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小説(転載) 妻の不貞 5/5

官能小説
11 /08 2018
妻の不貞(最終章)
 

「あ・・・貴方・・・まさか・・・」

「あぁ・・・全部知ってるよ・・・」

賢治は昼間押入れの中で二人の淫行の一部始終を見た事、そして妻と実の父親の
淫行を見て自分の性癖に気付いた事の全てを由紀に話した。

「由紀・・・俺は君を責める気持ちは今はもう無いんだ・・・それより・・・」

「でも、貴方が見てる事を知りながらお義父さんと・・・私・・・出来ない・・・」

「そうか・・・でもたった今、親父に喘ぎ声が聞かれるかもしれないと思いなが
らした由紀は、今までよりずっと感じていたように見えたけどな・・・」

「・・・えっ!・・・あ・・・貴方・・・わ・・・分かったわ・・・」

不貞がばれた由紀は賢治との離婚さえ頭を過ぎったが、今まで見せた事の無い賢
治の赤裸々な告白に、賢治の要求を受け入れようとしていた。

(・・・私も・・・誰かに私の恥ずかしい所を見られたい願望があるのかし
ら・・・)

由紀は賢治との行為が終わったままの全裸姿で立ち上がり、一階の幸三の部屋に
向かおうとした。

「・・・由紀・・・これを持って言って・・・」

賢治もまた由紀と一緒に全裸のまま立ち上がり、由紀の手に今まで使っていた巨
大なバイブを手渡した。

二人は大きく軋む階段を下り一階の居間へと向かった。

「由紀・・・俺が押入れに隠れる間親父をちょっと部屋から連れ出してくれ・・・」

賢治は小さな声でそう囁くと、居間からは影になって見えないキッチンに姿を隠
した。

由紀は表情も変えずに全裸のまま幸三の部屋の襖を開けた。

賢治の耳に二人が何やら話してる声が聞こえると、直に二人の足音がキッチンを
横切り風呂場へと向かっていった。

賢治は二人が風呂場に入った事を確認すると、足音を忍ばせ幸三の部屋に入り昼
間と同じ様に押入れの奥に隠れた。

すると、5分も経たないうちにシャワーを浴びた二人が部屋に戻ってきた。

(・・さぁ由紀・・・たっぷりとお前の淫らな姿を俺に見せてくれ・・・)

由紀は部屋に入るなり僅かに開いた押入れの襖を一瞥すると部屋の電気を点け、
押入れに隠れる賢治に尻を向けながら全裸のまま仁王立ちしている幸三の足元に
跪いた。

由紀は垂れ下がった幸三のイチモツを右手に掴むと、その鈴口を口に含み上下の
唇で未だ柔らかなカリ首を刺激しながら舌先で亀頭を転がし始めた。

「・・・う・・・うぅっ・・・今日は一段と熱心なんだね由紀・・・」

幸三は由紀のねっとりと絡みつく舌の感触に呻きながらゆっくりと布団の上に腰
を下ろしていく。

「・・・さあ由紀・・・儂にも由紀の綺麗なお○んこを舐めさせておくれ・・・」

「・・・待って、お義父さん・・・先に由紀・・・お義父さんのたっぷり飲みた
いの・・・」

4畳半しかない幸三の部屋に敷かれた布団に幸三が仰向けになると、幸三の開い
た脚の間に膝をついてイチモツをしゃぶる由紀の尻は、賢治の隠れる押入れの襖
に当たるほどに近づいていた。

(・・・・あぁ・・・貴方ぁ~・・・見てる?・・・・見て・・・エッチな由紀
のお○んこをもっと見てぇ~~・・・)

由紀は口の中で固さを増していく幸三のイチモツを舌で弄りながら襖の間から
こっそりと覗く賢治を想像し、賢治によく見えるように尻を高々と持ち上げていく。

(・・・由紀・・・見られてるだけで感じてるのかい?・・・・もうワレメから
溢れてきてるじゃないか・・・)

賢治は幸三に気付かれないように少しだけ襖をずらし、粘液が光る目の前に曝さ
れた由紀の淫裂にそっと手を伸ばしていく。

「・・・ん・・・んんっ・・・」

由紀は賢治の指が自分の淫裂に伸びてくる事を望んでいたのか、賢治が指が熱く
火照り始める淫裂を開き粘液の溢れる蜜壺に指を差し込んできても、慌てる事無
く幸三のイチモツに奉仕を続けていた。

「・・・ん・・・んん~~ん・・・・んっ・・・」

賢治は由紀の熱いぬめりが溢れる蜜壺をゆっくりと掻き回しながら、徐々に開い
ていく花弁の下で固くしこっていく淫核を親指で転がしていく。

「・・・んんっ・・んっ・・・んーーっ・・・」

「・・・由紀・・・もっと激しくしてくれんと、なかなか出んぞ・・・」

込み上げる呻きを必死に堪えながらも、いつものように激しく扱かない由紀の奉
仕に痺れを切らし幸三が催促したが、由紀は蜜壺をかき回す賢治の指がもたらす
快感をもっと味わっていたかったのだ。

「・・・慌てないでお義父さん・・・・夜は長いんだから・・・」

由紀は賢治の事がばれないように懸命に幸三のイチモツを口で奉仕ながらも、意
識の半分以上は賢治のかき回す蜜壺に集中していた。

賢治は由紀の蜜壺を指でかき回しながら、もう片方の手で自分のイチモツを握り
締めていたが、先程の由紀とのセックスでは感じられなかった高揚感に今にも爆
発しそうな程にいきり起っていた。

(そう・・・・これだよ昼間感じた興奮は・・・あぁ・・・もう擦らなくても出
そうなくらいだ・・・)

賢治は押入れの中で由紀の蜜壺をかき回しながら、賢治の指がもたらす快感に喘
ぐ由紀以上に息を荒げていた。

賢治は既に暴発しそうな自分の肉棒を握り締め、由紀を指だけで昇天させるべ
く、かき回す指の動きを早めていく。

「・・・んんっ・・・・んーーーーっ・・・んんっ・・・」

(・・・由紀・・・俺と一緒に・・・俺と一緒にイってくれ・・・)

賢治のそんな思いを指の動きで感じとった由紀は、愛液を溢れさせながら賢治の
指が激しくかき回す度にたてる湿った音を掻き消すように、幸三のイチモツを激
しく吸い上げそして扱き出した。

「・・・おおっ・・・そうだ・・・凄いよ由紀っ・・・」

いきなり激しくイチモツを吸い始めた由紀に、幸三は堪らず呻き声を漏らしなが
ら腰を浮かせた。

賢治と由紀はこの異様な状況に今まで感じた事のない興奮に包まれ、由紀は蜜壺
で賢治は由紀の蜜壺をかき回す指で、互いの昂ぶった反応を微妙に感じとっていた。

(・・・由紀・・・君もこの状況に興奮しているんだね・・・)

(・・・あぁ・・・貴方ぁ・・・凄いぃ・・・貴方の指が私の中をかき回す度に
全身が蕩けそう・・・・)

「・・・うぅ・・・イきそうだ・・・由紀っ・・・いくぞっ・・・いくっ!」

幸三がそう叫んだ瞬間、由紀の喉の奥に幸三の生臭い粘液が迸しり、と同時に由
紀の蜜壺からも透明の液体が勢いよく噴出していた。

「んーーーーっ・・・んんっ・・・んっ・・・」

由紀は幸三の怒張から迸った精液を飲み干しながら、自らも絶頂に達した余韻に
身体を痙攣させ、賢治の指がゆっくりと自分の蜜壺から引き抜かれた瞬間ぐった
りと布団の上に横たわった。

「・・・どうしたんだ由紀・・・ん?・・・由紀・・・何でこんなに濡れてるん
だ・・・」

「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・えっ・・・あぁ・・・自分で・・・自分でし
ちゃった・・・」

「何だ!儂のを咥えながら自分指でここをかき回してたのか。」

「・・あぁっ・・・待って・・・お義父さん待って・・・ちょっと・・・お願
い・・・休ませて・・・」

「・・・いつもの由紀ならそんな事言わないじゃないか・・・1回イッタくらい
で待ってなんて・・・」

幸三の言うとおり、いつのも由紀なら絶頂に達した後でも自分からせがんで来る
ほどに快楽に貪欲だったが、この異様な状況で昇天した由紀は、今まで感じた事
のない高みに達していた。

「・・・どれ・・・・賢治のヤツが買ってきたとかいうバイブを使ってみる
か・・・」

幸三はいつものように横たわった由紀の横に座ると、由紀の膝を思い切り開き極
太のバイブを未だに愛液が滴り落ちる由紀の蜜壺に押し当てていく。

由紀の淫裂は花弁が完全に開き綺麗なピンク色に充血した花弁がそれまで隠して
いた尿道口や蜜壺を完全に露出させ、賢治が蜜壺をかき回している最中ずっと親
指で刺激していた淫核も包皮を飛び出しその姿を幸三の目の前に曝している。

幸三は悪戯小僧のような笑みを浮かべながらバイブのスイッチをいれ、バイブの
本体と根元から枝分かれしている小さな羽根状の突起がある部分を、由紀の頭を
出した淫核に近づけていった。

「んんーーーーっ・・・あぁっ・・・・すごいぃーーーーーっ・・・あぁっ・・・」

由紀は幸三の持つバイブの先端が淫核に触れた瞬間、腰を高々と持ち上げるよう
に仰け反り、絶叫しながら全身を痙攣させていく。

幸三は由紀のあまりに敏感な反応に驚きながらも、身体をしならせる由紀の腰を
押さえ再びバイブを淫核に押し付けた。

「・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・いいぃーーーーーっ・・・
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

押入れで息を殺しながらその一部始終を見ていた賢治は、先程由紀を昇天させた
同時に迸った自分の精液に塗れた左手で、再び頭をもたげようとしている自分の
イチモツを握り締めていた。

(・・・由紀・・・もっと・・・もっと感じて・・・)

そんな賢治の願望を知る由もない幸三であったが、まるで賢治の願望や妄想が分
かっているかのように由紀を責め立てていく。

「・・・もう・・ダメ・・・いっちゃう・・・またイクーーーーッ・・・・」

幸三の持つバイブは由紀の淫核に触れるか触れないかの位置でかろうじて由紀の
淫核に振動を伝えていたが、淫核から全身に伝わる快感は稲妻が走ったかのよう
な衝撃を由紀に与えていた。

由紀は全身の毛が逆立つような快感に全身を覆われ直に2度目の絶頂に達した。

由紀が2度目の絶頂に達した事は賢治の目にも明らかだった。

(・・・由紀・・・由紀のおまんこからあんなに淫汁が溢れてるよ・・・)

幸三は今までに見た事が無いほど、大量の愛液でシーツを濡らす由紀に欲情し、
2度の激しい絶頂でぐったりとしてる由紀の股間に割り込むと、両脚を抱えいき
り起った肉棒を一気に蜜壺へ突き挿した。

「・・・んーーーーーっ・・・はぁっ・・・あ・・あぁっ・・・んぐっ・・・う
うっ・・・・」

由紀は全身が蕩けそうな脱力感に包まれながら再び襲ってきた激しい快感に力無
く喘ぎ始めていた。

幸三が由紀の淫裂を突き上げる様子を真後から見ている賢治に、天井に向かって
力なく揺れる由紀の細い脚が妖艶に映り、その足先の指が内側に力強く曲がる様
子から由紀が再び絶頂への階段を上り始めている事が分かった。

「・・・・由紀・・・凄い・・・いつもの由紀とは別人みたいだ・・・締ま
る・・・凄いっ・・・」

幸三は意識が朦朧としてる由紀の蜜壺が、由紀の意思とは関係なく自分の肉棒を
締め付けていく感覚に呻き、そしてその感覚に酔いしれていった。

「・・・あぅっ・・・んっ・・・はぁぅっ・・・あぁっ・・・」

由紀は幸三がその怒張を突き入れる度に力無く呻き、白目を剥いて気を失いかけ
ていた。

「・・・ううっ・・・で・・・出る・・・出すぞ由紀・・・由紀っ!・・・・」

「・・・親父!・・・中には出すな!」

「・・・えっ!」

幸三が絶頂に達しようとした瞬間、いきなり聞こえてきた聞きなれた声に咄嗟に
由紀の身体から離れ後を振り返った。

「・・・あ・・あゎっ・・・け・・賢治・・・こ・・これには・・・これは・・・」

幸三は言葉にならない声を発しながらいきり立った怒張を隠そうともせずに立ち
はだかった賢治を見上げ、あたふたと後ずさりしていく。

「・・・いいんだよ親父・・・いつものように由紀に・・・由紀に飲ませてあげ
てくれ・・・でも、中はダメだ・・・由紀の中に出すのは俺だけだ!」

賢治はそう言いながらぐったりと横たわる由紀の膝を抱え、そのいきり立った怒
張を由紀の蜜壺に突き刺した。

「んんーーーーーーっ・・・はぁっ・・・いいぃーーーーーっ・・・・」

「・・・ううっ・・・す・・・凄い・・・・さっきの由紀とはまるで別人みたい
な締まりだ・・・」

「・・・あ・・あぁっ・・・貴方ぁ~~・・・凄いぃ~~・・・貴方ぁ
~~・・・いいっ~~~・・・」

由紀も又、刺激に敏感になった身体に挿入された賢治の怒張が、今まで感じた事
の無い程の快感をもたらし泣き叫ぶような喘ぎを発しながら身悶えている。

「・・・あぁぁぁぁぁ・・・壊れちゃうぅぅぅぅぅ・・・貴
方ぁぁぁぁぁぁ・・・キテぇ~~~・・・お願いぃぃぃぃぃぃ・・き
てぇぇぇぇぇぇ・・・」

「いくぞ由紀っ・・・いくよっ・・・いくっ!」

爆発寸前だった賢治が、由紀の中で大量の精液を放出した瞬間、今まで最高の絶
頂に達していた。

(・・・あぁ・・・凄いぃ~・・・今まで、お義父さんさんとでさえ、こんなに
感じた事無かった・・・)

「・・・由紀・・・良かったよ・・・」

(・・・あぁ・・・私・・・もう、賢治さん無しで生きていけない・・・)

 

 

終わり





小説(転載) 妻の不貞 4/5

官能小説
11 /08 2018
妻の不貞(4)
 

「あ・・・貴方・・・痛いゎ・・・どうしたの・・・」

深夜に帰宅した賢治は、既に床に入っていた由紀の布団を引き剥がし由紀のパ
ジャマを引き千切らんばかりに脱がせ始めた。

由紀はいつもと様子の違う賢治の迫力に圧倒されたのか、軽い抵抗は見せたが賢
治のなすがままに身を委ねている。

賢治は由紀のパジャマを脱がし、パンティと一緒にパジャマのズボンを引き下ろ
すと由紀を強引に四つん這いにさせ部屋の電気を灯た。

「・・・あ・・・貴方・・・恥ずかしいぃ・・・」

「・・・由紀・・・見たいんだ・・・由紀のお○んこ・・・」

蛍光灯の灯りの下で全裸になった由紀が、白い尻を突き上げるように四つん這い
になり自分に向けて淫裂を曝している姿を見ながら、賢治は由紀の淫裂から視線
を離す事なく自らも服を脱ぎ始めた。

(・・・違う・・・こんな感じじゃない・・・もっと・・・もっと心臓が張り裂
けそうな・・・・)

賢治は由紀の淫裂を見つめ、昼間に由紀と幸三の淫行を覗き見た時に味わった激
しい昂ぶりを思い返していた。

賢治は幸三との淫行に耽り不貞を働いた由紀に対して怒りを感じてる訳では無
く、あの光景を目にした時に感じた自分の異常なまでの興奮が、覗きという行動
によってもたらされたものではない事を確かめたかったのだ。

賢治は隠し持っていた袋から巨大なバイブレーターを取り出すと、目の前に突き
出された由紀の淫裂をなぞるようにそのバイブの先端を走らせた。

「・・・あっ・・・・貴方・・・な・・何?・・・」

「しっ!・・・大丈夫だから・・・・大人しくしてて・・・」

由紀は淫裂から伝わったヒンヤリとした感触に、ビクリと身体を痙攣させて四つ
ん這いのまま首だけを賢治に向けたが、由紀の言葉を遮るように発した賢治の強
い口調にそれ以上の追求が出来なかった。

賢治は白い尻たぼとは対照的に赤く充血しはじめている由紀の淫裂をバイブでな
ぞりながら、そのバイブのスイッチを入れた。

「・・・はぁっ・・・ん・・・んっ・・・」

バイブのスイッチが入り静かな振動と共に由紀の淫裂にその振動が伝わった瞬
間、由紀はいつもと同じ様に込み上げる嗚咽を堪えながら淫裂から全身に走る快
感に身悶え始めた。

「・・・由紀・・・気持ち良かったら、声出してもいいんだよ・・・」

「・・・はぁっ・・・で・・・でもっ・・・お義父さんに・・・」

「・・・いくら我慢したって、親父は知ってるよ・・・」

賢治は淫行を覗かれた事など知らない由紀を窘め、自分とのセックスでは昂ぶる
興奮をいつも抑えていた由紀をその呪縛から解放していく。

「・・・気持ちいいだろ由紀・・・好きなだけイッていいんだよ・・・大きな声
を出してイッていいんだよ・・・」

「・・・・あぁ・・・貴方ぁ~・・・・いいぃ~・・・気持ちいいぃ~~・・・」

賢治は由紀が小さいながらも快感に震える喘ぎを漏らし始めた事で、僅かだが由
紀の自分に対する仮面を剥がしたような気になり始めていく。

(・・・そう・・・あの時のように感じるままの由紀を見せてくれ・・・)

賢治は喘ぎ声と同時に由紀の充血した花弁が開き、淫裂を這わせるバイブの先端
が由紀の淫裂から滲み出たぬめりでひかり始めると、バイブの振動を最大に上げた。

「・・はぁぁぁぁぁ~~・・・んんーーーーっ・・・あぅっ・・・いいっ・・・
貴方ぁっ・・・いいーーーっ・・・」

由紀はバイブの振動に呼応するように全身を痙攣させ、今にも崩れ落ちそうな身
体を必死に支えながら淫裂に走るバイブを求めるように尻を振っていく。

(・・・まだ・・・まだ、あの時の興奮には程遠いよ・・・)

由紀の淫裂をバイブでなぞる賢治は、由紀の絞り出すような歓喜の喘ぎに興奮は
高まっていたが、股間にぶら下がるイチモツは垂れ下がったまま固くなる気配は
無かった。

賢治は激しく振動を続けるバイブを一旦由紀の淫裂から離すと、由紀を仰向けに
させ由紀自らに両脚を抱えさせた。

「・・・由紀・・・これが欲しかったら自分で脚を開いて・・・」

「・・・あぁ・・・貴方ぁ・・・お願いぃ~・・・・早くぅ・・・・早くぅ
~~・・・」

由紀は賢治の言葉に素直に従い、自ら両膝を抱え愛液の滴り始めた淫裂を恥ずか
しげも無く開き賢治の持つバイブをせがんだ。

賢治は大きく開かれた由紀の脚の間に座り、由紀の尻の下に自分の膝を押し込み
由紀自らもが自分の淫裂が見えるように尻を持ち上げると、激しく振動する巨大
なバイブを由紀の淫裂に押し当てていく。

「・・・んーーーーっ・・・・はぁっ・・・いいっ・・・・いいーーーっ・・・」

「・・・好きなんだね・・・バイブが・・・」

「・・・貴方ぁ~~・・・お願いぃ~~・・・ねぇっ・・・お・・・お願いぃ
~~・・・」

「・・・入れて欲しいのかい?由紀・・・こんなにデカいバイブが由紀の小さく
て可愛いお○んこに入るかな?・・・」

「・・・いいのぉ~~・・・貴方ぁ~・・・・入れてぇ~~・・・お願いぃ
~~・・・・」

由紀は淫裂をなぞりながら一向に蜜壺へ向かう様子のないバイブをせがみ絶叫し
ていく。

「・・・まだダメだよ由紀・・・最初はこっちでイクんだ・・・・」

賢治はバイブの挿入をせがむ由紀を無視し、そのバイブを固くしこった由紀の淫
核に押し当てていく。

「・・・んーーーーーーっ・・・あぁっ・・・いいっ・・・クリもい
いーーーーっ・・・」

由紀はこれまで賢治とのセックスで発した事の無い言葉を叫びながら、淫核に押
し当てられたバイブから全身に押し寄せる快感に悶えていく。

賢治は淫核にバイブを押し当てられて快感に悶える由紀が、蜜壺から愛液を溢れ
させ光景を目の当たりにしてもあの時の興奮は甦ってこない。

(やっぱり・・・自分でしてもダメなのか・・・由紀がされるところを・・・覗
き見ないと・・・)

「・・・あぁーーーっ・・・貴方ぁ~っ・・・いっちゃう・・・いっちゃ
うーーーっ・・・」

賢治は目の前で快感に悶える由紀を見つつも、頭の中にでは幸三に貫かれ快感に
よがる由紀の妄想が広がり、由紀が絶頂に達する事にさえ気付かなかった。

「・・・い・・・イッたんだね由紀・・・今度は入れてあげるから、僕も気持ち
よくさせて・・・」

賢治はそう言いながら由紀の隣に仰向けになり、由紀が自分の顔を跨ぐのを待った。

「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・あぁ・・・貴方ぁ~・・・」

由紀は肩で息をしながら絶頂に駆け上った気だるい上体を引き起こし、愛液の滴
る淫裂を賢治の口に押し当てるように顔を跨ぐと、力無くうな垂れたままの賢治
の肉棒を握り舌を這わせ始めた。

「・・・うぅっ・・・由紀・・・」

賢治は由紀の口の中に納まった肉棒が由紀の体温を感じると、徐々に下半身が熱
くなり肉棒に固さが増していったが、あの時ほどの興奮を未だに得る事が出来ない。

(・・・そうだ・・由紀の口の中に・・・口の中に出せば・・・)

賢治は目の前の愛液の滴る由紀の淫裂に舌を這わせながらも、自らの求める昂ぶ
りの為だけに由紀に口で奉仕させていた。

「貴方ぁ・・・んぐっ・・・は・・・早くぅ~・・・」

由紀は賢治の肉棒を指で扱き鈴口に舌を絡めながら賢治の愛撫を待ちながらも、
いつもなら直に弾けそうな程に硬直する賢治の肉棒が、指で扱き舌を絡めても一
向にその固さにならない事を訝っていた。

「・・・由紀がちゃんと口でしてくれないから・・・もっと・・・もっと吸っ
て・・・」

由紀はいつもの淡白な賢治とは違うと感じつつも、熱く火照った淫裂があの巨大
なバイブを欲っする疼きに耐えられず、巨大なバイブを挿入してもらう為に賢治
の肉棒を丹念に愛撫していく。

「・・・う・・・ううっ・・・そ・・そうだよ由紀・・・もっと・・・もっと強
く・・・」

「・・・んんっ・・・んぐぅっ・・・んっ・・・」

由紀の唾液に塗れた賢治の肉棒は、由紀の頭が肉棒を吸いながら上下に揺れる度
に淫猥な湿った音をたてていくが、いつもの固さに達する前に射精感だけが襲っ
てきていた。

(・・・まずい・・・いきそうだ・・・・)

賢治はあの時の興奮にも達せず完全に勃起していないにもかかわらず、射精感だ
けが急激に襲ってきた事に焦り、懸命に堪えようとしたが由紀の激しい口撃の前
にその努力は徒労に終わろうとしていた。

「・・・由紀・・・イキそうだ・・・・由紀っ・・・・」

賢治は上にのった由紀を押しのけ布団の上に立ち上がると、布団の上で賢治を見
上げている由紀の上体を引き起こし、由紀の口の中に半勃起上体の肉棒を押し込
んでいく。

「・・・由紀・・・俺のを・・・俺のも、飲んでくれ・・・」

(!・・・ま・・・まるでお義父さんと同じ・・・)

由紀は無言のまま賢治の肉棒を口に含み、射精を促すように半勃起状態の肉棒を
吸い上げた。

「・・・いく・・・イクよ由紀っ・・・いくっ・・・」

賢治は結局あの時の昂ぶりを得る事が出来ないまま、初めて由紀の口の中に白濁
を放出した。

「・・・んっ・・・んぐっ・・・んんっ・・・ぷはぁっ・・・あ・・・貴方・・・」

「・・・ご・・・ご免よ由紀・・・お・・俺・・・」

「嬉しいわ、貴方・・・美味しかった・・・貴方のザーメン・・・それに、今日
の貴方凄かったわ・・・」

由紀は慰めにはならない言葉を賢治にかけながら、情けなく萎んでいく賢治のイ
チモツに接吻した。

「・・・違うんだ・・・こんなんじゃ無いんだ・・・さっきはもっと凄かったん
だよ・・・」

「!・・・・えっ?・・・さっきって・・・貴方・・・」

「・・・何でもないんだ・・・ご免・・・俺寝るよ・・・」

(・・・まさか・・・賢治さんにお義父さんとの事・・・)

由紀はいつもと違う賢治の言動に義父との不貞が賢治に知られたかもしれない不
安に襲われながらも、その不安を顔に出す事無く賢治に甘えた。

「・・・ねぇ・・・もっとしてくれないの・・・」

「・・・・・・」

「・・・ねぇ・・・貴方・・・貴方が望むなら・・・私、何でもするから・・・
ねっ・・・」

由紀は布団に潜り込んでしまった賢治に優しく声をかけ、賢治の幅広の背中に手
を這わせていく。

「・・・何でもしてくれるんだね、由紀・・・」

「・・・えぇ・・・だって、貴方の事愛してるんだもん・・・」

「・・・じゃぁ、由紀・・・」

「何?・・・」

「・・・・親父に抱かれてくれ・・・・」

「・・・えっ!」

 

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小説(転載) 妻の不貞 3/5

官能小説
11 /08 2018
妻の不貞(3)
 

由紀は昇天したばかりで息を荒げながらも上体を起こし、いきり立ったイチモツ
を天井に向けながら仰向けになった幸三の上に跨ると、その大きな怒張を愛液の
滴る淫裂にあてがい、そしてゆっくりと腰を沈めていく。

(・・・で・・・デカイ・・・)

賢治は押入れの隙間から幸三のイチモツを凝視し、右手の中で徐々に萎えていく
自分のイチモツとを比べ、自分とのセックスでは見せた事のない由紀と幸三の痴
態に激しく嫉妬していく。

由紀の蜜壺は幸三の巨大な肉棒を根元まで飲み込むと、ため息にも似た呻きを漏
らしながらゆっくりと腰を前後に振り始めた。

「・・・はぁ~・・・ん・・・んっ・・・い・・・いい~~っ・・・」

「・・・おぉっ・・・相変わらず、由紀のオ○ンコは締りがいいのぉ~~・・・・」

幸三は由紀が腰を振る度に淫猥な音を奏でる由紀の股間に手を伸ばし、由紀の柔
らかな陰毛を指で掻き分けるように丘の肉を持ち上げると、固く勃起した淫核の
包皮を捲った。

「・・・由紀・・・クリがいつものように飛び出しおったぞ・・・擦りたんじゃ
ろ・・・これを・・・」

幸三は悪戯っぽい笑みを浮かべながら、眉間に皺を寄せ官能を貪るように腰を振
る由紀を見つめながら、淫核の先端が幸三の陰毛に擦れた瞬間の由紀の反応を楽
しんでいた。

「・・・はぁっ・・・いい・・・クリもいいっ・・・ああぁっ・・・・」

由紀は前後に振っていた腰を円を描くように回し始め、包皮を飛び出した淫核を
幸三の陰毛に擦り付けながら、挿入された幸三の肉棒で子宮の中をかき回していく。

「・・・あぁぁぁ・・・・当たるぅぅぅぅぅぅ・・・奥に・・・奥に当たって
るぅぅぅぅぅぅ・・・・」

(由紀・・・そんなに・・・そんなに感じてるのか・・・)

額に玉のような汗を浮かべながら官能を貪る由紀は、あまりの気持ちよさに涙を
流し、口からはだらしなく涎が垂れている。

襖の隙間から啼きながら一心不乱に腰を振る由紀を見つめていた賢治は、その由
紀の姿に萎えていたはずの自分のイチモツが再び熱く滾り始めている事を感じて
いた。

(・・・せ・・・セックスの時とは違う・・・)

自分の女房と実の父でありながらも、そのセックスを覗くという行為に自分が今
まで得る事の出来なかった興奮に包まれた賢治は、今となっては自分でも否定で
きない自分の性癖に気付きつつあった。

(・・・もっと・・・もっと激しく・・・由紀・・・もっと激しく・・・)

自分の性癖にを自覚した賢治は、妻の不貞を暴く目的をすっかり忘れ、心臓が破
裂しそうな程の興奮に魅了され、さらに自分の深層心理から沸いてくる欲求を満
たそうと二人の淫行を凝視し、自分のイチモツを扱き始めていた。

幸三は快感に崩れそうになりながらも腰を振る由紀の乳房を下から鷲掴みにし、
由紀の身体を支えながらその乳房の感触を楽しみ始めていた。

「・・・あぁぁぁぁぁ・・・もっとぉぉぉぉぉ・・・・もっと強く揉ん
でぇぇぇぇぇぇ・・・・」

幸三は由紀の乳房を両手で揉みしだきながら、固く尖った乳首を指で捻り潰した。

「ヒィーーーーーッ・・・あっ・・・・イクッ・・・また、いっちゃ
うぅーーっ・・・・」

その瞬間、由紀はガクガクと身体を痙攣させ白目を剥きながら大きく仰け反り昇
天すると、幸三のイチモツから逃れるように幸三の上から降りた。

「・・・またイッタんだね由紀・・・でも儂はまだ一回もいっとらんぞ・・・」

「・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・」

幸三は絶頂の余韻に浸ろうとしている由紀を強引に仰向けにし、腰が浮き上がる
ほどに膝の裏を押さえて由紀の脚を開くと、愛液に濡れたままの肉棒を再び由紀
の蜜壺に突き刺していく。

「あぁぁぁぁぁ・・・・いいっ・・・いいーーーーーっ・・・」

幸三はその巨大な肉棒を大きなストロークで由紀の子宮を突破らんばかりに激し
く腰を叩きつけ、悲鳴にも似た喘ぎを発する由紀の口を塞ぐように、由紀の口の
中に舌をこじ入れていった。

(・・・す・・・凄い・・・由紀のおまんこから、あんなに汁が溢れて、・・・
卑猥な音をたててる・・・)

腰が浮き上がる程に脚を持ち上げられた由紀の淫裂は、幸三の巨大な肉棒が抽出
を繰り返す淫裂を賢治の目に曝していたのだ。

幸三の腰が引かれると、由紀の蜜壺に溢れているであろう大量の愛液が淫裂を
伝って肛門に滴り、幸三が由紀の子宮を突破らんばかりに腰を叩きつける瞬間、
その肉棒に由紀の充血した花弁が蜜壺に引き込まれそうになる様が賢治の目に焼
きついていく。

幸三が由紀の口を塞いだせいでくぐもった由紀の嗚咽は更に淫靡さを増し互いの
肉がぶつかりあう湿った音と共に賢治の興奮を更に高めていった。

(・・・す・・・凄い・・・凄いよ由紀・・・)

賢治は自分精液で濡れた右手で懸命に肉棒を扱き、あたかもその肉棒が由紀の蜜
壺に挿入されている妄想を膨らませていく。

「・・・んんーーーーっ・・・んーーーーっ・・・」

由紀のくぐもった呻きが一層激しくなり始めると、昇天が近い事を悟った幸三の
腰の動きも早さを増していく。

「・・・由紀・・・儂も・・・いくぞ・・・いくぞっ!・・・」

「あぁぁぁぁ・・・・又いっちゃうぅぅぅぅぅぅ・・・・いくーーーーーっ・・・」

幸三が由紀の口を塞いでいた口を離すと、由紀が三度目の絶頂にかけ上ろうとし
たいた。

幸三は由紀の膣が怒張を締め付け由紀が3度目の絶頂を迎えた瞬間、そのいきり
立った怒張を引き抜き、由紀の髪の毛を掴み上体を引っ張りあげるようにその場
に立つと、大きく息を荒げている由紀の口に愛液塗れの怒張を押し込んでいく。

「・・・・いくぞ・・・由紀っ・・・・いくぞっ!・・・」

幸三が強引に由紀の口の中に怒張を押し込み、その口の中に白濁を迸ろうとして
いるように見えた賢治だったが、すぐにそれが由紀が望んでいた事だと分かった。

由紀は力の抜けた身体を幸三に強引に引き起こされたが、上体を起こすとすぐさ
ま自ら幸三の愛液に塗れた怒張を口に含み、頬をすぼめて鈴口を吸い長いサオを
扱き白濁の迸りを促していた。

(・・・由紀っ・・・お・・・親父のを・・・口で・・・)

「で・・・出るぞ・・・由紀っ・・・出るっ・・・」

「・・・ん・・・んんっ・・・ん・・・」

幸三がそう言った瞬間、由紀は口の中に迸った白濁を全て受け止め、その一滴ま
でをも絞り出すかのようにサオを扱いている。

賢治は手を伸ばせば届きそうなほどに近くにいる美由紀が幸三の迸りを口で受け
止めた光景を見た瞬間に、自らも押入れの中で二度目の射精を抑える事ができ
ず、身を隠していた布団に白濁を迸っていた。

賢治は自分が射精してしまった事などに構う事無く、一瞬も由紀と幸三の淫行を
見逃すまいと襖の隙間に顔を近づけ、幸三の白濁を口で受け止めた由紀を見つめ
ていた。

(・・・ま・・・まさか・・・・)

賢治は幸三の迸りを口で受け止めながらも、未だにその怒張から口を離そうとし
ない由紀の細く長い喉が、音を立ててその口の中の白濁を飲み込んでいる事に気
付いた。

「・・・あぁ・・・美味しい・・・昨日飲めなかったから、今日のはちょっと濃
くて凄く美味しいわ・・・お義父さん・・・」

「・・・相変わらず由紀は淫乱な女だな・・・」

由紀は口の中の迸りを全部飲み込んだ後も、徐々に萎えていく幸三の怒張に舌を
絡め鈴口の先端から滲み出る最後の一滴をも逃すまいと吸い付いていた。

「・・・あぁ~ん・・・お義父さん・・・由紀、もっと飲みたい・・・」

「由紀・・・流石の儂も今日はもう起たんよ・・・そのかわり、お風呂で由紀の
クリを失神するまで舐めてあげるよ・・・」

「・・・嬉しいぃ~・・・じゃぁ早くしよ・・・賢治さんが帰ってくるまで時間
が無いもの・・・」

由紀は全裸のまま幸三の手を引っ張るように部屋を出て行くと、風呂へ向かった。

賢治は聞き耳を立て、二人が風呂へ入った気配を伺うとそっと押入れ這い出て、
二人に気付かれないように勝手口から家の出た。

(・・・なんで俺は二人を止めに入らなかったんだろう・・・あの時・・・まだ
二人が淫行に及ぶ前にあの場に飛び出していたら・・・でも、体が動かなかっ
た・・・由紀の不貞を暴こうという気持ちより、親父に抱かれる由紀が見たいと
いう気持ちの方が強かった・・・・その後は・・・)

由紀と幸三の淫行を覗き見て自分の本性を知ってしまった賢治は、様々な思いを
巡らせながら当て所なく街を彷徨った。

 

第4章へ





小説(転載) 妻の不貞 2/5

官能小説
11 /08 2018

妻の不貞(2)
 

「ただいまぁ~!」

「きゃーーーーっ!」

「・・・ゆ・・・由紀っ・・・」

賢治が勢い良く玄関のドアを開けた時、玄関から居間へと続く廊下に風呂から上
がったばかりの由紀がタオルを身体に巻きつけて立っていた。

 

(おかしい・・・由紀のやつ・・・まさか、親父と・・・否、そんな事あり得な
い・・・)

賢治は頭の中で止めどなく膨らむ由紀への猜疑心と葛藤しながら役場の机に向
かっていた。

昨日賢治が帰るとタオル一枚で風呂から上がってきた由紀を訝りながらも由紀を
信じようとした賢治であったが、居間に入った瞬間、賢治の由紀への猜疑心は間
違いでは無かったと確信した。

賢治が居間に入った瞬間、賢治の父である幸三が由紀と同じように風呂から上
がったばかり様子で、腰に巻いたタオル一枚の姿でビールを飲んでいたのだ。

「親父!・・・な・・・何してるんだよ!」

「け・・・賢治!・・・な・・・何してるって・・・たまたま早く帰ってきたか
ら、風呂に入ってビール飲んでるだけじゃないか・・・」

「・・・たまたま早く帰ってきたって・・・」

「賢治!お前、何か下衆な勘ぐりしてる訳じゃないよな!・・・儂と由紀さんを
疑ってるのか!」

「・・そ・・・それは・・・」

「お前は由紀さんと、儂を信用できないのか!」

幸三を問いただそうとした賢治だったが、逆に幸三の激しい剣幕にまくし立てら
れ、二人をそれ以上問い詰める事が出来なくなってしまった。

(二人に問いただしたところで白状するはずないし・・・こんな状態じゃ仕事も
手につかない・・・)

賢治は意を決するように机を立つと、上司に休暇届けを出し足早に自宅に向かっ
ていた。

 

賢治は鍵のかかったドアを音を立てないようにそっと開け、未だ誰も帰ってない
事を確認するように部屋の様子を伺った時は、まだ1時を過ぎたばかりだった。

(親父と由紀が・・・この部屋で・・・)

賢治は脱いだ自分の靴を隠し幸三の部屋に入ると敷きっぱなしの布団を見つめな
がら、その上で全裸で絡み合う由紀と幸三の妄想にとりつかれ、激しい嫉妬心に
かられていった。

(・・・ここしかないな・・・)

賢治は幼い頃、幸三に叱られた時によく閉じ込められた狭い押入れの中に身を隠
すと、二人の帰りを待った。

幸三は昔から布団を敷きっぱなしの為、押入れなど滅多に開ける事がない。

賢治はそれでも用心の為、押入れの扉を開けられた時、直に隠れる事が出来るよ
うに布団の奥に隠れ、部屋の様子が伺えるように襖を少し開け耳を澄ませていた。

 

(帰ってきた・・・由紀か?・・・)

押入れの中で耳を澄ませる賢治に、居間に入ってきたあわただしい足音が響き、
買ってきた物を冷蔵庫にしまったのだろうか、キッチンで暫く足音が途絶えた
が、直にその足音は風呂場へと向かった。

(・・・ま・・・また風呂に入るのか・・・由紀・・・)

足音の主が風呂場へ消えたと同時に、もう一つの足音が玄関を開け居間へと続く
廊下を歩く気配を感じた。

(・・・お・・・親父か?・・・やっぱりあの二人・・・)

その足音は居間に入るなり洋服を脱ぐ布の擦れる音を発すると、直に風呂場へと
向かった。

(昼間から二人で風呂に入ってるのか・・・俺とだって一緒に入った事のない風
呂に・・・)

押入れの中で物音を頼りに気配をうかがう賢治は、今すぐ飛び出して行きたい衝
動を懸命に押さえ二人が風呂から上がってくるのを待った。

すると、一つの足音が風呂場からゆっくりと居間に近づく気配に、賢治は押入れ
の襖の隙間に顔を近づけて様子を伺うと、タオルで身体を隠そうともせずに幸三
の部屋に歩み寄る由紀の姿が飛び込んできた。

(・・・うぐっ・・・)

賢治は全裸で歩く由紀の姿を見つめた瞬間、今まで感じた事の無い異常な興奮が
怒りや嫉妬心を上回り、心臓が口から飛び出そうなほどに鼓動を高鳴らせながら
由紀の様子を伺った。

押入れの中に賢治が潜んでいる等とは思ってもいない由紀は、全裸のまま幸三の
部屋に入ると、おもむろに幸三の部屋の箪笥を開けると、黒光りするバイブを取
り出し押入れに潜む賢治に淫裂を曝すように敷かれている布団に横たわった。

由紀は直にそのバイブのスイッチを入れると、左手で大きく開いた脚の中心を指
でなぞりながら、低い振動音を立てながらくねるように動くバイブを、既に固く
なって起ち始めている乳首に押し当て始めた。

「・・・はぁ~・・・ん・・・ん~~ん・・・」

(・・・由紀・・・お前、そんなもので親父に犯られてたのか・・・)

由紀はバイブを両方の乳首に押し当てながら、淫裂をなぞる左手の指をペロリと
舐めると、その指を蜜壺に埋めていく。

「・・・はぁっ・・・あ・・・あぁっ・・・」

由紀の細い指が埋められた蜜壺は、由紀の指が出し入れを繰り返す度に湿った音
を立て始め、由紀は込み上げる嗚咽を抑える事もなく、身体をくねらせながらモ
悶え始めていた。

「なんじゃ・・・もうしてるのか・・・相変わらず淫乱じゃなぁ~、由紀
は・・・・」

(はっ!)

バイブで自慰を始めた由紀に目が釘付けになっていた賢治は、風呂から上がり部
屋に戻ってきた幸三に気付かず、思わず押入れの中で隠れるように身を引いた。

(やっぱり・・・親父と由紀は・・・ずっと前から・・・)

賢治は全裸で部屋に戻ってきた幸三が自慰をする由紀の傍らに仁王立ちになり、
由紀を蔑む言葉を吐いた瞬間に押入れを飛び出して行こうと身構えたが、同時に
由紀が上体を起こし、だらりと垂れ下がった幸三の肉棒を握り締め口に咥えた光
景に全身が凍りつき、その場を動けなくなってしまった。

(・・・由紀・・・ま・・まさか・・・そんな事まで・・・)

由紀は手にもっていたバイブを幸三に手渡し、幸三の萎びた肉茎を扱きながら舌
を絡めるようにゆっくりと鈴口を吸い、カリ首をその柔らかな唇で引掻くように
首を振っていく。

「・・・お・・・おおっ~・・・由紀のフェラはいつも最高に気持ちいいなぁ
~・・・」

幸三は音をたてて肉茎をしゃぶる由紀の頭を撫でながら、手渡されたバイブを握
りゆっくりと布団の上に仰向けになった。

(・・・う・・・ううっ・・・・)

賢治は由紀と幸三が自分を裏切り、密会を重ねていた事への憤怒で身体が震える
程に怒りが込み上げていたが、同時に二人の淫行を間近に盗み見する事で今まで
に感じたことの無い興奮に全身が火照り、無意識のうちに下半身に手が伸びていた。

幸三が押入れの方へ頭を向けて布団の上に仰向けになると、由紀は幸三の肉茎を
咥えたまま体勢を入れ替え幸三の顔を跨ぐように四つん這いになり、既に蜜壺か
ら愛液が滴り始めていた淫裂を押入れに隠れる賢治に向けながら四つん這いに
なった。

幸三は目の前に曝された愛撫をせがむようにくねらす由紀の尻を抱え、両手で肉
厚の花弁を開きピンク色の淫核に吸い付いていく。

「・・・んーーーっ・・・・ん・・んんっ・・・」

由紀は幸三の肉茎を音をたててしゃぶりながら、淫核から襲ってきた快感に込み
上げる嗚咽を漏らしていく。

手を伸ばせば届くところで父親の幸三に淫裂を舐ぶられる由紀の淫裂を見つめ異
常なほどに昂ぶった賢治は、無意識の内にズボンの中からいきり起った自分の怒
張を取り出し、自ら扱き始めていた。

幸三は由紀の淫核に吸い付き蜜壺から愛液が滲み出始めると由紀から手渡された
バイブを手にとり、そのスイッチを入れた。

「由紀・・・これが欲しかったんじゃろ・・・それ・・・どうじゃ・・・」

「・・・んーーーっ・・・ん・・・んっ・・・んん~~ん・・・」

幸三は低い振動を奏でるバイブの先端を、今まで吸い付いていた由紀の淫核をか
すめるように淫核全体にをあてがい、蜜壺から滲み出た愛液をそのバイブに擦り
付けると、蜜壺の入口にその極太のバイブをあてがった。

「・・・ほれ・・・入れるぞ・・・ぶっといのを入れてやるぞ・・・」

幸三がそのバイブを押し込み始めると、由紀の蜜壺はその太さを難なく受け入
れ、みるみる内にバイブ全体が膣の中に埋まってしまった。

(・・・・うぐっ・・・・)

賢治はその様子を食い入るように見ながら、あまりの興奮に乾ききった喉に音を
たてて生唾を飲み込んだ。

「・・・ああぁ~~・・・いいいっ~~・・・んぁ~~~・・・」

由紀はあまりの快感に、咥えていた幸三の怒張を口から離し、上体を仰け反らせ
ながら喘ぎ始めた。

「・・・ほれっ!由紀・・・口が疎かになっておるぞ・・・」

極太のバイブが放つ甘美な振動に全身を痙攣させながらも、由紀は幸三の言葉に
再び怒張を咥えていく。

「いい娘じゃ・・・ご褒美にもっと気持ちよくさせてやるからな・・・」

幸三はそう言いながらバイブのスイッチをスライドさせていく。

「んーーーーーーっ・・・んーーーーっ・・・んんっ・・・」

幸三がバイブのスイッチをスライドさせた瞬間、全体が由紀の膣に収まり振動が
聞こえなくなってバイブが、賢治の耳にも届くほどに激しい振動音をたて始め、
それと同時に由紀が全身から力が抜けたように幸三の身体の上に崩れ落ち、怒張
を咥えたまま悲鳴にも似た叫びをあげていく。

「そうか・・・・そんなにイイのか由紀・・・どれどれ・・・・」

幸三はそう言いながら崩れ落ちた由紀と身体を入れ替え由紀を仰向けに寝かせる
と、由紀自らに膝を抱えさせ淫裂に挿入されたままのバイブを抽出し始めた。

(・・・くっ・・・見えないじゃないか・・・)

押入れの方に脚を開いて仰向けになった由紀の脚の間に幸三が座ってしまった
為、押入れから盗み見していた賢治は由紀の淫裂が幸三の身体の影に隠れ見えな
くなってしまったが、淫猥な湿った音とともにバイブの振動音が聞こえたり聞こ
えなかったする気配から、幸三がバイブの抽出を繰り返している事は手に取るよ
うにわかった。

「・・・あぁぁぁぁぁ・・・いいぃぃぃぃぃ・・・いっちゃう・・・由紀・・・
い・・・いっちゃうぅぅぅぅぅ・・・」

「・・・いいぞ・・・イきなさい由紀・・・イきなさい・・・」

「・・・あぁぁぁぁぁ・・・いくぅぅぅぅぅ・・・・いくーーーーーっ・・・」

由紀が抱えていた膝を離し両脚を布団につけた瞬間、幸三の顔の高さにまえ届く
ほど腰を浮かしながら仰け反り、激しい快感に絶叫しなら昇天した。

(・・・由紀・・・・由紀っ・・・ううっ・・・)

その様子の一部始終を押入れの中で見ていた賢治も、由紀が昇天した瞬間自分手
の中に大量の白濁を迸っていた。

(・・・由紀ぃ~~・・・俺は・・・俺はいったい何をしてるんだ・・・)

二人の淫行の現場を取り押さえようとしていた自分が、淫行の現場を取り押さえ
るどころか、二人のあまりにも生々しい淫行に自分が興奮してしまい、妻と父の
淫行を見ながら自慰をしてしまった不甲斐なさに、賢治は自然と涙が溢れてきた。

「・・・由紀・・・どうだい?・・・気持ちよかったかい?・・・今度はもっと
気持ちよくしてあげるからね・・・」

幸三はそう言いながら昇天したばかりの由紀の蜜壺から愛液に塗れたバイブを抜
き、肩で息をしてる由紀を抱き起こした。

「・・・さぁ・・・いつものように、今度はお義父さんので、気持ちよくなりな
さい・・・」

 

 

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小説(転載) 妻の不貞 1/5

官能小説
11 /08 2018
妻の不貞(1)
 

「由紀・・・先に寝てるよ。」

「・・・えぇ・・・」

キッチンに立つパジャマ姿の由紀の背後から夫の賢治が囁くように声をかけなが
ら由紀の柔らかな尻を撫で、夫婦の寝室のある2階へと上がっていった。

由紀は賢治と結婚して直に賢治の実家であるこの家に、既に妻が他界している義
父の幸三と3人で暮らしていた。

役場に勤める賢治は真面目だけが取柄のような男だが、由紀はそんな自分を愛し
てくれているものと信じて疑わなかったし、実際由紀が賢治に不満を漏らした事
など今まで一度たりとも無かった。

賢治は仕事を終えると真っ直ぐに家に帰り、家計を助ける為に昼間3~4時間
パートに出ている由紀も、そんな賢治を毎日笑顔で出迎えていた。

賢治は自分の父との同居にも何の不満も漏らさず快諾した由紀を心の底から愛し
ていたが、この日を境に由紀に小さな猜疑心を抱くようになっていった。

由紀を他の誰よりも愛している賢治であったが、夜の生活で由紀が満足している
か否かは自信が無かった。

賢治は自分でも早漏気味だと感じていたのだ。

賢治に不満など漏らした事の無い由紀の口から、セックスに対する不満を切り出
された事は無かったが、明らかに由紀は賢治とのセックスで果てた事がなかった。

「・・・貴方・・・凄くよかった・・・私・・・いっちゃった・・・」

由紀は毎回賢治にこう言うが、賢治にはそれが由紀の賢治への思いやりである事
が解っていた。

賢治とってはその由紀の思いやりが逆に賢治をセックスに対して晩熟にしてし
まっていた。

由紀がパートに出たいと言った時もそんな自信の無さから由紀が浮気をするので
はないかと一度は反対した賢治だったが、家を新築したいと言う由紀の言葉を無
視する事もできず承諾したものの、毎日が不安で仕方なかった。

そんな自身の無さの現われなのだろうか、賢治が由紀の身体を求める時、由紀の
同意を求めるように由紀の尻を撫でた。

そんな賢治の手を尻を振って拒んだ夜は賢治は決して由紀に身体を求める事が無
かった。

強引にでも由紀の身体を求める事も出来たが、自信の無い賢治はそんな小さな事
が原因で由紀との間にわだかまりを持つことを無意識に避けていたのかもしれない。

(今夜はOKだな・・・)

由紀の尻を撫でた時自分の手を拒ばなかった由紀の態度を確認し、先に布団に潜
り込んでいた賢治はスタンドの明かりだけを灯した寝室で由紀を待った。

賢治が布団に入って直に階段の軋む音とともに由紀が寝室の扉を開け寝室に入っ
てきた。

由紀は賢治の隣に敷かれたかけ布団を捲り賢治に背を向けるように座った。

賢治は背を向けて布団の上に座る由紀の背後からゆっくりと近寄ると、パジャマ
の上から乳房を揉みしだくように抱きついていく。

「・・・はぁ~~・・・」

由紀は賢治に乳房を掴まれた瞬間、ため息にも似た甘い吐息を吐き出すと賢治に
上体を預けるように仰け反った。

賢治は仰け反り上を向いた由紀に背後から唇を重ね、ねっとりと絡むような柔ら
かな由紀の舌を吸いながらパジャマのボタンを外していく。

ブラジャーを着けていない由紀の豊満な乳房がボタンの外されたパジャマから飛
び出ると、賢治は舌を絡めたままパジャマの上着を由紀から剥ぎ取り、由紀を布
団の上に仰向けに寝かせていく。

由紀は仰向けになると、万歳をするように両手を頭の上に持って行き込み上げる
嗚咽を堪えながら賢治の愛撫に身を任せていく。

賢治は由紀の舌を開放し、由紀の脚の間に座りスタンドのオレンジ色の灯りに妖
しく映る乳房を眺めると、その乳房を優しく揉み柔らかな乳首に口を近づけていく。

「・・・はぁ~~・・・」

賢治が由紀の乳首を口に含み、尖らせた舌先で優しく乳首を転がし始めると再び
由紀が長く小さな嗚咽を漏らしていく。

賢治は口一杯に柔らかな由紀の乳房を吸い込み、舌先で乳首を転がすように弄り
ながら上目使いに由紀の表情を探る。

鼻孔を膨らませ、込み上げる嗚咽を堪えながら顎を仰け反らせる由紀が、乳房へ
の愛撫だけで口を開け熱い吐息を漏らし始めると、賢治は乳房を揉んでいた手を
パジャマのズボンに移動させていく。

賢治はパジャマに手をかけたと同時に腰を浮かした由紀の下半身からパジャマの
ズボンだけを抜き取り、薄い陰毛の生えた恥丘を隠す小さなパンティーの上から
由紀の恥丘を撫でていく。

乳房を揉まれ乳首を執拗に弄られた由紀の股間は、じっとりと汗を滲ませるよに
湿り気を帯び、恥丘から淫裂にかけて上下にゆっくりと移動を繰り返す賢治の指
先にも、その湿り気は伝わっていた。

賢治は淫裂に沿って指を這わせながら、由紀の乳房を中心に腋の下、腹、臍に舌
を這わせ、舌による愛撫と淫裂をなぞる指に感じる由紀の淫裂の変化を楽しんで
いく。

賢治が由紀の乳房にしゃぶりついてから30分も経っただろうか。

賢治の指がなぞる由紀の淫裂が、弾力のある花弁が開き暖かなぬめりを滲ませ始
めると、賢治はやっと由紀のパンティを脱がせにかかる。

由紀はその賢治の手を待ちかねていたかのように再び腰を浮かせ、これから賢治
の始める愛撫に嗚咽を漏らさぬよう自らの手で口を塞いでいく。

賢治は全裸になった由紀の膝の裏を持ち、腰が浮き上がるほどにその脚を広げ愛
液に光る淫裂を舌で愛撫しようと顔を近づけていく。

(・・・うっ・・・こ・・・これは・・・)

由紀の淫裂に舌を這わせようよ顔を近づけた賢治の目に、真っ白な由紀の太腿の
内側に小さな赤紫色に鬱血した痕が飛び込んできた。

(・・・由紀・・・ま・・・まさか・・・)

初めて由紀と交わって以来、内腿のしかも脚の付け根に程近い場所に、こんな痣
を見た事の無かった賢治は頭の中で由紀に対する猜疑心が一気に膨らんでいった。

賢治の頭の中で賢治の知らない見ず知らずの男に淫裂を弄られる妄想が一気に広
がっていく。

(由紀・・・お前・・・浮気をしたのか・・・)

賢治は由紀に対する激しい嫉妬心にかられ、その妄想の中で今まで自分に見せた
事の無い官能に昂ぶる由紀に、賢治自体の興奮も高まっていく。

(・・・そんな事してないよな由紀!・・・してないよな!・・・)

ほんの小さな痣であったが、賢治の猜疑心は瞬く間に自我を失う程に膨れ上が
り、淫裂に舌を這わせようとしていた顔を起こすと、未だぬめりの足りない由紀
の淫裂にいきり立った怒張を押し当てた。

「・・・あ・・・貴方!どうしたの・・・・あ・・・あぅっ・・・つっ・・・・
あ゛っ・・・」

由紀は今まで見せた事のない形相で自分を睨みつける賢治を訝ったが、賢治の怒
張が挿入され今までの賢治が見せた事のない抽出に反応していってしまった。

「・・・あぁ・・す・・凄い・・・・貴方ぁっ・・・凄いぃ~・・・」

今まで下で寝る義父に気を使って賢治にここまで激しく貫かれた事の無かった由
紀は、その賢治の激しさに自らも官能の喘ぎをあげていた。

(・・・由紀・・・誰なんだ・・・相手は誰なんだ・・・)

賢治はこの事を決して自分の口から由紀に問いただす事が出来なかった。

この痣が由紀の浮気によって出来たものなのか、そうでないのかは関係ない。

賢治が由紀にこの痣の事を問いただす事が、愛する由紀へ猜疑心を持った事にな
りその猜疑心がこの小さな幸せを壊す事になりかねないからだった。

「・・・あぁ・・・いいっ・・・あぁっ・・・あぅっ・・・」

賢治は目の前にいる由紀が自分に抱かれているのではなく、妄想の中の他人に
よって貫かれ官能を叫びをあげている錯覚に陥っていた。

(・・・畜生!・・・そんなにいいのか由紀!・・・そんなに感じるの
か!・・・畜生!)

妄想の中で顔の無い男に抱かれ官能の叫びをあげる由紀に興奮してしまった賢治
は、いつもより早く襲ってきてしまった射精感に、妄想の中の由紀を罵り、そし
て由紀を満足させられない自分を罵った。

「・・・由紀っ!・・・あぅっ・・・」

「・・・あっ・・・あ・・・貴方ぁ~~・・・」

賢治は由紀の中にあっけなく放出し、射精した瞬間に今まで支配されていた妄想
から一気に我に返った。

「・・・あぁ・・・ゆ・・・由紀・・ご免・・・俺、又先に・・・」

「貴方・・・今日の貴方とっても素敵だった・・・」

賢治はそんな由紀の言葉に返事もせず、布団をかぶって寝てしまった。

 

 

「貴方、お早う。」

「・・あぁ・・・お早う由紀・・・昨日は・・・ご免・・・」

「・・・な・・・何言ってるの貴方・・・お義父さんの前で・・・」

「おう!賢治お早う。・・・きのうの夜は大分激しかったようじゃな・・・儂の
部屋にも由紀さんの声が聞こえてきおったぞ。」

「お・・・お義父さん止めて下さい・・・恥ずかしい・・・」

「・・・え・・・あぁ・・・ご・・・ご免・・・俺・・・昨日どうかしてたん
だ・・・」

翌朝、賢治がダイニングに降りるといつもの朝と変わらない二人が賢治を出迎えた。

「・・・何言ってるの?・・さぁ、早くしないと遅刻するわよ。」

(・・・俺の勘違いだよな・・・この由紀が浮気をするなんて・・・)

一晩経った今、賢治の由紀に対する猜疑心はまったく無くなったわけでは無い
が、その猜疑心よりも由紀を疑ってしまった自責の念の方が強くなっていた。

「由紀・・・今日もパートに出るんだよね。」

「えぇ・・・行くけど・・・それがどうかしたの?」

「いや、何でもない。」

(もう疑って無い・・・疑ってないけど・・・)

賢治の心の中で燻ぶる猜疑心を完全に消し去る為に、賢治は確信が欲しかった。

 

 

(・・・あ・・・出てきた。)

小さな工場から笑顔で出てきた由紀は、役場を早退した賢治が物陰から伺ってい
る事など知る由も無かった。

由紀は帰宅前に毎日寄るスーパーに向かって歩き出し、賢治は由紀に気付かれな
いよう大きく間隔を空けて由紀の後をついて行く。

(やっぱり俺の勘違いだったんだ・・由紀に何て言って謝ろう・・・)

仕事を終えた由紀はスーパーで買い物をすると、誰に会う訳でも無く真っ直ぐに
自宅へ戻っていった。

(由紀の好きなケーキでも買って帰ろうかな・・・)

賢治は自分の勘違いで妻の不貞を疑ってしまった後悔は大きかったが、それ以上
に由紀が潔白である事に喜びを感じていた。

たった一日由紀の行動を監視しただけではあったが賢治には由紀が潔白である確
信がもてていた。

賢治は一度来た路を引き返し、由紀が寄ったスーパーの近くにあるケーキ屋に寄
り、自宅に着いた時はあれから30分が経過していた。

(・・・こんなに早く帰ったら、由紀びっくりするだろうな・・・)

今まで早退などした事の無い賢治は、毎日決まって6時半に自宅に戻っていた
が、賢治の腕時計はまだ5時を少々過ぎたばかりだった。

 

 

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eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。