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小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 3/13

官能小説
05 /18 2015
-3-

バカンス-陵辱の季節-第3章



二人は車中での情交で主従の絆を深め合うと家路への帰途についた。志郎も家に着くまで美母の躯には手を出しては来なかった。車を車庫に入れると荷物を下ろす綾奈を手伝う。

「これで最後だね」
「ええ、ありがとう」

セカンドバッグを手に車のドアに鍵を下ろすと美母の肩を抱いた。抱き寄せられるまま自然に頭を少年の肩に傾けた。

「じゃ、入ろうか」
「うん」

綾奈は自然に少年の腕の中に抱かれて寄り添いながら、玄関をくぐった。それは当初の思惑とはまったく展開は違うものの、傍目から見る限りでは綾奈が母として志郎との関係を深めたいと願った、まさに自然な親子のようだった。

「綾奈さん、風呂に入ろうよ」
「…はい」

まだ娘は帰宅していない。汗を流す時間はある。二人とも車中のセックスで汗まみれだった。綾奈はまだパンティを返してもらっていない。シャワールームでの奉仕を思い出すと、頬が熱くなる。

「先に入ってるよ」
「え、ええ…」

志郎は紅くなっている美母を面白そうに凝視めながら脱衣所に入る。服を脱衣籠に脱ぎ捨て浴室の扉を開いた。シャワーの栓を開けると湯水が噴き出す。その下に立って頭から熱い湯を浴びる。何も考えず目を閉じて顔に水を浴びる。しばらくして脱衣所に影が映り、美母が浴室の扉を開いて志郎の目の前に裸体を晒した。

「綺麗だね、おかあさんの躯」
「…ありがとう」

裸体を賞賛されポッと頬を染めた。少年の伸ばした手を掴むと、その胸に抱かれた。シャワーの噴き出す湯水が綾奈の髪を濡らしていく。志郎の腕が綾奈を包み込む。綾奈は志郎の胸板に頭を乗せて少年の顔を見上げる。二人はどちらからともなく唇を重ねた。

志郎にしてみれば思いがけず憧れの美母の躯で童貞を捨てることが出来たのは僥倖に等しい幸運だった。更に海辺の別荘という二人だけの空間で綾奈を性奴に堕としめる異常なシチュエーションに激しく興奮して、我を忘れた。
しかし、それは一夏の夢のような体験だ。自宅ともなれば姉の鮎美もいる。世間の目もあるだろうし別荘での出来事のような無茶は出来ないだろう。こうして姉の帰宅を待つ間だけでも、つかの間手に入れた魅力的な女の体を抱き締めて肌にその柔らかな感触の記憶を刻み込んでおきたかった。
それに普段の生活に戻ってしまえば美母は別荘での出来事を無かったことにしてしまうかもしれない。別荘に出かける以前と同じようには愛してもらえなくなるかもしれない。志郎にとっては孤独を何よりも恐れていた。

綾奈にとっては自らが招いた結果とはいえ、少年に犯され、あまつさえ性奴の誓いまでたてたことが信じられない気分だった。
今まで自分は貞淑な女だと思っていた。つい先日来、絵に描いたような家庭を持つ幸せに女の人生の充足を得ていた筈だった。その夫は単身赴任で熟れ盛りの妻を日本に残して海外に去ってしまった。夫との夜の生活を絶たれ人妻の躯は男を求めていた。しかし夫以外の男性に抱かれたいと思ったことはなかった。それなのに夫の息子と関係を持ってしまった。
だが志郎に肌を許したことに不思議と嫌悪感はなかった。母子相姦という禁忌を破った今でも、頭のどこかでこうなることを望んでいたような気がした。
それよりも自分の躯に淫蕩なマゾの血が流れていることを思い知らされたことのほうがショックだった。性奴の誓いを立て少年に奉仕するとき何故か夫との性交の何倍もの快感に全身が弾けそうになる。少年の凶器からほとばしる蒼い精の匂いと勢いの感触は今も綾奈の躯に染み付いている。志郎に犯され貫かれた今となっては、志郎に抱かれることなくしては、家庭を守っていく決心も揺らぐほどだ。少年の母として性奴として生きていくしかなかった。しかしその淫らな姿を他の者には知られてはならなかった。娘はもちろんのこと、夫にも。

積極的に舌を絡ませ合う二人。志郎が唾液を流し込むと綾奈もそれに応えて流し込まれる唾を嚥下した。限られた時間しか残されていないという思いが二人の性感を高めあう。
キスだけでこんなに興奮するものなのか…。志郎は美母の砲弾のように突き出した乳房を掴み揉みしだく。さっきから綾奈は形のいい鼻梁から熱い息を洩らしている。少年の背中に廻した手で若々しい肌を撫で下ろしてゆく。肌のぬくもりを忘れない、忘れたくないという焦燥にも似た感情が互いの躯を弄らせていた。怒張が熱くそして硬さを取り戻していく。尖塔の切っ先が美母の滑らかな腹に突き当たり、当たった部分を秘唇に見立てて突き上げてくる。

「おかあさん、入れたい…おかあさんの中に…」
「あんっ、来て…いいの、志郎さんを…ください」

少年の首に腕を廻し、扇情的な眼差しで瞳の奥を覗き込む。志郎は美母の腰に手を這わして美女のヒップの丸みを掴んで引き寄せる。そのまま尻の割れ目から脚の付根まで伸ばして片方の太腿を抱え込む。
綾奈は太腿の付根を擦り上げてくる男根の動きに翻弄され、すらりと伸びた脚をガクガクと震わせて身悶える。。

「ああん、はやく、はやくぅ…いいの、カタイのを、はやくぅ…」
「入れるよ、おかあさんっ!!」

ずぶり、と少年の男根がぱっくりと開いた秘唇に呑み込まれていく。綾奈は膣襞を抉り押し入ってくる肉棒の硬さと体積に腹の中を掻き回されて菊門に力を込めて少年のすべてを胎内に収めようとした。

「ハァ…アンッ、逞しいわ、志郎さんの…」

綾奈は少年の剛直で秘唇の奥まで串刺しにされて喘いだ。無意識のうちに夫のものと比べていた。志郎のものは夫のよりも太くて立派だった。長さも充分にあった。エラが張った亀頭で膣を前後に動かされると壁が擦られてすぐに絶頂に追いやられそうになる。
"もう…離れられない…堕ちていくわ…"
志郎が動きはじめた。限界が近いようだ。美母の両の太腿を抱いて激しく男根を突き上げてくる。

「あんっ、あぁんっ…イイの、イイッ…志郎さん、素敵よ…」
「う…いいよ…おかあさんのなか、ざらざらし…てる」

「ああっ…いっちゃう…、イクぅ」
「おかあさんっ!!で、出るっ」

最後の一瞬に腰溜めに力を振り絞って叩きつける。その刹那、怒張の噴射が始まる。子宮口に熱い液体を矢継ぎ早に浴びせられ、美母は背筋を痙攣させる。深く肉体の奥で結合したまま、浴室の床に崩れ落ちる親と子は、名残を惜しむように深い溜め息を吐きながらも決して自分から肌を離そうとはしなかった。

姉の鮎美が帰宅してしまうとまるで別荘での一部始終が嘘のように思えてくる。居間で鮎美のお土産話に相槌を打つ美母はいつものように屈託の無い微笑みを浮かべている。
それを目の前で見ていると、ルージュを引いた美母の朱唇に肉棒を咥えさせ、白い美貌に精液を浴びせて汚し、パールホワイトのブラウスを押し上げる胸の双球を思いのまま揉みしだき、組んだ足の付け根のベージュパンティの奥に隠された秘部を貫いて精を注ぎ込んだ、それらのことが幻のようにも思えてくる。だがその美貌の裏には淫蕩なマゾの姿が隠されていたことを志郎は知っている。綾奈と鮎美を見ていると、まるで少し歳の離れた姉妹のような錯覚を覚えるほどだ。母譲りの姉の美貌を見ていると、その汚れない唇に怒張を咥えさせてみたくなる。おそらくまだ誰も触れたことのない可憐な胸のふくらみを揉みしだき乙女の部分を指で嬲るのだ。弟の獣欲に血走った視線が清純な美少女の躯を舐めるが如く視姦していた。

「志郎クン、海はどうだったの?」

いつしか話題は別荘での一件に移っていた。姉は最愛の弟をいつも愛情を込めて「…クン」と呼んでくる。自分に視線が向けられていることに気付いたのだろう。

「う、うん」

水を向けられて慌てて頷いた志郎の視線の先で頬を染めている綾奈の姿が映る。脳裏には砂浜で陽光の下、露わにされた美母の裸体が浮かんでいた。

「綾奈さんの水着姿、とっても格好よかったよ」
「やだ…恥ずかしいわ」

少年の賛辞にポゥッと美貌を紅く染める綾奈。
志郎は別荘のことを話した。岩山の空洞にある砂浜のこと、そこで美母とはしゃぎ合ったことなど。

「ふぅん、羨ましいわ、一緒に行きたかったナ…」
「僕もお姉さんと一緒がいいな…」

志郎の何気ない呟きを思いやりに感じたのか鮎美は嬉しそうだ。制服を着替えに部屋に引き揚げる姉の後を追おうとする志郎を綾奈が引き止めた。

「待って、志郎さん」
「なに?」

「鮎美には黙っていてね、あのこと…」

そう告げる美女の顔には脅えの表情が張り付いている。美母がそんな弱々しい表情を見せていると弱みに付け込みたくなる。志郎は手を伸ばして綾奈の髪の一房を漉き上げ、柔らかそうな耳朶に息を吹きかけながら囁いた。

「あのこと?ああ、綾奈が奴隷だってことかい」
「ああっ…嫌ぁ…」

呼び捨てにされるとシャワールームでの情痴がまざまざと蘇ってくる。感じやすい耳朶に息を吹きかけられ、無理に抑え込んでいる官能の息吹は目覚めようとしているようだった。

「心配しなくても言わないよ」
「ほ、本当…ね?」

眦を潤ませている人妻の美貌は少年の罠を誘惑しているかのようだ。

「本当だよ安心して」
「ありがとう…」

「その代わりに、パンティを脱ぐんだ、母さん」

安堵したところを不意をつかれ、淫らな交換条件を提示され息を呑む美母。胸元で握った拳を震わせてうなだれる。悪夢は終わってはいないのだ。そのことを思い知らされる。だが、心のどこかで続きを望んでいる自分もいた。少年が指先で美母の首筋を撫でてくる。まるで獲物の反応を確かめているよう。

「どうした?それとも姉さんに知られてもいいのかい」
「だめ…だめよ」

「だったら早くするんだ…綾奈」

"ああっ…逆らえない…奴隷なんだわ、私…"
隷属への欲求がちりちりと脳髄を焦がす。性奴に堕ちることを自ら望んでいるのだ。呼び捨てにされると躯が何者かに支配され、綾奈の理性を奪っていく。
媚肉は甘い期待に熔けて蜜を分泌しはじめる。淫らな液ははっきりと下着に刻印するだろう、マゾの印を。

「早くしないと姉さんが降りてきちゃうよ」
「は、はいっ…脱ぎます…」

美母は少年の前で身を屈めてスカートに手を差し入れると下着を脱ぎ下ろしていく。惨めだった。だが、その屈辱が逆に秘唇を犯すのだ。恥辱が大きければ大きいほど媚肉を抉る官能の波も大きいのだ。
片方づつ脚を抜き、丸まった小さな布切れを年下の御主人様に差し出す。少年は差し出された供物を手に取ると、めざとく愛液の染みを見つけてニヤリと笑った。綾奈は志郎の笑いの意味を知って真っ赤になった。が、秘唇は潤みきって太腿を閉じていないと外に恥ずかしい液体をこぼしてしまいそうだった。

「これは貰っておくよ。今日はずっとそのままでいるんだ、いいね?」
「はい…」

消え入りそうな声で頷く。
志郎は性奴と化した美母を置き去りにすると意気揚々と階上の自室に向かって階段を上っていく。

鮎美は手早く制服を脱ぐとシャワーを浴びようと部屋を飛び出した。階段を降りかけると弟の声が聞こえて足を停めた。なんだか母と言い争っているかのような調子だ。と思っているうちに弟が階段に向かってくる気配がした。
なんだか顔を合わすのはまずい気がして、自分の部屋のドアをすばやく開けると志郎をやり過ごすことにする。なんだかドキドキした。弟は鮎美の部屋の前を素通りすると自分の部屋に入ったようだ。部屋の扉を開けると志郎が立っていた。

「きゃあっ!」
「どうしたの?お姉さん」

思わず逃げようとしたところを志郎に腕を取られて部屋の扉に張り付いてしまう。冷静な弟の前にいる自分が何故か罪悪感に囚われている。

「ごめんなさい。志郎クン、部屋に入ったものとばかり思ってたからちょっと驚いたの」
なんとか誤魔化そうとした。だが無駄だった。

「ふぅん、お姉さん、何か聞こえた?」
「え、えぇ…、あ、いいえ。でもどうして?」

「さっき綾奈さんと話してるとき、お姉さんが階段を降りてくる音が聞こえたからさ」

鮎美は思わず息を呑んだ。志郎は動揺を隠せないでいる鮎美に畳み掛けるように質問を浴びせて、姉がどこまで聞いていたかを確認しようとしていた。しかし、姉が困ったような顔をして吃っているところは、血を分けた娘だけあって綾奈そっくりだ。やはり、マゾも遺伝するのだろうかと、ふと思った。

「おかあさまと、な、何を話してたの」
「聞きたい?」

凄く楽しそうな顔をしている、弟の顔を見ていると聞いてしまったら元の二人のようには話せなくなるような、漠然とした不安が大きくなってくる。

「あのね、もうすぐ綾奈さんの誕生日でしょう。だからプレゼント何がいいのか聞いてたんだよ」
「そうだったの…。おかあさまと喧嘩していたみたいに聞こえたから驚いちゃったわ」

母・綾奈は9月3日生まれだ。夏が過ぎればすぐである。弟の母思いの優しい一面を見たような気がして気が和んだ。理屈は通っているし、愛しい弟がまさか嘘をつくなんて考えてもいない。母と弟が何かとんでもないことに巻き込まれているのではないかという危惧が去ってほっとしている。

「よかった…ね、手を放して」
「ああ、ごめんね。お姉さん、お風呂?」

「ええ、合宿…ちょっと疲れちゃったわ。覗いちゃいやよ」
「ふふん、お姉さんのハダカなんて見てもしょーがないよ」

「こら、言ったなー」

ふざけて打つ格好を取ると、志郎は笑い顔で返して自分の部屋に逃げ込んだ。
母は鮎美にとっても憧れなのだ。頭の回転は早いし、それでいて少しも嫌みな所も無い。それに同性の目から見ても母の躯は胸やヒップの張りも理想的だし脚のラインの美しさも素晴らしい。まるでモデルか女優のような美人なのだ。鮎美も母のようになりたいと願い、努力しているつもりだ。
可愛い弟が時に綾奈を熱っぽい視線で見ていることも知っている。実際、綾奈が鑑賞に堪える美人なのは事実だ。鮎美も綾奈に憧れているから、志郎に母を見るときと同じように自分も見て欲しい。だから「しょーがない」と言われたときは内心寂しかった。

志郎が自分の部屋に帰ったのを見届け、鮎美は階段を降りた。
居間を通り抜けるとき、台所で呆然としている母の姿が目に入った。

「おかあさん、どうしたの?」
「えっ…あ…鮎美ちゃん…」

娘に背中から声を掛けられ、ふっと奴隷の呪縛から解けそうになる。だが、気を緩めると媚肉の合わせ目から愛蜜が漏れそうになる。太腿をぴったり閉じてなんとかしのいでいる。

「ね、おかあさん。志郎クンから聞いたわよ」
「えっ…」

娘の何気ない一言に綾奈は気が抜けそうになるのを必死でこらえている。まさか、志郎が自分のことを話したのだろうか。母が淫蕩なマゾの奴隷に堕ちたことを…。そんなことになったら生きていけない。娘にも夫にも他の誰にも知られてはならなかった。だが理性の箍の外れかかった美母のやつれたような表情は、壮絶なまでに艶っぽい輝きを宿していた。

「ねぇ、おかあさん。何をねだったの?」
「え、あ…あ…」

鮎美が何を言っているのか理解できなかった。

"ねだる…欲しいモノ…志郎さんの逞しい…ああ、ダメ…欲しいの…もうダメ"
淫らな妄想にふける意識の片隅で秘唇がほどけて蜜が太腿に零れるのをはっきりと自覚した。

「あ…う…ご、ごめんなさい」

何だか分からず戸惑っている鮎美を残して台所を抜けようとする。ふらふらとした頼りない足取りで廊下を歩んだ。だが、脚を開けば元も子も無い。はやくしないと漏れちゃう…。

「おかあさん!おかあさん大丈夫?」
「だ…大丈夫よ、お願い。許して…」

尚も母の腕を取って引き止めようとする娘から逃げる綾奈。全身が性器みたいに感じてしまう。ブラウスを押し上げる乳房はその頂きを下着とこすられてびんびん、感じてしまう。

「ごめんなさい…ごめんなさい…」

もうダメだった。綾奈は弾けそうになる官能を押し殺す術を知らなかった。崩れ落ちそうな躯を引きずって、娘の腕を引き剥がすとトイレに駆け込んでいた。

「大丈夫なのかしら?おかあさん…」

トイレから出てこない母が気掛かりだったが、取り敢えず汗を流すことにする。脱衣所に入ると裸になった。浴室に足を踏み入れてシャワーのノズルを捻った。まるで誰かが使った後のようにすぐに湯が出てきた。迸る湯の下にそれなりに均整の取れた裸身を晒した。
抜けるように白い処女の肌を湯水が滑り落ちていく。

「わたし魅力ないかしら…」

母譲りの美貌、骨格、肌のきめの細かさ。鮎美は自分の体を丹念にチェックしていく。細いウェストから胸の膨らみへ。母の砲弾のような迫力には到底敵わないが、それでもサイズ的には申し分の無い大きさはある。
そして腹を撫でながら薄い恥毛を越えてスリットへ。いつも一人で慰める時にするように指の腹で割れ目に浅く沈め、媚肉の縁を擦り上げる。

「あふっ…あぁん…」

形の整った鼻梁から悩ましい息を洩らす鮎美。その音は綾奈のものに似て切ない。まだ男の手に触れられたことのない胸の膨らみをこね上げながら、クリトリスの包皮を剥いた。

「ひぃぃ…あんっ…ああん、志郎クン…、見てぇ…」

愛しい弟の名を呼びながら淡い官能にひたる鮎美。シャワーからほとばしる湯水が鮎美の清純な秘唇から漏れる蜜を洗い流していく。

娘の手を解いてトイレに駆け込んだ綾奈は便座に腰を下ろすとミニスカートを脱ぎ捨てる。剥き出しの股間はびしょびしょに濡れて洪水のように淫水を溢れさせていた。その中心に中指をあてがうとそのまま奥まで突っ込む。

「ひぎぃっ…あん、あああん」

ブラウスの胸元もボタンを外すの指先は、それすらも煩わしいかのように震えているせいで却ってモタモタとしか動かない。ようやく全てのボタンを外し終えると、ハーフカップの肩紐の無いブラジャーのフロントホックを外すとブラジャーの布地の中で窮屈そうに収まっていた双乳が、ぷるるんっと弾けた。それを自ら爪を食い込ませるほどに強く揉みたてる。頭の中は既に淫蕩な光りの靄の中に溶け込んでいた。

「あくっ!…んんっ、イイの…いいっ」

貞淑な人妻にあるまじき淫らな光景だ。理知的な美女がトイレの密室であられもない格好で激しく自分自身を慰めている。

「志郎さんっ…ご主人様ぁ…欲しいの…」

義理の息子に性奴として奉仕する自分を想像しているのだろうか。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 2/13

官能小説
05 /18 2015
-2-

バカンス-陵辱の季節-第2章

志郎は吐き出した精の名残りを綾奈に頬に擦り付けて拭う。そうしてバスタブにもたれて呆然と荒い息を吐いている美母を残すと、バスローブを掴み一人浴室を出た。いったん、着替えを取りに自分の部屋に戻ったが、着替えを手にしたまま、美母の寝室に入った。窓を開けると波の音が潮風に乗って聞こえてくる。
綾奈はひとしきり放心していたものの、いつのまにか止められたシャワーから漏れる滴がぴちゃっぴちゃっと頭に落ちる感覚に自分を取り戻した。だらしなく崩した脚の間で股間から漏れた蜜と精の交じり合った粘液が小さな池を造っていた。脱力し切って、ともすれば倒れそうになる脚で立ち上がると、水だけを捻り顔といわず全身にこびりついた少年との獣じみた情交の名残りを洗い流した。だが熱を帯びた秘唇の内側だけはどんなに水を浴びたところで醒めることは無かった。

「…んくっ」

膣の内に注ぎ込まれた精を掻き出すように媚肉の狭間に指を沈めていくとそれだけで、背筋がびくんッと震え、息も絶え絶えにくすぶっていた女芯に火が着きそうだった。湧き上がる官能を必死に押し止めながら指先を動かすと、つつ、と精液が零れ落ちていった。
髪を拭きバスローブを身に纏うと少しずつ力が戻ってくる。

"俺の女だ…綾奈"

志郎の言葉を思い出し、はッ、とした。そう、そして綾奈はその言葉に肯定の意志を込めるように自ら少年の肉茎を咥えたのだ。あの牡の性器の逞しい感触を舌が覚えていた。知らぬうちに舌先を突き出すと淫らにくねらせていた。

"…綾奈"

他人の物になる自分が恍惚に震えていた。呼び捨てにされて女芯の疼きが走るのを体が覚えていた。既に綾奈は自分以外の別の何者かに身も心も支配されていた。

「…ご主人様…」

奴隷である自分を意識してそれを口にしてみる。隷従の言葉を吐くたびに背筋を官能が走った。綾奈はバスローブのまま志郎がいるべき部屋に真っ直ぐに進んだ。志郎は自分の寝室にいるはずだ。部屋の扉を開けると足を踏み入れた。

「待ってたよ、綾奈さん」

志郎はベッドの端に腰掛けて寝室の入り口に立った美母に微笑みかけた。志郎はすぐに綾奈の様子に気付いた。

「こっちにおいでよ、…綾奈」

呼び捨てにされると頬が火照った。綾奈は言葉通り志郎の目の前に立った。バスローブの胸元から覗く白い肌はたまらない弾力に溢れている。乳房の稜線から零れそうなほどの膨らみを覗かせている。短い丈の膝下から形のよい脚が伸びている。
志郎は綾奈の表情から既に美母がマゾの血に目覚めていることを感じ取っていた。期待を込めて美貌を凝視めた。綾奈は少年の視線に射竦められたように動けなかった。卑猥な視線が躯中を犯すのを感じて、バスローブの胸元を開いた。
「堪らないね、綾奈さんのカラダ…」
素晴らしいプロポーションの美女の裸身に思わず感想を述べる。少年の批評に乳首が勃起してしまう。綾奈は淫蕩な自分自身に酔って目を閉じた。

「咥えるんだ、綾奈」
「はい…」

綾奈は志郎の目の前にしゃがむと少年の腰に巻かれたバスタオルの合間に手を差し入れると、逞しい怒張を手に取った。

「ああ…凄いわ…」

手の中で義理の息子の怒張はより勢いを増したように見えた。志郎も母親を奴隷にする異常なシチュエーションに興奮しているのだ。綾奈は唇を怒張に近づけると鈴口にキスをして、肉茎全体を呑み込んでいく。

「ああ…いいぜ、綾奈」

すっかり奴隷の身分に酔い痴れている美母は少年の肉棒を愛しげに舐め啜り、満足げに囁く義理の息子のため息に奉仕する充実感を得ていた。先端から零れる透明な先走りの液体を、さも美味そうに啜る。

「美味いかい?綾奈さん」
「あん…はぁん…、美味しいです…」

志郎は淫らな質問に正直に答える美母を満足げに見下ろしながら、肉茎を咥えた美母の頭が上下に動くたびに美貌と胸元が隠れそうになると、黒髪を掻き上げてやり、義理の息子の怒張に奉仕する美しい横顔を堪能した。そしてぷりんぷりんと弾む裸の乳房に手を伸ばすと掴み取り揉みしだいた。

「あんっ…はむっ…駄目です…うんっ…」
「凄いね、綾奈の乳房。とっても柔らかいよ」

堪らない量感の乳房を丸ごと掴むと掌から飛び出そうなほどに弾力を返してくる。それでいて、しっとりとした手に吸い付くような手触りがするのだ。綾奈は志郎に奉仕するうち、躯の芯を官能が疼くのを感じて形のいい太腿を擦り合わせていた。乳房に加わる荒っぽい愛撫も綾奈の媚肉の残り火に火をつけ、媚肉の狭間から愛蜜が零れてしまう。それは太腿を滑り、足元に滴り落ちて絨毯に染みを作りはじめていた。

「綾奈、濡らしてるんだね」
「あ…ああ、いや…」

奉仕しながら濡らしてしまうなんて。なんて淫らな…。そう思っても腰は淫らに振られはしたなく、蜜の染みは大きくなっていく。

「あうっ…綾奈、出すぞ」
「あんっ…はいっ」

志郎のものを咥えながら綾奈も片方の手を媚肉の合わせ目に沈め、自ら抉った。
志郎とともにいきたかった。

「ああん、いっちゃう…」
「いくぜっ…綾奈っ」

志郎が叫ぶのと同時に綾奈もまた絶頂を噛み締めていた。そして熱い白濁が喉奥を直撃する。志郎は美母の頭を押さえたまま、精のすべてを綾奈の中に注ぎ込む。
綾奈は大量に吐き出される若々しい蒼い精をごくっごくっと嚥下していく。そしてベッドに体を投げ出している志郎を微笑ましく凝視めながら、義理の息子の怒張を綺麗に清めていた。それは今日どれだけ精を吐き出しただろうか分からないのにも関わらず、綾奈の口腔の中で再び力を取り戻しつつあった。
志郎は体を起すと綾奈の両脇に腕を差し込んで引き上げた。そして横抱きに全裸の美女を膝の上に抱き上げる。綾奈はされるがままに身を寄せると志郎の首に腕を廻した。そうするとまるでいたいけな少女になったかのような錯覚をする。

「綾奈さん、俺の奴隷になるんだ」
「はい…」

改めて宣言されてしまった。綾奈は義母であり、年上の女であることも忘れ去って本当に少女になったかのような弱々しい声で応える。

「綾奈は志郎さんの奴隷です」
「綾奈…」

志郎は綾奈の顎を指で押さえると唇を重ねた。二人は舌を絡ませ合う。ディープキッスを交しながら、志郎は綾奈の乳房を揉みしだく。

「あんっ…ご主人様ぁ」
「可愛いよ…、綾奈」

綾奈をまるで年下の女のように扱い抱き締める。綾奈はびしょ濡れの股間から愛蜜を垂れ流している。膝抱きの姿勢から綾奈を背後から抱き上げるようにして両足を広げた。媚肉が中心からぱっくりと口を開いて新しい主人を迎える準備は整っていた。

「下さい…、ご主人様」
「くれてやる、牝犬め」

真っ直ぐに腰を落とされ、そのまま貫かれていた。

「ああん、いいの…いいんですぅ…」

綾奈はもう我慢しなかった。義理の息子に奉仕する牝奴隷としてこれからを過ごしていくのだ。背後から貫かれた自分がベッドの向かい側にある鏡台に映っていた。
鏡の中での綾奈はただの牝犬に過ぎなかった。少年の腰に跨り淫らに腰を振って貪欲に官能を貪っている。まるで娼婦のようだ。

「ああ…綾奈、いくぞ」
「はいっ…いきますっ…いっちゃうぅぅ」

志郎の上で何度も絶頂を迎えながらも、アハンアハンと悩ましげに溜め息を漏らし続けていた。

翌朝はもう街に帰らなくてはならない。志郎は綾奈の胸に抱かれる形で眠っていた。目を覚ますと髪の毛を撫でられる感触に顔を上げた。乳房に膨らみの向こう側で美母が優しげに微笑みを返してくる。

「おはよう」
「ああ、お・おはよう…綾奈さん」

昨日はあれだけ乱れたのに綾奈はそんなことは微塵も感じさせない。

"まるで、女神のようだ"

志郎は上半身を起して、あらためて美母の朝の姿態に見入る。朝日の中で綾奈の肌は輝いてみえた。仰向けでも形の崩れない乳房の膨らみは綾奈の呼吸に合わせてぷるん、ぷるんと妖しく震えている。美母は志郎の頬に手を伸ばして撫でている。
その美貌には母親というより慣れ親しんだ恋人のように親密な愛情が浮かんでいる。志郎は胸を重ねて唇を重ねた。

「む…ん…」

綾奈はすぐに舌を絡ませてきる。義理の息子の首を抱き締め、胸の隆起を少年の胸板へと擦り付ける。志郎は美女の背中を撫で回し、両足を抱え込む。怒張はその切っ先を媚肉へと合わせていた。

「はぁんっ…ああっ…」

剛直が秘唇に滑り込んでいく。肉棒を蜜壷の奥へと貪欲な牝の本能が引きずり込んでいく。怒張を擦りたてるような膣襞の感触に思わず呻く志郎。

「ううっ」

志郎は美母の腰を掴むと前後に揺すりたてる。

「はんっ、はんっあぁ…んっん…」

志郎の動きに合わせて腰を淫らに振りたてる美母。志郎は綾奈の片足を持ち上げて、丁度帆掛け舟に見立てるように角度を変えて、義理の母親の胎内を抉り尽くす。

「ああっ、んくっ…ひぃぃ…イイの…いっちゃうぅ」
「出すよ…、綾奈…」

「来て…、下さいっ…綾奈の中に」

志郎はそのままの姿勢で一際激しく腰を打ち付け精を放出する。ドクッドクッと白濁液を注ぎ込んでいく。

「あんっ、いい…素敵ぃ、ご主人様ァ」

意識が真っ白に霞んでいく。子宮に撃ちつける精液の勢いに絶頂を極めていく綾奈。
志郎は美母がベッドに崩れ落ちるのを見届けながら、怒張を秘唇から抜いた。
そして、美貌に肉茎を近寄せると、清めるように命令する。

「綺麗にするんだ」
「は…い…」

息も絶え絶えに志郎の怒張に舌を伸ばす。丁寧に蜜と精にまみれた肉茎を清めていく。丹念に何度も舌だけを上下に往復させながら清めた。志郎が性奴と化した美母の頭を撫でている。

「可愛いよ、母さん」
「嫌です…そんなおっしゃりかた、なさらないで…」

綾奈は今更ながら羞恥に身悶える。それは男を狂わせる妖艶な媚態だった。

「腹減ったな…ね、何か食べるもの作ってよ」
「え、ええ…わかったわ」

志郎は少年の顔で屈託なげに言った。綾奈は情交の後のまどろみから醒めながら上半身を起こした。魔法が解けて主人と奴隷の関係から義母と息子に戻ったような不思議な気分だった。それでも、綾奈はもう性奴に堕ちる前の自分には戻れそうになかった。

全裸のまま食卓に向かう。そして台所の抽斗からエプロンを取り出して裸の胸に巻いた。そうするとまるで新婚のときに帰ったかのような気分が蘇って、知らずに頬を火照らせてしまう。

「イヤだわ…恥ずかしい」

志郎は大人しくテーブルについている。だが視線は綾奈の妖艶な裸エプロンに釘付けだ。グラマラスな美女がそんな可憐なエプロンに裸で包まれていると、妙にエロティックでなまめかしい。

「いいね、そういう格好も」
「ああっ見ないで」

志郎の視線がヒップや背中に突き刺さるのを感じて包丁を握ったまま、身を捩って視姦から逃げようと試みる。もちろん逃げ場はない。剥き出しの尻を振って羞恥に喘ぐしかない。
綾奈は少年のために簡単な朝食を作っている。パンとサラダをてきとうに挟んで即席のサンドイッチの出来上がりだ。
食卓で待つ志郎の前に食事を勧めると傍らに立つ美女の裸の背中に少年の手が伸びてくる。

「ひぃぃ」
「熱いね、綾奈さんの躯」

食事を済ますと帰宅の準備に入った。さすがに志郎も綾奈の躯を楽しむ暇はない。かといってそれほど荷物が多いわけではなかった。志郎は綾奈の寝室に入った。美母はシャワーで汗と精の匂いを落として初めて逢ったときのように完璧な大人の女の装いを決めていた。

「志郎さんはもう仕度は済んだの?」
「ああ、別に荷物があるわけでもないしね」

鏡台の前の椅子に座った綾奈は口紅をつけて最後のチェックに余念が無い。志郎は美母の装いに目を向けた。長い足は妖艶な黒いストッキングに包まれ、タイトなスカートが腰を覆っている。ノースリーブのブラウスを下から押し上げる見事な量感の双球がその存在をアピールしている。
志郎は悪戯を思い付いた。綾奈が立ち上がると引き寄せ、抱き寄せた。

「すごく綺麗だよ、綾奈さん」
「ありがとう…」

息子に誉められて心底嬉しそうにはにかんだ微笑みを浮かべている。志郎は少女のような初々しい表情を浮かべている美母の躯を抱き締めつつ、手を背中からヒップへと撫で下ろしていく。ヒップの双臀の窪みに沿って指で丸みの弾力を十分楽しむとタイトスカートのスリットに手を差し入れる。

「あぁん、…ダメッ…ああっ…」

スカートを捲くりパンティストッキングに包まれた太腿の感触を味わうように、その表面を撫で上げる。綾奈は志郎の手が動くたびに、抱き締められた腕の中で身悶える。そして息を荒くしている。そして秘部を覆う布地の正面から少年の指が媚肉の合わせ目に沿って底から擦り上げると艶めかしい喘ぎを漏らした。

「いや…あっあん…濡れちゃうからダメ…」

志郎は美女の抗議を無視してぐいぐいと媚肉をショーツの上から嬲った。綾奈は少年の陵辱に堪えて、モジモジと太腿を擦り合わせている。その美貌は湧き上がる官能の炎に煽られて喘いでいる。胸の下で両腕を組んで理不尽な責めを堪える姿はとても志郎の嗜虐欲をそそる。

「濡れるんなら脱いだらどう?」
「あンっ、イジワル…」

恨みがましくも艶っぽく潤んだ瞳で志郎をにらむ。それがまた、いかにも淫蕩な人妻という感じでたまらない。

「脱げよ、綾奈。これは命令だ」
「はい…」

消え入りそうな声音で少年の命令に従う綾奈。その頬は燃えるように真っ赤に染まっている。奴隷を意識させる呼び捨てと命令に体の芯から痺れが走るのだ。そうすると何も考えることが出来ず、理不尽な要求を拒むすべを失ってしまう。
ミニスカートの裾から指をパンティストッキングの端に差し入れ、まるで脱皮するみたいに脱ぎ捨てると、かがみ込みながら一本づつ長い脚から小さな下着を抜き取った。

「寄越せ。…どれどれ」
「あ…恥ずかしい…」

たった今脱いだばかりのパンティを奪われる。それは綾奈の体温でまだ暖かい。志郎は底の秘唇が当たっていた部分を裏返しにして、美女の愛蜜に濡れた布地を確認した。

「なんだい、びちょびちょじゃないか」
「いやぁ…嫌です。苛めないで…」

年下の少年に言葉で嬲られる恥辱が逆に綾奈の官能を追い込んでいく。美貌を真っ赤に上気させて喘ぐ姿が艶めかしい。美母の困惑顔を楽しむと志郎は綾奈の荷物を取り上げると美女の腕を取った。

「さ、帰ろうか、綾奈さん」
「え?あ、あの…」

勢い良く引っ張る少年に引かれるままに下着をつけさせてもらえないまま車に乗せられる。綾奈は運転席、志郎は助手席だ。荷物は背中側の客席に放り込まれた。
志郎はにやにやしながら綾奈の生の太腿をみつめている。

「ねぇっ、パンティをはかせて…」
「ダーメ、これは記念にもらっておくよ」

と告げるとポケットから小さく丸められた美女の下着に鼻を近づけクンクンと淫らな香りを吸い込んだ。

「あぁ…やめて…」

美母は志郎の行為に身を竦めて喘いだ。それは綾奈が淫らな牝奴隷である証しなのだ、と思った。それを握られている限り志郎の命令に従わなければならない。そう考えるとゾクゾクした官能に全身を炙られているような感覚に囚われ、女芯が激しく疼いた。

「さあ、行こうよ、綾奈さん」
「…はい」

仕方なく車を発進させる。形の良い長い脚はぴったりと閉じている。そうしなければ剥き出しの媚肉から淫らな液体が零れだしてしまいそうだからだった。だが、そんな努力は無駄に終わった。

「あ…イヤ…」

発進の際の振動でぴったりと閉じ合わされていたはずの秘唇から一筋の滴がこぼれてシートに流れていく感覚をはっきりと悟った。綾奈は恥辱にハンドルを握りながら思わず喘ぎ声をあげていた。
志郎はそんな美母の様子を一瞬でも見逃さぬとばかりにじぃっと眺めていた。そしてもじもじと太腿を擦り合わせようとする仕草と綾奈の喘ぎ声に美母の身に何が起こったか分かったようだ。

「濡らしたね?綾奈さん」

綾奈は志郎の追求を退けるかのように視線を逸らせる。

「止めて」
「えっ…なに?」

「車を止めるんだ、綾奈」
「…はい」

美母は少年の命令口調に脅えるように従順に従う。綾奈は途中の路側帯に車を寄せて、停車させた。

「脚を開くんだ、綾奈」
「…はい」

綾奈は志郎の命ずるまま美麗な脚を開いて剥き出しの秘唇を少年の前に露呈させた。秘唇はパックリと開いて、牝汁を垂れ流していた。志郎は運転席の方に身を乗り出すと、リクライニングさせてシートを倒すと、綾奈を押し倒した。

「あ…ああっ…んくっ」

志郎は綾奈を押し倒すとすぐ女体の上に圧し掛かるようにして秘唇の中心に指を埋めていた。いきなり乱暴に指が進入してきても出発前の陵辱でくすぶっていた美母の秘部はトロトロに蕩けきっていて、綾奈の媚肉は快感を求めて息子の指を締め付けた。そして愛蜜を涙のように潤ませていた。

「綾奈、これはなんだ?」
「あ…いやっ」

そう言って、すぐに引きぬいた指を綾奈に見せ付ける。志郎の指先にはネバネバした透明な液体が絡み付いていた。

「綾奈さんがどんなに淫らな女かっていう証拠さ」
「…はい」

美女は少年に決め付けられて美貌を歪めて涙声になっている。その声は消え入りそうに弱々しい。

「俺の奴隷なんだろ?綾奈さんは」
「…はい」

「だったら俺の命令は絶対に聞くんだ、いいね?」
「…はい、も、もうしわけありません」

綾奈は年上の成熟した女であることも、母親であることも忘れて少年の前では一人の牝奴隷でしかない自分を強く自覚していた。奴隷の立場関係を意識すればするほど綾奈の中の官能は燃え上がり、淫蕩な牝奴隷の媚態に熱が入る。

「はァん…あぁっ…ください、綾奈の中に」
「本当に好きなんだね、綾奈さんは…オマンコが」

「は、恥ずかしい…綾奈はオマンコが好きなんです…」

はしたない言葉を口走ると同時に媚肉が男を求めて疼き出す。志郎は美母のブラウスのボタンを外すと左右に押し開き、砲弾のように飛び出している形のいい綾奈の乳をブラジャーごと鷲づかみにして揉みたてる。その間にも媚肉をえぐる指の動きは止まらない。奥へ奥へと強引に突っ込みながら膣壁を掻き回す。

「あんっ、あはぁん…いいっ…いいのぉ…」

少年の愛撫によがりながら自ら快感を求めて腰を淫らに振っている。
だが志郎は不意に綾奈の中から指を引き抜いてしまう。そして覆い被さっていた美女の上から助手席の方に移動した。

「あん…嫌です…綾奈を苛めてェ…」
「駄目だね、綾奈さん。欲しかったら自分でするんだ」

志郎は綾奈の媚態にも動じずシートに身を預ける。美母は途中で愛撫を中断されてくすぶり続ける官能に甘え泣きをしてしまう。どうしようもなく志郎のペニスが欲しかった。志郎に貫かれたかった。別荘の続きで激しく犯して欲しかった。躯全身がけだるい熱に侵されて牝の本能に支配されていた。

「ハァッ…んくっ…」

乱れた胸元も腰上までめくられて剥き出しの下半身もそのままに、ゆっくりと志郎の座る助手席の方に這い寄っていく。少年の肉茎を求めてうつろな視線を向ける姿は貪欲な牝犬そのものだった。冷静な志郎が恨めしい。自分は彼の義母でもあるというのに完全に主導権は少年の側にある。自分を瞬く間に支配した少年の逞しさが綾奈の理性を崩し去っていた。

「ああ…逞しいのね…志郎さん」

志郎の腰にすがりつく美母は少年のジーンズの股間の膨らみに細い指先を這わせてその形と勢いを確かめた。そして震える指でジッパーを下ろすと少年の下着から怒張を剥き出しにした。それをしなやかな指で握ると、熱い吐息を漏らした。

「…凄いわ…」

綾奈が過去に見た男根と比べ物にならないほどの勢いと太さだった。セックスの経験の殆ど無いせいか綺麗なピンク色をしているものの天を突くその凶々しさは甘い期待を抱かせるのに十分なほどだ。

「ああッ…我慢できないわ…」

ぱっくりと朱唇を開けると少年の怒張を咥え込んでいく。

「…アフン、…ムン、アフ…ゥッ」

悩ましい鼻梁から喘ぎを漏らしながら怒張を呑み込んでいく。口腔深く頬張りながら舌を幹に沿って絡めていく。
"たまらないわ…アソコが熱くなっちゃうぅ…"
既に洪水のように溢れている蜜液を掻き分けながら片方の手で自ら秘唇を抉る。
もう一方の手でハーフカップブラの中の果実を自らすくい取り揉みしだく。

「ああン…いいの…イイッ…」
「一人で楽しんでないで、俺も満足させてくれよ、綾奈さん」

「…も、もうしわけありません…」

綾奈は肉茎をしゃぶるのをいったん止めると志郎の膝の上に跨りリクライニングシートを倒して、少年を押し倒すと、その胸板に寄りかかった。その一方で少年の肉茎の位置を片方の手で探りながら自らの媚肉の中心に添えて腰を下ろしていく。

「きゃふっ…んんっ、…あんっ…痺れちゃうぅ…」
「うっ…」

怒張が綾奈の内へ一気に押し入った。志郎は快感に堪えながら美母の尻肉を両手で掴むと引き寄せて、結合を深めた。

「ハアっ…あんっ…あたってる…あうっ」
「腰を振るんだ…綾奈」

「はいっ…いいっ…いいっ…」

命令にしたがい自ら熟れた腰を振ってはよがる綾奈。

「ああんっ…ああっ…ダメッ…ああ、いっちゃう…」
「出すぜっ…綾奈」

「あふっ…志郎さまァ…ください…」

はっきりと隷従の意志を謳い上げる綾奈。志郎はとどめを求める美母の声を満足げに聞きながら下から腰を突き上げてフィニッシュに入った。ドクッ、ドクッ、と白濁液が綾奈の膣に注ぎ込まれる。綾奈は口の端から涎を垂れ流していた。プリプリと尻を淫らに振って背筋を弓なりに反らせながら少年の上で快感を噛み締めていた。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 1/13

官能小説
05 /18 2015
父親の再婚で新しい姉と母が一度にできるなんてうらやましい。文章もうまくまとめられてその才能もうらやましい。


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バカンス-陵辱の季節-第1章



志郎の父親は同じ会社の部下だった綾奈との挙式の後、すぐに単身で海外に転勤してしまった。志郎は父が再婚するのに特に反対はしなかった。今年は高校を受験する微妙な時期でもあり、父が彼のことを心配しているのは目に見えていた。それに彼自身、幼い頃に母に死なれてから母親の愛情と触れ合いに飢えていた。

新しい母と姉に実際に会ってみて彼は父に感謝した。母は女優かモデルのような美貌とスタイルの持ち主だったし、姉も母親に似て美少女だったからだ。暮らしを一緒にしてみてその思いはより深まった。二人ともよく気がつくし、志郎をとても大事にしてくれる。志郎は母と姉との生活に耽溺していた。父が挙式の後、日本を離れてしまうと美母はさすがに寂しそうな表情を見せた。美母の美貌に寂しげな表情が浮かぶたびに、志郎は綾奈が彼に寄せる愛情に応えたいと願っていた。その感情は真に家族として母を求めるものなのか、男が女を求める本能なのか志郎にはまだ判断できなかった。

綾奈にしてみれば、よくなついてくれているものの、まだ少年から直接に母と呼ばれたことはなかった。いつも名前に"さん"付けで呼ばれるのは寂しい。志郎から母と呼ばれるようになりたい。二人きりで楽しさを分け合えれば心から打ち解けてくれるかもしれない。そんな期待を胸に計画を打ち明けると志郎は否やも無く賛成してくれた。

娘の鮎美が部活動の合宿に行っているほんのニ、三日のあいだ、綾奈は志郎のために二人だけの夏休みを計画した。

そしてその日、綾奈と志郎は父親の会社の別荘に来ていた。海辺の海岸線にある別荘は小さな岩山の背に隠れるような格好で小さな半島に建っている。すぐ側には地元の人間にもあまり知られていない岩山の洞窟がある。その入江には砂浜があり、ちょっとしたプライベートビーチになっていた。大きな水たまりのように岩山をくり貫かれたそこは外界から遮断された楽園のようだ。

別荘に着き、美母を手伝って荷物を運び入れると早速着替えてサンダルを出した。ハンドルを握る美母の姿を思い出すと股間が膨らみ出すのを感じた。

ブラジャーをつけていないのか脚を運ぶたび揺れる豊満な双乳を包む黒いタンクトップと申し訳程度に腰を覆っているに過ぎない極めて短い丈のミニスカートという出で立ちの長い髪の美女の隣に何もしないで長時間座っているのはまともな男なら拷問に等しい行為だ。実際、綾奈は今年高校生になる娘を産んだとは信じられないほど若いのだ。それでいて肢体のどこもかしこも成熟し切った女らしい曲線に溢れている。
助手席に座ると何という名前の香水なのか甘い匂いが志郎の鼻孔をくすぐる。すぐ隣には肌も露わな美女が微笑みながら座っている。志郎がどぎまぎしながら綾香に視線を向けるのを見ると、さも楽しそうに笑い声を洩らす。笑うとそれに合わせて乳房もプルンと揺れた。

「な、なに?」

さっきから唾を飲み込んで美母の胸といい脚といい視線を奪われっぱなしだ。思わず吃ってしまう。それでも綾香は志郎の視線を妨げようともしないし、まるでそんなことはお構いなし、といった感じなのだ。
綾奈は相変わらずただ、微笑んでいるだけだ。ハンドルの上に大きく身を乗り出して、膝を立てるとミニスカートの布地が少しだけずり上がり、閉じた脚の狭間から白い下着が顔を覗かせた。

「なんでもないの」

義母を別荘に残して、一人で先に志郎は砂浜への道を進んでいく。書き置きを残していったから多分、大丈夫だろう。
どうせ服の下はすぐに海パンだったし、砂浜にてきとうに上着を脱ぎ散らかしたまま波打ち際に歩いていく。水に入りしばらく波に揉まれるように夏の日差しと水の冷たさの爽快感に身を委ねていると、砂を噛む足音が聞えてきた。

「凄い…」

音の方を振向くと綾奈が素晴らしい肢体をきわどい水着に包んで、志郎の側に近付いてきていた。肌の白さが目に眩しい。はちきれんばかりの胸の膨らみは黒いビキニの胸を押上げ、歩くたびにユサユサと重たげに揺れている。長い黒髪が風に揺れて妖艶な女の色気を倍増している。長くしなやかな脚は理想的なラインだ。まさに脂の乗りきった人妻の色気そのものだった。腰にはパレオを巻いているものの、その隙間からはむっちりとよく発達した太腿に食い込んだ上下お揃いの黒いハイレグのショーツが美母の秘部を覆っている。
ゴクッ、と唾を飲み込んで美母の姿態を視線で犯す。

「志郎さん…退屈そうね」

志郎の食入るような熱い視線を感じてか薄く恥じらいの色に頬を染めて、仰向けに水に浮んでいる少年に柔らかな微笑を投げかける。

「いやゼンゼン、そんなことないよ」
「水が気持ちいいし、それにこんな美人と一緒にいて楽しくないはずがないよ」

「ふふっ…ありがとう、志郎さん」

少年のお世辞にもまんざらでもなさそうに楽しそうな笑みを浮べている。他の人間のいない状況がそうさせるのか開放的な雰囲気に綾奈自身はしゃいでいるように見える。

「ここ、綺麗でしょう?」

起上がり波打際に仰向けに寝転んだ無防備な綾奈の脇に膝をついて美女の肢体を嘗め回すように鑑賞する。

「昔は母とよくきたんだけどね」
「お母様と…」

はっと何かに気付いて志郎の顔を凝視める視線は戸惑いに似た憂いを含んでいる。

「ごめん。こんなこと言うはずじゃなかったんだ」
「ね…志郎さんっわたし…」

クスッと笑うと志郎は綾奈に抱き付くようにその優美な肢体の脇に寄添って半ば上に跨るようにして覆い被さり、両脇に手をつくと憂いに満ちた美貌を見下ろした。そして綾奈が何か行動を起す前に抱しめていた。

「綾奈さんは僕の大事な母さんだよ」

黒髪に鼻面を埋めて牝の芳香もかぐわしい白い美女のうなじに囁きかける。綾奈は一瞬、躯を強ばらせたものの抱しめた少年の腕に逆らおうともせずに、やがておずおずと志郎の背中に細い指を這わせていた。

「志郎さん、ありがとう」

綾奈が呼吸するたびに胸板を押上げる膨らみの弾力がたまらない。柔らかい弾力を返す成熟しきった美女の肌は志郎には余りにも眩しすぎた。少年には獲物をあしらうゆとりはなかった。官能的な美女の芳香に理性は吹き飛んでいた。
離れがたかったが、無理矢理引き剥がすようにそっと綾奈から離れると母の手を取って引起こした。上気した綾奈の瞳はどこかうつろだった。もしかすればこのまま美女の躯を堪能できたかもしれなかった。

「ね、泳ごうよ」
「そうね」

無理に笑いかけると綾奈もそれに応えるように頷きかえして志郎とともに水に入った。澄切った水にたわむれ、じゃれあう。水に飛込んだ少年を追って綾奈も童心に返ったように振舞う。

「こら…もぉ、あぁん」

息継ぎをしたところをねらって志郎が水鉄砲を食らわせる。綾奈は水をすくって反撃しようとするものの少年はすぐに水に潜ってしまう。綾奈の悩ましい臍が目の前だ。志郎は義母の腰に抱き付くとそのまま、押倒す。美女の豊満な肢体がもんどりうって水の中に引込まれる。

「きゃ…あぁッ…ん」
「綾奈さん、ちょ、ちょっと…」

逞しい男の腕の中に包まれると、綾奈の背筋を電流が疾った。殆ど本能的に抱きつかれた少年の腕から逃れようともがいた。水の中でもつれ合ううち、偶然に志郎の手が美女の胸を隠す布地を掴み、綾奈に引離されるまま引き千切っていた。

「い、嫌ァッ」

無論、わざとではなかった。しかし、義母の水蜜桃のように揺れる二つの双球は水着の束縛から離れて志郎の目の前で淫らにプルン、と震えていた。
そして二人はもつれ合うまま、波打ち際で肌と肌を重ね合わせていた。志郎は綾奈の上から離れようとして美女の両脇に手をついて真上から義母の美貌を覗き見た。
綾奈は弾けた乳房を隠そうともせず、かといって少年の躯の下から逃げようともせず羞恥に頬を染めて顔を背けていた。

「あ・綾奈さん…僕…」

志郎はうろたえつつも美母の呼吸に合わせてぷるるん、ぷるるんと小刻みに揺れる膨らみから目を背けることが出来ない。心臓が早鐘のように激しく打ち、無意識のうちに右手を美女の悩ましい乳房に伸ばしていた。

「あ…あふっ!」

胸の膨らみを少年に掴みとられ、おもわず綾奈の唇から悩ましい吐息が洩れる。少年は綾奈が漏らした吐息に一瞬、乳房に食い込ませた指の動きを止めたものの、美母が抵抗もせず受け入れているのを見ると安心したのか、膨らみを根こそぎ揉みしだき始めた。
綾奈の脳髄を甘い疼きが疾った。少年の思わぬ力の強さに圧倒されるまま押し倒され、思いも掛けぬ男らしさに陶然となった。母である前に一人の女である自分を意識した途端、抵抗する気が失せていた。少年の熱い視線が裸の胸に注がれている瞬間さえ、羞恥よりも甘い期待に胸を焦がしていた。
志郎は今や両手で双球を揉みしだいていた。憧れの美母の柔肌の感触に我を忘れていた。組み敷かれたままの美女は自らの露わにされた胸の双球を少年に陵辱されるにまかせて、悩ましい吐息をついているばかりだ。
志郎はまだセックスの断片的な知識は持っていても具体的にどうすれば女を犯せるのか知らなかった。だが、無意識のうちに水着の中で膨れ上がった肉棒をもてあまし、美女の腰を覆うわずかな布地の中心へと突き上げていた。

「あっ…だ、ダメッ!!」

腰を打ちつけるような衝撃に綾奈は理性を取り戻した。組み敷かれた少年の躯の下からもがくように両腕に力を込めて義理の息子の胸を押し戻していた。が、その強い衝撃に腰を密着させていた志郎の肉棒に思いも掛けぬ快感を疾らせ、美母の双球を強く握り締め、水着の中で射精していた。
綾奈は両腕をついた少年の胸から熾りのような震えが伝わってくるのが分かった。そして志郎に掴まれた乳房に食い込む指の痛みとともに無意識に少年の怒張が女芯を荒々しく突き上げた所為で軽いオルガスムに陥っていた。

「あふっ…んんっ」

美母が思いも掛けず得た官能に熱い吐息を噛み殺していると志郎が射精で脱力したのか、荒い息を吐いて綾奈の躯の上に倒れ掛かってきた。美母は少年の躯をいたわるような優しさを込めて、倒れ掛かってきた少年を受け止めていた。

「…ごめん」

志郎がそう呟くのが聞こえる。うなじにかかる少年の熱い息に貪欲な牝の疼きを感じながら、綾奈は義理の息子の頭を両腕で包み込む。

「…何も言わなくていいのよ」

美母の優しい声音に顔を上げた少年は自分が組み敷いている柔らかな女の肉体の美しさに今更ながらに見惚れた。自らの熱い頬に細くしなやかな指を添えて微笑している綾奈の妖しい牝の色気に志郎の中の狼が再び頭をもたげて来るのを感じた。

「綾奈さん…、綾奈さんが欲しい…」

志郎は頬に添えられた美母のたおやかな手を掴むと再び女体を組み敷き、強引に行為におよぼうとした。

「ダメ…いけないわ…」

少年の腕に力が込められると、もう綾奈には逃げる術はなかった。身を捩り何とか志郎の手から逃れようとする。先ほどの軽いオルガスムによって綾奈の下半身には全くといってよいほど力が入らなかった。
志郎は美母の胸の双球を揉みしだきながら、乳房の谷間に舌を這わせた。そうするともがく綾奈の動きが一瞬止まり、その隙に乳房を掴んだまま下へ下へと舌先を進めていく。

「あ…んっ…ダメッ」

志郎の目的を悟り焦るものの、乳房を好い様に嬲られると官能の炎に身を焼かれてしまい、余計に力が入らなくなってしまうのだ。

「…あぁぁ…イヤっ…」

少年は強引に美母の下腹を覆う唯一の布に手を掛けると膝下まで剥き下ろした。
そして力の抜けきった綾奈の両膝を割るように躯を割り込ませる。

「綾奈さん…綾奈さんのオマンコだ…」
「見ないで…」

綾奈は志郎の視線から逃れでもするかのように美貌を背け、恥辱に震えている。
少年は初めて目の当たりにした女性器に興奮している。そしてそれを眼に焼き付けるがごとく、ギラギラと欲望に疾った視線でよく確かめようと、綾奈の媚肉の中心に指を添えると押し広げた。

「あうっ…いやっ…あぁぁ…んっ」

少年が指を動かすたびに綾奈は敏感に反応し、女芯を蕩かせていく。ひとしきり綾奈の秘唇を弄ぶのに満足したのか、志郎はすっかり蜜にまみれた指先を抜き取った。
綾奈は既に少年の指の動きがもたらす官能の疼きに牝の本能をかき乱され、快感の虜に堕ちていた。
志郎は綾奈の嬌声に一度放出した分の力を取り戻した剛直を、水着の外に開放する。
それは猛々しい勢いに蠢き、女を求めて震えている。
少年は美母の濡れた女芯に指を添えて広げると、怒張の切っ先を突きつける。綾奈はその瞬間を待ち望んでいたかのように腰を密着させて来る。
次の瞬間、一気に子宮まで貫いていた。

「はうっ…」
「あんっ…くぅぅ…」

志郎はぎごちなくストロークを繰り返す。窮屈な綾奈の膣が貪欲な動きで剛直を締め上げるせいで、気を緩めたらすぐに放出してしまいそうだったからだ。

「…ああ、たまらないよ…綾奈さんのなか…」
「いやっ…こんな…、あんっあぁんっ…いいっ」

少年の稚拙な動きはなまじセックスを知らなかっただけに直線的で、しかし勢いに満ちていた。互いの粘膜と粘膜をすり合わせるような強引な動きだけでも綾奈の女には充分すぎるほど快感を湧き出させていた。ましてプライベートビーチだとはいえ、誰が見ているかもしれない、波打ち際で犯される緊張に綾奈の官能はいやがうえにも高められていく。

「…綾奈さん…俺っ…もう…」
「あんっ、いいの…いいっ…来てっ」

志郎は綾奈の手に自らの手を重ね合わせると怒張を思い切り、美母の中へと打ち突けていく。綾奈も志郎の手を握り締めながら背筋をピーンと反り返らせながら、子宮に注がれる熱い精を感じて、エクスタシーへと登り詰めていった。

欲望をすっかり吐き出してしまうと志郎は綾奈の上から離れて、美母の表情を伺った。仮にも義母を強姦紛いに犯してしまった。その罪悪感が今更ながら、湧き上がってきた。

「どうしたの?そんな悲しそうな顔をして」

少年の顔を見上げる綾奈は志郎を許していた。志郎を責める気にはなれなかった。成り行きとはいえ、強引に犯されても、義母として暮らしていかなくてはならない。
今や鮎美を入れてもたった3人の家族なのだ。綾奈の孤独な夜を慰めてくれるべき夫はいない。まして一時の衝動からの行動であることは今、見上げている少年の表情からも読み取れる。

「綾奈さん…僕…」
「いいの。何も言わなくて」

綾奈はそっと少年の頭を抱きかかえた。志郎は力なく、綾奈の背中に腕を廻すと、美母との行為を確かめるかのように柔肌を撫で回す。
視線を感じて隣を振り返ると綾奈がじっと志郎の瞳を覗き込んでいた。
「私に出来ることがあれば何でも言ってね」
志郎はただ黙って聞いていた。そして頷く替りに綾奈との距離を狭めると悩ましくくびれた細腰に腕を廻すと美母の躯を引寄せ、腕の中に閉じ込めるように抱締めた。綾奈は抵抗もせず少年の為すがままにして、抱締められると熱い息を吐いて目を閉ざした。

「好きだ…綾…母さん」
「私も…貴方が好きよ」

綾奈は志郎の躯から離れると剥ぎ取られた水着を拾い上げた。志郎の視線が剥き出しの肌のそここに注がれているのを意識しつつも、ショーツに足を通し、ブラを着けた。水着をつけても美母の魅力は少しも衰ろえることはなかった。逆に今はその中身を知っているが為に隠された分だけ余計に色気がいや増していた。
志郎は散らかしたシートや、上着を拾うと綾奈の前に立った。そして美母の悩ましくくびれた細い腰に腕を廻した。綾奈は志郎の為すがまま、少年の腕の中に閉じ込められた。

「綾奈さん」
「んっ…むふっ…」

志郎は綾奈の意志を確かめるように美母の細いあごを指先で傾けると唇を奪った。美母は抵抗しなかった。それどころか、積極的に押し付けてくる。志郎の舌先が綾奈の歯の隙間を嬲るように蠢くと、美母は腕を志郎の首に廻して、それを受け入れ、自らも舌を突き出すようにする。二人は舌を絡ませ合い、少年の注ぎ込んでくる唾液を綾奈は嚥下してそれに応える。唇を離すと、荒い息を吐いてうっすらと染めた目元を潤ませている。

「あンっ、…もう、駄目よ…」

腕に力を込めて抱くと豊満な乳房が志郎の胸板でつぶれ、堪らない弾力を伝えて来る。柔肌からは媚薬のように脳髄を蕩かすような芳香が立ち昇り、志郎の怒張に再び新しい力を漲らせる。美女の背中を撫でまわす指をそのまま魅力的なヒップの膨らみへと伸ばしていく。

「いいの?僕…」
「…嫌だったら拒んでたわ」

少年の胸板に頭を委ねながら瞳を伏せていた。ヒップを撫でられるとびくっ、背筋を強ばらせる。腹には既に硬直した志郎の怒張がトランクス越しに突き当てられている。ショーツ越しにヒップの膨らみの谷間に沿って指を上下させると溜め息が美女の唇から漏れた。

「それじゃいいんだね、綾奈さんを抱いても」
「内緒よ…誰にも言わないで」

志郎から離れると美母は火照った頬を隠すように後ろを向いてしまう。それを追って背後から抱き締める。肩に美母の頭を乗せて抱き締めた腕に力を込めた。

「帰りましょう。お腹が空いたでしょう?」

しぶしぶ志郎は綾奈を解き放つと別荘へと足を向けた。すぐにまたこの美しい女を抱けるに違いない。綾奈は少年の内で蒼い性欲が渦巻いているのを知ってか志郎の腕にすすんで自分の腕を組んで寄り添った。腕に当たる胸の弾力が、牝の濃厚な体臭が、先ほどまでの交合の余韻を感じさせて志郎をたまらない気分にさせる。

綾奈は別荘に入ると真っ直ぐにバスルームに飛び込んだ。水着を脱ぎ捨てると勢いよく叩きつける湯の下に立つ。汗を流していると一瞬、何もかも忘れた。義理の息子に犯されて絶頂を迎えてしまったことも、あらためて抱かれることを約束してしまったことも。居間にいるはずの彼のことも。
流れ落ちる湯が深い谷間を作っている乳房の膨らみの間を滑り落ちていく。

「んくっ…」

胸を両腕で抱くと乳房に食い込んだ志郎の指の感触を思い出された。主人とはしばらく逢えない。その間はこの熟れた躯を少年に供ずることでしか牝の衝動を鎮めることは出来ない。綾奈はもう志郎の母親たる資格はないのかもしれないと思った。
そう思うと少年の肉棒に貫かれた時の官能が、まざまざと蘇り、叩きつける湯の下で悩ましくヒップを揺すりたてていた。

「あぁ…んっ」

太腿の間をわずかに開き、そっと火傷の跡を触るような繊細さで自らの秘肉の入り口に指を添える。そこは昼間の情交の余韻に火照ったような熱を秘めていた。震える指先で慎重に周りの肉襞を押さえると秘唇の中身がこんもりと盛り上がり、昼間、注ぎ込まれた精がトロリとこぼれ出てきた。

「熱いわ…」

精は一滴の流れとなって太腿の上を流れ落ちていった。綾奈はその滴を指先で救うとその手で片方の乳房を掴み、下から揉み上げた。片手は秘所にあてがい、指を媚肉の狭間に沈めていく。

「い…いやっ…あ・あん」

流れ落ちる湯の音の激しさが一人きり泣き声をあげる美女の嬌声を掻き消していく。
それは逆にバスルームの曇りガラスの前に立つ少年の存在をもかき消すことを意味していた。
志郎はいつまでたっても風呂場から出てこない美母を心配して脱衣所に入ったものの、曇りガラスの向こう側に躍る裸身を目の当たりにすると、綾奈を気遣うよりも脱衣籠に放り込まれた水着に目を奪われ、知らず手を伸ばしていた。そしてそれを顔に近づけていた。

「!!」

パンティの媚肉を覆うわずかな面積しかない布地からは自分自身がつけた精液と美女の愛蜜が混ざり合った濃厚な性臭が漂う。その生々しい匂いを嗅ぐと怒張は、ビンビンと勢いよく膨れ上がり、頭の奥が性の衝動に熱く煮え滾り始めていた。その刹那、扉の向こうで激しく打ちつける湯水の音に紛れて微かに女の喘ぎ声を耳にした。
志郎は着衣を脱ぎ捨て、ひとしきり揺れる怒張を握ると、曇りガラスの扉をゆっくりと開け放った。扉は音を少しもたてなかった。湯気がこんもりと脱衣所を満たしていく。その向こうでバスタブに手を掛けて少年に背を向けた美母が官能にヒップをくねらせながら自らの指で媚肉をえぐっているのが目に入った。

「あっあん、ああんっ…いっ…いいっ」

志郎はあられもなく喘いでいる綾奈の姿に見惚れていたが、すぐに怒張の勢いに美母の中に精を注ぎ込む欲求を抑え切れなくなる。そして目の前で妖しくうねるヒップを掴むとそれを持ち上げた。

「あ?ああっ…いやーッ」

自慰の途中で不意に他人の指がヒップにを食い込み、そのまま尻を高く持ち上げられたのだ。綾奈は志郎の存在に気付く間もなく、倒れそうになるのを堪えようとバスタブにしがみつき、腰を弓なりに反らせ不安定な格好を強いられた。

「はっあぁっ…いやっいやーっ」

どうにか爪先で立てるものの高く持ち上げられた尻肉の狭間でとろとろに溢れた蜜液が太腿の上を流れていく。それが志郎の目の前に晒されていた。

「はしたないな…母さん」
「いや…いやよっ、見ちゃダメぇ…」

綾奈の媚肉はすっかりその中身を溢れ出させて男を迎え入れる準備は出来上がっていた。志郎は怒張の切っ先をその中心に沿えるとゆっくりと、沈めていく。

「…あぁっ…いいっ…いいの…」

綾奈は与えられる官能に牝の本能を抑えられなかった。指だけでは絶対に与えられることのない官能に身を委ねていた。剛直が蜜壷に完全に収まると、志郎は一旦動きを止めた。

「あくっ…はんっ…い・いいわ…」

綾奈は義母としての慎みも忘れ一匹の牝犬に堕ちていた。義理の息子の肉棒を自らの躯の中心に収めるとそれが与える圧迫感と熱さに酔い痴れた。そして自ら、牝の本能に従い、腰を前後に動かし始めた。

「おっうぅ…いいよっ母さん…」

志郎も綾奈の媚肉が怒張を締め上げる動きに思わず果てそうになるのを脚を踏ん張って堪える。

「いいっ…志郎さんっ…いいの」

背中に腕を廻して来る少年の腕を取ると自らの乳房に導き、不自然な格好で義理の息子を振り仰ぐと唇を求めてきた。志郎は掌の中で弾み弾力を返して来る肉球に強い力を込めて指を食い込ませながら美母の唇を吸った。互いの唇が触れるとすぐに舌を絡ませて来る。

「あふっ…あふんっ、む…」

鼻から悩ましい息を吐きながら貪欲に腰を揺すり官能を噛み締めている。志郎は美母の内で気を緩めるとすぐに果てそうになるのを堪えていたが、綾奈の貪欲な腰の動きにすぐに官能を追い込まれた。

「ああっ…綾奈ぁッ、いくよ」
「私も、いいの…イクぅ…いっちゃうぅ」

呼び捨てにされそれでも激烈に腰を揺すりたてられ綾奈は喉を絞り上げるような絶叫を漏らしながら、義理の息子の怒張から子宮に叩き付けられる精の迸りを感じながら絶頂を一緒に登りつめていく。
志郎は美女の乳房を引き千切らばかりに力を込めて握り締め腰を女の尻に打ち据える。ドクッドクッとおびただしい量の白濁が美母の体内に注ぎ込まれていった。
綾奈は官能ににしばし身を焼くと躯の力を抜いて志郎の足元に崩れ落ちる。尻肉の狭間から義理の息子の怒張が抜けていく時も精を放出したばかりにも関わらず勢いを失わない剛直が擦る肉襞の感触に肉体は官能の残り火を燃やし続けていた。
朦朧とした意識の中で目の前に突き出された怒張を見ていた。たった今まで自分を翻弄し弄んだ凶器が勢いも失わずに美貌に突きつけられている。

「綺麗にしてよ」

綾奈は上目遣いに少年を仰ぎ見た。少年は傲慢そうな、だがどこか期待を込めた視線で見下ろしている。志郎は手に入れたオモチャを慈しむような気分で自分の足元にうずくまっている全裸の美女を眺めていた。

「咥えてよ…綾奈さん」

志郎の意思は明確だった。美母をとことんしゃぶり尽くすつもりだった。内緒の契約を結んだ時点でその躯を自由にする権利を得たのだ。そして自慰の途中を犯し、美母自らの求めに応じて官能を与え、今、美女の愛蜜と自分の精にまみれた肉棒を咥えさせれば二人の関係は確かな物になると思った。

「いけないわ…」

綾奈は眩しい物でも見るかのように目を細めて志郎の顔から怒張へと視線を移した。
目の前でいきり立つ怒張を咥えたい。そしてその熱い滴を呑み干したい。息子との関係においては自分が主導権を取っていたかった。だが、昼間、犯された余韻で志郎を求めてしまった今では、躯の疼きを抑えることは出来なかった。
目の前に突きつけられた怒張に指を添えるとその鈴口に唇を近づけていく。

「ああ…いけない、こんなこと」

綾奈は身を妬く焦燥を官能で覆い隠し、欲望に忠実になっていた。
少年の怒張をついに呑み込み、舌を絡ませていく。

「あん、おいしいわ、太くて…逞しいの」

自らの立場も忘れ熱心に息子に奉仕する綾奈。志郎は美母が一瞬、逡巡し、だが怒張を咥えていくのを満足げにずっと凝視めていた。

「綾奈はもう俺の女だよね…そうだろ?」

綾奈は少年の怒張に懸命に奉仕しながら上目遣いに見上げたものの、承諾の印とばかりに雁首に舌を添えてしごいていた。

「ううっ…いいよ、綾奈」

少年の放出が近いことを知ると美母は怒張を唇から離そうとした。だが、志郎はそれを許さなかった。綾奈の後頭部を掴むと自ら美母の口腔を蜜壷に見立てて強引に突き入れる。

「ん…むん…」

綾奈は喉奥まで剛直を突き立てられる苦しみに喘いだ。呼吸を邪魔され咽せかえる。それでも少年は残酷にも自らの欲望に忠実に怒張を激しく突き立てる。

「いくよっ…」

志郎は一際強く美母の後頭部を掴む指に力を込めると剛直を喉の一番奥まで突き立てていく。そしてそのまま精を迸らせる。綾奈は喉奥を直撃する精液を嚥下することだけで精一杯だった。

「けふっ、うっうう…」

志郎は精を放出する途中で美母の唇から怒張を引き抜くと、息も絶え絶えに喘いでいる綾奈の美貌に怒張の矛先を向けた。白濁液が勢いよく美女の顔を汚していく。綾奈は髪も頬も形の良い鼻も新しい主人の精でベトベトに塗れながらも、虐げられた裸身が官能に震えているのを感じていた。

小説(転載) 「マリ」 2/2

官能小説
05 /18 2015
  「マリ」(その2)

 打ち合わせを終え、帰りついたとき、町はすっかり眠りに陥っていた。終列車から吐き出される人の流れが途絶えると、後はノラネコの姿も見えない。
 僕は街灯の灯りだけが冷たい表通りを抜け、兄貴の店の前に立った。
「いったい、俺は何をしようと…」
 打ち合わせをしているときもマリの言葉が頭から離れなかった。
「パパね、ママがいないでしょ。だからね、マリにね、お願いって」
 兄貴はマリに何をさせているというのか。疑問が頭の中をグルグル回る。
 ゴムまりのように弾む娘の肉体を兄貴は弄んでいるというのか?自らの娘に対する愛情が、歪んだ形で表現されているというのか?
 そして僕は、どうしてそんなことばかり考えてしまうのだろう。
 羨望、嫉妬…。
「そして、俺は、いったい何を確かめたいんだろう。確かめて、何をしたいんだろう」
 答えを見出すことができないまま、僕はそのまま裏の勝手口に回った。
「あれ?」
 窓から明かりが漏れている。兄貴は起きているのだろう。けれど、窓ガラスに映る人影は一つじゃない。
「だからね、マリに、お願いって」
 マリの言葉がもう1度頭に響く。
 僕はドアの取っ手に手をかけた。カギはかかっていない。足音を忍ばせ中に入っていく。
「ああ、マリ、そうだ、上手だ」
 僕は耳に入る兄貴の言葉と、目に飛び込む情景に筋肉を硬直させてしまうのだった。

「マリ、マリ…」
「パパ、こうなの?これでいいの?」
「そうだ、マリ、そこをもう少し強く」
「こうなの?こう…」
 仰向けに寝転がった兄貴の上にマリが覆い被さっている。二人は裸だ。兄貴の引き締まった筋肉の上に、マリのふくよかな裸体が重なり合っている。マリは兄貴の胸板に顔を押しつけ、干しブドウのような乳首を噛んでいる。
「ああ、いいぞ、マリ…」
 だらしなく喘ぐ兄貴。
  夏の日差しに焼けた肌。スクール水着の後が白く輝いている。水蜜桃のようなヒップ。そして張り詰めた太腿。幼い腰にクビレはない。マリの下腹部は言葉通り 贅沢な肉で覆われている。弛みや皺は存在しない。乳房は豊満に盛りあがっているものの、肉の塊といった印象はない。胸板が自然に膨らんで、サクランボのよ うに小さな乳首が恥じらいを含んで存在している。マリの全部は抱きしめたい衝動にかられる可憐さを充満させている。僕に兄貴を非難する資格はない。
「マリ、そこはいい、そこはもういいから」
「いつものように?いつものところ?」
 マリは微笑む。笑顔は少女そのままの表情だ。健全な色気? そんな言葉がまやかしであることをマリは示す。淫靡な天使は、たとえその小さな唇で男根を咥え込もうと、表情を卑猥に歪める事はない。ザーメンを飲み込もうが、何人もの男に嬲られようが、微笑みは幼く溌剌としている。
 マリは徐々に身体をずらし、自分の父親のペニスを舐り始めた。
「ああ、いいぞ、マリ」
 マリは甘えた子犬のように吐息を漏らす。生まれて間もない子猫のように、父親の肉柱\にじゃれ付いていく。
「ああ、もう、我慢できない」
 兄貴は身を起こし、マリを仰向けに倒した。
「やん…」
 マリは突発的な父親の行動に微かな悲鳴を上げる。しかし、声色に拒絶の趣はない。
「マリ、マリ…」
 兄貴はマリの股間に顔を埋める。
 初潮は終わっているのだろうか。陰毛は…。
 マリは少女だ。そして、兄貴の愛娘だ。鬼畜にも劣る好意なのかもしれない。けれど、傍観している僕は、そんな忌まわしさに興奮を禁じえない。
「ああん、パパ、あん…」
「マリ、美味しいぞ、マリ…」
「パパぁ、パパぁ…」
「いいのか、マリ、気持ちいいのか」
「うん、マリ、気持ちいい。マリ、マリ…」
 マリは大きく首を横に振り、快感を甘受している。興奮に身悶えし、風船のようにマリの肢体がバウンドする。
「いいか、入れるぞ、マリ」
「うん、パパ、マリをもっと気持ちよくして」
(入れるのか)
 僕は小声で呟いてしまう。
「いくぞ、マリ」
 兄貴はマリの両脚を広げ、己が肉棒を挿入する。
「アン!」
 甲高いマリの声。
「ん…」
 くぐもった兄貴の声。
 マリは今、父親を迎え入れている。父親の汚れた欲情を、その幼い身体で受けとめている。
「いいぞ、うん、狭い…」
「パパ、パパ、マリのこと好き?好き?」
「ああ、大好きだ」
「ママより、好き?」
「当たり前だ。パパはマリが誰よりも好きだ。誰にも渡さない。マリはパパだけのものだ」
「うれしい!」
 マリは起きあがって父親と唇を重ねた。兄貴はマリを膝の上に置き、下から強引に突き上げる。
「アアアアア、いやん、痛い…」
「ああ、マリ、マリ、大好きだ、マリ…」
  両の乳房が揺れる。柔らかさがまだ足りないのか、個々に形を変えず、胸板と同じ方向に上下する。身体全体が一つになって連動している。それを、兄貴がほぐ すように撫ぜまわし、舐める。腰の辺りだけが、うねうねと蠢く。マリの白い臀部に兄貴のくすんだ肉棒が突き刺さっていく。抽送を繰り返すたびにぬらりとし た光沢が見え隠れする。マリは確実に父親に凌辱されている。僕はやはり引き止めるべきなのだろうか。
「ああ、マリ、マリ!」
「パパ、パパぁあん、マリ、マリ…」
「ああ、マリ、イクぞ、イク」
「パパ、ちょうだい、パパの…!」
 強烈な律動の末、兄貴は果てた。マリは内部に父親の精液を受けとめる。
 マリは刹那、身を仰け反らせた。内部に注がれる汁液を感じ取っているのであろうか。褐色と純白に煌く、キメ細やかな肌が汗にしっとり濡れている。形を崩すことのなかった胸が、大きく前にせり出している。
 それは神々しいほど高貴な姿だった。マリは神に近い存在になっている。あの、屈託のない溌剌とした少女は父親の欲汁を受け入れることで、神に最も近い存在へと変化を遂げているのであった。

 その後、町を離れ、僕は上京した。慣れない営業を繰り返し、何とか食べていける以上の収入を確保しながら生きている。
 5年後。
 身内の悔やみごとが会って、僕は町に戻った。慣れない喪服に身を包み、夏の式場に佇んでいる。
「よお、久しぶり」
「兄貴…」
「突然いなくなるなんて、薄情な奴だ。どうだ、最近」
「うん、まあまあかな」
  兄貴とマリの行為を覗き見してしてしまった後、僕は逃げるように町を去った。時間が経つと、あの忌まわしい情景は、夢幻ではなかったのかと思うこともあ る。それほど、二人の行為は常軌を逸している。信じられないという思いが、無理に自分の精神へ対する異常だと認識させようとしているのかもしれない。
「パパ、ママは?」
 そのとき、突然一人の少女が兄貴に声をかけてきた。
「ああ、おばあちゃんとこじゃないかな」
 少女は不審な顔で僕に会釈し、そのまま立ち去る。
「今のは?」
「なに言ってんだ、マリだよ」
 マリは17歳になっていた。夏の制服に身を包んだそのスタイルは、スレンダーで、もう大人といっておかしくない。
「きれいになっただろう」
「うん」
「なかなか頭が良くてな、今、M女子高に通ってる」
 僕はマリの後姿を見た。チェックのスカートをふわりと揺らし、黒い集団の中に消えていく。爽快な一陣の風のようなその姿を、僕はいつまでも見つめ続けるのだった。

小説(転載) 「マリ」 1/2

官能小説
05 /18 2015
想像の世界だけにしてしてほしい。


 「マリ」(その1)

「しまった、月曜日か」
 僕は閉ざされた兄の店の前に立ち、思わず口にする。
「まいったなぁ、自分で剃るのもなぁ」
 大学を出て7年間編プロに勤めた後、フリーのライターになって一年が過ぎた。独身だからどうにか生きているが、仕事がなくて苦労してる。
 そんな僕に、知り合いの編集者が仕事を回してくれた。明日はその打ち合わせがある。
「どうしよう、兄貴、いないのかなぁ」
  元来肌の弱い僕は髭を剃るのが苦手だ。電動シェーバーでもカミソリ負けになる。だから、普段は不精髭を伸ばしているけれど、明日会う編集者はフリーだから といって仕事の場にだらしない格好やノーネクタイで来るのをいやがる。僕にとっては久しぶりにありついた、しかも好条件の依頼だ。どうしても逃したくな い。
「兄貴、兄貴!」
 僕は勝手口に回り声をかける。
「義姉さんととこかな」
 二つ上の兄は3年前、念願の理髪店を開いた。しかし、開店当初の多忙が災いしてか兄の奥さん、つまり、僕の義理の姉さんは入院してしまった。
「困ったなぁ」
 僕は諦めきれずにインターホンを押し、ドアを叩く。季節は夏。焦りと照りつける太陽で汗が噴き出してくる。
「はーい」
 その時、愛らしい声がして、カギが外された。
「あ、おじさん」
 顔を見せたのは姪のマリだった。
「マリちゃん、パパは?」
「パパ、ママんとこ」
 マリは今年12歳。小学校の6年生だ。クリクリとした大きな瞳と小柄でぽっちゃりとした体型が印象的な女の子で、ぬいぐるみのように愛らしい。
「遅くなりそう?」
「さあ、わかんない」
 薄紫のキャミソールに赤いショートパンツ。肩より少し短い目に切りそろえられた髪は理髪店の娘らしく、黒く艶やかな光沢を放っている。
「仕方ないなぁ、他の店を探すか。でも、月曜日だしなぁ」
 僕は困惑した表情でマリを見た。小首を傾げて見上げる仕草は子猫のようだ。そして、早くも大きく実り、胸元を大きく盛り上げる乳房の膨らみ。
「お、おいおい」
 マリはその下になにも付けていない。乳首の形がはっきり浮かんでいる。
「どうしたの?髪の毛切るの?」
 マリは僕の動揺に気付かず、言う。
「いや、髭を剃るだけでいいんだけど」
「じゃあ、マリがやったげる」
「え?」
「マリ、できるんだよ。パパのお髭、いつも剃ってるもん」
 マリは弾んだ声で言った。
「でもな…」
「いいから、さあ」
 マリは僕の手を引き、招き入れる。僕は俯いた胸元から見える深い谷間と、剥き出しになった太腿に狼狽を覚えながら兄貴の家に上がり込むのだった。

「さてと、まずは」
 店の中に僕を連れ込んだマリは、手際良くシェービングソープを泡立て始める。僕はイスの上で仰向けになっている。
「ほ、本当に大丈夫?」
「平気平気、任せといて」
 マリは可憐な笑顔で言う。僕は白いシーツを掛けられたまま不安を隠しきることができない。
「さてと、これくらいかな」
 刷毛を置き、マリは剃刀を取り出す。
「へへへ、切れるよ」
 刃物を手にした少女の無気味な笑いに、僕は微かな戦慄を覚える。
「さて…」
「ま、待って!」
 僕は声をかける。
「まず、タオルで蒸さなきゃ」
「あ、そうだ」
 マリは舌を出して剃刀を置いた。
「タオル、タオルと…、あ…」
「どうしたの?」
「スチーマー、切れてる」
「そりゃそうだろ、休みなんだから」
「なしでいい?」
「大丈夫?」
「平気よ 、多分…」
 マリは再び剃刀を持つ。
「へへへ、切れるよ」
 エアコンの音が低く唸っている。BGMもない薄暗い店内。シャッターは下ろされたまま。外からは誰も中を見ることができない。このまま誤って喉をかき切られれば。
「いっきまぁーす」
 イスを一番下まで下ろし、マリは顔を近づけていた。
「待った!」
「もう、何よぉ」
 突然のストップにマリは膨れっ面になる。
「石鹸、石鹸、泡泡」
「あ、ゴメーン」
 マリはもう一度舌を出した。
「忘れてましたヨ~♪」 
 鼻歌を歌いながら刷毛でまんべんなくソープを塗りつける。暖かでふわふわした感触がくすぐったくて気持ちいい。
「じゃあ、今度こそ」
 マリは剃刀を構えた。
「いきまーす」
 口では平静を装っていても、やはり緊張しているのだろう、近づく顔から吹きつけられる鼻息は荒く、押しつけられる胸の鼓動は早い。
-ゾリ…。
 剃刀が僕の頬を撫ぜる。痛みはない。
「へへへ…」
 マリは体を起こし、笑みを浮かべる。
「ね、大丈夫でしょ」
「あ、ああ…」
-ゾリ、ゾリ…。
 マリは、あと少しで僕と触れ合ってしまうほど顔を近づける。漏れる鼻息、時折降り掛かる安堵の溜息。冷房されていても汗が滲み出しているのだろう、少女特有の甘い香りが立ち上っている。覆い被さるように密着させてくる体躯。その柔らかな感触に、僕は違った緊張を感じる。
「ふう…」
 ある程度剃り終わったころ、マリは大きく息を吐いた。
「あともうちょっと。でも…」
「でも?」
「イス、これ以上低くならないのかな」
 マリは背伸びしてやっと僕の顔に届いているようだ。これ以上作業を続けるのは困難になっているらしい。
「そうだ」
「なに?」
「上に乗っちゃえばいいんだよね」
「え?」
「ごめんね、でも、マリ、重くないから」
 マリはそういってイスによじ登り、僕の身体にまたがる。
「おいおい…」
「大丈夫、それとも重い?」
「いや、そんなことないけど」
 マリは嬉しそうに微笑んで、もう一度僕に顔を近づけた。
 体重がリアルに伝わる。横腹を挟む腿の感触が厚ぼったい。マリはそのまま上半身を倒す。
「……」
 乳房の感触が、より、はっきりと伸し掛かってくる。少しだけ顔を上げれば、マリの唇はすぐそこだ。薄目を開ければ眼前に大きくマリの顔が迫っている。吐息が舐めるように顔面を撫ぜる。
-ゾリ、ゾリ、ゾリ。
 静かに剃刀は滑る。顔を押さえる指の感触が冷たく優しい。
「さあ、おしまい」
 マリはそういって上半身を起こした。
「どう?完璧」
 すっきりとした爽快感。しかし、僕は身動きできなかった。
「あれ?」
 動けないのにはわけがある。ひとつはマリが乗っかっていること。そして、もうひとつは…。
「おじさん、ココ」
 マリは自分のヒップに触れる異様な感触に目を丸くしている。
「いやあ…、はは…」
 僕は勃起していた。不覚にも、マリの肉体の感触で興奮を覚えてしまった。
 小学生といえども、マリは女だ。柔らかな肉感は十分過ぎるほど扇情的だ。それに、マリは大人にも引けを取らないほどの乳房を持っている。熟れ始めた果実の感触とでもいうのであろうか、張り詰めた肉塊は僕を強烈にに刺激する。
「こんなになっちゃうんだ、すごい」
 マリは僕に驚きの声を上げる。
「パパより大きい」
「え?」
「パパと同じなの?おじさんも」
 僕は言葉の意味が理解できない。
「じゃあ、お口ですると気持ちいいんだ」
 マリは今までと違う妖艶な笑みを浮かべる。
「なんだって、兄貴」
「パパね、ママがいないでしょ、だからね、マリにね、お願いって」
「あいつ…」
「おじさんもして欲しい?してあげるね」
 カバーが捲り上げられる。マリアは身体を入れ替え、僕に小さなヒップを向ける。
「どんなのかなぁ」
 おもちゃ箱を開けるかのようにファスナーを下ろすマリ。
「わぁ…」
 屹立したペニスを見て感嘆の声を上げる。
「大きい…」
 僕は何もかもが理解できなった。
 マリは兄貴とこんなことをしているのか。兄貴は義姉さんが入院していることを理由に、こんな淫猥な行為をマリにさせているのか。
  確かにマリは欲情をかりたてる肢体を持っている。腰の辺りに未だ幼さを湛えていると言うものの、胸の膨らみといい下半身の肉付きといい、針で突き刺せば破 裂してしまいそうなほど張り詰めている。そんな肉体に愛らしい表情。美少女という規格が存在するのならば、マリは十分にその条件を満たしている。
 とはいえ、まだ12歳。しかも兄貴にとっては実の娘だ、許されることではない。
「こうすると気持ちいいのね、こうやって」
 困惑する思考を裏切って、肉体は素直な反応を示す。マリはそそり立つ僕のペニスに舌を這わせていく。
「ん…」
 刹那、僕の理性は飛翔した。まるでブレーカーが落ちてしまったように思考がストップする。
「ふふふ、パパと同じ味がする」
 クビレを丹念に舐め尽くし、マリは茎に舌を絡める。丁寧になぞり、唾液を染み込ませていく。
「すごく大きい、すごぉい、マリのお口に入るかなぁ」
 やがてマリは僕を呑みこんでいく。
「うんんん…」
 甘えた嗚咽が上がる。僕は全身に電流の走るのを知る。
「ん、ああん、お口いっぱい…」
 湿った音が響き、マリは大きく、それこそ身体全体を使って頭を上下させる。マリの可憐な唇に僕の肉棒が埋没していく。
-くちゅ、くちゅ、ちゅくちゅっく、くちゅぅ…。
 少女の口内は暖かで滑らかで、そして罪の意識が異様に僕を興奮させる。
「ふぅん、あん、ねぇ、気持ちいい?」
 僕は答えることができない。答えれば僕は認めてしまうことになる。行為は偶発的で誘惑から発生したものだ。僕に罪はない。
「詭弁だ…、逃げ口上」
「え?なに」
 マリは顔を向ける。唇がぬらりと光る。僕は目を閉じ、快感だけに身を任せようとした。
「もっとゆっくり…、それともこうかな…?」
 マリは動きを早めた。淫猥な音が僕の脳みそを刺激する。全神経が弛緩を始め、僕はゼリーのプールに落ちていく。
「んん、ふぅん、うんうん、あぅん…」
 小さな鼻から漏れる吐息。マリの体温は微かな上昇を始めている。
「んー、あ、ふう、もう少しかな」
 髪を掻き上げ、奥まで僕を呑みこむマリ。
「ああ、マリ…」
「出るの?出ちゃうの?」
「出る…」
「いいよ、出していいよ」
「でも」
「お口に出すんでしょ?パパはいつもそうしてる」
「でも…」
「いいの、マリ、その方が気持ちいいから」
 僕は我慢の限界を知り、そのまま迸りを放つ。マリは少しだけ眉根に皺を寄せ吐き出される全てを受け止める。受け止めコクリと飲み込むマリ。
 少女の身体の中に僕のスペルマが注ぎ込まれていった。

-つづく-

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。