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小説(転載) 『姉への想い』 1/2

近親相姦小説
07 /20 2018
小説『姉への想い』


(前)

 最近、姉の美奈子が母と二人連れでよく外出するようになった。今日もそうだ。高校三年生で受験勉強に悪戦苦闘している慶吾に隠れるようにして、二人はひっそりと出かけて行った。
 慶吾は机の前に座って、シャープペンをクルクルと指で弄びながら、ぼんやりと考えている。もうそろそろなのだろうか。何時かは来るとわかっていても、姉が嫁ぐ日のことを考えると何ともいえず胸が苦しくなった。
 姉の美奈子は慶吾と六歳違い。二人姉弟である。父を早く亡くし、母が昼間働いていることもあって、小さい頃から慶吾の面倒は美奈子がよく見てくれていた。
 今日もそうだ。留守の間の昼食は美奈子がサンドイッチを用意してくれている。
「サラダもちゃんと食べるのよ。おおちゃくしちゃダメ。それからスープはちゃんと温めて・・・」
「わかってるよ。早く行けよ」
 慶吾はわざとぶっきらぼうに言った。
 でも、美奈子は心配そうに、
「一人で大丈夫?」と聞いた。
「大丈夫だよ、うるさいなぁ。勉強の邪魔だよ」
「うん。じゃあ行くわね。すぐ帰ってくるわ。お母さんとちょっと買い物に行くだけだもの・・・」
 聞きもしないのに弁解がましく言った。慶吾は無視するようにノートにシャープペンシルを走らせる。
 でも、慶吾にはわかっていた。結婚式の準備で家具でも見に行くのだろう。それとも、式場に打ち合わせに行くのだろうか。ひょっとしたら、行った先であの男と待ち合わせをしているのかもしれない。
「おこずかいある?」
 そう言いながら、美奈子は慶吾の机の脇に千円札を置いた。慶吾はむっつりと指を二本立てた。
「受験生なんだからゲームセンターなんか行っちゃダメよ」
 目で笑いながら、それでも美奈子は千円札をもう一枚出した。
「フーン・・・。一応しっかりやってるわね。結構、真面目なんだ」
「ふん」
 机の上のノートを覗き込みながら、耳に懸かった髪の毛を指で掻き上げる。そんな姉の仕草に、慶吾の息は詰まりそうになった。髪の毛が慶吾の頬に触れて、うっすらとシャンプーの匂いがした。
 その時の姉の残り香が、今でも部屋の中に残っているようだ。千円札が二枚、机の隅にそのまま置かれている。

 昼前だというのに、慶吾はもうサンドイッチをぱくつきながら、あの男が家に来た日のことを思い出していた。
 やけににやけた、真面目そうな男だった。出来合いの紺色の背広を着て、白いワイシャツに地味なネクタイをしていた。
 慶吾よりもだいぶ背が低い。姉とほとんど変わらないのではないか。そういえばこの前、「もうハイヒール、履けないわね」って母に言っていた。そのことだったのかもしれぬ。とっても姉に似合ってるのに・・・。
 その男は姉のことを“みなこ”と呼び捨てにした。それから、慶吾のことを“けいごくん”と馴れ馴れしく呼んだ。
 そう、すでにお膳立ては出来ていたのだ。慶吾の知らないところで、すべて話はまとまっていたのだ。確か、叔母の紹介による見合い。どちらかといえば、母のほうが積極的だったのかもしれぬ。
 弟として、姉の結婚を祝福しなければならないことはわかっていた。いつかはそうなることなのだ。
 でも、相手が白馬にまたがった麗しき王子様であれば、慶吾はあれほど嫌悪の感情を覚えなかったと思う。しかし、あの男はどこにでもいるごく平凡なつまらない男に見えた。もしあの男が慶吾のクラスメートだったら、やぼったくて友達にしたいとも思わなかっただろう。
 何故、あんな男に姉を取られなければならないのだろう。慶吾は明らかに不快感を感じていた。姉の結婚に自分がないがしろにされていることも不快だった。
 それは慶吾の表情や態度にハッキリ現われていたに違いない。美奈子はそれに気が付いた。最初はこまめにあの男の相手をしていた美奈子が、いつの頃からか慶吾の脇に座って他人行儀な応対に変わっていた。
 そう、あの男の相手はほとんど母がしていた。あの男にビールの酌をしたのは母だったし、慶吾のコップにコーラを入れてくれたのは美奈子だった。
 あの男が帰る時もそうだった。母が美奈子に、「駅まで送って行ってあげなさい」と言った時、あの男は遠慮して「ここで結構ですから」と言った。美奈子は迷うことなくその通りにした。玄関の外まで送って行ったのは母だった。
 美奈子は、慶吾の脇に静かに立っていた。

 サンドイッチを食べ終わって、まだ空腹を覚えた慶吾は、台所を家捜ししてカップラーメンを見つけ出した。
 美奈子の用意したサラダとスープがテーブルに置かれたままになっている。あれだけ慶吾に説明したのに、小さなメモが貼り付けられている。姉らしかった。
 慶吾は野菜が嫌いだ。だから最初から食べるつもりはない。第一腹の足しにならない。スープは飲んでもいいが、でも暖めるのが面倒だ。カップラーメンにお湯を注ぎながら、あとで姉が帰って来てサラダとスープがそっくり残っていたら怒るだろうな、と思った。
 カップラーメンを啜りながら、慶吾は思い出していた。
 父が死んだのは、慶吾がまだ三歳の時のことだ。その頃の慶吾はとても繊細で神経質な子だったらしい。
 時々母が言う。
「お父さんが亡くなった時、お前は毎日泣いてばかりいてね。お母さんも働きに出なけりゃならないし・・・。美奈子はお前の世話で悲しむどころじゃなかったんじゃない?」
 そうだったかな、と慶吾は思う。
「お父さんが死んだ時からだわね、慶吾がお姉ちゃん子になったのは」
 あの頃、美奈子は確か小学校二~三年だった。
「いつもお姉ちゃんにくっついてばかりいて・・・。食事だって、寝る時だって、お姉ちゃんの側を離れなかったじゃないの」
 美奈子は何を言うでもなく、うっすらと笑みを浮かべている。
「そうかなぁ。全然、覚えてないよ」
 慶吾はそういう時、決まって言う。でも、慶吾は忘れてはいない。いや、鮮明に覚えている。
 その頃から母が勤め始めて、帰宅が夜遅くなることもたびたびあった。そんな時、慶吾は美奈子と同じ布団に、しっかりと抱っこされながら寝た。姉は優しかった。慶吾が赤ん坊のように姉の平板な乳首を吸ったことがあるというのは、後で聞いたことである。
 風呂に入るのも一緒だった。慶吾は、姉の少年のような凹凸のない平板な胸を今でも思い出すことが出来る。何ら隠すことのない白い秘部を今でも鮮明に思い出すことが出来る。
 でも、ある日、夕食にお赤飯が出て、「何故お赤飯を炊いたの?」という慶吾の問いに、母が笑みを浮かべ、美奈子が顔を赤らめていた。
 そして、その時以来、美奈子と一緒に風呂に入ることはなくなった。美奈子の全裸の身体は、洋服に包まれて、慶吾の目に触れることはなくなった。
 浴室の中で、いつも慶吾だけが裸にされ、美奈子によってゴシゴシと身体を洗われ、シャンプーが目に入るのを我慢しながら髪の毛を洗われた。その時の美奈子の服装は、部活帰りの中学生の体操着だったり、それから高校の制服だったりした。
 だんだん慶吾が大きくなるに連れ、姉に見られながら自分だけが裸になることに恥ずかしさを覚えて、「僕、一人で入れるからいい」と言ったこともあった。そんな時、美奈子はさも意外そうに「何でそんなこと言うの?姉弟じゃない」と言われ、「慶吾は、一人だとちゃんと洗わないんだから・・・。いいから早く脱ぎなさい」と有無を言わず命令されて、慶吾は怖ず怖ずとそれに従うしかなかった。
 慶吾のモノに毛が生えてきたのを発見したのも美奈子だった。確か、慶吾の小学校で隣り合わせの席に座っている望美っていうクラスメートが慶吾にしきりに意地悪をして、今度ぶん殴ってやろうかと思っている、といったようなことを話していた時だったと思う。慶吾は裸のまま浴槽の縁に寄りかかって、美奈子は高校の制服をまくりあげて浴室の入り口に屈み込んでいた。
 美奈子の目の前に慶吾のモノがあった。
「あら!慶吾!」美奈子が慶吾のモノを見つめたまま、素っ頓狂な声を上げた。
「なに?お姉ちゃん」
 慶吾は美奈子が自分のモノを指さしているのがわかって、下を覗き込む。
「ほら!毛が生えてる」そう言いながら、片手で慶吾のモノに触れると、ニョロッと一本だけ生えた毛をつまむようにした。
「痛いよ、お姉ちゃん」
「慶吾ったら、いやだ~ぁ。それに・・・」
 姉に触れられているというだけで、下半身が熱を帯びて、不思議な膨張感を感じた。自覚したのは初めてのことだった。
「それにって、なにさ?」
 美奈子はそれには答えず、笑いながら一言だけ言った。
「今度ね。望美ちゃんに、僕は望美ちゃんのこと好きだよ、って言ってみたらいいわ」
 でも、そうだったのだろうか。望美に対しては何の感慨もなかった。美奈子は慶吾のモノを面白そうに弄んでいる。ますます硬度が増すような気がした。
 そうされながら慶吾は訊いた。
「お姉ちゃんは、毛、生えてないの?僕だけなのかな?」
 美奈子はさらに声を出して笑った。
「安心なさい。それはね、慶吾が大人になりはじめたってことなの」
「お姉ちゃんも?」
「私だって・・・、生えてるわよ」
「じゃぁ、お姉ちゃんのも見せて」
 慶吾はそういって、知らず知らずのうちに視線を美奈子の下半身に遣った。
「馬鹿ね」
 美奈子は笑い転げながら逃げるように浴室を後にした。
 その直後からだろうか、美奈子のことを慶吾がだんだんまぶしい存在として意識するようになったのは。
 服の上からも胸の膨らみがはっきりとわかるようになって、腰のラインがスカートの上から甘美な曲線を描くようになると、慶吾は何故かそんな美奈子をわざと遠ざけるようにしていたと思う。
 慶吾は、美奈子が黙って慶吾の部屋に入ってくることを怒るようにして拒んだ。美奈子が馴れ馴れしい態度を取ってくると、押しやるように避けようとした。
 風呂に入る時もしっかりと鍵をかけた。下着の着替えを持って来た美奈子が、「頭洗って上げようか」と声をかけても、「自分で出来るからいい」とかたくなに拒んだ。
 そのくせ、美奈子のことが頭から離れず、雨の日など洗濯物が室内に干してあったりすると、どうしても美奈子の下着に視線が行った。
 そんなことがたびたび続いて、母が注意したのか美奈子が自分からそうしたのかはわからない、いつの日かから、慶吾の視線に美奈子の下着が目に止まることはなくなった。

 でも、一度だけ、慶吾は姉の裸を見たことがある。
 あれはちょうど三年前、慶吾は中学三年生で今と同じように受験勉強で悪戦苦闘していた。
 その夜、母はまだ帰って来ておらず、美奈子の帰りが遅く、心配で慶吾は参考書をリビングルームに持ち込んでテーブルの上で勉強していた。でも、ちっともはかどらない。
 どうしたんだろうか。交通事故にでもあったんだろうか。ひょっとしたら、夜道で痴漢に襲われたんじゃないだろうか。家の前の歩道を誰かが通る足音がするたびに、慶吾は玄関まで足を運んで、美奈子が帰って来たんじゃないかと外の様子をうかがった。
 帰って来た美奈子は、薄っすらと目に涙を浮かべていたように見えた。「ただいま」と静かに一言言ったまま、黙って部屋に閉じこもった姉に、どうしようもなく不安が過ぎり、慶吾は部屋の前に行って、ドア越しに声をかけずにはいられなかった。
「どうしたの?」
「どうもしないわ。心配しないで・・・」
「食事は?」
「・・・いらないわ」
「でも、お腹すいてるんだろう?」
「いいの・・・」
「食べなきゃぁダメだよ。僕、作ってやるよ」
「ほっといて頂戴!」
 美奈子の強い口調に、慶吾が思わずタジタジとなった時、
「ゴメン・・・」
 ドアが少し開いて美奈子が顔を出した。無理に作り笑いをしている。
「ちょっと疲れてるの・・・。心配してくれてありがとう」
「でも・・・、お風呂くらい、入ったら?」
「・・・、沸いてるの?」
「大丈夫。いつでも入れるようになってる」
「じゃあ・・・、入ろうかな」
 慶吾は嬉しかった。姉のために何かをしてやりたかったのだ。
 美奈子が風呂に入っている間、慶吾は軽く食べられるものを作ってやろうと思った。スパゲッティでいいだろう。美奈子の料理の仕方は見よう見まねで覚えている。こんなことってめったにない。でも、ちょっと焦げちゃったかな?出来上がったスパゲッティをテーブルの上に広げて、フォークとスプーンを出して、それから、ちょっとつまみ食いをして・・・。別に姉のフォークを使ったって、怒りやしないのだ。そして、テーブルの向かいに座って、美奈子が出てくるのを待った。
 ずいぶん時間が長く感じた。慶吾は何度となく時計を見た。でも美奈子は出てこない。浴室の方を伺ってもシーンとしている。
 慶吾はまた心配になって、浴室の外から声をかけた。
「大丈夫?」
「・・・、ええ、大丈夫よ。心配しないで」
 だが、無性に美奈子が気になった。
 もう一度、様子を見に行こうとした時だった。ドスンと物が倒れる音がした。驚いて、慶吾があわてて浴室を覗くと、美奈子が脱衣所に横座りに倒れ込んでいた。ちょうど身体を拭いていたのだろうか。バスタオルを胸に当てたまま、放心したように座り込んでいた。
「どうしたんだ?」
「大丈夫よ。ちょっとのぼせちゃったみたい・・・」
「馬鹿だな」
 慶吾は美奈子に近寄った。
「大丈夫だから・・・。向こうへ行ってて・・・」
 でも美奈子の顔は青白かった。慶吾は美奈子の静止を聞かず、バスタオルで身体を拭いてやった。
 美奈子は黙ってされるままになっていた。胸までしっかり押さえているバスタオルを取り上げて、顔を拭いてやり、それから背中の汗を拭いてやった。美奈子の白い肌がまぶしかった。
「恥かしいじゃないの・・・」
 美奈子はわざと明るく言った。
「何言ってんだ。姉弟じゃないか」
 それから、まだ完全に拭ききっていない美奈子の全裸の身体を抱き上げて、慶吾は美奈子の部屋に運んだ。その頃、中学生の慶吾の身長は、すでに美奈子よりもずっと高かった。
 美奈子は恥かしそうに、でもされるままになった。階段を上がる時、二人の身体が揺れて、美奈子の両腕は慶吾の首に巻きついていた。顔を慶吾の胸に押し当てるようにして、そのままジッとしていた。水滴がポタポタと床に落ちた。
 慶吾の心の中に、女の身体に対する興味がなかったと言えば嘘になるかもしれない。美奈子の全裸の身体をジックリ見てみたいという気持ちは確かにあったと思う。
 でも、それにも増して、美奈子のことを心配する気持ちの方が大きかった。それは今でもはっきり断言できる。
 初めて、美奈子の弱さを感じた。理由はわからない。しかし、男の僕が姉を救ってあげなければいけないと思った。
「このままで、いい?」
 全裸のままベッドの上に美奈子を寝かせると、慶吾は美奈子の顔を覗き込みながら言った。
「ええ、いいわ。後で着るから・・・」
 ボンヤリと天井を見ながら美奈子は言った。
 慶吾はあえて美奈子の顔だけを見ていた。全裸の身体は見てないよ、とでも言うように・・・。
 でも、掛け布団は被せなかった。
 美奈子の身体が火照っているのはわかっていた。それに美奈子の脚の方に畳まれている掛け布団を被せるとすれば、否が応でも美奈子の全裸の身体に視線を走らせることになる。そうしたいとは思いながら、でも美奈子が可哀想で出来なかった。
 いや、そうじゃないかもしれない。美奈子の全裸の身体を布団で隠したくなかった。部屋の照明の中で美奈子の全裸の身体は美しく輝いていた。慶吾の視線の隅に、美奈子の全裸の身体が否が応でも飛び込んで来る。肉感を持って、肌の弾力を感じた。ピンク色の乳首や、さらに下の方に秘部のヘアーが妖しく黒く色をなしている。
 あらためて、姉がこんなにも美しい女になっていることに驚いていた。ベッドの下にしまいこんでいるヌード雑誌の女性より何倍も何十倍も姉の方が美しいと思った。
「何かあったの?」
「心配しないで・・・。何でもないわ」
「だって、泣いてるじゃないか」
「そう?・・・いいの。慶吾には関係ないことよ」
「誰かに虐められたんだったら、僕、やっつけてやるよ」
 慶吾の言葉に、美奈子は慶吾を見つめたままうっすらと笑った。
「ありがとう」
 でも、慶吾の心配そうな顔に、美奈子の目はまた涙を溢れさせた。慶吾はバスタオルの端で美奈子の涙を拭ってやった。
「・・・慶吾。今日は勉強、終わったの?」
「えっ?」
「まだやってるんだったらいいんだけど・・・」
「なんで?」
「できれば、もう少しこの部屋にいて。・・・、私を一人にしないで・・・」
 そう言って、慶吾を真正面から見た。赤く充血している目が優しかった。
 美奈子は僕を必要としている。慶吾はそう感じた。嬉しかった。
「よし。まかしとき」
 慶吾は、「ちょっと戸締りしてくる」と言って美奈子の部屋を出ると、急いでリビングルームの電気を消して、戸締りを確認した。チェックすることはわかっている。小さい頃は、美奈子の後ろを歩きながら一緒にやったのだ。
 慶吾は急いでいた。急がないと美奈子はパジャマを着てしまうかもしれないと思った。慶吾は美奈子に全裸のままでいて欲しかった。
 火の元を確認して、それから風呂の電気を消して、さっき美奈子の身体から落ちた床の水滴を拭って・・・。
 駆けるように美奈子の部屋に戻ると、美奈子はさっきと変わらずに全裸で寝ていた。
「戸締りしてきた?」
「うん」
「じゃぁ、電気を消して・・・。昔みたいに一緒に寝よう」
 美奈子は甘ったるい声で言った。
「うん」
 部屋の電気を消すと、外灯の明かりがカーテン越しに薄く差し込んでくる。美奈子の白い全裸の身体が妖しく光った。
 慶吾は自分の部屋にパジャマを取りに行こうかとも思ったが、美奈子が全裸である以上、自分がパジャマを着る理由はない。シャツとトランクスの姿になって、それからちょっと考えて、それもすべて脱いだ。
 そして、美奈子が身体を少しずらせてつくってくれたスペースに自分の身体を滑り込ませた。美奈子の肌が慶吾の肌に直かに触れた。
「全部脱いじゃったの?」
 美奈子が目を閉じたまま言った。
「うん。お姉ちゃんと同じだ」
「フフフ・・・」
「昔と同んなじだな」
「そうね。でも、慶吾の身体はこんなに大きくなって・・・。昔とは逆だわ」
 美奈子の手が慶吾の胸を優しく撫でる。
「そりゃそうさ。今日は僕がお姉ちゃんを寝かしつけてやるよ」
「ありがとう・・・」
 何も話すことはなかった。慶吾の呼吸と美奈子の呼吸が同じようにリズムを刻んでいた。
 美奈子が時々思い出したように声をしゃくりあげた。慶吾はそんな美奈子の髪の毛を優しく撫でた。幼い頃、慶吾を寝かせるために美奈子がしてくれたように・・・。
 慶吾が身体をちょっと横向きにすると、その慶吾の胸に顔を埋めて、今までとは違って、今度は声を上げて泣き始めた。
 美奈子がそんなに泣くのを見たのは慶吾にとって初めてのことだ。もともと涙もろい美奈子だったが、いつも、慶吾のちょっとしたいたずらや、姉弟喧嘩の時に見せる泣き声とは明らかに違っていた。
 その泣き声は本当に悲しくて、本当に美奈子が可哀想で、理由はわからなかったが、覚えず慶吾も一緒に泣き出していた。慶吾が泣いていることに気付くと、美奈子はさらに激しく泣いた。
 もっと強く抱いて、とは美奈子は言わなかった。「もっとくっついて」泣きながら美奈子は言った。慶吾は言われる通り、身体を密着させて、そのまま強く抱きしめた。
「もっと、もっとよ」慶吾はさらに強く抱きしめた。こんなに強く抱きしめて、美奈子の身体は折れたりしないだろうかと思った。
 そう、慶吾は美奈子の言う通りにしただけだ。美奈子が言わなかったことは何もしなかった。ただ、黙って肌と肌を直かに触れ合って、抱きしめていた。
 でも、美奈子の女の匂いが妖しく慶吾を刺戟した。美奈子の二つの豊満な乳房が、はっきりと形をつくって慶吾の胸に押し付けられていた。
 慶吾のモノが勃起していた。でも、それが恥かしかった。美奈子にそのことを知られたくなかった。慶吾は勃起を悟られないように腰をちょっと引くようにして、それから強く強く美奈子を抱きしめていた。
 美奈子の手は慶吾の背中に触れていた。もう片方の手は慶吾の首に巻き付いていた。
 慶吾は片手で美奈子の髪の毛を撫でながら、もう片方の手で美奈子の背中を強く抱きしめていた。
 ずいぶん長い間、そのままでいたように思う。それしかやることがなかった。いや、二人にはそれだけで充分だったのだ。
 眠ったのは美奈子の方が先だった。美奈子の手が力を失って、ちょっと身体が離れるような感じがして、それからスヤスヤと静かな吐息をたてていた。
 慶吾は静かに美奈子の手をほどいてから、ベットを下りると、掛け布団を優しく美奈子の上にかけてあげた。もう一度、美奈子がちゃんと寝ているのを確認して、自分の脱いだ服を持ったまま自分の部屋に移動した。
 それから、美奈子の残り香を味わうようにしながら思いっきりマスターベーションをした。まだ童貞の慶吾は、妄想の中で美奈子と奔放にセックスしていた。プレイボーイのように巧みに美奈子を絶頂に導いた。美奈子は狂ったように慶吾の身体の下で喘いでいた。
 それは一回では納まらなかった。続けて二回射精をした後、何故か美奈子に申し訳ないような、自分が美奈子を冒涜したような気がして、罪悪感に苦しんだ。

 カップラーメンを食べ終わって、取りあえずサラダだけでも食べておこうと思った。スープは温めず、キッチンにそのまま流して捨てた。
 これで証拠隠滅だ。
 少なくとも、姉を悲しませずには済むと慶吾は思った。

みるく

熟女画像
07 /20 2018
みるく 年齢不詳
106cmのIcupということだがバランスの良いぽちゃモデルだと思う。
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小説(転載) -異点-

官能小説
07 /19 2018
-異点-

それは、暑い夏の真っ最中であった・・・
俺は予備校に出かけ、帰りに友達と酒を飲んだ。
いつもこんな感じで暮らしていた・・・
そして今日もいつも通り酒を飲み、いつもと同じ時刻の電車に乗った。
列車内はいつも閑散としている。もうすぐ終電近いからそれは当たり前だろう・・・
だいたい乗っている人は決まりきっている。
真面目そうで、いつも寝てるサラリーマンや、バイト帰りっぽいチャラチャラしてる若い男
こんな時間までどこほっつきあるいてんだかわからない女子高生、どこにでもいそうなOL・・・
そして俺、この車両はいつもだいたいこんな感じだった・・・・

でも、今日はなんか違っていた・・・
いつもは見ない顔がそこにはあった。とても綺麗な女性だった・・・
年齢は俺とそうかわんないんじゃないかと思った。
少し残っていた酒も吹っ飛んでしまった・・・
ホント、目が覚めるような美人で、今までこんな女性は見たことがないように思った。
サラリーマンも、寝てる振りしてちらちらその女性を伺ってるようだったし、若い男も女性をじっと見つめていた。
女子高生とOLは特に気にしてはいないようだった。
と、思う・・・

その女性は、うっすらと笑みを浮かべながら安らかに寝息をたてていた。
すこし短いスカートからは、すらりと長く綺麗な足がのびていた。
薄いベージュのスーツに身を包んだ姿は、何でもできるキャリアウーマンにも見えた。
俺はその女性に見とれたまま、ボーっと電車に揺られていた・・・

「次は~、○×、○×・・・、降り口右側、2番ホームに着きます。お降りのさいは・・・・」

電車にアナウンスが流れる・・・
この至福の時もこれで終わりかと俺は思いつつ、席を立ちドアに向かった・・・
するとあの女性も目を開け、立ち上がるとこちらに向かってきた。

(え、もしかして・・・)

俺は馬鹿な想像をしつつ、胸が高鳴っていた。
女性はどんどん近づいてくる・・・

その瞬間電車はなめらかにホームに到着し、目の前の扉が開いた。
女性は、見とれている俺をすいっとかわし、ホームに降り立った。

(やっぱなぁ・・・)

何か話しかけて来るんじゃという期待が、崩された俺もホームに降りた。
そしてそれを待っていた電車は、車掌の笛とともに走り去っていった。

(この人も、この近くに住んでるんだ・・・こんな美人見たこと無いけどなぁ・・・)

内心そう思いつつ、駅の改札を抜け、家に向かって歩き出した・・・
先に降りていた女性も、同じ方向に行くみたいであった。

(お、ラッキー・・・)

女性の数メートルあとを、俺は歩いていった。

(まさか、ストーカーだと思われてないだろうなぁ・・・)
(にしても、ホント同じ方向なんだなぁ・・・)

その女性は、まるで俺の家にでも向かっているかのように全く同じ方向を歩いていった。
もう少しまっすぐ行けば俺の家ってところで、女性は角を曲がった。
そっちの方角は、大きい公園であった。

(こんな時間に公園で何するんだろ・・・)

なんか不思議に思った俺は、後をつけてみることにした。
女性が公園に入ったとこで、俺は女性の姿を見失ってしまった・・・

「あれ?どこいったんだろ・・・」

ぼそっとつぶやきながら、公園をぶらぶら歩くことにした。
どうせ明日は休みだから、夜更かしするつもりだった・・・

(ん、便所行きたい・・・)

急に尿意に襲われた俺は、公園の一番綺麗なトイレに向かった。

(ふー・・・すっきりした・・・ん?)

入ったときは尿意に気を取られていて気づかなかったが、何か声が聞こえてきていた・・・
軽く手を洗ってから、耳を澄ましてみる・・・
そして、声のする方へと近づいていった。

近づいて行くにつれ、声の感じが何かおかしいような気がしてきた。
何か、甲高いような、艶っぽいような声が聞こえてくるのだ・・・
自然に足が忍び足になっていて、なるべく音を立てないように気を使っていた。

声の聞こえてくる源は、子供のための遊具があるところだった。
滑り台や、砂場、鉄棒、ブランコといった、どこの公園にでもある遊具がおいてあった。
俺は木の陰から、声のする方を伺ってみた。

ぼやぁっと街灯に照らされて、人の影がうごめいているのが解った。
そして、その影から甘い喘ぎ声が聞こえてくるのも・・・

(よく見えないな・・・そうだ、あっちの方に回り込めば・・・)

俺は、音を立てないように細心の注意をはらいながら、影が正面から見えるところまで移動した。
そして、その影の主の正体を見極めようとした。
目をこらしよく見てみると、それはさっきの綺麗な女性だった。
俺は驚きのあまり声を上げそうになった。
それを何とか飲み込み、一体何をしているのかと、不思議に思った・・・
その女性は、考えるまでもない自慰行為にふけっていたのであった。

(こんな綺麗な女性が・・・・)

俺は信じられないと行った面もちでその女性の行動を凝視していた。
女性は、子供用の小さい木馬に腰掛け、一心不乱に股間をまさぐっているようであった。
上半身に目をやると、女性のスーツは脱ぎ捨てられ、ブラウスの前のボタンはすべてはずされていた。
そして、片手がそのふくよかな胸を揉んでいた。

「はぁ、はぁ、・・・・・・うぅ・・・あぁん」

女性は抑える様子もなく、声を上げていた。
確かにここで大声を上げても周りの家には聞こえないだろう。
この公園は広く、さらにここはその公園の中心に当たるところである・・・
こんな時間だから、来る人なんかいないだろう・・・

俺は、息をするのを忘れるほどその女性に見とれていた。

女性はさらに大胆な行動を取り始めた。
スカートを脱ぎ、下着もはずし、全裸になったのであった・・・
女性の体は、月明かりに照らされ、白く輝いているようであった。

(きょうは、満月だったんだ・・・・)

俺は今更そんなことに気づいた・・・・
女性は全裸状態で鉄棒に向かってきた。
鉄棒は、ちょうど俺の目の前にあるのであった。

(み、見つかったか・・・)

俺はいつでも逃げれる体制をとったまま女性の行動を監視した。
女性は、鉄棒の前で止まると一番低い鉄棒をまたいだ・・・
そして、股間を激しくそれにすりつけ始めた・・・

「う・・・ああぁ・・・冷たぁ・・・」

片手を一段高くなっている鉄棒に乗せて支えにして、もう片方は胸を愛撫しているようであった。

「あ、ああっ・・・ふぁぁ・・・」

女性は腰を激しく振り、乳首を思いっきり摘んでいた。
ぽたぽたと愛液が、鉄棒から地面にたれているのが解った・・・

ゴクッ・・・

俺は思わず生唾を飲み込んだ・・・
その瞬間、女性の動きが止まった・・・

(やべっ・・・)

俺は身動き一つとらず、息も止め動向を伺った・・・

「はぁぁ・・・いくぅぅぅぅ・・・!」

女性は、顎を突き上げ足全体をピンとのばしたような状態で、甲高い声を上げた・・・

(あ、いったのか・・・)

女性はくたっと鉄棒にもたれかかった・・・
俺はどうしたものかと考えてた・・・
そして、女性を介抱しようと立ち上がろうとしたとき、女性がむくりと起きあがった。

俺はビクッとしながらもまた、座り込んだ・・・もちろん音を立てないように・・・
女性は鉄棒から離れると、近くの水飲み場に向かっていった。
この水飲み場は結構広く、何本か水を飲む口が立っていた。そして子供用に少し低く作られていた。

(体でも洗うのかな?)

俺はそう思いながら女性に目をやった。
女性はおもむろに蛇口をひねった。勢いよく水が上に吹き上げられる。
少しその水を飲み、顔を洗ったようである・・・
次の瞬間女性は思いも寄らない行動に移った。
水飲み場の上に上がり、股間に、水がかかるようにまたいだのであった・・・

「あぁ・・・冷た・・・気持ちいい・・・」

女性は気持ちよさそうに腰を揺らしていた・・・

「ん・・・また・・・」

女性はそうつぶやくと、腰をゆっくりと落としていった・・・

(な、なにを・・・)

俺は息をのんでその行動を見守っていた・・・

「かはぁっ・・・ああっ・・・・」

女性は、悩ましげな声を上げた・・・
女性の股間からは、水が流れていた。
股間に、水道の口を差し入れているのであった・・・

「ふぁぁっ・・・あん・・・あぁぁ・・・」

女性は腰を上下に揺すり水道の口を出し入れしていた。
たまに、蛇口が股間からはずれ水が吹きあがっている・・・

「あぁん・・・いぃぃ・・・」

さらに女性は片手を股間に持っていった。
そして、一番敏感な部分をいじりだした・・・
さわるたびに、女性がビクンビクンと体を震わせていた。

「あっ・・・あっ・・・はぁあぁ!!」

女性の声が徐々に大きくなっていく・・・

「あぁ・・・いい・・・」

そして、どのくらい立ったであろう・・・
女性の腰の動きがいっそう激しくなっていった。

「く・・・あぁぁぁ・・・・も、もうぅぅ・・・」

「い、いくぅぅぅ・・・・」

先ほどより数段大きな声を上げ、女性は達したようであった。
股間から蛇口を抜き、またくたりと、水飲み場に突っ伏していた・・・

(す、すごい・・・・)

俺は腰が抜けたように座り込んでいた・・・
ふいに、女性がこちらを向いた。

(・・・?)

「フフフ・・・そこに、いるんでしょ。」

!!

俺はびっくりして、少しの間固まっていた・・・

「知ってるわよ・・・最初からね・・・フフ・・・」

女性の目が怪しく光ったように感じた・・・
俺は、なぜか怖くなった。
女性が立ち上がりこちらに向かってくる。
手には、何か握られている。それは、月明かりに怪しく輝いていた・・・

「フフフ・・・」

女性は笑みを浮かべつつこちらへどんどん近づいてきた。
その表情はぞっとするほど美しかった・・・
しかし、その表情に見とれていては俺は殺されてたかもしれない。
俺は怖くなって、「ごめんなさい!!」と言う言葉を残してその場から逃げ去った。

そして、その公園には二度と近づかなかった。

数日後・・・

その女性の写真が、新聞に出ていた。
女性は、数ヶ月前に行方不明になってたらしかった。
その遺体が今日、見つかったらしい・・・あの公園で・・・刺殺されたらしい。
ほとんど原形をとどめないほど滅多刺しにされたようだ。

一体俺は何を見たんだろう・・・・

小説(転載) 兄妹のいけない遊戯 -ひろととえりか-

近親相姦小説
07 /19 2018
兄妹のいけない遊戯 -ひろととえりか-

「ただいまー。」
玄関のドアを開け、ひろとが帰ってきた。
「おにいちゃん、おかえりぃ!!」
えりかがひろとにダッシュで抱きつく。
「わっ! いきなり抱きつくなよー!」
このふたりは血のつながった兄妹。
学生服を着た兄・ひろとは中学1年、
ロングヘアーの妹・えりかは小学4年生。

「ねぇ、おにいちゃぁん。いつものあれ、やってよぅ。」
ひろとに抱きつきながら、えりかが猫なで声でささやいた。
「昨日もやったばっかじゃないか。」
えりかを引き離しながら、ひろとが言った。
「うぇん、おにいちゃんのいじわる。」
涙目で上目遣いのえりか。
「いーもん、今日のばんごはん作ってあげないもん。」
「って、母さんはいないの?」
「うん。おとうさんもいないよ。きょうはかえってこないみたい。」
(あの色ボケ親父がぁ。いい年してまだあんなことやってるな?
 もう、こどもの俺は13だぜ?いい加減、卒業しろよ。)
ひろとが心の中でぼやく。
(今晩のめしにありつくには、えりかとあれをやるしかないなぁ……。)
「………しょうがないなぁ。わかったよ。」
「ほんと!わーい。」
また、えりかがひろとに抱きついた。
「ったく、おまえも好きだなぁ。」
「やん、はずかしいよぉ。」
ひろとの胸に顔を埋めながら、えりかは顔を赤らめた。

ふたりはひろとの部屋にやってきた。
家の窓はすべて閉めて、カーテンをした。
これで少々の声を出しても外には聞こえない。
カーテン越しに入る淡い光が、室内を不思議な雰囲気に変えた。
ふたりだけの世界。
「どきどきする……。」
ひろとのベッドに座ったえりかは、顔を真っ赤にし、胸の前で手を握っている。
「じゃあ、始めようか……。」
ため息混じりにひろとは言った。
「………う、うん。」
えりかがひろとに寄り添うように身を寄せた。
吐息が感じられるぐらいの距離。
えりかの鼓動の音をひろとは感じた。
ひろとがえりかをのぞき込んだ。
「こんなにして……。おまえは悪い子だな。」
「……ごめんなさい、おにいちゃん。」

ひろとが自分の道具を出した。
えりかの敏感な部分を、ひろとはそれでゆっくりとなぞる。
その動きは止まりそうで止まらない。
「……は、はぁ………。」
えりかの吐息が甘くなった。
ひろとの学生服を握りしめているえりかの手に力が入った。
「……う、ううん………。」
ひろとはなぞりながら少しずつ奥へ進入していく。
「だ、だめ……。もっと…ゆっくり……。」
えりかは今にも消えそうな声をあげた。
彼女のひたいにはうっすらと汗がうかんでいる。
ひろとはさらに奥に進入した。
「やん!おにちゃん、うごかないでぇ……!」
強すぎる刺激がえりかを臆病にさせた。
彼女が必死に懇願する。
しかし、ひろとは動きを止めない。
「あ、あああぁん。」
えりかは快感で全身を震わせた。
ひろとの学生服をえりかは強く握りしめている。
さらに進入を続け、奥まで達した。
そこでひろとは動きを止めた。
えりかは不安そうにひろとの顔を見上げた。
(どうしてやめちゃうの?)
彼女の表情はそんなメッセージをこめていた。
「もっとしてほしい?」
ひろとは少し意地悪をした。
えりかが返答に困っている。
「してほしいの?してほしくないの?」
もう一度、ひろとがたずねる。
「………して。」
えりかの唇が少し開いた。
「え?聞こえないよ?ちゃんと言わないとしてあげないよ。」
しばらくの沈黙。
「あ……。」
えりかは誘惑と恥辱を天秤にかける。
「どうなの?えりか。」
「……おにいちゃん、もっと、もっとして。おねがい!」
天秤は誘惑の方に傾いた。
「ちゃんと言えたね。これはごほうびだよ。」
すると、ひろとは大きく出し入れを始めた。
「あ、あん、あん、あん、ん、ん!!」
えりかは叫び声をあげた。
ひろとの学生服をつかむ手に力が入る。
「もっと、もっと……。あ、あ、あっ……!」
ひろとは動きを激しくする。
えりかは目を閉じて必死に快感に耐えていた。
「くん!」
突然、子犬の鳴き声のような声をあげて、えりかの頬に一筋の涙が流れた。
「……おわりだよ、えりか。」
えりかはひろとに抱きついたまま、息を整えていた。
「……ありがと、おにいちゃん……。」
上目遣いにえりかがつぶやくように言った。

「あーあ、こんなに耳くそためて。えりかは悪い子だなぁ。」
「やん、はずかしぃ。」
「にしても、耳掃除でこんなに感じるのはおまえぐらいなもんだよ。」
「えへへ。またおねがいね、おにいちゃん。」
「しょうがないなぁ。それより、早く晩飯の用意しろよ。約束だろ?」
「はーい。」


おわり

小説(転載) 『お母さんとしたい』

近親相姦小説
07 /19 2018
私の母は45歳細身で小柄の童顔で見た目は20代後半に見えます。
そんな母を今までは女性と意識せず、可愛いお母さんとしか思えま
せんでした。
父は単身赴任で仙台に行っていまして、毎日二人きりの生活です。
ある日私は友人から借りたエロ本を深夜自分の部屋でこっそりと見
てオナニーをしていました。
とっくに母は寝ていますので、普通にズボンとパンツを脱いで机の
前でしていたのです。
ガッチャと言う音がしたので、母がトイレに行くものだと思いあま
り意識せずにそのまま続けていますと、
「こうちゃん、まだ起きてるの?」
とドアを急に開けたのです。
私は咄嗟のことで、エロ本をしまうべきか、下半身をしまうべきか、
判断できずにそのままの姿を母に見られてしまいました。母は
「・・・・」
言葉が出ない様子で、私の勃起したものに目が集中している様子で
私は私で、母に自分のものを見られてしまったと言う興奮と恥ずか
しさから、事もあろうことに母の目の前で射精してしまったのです。
その液は母の目の前まで飛んでしまいました。
母はやっとの思いで口を開き
「ごめんね、こうちゃんの部屋がまだ電気がついていたみたいだっ
たから、」
と顔を赤らめて恥ずかしそうに話しました。
その後どのくらいの時間が経ったかは覚えていないのですが、しば
らくして、母は近くにあったティシュを5,6枚取り出して、私が
出した液をきれいにふき取り、そのまま
「おやすみ」
と言って出て行きました。
私は母に見られてしまった姿のまま、放心状態の中で、少しずつ母
に見られてしまった恥ずかしさよりも、妙な性的な興奮を覚えてき
ました。
今までは同級生の母親と比較して私の母は可愛いとかぐらいの感情
でしかなかったのに、今ではどう表現してよいのかは分からないの
ですが、今までの母としての意識と言うより、一人の女性として意
識し始めました。
しかし、一人の女性と意識すると言ってもついこの間までは自分の
母、女性として見たことのない人を意識してしまったのですから、
二人の生活は微妙に違和感と言うか妙な空気が流れていました。
食事の時はあのことは触れずに、気を遣って世間話や今日あったど
うでも良いようなことを母は話し、私は私で母を意識して適当な返
事をするだけでした。
食事が済むと自分の部屋に戻り、今まではエロ本だけのオナニーが
母との仮想セックスでするようになりました。
しかしオナニーをすればするほど母への性欲は昂ぶるだけで、日に
日に精神状態が追い詰められてしまいました。
少し落ち着こうと思い風呂場へ行くと、母が入っていました。
私の風呂場のガラスは擦りガラスでシルエットは映ってしまうタイ
プで、それを見た瞬間当然のように勃起してしまい、戸惑ていると
近くの洗濯かごに母が今まで着ていた洋服と下着がありました。
ドキドキしながらも私は母のパンティーをかぎながらその場でオナ
ニーをしてしまいました。
その日から毎日のように母が入浴した時はオナニーをその場でして
いました。
私の性欲はドンドンたかり行動もエスカレートして、夜中に母が寝
静まった頃に寝室に忍び込んでは、母の唇に自分の唇を重ねたり、
母の太ももを触りながらその場でオナニーするなどブレーキが掛か
らない状態です。
しかし、こんなことがいつまでも続く訳はなく、母にまた目撃され
てしまったのです。
いつものように母が入浴している時にオナニーをしているとき、射
精寸前のその時
「なに?」
と風呂場のドアが開いたのです。
その瞬間私の精液が母のへその辺りに飛び散ったのです。
母は
「なんなの」
「なんなのよ」
と戸惑いながら震えた口で私に言いました。
私は
「俺、かあさんが好きになっちゃたんだよ、あの日から母さんを思
ってオナニーしたり」
と告白した途端母は、バスタオルを巻きながら自分の部屋に走りな
がら戻って行きました。
私は母が父に電話をするのではないかと急に心配になり母を追いか
けました。
母の部屋を開けようとしたら、
「入らないで!」
と母はドアノブを必死に開かないようにしていました。
私は無理やりドアを開けて部屋に入りました。
母は
「こっちに来ないで、イヤ」
と私から逃げていました。私はAVのビデオのように逃げる母を追
いかけ迫りました。
母は必死に抵抗しながら逃げていましたが、私が抱きしめる格好で
捕まえて押し倒し二人は布団の上で重なり合ってしまいました。
母はそれでも必死に私から逃げようともがいていましたが、突然
「そんなにしたいのならすればいいじゃない」
と涙を流しながら震えた小さな声でいいました。
そして母は自分の手でパジャマを脱ぎ始め私が夢の中で何度も憧れ
ていたパンティーも脱ぎ目をつむって
「は、早くしなさいよ」
と歯を食いしばりながらそう言ってその後は何も言わずに息子に犯
されるままになっていました。
私は自分の服を脱ぎ母の裸体に重なり合いました。
母の肌はスベスベしており懐かしさと女性に触れる興奮とで母の胸
をつかみ乳首を吸いキスをしてがむしゃらに母を求めました。
母は震えていましたが私はそんな母の気持ちなど察する余裕などな
く、私の性器を母の性器に押し込もうとしましたが、母の性器は濡
れておらず、なかなか挿入は出来ません。
無理やり押し込みやっと挿入できましたが、その挿入だけで射精感
が起こり慌てて性器を抜き射精を我慢して納まったところで、再度
挿入しました。
するとさっきまではなかなか挿入するのに苦労したのに、今度はす
んなり入りました。
確かめて何回も抜いたり入れたりしたのですが、母は声には出さな
かったのですが、感じてしまった様子でした。
その後朝まで3回ほどしましたが、結局母は一言も声を出さずに、
まるでダッチワイフとしている感じでした。
その間にも私は自分の部屋に戻りデジタルカメラを取りに行き母の
全裸をとりまくり、私が汚した母の性器の部分もとりました。
そのあと母を抱えて風呂場に行き、母の体をタオルで手で洗い続け
ました。
そのあと私も自分の体を洗おうとした時、母は母の手で私の性器を
きれいにしてくれました。
そして・・・私の性器を自分の口に入れてフェラチオをしてくれた
のです。
その感動を忘れないうちに私は母をまた求め浴槽の中で、2回して
部屋に戻りさらにもう一回激しく求めました。
母は最初と違い、あえぎ声を出し、腕を私の背中に回しディープキ
スを求め舌を絡ませ二人でイキました。
私はこれから続く快楽の毎日を想像しながら疲れていたせいもあっ
たのか、眠りについていました。
2時間ほどして起きてみると、隣で寝ていた母はおらず、風呂場、
トイレ、居間などを探しにいきましたが、見当たらずに、その代わ
り、テーブルの上にメモ書きがありました。
「私は貴方の母親の資格はおろか、人間としての理性を失い貴方に
抱かれて喜びを感じてしまいました。実は貴方が求めてきたとき、
お母さんも貴方に抱かれることを心の中で願っていました。しかし
私と貴方は親子なのです。一線を越えた禁じられた愛なのです。そ
れを貴方だけではなく私までもが求めてしまいました。実家に帰り
ます。お父さんにはお母さんから言います。貴方との事としてでは
なく、お母さんがいけなかったと、一晩とは言え思い出をありがと
う。さようなら  愚かな母より」
それから1年未だに母以上の女性は見つからず今日も母とのセック
スを思い出してオナニーしています。


- 完 -

裏本
07 /18 2018
1984年05月
本のタイトルに深い意味はないのかもしれないが哲学を感じる。
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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。