2ntブログ

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 8/13

官能小説
05 /18 2015
-8-

バカンス-陵辱の季節-第8章

初秋のよく晴れた日曜日、姉の鮎美の学園の文化祭が開催されていた。志郎は母・綾奈の運転する車で文化祭に向かっていた。

綾奈は今日は娘の学校の文化祭ということで割とシックな装いに身を包んでいる。シルクのノースリーブのブラウスの上からジャケットを羽織り、胸元には金のチェーンが輝いている。膝より少し短い丈の浅くスリットの入ったスカートを着けている。太腿は付根まで隠す黒いストッキングをガーターで吊っていた。そして高いヒールのパンプスできめている。

よそ行きの服装としては普通の物なのに綾奈が着ると途端に艶やかになる。ブラウスを内側から押し上げる乳房は弾けそうなほど実っていて胸元は窮屈そうだったし、ウエストはあんなに細いのにヒップと太腿は張り詰めてスカートの中でぷりぷりと息を潜めている。長くすらりとした形の良い脚の美しさは絶品で男の視線を集めずにはいられない。彫りの深い美貌は、男なら誰でも振り返らずには置かせないほどの妖艶な魅力をたたえている。長い黒髪はしっとりと濡れたようにぬめ光っている。男を誑かすためだけに生まれてきたような妖艶なエキスを全身から発散している。

綾奈はハンドルを握りながら切れ長の瞳の中に憂いを含んだ眼差しを助手席に座る少年に投げ掛ける。その途端、美女の眼差しには優しい笑みが浮かび、美貌全体を彩る。その頬には若干、薄く紅色がさしている。

志郎はネクタイを締めた学生服姿だ。少年らしさを十分に残した甘いマスクに男らしい鋭さを秘めた口元は成長期特有のナイフのような危い雰囲気をも合わせ持っている。少年は瞳に何も写していないかのように静かに座っている。

綾奈は少年の虜だった。夫が海外へと長期の単身赴任をしてから二人きりになれる時間をなるべく多く作るように心がけている。といって娘への愛情を疎かにしているわけではない。比重は確かに志郎へかける愛情の方が高いのだが。娘を育てた経験はあっても男の子はない。だから少年がどんな考え方をしているか、母親に対してどんな反応をするのか、まったく未知数なのだ。

少年のことを深く理解するためにもスキンシップは必要だった。たとえそれが躯を提供し、性奴隷として奉仕することだとしても。

信号待ちの間中、志郎の横顔に無意識の内にに視線を向ける。少年の眼差しは綾奈を見ていない。その凛々しさと幼さのアンバランスな魅力を秘めた横顔に一瞬見惚れた。息子に惚れる、そんなことがあるのだろうか。息子は綾奈を陵辱のさなかで犯し、牝奴隷として虐げ、恥辱を与えた。だが、今の綾奈の心境にはそれが一番しっくりする表現だった。
志郎さんが望むならこの体を捧げるのも厭わない…。いつのまにか肉体だけでなく心まで息子に捧げていた。

「おかあさん…」
「な、なに?志郎さん」

「信号変わったよ」
「あ、そ、そうね」

慌てて発進させる。いつのまにか夢中になって凝視めていた。ハンドルを切り回しながら胸の鼓動がドキドキと早鐘のように打ち、母親が息子の横顔に見惚れるというはしたない行為に顔を赤らめる。
やがて車は鮎美の高校の外来用駐車場へと入った。空いているスペースに見事なハンドルさばきで停める。エンジンを切りキーを抜くと、少年の方に向き直った。

「ねえ、おかあさん行く前にしゃぶってよ」
「えっ…そんな」

「おかあさんの顔見てたらムラムラしてきちゃったんだ。責任とってよ」

カーッと美貌を染める綾奈。
志郎は言っている間にもスラックスのジッパーを下げると中からここの所頻繁に牝の蜜を吸って逞しくなった肉茎を取り出している。隆々としたシャフトからは車内に若い精のフェロモンが溢れ出す。

少年の手の中で勢いを持て余している肉棒を見るとも無しに見せ付けられて美母の朱唇はわなないた。ハァ、という溜め息を洩らして全身を襲う戦慄に空しい抵抗を試みる綾奈。だが、生々しい息子の怒張の勢いを目の前にすると綾奈の性感は昂ぶりを見せていた。両腕を抱いて肩で息を吐く。媚肉の奥から滲み出す蜜液が下着を濡らしてしまう。毎日のように嬲られた躯はコントロールする術を失っていた。

「嫌です、こ、こんな…」
「そうかな?触ってみれば気が変わるんじゃないかな」

「や…だめぇ」

理不尽な申し出を拒絶した美母の手を強引に引き寄せると、剛直を握らせてしまう。離そうとする細い手を逃がさないように上からしっかりと押さえつけながら、綾奈の手で自分の物をしごく。

「い、いや」

熱く、脈動する肉棒の感触に綾奈は太腿を擦り合わせてしまう。逞しい剛直で貫かれる妄想にとりつかれていた。志郎は美母がいつしか熱い吐息を洩らしているのに気付くと上から押さえていた手を離した。
綾奈は少年が自分の淫らな姿態を眺めているのに気付くゆとりも無かった。志郎が強制していないにもかかわらず自分からすすんで少年に肉棒をしごき上げては、ハア、ハア、と息を荒げて太腿を擦り合わせていた。

「そろそろ咥えてよ」
「ああ…私、こんな」

肉棒をしごいている自分自身の手を凝視めながら、その手の動きを止めることが出来ない。もっと、もっと、と肉棒が快感をせがんでいるような錯覚に頭がクラクラとしてくる。志郎の方に身を乗り出して剛直を、恍惚に震える両手で捧げ持ち接吻ける。
"だめ…こんなことしては…でも、ダメ"
僅かばかりの理性が拒否する行為を、手が、舌が、嬉々として受け入れていく現実に綾奈は自分で自分を呪った。怒張から零れる先走った液体に細い指先はグッショリと濡れていた。それを紅い舌先が掬いとり、啜る。そして肉棒を口腔深く呑み込んでいく。

「ああ、いい…いいよ、おかあさん」

美女が口唇奉仕するのを見下ろしながら、時折、長い黒髪を梳き上げて奉仕に没頭する淫らな横顔が隠れないようにする。
もう、迷いは無かった。頭を上下に振って唾液を肉茎全体に塗しながら舌を絡め、精を啜る。

「下さい…志郎さんのミルク…あん…欲しいの」
「う…出すよ、おかあさん」

「いいわ、呑ませて」

美母の口腔にドクッドクッと濃い粘液が注がれる。志郎は綾奈の髪の毛を握って頭を引き寄せる。喉の奥まで突き立てられた怒張から大量の精が流し込まれていく。それを綾奈は鼻を鳴らしながら美味そうな音をたてて呑み干していく。
ひとしきり噴射が終わると綾奈はその後始末をする。ペニスを頬張ったまま肉棒に絡まった精液の残滓を舌先で丁寧に舐め啜りとる。その一連の動作は既に何回も慣れ親しんだかのように自然だった。

車を降りて玄関に向かう。運転席から立ち上がるとき綾奈は荒い息を吐いて志郎に支えてもらわなければ立っているのも危うかった。志郎は美母の腰に手を廻し、足元のおぼつかない美女の肢体を支える。それはヒールの所為ばかりとは言えなかった。いつもこってりと濃い志郎の精を呑まされると綾奈は躯が快感を求めるようにスイッチが入ってしまう。そういう風に志郎に調教されたのだ。

玄関で履き物を変えると玄関を抜けて昇降口を上がった。女子校特有の華やかな雰囲気に妖しいムードを感じる。

教室棟の廊下に設置されたベンチに綾奈を座らせる。美母は息をようやく整えたところだ。

「まだ顔が赤いよ、お母さん」
「志郎さんが意地悪するから…」

かあっと赤い顔をまた赤くする美母。美女が困ったような顔をするのは何とも男の嗜虐欲をそそる眺めだ。

「美味しかったかい僕のミルク?」
「…はい」

もう綾奈の顔は真っ赤だ。先刻までようやく息を整えていたのは全く無駄になってしまった。教育棟の廊下で言葉による羞恥責めに綾奈は気が気でなかった。目の前を誰か通るたびに淫蕩な自分の性を暴露してしまいそうだ。志郎は綾奈の腕を取ると立ちあがらせる。

「そろそろ、おねえさんの所行ってみようか」
「そ、そうね」

気が紛れるなら何でもよかった。志郎と一緒の時間を過ごす時間が多ければ多いほど自分の正体を無くしてしまいそうだからだ。もうフラフラという感じで、頭一つ分高い志郎の肩に凭れるようにして歩いている。

今年の姉のクラスの出し物はお化け屋敷だという。まあ、何処の学園祭も似たようなものでマンネリを責めるのは酷というものだ。志郎は姉のクラスに着くとさっそく姉を呼び出した。鮎美は母譲りの美貌だけに誘惑も多いらしく、取り次ぎも楽ではなかった。しばらく待たされた後、なにやら手に持ったまま鮎美が黒い垂れ幕の向こうから出てきた。
「あっ志郎クン来てくれたのね。嬉しい」
鮎美は志郎の顔を見るとポッ、と顔を赤らめた。この学園でも1、2を争うほどの美少女の微笑みを独占していると思うと気分もいい。ましてその美少女は既に自分の奴隷なのだから。
「おねえさんはまだ暇じゃないの?」
「ごめんなさい、1時から体が空くからもう少し待ってて。帰っては嫌よ」
志郎はそっと姉の頬に指先を伸ばす。鮎美はその手を取って頬に当てる。一瞬だけ時間が止まり、また流れ出す。
「うん、待ってるから」
「…はい」
姉の従順な返事を聞くと志郎は踵を返した。
今は未だ昼過ぎだ。鮎美の体が空くのには時間がある。志郎は美母のところに戻ることにした。綾奈は美術室にいた。絵やオブジェの展示そのものはたかだか生徒の作品だけにたいした物があるわけでもない。だが、一番高い階にある美術室は見晴らしも良いし、屋上へ抜けるには近道だし、人の出入りも少ないとサボるには何かと都合の良い場所ではある。
綾奈は展示に見飽きたのか、美術室のテラスに凭れてぼんやりとしている。
美女はただぼんやりとしているだけでも絵になる。事実、綾奈の方をちらちらと視線を向けている見学者が結構いた。そんな中を真っ直ぐに近付いて美女の肩に手を掛ける。
「おかあさん、具合はどう?」
「ええ、もう大丈夫。御免なさい心配掛けちゃって」
心配掛けるようなことをしたのは、志郎なのだがそれはおくびにも出さない。
「おねえさん、まだもう少しかかるみたいだから…」
「…もう少し楽しもうか」
志郎は美女の肩にかけた手に力を込めて囁いた。それは調教の合図だった。駐車場で口唇奉仕をさせただけでは飽き足らず、まだ弄ぶつもりなのだ。綾奈の美貌に陰が差した。
「そ、そんな、もう許してくださぃ…」
「さ、行こうか」
強引に美母の腕を取って引き立てていく。美女と少年のやり取りに視線を送るギャラリーは何事かと驚いているようだ。が、綾奈の狼狽をよそに志郎は綾奈を連れ添ってそこを出た。
向かったのはVの字の教育棟で美術室の反対側の屋上に通じる階段の一番上である。こちらからは屋上に出ることは出来ない。締め切られている屋上への扉の前はちょっとした踊り場になっている。ここは機械室に通じる扉の前なので普段は立ち入り禁止になっているところで、誰も近付かない。志郎にとっては都合のいい場所である。
「嫌です…鮎美ちゃんに知られたら私…」
壁際に追いつめると脅えて逃げようとする美母を後ろから抱き締める。
そしてうなじに顔を埋めてブラウスの上から胸をまさぐる。初めは嫌がっていたもののうなじを熱い舌で責められると途端に力を抜いて志郎の愛撫に身を任せる。
「あ…いや…んっ」
「大丈夫だよ、心配しないで」
気休めを言ってブラウスのボタンを外し始める。すっかりブラウスの前の部分をはだけさせるとブラジャーをずらして、豊満な乳房を掴み出して揉みしだく。娘の学び舎で肌を露出させられる恥辱に息を荒くしてしまう。スカートのホックを外されて、床に落ちる。ガーターで止められた黒いストッキングとベージュのパンティが艶めかしい対比を見せている。志郎は尻の上からパンティの縁に手を掛けると一気にまるで桃の皮を剥くように引き下ろした。
「ああっ…こんな…私…」
恥辱に身悶える美母のヒップを愛でるように撫で上げる。
「堪らないね、学校で見るおかあさんのお尻は」
遠慮無く撫で回しては尻の割れ目に指を添えた。その指を亀裂に沿って撫で下ろしていく。綾奈はガクガクと震える脚を突っ張って志郎の責めを甘受している。息子の指が菊門で止まると狼狽は強くなる。
「ああっ…ダメェ…」
だが指は菊門を通りこし後ろから美女の媚肉へ突き刺さった。そこは駐車場での口唇奉仕によって既に牡を迎え入れる準備が整っていた。その中心をこね回し、指の第一関節まで一気に差し入れる。
「凄いね、ミルク呑んだだけでこんなになるんだ」
「あうっ…綾奈は…淫乱なんです、ああん…だから濡れちゃうんです」
美母は既に牝奴隷に堕ちていた。志郎の指の動きに翻弄されるまま性奴の言葉を吐いていた。壁に腕を突っ張って、尻をプリプリと淫らに振り立てて主人の責めを甘受する。裸の乳房が尻を振るたび淫らに揺れている。
「淫乱な奴隷にはお仕置きが必要だね?」
「ああ…お仕置きを下さい…。」
志郎はスラックスの前を開くと怒張を取り出して、美母の後ろから貫く。
「ああっいいです…志郎さんの…」
綾奈は既に娘の学び舎にいることを忘れて喘いでいた。パンパンと打ち付ける志郎の腰にタイミング良く尻を高々と持ち上げて押し当てていく。
「ふふ、おかあさんは牝犬みたいだね」
「ああん、綾奈は犬なんですぅ…いやらしい牝犬なの…」
そのまま犬の交尾よろしく激しく尻を掴んで貫き、また貫く。志郎も姉の学び舎で抱くシチュエーションにいつもより燃えていた。そのまま放出の衝動を抑えることもせず、予告無く射精する。
「ああっいや…そんな嫌です…あぁん」
エクスタシーへと登るまでの途中で一人取り残されたまま精を注ぎ込まれ、不満気に尻を振る美母。だが、志郎はさっさと身繕いをしてしまう。
「ほら、おかあさんも着替えてよ。おねえさんとの約束の時間だよ」
「そんな…酷いです」
強引に床に散らばっていた服を押し付けられ不満そうな綾奈。その表情は喩えようも無く淫らだ。しかたなくパンティを引き上げて、スカートを穿く。志郎はブラウスのボタンを留めてやった。
「腰を下ろして」
「え、…はい」
「後始末忘れてるだろう?」
志郎は無理矢理美母を膝間づかせると怒張を朱唇に捩じ込む。
「あ…申し訳ありません」
志郎の命令には逆らえない。綾奈は情交の余韻に疼く躯に耐えながら志郎の怒張を口に含んだ。そして先程まで自分の体内にあった肉棒を愛情を込めて舌を絡め、精液を啜った。志郎の怒張を清めながら膣に注ぎ込まれた精液が逆流してきて下着を濡らすのを感じていた。
"ああ…溢れてきちゃう…いやぁ"
志郎は恥辱に顔を歪めつつも肉棒を啜る美女を楽しげに見下ろしていた。

鮎美は母親の様子を見て気色ばんだものの志郎を疑う素振りは全く見せず愛しい弟との逢瀬を楽しんでいる様子だった。志郎は途中で綾奈を駐車場に置いてある車のドアに寄り掛らせて様子を見た。
「おかあさん大丈夫?」
「ご免なさい、私のせいで」
綾奈は志郎が本当に自分を大切に思っていると信じて疑わない。志郎は荒淫にやつれたような美女の艶めかしさにゾクゾクした。思わず美母の顎尻を捉えると接吻を交す。
「アァァ…ン…」
舌を絡め合い互いの唾液を啜った。志郎が唇を離すと綾奈はエロティックな眼差しを恍惚に染めていた。
「欲しそうだね?イキたいんだろ、綾奈」
「…ああん、志郎さんのイジワルぅ」
事実、先程の陵辱で中途半端に犯されて女芯がくすぶって仕方が無いのだ。志郎は美母の上半身をバックシートにうつ伏せに倒すとドアを開けたまま綾奈のスカートを捲り始める。
「だ、ダメよ、こんな場所で…誰かに見られるわ」
綾奈は無理な姿勢で体を捻じると志郎の手を掴んで裾を戻そうとする。駐車場は木立に囲まれているし校舎からは距離があるので校外の通行人に目撃されることは考えにくいがそれでも他の来客の車が並んでいるし、いつ誰かが近付いてくるか知れたものではなかった。
だが、志郎はそんなことを気にも留めることもなかった。
「そのほうが刺激があって楽しいよ」
「あんっ駄目っ」
美母の手を振り切ると腰の上まで捲りあげたかと思うと素早くパンティを母の成熟しきって脂ののった見事なヒップから剥き下ろし、白日のもとに綾奈の下半身を露わにしてしまった。
「ああ、あ…恥ずかしいわ…」
剥き出しのヒップに風を感じて綾奈は戦慄を覚えた。あまりの恥辱に目を閉じて悲鳴を噛み殺す。
志郎は陽光の下で輝く母の白いヒップを撫で回している。綺麗だ。染み一つ無い丸い豊満な膨らみを好い様に触わりまくる。
「綺麗だね、おかあさんのお尻」
「あんっああん…」
楽しそうに母の尻を撫で回す少年と対照的に綾奈は志郎の手が這うたび甘え泣きを漏らしている。
志郎は尻肉の狭間で菊座がヒクヒクと蠢いているのを面白そうに見つめた。
ここはまだ「処女」に違いない。まだまだ開発の余地はある。
スラックスのチャックを下ろすと既に漲っている怒張を取り出し、母の女陰に添えた。そこは先刻の陵辱の痕で爛れたようになっている。美麗な媚肉の肉襞は淫らな蜜を吐き出して男を迎え入れる準備を整えて待っている。
「入れるよ、おかあさん」
「はい…」
昼間の駐車場で日の光の下で犯される異常なシチュエーションに二人とも燃えていた。怒張が根元まで押し込まれると綾奈はアスファルトに踏ん張った長い脚をピーンと張って、快楽を噛み締めている。
「ひぃぃぃ…イイ、イイの…あん」
「おかあさん、いつもより締まるね」
「あん、だって、だって…ああっ、イイ…」
志郎は怒張を母の膣の奥深くまで貫き、そして引き戻すとまた力の限りに貫いた。綾奈は淫らな腰の動きで少年の肉棒を締め上げ、粘膜を削るような荒々しい肉棒の勢いが与える悦楽に酔い痴れていた。
志郎は激しく母の中に突き入れながら目の前の菊座を狙っていた。そして指を母の中から溢れる愛蜜で濡らすと尻肉の割れ目を押し開く。次に母の中に突き入れるタイミングに合わせて、愛蜜に濡れた指で菊座を貫いた。
「あ?ああっ…あん、いいっッ…イクぅ…いっちゃうぅ…」
「おおっ…凄いぃっ、俺も出る…」
菊座を貫かれた綾奈はその衝撃に瞬く間に絶頂に追い立てられ何度も意識を失いながらエクスタシーの波に飲み込まれていった。
志郎も菊座に指を食い込ませるたびに凄い締め付ける美母の膣に翻弄されドクッドクッ、と精を噴射していく。少年の肉茎を咥えこんだ媚肉の合わせ目からは精と愛蜜の混ざった液体が溢れて、美麗な綾奈の太腿の上を流れ落ちていく。
可憐な菊座も少年の指を咥えこんだままヒクヒクと妖しく蠢いていた。

「凄かったね、おかあさん…」
「いやっ、そんな言い方しないでください…」
志郎は綾奈をバックシートから引き起こすと駐車場のアスファルトに跪かせて、後始末をさせている。まだ、姉に付き合ってやらねばならない。少年の肉茎に舌を絡ませている美母は肛門を犯されかけたことがショックで美貌を真っ赤に染めている。
「後ろを責められてあんなに感じるなんて本当に淫乱なんだね、綾奈は」
「言わないで…」
少年が新たな陵辱の対象を見付けたことを絶望的に悟っていた。だが、その絶望もすぐに甘い官能へと変貌してしまう。再び、肛門を責められてはしたない姿を晒してしまうことを想像すると、全身を甘い疼きが走るのだった。
母が浮かべた恍惚の表情に、志郎は美母の意志を感じ取る。
「想像してるんだろ?おかあさん」
「…はい」
「また、して欲しいかい?」
「あ、綾奈は志郎さんの奴隷です…また苛めてください」
隷従の言葉が躊躇いも無く口をついて出る。口に出すとまた羞恥心に頭がくらくらとしてくる。志郎は後始末を終えた綾奈の腕を取って引き立たせて抱き寄せる。人形のように力の抜けた美女の躯を抱きながらまるで年下の女を扱うような仕種で綾奈の髪を撫でている。
「ふふ、可愛いな、おかあさん」

志郎は綾奈が自分と彼女自身の後始末を済ませて、身繕いを終えると窓を開けて車内にこもった淫臭を追い出しながらバックシートに美母を横たえた。
「帰るまで休んでて、おかあさん」
「ウン…少し休むわ…」
綾奈は志郎の言うことをおとなしく聞いて帰るまで休んでいることにした。
志郎は自分の制服のブレザーを綾奈の肩にかけてやる。
「ありがとう志郎さん」
綾奈は少年に優しく微笑みかけながら感謝の言葉を口にした。少年の気遣いが嬉しい。綾奈は瞳を閉じた。

志郎は姉のところに戻った。
「おかあさん、どうしたのかしら…」
まさか志郎が奉仕させ強姦紛いに犯したとは想像だにしないだろう。志郎は姉の腰に手を廻して抱きよせる。
「ちょっと疲れてるみたいだけど大丈夫だよ」
「そう、良かった」
志郎に甘えかかりながら微笑む。志郎はあらためて姉の姿を鑑賞する。普段見慣れている制服姿だが学校にいるときは、やはり雰囲気が違ってみえる。さらさらと流れるようなセミロングの黒髪、制服の胸元を押し上げる膨らみも、ミニスカートから伸びる太腿も、全部自分のものだ。こうして抱いていると熟れ頃の少女独特の甘い匂いが志郎を堪らなくさせる。
「あん、駄目ぇ」
志郎の腕の束縛から逃れて鮎美は隣に並んだ。
「ね、お化け屋敷、もう入った?」
「いや、まだだけど」
「じゃ、行きましょう」
志郎は姉に引っ張られるように教育棟の階段を駆け登った。そこは黒い垂れ幕で窓の明かりを遮って作られた二つの教室程の広さの空間だった。
「そういえば…おねえさん、こういうの平気だっけ?」
「志郎クンと一緒だから平気よ」
ま、いいか。志郎は姉の座興に付き合ってやることにした。腕を組んで入り口をくぐった。
「ね、絶対に手を離さないでね」
「ああ、大丈夫だって」
平気といっていた割には結構、不安げではある。そんな表情も可愛いと思った。
不意に何かが目の前を横切った。なにか、夜光塗料で塗られた物らしかった。
「きゃあッ、嫌ぁ、志郎クンいるよね?」
「ああいるってば」
こんな子供だましで嬌声をあげる姉が何と無しに可愛い。志郎は暗闇でどうせ誰も見ていないと思って姉の躯を抱き寄せてその柔らかい美少女の肌の感触を楽しんだ。
「やん、駄目っ、志郎クンってば」
鮎美はすぐに志郎の目論見に気づいた。学校でしかも自分のクラスの出し物の中で恥ずかしい目に合わされては堪らない。しかし、志郎は姉の体を放そうとはしない。それどころかスカートを捲り上げて太腿の合間に指を差し込み、腿の内側の敏感な部分を撫で上げる。
「あふっ…嫌です…こんな」
鮎美が目元に涙を滲ませて抗議するのも構わず、下着の上から媚肉を擦りあげる。鮎美は志郎の凶行に何でもないように振る舞いながら他の誰にも気付かせないように裏方の休憩所へと志郎を誘導する。その間も弟の指はぐいぐいと下着越しに女芯を抉り、鮎美は必死に声を漏らさないようにしていた。
「咥えてよ、おねえさん」
「だ…だめよ…」
弟の精を呑まされたら最後、もう学校に出てこれないほどの痴態を晒してしまう。まさか自分が母親同様の調教を受けているとも知らず、鮎美は弟の命令を拒んだ。
「そう…仕方ないね」
鮎美はほっと息を吐いた。愛しい弟が求めることなら何でも応えてあげたい。でもそれがために学校に来れなくなるのは嫌だった。
「そのかわり…パンティを脱ぐんだ」
「えっ…」
「帰りは一緒に帰れるでしょう?その時までの辛抱さ。」
「ああ…そんな」
「嫌なら咥えるんだね」
志郎は美少女が卑怯な選択に困惑する顔を楽しげに見ていた。鮎美は何か決心したような諦めの表情を一瞬浮かべた。
「わかったわ…脱ぎます」
そう言ったかと思うと鮎美はスカートを捲くり上げ、下着に手を掛けた。いつも家では志郎の前でやらされる儀式を思い浮かべながら白い下着を剥き下ろしていく。いつも志郎に求められたときは弟の見ている前で全て脱ぎ捨てるのだ。二人だけのストリップショウ…。そんなイメージが鮎美の理性を奪っていく。
"はあぁ…"
学び舎での淫蕩な恥ずべき行為に身をやつす自分の浅ましさに溜め息を漏らすと先程まで自分の秘所を覆っていた小さな布切れから脚を片方ずつ抜いていく。そして脱ぎ終えたばかりの下着を弟に差し出した。志郎は姉の股間を隠していた小さな布切れを丹念に調べなる。
「ああ、鮎美の脱ぎ立てのパンティ、いったい幾らで売れるかな」
「いやっ…やめて」
弟が今脱いだばかりのパンティを広げてチェックしているのを見て居たたまれなくなる。先程の強引な愛撫で蜜が零れたのを知っているからだ。志郎は下着の染みに鼻を近付けてクンクンとその匂いを嗅いだ。
「やっぱり濡らしたんだね」
「はい…」
「見せて…本当に脱いだかどうか」
「…はい」
鮎美は志郎の求めに応じてスカートの前の部分の裾を掴むとおずおずと腹の上の方まで捲り上げる。学び舎で露わになった美少女の下半身に志郎は興奮していた。弟の視線が股間に突き刺さるのが分かる。いや感じるのだ。媚肉の入り口が羞恥責めでひくひくと振るえているのが自分でも分かった。
「ああ、綺麗だねあねえさんのオマンコ」
手を伸ばして割れ目の上を彩る草叢を指先で梳き上げる。鮎美は学び舎で恥ずかしい姿をとらされ、しかも誰か同級生に見られるかもしれないという脅えとで、ブルブルと震えていた。
「もう、もういいでしょう?」
鮎美は弟が媚肉の合わせ目を指先で擦ると腰が砕けそうになってしまい、立っているのが辛くなる。弟の指が柔らかな秘所の襞肉を掻き分けて我が物顔で姉の躯の中に侵入して行く。鮎美はもう荒い息を吐いて志郎の為すがまま、ただじっと弟の陵辱行為に堪えているだけだ。
「ふふん、やっぱし、したくなっちゃったな」
「え…ええっ?そんなぁ…」
「場所を変えよう、おねえさん。いいところがあるんだ」
志郎は姉を母を陵辱したあの場所へと連れて行った。空気がうまく喚起されないで淀んだようなそこは先刻の陵辱の残り香が漂っていた。かすかに母の身につけていた香水の匂いもする。
鮎美は弟に抱かれたままここに連れ込まれたときも既に濃厚な弟の悪戯に胸や尻を撫で回されて意識を朦朧としているようにみえた。美少女の怠惰で無気力なその表情は限りなく女のエロシティズムに溢れて天性のマゾの表情を見え隠れさせている。
「ね、ねぇ、本当にするの?」
「勿論さ。さあ、そこの手すりに掴まって後ろを向くんだ」
「ああっ、こんな…」
志郎は姉が渋々ながら自分の命令に従うのを確認すると制服のスカートを腰の上まで捲り上げ裸になった尻肉を掴んだ。
「あうっ…乱暴にしないで…」
「尻を突き出すようにするんだ、鮎美」
「は、はい」
呼び捨てにされて弟の衝動が昂ぶっているのを感じ取った。鮎美は長い脚を突っ張って、自らピンク色に染まった綺麗な桃のような尻を高々と差し上げた。
「こ、これでいい?」
「上出来だよ、鮎美。よく分かってきたじゃないか」
姉の桃尻の丸みをピタピタと撫で回し調教の成果に満足する。
「あん、恥ずかしいです。こ、こんな格好…」
「でも感じるんだろ?おねえさん」
それは事実だった。実際、先程教室の控え室で受けた愛撫に加えて、この場所で恥ずかしいポーズを自分で取ると、媚肉の合わせ目から愛蜜が溢れ出してくる。それはその恥ずかしい責めを自分の体が求めていることの証だった。
「はい…鮎美は感じちゃうの…」
制服のままで学び舎で陵辱されることが鮎美の性感の昂ぶりを徐々に加速していく。弟の掌が自らの尻を愛撫している感触が本当に学び舎で恥ずかしい姿を晒していることを実感させて、鮎美の恥辱に火を注ぐ。
「おねえさんはこっちはまだだったよね」
「あひぃ…そこは違います」
志郎の指が尻肉の狭間を開いて菊座の周りを撫で回し始めるのを感じてうろたえる。菊座はまだ開発されていなかったし、媚肉を責められるより恥ずかしい。
弟の指がそこを離れたと思うと再び中心に添えられた。
「あっ!!嫌ぁ…やめて…恥ずかしいっ」
志郎は既にグショグショに濡れて蜜を太腿に垂れ流している姉の媚肉のぬかるみで指先を濡らすと鮎美の菊座に指先をめり込ませ始めた。ここが姉の処女地だと思うと余計に犯したくなる。
「あっううっ…嫌ぁ…ひぃぃ」
恥ずかしい排泄器官を犯される恥辱に鮎美は媚肉が引き攣るような壮絶な官能の疼きに背筋を悪寒が走るのを何度も何度も感じた。そのたびごとに強烈なエクスタシーを迎えていた。愛蜜が止めど無く流れていく。その滴が床に垂れ恥ずかしい水溜まりを作っていく。鮎美は完全に自分を失っていた。
「ひぃぃん、あんっあんっ、あああ…」
志郎は姉が悲鳴を上げて絶頂を噛み締めている表情を嬉しそうに見つめた。そして、姉を翻弄させていた姉の排泄器官を犯していた指を引き抜き、代わりに姉のドロドロに熔けた媚肉を怒張で貫いた。鮎美は後ろを貫かれているような錯覚に弟の怒張を無意識に締め上げる。
「くぅっ…きついな、おねえさん」
「ダメぇ…だめなのっ…いい、いい…」
志郎は姉の尻肉に爪を食い込ませて、まるで後ろのように締め上げる姉の媚肉の感触を堪能する。
「ああっいいぜ、最高だよ鮎美のココ…」
「いいっいいのぉ…志郎クンもいいの。志郎クン、素敵ぃ…」
「く…出すぜ、鮎美」
「はい…んっ、来て…鮎美のなかに…ひぃぃ」
志郎は姉を手すりに押し付けてそのままの姿勢でグイッグイッと鮎美の中を突き上げながら噴射する。鮎美は初めて自ら志郎を求めた。汗にほつれた髪の毛を纏い付かせ、上気した美貌を捻じって弟に接吻を求めた。志郎は鮎美の要求に応えて唇を重ね、舌を絡ませ合う。
おびただしい量の精が鮎美の子宮を直撃し蜜壷を満たしてそれでも足りず二人の肉の合わせ目から溢れて姉の太腿を汚していく。志郎は姉の舌を吸い上げながら、予想外の効果に満足していた。これで完全に鮎美は堕ちたことを確信していた。

志郎は悦楽の余韻に荒い息を吐いている姉の中から怒張を引き抜いた。そして鮎美を跪かせると後始末を命じた。姉は弟の怒張に潤んだ視線を向けると愛しげに舌を絡ませていく。姉の口唇奉仕に怒張は再び漲ってゆく。鮎美はかたくなった肉茎を唇をいっぱいに開いて受け入れ、呑み込む。自分の愛撫で弟が感じているのを見ると嬉しくてもっと奉仕したくなる。
「うっ、おねえさん、上手くなったよね」
姉の技巧の上達ぶりに志郎は目を細めた。
「美味しいかい?僕の」
鮎美はそれに返答するかのように熱いまなざしで弟の顔を見上げ、肉茎を吸い上げる。
「ああ、おねえさんの唇、オマンコみたいだ…」
いつしか、姉の技巧に追い詰められている。鮎美の奉仕の技巧の上達ぶりが嬉しかった。志郎は鮎美の頭を掴むと姉の唇を媚肉に見立てて激しく突き立て始めた。喉の奥まで入り込む荒々しい行為に鮎美は弟の為すがままに唇を犯されるのを許した。
「だ、出すよ…」
鮎美は静かに目を閉じる。やがて喉奥まで突き立てられた肉茎から若々しい弟の逞しさに相応しい大量の精が注ぎ込まれていく。それをゴクッゴクッと本当にミルクを飲むように嚥下していく。志郎が放出しおわると再び後始末に熱中していた。

志郎は姉の股間を丁寧にポケットティッシュで清めてやると、手を貸して立たせる。パンティは奪ったままだ。鮎美は体の力が抜けてしまってふらふらと立っているのもやっと、という感じだった。
「動けるかい?」
「…駄目みたい。私、今日はもう帰るわ」
「ごめんね、僕のせいで…」
鮎美は志郎が謝るのを聞くとゆっくりとかぶりを振った。
「違うわ、志郎クンのせいじゃないわ。志郎クンは悪くないの…」
「おねえさん…」
志郎は鮎美とくちづけを交す。姉の躯に腕を廻して抱き締める。セミロングの黒髪を梳き上げると姉独特の甘い匂いが鼻腔をくすぐる。背中を撫で下ろして、制服の上からヒップを撫でる。アフン、と姉の鼻から溜め息が洩れた。
「も、もう駄目よ…感じちゃうから」
「あ、うん。じゃあ帰ろうか」
「ええ」
鮎美は嬉しそうに志郎の腕に腕を絡ませてもたれかかる。どこからみても恋人同士にしか見えない。鮎美は時々すれ違う友人にそれを見咎められると、嬉しそうに「そうよ、恋人よ」と自慢げに吹聴した。志郎はそんな姉のはしゃぎぶりを楽しく見守っていた。

駐車場に停めてある車に近付くと、綾奈は子供たちが腕を組んで歩いてくるのをみつけて微笑みを返してくる。その様子だと運転にも差し支えないだろう。
志郎のブレザーは畳んで助手席に置いてある。そして学園祭は終わりを告げた。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 7/13

官能小説
05 /18 2015

-7-

バカンス-陵辱の季節-第7章

今日は綾奈の付き添いで街に車で買い物に来ていた。
久しぶりに二人きりのデートということで綾奈ははしゃいでいた。息子と街で買い物をする、それだけで別に何かを期待しているわけではないのだが、何故か胸がときめいてしまう。それは家族の一員としての愛情というよりも恋に似ていた。強姦まがいに犯されて隷従を誓わされた今でも、その感情は変わらない。

今日の綾奈は志郎と街に出かけるというのでお洒落をしている。上半身はノースリーブのシースールーな白いブラウス。下着も肩紐の無いハーフカップの黒いブラジャー。肩には黒のカーディガンを掛けている。下半身はサテンのグレイっぽい短めの巻きスカートでパンティストッキングはつけない。パンティはブラとお揃いの黒のものをつけている。それに涼しげなサンダルを履いている。
髪はいつもストレートに伸ばしている綾奈には珍しく藤色のリボンで途中をとめている。
志郎も、わざわざお洒落に決めている綾奈に少なからず妥協していつものラフな格好ではなく、それなりにカジュアルな格好をしている。
彫りの深い美貌と刺激的なグラマラスボディをした美女が奔放な肌を露出した格好をしていると男たちのみならず女性たちも綾奈に視線を送ってくる。

車の運転席に座る綾奈を助手席から見るとまるで挑発している風にしか見えない。巻きスカートの布地の合わせ目から剥き出しの太腿が飛び出しているし、短い布地だけに膝を動かすとすぐに下着が顔を覗かせてしまう。

「ねえ、おかあさん」
「どうかしたの?志郎さん」

「それって挑発してるの?」

そう言いながら剥き出しの綾奈の太腿に手を伸ばした。綾奈の太腿を撫で回し素晴らしい感触を楽しみつつ尋ねる。

「パンティ、丸見えだよ」
「あん、触わっちゃダメ…きゃあ、見ないで」

デパートの立体駐車場の一角に停めた車の中で戯れあう二人。綾奈は若い思い人に揶揄されるたび悩ましい表情を見せて艶めかしく弾んだ声を上げる。

志郎は先に降りると、降りてくる美母を車のシートから引き上げて、立たせてやる。立っているだけで強烈なセックスアピールを発散している母の女として完成された美しさをあらためて感じざるをえない。我慢できず、志郎は美母を抱き寄せ唇を奪った。

「んっ…志郎さ…」

綾奈も志郎の求めに応じて体を預けてくる。香水の甘い匂いが志郎を痺れさせる。夢中で舌を絡ませて唾液を送り込む。美母も少年の要求に応えて流し込まれる唾液を呑み込んでいく。
互いにキスの味を堪能し尽くしてから、ようやく唇を離した。志郎は綾奈の装いもそうだが女としてのレベルの高さと、そういういい女を自由に出来るという事実に今更のように感動していた。

「おかあさん、とっても綺麗だ…」
「ありがとう。志郎さんに言われるのが一番嬉しい…」

志郎は珍しく照れている。綾奈は息子の不思議な表情を見あげて、少年が送る賛辞に頬を染めた。

志郎は美女の腰に腕を廻し抱きながら歩いた。エスカレーターを上がり、婦人服売り場に寄る。綾奈はこの繁華街にあるデパートに入っているブティックが気に入っていた。何着か選び、ときおり胸元にシャツをあてて鏡に映している。少し鏡に角度が付くだけでスカートの奥の方まで覗けてしまう。
志郎はこの衆目の見ている前で美母を羞恥責めに合わせることを想像して劣情を大いに昂ぶらせた。

「ねえ、これなんていいんじゃない」
「うーんちょっと派手じゃない?」

どうも露骨に胸元が開いているのは嫌なようだ。それなら今のように大胆に脚を晒しているのは何なのか。女心は分からない、というのが志郎の偽らざる感想だった。
ブティックを出ると水着のショップに入った。思えばあの浜辺での陵辱の時につけていた綾奈の水着もきわどいデザインだった。綾奈のグラマラスなボディにフィットした淫らな布地を忘れることが出来ない。

志郎は自分の選んだ水着を美母に着けさせて、それを剥ぎ取り、美女の中に思い切り精を放つ妄想を抱きながら綾奈を見た。美母は志郎の思惑など知らず、手近の水着を手にとって見比べている。

「ねえ、志郎さん。プールで着るのを選んで欲しいの」
「僕に?僕が選んでいいの」

「だって…、志郎さんに一番最初に見て欲しいから…」

ぽっと顔を赤らめる美母の仕種には淫蕩な気配を感じられた。志郎は甘い疼きを感じながら綾奈の美貌を見つめた。

「じゃあ僕が選んでいいんだね?」
「うん、お願いします」

とはいっても志郎は綾奈に破廉恥な水着を着けさせるつもりはなかった。美母の裸身を堪能するのは自分だけでいい。結局、ハイレグの青いワンピースの水着を綾奈のために選んだ。胸元から臍の辺りまで真ん中に広い裂け目が入っていて、前から見るとつなぎを脱いだような感覚だ。

「これでいいかな」
「うん、いいわ。ありがとう」

「ねえ、ちょっと着けてみてよ」

志郎は試着室のほうを指差して言った。

「え、ええ…いいわよ」
「僕が見張っててあげる」

綾奈は少年の選んだ水着を持ってヒールサンダルを脱いで、試着室のカーテンを閉じた。そして着衣を脱ぎ始めた。たよりない、ただ一枚のカーテンの向こうで志郎は、足元の隙間から綾奈の着替えの進行状況を確認していた。スカートが足元に落ちたとき、志郎はカーテンの端を開けて、頭だけ試着室の中に飛び込ませた。

「どう?もう着替えた?」
「きゃあっ、駄目よ…覗かないで」

下着姿の美女が試着室の中で背後の姿見に張り付くようにして恥ずかしそうに小さくなっている。黒の上下のお揃いの下着だけで試着室に立たされているかと思うと、羞恥心が煽られる。少年の欲情した視線が視姦するように肢体を舐め回し、突き刺さる。かあっ、と美貌を紅く染めていく。
几帳面な綾奈らしく着衣がたたまれて試着室の狭い空間の隅に積まれていた。

「大丈夫だからさっさと脱ぎなよ」
「そ、そんな…お願いですからカーテンを閉めて…」

「ここで犯してもいいんだぜ」
「ああ…そんな」

綾奈は志郎の言う通りするしかないと悟った。早くしないと、店員が気付くかもしれなかったし、他の客の前で肌を晒すことになるやも知れなかった。

「…脱ぎますわ」

美母は窮屈そうな胸元ではちきれんばかりに実っている見事な量感の乳房を黒の肩紐の無いハーフカップブラのフロントホックを外し、少年の目の前に開放する。双球が砲弾のような見事な形状で志郎の目の前に飛び出してくる。それはゆさっゆさっと志郎に触わってて欲しい、と言っているかのように淫らに揺れている。

「ああ…恥ずかしい」

ブラを床に落とすとお揃いのパンティに手を掛けて剥き下ろしていく。少し前かがみになり、乳房を揺らして背を反らせてたわわに実ったヒップからまるで一枚の皮膚を剥がすように下ろしていく。

「ぬ、脱いだわ」

全裸の美女が少年の見ている前でデパートの試着室の中でグラマーな裸身を晒していた。

「パンティを貰おうか」
「えっ…それは」

「ノーパンも涼しくていいよ、おかあさん」

ここへ来て、志郎の目論見を悟った。これが狙いだったのだ。今日の綾奈の短めの巻きスカートといういでたちでは、それはかなりきわどい賭けだ。綾奈の剥き出しの下半身を衆目のもとで陵辱しようというのだろう。

「ああ、意地悪…」

綾奈は脱いだばかりの志郎に渡した。志郎にはどうあっても逆らうことは許されない。少年は母の手の中の黒い布切れを奪うとカーテンを閉めた。

「おかあさんの水着姿早くみたいな」
「あ…はい、もう少しお待ちになって」

少年の姦計に簡単にはまってしまいうろたえ気味の綾奈。だが言われて、のろのろと綾奈は水着をつけてみた。志郎はどう評価するだろうか。それが心配だった。

「どうぞ…」

頼りなく揺れるカーテンの向こう側にいるはずの息子に声を掛ける。志郎はまた頭だけを布の中に入れてきた。そして美女の水着姿を鑑賞する。
綾奈の水着姿はそれなりにいい感じだ。長い脚はしなやかに伸びて白く輝いているし、胸元はもともと綾奈自身の乳房が大きいだけに挑発的なまでにその膨らみを露出している。また、ほとんど下腹の方まで臍より下の方まで前が開いて白く引き締った美母の腹の美しさを際立たせている。

「ああ、とっても似合うよ。プールが楽しみだね」
「そ、そう?ありがとう」

綾奈は胸元やハイレグの脚の付根付近に注がれる少年の視線を痛いほど感じて紅く頬を染めている。綾奈自身はワンピースタイプなので胸元から腹を除けば露出が少ない。志郎の選択に満足していた。

「じゃあ、決まりだね」
「ええ、ありがとう…あ、あの志郎さん」

「なに?」
「パ、ハンティを…返してくださらない」

「駄目だよ、これはお仕置きなんだからね」
「え…何のですか?」

「綾奈が俺以外の男に足や下着を見せ付けようとしたことのね」

言外に綾奈が今日のような足を露出するデザインの装いをしたことを責めているのだ。駐車場の車中でも言われたことを思い出していた。

"挑発してるの…それ"

志郎と一緒にデートを楽しめると思って選んだ失敗だった。綾奈は少年の不興をかっていると思い込み、悄然とうなだれた。

「も…申し訳ありません」
「分かったね?じゃあ早く着替えて」

「はい…ごめんなさい、志郎さん」

綾奈はたった今着たばかりの水着を脱ぎ始めた。今度は志郎が見ていても平気だった。呼び捨てにされたときから、母から性奴へと意識が変わっていたのだ。自然に、従属の意志を込めた受け答えをしていた。志郎に見せ付けるかのように肌を晒した。そして、奪われた下着のこと、それがもたらす恥辱のことを考えると媚肉の奥が妬け付くような感覚が蘇ってくる。

「あぁん…」

剥き出しの乳房の膨らみをかかえて身悶える綾奈。それを楽しげに見守る少年。志郎はカーテンを閉じて、母が出てくるのを待った。

「お待たせしました」
「へへ、ノーパンもいいだろ?綾奈」

「はい…恥ずかしいです」

美女の目元が潤んで妖しい雰囲気を醸し出している。志郎は綾奈の腰に腕を廻して自分の女であることを周囲にアピールした。綾奈は短めの巻きスカートの裾が気になって仕方が無い。
志郎は綾奈を抱き寄せながらスカートの正面を捲くった。綾奈はその動きに全身を硬直させる。志郎の胸にすがり付き、少年の指が剥き出しになった恥毛をシャリシャリと掻き撫でるのに耐えた。

「ノーパンはいいな、すぐオマンコをいじれるしね」
「ひぃぃ…」

綾奈の女の中心を少年の指が犯してくる。下着をつけずに試着室を出たときから蜜壷は潤いを増してきて、少年の指の侵入を容易く許してしまう。愛撫を待ちきれなそうに秘所を犯す指を締め付ける。さらに卑猥な四文字言葉を耳元で囁かれて言葉で嬲りものにされ、綾奈の性感はすぐに臨界点まで登りつめそうになる。

「凄い締め付けだね、おかあさん」
「ああ、お願い…です…指を抜いてぇ」

志郎は綾奈がイキそうなのを見てとると、指を抜いた。美女の蜜壷から抜いた指にはべっとりに透明な愛蜜が絡み付いていた。それを口に含んで舐める。塩っぽい磯の香りの成熟した女の味がする。姉のものとはまた違う。

「美味いね、綾奈の蜜は」
「ああっ、嫌っ…」

綾奈は淫猥な評価にブルブルと体を震わせる。絶頂を迎える寸前で放りだされたため、媚肉が綾奈の意志に逆らって貪欲に収縮を繰り返して、肉体に男を迎え入れるように命令しているかのようだ。

「勘違いしないでね、おかあさん」
「え、…なに?」

「おかあさんの今日のオシャレ、とっても素敵だからね」
「そ、そうなの」

「ああ、こんなふうに楽しめるしね。ねぇ?」

今度は後ろから剥き出しのヒップを撫でてくる。尻肉の丸みに沿って撫で上げられ綾奈には志郎の肩にすがって息を整えることしか返答のしようが無かった。

レジで水着をようやく購入し、志郎は綾奈を連れてぶらぶらと歩いた。せっかく、ノーパンの美女がいるのにどうやって、楽しもうか考えながら書店に来た。
客の多い店で綾奈を辱めてやるか…。
志郎は書店の雑誌コーナーの方に近付きながらぼんやりと考えていた。綾奈はフロア中の客全ての視線が自分に向けられているという錯覚を覚えて羞恥に頬を染める。実際、突然あらわれた美女の艶めかしい姿に色めき立つ客たちはそれぞれの思惑と期待を込めた視線を綾奈に向けてきていた。男たちは欲情に目を血走らせて、女たちは露出過多な装いに身を包んだ同性に対する蔑みを込めて。なかには露骨に剥き出しの太腿に視線を注ぐ男性客もいた。

少年たちが床に腰を下ろしそうな格好で座りながら雑誌を読んでいる前で、足を停める。そして、何食わぬ顔で少年たちの前にある雑誌に手を伸ばし自分も読み始める。
「ね、志郎さん…志郎さんってば…」
ここでも綾奈は注目の的だ。背後に近付いた女の香りに振り返った少年たちが
女の剥き出しの太腿に無遠慮な視線を投げ掛け、そして気付く。少年は真下から綾奈のスカートの中を凝視している。そして、女の美貌とそして胸の膨らみと、そして目の前のスカートの中の剥き出しの女陰と恥毛の生えっぷりに視線を忙しく行き来させ始める。手に握っている漫画雑誌も取り落とさんばかりだ。
綾奈は無論、目の前の少年たちが下着を着けていない女のスカートの中を見ているのにすぐに気付いて、美貌を喘がせる。頼みの綱は志郎だけなのに、その肝心の志郎は美母の恥辱に喘ぐ様をときどき横目で盗み見ながら、それでも放っておく。

「し、志郎さん…許して」

綾奈はもうほとんど限界だった。少年たちがただ、見ているだけでなく、手を伸ばしてきたらどうしたらよいのか。それに目の前で雑誌を広げる少年たちの視線に気付いた周りの大人たちも綾奈のスカートの裾からはみ出した見事な太腿に視線を集めている。中には露骨にじろじろと鑑賞を始める者もいる。
フロア全体の視線を集めているかのような、その視線全部が綾奈をはしたない牝犬だと責め立てているような錯覚すら覚えて、ガクガクと脚を竦ませるばかりだった。

「も、もう…駄目」

志郎はその声を聞くと、すぐに雑誌を投げ捨てると、陥落寸前の綾奈を連れて書店から去った。他の男たちが熱い視線で追い縋るなか、無視して美女を連れて行く。さいわい、誰も追ってこない。
そして階段付近の化粧室まで来ると他に人のいないことを確かめて、紳士用トイレに綾奈の手を引いて強引に連れ込む。トイレの個室の中に二人で入ると鍵を下ろした。二人きりになると綾奈は気を許したのか志郎にしがみついてくる。

「ああ…ひどいわ…志郎さん」
「でも感じたんだろ?楽しんだんでしょ、男たちの視線を」

「あ、あんな、嫌…」

名も知らぬ男たちの視線の痛いような突き刺さる視線を思い出して下肢をわななかせる。二人だけの個室でようやく気を緩めたのか、美母の方から積極的な接吻を仕掛けてくる。志郎もそれに応える。

「よっぽど欲しそうだね、綾奈」

今の綾奈は貪欲な牝そのものだった。志郎の舌を吸い立てながら命令してもいないのに片手で少年の怒張をスラックスの上からその形をなぞり、指の感触だけでジッパーを探し当て、引き降ろしていく。志郎の下着の間から勢いのついた逞しい肉茎を掴み出すと、細い手の中に握り締め、上下に扱き出す。

「あん、ああん、欲しいんです、早くゥ」
「せっかちだな…」

志郎は便器の上に座り、美母に膝の上に跨らせる。

「自分で入れるんだね」
「ああ…、入れます…志郎さん、ごめんなさい」

綾奈は息子の膝の上に跨ると剥き出しの女陰の狭間に志郎の肉茎を導くと腰を落としていく。怒張が呑込まれるように綾奈の中に収まっていく。

「ひぃぃぃ、イイッ、いいのぉ、志郎さんの…いいの」

美母は場所も忘れてよがり声をあげる。尻をプリプリと淫らに振って怒張を締め上げる。志郎も負けじとばかりに、下からズンズンッと蜜壷を突き上げる。

「あんっああんっ、イクゥ…いっちゃうの…」
「早いよ、おかあさん」

「そんな、ああん、でも、イ…ク…」

綾奈は志郎が射精するのを待てずに絶頂を極めていた。少年にしがみついて、膣襞で肉棒を食いちぎらんばかりに締め上げ、ブルブルッ、ブルブルッと腰を痙攣させては絶頂を噛み締めている。

「俺より先にイクなんて許せないな、綾奈」
「アフン、アハァ…ン、ご、ごめんなさい…ああ、またいっちゃうぅ…」

よがり声を上げる性奴を蔑むように見つめる志郎は美母のよく発達した尻肉を掴むと、女の中から怒張を引き抜いていく。

「い、いやぁ…抜かないでェ」

淫らな悲鳴を無視して美女の愛蜜に濡れた剛直が媚肉の狭間から外に飛び出した。綾奈は悦楽から引き離され、荒いため息を吐いて志郎を恨みがましい眼差しで見つめ返している。

「犯して欲しかったら後ろを向くんだ」
「く、ください」

美母は背後の壁にすがるように手をついて裸の尻を高々と息子の方に差し上げる。美麗な綾奈の太腿を愛蜜のしずくが一筋に流れていく。志郎は美母の尻肉の割れ目を指先で広げるとグショ濡れの媚肉の上でひくひくと誘うように蠢いている菊門を眺め、蜜液で指先を湿らすと中心に当てて押し揉む。

「あっああ、そ、そこはダメです…」

拒絶の言葉を吐いて脅える美母の声を聞くのは楽しい。この声を聞くともっともっと苛めてやりたくなる。彼女もそれを望んでいるのだから。

「こっちは"処女"なんだ…?」
「いやぁ…ゆ、許してください…」

「俺が初めての男になってやるよ」

綾奈が嫌がるのも聞き流して、既に綾奈自身の蜜で濡れた怒張を菊門の中心に添えると少しずつ力を込めていく。息子の凶行から逃げようとする美母の尻を爪を食い込ませながらしっかりと掴むと、グイッとばかりに突き入れる。

「痛いっ、痛いわ…だめぇ」
「初めだけだよ、すぐに気持ち良くなるって」

少年が美母の窮屈な後ろの肉洞をメリメリ、と引き裂いていくと、激しい痛みに襲われるのか、綾奈は悲鳴を高くあげる。ここが、デパートの紳士用トイレの一室であることも忘れて。

「も、もう、許して…ください」
「まだ、半分も入ってないよ」

「ああ…勘弁して…」

美女の菊花は無残にも裂傷を引き起こしているのか無理矢理に捻じ込まれた肉棒との間から血が流れ出していた。それが志郎の獣欲をより昂ぶらせる。血を見て美女を陵辱している実感に酔い痴れているのだ。

「あっ…ひぃ…はぁん…むぅ…」

荒い鼻息とともに意味不明の言葉を吐いて体の中心を引き裂かれる激痛に耐えている綾奈だったが、不思議なことに陵辱の度合いが深まれば深まるほど、媚肉はカッカと燃え上がり、秘苑の奥から愛蜜が溢れ出してくる。
とうとう少年の剛直を根元まで、菊門で受け入れてしまった。

「凄いね、ぜんぶ入っちゃったよ」
「ああ…ああん、だめぇ」

「ふふっ、オマンコ、凄く熱いよ。こんなに濡らしてる」
「そんな…うっ…うう」

志郎と直腸で繋がったまま綾奈は媚肉を抉られていつしか官能の渦に呑み込まれていた。恥ずかしい排泄器官の"処女"までも奪われ、もう何もかも諦めたような思いに囚われている。
さらには、先程までは痛みしかおぼえなかった、無理矢理突き破られた肉棒を精一杯に開いて受け止めている菊花の粘膜がジーンと痺れたように熱く火照って、その熱はそのまま媚肉を焦がしていく。

「千切れそうだ…そんなに締めないでよ」
「ちが…違いま…す…くぅぅん」

二本の指で深々と貫かれ、そのまま指先が綾奈の体の深いところで粘膜越しに菊花を散らした肉棒と触れ合う感触に綾奈は狂いそうになる。息の詰まりそうな圧迫感と下腹に込み上げる悪寒とで自分自身を見失いそうだった。
「ああん、熱いわ…感じちゃうぅ…いい…」
はっきりと官能の疼きを認めて快感を訴え始める綾奈。志郎も直腸を無意識に締め上げる美母の粘膜の動きに、菊門深く埋め込んだままの怒張を込み上げる放出の欲求に堪えていた。

「ああ…、たまんないよ…おかあさんのお尻」
「あはん、いいの…綾奈、感じちゃうぅ…」

「か、おかあさん…出す、出すよ…」
「あん、ああん…志郎さん、私も…イク…イクぅ…」

志郎は美母の腰を掴んだまま綾奈の直腸深く精を放出する。
綾奈は躯の奥深くに打ち付ける熱水を感じながら絶頂へと登り詰めていく。トイレの後ろの壁に縋り付き、そのまま崩れ落ちそうな肢体をしなやかな両足を張り詰めて支えているのかやっとだというのに、息子の肉棒が突き刺さったままの尻を知らないうちに小刻みに振って志郎の腰の動きを催促していた。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 6/13

官能小説
05 /18 2015
-6-

バカンス-陵辱の季節-第6章

鮎美と一緒に歩いていると男たちの誰もが鮎美に視線を送ってくる。セミロングのウエーブのかかったつややかな黒髪と整った大人びた顔立ちの美少女は実際かなりいい線をいっている。加えてブラウスの胸の膨らみはかなりのものだったし、裾を短く詰めたミニスカートから伸びる形のいい脚のラインも絶妙なバランスを与えている。
こんな美少女を我が物にして好きなように扱える特権を自分だけ一人占めしている気分といったら最高だ。だが、自分の言うことを忠実に聞く牝奴隷に仕立て上げるには未だ調教が足りない。犯して犯しぬいて服従させて母親と同じ血筋に眠るマゾ性に目覚めさせなければ。

「姉さん始めようか」
「ね、ねえっどうしても脱がないとダメなの?」

志郎の前で制服の美少女が羞恥に喘いでいる。姉の部屋の勉強机に腰を下ろして姉が困ったような美貌を歪めているのを楽しそうに見守っている。

「脱がないと汁がついちゃうよ。それでもいいなら構わないけど」
「そうね、…わかったわ」

鮎美は観念して制服のリボンに手を掛けると衣擦れの音を立てて抜き取った。弟は楽しそうな表情を浮かべて姉のストリップを鑑賞している。美姉は弟が薄笑いを浮かべて着替えを見ているのを知って屈辱にブラウスのボタンを外す指をわななかせる。スカートの留め金を外しながら志郎の視線を咎める。

「女性の着替えを楽しむものではなくてよ」
「姉さんは俺の女だからいいんだよ」

「私は貴方の所有物ではないのよ」
「へえ?じゃあこれから何をしようというの。俺のチンポが欲しいんだろ?おしゃぶりしたいんだろ」

「やめてっ!!」

弟の口から野卑な言葉が飛び出すのが耐えられない。まるで人が変わってしまったかのように冷たく荒っぽい弟の態度が信じられない。

「姉さんはこれが欲しいんだろ?」

そう言ってジーンズのジッパーを下ろすと怒張を姉の目の前に晒す。その肉の棒は隆々とそびえて、志郎の手の中でビクッビクッと脈打っている。

「いや…見せないで」
「俺の女だったら咥えるんだよ、…鮎美」

はっ、と志郎を見据える。しかしすぐ視線をそらせてしまう。確かに志郎を求めて我を忘れるほどに自分を慰める姿を目撃されて処女を半ば強引に奪われ、それでいながら躯は快感を貪ってしまった。その事実を突き付けられると、もう志郎の言うことを拒否できないと思った。
呼び捨てにされると無償に血が騒いで興奮してしまう自分が恐い。

「おかあさんのやるようにやればいいんだよ」
「おかあさん…何故?」

志郎は震えている鮎美の腕を掴むと半裸の姉を抱き寄せる。そして無抵抗な姉の唇を奪う。腕を廻して鮎美の躯を執拗にまさぐる。女になりたての姉の肌は掌に吸い付くような堪らない感触をかえしてくる。唇を重ねながらパンティの上から秘唇を責め立てると、ビクッ、と身を堅くする。

「あふっ…ダメぇ…」
「言うことを聞くんだよ、鮎美」

隆々とした肉棹が咥えてくれと言わんばかりに姉の前に突き付けられる。それを見ていると何故か吸い寄せられるような錯覚を憶えてふらふらと弟の足元に跪き、凶々しくそそり立つ肉棒と対面していた。ぼーっと酩酊に近い混乱した意識のまま弟の男根に手を伸ばしていた。

「ああ、凄い…とっても熱いわ」
「へへ、気に入ったかい?姉さんの処女を奪ったんだぜ、これで」

「これが私の中に…ああ太い…こんな凄いものが私の中に…」

鮎美は透明な滴を先端から溢れさせてピンク色に輝いている怒張を上下に撫でながら興奮していた。そして徐々に吸い寄せられるように唇を肉棒の先端に触れさせる。舌先をおずおずと怒張に絡め出すと、もう何か自分の中で責め立てられるものを感じて、可憐な唇を精一杯に広げて弟の男根を咥え始めていた。「ああ…堪んないよ、姉さんのおしゃぶり」

「気持ちいいの?こうすると?」
「ああ、姉さん…凄く感じるよ、気持ちイイ」

鮎美は弟が自分の行為に感じて気持ち良さを訴え始めているのを見ると、もっと志郎を悦ばせてあげたくて熱心に肉棒に舌を絡ませていく。

「くぅ…出そうだ、姉さん」
「いいわよ、志郎クン。姉さんの…お口に出して」

「いいの?ああ、で、出るぅ…」

志郎は拙い奉仕ながらも憧れの姉が自らすすんで咥えてくれ、あまつさえ呑んでくれると申し出てくれたことに感激していた。その一方で姉がまた一歩、性奴へと堕ちたことに手応えを感じていた。
美姉の頭を掻きい抱き、喉奥まで怒張を突き立てる。姉がもがくのを無視して肉棒で強引に姉の口腔を犯していく。鮎美は自ら凶器をすすんで咥え、そして精を呑むことを申し出たのに、弟が自分の好意を無にするような荒々しい責めで応えたことに一瞬驚き、だが、喉を肉棒で塞がれる苦しみにもう、そんなことを考えている余裕はなかった。

「へへ、いいぜ、鮎美。鮎美の口の中、最高だぜ」

姉の口腔を性器に見立てて腰を激烈に突き入れる志郎。その間も粘っこい液体が姉の口の中を汚していく。
しかし、荒々しく責め立てられるほどに躯の中心から湧き出してくる悦楽の悪寒に全身が震えて拒もうとしたいのに腕に全くといっていいほど力が入らず弟の凶行を許してしまう。それどころか躯に火がついたかのように、熱いものが込み上げてきて、媚肉の奥の方から蜜が溢れ出してくるのを感じていた。

"こんな、こんな私、違う…"

喉奥に突き立てられた怒張の噴射が始まると意識が朦朧として太腿を擦り合わせていた。喉を直撃した熱い液体を呑み干しながら美貌を火照らせて自分が弟の男根を咥えながら感じてしまっていることを絶望的に悟っていた。
精を思いのまま姉の中にぶちまけ、そのままの勢いを保っている怒張を、鮎美の唇から引き抜き、姉の美貌に突き付ける。

「後始末もちゃんとするんだぜ、鮎美」
「ああ…志郎クン」

鮎美は精をすっかり吐き出した肉棒を見上げる姉の視線はトロンとまるで霞がかかったかのようにぼんやりとしている。だが、目元は涙を滲ませながらも凄絶なエロティックな輝きを見せている。

「ほら、咥えな」
「…はい」

足元に視線を落とすと跪いた美少女が下着姿も露わな格好で必死になって男のものを咥えている。拙い動きながらも弟の欲望を満足させようと必死になっている。それでいながら、形の良い太腿の間を擦り合わせては、咥えた肉棒への奉仕の動きに合わせて腰をうねらせている。

「咥えながら感じてるんだね?姉さん」
「!!」

「へへ、姉さんもマゾなんだ…?男のものに奉仕して濡らしてるなんて」
「ち、違うわ…」

弟の男根から唇を離して上目遣いに抗議するその表情は今にも泣き出しそうだ。

「そうかな、確かめてみようよ。さあ、立って」

そう言って姉の腕を取って引き立たせる。鮎美は自らの淫蕩さを暴かれる恥辱に脅えていた。志郎は姉のパンティに手を掛けようと手を伸ばす。

「イヤッ…脱がさないで」

弟の手を掴んで必死になってもがいている。志郎が強引に姉の手を振りほどくと勢いあまって鮎美は床に崩れ落ちる。

「ああっ…い、痛い…やめて」

床の上に倒れた姉の躯を難なく捻じ伏せると今度こそ確実に姉の下着に手を掛けて剥き下ろしていく。うつ伏せの姿勢で後ろ手に腕をねじ上げられ、

「姉さん…往生際が悪いな」
「やあっ、嫌なの…やめてぇ」

程よく引き締ったヒップの丸みを布地が滑り落ちていく。ピンク色に上気した肌は少女らしい瑞々しい光沢とミルクのような甘い芳香を放っている。その光景をしっかりと眼に焼き付けながら姉の尻からパンティをむしり取った。

「いや…許してぇ」
「へへ…姉さんのパンティだ。どれどれ」

「駄目っ、見ないで…お願い」

果たして姉の下着のクロッチの部分はねっとりと甘酸っぱい匂いのする蜜に塗れて、しっとりと濡れていた。

「へへ、なんだ。やっぱし濡らしてるじゃないか」
「嫌ぁ…」

「姉さんもマゾだったんだ…間違いないよ」
「そんな…違う、違います」

「じゃあ、なんで濡れてるんだい」

姉の涙に濡れる美貌に、姉の淫蕩さの証明たる濡れた下着を突き付けながら問いただす。鮎美はただ弱々しく首を振るばかりだ。
志郎は剥き出しになった姉の魅力的なヒップに手を伸ばし撫で上げる。

「ああ、姉さんのヒップ、最高だね。このボリュームも堪んないよ」
「ひぃっ…やぁっ…」

鮎美は弟のてのひらで尻の丸みを好い様に撫で回され恥辱に悲鳴を上げている。
無遠慮に美少女の恥ずかしい部分を弄んでは姉の反応を楽しんでいる。

「もう堪んないよ、姉さん。入れてもいいだろ?こんなに濡れてるんだし」
「や、やぁ…」

秘唇を広げると愛蜜が指先にまつわり付く。
美少女のヒップを両手で掴むと目の前に持ち上げ、既にはちきれんばかりの勢いを取り戻している怒張の切っ先を鮎美の媚肉の合わせ目に押し当てる。

「ああっ」
「入れるよ、鮎美」

バックから犯される鮎美。後ろから弟を受け入れ喘いでいる。勢いよく貫かれるたび、ハァッ、ハァッと息を吐いて肉棒が肉襞を擦り立てる感触に堪えている。

「あぁっああ…」

このところたて続けに犯され続けて、ただ弟の欲望器官を受け入れて堪えるだけでなく別の感覚が湧きあがってくるのを感じていた。しかしそれを認めてしまっては自分が弟の言うとおり淫蕩なマゾであることを認めてしまう。媚肉を貫かれるたびに湧き上る快感を必死に押し止めようとする。だがその試みは必ずしも上手くいかず、思わず極まった溜め息を洩らしてしまう。

「どうだい?いいんだろう、鮎美」
「んっ、んくっ…ひぁっ…あん」

なかなか官能を認めようとしない鮎美の悶え方を楽しげに見下ろしながら姉の背筋に指を這い登らせてブラに包まれた乳房をすくい取る。底から揉みにじり爪を食い込ませて掴みながら怒張を抉りこむ。

「あっあんっ…いやっ…」
「姉さんのオッパイ大きくて好きだよ」

「そんな…はぁん…ああっいやぁ」
もう駄目だった。感じやすい胸を揉みしだかれて貫かれると、どうにも抑え切れない。

「ね、ねぇっ…あんっ私…」
「へへ感じてるんだ?姉さん」

「あん…志郎クン…いいっ…いいの」
もう抑えはきかなかった。自ら尻を振って弟の責めを求めていた。

「ああ、やっぱり鮎美もマゾだったんだね」

ボリュームのある姉の乳房を揉み潰して姉を屈服させたことを実感させている。尻を打ち付ける恥ずかしい音が室内にこだまして鮎美の性感を追い込んでいく。

「ハァン、アンッ…イイッ…いいのぉ」
「ああ、出すぜ、鮎美。」

「きて…鮎美の中に…」

姉の求める声に合わせて射精する。ドクッ、ドクッ、と勢いのある精を鮎美の子宮に叩き付けていく。

「俺の女だぜ、鮎美」
「鮎美はあなたの女よ、奴隷にして…」

美少女の尻肉に爪を立てて服従を迫ると、鮎美もみずから隷従を誓う。もう志郎なしには生きられない、と思った。性奴に堕ちてもいい、弟のそばにいられるのなら…。

「ああっ…熱い…」

内臓を抉りぬく剛直の熱に焼かれてプリプリと尻を振る鮎美はいたいけな性奴そのものだった。志郎は姉を完全に屈服させたことを感じていた。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 5/13

官能小説
05 /18 2015
-5-

バカンス-陵辱の季節-第5章

浴室から脱衣所に逃げるようにして上がると躯の水気を拭くのもそこそこにしてバスタオル一枚という艶めかしい格好のまま、階段を上がり自分の部屋に飛び込んだ。そして扉を背にしばし立ち竦んだ。まだ息が荒い。胸の上に手を置いて深呼吸する。息は穏やかになってきた。だけども手の震えは止まらない。

ときどき誰も聞いていないことを確認できたときに自分の中に目覚めつつある"何か"を指先で慰めることはあった。それが愛する弟の股間で屹立する男根を目にしたとき、不意にそれが目覚め、鮎美自身"何か"に支配されていた。そして強く弟の男性を意識するとともに理性の箍はあっさりと崩壊していた。鮎美はそれが自分が母親から受け継いだ淫蕩なマゾの血の所為であることを知らなかった。
日頃からあまりに近く弟と接しているが為に弟も一人の男性であることを理解していなかっただけなのだと思う。志郎と冗談交じりに自らの裸身の評価を聞いたとき感じた落胆がそうさせたのなら、それは自分の責任であって決して弟の所為ではない。

ベッドに躯を投げ出し、瞼を閉じた。

「綺麗だ、おねえさんのカラダ…」

弟の声が蘇ってくる。そうすると躯が熱くなってくる。弟の男根を握った手で肩を抱く。そうすると弟に躯を弄られているかのような錯覚すら覚えてくる。志郎の視線が肌に突き刺さる感覚に頬がカーッと熱くなる。

「変よ、こんなのって…」

正直、弟と顔を合わせたときいつも通りに振る舞えるのか自信が持てない。何気ない会話の最中にでも"何か"が目覚めてしまったらと思うと、恐ろしくなる。「いや、いやだ…」
そこへ母が弟の男根を咥えるシーンが予告無く脳裏に蘇る。母はそれをすることを悦んでいた。血管の浮き出た肉茎を美味しそうに舐めていた。そしてそれが出した何かをミルクでも飲むように嚥下していた。そのときの母の恍惚とした表情を見て羨ましいと思った。気がつけば弟の男根を握った指を夢中でしゃぶっていた。一方の手は股間に伸びて、処女の秘唇を嬲っている。

「ああん…欲しいの…志郎クン…きて」

"恥ずかしい…でも志郎クンに見て欲しい…私の本当の姿"
"そんなのダメぇ…志郎クンにだけは知られたくない…こんな浅ましい姿"

浴室での母の凄絶な淫らさを見せつけられた所為で勢いを増して表に脱け出そうとするマゾの本能と、砕け散ってしまいそうな理性との板挟みになっていた。
思いとは裏腹な指が未知の官能を求めて処女の媚肉を慰めていた。

「いい…いいの、ああんっイクぅ…いっちゃう…」

弟の視線を思い出しながら激しいオルガスムに肢体を硬直させる。ピーンと張った背筋を反らせながらも指は女芯を強くこすりあげていた。

翌日、食卓で朝食を摂っていると志郎が階段を降りてきて、鮎美の正面の席に腰掛けた。鮎美は昨晩のオナニーが後を引いて弟の視線が気になって仕方がなかった。何気なくトーストをかじる志郎が視線で制服の上から犯されるような錯覚を覚えるのだ。鮎美はそれが錯覚にすぎないと分かっていてもいつもだったら屈託のない表情を見せて朝のひとときを過ごせるのに今日に限っては気まずい思いをしながら視線を反らせていた。普段なら一緒に家を出るのだが、その日は志郎と一緒にいるのが居たたまれなくなって、先に席を立つ。鞄を取って玄関に向かう。

「あっ、待ってよ。僕も一緒に出るよ」
玄関で靴を履いていると、志郎が駆けつけてくる。まだトーストの半分をくわえたままだ。

「昨日はごめんね」
「えっ」

志郎は玄関の上がり口に腰を下ろして姉の美しい制服姿を見上げながら呟いた。セミロングの髪はヌメヌメと光り輝いて波うち、半袖のブラウスは良く見れば下着が透けてみえる。制服のミニスカートからは健康そうな太腿が惜しげも晒されている。手を伸ばせばすぐに触われる位置にそれはある。志郎は姉の何気ない日常の官能美を鑑賞する。

「お姉さんのハダカ、とっても綺麗だったよ」
「えっ?」

「オッパイもお尻も…アソコもね」

不意にかけられた言葉にかあっ、と顔が紅くなる。やはり全部見られていたのだ。志郎の視線が制服の胸に食い入る気配に思わず鞄を胸に抱き締める。そして太腿もぴったりと閉じ合わせた。昨夜の母の痴態を思い出すと無意識に太腿を擦り合わせていた。

「もう、忘れて、ねぇ」

姉の羞恥に喘ぐ姿を楽しそうに見ながら言葉で追打ちをかける。

「やっぱしお母さんの娘だよね、裸もそっくりだったし」
「恥ずかしいから、やめて…」

「ああ、ごめん」

志郎は靴を履き終えると立ち上がり姉の手を取ってドアを開けた。二人は同じバスで通っている。最寄りの駅までは一緒だ。バス停まで一緒に歩いていく。鮎美はドキドキと胸の鼓動が早く打つのを聞いていた。志郎に握られた手に引っ張られるように歩いていた。握られた手が熱い。それは体温のせいでも日差しのせいでもないことは分かっていた。
やがてバスが着いた。今日も混雑している。二人は何とか立つ位置を確保した。志郎は姉をかばうようにその華奢な躯を抱き締める。いつものことだ。それなのに鮎美は弟の腕の中で恥ずかしさに震えていた。

「あ…んっ」

胸と胸を合わせているせいでバスが揺れるたびに乳房の膨らみが志郎の胸板で潰れて、そのたびに甘い疼きがはしる。それに窮屈な脚の間に弟の脚が挟まって、下着越しに小刻みに女芯を嬲られる。思わず甘い吐息を洩らしてしまう。結局、駅に着いたときには下着を濡らしてしまっていた。

帰宅すると弟はポロシャツにジーンズというラフな格好で居間にいた。姉の姿を見とめると「おかえりなさい」と声を掛けてくる。鮎美はほっとした。いつも通りの可愛い弟に戻っているみたいだ。だいたい、今朝のあれは自分の錯覚が招いた結果なのだから、弟に何の科もあるわけではないし。

「今日は勉強教えてくれる約束だったよね」
「あ、そうだったわね。じゃあ後で部屋に来て、姉さん着替えるから」

「うん」
「覗いちゃダメよ」

もちろん冗談だ。志郎に着替えを覗かれたことなど一度も無い。ふざけて笑う弟の顔を見ていると温かい気分に包まれてくる。言われて思い出したが、今日は弟に勉強を教える約束をしていた。いつも鮎美の部屋で授業をしている。二人きりの濃密な時間だ。
階段を上がり自分の部屋に入ってドアを閉めた。勉強机の上に鞄を静かに置いた。そして鏡の前で制服を脱ぎはじめる。胸元のリボンを外すと、スカートを床に落さないようにしながら脱いで、ハンガーに掛ける。ブラウスのボタンを外してそれもハンガーに掛けた。下着姿のまま鏡に映る自分の姿に見入った。今日、何度思い出しただろう志郎の言葉がまた蘇る。

「…ハダカ、とっても綺麗だったよ…」
「オッパイもお尻も…アソコもね」

ブラジャーを外してみる。下着の束縛を離れた膨らみはゆさゆさと揺れるもののまったく型崩れも無く丸みを保っている。パンティに手を掛けた。するり、と長い脚を滑らせて、片足ずつ抜き取った。下腹の茂みはまだ淡い。その下で処女の女芯が息づいていた。

「綺麗?私のオッパイ」

乳房の両の膨らみを底から掬い上げ手の中に収めようとする。が、張りがあってしかもよく実っている膨らみは鮎美の手の中には収まりきらないほどだ。
自分で自分の乳房を掴んでいる姿が鏡に映っている。その姿は昨晩の母の痴態を思い出させる。女子高生には似つかわしくないほど淫らだった。

「お尻も…」

乳房から手を離すと腰からヒップにかれて手を滑らせる。くるりと振り返り、鏡でヒップの様子を確かめる。ツン、上を向いた尻肉は目映い光沢を放っている。その割れ目に指を添え広げてみた。

「こ、こんな姿見られたら…ああっ…」

菊門から秘部にかけてが鏡の前で露わになる。鮎美は無意識に鏡に向かって腰を突き出すような格好を取り尻の割れ目を広げていた指を媚肉の狭間に添えた。

「…アソコも…綺麗…?」

鏡には細い指先で広げられた処女の淡いピンク色の媚肉が映っていた。その中心からは淫らな蜜がトロトロと零れだしていた。
ここにはいるはずのない弟の視線が媚肉の中心を犯すのを感じて鮎美はガクガクと突っ張った脚を震わせて喘いだ。倒れそうになる上体を机の端に手を付いて支え、危ういバランスで長い脚を開いていった。

「あんっだめぇ見ないで…いやぁ」

自分の他には誰もいないはずの個室で鮎美は全裸のまま淫らに指を動かしては快楽を貪っていた。弟と家庭教師の約束をしていたことも忘れて。弟がこっそり開けたドアの向こうからその痴態のすべてを覗いていることも知らずに。

志郎は姉の着替えがとっくに終わっていると思って階段を上がる。母は買い物に出たまま未だ戻ってはいなかった。ドアを叩こうとして中で何かの動く音を聞いた。当然、姉の鮎美以外ではありえない。志郎はこっそり音を立てないようにしてドアをわずかに開けた。そして姉の淫らな姿を見てしまった。姉が自分の言葉を反芻しながら指を動かしてオナニーに耽ける姿はこの上もなく美しかった。

いつしか志郎の勉強を見てやることなど頭から消え去っていた。胸の双球をプルンプルンと揺すり立てて指で女芯を擦り上げるのに忙しくて、ドアがゆっくりと音も立てず開いていくのを気が付くことはなかった。

「おねえさん、お姉さんのハダカとっても綺麗だね」
快楽を貪る鮎美の背中から弟の声が投げ掛けられる。

「えっ、あ…嫌ァ!!」

その途端慌てた鮎美は姿勢の危ういバランスを崩して床に前のめりに倒れてしまう。咄嗟に机の端に手を伸ばそうと試みたもののそれは叶わずに無理な姿勢のまま倒れる。

「きゃあっ…」
一声あげて気を失ってしまう。

「おねえさん?大丈夫?」

志郎は床に倒れたままの姉の肢体に近付く。姉の細腕を取って肩を抱いて起こそうとする。鮎美はう、うーん、と息を洩らしているものの起きなかった。

「良かった。息はしてる…」

でも、腕の中の姉の裸身はまるで美しいオブジェかなにかのようだ。志郎は姉の裸身を慎重に抱き上げるとベッドの上に横たえた。
あらためて姉の躯を鑑賞する。美しい顔にはセミロングの髪の毛が1、2本張り付いている。全身が汗でしっとりと濡れた肢体は妖しい光沢を放っている。胸の隆起がいやらしくプルル、プルルンと浅い呼吸に合わせて震えている。放恣に投げ出された二本の太腿の肉感もたまらない。露わにされている股間の茂みは淡いものの逆三角形に繁っている。そしてその下に息づく処女の媚肉の狭間からは愛蜜が溢れ出して、太腿の付根をびしょびしょに濡らしていた。そして姉の肌から漂う甘い匂いが志郎の獣欲を刺激する。ゴクッ、と唾を飲み込んでおそるおそる震える姉の乳房に手を伸ばした。

「あ…ふ…」

志郎の掌が姉の乳房を鷲づかみにした。そしてゆっくりとその感触を味わうように揉みしだいた。鮎美は気を失っているものの柔肌に加わる陵辱を敏感に感じているのか溜め息を漏らしている。志郎は柔らかい、でも手に吸い付くような肌の張りを感じて興奮する。美母の乳房の感触とは明らかに匂いも手触りも違っていた。志郎は姉の乳房を慎重に揉みしだきながら気を失っている美少女の唇に接吻する。

"ああ、おねえさんとキスしてるんだ"
志郎は感激しながらも大胆に舌先を無防備な姉の朱唇に深く捩じ入れていく。

「う…むん」

鮎美は未だ目を覚ます気配はなかった。志郎は姉の口腔を嬲るのを止めると唇を離した。唾液の滴が糸を引く。もう何がなんでも鮎美の中に肉棒を突っ込んで射精したかった。無防備な裸身を晒している姉を犯す。そのことを思うと志郎はわくわくした。そして姉の制服のリボンをハンガーから抜き取ると、鮎美をバンザイの形に腕を上げさせて、ほどけないように両腕を拘束する。
好き勝手に嬲り物にしていた姉の乳房から手を離すと、着ているものを脱ぎ始める。トランクスの中から怒張がすっかり体制を整えて顕われる。肉棒を左手でしごきながら姉の横たわるベッドに上がる。志郎は姉の裸身の上に跨り、目の前に姉の顔が来るように見下ろした。

「おねえさん…、おねえさん!!」

姉の頬に手を添えてぐらぐらと頭を揺する。すると鮎美はうっすらと瞼を開けて、目の前で見下ろしている弟の顔を見上げ返した。

「あ…志郎クン…な、に」
志郎は姉の声に答えず顔を下ろしてくる。

「嫌…志郎クン、やぁっ!!」

志郎は鮎美がすっかり目を覚ましたのが分かると体重を姉の躯に掛けて組み敷いた。美姉は弟の肌と肌を重ねることに羞恥心を覚え、また躯の自由を奪われたことに脅えていた。

「あ…私…裸なのね」
「おねえさん、オナニーしてて気を失ったんだよ」

「恥ずかしい…」

全部見られてしまったのだ。弟の名前を呼びながらオナニーに耽っていたこと。全裸で鏡に映る自分の姿を見ながらはしたなく指を恥ずかしい部分に添えて動かしていたこと。志郎は姉が羞恥に美貌を紅く染めて歪める様を楽しげに見下ろしている。

「…全部見たよ、おねえさんのいやらしいポーズも」

志郎は唇を姉のうなじに埋めて舌で汗の浮いた姉の肌を弄ぶ。ビクッ、と全身を強ばらせる鮎美。姉の肌の感触を存分に味わうと、胸と胸の間で潰れている乳房を掴み取り、揉みしだく。鮎美はただ恥辱に肩を震わせているだけだ。

「やめて…ね、放して」
「駄目だよ、おねえさんを僕のものにするんだからね」

弟に柔肌を陵辱される恥辱に身悶えている姉に囁きながら彼女の腹の辺りに押し付けていた怒張をグリグリと衝き付ける。

「ひぃぃ、嫌ぁぁ…」
「感じるでしょう、僕の」

鮎美は悲鳴を上げる。腹を突き破らんばかりに堅く勢いのある物体が脈打っているのが分かったのだ。それはいつぞや母が頬張った弟の性器に違いない。

「ああ、それとももっとよく見てみたいの?いいよ見せてあげる」
「嫌っ…嫌よ、許して…志郎クン」

志郎は姉の乳房を両手で捩じ上げ乱暴に揉み立てながら姉の躯の上に跨ったまま腰を前に進めてくる。弟の股間のものはゆさり、と大きく跳ねて鮎美の乳房の狭間に沈められる。弟が膝を進めて鮎美の両脇に入ってくる。両腕は制服のリボンに括られて動かすことが出来ない。バンザイの格好を強制されたまま否応なく弟の怒張と対面させられる。

「どうだい僕の…。」
「ああ…いや…」

グロテスクに膨れ上がった弟の肉棒を見ると、おぞましさを感じながらもその先端に吸い寄せられていくような錯覚を覚える。それを鮎美はオナニーのせいだと思っていた。
志郎は腰を前後に揺すりながら姉の豊満な双球の谷間を怒張で嬲る。そうしながらいいことを思い付いた。

「おねえさん、これが…出すの見たことないでしょ?」
「え、あ…」

「見せてあげるよ」
「な…何…?」

志郎はへへへと笑いながら姉の両の乳房を再び握り締めた。そして、乳房の肉の間に怒張を挟み込んで、扱きあげる。

「いやぁ…いやっ!!止めて、そんなことしないでぇ…」

肉棒を柔肌で無理矢理擦りあげるおぞましい感触が何故か女芯を疼かせる。弟の肉棒の先端から先走りの透明や露がこぼれるたび、鮎美も怒張から溢れる精の匂いに媚肉が蠢いてしまうのを感じていた。

"いやよ…いや…嫌なのに何故濡れちゃうの…"

志郎が乳房を捏ね上げ爪を食い込ませて無理矢理怒張を扱くたび、妖しい興奮に鮎美も囚われ、人知れず太腿を擦り合わせ女芯の疼きに耐えている。

「ああ…おねえさんのオッパイ気持ちいいよぉ」

志郎は射精の一瞬が近付くのを感じて急ピッチで肉棒を擦りあげる。怒張の先端からは透明な露がピュッピュッと姉の柔肌に飛び散っていた。

「ああっ、志郎クン…お願い…いやぁ」
「あああ、おねえさんっ、うう出るっ出るよぉ」

姉の声をきっかけに激しく肉棒を擦りあげてはその矛先を姉の美貌に向けた。その刹那、ドクッと白いネバネバした液体が姉の頬に向かって放たれ張り付く。
「うう、いいぜ、おねえさんっいいよぉ」
次々と姉の顔を白い精液が汚していく。姉の鼻も唇も頬も額も髪の毛も夥しい量の精でどろどろになっていく。

「ああっ…いやぁ…」

美貌を熱い精で汚されているのに、その瞬間、鮎美の背筋を官能の疼きが走り抜けていた。媚肉の狭間からは蜜がトロトロと湧き出しているのを感じていた。

「ああ、良かったよ。おねえさん」

志郎は肉棒をしごいて最後の一滴までもを姉の顔に注ぎ掛ける。そうしておいて、なお勢いを失わない剛直を姉の唇に近付けていく。

「どうだった?凄いでしょう」
「こんなものをお母さんは呑んだのね…」

鮎美は母が志郎の出したものを呑み下したのを思い出していた。母は弟の性器を美味しそうにしゃぶりながら、後始末までしたのだ。その表情は恍惚に濡れたような妖しい色気に満ちていた。
志郎は怒張を姉の美貌に擦り付けていく。鮎美は凶々しい弟の怒張を突きつけられて戦慄いていた。

「ね、おねえさん。しゃぶってよ」
「そんな…できません」

「おかあさんはやってくれたよ?」

そう言われると母が美味そうに肉棒を咥えるシーンがまざまざと蘇る。その間に志郎は肉棒の先端で姉の朱唇をこじ開けようとしている。

「やぁっ…嫌…」

無理矢理に怒張が鮎美の唇を割って入ってくる。口腔を犯されていく。唇をいっぱいに開いて弟の怒張を受け入れるしかなかった。弟の性器を咥えながら、何故かこうすることを願っていたかのようにも思えてくるのだ。おぞましい性の誘惑に鮎美は困惑していた。躯は心に逆らって弟の羞恥責めに反応を返しているのだ。

"ああっ凄いの…かたい、かたいわ…"

舌を肉棒に沿えて滑らせながら弟の逞しい肉棒を舐め啜っていた。もう、怒張に対する恐怖は無くなっていた。どちらかといえばそれが自分の処女肉を貫くことを想像して自ら羞恥を煽っていた。
志郎は狂喜した。姉の乳房でパイズリし、そのあげく顔射し、そして今度は強制フェラチオをさせているのだ。しかも、弟の性器を頬張る姉は何故か積極的に肉棒に舌を絡めている。
そういえば美母・綾奈も肉棒を咥えているうち奴隷に落としたのを思い出した。親がマゾなら娘も同じかもしれない…。
志郎は肉棒を姉の口腔深く突き刺しては抜き掛け、そしてまた激しく喉奥まで突き立てた。鮎美は強制的に口腔を犯され、弟の行為の為すがままに大人しくしている。だが、弟が激しく怒張を突き立てるたびに太腿を擦り合わせて、媚肉の疼きを噛み締めていた。

「ああ、おねえさんの口、まるでオマンコみたいだ…」

その卑猥な四文字言葉を聞かされたとき鮎美の背筋を悪寒が走った。それはビクビクと全身を駆け巡り、口を犯されながら絶頂に押し上げられていた。志郎は姉の反応に驚きながらも怒張の動きのピッチを上げた。

「うう、いいぜ。だ、出すよ」

"ああん、来てぇ…はやくぅ…"
鮎美は腰を淫らに振って弟の射精を待ち望んでいた。

「で、出るぅっ」

志郎は怒張を姉の喉の奥深く突き刺したまま噴射した。鮎美は息苦しさに涙を流しながらも弟の肉棒から拭き出す精液を必死に飲み干していた。
弟がぜいぜいと荒い息を吐いて精を吐き出し終えた怒張を引き上げようとすると殊勝にも鮎美は肉棒に舌を絡めて精液の残滓を舐め取っている。

「ありがとう、おねえさん。後始末もできるんだね」

弟の感謝の声にカーッと目元を紅く染める。自分が淫蕩な女であるかのように決め付けられたような気がして激しい羞恥に見舞われる。弟の怒張を清め終え、唇から離れていくと美貌を背けて美少女は荒い息をついた。弟にその表情を見られたくなかった。だが、両腕の自由を奪われて志郎に頬を押さえられては為す術も無かった。目元は官能に潤みきって眼差しの色はかつての母がそれを咥えたときのように淫蕩な妖しさを湛えている。

「おねえさんも随分と感じたみたいだね」

鮎美は答えられない。弟のものを咥えながら感じてしまったのは事実なのだから。しかもまだ終わりではないのだ。鮎美は絶望感が官能に変わるのを初めて意識した。虐げられれば虐げられる程に感じてしまうのだ。淫らな行為を強制されて、だがその行為は自分も望んでいることを悟っていた。

「そろそろ僕のものになってもらうよ」
「ああっ、ダメぇ、志郎クン許して」

鮎美は自由の効かない体をクネクネといやらしく揺さ振り下腹部の方に移動する志郎に抗議する。だが、今日、何度も登り詰めた躯には力が入らなかった。

「凄いや…おねえさんのオマンコ」
「ひぃぃ…」

力の抜けた太腿を抱き上げて肩に担いだ。そうすると処女の媚肉が正面から目に入る。姉の媚肉はとうにびしょ濡れで志郎を迎え入れる準備は整っていた。
志郎は怒張の切っ先を姉の秘所の中心に添える。

"ああ…志郎クンに…抱かれる…"

それは待ち望んでいた瞬間だった。母が弟の肉茎を美味そうに咥えたとき母に可愛い弟を取られたような気がして嫉妬した。風呂場での出来事以来、志郎に抱かれることばかり意識していたような気がする。だがそんな思いとは裏腹に処女を奪われる恐怖にぶるぶると肩を震わせていた。

「いやぁ…」

切っ先が媚肉の割れ目に当たる感触に身構える鮎美。そしてそれは入ってきた。鮎美の膣肉を掻き分けて。志郎が腰を進めるたびメリッという感触が肉棒から伝わってくる。その瞬間姉の処女膜を確かに貫いたのだ。美姉を自分のものにした感動に志郎は震えた。

「ひぃぃぃ…痛い…痛いの…」

姉の悲鳴を聞きながらも志郎は怒張を埋めていく。ピリピリと腰に伝わる快感とフェラチオとは違う感触に呻いた。そして最後まで怒張を埋め込む。志郎は怒張を埋め込んだまま姉の顔を覗き込む。美少女の美貌は涙でグシャグシャに歪んでいる。鮎美は躯の中心から引き裂かれるような破瓜の痛みに堪えていた。弟の肉棒は相変わらず楔のように突き刺さったままで、そこから電気のように痺れが湧き上ってくる。

「ああ、いいぜ、おねえさんのオマンコ」
「ああ…志郎クン」

「これでおねえさんは僕のものだからね」
「鮎美は…志郎クンのもの…?」

志郎は鮎美の腕の戒めを解いた。そして乳房を掴むと爪を食い込ませて揉みしだいた。鮎美は朦朧とした表情で弟の宣告を聞いていた。

「俺の女だぜ…おねえさんは」
もう一度告げると、肉棒を引き抜き掛けた。

「あうっ…痛い…ね、ねぇっ…ああっ」

鮎美は痛みを訴えるものの、その底の方から別の感覚が湧き上ってくる。
志郎は姉の痛みを訴える声を聞きながらも怒張を破り立ての処女の粘膜に突き立てる。ズブズブと姉をいたわる気など無いかのような乱暴な動きで抜き差しを繰り返す。その動きは徐々に早くなっていく。

「ああっんっ…はぁっ、んく…あぁん」

志郎に激しく突き立てられるうちに鮎美の反応も徐々に痛みを訴えるというよりも別の感覚に支配されているかのようなものに変わってきていた。痛みに強ばらせていた四肢から力が抜けて、志郎の抜き差しのタイミングに合わせて腰を揺すり始めている。

「おねえさん、まだ痛いかい?」
「ああ…だめっ…ひぃぃ」

志郎は確信した。姉はよがっている。志郎は鮎美の脚を肩から下ろすと姉の腕を取って引き起こす。

「はぁん…ああっ」

志郎の膝の上に跨らせられて結合が深まる。鮎美は両腕を弟の首に廻して仰け反ったまま、腰を揺らしていた。志郎は下から腰を突き上げながら、目の前でプルンプルンといやらしく波打つ乳房を握り締める。

「ああっ…志郎クン…いいの…いい」
「おねえさん、オマンコいいかい?」

「いいっ…いいの…あんっ恥ずかしい…」

淫らに腰を振って、弟の怒張の注送のタイミングに合わせて粘膜を擦り合わせる。まだ、破瓜の痛みはまだ残るものの、それを上回る官能の波が背筋を走りぬけていく。

「ああっおねえさん」
「志郎クン…ああ、いいの」

「出る…また出るよ」

怒張を媚肉の中心にガンガンと下から打ち衝けて志郎はクライマックスを迎えていた。鮎美も貫かれるままに裸身を揺らして、官能を貪る。やがて、怒張が膨らむのを二人は同時に感じながら、射精が始まると志郎は鮎美を押さえつけ、子宮めがけて白濁液をぶちまける。
鮎美もアアン、アハンというよがり声をあげながら志郎の肉棒から体の中に熱い弟の精が注ぎ込まれるのをはっきりと意識しながら初めて感じるエクスタシーに酔い痴れていた。

「俺の女だぜ、鮎美」

志郎は姉を初めて呼び捨てにして姉を自分のものにした余韻に浸っていた。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 4/13

官能小説
05 /18 2015
-4-

バカンス-陵辱の季節-第4章

志郎は一旦自分の部屋に帰ると美母から奪った戦利品を取り出して、その布地に刻まれた淫らな牝の匂いを吸い込んだ。すると怒張が勢いを取り戻し、トランクスの中で存在を主張しはじめる。肉棒を取り出すと片手でしごいた。そうして美母の下着を肉茎に巻き付けると母の下着を母の膣に見立ててしごいた。

「…志郎さん」
「すっきりしたかい、母さん」

トイレのドアを開けた綾奈を志郎が待ち構えていた。淫蕩なマゾの血が騒ぎだし、自分で慰め一時をしのいだ筈だった。だが、目の前の少年に再び狭いトイレの個室の中に押し込められる。
少年はまだ顔が火照っている人妻の細腰に腕を廻して抱き寄せる。綾奈は恨みがましげに艶っぽい眼差しで志郎をなじる。

「志郎さん、鮎美ちゃんに話したのね…」
「姉さんは勘違いしてるだけさ、誕生日のプレゼントのこととね」

「ほ、本当なのね?」

綾奈は娘に志郎の奴隷としての悦びに溺れる変態の素顔を知られてしまった、という絶望で悲嘆に暮れていた。だが絶望に全てを諦めきったような美母の表情は限りなく淫蕩で、思わずゾクッとするぐらいだ。
その暗く淫猥な美貌に、志郎の一言で生気が蘇る。まだ、娘の前では以前と変わらぬ貞淑な母を演じていられるのだ、と思うとほっとしている。

「おかあさんはこれが欲しいんだろ」
綾奈の手を取るとジーンズの上から強張りに押しつけられる。

「堅い…」
「どうする?オマンコがいいかい、それとも咥えてもらおうか」

「志郎さんのミルク…熱いミルク、呑ませてください」

今この家には鮎美がいる。先程のような醜態を晒す訳にはいかない。媚肉を貫かれれば乱れてしまう。が、どちらにせよ性奴の務めは果たさなくてはならない。それが目の前で不遜に笑う少年に尽くす牝奴隷の義務なのだから。

「いいよ咥えて、おかあさん」

綾奈を跪かせて自分は便座に腰を下ろして肉棒を取り出す。綾奈は髪を梳き上げると、覚悟を決めたのか溜め息を洩らして、朱唇を開けて舌先を突き出すようにする。目の前で揺れている若い肉茎を握り、その逞しさを確かめると舌先を近付けていく。

「ああん、素敵です…志郎さんの」

歓喜の声を上げながら肉竿を上下に舌先で舐め上げる。舌先から少年の肉茎の熱と勢いを感じる。そして蒼い精の匂いが脳髄を痺れさせ、奉仕している奴隷の自分を強く意識させる。
鈴口から溢れる粘っこい透明な蜜を啜り、肉棒全体をすっぽりと咥え込む。そのまま喉の奥まで呑み込み唾液を肉茎の隅々まで塗しながら頬張り、ときおり軽く噛んだ。

「ああ…、上手いね…誰に仕込まれたんだい?」
「そんな…、はあんっ…一生懸命やってるだけです」

志郎は我が家のトイレの個室で美母に奉仕させるうち、尿意を催してきていた。そして本能の赴くままにまかせて男根を咥えている美女の喉奥に向けて発射する。
綾奈は予告無く、肉棒が発射する濃い臭いのするしょっぱい液体を勢いよく喉の奥に直撃されて、戸惑う。しかし志郎に頭を掴まれて逃げることも出来ず、それを受け入れるしか他にすべがなかった。

「あっ…む…」
「ごめんね、オシッコ出ちゃったよ」

「か…はぁ…んっ」

美母の口腔を汚す熱水の勢いは止まらない。綾奈は排泄物を飲まされる恥辱に媚肉が蕩けていくのを感じてうろたえる。屈辱を与えられて濡れてくる自分の生理が恥ずかしい。閉じた太腿を知らず知らず擦り合わせていた。
ゴクッゴクッという美母の喉を鳴らす音が生々しく個室に響く。綾奈には息を詰まらせて目に涙を浮かべながらも喉を犯す尿の陵辱に堪えるしかなかった。
ようやく放尿を終えて、志郎は掴んでいた綾奈の頭から手を放した。綾奈は、いったん、肉棒を唇から抜いて、肩で息をしている。かなり、辛そうな表情だ。だが、その苦しそうな喘ぎ声がまた志郎の嗜虐欲をそそった。

「全部、飲んでくれたんだね僕のオシッコ」
「うぅ…はぁっ…あぅ」

「美味しかったかい?僕の」
「あ…お、美味しいです、志郎さんの…」

綾奈にはYesか、Noかと問われればYesと答えざるをえない。自らの口を便器に見立てられ、排泄物を流し込まれる恥辱が逆に媚肉を激しく疼かせてしまう。それに他の誰でもない、志郎のものだと思えばむしろすすんで受け入れてみたい。

「これからも飲ませてあげるね」
「ああっ」

少年の陵辱宣告に再び恥辱が蘇り綾奈はかぶりを振って喘いだ。志郎は放尿後も勢いを全く失わない、母に尿を飲ませたことに興奮して余計に昂ぶっている怒張を再び、恥辱に喘いでいる綾奈の唇に突き入れていく。

「時間かけると、おねえさんが変に思うかもね」

綾奈は少年の言葉に動揺している。怒張を咥えて、奉仕を続行しつつ不安げな眼差しで楽しそうな表情の志郎を見上げる。

「そんなに心配しないでよ、じゃあ、早く終わらせてあげる」

そう言って、おもむろに綾奈の後頭部を掴んでくる。不意をつかれて剛直を喉奥まで突き入れられて、思わずむせる綾奈。だが、美女の苦しそうな表情も見えない振りをして、自分勝手に突き入れてくる。
頭を前後に激しく振り立てられると意識が朦朧としてくる。

「へへ、いいオマンコだね」

綾奈は今度は唇を女陰に見立てられたことに激しく動揺した。だが、綾奈の感傷をよそに志郎は肉棒を激しく抜き差しする。ヌチャッ、ヌチャッという濡れた肉棒と美女の朱唇がこすれ合う淫らな音が響く。綾奈は力なく腕を垂らして志郎の為すがままにしていた。
やがて、ひときわ切なそうな溜め息を洩らして志郎が精の発射予告をしてきた。その瞬間を待って思わず瞳を閉じた。

「ああ…いいよ、出そうだ…行くよ、出るっ!!」
「!?…ああっ、嫌っ…」

志郎は射精する瞬間、綾奈の唇から怒張を引き抜くとその凶々しい剛直の先端を美母の美貌に向けた。綾奈が顔を背ける暇もなく、白濁した熱い液体が、美貌も、美しい髪にも飛び散り、ねっとりとした粘液がこびりついてゆく。

「ん…んっ…うぅ」

だが拒絶の言葉を吐きつつも、顔に精の放出を受けたとき、背筋を戦慄が駆け抜けていくのを感じていた。顔射されて絶頂を迎えてしまったのだ。ぶるぶると肩が震えて力が抜けてしまい、どうにもならなかった。
膝を崩し、トイレの床の上に跪いたまま少年の股間に倒れ伏してしまう。

「おかあさんも感じたんだね…」
「あぁ…んっ」

「凄いね…奉仕しながらイっちゃうなんて」

志郎は美女の妖艶な媚態を興奮して見下ろしている。汗で美貌に張り付いたほつれ髪を梳き上げてやり、その淫らな美母の表情を鑑賞する。息子の精を浴びて荒淫にやつれたような放心した表情からは生気は感じられない。代わりに限りなく淫蕩で、綾奈自身が猥褻そのものといった印象を与える。
志郎は美母が口唇奉仕しながら絶頂を極めたのを知って今更のように、成熟しきった女の凄絶なまでに貪欲な性に対する執着を見せつけられたような気がしていた。

「…惚れ直したよ、おかあさん」

志郎のことを思いつつ風呂場でオナニーしてしまった翌日、鮎美は母と一緒に風呂に入ろうと思った。最近はさすがに高校生にもなって親と風呂に入ることはない。しかし、実父が去って母娘二人だけのときにはどちらからともなく背中を流し合ったものだった。今は可愛い弟がいるから寂しくはないけれども、あの頃と環境的には同じように思える。だから、いいと思う。自分なりの理由をつけて無理に納得する。結局、憧れの綾奈の裸身を確かめたいだけなのかもしれない。稚拙な嫉妬かもしれない。弟に冗談交じりに躯を貶されたからだ。
夕食の後、鮎美も手伝って一緒に台所仕事を終えた母が風呂場に向かうのを確認して鮎美もその後を追う。浴室の扉が開け閉めされる音を聞いて脱衣所に入るのと、母を呼んだ。

「おかあさん、私も入っていい?」
「鮎美ちゃん?どうしたの、いいわよ。いらっしゃい」

鮎美は服を脱いで、下着を脱衣籠に入れると浴室の扉を開いた。
浴槽の前で石鹸を泡立てている母の裸身があった。鮎美は女同士で何も隠す必要を感じないのか母の前に座った。相変わらず母は綺麗だった。入ったばかりで湯気は余り立っていないから母の均整の取れた裸身の全てが目の前に晒されている。綾奈は娘が自分のからだを鑑賞しているのを感じて複雑な気分に陥る。まさか、志郎との情交の証でも見つけられはしないだろうか。

「そんなに見ちゃ嫌よ」
「いいじゃない、お母さんの躯って綺麗なんですもの」

「鮎美ちゃんも綺麗よ」
「私は駄目よ、志郎さんにも馬鹿にされちゃったし」

「えっ…」

美母は呆然となる。まさか志郎の手が娘にまで?

「ふふっ冗談だってば、やだわ、おかあさん」

鮎美は母のとなりににじり寄って、綾奈の腰に手を伸ばした。

「きゃっ、鮎美ちゃん…くすぐったいわ」
「綺麗ね、やっぱしおかあさんには敵わないなぁ」

そう言いながらも娘の手はウェストを這い上がって豊満な双乳を底から掬い上げるように掴む。

「あんっ…だめよ…」
「素敵…羨ましい…」

背後から羽交い締めに母の躯を弄ぶ娘。妖しいまでに妖艶な構図だ。鮎美は片手をよく張った母の太腿において、内腿へと滑らせていく。娘の腕の中ではしたない喘ぎ声をあげる綾奈。

「やめなさい…ああっ…やめて…」

内腿を滑る娘の指先が秘薗の繊毛を漉き、その下に隠された媚肉へと近付いていく。綾奈はここに来てようやく抵抗の意志を見せた。娘の手を押さえて、それ以上の愛撫を止めさせた。

「これ以上は駄目よ…変になってしまうわ。お湯に入りなさい」
「うん、ごめんね。おかあさん」

その時、脱衣所に誰かが入ってくる音がした。
二人とも脱衣所のほうを振り返った。

「お母さん、僕も入っていい?」

志郎だった。綾奈は迷った。娘に触られて感じそうになった躯はピンク色に染まっている。だが、その娘の方が母が応えるより早く応答していた。

「いらっしゃい、志郎クン」
「あ、おねえさんもいるんだね」

志郎は脱衣所で手早く服を脱ぐと浴室の扉を開いた。すると湯気の合間に二人の美女のオールヌードが見えた。志郎は怒張が膨らむのを手拭いで隠しながら、二人の前に座った。
綾奈は咄嗟に胸の前で両腕を交差させて裸身を少しでも隠そうとした。だが、その試みはまったく無駄だった。腕を交差させたぐらいでは綾奈の躯の魅力は隠せる物ではなかった。
鮎美は反対に手拭いを取ったままの姿勢で固まっていた。視線が志郎の股間を覆う手拭いを下から突き上げる凶器に注がれていた。

「へぇ、おねえさんのカラダとっても綺麗だね」

胸の膨らみを隠そうともせず鮎美は母譲りの美貌を真っ赤に染めていた。湯気の所為ばかりではない。何度も唾を飲み込んで初めて見る男性器に見惚れている。弟の視線が舐め回すように汚れのない裸身の全てを凝視めていることを感じても動けなかった。

「なに?ああ、そんなに見たいの?」

志郎は姉の好奇心いっぱいの視線が手拭いの下の男根に注がれていることを知って嬉しかった。

「ほら、触ってもいいよ」

志郎は立ち上がると浴槽の縁に腰掛け二人の裸身の美女の前で手拭いを取って自慢の肉棒を晒した。そうして姉の腕を取って肉棒を握らせる。
綾奈は気が変になりそうだった。目の前に晒された立派な肉棒を見ているとマゾの血が騒ぎ出して堪らなくなる。既に乳首は堅くなってきていたし、秘所は蜜を分泌しはじめている。だが、娘の前では絶対に醜態は見せられない。
しかし今はその最愛の娘が志郎の男根を握っているのだ。鮎美の目はトロン、としてまるで意識を失っているかのようだ。乙女の肌を隠そうともせず、弟の手の動きにしたがって少年には不釣り合いなほどの凶々しい肉棒を握り締めている。

「ダメ…志郎さん、やめて…」
だが志郎は取り合おうとはしない。

「だったら綾奈さんが咥えるかい?」
「嫌ですぅ…許して」

男根を咥えたが最後、きっと綾奈は欲望の虜になってしまうだろう。そして娘の前で牝奴隷の姿を晒してしまうかもしれない。
鮎美は少年の肉棒を握り締めたまま何が起きているのか分からなかった。ただ、弟の腰についている肉棒の勢いと熱に何も考えられない。

「熱いわ…」

その堅くて長い肉の棒を上下にしごいてやると志郎が気持ち良さそうにしている。志郎の目が鮎美を犯していた。弟の目を意識すると胸が熱くなってくる。乳房の先端が固くなって、脚の付根がむず痒いような不思議な感覚が湧き上ってくる。恥ずかしいところを見られているのにそれが気持ちいいなんて…。

「志郎クン…見てるの?鮎美のカラダ…」
「ああ、おねえさんの躯、とっても綺麗だよ」

「恥ずかしい…」

鮎美は志郎がとっても気持ち良さそうなのを見て満足だった。自分が握っているのが弟の男性器だということは分かっている。だが、不思議と嫌な感じはしない。むしろ弟が悦ぶなら何でもしてやりたい。ふと、視線を母の方に見せると綾奈は美貌を真っ赤にして何かに耐えているかのような表情で鮎美の手元の太くて長い肉棒を凝視めている。その妖しいまでの艶気に鮎美も胸が熱くなってくる。二人の裸身の美女はお互いの興奮に煽られていた。

「おかあさんも志郎クンの触ってみる?」
「そんな…」

鮎美は母ならもっと弟を悦ばせる術を心得ているのではないかと思い、薦めてみる。綾奈がすでに弟の奴隷になっていることも、それを娘にその事実を知られたくないことも、知らないだけに無邪気に話し掛けてくる。綾奈は娘に奉仕を薦められ、志郎の先走りの透明な液体を分泌しはじめた男根と目の前で対面させられ、理性の箍を失っていく。

「…あ、だめ…こんな…」

綾奈は志郎の肉棒に無意識のうちに手を伸ばしていた。そしてその逞しい太さと長さを確かめるように撫で回していく。胸の膨らみは手の拘束から解き放たれて、ゆさゆさと重たげに揺れる。
"ああ…立派だわ…食べてしまいたいぐらい…"
鮎美は母が志郎の男根を握り、愛撫を咥える様子に見入っている。そして空いた手を無意識に自ら、胸の膨らみに伸ばして揉みしだいていた。弟の視線に晒されるまま、潤ませていた処女の秘唇も疼きに堪えられず片手で嬲っていた。

「ああっ…素敵よ…」
「綾奈さん、咥えてよ」

「はい…」

すっかり理性を失い性奴の務めを思い出した綾奈は、娘の目の前だというのに志郎の命令に従順に頷くと、男根を朱唇に咥えた。そして、根元深くまで呑み込むと舌を使って肉茎全体を愛しげに啜り出す。そして、まるで母の朱唇が女性器そのものであるかのように上下に出たり入ったりを繰り返した。

「あー…出るッ!出るよっ」
「な、なにが出るの?」

鮎美はまだ詳しくは男の生理を知らないだけにこれから目の前でどんないやらしいことが繰り広げられるのか予期していなかった。娘の困惑をよそに綾奈は奉仕に没頭していた。志郎の呟きに噴射の気配を感じて肉棒の摩擦のピッチを上げていく。

「あう、出る…くっ」

志郎は綾奈の髪の毛を掴むとグイッと引き寄せ、綾奈の口腔めがけて噴出した。綾奈はだらん、と両腕を垂らして頭をおさえる義理の息子の為すがままにさせている。喉奥にまで剛直を衝き立てられる容赦ない責めが綾奈のマゾの本能に火をつける。責め嬲られ虐げられるほどに、カッカと躯を熱くしていく。喉の奥まで突き込まれた怒張の噴出する精液の迸りを受け、ただ、しきりに嚥下していく綾奈。その表情は虚ろだが幸せそうだ。

「あ…あ…凄い…、ああっ」

姉はその様を食い入るように見ていた。弟が中腰になって母の頭を押さえつけると尻を振って腰を叩きつけるような勢いで怒張を母の口腔へ突き入れていくのを見て、その瞬間、背筋を熱い物が駆け上がっていくのを感じていた。そして膝に屈み込むようにしながら初めて経験する官能の痺れに堪えるのだった。

娘が隣で息を荒くしている間、母は息子の射精の後始末をしていた。尿道に残る精を残らず吸い上げるかのように鈴口を清め、肉茎を愛しげに舐め、精の残滓を啜りとる。志郎は母の唇から男根を抜き取った。綾奈はまだ物足りなそうな淫蕩な表情を浮かべて志郎の怒張を見上げている。

「ありがとう、おかあさん。とっても良かったよ」
「ああ…恥ずかしい…」

綾奈は義理の息子の賛辞にぽうっ、と頬を赤らめている。

鮎美はあまりにも生々しい性の営みの一端を見せ付けられ、今更ながらに肌を弟の目の前に晒していることの羞恥を覚えていた。すでに、全てを見られているというのに胸の膨らみを両手で隠し、立て膝で股間の茂みも隠そうとした。

「おねえさん、どうしたの?」
「見ないでっ」

鮎美は肩を震わせていた。志郎はどうしたら良いか分からず、ただ呆然と姉の変貌を眺めている。

「わたし、でるわ…」

手近にあった手拭いで胸元を隠すとふらふらと立ち上がり浴室の扉を開いた。弟の視線が裸の尻を追いかけてくるのを感じて、小走りに脱衣所に逃げ込んだ。

志郎は姉がやはり母・綾奈同様にマゾの血を引いていることを確信した。ならば、綾奈と同じように性奴に出来るということだ。志郎は母と姉の二人の美女をマゾの牝奴隷にすることを想像すると怒張を奮い立たせた。今日のことはどちらにせよ絶好の口実になる。
浴槽の縁を跨いで張られた湯の中に身を沈める。そして母の手を取って引き寄せる。

「綾奈さん、おいで」
「はい…」

少年に引かれるまま、背を預ける格好で綾奈も湯の中に身を沈める。志郎は母の躯を両腕で包み込む。綾奈は自らの躯に廻された腕をそっと押さえながら、逞しくなった息子自身を感じていた。志郎はどこもかしこも成熟しきった素晴らしい肢体を持っている美女を思いのままにしているのかと思うと感慨深い物がある。
脇の下から手を差し入れ、豊満な乳房を底から掴み揉み立てた。張り詰めた乳房は志郎の手には余る大きさだ。それを爪を立てて好きなように捏ね上げる。

「はぁっ…んっ…うぅん」
美母は瞳を伏せて少年の悪戯を甘受している。鼻から官能の呻きが洩れる。

「おかあさん、可愛いいね」
「ヤダ…」

母をまるで年下の少女のように扱うと綾奈も可憐な喘ぎ声をあげる。美女だけにそんな少女のような表情も許せる。手を柔らかな腹へと滑らせる。その下の恥毛が湯の中で海草のように揺らめいているのを指で梳く。そしてクリトリスを摘み上げる。

「あ…ああんっ…ダメッ…」

女の急所を弄られびくっと躯を震わせる。そして少年の指が秘唇を捉え中に侵入して来ると、息も絶え絶えに責めを受け入れる。

「ヌルヌルしてるよ、おかあさんのオマンコ」
「ああ、堪忍して…」

「じゃあ、自分で入れるかい」
「…はい」

男に餓えた美母は一旦起き上がり向きを変えて志郎の膝の上に跨るポーズをとる。そして少年の肉茎を細い指先で導くと、そのまま腰を湯の中に沈めた。

「あんっ、ああっ…ああん、いいですぅ…」
「おかあさん、綺麗だよ」

自ら腰を振って貪欲に快楽を貪る美女の姿は淫蕩に過ぎる。志郎は締め上げる美母の膣の動きを堪能しつつ、ヒップの丸みに沿って指を這わせて尻の割れ目から二人の結合部へと辿り着く。綾奈は両腕で少年の肩につかまり、仰け反っては快感を噛み締めている。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 3/13

官能小説
05 /18 2015
-3-

バカンス-陵辱の季節-第3章



二人は車中での情交で主従の絆を深め合うと家路への帰途についた。志郎も家に着くまで美母の躯には手を出しては来なかった。車を車庫に入れると荷物を下ろす綾奈を手伝う。

「これで最後だね」
「ええ、ありがとう」

セカンドバッグを手に車のドアに鍵を下ろすと美母の肩を抱いた。抱き寄せられるまま自然に頭を少年の肩に傾けた。

「じゃ、入ろうか」
「うん」

綾奈は自然に少年の腕の中に抱かれて寄り添いながら、玄関をくぐった。それは当初の思惑とはまったく展開は違うものの、傍目から見る限りでは綾奈が母として志郎との関係を深めたいと願った、まさに自然な親子のようだった。

「綾奈さん、風呂に入ろうよ」
「…はい」

まだ娘は帰宅していない。汗を流す時間はある。二人とも車中のセックスで汗まみれだった。綾奈はまだパンティを返してもらっていない。シャワールームでの奉仕を思い出すと、頬が熱くなる。

「先に入ってるよ」
「え、ええ…」

志郎は紅くなっている美母を面白そうに凝視めながら脱衣所に入る。服を脱衣籠に脱ぎ捨て浴室の扉を開いた。シャワーの栓を開けると湯水が噴き出す。その下に立って頭から熱い湯を浴びる。何も考えず目を閉じて顔に水を浴びる。しばらくして脱衣所に影が映り、美母が浴室の扉を開いて志郎の目の前に裸体を晒した。

「綺麗だね、おかあさんの躯」
「…ありがとう」

裸体を賞賛されポッと頬を染めた。少年の伸ばした手を掴むと、その胸に抱かれた。シャワーの噴き出す湯水が綾奈の髪を濡らしていく。志郎の腕が綾奈を包み込む。綾奈は志郎の胸板に頭を乗せて少年の顔を見上げる。二人はどちらからともなく唇を重ねた。

志郎にしてみれば思いがけず憧れの美母の躯で童貞を捨てることが出来たのは僥倖に等しい幸運だった。更に海辺の別荘という二人だけの空間で綾奈を性奴に堕としめる異常なシチュエーションに激しく興奮して、我を忘れた。
しかし、それは一夏の夢のような体験だ。自宅ともなれば姉の鮎美もいる。世間の目もあるだろうし別荘での出来事のような無茶は出来ないだろう。こうして姉の帰宅を待つ間だけでも、つかの間手に入れた魅力的な女の体を抱き締めて肌にその柔らかな感触の記憶を刻み込んでおきたかった。
それに普段の生活に戻ってしまえば美母は別荘での出来事を無かったことにしてしまうかもしれない。別荘に出かける以前と同じようには愛してもらえなくなるかもしれない。志郎にとっては孤独を何よりも恐れていた。

綾奈にとっては自らが招いた結果とはいえ、少年に犯され、あまつさえ性奴の誓いまでたてたことが信じられない気分だった。
今まで自分は貞淑な女だと思っていた。つい先日来、絵に描いたような家庭を持つ幸せに女の人生の充足を得ていた筈だった。その夫は単身赴任で熟れ盛りの妻を日本に残して海外に去ってしまった。夫との夜の生活を絶たれ人妻の躯は男を求めていた。しかし夫以外の男性に抱かれたいと思ったことはなかった。それなのに夫の息子と関係を持ってしまった。
だが志郎に肌を許したことに不思議と嫌悪感はなかった。母子相姦という禁忌を破った今でも、頭のどこかでこうなることを望んでいたような気がした。
それよりも自分の躯に淫蕩なマゾの血が流れていることを思い知らされたことのほうがショックだった。性奴の誓いを立て少年に奉仕するとき何故か夫との性交の何倍もの快感に全身が弾けそうになる。少年の凶器からほとばしる蒼い精の匂いと勢いの感触は今も綾奈の躯に染み付いている。志郎に犯され貫かれた今となっては、志郎に抱かれることなくしては、家庭を守っていく決心も揺らぐほどだ。少年の母として性奴として生きていくしかなかった。しかしその淫らな姿を他の者には知られてはならなかった。娘はもちろんのこと、夫にも。

積極的に舌を絡ませ合う二人。志郎が唾液を流し込むと綾奈もそれに応えて流し込まれる唾を嚥下した。限られた時間しか残されていないという思いが二人の性感を高めあう。
キスだけでこんなに興奮するものなのか…。志郎は美母の砲弾のように突き出した乳房を掴み揉みしだく。さっきから綾奈は形のいい鼻梁から熱い息を洩らしている。少年の背中に廻した手で若々しい肌を撫で下ろしてゆく。肌のぬくもりを忘れない、忘れたくないという焦燥にも似た感情が互いの躯を弄らせていた。怒張が熱くそして硬さを取り戻していく。尖塔の切っ先が美母の滑らかな腹に突き当たり、当たった部分を秘唇に見立てて突き上げてくる。

「おかあさん、入れたい…おかあさんの中に…」
「あんっ、来て…いいの、志郎さんを…ください」

少年の首に腕を廻し、扇情的な眼差しで瞳の奥を覗き込む。志郎は美母の腰に手を這わして美女のヒップの丸みを掴んで引き寄せる。そのまま尻の割れ目から脚の付根まで伸ばして片方の太腿を抱え込む。
綾奈は太腿の付根を擦り上げてくる男根の動きに翻弄され、すらりと伸びた脚をガクガクと震わせて身悶える。。

「ああん、はやく、はやくぅ…いいの、カタイのを、はやくぅ…」
「入れるよ、おかあさんっ!!」

ずぶり、と少年の男根がぱっくりと開いた秘唇に呑み込まれていく。綾奈は膣襞を抉り押し入ってくる肉棒の硬さと体積に腹の中を掻き回されて菊門に力を込めて少年のすべてを胎内に収めようとした。

「ハァ…アンッ、逞しいわ、志郎さんの…」

綾奈は少年の剛直で秘唇の奥まで串刺しにされて喘いだ。無意識のうちに夫のものと比べていた。志郎のものは夫のよりも太くて立派だった。長さも充分にあった。エラが張った亀頭で膣を前後に動かされると壁が擦られてすぐに絶頂に追いやられそうになる。
"もう…離れられない…堕ちていくわ…"
志郎が動きはじめた。限界が近いようだ。美母の両の太腿を抱いて激しく男根を突き上げてくる。

「あんっ、あぁんっ…イイの、イイッ…志郎さん、素敵よ…」
「う…いいよ…おかあさんのなか、ざらざらし…てる」

「ああっ…いっちゃう…、イクぅ」
「おかあさんっ!!で、出るっ」

最後の一瞬に腰溜めに力を振り絞って叩きつける。その刹那、怒張の噴射が始まる。子宮口に熱い液体を矢継ぎ早に浴びせられ、美母は背筋を痙攣させる。深く肉体の奥で結合したまま、浴室の床に崩れ落ちる親と子は、名残を惜しむように深い溜め息を吐きながらも決して自分から肌を離そうとはしなかった。

姉の鮎美が帰宅してしまうとまるで別荘での一部始終が嘘のように思えてくる。居間で鮎美のお土産話に相槌を打つ美母はいつものように屈託の無い微笑みを浮かべている。
それを目の前で見ていると、ルージュを引いた美母の朱唇に肉棒を咥えさせ、白い美貌に精液を浴びせて汚し、パールホワイトのブラウスを押し上げる胸の双球を思いのまま揉みしだき、組んだ足の付け根のベージュパンティの奥に隠された秘部を貫いて精を注ぎ込んだ、それらのことが幻のようにも思えてくる。だがその美貌の裏には淫蕩なマゾの姿が隠されていたことを志郎は知っている。綾奈と鮎美を見ていると、まるで少し歳の離れた姉妹のような錯覚を覚えるほどだ。母譲りの姉の美貌を見ていると、その汚れない唇に怒張を咥えさせてみたくなる。おそらくまだ誰も触れたことのない可憐な胸のふくらみを揉みしだき乙女の部分を指で嬲るのだ。弟の獣欲に血走った視線が清純な美少女の躯を舐めるが如く視姦していた。

「志郎クン、海はどうだったの?」

いつしか話題は別荘での一件に移っていた。姉は最愛の弟をいつも愛情を込めて「…クン」と呼んでくる。自分に視線が向けられていることに気付いたのだろう。

「う、うん」

水を向けられて慌てて頷いた志郎の視線の先で頬を染めている綾奈の姿が映る。脳裏には砂浜で陽光の下、露わにされた美母の裸体が浮かんでいた。

「綾奈さんの水着姿、とっても格好よかったよ」
「やだ…恥ずかしいわ」

少年の賛辞にポゥッと美貌を紅く染める綾奈。
志郎は別荘のことを話した。岩山の空洞にある砂浜のこと、そこで美母とはしゃぎ合ったことなど。

「ふぅん、羨ましいわ、一緒に行きたかったナ…」
「僕もお姉さんと一緒がいいな…」

志郎の何気ない呟きを思いやりに感じたのか鮎美は嬉しそうだ。制服を着替えに部屋に引き揚げる姉の後を追おうとする志郎を綾奈が引き止めた。

「待って、志郎さん」
「なに?」

「鮎美には黙っていてね、あのこと…」

そう告げる美女の顔には脅えの表情が張り付いている。美母がそんな弱々しい表情を見せていると弱みに付け込みたくなる。志郎は手を伸ばして綾奈の髪の一房を漉き上げ、柔らかそうな耳朶に息を吹きかけながら囁いた。

「あのこと?ああ、綾奈が奴隷だってことかい」
「ああっ…嫌ぁ…」

呼び捨てにされるとシャワールームでの情痴がまざまざと蘇ってくる。感じやすい耳朶に息を吹きかけられ、無理に抑え込んでいる官能の息吹は目覚めようとしているようだった。

「心配しなくても言わないよ」
「ほ、本当…ね?」

眦を潤ませている人妻の美貌は少年の罠を誘惑しているかのようだ。

「本当だよ安心して」
「ありがとう…」

「その代わりに、パンティを脱ぐんだ、母さん」

安堵したところを不意をつかれ、淫らな交換条件を提示され息を呑む美母。胸元で握った拳を震わせてうなだれる。悪夢は終わってはいないのだ。そのことを思い知らされる。だが、心のどこかで続きを望んでいる自分もいた。少年が指先で美母の首筋を撫でてくる。まるで獲物の反応を確かめているよう。

「どうした?それとも姉さんに知られてもいいのかい」
「だめ…だめよ」

「だったら早くするんだ…綾奈」

"ああっ…逆らえない…奴隷なんだわ、私…"
隷属への欲求がちりちりと脳髄を焦がす。性奴に堕ちることを自ら望んでいるのだ。呼び捨てにされると躯が何者かに支配され、綾奈の理性を奪っていく。
媚肉は甘い期待に熔けて蜜を分泌しはじめる。淫らな液ははっきりと下着に刻印するだろう、マゾの印を。

「早くしないと姉さんが降りてきちゃうよ」
「は、はいっ…脱ぎます…」

美母は少年の前で身を屈めてスカートに手を差し入れると下着を脱ぎ下ろしていく。惨めだった。だが、その屈辱が逆に秘唇を犯すのだ。恥辱が大きければ大きいほど媚肉を抉る官能の波も大きいのだ。
片方づつ脚を抜き、丸まった小さな布切れを年下の御主人様に差し出す。少年は差し出された供物を手に取ると、めざとく愛液の染みを見つけてニヤリと笑った。綾奈は志郎の笑いの意味を知って真っ赤になった。が、秘唇は潤みきって太腿を閉じていないと外に恥ずかしい液体をこぼしてしまいそうだった。

「これは貰っておくよ。今日はずっとそのままでいるんだ、いいね?」
「はい…」

消え入りそうな声で頷く。
志郎は性奴と化した美母を置き去りにすると意気揚々と階上の自室に向かって階段を上っていく。

鮎美は手早く制服を脱ぐとシャワーを浴びようと部屋を飛び出した。階段を降りかけると弟の声が聞こえて足を停めた。なんだか母と言い争っているかのような調子だ。と思っているうちに弟が階段に向かってくる気配がした。
なんだか顔を合わすのはまずい気がして、自分の部屋のドアをすばやく開けると志郎をやり過ごすことにする。なんだかドキドキした。弟は鮎美の部屋の前を素通りすると自分の部屋に入ったようだ。部屋の扉を開けると志郎が立っていた。

「きゃあっ!」
「どうしたの?お姉さん」

思わず逃げようとしたところを志郎に腕を取られて部屋の扉に張り付いてしまう。冷静な弟の前にいる自分が何故か罪悪感に囚われている。

「ごめんなさい。志郎クン、部屋に入ったものとばかり思ってたからちょっと驚いたの」
なんとか誤魔化そうとした。だが無駄だった。

「ふぅん、お姉さん、何か聞こえた?」
「え、えぇ…、あ、いいえ。でもどうして?」

「さっき綾奈さんと話してるとき、お姉さんが階段を降りてくる音が聞こえたからさ」

鮎美は思わず息を呑んだ。志郎は動揺を隠せないでいる鮎美に畳み掛けるように質問を浴びせて、姉がどこまで聞いていたかを確認しようとしていた。しかし、姉が困ったような顔をして吃っているところは、血を分けた娘だけあって綾奈そっくりだ。やはり、マゾも遺伝するのだろうかと、ふと思った。

「おかあさまと、な、何を話してたの」
「聞きたい?」

凄く楽しそうな顔をしている、弟の顔を見ていると聞いてしまったら元の二人のようには話せなくなるような、漠然とした不安が大きくなってくる。

「あのね、もうすぐ綾奈さんの誕生日でしょう。だからプレゼント何がいいのか聞いてたんだよ」
「そうだったの…。おかあさまと喧嘩していたみたいに聞こえたから驚いちゃったわ」

母・綾奈は9月3日生まれだ。夏が過ぎればすぐである。弟の母思いの優しい一面を見たような気がして気が和んだ。理屈は通っているし、愛しい弟がまさか嘘をつくなんて考えてもいない。母と弟が何かとんでもないことに巻き込まれているのではないかという危惧が去ってほっとしている。

「よかった…ね、手を放して」
「ああ、ごめんね。お姉さん、お風呂?」

「ええ、合宿…ちょっと疲れちゃったわ。覗いちゃいやよ」
「ふふん、お姉さんのハダカなんて見てもしょーがないよ」

「こら、言ったなー」

ふざけて打つ格好を取ると、志郎は笑い顔で返して自分の部屋に逃げ込んだ。
母は鮎美にとっても憧れなのだ。頭の回転は早いし、それでいて少しも嫌みな所も無い。それに同性の目から見ても母の躯は胸やヒップの張りも理想的だし脚のラインの美しさも素晴らしい。まるでモデルか女優のような美人なのだ。鮎美も母のようになりたいと願い、努力しているつもりだ。
可愛い弟が時に綾奈を熱っぽい視線で見ていることも知っている。実際、綾奈が鑑賞に堪える美人なのは事実だ。鮎美も綾奈に憧れているから、志郎に母を見るときと同じように自分も見て欲しい。だから「しょーがない」と言われたときは内心寂しかった。

志郎が自分の部屋に帰ったのを見届け、鮎美は階段を降りた。
居間を通り抜けるとき、台所で呆然としている母の姿が目に入った。

「おかあさん、どうしたの?」
「えっ…あ…鮎美ちゃん…」

娘に背中から声を掛けられ、ふっと奴隷の呪縛から解けそうになる。だが、気を緩めると媚肉の合わせ目から愛蜜が漏れそうになる。太腿をぴったり閉じてなんとかしのいでいる。

「ね、おかあさん。志郎クンから聞いたわよ」
「えっ…」

娘の何気ない一言に綾奈は気が抜けそうになるのを必死でこらえている。まさか、志郎が自分のことを話したのだろうか。母が淫蕩なマゾの奴隷に堕ちたことを…。そんなことになったら生きていけない。娘にも夫にも他の誰にも知られてはならなかった。だが理性の箍の外れかかった美母のやつれたような表情は、壮絶なまでに艶っぽい輝きを宿していた。

「ねぇ、おかあさん。何をねだったの?」
「え、あ…あ…」

鮎美が何を言っているのか理解できなかった。

"ねだる…欲しいモノ…志郎さんの逞しい…ああ、ダメ…欲しいの…もうダメ"
淫らな妄想にふける意識の片隅で秘唇がほどけて蜜が太腿に零れるのをはっきりと自覚した。

「あ…う…ご、ごめんなさい」

何だか分からず戸惑っている鮎美を残して台所を抜けようとする。ふらふらとした頼りない足取りで廊下を歩んだ。だが、脚を開けば元も子も無い。はやくしないと漏れちゃう…。

「おかあさん!おかあさん大丈夫?」
「だ…大丈夫よ、お願い。許して…」

尚も母の腕を取って引き止めようとする娘から逃げる綾奈。全身が性器みたいに感じてしまう。ブラウスを押し上げる乳房はその頂きを下着とこすられてびんびん、感じてしまう。

「ごめんなさい…ごめんなさい…」

もうダメだった。綾奈は弾けそうになる官能を押し殺す術を知らなかった。崩れ落ちそうな躯を引きずって、娘の腕を引き剥がすとトイレに駆け込んでいた。

「大丈夫なのかしら?おかあさん…」

トイレから出てこない母が気掛かりだったが、取り敢えず汗を流すことにする。脱衣所に入ると裸になった。浴室に足を踏み入れてシャワーのノズルを捻った。まるで誰かが使った後のようにすぐに湯が出てきた。迸る湯の下にそれなりに均整の取れた裸身を晒した。
抜けるように白い処女の肌を湯水が滑り落ちていく。

「わたし魅力ないかしら…」

母譲りの美貌、骨格、肌のきめの細かさ。鮎美は自分の体を丹念にチェックしていく。細いウェストから胸の膨らみへ。母の砲弾のような迫力には到底敵わないが、それでもサイズ的には申し分の無い大きさはある。
そして腹を撫でながら薄い恥毛を越えてスリットへ。いつも一人で慰める時にするように指の腹で割れ目に浅く沈め、媚肉の縁を擦り上げる。

「あふっ…あぁん…」

形の整った鼻梁から悩ましい息を洩らす鮎美。その音は綾奈のものに似て切ない。まだ男の手に触れられたことのない胸の膨らみをこね上げながら、クリトリスの包皮を剥いた。

「ひぃぃ…あんっ…ああん、志郎クン…、見てぇ…」

愛しい弟の名を呼びながら淡い官能にひたる鮎美。シャワーからほとばしる湯水が鮎美の清純な秘唇から漏れる蜜を洗い流していく。

娘の手を解いてトイレに駆け込んだ綾奈は便座に腰を下ろすとミニスカートを脱ぎ捨てる。剥き出しの股間はびしょびしょに濡れて洪水のように淫水を溢れさせていた。その中心に中指をあてがうとそのまま奥まで突っ込む。

「ひぎぃっ…あん、あああん」

ブラウスの胸元もボタンを外すの指先は、それすらも煩わしいかのように震えているせいで却ってモタモタとしか動かない。ようやく全てのボタンを外し終えると、ハーフカップの肩紐の無いブラジャーのフロントホックを外すとブラジャーの布地の中で窮屈そうに収まっていた双乳が、ぷるるんっと弾けた。それを自ら爪を食い込ませるほどに強く揉みたてる。頭の中は既に淫蕩な光りの靄の中に溶け込んでいた。

「あくっ!…んんっ、イイの…いいっ」

貞淑な人妻にあるまじき淫らな光景だ。理知的な美女がトイレの密室であられもない格好で激しく自分自身を慰めている。

「志郎さんっ…ご主人様ぁ…欲しいの…」

義理の息子に性奴として奉仕する自分を想像しているのだろうか。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 2/13

官能小説
05 /18 2015
-2-

バカンス-陵辱の季節-第2章

志郎は吐き出した精の名残りを綾奈に頬に擦り付けて拭う。そうしてバスタブにもたれて呆然と荒い息を吐いている美母を残すと、バスローブを掴み一人浴室を出た。いったん、着替えを取りに自分の部屋に戻ったが、着替えを手にしたまま、美母の寝室に入った。窓を開けると波の音が潮風に乗って聞こえてくる。
綾奈はひとしきり放心していたものの、いつのまにか止められたシャワーから漏れる滴がぴちゃっぴちゃっと頭に落ちる感覚に自分を取り戻した。だらしなく崩した脚の間で股間から漏れた蜜と精の交じり合った粘液が小さな池を造っていた。脱力し切って、ともすれば倒れそうになる脚で立ち上がると、水だけを捻り顔といわず全身にこびりついた少年との獣じみた情交の名残りを洗い流した。だが熱を帯びた秘唇の内側だけはどんなに水を浴びたところで醒めることは無かった。

「…んくっ」

膣の内に注ぎ込まれた精を掻き出すように媚肉の狭間に指を沈めていくとそれだけで、背筋がびくんッと震え、息も絶え絶えにくすぶっていた女芯に火が着きそうだった。湧き上がる官能を必死に押し止めながら指先を動かすと、つつ、と精液が零れ落ちていった。
髪を拭きバスローブを身に纏うと少しずつ力が戻ってくる。

"俺の女だ…綾奈"

志郎の言葉を思い出し、はッ、とした。そう、そして綾奈はその言葉に肯定の意志を込めるように自ら少年の肉茎を咥えたのだ。あの牡の性器の逞しい感触を舌が覚えていた。知らぬうちに舌先を突き出すと淫らにくねらせていた。

"…綾奈"

他人の物になる自分が恍惚に震えていた。呼び捨てにされて女芯の疼きが走るのを体が覚えていた。既に綾奈は自分以外の別の何者かに身も心も支配されていた。

「…ご主人様…」

奴隷である自分を意識してそれを口にしてみる。隷従の言葉を吐くたびに背筋を官能が走った。綾奈はバスローブのまま志郎がいるべき部屋に真っ直ぐに進んだ。志郎は自分の寝室にいるはずだ。部屋の扉を開けると足を踏み入れた。

「待ってたよ、綾奈さん」

志郎はベッドの端に腰掛けて寝室の入り口に立った美母に微笑みかけた。志郎はすぐに綾奈の様子に気付いた。

「こっちにおいでよ、…綾奈」

呼び捨てにされると頬が火照った。綾奈は言葉通り志郎の目の前に立った。バスローブの胸元から覗く白い肌はたまらない弾力に溢れている。乳房の稜線から零れそうなほどの膨らみを覗かせている。短い丈の膝下から形のよい脚が伸びている。
志郎は綾奈の表情から既に美母がマゾの血に目覚めていることを感じ取っていた。期待を込めて美貌を凝視めた。綾奈は少年の視線に射竦められたように動けなかった。卑猥な視線が躯中を犯すのを感じて、バスローブの胸元を開いた。
「堪らないね、綾奈さんのカラダ…」
素晴らしいプロポーションの美女の裸身に思わず感想を述べる。少年の批評に乳首が勃起してしまう。綾奈は淫蕩な自分自身に酔って目を閉じた。

「咥えるんだ、綾奈」
「はい…」

綾奈は志郎の目の前にしゃがむと少年の腰に巻かれたバスタオルの合間に手を差し入れると、逞しい怒張を手に取った。

「ああ…凄いわ…」

手の中で義理の息子の怒張はより勢いを増したように見えた。志郎も母親を奴隷にする異常なシチュエーションに興奮しているのだ。綾奈は唇を怒張に近づけると鈴口にキスをして、肉茎全体を呑み込んでいく。

「ああ…いいぜ、綾奈」

すっかり奴隷の身分に酔い痴れている美母は少年の肉棒を愛しげに舐め啜り、満足げに囁く義理の息子のため息に奉仕する充実感を得ていた。先端から零れる透明な先走りの液体を、さも美味そうに啜る。

「美味いかい?綾奈さん」
「あん…はぁん…、美味しいです…」

志郎は淫らな質問に正直に答える美母を満足げに見下ろしながら、肉茎を咥えた美母の頭が上下に動くたびに美貌と胸元が隠れそうになると、黒髪を掻き上げてやり、義理の息子の怒張に奉仕する美しい横顔を堪能した。そしてぷりんぷりんと弾む裸の乳房に手を伸ばすと掴み取り揉みしだいた。

「あんっ…はむっ…駄目です…うんっ…」
「凄いね、綾奈の乳房。とっても柔らかいよ」

堪らない量感の乳房を丸ごと掴むと掌から飛び出そうなほどに弾力を返してくる。それでいて、しっとりとした手に吸い付くような手触りがするのだ。綾奈は志郎に奉仕するうち、躯の芯を官能が疼くのを感じて形のいい太腿を擦り合わせていた。乳房に加わる荒っぽい愛撫も綾奈の媚肉の残り火に火をつけ、媚肉の狭間から愛蜜が零れてしまう。それは太腿を滑り、足元に滴り落ちて絨毯に染みを作りはじめていた。

「綾奈、濡らしてるんだね」
「あ…ああ、いや…」

奉仕しながら濡らしてしまうなんて。なんて淫らな…。そう思っても腰は淫らに振られはしたなく、蜜の染みは大きくなっていく。

「あうっ…綾奈、出すぞ」
「あんっ…はいっ」

志郎のものを咥えながら綾奈も片方の手を媚肉の合わせ目に沈め、自ら抉った。
志郎とともにいきたかった。

「ああん、いっちゃう…」
「いくぜっ…綾奈っ」

志郎が叫ぶのと同時に綾奈もまた絶頂を噛み締めていた。そして熱い白濁が喉奥を直撃する。志郎は美母の頭を押さえたまま、精のすべてを綾奈の中に注ぎ込む。
綾奈は大量に吐き出される若々しい蒼い精をごくっごくっと嚥下していく。そしてベッドに体を投げ出している志郎を微笑ましく凝視めながら、義理の息子の怒張を綺麗に清めていた。それは今日どれだけ精を吐き出しただろうか分からないのにも関わらず、綾奈の口腔の中で再び力を取り戻しつつあった。
志郎は体を起すと綾奈の両脇に腕を差し込んで引き上げた。そして横抱きに全裸の美女を膝の上に抱き上げる。綾奈はされるがままに身を寄せると志郎の首に腕を廻した。そうするとまるでいたいけな少女になったかのような錯覚をする。

「綾奈さん、俺の奴隷になるんだ」
「はい…」

改めて宣言されてしまった。綾奈は義母であり、年上の女であることも忘れ去って本当に少女になったかのような弱々しい声で応える。

「綾奈は志郎さんの奴隷です」
「綾奈…」

志郎は綾奈の顎を指で押さえると唇を重ねた。二人は舌を絡ませ合う。ディープキッスを交しながら、志郎は綾奈の乳房を揉みしだく。

「あんっ…ご主人様ぁ」
「可愛いよ…、綾奈」

綾奈をまるで年下の女のように扱い抱き締める。綾奈はびしょ濡れの股間から愛蜜を垂れ流している。膝抱きの姿勢から綾奈を背後から抱き上げるようにして両足を広げた。媚肉が中心からぱっくりと口を開いて新しい主人を迎える準備は整っていた。

「下さい…、ご主人様」
「くれてやる、牝犬め」

真っ直ぐに腰を落とされ、そのまま貫かれていた。

「ああん、いいの…いいんですぅ…」

綾奈はもう我慢しなかった。義理の息子に奉仕する牝奴隷としてこれからを過ごしていくのだ。背後から貫かれた自分がベッドの向かい側にある鏡台に映っていた。
鏡の中での綾奈はただの牝犬に過ぎなかった。少年の腰に跨り淫らに腰を振って貪欲に官能を貪っている。まるで娼婦のようだ。

「ああ…綾奈、いくぞ」
「はいっ…いきますっ…いっちゃうぅぅ」

志郎の上で何度も絶頂を迎えながらも、アハンアハンと悩ましげに溜め息を漏らし続けていた。

翌朝はもう街に帰らなくてはならない。志郎は綾奈の胸に抱かれる形で眠っていた。目を覚ますと髪の毛を撫でられる感触に顔を上げた。乳房に膨らみの向こう側で美母が優しげに微笑みを返してくる。

「おはよう」
「ああ、お・おはよう…綾奈さん」

昨日はあれだけ乱れたのに綾奈はそんなことは微塵も感じさせない。

"まるで、女神のようだ"

志郎は上半身を起して、あらためて美母の朝の姿態に見入る。朝日の中で綾奈の肌は輝いてみえた。仰向けでも形の崩れない乳房の膨らみは綾奈の呼吸に合わせてぷるん、ぷるんと妖しく震えている。美母は志郎の頬に手を伸ばして撫でている。
その美貌には母親というより慣れ親しんだ恋人のように親密な愛情が浮かんでいる。志郎は胸を重ねて唇を重ねた。

「む…ん…」

綾奈はすぐに舌を絡ませてきる。義理の息子の首を抱き締め、胸の隆起を少年の胸板へと擦り付ける。志郎は美女の背中を撫で回し、両足を抱え込む。怒張はその切っ先を媚肉へと合わせていた。

「はぁんっ…ああっ…」

剛直が秘唇に滑り込んでいく。肉棒を蜜壷の奥へと貪欲な牝の本能が引きずり込んでいく。怒張を擦りたてるような膣襞の感触に思わず呻く志郎。

「ううっ」

志郎は美母の腰を掴むと前後に揺すりたてる。

「はんっ、はんっあぁ…んっん…」

志郎の動きに合わせて腰を淫らに振りたてる美母。志郎は綾奈の片足を持ち上げて、丁度帆掛け舟に見立てるように角度を変えて、義理の母親の胎内を抉り尽くす。

「ああっ、んくっ…ひぃぃ…イイの…いっちゃうぅ」
「出すよ…、綾奈…」

「来て…、下さいっ…綾奈の中に」

志郎はそのままの姿勢で一際激しく腰を打ち付け精を放出する。ドクッドクッと白濁液を注ぎ込んでいく。

「あんっ、いい…素敵ぃ、ご主人様ァ」

意識が真っ白に霞んでいく。子宮に撃ちつける精液の勢いに絶頂を極めていく綾奈。
志郎は美母がベッドに崩れ落ちるのを見届けながら、怒張を秘唇から抜いた。
そして、美貌に肉茎を近寄せると、清めるように命令する。

「綺麗にするんだ」
「は…い…」

息も絶え絶えに志郎の怒張に舌を伸ばす。丁寧に蜜と精にまみれた肉茎を清めていく。丹念に何度も舌だけを上下に往復させながら清めた。志郎が性奴と化した美母の頭を撫でている。

「可愛いよ、母さん」
「嫌です…そんなおっしゃりかた、なさらないで…」

綾奈は今更ながら羞恥に身悶える。それは男を狂わせる妖艶な媚態だった。

「腹減ったな…ね、何か食べるもの作ってよ」
「え、ええ…わかったわ」

志郎は少年の顔で屈託なげに言った。綾奈は情交の後のまどろみから醒めながら上半身を起こした。魔法が解けて主人と奴隷の関係から義母と息子に戻ったような不思議な気分だった。それでも、綾奈はもう性奴に堕ちる前の自分には戻れそうになかった。

全裸のまま食卓に向かう。そして台所の抽斗からエプロンを取り出して裸の胸に巻いた。そうするとまるで新婚のときに帰ったかのような気分が蘇って、知らずに頬を火照らせてしまう。

「イヤだわ…恥ずかしい」

志郎は大人しくテーブルについている。だが視線は綾奈の妖艶な裸エプロンに釘付けだ。グラマラスな美女がそんな可憐なエプロンに裸で包まれていると、妙にエロティックでなまめかしい。

「いいね、そういう格好も」
「ああっ見ないで」

志郎の視線がヒップや背中に突き刺さるのを感じて包丁を握ったまま、身を捩って視姦から逃げようと試みる。もちろん逃げ場はない。剥き出しの尻を振って羞恥に喘ぐしかない。
綾奈は少年のために簡単な朝食を作っている。パンとサラダをてきとうに挟んで即席のサンドイッチの出来上がりだ。
食卓で待つ志郎の前に食事を勧めると傍らに立つ美女の裸の背中に少年の手が伸びてくる。

「ひぃぃ」
「熱いね、綾奈さんの躯」

食事を済ますと帰宅の準備に入った。さすがに志郎も綾奈の躯を楽しむ暇はない。かといってそれほど荷物が多いわけではなかった。志郎は綾奈の寝室に入った。美母はシャワーで汗と精の匂いを落として初めて逢ったときのように完璧な大人の女の装いを決めていた。

「志郎さんはもう仕度は済んだの?」
「ああ、別に荷物があるわけでもないしね」

鏡台の前の椅子に座った綾奈は口紅をつけて最後のチェックに余念が無い。志郎は美母の装いに目を向けた。長い足は妖艶な黒いストッキングに包まれ、タイトなスカートが腰を覆っている。ノースリーブのブラウスを下から押し上げる見事な量感の双球がその存在をアピールしている。
志郎は悪戯を思い付いた。綾奈が立ち上がると引き寄せ、抱き寄せた。

「すごく綺麗だよ、綾奈さん」
「ありがとう…」

息子に誉められて心底嬉しそうにはにかんだ微笑みを浮かべている。志郎は少女のような初々しい表情を浮かべている美母の躯を抱き締めつつ、手を背中からヒップへと撫で下ろしていく。ヒップの双臀の窪みに沿って指で丸みの弾力を十分楽しむとタイトスカートのスリットに手を差し入れる。

「あぁん、…ダメッ…ああっ…」

スカートを捲くりパンティストッキングに包まれた太腿の感触を味わうように、その表面を撫で上げる。綾奈は志郎の手が動くたびに、抱き締められた腕の中で身悶える。そして息を荒くしている。そして秘部を覆う布地の正面から少年の指が媚肉の合わせ目に沿って底から擦り上げると艶めかしい喘ぎを漏らした。

「いや…あっあん…濡れちゃうからダメ…」

志郎は美女の抗議を無視してぐいぐいと媚肉をショーツの上から嬲った。綾奈は少年の陵辱に堪えて、モジモジと太腿を擦り合わせている。その美貌は湧き上がる官能の炎に煽られて喘いでいる。胸の下で両腕を組んで理不尽な責めを堪える姿はとても志郎の嗜虐欲をそそる。

「濡れるんなら脱いだらどう?」
「あンっ、イジワル…」

恨みがましくも艶っぽく潤んだ瞳で志郎をにらむ。それがまた、いかにも淫蕩な人妻という感じでたまらない。

「脱げよ、綾奈。これは命令だ」
「はい…」

消え入りそうな声音で少年の命令に従う綾奈。その頬は燃えるように真っ赤に染まっている。奴隷を意識させる呼び捨てと命令に体の芯から痺れが走るのだ。そうすると何も考えることが出来ず、理不尽な要求を拒むすべを失ってしまう。
ミニスカートの裾から指をパンティストッキングの端に差し入れ、まるで脱皮するみたいに脱ぎ捨てると、かがみ込みながら一本づつ長い脚から小さな下着を抜き取った。

「寄越せ。…どれどれ」
「あ…恥ずかしい…」

たった今脱いだばかりのパンティを奪われる。それは綾奈の体温でまだ暖かい。志郎は底の秘唇が当たっていた部分を裏返しにして、美女の愛蜜に濡れた布地を確認した。

「なんだい、びちょびちょじゃないか」
「いやぁ…嫌です。苛めないで…」

年下の少年に言葉で嬲られる恥辱が逆に綾奈の官能を追い込んでいく。美貌を真っ赤に上気させて喘ぐ姿が艶めかしい。美母の困惑顔を楽しむと志郎は綾奈の荷物を取り上げると美女の腕を取った。

「さ、帰ろうか、綾奈さん」
「え?あ、あの…」

勢い良く引っ張る少年に引かれるままに下着をつけさせてもらえないまま車に乗せられる。綾奈は運転席、志郎は助手席だ。荷物は背中側の客席に放り込まれた。
志郎はにやにやしながら綾奈の生の太腿をみつめている。

「ねぇっ、パンティをはかせて…」
「ダーメ、これは記念にもらっておくよ」

と告げるとポケットから小さく丸められた美女の下着に鼻を近づけクンクンと淫らな香りを吸い込んだ。

「あぁ…やめて…」

美母は志郎の行為に身を竦めて喘いだ。それは綾奈が淫らな牝奴隷である証しなのだ、と思った。それを握られている限り志郎の命令に従わなければならない。そう考えるとゾクゾクした官能に全身を炙られているような感覚に囚われ、女芯が激しく疼いた。

「さあ、行こうよ、綾奈さん」
「…はい」

仕方なく車を発進させる。形の良い長い脚はぴったりと閉じている。そうしなければ剥き出しの媚肉から淫らな液体が零れだしてしまいそうだからだった。だが、そんな努力は無駄に終わった。

「あ…イヤ…」

発進の際の振動でぴったりと閉じ合わされていたはずの秘唇から一筋の滴がこぼれてシートに流れていく感覚をはっきりと悟った。綾奈は恥辱にハンドルを握りながら思わず喘ぎ声をあげていた。
志郎はそんな美母の様子を一瞬でも見逃さぬとばかりにじぃっと眺めていた。そしてもじもじと太腿を擦り合わせようとする仕草と綾奈の喘ぎ声に美母の身に何が起こったか分かったようだ。

「濡らしたね?綾奈さん」

綾奈は志郎の追求を退けるかのように視線を逸らせる。

「止めて」
「えっ…なに?」

「車を止めるんだ、綾奈」
「…はい」

美母は少年の命令口調に脅えるように従順に従う。綾奈は途中の路側帯に車を寄せて、停車させた。

「脚を開くんだ、綾奈」
「…はい」

綾奈は志郎の命ずるまま美麗な脚を開いて剥き出しの秘唇を少年の前に露呈させた。秘唇はパックリと開いて、牝汁を垂れ流していた。志郎は運転席の方に身を乗り出すと、リクライニングさせてシートを倒すと、綾奈を押し倒した。

「あ…ああっ…んくっ」

志郎は綾奈を押し倒すとすぐ女体の上に圧し掛かるようにして秘唇の中心に指を埋めていた。いきなり乱暴に指が進入してきても出発前の陵辱でくすぶっていた美母の秘部はトロトロに蕩けきっていて、綾奈の媚肉は快感を求めて息子の指を締め付けた。そして愛蜜を涙のように潤ませていた。

「綾奈、これはなんだ?」
「あ…いやっ」

そう言って、すぐに引きぬいた指を綾奈に見せ付ける。志郎の指先にはネバネバした透明な液体が絡み付いていた。

「綾奈さんがどんなに淫らな女かっていう証拠さ」
「…はい」

美女は少年に決め付けられて美貌を歪めて涙声になっている。その声は消え入りそうに弱々しい。

「俺の奴隷なんだろ?綾奈さんは」
「…はい」

「だったら俺の命令は絶対に聞くんだ、いいね?」
「…はい、も、もうしわけありません」

綾奈は年上の成熟した女であることも、母親であることも忘れて少年の前では一人の牝奴隷でしかない自分を強く自覚していた。奴隷の立場関係を意識すればするほど綾奈の中の官能は燃え上がり、淫蕩な牝奴隷の媚態に熱が入る。

「はァん…あぁっ…ください、綾奈の中に」
「本当に好きなんだね、綾奈さんは…オマンコが」

「は、恥ずかしい…綾奈はオマンコが好きなんです…」

はしたない言葉を口走ると同時に媚肉が男を求めて疼き出す。志郎は美母のブラウスのボタンを外すと左右に押し開き、砲弾のように飛び出している形のいい綾奈の乳をブラジャーごと鷲づかみにして揉みたてる。その間にも媚肉をえぐる指の動きは止まらない。奥へ奥へと強引に突っ込みながら膣壁を掻き回す。

「あんっ、あはぁん…いいっ…いいのぉ…」

少年の愛撫によがりながら自ら快感を求めて腰を淫らに振っている。
だが志郎は不意に綾奈の中から指を引き抜いてしまう。そして覆い被さっていた美女の上から助手席の方に移動した。

「あん…嫌です…綾奈を苛めてェ…」
「駄目だね、綾奈さん。欲しかったら自分でするんだ」

志郎は綾奈の媚態にも動じずシートに身を預ける。美母は途中で愛撫を中断されてくすぶり続ける官能に甘え泣きをしてしまう。どうしようもなく志郎のペニスが欲しかった。志郎に貫かれたかった。別荘の続きで激しく犯して欲しかった。躯全身がけだるい熱に侵されて牝の本能に支配されていた。

「ハァッ…んくっ…」

乱れた胸元も腰上までめくられて剥き出しの下半身もそのままに、ゆっくりと志郎の座る助手席の方に這い寄っていく。少年の肉茎を求めてうつろな視線を向ける姿は貪欲な牝犬そのものだった。冷静な志郎が恨めしい。自分は彼の義母でもあるというのに完全に主導権は少年の側にある。自分を瞬く間に支配した少年の逞しさが綾奈の理性を崩し去っていた。

「ああ…逞しいのね…志郎さん」

志郎の腰にすがりつく美母は少年のジーンズの股間の膨らみに細い指先を這わせてその形と勢いを確かめた。そして震える指でジッパーを下ろすと少年の下着から怒張を剥き出しにした。それをしなやかな指で握ると、熱い吐息を漏らした。

「…凄いわ…」

綾奈が過去に見た男根と比べ物にならないほどの勢いと太さだった。セックスの経験の殆ど無いせいか綺麗なピンク色をしているものの天を突くその凶々しさは甘い期待を抱かせるのに十分なほどだ。

「ああッ…我慢できないわ…」

ぱっくりと朱唇を開けると少年の怒張を咥え込んでいく。

「…アフン、…ムン、アフ…ゥッ」

悩ましい鼻梁から喘ぎを漏らしながら怒張を呑み込んでいく。口腔深く頬張りながら舌を幹に沿って絡めていく。
"たまらないわ…アソコが熱くなっちゃうぅ…"
既に洪水のように溢れている蜜液を掻き分けながら片方の手で自ら秘唇を抉る。
もう一方の手でハーフカップブラの中の果実を自らすくい取り揉みしだく。

「ああン…いいの…イイッ…」
「一人で楽しんでないで、俺も満足させてくれよ、綾奈さん」

「…も、もうしわけありません…」

綾奈は肉茎をしゃぶるのをいったん止めると志郎の膝の上に跨りリクライニングシートを倒して、少年を押し倒すと、その胸板に寄りかかった。その一方で少年の肉茎の位置を片方の手で探りながら自らの媚肉の中心に添えて腰を下ろしていく。

「きゃふっ…んんっ、…あんっ…痺れちゃうぅ…」
「うっ…」

怒張が綾奈の内へ一気に押し入った。志郎は快感に堪えながら美母の尻肉を両手で掴むと引き寄せて、結合を深めた。

「ハアっ…あんっ…あたってる…あうっ」
「腰を振るんだ…綾奈」

「はいっ…いいっ…いいっ…」

命令にしたがい自ら熟れた腰を振ってはよがる綾奈。

「ああんっ…ああっ…ダメッ…ああ、いっちゃう…」
「出すぜっ…綾奈」

「あふっ…志郎さまァ…ください…」

はっきりと隷従の意志を謳い上げる綾奈。志郎はとどめを求める美母の声を満足げに聞きながら下から腰を突き上げてフィニッシュに入った。ドクッ、ドクッ、と白濁液が綾奈の膣に注ぎ込まれる。綾奈は口の端から涎を垂れ流していた。プリプリと尻を淫らに振って背筋を弓なりに反らせながら少年の上で快感を噛み締めていた。

小説(転載) バカンス-陵辱の季節- 1/13

官能小説
05 /18 2015
父親の再婚で新しい姉と母が一度にできるなんてうらやましい。文章もうまくまとめられてその才能もうらやましい。


-1-

バカンス-陵辱の季節-第1章



志郎の父親は同じ会社の部下だった綾奈との挙式の後、すぐに単身で海外に転勤してしまった。志郎は父が再婚するのに特に反対はしなかった。今年は高校を受験する微妙な時期でもあり、父が彼のことを心配しているのは目に見えていた。それに彼自身、幼い頃に母に死なれてから母親の愛情と触れ合いに飢えていた。

新しい母と姉に実際に会ってみて彼は父に感謝した。母は女優かモデルのような美貌とスタイルの持ち主だったし、姉も母親に似て美少女だったからだ。暮らしを一緒にしてみてその思いはより深まった。二人ともよく気がつくし、志郎をとても大事にしてくれる。志郎は母と姉との生活に耽溺していた。父が挙式の後、日本を離れてしまうと美母はさすがに寂しそうな表情を見せた。美母の美貌に寂しげな表情が浮かぶたびに、志郎は綾奈が彼に寄せる愛情に応えたいと願っていた。その感情は真に家族として母を求めるものなのか、男が女を求める本能なのか志郎にはまだ判断できなかった。

綾奈にしてみれば、よくなついてくれているものの、まだ少年から直接に母と呼ばれたことはなかった。いつも名前に"さん"付けで呼ばれるのは寂しい。志郎から母と呼ばれるようになりたい。二人きりで楽しさを分け合えれば心から打ち解けてくれるかもしれない。そんな期待を胸に計画を打ち明けると志郎は否やも無く賛成してくれた。

娘の鮎美が部活動の合宿に行っているほんのニ、三日のあいだ、綾奈は志郎のために二人だけの夏休みを計画した。

そしてその日、綾奈と志郎は父親の会社の別荘に来ていた。海辺の海岸線にある別荘は小さな岩山の背に隠れるような格好で小さな半島に建っている。すぐ側には地元の人間にもあまり知られていない岩山の洞窟がある。その入江には砂浜があり、ちょっとしたプライベートビーチになっていた。大きな水たまりのように岩山をくり貫かれたそこは外界から遮断された楽園のようだ。

別荘に着き、美母を手伝って荷物を運び入れると早速着替えてサンダルを出した。ハンドルを握る美母の姿を思い出すと股間が膨らみ出すのを感じた。

ブラジャーをつけていないのか脚を運ぶたび揺れる豊満な双乳を包む黒いタンクトップと申し訳程度に腰を覆っているに過ぎない極めて短い丈のミニスカートという出で立ちの長い髪の美女の隣に何もしないで長時間座っているのはまともな男なら拷問に等しい行為だ。実際、綾奈は今年高校生になる娘を産んだとは信じられないほど若いのだ。それでいて肢体のどこもかしこも成熟し切った女らしい曲線に溢れている。
助手席に座ると何という名前の香水なのか甘い匂いが志郎の鼻孔をくすぐる。すぐ隣には肌も露わな美女が微笑みながら座っている。志郎がどぎまぎしながら綾香に視線を向けるのを見ると、さも楽しそうに笑い声を洩らす。笑うとそれに合わせて乳房もプルンと揺れた。

「な、なに?」

さっきから唾を飲み込んで美母の胸といい脚といい視線を奪われっぱなしだ。思わず吃ってしまう。それでも綾香は志郎の視線を妨げようともしないし、まるでそんなことはお構いなし、といった感じなのだ。
綾奈は相変わらずただ、微笑んでいるだけだ。ハンドルの上に大きく身を乗り出して、膝を立てるとミニスカートの布地が少しだけずり上がり、閉じた脚の狭間から白い下着が顔を覗かせた。

「なんでもないの」

義母を別荘に残して、一人で先に志郎は砂浜への道を進んでいく。書き置きを残していったから多分、大丈夫だろう。
どうせ服の下はすぐに海パンだったし、砂浜にてきとうに上着を脱ぎ散らかしたまま波打ち際に歩いていく。水に入りしばらく波に揉まれるように夏の日差しと水の冷たさの爽快感に身を委ねていると、砂を噛む足音が聞えてきた。

「凄い…」

音の方を振向くと綾奈が素晴らしい肢体をきわどい水着に包んで、志郎の側に近付いてきていた。肌の白さが目に眩しい。はちきれんばかりの胸の膨らみは黒いビキニの胸を押上げ、歩くたびにユサユサと重たげに揺れている。長い黒髪が風に揺れて妖艶な女の色気を倍増している。長くしなやかな脚は理想的なラインだ。まさに脂の乗りきった人妻の色気そのものだった。腰にはパレオを巻いているものの、その隙間からはむっちりとよく発達した太腿に食い込んだ上下お揃いの黒いハイレグのショーツが美母の秘部を覆っている。
ゴクッ、と唾を飲み込んで美母の姿態を視線で犯す。

「志郎さん…退屈そうね」

志郎の食入るような熱い視線を感じてか薄く恥じらいの色に頬を染めて、仰向けに水に浮んでいる少年に柔らかな微笑を投げかける。

「いやゼンゼン、そんなことないよ」
「水が気持ちいいし、それにこんな美人と一緒にいて楽しくないはずがないよ」

「ふふっ…ありがとう、志郎さん」

少年のお世辞にもまんざらでもなさそうに楽しそうな笑みを浮べている。他の人間のいない状況がそうさせるのか開放的な雰囲気に綾奈自身はしゃいでいるように見える。

「ここ、綺麗でしょう?」

起上がり波打際に仰向けに寝転んだ無防備な綾奈の脇に膝をついて美女の肢体を嘗め回すように鑑賞する。

「昔は母とよくきたんだけどね」
「お母様と…」

はっと何かに気付いて志郎の顔を凝視める視線は戸惑いに似た憂いを含んでいる。

「ごめん。こんなこと言うはずじゃなかったんだ」
「ね…志郎さんっわたし…」

クスッと笑うと志郎は綾奈に抱き付くようにその優美な肢体の脇に寄添って半ば上に跨るようにして覆い被さり、両脇に手をつくと憂いに満ちた美貌を見下ろした。そして綾奈が何か行動を起す前に抱しめていた。

「綾奈さんは僕の大事な母さんだよ」

黒髪に鼻面を埋めて牝の芳香もかぐわしい白い美女のうなじに囁きかける。綾奈は一瞬、躯を強ばらせたものの抱しめた少年の腕に逆らおうともせずに、やがておずおずと志郎の背中に細い指を這わせていた。

「志郎さん、ありがとう」

綾奈が呼吸するたびに胸板を押上げる膨らみの弾力がたまらない。柔らかい弾力を返す成熟しきった美女の肌は志郎には余りにも眩しすぎた。少年には獲物をあしらうゆとりはなかった。官能的な美女の芳香に理性は吹き飛んでいた。
離れがたかったが、無理矢理引き剥がすようにそっと綾奈から離れると母の手を取って引起こした。上気した綾奈の瞳はどこかうつろだった。もしかすればこのまま美女の躯を堪能できたかもしれなかった。

「ね、泳ごうよ」
「そうね」

無理に笑いかけると綾奈もそれに応えるように頷きかえして志郎とともに水に入った。澄切った水にたわむれ、じゃれあう。水に飛込んだ少年を追って綾奈も童心に返ったように振舞う。

「こら…もぉ、あぁん」

息継ぎをしたところをねらって志郎が水鉄砲を食らわせる。綾奈は水をすくって反撃しようとするものの少年はすぐに水に潜ってしまう。綾奈の悩ましい臍が目の前だ。志郎は義母の腰に抱き付くとそのまま、押倒す。美女の豊満な肢体がもんどりうって水の中に引込まれる。

「きゃ…あぁッ…ん」
「綾奈さん、ちょ、ちょっと…」

逞しい男の腕の中に包まれると、綾奈の背筋を電流が疾った。殆ど本能的に抱きつかれた少年の腕から逃れようともがいた。水の中でもつれ合ううち、偶然に志郎の手が美女の胸を隠す布地を掴み、綾奈に引離されるまま引き千切っていた。

「い、嫌ァッ」

無論、わざとではなかった。しかし、義母の水蜜桃のように揺れる二つの双球は水着の束縛から離れて志郎の目の前で淫らにプルン、と震えていた。
そして二人はもつれ合うまま、波打ち際で肌と肌を重ね合わせていた。志郎は綾奈の上から離れようとして美女の両脇に手をついて真上から義母の美貌を覗き見た。
綾奈は弾けた乳房を隠そうともせず、かといって少年の躯の下から逃げようともせず羞恥に頬を染めて顔を背けていた。

「あ・綾奈さん…僕…」

志郎はうろたえつつも美母の呼吸に合わせてぷるるん、ぷるるんと小刻みに揺れる膨らみから目を背けることが出来ない。心臓が早鐘のように激しく打ち、無意識のうちに右手を美女の悩ましい乳房に伸ばしていた。

「あ…あふっ!」

胸の膨らみを少年に掴みとられ、おもわず綾奈の唇から悩ましい吐息が洩れる。少年は綾奈が漏らした吐息に一瞬、乳房に食い込ませた指の動きを止めたものの、美母が抵抗もせず受け入れているのを見ると安心したのか、膨らみを根こそぎ揉みしだき始めた。
綾奈の脳髄を甘い疼きが疾った。少年の思わぬ力の強さに圧倒されるまま押し倒され、思いも掛けぬ男らしさに陶然となった。母である前に一人の女である自分を意識した途端、抵抗する気が失せていた。少年の熱い視線が裸の胸に注がれている瞬間さえ、羞恥よりも甘い期待に胸を焦がしていた。
志郎は今や両手で双球を揉みしだいていた。憧れの美母の柔肌の感触に我を忘れていた。組み敷かれたままの美女は自らの露わにされた胸の双球を少年に陵辱されるにまかせて、悩ましい吐息をついているばかりだ。
志郎はまだセックスの断片的な知識は持っていても具体的にどうすれば女を犯せるのか知らなかった。だが、無意識のうちに水着の中で膨れ上がった肉棒をもてあまし、美女の腰を覆うわずかな布地の中心へと突き上げていた。

「あっ…だ、ダメッ!!」

腰を打ちつけるような衝撃に綾奈は理性を取り戻した。組み敷かれた少年の躯の下からもがくように両腕に力を込めて義理の息子の胸を押し戻していた。が、その強い衝撃に腰を密着させていた志郎の肉棒に思いも掛けぬ快感を疾らせ、美母の双球を強く握り締め、水着の中で射精していた。
綾奈は両腕をついた少年の胸から熾りのような震えが伝わってくるのが分かった。そして志郎に掴まれた乳房に食い込む指の痛みとともに無意識に少年の怒張が女芯を荒々しく突き上げた所為で軽いオルガスムに陥っていた。

「あふっ…んんっ」

美母が思いも掛けず得た官能に熱い吐息を噛み殺していると志郎が射精で脱力したのか、荒い息を吐いて綾奈の躯の上に倒れ掛かってきた。美母は少年の躯をいたわるような優しさを込めて、倒れ掛かってきた少年を受け止めていた。

「…ごめん」

志郎がそう呟くのが聞こえる。うなじにかかる少年の熱い息に貪欲な牝の疼きを感じながら、綾奈は義理の息子の頭を両腕で包み込む。

「…何も言わなくていいのよ」

美母の優しい声音に顔を上げた少年は自分が組み敷いている柔らかな女の肉体の美しさに今更ながらに見惚れた。自らの熱い頬に細くしなやかな指を添えて微笑している綾奈の妖しい牝の色気に志郎の中の狼が再び頭をもたげて来るのを感じた。

「綾奈さん…、綾奈さんが欲しい…」

志郎は頬に添えられた美母のたおやかな手を掴むと再び女体を組み敷き、強引に行為におよぼうとした。

「ダメ…いけないわ…」

少年の腕に力が込められると、もう綾奈には逃げる術はなかった。身を捩り何とか志郎の手から逃れようとする。先ほどの軽いオルガスムによって綾奈の下半身には全くといってよいほど力が入らなかった。
志郎は美母の胸の双球を揉みしだきながら、乳房の谷間に舌を這わせた。そうするともがく綾奈の動きが一瞬止まり、その隙に乳房を掴んだまま下へ下へと舌先を進めていく。

「あ…んっ…ダメッ」

志郎の目的を悟り焦るものの、乳房を好い様に嬲られると官能の炎に身を焼かれてしまい、余計に力が入らなくなってしまうのだ。

「…あぁぁ…イヤっ…」

少年は強引に美母の下腹を覆う唯一の布に手を掛けると膝下まで剥き下ろした。
そして力の抜けきった綾奈の両膝を割るように躯を割り込ませる。

「綾奈さん…綾奈さんのオマンコだ…」
「見ないで…」

綾奈は志郎の視線から逃れでもするかのように美貌を背け、恥辱に震えている。
少年は初めて目の当たりにした女性器に興奮している。そしてそれを眼に焼き付けるがごとく、ギラギラと欲望に疾った視線でよく確かめようと、綾奈の媚肉の中心に指を添えると押し広げた。

「あうっ…いやっ…あぁぁ…んっ」

少年が指を動かすたびに綾奈は敏感に反応し、女芯を蕩かせていく。ひとしきり綾奈の秘唇を弄ぶのに満足したのか、志郎はすっかり蜜にまみれた指先を抜き取った。
綾奈は既に少年の指の動きがもたらす官能の疼きに牝の本能をかき乱され、快感の虜に堕ちていた。
志郎は綾奈の嬌声に一度放出した分の力を取り戻した剛直を、水着の外に開放する。
それは猛々しい勢いに蠢き、女を求めて震えている。
少年は美母の濡れた女芯に指を添えて広げると、怒張の切っ先を突きつける。綾奈はその瞬間を待ち望んでいたかのように腰を密着させて来る。
次の瞬間、一気に子宮まで貫いていた。

「はうっ…」
「あんっ…くぅぅ…」

志郎はぎごちなくストロークを繰り返す。窮屈な綾奈の膣が貪欲な動きで剛直を締め上げるせいで、気を緩めたらすぐに放出してしまいそうだったからだ。

「…ああ、たまらないよ…綾奈さんのなか…」
「いやっ…こんな…、あんっあぁんっ…いいっ」

少年の稚拙な動きはなまじセックスを知らなかっただけに直線的で、しかし勢いに満ちていた。互いの粘膜と粘膜をすり合わせるような強引な動きだけでも綾奈の女には充分すぎるほど快感を湧き出させていた。ましてプライベートビーチだとはいえ、誰が見ているかもしれない、波打ち際で犯される緊張に綾奈の官能はいやがうえにも高められていく。

「…綾奈さん…俺っ…もう…」
「あんっ、いいの…いいっ…来てっ」

志郎は綾奈の手に自らの手を重ね合わせると怒張を思い切り、美母の中へと打ち突けていく。綾奈も志郎の手を握り締めながら背筋をピーンと反り返らせながら、子宮に注がれる熱い精を感じて、エクスタシーへと登り詰めていった。

欲望をすっかり吐き出してしまうと志郎は綾奈の上から離れて、美母の表情を伺った。仮にも義母を強姦紛いに犯してしまった。その罪悪感が今更ながら、湧き上がってきた。

「どうしたの?そんな悲しそうな顔をして」

少年の顔を見上げる綾奈は志郎を許していた。志郎を責める気にはなれなかった。成り行きとはいえ、強引に犯されても、義母として暮らしていかなくてはならない。
今や鮎美を入れてもたった3人の家族なのだ。綾奈の孤独な夜を慰めてくれるべき夫はいない。まして一時の衝動からの行動であることは今、見上げている少年の表情からも読み取れる。

「綾奈さん…僕…」
「いいの。何も言わなくて」

綾奈はそっと少年の頭を抱きかかえた。志郎は力なく、綾奈の背中に腕を廻すと、美母との行為を確かめるかのように柔肌を撫で回す。
視線を感じて隣を振り返ると綾奈がじっと志郎の瞳を覗き込んでいた。
「私に出来ることがあれば何でも言ってね」
志郎はただ黙って聞いていた。そして頷く替りに綾奈との距離を狭めると悩ましくくびれた細腰に腕を廻すと美母の躯を引寄せ、腕の中に閉じ込めるように抱締めた。綾奈は抵抗もせず少年の為すがままにして、抱締められると熱い息を吐いて目を閉ざした。

「好きだ…綾…母さん」
「私も…貴方が好きよ」

綾奈は志郎の躯から離れると剥ぎ取られた水着を拾い上げた。志郎の視線が剥き出しの肌のそここに注がれているのを意識しつつも、ショーツに足を通し、ブラを着けた。水着をつけても美母の魅力は少しも衰ろえることはなかった。逆に今はその中身を知っているが為に隠された分だけ余計に色気がいや増していた。
志郎は散らかしたシートや、上着を拾うと綾奈の前に立った。そして美母の悩ましくくびれた細い腰に腕を廻した。綾奈は志郎の為すがまま、少年の腕の中に閉じ込められた。

「綾奈さん」
「んっ…むふっ…」

志郎は綾奈の意志を確かめるように美母の細いあごを指先で傾けると唇を奪った。美母は抵抗しなかった。それどころか、積極的に押し付けてくる。志郎の舌先が綾奈の歯の隙間を嬲るように蠢くと、美母は腕を志郎の首に廻して、それを受け入れ、自らも舌を突き出すようにする。二人は舌を絡ませ合い、少年の注ぎ込んでくる唾液を綾奈は嚥下してそれに応える。唇を離すと、荒い息を吐いてうっすらと染めた目元を潤ませている。

「あンっ、…もう、駄目よ…」

腕に力を込めて抱くと豊満な乳房が志郎の胸板でつぶれ、堪らない弾力を伝えて来る。柔肌からは媚薬のように脳髄を蕩かすような芳香が立ち昇り、志郎の怒張に再び新しい力を漲らせる。美女の背中を撫でまわす指をそのまま魅力的なヒップの膨らみへと伸ばしていく。

「いいの?僕…」
「…嫌だったら拒んでたわ」

少年の胸板に頭を委ねながら瞳を伏せていた。ヒップを撫でられるとびくっ、背筋を強ばらせる。腹には既に硬直した志郎の怒張がトランクス越しに突き当てられている。ショーツ越しにヒップの膨らみの谷間に沿って指を上下させると溜め息が美女の唇から漏れた。

「それじゃいいんだね、綾奈さんを抱いても」
「内緒よ…誰にも言わないで」

志郎から離れると美母は火照った頬を隠すように後ろを向いてしまう。それを追って背後から抱き締める。肩に美母の頭を乗せて抱き締めた腕に力を込めた。

「帰りましょう。お腹が空いたでしょう?」

しぶしぶ志郎は綾奈を解き放つと別荘へと足を向けた。すぐにまたこの美しい女を抱けるに違いない。綾奈は少年の内で蒼い性欲が渦巻いているのを知ってか志郎の腕にすすんで自分の腕を組んで寄り添った。腕に当たる胸の弾力が、牝の濃厚な体臭が、先ほどまでの交合の余韻を感じさせて志郎をたまらない気分にさせる。

綾奈は別荘に入ると真っ直ぐにバスルームに飛び込んだ。水着を脱ぎ捨てると勢いよく叩きつける湯の下に立つ。汗を流していると一瞬、何もかも忘れた。義理の息子に犯されて絶頂を迎えてしまったことも、あらためて抱かれることを約束してしまったことも。居間にいるはずの彼のことも。
流れ落ちる湯が深い谷間を作っている乳房の膨らみの間を滑り落ちていく。

「んくっ…」

胸を両腕で抱くと乳房に食い込んだ志郎の指の感触を思い出された。主人とはしばらく逢えない。その間はこの熟れた躯を少年に供ずることでしか牝の衝動を鎮めることは出来ない。綾奈はもう志郎の母親たる資格はないのかもしれないと思った。
そう思うと少年の肉棒に貫かれた時の官能が、まざまざと蘇り、叩きつける湯の下で悩ましくヒップを揺すりたてていた。

「あぁ…んっ」

太腿の間をわずかに開き、そっと火傷の跡を触るような繊細さで自らの秘肉の入り口に指を添える。そこは昼間の情交の余韻に火照ったような熱を秘めていた。震える指先で慎重に周りの肉襞を押さえると秘唇の中身がこんもりと盛り上がり、昼間、注ぎ込まれた精がトロリとこぼれ出てきた。

「熱いわ…」

精は一滴の流れとなって太腿の上を流れ落ちていった。綾奈はその滴を指先で救うとその手で片方の乳房を掴み、下から揉み上げた。片手は秘所にあてがい、指を媚肉の狭間に沈めていく。

「い…いやっ…あ・あん」

流れ落ちる湯の音の激しさが一人きり泣き声をあげる美女の嬌声を掻き消していく。
それは逆にバスルームの曇りガラスの前に立つ少年の存在をもかき消すことを意味していた。
志郎はいつまでたっても風呂場から出てこない美母を心配して脱衣所に入ったものの、曇りガラスの向こう側に躍る裸身を目の当たりにすると、綾奈を気遣うよりも脱衣籠に放り込まれた水着に目を奪われ、知らず手を伸ばしていた。そしてそれを顔に近づけていた。

「!!」

パンティの媚肉を覆うわずかな面積しかない布地からは自分自身がつけた精液と美女の愛蜜が混ざり合った濃厚な性臭が漂う。その生々しい匂いを嗅ぐと怒張は、ビンビンと勢いよく膨れ上がり、頭の奥が性の衝動に熱く煮え滾り始めていた。その刹那、扉の向こうで激しく打ちつける湯水の音に紛れて微かに女の喘ぎ声を耳にした。
志郎は着衣を脱ぎ捨て、ひとしきり揺れる怒張を握ると、曇りガラスの扉をゆっくりと開け放った。扉は音を少しもたてなかった。湯気がこんもりと脱衣所を満たしていく。その向こうでバスタブに手を掛けて少年に背を向けた美母が官能にヒップをくねらせながら自らの指で媚肉をえぐっているのが目に入った。

「あっあん、ああんっ…いっ…いいっ」

志郎はあられもなく喘いでいる綾奈の姿に見惚れていたが、すぐに怒張の勢いに美母の中に精を注ぎ込む欲求を抑え切れなくなる。そして目の前で妖しくうねるヒップを掴むとそれを持ち上げた。

「あ?ああっ…いやーッ」

自慰の途中で不意に他人の指がヒップにを食い込み、そのまま尻を高く持ち上げられたのだ。綾奈は志郎の存在に気付く間もなく、倒れそうになるのを堪えようとバスタブにしがみつき、腰を弓なりに反らせ不安定な格好を強いられた。

「はっあぁっ…いやっいやーっ」

どうにか爪先で立てるものの高く持ち上げられた尻肉の狭間でとろとろに溢れた蜜液が太腿の上を流れていく。それが志郎の目の前に晒されていた。

「はしたないな…母さん」
「いや…いやよっ、見ちゃダメぇ…」

綾奈の媚肉はすっかりその中身を溢れ出させて男を迎え入れる準備は出来上がっていた。志郎は怒張の切っ先をその中心に沿えるとゆっくりと、沈めていく。

「…あぁっ…いいっ…いいの…」

綾奈は与えられる官能に牝の本能を抑えられなかった。指だけでは絶対に与えられることのない官能に身を委ねていた。剛直が蜜壷に完全に収まると、志郎は一旦動きを止めた。

「あくっ…はんっ…い・いいわ…」

綾奈は義母としての慎みも忘れ一匹の牝犬に堕ちていた。義理の息子の肉棒を自らの躯の中心に収めるとそれが与える圧迫感と熱さに酔い痴れた。そして自ら、牝の本能に従い、腰を前後に動かし始めた。

「おっうぅ…いいよっ母さん…」

志郎も綾奈の媚肉が怒張を締め上げる動きに思わず果てそうになるのを脚を踏ん張って堪える。

「いいっ…志郎さんっ…いいの」

背中に腕を廻して来る少年の腕を取ると自らの乳房に導き、不自然な格好で義理の息子を振り仰ぐと唇を求めてきた。志郎は掌の中で弾み弾力を返して来る肉球に強い力を込めて指を食い込ませながら美母の唇を吸った。互いの唇が触れるとすぐに舌を絡ませて来る。

「あふっ…あふんっ、む…」

鼻から悩ましい息を吐きながら貪欲に腰を揺すり官能を噛み締めている。志郎は美母の内で気を緩めるとすぐに果てそうになるのを堪えていたが、綾奈の貪欲な腰の動きにすぐに官能を追い込まれた。

「ああっ…綾奈ぁッ、いくよ」
「私も、いいの…イクぅ…いっちゃうぅ」

呼び捨てにされそれでも激烈に腰を揺すりたてられ綾奈は喉を絞り上げるような絶叫を漏らしながら、義理の息子の怒張から子宮に叩き付けられる精の迸りを感じながら絶頂を一緒に登りつめていく。
志郎は美女の乳房を引き千切らばかりに力を込めて握り締め腰を女の尻に打ち据える。ドクッドクッとおびただしい量の白濁が美母の体内に注ぎ込まれていった。
綾奈は官能ににしばし身を焼くと躯の力を抜いて志郎の足元に崩れ落ちる。尻肉の狭間から義理の息子の怒張が抜けていく時も精を放出したばかりにも関わらず勢いを失わない剛直が擦る肉襞の感触に肉体は官能の残り火を燃やし続けていた。
朦朧とした意識の中で目の前に突き出された怒張を見ていた。たった今まで自分を翻弄し弄んだ凶器が勢いも失わずに美貌に突きつけられている。

「綺麗にしてよ」

綾奈は上目遣いに少年を仰ぎ見た。少年は傲慢そうな、だがどこか期待を込めた視線で見下ろしている。志郎は手に入れたオモチャを慈しむような気分で自分の足元にうずくまっている全裸の美女を眺めていた。

「咥えてよ…綾奈さん」

志郎の意思は明確だった。美母をとことんしゃぶり尽くすつもりだった。内緒の契約を結んだ時点でその躯を自由にする権利を得たのだ。そして自慰の途中を犯し、美母自らの求めに応じて官能を与え、今、美女の愛蜜と自分の精にまみれた肉棒を咥えさせれば二人の関係は確かな物になると思った。

「いけないわ…」

綾奈は眩しい物でも見るかのように目を細めて志郎の顔から怒張へと視線を移した。
目の前でいきり立つ怒張を咥えたい。そしてその熱い滴を呑み干したい。息子との関係においては自分が主導権を取っていたかった。だが、昼間、犯された余韻で志郎を求めてしまった今では、躯の疼きを抑えることは出来なかった。
目の前に突きつけられた怒張に指を添えるとその鈴口に唇を近づけていく。

「ああ…いけない、こんなこと」

綾奈は身を妬く焦燥を官能で覆い隠し、欲望に忠実になっていた。
少年の怒張をついに呑み込み、舌を絡ませていく。

「あん、おいしいわ、太くて…逞しいの」

自らの立場も忘れ熱心に息子に奉仕する綾奈。志郎は美母が一瞬、逡巡し、だが怒張を咥えていくのを満足げにずっと凝視めていた。

「綾奈はもう俺の女だよね…そうだろ?」

綾奈は少年の怒張に懸命に奉仕しながら上目遣いに見上げたものの、承諾の印とばかりに雁首に舌を添えてしごいていた。

「ううっ…いいよ、綾奈」

少年の放出が近いことを知ると美母は怒張を唇から離そうとした。だが、志郎はそれを許さなかった。綾奈の後頭部を掴むと自ら美母の口腔を蜜壷に見立てて強引に突き入れる。

「ん…むん…」

綾奈は喉奥まで剛直を突き立てられる苦しみに喘いだ。呼吸を邪魔され咽せかえる。それでも少年は残酷にも自らの欲望に忠実に怒張を激しく突き立てる。

「いくよっ…」

志郎は一際強く美母の後頭部を掴む指に力を込めると剛直を喉の一番奥まで突き立てていく。そしてそのまま精を迸らせる。綾奈は喉奥を直撃する精液を嚥下することだけで精一杯だった。

「けふっ、うっうう…」

志郎は精を放出する途中で美母の唇から怒張を引き抜くと、息も絶え絶えに喘いでいる綾奈の美貌に怒張の矛先を向けた。白濁液が勢いよく美女の顔を汚していく。綾奈は髪も頬も形の良い鼻も新しい主人の精でベトベトに塗れながらも、虐げられた裸身が官能に震えているのを感じていた。

小説(転載) 「マリ」 2/2

官能小説
05 /18 2015
  「マリ」(その2)

 打ち合わせを終え、帰りついたとき、町はすっかり眠りに陥っていた。終列車から吐き出される人の流れが途絶えると、後はノラネコの姿も見えない。
 僕は街灯の灯りだけが冷たい表通りを抜け、兄貴の店の前に立った。
「いったい、俺は何をしようと…」
 打ち合わせをしているときもマリの言葉が頭から離れなかった。
「パパね、ママがいないでしょ。だからね、マリにね、お願いって」
 兄貴はマリに何をさせているというのか。疑問が頭の中をグルグル回る。
 ゴムまりのように弾む娘の肉体を兄貴は弄んでいるというのか?自らの娘に対する愛情が、歪んだ形で表現されているというのか?
 そして僕は、どうしてそんなことばかり考えてしまうのだろう。
 羨望、嫉妬…。
「そして、俺は、いったい何を確かめたいんだろう。確かめて、何をしたいんだろう」
 答えを見出すことができないまま、僕はそのまま裏の勝手口に回った。
「あれ?」
 窓から明かりが漏れている。兄貴は起きているのだろう。けれど、窓ガラスに映る人影は一つじゃない。
「だからね、マリに、お願いって」
 マリの言葉がもう1度頭に響く。
 僕はドアの取っ手に手をかけた。カギはかかっていない。足音を忍ばせ中に入っていく。
「ああ、マリ、そうだ、上手だ」
 僕は耳に入る兄貴の言葉と、目に飛び込む情景に筋肉を硬直させてしまうのだった。

「マリ、マリ…」
「パパ、こうなの?これでいいの?」
「そうだ、マリ、そこをもう少し強く」
「こうなの?こう…」
 仰向けに寝転がった兄貴の上にマリが覆い被さっている。二人は裸だ。兄貴の引き締まった筋肉の上に、マリのふくよかな裸体が重なり合っている。マリは兄貴の胸板に顔を押しつけ、干しブドウのような乳首を噛んでいる。
「ああ、いいぞ、マリ…」
 だらしなく喘ぐ兄貴。
  夏の日差しに焼けた肌。スクール水着の後が白く輝いている。水蜜桃のようなヒップ。そして張り詰めた太腿。幼い腰にクビレはない。マリの下腹部は言葉通り 贅沢な肉で覆われている。弛みや皺は存在しない。乳房は豊満に盛りあがっているものの、肉の塊といった印象はない。胸板が自然に膨らんで、サクランボのよ うに小さな乳首が恥じらいを含んで存在している。マリの全部は抱きしめたい衝動にかられる可憐さを充満させている。僕に兄貴を非難する資格はない。
「マリ、そこはいい、そこはもういいから」
「いつものように?いつものところ?」
 マリは微笑む。笑顔は少女そのままの表情だ。健全な色気? そんな言葉がまやかしであることをマリは示す。淫靡な天使は、たとえその小さな唇で男根を咥え込もうと、表情を卑猥に歪める事はない。ザーメンを飲み込もうが、何人もの男に嬲られようが、微笑みは幼く溌剌としている。
 マリは徐々に身体をずらし、自分の父親のペニスを舐り始めた。
「ああ、いいぞ、マリ」
 マリは甘えた子犬のように吐息を漏らす。生まれて間もない子猫のように、父親の肉柱\にじゃれ付いていく。
「ああ、もう、我慢できない」
 兄貴は身を起こし、マリを仰向けに倒した。
「やん…」
 マリは突発的な父親の行動に微かな悲鳴を上げる。しかし、声色に拒絶の趣はない。
「マリ、マリ…」
 兄貴はマリの股間に顔を埋める。
 初潮は終わっているのだろうか。陰毛は…。
 マリは少女だ。そして、兄貴の愛娘だ。鬼畜にも劣る好意なのかもしれない。けれど、傍観している僕は、そんな忌まわしさに興奮を禁じえない。
「ああん、パパ、あん…」
「マリ、美味しいぞ、マリ…」
「パパぁ、パパぁ…」
「いいのか、マリ、気持ちいいのか」
「うん、マリ、気持ちいい。マリ、マリ…」
 マリは大きく首を横に振り、快感を甘受している。興奮に身悶えし、風船のようにマリの肢体がバウンドする。
「いいか、入れるぞ、マリ」
「うん、パパ、マリをもっと気持ちよくして」
(入れるのか)
 僕は小声で呟いてしまう。
「いくぞ、マリ」
 兄貴はマリの両脚を広げ、己が肉棒を挿入する。
「アン!」
 甲高いマリの声。
「ん…」
 くぐもった兄貴の声。
 マリは今、父親を迎え入れている。父親の汚れた欲情を、その幼い身体で受けとめている。
「いいぞ、うん、狭い…」
「パパ、パパ、マリのこと好き?好き?」
「ああ、大好きだ」
「ママより、好き?」
「当たり前だ。パパはマリが誰よりも好きだ。誰にも渡さない。マリはパパだけのものだ」
「うれしい!」
 マリは起きあがって父親と唇を重ねた。兄貴はマリを膝の上に置き、下から強引に突き上げる。
「アアアアア、いやん、痛い…」
「ああ、マリ、マリ、大好きだ、マリ…」
  両の乳房が揺れる。柔らかさがまだ足りないのか、個々に形を変えず、胸板と同じ方向に上下する。身体全体が一つになって連動している。それを、兄貴がほぐ すように撫ぜまわし、舐める。腰の辺りだけが、うねうねと蠢く。マリの白い臀部に兄貴のくすんだ肉棒が突き刺さっていく。抽送を繰り返すたびにぬらりとし た光沢が見え隠れする。マリは確実に父親に凌辱されている。僕はやはり引き止めるべきなのだろうか。
「ああ、マリ、マリ!」
「パパ、パパぁあん、マリ、マリ…」
「ああ、マリ、イクぞ、イク」
「パパ、ちょうだい、パパの…!」
 強烈な律動の末、兄貴は果てた。マリは内部に父親の精液を受けとめる。
 マリは刹那、身を仰け反らせた。内部に注がれる汁液を感じ取っているのであろうか。褐色と純白に煌く、キメ細やかな肌が汗にしっとり濡れている。形を崩すことのなかった胸が、大きく前にせり出している。
 それは神々しいほど高貴な姿だった。マリは神に近い存在になっている。あの、屈託のない溌剌とした少女は父親の欲汁を受け入れることで、神に最も近い存在へと変化を遂げているのであった。

 その後、町を離れ、僕は上京した。慣れない営業を繰り返し、何とか食べていける以上の収入を確保しながら生きている。
 5年後。
 身内の悔やみごとが会って、僕は町に戻った。慣れない喪服に身を包み、夏の式場に佇んでいる。
「よお、久しぶり」
「兄貴…」
「突然いなくなるなんて、薄情な奴だ。どうだ、最近」
「うん、まあまあかな」
  兄貴とマリの行為を覗き見してしてしまった後、僕は逃げるように町を去った。時間が経つと、あの忌まわしい情景は、夢幻ではなかったのかと思うこともあ る。それほど、二人の行為は常軌を逸している。信じられないという思いが、無理に自分の精神へ対する異常だと認識させようとしているのかもしれない。
「パパ、ママは?」
 そのとき、突然一人の少女が兄貴に声をかけてきた。
「ああ、おばあちゃんとこじゃないかな」
 少女は不審な顔で僕に会釈し、そのまま立ち去る。
「今のは?」
「なに言ってんだ、マリだよ」
 マリは17歳になっていた。夏の制服に身を包んだそのスタイルは、スレンダーで、もう大人といっておかしくない。
「きれいになっただろう」
「うん」
「なかなか頭が良くてな、今、M女子高に通ってる」
 僕はマリの後姿を見た。チェックのスカートをふわりと揺らし、黒い集団の中に消えていく。爽快な一陣の風のようなその姿を、僕はいつまでも見つめ続けるのだった。

小説(転載) 「マリ」 1/2

官能小説
05 /18 2015
想像の世界だけにしてしてほしい。


 「マリ」(その1)

「しまった、月曜日か」
 僕は閉ざされた兄の店の前に立ち、思わず口にする。
「まいったなぁ、自分で剃るのもなぁ」
 大学を出て7年間編プロに勤めた後、フリーのライターになって一年が過ぎた。独身だからどうにか生きているが、仕事がなくて苦労してる。
 そんな僕に、知り合いの編集者が仕事を回してくれた。明日はその打ち合わせがある。
「どうしよう、兄貴、いないのかなぁ」
  元来肌の弱い僕は髭を剃るのが苦手だ。電動シェーバーでもカミソリ負けになる。だから、普段は不精髭を伸ばしているけれど、明日会う編集者はフリーだから といって仕事の場にだらしない格好やノーネクタイで来るのをいやがる。僕にとっては久しぶりにありついた、しかも好条件の依頼だ。どうしても逃したくな い。
「兄貴、兄貴!」
 僕は勝手口に回り声をかける。
「義姉さんととこかな」
 二つ上の兄は3年前、念願の理髪店を開いた。しかし、開店当初の多忙が災いしてか兄の奥さん、つまり、僕の義理の姉さんは入院してしまった。
「困ったなぁ」
 僕は諦めきれずにインターホンを押し、ドアを叩く。季節は夏。焦りと照りつける太陽で汗が噴き出してくる。
「はーい」
 その時、愛らしい声がして、カギが外された。
「あ、おじさん」
 顔を見せたのは姪のマリだった。
「マリちゃん、パパは?」
「パパ、ママんとこ」
 マリは今年12歳。小学校の6年生だ。クリクリとした大きな瞳と小柄でぽっちゃりとした体型が印象的な女の子で、ぬいぐるみのように愛らしい。
「遅くなりそう?」
「さあ、わかんない」
 薄紫のキャミソールに赤いショートパンツ。肩より少し短い目に切りそろえられた髪は理髪店の娘らしく、黒く艶やかな光沢を放っている。
「仕方ないなぁ、他の店を探すか。でも、月曜日だしなぁ」
 僕は困惑した表情でマリを見た。小首を傾げて見上げる仕草は子猫のようだ。そして、早くも大きく実り、胸元を大きく盛り上げる乳房の膨らみ。
「お、おいおい」
 マリはその下になにも付けていない。乳首の形がはっきり浮かんでいる。
「どうしたの?髪の毛切るの?」
 マリは僕の動揺に気付かず、言う。
「いや、髭を剃るだけでいいんだけど」
「じゃあ、マリがやったげる」
「え?」
「マリ、できるんだよ。パパのお髭、いつも剃ってるもん」
 マリは弾んだ声で言った。
「でもな…」
「いいから、さあ」
 マリは僕の手を引き、招き入れる。僕は俯いた胸元から見える深い谷間と、剥き出しになった太腿に狼狽を覚えながら兄貴の家に上がり込むのだった。

「さてと、まずは」
 店の中に僕を連れ込んだマリは、手際良くシェービングソープを泡立て始める。僕はイスの上で仰向けになっている。
「ほ、本当に大丈夫?」
「平気平気、任せといて」
 マリは可憐な笑顔で言う。僕は白いシーツを掛けられたまま不安を隠しきることができない。
「さてと、これくらいかな」
 刷毛を置き、マリは剃刀を取り出す。
「へへへ、切れるよ」
 刃物を手にした少女の無気味な笑いに、僕は微かな戦慄を覚える。
「さて…」
「ま、待って!」
 僕は声をかける。
「まず、タオルで蒸さなきゃ」
「あ、そうだ」
 マリは舌を出して剃刀を置いた。
「タオル、タオルと…、あ…」
「どうしたの?」
「スチーマー、切れてる」
「そりゃそうだろ、休みなんだから」
「なしでいい?」
「大丈夫?」
「平気よ 、多分…」
 マリは再び剃刀を持つ。
「へへへ、切れるよ」
 エアコンの音が低く唸っている。BGMもない薄暗い店内。シャッターは下ろされたまま。外からは誰も中を見ることができない。このまま誤って喉をかき切られれば。
「いっきまぁーす」
 イスを一番下まで下ろし、マリは顔を近づけていた。
「待った!」
「もう、何よぉ」
 突然のストップにマリは膨れっ面になる。
「石鹸、石鹸、泡泡」
「あ、ゴメーン」
 マリはもう一度舌を出した。
「忘れてましたヨ~♪」 
 鼻歌を歌いながら刷毛でまんべんなくソープを塗りつける。暖かでふわふわした感触がくすぐったくて気持ちいい。
「じゃあ、今度こそ」
 マリは剃刀を構えた。
「いきまーす」
 口では平静を装っていても、やはり緊張しているのだろう、近づく顔から吹きつけられる鼻息は荒く、押しつけられる胸の鼓動は早い。
-ゾリ…。
 剃刀が僕の頬を撫ぜる。痛みはない。
「へへへ…」
 マリは体を起こし、笑みを浮かべる。
「ね、大丈夫でしょ」
「あ、ああ…」
-ゾリ、ゾリ…。
 マリは、あと少しで僕と触れ合ってしまうほど顔を近づける。漏れる鼻息、時折降り掛かる安堵の溜息。冷房されていても汗が滲み出しているのだろう、少女特有の甘い香りが立ち上っている。覆い被さるように密着させてくる体躯。その柔らかな感触に、僕は違った緊張を感じる。
「ふう…」
 ある程度剃り終わったころ、マリは大きく息を吐いた。
「あともうちょっと。でも…」
「でも?」
「イス、これ以上低くならないのかな」
 マリは背伸びしてやっと僕の顔に届いているようだ。これ以上作業を続けるのは困難になっているらしい。
「そうだ」
「なに?」
「上に乗っちゃえばいいんだよね」
「え?」
「ごめんね、でも、マリ、重くないから」
 マリはそういってイスによじ登り、僕の身体にまたがる。
「おいおい…」
「大丈夫、それとも重い?」
「いや、そんなことないけど」
 マリは嬉しそうに微笑んで、もう一度僕に顔を近づけた。
 体重がリアルに伝わる。横腹を挟む腿の感触が厚ぼったい。マリはそのまま上半身を倒す。
「……」
 乳房の感触が、より、はっきりと伸し掛かってくる。少しだけ顔を上げれば、マリの唇はすぐそこだ。薄目を開ければ眼前に大きくマリの顔が迫っている。吐息が舐めるように顔面を撫ぜる。
-ゾリ、ゾリ、ゾリ。
 静かに剃刀は滑る。顔を押さえる指の感触が冷たく優しい。
「さあ、おしまい」
 マリはそういって上半身を起こした。
「どう?完璧」
 すっきりとした爽快感。しかし、僕は身動きできなかった。
「あれ?」
 動けないのにはわけがある。ひとつはマリが乗っかっていること。そして、もうひとつは…。
「おじさん、ココ」
 マリは自分のヒップに触れる異様な感触に目を丸くしている。
「いやあ…、はは…」
 僕は勃起していた。不覚にも、マリの肉体の感触で興奮を覚えてしまった。
 小学生といえども、マリは女だ。柔らかな肉感は十分過ぎるほど扇情的だ。それに、マリは大人にも引けを取らないほどの乳房を持っている。熟れ始めた果実の感触とでもいうのであろうか、張り詰めた肉塊は僕を強烈にに刺激する。
「こんなになっちゃうんだ、すごい」
 マリは僕に驚きの声を上げる。
「パパより大きい」
「え?」
「パパと同じなの?おじさんも」
 僕は言葉の意味が理解できない。
「じゃあ、お口ですると気持ちいいんだ」
 マリは今までと違う妖艶な笑みを浮かべる。
「なんだって、兄貴」
「パパね、ママがいないでしょ、だからね、マリにね、お願いって」
「あいつ…」
「おじさんもして欲しい?してあげるね」
 カバーが捲り上げられる。マリアは身体を入れ替え、僕に小さなヒップを向ける。
「どんなのかなぁ」
 おもちゃ箱を開けるかのようにファスナーを下ろすマリ。
「わぁ…」
 屹立したペニスを見て感嘆の声を上げる。
「大きい…」
 僕は何もかもが理解できなった。
 マリは兄貴とこんなことをしているのか。兄貴は義姉さんが入院していることを理由に、こんな淫猥な行為をマリにさせているのか。
  確かにマリは欲情をかりたてる肢体を持っている。腰の辺りに未だ幼さを湛えていると言うものの、胸の膨らみといい下半身の肉付きといい、針で突き刺せば破 裂してしまいそうなほど張り詰めている。そんな肉体に愛らしい表情。美少女という規格が存在するのならば、マリは十分にその条件を満たしている。
 とはいえ、まだ12歳。しかも兄貴にとっては実の娘だ、許されることではない。
「こうすると気持ちいいのね、こうやって」
 困惑する思考を裏切って、肉体は素直な反応を示す。マリはそそり立つ僕のペニスに舌を這わせていく。
「ん…」
 刹那、僕の理性は飛翔した。まるでブレーカーが落ちてしまったように思考がストップする。
「ふふふ、パパと同じ味がする」
 クビレを丹念に舐め尽くし、マリは茎に舌を絡める。丁寧になぞり、唾液を染み込ませていく。
「すごく大きい、すごぉい、マリのお口に入るかなぁ」
 やがてマリは僕を呑みこんでいく。
「うんんん…」
 甘えた嗚咽が上がる。僕は全身に電流の走るのを知る。
「ん、ああん、お口いっぱい…」
 湿った音が響き、マリは大きく、それこそ身体全体を使って頭を上下させる。マリの可憐な唇に僕の肉棒が埋没していく。
-くちゅ、くちゅ、ちゅくちゅっく、くちゅぅ…。
 少女の口内は暖かで滑らかで、そして罪の意識が異様に僕を興奮させる。
「ふぅん、あん、ねぇ、気持ちいい?」
 僕は答えることができない。答えれば僕は認めてしまうことになる。行為は偶発的で誘惑から発生したものだ。僕に罪はない。
「詭弁だ…、逃げ口上」
「え?なに」
 マリは顔を向ける。唇がぬらりと光る。僕は目を閉じ、快感だけに身を任せようとした。
「もっとゆっくり…、それともこうかな…?」
 マリは動きを早めた。淫猥な音が僕の脳みそを刺激する。全神経が弛緩を始め、僕はゼリーのプールに落ちていく。
「んん、ふぅん、うんうん、あぅん…」
 小さな鼻から漏れる吐息。マリの体温は微かな上昇を始めている。
「んー、あ、ふう、もう少しかな」
 髪を掻き上げ、奥まで僕を呑みこむマリ。
「ああ、マリ…」
「出るの?出ちゃうの?」
「出る…」
「いいよ、出していいよ」
「でも」
「お口に出すんでしょ?パパはいつもそうしてる」
「でも…」
「いいの、マリ、その方が気持ちいいから」
 僕は我慢の限界を知り、そのまま迸りを放つ。マリは少しだけ眉根に皺を寄せ吐き出される全てを受け止める。受け止めコクリと飲み込むマリ。
 少女の身体の中に僕のスペルマが注ぎ込まれていった。

-つづく-

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。