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小説(転載) 娘たちとのラブライフ2/2

近親相姦小説
07 /08 2018
掲載サイトは消滅。
娘たちとのラブライフ
第二章「私と典子の娘交換体験」

(1)

明日香への性教育が一段落ついた頃、近所に住む次兄から娘交換をしないかと持ちか
けられました。
互いの娘をとりかえて一つのベッドで楽しまないか、という誘いです。

次兄はこの地方では歴史のある高見沢家の養子に入っており不動産業を営んでいま
す。
高見沢家は江戸時代から続くこの近辺一帯の大地主だった家柄です。
地元では一応名士で年齢は五二歳。私より十四も年上ですが、夫人は朱美と同じ歳く
らいの美人です。

私たち夫婦と兄夫妻は十年ほど前から夫婦交換をして楽しむ仲でした。
ここ最近はご無沙汰でしたが先日酒席に招かれたとき、この提案をされたというわけ
です。

妻の朱美が寝物語に私と娘たちの関係を漏らしていたようで、我が家の事情は全て
知っていました。
そして兄も一年ほど前から一人娘の安奈ちゃんとセックスを楽しんでいるそうなので
す。
安奈ちゃんは私の姪にあたる娘で、たしか先月16歳になったばかり。
兄が高見沢家に入ってすぐに迎えた現夫人が産んだ娘で、お嬢さま然とした近所でも
評判の美少女です。

この地方では有名なお嬢様学校に今年の春入学したての高校一年生で、品のあるおと
なしい娘です。
細身のスレンダー美人で、見た目はうちの理恵にタイプが似てますが、
乳房の膨らみはペッタンコの理恵よりはやや大きめで安奈ちゃんのほうが肉付きはよ
さそうです。
性質もプライドが高い理恵とは違い、穏やかで素直で優しいと親戚中の評判です。

安奈ちゃんは承知しているのかと尋ねると、もちろん承諾はとってある、
実はうちの娘はかなり以前からお前のことを慕っていたようだと言われました。

「我々青山一族は代々近親相姦が絶えない家系だ。私たちの両親や祖父にもそんな噂
が昔あった。
私やお前や娘たちがこういう関係を望むのは血がそうさせているんだ。
ならばいっそ、もっと複雑に交わって一族の結びつきをさらに強くしようではない
か。
お前と朱美さんの娘ならセックスの具合もきっとよかろう。ぜひお前の家の娘を試し
てみたい」
とさらに熱心にくどかれました。

私は「安奈ちゃんに慕われている」と聞かされてなるほど、と思いました。
たまに道ですれ違うと立ち止まって学生鞄を前に揃えて持ち、頬を染めながらペコン
と挨拶されるのです。
そしてはにかみながらロングヘアをなびかせて、足早にサッサと行ってしまいます。

一緒に歩いていた理恵に「あんな丁寧にご挨拶して、恥ずかしがって赤くなるなんて
ヘンなコ。
もしかしたらお父さんのこと好きなんじゃないかな」
などと言われたことがあります。彼女の女の勘は当たっていたのです。

安奈ちゃんにさえ異存がなければ私に断る理由はないですと答えると、兄はことのほ
か大喜びです。
それでうちの娘は誰を出せばいいのかと好みを聞くと、それはこちらで選んでもらっ
て構わない、との返事です。

明日香にはまだこんなお遊びは早すぎます。初潮から一ヶ月も経ってないのに娘交換
などに出すのは可哀想です。
理恵は安奈ちゃんと身体つきが似ていますから兄も不満でしょう。
そこで私は一番のお気に入りの典子を推しました。
安奈ちゃんとは学年が二つも年増の理恵に比べ、典子なら安奈ちゃんとは対照的な性
格と体型をしてますし、
まだ15歳ですから16歳の安奈ちゃんとのバランスもいいでしょう。

典子と聞いて兄も「控えめな性格の安奈とは違う、お転婆タイプの娘を抱けるのは喜
しい」とご満悦です。
そういえばしばらく前に、大人しすぎる安奈ちゃんと比べて典子の元気の良さを羨ま
しがっていたことがありました。
おそらく兄も内心では典子を希望していたのではないでしょうか。

家に戻り家族に報告すると、まず朱美が反対しました。
しかし兄からの「近々また夫婦交換で可愛がるから」との伝言を伝えると、
兄とのセックスが満更ではない彼女は何も言わなくなりました。
兄は五十を過ぎてから急に老け、ハゲの肥満体型で外見はまったく冴えませんが、
我が家の家系なのか女の扱い方だけは上手くセックスも強いようで、
私とはまた違った良さがあるようなのです。

当事者の典子は最初あまり乗り気ではありませんでした。しかしそこはやはり思春期
の女の子です。
性に対する好奇心は抑えることができないようで、
約束の日がやってくると着けていく下着を姉や妹と大騒ぎして選び、
結局、はしゃぎながら嬉しそうにしてついてきたのです。

(2)

娘交換の当日、夜になるのを待って高見沢家に典子と二人で出かけました。
お屋敷という程ではありませんがこの近辺では一番大きな家で、車が二台も止められ
る広い庭もあります。
私たちはさっそく大きなキングサイズのベッドが置いてある寝室に招かれました。
カップルが三組は悠々と励めそうな大きなベッドです。夫人は外出中とのことでし
た。

兄は安奈ちゃんと二人でベッドに腰掛けました。私は典子と並んで傍らのソファに腰
掛けます。
さっそく照れ交じりに「今日はよろしく」「楽しみましょう」と挨拶をかわし、しば
らく世間話をしました。

今日の典子は兄からの注文で、いつも近所を出歩くときに着ている普段着を洒落っ気
なく着込んでいます。
いつも学校の制服から着替えてる白のブラウスの上に、可愛いらしいパステルピンク
のスウェットパーカー、
その下には濃紺のジーパンとアヒルさんのイラストがプリントされたカラフルなソッ
クスをはいています。
腕にはアニメキャラクターの腕時計を巻いて、ミディアムショートの前髪には時計と
同じキャラの入った
ヘアピースを付けているのが元気な典子に似合ってます。

もちろんお顔はノーメイク。色気もなにもありませんが、
「たまに道で見かけたり、親戚の集まりなどで目にする「お馴染みの格好」をしてる
姪っ子を可愛がってやりたい」
という兄の意図はわからなくはありません。
それにまだ中学生なのですから下手におしゃれを意識して、慣れない大人の格好をす
ると興ざめしかねません。
どこにでもいる普通の中学生スタイルが典子には一番お似合いです

対照的に安奈ちゃんはよそ行きの清楚な白いフリル付きワンピースに落ち着いた色合
いのハイソックス。
ここからだとよくわかりませんが薄くメイクもしているようです。
胸まで届くロングヘアにマッチした典型的なお嬢さまスタイルで、清潔感あふれるお
色気がたまりません。
典子と一つしか歳は違わないのに中学生と高校生ではこうも違うものでしょうか。

安奈ちゃんは典子と同じ小学校と中学校に通っていた先輩です。
優しく穏やかで誰からも好かれる性格で人望を集め、中学校では生徒副会長でした。

今の高校ではクラス委員長を務めているというので、
「安奈ちゃんは皆の人気者なんだね」と私が褒めると、恥ずかしそうにうつむきまし
た。

小さい頃は近所に住む従姉妹同士ということもあって、安奈ちゃんは典子や理恵とよ
く一緒に遊んでいました。
二人は懐かしそうに子供の頃の思い出話をしています。
まさかお年頃になってから娘交換をされる仲になるなんて、その頃の二人は思いもし
なかったことでしょう。

私は安奈ちゃんのことは実はあまりよく知りません。たまに法事などで短く口をきく
くらいです。
近所で評判の美少女ですから印象には強く残っていましたが、
「きれいなお顔をした可愛い姪っ子」という以上の感情を持ったことはありませんで
した。
兄によると、旧家の高見沢家にふさわしいお行儀だけは厳しく安奈ちゃんにしつけて
あるとのことです。
その点だけはきっと気にいってもらえるだろうと娘自慢をされました。

従姉妹同士が旧交を温めあって互いに打ち解けると、兄が「ではそろそろ」と声をか
けました。
いよいよ娘交換の始まりです。

「それじゃ娘を預けるから、至らないところがあったら遠慮なく厳しく叱ってやって
おくれ。
さ、安奈。これからお前を愛してくださる叔父さんの所へお行き」

「典子もあちらへ行きなさい。安奈ちゃんのパパにうんと甘えて可愛がってもらうん
だよ」
二人は互いの実父の元をはなれ、照れ笑いを交わしながら入れ替わってそれぞれの
パートナーに寄り添いました。

取引先から一夜妻の接待などは受けたことがありますが、一夜娘というのはまた違っ
た風情があります。
夫婦交換ともまた違うこの淫靡な雰囲気は初めて味わう気分です。

安奈ちゃんに「叔父さま、今日はよろしくおねがいします」と、丁寧なご挨拶をされ
ました。
背筋を伸ばし、揃えた膝の上に両手を品よくのせて上半身を軽くお辞儀させる、
よくしつけられたお嬢さまらしいキチンとしたご挨拶です。
若干うつむき加減でかなり緊張している様子です。

典子はと見ると、頭を掻きながらニタニタ照れ笑いを浮かべ、
「えへへ。伯父さんこんにちは、ひさしぶり。今日は仲良くしてね。えへへへへへ」

なんて小学生みたいな挨拶をしています。

よほど「ちゃんと挨拶しなさい」と叱ろうかと思いましたが、
娘交換の最中は典子のことは兄にまかすのが筋だろうと考え直しました。
兄は典子の子供らしい挨拶が気に入ったようで、頭を撫でて今の挨拶をなにやら誉め
ています。
兄が合格点が出しているのなら、それをさしおいて私が何か言うのはこの遊びのルー
ル違反でしょう。

私も兄にならい安奈ちゃんの頭を撫ぜ、
「さすがに高校生だけあって立派なご挨拶ができるんだね、うちの娘にも見習わせな
いといけないな。
同じくらいの年頃なのにだらしがないんだから」
と言って誉めると少しだけ微笑んで照れてみせました。
そのまましばらく安奈ちゃんと話をしました。

「兄から聞いたんだが、君は私のことを慕ってくれているそうだね」
「はい叔父さま。わたし、子供のころからずっと叔父さまに憧れていたの」
「少しも知らなかった。なにかきっかけがあったのかな」
「小学校の低学年のころ、わたし理恵さんや典子さんといつも遊んでいて、
叔父さまのお家にもよく遊びに行ってましたでしょう。そのとき初めてお見かけして
からずっと…」

「そうだったのか、そんな小さな頃から。悪いけれど私は少しも気がつかなかった
よ」
「とてもハンサムで格好良いパパなんで、わたし典子さんたちが羨ましかったです。

私の父なんてもうその頃からオジサンでしたから…。
今日は叔父さまのお好みのお洋服を着てきたのですよ。いかがですか、このワンピー
ス」

なるほど、お嬢さまタイプの娘に清楚なワンピースやハイソックスを着せるのは私の
趣味です。
うちの理恵にもその手の洋服はたくさん買い与えています。
よく見ると今日の彼女の薄化粧は、私がよく理恵にさせる薄いピンクのリップと低刺
激の艶クリームだけのようです。

「もしかしたらうちの理恵にアドバイスされてきたのかな?」
「はい、理恵さんには子供のころから可愛がってもらってます」
「子供の頃はなかよし三人組だったよね」

「よくお互いのお家に遊びにいってました。わたし…、そのころ見ちゃったんです」

「見たって何を?」
「叔父さまが理恵さんとキスしているところを」
「それはたいへんなところを見られたね」

「私、すごくショックでした。物陰にかくれてずっと見てたんです。父娘でくちづけ
するなんて信じられなかった。
でも理恵さんとても嬉しそうにしてた。お二人は親子で大人と子供なのに、まるで恋
人同士のように見えました。
わたし、あのときの光景がずっと忘れられなくて…」

「もしかして兄との関係が始まったのも、そのときのショックが原因なのかい?」
「それは…わかりません。でも、実のお父さまに愛されてる理恵さんが羨ましいって
いう思いはずっとありました。
それで父に求められたとき断りきれなかったのかもしれません。でもね、でもね、そ
れ以上に」
「それ以上に?」
「実の父ならわたしを裏切ったりなんか決してしないでしょ? 嘘を言ってわたしを
泣かしたりはしないでしょ?」

私は「娘を泣かすお父さんなんていないさ」と力強くうなずきました。
まだ若いのにつらい恋の経験があるようです。
今の告白でこんな美少女が、ハゲでデブで歳も離れている父親と関係した理由がわか
りました。

近親相姦はタブーには違いありませんが、これほどまでに強く互いを信じ合え、思い
合える愛の形は他にはないのです。
血の繋がりがある上に肉体をも愛し合った二人ほど強く結ばれた関係はこの世にない
でしょう。
つらい恋に傷ついて父親との恋愛関係に逃げ込んだ彼女の気持ちは、私には強く理解
できました。

(3)

ベッドの上の典子たちも、なにやらにぎやかに会話を弾ませています。
兄と典子も親しく話しをするのは今日が初めてのはずですが、
人見知りしない典子のペースで、軽いボディタッチを交えながら実に楽しげな様子で
す。

兄は典子にとってグラン・パといってもおかしくない歳ですが、女性の扱い方は実に
見事で、
妻の朱美に言わせると包み込むような包容力があるそうです。
ジョークを交えた巧みな話術で典子をケラケラと笑わせて、短時間ですっかり打ちと
けてしまいました。

「それは本当かい。どれどれ、どんな下着を着けてきたのかね」
そんなことを言いながら兄は典子のブラウスの前をはだけました。
真っ白な全カップブラが膨らんだ乳房を隠しています。こんなに大きなブラジャーは
家で見たことがありません。
典子も兄の好みをリサーチしてきたのでしょうか。
たぶん理恵と安奈ちゃんの間で情報交換がなされたのでしょう。

「私は大きなおっぱいの子がこういうブラジャーで恥ずかしい膨らみを隠しているの
が好きなんだ。
典子ちゃん、私の好みをよく知っていたね」

「えへへへ、恥ずかしいなあ。伯父さんが喜ぶと思って新しいのをお姉ちゃんと一緒
に買いに行ったんだよ」
「私のためにそんなことしてくれたのかい。嬉しいねえ。あとでお小遣いをあげなく
てはね」
「いいよ、そんなの。パパに叱られるから」
「今日は娘交換なのだからパパを気にすることはないさ。このブラジャーだって高
かったんだろう」

「それもそうだね。じゃあおねだりしてもいい? わたし欲しいお洋服があるんだ」

「いいともいいとも。何着でも買ってあげよう。典子ちゃんの欲しいものならなんで
も買ってあげる」
「伯父さん気前がいいんだなあ。うちのパパなんかお金持ちなのにすごくケチなんだ
よ。
わたし、伯父さんのこと大好きになっちゃった」

典子の言うことを聞いていて情けなくなってきました。欲しがるものはたいがい何で
も買ってやっているのに。
無制限に買い与えないのは本人の為を思ってのことです。
安奈ちゃんも調子のいいことばかり言ってるお父さんと、典子のちゃっかりした言葉
に思わず吹きだしています。

すっかりご機嫌うるわしくなった典子の身体を兄が撫で回し始めました。
「大きいおっぱいだね。何を食べるとこんなに大きく成長するのかな」
「えぇーっ、おっぱいを大きくする食べ物なんてあるのぉ」
「どうだろうね。学校の給食はうちの安奈も同じメニューを食べていたはずなのに、

胸はあまり大きくならなかったしね。典子ちゃんに比べればずいぶん小ちゃなおっぱ
いだ」

「わたし給食って大好き。いつも全部食べてるよ。今日はわたしの大好きなミート
ソーススパゲティだったから
おかわりして食べちゃった。揚げパンもふたっつも食べたんだよ」

「おお、大食漢だねえ。それでいつも明るくて元気一杯なんだね。
伯父さんは典子ちゃんみたいに明るくて活発な子供を抱いて、元気な声を上げさせる
のが大好きなんだ。
今日はしてほしいことがあったら何でも言うんだよ。どんなことでもしてあげるから
ね」
「やさしいんだね伯父さん。典子、伯父さんのこと本当に好きになっちゃうかも」

イタズラっぽく笑う典子の言葉に兄は「嬉しいことを言ってくれるね」と背中に手を
回して軽く抱きしめました。
二人はそのまま見つめ合います。兄が典子の顔を引き寄せてくちびる同士をピッタリ
と重ね合わせます。
典子はそっと目を閉じてはるか歳の離れた伯父さんのキスをしっかり受け入れていま
す。

「少しミートソースの味がするね。たくさん食べただけあってすぐにわかったよ」
「イヤだ、うそ。わたし恥ずかしい。お口すすいでくるぅ」
「このままでいいさ。のりちゃんが教室でお友たちとおしゃべりしながら
制服姿でスパゲティをもりもりパクついてる姿が想像できて、少し興奮するよ」

そうして二人はまたくちびるとくちびるを重ねてしっかり抱き合いました。
お気に入りの娘がキスをされ、睦言まで聞かされるのは納得していることとはいえ実
に複雑な気分です。
夫婦交換のときと同じ、嫉妬と対抗心のない交ぜになった感情が体にみなぎってきま
す。
対抗意識をかりたてられ、私も安奈ちゃんの腰に手をやり顔を近づけました。彼女も
そっと目を閉じ応じてきます。
二組のカップルの長いキスが始まりました。

(4)

兄たちはベッドに倒れこみ本格的なプレイに入ったようです。
遅れをとった私たちもソファからベッドに移ることにしました。
安奈ちゃんをエスコートしてベットに入ります。
典子たちから一メートル以上離れて横になっても充分に余裕がある大きなベッドで
す。

通常のワンピースは脱がしたらそれでお終いですが、安奈ちゃんが着ているのは前開
きタイプのワンピースでした。
さすが理恵のアドバイスは的確で私の好みのツボを外していません。
さっそく前ボタンを上から三つはずして胸を開きます。下着は付けていませんでし
た。これも理恵の知恵でしょう。
雪のように真っ白な肌があらわれました。少々色黒の典子が横にいるので、その白さ
が一層引き立って見えます。

胸を広げられた美少女は不安そうなお顔で訴えてきました。
「叔父さま、優しく可愛がってくださいね。安奈、少し恐いです」
「私は安奈ちゃんくらいの年頃の娘をベッドの上で扱うのには慣れているから、安心
してまかせなさい」
三人もの若い娘を毎晩可愛がっている私です。説得力のある私の言葉に安奈ちゃんは
少し緊張が解けたようです。

私は服の上からゆっくりと全身を撫でまわしました。性格やしつけだけでなく、スタ
イルもとても良い子です。
肉付きがいいだけの典子とは対照的です。
うちの理恵もスタイルの良い娘ですが、撫でまわして比べてみると
安奈ちゃんのほうが手足が細く身体全体がスラッとしているのが解ります。
そして尻や胸などあるべき場所にはちゃんと脂肪がのっているのです。

甲乙つけ難しといったところですが、ベッドの上の魅力という点では、
安奈ちゃんの方は見た目は美しいのですが、胸と尻以外はガリガリでいまひとつ女を
感じられません。
その点理恵のほうが年上だけあって全体に脂肪の乗りがよく、総合点では軍配が上が
りそうです。

しかし安奈ちゃんの穏やかで優しい性質には身近にいる者をホッとさせる癒しの魅力
があります。
こればかりはプライドが高くややもすると高慢チキと取られかねない理恵にも見習わ
せなくてはいけません。

私はこの優しくて美しい姪っ子の、形よくツンと上向いた乳房に舌を這わせました。

乳首の周辺から舐めはじめ、クルクルと円を描くようにして段々と中心に舌を寄せて
いき、
乳首を捉えるとコロコロと転がします。ピクッとした反応がありました。
それから優しく手のひらで愛撫して、もう一方の乳首も口に含んでみます。

これくらいの年頃の娘の乳房はまだ成長途上で敏感になっているので、
少し乱暴にすると痛がることがあるので扱いには注意が必要です。

丁寧な愛撫に彼女はふくらみかけの乳房の扱い方を私が熟知していることを理解し、

身体をまかせても大丈夫と安心したのでしょう、
そっと眼を閉じ、切なげに声を漏らしながら私の愛撫に全神経を集中しています。

しばらくすると甘えた顔をこちらに向けて唇を舐める仕草を繰り返しはじめました。

私は察して顔を近づけ、長い睫毛を閉じて待ちどおしそうにしている可愛い姪っ子に
キスをしました。
静かに唇と唇を合わせていると腕をまわしてきたので、私も背中を抱いて熱いディー
プキスに移行します。
口腔に舌を差し入れていつも家の娘たちにしてるようにお口の中をすみずみまで舐め
とり、新鮮な感触を味わいました。
興奮して身体が熱くなっているのでしょう、ムッとした思春期の少女の体臭が私の鼻
腔を満たしました。

家の娘たちもそうですが、年頃の娘は汗やアンモニアその他様々な分泌物を複雑にブ
レンドした、
思春期特有の甘い味と香りを醸しています。
キスをするとそれが一人ひとり味も香りも違い、どれも魅力的なことがわかります。

初めて嗅いだ安奈ちゃんの匂いも私を大変満足させてくれました。

「今日は娘交換で典子と安奈ちゃんは取り替えっこされたんだ。だから今日の安奈
ちゃんの保護者は私だよ。
うんと甘えてごらんなさい。君の気持ちを知らなかったとはいえ今まで知らん顔して
いて悪かったね。
これまでの分もまとめて今日は愛してあげよう」
今までに味わったことのない味と香りが口の中に広がって安奈ちゃんを愛しく感じた
私は本心からそう言いました。

「うれしい叔父さま。安奈、そんなこと言われる日が来るのをずっと心待ちにしてい
たのよ。
一生の思い出に残るように、今日はうんと、うんと可愛がってね」
そう言いながら華奢な腕を絡めてもっとキスをとせがんできます。

二人のキスは長時間に渡りました。
安奈ちゃんはいつも私の身体のどこかを両手でしっかり掴んでいて、私がキスを終わ
ろうとすると、
「離しちゃイヤ、もっとして」というように身体を寄せてしがみついてきて、キスを
やめさせてくれません。

その甘えん坊さ加減があまり可愛らしいので、彼女の気が済むまでしてやることにし
ました。
情熱的な長いキスは心と心が通い合う気分にさせてくれる効果があります。
パートナーの心も身体も何もかもを理解できるような錯覚に捕らわれるのです。
おそらく安奈ちゃんも同じ感覚を味わっていることでしょう。

夢のようなひと時が過ぎてやっと気が済んだのか、唇を離すことに和してきました。

安奈ちゃんは恥ずかしそうにうつむき加減で顔を離すと、私を潤んだ瞳で見つめま
す。

「長いキスだったね、クラス委員長さん」とからかうと「イヤです、知りません」と
スネてみせます。
それでもポッと頬を赤らめて私の胸に顔をこすりつけてきて、
「素敵なキスでした。叔父さまのことがもっと好きになりそう」と、嬉しいことを
言ってくれます。
どうやら私たちは仲の良いベッドフレンドになれそうです。

典子たちは私たちが長いキスをしている間に随分先へ進んでいました。
ブラウスは脱がされブラもはずされて、この年齢にしては大きく膨らんだ胸を吸って
は揉まれされています。

「ああん、気持ちいい。ねえねえ伯父さん、どうしてそんなに胸を揉むのが上手な
の」
「ノリちゃんのことが大好きだからだよ。ノリちゃんの嬉しがることをしてあげたい
とそればかり考えているからさ。
さあ、もっと大きな声を聞かせておくれ」
「うん、わかったぁ。あ、ああん、そこ、いやあん、あ、ここはきもちいいよぉー」


はしゃぎ気味な遠慮のない声を出すお口を兄がキスで塞ぎました。
喘ぎながらも夢中でキスに応じる典子を愛しそうに見つめながら、
兄は愛撫の手を身体中に這わして撫で回します。

口を離すと「ノリちゃんは本当にキスが上手だねえ」と誉めています。
「ディープキスは幼稚園のころからパパとしてたもの」と、得意そうに典子が言いま
す。
「パパのおし込みが良かったんだね。君たちのパパが羨ましいよ」
そう言って私に軽くウインクをしてきます。私は照れてほめ返しました。

「兄さん、安奈ちゃんと一緒にいるととても心が休まりますね。
こんなに優しくて賢い娘さんにかしずかれているなんて、兄さんが羨ましいよ」
「いやいや、愛らしいお嬢さんに三人も囲まれて、俺の方こそ羨望の限りだ」
「いや、こちらこそ」
兄はニッコリ笑い、ではそろそろ本格的に可愛がってやろうね、と典子に向き直りま
した。

(5)

典子のジーパンに兄の手がかかります。いよいよ全部脱がされることになって、
典子は初めて緊張の表情を浮かべ、不安そうに兄を見つめました。

ジーパンのベルトがカチャカチャとはずされ、前ボタンも取られました。
困ったような顔をして兄の作業をおとなしく見つめていた典子ですが、
ジッパーの金具が兄の手に摘まれると私の方に視線を流してきました。
まるで「たすけて」とでも言いいたげな情けない目をしています。

恥ずかしがっているのかな、と思った瞬間、私は突然激しい感覚に包まれました。
それがはっきり嫉妬の感情だとわかるのに五秒もかかりませんでした。
典子に、仔犬が助けを求めてくるような情けない目を向けられた瞬間、
「この子を他の誰にも抱かせたくない」という激しい嫉妬に支配されたのです。

妻の朱実との夫婦交換の場でもこんな思いに囚われたことはありません。
私は心から典子を愛していることを改めて確認させられたと知り、心がかき乱されま
した。
「兄さん、ちょっと待ってくれ。中止しよう」の声が喉まで出かかりましたが、
私に思慕を寄せてピッタリと寄り添っている美しい姪っ子への未練から、
それはかろうじて思い止まりました。

ジジ、ジーっとジーンズの前金具が下ろされると典子は目を閉じ、耐えるようにシー
ツを握っています。
天真爛漫にはしゃぎながら愛撫を受けていた典子も、
全部脱がされる段になって急に羞恥心が込み上げてきたように見えます。
今頃になってそんな素振りを見せる典子を愛しく感じたのでしょう、兄は優しく頭を
撫でました。

「恥ずかしいのかい? 急にしおらしくなったね。やっぱりノリちゃんもお年頃なん
だな。
すぐに脱がしてあげるから少し我慢してなさい」
ジーンズが抜き取られ、子供っぽいマンガがプリントされたピンク色のコットンパン
ティ一枚の姿にされました。

「子供っぽい下着だね。ノリちゃんにお似合いだよ。あ、危ないからこれも取ろう
ね」
腕時計をしてる左腕がたぐられます。素直に左手を差し出してベルトをはずしてもら
う典子を、
兄は愛しげに見やりました。

兄はパンティ一枚の姿になって全身を赤く染めている典子のはだかを、あらためて上
から見下ろします。
典子は全身に力を入れて顔を背けています。なんだか急に無愛想になったようで、
兄はそれを羞恥心のせいだと解釈しているようですが、私は何か別の違和感を感じま
した

「おじさん、そんなふうに見られたらわたし恥ずかしいんだけどぉ」
ふて腐れたようにそんなことを言うので兄も困った様子です。
なんとか典子のご機嫌を取ろうとニコニコしながら寄り添いました。
「よしよし、すぐに恥ずかしさも何もかも忘れさせてあげよう」

抗議する典子を制し、身体中にキスの雨を降り注ぎ始めました。
あちこち吸っては揉んで舐めて、典子をイカすべく作業を開始したのです。
女の機嫌をとる方策は今も昔もこれが一番です。それは経験豊富な熟女でもいたいけ
な少女でも同じことです、

首筋から胸、腰、ヒップ、腕、指、太もも、ふくらはぎから足の指先まで
隙間なく愛撫がほどこされ、性感帯が探索され始めました。

典子の最大のウイークポイントは、性器を除けば太ももです。
兄は実娘まで垂らしこむ女遊びのベテランですから、
まだ駆け引きの未熟な典子の弱点を見つけ出すのにそれほどの手間はかからないで
しょう。

太ももが弱いことはすぐに発見されました。
典子の足は兄の腕に抱えられ、太ももを自由に上げたり下げたりさせられて、
表も裏側も側面も、しつこい舌使いでベロベロベロと丁寧に舐められます。

身体の中で一番愛撫されるのが好きな箇所を集中的に攻撃されては、さすがに仏頂面
ではいられません。
けれど先ほどまでふて腐れていたのに、急に大きな声を出すのはきまりが悪いらし
く、
遠慮がちに小さなアクションで悶えています。
しかし兄の百戦錬磨のテクニックに無防備状態でさらされていては、
こらえ性のない典子の我慢など、そう長くは続かないでしょう。

(6)

私も安奈ちゃんをはだかにすることにしました。
ワンピースを全部脱がして典子と同じ純白のショーツ一枚の姿にします。
恥ずかしがって両手を×印にし胸を隠しますが、それにはかまわず形の良いオデコか
ら足の爪先まで、
身体中の肌に舌を這わせてあちこち舐めて、私も安奈ちゃんの性感帯探索の旅に出発
しました。

クリームが塗り込められたツヤツヤのお顔をペロペロと味わい、万歳をさせて左右の
脇の下を往復して舐め、
ヒップを起こしてショーツをひざまで下ろし、引き締まったお尻から肛門の穴までを
ジックリと味わい、
足指一本いっぽんの間を丁寧にピチャピチャとおしゃぶりします。

新陳代謝真っ盛りのお年頃にしてはどこの肌も淡白な味わいで、少し物足りなさを感
じましたが、
素直な性向の娘のお肌は、そのお味も素直で優しい味なのかなと納得しました。

程なく私にも安奈ちゃんの弱点が分かってきました。わき腹と耳が特別に感じやすい
ようです。
おヘソを拠点に左右のわき腹を舌と指でしつこく責めて「アッ、アッ、アアアーッ、
叔、父、さまぁー」と、
お嬢さまに似つかわしくない嬌声を上げさせていたら、
「さすがだな。もう見つけたのか」と兄から声がかかりました。
やはりここが安奈ちゃんの一番の性感帯のようです。
きっと兄に開発されて、毎晩こんなふうに愛撫されているのでしょう。

第二の弱点である耳を攻撃すると「もうダメです、イヤ、降参」とばかりにギュッと
しがみついてきます。
胸のガードが空いたのでさっそく胸にもしゃぶりつきました。
すると力まかせに抱きついてきたので、顔が胸に押し付けられました。

かまわずに舌と唇を大きく動かして安奈ちゃんの胸をヨダレだらけにし、可愛い声を
上げさせ続けます。
最初のアクメを「イキます、イキます」と告げさせて、休むまもなく弱点への攻撃を
容赦なく続けると、
ほどなく二度目の絶頂も艶やかな声で訴えてきました。

となりでは太ももへの愛撫が続き、段々と典子の狂態が見られ始めました。
激しく身体をバウンドさせながら、ジーンズを取られる前に聞かせていた、
はしゃぐような元気の良いあえぎ声をまた聞かせ始めています。

頃合いよしと見たのか、兄の手がピンクの可愛いコットンパンティにかかりました。

反射的に「イヤッ!」っと両手でパンティのゴムをつかみ、脱がされまいとしました
が、
優しく指を剥がされてパンティは足首から抜き取られ、典子はついにスッポンポンに
されてしまいました。

兄はすぐに挿入しようとはせず、再び太ももに舌を這わす巧妙さを見せます。
典子は「アアンッ、気持ちイイッ」と身体をのけぞらせて恥毛をそよがせ、愛撫に身
体を任せる体勢を素直に取ります。
優しく巧みな愛撫を念入りに施されて、典子は兄が先に予告したとおり、
恥ずかしさも何もかも忘れた状態にされたようです。

口舌愛撫が太ももからクンニに移行しました。典子のはしゃぎ声が一層にぎやかにな
ります。
安奈ちゃんが煽られてこちらの声も大きくなりました。
典子はアルト、安奈ちゃんはソプラノ。
二人の少女の甘い艶声のハーモニーが広い寝室一杯に響き渡っています。

兄がいったん身体を離し体勢を整えます。
唾液でベトベトの太ももを両手に抱え、いよいよ繋がるようです。
典子の太くて可愛い短足が、兄の肩口に乗せられて股間が大きく広げられました。
グッショリになっている性器に怒張が挿しこまれます。

「あ、伯父さん、すごいよ。あ、あ、おっきいよ。アン、アン、アアン」

丸型のお顔をシーツに擦り付け、それからブンブンと振って、繰り込まれてくる快感
を受け止めています。
前髪に付けていたヘアピースがはずれて五十センチも向こうに飛んでいきました。

初めて私以外の男性と交接する刺激に興奮してるのでしょう、
私とのときでも滅多に出さない大きな声で「伯父さん、すごいよ、おっきいよ」を夢
中になって連発しています。

私も安奈ちゃんを組み敷いて交じわる体勢に入りました。ショーツを足から抜き取り
形の良い白い足を開きます。
典子を奪われた嫉妬の感情は静まることなく、それは募るばかりですが、
そんなことで感情的になって安奈ちゃんを乱暴に扱うわけにはいきません。できる限
り優しく挿入してやりましたが、
典子の喜びの声が高まる度にチクチクと針で突かれるように胸が痛んでくるのは、
この美しい姪っ子を征服した後も治まることはありませんでした。

(7)

「あーーーー、 あーーーーー、 叔・父・さ・まぁっーーーーー」
挿入したとたん、安奈ちゃんの大げさな喘ぎが耳に突き刺さります。
ついさっきまで典子のウルサイくらいのはしゃぎ声で圧倒されていた寝室が、
あっというまに安奈ちゃんの土壇場になってしまうほどでした。
うちの理恵もそうですが、優等生の娘ほどアノ時の声は大きいようです。

私は大きく張った自慢のカリで、私の腹の下できれいなお顔を歪めて泣いている可愛
い姪っ子の奥をエグりました。
すると熱湯でもかぶったかのように、さらに大きな声を出して快感を訴えてきます。


「どうしたねクラス委員長さん、そんなに気持ちいいのかね。
あれあれ鼻の頭に汗をかいて、そんな思い切り声を出してたら息が続くかな」

私のからかいに応える余裕もなく、美しく切りそろえた長い髪をバサッ、バサッと右
に左に振って
力いっぱいしがみついてきます。

私は腰をしっかり抱えると最奥のほうまで打ち込み、最後の技巧を施しました。
安奈ちゃんはキリキリと歯を食いしばり、力いっぱいに私を抱きしめて、
身体中を痙攣させながら往生したことを告げてきます。

子供の時分から私を慕ってくれていた美少女を首尾よく導いてやることができ、
満足した私は火のように熱くなっている膣腔にほどなく樹液をほとばしらせました。


隣では兄の動きが早まり、典子は声がかすれて身体をジタバタと元気よく跳ねまわす
ばかり。
手応えを感じた兄は半開きになって痴呆のようにヨダレを垂らしている典子のくちび
るにくちびるを重ね、
しっかりくちづけしながら最後のスパートをほどこします。

「アウッ、アウッ、アウゥッ」
最後に鋭い声を一つだけ発し、典子も幸せそうに天国へ登っていきました。
まもなく兄も射出を済ませ、こうして青山家と高見沢家の娘交換は成功裏のうちに終
了しました。

「ハッ、ハッ、ハッ、ハァー、フー…」
「アアァ……」

私は余韻にひたっている安奈ちゃんの頭に手を伸ばし、優しく撫ぜてやりました。
枕は安奈ちゃんに跳ね飛ばされて、兄たちの枕の上に乗っかっています。
その脇の乱れたシーツの上には典子のヘアピースが転がっていました。

激しい合戦の後を示す小道具に見入った後、兄と私は目を合わせてうなずきあい、
試合でKOされたボクサーのように息を弾ませて伸びている互いの姪っ子たちから怒張
を引き上げました。

「やあご苦労さん。どうだったかな、我が家の一人娘の味は」
「たいへん満足させてもらいました。うちのジャジャ馬はどうでしたか」

「やはり中学生はこれくらい元気があったほうが可愛くてたまらんね。
実は私は最初、典子くんももう中学三年生になったことだし、
しとやかな娘さんに成長してしまっていても仕方ないと、いらぬ心配をしていたんだ
よ」

「うーん、それはもう少し先の話になりそうです」

「それが実際に話をしてみると、天真爛漫でワンパクなところは昔うちの娘と遊びま
わっていたオチビちゃんの頃と
少しも変わっていなかったからホッとしたんだ。あの頃はよく私やうちの家内に悪態
をついていたっけ(笑)
でも憎まれ口を叩いたあと愛嬌たっぷりにケラケラ笑ったりして、本当に可愛い子供
だったなあ」
伸びて太いアンヨを投げ出している典子の太ももを撫でながら懐かしそうに兄が言い
ます。

「そんな昔のことをよく覚えていますね」

「子供らしい元気のある子は可愛いくて大好きなんだ。だからよく印象に残ってい
る。
うちの安奈が大人しい子だったから特にそう思うんだな」

「なるほど、そういうものかもしれないね」

「今日は最初に、あの頃と変わらない子供らしい生意気なおしゃべりを聞かされて、
ずいぶんと興奮させられたよ。
なにしろあの頃じゃ、いくら可愛いと思ってもせいぜい頭を撫でてやるのが精一杯
だったろう。
でも今日は生意気を聞かされたあと、ベッドで思い切り可愛がってやれると決まって
いたのだから、
喜びを抑えるのが大変だった。
愛撫やセックスの反応も、期待通りにはしゃぎまわってワンパクさかげんを発揮して
くれて、
年甲斐も無くハッスルさせられたよ」

「いや、恥ずかしい限りです。しつけが行き届いてなくて申し訳なかったです。
キチンとしつけされた安奈ちゃんに比べたら赤面ものです」

「いやいや、子供の魅力というのは本来、天真爛漫なヤンチャなところにあるのだか
ら。
安奈は大人しすぎて、普段の生活ではいいとしてもやはりベッドでは物足りなさを感
じているんだ」

「こんなにきれいな娘に恵まれていて、それは無いものねだりというヤツでしょう。

それに安奈ちゃんだって、とても元気のいい声を出すじゃないですか」

「なに、もう分かってると思うが元気なのは挿入後の声だけでね。
若いのだからもう少しハメをはずしてくれてもよいのだが」

私たちの話を聞いているのかのいないのか、二人の娘はまだ私たちの膝元に身体を伸
ばしたまま、
ハアハアと息を整えています。典子は兄に腰のあたりを愛撫されながらお口を半開き
にして薄く目を閉じています。

そんな典子を見ていたら、彼女は私の視線に気がついてポッと頬を赤らめて顔を背け
ました。
なおも見つめていると、今度はこちらに向き直り、許しを請うような、すまなさそう
な顔をして私を見てきます。

初めて交合した伯父さんとのセックスで想像以上に乱れてしまったことを恥ずかし
がっているのでしょうか。
私はまだ典子に未練がある素振りを見せる兄に「娘を返してもらっていいですか」と
聞いてみました。
兄は典子ともう一戦交えてみたかったでしょうが、私たちの雰囲気を察っしたのかす
ぐに、
「うんわかった。それでは実の父娘関係に戻ってもう一戦、としゃれこもうか」
と同意してくれました。

私たちは実の娘をそれぞれの腕に抱きしめました。
典子はいつもと違う情感のこもった目で私に抱きつき、甘ったれた涙声で私に訴えて
きます。

「パパァ、パパァ、ごめんなさい、ごめんなさぁい…」
「どうしたね、典子。何を謝っているの」
「わからなあい。典子、わかんないのぉ。パパ、パパ、わたしのこと嫌いになっ
た?」
「どうして典子のことを嫌いになるんだね」

「だって、だってぇ、えっとぉ、典子、あんなに大きな声を出しちゃったんだモン」

「いつもあれくらい普通じゃないか。一番元気なときの典子ならもっと大きな声を上
げているよ」
「違うの、違うの。パパ以外の人として、あんな声出しちゃったんだモン。
だから、だからぁ、そんな典子、パパに嫌われても仕方ないって思ったの…」

「嫌ったりなんかするものか。典子は世界で一番愛している私の娘だよ。 ……あの
ね、典子」
「なあに なあに? なんなの、パパ」
「パパはおまえがジーパンを脱がされたとき、嫉妬で頭がカッカと熱くなってしまっ
たんだ。
もうやめてくれって何度も言おうと思った。そのとき思い知らされたよ。
私は典子のことを本当に愛しているってことを」

「パパ、わたしうれしい。わたしもそう思ったのよ。
ジーパンを脱がされたとき、パパに止めてもらいたかったの。
『安奈ちゃんを返しますからうちの典子を返してください』って言ってほしかった
の」

やはりあのとき典子の様子がおかしかったのは羞恥心のせいばかりではなかったので
す。

「パパが安奈ちゃんをイイコイイコしてるのを見てたときは『私のパパを返して』っ

声が何度ものどまで出かかったわ。ねえパパ、わたしパパが大好き。パパのこと、世
界で一番愛してる」

いつもふざけて憎まれ口ばかりきいている典子が素直に自分の気持ちを告白します。

はからずしも私たちは娘交換で互いの気持ちを再確認することになったのです。
私たちの会話を聞いていた兄がしみじみと言いました。
「安奈、親子というのはいいものだな」

(8)

安奈ちゃんが黙ってお父さんにくちづけをせがみました。
彼女も私たちの会話を聞いていてお父さんに甘えたくなったのでしょう。
二人はしっかりくちびるとくちびるを合わせて柔らかなベッドに沈み込みました。
私も安奈ちゃんとのとき以上の激しいキスをするために典子の身体に覆いかぶさって
いきました。

すでに充分潤っている典子に私は前戯無しで挿入しました。一刻も早く典子と一つに
なりたかったのです。
思いは典子も一緒だったらしく喜びの声もあらわにしっかりと私を受け止めてきまし
た。
今日ばかりはいつものような乱暴な抵抗はしてきません。
私の思いやりに満ちた優しい動きを全面的に受け入れて、注がれてくる愛情をしっか
り感じ取ることに専念しています。
兄の残滓など少しも気になりません。ただただ愛する娘を私は可愛がりました。

私はこれほど充実したセックスをするのは生まれて初めてのような気がしてきまし
た。
比較的短時間で私たちはこれまでで一番充実した交わりを終えました。
二人はじっと抱き合ってお互いの気持ちをさらに確認しあうのでした。

兄はと見ると、安奈ちゃんにキスしながら全身を愛しそうにゆっくり撫で回していま
す。
五十を過ぎた兄が二回戦、三回戦をこなすのは大仕事のはずですが、
見るとすでに彼のペニスは逞しさを取り戻していて、いつでも愛する娘を領すること
ができる状態です。
安奈ちゃんのアソコもすでに迎え撃つ態勢を完了している様子です。
彼らも今日の体験で何か思うことがあったのでしょうか。

安奈ちゃんは腕をまわして初老を迎えている父をいたわるように抱きしめ、
逞しく反り返ったペニスをさも大事なもののように触ったり揉んだりして愛情を伝え
ています。
その間ずっと本当に幸せそうにお父さんからのキスを受けているのです。
その様子から、二人は私たち父娘に負けないくらいしっかりとした愛情で結ばれてい
ることが理解できました。

うながされて体勢を入れ替え、美少女はお父さんの股間に顔を近づけました。
自分の身体の元の種を噴出した男根に美しいお顔をゆっくり沈めていきます。
サラサラの美しい髪がお顔の動きに合わせてシーツの上を這い回るのがエロチックで
す。

兄のそのへん一帯は、汗で湿った陰毛が手入れされてない状態でモジャモジャ生い
茂っています。
老いをみせている肌は染みだらけ。
でも安奈ちゃんはそんな汚らしいお父さんのそこにお顔を埋めるのを少しも嫌がりま
せん。

愛するお父さんのために、竿の先端から根元まで裏も表も丁寧に舐め、
先のふくらみを口に含んで舌で転がして喜ばしています。
毛むくじゃらの玉袋にも、まるで大好物の甘いお菓子を味わうときのような天使のお
顔でしゃぶりつくのです。
安奈ちゃんの優しく美しい心根が伝わってきて、見ている私たちも幸せな気分にさせ
られます。

よほど気持ち良いのか兄は「ムウ」とか「アウッ、ウムッ」とか下品な声をあげて、

身体を痙攣させたり強張らせたりしますが、どんなにお父さんが動いても安奈ちゃん
の動きに淀みはありません。
どうやらかなり念入りにお父さんに仕込まれているようです。

「安奈は親孝行な娘だよ」
満足そうに言い、兄は安奈ちゃんの頭をポンポンと二回たたき攻守交替を告げまし
た。

今度は兄が娘孝行を始めました。安奈ちゃんはわき腹の性感帯を感覚が無くなるほど
愛撫され、
馴れた甘え声を出してお父さんに応えます。股間もクンニリングスされて何度かアク
メに達してしまい、
「お父さま、もう安奈はダメになっちゃう。お願いお願い」と切なげにおねだりで
す。
愛しい娘におねだりされて、お父さんは逞しい身体の下に娘を組み敷き、いよいよ父
娘はつながります。

挿入後しばらくはお父さんの身体の下で愛らしい声を上げていた安奈ちゃんですが、

二回戦目のお父さんの身体を気遣って、自分からお願いして女性上位になりました。


お父さんの身体が心配、というのは口実でしょう。安奈ちゃんは確かにおしとやかな
娘ですが、
そこはお年頃ですから、二回目のお父さんの体力ではきっと物足りなかったに違いあ
りません。
その証拠に、自分の倍近い大きなお父さんの腰にまたがったとたん、
小さく引き締まったお尻を若さに任せて激しく上下させ始めたのです。

例の大きな喘ぎ声を臆すことなく部屋中に響かせながら、
切りそろえた美しい黒髪をバッサバッサと振り乱しています。
若い娘のセックスに対する貪欲さを見せつけられる思いです。

程なくアクメを迎えてクタクタなった安奈ちゃんは、またお父さんの下に敷かれまし
た。
愛娘の淫乱な腰使いに兄も発奮したようです。体力の限りに腰も砕けよとばかり、
安奈ちゃんの若さに立ち向かっていくのです。

父親の逞しさを再確認させられた安奈ちゃんはしっかりとお父さんに抱きつきなが
ら、
再び本日何度目かの天国へと旅立っていきました。

そうして夜明けの淡い光がカーテン越しの窓辺にまとわりつく頃になるまで、
二人の娘は強く頼りがいのある優しい父親たちに精根尽き果てるまで徹底的に可愛が
られたのでした。

第二章 「典子の娘交換体験」おわり

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続編の予定(あくまでも予定・・)

第三章 「明日香とおじいちゃまの物語」(祖父と孫娘)
青山家の末っ子、明日香ちゃんは園児の頃からおじいちゃまが家に遊びに来ると大は
しゃぎしていました。
いつもオモチャのお土産を持ってきてくれる優しいおじいちゃまが大好きなのです。

おじいちゃまも小ちゃくて甘ったれの明日香ちゃんが可愛くてなりません。
お人形さんのように愛らしい明日香ちゃんをお膝の上に乗せて一日中でも遊んでいま
した。
月日が流れ一人前に男性を喜ばすことができるようになった明日香ちゃんは、大好き
なおじいちゃまから
「可愛い明日香の成長をひとめこの目で確認したい」と、一晩だけのお相手を求めら
れました。
明日香ちゃんは大喜びでおじいちゃまの家に一人でお泊りに向かいます。
果たしてまだ幼い明日香ちゃんに、元ベテランプレイボーイだったおじいちゃまの相
手がつとまるでしょうか。


第四章 「新妻に迎えられた理恵」(父と娘の結婚と出産)
交通事故で妻の朱美さんが亡くなりました。
四十九日が過ぎたころ、長女の理恵がパパと結婚すると言い出します。
父は悩みましたが他の娘たちにも後押しされ、ついに長女との再婚を決意します。
限られた親近者のみで祝福された結婚式と幸せな新婚生活…。
やがて妊娠した理恵はお腹をふっくらとふくらませ、愛しげにマタニティドレスの上
から撫でながら、
生まれてくるベビーのための産着作りにふけるのです。

番外編 「つらいお仕置き、安奈ちゃんの決心」
お父さんの意向で青山家の長兄(お父さんの兄)の娘と娘交換された安奈ちゃん。
交換中に安奈ちゃんは粗相をしてしまい、面目を逸したお父さんは安奈ちゃんを長兄
の家に、
夏休みの間だけ預けてお仕置きを依頼します。
「君はきれいなお顔をしているから心に驕りが生まれるのだよ。うちの家ではこれを
付けて過ごしなさい」
と伯父さまに諭されて、安奈ちゃんは鼻吊り器具をお顔に装着したまま生活すること
を強いられました。
これを付けると、とてもみっともないお顔になってしまうのですが、
「決してお顔を隠してはいけませんよ」と言いつけられて、安奈ちゃんはつらい思い
で毎日を暮らします。
やんちゃな家の娘に辱められながらも愛するお父さんの名誉を回復する為、
務めを果たすまではくじけるものかと健気な決心をする安奈ちゃんです。


もしリクエストや読みたいシチュエーションがございましたら感想掲示板にどうぞ。

参考にさせていただきます。母子ものや兄妹、姉弟ものにも挑戦してみたいです。


[2004/05/17]

小説(転載) 娘たちとのラブライフ1/2

近親相姦小説
07 /08 2018
掲載サイトは消滅。
娘たちとのラブライフ
第一章「私の自慢の娘たち」

(1)

私には三人の娘がいます。21歳の時に長女が生まれた時、私は妻の朱美と話し合い、

世間の慣習に囚われず独自の方針で育てる計画を立てました。

私はコミュニケーションの手段として、日常的にセックスをするのが理想の父娘関係
だと信じています。

普段からセックスをする仲なら何か悩みがあっても、
ベッドの中でお父さんに甘えながら相談できますので、親子断絶や反抗期の心配はあ
りません。
もっと成長してボーイフレンドができても、つまらない嫉妬心を抱く必要もなく安心
して見ていられます。

妻は「知らない女と浮気されるよりよほどいいわ。若妻を三人も持てていいわね」
などとからかいながら、その効用を認めて奨励してくれました。
さいわい息子は生まれず、娘ばかり三人に恵まれましたので、皆平等に育てたつもり
です。

計画の第一段階として、幼稚園に上がる年齢になったらキスをしつけながら育てまし
た。
ただのキスじゃありません。口を合わせてする大人のキスです。
日常のあらゆる場面でくちづけをかわすのが普通の感覚になるよう育てました。
おはようのキス、行ってきますのキス、ご褒美のキス、お帰りなさいのキス、叱った
あとのキス。

おやすみのキスの時だけはディープキスです。
仲の良い恋人同士のように口をピッタリと合わせ、舌を入れて幼い娘の口腔をそっと
味わいました。
小さかった頃はそんなおやすみの優しいキスをしてやると、
私の袖をつかんで甘え、離さなくなることもしばしばでした。

そんなときは寝付くまで一緒に寝てやります。
まだデコボコのない幼い身体をまさぐり、ペッティングをしてやったものです。
性器を指で触って軽い刺激を与えてやると、子供ながらに甘い声を漏らして、
私の胸に愛らしい顔を突っこんできました。
そしてもう一度ディープキスを交わしながらアクメへと導いてやるのです。

愛する娘がセックス嫌いになったり不感症になったりしないよう、
性感を開発するのは父親の権利でありまた義務でしょう。どの娘も私の性教育でアク
メを覚えました。
そういった教育が実り、上の二人の姉は思春期にさしかかる頃には抵抗なく私との性
生活が楽しめるまでに成長しました。

(2)

我が家の娘は初潮を迎えたら、その週の土曜日にお赤飯を炊いて、その夜、私にバー
ジンを散らされるのが決まりです。
一番下の娘はまだ生理前なので手をつけていませんが、上の二人はすでに私との性生
活を楽しんでいます。
最初の晩は二人とも精一杯におしゃれをして私を迎えいれてくれました。

お父さんに嫌われたくないと言ってママにアドバイスしてもらい、
私好みの薄い寝化粧をして待っていたのは長女の理恵でした。11歳のときです。

理恵は美形の面立ちで、スラリとした細身の長身。
外見からお嬢さまに見られがちですが自分のことしか考えない我がまま娘とは違い、

長女らしいしっかりした性格で皆に頼られています。凛々しく上品に育った私の自慢
の娘です。

プライドが高く積極的に愛情を表現するタイプではありませんが、
長女ということもあって一番手をかけて育てたため、三人の中では私に対する愛情が
一番強いようです。

17歳の高校三年生に成長した今、年齢的に一番性欲旺盛な時期にさしかかっているこ
ともあり、
娘たちの中では一番好色です。一回の性交で十度以上イクのも珍しくありません。
普段の上品な物腰からは想像もつかないベッドでの乱れように、私はいつも満足させ
られています。
軽い前戯だけでトロトロに性器を濡らしてしまいます。

前戯を済ませて本格的な愛撫に移ると、すぐに愛らしい声を上げ始めます。
身体に火が点くとすぐにペニスを入れてほしがるのは子供の頃から変わっていませ
ん。
ペニスが欲しくなったら形の良い小さなお尻を振って誘ってくるのが彼女の癖です
が、
私はしばしば無視をして感じやすい所への丹念な愛撫を繰り返します。
理恵の身体の性感帯はすみずみまで熟知している私ですから、彼女はすぐに我慢でき
なくなります。すると、

「お父さん、理恵もう我慢できなくなっているの。ね、いいでしょう お願い」

と、私の体を揺さぶるようにして恥ずかしそうにおねだりします。
私はおねだりを言わせてからやっと願いをかなえてやります。
若さゆえにまだふくよかさが足りず、固くて華奢な身体をいたわりながら繋がりま
す。
すると美しいお顔をパッと輝かせ、長い手足で一途にしがみついてくるのです。

私のペニスは細身ですがサイズはすばらしく長く、
先端のカリは急角度の張りを持っていて、どんな女性にも喜ばれる形状をしていま
す。
その自慢のペニスで理恵の奥の方までほじくりながら、美しいお顔を間近で見下ろし
ます。

唇を舐めながら嗚咽を漏らす理恵は私のペニスの動きに合わせて、
きれいなお顔を幾通りもの表情に変化させて見せてくれます。

美しい眉間にシワを寄せたかと思うと次の瞬間には喜びで一杯の表情を見せ、
グーンと反りかえってはおでこを枕に突っ伏してみたり、
ギュッと目を閉じて、与えられる快感を少しも逃すまいと身構え、
目を見開き私をせつなげに見つめながら快楽を訴えてきたり。

上品でプライドの高い愛娘のそんな痴態を目の当たりにするのは、まさに父親冥利に
つきる思いです。
カリで理恵の弱点の膣上部を擦ってやれば、よく手入れされた長い髪を右に左に振り
乱し、
整ったお顔をゆがめておもいきり嬉し泣きをします。

「あれあれ理恵ちゃん、そんなに大きなお口をあけて。
そんなに泣いたら美人が台無しだよ。今日はずいぶん大胆なんだね」

あまり声が大きい日にはそんな意地悪を言ってからかいますが、
本格的な腰使いで責められる当人は、からかいに答える余裕などありません。
ただただ夢中で声を上げ続けるだけです。

次の日の朝は嬌声を漏れ聞いた妹たちから、
「お姉ちゃん、昨日はずいぶんお盛んだったね。ずいぶん長い時間、大きな声が聞こ
えていたよ」
「理恵ネエはパパのこと、本当に好きなんだね。なんだか私までヘンな気分になっ
ちゃった」

などとからかわれ、長女の面目丸つぶれで耳まで真っ赤にして学校に駆けだしていく
のです。

(3)

次女の典子は15歳の中学三年生です。
小さい頃から活発な元気いっぱいのお転婆娘で、小学生の頃はよく男子のクラスメー
トと喧嘩して、
コテンパンにやっつけて泣かしていました。今の中学校では生徒会に参加して盛んに
活動しているようです。
さっぱりした性格からか沢山のお友だちに恵まれて、休みの日はいつも誰かと連れ
立って出かけていきます。

自由奔放に育った我がまま娘ですが、10歳だった典子の身体を初めて抱いたときは、

私の胸に顔を埋めて鼻をこすりつけながら幼児のように甘えてきました。
生意気だけれど甘えたがりの性格が可愛いことに気がつき、すっかり気に入ってしま
いました。

長身で胸のない理恵とは対照的に、おチビさんで肉付きのよい私好みの体型をしてお
り、
胸の発育はすでに大人顔負けのボリュームです。
鼻ペチャで可愛いけれど平凡な丸顔、スタイルも並の典子は女性としての美しさは理
恵に劣りますが、
「できの悪い子ほど可愛い」の例えどおり、今では典子が私の一番のお気に入りの娘
です。
ベッドで過ごす回数も一番多く「エコヒイキしないで」とたまに理恵から真面目な顔
で文句を言われます。

太くて短い足が可愛くて、私はいつも前戯で太ももからフクラハギにかけてペロペロ
と舐めてやるのが常です。
最初の頃は嫌がってましたが、最近は気持ちよさそうに舐められています。
足への愛撫のあとは豊かな肉付きのわき腹からお尻までを丁寧に愛撫して、
形よく膨れた胸に移行するのがいつものパターンです。

典子の豊かな胸は、彼女の身体の中では私の一番のお気に入りなので、特に念入りに
愛撫をしてやります。
胸を揉まれるのは典子も大好きで、壁にもたれる私の膝に座り耳元までの活発そうな
ミディアムショートの頭をねじり、
うしろから胸を揉まれながらディープキスするのが二人の愛の確認の仕方です。

興奮してくると「もっと胸を舐めて。もっとキスもして。典子のこと好きって言っ
て」
などと、いろんな可愛いおねだりを始めます。
そんなおねだりの一つひとつに、私はできるだけ応えてやります。
愛撫の最中にキスをねだられれば身体を舐めるのを中断して、上体を典子の顔に寄せ
口を吸ってやりますし、
愛のささやきを求められれば耳元ににじりよって「世界で一番愛しているよ」などと
甘い睦言を繰り返します。

「お姉ちゃんやママよりも愛してる?」と私を困らせることを言ったりもしますが、

元々聞き分けの良い子なので、軽くうなずいてやればすぐご機嫌になって、
「私うれしい。ね、お願い。パパのを入れて」などと挿入をせがんでくるのです。
そうしたら私はすぐ典子に挑みます。

挿入を遂げると、普段から小生意気で元気のいい典子らしくベッドの上で大暴れする
のもご愛嬌です。
律動攻撃が始まると、折りたたまれて私の小脇に抱えられている愛らしい短足をドタ
バタさせて肩や胸を蹴ってきたり、
小柄な肉体を精一杯に弾ませて私の律動リズムを狂わせようとしたりして、
なにもかも私の好きにはさせないぞ、とばかりに頑張るのですが、私は体重83Kg。典
子は41Kgと半分しかありません。
運動神経も、道を走るとすぐに足をもつれさせ、まともに駈けっこもできないような
ニブい子です。
私は余裕タップリに、この可愛いジャジャ馬娘を存分に暴れさせて楽しむのです。

私の大きな身体に繋がれて組み伏せられた典子は手のひらでもがく小鳥も同然です
が、
負けん気の強い彼女は、かなわないと知っていても暴れるのをやめようとはしませ
ん。
私はそんな典子が可愛くて仕方ありません。

典子自身も父親の強い力に支配され、されるままになるのを安心して楽しんでいるよ
うです。
どうやら大暴れを御されることで私の強い力を身体全部で感じ、
同時に優しくされてその強い力に守られていることを確認し、安心感を得ているので
す。

私は彼女が蹴ろうとしているのがわかると、足を抱えている腕をゆるめてやりわざと
キックを受けたりします。
生っちろい短足のアンヨで「ぺたん、ぺたん」と私の胸板を蹴ってきますが、
足の付け根に大きな杭を打ち込まれている不恰好な体勢で私の身体の下から繰り出す
キックでは、
私の筋肉質の肩や胸板には何の効果もありません。たまに顔に命中しても少しも痛く
ありません。

ムキになって何度も蹴ってきますが、頃合いになればまた短足を腕にからめ取って抱
え直し、
お返し、とばかりに律動のリズムを強めてやります。
強められて「アッ、アッ、アッ、アアッ」と喘がされると、蹴るのをあきらめて今度
は手を伸ばし、
ツネッたりぶったりとイタズラしてきますが、やはり何の効果もありません。
しばらく好きにさせた後、手首を簡単に掴まえて「お行儀よくしてなさい」と肩のあ
たりに戻してやります。

それならと身体をよじって弾ませて、私の動きを乱そうとしてくれば、
こちらもさらに動きを大きくし泣かせて降参させます。そうやって楽しんだ後、
すっかり抵抗をあきらめて、お行儀よくしながら私の責めを受けるようになったのを
確かめると、

「パパをぶったり蹴ったりするなんて悪い娘だ。こんな生意気な子にはお仕置きをし
なくちゃいけないね。
少し大きな声で泣かせてあげよう」

と告げて、イカせるつもりで律動にスパートをかけます。典子は私の身体で激しいけ
れどとても甘いお仕置きをされ、
「もうしません、もうしません。パパァ、ごめんなさぁい、もうしないよぅ」
と、先ほどまでのわんぱくが嘘のようにしおらしく泣き悶えるのです。

アクメを迎えそうになると「アッ、もうダメ、もうダメ。イッちゃう、イッちゃう」
と泣きながら、
私の身体を振り切るように最後の大暴れを力いっぱいするのですが、
両手でお尻をしっかりつかまえられればもう為す術はありません。

動かなくされた股間に私の長刀が当然のような顔をして更に力強く出入りし、
「アッ、アッ、イヤァー」と、最初のアクメを迎えさせられてしまいます。

私のからだに爪を立てて果てた後は急に脱力し、息を弾ませて観音様のような安堵の
表情を浮かべるのです。
私は玉の汗を額にうかべながら一仕事終えた気分で彼女の幸せそうな顔を眺め、その
愛しさに胸を熱くさせます。

一息つかせた後、再び強靭な攻撃を開始すると、イッたばかりの典子はまたすぐに天
国への階段を登りだします。
またまた先ほどにも増した力で暴れだしますが、運動音痴の非力な娘がただ元気よく
短い手足を振り回すだけでは
私の意に逆らうことはできず、私は余裕の余っちゃんで典子のヤンチャぶりを楽しむ
のです。

彼女の抵抗を無視し、可愛い顔を覗き込んで鼻の頭をしゃぶったり、
胸を愛撫して乳首をつまんでイジめたり、
両脇に抱えた足を爪先から太ももまで舐めたり、
指を下から回して肛門にタッチして可愛い悲鳴を上げさせたり…。

いったん長刀を引き抜いて裏に返し、お尻を上げさせてバックから可愛がるのも自由
自在です。
ワンワンスタイルの恰好にされるとさずがに芳しい動きがとれず、
このときだけは大人しく私の律動にされるままになって大きな声を上げ続けます。
そして元のスタイルに戻されるとまたまた元気よく、再び果てるまで大暴れを繰り返
します。

私たちのセックスの相性はベストカップルといえるでしょう。
今の私にとって典子は理想の恋人と言えます。
典子も「ハンサムで強くて格好良くて、何でも言うことを聞いてくれる優しいパパ。
世界で一番大好き」
と、ことあるごとに言ってくれます。

(4)

三女の明日香に初潮がやってきました。
彼女はまだ12歳の中学一年生です。私は少し戸惑いました。
というのも、彼女は姉妹の中で一番生育が遅いのです。

12歳で初潮は遅いほうですが、性器の形状もまだまだ幼い形ですし発毛も薄い未成熟
な身体なので、
無理にすれば相当に痛がることが予想できたのです。
私たちは皆でお赤飯を食べたあと家族会議をひらいて話し合いました。

私は「無理に今しなくても、もう少し身体が成長するまで待ったらどうだろう」
と諭したのですが、彼女は頑固でした。

「生理があったんだから、お姉ちゃんたちと同じようにしてほしいの」
と主張して譲りません。

姉妹の中では一番小柄でとても愛らしい容姿をしており、性格も末っ子らしく素直で
めったに姉や両親の言うことに
逆らうことはないのですが、一度自分で決めてしまうと決して引かない意地っ張り屋
さんなのです。妻の朱美も、
「アッちゃん、そんなに急がなくてもパパは逃げていかないから」
と説得しましたが、

「そんなの不公平。やっと生理がきてお姉ちゃんたちと同じようにパパに愛してもら
えると思ったのに」

と泣き出してしまいました。いつまでたっても泣き止まないのでどうしたものかと悩
んでいたら、
理恵と典子が「明日香が可哀想」と肩を持ち、朱美も「アッちゃんがそこまで思いつ
めているのなら」と、
容認の方向に考えを変えてしまったので、私ももう一度考え直しました。

我が家は肉体関係を結ぶことで家族の絆を強める家風ですから、
これまで参加できずにいてずっと疎外感を感じていたのでしょう。
嫉妬の感情もあったに違いありません。
私のことが大好きなのにいつもママやお姉ちゃんたちとばかり
セックスしている私を見て小さな胸をずっと痛めていたのです。

それでやっと待ちに待った初潮が来たのに「もう少し待とうね」と言われればおあず
けをされたみたいで、
それは泣きたくもなるでしょう。私は反省しました。
末っ子だけにとても甘えんぼうな娘ですので、これ以上寂しい思いをさせるわけには
いきません。

「明日香の願いをかなえてあげよう。今日はお風呂に入ったらおめかしをしてお部屋
で待っていなさい。
ベッドはシーツを新しいのに取り替えて、枕を二つ並べておくんだよ」

とついに約束しました。するとあっという間に泣きやんで、ヒマワリのような笑顔を
ニコッと見せて甘えてきます。
頭のいい明日香のことですから嘘泣きしていたのかもしれませんが、
いつもマイペースでお澄ましやさんの明日香にしては珍しい喜びように、私も思わず
相好を崩します。

「明日香、避妊薬は?」
「初潮のあった日から飲んでるから大丈夫だよ」
「よかったね、希望がかなって」

最初から明日香の味方だった姉たちは、可愛い妹の初陣が本決まりになって一緒に
なって喜んでいます。
さっそく妻も加わって未経験の彼女に初床のアドバイスを始めました。私は一人でお
風呂に退散です。

「へんに凝ってメイクするのはあの人の好みじゃないから、お化粧は口紅を薄くつけ
るだけにしておきなさい。
ホッペタには何もつけちゃダメよ。今までのようにチュッてキスされるだけじゃない
んだからね。
お父さんは子供のホッペタをペロペロ舐めるのが大好きだから、変なクリームを塗っ
たら苦くて嫌われます。
大丈夫、まだ12歳のアッちゃんのピカピカのお肌はそのままで充分、お父さん大喜び
だから」

「ホッペタだけじゃないわよ。これまでみたいに手で撫でられるだけじゃなく、
足も胸もおヘソもアチコチ舐められるから、そのつもりでお風呂に入って念入りに
洗っておきなさい。
キスもうんと長い時間されるから、口臭にも気をつけるのよ。お風呂のあとで牛乳な
んか飲んじゃダメだからね」

「そうだよ。明日香はもう恋人みたいに扱われるんだから気をつけてね。
セックスの前戯はペッティングと違ってすごく興奮するから、我慢しないで大きな声
を出したほうがいいわ。
気持ちのいい所は「気持ちいい」ってハッキリ伝えないと性感帯を覚えてもらえない
よ。
パパは明日香の身体のどこを責めるのが好きになるかな」

「まだ身体が未成熟だから怖いでしょ。でもお父さんは明日香の身体には充分気を
使ってくれるから
心配しなくても大丈夫よ。絶対乱暴に扱われたりはしないから、安心して身体をまか
せなさい。
うんと優しくしてくれるから少しくらい痛いのは我慢なさいね」

「初めてなんだから、パパを喜ばすことは考えなくてもいいのよ。最初から男の人を
喜ばすなんて無理だから。
そういうテクニックはこれから段々とパパに教えてもらって少しずつ覚えていけばい
いの。
今日はうんと甘えて、されるままになってればいいからね」

「下着は清純な白がお父さんの好みだから、派手なのや汚れてるのはダメだよ。
明日香の歳だと木綿のパンツも似合うよね。子供らしくてパパは好きだと思うけど」


「それならいっそ夏服のセーラー服で迎えてみたら? いつも学校に行くときの中学
生スタイルよ。
アッちゃんのセーラー服姿はとても可愛いからきっと気に入られるわ。
下着は木綿の白いパンツだけにして他は何も着けないの。
セーラー服のときはブラジャーやスリップは着けない方が男の人は扱いやすいから」


「でもソックスを履くのは忘れないでね。ハイソックスを脱がしながらフクラハギを
舐めるのお父さん大好きだから。
セーラーのスカーフは赤い色がお父さんの好みだけど、明日香は青しか持ってないで
しょう。私のを貸してあげるね。
あ、そうだ。中学生スタイルが似合うように三つ編みを編んであげようか」

(5)

明日香は妻と姉たちからいろいろとアドバイスされて準備を終え、緊張に震えながら
部屋で待っていました。
いつも学校に着て行く白の三本線ストライプが眩しい夏服セーラー服で私を迎え入れ
てくれます。
明日香のセーラー服姿は毎日見慣れているはずなのですが、
普段は青いスカーフなのに今日は理恵のアドバイスで私の好きな赤いスカーフを着け
ているのでとても新鮮に映ります。

いつもは嫌がってはずしている校章と一年生のバッジも襟元に付けています。
胸元には[豊岡中学校 一年三組 青山あすか]と手書きの名札がぶら下がっていま
す。
そのすぐ横で揺れているのは可憐なお下げ髪です。髪をまとめたので愛らしいオデコ
が晒されています。
口元には薄っすらとルージュを引いており、初々しい明日香の変身ぶりに私は大変好
感を抱きました。
姉たちを破瓜させたとき、歳は今日の明日香よりも下でしたが、これほどの初々しさ
はなかったでしょう。

しかし私は少し心配になってきました。初々しい幼さばかりが際立って、明日香に生
身の女を感じられないのです。
明日香は身長138cm、体重32kg。クラスでも三番目に小さい女の子です。
手足も小ちゃく、お顔などはさらに小さいつくりをしていて、
こんなお人形さんのような少女をこれから破瓜させようというのですから、
痛々しさが先に立ち、さしもの私の長刀も役立たなくなる可能性が否定できません。


緊張して突っ立っている明日香をそっと抱きしめてみました。細っこく骨と皮の感触
しかありません。
二人の姉の感触とは程遠く、私はあらためて彼女の顔を見下ろしました。
三つ編みの子供こどもしたお顔が目に飛び込んできます。つぶらな瞳で一心に私を見
つめており、
この子とこれからセックスするなどとは、なんだかいまだに信じられない思いです。


私は少しでも明日香から女を感じようと肩口に顔を埋め、彼女の甘い匂いを胸一杯に
吸い込んでみました。
学校の制服は頻繁に洗濯できないので思春期に入った明日香の若い体臭が染み付いて
おり、とても複雑な匂いがします。
ミルクのような甘い香り、干し草のような青臭い香り、シャンプーの香り、
それに蒸れた汗のスッパくさい匂いや、オシッコのアンモニア臭のような匂いもしま
す。
それらがミックスされて明日香の匂いになっているのです。

コロンはつけていないので、充分に明日香の匂いを堪能することができました。
まだまだ子供臭い匂いではあるけれど、それはたしかに思春期の少女特有の魅力的な
匂いです。
想像以上に生々しい明日香の匂いを嗅いで、少し下半身に血が廻ってきたような気が
しました。
「大丈夫だ。これなら萎えることはあるまい。責任を持って明日香を抱いてやれる」

私はそう確信しました。

気がつくと彼女は私の腕の中で震えていました。
私に肩口や胸のあたりをクンクンと嗅がれ、少し恐くなったと言うのです。
私は「アハハ、ごめんね」と笑い、緊張を解いてやろうとベッドに腰掛けてたわいも
ない話を始めます。

私は明日香の薄桃色のリップが塗られた可憐なおちょぼ口を見つめながらしばらく話
を続け、
頃合いをみて腕を背中にまわし、くちびるを奪いました。

うっとりと瞳を閉じて身体を預けてくる明日香を抱え、そのままベッドに倒れこみま
した。
そっとくちびるを離すと目の前にツヤツヤと光り輝くプヨプヨの、中学一年生の少女
のホッペタがありました。
ホッペタにもキスをしてペロペロと舐めてみました。ビックリして声を上げました
が、私はかまわず舐め続けます。
明日香はキスの経験はあっても、身体をあからさまに舐められるのは初めてで、少し
怒ったように抗議してきました。
「イヤダァ、くすぐったいよぉ。恥ずかしいからもうやめて」

今日は私に恋人として愛されていると、頭では理解していてもやはりまだまだ抵抗が
あるのでしょう。
これが馴れ合った後の関係なら少しくらい嫌がるプレイを無理強いするのは何でもな
いことなのですが、
最初からそういう訳にもいかないので一応説得にかかってみました。

「あばれないで落ち着いて味わってごらん。お顔を舐められるのはとても気持ちいい
から」
「ママにも言われてきたけれど、やっぱり顔を舐めるなんて汚いよ。お願いだからも
うよして」
「可愛い娘のお顔のどこが汚いものか。お姉ちゃんたちもお顔は毎晩ベッドで舐めら
れているんだよ。
アッちゃんのお顔も舐めてみたいな」
「お姉ちゃんたちも…」

「お姉ちゃんたちも」と聞かされて対抗心をかきたてられたようです。
「ね、いいだろう? パパはアッちゃんの生理がくるまでずっと我慢していたんだか
ら」
自分から「生理があったんだから抱いてほしい」と嘘泣きしてまでしてお願いした明
日香ですから、
「生理がくるまでずっと我慢してた」とまで言われては、我をはるのも限界でしょ
う。

「……ウン、わかった。優しく舐めてね」
と、首尾よく父親に顔を舐められることを承知させました。

これから顔中をペロペロされることになり、少し興奮したのか頬が赤く染まります。

熱を持ったせいか、私の唾液で艶々と照り光るホッペタからとても子供臭い、
それでいてイヤラしい匂いが立ち昇ってきました。

私はその香りを嗅ぎながら再びホッペタに舌を這わせ、唾液をオデコやアゴにまで薄
く伸ばすように
顔中を舐めまわします。耳たぶまでペチャペチャとしゃぶります。
淡白な幼い肌にしてはツンと舌を刺激するほど塩気が強いのが意外で、これは印象に
残りました。
優しく丹念にしていたら段々明日香も舐められるのを気に入ってきたようで、ウット
リとした表情になってきます。

12年間、乳飲み子のときから育てて見慣れているはずの娘の顔ですが、
こうして舌で味わいながら見ると私の知らないよその家の子のように見えてくるから
不思議です。
どんな女でもセックスのときは普段見せない顔を見せて男を驚かしたり喜ばしたりま
すが、
実の娘の場合その度合いが極端です。

いつも気取り屋さんを装ってお澄まし顔がお得意の明日香ちゃんが、
顔をペロペロ舐められて赤裸々な表情を見せているのですから、
そのギャップのあまりの大きさに私は大いに興奮してしまいました。

本当に別人に見えてきますが、可愛いおちょぼ口から漏れ聞こえる艶声は、
たしかに毎朝学校に行くときに、元気よく「行ってきまーす」とあいさつして行く明
日香の声です。
アゴを舐められて目をつぶり口を半開きにして浮かべているイヤラしい表情は、
つい一年ほど前、小学校の遠足で疲れて帰ってきて、
お風呂に入りバタンキュウと寝入ったときに見せた恍惚の表情にそっくりです。
胸元にぶら下げている名札にもはっきりと[一年三組 青山あすか]と書かれていま
す。

このイヤらしい顔をしてヘンな声を上げている子供は、間違いなく私の娘の明日香な
のです。

(6)

唇、ホッペタ、オデコ、アゴ、マブタ、耳たぶと存分に味わい、顔で残っているのは
鼻だけです。
ツンと上向いた丸くて形の良い小さなお鼻で、色は薄い桜色。まるでお花見の席でい
ただくきれいな花団子のようです。
おちょぼ口にキスをしてから明日香の鼻団子を口の中に含みました。
塩気の強い明日香の顔の中でもお鼻はひときわ塩辛い味がしました。

唇でペチャペチャしゃぶると「くすぐったい」と嫌がりましたが、かまわず舌も使っ
て舐めてやりました。
そのうち嫌がらなくなって自分から鼻を突き出してきたので、
穴の入り口も丁寧に舐め、舌を使いながら頂上を唇ではさむ動作を幾度も繰り返しま
す。
そしてまた全体を口に含みレロレロレロと上から下まで丹念に舐めまわします。
しばらくそうやってしゃぶっていたら段々と甘味が増してきて甘じょっぱくなってき
ました。
舌触りがツルツルしていてとてもおいしい鼻団子です。

美味しくしゃぶっている私の口の中に、首をねじり小ちゃなお顔を押しつけてお鼻を
突っこんでくる明日香の様子が
とても健気なので感想を言ってやりました。

「アッくんの鼻団子はちょっとショッパイけれど、舌触りがよくてとてもおいしい
よ」
「ヤン、明日香のお鼻は食べ物じゃないよ」
「お姉ちゃんたちのお鼻にはツブツブがあって舌を這わすと少しザラつくんだが、
アッくんのお鼻はツルツルだね。
感触も柔らかいし、大きさも小ちゃくてとっても可愛い。本当のお団子よりおいしい
よ」

「イヤダァ、そんなこと言わないで。食べ物と比べられるなんてわたし恥ずかしい」


お鼻をしゃぶられた感想を言われて恥ずかしがり、握りこぶしで私の胸を叩いて抗議
しますが、
再び口の中に含まれると目を閉じて、また素直に顔をさしだしてきます。

ホッペタからアゴまで顔中の味を楽しみ、お鼻をピチャピチャ美味しそうに舐めてい
る私を見て、
パパの娘ではなく恋人として愛されていることをやっと理解できたのでしょう。
その自覚からか、私が舐めやすい位置に鼻をさしだすことにも喜びを感じているよう
です。

明日香はずっと興奮しっぱなしで、身体を舐められる初めての感覚が怖いのか少し震
えてもいるようです。
たまに素っ頓狂な声を上げて私の動きを止めさせます。
男の人は恋人の身体を色々と楽しみながら可愛がるんだとママやお姉ちゃんたちに教
えられてはいたようですが、
実際にされるのは初めてなのですから無理もありません。
それでいて健気に鼻をさしだしてくる明日香を見ていて私は彼女を急に愛しく感じま
した。

「アッちゃんは優しくて素直でいい子だね。もう少し可愛がってあげよう」

明日香の鼻団子を充分に堪能した私は、今日はこの子の身体のすべてを味わおうと心
に期しました。
右足からハイソックスを少しずつ下ろします。
少し下ろしては露出した肌を舐め、汗で蒸れたしょっぱい味を楽しみました。
全部脱がすと今度はひざ小僧から爪先までを大胆にベローリ、ベローリと味わいま
す。

明日香の足はとてもきれいな形をしています。
身長が140cmに届かず同学年の少女に比べてもとても小さい子なので、まるでミニ
チュアのようなあんよなのですが、
こうして舐めてみると肉付きは決して悪くないことに気がつきました。
あと4~5年もすればとても美しい足に成長することでしょう。

成長した後の美しく熟した明日香のあんよを想像しながら太ももの方にも舌を伸ばし
ました。
まだまだ硬い感触の太ももに頬擦りし、可愛らしいひざっ子増にキスをして、ふくら
はぎを甘く噛みそして舐め、
足首から太ももの付け根のほうまで舌を大胆に動かして這わします。
明日香が少しでも喜ぶ箇所は集中的に舌を使ってやりました
足は感じやすいのか明日香も気持ちよがって、少し息を弾ませながら私のされるまま
になっています。
もう片方の足も時間をかけて味わいました。

次いでセーラー服をたくし上げ、わき腹からおヘソ周辺の肌にもむしゃぶりつきまし
た。
ペッタンコのおっぱいにも初めて舌を這わせます。

初めて本格的に味わう末っ子の肌の味はどこも甘じょっぱく美味でした。
舌触りの感触が固めで味がしょっぱいのが特徴です。
ボディ部分は淡白で、下半身とお顔は味が濃く、特に太もものつけ根あたりの肉が一
番濃い味がしました。

ちなみに長女の理恵の味は複雑で、三人の中では一番多くの種類の味が混ざった深み
のある味がします。
おそらく年齢がいっている分、様々な分泌物が肌から分泌されているせいでしょう。

次女の典子の肌は三人の中では一番柔らかくコクのある甘い味がします。
一番肉付きが良いので脂肪の甘さではないかと分析しています。

明日香の肌は若い分、二人の姉に比べて味は単純ですが、肌の硬さと塩気の濃さに生
命力の強さを感じました。

(7)

濃紺の襞スカートを脱がしました。
子供用の木綿の白いパンツが赤いスカーフのセーラー服とお下げ髪の姿態に映えて、
私を若やいだ気分にさせます。
私は足を開かせてパンツの上から性器に口をつけようとました。

「あっ、パパ。そんなトコをそんなコトしたら、私、恥ずかしいよ」

身をよじって私のクンニリングスから逃げようとしますが、優しく制して腰を元の位
置に戻します。
細っこいあんよに手をかけてもう一度そっと開くともう抵抗はしませんでした。
木綿の柔らかい布にくちびるを押し当て、大胆にベロンベロンと舌を大きく動かし刺
激してみます。
お下げのお顔を手で隠し、軽く嗚咽を漏らすだけであまり反応を示しません。
しばらくするとちょっとだけオシッコの匂いがしてきました。しかしそれは明日香に
はナイショです。

せっかくのクンニなのに収穫はオシッコの匂いだけとはがっかりです。
子供用の木綿パンツ越しでは布が厚いので柔らかい舌の愛撫では思うような効果が得
られないのでしょう。
私はパンツを下ろすことにしました。
恥ずかしがって若干の抵抗はありましたが結局は素直に剥かれました。

これで下半身には何も着けていません。私はまずじっくりと見入りました。
もちろん明日香の性器をこんな近くで見るのは始めてのことです。

なんて初々しい性器なのでしょう。
薄いサーモンピンクに染まったその一帯は、他の個所のお肌と見比べてもあまり区別
がつかないほどです。
形状は少しも乱れておらず、ホコロびるちょっと前の春の花のよう。
発毛もお飾り程度で、まるでウブ毛のように細くて柔らかい恥毛です。
肛門などはこれまでに一度もウンチなんかしたことないんじゃないかと思わせるよう
な、オヘソのようなヘコミです。

私は再び明日香の股間に顔を埋め、性器全体を無遠慮に舌で舐めてみます。
ベロベロ、ベロベロ、ベロベロベロ…

「アッ、アッアアン… イヤアン、イヤアン…」
お尻の穴まで見られながらクンニリングスされ、明日香の初音が奏でられてきまし
た。
初めてのよがり鳴きはとても控えめでしたが、それでも感じる所を刺激されれば元気
いっぱいに声を出します。
私は娘が健康に成長したことをじかにこの耳で確認し、心の中で祝杯をあげる気分で
した。
そしてどうしても本格的なよがり鳴きをさせたくなりました。

未成熟な娘でもクリトリスなら感じさせることができます。
指の愛撫でこれまでにも何度かアクメを迎えさせてやったことがあるので、
口でしてやるのは初めてですが私には自信がありました。

明日香の突起はとても小さく、しかも皮をかぶっているので剥き出すのがたいへんで
す。
唇で皮を突起ごとはさんでピンク色の小粒を揉みだし、剥いてやりました。

本当にきれいな宝石のようなピンクのクリトリスが剥けてきました。
先端を舌で細かく震わせるように刺激し唇にはさんでコリコリしてやると、鋭い声を
上げて身体を波打たせました。
セーラー服の胸に付いている[一年三組 青山あすか]の名札がブランブランと踊り
はじめます。

「パパ、パパ、明日香たいへんだよ。どうかなっちゃうぅ。アン、アン、アン」

大胆な格好をさせられて初めて与えられる大きな快感に、どうしたらいいかわからな
くなったのでしょう。
泣きながら訴えてきます。

「大丈夫だよ。身体が反応するのはアッくんが健康に成長した証拠だから何も心配す
ることはないからね。
へんになんかならないから安心おし。気持ちよかったら我慢しないで元気いっぱいに
声を出しなさい」

そう言って不安を取り除いてやり、いっそう口舌愛撫に力を入れました。
無事にアクメを迎えて一きわ大きな声を上げたのはそれからまもなくのことでした。


(8)

うすいお腹を上下させて息を整えている明日香の股間はだらしなく開いたままです。

私はしげしげと彼女の性器に見入りました。
アクメを迎えたというのに、その部分は未だ初々しい風情を少しも崩していません。

相変わらずそこは楚々としたたたずまいで澄ましているのです。

まだまだ幼い子供の性器なのですから仕方ないのですが、濡れが全然足りません。
このままでは私の逞しい長刀を受け入れることは不可能です。
しかし私に抜かりはありません。明日香の未成熟な身体ではおそらく充分に濡れない
ことは予想できたので、
あらかじめクリームを用意しておいたのです。

「アッちゃん、いよいよ繋がるよ。いいね」

私の宣言に明日香は目を瞑りながらコクンと一つ頷きます。
セーラー服は、脱がして未発達の胸を露出させるよりこのままのほうが可愛いと判断
し上着は脱がさないことにしました。
もう一度くちづけを交わし、細っこい裸の下半身のあいだに膝をつき、
枕元に用意しておいた瓶入りの潤滑クリームを手に持つと、細っこい下肢を両脇に抱
えこんで開きます。

上半身だけを見ているとセーラー服姿の明日香は相変わらずお人形さんのように可憐
です。
そうして何も着けていない下半身に潤滑クリームを塗り込みます。
瓶から白いクリームを指ですくい、申しわけ程度に濡れ光る幼い性器に塗りこめまし
た。
私の長刀にもクリームをたっぷりまぶすといよいよ明日香に挑みます。

先端を入り口にあてがいました。
カリのふくらんだ部分を通過させ、どうにか収めることができました。
クリームの効果か、心配したほどの難事とはなりませんでしたが、
当事者の明日香はやはり相当に痛り、手を握りしめ歯を食いしばって耐えています。


私の大きな長刀で占領された明日香の中はとても硬く窮屈です。
でもしばらくジッとしていればじきに肉が馴染んできて動かしやすくなるものです。

私は泣いている赤ちゃんをあやす心づもりでセーラー服の上から肩や背中を愛撫して
やります。
二人はそのままの体勢でしばらくの間じっと抱き合っていました。

「パパ、パパ、気持ちいい?」
まだなんの知識もないウブな明日香がそんなことをたずねてきます。
入れただけで男が気持ち良くなるなんてありませんが、
私のことを思い、痛みに顔を歪めながら聞いてくる明日香が愛しくて、
「とても気持ちいいよ」とうなずき、愛撫の手に一層の力を込めてやりました。
彼女は痛みに耐えながら満足そうに私を見て笑います。

ようやく肉が馴染んで動かしやすくなってきたので浅いピストンを試してみました。

彼女は痛がって、しかめたお顔を左右に振って鋭い声を上げます。
セーラーの赤いスカーフがほどけて頭の上に広がり、
その表面を顔が振られるたびにお下げ髪がパサリ、パサリと這い回ります。

襟に付いている学校の校章にお下げ髪が絡まって自由にお顔が振れなくなりました。

しかし明日香にはお顔を振れなくなった原因を気にかける余裕はないようで、
動かせる範囲にお顔を振り続け、必死になって痛みを我慢しています。
私はそっと手を伸ばし髪をはずしてやりました。もちろん律動のリズムに影響はあり
ません。
何事にも動ぜず律動を続ける逞しい父親に頼もしさを感じたのか、しっかりと抱きつ
いてきました。

しばらくのあいだ機械的に責め続けましたが、幼い身体を気づかうのに神経を集中し
ているので、
明日香の締まり具合や形状などの感触を味わう余裕はありません。
ただ、いたいけな少女を完全に征服している満足感だけはタップリと味わっていま
す。

[一年三組 青山あすか]の名札が私の律動に合わせて飛び跳ねているのを愛しく見
ていると、
名札に何か透明なものがふりかかってきました。どうやら涙のようです。
私は律動を中止して濡れた名札をそっと指でぬぐい、
乱れた制服を直して元のお人形さんのように可愛いく整えてやりました。
涙とよだれで汚れたお顔も優しく指で拭いてきれいにしてやると鼻を鳴らして甘えて
きます。

上半身だけ いつものお澄まし明日香に戻りましたが、下半身ではとても淫らなこと
をしているので、
そのギャップに私の長刀はさらに固さを増してきます。
しかし私はもう終わらすことを決意しました。

私のために一生懸命痛いのを我慢している明日香の優しい心根を無駄にしたくはあり
ませんが、
愛娘を長時間泣かすのは本意ではありません。
もう少し楽しみたかったですが、なるべく痛がらないペニスの角度を探し出し、
手早く細かなピストン運動を施して射出を済ませました。
明日香も熱いほとばしりを膣腔の奥に感じて終わったことを知ったようです。
上気した顔をニッコリさせてくれました。

「パパのオチンチンから何か出たのがわかったの。とても熱いものが出てきたよ。私
の奥の方にかかったわ」

「痛いのを我慢してよく受け止めたね。とても気持ちよかったよ。
アッちゃんはもう男の人を喜ばすことのできる大人の女なんだね」

よく頑張った彼女の努力をねぎらい、まず褒めてやりました。
「うん、明日香がんばったもん」

父親を満足させたことがよほど嬉しいのでしょう、
急に誇らしげな態度をとってニコニコしながら抱きついてきます。

私は明日香から長刀を引きあげました。
股間が破瓜の血で大そう汚れていたので、私はポットに用意した熱いオシボリで丁寧
に拭いてやりました。
しきりに何か気にしている様子なので、どうしたのと聞くと、

「せっかくパパの樹液を入れてもらったのに、流れ出ちゃうような気がして」
「そんなこと気にするなんて、さてはお姉ちゃんたちに何か言われたね」
「うん、理恵ネエはパパの樹液を入れてもらうと、美容にとても良いっていうの」
「まさか、そんなことはないだろう」

「理恵ネエも典ネエもパパとセックスすると、お肌の調子がとても良くなるんだっ
て。
パパの樹液が膣から吸収されて、体の中からお肌をツヤツヤにしてくれるんだってい
つも言ってるよ」

なるほど、そういうこともあるかもしれません。
血を分けた娘たちの美容に、あの子たちの体を作る素になった私の樹液が
なんらかの影響を与えても不思議はないでしょう。
女性ホルモンを活発に分泌させるような、何か現代の科学では説明のつかない効果が
あるのかもしれません。

そういえば二人の姉たちは私の樹液を受け入れるようになってから、急に大人っぽく
綺麗になったような気がします。
彼女たちがそんなことを考えているなんて初めて知りましたが、悪い気はしません。


「それじゃ今日からしばらく毎晩アッくんに私の相手をしてもらうから、うんと綺麗
になっておくれ」
「ほんとうにほんとう? わたし、うれしい」
「セックスを覚えた最初のうちは、間をおかないほうが覚えが早いからね」
「パパの樹液をたくさん入れてもらったら、私も理恵ネエみたいな美人になれるか
な。
ねえパパ、今日のわたしきれいだった?」

「アッくんのお肌は肌理が細かくてとてもきれいだ。匂いもいいしとてもよかった
よ。
このセーラー服はアッちゃんの良い匂いが染み付いていて、とてもいいね。
新しい制服を買ってあげるから、それは私たち二人のとき専用のパジャマにしなさ
い。
毎晩それを着て私の相手をするんだよ」

それから二週間、明日香は毎晩私のラブレッスンを受け、
セーラー服姿で一日に二~三回、樹液を膣に流し込まれたのです。

それによって成長が促されたのか発育に加速がついたようで、
急に身体の線が丸くふくよかに変化し、大人の色気も備わり始めたように見えます。

性交時の痛みも無くなり、一人前にセックスを楽しめる身体に成長を遂げました。

第一章 「私の自慢の娘たち」おわり


[2004/05/17]

小説(転載) 「娘の看護」

近親相姦小説
07 /08 2018
掲載サイトは消滅。
題名   「娘の看護」

3日前に吹き荒れた雨と風は、それまで覆っていた冬の雲を一気に東の空
へと追い出すと、西の方から清々しい太陽と暖かい空気とを迎い入れてく
れて、さっさと早足で東の空へと去っていったのだった。

それまで肌寒い日々が続いていたのがウソのような、暖かい陽気が降り注
ぐ日々がそれから始まった。

街を行く人々も、次第に重々しかった衣を1枚2枚と脱ぎ捨てて、俯き加
減だった背筋も、しゃんと伸ばして歩くようになっていた。
長いこと待ち望んでいた暖かい春が、今やっと到来したのだと実感したの
だった。

しかしながら、やっと暖かくなったとはいえ、ほんの数日前までは、手足など
がガチガチ冷える程の寒さだったことから、この急激な温度変化がことさら
人間の体調などに影響を与えるのは当然だった。

弘平もその1人で、昨日の夜から酷く汗をかいてうなされていた。
横で寝ていた妻も、驚いて飛び起きると、心配そうに弘平の汗ばんだ額を
拭きながら、氷嚢を用意したり、汗で汚れた下着の取替えをしたりと、甲
斐甲斐しく看護をした。

そして次の朝、容態は、ようやく落ち着きを取り戻した。
呼吸も平静な状態に戻っていた。そして滝のように噴出していた汗も、す
っかりと引いていて、青白かった頬も、ほんのり赤みを取り戻していた。

妻は夫の口に突っ込んでいた体温計を引き抜くと、じっと目盛を見ていた
が、すぐに安堵の表情を浮かべて体温計を持っていた手を2度3度大きく
振った。

「どうやら熱も下がったようね」
「ああ、やっと薬が効いたようだな。大分気持ちが楽になったよ」
「真夜中にいきなりうなされるんだもん、びっくりしたわ」
「最近少し仕事が忙しかったからなあ・・」
「仕事だけかしら・・・ねえ?」
「な、なんだよう、その疑いに溢れた目は・・」

弘平は、呆れた表情の妻の視線が、ネチネチと身体にまとわりつくのを感
じた。その理由は自分でも分かっていた。

「大体飲み過ぎなのよ。いつも仕事と称しては毎晩毎晩遅くまで、飲み歩
いてばかりいるから身体を壊すのよ」
「実際仕事なんだからしょうがないだろ」
「フン、ホントかしらね・・お酒のせいで弱った身体だから、この季節の
変わり目ですぐに体調崩しちゃうのよ」

それから妻の叱り付ける口調が何分か続いた。
いい加減うんざりな弘平は、掛け布団を頭の上に覆ってしまった。
一も二にもキリキリと耳の中が痛くなる甲高い声から逃げたかったのだ。

「またそうやって逃げる・・もうやんなっちゃうわ」

妻は心配してくれているからこそ、ああいう物言いをするという事を弘平
は十分に理解はしていたが、昨日から続いていた発熱と嘔吐などで精神的
にかなり参っていたので辛いのも無理なかった。

勿論、妻の方も旦那が、かなり辛い精神状態である事は重々承知していた。
それでも彼女が必要以上に責め立てているのは、いつも言う事を聞かない
弘平にお灸を据えたいという思いからだった。

結婚して15年、商社に勤める弘平との生活は、すれ違いと我慢の連続だ
った。朝早く出て夜遅く帰る日々、たまの休みは接待ゴルフ漬けとくれば、
大概の奥さんなら、とっくの昔に離婚だ。

だが彼女はそうはしなかった。
勿論、愛情は当然あっただろうし、一流商社でエリート出世コースを歩む
彼のお陰で、あくせく共働きをしなくてもいい身分なのも魅力としてあった。
それにもう1つ、子供の存在があった。

彼ら夫婦の間に、今年11才になる1人娘の美亜がいた。
有名私立付属小学校に通う今年最上級生になるお嬢様だった。

そして来年は付属中学校に上がる。ここは何よりも家庭環境が重要なのだ。
今まで以上に安寧な生活が求められるようになってくる。家庭不和に離婚
などは以ての外だったのだ。

弘平から見た妻は、それでも申し分の無い女性だった。
夜遅い帰宅の時でも、寝ずに待っていてくれるし、たまに部下を引き連れて
一緒に自宅に帰って来ても、彼に恥をかかす行動や言動などは一切無かった。
いつも笑顔でお出迎え、気配り上手の料理上手。誰もが羨ましがる賢妻だった。

弘平の妻が評判の美人妻という話は、社内ではつとに有名だった。
弘平が引き連れてくる部下たちなどは、彼女の顔を見たいが為に喜んでやって
くるといっても過言ではなかった。
お互いにとって良い関係が続く生活だった。

だが、今日の朝だけはそうとは云えなかった。
けだるさが残る中、気分は最悪。綺麗な妻の顔も、今日だけは憎々しく見えた。

「会社には私が連絡しておくわ。だからあなたは今日1日ゆっくり休んでいて
くださいよ」
「ああ・・済まないがお願いするよ。明日には治ると思うから、今日は1日中
大人しくして寝ることにするよ」

妻は布団を2度3度、ポンポンと軽く手で叩くと、優しい微笑を浮かべて部屋
を出て行った。
そこでやっと弘平も落ち着いて一息ついたのだった。



それからしばらくして、彼女は飲物が入ったコップをお盆に載せて戻って来た。

「さあ、あなたが大好きなトマトジューズを持ってきたわ。これを朝食代わり
に飲んでくださいね。それとはい、お薬。これもちゃんと飲んでくださいよ」

面倒臭さそうに、身体を布団から起こす弘平。
だが、熱の後遺症か、少しばかりめまいを覚えた弘平は、思わず前につんのめ
ってしまった。

「本当に大丈夫?私が飲ませてあげようっか?」
「いいよ、もう。自分で飲むからさ。それよりも美亜の方はいいのか?」
「そっちは大丈夫。もう起きて今ちゃんと食事しているわ」

部屋の時計に目をやると、デジタル表示が7時30分を示しているのが見えた。
いつもならとっくに家を出ている時刻だ。
その時弘平は、最近娘と一緒に食事をした記憶がまったくない事に気付いたの
だった。

あれはいつだったか?
だがいくら思い出そうとしても、全然分からなかった。
今さながらに愕然とする弘平。

「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらって、あちらに行かせて頂くわ」

妻は、呆然とした弘平の顔を見て、少しばかりの笑みを浮かべながら立ち上が
って部屋を出て行った。


妻が台所に戻った時、隣の部屋にある食卓では、娘の美亜が1人で、ご飯を食べ
ていた。彼女は大人しく背筋を伸ばして、ゆっくりと箸を口元に運んでいた。

「お父さんはどうだった?お母さん」
「ああ、あなたが心配する事は何も無いわよ。お父さんは単なる風邪だから・・」
「そうなんだ、ああよかったあ・・・うふふ」
「後で、顔を見せに行ってあげなさい。お父さん喜ぶと思うから」
「うん、そうする。最近あんまり話したこと無かったから、ちょっと緊張しちゃう
けど・・ね」
「そうだからといって、あんまり長話しちゃだめよ。お父さん病気で今大変なんだ
からね。分かった?」
「はああい」

クリクリとした大きな瞳が、差し込んでくる陽光の中で可愛く輝いた。
長い黒髪に、幅広カチューシャタイプの白のヘアバンドが頭頂部にくるりと巻かれた
姿と白を基調としたセーラ服と胸元に巻かれた赤いリボンを身に纏った格好は、どこ
から見ても、清楚なお嬢様という印象を受けた。

そして食事を終えると丁寧に箸を置いて席を立った時、更に印象深いものが目に映っ
た。それはすらりとしたプロポーションだった。
かなり長いスカートに覆われていたが、腰から下が異常に長いのが目で分かるぐらい
の長さだった。
女の子なら誰もが憧れる脚の長さとスタイルの良さを、美亜はすでに持ち合せていた。


美亜は、逸る気持ちを抑え切れないのか、足早に父が寝ている部屋へと向かった。
次第に紅潮する頬に嬉しそうな表情。まるで待ち焦がれた恋人に久しぶりに逢える
かのような喜びに満ちた笑顔を浮かべていた。

そして・・目の前に父親が寝ている部屋に近づくと、そこで足の運びをゆっくりと
スローダウンさせて静かにドアの前に立った。
美亜は胸に手を当てて一度深呼吸をして緊張した面持ちで、ドアを軽くノックをした。

「ああ、起きているから入っておいで」

中から父親の声が聞こえると、美亜は勢いよくドアを開けた。
さっきまでの緊張した表情とは一転して明るくにこやかな笑顔を浮かべながら
部屋に入っていった。

「な、なんだあ・・結構顔色いいじゃない。よかったあ」
「美亜には心配させてしまったなあ・・・ゴメンな」
「いいよ、そんなこと。美亜はお父さんが元気になってくれたのが嬉しいの。
それにね美亜、お父さんの風邪ちょっとは感謝しているのよね・・・えへへ」

美亜は少しはにかんだ笑みを見せながら、弘平の枕元に寄って来た。

「そっかあ・・ここ最近あまり話したこと無かったからなあ」
「お父さん、ずうっと忙しいもんね、しょうがないよ」
「それでオレの体調不良に感謝なんて皮肉だな。ははは」

2人は顔を見合わせながら笑った。
だが弘平は下から見上げながら見る美亜の姿に、内心少しばかり驚いていた。
いつも、どんなに遅く帰ってきても寝顔だけは見るようにしていたのだが、
まだまだ幼さが残る表情なのだが、時折見せる横顔には、そこはかなげに色気が
見え隠れするのを見逃さなかった。

いつの間に・・
弘平は、今更ながら時の流れの速さを思い知った。

「なあ美亜、ちょっと立ってごらん」
「うん」

云われた通りに立ち上がった美亜。
すらりとした立ち姿。11才にしてはかなりの身長だ。
見た目だけなら高校生と云っても信用してもらえるだろう。

「随分と大きくなったなあ・・」
「学校朝礼の時は、一番後ろなんだよ。直ぐに校長先生と目が合っちゃうし・・
美亜目立つの凄く苦手だから、困っちゃうの」
「あはは・・・まあ、身を小さくしてろと言っても、それじゃあ出来ないしな」
「な、何も笑うことないじゃん」
「いやあ、ゴメン、ゴメン。笑うつもりじゃあなかったんだけど、つい・・な」
「つい・・何よ?」
「つい、可愛かったからさ・・あはは。美亜の恥ずかしそうにしている顔がね」
「え?私が可愛いって?」
「ああ、そうだよ。美亜は可愛い。お父さんウソ言わない・・本当だよ」

弘平の言葉に美亜は、頬を赤らめ、甘い甘い笑顔を見せた。
久しぶりの父娘の会話。ぎこちなさは既に無く、楽しげに話す美亜。
そしてはしゃぎながら、ふざけながらくるくると身体を回した。
回る度にスカートがふわりと浮き上がる姿を、弘平は眩しそうに見ていた。

「ちょっとー!美亜ちゃん、何してるの?もう学校に行く時間でしょー!」

その楽しいひと時を終わらす妻の大きな声が聞こえた。
残念そうな表情を浮かべる美亜。

「はああい。すぐに行きまーす!」

美亜は大きな声で返事をした後、振り返って弘平の顔を見た。
もう少しだけでも話をしたい・・そんな表情が彼女の顔に出ていた。

「お父さん、今日1日はここで寝ているから、美亜が学校から帰ってきたら
またお話をしよう。まだまだいっぱい話したい事あるからさ」
「うん。美亜もいっぱい話したい事あるの。今日は寄り道しないで帰るからね」
「おいおい、それじゃあ美亜はいつもどこか寄り道しているのかい?」
「え?あっ、ええっと・・・じ、じゃあ行ってきまーす」

しまった、とばかりに、美亜は顔を逸らしながら慌てて部屋を出て行った。
その姿に堪え切れずに吹き出す弘平。
久しぶりに聞いた娘の声が、疲れ切った身体を優しく癒してくれたことを実感
していた。

妻のくれた薬は、事のほか良く効いてくれたようだ。
少しウトウトしたかなと思ったら、いつの間にか部屋の辺り一面に夕日が差し
込んでいた。

その時、かなり喉の乾きを覚えた弘平。
彼は妻の名前を呼んだ。
だが返事は返ってこなかった。

少し間を置いて、もう一度声を出した。
だがやっぱり返事は無い。

仕方ないとばかりに弘平は身体を起こした。
薬が効いていたとはいえ、かなり大きなめまいが頭の中を巡った。
やはりまだまだ無理は出来なかった。

足腰に力を入れて立ったが、足がふらついて仕方がなかった。
心許ない身体を引きずりながらも、やっとの思いで台所にたどり着いた。

蛇口を大きく捻ると、あっという間に大量の水道水がコップから溢れ出た。
我慢しきれずに口元を寄せると、音を立てながら一気に飲み干した。

はああ~!

もやもやした喉奥に滑らかさが戻った。
爽快とは云えないまでも、些か重苦しかった胸のつかえが下りた。
その時、玄関先からドアが開く音がした。
妻が帰ってきたと思った弘平は、”おかえり”と声を掛けた。

するとその玄関先の気配が、急に慌しい空気に変わった。
パタパタと忙しく急いでこっちに向かってくる足音がした。

目の前に現れたのは娘の驚いた顔だった。

「お、お父さん?起きてても大丈夫なの?」
「あ、ああ、何とかな・・・約束通り、寄り道しなかったんだ」
「当たり前じゃない。でもお父さん、凄く顔色が悪いわよ。まだ無理しちゃ
だめなんだってばあ・・」
「で、でもお父さん喉渇いちゃってさあ、でも誰もいなかったから仕方なく」
「ああ、もう~!無茶しちゃだめだよう」

美亜はカンカンに怒りながら父親に肩を貸しながら一緒に部屋へと連れ帰った。
まだめまいが残る中、弘平は美亜の肩に身体を寄せながら歩いているのに驚き
と嬉しさが入り混じった感慨でいた。

小さい頃に抱いた時、彼女はミルクの匂いでいっぱいだった。
だが今横にいる娘からは、何かしら甘酸っぱい匂いがしていたのだった。
おしゃれで何かの香水をつけたのかもしれないと弘平は思った。

不思議な思いが交錯した。
まだまだ子供と思っていたのに・・・オレの体重をしっかり支えるまで大きく
なったなんて・・・それでこの香水・・もう大人の手前に来ているのか。
何故か寂しい気持ちがした。
こんな成長の速い娘を持った男親は気が気でないのは当然であろう。


部屋に戻って布団に寝かされた弘平は、それからしばらく美亜の看護を受けた。
美亜は甲斐甲斐しく弘平の世話をした。汗拭き、氷嚢の取替、食事、等々・・
だがさすがにトイレだけは何とか自力で行った。

弘平は美亜に妻の日常のことを聞いた。
昼間彼女がいなかったのを不思議に思ったからだった。

「お母さんね、最近お祖母ちゃん家によく行ってるの」

意外な返答に弘平は面食らった。
更に聞けば、妻の姉婿が弘平と同じく体調を崩してしまったらしく、家の中
の用事一切が出来なくなったということで、急遽妻が代わりに手伝いに行っ
てるとのことだった。

弘平にはその話の全てが初耳だった。妻からは何も相談がなかったからだ。
まあ自分が仕事で疲れているから余計な事を耳に入れないでおこうという配慮
だったに違いないと、直ぐに理解したのだが・・・

その時、弘平は、ほんの少しだが胸の中に出来た小さな染みが、次第にじわじ
わと広がっていくのを感じていた。

どうして夫である自分より実家を優先したのだろう?
そして何も言ってくれないのはナゼだ?

だが疲れて弱りはてた肉体が、それ以上考えるのを拒否してしまった。
そして再び熱が高くなった。だが幸いにも美亜が良く看てくれたお陰で大事に
は至らなかった。

妻が帰宅したのは、日が沈んで大分経ってからだった。
そして彼女は帰ってくると直ぐに夕食の準備に取り掛かったのであった。

「あなた、今日はおかゆで済ましてくださいね」

普段と同じように抑揚が無い妻の口調を聞くと、再び熱が上がっててきた弘平。
声を出すのもおっくうだったが、美亜がそれらを運んでくれたとなると話は別
だった。

「はい、お父さん、あ~んして」

言われる通りに口を開ける弘平。まんざらでもない表情で時折笑顔も見えた。
美亜も、口にスプーンを運ぶ際には、恥らう様な笑みを浮かべていた。

「あまり話せなかったなあ・・・ごめんよ美亜」
「いいの、気にしないで。だってお父さん、ずっと苦しそうだったもん。
美亜、かなり心配しちゃった。お話はまた明日でもいいのよ」
「でも・・・明日はさすがに会社に行かないと、かなり拙い事になりそうなんだ」
「ダメよ。ダメ、ダメ、ダメ、ダメだったらダメ!そんな事したら、お父さん
もっと身体を悪くなっちゃう」

美亜は顔色を真っ赤にして詰め寄ると、弘平のパジャマの袖口を摘み、
大きく左右に振りながら猛反対の態度を示した。
子供らしく自分の気持ちに正直に反応する美亜。
真直ぐに自分を見つめる真剣な眼差しに、嬉しさの反面戸惑いを覚える
弘平だった。

「だめですよ、あなた。今無理をして、後でどうにもならないってことに
なったりでもしたら、残された私達2人はどうしたらいいんです?自分の
事以上に私達の事も考えてくださいよ」

その時、突然部屋の外から妻の声が聞こえてきた。
2人が振り返ると、妻が入り口のところで立っていた。
彼女は美亜とは違って、いつもと同じように極めて平然とした表情だった。

「何もそんなに不服そうな顔をしないでよ」
「い、いや、そんなつもりはないけど・・さ」
「だったら、ちゃんと言う事聞いてちょうだい」
「しかし、今休むと、これから先、仕事の面でかなり影響がでそうなんだ」

弘平はいぶかしそうな顔で妻を見ると、頭をポリポリと掻いた。
それを見ていた妻は、更に冷ややかな視線を彼に送った。

「死んだらお終いなのよ。死んでしまったら大好きな仕事も出来なくなるのよ」
「な、何も、死ぬとは限んないだろ。縁起の悪い事を言うんじゃない!」

荒い息遣いの中で、振り絞るように声を出した。
弘平は、イラつく気持ちをどうにも抑えられなかった。
妻の平然とした横顔を見ると、その思いは更に強くなった。

「2人とももうケンカは止めて!お願いだから・・」

とうとう美亜が弘平の怒声に泣き出してしまった。
妻が慌てて美亜を抱きかかえた。

「とにかく2,3日は安静に寝ててちょうだい。あなたにもしもの事が
あったらこの家はお終いなの。美亜の為にもお願い」

キレイな顔した妻の冷たく鋭い視線と”美亜の為”という言葉に、弘平
は、仕方なく自分の言葉を飲み込んでしまったのだっだ。

結局弘平は土日を挟んた都合4日間の休暇を取った。
だけど何もする事が無く、ただただ時間が過ぎていくだけだった。

不調を訴えていたところは、2日程で全部無くなっていた。
今ではめまいもなく家中を自由に歩き回るところまで回復していた。

妻は相変わらず昼になると実家へ足繁く通っていた。
無論説明など無かった。弘平も無理に聞こうとはしなかった。

それでも妻は夕方に帰ってからは、看病はよくしてくれた。
だが互いに意識的に目を合わすことは無かった。

くさくさする気持ちの中、娘・美亜と話す間の時間だけは幾分気持ちが
安らいだ。
学校の話、友達の話、将来の話、、頷いたり驚いたり。
母親との旅行の話、そして家の中での話、落ち込んだり、反省したり。

いかに仕事にかまけて、家庭をおろそかにしていた事を痛感した2日間だった。
特に娘のことなどは何1つ分かっていないのが明白になった。
担任の先生の名前から、娘の好物が何であるか、趣味は何であるかなど、
親なら知っていて当然の事柄ついて何1つ知らなかったのだから・・

「お父さんって、何も知らなかったのね?」
「ごめんごめん。これでは父親失格だな・・あはは」
「なーんか、顔が引きつっちゃってますけど?・・うふふ」
「分かった分かった、今回こんな病気をしたのも何かのお告げなんだと思う
から、罪滅ぼしの意味を込めて、2人への家庭サービスをめいっぱいするよ」

ここ数日の妻の態度を見て、彼女の素っ気無い態度は、やはり自分に責任が
あるからなのだと率直に思ったからだった。
回復と同時に冷静に物事を考えるようになると、それまでふてくされた態度を
とっていた自分がますます情けなく思えるようになっていた。

「お母さんには悪いことしちゃったな」
「そうかなあ?お母さんも分かっていると思うけどね」
「美亜には分かっていたんだ?」
「うん。だからお父さんも、そんなに落ち込まなくてもいいんじゃない?」

”ただいま”

その時、玄関から声が聞こえて来た。
どうやら妻が帰ってきたようだった。

弘平と美亜のお喋りの時間は、そこで終了となった。
弘平はふぅ~っと一息つき、美亜は大きく背伸びをした。
長い時間お喋りを続けた疲れが、その時垣間見えたのだった。

「ねえ、お父さん。お休みもあと1日ね」
「明日もゆっくり寝かしてもらうよ。それでOKだろうな」
「それからね、向こうの家の小父さんも具合が良くなったそうよ。やっぱり
お母さんの看護のお陰かしら・・・お祖母ちゃんも喜んでたって、お母さん
言ってたわ」
「ふぅ~ん、看護ねえ・・こちとらは1人で大変だったのにな」
「もう、怒らない怒らない、お父さんには美亜がいるじゃない」

美亜は可愛らしい笑みを弘平に見せながら、2,3回肩を軽く叩いた。
これには、へそを曲げていた弘平も、ついつい頬が緩んでしまった。
そうなるぐらいに美亜には魅力的な可愛らしさが備わっていた。

「お前に、お母さんと同じ看護が出来るのかい?」
「モチロン!お父さんの看護ぐらい簡単よ。今日だって美亜、お祖母ちゃん
の家でお母さんの看護の仕方を見てきてるもの。うふふ・・」

妻の実家は、そう遠くないところにあった。
昔はいつでも行こうと思えば気軽に行けたのだけど、やはり仕事の都合も
あって、最近あまり足繁く通ったことが無かったのだった。
それがあってか、訪ねるのにもかなり気が引けていたのがあった。

妻のゆっくりとした足音が近づいて来た。
美亜のお喋りは、またまたそこで中断となってしまった。

「ただいま、どう調子は?」
「ああ、熱は何とか治まったようだな。明日と明後日の2日あればもう大丈夫かな」
「そう、それは良かったわ。大事に至らなくて幸いだったわね」

弘平は話の最中に、ふと辺りを見回したが美亜はいつの間にか部屋から出て行
ったのか、そこにはいなかった。

「今日も実家に行ってたのかい?」
「え、ええ、まあ・・あちらも人手が足らなくて困っていたようだから仕方
なく・・・ね。そのせいであなたの看護を疎かにしちゃってごめんなさいね」

しらっとした台詞回しに、どうも親切心が感じられないと弘平は感じた。

「さっき美亜から聞いたんだけど今日は美亜も、向こうの家に行ってたんだってな」
「ええ?あ、ああ、そうなの・・・」
「どうしたんだい?急に驚いちゃってさ」

それまで表情1つ変えなかった妻が、弘平の言葉に大きく動揺したのか眉間に
シワを寄せて、目元がキョロキョロとあちこちに動いて落ち着かなくなっていた。

「美亜は何か言ってた?」
「いや何も・・今あちらの家は大変なんだってな」
「ええ、姉の主人が倒れたから、酒屋の仕事が回んなくなっちゃって」
「だからお前が手伝いに行ってるんだな?」
「まあ、そうよ。姉と母が配達をしている間に、私が店番をしながら看護していたの」
「どうして俺に言ってくれないんだ?」
「無理言わないでよ。あなた、風邪でウンウン唸ってたじゃない。そんな時に言える
訳ないわ」
「そ、そりゃそうだけど・・」

弘平は不満そうな顔をして妻を睨んだ。
その顔を見た妻は少し驚いたようだった。

「ひょっとしてあなた、妬いてるの?」
「ば、ばか、そんなことあるもんか!何言うんだ、絶対違うぞ!」
「ああ、私があっちの看護ばかりをして、あなたをほったらかしにしたから・・」
「も、もういい、もういい、そんな下らん話は聞きたくない」

顔を真っ赤にした弘平は、妻に対してわめき散らすと布団を頭から被ってしまった。
その様子を目の前で見た妻は、目を大きくして驚いていたが、次第に落ち着き
を戻したようで目元に安堵の色が見えた。
そして、少し笑みを浮かべると、弘平が包まった布団を一瞥して静かに部屋を
出て行った。


「お父さん、もう大丈夫そうね」

妻がリビングに戻ると、美亜がソファーで座ってテレビを見ていた。
美亜の問いかけに妻は黙って首を縦に振った。

「ねえ美亜ちゃん、あなた今日お祖母ちゃんの家に来たの?」
「うん。ちょっとヒマだったから・・」

妻はやかんに水を入れると、コンロのスイッチを捻った。
そしてコンロに着いた火を、じっと見ていた。
美亜は相変わらずテレビに顔を向けたままだった。

「お父さんと何話したの?」
「学校の事と友達の話だけよ」
「そう・・でもお父さん、何も知らなかったでしょ?」
「うん、しょうがないけどね・・あはは」

しらっとした空気が漂う中、互いに視線を合わさずに会話を交わした。
美亜は、手元に置いてあったコントローラで、無作為にチャンネルを
回した。そして、詰まらなさそうに唇をへの字に曲げると、スイッチ
を切って、ソファーから身体を起こした。

「ねえ、お母さん・・」
「なあに?すぐに夕食を作るから、少し待ってなさい」
「明日もお祖母ちゃん家に行くの?」
「仕方ないわねえ・・伯父さん、まだ身体が悪いから」

妻は美亜と目を合わさずに、忙しそうに台所で夕食の準備に取り掛か
っていた。

「ふうう~ん。そうなんだ」

美亜は、まじまじと忙しく働く母親の背中を見つめた。

「お父さん、ホント何にも知らないのよね」

美亜は、小さな声で呟くと、その時見ていた背中から目を背けて、父親
が寝ている部屋の方に、その沈みがちな視線を送ったのだった。



翌日は土曜日だったので、美亜は昼過ぎには学校から帰ってくる予定だった。
一方弘平はというと、すでに体調がすこぶる良好であった。
そうなると当然というべきか、彼は朝から身体を持て余していた。
もちろん直ぐには行動しなかったが、布団の中で、おとなしくしてもいなかった。

妻は早い時間に家を出て行くと、弘平は美亜が帰る昼頃まで、誰にも気に掛けず
に周辺を散策に出たりして身体を解した。

だけど、美亜が帰宅する頃には、いつものパジャマ姿に戻って、布団の中に
潜り込むと、昨日一昨日同様おとなしく寝ている姿を彼女に見せようとした。

「ただいまあ~」

美亜の明るく大きな声が玄関先から聞こえると、弘平の頬は自然と緩んだ。
そして美亜の足音が近づいて来ると、頭を隠すように掛け布団を深々と被った
のだった。

「お父さん、どう具合は?」
「あ、ああ、美亜か、お帰り。お父さんちょっと寝てたみたいだな」
「ごめんなさい。起こしちゃった?」
「いや、いいよ。よく寝れるのは良い事だからな。凄く気分もいい」

弘平は大きく背伸びをすると、ゆっくりと上半身を起こした。
すると美亜が、すぐに近寄ってきた。彼女は両手で弘平の両肩を優しく抱えた。
いかにも、つい今しがた起きたばかりといった風の眠そうな目をこすりながら
少し疲れた感じの笑顔を美亜に見せた。

眉を八の字に曲げて、心配そうに手を弘平の額に当てる美亜。
その時弘平の鼻に彼女のセーラー服から清々しい草花のような匂いがするのを
覚えた。そして目の前には、彼女の胸元にある赤いリボンの結び目に少しばかりの
膨らみがあるのが見えた。
それらと一緒に若い樹木に見られるしなやかさと柔らかさに似たものが美亜の身体
から感じられた。

その時弘平自身、妙な戸惑いを覚えた。
かすかに匂う女の色気のようなものを美亜から感じたせいかもしれなかった。
胸の鼓動が自分でも感じられるぐらいに高まっているのが分かった。

「もう熱は無いみたいだね」

美亜の安心した笑顔に、またもやドキリとした。
今度は後ろめたさからだった。
冷やかし半分にやった弘平の演技は意外に良く出来ていたのだった。

「母さんは週末もあっちの家に行くんだな」
「しょうがないよ、お父さん。酒屋さんって休みが無いもんね」

美亜の言葉に弘平は少しばかり寂しそうにため息をつくと顔をうつぶせた。
もちろんダサイ芝居だった。その証拠に、ほんの少しだけチラリと上目使いで
美亜の顔を覗いていた。

可愛くなった娘の笑顔が、よほど弱った心に沁みたのか、美亜の関心を得ようと
弘平は何かと甘える素振りを見せた。
父思いの娘が怪しむはずも無く、あっけなく術中に嵌ったのだった。

「お父さんお腹空いてない?何か作ろっか?」
「お前、料理出来るのか?心配だなあ・・」
「ああ信用してないの・・大丈夫だよ、お粥ぐらいなら美亜でも作れるから」
「そ、そうかあ?ま、まあいいや、じゃあ待ってるから」
「うん、すぐ作るからね」

父の為に何かをしてあげたいという意思が美亜の表情に表れたの見て、弘平は
思わずほくそえんだのだった。

しばらくして、台所から何やら物音が聞こえて来た。
何もしないでただ待っているだけで、かなりな退屈を覚えていた弘平は、こっそり
と台所へ向かった。やはり娘が料理をしている姿が見たかったからだが、弘平の場合
親としての心配からだけではなさそうな雰囲気を匂わせていた。

少しばかりニヤけた顔で、静かに少しだけ戸を開けると中を覗き込んだ。
目の前にジャケットを脱いでシャツの両腕を捲し上げた美亜の後姿があった。
妻が愛用している可愛いピンクのエプロンが、また良く似合って映った。

料理は実に手際良く進められた。
決められた量のお米を炊飯器用のお釜に入れてから、米の研ぎ具合、最後の水の量
まですいすいと流れるように行われた。
弘平は驚いた表情で美亜の料理を見ていた。
妻の手解きが上手だった事もあるが、まだまだ子供だと思っていた娘が、ここまで
ちゃんと行えるまでになっていることに素直に感心したようだった。

美亜が炊飯器にスイッチを入れるところまで見届けると、弘平はゆっくりと静かな
足取りで部屋に戻って行った。

布団の中で大人しく待つこと1時間・・・
廊下の奥から美亜の足音と、カタカタと食器が重なり合う音が聞こえて来た。

「お待たせ~。ごめんね、ちょっと時間が掛かっちゃった」

美亜が持っていたお盆の上には、お粥以外に、かぼちゃやなすを煮た料理が添えら
れていた。それを見た弘平はびっくりした顔で美亜に聞いた。

「これ・・全部お前が作ったのか?」
「違うよ。美亜が作ったのは、このお粥だけで、後は全部お母さんが作ったの」
「そうか・・そうだよな、短時間で、こんな煮物が出来るはずないもんな、はは・・」

動揺なのか考えがまとまらないままに、弘平の頭の中は混乱していた。
娘に対してこんなに強く意識したのは初めてだった。
こんなに長い時間、顔を合わすことは余り無かったからだろうか。
仕事以外では、いつも妻の事をあれこれ考えるのが常だったのに、今この瞬間において
そんな事など頭の中には1つもなくて、あるのは娘のことをあれこれ考えてばかりいた。

そして既に元の状態に戻っていた弘平にとって、目の前に置かれた料理を平らげること
などまったく苦労はなかった。箸は一度も止まることなく、全ての料理はせっせと口に
運ばれていったのだった。

「わああ、スゴイ食欲だね、お父さん」
「ああ、特にこの粥が絶品だな。もう一杯おかわりが欲しいぐらいだ」
「本当~?嬉しい!ありがとうお父さん。大好き!!」

その時、
忙しく食べている弘平の頬に、一粒の米粒が着いてしまっていたのを見つけた美亜は、
すっと手を伸ばして指で摘むと、何の躊躇もなく自分の口の中に放り込んだ。
いつもと変わらない屈託の無い笑顔を見せる美亜。

だが今日に限って、それもどこか違う雰囲気があると弘平は感じた。
いや、それは彼自身の気持ちの変化の表れだったのかもしれない。

11才の子供に色気を感じた?
まさか・・・

弘平は苦笑いを浮かべながら頭を左右に振った。

「どうしたの・・お父さん?」

覗き込むように美亜が顔を近づけてきた。
内心ドギマギしている弘平は顔を赤らめながら引きつった表情のまま視線を外した。
自分でも判らない感情が知られるのが恥ずかしかった。
ましてや目の前にいる可愛い娘にはなおさら・・・・だった。

「い、いや、何でもないよ。ちょっと食べ過ぎてお父さん、ちょっと汗かいちゃった」
「もう・・それを早く言ってよ。汗かいたままだったら、また風邪がぶり返しちゃう
じゃない・・・下着持ってくるから早く着替えてよ」

妻そっくりの上から押さえ込むような大きな声で美亜は父親を叱り付けると、早足に
部屋を出て行った。
その瞬間熱を帯びた頭の中に急激に冷えた風が吹き込んできたのを弘平は感じた。
すっと我に返っていくのをしっかりと自覚した。

ああ・・将来美亜も我が女房殿のように口喧しくなるのかもな・・
ほんの少しの時間とはいえ危険な妄想が全身を侵しそうになった自分を自戒しつつ、
目の前に浮かんだ妻の見下ろすような冷ややかな表情に、弘平は小さくため息を
漏らすのであった。

しばらくして、廊下の向こうからばたばたと足早にこちらに向かってくる音が
聞こえて来た。

「はい、下着持ってきたよ。お父さん早く着替えてね」

美亜の手にはキレイに畳まれた男性下着の上下と白いタオルを持っていた。
あらかじめ母親から指示されていたのだろう。美亜はテキパキと動いた。
弘平がシャツを脱ぐと、その背中や胸の辺りには、無数の大粒の汗が吹き出ていた。

美亜は弘平の背後に回ると、すぐに持っていたタオルで背中を丁寧に拭き始めた。
美亜の手が右に左にと動くたびに、弘平は何とも言えない心地良さを感じた。

「これだけ汗が出ると大分調子も戻ったんじゃないの?」
「ああ、結構ご飯も美味かったし、汗をかいて身体の方も軽くなった気がするしな」
「うふふ・・本当に良かったね。じゃあ前も拭くね」

美亜は、そのままの状態から、前屈みになって両脇の間から腕を伸ばすと、
持っているタオルで胸元や、お腹辺りを拭き出した。
するとなぜか弘平の顔が次第に紅潮してきたのであった。

弘平は背中のところで、柔らかい感触を直接感じていた。
背後から手を伸ばす格好だと、2人の身体がピッタリと張り付いてしまっていて
美亜の胸がそれを敏感に伝えていたのだ。

その時密着した状態から、美亜のセーラ服の匂いが弘平の鼻をくすぐった。
それは草原の土の匂いに若い女の子特有の柑橘系の匂いが混ざった独特の濃い香り
だった。

弘平は美亜がまだ幼い頃にいつも抱っこをした時に匂っていた甘いミルクの香りを
漂わせていた頃を思い起こそうとしたが、今のそれはまったくといってもいい程に
違う強烈な思春期の匂いに圧倒されてしまったせいか、全然出来なる程に頭の中が
混乱していた。

「な、なあ・・美亜」
「なあに?お父さん」
「そ、そうくっ付かれると、凄く暑苦しい感じでしょうがないんだ。ちょっと離れて
くれないか?」

やっとの思いで父親としての理性が働いてくれた。
美亜が素直に離れてくれた直後、弘平は少しばかり疲れた表情でうな垂れた。
すると、美亜が弘平の背後から今度は横手へと移動して、肩口から腕へと丁寧に
拭き始めた。

「ごめんね、ちょっと臭っちゃった?学校から帰ってきて汗も拭かずにいたから」
「い、いや、そうじゃないんだ。本当に暑かったから・・それでなんだ」
「本当?」
「あ、ああ本当だ。父さんウソは言わないぞ」

美亜は、少しばかり頬を赤くしながら、はにかんだ表情で手を動かしていた。
その表情を見た弘平は、少しばかり居た堪れない心地になった。

ウソ・・・そうはっきりとしたウソをついてしまったのだ。
どういう訳か、娘の、立ち振る舞い、表情、そして匂い、と今まで気にもしていな
かった事柄によって今この場で大いに気持ちを揺り動かされてしまっている自分を
思い知ったのだった。

”ありがとう美亜”

なぜかその一言が言えないままに、ただ黙って娘の看護を受ける弘平。
このまま時が過ぎていくのに心地良さを覚えているかのようだ。
だが、美亜の手が布団の上から足下に触れた時、弘平の表情が一変した。

「もうここら辺で十分だ。お父さん随分とスッキリとしたからな」
「まだ残ってるよう。だから美亜が全部拭いてあげるね、いいでしょ?」
「あ、いや、その・・・あっ、それだったらシャワーでも浴びてきたらどうだ?」

弘平の言葉に、突然美亜は驚いた表情を浮かべると、すぐに制服の左肩辺りに
顔を近づけて、くんくんと鼻を嗅いだ。
すると、少し何かに引っ掛かったて困惑したかのように眉間にしわを寄せた。
そして少しばかり頬を赤らめたかと思ったら、そのまま俯いてしまった。

「やだああ・・やっぱり汗臭かったんだ・・ごめんねお父さん」

恥ずかしそうに小さな声で謝る美亜。
だが、まるっきり別の意図を持って言った弘平にとって、娘のその恥ずかしそう
な表情を見るにつれ、まるで我が事のように凄く恥ずかしい思いが全身を駆け巡
ったのだった。
勿論すぐにでも美亜に違うという言葉を掛けたかったのだが、その別の意図を
娘に言う訳にもいかず、ただ黙って落ち込む娘の横顔を見るしかなかった。

「すぐにシャワー浴びに行くね」
「い、いや、ま、まあ・・そんなに気にしなくてもいいんだぞ。お、お父さんは
そんなに気にしてないから・・・な。まあ、一応、最後まで身体拭いてくれないか?」
「お父さん、いいの?」
「ああ、もちろん」

今、男として困った気配が出ているのにも拘らず、
弘平は直ぐにでも出て行こうとする美亜を引き止めてしまった。
それは美亜の恥ずかしそうにしている横顔を見たときから腹の底から沸き立つ
気持ちが彼を父としての気持ちよりも優先させた。
そう、1人の男として・・・

美亜は、弘平の顔をまじまじと見た後、止めていた手を動かし始めた。
そして弘平の両手の甲を丁寧に拭き終わると、次に掛け布団に手を掛けた。

ゆっくりと捲り上げると、それまでずっと閉じ込められている内に生暖かくなっていた
その空気が一目散に逃げ出して美亜の鼻の周りに漂った。
そして弘平自身も、ムッとする臭いが立ち込めたのを分かったようだ。
彼の顔が少し赤くなった。

「なによ~お父さんも汗臭いじゃない。パジャマもしわくちゃになっちゃってるし・・」

美亜の顔がさっきとは一変、眉を尖らせ頬を膨らませての怒りモード全開だ。

勿論理由はある。だが言えない。
さっきまで出歩いていた事は言えないのは勿論だが、更にもう1つの理由があっては・・
当然弘平は一言も口を開かず、ただ黙ってその言葉を聞いていた。

「お父さんズボン脱いでちょうだい」
「あ、ああ・・スマンな」

まるで女房きどりな口ぶり。だけど、
言われるままに、弘平は座った状態から、そのしわだらけのズボンを脱いだ。
美亜はそれを受け取ると、直ぐに包めて横に置いた。

「お父さんのトランクス、すごくカッコいいね」
「センスいいだろう?お父さんのお気に入りなんだ」

ブルーの生地にイエローのストライブ、見栄えは確かにイイ、だけど少々若すぎるか・・

「お母さんに買ってもらったの?」
「いや、お父さんが自分で買って来た」
「へええ~意外だね」
「何が?」
「お父さん、そんなこと興味無いと思ってた」
「これでも少し年を気にしてるんだ」
「あはは・・でもお父さん、十分若いよ」
「そうかあ?これでも最近少しお腹が出てきてショックを受けているんだけどな」

弘平は、苦笑いを浮かべながらポンポンと手でお腹を叩いて見せた。
美亜は、その仕草を見てクスクスと笑いながら、タオルで両足のふくらはぎの
辺りを丁寧に拭き始めた。

タオル生地のザラつきが、美亜が少しばかり指先に力を入れる度に感じた。
弘平は次第に息苦しさを覚えた。そしてタオルが擦れる度に声が出そうになった。

「お父さん、もうちょっと足を立ててくれる?」
「ど、どこまで拭く気なんだ?もうここらでいいよ」
「最後に太ももの裏が残ってるの。早くう~」
「そんなところは、そのまま手を伸ばせば直ぐじゃないか」

美亜の意外なまでの積極性に戸惑う弘平は、甲高い声で早口で捲くし立てた。
だけど、美亜の再度のお願いの言葉に、仕方なく言う通りに渋々足を立てた。

美亜の手が伸びると、タオルが太ももの裏側にすっと当てられた。
一番柔らかい部分だけになんとも言えない、こそばゆい感触が背筋を伝わって
頭の中に侵食してきたのだった。

(は、はあ・・っ・・)

妙な刺激で全身の神経が剥き出しになった。
男なればこその刺激は、まったくの久しぶりだった。
だが、目の前の相手は妙齢な美女でも、その手の商売女でも無い。
11才の少女で実の娘なのだ。

これでも父親としての理性はちゃんと持ち合わせているぞ、と弘平は思い直した。
だが、美亜の手が妙に上手に動く・・上に下に、優しく柔らかいタッチで・・

そして・・弘平は思わず声が出そうになった。

「あら?どうしたのお父さん?」
「な、何だ?美亜?」

ふいに出た美亜の声に、少し驚いた弘平は美亜の顔を見た。
その時美亜の大きな瞳は一点に注視していた。

そして、弘平はその視線の先に自分の股間があるのに気づく。
顔を下に向けた。そして事の重大さを思い知ったのだった。

「うわあ~何か・・腫れてるみたい・・ね?」

驚きのまなざしで覗き込む美亜。
すると人差し指を伸ばすと、いきなりその膨らみを突っつくという行動に出た。

「あっ!」
予期しない行動に虚を突かれた弘平は、身動き出来ないままに、股間に美亜の
人差し指を迎え入れる格好になってしまった。

「うっそ~何これ?すっごく硬くなってる~まるで石みたい!」

美亜は好奇心いっぱいに目を大きくして、2度3度とまるでおはじきをするよう
に股間の膨らみを指で弾いたのだった。

「こ、これは、その・・お父さんが元気になった証拠なんだ・・うん」
「元気に?じゃあ・・お父さん、もう身体は本当の本当にいいのね?」
「あっ・・ああ、そ・・う・・だな」

父の無事を喜ぶ娘の無邪気な笑顔を前にして、弘平の胸の中に得も言えぬ疼きが
広がっていった。そして、
口にすれば、今にも身体が粉々に破裂しそうなぐらい恥ずかしい思いが頭の中で
いっぱいになっていた。

「じゃあ、ここも拭いてあげるね、お父さんパンツ脱いで」
「なっ・・ええ?」

突然の予期しない美亜の発言に、弘平の声もひっくり返った。
そして更に彼女が予期しない行動に出て弘平を驚かせた。

美亜はいきなりブルーのパンツを掴むと一気に下ろそうとしたのだ。
だが慌てた弘平の手が、反射的にパンツの端を掴んで何とか阻止した。

「ば、ばか!何するんだ!」
「何って、お父さんの身体を拭いてあげようとしてるだけじゃない」
「ここはいい、ここはお父さんが自分でするから・・」
「何恥ずかしがってるの?美亜は小さい頃からお父さんのハダカは見慣れているから
別に気にしてないよ」
「い、いや、でも、その・・最近風呂に入ってないせいで結構汚くなってるから、
それでちょっと見られるのがいやなだけなんだ・・分かってくれよ美亜」

弘平は、とりあえずの理由を説明した。極めて普通の言い分だった。
だが・・

「いやよ、いや、いや、お父さんの看護は最後まで美亜がするの!」

いつもなら聞き分けの良い美亜が反発した。
そして、またも人差し指を弘平の目に前に突き出した。

「それに、ほらあ~、パンツの先っちょにシミが出てるじゃない。ここも汗が吹き出て
気持ち悪くなってるんでしょ?だから早く拭かないと風邪が、ぶり返すかもしれないじ
ゃない」

美亜のふくれっ面を前に、弘平の息が詰まった。
否定説明など出来る筈もなかった。

”このシミは普通の汗ではない、男の欲望の汗なんだ。美亜とSEXがしたいから
出たんだよ”

って、言えない・・・言えるものか!
11才ともなれば、それなりの知識はあるだろう。美亜の強張った表情など弘平には
すぐに想像できた。
これ以上はマズイ!弘平の父としての理性が最後に勝ったのか、やっとの思いで布団
に片方の手を掛けた。直ぐにでも身体を隠さければ、弘平はそう考えた。

その時、細い手が弘平の目の前に伸びてきた。

「ちょっと待って!」
「あ、あうっ!」

美亜の鋭い声がしたかと思った瞬間、弘平の悶絶する声が被さった。
弘平の上半身が前屈みになった。
なんと美亜の手が弘平の股間の膨らみのところを鷲掴みしていた。
虚を突かれた弘平は、パンツの端を掴んでいた指の力を思わず緩めてしまった。

「それっ!」

美亜は、一瞬の間に弘平のパンツを勢い良くずり下ろしてしまった。
するとパンツの中から大きな塊が、勢い良く弾かれて現れた。

「うわああ・・」

やはりというか・・美亜の驚きの眼差しが、目の前に晒された塊に注がれた。

そして、それともう1つ、風邪の影響を考えて弘平はしばらくの間風呂には
入っておらず、おまけに全身大汗をかく展開もありで股間の中は大いに蒸れ
ていた。
その篭った空気が一気に解き放たれた時、何ともいえない臭気が辺り一面漂
ったのを弘平の鼻は敏感に嗅ぎつけた。
美亜の驚きは、その臭いにもあったのだと、弘平は即座に思った。

それにしても・・
ああ、何たる臭さだ。それに目いっぱい大きくなってるし・・
弘平は恥ずかしさで顔を上げれなかった。
唖然としている美亜の前では父としての威厳など跡形も無く吹っ飛んでしまった。

「何か、凄い臭いだね?・・お父さん」
「しょうがないだろ、風呂入ってないんだから・・」
「それに、すっごく大きくなってるんだね、お父さんのチンチン、うふふ・・」

美亜は嬉しそうに指で弾くと、弘平のそれは、プラプラと揺れ動いた。
若い頃には、自慢の持ち物だったが、今は恥ずかしいまでの欲望の象徴に成り
下がってしまっていた。

だが一方で次第に高ぶる気持ちが、胸の中に広がっていくのも感じていた。
見られてしまった以上、弘平の中で抑える気持ちが消えて、逆に大きな開放感
が溢れんばかりに広がっていった。

「こうなったらしょうがないなあ・・・すまんが美亜拭いてくれないかな?」
「はああい。でも乾いたタオルじゃあ意味無いかも・・この臭いを何とか
しなくっちゃね」
「じゃあ、もう1枚タオルを出してきて、それをお湯で濡らして拭いてくれ
ないか」
「うん、そうする。ちょっと待っててね」

そう言うと美亜は、またもや足早に部屋を出て行ってしまった。

「やれやれ・・」

後には、全裸のまま布団の上に、ただ呆然とした表情のまま寝転がってる弘平がいた。
股間には黒光りした大きなオブジェが一向に萎えることなく佇んでいたのだった。

少ししてから廊下の向こうから美亜の足早な音が次第に大きく聞こえてきた。
その音で弘平は思い出したように美亜が用意してくれたシャツに首を突っ込んだ。

「お待たせ~、お湯も持ってきちゃった」

美亜は、お湯が入った洗面器を両手に抱えながら慌しく部屋に入って来た。

「少し手際が悪いな。いくら汗かいててもお父さん風邪ひいていたんだよ、なのに
まだ肌寒い時期にシャツ1枚だけでいて、またぶり返したらどうするんだ?」
「あっ・・ご、ごめんなさい・・・美亜、つい忘れちゃって・・」

弘平は、パジャマの上着を羽織ると、厳しい表情で美亜を叱った。
その顔を見た美亜は、さっきまでのはしゃぎようから一転、シュンとなってしまった。

怖い父・・
それは父弘平としての精一杯の意地の表れだったのは言うまでも無かった。
だけど、正直なところ下半身丸出しの格好では余りにも滑稽にしか見えなかった。
弘平には分かっていた。分かっていたが、ああそれでもやはり、その場の己を取り繕う
しか術が無かったのだ。

「あっ、すまん、すまん、美亜を怒るのは間違っていたな。美亜がお父さんの為に
色々としてくれているのを、ついつい忘れていたよ」

美亜の落ち込む顔を見るや、即座に言葉を翻す弘平。
一転して優しい言葉で慰める・・優秀なビジネスマンはバランスを取るのが実に上手い。

「ううん・・いいの。悪いのは美亜なの。せっかくお父さんが治りかけているのに、
お父さんをハダカのままにしちゃったから・・それで、もしお父さんがまた風邪を
ひいたら、美亜、もう、悲しくなっちゃう・・ゴメンねお父さん」

そう言うと突然に美亜の目からポロポロと涙があふれ出た。
いきなりの出来事に弘平は慌てた。

「おいおい、いきなり泣くなよ。危ないから、まずはその洗面器を下に下ろしなさい」
「う、うん・・」

美亜は言われたとおりに洗面器を下ろすと、直ぐに自分も座り込むと顔を何度も手の甲
で拭った。
弘平の戸惑いは情けない事に股間に全部現れてしまった。
涙が頬を伝ってる美亜の顔が、何ともいえないぐらいに可愛く見えた。そしてそれは
父親としてある弘平の気持ちを隅に追いやりそうになるぐらいに男として愛しく思え
たのだった。

「さあ美亜、泣くのはもうやめて,お父さんの看護を続けてくれないかな?」
「あっ・・うん。ごめんね、すぐに拭いてあげるからね、お父さん」

父親の優しい言葉を受けて、美亜は目を真っ赤にしながらも満面の笑みを浮かべた。

「あら、お父さんのオチンチン、さっきより大きくなってない?」
「ば、ばか!どこ見ているんだ美亜、は、早く拭いてしまいなさい」

ズバリ心の中を見透かされたような言葉に弘平は驚いて思わず大きな声を出してしまった。
しかし美亜は、それには気にもせずに洗面器に入れていたタオルを取り出すと、ぎゅっと
強く絞ってから目の前で揺れているオブジェを優しく包み込んだ。

「おおうっ!」

ほど良い暖かさが股間を通じて気持ち良さと相まって感じられた。
それから少しして、何ともイイ匂いが弘平の鼻に入って来た。

「お湯の中に少しだけボディシャンプーを入れたの。どう?イイ匂いでしょ?」
「ああ気持ちがイイし、ほっと落ち着いた気持ちになれたよ」
「美亜だって、これぐらいはちゃんと出来るのよ」
「あ~あ~、謝る謝る、美亜は気が利くイイ娘だ・・ぞと」

弘平の軽いオヤジ口調に、美亜は子供らしい無邪気な笑い声をあげた。
そして・・自然と指先に力が入っていく。
美亜はタオルの上から、十本の指を軽く押し込んでいった。
くいくいっと指先が押したり引いたりとを繰り返すうちに、次第に弘平の口元が緩んで
きた。
震えるような快度が何度も押し寄せてきたのだ。気づかれないように我慢をするのだが
こう何度もだと、ついつい声が出そうになるのも無理なかった。

「ねえ、何かさっきより硬くなってる気がするんだけど・・」
「な、何言ってるんだ。最初からこのままだよ」
「そうかなあ・・?さっきより大きくなってるしなあ・・」

美亜の指先に更なる力が加わる・・
”やめてくれ、それ以上はヤバイ・・”
平静を装いながらも、頭の中では何度も反芻していた。
だが、弘平の頬は次第に強張り、口元が歪み始めた。

「ねえ、お父さんのオチンチンって、先っぽが大きくムケてるけど痛くないの?」
「あっ、ああ、お父さんぐらいの大人になるとな、みんなムケてるんだ。だから
全然痛くは無いんだ。ホントだぞ」
「ふう~ん、そうなんだ。でも、こんなに硬かったら、どうパンツの中に入れるの?」
「それは、当然小さくして納めるんだけど・・な」

美亜のいかにも女の子的質問は、弘平にとってはまさに言葉責め以外の何物でも
無かった。そんな中、
次第に高まる興奮は、とうとう揺れるオブジェを、石膏に変えてしまったのだった。

「じゃあ、今すぐ小さく出来るの?」

無邪気な娘の質問に対して弘平は返答に窮してしまった。
男の生理上、今すぐ小さくは出来るはずも無い事を美亜には説明出来ない。
ではどうしたらいいのだ?

その時、弘平のオブジェを包んでいたタオルの上から握っていた美亜の両手が上下に
動いた。

「あううう!」

その時、興奮からか過敏な状態になっていた股間に、大きな刺激が背中に向けて走った。
そして、もう一度、美亜の両手が上下に動いた。
大きく腰を引く弘平。最早顔を取り繕う余裕も無かった。
大きく歪んだ口元から、小さな吐息が漏れた。

「どうしたのお父さん?痛いの?」
「い、いや、ちょっとタオルが擦れて・・うううっ」
「ゴメン、痛かったんだね?どうしよう・・」
「それじゃあさ、タオルを外してくれるか・・美亜?」

美亜は言われたとおりに弘平のオブジェを包んであったタオルを取った。

「わあああ、スゴ~イ!」

美亜がソレを見て目を輝かせながら素っ頓狂な声をあげた。
美亜の目の前には、先っぽが赤くなってカチカチに硬くなったオブジェが更に大きく
なって出来上がっていたのだ。

「やっぱりさっきより、先っぽが大きくムケちゃってるう~」
「タオルをどけて美亜の手で直にさすってくれるかな?」
「う、うん、いいよ。それでお父さんどうなの?」
「い、いいから、早くさすってくれ!」

堪らないといった感じで顔を歪めながら、声を荒げる弘平。
美亜は素直に両手で弘平の石膏オブジェを握った。

「おお・・そのままゆっくり手を上下に動かしてくれ・・」
「こ、こう?」
「あっああ、そうだ、おおお気持ちイイぞ、美亜!そのまま続けて・・」

美亜が言われるままに手を動かす度に、弘平の硬く閉じた目元には大きなシワを、
寄せて出来ていた。そして弘平は両足を更に大きく広げた。

「す、すごいわお父さん。美亜が両手で包んでいても、まだ先っぽが出ているよ。
お父さんのオチンチンがこんなに大きくなるなんて・・・」
「美亜のお陰で、父さんの元気が充満したんだ。あああもっと扱いてくれ!美亜!」
「やっぱりお父さんもこれで元気になるんだね」

両手の動きが上下に次第に速くなっていった。
既に弘平の表情からは、全ての感情を表に出すのに何ら躊躇しなくなっていた。
大きく口を開けて、大きく開けた目には喜びが溢れていた。
そして、大きく肩で息をしながら、しきりに大きな声を上げた。

「お父さん、気持ちイイのね?凄くイイのね?」
「あっああ・・もう最高だ美亜!」
「あのね、お父さん、美亜ね・・もっとお父さんを気持ちよくさせる方法知ってるの」
「な、なんだって?どういう事・・はああああ?!」

美亜の言葉に反応した弘平、だがその瞬間、突然に言葉が途切れた。
何と目の前にあった美亜の顔が一瞬にして、自分の股間に移動していたのだ。
そして、それと同時に美亜の両手が即座に股間から離れた。

弘平は抵抗する間もなく、あっという間にボール状に大きく膨らんだ袋を美亜は
その小さな口の中に含んでしまったのだった。
小さな舌が袋をチロチロと舐めながら、中の玉ごと吸い上げたり吐いたりとを繰
り返した。
そして、次に口を袋から離すと、舌を硬くなった石膏の表面をツーッと下から上
へと走らせた。
柔らかい舌が、ねっとりとした唾液を出してながら、石膏オブジェにまとわりついた。

「ねっ、凄く気持ちイイでしょ?」
「あ、ああ、もうガマン出来ないぐらいに・・な」
「美亜知ってるのよ。大きくなったオチンチンを小さくするやり方を、それからね、
それをするともっと気持ちよくなることも・・うふふ」
「本当か?美亜」

美亜は弘平の問いに、満面の笑みを浮かべながら大きく頷いた。
そして、更に大きく口を開けるとオブジェの先っぽを咥えた。

「んあふふうう・・なぜ・・そんなことまで・・知ってるのだ?」

弘平は予期しない噴火級の衝撃を何とか耐えた・・が、それも時間の問題だった。
美亜は舌先をオブジェの先っぽにつけると、その周りを丁寧に舐め始めた。

チュパチュパ・・・可愛い口元から漏れる淫靡な音が弘平の耳を責めた。

「男の人って、こうやって気持ちイイのが続いたら、オチンチンを硬くして、それで
最後に・・・うふふ、いっぱい白~いお汁を出しちゃうの」
「よ、よく知ってるな・・うう、せ、正解だよ美亜、お父さん、もうイキそうなんだ」

だが、美亜は、そんな苦悶の表情の弘平をヨソに、更に股間に深く顔を埋めた。
そして両手を離すと、口にオブジェを咥えたままで顔を前後に動かし始めた。

幼い娘のスロートに、堪らず弘平の手が、よつんばになった状態の美亜のお尻に伸びた。
小さいが弾力のある肌質が手を通じて感じられた。
すると弘平は狂ったように美亜のお尻を撫で回し始めた。

「た、たまらん・・・どうして俺はこんな事を・・くうう!」

その時、美亜が口に咥えたままの体勢から身体を反転させてきた。
弘平の鼻にいきなり美亜のお尻が押し付けられた。

「お父さんだけ気持ちよくなるのは、美亜つまんないの・・」

美亜の甘ったるい呟きが弘平のオトコを大いに刺激した。
弘平は一気に美亜のスカートを捲り上げると、パンツの上から舌を勢い良く押し付けた。

「くすぐったいよう・・お父さん」
「すぐに気持ち良くなる・・美亜も続けてくれ」

美亜の顎からはよだれが垂れるぐらいに、そして弘平も胸元まで流れるぐらいに互いの
秘部を舐めるのに没頭した。

弘平は美亜のパンツを脱がすと、更に顔を深く深く押し込んでいった。
あの青臭い土のような匂いや柑橘系の汗の匂いも、もはや止まらなくなった
快淫を更に促す秘薬と化していた。

「おお・・美亜も・・興奮していたんだな・・こんなに濡れているとは・・な」
「そ、そんなに見ないで・・」

顔を赤らめながら、今にも泣き出しそうなか細い声。
その声に、父親としての理性の針は一気に振り切れてしまった。

まだまだ固い花びらの中に強引なまでの勢いで濡れそぼった舌が押し入った。
美亜の上半身が大きく仰け反った。眉間に寄ったしわが初めて受ける感度の大きさを
如実に物語っていた。
その小さくて、まるでさくらんぼのような真っ赤な唇からは、小さく震えながらも、
かすかに吐息が漏れて出していた。

「あ、あああ・・・何か変な気持ちだよ・・お父さああん」
「お父さんも同じだよ。どうしよう・・すごく気持ちがいいんだ・・ああ」

固い蕾から甘い蜜が大量に吹き出て滝のように滴り落ちていく・・
まだまだ幼いと思っていた我が娘が、甘い色気に包まれた腰のくびれを見せていたのを
見るにつれて弘平は驚きを隠せなくなっていた。
さらにセーラ服のリボンが両足の太ももに何度も触れる度に、その驚きが次第に大きな
興奮へと変わっていった。

「お・・お父さんも・・・ああ、やっぱり男の人ってみんな同じなんだ」
「み・・美亜、お前・・・」

弘平の頂はチョモランマを越えた。
彼は勢いよく起き上がるや、よつんばの状態の美亜の後から何の躊躇いもなく身体を、
覆い被さってきた。
まだまだ蕾のような固さの花弁だったが、蜜に溢れた今なら容易に進入することが
出来た。
こうして父の不道徳な如意棒が美亜の背後から一気押し込まれた。

「アア・・ウソ・・く、苦しいよう・・」
「身体の力を抜くんだ美亜・・そうすれば後はお父さんが気持ちよくしてやるからな」

弘平は美亜の上着を肩口まで引き上げた。
中から真っ白な肌の背中が目に入った。
そしてその時に実に鮮やかな水色の色彩が目に映った。
細身の背中に装着されたブラだった。
まさにそれこそが娘の成長を雄弁に語っていた。

弘平が、ゆっくりと腰を前へと動かす・・その度に実に切ない吐息が聞こえてきた。
一度、二度、三度・・・

「あん、あん・・あああん・・・」

美亜の2本の腕が、自分の体重を支えきれない為かプルプルと震えていた。
それはまるで、か弱い子犬が後から襲ってくる衝撃に耐えているかのように見えた。

美亜のお尻にピッタリと張り付いた弘平の腰が前後大きく滑らかに動いた。

「ふあああああ!!身体が勝手に浮いちゃううう!!」

突然美亜の声が1オクターブ上がった。
幼い花芯の中が狭苦しかったからか、弘平の眉間に深いシワが寄った。

「おおお、キ、キツイ・・でも、いいぞ・・凄くイイぞ・・うう」
「お,おとうさああん・・・元気になったあ?ねえ、なったあ?」
「あ、ああ、凄く元気になったぞ、美亜のお陰だ」

次第に互いのリズムが合ってきた。
弘平の腰の動きに美亜のお尻がスムーズに揺れ始める。
美亜の固い蕾から淫らな蜜が溢れ出し始めたのか、腰がぶつかる度に、
クチュクチュと、いやらしい音が次第に大きく部屋に響き渡った。

「父さん美亜の顔をもっと見たい」
「美亜もお父さんの顔見たああい」

弘平の腰の動きが止まると、よつんばの状態だった美亜が、ごろんと、
布団の上に仰向けに転んだ。
弘平は、素早い動きで両手を美亜の背中に通すと、抱きかかえるように
して手元に引き寄せた。

「本当だあ、お父さん凄くいい顔してるう・・あはは」
「美亜も、可愛い顔になってるぞ」
「ねえ、お父さん?」
「なんだい?美亜」
「1つお願いしてもいい?」
「ああ、なんだい?」

「キス・・して」

ふと見ると美亜の瞳が潤んでいた。
間近かで見る娘の頬は、ほのかに赤く染まっていた。
今にも泣き出しそうな瞳に、うっすらと笑みが浮かんだ。
そこには11才とは思えないほどの色香が漂っていた。

弘平は美亜の下唇を軽く噛むと、優しくそっと上唇に自分の唇を重ねた。
その時弘平の広い背中に回してあった美亜の両手に力が入った。

そして、再び弘平は美亜の身体に深く押し入った。
美亜の腰が、ふわりと浮くと、弘平の膝の上に乗っかった。

「お父さん、美亜には気にしないで気持ちよくなってね」
「ありがとう・・・美亜」

弘平は腰を左右にくねりながら、小刻みな動きで美亜の身体を突き上げ始めた。

「あああん・・・お父さん、スゴイよう!」
「おおおお!!美亜、美亜、美亜!!」

美亜の両足が弘平の腰の上で、がっちりと組まれた。
弘平のピストン運動は更に加速していった。

「んんっ!」

激しい動きの中、2人は再びキスをした。
今度のは2人が大きく口を開けて互いの舌を奪い合うという凄く激しいキスだった。
美亜の口からよだれが滝のように流れ出すとセーラ服の襟にべったりと着いてしまった。

そして弘平はセーラ服を美亜の胸上まで捲り上げると、実に器用に片手で背中
についてあるブラのフォックを外した。
そして、その下からは実に優しい盛り上がりが出てきた。
小学生にしては、かなり大きめのふくらみに、弘平の気持ちも大きく昂ぶった。

弘平は控えめに小さく舌を出して、美亜の小さな乳首を舐めた。
そっと乳房に触れた頬に意外なまでに柔らかくて弾力のあるのが伝わってきた。

成熟とは程遠いけど、女性としての確かな証を感じ取る弘平だった。
左右の乳首を交互に舐めるうちに、興奮は天井知らずに昇っていった。
弘平は美亜の両肩を持ちながら自分の腰を上へと突き上げた。
そして更に美亜の身体を下へと押し込めた。
2人は更に深く繋がった。

「何かお腹が張っている感じがするよ」
「気分が悪いのか美亜?」
「ううん、そうじゃないの、何か分かんないんだけど不思議な感じなの」
「そうか、分からないか・・初めてだからな」

互いの息遣いが聞こえるところまで顔を近づけて見つめあう2人。
弘平の背中に回している美亜の両手に力が入る・・

「お父さんのすきにして・・・いいよ」

かすれ気味だが甘えるように囁く声に、弘平はいても堪らずに、その声を
塞ぐように自分の唇を重ね合わせた。
激しく荒れ狂う心が、そのまま美亜の幼い舌を欲した。

「あうあう・・んんんぷ!!」

激しい舌の絡み合いでよだれが流れ出して美亜の頬を濡らすと、そのまま
敷き布団に染みを広げていった。
そしてその間にも弘平の止まらない突き上げが、更に激しさを増していった。

「ああんあん・・・」

大きく上下に身体が揺れる美亜、捲り上げた服が美亜の顔を覆った。

「お、お父さん、何か・・もう・・限界かなあ・・・うううっ!」
「美亜も、何だか凄く・・何か・・あああん・・気持ち・イイ!!」

弘平はこれが最後とばかりに上半身を起こすと、両手で美亜の両足を大きく
広げさすと、大きく腰を振り始めた。

「おお、凄くイイぞ、美亜の・・おまんこ・・ああもうイクぞ」
「ま、待ってお父さん・・」

息も絶え絶えの中、美亜は、かすれた声で弘平を呼び止めた。

「何だあ・・美亜?」

そのいきなりの呼び止めに弘平は、いつにない忙しい口調となっていた。

「最後は美亜に任せて・・お願い」

そう言うと美亜は、身体を起こして弘平から離れた。
花びらから抜かれたオブジェは、その先から付け根まで美亜が出した蜜で覆われて
いて、いつもより黒く光って美亜の目に映っていた。

美亜は弘平の正面に座り直すと、すっと両手を付いてよつんばの体勢になると、
そのまま身体を沈めるように屈んだ。
丁度オブジェと同じ目線で美亜の顔が対峙する格好となった。

「最後は美亜がきれいに舐めてあげる」

弘平がその言葉に驚いて一瞬怯んで腰を引いた。
だけど、それよりも早い反応で美亜は弘平の黒光りのオブジェを口に咥えたのだった。

「美亜、なんて子なんだ・・・」

弘平の観念する声が出た、そしてまた・・大きく腰が前後に振られた。
そして大きく開いた口から、雫のようによだれが流れ出してきた。
口の中いっぱいにオブジェが詰め込まれているのが、それで十分分かった。

その黒くて大きな塊が美亜の小さな口の中で傍若無人に暴れた。
そして次第に美亜の両方の目から涙が溢れ出てきた。
何度も美亜の喉にその塊が勢いよくぶつかるからであろう。
 
「んんんふ・・ううん!!」

そのモノを咥えながら、美亜は上目遣いで弘平の顔を見上げた。
可愛い顔が涙で濡れていた。その瞬間弘平の中の男の欲望が頂点を極めた。

もうガマンできん!!!
出すぞ!!おおおお!!もうどうでもいい、俺は美亜で気持ちを満たすんだ!

心の中で大きな声で叫ぶ弘平。
腰の動きが止まって背中がピンと張った。

その時、いきなり美亜が顔を引いて、弘平の股間から離れた。

「お父さん、もうガマンしないでね」
「み、美亜ァァァァ!!」

はやる気持ちのせいか、おぼつかない手で目一杯にオブジェを扱いた。
まるで根こそぎ引き抜くような激しい扱き方を目の前で見つめる美亜の顔
は、まるでエサを待つ猫のように見えた。

「ああああ!!も・・う・・限界だああ!!」

女のような引っくり返った声がけたたましく響いた瞬間・・・
扱いていた手の動きが止まった。

そして、ほんの少しの間が開いた後・・・
その黒いオブジェの先端から、勢いよく白い液体が太い糸状の放物線を描き
ながら、美亜の小さな顔に向かって放たれていった。

最初に着地したのは、小さな額で、次に放たれた放物線は、頬に、そして鼻
の先、目元、唇、顎・・・と、その凄まじい量は、尽きること無いほどに、
美亜の顔に降り注がれ、そして激しく汚していった。

「凄く温っかああい・・お父さん、スゴイよ、まだ出てるよ」
「くはあああああ!!何て気持ちイイんだあ、凄く気持ちイイぞーっ!」

5,6度の放出の後、やっと弘平の手が止まった。
そして天井に向いていた顔を、やっとのことで前に下ろすと、目の前には、
自分が吐き出した恥液で顔全体を覆われて固く目を瞑っている美亜の顔があった。

「何か凄くドロドロしたのが一杯顔に着いちゃったあ」
「ああ、凄く良かったよ実亜・・お父さん、もう久しぶりだったから、一杯出し
ちゃったな・・・スマン、スマン。直ぐに顔を拭いてあげるからな」

弘平は、傍に置いてあった手拭いで美亜の顔を手早く拭いて上げた。
しかしながら、それだけではツンとした汁臭は美亜の身体から消える
事はなかった。

「お父さん、好き、好き、大好き!美亜の看護で、やっと元気になった
のよね、美亜は嬉しい、凄く嬉しいの!」
「お、おいおい、何もそんなことを大声で云わなくても・・」

美亜のはしゃぎように戸惑いを覚える弘平。
うろたえる気持ちもよく分かる、とんでもないことをしたという意識が
コトを終えて次第に芽生えるというのは・・男なら誰でも一度はあるからだ。

つまり、浮気をした男は大なり小なりそんな気持ちになるということだが、
しかしながら浮気といってもこの場合、相手は年端もいかない少女であり、
それ以上に問題なのは、血の繋がった実娘であることが更に尋常でない様相
をはらんでいたからだ。

「美亜のことは心配しなくてもいいからね。美亜はお父さんと一緒になれて
すごく幸せな気持ちでいっぱい・・えへへ・・」

確かに、
今まで仕事優先生活のために、一人娘である美亜には随分寂しい思いをさせて
きたのは事実だ。そしてそれに対しても、余り関心を示さなかったのも正直な
気持ちとしてあった。
そして、今、そんな父親に対して純粋に思いを寄せていた娘に対して、あろう
ことか父親としてよりも1人の欲望を滾らせた男としての思いを遂げてしまった
ことに深い後悔で気持ちが沈みゆく一方だった。

しかしながら美亜が恥ずかしそうにはにかみながらも嬉しそうな表情を自分に
向けているのを見ているうちに、弘平は何故だかは判らないけど、不思議と次第
に救われていく気持ちになっていくのを感じていた。

「気持ちが良すぎて汗かいちゃったな」
「うん、美亜も汗とか色んなもので身体がベタベタしちゃった」
「よし、それじゃあ、今からシャワーで汗を流そうか?」
「うん、そうだね」

少し照れた表情の弘平と美亜は、互いに手を取りあって仲良く風呂場まで歩いて
行った。
美亜は、汗とよだれと恥液とでベタベタに塗れた制服を脱ぐと、すぐに風呂場横
に置いてある洗濯機の中に下着と一緒に放り込んでスイッチを入れた。

「これでお母さんには分からないね」

美亜は動き始めた洗濯機を見ながら、可愛らしい笑顔を弘平に向けた。
一方弘平はというと、目の前に立つ美亜の裸体に改めて心奪われていた。
大きくなってから初めて見る美亜の肢体に視線が外せなくなってしまっていた。
柔らかい白い肌に、ほんのり朱が交わると、若い色気が匂うほどに可愛らしく映った。
収まったはずの疼きが、再び動き出しそうな気配・・まったくやっかいなまでに。

風呂場では先に美亜にシャワーを浴びさせた。
勢いよく出るお湯が、顔から胸、背中へと伝わっていくと、先まで執拗なまでに
漂っていた恥臭が、一変に消えていった。

美亜の隣で弘平がボディシャンプーを含ませたスポンジを使って下半身を洗っていた。
その時いきなり美亜は手に持っていたシャワーを弘平に向けた。
力強いお湯の勢いが、股間に命中するや、突然の熱さに弘平は思わず飛び上がって
しまった。

「わ、わわ、いきなり何するんだ美亜」
「お父さん驚きすぎだって・・あはは・・」
「お父さんにイタズラしてそんなに笑うことないだろ、ようし、それだったら
こうしてやる」

弘平は美亜からシャワーを奪うと、お返しとばかりに美亜の顔と頭に向けた。
目も開けられない程の大量のお湯が頭から顔へと降り注ぐ・・・
美亜も両腕で防ごうとするが、お湯の勢いが勝っているせいで、突き抜けて顔
にお湯が矢のように降り掛かった。

「きゃあああ~、いやああん、息が出来ないよう~や、やめてええ~」
「あっははは、やめて欲しいなら、お父さんにちゃんと謝ったら許してやろう」
「わ、分かったから・・・ああん、もう許して、美亜が悪かったから、ごめんな
さああい」

大量のお湯を浴びて美亜の髪や顔などはあっという間にずぶ濡れになってしまった。
手足をばたつかせながら必死に抵抗する美亜。
それを見ながらにやつく弘平。
そして弘平は美亜の泣きを聞くと、ようやくシャワーの勢いを緩めた。

「あああん・・もう、苦しかったあああ・・」

シャワーの水圧からやっとのことで解放された美亜は、安堵の笑みを浮かべながら、
弘平の胸に倒れこむ様にして身体を預けた。

「何甘えてるんだ?」
「別に甘えてなんかいないよ、うふふ・・・」
「ウソつけ、だったら早いこと離れてくれないかなあ?」
「このままでもイイじゃん」
「お前がいつまでもひっついていると、お父さん身体洗えないんだ。だから・・」
「だったら美亜が洗ってあげる。それでおあいこね。えへへ」

そう言い終わるやいなや美亜は直ぐ様弘平が持っていたスポンジを取り上げると、
荒っぽい手付きで父親のお腹を洗い始めた。

「お父さんのお腹って、すっごく柔らかいね」
「おいおい、あまり乱暴に擦るなよ、痛くてしょうがない」

だけど父のその言葉を無視するかのようにスポンジを持つ美亜の手の動きは一向に
改まらない。むしろお腹から背中、そしてお尻にかけては、荒さが増す一方だ。

「お父さんもウソはダメだよ」
「いきなり何だ?お父さんは別にウソなんかついてないぞ」
「じゃあこれはなんでしょう・・か?」

にやにやした美亜が指差す先は、弘平の股間。
弘平の視線が下に行くと・・

「あっ!」

いきなり素っ頓狂な大声が、狭い風呂場にこだました。
そして美亜の右手がすっと伸びて、その証拠のオブジェを丁寧に撫で始めた。
一度役目を終えたオブジェは、それまでの力強さを無くしていてまるで、空気が
抜け掛かっている風船のようだったが、よく見ると、再びムクムクと頭を持ち上
がりつつあるように見えた。

「何だあ・・気持ちいいんじゃない・・うふふ」

確かに、洗い方は荒いが、その餅のような柔らかい肌触りとか、元気にはしゃぐ
息遣いなどを感じているうちに、何とも言えないくすぐったい感触が全身へと
伝わってきたからなのだが・・

「ウソといえば・・なあ美亜・・お前、お父さんに隠していることあるだろ?」
「何のこと?」
「お母さんの事だ・・どうだ、そうだろ?」

美亜の目が少し驚いた様子になって弘平の顔を見つめた。
ほんの少しの静寂、シャワーがタイルを激しく叩く音だけが響く・・

「分かっちゃった?」
「当たり前だ。やってることがお母さんとまるっきり同じだからな」
「へえ・・やっぱりアレがお母さんのクセだったんだね」
「何納得した表情してんだ?」
「だって・・・・うふふ」

思惑ありげな含み笑いを浮かべながら2度3度と頷く美亜。
それを見る弘平の何ともバツの悪そうな顔。

「見たんだな・・あっちの家で、お母さんを・・」

美亜の首が小さく頷いた。
それを見た弘平は大きな溜息を漏らした。

「うそだろう・・・まさかあいつが・・浮気?」
「お母さん、さびしい、さびしいって、ずっと小父さんに言ってた」
「まさか、これでもやることはちゃんとしてたし、なのにさびしいって
何なんだよ」
「え?なに?やることって?」
「あ、ああ、まあ、その、夫婦の話し合いだ」

目線を逸らしながらぶっきらぼうな受け答えをする弘平を怪訝そうな
表情で覗き込む美亜。

「思うんだけど、普段から家のこととか全部お母さん任せにしてる
くせに、お母さんから何か相談ごとがあってもあまり話に乗らなか
ったのが原因じゃないのかなあ?」
「子供のくせに、なに分かったようなセリフ言ってるんだあ?」
「美亜はもう、子供じゃないもん、お父さんとエッチしちゃったもん」

あっけらかんとケラケラと笑う美亜を見て弘平は、初めて己のやった
ことへの罪悪感を胸の中を覆うように重く圧し掛かった。

弘平は蛇口を右に大きく回した。
更に勢いよく降り注ぐシャワーの嵐の中に佇む2人。
頭の中の雑音を洗い流すかのように、つんざくお湯の音が弘平の耳を叩いた。

「そんな怖い顔しないで・・お父さん」

落ち込む弘平を見て、さすがに美亜の顔から笑みが消えた。

「あいつが不倫・・オレは娘とSEXを・・・ああ何てことを・・」
「お父さん、気にしちゃダメよ、絶対ダメ。美亜は嬉しいんだから・・
お父さんとこうなって・・ホントよ」

美亜のずぶ濡れな顔が甘えるように上目遣いで微笑んでいる。
その目を見ているうちに、目の中で揺らぐ波が静まっていった。
苛ついていた弘平の気持ちもどうにか落ち着いていったようだ。

「美亜はお父さんもお母さんも大好き。だから2人でケンカして欲しくないし
ずっと仲良くやっていって欲しいと思ってるのね」
「だ、だけどな美亜・・」
「悪いことをお母さんはやっちゃったけど、お父さんも同じことした訳だし、
これでお互い様ということで、こっちは黙ってればいいの。後はお父さんがゆ
っくりと家のことを考えながらお母さんとの仲を直していけばそれでいいんじ
ゃないかなって美亜は思うの」

「美亜がお父さんたちの抑止力になってるってことかあ・・・」
「抑止力って?」
「まあ・・これからのお父さんとお母さんとのケンカを止めるだろうという
存在ってことだよ」
「ええーっ?美亜が?」

両目をパチクリと見開いて驚いた表情を見せる美亜。
そして、目を瞑ってふーっと大きく息を吐く弘平。

「もっと家庭のことを考えなくっちゃな」
「でもお母さんには言わない方がいいよ、やっぱり」
「まあ、こっちから言うわけにもいかないからなあ」
「でもさあ・・きっと今も小父さんと、やってるかもね・・」

美亜はそう言うと、じっと弘平の顔を覗き込んだ。
頭上からお湯を滴らせながらじりじりと焦りの色を深める弘平が
すっと目を開けると、はたっと2人の視線が合った。

「ねえ・・お父さん・・」
「なんだ?」
「もう一度、どう?」

11才とは思えない妖しげで艶っぽい視線を弘平に送ると、口元をツンっと上げた。

「どうせお母さんも楽しんでいるんだから、こっちもいいんじゃない?それにさ・・」

美亜は突然そこで言葉を切ると、ぷいっと背を向けた。
そして、両肩を交互に揺らしながら、何やらもじもじし始めた。
弘平も突然にそんな姿を見せられて、ついついと焦れてしまった。

「それに・・どうしたんだ美亜?」
「それにね・・・美亜が思っていた以上に気持ちが良くてさ・・もう1回したいなって
思ったんだよね、えへへ・・」

その言葉に弘平は、ポカンと口を開けて呆れた表情を浮かべた。

「お前、何言ってるんだ?」
「何って、誘っているんだけど・・抑止力としてね。うふふ・・」

弘平は蛇口を左に捻った。
勢いよく出ていた噴水が、ピタっと止まると一転して静寂な間が出来た。
するとその時、美亜が、勢い良くくるりと振り返った。
だがその勢いから美亜の足元が、バランスを取れずに少しふらついてしまった。

少し大きめだが、まだまだ成長の途中である胸が目の前にいた弘平のお腹の辺りに
被さった。
その時に弘平は、美亜の2つの乳首が立っていることに気づいた。
早熟な色気が立ち上がる湯気と一緒に弘平の鼻の中をくすぐった。

「何で誘うのが抑止力になるんだ?」
「声震えてるよお父さん・・だから・・」

まるで胸の中を見透かしたように顔を近づけ上目遣いで弘平の顔を覗き込む。
悟られぬよう弘平も視線を合わせずに仏頂面で室内の隅に目をやるが、その落ち着き
の無い目の動きでは、すでにバレバレであった。

「バレちゃったからしょうがないけど、お母さんのこと、お父さん許せないでしょ?
このままだとお父さんがお母さんに詰め寄ってさ、大ゲンカになると思うの。
それで・・」
「それで美亜で気持ちを抜いちゃえってか?」
「うん。お母さんに言えない分、美亜で楽しんで欲しいの、美亜がお父さんを絶対寂しく
なんかさせないから・・ね」
「でも、こうなっちまったら、あいつらより俺達のほうが罪がかなり重いんだよな」

弘平は、そこでやっと美亜と目を合わせた。
明るくて無邪気な2つの瞳がこちらを見ていた。

なぜこんなに平然としているのか?ひょっとして何1つ気が咎めてなどいないのかも?
美亜の顔を見ているうちに弘平の中でどうしようもない不安が沸き起こった。

「美亜がそれを見た時にね、何も知らないお父さんが凄く可哀相に思っちゃったの。
おまけに風邪をひいて体調最悪になっちゃうし、もう美亜がお父さんの全てを看病
してあげなくっちゃいけないなと思ったのね」
「それでこんな真似をしたのか」
「うんそう・・後はお父さん次第ね、頑張ってお母さんをこっちに引き戻さなくっ
ちゃね」

弘平は内心美亜のしたたかなまでの計算に驚いた。
その平然とした表情は、決してばれないという自信からなのだと・・
確かに誰にも言えないことだから仕方ないといえばそうなる。

「ああ、お父さんももっと家族のことに時間を費やすようにするよ」
「無理しない程度にね・・うふふ」

そんなこまっしゃくれたセリフも、どこか堂に入った雰囲気があった。
人差し指を顎の上に置いてにっこりと笑う姿には、男を惑わす女のずるさが
際立っていた。

いつの間にこんな色気を持ったのか?
困惑が弘平の頭の中を支配した。

その時、美亜の右手がすっと伸びて、目の前にあるモノに5本の指でかき鳴らす
ようにして触れた。

「半分戻ってるね、お父さん」

美亜は、そう言うとすぐに腰を下ろした。
そして目の前に頭が垂れた半勃ち状態のモノを見る状態から、何のためらいも無く、
その小さな花のような唇の中に、その柔らかいモノを収めた。

「も、もう、やめなさい・・・美亜・・おお!」
「美亜も1回だけの看護のつもりだったんだけど、まさかこんなに気持ちのいいこと
なんだってこと知っちゃったから・・・ねえ、いいでしょうお父さああん・・
もう1回しようよう・・」

甘えるような声で呟くと、美亜は左手で扱きながら、小さな舌で静脈が浮き上がる
部分をチロチロと丁寧に下から上へとゆっくりと舐め始めた。
その舌は頂上の丘まで達すると、また直ぐにゆっくりとだが下へと降りていった。
そして次にその可愛い唇は、一息もつかずに2つの袋を含んだのだった。

「く、くううう・・や、止めなさい・・み、みあああ・・」
「硬くなってるよ、お父さんガマンしなくてもいいんだよ。う、う、んぐんぐ・・」

美亜はすっかり大きくなったモノを口のほとんどに咥え込むと、激しく顎を上下に
動かし始めた。
そして弘平も抵抗らしい動きも無く、ただただその動きに合わせて腰を前後に
動かすだけだった。

それから激しい滑りを股間に感じ始めると、弘平の頭の中は真っ白になった。
まさに、その動きはいつも妻がする動きそのものだった。
舌の使い方、這し方、そして唇の動き、顎の動かし方、等々・・寸部の狂いも
無い動きだった。
思わず妻を思いだす弘平。途端にものすごいまでの怒りが全身を包み込んだ。

なぜ、なぜ、なぜ???
こうしている今もあいつは、あいつは、あいつは!!!

でも、俺は何をしているんだ?
俺は幼い娘を犯してしまった。しかも実の娘を・・
悪いのは誰だ?俺か?あいつか?
ああ、しかし・・この止むに止めれぬ気持ちはいったい・・

弘平の中でめちゃくちゃな問答が繰り返される。
だが迫り来るオスとしての本能を理性で抑えつけるなど最早どこにもありは
しなかった。
美亜のテクニックは、どういうわけか上手かったのだ。

どこで知った?(母親の浮気を覗いていたから?)
どこで習った?(母親の動きを見よう見まねで?)
だけどわずか11才の小学生がそれだけで大人の女性顔負けの動きが出来るなんて?


「ねえお父さああん・・好きよ、大好きよ、だから美亜を気持ちよくさせて・・・お願い」

舌を這わせながら、下から弘平を見上げる美亜の顔は、何人たりとも真似出来ない
ほどのいやらしく淫らで可愛らしい表情だった。

その瞬間、弘平のこんがらがった頭の中が一気にスパークした。
弘平は美亜の腕を掴むと、乱暴なまでの力を出して一気に美亜の身体を引き上げた。
そして荒々しく腕を反転させるとタイル敷きの壁に手をつかせた。

「こうなったら、俺だって・・・」

しゃがみこむと目の前ある美亜のお尻を両手で揉み始めた。
するとゴムまりのように柔らかい尻肉は弘平の手の中で幾重にも揉まれた。
次第に荒くなる息遣いが降りかかる度に美亜もそれを感じるようになった。

「いやああん・・もう・・お父さんの息がお尻に掛かって、凄くくすぐったいよう」

だけど弘平は何も答えずに、次第に動きをエスカレートさせていった。
今度はお尻を掴んでいた両手の親指を左右に思い切り広げた。
すると、ひし形に変形した美亜の菊穴が目の前に現れた。

「美亜、最近ウンコはちゃんとしてるか?」
「イヤイヤ、そんなとこ見ないでぇー!もう手を放してお願いだからーっ!」
「もっと気持ちよくなりたいんだろ?お父さんがちゃんと教えてやるからな」

弘平は舌を、その菊穴の周りに這わせた。
すると美亜の腰から足首までが震え始めた。
そして弘平が舌先で突っつく度に、美亜の口から小さく喘ぐ声が漏れ聞こえた。

「ホントに、そこはダメだったらダメェー」

だけど委細構わず次に弘平は、人差し指と中指で美亜の花弁を緩やかに、
そして強くと交互に繰り返しながら擦りつけた。
そうしているうちに次第にしっとりとした感触が指の先に感じられた。

更に菊穴に唇を持っていくと一気に吸い上げ始めた。
肉と肉とが共鳴しあう恥ずかしい音が風呂場の中に大きく鳴り響いた。
2本の指は、その間中も幼い花弁を優しく撫でていた。

美亜はタイルに顔を押し当て顔を歪めながらも、懸命に弘平からの責めを
受け止めていた。

「イヤイヤイヤ、何なの何なの・・いやあああん!!」
「これがお前が知りたがったことだよ。どうだ気持ちが変になってきただろう?」
「イヤイヤ・・・お父さん、さっきとは違う痺れが・・美亜もう立ってられなああい」

既に父としての鎖を解き放った弘平は、その硬くした真っ赤な舌を、休む間も無く、
その花弁にある蜜を吸うべく這わせていく・・

ピチャピチャと水気が溢れる花芯が淫らな音と共に震え始めた。
弘平はしゃがんだ格好から、股間を忙しく扱いていた。

「こうなったら、もうどうにでもなれってか」
「もう・・早くもっと美亜を気持ちよくさせて、こんなの初めてなんだから・・」

今度は小声で甘く喘ぎながら弘平に求めた。
まだ肉付きの薄い腰だが、ゆっくりと左右に振る仕草には、何とも言いよう
のない妖艶な雰囲気が漂っていた。

弘平の股間には欲望の象徴としてのオブジェが激しい息遣いと共にいきり立っていた。
最早これ以上の我慢は出来ないとばかりに、弘平は勢いよく立ち上がると、突き出し
ている美亜の尻を両手で掴むと、まさに裂かんとばかりに力強く左右に広げ、そして
硬くなったオブジェを強引に押し込んでいった。

「あっ、ああ・・、さっきより硬いよお父さん」
「お、おお、やっぱりキツイ・・2度も小学生とハメるなんて俺は地獄行きだな」

激しく動く腰、パンパンと水を弾く・・
弘平は美亜の左足首を掴むと、そのままぐいっと上へと持ち上げた。
弘平の腰が更に深く入っていった。

「ああ・・ウソ、奥で当たってる・・ああん、痺れるう!!!」
「はあああ・・美亜、美亜、美亜・・・お父さんもう最高だ。止まらん!!」

弘平の激しさの前にタイルに美亜の上半身がべったりと引っ付いてしまった。
美亜の声と弘平の声が交互に響き合った。

「もっと、もっと・・もっと美亜を虐めて・・お父さんの気が済むまで・・ああん!」

その言葉に弘平は動きを止めた。
そして一旦花芯からオブジェを引き抜くと、美亜を正面に向き直させた。
弘平は美亜の腰に手を回すと軽々と抱え上げた。

「美亜の顔が見たくなった。お前はどうなんだ?」
「美亜も同じ気持ちよ。ねえキスして・・お父さん」

弘平は言われるままに美亜の下唇を軽く噛むと同時にするりと舌を中に入れた。
美亜も、すぐに自分の舌を絡ませに来た。
弘平は少し驚いた。見よう見まねでここまで出来るのか?と。
美亜は、そんな顔をした弘平を見て、すっと顔を離した。

「美亜の看護は徹底しているのよ・・お父さん。うふふ・・」

何もかも承知したような察したような笑みは、まるで妻のような母のような
表情に見えた。
抱えたままの体勢から弘平は、欲に犯され黒光りしたオブジェを荒々しく
うぶ毛に覆われた蜜壷の中に侵入させていった。
その瞬間、美亜の眉間に苦いシワが大きく浮かんだ。
そして美亜の両足が弘平の背中で交差した。

「ど、どうだ・・美亜、気持ちいいか?」
「う・・ん、凄く・・ああん、何か飛んじゃいそうな気持ち・・あん・・イイ」

弘平の腰が前後、左右、と激しく動き出した。
美亜の首がその度にガクガクと激しく揺れ、長い髪が乱れて顔を覆った。

「ねえ、ねえ、もっとキスしてええ!!」
「美亜、お父さん、凄く気持ちがいいぞ!!」

狂ったように激しく求め合う父と娘、一体化した2人は一気に高みに上り詰めた。

「ああ、もうダメだ。お父さんイキそうだ・・」
「もう、もう・・だめなのお父さああん・・美亜の中でもっと暴れてええ!!」

さすがに限界を迎えた弘平に美亜のおねだりは応えられそうになかった。
顎が上がり、うつろな目には美亜の喘ぐ顔がまるで壊れたビデオのようにブレて写った。
そして美亜の方も堪らず弘平の伸びた首筋に歯を立てた。

「あ、あ、あ、、ダメだダメだ、ああ、イク、イク、ああ出るううううう!!!」
「いやあああああああああ!!もっとおおおお!!お父さあああああああん!!」

その激しい咆哮と共に、弘平の腰は一気に伸びきった。
欲に溢れた白濁液が、勢いよく幼い蜜壷の中を溢れるまでに満たしていった。

荒れ狂うように氾濫した大河も、しばらくしていつもの静けさを取り戻した。
弘平は震える手付きで再びシャワーの蛇口を回した。
けたたましい音と共に降り注ぐお湯の中で2人は互いの額を押し当て合いながら、
荒い息の中静かに、その余韻に浸っていたのだった。

、、、、・・・・・・・・・・

”ただいま”

陽が落ちて暫く経った夕方遅くに、妻がようやく実家から戻ってきた。
その両手には、近くのスーパーで購入したのであろう野菜類がたくさん入った大きな
ビニール袋が握られていた。

「遅くなってごめんなさいね。週末ってこともあってね、店が忙しくなっちゃったの
すぐに夕飯作るからちょっと待っててちょうだいね」
「そんなに急がなくてもいいよお母さん、お店が忙しいのは仕方ないことだから、
ねえお父さん?」

申し訳ないという表情で苦笑いを浮かべる妻に、美亜はいつもの愛らしい笑みを
浮かべながら、ちらりと弘平の顔を見た。

「あ、ああ・・そうだな・・」

少しばかりの動揺が2度、3度の咳と相まってその言葉を詰まらせた。
美亜の落ち着きとは対照的に弘平にはその種の背徳意識のせいか、どこか落ち
着きのない態度に見えた。

「あら、あなた今日お風呂に入ったの?」
「え?え?あの・・それは・・だな・・」
「風邪はもういいのね、良かったわ、安心した。うふふ」

妻は優しい笑みを弘平に見せた。
だが、弘平にはそれが分からなかった。
その時、やはりというか、うつむいたままにいたからだった。

「それじゃあお母さん、美亜、宿題があるから部屋に戻るね、御飯出来たら呼んでよね」
「ええ分かったわ。今日は美亜の大好物のハンバーグ作るから楽しみにしててね」
「うわあ・・嬉しい!美亜すぐに宿題終わらせるわ」

子供らしく無邪気で嬉しそうな顔をしながら美亜は飛び跳ねるようにして
自分の部屋に入って行った。

「やれやれ、ああいう顔を見ると、まだまだ子供なのよねえ・・」
「そ、そうだな、なんたってまだ小学生なんだからな」

妻はビニール袋から食材を取り出しながら苦笑交じりに話した。
弘平も同様な思いであると表情を作って妻に向かって頷いた。

「でもね・・」

妻は、ふと手を止めて、先程までの表情とは一転して真顔な表情を弘平に向けた。
そして身を屈めながら小さな声でこそこそと喋り始めた。

「私の気のせいかもしれないけど・・ちょっと気になることがあってさ・・」
「な、なんだよ、気になることって?」

何かしら不穏な臭いが立ち込めてきた。
弘平は何とか平静を装いながら目の前に置いてあるタバコの箱に手を伸ばした。

「私ね、最近ずっと妙な視線を感じるのよね」

ドキリとした弘平。
思わず手にしたタバコを落としかけた。

「な、なんだよ、それってお前の気のせいだろ?は、はは・・」
「そう思いたいんだけど・・でも・・ねえ・・」
「で、でも、なんだい?」

内心の動揺を見せまいと、弘平は少し震える手つきで、ライターの火を着けると、
タバコの先に持って行った。
火が着くと、急ぎ1口、2口と一気に大きく吸い込んでいった。

「ひょっとしたら美亜に・・・って」

まさかとは思ったが、想定した名前が妻の口から出た瞬間、動揺が気管を
締め付けたせいか胸の中が一気にむせてしまった。

ゴボゴボッ・・・

あっという間に大量の紫煙が顔一面を覆い尽くしてしまった。
驚いた妻が慌てて弘平の背中を擦ってくれた。

「どうしたの?あなた。さっきから変よ」
「な、何でもないよ・・それより、その話は本当なのか?」
「まさかあ、ただ最近そんな気がするなあって思っただけよ、まああなたの言うとおり
私の思い違いって気がするわ、だからあまり気にしないで」
「だ、だったら聞くけど、お前、ここ最近あちらの家で、美亜と顔を会わした事は?」
「いいえ、私はずっと実家の店番を手伝ってたけど、あの子一度も来たことないわよ」

その妻の言葉に、冷たい感触があっという間に弘平の背中から首筋へと這っていった。

「お前、あちらで病人の看護していたんじゃないのか?」
「え、ええ、そうですけど、でも看護のほとんどはうちの姉がやってたわ。私はせいぜい
声を掛けるぐらいで・・まあ、あそこの夫婦は今でも結構ラブラブなのよね・・私も羨ま
しくって・・ああ私って何言っているんだろう・・あはは」

顔を赤くしながら話す妻に愕然とする弘平。
紫煙がぐらぐらと揺れ始めた。

「ひょ、ひょっとして・・あいつは・・」

その時・・弘平の脳裏に浮かんでいた美亜の笑顔に突如大きなひびが
入って粉々に砕けた。
震えながら小声で呟く弘平の顔は真っ青になった。
そんな弘平の異様な雰囲気に、妻も笑顔が消えた。

「どうしたの・・あなた?」

その時、手にしていたタバコの先の灰がテーブルに落ちた。

「見られているっていうのは・・その、俺たちの寝室ってことか?」
「そ、そうなの・・やっぱりあなたも感じた?私、ずっと気になっていて・・
こういったことは女の子だけに慎重に話をしないと・・・もしそうだとしたら
やっぱりそういうことに興味を持つ年頃になったってことだけど、ああ、でも、
ちょっと・・ああん恥ずかしいわ・・ねえあなたどうしたらいい?」

困った表情の妻は弘平の肩を何度も揺すった。
だが弘平は石のように固まったまま動かなかった。

その時、部屋から美亜が出てきた。
話し込む2人は、はっとして振り返った。

「やっぱりお母さんは分かっちゃってたのね、せっかくバレないように見ていたのに
ざあんねん・・これからどうしようか、ねえ・・お父さん?うふふ・・・」

                               (おわり)

[2006/09/17 初稿]
[2006/09/23 改定]

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。