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小説(転載) 奥飛騨路 3/3

官能小説
04 /05 2015
二人はブラを取り全裸になる。
 綾乃はオッパイが大きく陰毛も濃いめだ。
 二人とも親父が見ているのにまったく恥じらう仕草もなければ前も隠す様子
はない・・今更と思っているのか・・
「おじさん私達の写真、誰にも見せない?」
「今からおじさんも君たちと一緒に写真を撮る。そんな写真を他人に見せるわ
けがないだろう」
「良かった・・おじさん、約束よ、絶対誰にも見せないで」
「君たち表情が暗くて堅いなーー・・そうだ、二人とも脱いだパンティーをお
じさんにちょっと貸してくれ・・」
「おじさん、パンティーが欲しいの?」
「こうするんだよ」
 私は果歩のパンティーをペニスにつるし、綾乃のパンティーの臭いをかいだ。
「綾乃ちゃん、良いにおい・・」
「キャー、おじさんの変態・すけべー・・」
「返してよ・・」
「おじさん、そのかっこ、おもしろい・・あはははは」
「あはははは」
「さあ、笑顔が戻ったところで撮影開始だ。笑顔が一番美人に写るんだよ」
 私は二人を並ばせてデジカメのシャッターを切った。ピカ・コロ~ン・・
 二人とも贅肉のない素晴らしい裸体だ。張りのあるオッパイにウエストのく
びれ、すらりと長い手足。ポーズをつけ、ピカ・コロ~ン・・
 そして私も真ん中に入って三人で・・ピカ・コロ~ン・・
「二人とも座ってM字に両足を開く・・手を添えて・・そうだ」
ピカ・コロ~ン・・
 さすがにオマンコを指で開かせたときは二人ともとまどったがそれが終わる
と吹っ切れたように私の注文どおりに身体を開く。ピカ・コロ~ン・・
「さっきのお返しに二人のおまんこを舐める。M字になって」
「おじさん二人とも今日はまだお風呂に入っていないの」
「おじさんの口にもう既にそのおまんこをつけたんだろう・・いまさら・・」
 私は二人に大きくまたを開かせ、おまんこを交互に舐めた。
 二人のマンコの形は全く違う・・果歩の方が臭いがきつい・・
 二人の割れ目を舌から上に舌でなぞり、あふれる液を音を立って吸った。
 じゅる・・ちゅぱ
「ああ・・おじさん、気持ちいいよ」
「今度は果歩ちゃん座って、おじさんのチンチンをくわえて、綾乃ちゃんはお
尻の穴を舐める」
「お尻の・・」
「命令だ」
 果歩がくわえる、アナルを綾乃が舐める。
 私は果歩の頭をつかんでのど近くまで押し込んだ。
 前と後からの感触が脳髄を突き抜ける。
「今度は交代」
 綾乃がくわえ果歩がアナルを舐める。
「うう・・気持ちが良い・・二人ともうまいぞ・」
 じゅる・・ちゅぱ
「今度は二人並んでワンちゃんのようによっんばいになって」
 私は後から交互に二人をバックから突こうと・・・
「綾乃ちゃんから行く・・」
 私はいきり立ち唾液で濡れたペニスを握り綾乃の膣口亀頭で探ると後から突
き入れる。
 すんなりと入ったがきつい・・締め付けがたまらない・・10回ほど突いて
「次は果歩ちゃんだ」
 果歩を貫く・・果歩の膣はぬめりがあり吸い付くような感触。
今度は正常位・・
 正常位から綾乃を貫いた。
 締めつけてくる・・
「ああああ・・・ああああ」
 ぐちょ・・ぐちょ・・
 良い気持ちだ・・私はピストンしながら果歩を見るとぽかんとしている。
「果歩ちゃん、写真・・写真撮って・・」
「えっ」
「早く・・」
 果歩はデジカメをかまえてシャッターを切る。ピカ・コロ~ン
「果歩ちゃん、綾乃ちゃんを跨いでおじさんにお尻を突き出せ 」
 私は綾乃を突きながら果歩のおまんことアナルを後から舐める。
じゅる、じゅぽ、ちゅぱ、ぐちょ
「あああ・・いいいああ、おじさん・・」
「あああ・・ああ・・おじさん、外に・・外に出して・・」
「・・はっ、はっ・・最後は果歩ちゃんのお口に出すよ・・」
「ああ・・・・」
 私は二人を交互にペニスを押し込んでは腰を使う、最後は果歩の口の中で果
てた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 翌朝、朝食の知らせの電話で目が覚めた、私を真ん中にして三人は裸で川の
字で寝ていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 開田高原に向かう車の中。
「おじさん、宿泊代ありがとう」
「おじさんは君たちと出会えて楽しかったよ。ほんのお礼とつもりで払わせて
もらったよ」
「ちょっと、おじさん、あのとき本当に寝ていたの?」
「ほんのいたずらのつもりでちんちん出してたらあんな展開になってしまった
よ」
「おじさん、ずるいよ」
「ごめん、ごめん」
「でも、おじさんってそんなに悪い人じゃないみたい」
「そう言ってくれると助かるよ・・二人には悪いことをしたと思っている」
「気にしないでいいよおじさん、私達もこれでやっと男の人を知ることが出来
たんだから」
「おじさんが君たちの最初の男だったとは悪いような気もするが、本当のとこ
ろうれしいよ・ところで君たち二人にお願いがあるんだ」
「なーに、お願いって」
「君たちは二人でマンションに住んでいるんだよね。おじさんも仲間に入れて
よ」
「えっ、おじさんも一緒に住みたいの?」
「違うよ、二人におじさんの月に1度の1泊2日の撮影旅行の専属モデルにな
ってもらいたいんだよ。1泊もよし、君たちのマンションでの撮影もよし、ギ
ャラはあまり出せないが旅行の費用はおじさんが全額だす。それでどうかな?」
「・・・月一の旅行・・いいかも・・それとおじさんと・・うふふ・・私は果
歩が良いならOK・・果歩どうする?」
「OK」
「決まったね」
 車は国道365号を益田川沿いに一路、開田村へ。
 私は若い女の子と月一の・・しかも3P・・ついつい、にやける。
「おじさん何をにやにやして運転してるの・・危ないよ、しっかり運転してよ」
「はいはい、お嬢様」
 私は途中、長野県境を右折して県道に入り車を止めた。
「おじさん、ここはどこ?」
「果歩と綾乃の専属モデルの契約成立第一回の撮影会をここでするんだよ」
「えっ・・こんなところで?」
 県道沿いといってもここは山の中、人影はなく車もほとんど通らない。
「良いから黙って、後について来て」
 私はデジカメを片手に沢に向かって細い獣道を50m、二人もこわごわつい
てくる。
 ここは以前渓流つりに来て発見した白樺林原生林。
「着いたよ・・さあ脱いだ、脱いだ・・」
「えっ、ここで・・ちょっと寒いよ」
「モデルさんは文句は言わないものだよ、周りを見てごらん。白樺の原生林だ
よ・・モデルさんは超美人で背景は手つかずの自然・・きっと綺麗な最高の写
真になる」
「おじさん、私達を乗せるのがうまいんだから、もう・・」
 私は二人が一枚ずつ脱ぎ、裸になっていく姿を至福の目で見つめていた。


- 完 -

小説(転載) 奥飛騨路 2/3

官能小説
04 /05 2015
私は女性の甲高い笑い声で目を覚ました。
 窓際の椅子に座って綾乃と果歩がなにやら楽しそうに話をしている。
 どうも部屋の感じが違う。洋室だ。ベッドがある・・彼女らの部屋らしい。
 たぶん、酔った私は二人の部屋押しかけて寝てしまったらしい。
 自分の部屋に戻ろうとしたが、スケベ心がむくむくと起き始めてきた。
(若い女の子と一緒に寝るなんて滅多にない・・彼女らの寝姿でも・・見れた
ら最高だ・・チャンスがあれば浴衣の裾の乱れた寝姿でも盗撮でもするか・・
寝たふりを決め込もう・・幸いデジカメ入りのバッグは枕元に置いてあるし)
 そのときふと私に悪戯心が・・私は自分の浴衣の帯をゆるめ前を開きトラン
クスの横から半分ペニスを出して二人に見えるように仰向けに寝直した。
 私のその一連の行動をおしゃべりに夢中の彼女らは知らない。
 私は狸寝入り・・・
「あれっ・・もう12時・・果歩、お風呂に入って寝よう・・・・・いやだ、
おじさん、まだ寝てる・・どうする果歩・・」
「起こすのもかわいそうだな・・こっちのベッドで二人で寝よう。こっちは二
人だから心配ないよ」
 私の股間からはみ出してるペニスに綾乃が気づいたようだ。
「あっ・・いやだ・・おじさん、果歩ちょっとここ見て・・」
 私は薄目になった。ぼんやりと綾乃が私の股間を指さしているが見える。
「やだ、おじさんたらちんちん出して寝てる。だらしのないおじさん・・布団
掛けよう」
「まって、綾乃、本物のおちんちんを直に見たいと言ってたよね」
「うん」
「今がそのチャンス、ほら、おじさんのを見てみない?」
「おじさん起きるかもしれないよ」
「大丈夫だよ。家のパパは酔って帰ってきてママに服を脱がせてもらったりし
たことを朝起きたとき、すまん何も覚えていない、とママに謝ってた。おじさ
んは相当飲んでいたから朝まで何も知らずにこのままかも・・」
「家のパパもそんなことあった」
「おじさんのパンツ脱がして二人で見ようか?」
「うん」
「綾乃は見たことある?」
「大人のおちんちんを近くで見るのは初めて」
 私は二人に浴衣とトランクスを脱がされ裸にされてしまった。
(これからどうなる・・・ちょっと楽しみだな・・)
「おじさん、中年太りだね。うちのパパみたいだよ・・それにしてもまったく
気づかないんだね」
「ちょっと臭いをかいでみよう」
 最初に果歩がかがみ込み、くんくんと臭いを嗅いでいる。
「形はネットの画像と同じ、あれとよく似てる。臭いは少しおしっこくさい。
綾乃のあそこと同じような臭い」
「馬鹿ね、いくら洗っても少しは臭いはあるよ・・果歩だって臭っているんだ
から・・」
「えへへ・・そうか・・でも、思ったより小さいと思わない?」
「刺激すると大きくなる・・ちょっとさわってみようか?」
 綾乃が指でそっと触り、そして控えめにちろちろと舐めた。
 なま暖かい舌の刺激と若い女の子に見られ勃起し始めた。
「きゃーすごいよ、果歩、見て、大きくなってきた、動いている」
「ほんとだ、いつも使っているのと同じくらいになってきた」
「太さは4cm、長さ15~6cmぐらいかな・・標準より大きい」
「標準?・・綾乃、そんなHな研究していたの?」
「ネットで検索したの・・標準は太さ3.5cmで長さは12cmぐらいらし
いよ」
(会話から、やっぱこの二人はレズだな・・いつも使っているというのはシリ
コンかゴムの偽ペニスだな、二人は貫通はしていても男は知らないから基本的
にはまだ処女だな)
 私のペニスは一度、上に大きく伸び、腹の方に倒れさらに左に倒れる途中で
止まる。
「先っぽから透明の液が出てきたよ・・おしっこかな?」
 果歩はそれを握り、亀頭の先を舐めた。
「熱い・・脈打ている・あっ、皮だけが動く・・あれとは違う感触・・味はし
ないよ・・・この液体は綾乃と私から出てくるのと同じかも・・きっと潤滑油
だよ・・入れやすくするための・・男の人も出るんだ」
「出ると言うことは、おじさん寝ているのに感じているのかな?」
「寝ていても、刺激で感じるんだよ、綾乃の寝ているとき乳首を舐めたらこり
こりしてきたことがあった」
「果歩たら、そんなことしたの・・・ちょっと交代してよ・・・」
 綾乃が代わって勃起した私のペニスを握りしごき舐め始めた。
「本当だ・・あんまり味がしない・・皮だけが動く、おもしろい・・くわえて
みるか」
 綾乃は大きく口をお開けて亀頭をくわえた。
 暖かい口内に包まれ亀頭が暖かい。
 じゅる、じゅる、ぺちょ、ぺちょ
 綾乃は舌を使い出した。亀頭に唾液が絡む。
 ぎこちないがそれがまた初々しくて気持ちが良い。
「そうだ、綾乃がフェラしているのを記念に写真に撮ろう」
 果歩はデジカメを持ち出すと構える。
 綾乃はペニスをくわえたままピースサイン。ピカ・コロ~ン・・
 綾乃の舌使いと吸い込みが激しくなって来た。
「あんまり舐めすぎると精液が出るかも・・綾乃もうやめよ」
「いやだよ、やめない・・吸うと口の中で大きくなり動くんだよ、おもしろい
・・本当に出るのか・もう少し・・」
 果歩に見られながら綾乃にフェラされ私はとうとう我慢出来なくなり、口内
に大量の精液を射精した。
 反射的に綾乃は口からはき出した。
 口から精液がこぼれ出す。
 綾乃は口の中に残った精液をごくりと音を立てて飲むと口の周りについてい
る精液をティッシュでふいた。
「綾乃・・どんな感じ・・味は?」
「味は少し苦い・・うまくはないがまずくもない・・精液が出るときちんちん
が口の中でびくびくと動いて3回ほど続けてぴゅう、ぴゅうと出た」
 果歩は私の亀頭に残った精液をめざとく見つけて、
「私も味見」
 果歩は亀頭をくわえて綺麗に残りを舐め取る。
「ほんと・・少し苦いけど・・まずくはない」
 果歩に舐められ私の萎えかかったペニスが再び堅くなる。
「あっ・・おちんちん元気・・ちょっとだけ入れて見ようか?」
「果歩、それはやばいよ・・おじさん起きるよ」
寝不足のためか身体がだるく買い物の荷物も重いのでついタクシーを拾ってし
「舐めても射精しても起きなかったから大丈夫、綾乃だけに良い思いはさせな
い」
 果歩は浴衣とパンティーを脱ぐとブラだけつけた姿で私をまたぎペニスを持
ち亀頭を膣にあてると押し込むみながら腰を落とした。
 私はペニスが果歩に飲み込まれていくのを感じる。
(暖かい・・お風呂の中のようだ)
「ああ・・いい・・本物は・・あれとは違う・・ああ」
 綾乃が物欲しそうに横から結合部をのぞき込む。
「果歩、ずるい・・でも、しょうがない、1本しかないんだ・・そうだ、おじ
さんの口に私のをこすりつけちゃう」
 綾乃はそう言うと浴衣とパンティーを脱ぎ私の顔にまたがるとオマンコを私
に口に押しつけてきた。
 私は綾乃の陰毛が鼻をくすぐり、くしゃみが出そうになるのを必死にこらえ
た。
 処女のオマンコの柔らかさが唇から脳髄に伝わる。
 臭いは少々きつく、おしっこの臭い。
 またがる綾乃には自分の陰毛とおまんこの土手で私の口は見えない、私は舌
を少し出して舐めてみた。少々塩気がする。オマンコから出ている綾乃の液体
で唇が濡れる。
「あああ・・いい・・あっ、綾乃はどう、それで気持ちいいの?」
「うん、何か果歩に舐められているときと同じような感じ、気持ちいい」
「果歩はどう?」
「すごーく気持ちいい・・やっぱ本物だよね・・あああ」
「あああ・・ああ・・」
「いいい・あああ」
 ぐちょぐちょ・・・
 果歩の膣は少々緩いが吸い付くような感触。果歩は腰を上下に騎乗位で・・
再び私に射精感が・・ここで果歩の中に出したい気持ちをぐっと抑え・・私は
二人を払いのけた。
「二人とも何をするんだ」
 突然の私の声に二人はブラを着けただけの姿でおろおろして座り込んでしま
った。
「・・・・・・・おじさん・・ごめんなさい・・」
「おじさんに君たちはいたずらしたね。何をしたのかな・・正直に言いなさい」
「・・・・・・」
「黙っていないで正直に答えなさい」
「・・ええと・・綾乃と二人でおじさんのおちんちんを舐めました。それから
・・おじさんの口にあそこを付けました」
「あそこじゃわからない。どこ」
「綾乃のマンコ」
「おじさんのチンチンを舐めたらどうなった?」
「大きくなって白い液が出た」
「出た白い液をどうした?」
「・・えへっ・・二人で飲じゃった」
「他にも何かしただろう?」
「おじさんのちんちんを果歩がマンコに入れた。」
「そうか、果歩ちゃんはそんな悪いいたずらまでおじさんにしたのか、初めて
おちんちん入れたんだろう?・・痛くなかった?」
「うん、痛くない・・綾乃と遊んでたから」
「綾乃ちゃんは女の子だよ。おちんちんは付いてないよ」
「二人でバイブとかを入れっこしていたから」
「バイブか・・やっぱ・・二人はレズだったんだね」
「違うよ、遊びなんだよ・・本当は二人とも大人の男に興味があるんだ」
「そうか・・それもそうだね・・おじさんのちんちんに興味があって悪戯した
んだ。まあ、しょうがない、罰として二人に今からおじさんの出す命令に従っ
てもらうよ・・いいかい?」
「・・・・・うん」
「はい」
「今から二人のヌード写真を撮る。二人ともブラをはずして裸になりなさい」


(3)へつづく・・・

小説(転載) 奥飛騨路 1/3

官能小説
04 /05 2015
私の趣味は渓流釣りと写真である。
 釣りの経歴は長いが写真はこの5年ほどで、デジカメという街の写真屋に現
像に出さないですむ便利なカメラが出来てからだ。
 写真は最初のうちはおもしろ半分にいやがる妻のヌード写真を取りまくって
いたが、この2年ほどは本来の趣味の渓流釣りを兼ね、1泊2日で訪れた地方
の風景や古刹等を撮っている。
 この一石二鳥の単独ドライブ旅行を月1回ほどするようになった。
 1泊なので高速を使っても関東及びその周辺迄が行動範囲である。
 当初の2回は妻を連れて行ったが、私が旅行中は趣味に走り、妻をほったら
かしにするので「つまらないからいや」と行かなくなった。
 今は妻を家に残し、自由気ままな単独行動中である。
 そんなある日、今年の4月2日は生涯忘れられることはないような記念すべ
きラッキーな出会い日であった。
 今年は渓流釣りの解禁となった3月から釣りを兼ねた撮影旅行を始めた。
 私は4月とは名ばかりの春まだ浅い岐阜県奥飛騨の渓流を訪ねた。
 御岳山のふもとを流れる渓流での岩魚釣りと、残雪、雪解け渓流などの写真
を撮る予定で早朝の中央高速を車で走った。
 奥飛騨の釣り場に着いたのは朝10時、川は例年よりもまだ水温が低く、釣
りは諦め、岩場の残雪の解けていく様や雪山の御岳山などを撮り、ようやく気
温の上がった午後、2時間ほど竿を出した。
 水温はまだ低くく、釣果は2匹の岩魚、まだ奥飛騨は釣りには早い時期であ
るからそれでも十分に満足であった。
 明日の朝もう少し釣りを楽しもうと3時に川を後にした。
 川沿いに下る道、山村風景などを撮りながら今夜の宿であるホテル御岳に着
いたのは午後五時。
 チェックイン・・奥飛騨の山間の一軒宿で二階建て見かけは純田舎風だが、
中にはカラオケスナックもあると言う今時の旅館の感じ、当節カラオケはどこ
に行っても必需品なのだろう。
 料金は格安で年間を通して同じ、平日は部屋出しの夕食が土日と休日は人手
が足りず宴会場になるだけの違いらしい。
 土日の一人旅なのでどこも割高なので決められた小遣いの範囲で行動してい
る私にはこの手の格安料金の宿はありがたく、しかも自噴の温泉で露天風呂が
ある。 
通された部屋は8畳に3畳ほどのカーペットに椅子とテーブル洗面、内風呂
兼洗面トイレ付きのごく普通の部屋だが、掃除が行き届き、一人旅には十分、
開放感のある窓からは夕闇迫るまだ雪で真っ白な御岳山が見える。
 私は早速、岩で出来た渓流沿いの露天風呂につかった。
 顔はひんやり身体はぽかぽかの久しぶりに気持ちの良い風呂を満喫して部屋
に戻った。
 風呂は意外とすいていたが、夕食時の大広間に行くと20組くらい約70人
ほどの客が来ていた。
 それぞれの客の単位にまとめられたお膳の間を忙しそうに仲居さんが酒や料
理を運んでいた。
 家族連れ・私と同じ釣り客風の中年男組・あやしげな二人ずれ・特に学生風
の女の子のグループが多い、たぶん、まだ春や休みなのだろう。
 ぐるりと見回わしたが、やっぱこの宿でもやっぱり私だけである。
 妻を連れてくれば良かったかな・・などと思って一人わびしく地酒を飲んで
いると隣の若い学生風の女の子2人組が携帯を取りだし写真を撮り始めた。
 二人とも美人でスタイルは良さそう。
 その内の一人、瞳の大きな可愛い子が、
「すみません・・シャッターを押して頂けますか?」
「はい、いいですよ。おじさん一人で暇だから何枚で撮りますよ。ここを押せ
ばいいのかな?」
「はい、すみません」
「もう少し寄って・・行きますよ・・ハイ・・バナナ」
ピカ・コロ~ン・・
「あ、はははは、バナナだって・・・ありがとうございました。」
 私は二人があまりにも可愛くて美人だったので、常に何か良い場面やチャン
スがあった時にと持ち歩いている手提げバッグから愛用のデジカメを取り出し
た。
「良かったら写真撮らせて下さい。お二人は美人さん是非撮らせて下さい。ダ
イレクトの小型のプリンターも部屋にありますから後でプリントしてお部屋に
届けします?」
「えっ・・あ・・果歩、撮ってもらおうか?」
「うん」
「行きますよ。レンズじゃなくてここを見て・・はい」
ピカ・コロ~ン・・
「自然に・・カメラを意識しないで・・そうそう・・」
ピカ・コロ~ン・・
「おじさん、カメラマンなんですか?」
「趣味で撮っているだけのアマチュアですよ」
「今日はお一人ですか?」
「以前は妻と二人でしたが、最近は一人で旅しながら好きな釣りと写真を撮っ
ているんですよ。今日も裏の川で岩魚を釣りました」
「へーえ・・かっこいい・・ところで岩魚ってどんな魚ですか?」
「岩魚は水が綺麗で水温が低い、そうだね・・今この宿のような山間や山奥の
川にしか住めない、いない、幻の魚なんだよ・・これこの塩焼きの焼き魚・・
これは養殖かな・・」
「綾乃、おじさんの話が良く聞こえないから、おじさんとお膳を一緒にしてお
話を聞こう、おじさん迷惑じゃない?」
「ちっとも迷惑じゃないよ・・おじさんも若くて可愛い女の子と話ながら食事
が出来るなんて思ってもいなかったよ。じゃあ、おじさんがそっちに行くよ」
 私はお膳を二人組に寄せた。
「おじさんは君たちのお父さんぐらいかな?名前は横山、東京の建設コンサル
タントで設計の仕事をしている。君たちは?」
「私は綾乃、彼女は」
「果歩でーす」
「二人ともこの春、神奈川の短大を卒業したけど、まだ就職出来ないの・とり
あえずはフリーター・・卒業旅行中なの」
「神奈川からは車で来たの?」
「高山まで電車で、昨日は高山に泊まり、ここまではバス、明日はここの宿の
チラシで見た開田高原でおそばを食べ、木曽福島から電車で帰ろうと思ったん
だけれど・・・」
「それは良いコースだね」
「でもね、ここから開田高原までは2~30kぐらいで割と近いのにバスがな
いんだって、仕方ないから最初の予定通り高山に戻り電車で帰ることにしたの」
「そうか・おじさんはいつも車だから電車やバスには関心ないんだ。開田村ま
でのバスはなかったんだ。・・開田高原なら、おじさんは明日、朝釣りをして
10時頃宿を出て、君たちの行きたがってる開田村から木曽福島に出て、中央
高速で東京に帰るんだ。・・良かったらおじさんの車で開田高原に行きません
か?早春の高原の写真も撮りたいし、おじさんも開田高原のそばが好きなんだ。
おいしいおそば屋さんを知っている。ごちそうしよう」
「えっ、本当ですか?」
「その後、君たちと帰る方向が同じだから、立川までおじさんの車で一緒に帰
えろう?立川からは南武線で川崎、横浜に帰れる・・・・・・・・」
「でも・・おじさんちょっとすみません」
 二人は小声で相談していた。
「おじさん、ご迷惑ですがお願いします」
「君たち何を相談していたの?」
「ひ・み・つ」
 それからしばらく飲み食べながら二人に秘湯の話、釣りの話などをした。
 私は話しながら二人について次のようなこと聞き出した。
・二人は20歳で一緒に横浜のマンションに住んでいる。
・二人とも今春3月にミッション系の短大を卒業したが無職
・二人は幼なじみ短大まで一緒で共にあんまり勉強しない、できなかった。
・あまりに二人が仲よしでいつも二人一緒、しかも女ばかりの学校で友人から
レズではないかと疑われ、ボーイフレンドも出来なかった。当の本人達はチャ
ンスがなかったとは言っているが?
 話し込むうちに二人ともしゃべり方が最近の若い女の子に多いため口に近く
なってきた・・普通にしゃべれば上流家庭のお嬢様の感じだが?今時の子は?
これを就職試験の面接でやったら・・美人なのにおとされたようだから・・私
が社長なら美人の子は即採用するんだが・・それでは会社が・・私にはよく分
からない。少なくても私の会社にはいない。・・ううん・・いるのかな?
 そんなことを二人と話ながら思っていると夕食が終わった回りのお客が立ち
始めた。
 私は若い女の子を相手に楽しく飲んだせいか酔いが回り良い気分になってき
た。
「さてっと、君たちは今からどうするの部屋に戻る?おじさんはカラオケが好
きだが・・一人では行きにくい、君たち一緒につき合ってくれないかな」
 私はこのままこの子達と明日の朝まで別れるのが惜しくなってきた。
「カラオケ?」
「この宿の1階にあるらしいよ・・ここまで来ておじさんとカラオケなんてい
やかな?」
「いいよ、おじさん、明日は車に乗せてくれるし、断れないよ。おじさんって
おもしろそうだから少しぐらいならつき合うよ。果歩、行くよね?」
「いくいく」
 私は得意の歌を2曲ほど二人は私のよく知らない歌を歌っていたような、そ
れから・・あまり記憶がない・・彼女らの部屋に行ったような・・どうやら私
は早起きとここまで300kを5時間ほど運転したあとの釣り、寝不足に酒も
入り眠ってしまったらしい?


(2)へつづく・・・

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。