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小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 8/12

官能小説
05 /27 2019
『弱者の妖光』 第三部 (8)



「相撲取りの股割を見たことがあったが、まさしくフンドシをしてない美人相
撲取りの股割の後姿だ…くくっ、力をこめてるので尻が締まって何て厭らしい
ケツをしているんだろ」

 山田は、瑠美子の哀れな後姿を眺めてそう思った。そして尻の間から開花し
ている女唇に目をやった。 熟した割目、そこから数滴の雫が、したしたと流
れている。その開花した部分に、物色して探したモノを置いたのである。

「なっ、何?! な、何か…あ、当たるわ、何なの…」
「ふふっ、奥様、テーブルの上で素敵な物をみつけましたよ。これって沖縄名
産だと聞きましたが…」
「沖縄… はっ! ま、まさか!! ゴウヤ?! い、嫌っ、山田さん!!
何を考えてるの、早く、と、取りなさい! 取るのよ!」

 信じられない…山田は瑠美子の膣にゴウヤを突刺そうとしているのだ。それ
も瑠美子、自ら腰を下ろさせて…
瑠美子は必死に這い上がろうと指に力をこめる、が、幾らもがいても身体を持
ち上げる力など無い、更に冷たい感触が膣の入口で強く感じられてきている。

 瑠美子の手首くらいある太さのゴウヤ、それを手頃の長さに切って膣口目掛
けて置かれているのだ。

「あああっ、お、お願いだから…うううっ、退かして頂戴…ううっ」
「くくっ、では最初の取引に返りましょう…朝食を作りながら、そして尻を突
き出して皿を取ったその時…奥様の身体は厭らしさで感じていたか、素直に答
えて頂ければ取り除いてあげますよ、さあ素直に感じてました、と、言って下
さい。ひひひひっ」
「ああ…あんまりだわ、こんなのって…ううっ」

 五分近く耐えた。必死に耐えた瑠美子。だが、徐々に異物は膣口を開かせて
挿入してくるのである。

「か… 感じて…ました…あああ…」

 ついに瑠美子が白状した。
それだけではない、山田は事細かく感じていた事実を強制するのである。エプ
ロンを着けた時、その後姿を見られていた時、前屈みになった時…
更に追い討ちを掛ける。

「つまり…奥様は見られて感じる…変態だったわけですね」

 瑠美子は山田のその問い掛けに唇を噛締めた。それを承知したら今までの生
い立ちを全て否定する事になるからだ。だが、股は床まで5センチ。異物を3
分の1程咥えている膣口は広がっていくばかり、もし力尽きて腰を落したもの
なら、全ての異物を咥え込んだ膣口は引き裂かれてしまうのではないかと思う
瑠美子。

「…は…い…私は…変態…でした…ああ… も、もう苦しめないで…」
「余計な言葉を言うな…瑠美子」

 瑠美子には変態だった、と答えるしか逃げ道はなかった。そんな瑠美子の背
中を眺め微笑を続ける悪魔化した山田。綺麗な背中の瑠美子を名指しで呼ぶと
首筋から背中、尻へと指で軽く撫でていくのである。

「昨夜の言葉を覚えているか…腰を振りながら絶頂を迎える時に吐いた言葉」

 山田の問い掛けに、瑠美子の記憶が甦る。山田は媚薬の効果を利用して瑠美
子に厭らしい言葉を教え、絶頂を迎えさせていたのだ。その言葉を、正常であ
る今、言葉にしろと言うのである。

 山田の指先の厭らしい刺激に身体が反応する瑠美子。もう、異物を咥え込む
前に、山田の指示に従うしかない。

「誓い…の、言葉…変態主婦、る、瑠美子は…山田、次郎…御主人様の…ど、
あぁ… …奴隷、として毎日を過していきます…。お……おまんこも…ケ…ツ
の…穴も…全て差し出す事を…ち、誓い…ます…はあ、あああっ…」

 恥かしさをかみ殺して言葉を綴っていた瑠美子であったが、余りの屈辱と恥
辱に意識を失いかけると、脚を広げたまま床に崩れ落ちていったのである。

 間一髪、ゴウヤを取り除いた山田。痙攣をおこして床に伏る瑠美子を見下ろ
すと、悪魔の笑いを続けたのであった。




──朝食

 食台の上にトースト、サラダ、牛乳などの朝食が並べられている。
全裸の瑠美子は、山田の太腿の上に跨り向かい合う体勢でいた。食台を横にし
て、山田の肉棒を自ら腰を下ろして咥えさせられたのである。
朝日が差し込む台所で、裸のまま、しかも社員のペニスを突っ込まれた状態で
朝食をとらされるなど思いもしなかった。だが、その朝食さえも普通にとるこ
とを許されなかったのである…

 山田は、トーストを口の中で噛み砕くと、瑠美子の唇に吸い付いた。
 
「ひいい…うぐっ、おおう…」

 瑠美子の口の中に山田が口にしていたトーストが押し込まれた。他人が口に
した物を無理矢理口に押し込まれ、瑠美子は嘔吐を憶えた。

「喰え…」

 山田の言葉に、口一杯含んだトーストを必死に飲み込む瑠美子。少しづつ喉
に送り込むが、胃が受け付けず押し戻そうとする。と、山田が口を塞ぐのであ
る。瑠美子は涙を零しながら、山田が口にした物を流し込むしかなかった。
瑠美子が口の中を空にすると今度は牛乳が山田の口から流されてきた。生温い
液体が異様な味を漂わせ、瑠美子を狂わせるのである。

 山田は、瑠美子が迷う顔をのぞかせるとわざと腰を揺さぶり、瑠美子を苦し
めて愉しむのである。

「んんんっ! ふぐっ…んんっぐふっ…」

 口に牛乳を溜め込んだ瑠美子に突然、快楽の刺激が押し寄せる。
全てが異常である…しかし、その異常な状況でも、身体が敏感に反応する自分
に瑠美子は動揺を隠せない。

「ど、どうして… こんな異常な朝食をとらされているのに身体が熱くなって
くるなんて… 私、本当にどうしちゃったのかしら…あぁ」

 神経を針で刺したような刺激を感じ、そして女唇に肉棒の熱い刺激を感じる
瑠美子は口の中の牛乳を胃へ流し込むのである。 だが、ゆさゆさと腰を動か
されると口元が緩み、思わず残りの牛乳が顎を伝い喉から胸へと流れていく。
綺麗で淡い熟女の肌に、白い牛乳の道が作られた。すると、山田は瑠美子の唇
からその道筋を舌先で辿っていく。首筋から胸へと刺激を与えながら下ってい
くのである。それだけでは満足しない山田は、牛乳パックを手にすると、一気
に瑠美子の身体に零したのである。

 上半身を真っ白な牛乳に染めた瑠美子の身体。所々、牛乳を弾いた肌が光々
と輝いて綺麗であった。 目を丸くして驚く瑠美子を他所に、山田は瑠美子の
牛乳でつるつるとした脂肪を美味しそうに舐めつづけると、乳房に吸い付いた
のである。すると、瑠美子は背中を伸ばして喘ぎ声を発するのであった。

 恥じらいながらも感じている瑠美子の表情がなんともいえない。だが、綺麗
なものを崩したいのが山田の性分。すると、トーストを切り刻んだものを瑠美
子の口へと押し込む、更にサラダ、牛乳と次から次へと押し込むのである。
次第に瑠美子の頬が膨らむと、口が閉じられなくなってきた。

「あがっ! げっ、ごほっ、ごほっ…ひいやぁ、げほっ!!」

 苦しみに暴れる瑠美子。 顔がお多福みたいに腫れあがり、そこには美形で
素敵な顔の持ち主、瑠美子は存在しなかった。まるで別人である。それも、崩
れた顔、醜い顔、無様な顔になっているのだ。

 用意万端の山田は、ハンカチで瑠美子の噴出しそうな口に巻きつけると後ろ
で括ったのである。そして、太腿の上で苦しみと快楽で悶え続ける歪んだ顔の
瑠美子を眺めながら再び朝食を続けるのであった。

「いししっ…安泰な日々を暮らすだけではなく、奴隷の奥様と遊べるとは、な
んて楽しい会社なのだ!」

 今後の人生に保証を得た悪魔化した山田は愉快でならない。そして、この次
の甚振りを考えるのであった。


(9)へつづく・・・

小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 7/12

官能小説
05 /27 2019
『弱者の妖光』 第三部 (7)

-夫人の卑猥な朝食-



 一晩中、瑠美子は悶え続けていた。
今までの生き様とは違った瑠美子が、山田の肉棒を咥えて、絶叫の波を何度も
放流させては狂ったように腰を振り続けたのである。

──朝

 二人は繋がったまま、居間のソファーの上で目を覚ました。
瑠美子は自分が犯した過ちを償う為、山田に何度も忘れて欲しいと懇願する。
が、山田がそれを受け入れる筈もない。逆に彼は、その償いを弄ぼうとさえ企
んでいるのだ。
 
「あぁ、どうしたら忘れてくれると言うの…」
「そうだな…取り合えず、朝食を作ってもらってから考えましょう…朝食を」
「朝食を? …ええ、わかったわ…」

 素っ裸の瑠美子は衣服で前を隠している、そして、衣服を羽織ろうとした。
が、山田はそれを許さず台所に掛かっていたエプロンを手渡した。

「ま、待って…エプロンは服を着てから…」
「奥様、その必要はありませんよ。ふふっ、その格好の上にエプロンを着けて
下さい…さぞや、お似合いだと思いますよ。さあ」
「そ、そんな、どうして…そんなの恥かしすぎるわ…」

 拒む瑠美子。だが、山田は無理矢理衣服を取り去ると、エプロンを着させた
のである。薄いピンクのエプロン、まるでミニスカートを穿いているかのよう
な容姿である。更に腰から下にフリルがついていて、逆にそれが素っ裸の姿に
厭らしさを醸し出していた。更に、腋の下から見えるふっくらとした胸に山田
は下半身を膨らませている。

 キッチンに立つ瑠美子。素っ裸の背中にエプロンの細い紐だけが、首と腰に
巻きついていて卑猥な人妻を連想させていた。そして何とも言えないのがその
後姿で一際目立つ、むっちりとした尻たぶなのだ。垂れ下がることなくくっき
りと湾曲を描き淡い色を浮き出しているから堪らない。

「あぁ…また…また身体が… …あそこ、あそこが熱くなってるわ…」

 山田の視線をまともに感じる瑠美子は、再び下半身の異常さに気が付いた。
朝っぱらから卑猥な格好で朝食を作る自分…信じられなかった。

「奥様、どうしました? まさか、朝食を作りながら下半身がおかしくなって
いる…そんな事はないでしょうね」
「…な、何を言ってるの、こんな格好をさせるから嫌なだけよ…」

 山田は気が付いていた。熱く火照る膣口を既に濡らしている瑠美子、彼女が
歩くたびに割目から輝くものを滴り落としているのを。

 そして彼は妙案を思い出し、作業中の瑠美子に話し掛けたのである。
 
「昨日の奥様は身体の異常で女の発情をおこし、そこに僕がたまたま居合わせ
た…奥様はこう言いたいのですね。 それなら、これから僕の言う事に身体が
反応しなければ…昨日のみの悪い病気だったと確信できるから忘れてもあげて
もいいですよ。でも、もし反応したら…」
「や、山田さん!」

 何時も冷静沈着の瑠美子が凄い形相で山田を睨みつけた。 山田は瑠美子の
威圧に押されて後ずさりし、そして言葉を掛けたのを失敗したと後悔した。
だが…

「ほ、本当に…本当に今日の私が、何時も通りの私だったら全て忘れてくれる
のね、約束できますか? 忘れると約束できますよね!」
「え、えぇ…や、約束、できます…とも…」

 甘い女である…例え威圧したところで既に下半身が反応して濡らしているの
を、彼女は違和感があるだけだと思って気が付いていなかったのである。しか
も、これから山田が卑猥な命令をする事に身体が反応しない筈がない…

 くくっ…これで商談成立だ。 これで瑠美子は俺の意のままになるのは明ら
か…疑いを持たないお嬢様育ちの性格が幸いしたようだ… 山田は腹の中で堪
えきれない欲望を煮え滾らせていた。




 何か兆しが見えた瑠美子は、奥歯を噛締めながら朝食の仕度を済ませようと
していた。そして、盛り付けの皿を取る為にキッチンの下の棚に手を掛けよう
とした時、今まで軽快に動いていた瑠美子の身体が凍りついたように静止した
のである。
 
「奥様、決して膝を曲げる事は許されませんよ」

 瑠美子は山田が最初に指令した言葉を思い出し身体を震わせた。足元にある
棚の中の皿を取るにはどうしても膝を曲げざるを得ない。膝を曲げないで取る
には、山田に尻を突き出して女唇を曝す格好になるのだ。 几帳面な彼女の性
格が裏目にでた、盛り付け用の皿は全て下部にしまっていたのだ。

「どうしました? 何か疚しい自分を想像して動きが止まったのですか」
「……ち、違ちがいます…」
「それなら早く、皿を取ってみてくださいよ…約束を守りながらね」
「わ、わかっているわ…取れば、いいのでしょ…ふぅ…」

 瑠美子は山田の言葉に反発してみたものの、皿を取る自分の後姿を想像する
と、羞恥心が込み上げてきて神経を擽るのである。

「平常心…そうよ、平常心を忘れないで…」

 そう自分に言い聞かせる瑠美子は、棚を開けると前屈みの姿勢をとるのであ
る。背中が前屈みになると尻の下側から瑠美子の女唇が顔を出した。哀しい事
に瑠美子の陰唇は更に濡れ具合を増して輝いていたのだ。

 山田は、それを知りながらまだまだ甚振ることを止めないのである。
 
「奥様、ちょっと待ってください!」

 皿を取り出した瑠美子に声を上げる山田。 
山田の声に震える瑠美子の後姿、彼女が取り出した皿は小皿ばかりである。
瑠美子は扉を開けて気が付いた…あぁ、どうしましょう…手前には小皿ばかり
で広い皿は奥の方だったわ…これでは手が届かない…

 明らかに盛り付けの皿にはそぐわない小皿を瑠美子は手にしていた。それに
気付いた山田が声を掛けたのだ。

「もっと大きな皿を準備して下さいよ、その奥にある大きな皿なんかどうです」
「奥…奥には手が、届かないの…膝を曲げないと、届かないわ…」
「膝を曲げないで、届くように工夫すればいいでしょ。脚を広げる…とかね」
「ああ…あ、脚を… そんなの…ああぁできるわけないでしょ…」
「出来ない? くくっ、それは身体が反応してしまうから出来ないのでしょ」
「…ああ……くっ…」
 
 瑠美子は山田の問い掛けに答えを返す事が出来ず、ただ頬を染めて熱い吐息
を吐き出しているだけであった。まるで、その姿を想像したかのように。

「こういう具合に…ほら、奥様…脚を開いていくのですよ」

 山田は、後姿の瑠美子の膝を掴むと少しづつ広げていくのである。 瑠美子
の足首が10センチ…20センチと開かれていく。

「あああっ、や、山田さん、ゆ、許して…これ以上は、ああ…これ…以上は」

 瑠美子は、山田に脚を広げられながら両手を流し台の天板に添え、そこに頭
を伏せると、震えながら許しを懇願した。 だが、脚は山田の力によって広げ
られていくだけであった。
ここでも、瑠美子の日頃の行いが裏目にでる。身体の柔らかさを保つ為に毎日
ストレッチを続けてきた。昨日、テーブルの上で開脚したのもその効果なので
ある。そして今も、両足は止める事無く、すすっすすっ…とまるで体操選手の
ように広がる一方なのだ。

 やがて瑠美子の股は、床まで20センチと迫っていた。
 
「ああ、い、嫌…こんなのって…ああ…」

 皿がどうのこうのの問題ではなくなっていた。留美子は必死に流しの天板を
掴んでいないと、崩れて股を床に擦ってしまいそうなのだ。

 少しづつ…少しづつ瑠美子の尻が下がる。すると瑠美子は陰唇を刺激する冷
たい違和感に気が付くのであった。


(8)へつづく・・・

小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 6/12

官能小説
05 /26 2019
『弱者の妖光』 第三部 (6)



 ガラステーブルの上で清楚の熟女がストリップを行い、そしてオナニーショ
ウを披露してみせた。 しかも一度では物足りず、二度三度と腰を振り乱して
絶頂を迎えてみせ、そして四度目の絶頂を迎えようとしている瑠美子。

「あああっ、ああっ! 気持ちいいです。変態瑠美子のおまんこっ! とって
も気持ちいいです…はっ、はっ、ご、御主人様…変態瑠美子が…一人でやって
る…姿を、ああ、見て下さい…あううっ、逝く顔を…はあ、はあ、はあ…み、
みていて…くっ、くだ、さいいいっ…いい、いい逝きます! 逝く、逝く、逝
くうう! ううっ…うっ…ううん!! ……」

 そんな淫猥な言葉を並べた瑠美子は、両足を開く限り広げると腰を振って絶
頂を迎えたのである。 無論、その言葉は山田が無意識の瑠美子に言わせてい
るだけであった。

──放心状態の瑠美子。
山田は、瑠美子の身体の柔らかさに気が付いた。すると、瑠美子をテーブルの
上へ座らせると両足を開かせたのである。 180度近く両足が開かさせると
山田はテーブルの下に潜り込みテーブルの裏側を見上げたのである。

「くくくっ、思った通り絶景な眺めだ…奥様のあそこがガラスに張り付いてい
て開いてやがる、しかも濡れ具合も綺麗に見えているぜ」

 瑠美子の陰唇が、ガラステーブルに接吻をしていてそれが裏側から眺められ
るのである。ピンクの花弁が中身を覗かせて開花している。それだけではない
突起したクリトリスも大きく附着した顔を覗かせているのだ。
暫くすると、綺麗に写る瑠美子の女唇が滲みだしたのである。それは瑠美子の
膣口から流れ出す分泌液が広がったせいであった。
ガラス越しに、恥かしそうに顔を伏せる瑠美子の姿が愛しく感じる山田。

──時計は夜の九時を指していた。

「さて…そろそろいいだろ…社長夫人を喰うにはいい時間帯だ」

 山田はそう呟くと、瑠美子の前に立ち、衣服を全て剥ぎ取ってみせた。背広
姿の時とは想像も付かないであろう山田の肉棒が、天を向いて反り立っている
のだ。

 驚きと同時に生唾を飲み込む瑠美子。自慰行為で快楽を得た身体、更に全身
に流れ込んでいる媚薬が瑠美子を淫楽の世界へと陥れていくのである。正常で
あるなら、気迫で山田を圧倒するであろうが今の瑠美子にはその一粒も思い浮
ばないのだ。彼女の頭の中は、肉棒を咥えている自分の姿で一杯なのだから。

 山田はテーブルに載って瑠美子の目の前にイチモツを曝した。
 
「欲しいだろ」
「ああ…山田…さん、ここでは…」

 微かな理性が瑠美子を正気へ押し戻そうとしていた。
 
「山田ではない、もうお前の…瑠美子の主だ。 それに、ここだからいいんだ
毎日を過すここ、このテーブルで今日の恥かしい姿を思い出しながら毎日を過
すんだ、いいな…瑠美子、変態が好きな瑠美子」
「ああぁ…御主人様…」

 悪魔となった山田の言葉が、瑠美子を淫楽の奥底へ引きずりこんでいった。
媚薬の効果があるとはいえ生真面目な性格の瑠美子に山田の淫猥な言葉は、新
鮮に感じているであろう。

 山田は瑠美子の足首を掴むと、持ち上げて広げてみせた。
瑠美子の脚がYの字を描いて広がっている。それだけでも羞恥に染まる瑠美子
は、恥かしさのあまり両手で顔を覆うのであった。

「これから山田のペニスを受け入れる覚悟はできてますか…奥様…いや、瑠美
子奥様。 …ふふっ、感じながら社長と娘さんへ懺悔をして下さいよ」
「… あなた…美沙子…ああ、山田さん、ま、待って…待って頂戴」

 夫と娘の名前を呼び、理性を取り戻した瞬間、己の愚かさが込み上げてくる
と瑠美子の顔が青ざめた。だが山田の肉棒は瑠美子の濡れそぼる膣口を既に捕
えていた。そして、涙目で拒否しようと懇願している瑠美子の顔を眺める山田
は、悪魔の微笑を浮かべ静かに腰を突き動かしたのである。




 ずっ…ずずずっ… と、山田の身体が瑠美子の股間に密着した。
七瀬を苦しめた山田の肉棒を、媚薬の影響で開花した瑠美子の膣口は美味しそ
うに咥えてしまったのだ。

「あああ… や、止め…て… ううっ、うぐっ…」

 根元まで咥えた肉棒に、背中を浮かし胸を突き出すと、顎を宙に突き出して
悦びを表現している瑠美子。一方では、家庭の温もりを思い起こし、自分の過
ちを後悔する瑠美子もいた。 二つの表現を見せる瑠美子を山田は愉快に眺め
ていた。そして、瑠美子が正気に戻ると腰を動かし肉棒を出し入れして快楽へ
と導き、満たすと暫く静止させ、瑠美子が快楽から正常へ戻るのを愉しんだ。

 耐え難い快楽と苦悩が瑠美子を襲う。
差し込まれた肉棒に絡みつく内肉。程好い分泌液を溢れ出させ、それが潤滑油
の役割をして山田の肉棒を扱いているのだ。 淫欲を愉しむ自分を、瑠美子は
責めた。夫人として家庭を守らなければいけないのに…と。

「くくくっ…何も悲しむことはありませんよ、これが貴女の本性なのだから…
ほら、一人で愉しんだ時のように嬉しい顔をしてみて下さいよ」
「山田さん…も、もう…終わりにして…今までの事は、忘れて…本当に、今日
の私、おかしかったのよ…でも、もう正気に返ったわ…だ、だから、これまで
の行いは無かった事として、わ、忘れてくれないかしら…」

 肉棒を突刺された瑠美子は、自分を取り戻す考えでそう答えた。
  
「…正気に? そうですか…ふふっ、いいでしょ、忘れてあげましょう」
「ああ…山田さん、有難う…」
「いいえ…それなら、抜いて欲しいと言えば…抜いてあげますよ…ふふっ」
「本当に? そう言えばいいのね…  …ぬ、抜いて…ほ…」

 正気になど返っているはずがない…そう山田は見抜いていた。それを知らず
に瑠美子は山田を信用したのである。そして、抜いてほしいと言い掛けた時で
あった。山田の腰が勢い良く動き出したのである。

「あううっ!! あああっ! ひいい、いいっ! いいっ!」

 一度感度を与えられた身体は冷める事無く熱く燃え上がるのである。それが
今の瑠美子の身体であった。
凄い勢いで山田の腰がピストン運動を繰り返していく。びしゃびしゃと音を響
かせ陰毛を濡らすほどの雫が跳ねていた。

「うううっ、ぐふっ!! ひぃひぃひいいっ!!」
「はっはっ、ほら、奥様、早く言わないと、はっはっ、ほら早く」
「あはあんっ!! はああ、はぁ、ぬ、抜い…ああっああっおおん」

 その言葉を口にすると、膣口を擦る速度が増し、何とも言えない快楽が込み
上げてくる。その度に瑠美子は途中で喘ぎ声を上げるのである。

 何十分過ぎたのだろうか… 山田の腰は止む事を知らず、いや、その運動は
時間と共に加速しているのだ。 

 瑠美子は何時の間にか先程の自慰行為を続けていた淫らな表情を浮かべてい
る。性欲や性行為に興味が無いといっても、所詮、女の生身の身体。これだけ
の快楽を受け続けると嫌でも身体が刺激を欲しがっていくものである。例え、
数十年間、清楚で潔癖な日々を過してきた瑠美子とて例外ではない。

「ううっうはあっ! ああっ、おおうんおんおん…むむんっ、か、身体…はぁ
はぁ、身体がああっ はぁはぁ…こ、壊れるうっ!! ううっ! ひいいっ」

 絶叫を続ける瑠美子の身体が身震いを続け出した。すると、山田の肉棒をき
りきりと締め付けるのである。 縮まる膣口、それに反比例して膨張する山田
の肉棒。

「す、す、凄い、亀頭を何かわからないモノが舐め回しているようだ…この、
絡み具合は…七瀬課長以上…ふううっ、 かもしれない」

 生温かい液体で舐められる感触に山田も息を荒げてきた。横たわる瑠美子に
前屈みで腰を再び突きつける。知らぬ間に瑠美子の両足が腰に巻きつけられて
山田を離そうとしないのである。

 瑠美子の両足に力がこめられた。同時に瑠美子が髪を振り乱し潤ませた目が
宙をさ迷った。美形の口元から幾つもの涎が垂れ流れ顎を汚すと、力強い痙攣
を繰り返し、そして、その時を迎えたのである。

「うううっ! うぅ…ぁぁ、ぁあああっ!! あうっ! あうっ…ああん…」

 膝をがくがくと震わせて瑠美子は絶頂を迎えた。テーブルの上で放心状態の
瑠美子は何度も夫である社長の名を呼び、許しを得ていたのだった。


(7)へつづく・・・

小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 5/12

官能小説
05 /26 2019
『弱者の妖光』 第三部 (5)

-夫人の強制自慰行為-



 ついに、清楚で評判の夫人瑠美子が密部を山田に曝すときがきた。
膝をついたテーブルの上、やや開かれた太腿、顔を天板に伏せ尻を突き出した
姿勢。そしてショーツを掴んだ両手を下ろすと、迫力ある大きな瑠美子の尻が
顔を覗かせた。更に休む事無くショーツが下ろされていく…太腿まで下ろされ
た白いショーツから今度は、瑠美子の分身が現れると、熟女の何とも言えない
香りを部屋中に漂わせたのである。

 媚薬の影響なのだろう。瑠美子の陰唇はまるで熟したざくろみたいに赤味を
浮き出し、ぱっくりと中身を剥き出しにしているのだ。しかし、その綺麗な陰
唇は交尾の回数が長年少ない事を物語っている。だから、余計驚いたのは開か
れた陰唇部の全身から分泌液が溢れると、雫のごとくすたすたとテーブルに落
ちて小さな水溜りをつくってみせている事であった。

「七瀬課長から聞いていたとおりだ…出産後、社長と奥様は夜の営みが少なく
なったらしい、だから俺は思ったんだ、奥様のあそこは綺麗だろうと… しか
し、媚薬の効果であっても、す、凄い…こんな状態になっていたとは。おおっ、
また汁が流れたぞ…」

 下着を足首から剥ぎ取った瑠美子の陰唇を眺めて驚く山田。手にした瑠美子
の白い下着から、湿り気のある火照りを感じさせ瑠美子の興奮度が伝わってき
た。その瑠美子は下着を下ろしていく時に軽く絶頂を迎えていたのである。顔
をテーブルに伏せたまま目を閉じて熱い吐息を吐き出すと、それと同時に膣口
を伸縮させていた。

「うおっ! た、堪らんな、今直ぐイチモツを埋め込んでやりたくなっちまう
ぜ。だが、手順良くやらないとな… へへっ、これから夫人瑠美子のいけない
悪戯をやってもらうのだからな」

 そう呟きながら山田は、四つん這いの瑠美子を仰向けの体勢にすると、瑠美
子の膝を立たせて両足を開かせた。しっとりとした陰毛の中でうごめく生き物
が今直ぐ刺激が欲しいと嘆いているようであった。

「さあ! 奥様。 何時まで寝んねをしているのですか、まだ物足りないと下
半身が腰を動かして要求してますよ。ほら、ここっ!」
「あおおっ!! ううっ、はあ、はあ、ああ…ま、また、熱くなって、きた…
わ…あ、あああっ、山田さんっどうにか、どうにかして頂戴」

 山田は瑠美子の陰唇を軽く指で撫でただけであったが、瑠美子の反応は激し
さを増しており、悩ましく狂った表情で訴えたのである。 絶頂を迎える度に
次はそれ以上の刺激が走るんだぜ… 売人の言った通りであった。

「ふふっ、奥様。僕ではなくて奥様自身で処理するのですよ…」
「えっ… ど、どういうことなの山田さん…」
「つまり…今、疼いているところを奥様の手で処理すると、そう言う事です」
「そ、そんな、私…自分でやったことないのよ… だ、だから、お願い山田さ
ん、貴方が何とかして…頂戴… ああ、は、早く…」

 やったことがない…瑠美子はオナニーをやったことがないと言うのだ。それ
は本当であった、そして山田も感づいていた。日頃の瑠美子をみていて淫猥な
面など何処にもみつからない。 それを知っていて山田は瑠美子に恥辱を味あ
わせようと企んでいるのである。

 瑠美子は疼く陰唇部を、どうにかして欲しいと山田に懇願した事を恥じると
同時に驚いている。自分の口からまさかそんな卑猥な言葉をはくなど到底考え
られない。だが、身体の芯から湧き上がる欲求を自分の意志では操作できなく
なっている自分に不安を募らせる瑠美子、だがその不安も発情した熟女の欲求
に掻き消されてしまうのである。

「さあ…奥様、触ってみて下さい、今、一番触りたい場所を…」
「ああっ、山田さん…は、恥かしい…ああ、み、見ないで…」

 テーブルの上で両足を開いて、女の疼く密部を山田に曝している瑠美子。
欲求を求める下半身は瑠美子の理性を狂わせ、疼く部分へ両手を移動させると
その部分を擦り始めるのであった。




 左手を腹部へ添えると、瑠美子は右手の中指と薬指を割目の上部の突起物に
触れた。

「うううっ!! ううんっ! あはん…はぁぁあぁ…」

 想像以上の官能の刺激が瑠美子を襲うと、腹部を宙へ押出し背中を逆海老の
体勢で快楽を表現して見せたのである。 一人でやってみたのはもう数十年も
前の事。自分で慰める惨めさが瑠美子の興奮を冷めさせるとそれ以来興味もな
ければ欲求に駆られる事も無かった。そんな瑠美子が今、信じられない程の快
感を得て自慰行為に夢中になっているのである。

「奥様、凄いじゃないですか。指の動かし方といい、腰の回し方…慣れた手付
きをみるとやっていない、と、言うのは嘘で、実は毎日狂った様に遊んでいた
のではないですか? くくっ」
「はあ、はあ、ほ、本当よ…本当にやっていないの…あああ…いい…」
「そうですか? しかし、やっていないのにこんなに濡れるものですかね。ふ
ふっ、奥様って意外と変態なのかもしれませんね。 淫乱で変態奥様…」
「あっ、ああぁ…ち、違う…きょ、今日の私…へ、変なの…ああぁ、こんなに
なるなんて…」
「今日? くくっ、何をいい奥様を演じてるのですか…本当は毎日、こんなに
厭らしくここを濡らしていたのでしょ…変態奥様」
「あああ…へんたい…だ、なんて…はぁ、はぁ、言わないで…ううぅ…」

 凄い量の液体が瑠美子の指に絡み付いている。山田の言葉だけでも、感じる
瑠美子の身体。やがて、小さな痙攣が走ると身体を硬直させる瑠美子である。

「ううっ!! ふうう、あああっ!! か、身体が…」

 瑠美子の身体が大きなうねりをみせると、クリトリスを擦る指の運動が早ま
るのである。そして、もう限界に達するその寸前であった。

「おっと、奥様。ここまでですよ…」

 山田は、絶頂寸前の瑠美子の手を掴むとクリトリスから離したのである。

「ああっ?! …ああ…ど、どうして…はあ、はあ」

 瑠美子が悩ましい表情で山田を見ていた。
 
「最初からやり直しです…ほら、またここを、擦り直すのです」

 瑠美子は山田の言葉に、もう一度クリトリスに指を添えるのであった。暫く
すると再び瑠美子の身体に熱いうねりが襲った。だが、山田はその先を許さな
い。二度、三度と興奮を体内に溜め込む身体をやるせない気持ちが瑠美子を襲
うのである。四度、五度…もう限界であった。淫らに染まった体内は、早く爆
発したいと疼くのである。

「ああ…山田さん、お願い…お願いだから、このまま続けさせて頂戴…もう…
身体が、変に…変になってしまいそうだわ…」
「くくくっ、ついに正体を明かしましたね、変態奥様。 そんなに厭らしい事
を続けたいのならいいでしょ、但し…奥様は…いや、瑠美子は変態な事が好き
な女だと口にできたら続けさせてあげましょう。言えなかったらまた手を払い
ますよ。 いいですね」
「あああっ、そ、そんな… はあっああん…また、身体が…熱いわ…」
「言えないなら…」

 山田は拒む瑠美子の手を掴んだ。
 
「ああっ! や、山田さん、お願い! お願いだからこれ以上苦しめないで…
はあっ、か、か、感じるっ! あそこが、あそこが!」
「ええ、続けたかったら、認めればいいのですよ奥様、変態だとね…言わない
のなら、この手を…気持ちいい所から離しますよ…ほら、離しますよ」

 そう言うと山田は、感じてどうしようもない瑠美子の手に力を入れたのであ
る。

「はあんっ!! 許して、い、言うから…はぁ、はぁ、はぁ…る、瑠美子…は
へ、へん…た…い… …です…ああぁ… …こ、これで、いいでしょ…」
「聞こえないな…もっと大きな声で、それを何度も口にして続けて下さいよ」
「あああんっ、瑠美子、瑠美子は! 変態です! あああっ! いいっ!気持
ちいい!! はああん、瑠美子、変態が好きなっ! 女です…うううっ」

 初めて卑猥な言葉を口にする瑠美子。だが、その言葉にたまらなく反応する
身体。束縛を解かれた瑠美子は、訳も分からず腰を上下させ、気が狂う程快楽
に慢心していくのである。そして、山田が見守る中、髪を振り乱して女の悦び
を爆発させたのであった。


(6)へつづく・・・

小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 4/12

官能小説
05 /26 2019
『弱者の妖光』 第三部 (4)



 赤い口紅の唇がカップに口づけをすると、媚薬入りの紅茶が瑠美子の喉を通
過して体内へと注ぎ込まれた。その状況を眺める山田は、何度も何度も生唾を
飲み込んでは冷たい汗を拭っている。

 数分が経っても瑠美子の様子に何一つ変る気配は感じられなかった。
騙された…騙すつもりの媚薬が、売人によって騙されたと悔しさを込み上げる
山田。愕然として肩を落す山田…ところが、10分経過した時であった。

「あ、熱いわ… どうしたのかしら、身体が熱くて…ふう…」

 瑠美子の頬が次第に赤く染まると、額にキラキラと汗を輝かせているのだ。
そして瑠美子は、甘い溜息を知らない内に何度も吐き出していたのである。

 へへっ、兄ちゃん…この薬は催眠効果もあるんだぜ…つまり、兄ちゃんの操
り人形ってわけさ… 売人の言葉が山田の頭に甦った。だが、瑠美子の変化が
媚薬の効果なのか今一、山田は信用していないのである。

「お、奥様…あ、熱い…ですか。 えっと、それなら… そ、それなら…上着
を…ぬ、ぬ… 脱いでもいいですよ…なんちゃって…冗談です、ははっ…」

 山田は勇気を出して瑠美子に言ってみた…こともあろうか社長夫人に、であ
る。その提案に、瑠美子の表情は強張って驚いているのだ。 その表情に山田
は「ああーやっぱり言うんじゃなかった!」と、後悔したのである。だが…

「はぁ… 山田さんにそう言われると脱いでしまいたい気分だわ…でも、恥か
しい…ああ、けど…上着だけ、上着だけならいいわよね」
「えっ?! ええっ! ぼ、僕は構いませんけど… マジで…」

 信じられない瑠美子の言葉であった。あの清楚な社長夫人が、自ら服を脱い
でみせようとしているのだ… 山田は媚薬の効果であると確信した。

「本当に私、どうしたのかしら…身体の芯から熱く火照って…疼いてるのがわ
かる… 主人と娘がいないことで隙ができたのかしら…ああごめんなさい、私
どうにかなっちゃいそうなの、このままでは、このままでは…」

 そう考えながら、シャツのボタンを上から一つ一つ外している瑠美子の視線
は既に焦点が合わず自分が何をしているのかさえも見当がつかないのである。
そして、瑠美子は最後のボタンを外すとシャツを肩から抜き取った。

 白く薄い花柄模様の上品な肌着から、透き通った肌と純白のブラが見え隠れ
している。

「す、凄い…とても美しいですよ、奥様…」

 そんな言葉を掛けた山田。彼は瑠美子がボタンを外す間に、夫人の後ろに移
動していたのである。そして、軽く両手を瑠美子の肩に置いた。

「あああ…は、恥かしいわ…」

 山田の言葉と肩に置かれた手に反応する瑠美子。彼女の知らぬ間に膣口から
は大量の分泌液を放流させているのである。

「さあ…奥様、次は…」
「次…は… ああ…」
「スカートを脱いでみたい…でしょ?」
「は、はい…脱ぎたいわ…で、でも、山田さん…わかって、今日の私…何か変
なの…だから、だから…」
「ええ、奥様、勿論わかってますよ。きっと今まで溜まっていた疲れとストレ
スを身体が吐き出そうとしているのでしょう…だから心配しないで、奥様」
「そうかしら…ああ、きっとそうなのね…」
「何も遠慮しなくていいので、さあ奥様、この上へ上がって下さい」
「有難う、山田さん…でも、ここはテーブルの上よ…」
「ええ、テーブルの上の方がすっきりすると思って…くくくっ」

 明らかに自分の意志を見失った瑠美子。それを感じた山田はあろう事か瑠美
子をガラステーブルの上へ乗せたのである。
まるで、熟女のストリップが始まるような、異様な雰囲気が漂った。




 高さ75センチのテーブルの上で、膝をついて座る瑠美子。
その姿を椅子に座り見上げる山田。既に彼の心は悪魔に支配されていた。

「さて、では奥様、続きをお願いしますよ。わかってますよね」
「…は、はい…ああ、凄く恥かしい…恥かしいけど身体が…あぁ…」

 一段高いテーブルが瑠美子の興奮を昂ぶらせていた。拒む自分と乱れる自分
しかし、媚薬の力に本心の自分が打ち消されていくのである。
ついに、瑠美子はスカートのホックを外した。そして長いスカートを脱いでみ
せたのである。42歳といっても自己管理に手掛けてきた身体は、胸の張り出
しや腰のくねり具合は若い小娘達とは違った大人の色気を充分湧き立たせてい
るのであった。リボンがついた純白の下着が、肉付きのよい熟女の腹部と太腿
に食込み、その容姿に山田は肉棒をおっ立てて満足した。そして瑠美子に肌着
も取らせると、お揃いの純白の下着姿を暫く官能するのであった。

 これで、俺のリストラもなくなるだろう…相手は社長夫人、社長と一緒に会
社を支えてきた人物であり、発言力はまだ衰えているはずがない。これで数年
先まで安泰だ…くっくっ。山田の心の中で悪魔が笑った。

 媚薬の力は想像以上であった。夫人瑠美子は山田の指図に抵抗なく従うので
ある。そして今、瑠美子はブラのホックに手を添えて外し始めたのだ。
ぱちんっ、とホックが外れると弾力ある胸がゆさゆさと揺れた。大きさをいえ
ば七瀬課長よりは数段大きく、ふくよかである。乳房も真っ赤に染まりつんと
前に突き出していた。残りはショーツ一枚…余裕の山田は、瑠美子の両手を項
に組ませて張った胸から下腹部、そして恥丘の膨らみの隅々まで舐め回すよう
に眺めているのであった。

「さすが社長夫人…肌の手入れは隅々まで施されているな、それに無駄毛の処
理も完璧だ… あとは隠されている部分だけ…あそこがどうなっているか、だ
けだ。さあて…どんな体勢でパンツを脱がしてみようか…ひひひっ」

 疼く下半身を擦りながら、これからの愉しみ方にニヤつく山田であった。

──ガラステーブルの上

 日頃の自分を考えると信じられない行動であった。
会社の社員に、下着一枚の姿を披露し、しかもテーブルの上で胸を突き出した
格好を官能させて興奮しているのだから… 瑠美子は自分の意外な一面を複雑
な心境で感じている。 媚薬の影響によるものとも知らないで。

「それでは…四つん這いになって尻を突上げてみましょう…奥様」

 山田の衝撃な言葉に震える瑠美子。性行為でさえそんな恥かしい格好をした
ことがない。身体の芯から震えが湧き上がる…興奮という震えが…

「ああ…山田さん、そ、そんな恥かしい格好をなんて…はあ…」

 高鳴る心臓。早く恥かしい格好を曝したいと腰をくねらせながら訴える瑠美
子の身体。すると、辛抱しきれない瑠美子は背中を山田に向けると、そのまま
両肘をテーブルに下ろして尻を突き上げてみせたのである。

「こ、これで、いい…いいかしら…ああ…とっても恥かしいわ…この格好…」
「ええ、いいですよ奥様。奥様の、パンツに隠されたあそこが僕の目の前で厭
らしく疼いてみせていますよ」
「ああっ、い、いやよ…そんなに見ないで…恥かしいから、そ、そんなこと言
わないで…はあん…」
「恥かしいのに、どうしてここを湿らせているのですか… ふふっ、それを知
るには最後の一枚を脱いでもらうしかないようですね、奥様」
「ああ…お願い、そ、それだけは…ゆ、許して…許して」
「くくっ、何をやせ我慢してるんですか。本当は早く脱いで見せたいくせに…
さあっ、パンツを脱いで奥様の恥かしいまんこと…尻の穴を見せて下さい」
「私…ど、どうしたら、いいの…んんっ、んっはあぁ…もう…身体が、言う事
を、き、いて…く、れ…ない…ああ、あなた…ごめんなさい」

 さすがに、ここにきて躊躇する瑠美子。しかし媚薬の影響と一度、感度を味
わった熟女の身体を操作することをできるはずもなく、腰の下着に手を添えて
いくのである。

 やがて罠に陥る熟女は、悪魔の目の前で下着を下ろし始めたのである。


(5)へつづく・・・

小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 3/12

官能小説
05 /23 2019
『弱者の妖光』 第三部 (3)

-罠に陥る夫人-



──七瀬を服従させてから数ヶ月

 山田は、週に数回七瀬を会社で責めることもあったが、焦る気持ちを押える
ように心掛けていた。社長に知られてクビになっては何の意味もないからであ
る。

 だが、それを控えていても山田を会社においておくことを世間が許さなかっ
た。失業率が上がる一方の御時世、彼が勤める会社も他人事ではないようだ。
噂によると、来春には少数であるが、リストラを決行せざるを得ないという。

 この部署からも、一人ないし二人はリストラ対象になるだろう…

「や、やばいな…ここで、足手まといになっているのは、どう考えても僕しか
いない、って、事はやはり、この、僕がリストラ?!」

 最近七瀬の配慮で、雑用が少なくなった山田は、逆に仕事が減りその対象に
成りつつある事を心配していた。

「こればかりは、課長にお願いしても無理な話しだよな…くそー、せっかく楽
しい毎日を過ごしているのに、何か対策を考えねば!!」

 だが、いくら考えても彼の知恵でアイデアが浮かぶはずがない。

──或る日の水曜日。夕刻

 毎週水曜日は、苦情処理に下請け業者を回るのが山田の業務である。しかし
それは、先輩から無理やり押付けられた仕事であった。

「くそっ! どうして僕が何時も叱られなければいけないいだよ!! 僕がリ
ストラになったら先輩が嫌と言うほど業者から叱られればいいんだ! ああ、
何てついていない日なんだよ…ぉ、、おっ? あれ? あ、あれは…」

 山田は、腹立つ思いで車を走らせていた、すると、歩道を歩いている着物姿
の女性を追い越したのだ。山田は、その女性の顔を見た瞬間、思わずブレーキ
を掛けたのである。
バックミラーで女性を確認すると山田は確信したかのように扉を開けて女性に
会釈をした。

 歩いていた女性も、山田が乗車していた車の会社名の看板を見て気が付いた。

「あら、貴方は会社の方ですか?」
「は、はい。あ、あの…こんな所で、止まって、えっとすみません。通り過ぎ
るのを見掛けて、止まってしまいました…あっ、ぼ、僕は営業課の、山田とい
います…」
「くすっ…山田さん、ですか。毎日お仕事御苦労様ですね」

 軽く微笑み、会釈をする女性。名は磯貝瑠美子42歳、社長夫人である。
日本髪に、着物姿。瑠美子は茶道の帰りなのである。

 事もあろうか山田は、直接面識も無い社長夫人に声を掛けてしまったのであ
る。その時の山田に意味があって言葉を掛けたわけでもなく、訳も分からぬま
ま気が付いたときには車を止めていたのであった。持って生れた彼の本能がそ
うさせたのである。 何かを期待させるかのように…

「よ、よ、よかったら、お家までお送り致します…」
「あら? くすっ、いいのよ山田さん。お仕事中でしょ、気になさらないで」

 何ともいえない笑顔の瑠美子に山田は心を叩かれた。無理矢理でも送ってあ
げたい心境になる。が、通り道だと説明するとあっさり車に乗ってくれる夫人
であった。
 
 改めて隣の座席に乗る瑠美子に興奮を憶える山田。甘い女の香水に日本女性
の上品さを醸し出す和服姿、そして何と言っても歳相応にない肌の張り具合で
ある。綺麗な顔はまるで舞妓さんだ…それが山田の率直な感想であった。

 数日間、山田の頭には瑠美子の姿が存在して離れなかった。そして、一つの
接点を見出してしまったのである。それは、リストラを免れるには瑠美子に接
触することだと。…いや、接触する為にリストラを利用したいだけなのかも…




 その日を割り出すのに、山田にとってそう難しいものではなかった。
残業時間、縄で縛り上げた七瀬の尻にアナルバイブを仕込ませ、張り型のバイ
ブで何度も突っ込み拷問させたのである。社長と嘘の出張日、その日の瑠美子
の行事、そして偶然にも娘の研修旅行が重なるその日を聞き出したのである。

──その日の夕刻

 偶然にもその日は水曜日であった。今まで山田は、苦情の帰りに数回茶道の
帰り道の瑠美子を車で送っていた。この日の為に親近感を持たせていたのであ
る。

「あら、山田さん、今日も苦情の整理なの…御苦労様」

 何時ものように笑顔を見せる瑠美子を、山田は車に乗車させると夫人宅へと
車を走らせた。道中、山田の手は震えが止まる事は無い、これから起きる出来
事を想像すると、不安と期待が込み上げてくるのであった。

 今日はこのまま自宅へ帰りだと、山田は瑠美子に伝えると、計画通りお茶に
誘われたのである。何も知らない瑠美子は悪魔を自宅へと招きいれてしまった
のであった。

──20帖近い居間

 二人はテーブルをはさんで紅茶を飲んでいた。瑠美子は和服から黒いシャツ
とお揃いのロングタイプのスカートへ着替え、長い黒髪を後ろでアップに結ん
でいる。その変化振りに興奮を隠せない山田。そんな彼は計画を進める為にタ
イミングを計らいながら落ち着かないのである。そして、そのタイミングが訪
れた…

 玄関のチャイムが鳴る。

「あら、宅配便かしら。山田さん、暫く待っていてね」

 そう言うと瑠美子は、テーブルを離れ玄関へと向かった。

「よ、よ、よし! い、今、今だ…えっと…どこだっけ……」

 山田は、瑠美子が玄関へ向かうのを確認して立ち上がると、上着とズボンの
ポケットに手を挿しこんで何やら探し物をしている。

「あ、あ、あった…こ、これだ」

 山田が手にしている物、それは小瓶に入ったドリンクタイプの媚薬である。
この日の為に購入しておいたのだ。悪事に使用するんじゃねえぞ…売人が意味
ありげに笑いながら手渡した代物、どんな女でも数分で男が欲しくなる、とい
う… 罪悪感と興奮が混ざり合う複雑な心境に今一つ気乗りがしない山田。だ
が、こころの隅で悪魔が再び目を覚ましたのである。リストラになってもいい
のか? …そうだ、やるしかない…

 数分後、瑠美子が席へ戻ってきた。

「ごめんなさいね。宅配便の受取が長引いてしまって……」

 宅配便との遣り取りを説明する瑠美子であったが、山田にはそれを聞く余裕
はなかった。媚薬入りの紅茶のカップを手にする瑠美子を、生唾を何度も飲み
込みながら昂ぶる気持ちを押えるので精一杯であったのだ。

「山田さん? どうしたの… …紅茶、冷めてるから入れ替えるわね…」
「は、はい…え? ええっ!! か、替えるのですか!」
「どうしたのそんなに驚いて…冷めた紅茶、美味しくないでしょ?」
「ぼ、ぼ、僕は冷めた紅茶が、す、好きですが…」
「あら、そう? それなら私だけ温かい紅茶に替えてくるけど…」
「そ、そんな! あっ…いえ… そうですか…ははっ…」
「さっきから驚いてばかりで、おかしな山田さん…」
「お、奥様! …あの、し、知ってますか? 冷めた紅茶が、あの、お、お肌
に良い事を…事務の女の子が言ってました… たぶん…」
「あら、そうなの? 初めて聞いたわ… 怪しいな、山田さん。そう言って私
を騙そうとしてるんじゃないの? …なあんてね、くすっ」

 偶然にも企みを見事に当てられた山田。張り裂けそうな心臓、一気に寒気が
足元から頭へ駆け抜け、顔があおくなっていた。

「うふふっ、冗談よ、冗談。そんなに慌てておかしな山田さん。それじゃ、騙
されたと思って戴くわ」

 何も知らず微笑掛ける瑠美子、本当に騙されているとも知らないで、カップ
を手にすると、唇へと近づけるのであった。


(4)へつづく・・・

小説(転載) 『弱者の妖光』 第三部 2/12

官能小説
05 /23 2019
『弱者の妖光』 第三部 (2)


 
「それが人にお願いする態度ですか? おかしいな、こう言う時はどうするの
か、毎晩僕はしっかり言い聞かせていたはずだけどな」
 
 山田の言葉と同時に腹痛が襲う七瀬は、悩ましい表情を見せると膝をついて
頭を深々と下げた。許しを得る行いなのだ。
 
「ご、御主人様…お願いです………め、牝…ブ、豚…の、耀子を…お許し下さ
い…」

 隣の部屋では、部署の連中が集まっている最中屈辱を受ける七瀬、しかし、
その頬を染める表情、そして生温かい熟した熱気を漂わせる姿は何処となく悦
びさえ感じられる。

「これで何とか凌ぐんだ。ふっ、さてと…僕は先に会議室に行っていますので
課長も早く仕度をして、くれぐれも遅刻をしないようにして下さいね…ふふっ
…くっ…くくくっ!!」
 
 そう言い残して山田は部屋から出て行った。一瞬にして静まり返る狭い部屋。
一人取り残された七瀬の目の前に山田が置いて行ったビニールの包みがある。
それを広げて見る、と、七瀬は膝をついて愕然とした。それは、老人用のオム
ツなのだ。

 オムツを手にしながら時計を確認する七瀬。
 
「あと、五分… これを穿くしかないのかしら…はあぁ… いやぁ…」

 屈辱が込み上げてくる。オムツに足を通した時思わず七瀬は涙を流した。
しかし試練はこれからなのだ。社員と顔を見合わせながら我慢の時間を過さな
ければいけない、もし…もしも万が一、漏らしてしまったら…そう考えると氷
のような冷や汗が背中を流れて、それを感じる七瀬である。

──会議室

 スカートがやや膨れて見えるものの、その中にオムツを穿いているとは誰も
思わないだろう。山田意外は…

「くっくくっ、怯えて顔が引きつっていやがる…」

 山田は、腹の中で笑いをこらえていた。それと裏腹の七瀬、額に噴出す汗が
次第と増えてハンカチで拭く回数も増えている。

 七瀬が椅子に腰掛けたままぴくりっ…と、身体を揺らしたのは会議が始まっ
てから十分が経過した時であった。その姿を、山田意外は誰も気が付かない。

「いししっ、最初の波が押し寄せて思わずケツの穴に力を込めたんだな。その
波が一旦引いていくと安堵の気持ちに今度は身震いをするはず…しかし、それ
もあっという間の束の間、直ぐに次の波が押し寄せて身を固めざるを得ないは
ずだ。 苦しめ、もっと苦しむんだ課長! いっしっしっしい」

 山田が思い描いている通り、七瀬は最初の波を押し止める為にアナルをギュ
と閉じていた。

「あぐっ… く、くる…苦痛の波が押し寄せてくるっ!! ふんっ! ぐっ、
うんぐっ…くううっ!! ……はああ、あああ…はあ、あぁ…あぁ……」

 誰にも知られる事なく、嫌、知られてはいけないと思い平素を保ちながら
七瀬は必死に耐えていた。一瞬の気の緩みも許されない状況に緊張が続く。
そして暫くして苦痛の波が引いていくと七瀬の肩の力が抜けていった。

あぁ…た、助かった… そう安心する七瀬、しかしそれは次なる序章の一息で
しかなかった。直ぐに次の苦痛の波が押し寄せてくるのだ。押し寄せては耐え
一息つけば苦痛が押し寄せてくる、それを何度繰り返しただろうか、明らかに
苦痛の激しさは増してくる。その度に限界を感じずにいられない七瀬である。

「はうぅぅ…ぅ、うぅぅ… はあぁ、許して…もう、耐えられない…」

 二十分経過して七瀬は瀬戸際に立たされていた。重苦しい下腹部の異物を吐
き出して楽になりたい…忍耐強い七瀬でさえそう思う苦しさなのである。しか
し、更に七瀬を追い込む計画を山田は仕掛けていたのだ。

 目の前の視線…七瀬はふと気が付いた。山田ではない別の視線にである。
恐る恐る顔をあげるとその視線は山田の隣に座る女子社員の吉原の視線であっ
た。




──数分前

 山田は苦痛に顔を強張らせる七瀬の限界を感じていた。
 
「へへっ、あと何分が限界かな? 課長、持ち応えて十分そこらだろうな…
せっかくだからその顔を誰かに鑑賞してもらうかな…」

 そう腹の中で囁いた山田は、隣に座る事務の吉原美雪に声を掛けたのである。
 
「ねえ、吉原さん。課長の様子がおかしいんだけど、どうしたのかな?」
「なっ…?! …ちょ、ちょっと! 気安く話し掛けないでよ!!」

 今まで会話などした事もない、嫌、したくもない山田に声を掛けられた吉原
は小声で怒鳴り返したのである。しかし、山田にとっては吉原が言葉を返した
それだけで充分であった。 

「課長の様子がおかしい? まったくそんな事で大事な会議中にいちいち声を
掛けてくるんじゃないわよ! 腹たつわ……」

 そう思いながらも吉原の視線は自然と七瀬に向けられていた。山田の思惑通
りである。

「様子がおかしい? …おかしい…確かに…変、よね… あらぁ、時々凄く苦
しそうな表情を見せてるわ… おトイレでも行きたいのかしら」

 吉原はそう呟き、先ほどから何度も七瀬の顔に視線を送っていたのである。
 
「あぁ…な、何て事でしょ。吉原さんが見ていたなんて全然気が付かなかった
わ… いったい何時から見られていたのかしら… ま、まさか?! 私の今の
状況を知っているのかしら? …まさか…」

 七瀬の背中に冷たい汗が噴出して流れていく。それは嵐のような腹部の苦痛
と、吉原の疑いの眼差しの不安が交わった霧雨のような細かい汗であった。
そして、耐えられない吉原の存在に七瀬の脳は崩壊を始めるのである。

「ど、どうしたらいいの…あぁ、もう我慢ができない…で、でも、吉原さんに
見られながらこんな痴態を曝すわけにもいかなわ…はあ、どうしたら…どうし
たらいいのかしら… あぐっ、うっ! ま、また苦しくなってきたわ…ぐぐっ
もう…もおお、今度はダメっ! 耐えられない…っ!!」

 恐らく吉原の恐怖の視線に七瀬の脳は、課長としてではなくM女として反応
したのだろう。 耀子の恥かしい瞬間を見て…そう反応した七瀬の脳は、忍耐
という紐を解いてしまったのである。

 机の上に置いた七瀬の握り締める拳に力が入った。目を閉じた眉間のシワが
より一層強調されている。わずかばかり腰を浮かすと、うぅ… と、声を押し
殺した唸り声を吐き出した瞬間、キャリアウーマン七瀬の緊張の糸が切れた。
一気に、サー…っという潮が引いていくような感触が七瀬を襲う。妊婦のよう
に張り出した腹が嘘のようにひしげていくのだ。しかし、その代りに七瀬の透
き通った熟女の尻には、まるでぬかるんだ泥のような気味悪い固定物が広がっ
ていくのであった。

 七瀬が公の場で痴態を曝す瞬間を山田が見逃すはずがなかった。そして、何
も知らない吉原も身震いする七瀬の姿に視線を送りつづけるのである。

 落胆する七瀬…それは、排泄をひり出した事に力を落しているのではない、
七瀬を苦しめているのは屈辱の瞬間、視線を浴びせられているにも関わらず、
思わず気持ちいいと心底感じた事に恥じているからである。出来るものなら皆
の前でこの姿を見てもらいたい、とさえ思う自分にである。

「いしししっ! あの顔、あの表情、まさに奴隷として服従した時の課長…い
や、七瀬耀子そのものだ! みていろよ、これからもっとお前の恥かしい姿を
晒し者にしてやる! どん底でもがき苦しむお前の姿をな! ひいっひっひっ
ひっひっひいい…」

 オムツと言う屈辱な格好、会議中に排泄と言う羞恥、そして排泄行為に惑わ
されてM女の資質を曝した恥辱の姿。その表情のどれ一つ見逃す事無く、M女
七瀬耀子の痴態を愉しむ山田であった。
 
 しかし会議中に、一人ニタニタ笑う山田に部長のカミナリが落ちたのは言う
までも無い…


(3)へつづく・・・

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。