかわからなかった。
「うん。わかった。」
ただなんとなくそんなことを言ってみた。 由布は暗闇の中で的確に唇を重ねると黙ってそっと部屋を出て行った。 部屋には幹太と2人の汗が染みこんだ蒲団だけが残った。