面 接(3)
真理はその日限りで会社を辞めた。
真理はゆうじが仕組んだことだと知って、他人の男に妻を抱かせ
る夫の性癖とその心が理解できない。
それから夫婦のきまずい雰囲気の長い1ヶ月が過ぎた。
「悪かった・・ごめん、すまない・・君を愛しているからこそ、中
山さん達に頼んだ・・許してくれ」
「・・・・・・・・・・」
「真理が可愛くていとおしくて、私しか知らない真理が、他人に抱
かれたら私はどうなってしまうのだろうかと考え、悩み、そして実
行してしまった」
「ひどい・・私の気持ちは考えなかったの?・・ひどいわ」
「分かってくれ・・真理が他人に抱かれている姿を見て、激しく嫉
妬し、心の底から愛していることが分かったんだ」
「私にはあなたがよく分からないわ・・もういいの、忘れたいの」
「実は困ったことになってしまった」
「なに?」
「中山さん達に脅されているんだよ・・普段はいい人達なんだが」
「・・・・・・・」
「真理の写真をHサイトに投稿したいと言うんだよ・・」
「えっ・・だめよ、それは・・あなた、あなたの責任よ、写真やビ
デオを取り返して貰ってよ」
「もうは中山さんにおしまいにしてくれと頼んだよ・・そうしたら、
真理があまりにも美人で素敵だったので、もう一回だけお願いでき
たら全部を返すと言っているんだ」
「いやよ、もう絶対にいや、どうにかならないの?」
「君と二人で行って頼めば返してくれると思う、一緒に行こう」
「いやよ、あなたの責任よ・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゆうじはいやがり、気乗りのしない真理を口からでまかせ、嘘で
固めて説き伏せ、二人で青木のマンションに向かった。
「どうぞお入りください」
真理はドアを開けて驚いた。
そこには既に全裸に近い姿の中山と青木、それに若い娘の3人が
いたのだ。
「さあさあ、二人とも脱いだ脱いだ。今日はみんなで楽しくやろう」
真理は帰ろうとした・・ドアの前にゆうじはドアをふさぐように立
ち、目線が真理に部屋に入るように合図しているように感じ取れた。
(ゆうじはその気だ・・もしかしたら承知の上で私を連れてきたの
かも・・きっとそうに違いない)
真理はとまどった・・・(おかしいわ、部屋の3人の雰囲気が明
るいし・・私達だけ服を着ているのが不自然のよう・・でも・・・)
そのとき、意外にも声を掛けてきたのは女の子だった。
女の子は茶髪で若く、きめ細かな肌、スタイルも良く、ほほえん
でもいるように見えて、とても脅されているようには見えない。
「おばさん、裸になろうよ・・・別にSEXなんていくらやったっ
て減るもんじゃあないし・・」
実にあっけらかんとしている。
(おばさん、とはなによ・・まさか女の子がいるなんて・どうしよ
う・・ゆうじも承知らしい・・もう既に彼らには私の身体のすべて
を見られ、幾度も身体を合わせた・今回限りの交通事故だと思って
・最後だ・虫ずが走るほどいやらしいことだが、ここを我慢して写
真を取り返そう・・そうすればすべてが終わる・・ゆうじもいるし)
そう自分に言い聞かせ・・部屋に入り隅で服を脱ぎ始めた。
ゆうじも裸になった。
女の子の名前は由里、19歳・・真理をレイプし味を占めた中山
と青木に真理と同じように健康診断だと嘘をつかれて犯されたのが、
会社は辞めることなく平然と勤務していて、今回は5Pだと社長か
ら聞き、興味があったのでここに来たのだという。
(今時の女の子というか・・・ドライ・私、ついていけない)
真理はそう思った。
真理が最後のショーツを脱ぎ全裸になると、それを待っていたか
のように中山が真理に抱きつき、青木が由里に抱きついた。
ゆうじは立ったまま何もしないで見ている。
中山は舌を真理の唇に差し入れ強く吸いながら乳房をまさぐり乳
首をつまむ。
真理は腹を決め、なされるままに、強い抵抗はしなかった。
隣では由里が両足を広げ青木の舌を割れ目に向かい入れ、早くも
あられもない声を上げている。
「座ってくわえて・・」
真理は真横で青木のクンニによがり声を上げている由里の姿、自
分の妻の乳房を他人の男に吸われているのに欲棒を立たせて見てい
る夫のゆうじの姿を見て、不思議な感覚にはまっていった・・全身
から羞恥心と力が抜けていく・・
由里が青木に替わって立って見ていたゆうじの欲棒をくわえた。
(あっ・・ゆうじが若い女の子にフェラされている・・・)
真理は頭に血が上り、もうどうにでもよくなってきた。
真理は自ら、ぺたんと床に座り、仁王立ちの中山の大きな欲棒を
握ると立膝になり、舌先で亀頭を舐め、竿をしごき、ぱっくりとく
わえた・・欲棒は口内でふくらみと堅さを増し、びくびくと波打つ
・・舌を絡ませて吸うと中山は気持ちよさそうに目を閉じた・・
「ほう・今日は奥さん、積極的ですね・・気持ちいい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真理は生まれて初めて同性の由里の割れ目を舐めた・・替わって
由里に割れ目を舐められたが、さすが女である由里は女性のどこが
一番感じるのかを知っている・・真理は我慢していた声を出してし
まうほど感じてしまった。
その間も休み無く二人の乳房に男三人の手が伸びる・・・
真理と由里は並んで仰向けに床に寝かされた。
真理は中山に両足を抱え上げられて割れ目を吸われた。
中山の分厚い舌先がクリトリスをつつき、膣に割り込んでくる。
真理の目の前に青木の欲棒が・・真理は青木の欲棒をくわえた。
中山に割れ目を舐め吸い続けられながら・・
すすり泣くような由里の声・・隣でゆうじが由里の割れ目を音を立
てて舐めていた。
中山は右手を器用に使い真理の割れ目を舐めながら由里の乳房を
揉んでいる・・再び由里の声が部屋に響く・・そのとき真理の乳房
に柔らかな手が・・由里の手が真理の乳房を揉み始めたのだ。
中山が立ち上がり由里に欲棒をくわえさせ、ゆうじが由里の割れ
目に指を入れる・・由里は四つんばいにさせられ青木の欲棒を向か
い入れた・・中山の指が真理の割れ目に伸びてきた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真理は四つんばいにさせられ、中山に乳房を揉まれながら後ろか
ら貫かれた。
ゆうじは真理の目の前で由里に挿入し腰をつかう。
真理は後ろから中山の欲棒で激しく突かれながら目の前のゆうじ
と由里の結合部を見た・・ゆうじの欲棒が由里の膣を出入りし、ぐ
ちゃ・ぐちょと空気の漏れる卑猥な音を発する様子が手に取るよう
に見える・・まるで自分がゆうじに突かれている様を見ているよう
な錯覚と感覚・・・
やがて真理の子宮に熱い物が降りかかる・・中山が射精したのだ。
由里からゆうじが離れた・・・由里の膣口からゆうじの放った粘
りけの強い精液のしずくが床に向かって糸を引きこぼれ落ちる。
続いて中山も真理から離れた・・真理の細い大腿に薄く白く濁っ
た精液のしずくがつたわる・・
中山は真理から抜きとった濡れた欲棒を由里に舐めさせた・・由
里は欲棒についた真理の愛液と中山の精液とが混じった液体の残り
を舐め取るとそのまま口にくわえた。
青木の欲棒が真理の口元に突き出された・・真理は無意識のそれ
を口に含む・・
真理は青木に仰向けにされ、欲棒を膣に挿入された・・内蔵を突
き上げるような激しいピストン・・隣では中山が正常位で悠然と由
里と交尾している・・ゆうじは真理と由里の乳房を交互に揉む・真
理は青木の放つ精液を膣内奥深くに感じ取った。
真理と由里は尻を突き出すように四つんばいで並ばされ、中山と
青木、そしてゆうじに交互に後ろから欲棒で突かれた・・
部屋中に男と女の淫欲な臭いが立ちこめる・・・・・・・・・
真理は彼らから再び呼び出されることもなく半年が過ぎた・・真
理は久しぶりにいつもは遠回りするほどいやな思い出の通りを歩い
た・・
(株)中山医療器具販売も青木クリニックの看板も街からは消えて
いた。
- 完 -