小説(転載) 団地妻 恵美子
官能小説
団地妻 恵美子
「社長、今日の午後早引きさせて頂いて宜しいでしょうか。」
「急用でも出来たんですか、斉藤さん・・・」
「いえ・・・ちょっと熱があるようで・・・」
「珍しいね、今まで皆勤の斉藤さんが・・・」
「すいません・・社長・・・」
「いいよ・・・お大事に・・・」
斉藤恵美子は、このメッキ工場でパートとして働き始めてから5年になる。
工場近くの団地からこのメッキ工場にパートとして働き始めてから5年が経つが、今まで一度たりとも休んだ事がない。
メッキ工場では大量のシンナーを使って磨きの作業をしている恵美子だったが、今までシンナーで体調を崩したことはなかったが、今日は座っている事さえ苦痛になるほど体調が優れなかった。
恵美子は帰宅途中にある、小さな商店街の薬屋で風邪薬を買うと、急いで家に向かった。
恵美子の家は10棟程が並んで経っている団地の入口の棟の1階の端にあった。
恵美子は家の鍵を開け扉を開くと、狭い玄関に見慣れない女物の靴と、夫の革靴に気がついた。
(・・・あぁぁぁぁぁ・・・いぃぃぃぃぃぃx・・・)
(・・・んっ・・・んっ・・・)
恵美子は自分の耳を疑った。
先月、恵美子の夫は勤めていた会社でリストラされ、今日も朝から職探しに出かけていった。
その夫が、昼過ぎには帰宅し、しかも、自分達の家の中から、明らかに男と女の交わる嗚咽が聞こえているのである。
恵美子は、音を立てないようにそっと玄関のドアを占め、足音を忍ばせながら、女の喘ぎ声がする部屋に脚を進めていく。
「・・・あぁ・・・いぃ・・・すごい・・・あんた・・・」
「・・おぉっ・・・お前も・・・よく・・締まるぜ・・・」
部屋はキッチンを通り抜けると、直ぐに4畳半の和室の襖がある。
恵美子は気付かれないようにそっと襖を開けた。
綺麗に片付いた4畳半の和室に、全裸の髪の長い女の後ろ姿が目に飛び込んできた。
女は胡坐をかいている夫の股間の上に乗り、長い髪を振り乱しながら喘いでいた。
恵美子の位置からは夫の顔は見えないが、女の胸に顔を埋めているの事は間違いなかった。
二人は真冬の凍てつくように寒い外とは違い、ストーブと二人の身体から発する熱気のこもった部屋で珠のような汗をかきながら抱き合っていた。
「あぁぁぁぁぁぁ・・・いぃぃぃ・・いく・・いくっ・・・」
「・・・俺も・・・いくぞ・・・」
「あああああ・・・中はイヤーーーっ・・いくーーーっ」
「んっ・・・んっ・・・」
夫は射精寸前に抱えていた女の淫裂から自らの怒張を引き抜くと女の前に仁王立ちになり、その女の愛液に塗れた怒張を咥えさせた。
「・・・飲めよ・・・全部・・・飲め・・・いつものように・・・」
「・・・んんっ・・・んん・・・・」
(・・・いつもの・・・ように・・・?)
夫は女の口に中に射精しながら、その舌の感触を味わうかのように目を閉じ、顔を上に向けていく。
恵美子はその快感に浸る夫の顔を、涙で曇る眼で見つめた。
(・・・なんで・・・なんでなの・・・)
恵美子と、夫の大輔はお互いに20歳の時に親の反対を押し切って結婚した。
若い夫婦に世間の風は冷たかったが、二人は必死に働き、コツコツとお金を為、早く自分達のマンションを購入しようと贅沢一つしなかった。
それでも互いが幸せであると思っていた恵美子にとって、夫の浮気は今までの結婚生活を全て否定するに等しい裏切りだった。
恵美子は涙で濡れた顔を拭こうともせず、思い切り襖を開けた。
「あっ!」
「きゃっ!」
突然の来訪者に驚いた女は、仁王立ちの大輔の怒張を口から離すと、大輔の影に隠れるように全裸の身体を隠し、大輔は目を丸くしながら身体を硬直させ身動き出来なかった。
「あっ・・・」
恵美子は全裸の女に目をやると、そこには恵美子の唯一の理解者で親友の恵子が目を伏せるように身体を丸くして夫の後ろに隠れていた。
「・・・なんで・・・なんでなの・・・いつから・・・」
「・・ち・・違うんだ・・恵美子・・・」
「・・・何が・・・違うの・・・ねぇ・・・恵子・・・どういう事なの・・・」
「・・・・ごめん・・・恵美子・・・ごめん・・・」
恵美子は溢れる涙を堪える事ができず、二人の淫臭漂う4畳半の部屋にへたり込むように崩れ落ちていく。
「・・・どうして・・・何でなの・・・」
「・・・恵美子・・・違うんだ・・・」
大輔はやっとの事で状況を把握すると、部屋の隅に放り投げてあった下着をつけながら、崩れ落ちるようにうな垂れる恵美子に近づいていく。
恵美子は赤の他人ならともかく、親友の恵子にも裏切られ、しかも夫婦の部屋で目の当たりにした大輔と恵子の不貞に、悲しみよりも怒りの方が増して行った。
「触らないで!」
パンツだけを身に着けた大輔が恵美子の肩に手を置こうとした瞬間、恵美子はきっぱりと大輔を撥ね付けた。
「・・は・・・話し合おう・・恵美子・・・なっ・・・」
「・・・・・・・」
恵美子は夫の大輔と親友の恵子を睨みつけ、無言のまま部屋を飛び出した。
「社長!・・・斉藤さんが・・・」
「斉藤さんなら、早引きだよ・・・」
「違うんです社長、斉藤さんが倒れたんです。!」
「・・・えっ・・・」
行く当てもなく飛び出した恵美子は、会社まで戻っていた。
熱でふら付く身体をやっとの事で会社まで運んだ恵美子だったが、工場のドアを開けた途端、その場に崩れ落ちるように倒れてしまった。
「・・・すごい熱じゃないか・・・みんな、奥の私の部屋に斉藤さんを運んで・・・」
「・・・大丈夫です・・・動けますから・・・」
「どうしたの・・家で寝てればいいのに・・・」
「・・・わぁぁぁぁーーーっ・・・あぁぁぁぁぁーーー」
突然子供のように泣き出した恵美子に、工場で働くパートの主婦達も唖然として恵美子を見ている。
恵美子はいままで堪えていた悲しみを吐き出すかのように喚き泣き散らした。
工場の社長である、孝司は訳も分からず泣きじゃくる恵美子を抱えると工場の奥へと肩を抱えるように連れて行く。
「そ・・・そこの押入れに布団入ってるから・・・」
孝司の指示に従って、恵美子の身体を支えて来たパート仲間が手際よく布団を敷いた。
「じゃ・・・ここに横になって・・・」
「あぁぁぁぁーーーーっ・・・・わぁーーーーーーっ」
訳も言わず泣きじゃくる恵美子をパート仲間が心配そうに見守っていたが、既に午後の始業時間は過ぎていた。
「みんな・・・ここは私に任せて・・ほれ・・・仕事、仕事・・・」
孝司は奥のキッチンから、濡れたタオルと氷枕を用意して恵美子の枕元に戻った。
そのころには、恵美子はだいぶ落ち着きを取り戻していた。
「・・・何があったの、斉藤さん・・・ビックリしたよ・・・」
「・・・すいません・・・社長・・・」
孝司は30歳の時に父親の経営すのこのメッキ工場の後を継いでいた。
30まで親のお金で遊び歩いていた孝司は、それまで仕事などしたこともなかったが、突然父親が倒れ、この工場を継いだのだ。
仕事の事など全然分からなかった孝司だが、これまで必死に働いてきた。
恵美子は孝司が父親からこの工場を引き継いだ日からこの工場でパートを始めていた為、二人は社長とパ-トという立場でありながら、仕事を一緒に覚えて行った仲間という意識を互いにもっていた。
「斉藤さん・・・ご主人と何かあったの・・・」
「・・・えぇ・・・いいえっ・・・何でもないんです・・・」
「・・・ならいいけど・・・」
「・・・すいません・・・社長・・・」
「・・・落ち着くまで、ココでゆっくりしていくといい・・・」
「・・・はい・・・」
「・・・薬は、飲んだの?」
「・・・いいえ・・でも買ってきましたから・・・」
「・・・そう・・じゃ俺は仕事に戻るから・・・」
恵美子は絶望の淵に追い込まれながらも、高熱には勝てず、薬も手伝ったのか、深い眠りに落ちていった。
「どお?斉藤さん・・・具合は・・・」
「・・・うぅ~~ん・・・」
孝司は8時を回った頃、やっと仕事も片付き、工場奥の自室へと戻ってきた。
恵美子の様子を伺うように恵美子に声をかけたが、熱にうなされた恵美子は辛そうにぐったりとしていた。
「・・・まだ、だいぶ熱があるな・・・」
孝司は、冷蔵庫にあった新しい氷枕とタオルを用意し、玉のような汗を浮かべる恵美子の顔を拭いてやった。
「・・・それにしても、あのババア連中ときたら・・・」
パートの主婦達は、残業になった事に小言を溢しながら、すでに恵美子の事など他人事のような顔で帰っていった。
孝司は厚手の布団と毛布に包まるように寝ている恵美子の布団を直そうと一旦毛布を捲った。
布団に横たわる恵美子のシャツは、洗濯したばかりの服のように汗で濡れていた。
「・・・これじゃ下着も汗だらけだな・・・でも女物の着替えなんて無いし・・・」
そんな事に思いを巡らせていると、部屋の電話が鳴った。
電話は恵美子の夫の大輔からだった。
「ご主人、奥さん熱出して倒れちゃって・・・」
(・・・そちらにいるならいいんです。今晩はそちらで面倒を見てくださいませんか・・・それじゃぁ・・・)
「・・・えっ・・・なっ・・・もしもし!」
孝司が全てを言い終わらないうちに大輔は一方的に電話を切った。
(・・・しょうがないな・・・どうなってんだ・・・)
孝司は、自分のTシャツとジャージをタンスから引っ張り出した。
(とにかく、着替えさせなきゃ・・・)
「・・・斉藤・・・さん」
恵美子の肩を揺すり、起こそうとした孝司の手が止まった。
孝司の心の中に恵美子への欲望の火が灯った瞬間だった。
孝司は恵美子にかけてある布団と毛布を静かに捲っていく。
(・・もし・・気がついたら、着替えさせようと思ったって・・・そう言えば・・・良いんだし・・・)
孝司は25歳の恵美子の汗に濡れた顔を見つめながら高鳴る心臓の鼓動に震える手を必死に抑え、汗に濡れたシャツのボタンを一つ一つ外していく。
全てのボタンを外し終えると、ゆっくりとシャツを開き、それほど大きくはない胸の膨らみを隠すブラジャーを露出させた。
恵美子の汗に濡れた細身の色白な上半身が、電球の光に妖しく光っている。
孝司は、濡れたタオルでそっと撫でるように恵美子の上半身の汗を拭いていく。
(・・・あぁ・・・気持ちいい・・・)
恵美子は上半身から伝わる柔らかなタオルの感触に意識を取り戻しつつあった。
孝司は、フロントで止めてある恵美子のブラのホックに手をかけると、簡単にブラを外した。
ブラが外れると同時に、形のいい恵美子の乳房が露になり、小さめのピンク色の乳首が飛び出した。
(・・・・・・)
孝司は露になった恵美子の乳首に、震える手で濡れたタオルを円を描くように這わせていく。
恵美子は次第に意識が戻り始め、頭の中に今日の出来事が蘇っていた。
(・・・あぁ・・・気持ちいい・・・でも、ここは・・・)
恵美子は、今寝ている布団が自宅では無い事をはっきりと認識した。
(・・・だ・・誰なの・・・)
恵美子は夫では無いはずのタオルで自分の身体を拭く主を、ゆっくりと薄目を開けて確認する。
(・・・し・・・社長・・・)
恵美子の目に飛び込んできたのは、パートで働く工場の社長である孝司だった。
孝司は、恵美子の胸に今にも触れそうになる程の近さに顔を近づけ、ゆっくりと濡れたタオルを胸に這わせ、汗に塗れた身体を拭いている。
恵美子は驚きのあまり、喉から飛び出そうな程心臓を高鳴らせたが、突然の衝撃に身体が動かなかった。
「・・・斉藤さん・・・今度はズボン取るよ・・・」
恵美子が意識を取り戻した事に気付かない孝司は、恵美子のズボンに手をかけた。
(やだ・・・社長に・・・パンティー見られちゃう・・・)
だが、以前から好意を寄せていた孝司の行為を止める事が出来なかった。
(大輔だって、私を裏切ったのよ・・・私だって・・・)
孝司以外の男なら直ぐに飛び起きたはずの恵美子であったが、大輔に裏切られ、無意識に孝司を頼って工場に戻った恵美子は、孝司の行為をそのまま受け入れてしまった。
孝司は巧みに恵美子のズボンをホックを外し、ファスナーを下げ、汗ばんで脱がしづらくなっているズボンを力任せに下げていく。
恵美子は孝司がズボンを引き下ろす作業に戸惑ってる事を察知し、僅かに腰を持ち上げ孝司がズボンを引き下ろす作業を手伝う。
興奮し、恵美子のズボンを脱がせる事だけに集中していた孝司は、恵美子が僅かに腰を浮かせた事に気づいていなかったうえ、ズボンを脱がせるという行為で恵美子が目を醒ます事への気遣いまで見られなかった。
孝司はやっとの思いで恵美子の汗に濡れたズボンをを引き下ろし脚から抜いた。
孝司がズボンを強引に引き下ろしたせいで、恵美子のパンティーまでが、丸まるように引き下ろされ、うっすら生える恥骨の上の茂みが半分程晒されてしまっていた。
(・・・あぁっ・・・毛が・・・見えてる・・・)
ハンティーが半分まで引き下ろされたにも係わらず、恵美子は未だ気づかぬふりをしていた。
孝司は、恵美子の陰毛を目にしながらも、再びタオルを手に持ち、ゆっくりと恵美子の身体を拭き始めた。
恵美子のかけられた布団はすでに全て剥がされ、恵美子の細く長い脚は完全に露出していた。
孝司は、恵美子の脚の付け根から足先に向けて、ゆっくりとタオルを滑らし、丹念に恵美子の汗を拭き取っていく。
脚を拭き終えた孝司は、押入れから新しい布団とシーツを取り出し、恵美子の寝る布団の横に敷き始めた。
孝司は、無言のまま恵美子の背中に手を差し入れ、恵美子の上半身を起こした。
恵美子は喉を反らせるように孝司の腕にもたれて、じっとしている。
孝司は、肩にかかっている恵美子のシャツと、ブラの肩紐を恵美子の肩から抜き、抱き上げるように隣の真新しいシーツの上に運んだ。
(・・・あぁ・・・もう・・・完全に裸だわ・・・)
新しい布団に横たわった恵美子は、かろうじて淫裂だけを隠すパンティー1枚の姿で仰向けになってる。
孝司は恵美子の脱いだ服を片付け、温かい湯で絞った新しいタオルを持って戻ってきた。
孝司はすでに、恵美子の気配を気にする事無く、恵美子の身体の隅々までを丹念に眺めていた。
孝司は仰向けになった恵美子の肩と腰を持ち上げ横向きにし、ゆっくりとうつ伏せの状態にしていく。
孝司はうつ伏せになった恵美子の背中を、再び丹念にタオルで拭き、徐々にその手を恵美子の下半身へと下ろしていく。
(社長に・・・私のアソコ・・・見られちゃうのかな・・・)
恵美子は期待と不安の入り混じる異様な興奮に、鼓動を高鳴らせていった。
孝司は濡れて尻にぴったりと纏わりついている恵美子のパンティーをゆっくりと、丸めるように下ろしていった。
(・・・あぁぁぁ・・・恵美子のアソコが・・・)
恵美子は自分でも知らないうちに呼吸が乱れていたが、熱でうなされていた恵美子を看病していた孝司には、それが興奮の喘ぎと気づかれる心配は無かった。
孝司は丸めるように下ろしたパンティーを、太腿の辺りで止まった状態のまま、むき出しにされた恵美子の盛り上がった双丘の感触を味わうかのようにタオルでなぞっていく。
(・・・あぁぁっ・・・なんだか・・・変な気分に・・・)
恵美子は孝司の滑らせる柔らかなタオルの感触に、次第に淫裂に熱を帯び始めていく自分を感じていた。
孝司は尻のワレメから僅かに覗く恵美子の淫裂を食い入るように見つめながら、同時に柔らかなで、弾力のある尻の感触を楽しんでいる。
孝司は恵美子の尻の肉を外側に引っ張るように、タオルで拭き始める。
(・・・チャッ・・・ヌチャッ・・・ヌチャッ・・・)
尻の肉を外側に引っ張る同時に、恵美子の淫裂が僅かに湿った音を立て始めた。
(・・・あぁ・・・私・・・濡れてる・・・社長・・・気がついてるの・・・)
うつ伏せになっている恵美子に孝司の様子をうかがい知る事は出来ないが、既に孝司は恵美子の淫裂が仄かな淫臭を漂わせ潤っている事を察知していた。
孝司は恵美子の潤い始めた淫裂を弄ぶかのように開いていたのだ。
恵美子は、自らの花弁が閉じたり開いたりを繰り返す僅かな刺激に、淫裂から次第に高鳴っていく官能を抑える事が出来なくなっていた。
孝司は十分に潤いを帯びた恵美子の淫裂に、恵美子のへの陵辱の欲望を必至に抑えていた。
孝司は恵美子を拭くタオルを置き、恵美子を再び仰向けに返した。
目を瞑っているものの、うつ伏せだった恵美子は部屋の明かりの眩しさに、眉間に皺を寄せる。
(・・・・・・・)
孝司は直ぐにその様子に気づき、無根のまま恵美子の顔に乾いたバスタオルをかけた。
(・・・社長・・・私が起きてる事・・・気づいてる・・・)
恵美子は太腿の途中で丸まったパンティーをつけたまま、太腿を閉じた格好で仰向けになり、孝司の前に陰毛を晒していた。
孝司は、恵美子の柔らかそうな陰毛を見つめながら、湿ったパンティーに手をかけると、ゆっくりと恵美子の脚から抜いた。
(・・・あぁ・・・私・・・丸裸だわ・・・どうしよう・・・)
恵美子は煌々と電気の燈る孝司の部屋の布団の上で全裸を晒しながらも、恵美子の身体は抗う反応を見せず、じっと横たわっている。
孝司は、じっと横たわる恵美子の脚に再びタオルを這わせていく。
(・・・あぁっ・・・そ・・・そこは・・・)
孝司の手は脚から恵美子の柔らかな陰毛の真上に移動していた。
孝司は既に恵美子が起きている事は知っていたが、抵抗を見せない恵美子の様子伺うように、その手の動きを徐々にエスカレートさせていく。
孝司は今まで折り畳んでいたタオルを、伸ばした右手の人差指に巻きつけると、その指を恵美子の淫裂に向かわせた。
(・・・あぁっ・・・き・・・きた・・・とうとう・・・)
恵美子は薄いタオル越しに孝司の指を感じ、一瞬身体を強張らせながらも、孝司の指の動きを助けるかのように、閉じていた太腿をゆっくりと開いていった。
「・・・ここもだいぶ濡れてるから・・・綺麗にしようね・・・」
孝司がやっと口を開いたが、恵美子は答えない。
孝司は、タオル越しに恵美子の温もりを味わうように、ゆっくりとその指を淫裂に沈めていく。
(・・・あぁ・・・いぃ・・・)
顔にタオルをかぶせられた恵美子は、そのタオルの中で軽く喉を仰け反らせる。
コブシが一つ入るか入らないかの隙間しかない恵美子の太腿に孝司の手が添えられ、ゆっくりと押し広げられた。
(・・・あぁ・・・や・・・いや・・・)
孝司の手は優しく恵美子の膝を掴み、片足だけを折り曲げるように開かせ、赤く火照った恵美子の淫裂を晒した。
孝司はタオルを巻きつけた指を、一旦淫裂から抜き、充血し開き気味の花弁を円を描くように撫で始めた。
(・・・あぁ・・・き・・・気持ちいい・・・)
恵美子は孝司に抱えられた足を小刻みに震えさせながらも、孝司の指から伝わる心地よい官能を貪るように、その指の動きに意識を集中していく。
孝司は官能に震える脚と、その官能を堪えるようにシーツを握り締める恵美子の手を見つめた。
(・・・いいんだね・・・斉藤さん・・・)
孝司は恵美子の脚を自分の身体に巻きつけるようにして恵美子の股間に身体を割り込ませ、空いた左手を恵美子の乳房へと向かわせた。
(・・・んんっ・・・あふっ・・・)
既にしこり始めた乳首に孝司の指が触れた時、顔にかけていたタオルの下から微かに恵美子の嗚咽が漏れた。
孝司の左の手の平に、風邪の熱と官能に火照った恵美子の体温が伝わってきた。
孝司は柔らかい恵美子の乳房の感触を味わうと、右手の指に巻きつけていたタオルをとり、直に恵美子の淫裂をなぞり始めた。
(・・・あぁ・・・うぅ・・・あ・・・)
タオルで拭いたばかりの恵美子の淫裂が、孝司の指を蕩けさせるほどの愛液を滴らせ濡らしていく。
孝司は淫裂の上で顔を覗かせ始めた淫核にその愛液で濡れた指を這わす。
「・・・あぅっ・・あぁっ・・・」
恵美子は電気が走ったかのように身体を痙攣させ、腰を浮かせて仰け反る。
孝司は恵美子のはっきりとした官能の喘ぎに、理性の糸が切れたかのように恵美子の淫裂に顔をうずめた。
「・・・あぁ・・し・・・社長・・・そこは・・・汚いです・・・」
「・・・・・・・・」
「ああぁ・・・いぃっ・・・あぅっ・・・そこ・・・いぃっ・・・」
孝司は淫裂全体を口に含み、顔を足した淫核に舌を振るわせながら弄っていく。
「あぁぁぁぁぁ・・・いぃぃぃぃぃぃぃ・・・・」
恵美子は襲い来る官能の波に必至に耐えようと、股間に埋められている孝司の頭を太腿で締め付ける。
「あぁぁぁぁ・・・いぃ・・・いく・・・私・・・いっちゃう・・・」
「・・・・・・」
孝司は絶頂を迎えようとしている恵美子を、更なる舌での刺激で高みへと誘っていく。
「い・・いく・いく・・い・・・くーーーーっ」
恵美子が絶頂を迎えた瞬間、恵美子の淫裂から生暖かい液体が迸り、孝司の顔を濡らした。
孝司は恵美子の股間から顔をあげ、絶頂に浸る恵美子を見下ろしながら服を脱ぎ全裸になる。
孝司は無言のまま恵美子の足首を持ち、一杯に広げると、自らの怒張を恵美子の淫裂に突き刺した。
「あぁ・・・いぃ・・・い・・・いいの~~~」
恵美子は孝司の怒張に貫かれても、抵抗するどころか、子宮から襲ってくる官能の波に溺れるかのように孝司の背に腕を回ししがみついてきた。
「・・・も・・もっと・・・社長・・・もっと突いてーーーっ・・・」
恵美子は孝司の背に爪を立て、孝司の繰り出す怒張から響くように伝わる官能を貪った。
「あぁっ・・・いぃっ・・・あぁっ・・・んんっ・・・」
孝司は恵美子の顔にかけてあったタオルを剥ぎ取り、官能の喘ぎをあげる恵美子の唇に吸いついた。
「・・・んんっ・・ん・・・んっ・・・」
恵美子も口の中に差し込まれた孝司の舌に吸い付き、自らの舌を絡めて行く。
(・・・コンコン・・)
「・・・・・」
玄関のドアをノックする音に、二人は動きを止め固唾を飲んだ。
(・・すいません・・斉藤です・・・うちの恵美子がこちらにお邪魔してるはずなんですが・・・)
声の主に恵美子は驚愕し、孝司の身体を更に強く抱きしめる。
(・・・すいません・・・社長さん・・・いらっしゃいませんか・・・)
「・・・・・」
「・・・・・」
二人は顔を見合わせ、繋がったまま動かない。
(・・恵美子・・・居るんだろ・・・俺が悪かった・・お願いだから・・帰って来てくれ・・)
孝司は、恵美子の夫の来訪に一瞬たじろいぎ身体を硬直させたが、既に絶頂に向かっていた怒張をゆっくりと動かさずにはいられなかった。
恵美子は再び動き始めた孝司を制止するように突き放したが、その抵抗は極めて弱い物だった。
孝司は繋がったままの二人に布団をかぶせると、再び激しく腰を動かし始める。
(・・恵美子・・・お願いだ・・・謝るよ・・・)
恵美子の夫の声が、玄関から工場の方へ移動していくが、布団を被った二人は気づいていない。
(・・・・あぁ・・・いい・・・あぁっ・・・)
「・・・社長・・・先ほどはすいませんでした・・・恵美子出してください・・・」
恵美子の夫は工場へ移動し、電気の消えた工場の中を泣きながら妻の姿を探している。
(・・・あぁ・・・くる・・いぃっ・・・また・・・いっちゃう・・・)
(・・・俺も・・いくよ・・・斉藤さん・・俺も・・・)
(・・・あぁ・・・きて・・い・・・いっしょに・・・)
(・・うぉっ・・・いくっ・・・いくぞっ・・・)
(あぁぁぁぁぁっ・・・い・・・いくーーーーー・・・)
孝司は、放出寸前に恵美子の淫裂から怒張を引き抜き、恵美子に、自らの愛液に塗れた怒張を咥えさせた。
(・・・・あぁーーー・・・いぃーーー・・・よかったよ・・・斉藤さん・・・)
(・・・んんっ・・・んぐっ・・・・ん・・・)
恵美子は孝司の迸りを全て飲み下し、自分の愛液に塗れた孝司の怒張を大きく舌を出し舐め上げている。
「・・・お前達・・・何やってんだ・・・」
恵美子の夫が工場に回っている事に気づかなかった二人は、声の主の方に振り返った。
「・・・恵美子・・・お・・・お前・・・」
工場の入口のドアを開け、呆然と立ち尽くす大輔が、まるでデジャブーでも見るかのように立ちすくんでいた。
終り・・・。
「社長、今日の午後早引きさせて頂いて宜しいでしょうか。」
「急用でも出来たんですか、斉藤さん・・・」
「いえ・・・ちょっと熱があるようで・・・」
「珍しいね、今まで皆勤の斉藤さんが・・・」
「すいません・・社長・・・」
「いいよ・・・お大事に・・・」
斉藤恵美子は、このメッキ工場でパートとして働き始めてから5年になる。
工場近くの団地からこのメッキ工場にパートとして働き始めてから5年が経つが、今まで一度たりとも休んだ事がない。
メッキ工場では大量のシンナーを使って磨きの作業をしている恵美子だったが、今までシンナーで体調を崩したことはなかったが、今日は座っている事さえ苦痛になるほど体調が優れなかった。
恵美子は帰宅途中にある、小さな商店街の薬屋で風邪薬を買うと、急いで家に向かった。
恵美子の家は10棟程が並んで経っている団地の入口の棟の1階の端にあった。
恵美子は家の鍵を開け扉を開くと、狭い玄関に見慣れない女物の靴と、夫の革靴に気がついた。
(・・・あぁぁぁぁぁ・・・いぃぃぃぃぃぃx・・・)
(・・・んっ・・・んっ・・・)
恵美子は自分の耳を疑った。
先月、恵美子の夫は勤めていた会社でリストラされ、今日も朝から職探しに出かけていった。
その夫が、昼過ぎには帰宅し、しかも、自分達の家の中から、明らかに男と女の交わる嗚咽が聞こえているのである。
恵美子は、音を立てないようにそっと玄関のドアを占め、足音を忍ばせながら、女の喘ぎ声がする部屋に脚を進めていく。
「・・・あぁ・・・いぃ・・・すごい・・・あんた・・・」
「・・おぉっ・・・お前も・・・よく・・締まるぜ・・・」
部屋はキッチンを通り抜けると、直ぐに4畳半の和室の襖がある。
恵美子は気付かれないようにそっと襖を開けた。
綺麗に片付いた4畳半の和室に、全裸の髪の長い女の後ろ姿が目に飛び込んできた。
女は胡坐をかいている夫の股間の上に乗り、長い髪を振り乱しながら喘いでいた。
恵美子の位置からは夫の顔は見えないが、女の胸に顔を埋めているの事は間違いなかった。
二人は真冬の凍てつくように寒い外とは違い、ストーブと二人の身体から発する熱気のこもった部屋で珠のような汗をかきながら抱き合っていた。
「あぁぁぁぁぁぁ・・・いぃぃぃ・・いく・・いくっ・・・」
「・・・俺も・・・いくぞ・・・」
「あああああ・・・中はイヤーーーっ・・いくーーーっ」
「んっ・・・んっ・・・」
夫は射精寸前に抱えていた女の淫裂から自らの怒張を引き抜くと女の前に仁王立ちになり、その女の愛液に塗れた怒張を咥えさせた。
「・・・飲めよ・・・全部・・・飲め・・・いつものように・・・」
「・・・んんっ・・・んん・・・・」
(・・・いつもの・・・ように・・・?)
夫は女の口に中に射精しながら、その舌の感触を味わうかのように目を閉じ、顔を上に向けていく。
恵美子はその快感に浸る夫の顔を、涙で曇る眼で見つめた。
(・・・なんで・・・なんでなの・・・)
恵美子と、夫の大輔はお互いに20歳の時に親の反対を押し切って結婚した。
若い夫婦に世間の風は冷たかったが、二人は必死に働き、コツコツとお金を為、早く自分達のマンションを購入しようと贅沢一つしなかった。
それでも互いが幸せであると思っていた恵美子にとって、夫の浮気は今までの結婚生活を全て否定するに等しい裏切りだった。
恵美子は涙で濡れた顔を拭こうともせず、思い切り襖を開けた。
「あっ!」
「きゃっ!」
突然の来訪者に驚いた女は、仁王立ちの大輔の怒張を口から離すと、大輔の影に隠れるように全裸の身体を隠し、大輔は目を丸くしながら身体を硬直させ身動き出来なかった。
「あっ・・・」
恵美子は全裸の女に目をやると、そこには恵美子の唯一の理解者で親友の恵子が目を伏せるように身体を丸くして夫の後ろに隠れていた。
「・・・なんで・・・なんでなの・・・いつから・・・」
「・・ち・・違うんだ・・恵美子・・・」
「・・・何が・・・違うの・・・ねぇ・・・恵子・・・どういう事なの・・・」
「・・・・ごめん・・・恵美子・・・ごめん・・・」
恵美子は溢れる涙を堪える事ができず、二人の淫臭漂う4畳半の部屋にへたり込むように崩れ落ちていく。
「・・・どうして・・・何でなの・・・」
「・・・恵美子・・・違うんだ・・・」
大輔はやっとの事で状況を把握すると、部屋の隅に放り投げてあった下着をつけながら、崩れ落ちるようにうな垂れる恵美子に近づいていく。
恵美子は赤の他人ならともかく、親友の恵子にも裏切られ、しかも夫婦の部屋で目の当たりにした大輔と恵子の不貞に、悲しみよりも怒りの方が増して行った。
「触らないで!」
パンツだけを身に着けた大輔が恵美子の肩に手を置こうとした瞬間、恵美子はきっぱりと大輔を撥ね付けた。
「・・は・・・話し合おう・・恵美子・・・なっ・・・」
「・・・・・・・」
恵美子は夫の大輔と親友の恵子を睨みつけ、無言のまま部屋を飛び出した。
「社長!・・・斉藤さんが・・・」
「斉藤さんなら、早引きだよ・・・」
「違うんです社長、斉藤さんが倒れたんです。!」
「・・・えっ・・・」
行く当てもなく飛び出した恵美子は、会社まで戻っていた。
熱でふら付く身体をやっとの事で会社まで運んだ恵美子だったが、工場のドアを開けた途端、その場に崩れ落ちるように倒れてしまった。
「・・・すごい熱じゃないか・・・みんな、奥の私の部屋に斉藤さんを運んで・・・」
「・・・大丈夫です・・・動けますから・・・」
「どうしたの・・家で寝てればいいのに・・・」
「・・・わぁぁぁぁーーーっ・・・あぁぁぁぁぁーーー」
突然子供のように泣き出した恵美子に、工場で働くパートの主婦達も唖然として恵美子を見ている。
恵美子はいままで堪えていた悲しみを吐き出すかのように喚き泣き散らした。
工場の社長である、孝司は訳も分からず泣きじゃくる恵美子を抱えると工場の奥へと肩を抱えるように連れて行く。
「そ・・・そこの押入れに布団入ってるから・・・」
孝司の指示に従って、恵美子の身体を支えて来たパート仲間が手際よく布団を敷いた。
「じゃ・・・ここに横になって・・・」
「あぁぁぁぁーーーーっ・・・・わぁーーーーーーっ」
訳も言わず泣きじゃくる恵美子をパート仲間が心配そうに見守っていたが、既に午後の始業時間は過ぎていた。
「みんな・・・ここは私に任せて・・ほれ・・・仕事、仕事・・・」
孝司は奥のキッチンから、濡れたタオルと氷枕を用意して恵美子の枕元に戻った。
そのころには、恵美子はだいぶ落ち着きを取り戻していた。
「・・・何があったの、斉藤さん・・・ビックリしたよ・・・」
「・・・すいません・・・社長・・・」
孝司は30歳の時に父親の経営すのこのメッキ工場の後を継いでいた。
30まで親のお金で遊び歩いていた孝司は、それまで仕事などしたこともなかったが、突然父親が倒れ、この工場を継いだのだ。
仕事の事など全然分からなかった孝司だが、これまで必死に働いてきた。
恵美子は孝司が父親からこの工場を引き継いだ日からこの工場でパートを始めていた為、二人は社長とパ-トという立場でありながら、仕事を一緒に覚えて行った仲間という意識を互いにもっていた。
「斉藤さん・・・ご主人と何かあったの・・・」
「・・・えぇ・・・いいえっ・・・何でもないんです・・・」
「・・・ならいいけど・・・」
「・・・すいません・・・社長・・・」
「・・・落ち着くまで、ココでゆっくりしていくといい・・・」
「・・・はい・・・」
「・・・薬は、飲んだの?」
「・・・いいえ・・でも買ってきましたから・・・」
「・・・そう・・じゃ俺は仕事に戻るから・・・」
恵美子は絶望の淵に追い込まれながらも、高熱には勝てず、薬も手伝ったのか、深い眠りに落ちていった。
「どお?斉藤さん・・・具合は・・・」
「・・・うぅ~~ん・・・」
孝司は8時を回った頃、やっと仕事も片付き、工場奥の自室へと戻ってきた。
恵美子の様子を伺うように恵美子に声をかけたが、熱にうなされた恵美子は辛そうにぐったりとしていた。
「・・・まだ、だいぶ熱があるな・・・」
孝司は、冷蔵庫にあった新しい氷枕とタオルを用意し、玉のような汗を浮かべる恵美子の顔を拭いてやった。
「・・・それにしても、あのババア連中ときたら・・・」
パートの主婦達は、残業になった事に小言を溢しながら、すでに恵美子の事など他人事のような顔で帰っていった。
孝司は厚手の布団と毛布に包まるように寝ている恵美子の布団を直そうと一旦毛布を捲った。
布団に横たわる恵美子のシャツは、洗濯したばかりの服のように汗で濡れていた。
「・・・これじゃ下着も汗だらけだな・・・でも女物の着替えなんて無いし・・・」
そんな事に思いを巡らせていると、部屋の電話が鳴った。
電話は恵美子の夫の大輔からだった。
「ご主人、奥さん熱出して倒れちゃって・・・」
(・・・そちらにいるならいいんです。今晩はそちらで面倒を見てくださいませんか・・・それじゃぁ・・・)
「・・・えっ・・・なっ・・・もしもし!」
孝司が全てを言い終わらないうちに大輔は一方的に電話を切った。
(・・・しょうがないな・・・どうなってんだ・・・)
孝司は、自分のTシャツとジャージをタンスから引っ張り出した。
(とにかく、着替えさせなきゃ・・・)
「・・・斉藤・・・さん」
恵美子の肩を揺すり、起こそうとした孝司の手が止まった。
孝司の心の中に恵美子への欲望の火が灯った瞬間だった。
孝司は恵美子にかけてある布団と毛布を静かに捲っていく。
(・・もし・・気がついたら、着替えさせようと思ったって・・・そう言えば・・・良いんだし・・・)
孝司は25歳の恵美子の汗に濡れた顔を見つめながら高鳴る心臓の鼓動に震える手を必死に抑え、汗に濡れたシャツのボタンを一つ一つ外していく。
全てのボタンを外し終えると、ゆっくりとシャツを開き、それほど大きくはない胸の膨らみを隠すブラジャーを露出させた。
恵美子の汗に濡れた細身の色白な上半身が、電球の光に妖しく光っている。
孝司は、濡れたタオルでそっと撫でるように恵美子の上半身の汗を拭いていく。
(・・・あぁ・・・気持ちいい・・・)
恵美子は上半身から伝わる柔らかなタオルの感触に意識を取り戻しつつあった。
孝司は、フロントで止めてある恵美子のブラのホックに手をかけると、簡単にブラを外した。
ブラが外れると同時に、形のいい恵美子の乳房が露になり、小さめのピンク色の乳首が飛び出した。
(・・・・・・)
孝司は露になった恵美子の乳首に、震える手で濡れたタオルを円を描くように這わせていく。
恵美子は次第に意識が戻り始め、頭の中に今日の出来事が蘇っていた。
(・・・あぁ・・・気持ちいい・・・でも、ここは・・・)
恵美子は、今寝ている布団が自宅では無い事をはっきりと認識した。
(・・・だ・・誰なの・・・)
恵美子は夫では無いはずのタオルで自分の身体を拭く主を、ゆっくりと薄目を開けて確認する。
(・・・し・・・社長・・・)
恵美子の目に飛び込んできたのは、パートで働く工場の社長である孝司だった。
孝司は、恵美子の胸に今にも触れそうになる程の近さに顔を近づけ、ゆっくりと濡れたタオルを胸に這わせ、汗に塗れた身体を拭いている。
恵美子は驚きのあまり、喉から飛び出そうな程心臓を高鳴らせたが、突然の衝撃に身体が動かなかった。
「・・・斉藤さん・・・今度はズボン取るよ・・・」
恵美子が意識を取り戻した事に気付かない孝司は、恵美子のズボンに手をかけた。
(やだ・・・社長に・・・パンティー見られちゃう・・・)
だが、以前から好意を寄せていた孝司の行為を止める事が出来なかった。
(大輔だって、私を裏切ったのよ・・・私だって・・・)
孝司以外の男なら直ぐに飛び起きたはずの恵美子であったが、大輔に裏切られ、無意識に孝司を頼って工場に戻った恵美子は、孝司の行為をそのまま受け入れてしまった。
孝司は巧みに恵美子のズボンをホックを外し、ファスナーを下げ、汗ばんで脱がしづらくなっているズボンを力任せに下げていく。
恵美子は孝司がズボンを引き下ろす作業に戸惑ってる事を察知し、僅かに腰を持ち上げ孝司がズボンを引き下ろす作業を手伝う。
興奮し、恵美子のズボンを脱がせる事だけに集中していた孝司は、恵美子が僅かに腰を浮かせた事に気づいていなかったうえ、ズボンを脱がせるという行為で恵美子が目を醒ます事への気遣いまで見られなかった。
孝司はやっとの思いで恵美子の汗に濡れたズボンをを引き下ろし脚から抜いた。
孝司がズボンを強引に引き下ろしたせいで、恵美子のパンティーまでが、丸まるように引き下ろされ、うっすら生える恥骨の上の茂みが半分程晒されてしまっていた。
(・・・あぁっ・・・毛が・・・見えてる・・・)
ハンティーが半分まで引き下ろされたにも係わらず、恵美子は未だ気づかぬふりをしていた。
孝司は、恵美子の陰毛を目にしながらも、再びタオルを手に持ち、ゆっくりと恵美子の身体を拭き始めた。
恵美子のかけられた布団はすでに全て剥がされ、恵美子の細く長い脚は完全に露出していた。
孝司は、恵美子の脚の付け根から足先に向けて、ゆっくりとタオルを滑らし、丹念に恵美子の汗を拭き取っていく。
脚を拭き終えた孝司は、押入れから新しい布団とシーツを取り出し、恵美子の寝る布団の横に敷き始めた。
孝司は、無言のまま恵美子の背中に手を差し入れ、恵美子の上半身を起こした。
恵美子は喉を反らせるように孝司の腕にもたれて、じっとしている。
孝司は、肩にかかっている恵美子のシャツと、ブラの肩紐を恵美子の肩から抜き、抱き上げるように隣の真新しいシーツの上に運んだ。
(・・・あぁ・・・もう・・・完全に裸だわ・・・)
新しい布団に横たわった恵美子は、かろうじて淫裂だけを隠すパンティー1枚の姿で仰向けになってる。
孝司は恵美子の脱いだ服を片付け、温かい湯で絞った新しいタオルを持って戻ってきた。
孝司はすでに、恵美子の気配を気にする事無く、恵美子の身体の隅々までを丹念に眺めていた。
孝司は仰向けになった恵美子の肩と腰を持ち上げ横向きにし、ゆっくりとうつ伏せの状態にしていく。
孝司はうつ伏せになった恵美子の背中を、再び丹念にタオルで拭き、徐々にその手を恵美子の下半身へと下ろしていく。
(社長に・・・私のアソコ・・・見られちゃうのかな・・・)
恵美子は期待と不安の入り混じる異様な興奮に、鼓動を高鳴らせていった。
孝司は濡れて尻にぴったりと纏わりついている恵美子のパンティーをゆっくりと、丸めるように下ろしていった。
(・・・あぁぁぁ・・・恵美子のアソコが・・・)
恵美子は自分でも知らないうちに呼吸が乱れていたが、熱でうなされていた恵美子を看病していた孝司には、それが興奮の喘ぎと気づかれる心配は無かった。
孝司は丸めるように下ろしたパンティーを、太腿の辺りで止まった状態のまま、むき出しにされた恵美子の盛り上がった双丘の感触を味わうかのようにタオルでなぞっていく。
(・・・あぁぁっ・・・なんだか・・・変な気分に・・・)
恵美子は孝司の滑らせる柔らかなタオルの感触に、次第に淫裂に熱を帯び始めていく自分を感じていた。
孝司は尻のワレメから僅かに覗く恵美子の淫裂を食い入るように見つめながら、同時に柔らかなで、弾力のある尻の感触を楽しんでいる。
孝司は恵美子の尻の肉を外側に引っ張るように、タオルで拭き始める。
(・・・チャッ・・・ヌチャッ・・・ヌチャッ・・・)
尻の肉を外側に引っ張る同時に、恵美子の淫裂が僅かに湿った音を立て始めた。
(・・・あぁ・・・私・・・濡れてる・・・社長・・・気がついてるの・・・)
うつ伏せになっている恵美子に孝司の様子をうかがい知る事は出来ないが、既に孝司は恵美子の淫裂が仄かな淫臭を漂わせ潤っている事を察知していた。
孝司は恵美子の潤い始めた淫裂を弄ぶかのように開いていたのだ。
恵美子は、自らの花弁が閉じたり開いたりを繰り返す僅かな刺激に、淫裂から次第に高鳴っていく官能を抑える事が出来なくなっていた。
孝司は十分に潤いを帯びた恵美子の淫裂に、恵美子のへの陵辱の欲望を必至に抑えていた。
孝司は恵美子を拭くタオルを置き、恵美子を再び仰向けに返した。
目を瞑っているものの、うつ伏せだった恵美子は部屋の明かりの眩しさに、眉間に皺を寄せる。
(・・・・・・・)
孝司は直ぐにその様子に気づき、無根のまま恵美子の顔に乾いたバスタオルをかけた。
(・・・社長・・・私が起きてる事・・・気づいてる・・・)
恵美子は太腿の途中で丸まったパンティーをつけたまま、太腿を閉じた格好で仰向けになり、孝司の前に陰毛を晒していた。
孝司は、恵美子の柔らかそうな陰毛を見つめながら、湿ったパンティーに手をかけると、ゆっくりと恵美子の脚から抜いた。
(・・・あぁ・・・私・・・丸裸だわ・・・どうしよう・・・)
恵美子は煌々と電気の燈る孝司の部屋の布団の上で全裸を晒しながらも、恵美子の身体は抗う反応を見せず、じっと横たわっている。
孝司は、じっと横たわる恵美子の脚に再びタオルを這わせていく。
(・・・あぁっ・・・そ・・・そこは・・・)
孝司の手は脚から恵美子の柔らかな陰毛の真上に移動していた。
孝司は既に恵美子が起きている事は知っていたが、抵抗を見せない恵美子の様子伺うように、その手の動きを徐々にエスカレートさせていく。
孝司は今まで折り畳んでいたタオルを、伸ばした右手の人差指に巻きつけると、その指を恵美子の淫裂に向かわせた。
(・・・あぁっ・・・き・・・きた・・・とうとう・・・)
恵美子は薄いタオル越しに孝司の指を感じ、一瞬身体を強張らせながらも、孝司の指の動きを助けるかのように、閉じていた太腿をゆっくりと開いていった。
「・・・ここもだいぶ濡れてるから・・・綺麗にしようね・・・」
孝司がやっと口を開いたが、恵美子は答えない。
孝司は、タオル越しに恵美子の温もりを味わうように、ゆっくりとその指を淫裂に沈めていく。
(・・・あぁ・・・いぃ・・・)
顔にタオルをかぶせられた恵美子は、そのタオルの中で軽く喉を仰け反らせる。
コブシが一つ入るか入らないかの隙間しかない恵美子の太腿に孝司の手が添えられ、ゆっくりと押し広げられた。
(・・・あぁ・・・や・・・いや・・・)
孝司の手は優しく恵美子の膝を掴み、片足だけを折り曲げるように開かせ、赤く火照った恵美子の淫裂を晒した。
孝司はタオルを巻きつけた指を、一旦淫裂から抜き、充血し開き気味の花弁を円を描くように撫で始めた。
(・・・あぁ・・・き・・・気持ちいい・・・)
恵美子は孝司に抱えられた足を小刻みに震えさせながらも、孝司の指から伝わる心地よい官能を貪るように、その指の動きに意識を集中していく。
孝司は官能に震える脚と、その官能を堪えるようにシーツを握り締める恵美子の手を見つめた。
(・・・いいんだね・・・斉藤さん・・・)
孝司は恵美子の脚を自分の身体に巻きつけるようにして恵美子の股間に身体を割り込ませ、空いた左手を恵美子の乳房へと向かわせた。
(・・・んんっ・・・あふっ・・・)
既にしこり始めた乳首に孝司の指が触れた時、顔にかけていたタオルの下から微かに恵美子の嗚咽が漏れた。
孝司の左の手の平に、風邪の熱と官能に火照った恵美子の体温が伝わってきた。
孝司は柔らかい恵美子の乳房の感触を味わうと、右手の指に巻きつけていたタオルをとり、直に恵美子の淫裂をなぞり始めた。
(・・・あぁ・・・うぅ・・・あ・・・)
タオルで拭いたばかりの恵美子の淫裂が、孝司の指を蕩けさせるほどの愛液を滴らせ濡らしていく。
孝司は淫裂の上で顔を覗かせ始めた淫核にその愛液で濡れた指を這わす。
「・・・あぅっ・・あぁっ・・・」
恵美子は電気が走ったかのように身体を痙攣させ、腰を浮かせて仰け反る。
孝司は恵美子のはっきりとした官能の喘ぎに、理性の糸が切れたかのように恵美子の淫裂に顔をうずめた。
「・・・あぁ・・し・・・社長・・・そこは・・・汚いです・・・」
「・・・・・・・・」
「ああぁ・・・いぃっ・・・あぅっ・・・そこ・・・いぃっ・・・」
孝司は淫裂全体を口に含み、顔を足した淫核に舌を振るわせながら弄っていく。
「あぁぁぁぁぁ・・・いぃぃぃぃぃぃぃ・・・・」
恵美子は襲い来る官能の波に必至に耐えようと、股間に埋められている孝司の頭を太腿で締め付ける。
「あぁぁぁぁ・・・いぃ・・・いく・・・私・・・いっちゃう・・・」
「・・・・・・」
孝司は絶頂を迎えようとしている恵美子を、更なる舌での刺激で高みへと誘っていく。
「い・・いく・いく・・い・・・くーーーーっ」
恵美子が絶頂を迎えた瞬間、恵美子の淫裂から生暖かい液体が迸り、孝司の顔を濡らした。
孝司は恵美子の股間から顔をあげ、絶頂に浸る恵美子を見下ろしながら服を脱ぎ全裸になる。
孝司は無言のまま恵美子の足首を持ち、一杯に広げると、自らの怒張を恵美子の淫裂に突き刺した。
「あぁ・・・いぃ・・・い・・・いいの~~~」
恵美子は孝司の怒張に貫かれても、抵抗するどころか、子宮から襲ってくる官能の波に溺れるかのように孝司の背に腕を回ししがみついてきた。
「・・・も・・もっと・・・社長・・・もっと突いてーーーっ・・・」
恵美子は孝司の背に爪を立て、孝司の繰り出す怒張から響くように伝わる官能を貪った。
「あぁっ・・・いぃっ・・・あぁっ・・・んんっ・・・」
孝司は恵美子の顔にかけてあったタオルを剥ぎ取り、官能の喘ぎをあげる恵美子の唇に吸いついた。
「・・・んんっ・・ん・・・んっ・・・」
恵美子も口の中に差し込まれた孝司の舌に吸い付き、自らの舌を絡めて行く。
(・・・コンコン・・)
「・・・・・」
玄関のドアをノックする音に、二人は動きを止め固唾を飲んだ。
(・・すいません・・斉藤です・・・うちの恵美子がこちらにお邪魔してるはずなんですが・・・)
声の主に恵美子は驚愕し、孝司の身体を更に強く抱きしめる。
(・・・すいません・・・社長さん・・・いらっしゃいませんか・・・)
「・・・・・」
「・・・・・」
二人は顔を見合わせ、繋がったまま動かない。
(・・恵美子・・・居るんだろ・・・俺が悪かった・・お願いだから・・帰って来てくれ・・)
孝司は、恵美子の夫の来訪に一瞬たじろいぎ身体を硬直させたが、既に絶頂に向かっていた怒張をゆっくりと動かさずにはいられなかった。
恵美子は再び動き始めた孝司を制止するように突き放したが、その抵抗は極めて弱い物だった。
孝司は繋がったままの二人に布団をかぶせると、再び激しく腰を動かし始める。
(・・恵美子・・・お願いだ・・・謝るよ・・・)
恵美子の夫の声が、玄関から工場の方へ移動していくが、布団を被った二人は気づいていない。
(・・・・あぁ・・・いい・・・あぁっ・・・)
「・・・社長・・・先ほどはすいませんでした・・・恵美子出してください・・・」
恵美子の夫は工場へ移動し、電気の消えた工場の中を泣きながら妻の姿を探している。
(・・・あぁ・・・くる・・いぃっ・・・また・・・いっちゃう・・・)
(・・・俺も・・いくよ・・・斉藤さん・・俺も・・・)
(・・・あぁ・・・きて・・い・・・いっしょに・・・)
(・・うぉっ・・・いくっ・・・いくぞっ・・・)
(あぁぁぁぁぁっ・・・い・・・いくーーーーー・・・)
孝司は、放出寸前に恵美子の淫裂から怒張を引き抜き、恵美子に、自らの愛液に塗れた怒張を咥えさせた。
(・・・・あぁーーー・・・いぃーーー・・・よかったよ・・・斉藤さん・・・)
(・・・んんっ・・・んぐっ・・・・ん・・・)
恵美子は孝司の迸りを全て飲み下し、自分の愛液に塗れた孝司の怒張を大きく舌を出し舐め上げている。
「・・・お前達・・・何やってんだ・・・」
恵美子の夫が工場に回っている事に気づかなかった二人は、声の主の方に振り返った。
「・・・恵美子・・・お・・・お前・・・」
工場の入口のドアを開け、呆然と立ち尽くす大輔が、まるでデジャブーでも見るかのように立ちすくんでいた。
終り・・・。