小説(転載) まゆみちゃんの受難 10/15(未完)
官能小説
まゆみちゃんの受難(10)
土曜日の午後(10)
ブラジャーも取れ、という理不尽な要求に、真由美は当然抗議したが、
泣いた後のため迫力はない。
「約束が違います・・。」
「何が?」
「だって・・写真撮ったらそれで・・。」
「誰がそれだけで終わりって言った?」
無論言いがかりだが、真由美は言い返せない。表面上は男の言うとおりだからだ。
「でも、真由美ちゃんは別にいいんだよ。」
「え?」
「もともと朝倉まゆみちゃん用の罰なんだから。まゆみちゃんの方がすればいいんだ。」
「でも、それじゃ・・。」
それじゃあ真由美が何のためにあんなに恥ずかしい思いをしたのかわからない。
かといってブラジャーを取るのも嫌だ。男たちがまゆみの方へ近寄る。
まゆみは声無く後ずさりする。それを見て真由美は言ってしまった。
「わかりました。私がやります。」
「へーえ。」
「友達思いだね、真由美ちゃんは。」
けれど続く言葉は冷酷だった。
「それじゃ真由美ちゃんにも脱いでもらおう。でも、朝倉まゆみちゃんも一緒にだよ。」
「そんな!」
「もともとまゆみちゃんの方の罰だって言ったでしょ。」
「だから私が・・。」
「真由美ちゃんの方は脱ぎたくて脱ぐんだから。それとこれとは関係ないよ。」
真由美は絶句する。まゆみを守ってあげられなかったばかりか、
自分までもがブラジャーを取る羽目になってしまう。
それに、脱ぎたいから脱ぐ、などと言われて真由美の悔しさは高まる。まゆみに振り返って言った。
「ごめんね、まゆみちゃん。」
まゆみはかぶりを振る。
「ううん。真由美ちゃんこそ・・・。」
まゆみは真由美にすまない気持ちでいっぱいだった。
自分をかばってくれようとしたために、余計ひどい目に会わせてしまった。
でも一方で、真由美に甘えるような気持ちが起きてくるのも自覚していた。
この残酷な男たちから解放されたら、真由美の胸の顔を埋めて泣きたかった。
そんな二人の気持ちとは関係なく坂崎が命令する。
「よーし、二人いっぺんに取ってもらおうか。ちゃんとこっちの指示に従うんだぞ。」
「・・・。」
「返事!」
「・・はい。」
「じゃ手を後ろにやって。ホックを外す。」
ためらいつつもブラのホックに手を回す。ブラジャーを初めてつけたときは、
ホックをつけるのも外すのもうまくできなかったが、最近は慣れてすぐに外すことができる。
でも今は、手が震えて2、3度失敗した。カチリ、という小さな音がする。
「そのまま手を戻して。」
ホックが外れたブラジャーは不安定で、いつずれ落ちるかわかならい。
二人とも脇をしめてけなげに固定しようとしていた。
「では右の紐を外して。」
ますます不安なかっこうになる。ブラジャーが脱げないように、そっと腕を抜く。
左の腕も同じようにして、今はもう手で押さえていないとすぐに落ちてしまいそうだ。
身を硬くして立っている少女を、男たちはしばらく放っておいた。写真は当然撮影する。
二人にとっては長い時間が経過し、そして恐怖と恥辱の瞬間がやって来る。
「じゃあ万歳してみようか。」
二人とも動けなかった。さっきから、全部自分でやらされている。
でも今度ばかりはできそうもない。両手をあげたら、膨らみかけた胸が男たちの目に晒されることになる。
もちろんわかっていたことだけれど、体が動かなかった。まゆみは逆に、ぐっと腕を抱え込んでしまっている。
「自分で取るのは恥ずかしいの?」
滝がやさしい声音で尋ねる。そのとおりだ。けれどやさしい声をかけてきた時は、
絶対に次に冷酷な命令が待っている。そしてこの状況ではそれに逆らえない。
「自分で取れないんじゃ、手伝ってあげないとね。」
さっと男が二人の後ろに回る。そのまま外側から少女たちの腕をつかんだ。
真由美も反射的に腕に力をこめる。
「おお、けっこう力強いね。真由美ちゃんは。」
「そりゃ、鍛えてるからなあ。後で腕ずもうしてみなよ。負けるぜ。」
はかない抵抗はあっさり終わった。あっという間に手首をつかんで持ち上げられる。
はらり、という感じでブラジャーが落ちていった。
「ああ・・。」 まゆみが絶望的な声をあげる。乳房と言うには幼すぎる二人の胸の膨らみが、ついに露になった。
男たちがどよめく。
真由美の胸は、まだほんの膨らみかけで、蕾という言葉がふさわしかった。
膨らんでいるというよりは、突き出ているというような感じで、触ったら硬い感触を味わえそうだ。
その先にちょこんと幼い乳首が見えている。女としての魅力を備えるにはまだまだ時間がかかりそうだが、
思春期を迎えたばかりの少女にはこんな胸こそふさわしいと思える。
けれど、日焼けして浅黒くなった肌とは逆に、ブラジャーで覆われた部分が白く、そこだけはなまめかしい。
(この胸をもんでやったら痛がるだろうな・・。)
真由美の腕をつかんでいる三田は、サディスティックな欲望がむらむらとわいてくる。
まゆみの胸は、対照的に、もうかなりふっくらとして、大人のまるみをおびてきている。
が、熟れきっているわけではなく、手の平で覆えば、すっぽりおさまってしまうくらいのサイズである。
成人の女のように、重みで下がっているようなことはない。発育途上なので、余計な脂肪もついておらず、
肌はぴちぴちとして張り詰めている。
まゆみは日に焼けておらず、もともと地白なので肩口から胸にかけてはあまり色がかわらない。
その白い膨らみから、うっすらと静脈が透けて見える。そして、真由美とは違い、
頼り無げながらもきれいなピンク色の乳首がまゆみの胸には咲いていた。
二人ともぎゅっと目をつぶっている。特に、自分の胸が膨らんでいるのを意識しているまゆみは、
なんとか手を振りほどいて胸を隠そうとするのだが、男の手にがっちりと腕をつかまれて、
どうしようもない。例えようもない恥ずかしさだ。父親と一緒に風呂に入らなくなってもう何年にもなる。
それ以来、自分の胸を異性に見せたことなどあるわけがない。
なのに、今、パンティ一枚という屈辱的なかっこうで、男たちの淫らな目にさらされているのだ。
大声で悲鳴をあげたらまた、男たちを怒らせてしまうかもしれないと思い、
声を出すことはなかったが、まゆみは心の中で必死に叫んでいる。
(お願い、もう嫌。誰か助けに来て・・。)
誰も助けには来ない。グラウンドでの部活の声が、随分遠いところから聞こえてくるようだ。
土曜日の午後(10)
ブラジャーも取れ、という理不尽な要求に、真由美は当然抗議したが、
泣いた後のため迫力はない。
「約束が違います・・。」
「何が?」
「だって・・写真撮ったらそれで・・。」
「誰がそれだけで終わりって言った?」
無論言いがかりだが、真由美は言い返せない。表面上は男の言うとおりだからだ。
「でも、真由美ちゃんは別にいいんだよ。」
「え?」
「もともと朝倉まゆみちゃん用の罰なんだから。まゆみちゃんの方がすればいいんだ。」
「でも、それじゃ・・。」
それじゃあ真由美が何のためにあんなに恥ずかしい思いをしたのかわからない。
かといってブラジャーを取るのも嫌だ。男たちがまゆみの方へ近寄る。
まゆみは声無く後ずさりする。それを見て真由美は言ってしまった。
「わかりました。私がやります。」
「へーえ。」
「友達思いだね、真由美ちゃんは。」
けれど続く言葉は冷酷だった。
「それじゃ真由美ちゃんにも脱いでもらおう。でも、朝倉まゆみちゃんも一緒にだよ。」
「そんな!」
「もともとまゆみちゃんの方の罰だって言ったでしょ。」
「だから私が・・。」
「真由美ちゃんの方は脱ぎたくて脱ぐんだから。それとこれとは関係ないよ。」
真由美は絶句する。まゆみを守ってあげられなかったばかりか、
自分までもがブラジャーを取る羽目になってしまう。
それに、脱ぎたいから脱ぐ、などと言われて真由美の悔しさは高まる。まゆみに振り返って言った。
「ごめんね、まゆみちゃん。」
まゆみはかぶりを振る。
「ううん。真由美ちゃんこそ・・・。」
まゆみは真由美にすまない気持ちでいっぱいだった。
自分をかばってくれようとしたために、余計ひどい目に会わせてしまった。
でも一方で、真由美に甘えるような気持ちが起きてくるのも自覚していた。
この残酷な男たちから解放されたら、真由美の胸の顔を埋めて泣きたかった。
そんな二人の気持ちとは関係なく坂崎が命令する。
「よーし、二人いっぺんに取ってもらおうか。ちゃんとこっちの指示に従うんだぞ。」
「・・・。」
「返事!」
「・・はい。」
「じゃ手を後ろにやって。ホックを外す。」
ためらいつつもブラのホックに手を回す。ブラジャーを初めてつけたときは、
ホックをつけるのも外すのもうまくできなかったが、最近は慣れてすぐに外すことができる。
でも今は、手が震えて2、3度失敗した。カチリ、という小さな音がする。
「そのまま手を戻して。」
ホックが外れたブラジャーは不安定で、いつずれ落ちるかわかならい。
二人とも脇をしめてけなげに固定しようとしていた。
「では右の紐を外して。」
ますます不安なかっこうになる。ブラジャーが脱げないように、そっと腕を抜く。
左の腕も同じようにして、今はもう手で押さえていないとすぐに落ちてしまいそうだ。
身を硬くして立っている少女を、男たちはしばらく放っておいた。写真は当然撮影する。
二人にとっては長い時間が経過し、そして恐怖と恥辱の瞬間がやって来る。
「じゃあ万歳してみようか。」
二人とも動けなかった。さっきから、全部自分でやらされている。
でも今度ばかりはできそうもない。両手をあげたら、膨らみかけた胸が男たちの目に晒されることになる。
もちろんわかっていたことだけれど、体が動かなかった。まゆみは逆に、ぐっと腕を抱え込んでしまっている。
「自分で取るのは恥ずかしいの?」
滝がやさしい声音で尋ねる。そのとおりだ。けれどやさしい声をかけてきた時は、
絶対に次に冷酷な命令が待っている。そしてこの状況ではそれに逆らえない。
「自分で取れないんじゃ、手伝ってあげないとね。」
さっと男が二人の後ろに回る。そのまま外側から少女たちの腕をつかんだ。
真由美も反射的に腕に力をこめる。
「おお、けっこう力強いね。真由美ちゃんは。」
「そりゃ、鍛えてるからなあ。後で腕ずもうしてみなよ。負けるぜ。」
はかない抵抗はあっさり終わった。あっという間に手首をつかんで持ち上げられる。
はらり、という感じでブラジャーが落ちていった。
「ああ・・。」 まゆみが絶望的な声をあげる。乳房と言うには幼すぎる二人の胸の膨らみが、ついに露になった。
男たちがどよめく。
真由美の胸は、まだほんの膨らみかけで、蕾という言葉がふさわしかった。
膨らんでいるというよりは、突き出ているというような感じで、触ったら硬い感触を味わえそうだ。
その先にちょこんと幼い乳首が見えている。女としての魅力を備えるにはまだまだ時間がかかりそうだが、
思春期を迎えたばかりの少女にはこんな胸こそふさわしいと思える。
けれど、日焼けして浅黒くなった肌とは逆に、ブラジャーで覆われた部分が白く、そこだけはなまめかしい。
(この胸をもんでやったら痛がるだろうな・・。)
真由美の腕をつかんでいる三田は、サディスティックな欲望がむらむらとわいてくる。
まゆみの胸は、対照的に、もうかなりふっくらとして、大人のまるみをおびてきている。
が、熟れきっているわけではなく、手の平で覆えば、すっぽりおさまってしまうくらいのサイズである。
成人の女のように、重みで下がっているようなことはない。発育途上なので、余計な脂肪もついておらず、
肌はぴちぴちとして張り詰めている。
まゆみは日に焼けておらず、もともと地白なので肩口から胸にかけてはあまり色がかわらない。
その白い膨らみから、うっすらと静脈が透けて見える。そして、真由美とは違い、
頼り無げながらもきれいなピンク色の乳首がまゆみの胸には咲いていた。
二人ともぎゅっと目をつぶっている。特に、自分の胸が膨らんでいるのを意識しているまゆみは、
なんとか手を振りほどいて胸を隠そうとするのだが、男の手にがっちりと腕をつかまれて、
どうしようもない。例えようもない恥ずかしさだ。父親と一緒に風呂に入らなくなってもう何年にもなる。
それ以来、自分の胸を異性に見せたことなどあるわけがない。
なのに、今、パンティ一枚という屈辱的なかっこうで、男たちの淫らな目にさらされているのだ。
大声で悲鳴をあげたらまた、男たちを怒らせてしまうかもしれないと思い、
声を出すことはなかったが、まゆみは心の中で必死に叫んでいる。
(お願い、もう嫌。誰か助けに来て・・。)
誰も助けには来ない。グラウンドでの部活の声が、随分遠いところから聞こえてくるようだ。