「隣の奥さん 風邪ならわたしが治してあげる」
「ちょっと待っててくださいねぇ、今、お素麺作りますからぁ」
台所に立って奥さんは言った。
「気を使わないでください」
「いいから、お隣同士なんだから」
夏だというのに風邪を引いた。当然会社は休んだものの、共稼ぎの妻は出社した。無理して買った新築マンション。ローンのことを考えるとそれも仕方ない。
「でもねぇ、病気のダンナ様一人おいて、お仕事なんて」
彼女は僕の部屋の隣に住む若妻だ。年の離れたダンナは出張がちで、一人さみしく留守宅を守っていると愚痴ていた。
「はい、お待たせぇ」
「す、すいません」
「気になさらないで」
回覧板をもって来て僕が寝込んでいることを知った。食事もままならないと自嘲ぎみに言うと大慌てでエプロンを持ち込み、昼食を作ってくれた。
「どうですか?」
「お、おいしいです」
「キャッ、うれしい」
喉越しのいい素麺を一口すすり、僕は言う。その言葉に対する彼女のリアクションは幼い少女のように愛らしい。事実、二十半ばだという年齢にもかかわらず、その容姿は女子高生のようだ。低い背丈に切れ長の目、白い肌。そして、エプロンの胸元を盛り上げる乳房の膨らみ。
「お料理、あまり得意じゃないんです。でもよかった、おいしいって言ってくれて」
前かがみになり、ほほ笑みを浮かべて僕をのぞき込む。フリルの施されたエプロンの下には薄い布地のキャミソール。そして、小さなヒップの形とムッチリした太ももがあらわになるミニスカート。
バテマラと言うのか。熱があって意識が朦朧としそうなのに、僕の下半身はムクムクと頭をもたげ始めるのだった。
「あら」
そんな僕の視線と穏やかでない下半身の状態に気づいたのか、彼女は驚きの表情を浮かべた。
「す、すいません…、なんだか…」
照れる僕を見て、彼女は艶っぽい笑みを浮かべ、自分の唇をなめる。
「風邪のときは汗をかくのがいいんですよね」「は、はぁ…」
「いい汗かく方法知ってます。任せといてください」
彼女はそういうといきなり下半身を覆っていたタオルケットを取った。
「あ…」
「こんなに大きくなってる。わたしってそんなに魅力的?」
悪戯にそう言うと、彼女は風呂にも入っていない僕のペニスを取り出し、口に含み始める。
「あ…、そんな…」
「我慢しないでいいですよ。だって、こんなに固いオチンチン、久しぶりなんだから」
舌をからませ、唾液をしたたらせ、彼女はサオを探り、くびれをなぞる。顔立ちが幼く可憐なだけに妙な興奮が沸き起こる。
「ああ…、ああ…」
「ううん、我慢できない。わたしも欲しくなっちゃった」
言うが早いか、エプロンを取り、キャミソールとスカートを脱ぐ。下着姿の彼女を見て僕は思わず息を呑んでしまった。
「す、すごい…」
「いや、あんまりジロジロ見ないで」
DやEでは収まらないカップのサイズ。支えるベージュのブラジャーから、乳肉が今にもこぼれ落ちそうだ。そんな自慢の胸乳を誇示するように、彼女はストラップを取り、両手で隠しながら下着を外す。
「ふふふ、オッパイで挟んであげる。気持ちいいのよね、こうすると」
両手で寄せて間に僕を挟む。桜色した小さな乳首は、既に堅く尖っている。暖かで柔らかな感触が僕を包む。その弾力に僕の理性は瞬時にはじけ飛んでしまう。
「ああ、もう…」
僕は思わず彼女を押し倒した。
「やん、乱暴にしないで」
けれど僕は激しい勢いでショーツを取り、彼女の股間に顔を埋める。
「いやんいやん、ああん…!」
吸い付き舐る僕の行為に彼女はかん高く甘い声を上げる。嬌声に呼応して、甘ダレのような淫蜜が滲み出てくる。
「ううん、もう、入れて、欲しい…」
ねだる彼女に答えるように、僕はギンギンに屹立した肉棒を挿入した。
「ああ、ん!」
狭い膣壁に僕は覆われる。ぢゅくぢゅくと淫猥に響く蜜汁の音。無数の肉粒が僕に刺激を与えてくれる。
「ああん、いい、ううん」
抽送を繰り返すたび、彼女の体躯は微妙に縮む。水を張ったゴム風船のような乳房がゆらゆら揺れる。夏だというのに透き通るような肌は、次第にピンクに染まっていく。
「いやん、ううん、やんやん」
「イキそうですよ、奥さん」
「わたしもイク、ああん、イッちゃう」
「イッていいですか、いいんですか」
「来て、いっぱい来て」
「このままでいいんですか、なかで」
「うん、中でいい、ああん、イッちゃう、イッちゃうよぉ!」
僕はそのまま彼女の中に吐き出した。彼女は眉根に皺を寄せて、最後の一滴まで受け止めてくれる。
「あん、来てる、いっぱい来てる…」
「奥さん…」
「よかったね、いい汗かいたね」
「はい」
僕はうっとりとほほ笑む彼女に唇を重ねる。ペニスは挿入を果たしたまま。互いの舌をからませる長いキスの後、僕は赤ん坊のように乳房をまさぐる。
「あら…」
「あ…」
「また…」
彼女の中で僕は再び勃起し始めた。
「ふふふ、もっといい汗かけるわね」
「はい」
「来て…」
僕はゆっくり出し入れを始めた。今度は存分に彼女のすべてを味わうように。