2ntブログ

小説(転載)  義妹 8/8

官能小説
12 /13 2018
 義妹 Part4~渇愛~2

 翌朝、両親は昨晩の子供部屋でのできごとに全く気づいた様子はなく、元気のない陽介に心配そうに声をかけてくる。
「陽くん。」
学校に行く途中、沙弥香が陽介を追いかけて来た。
「陽くん、昨日のこと気にしてるの?」
「ああ。」
「だったらね、多分大丈夫だよ。沙弥香、昨日は安全日だったもん。」
並んで歩きながら、沙弥香が小さな声で陽介に言った。沙弥香の言葉に、少しほっとしたような表情を浮かべた陽介だったが、再び表情が曇る。
「安全日って、ずれることがあるって聞いたことあるし、分かんないだろ?」
「大丈夫だよ。沙弥香、生理の周期決まってるから。あと2日くらいで来ると思うよ。」
沙弥香の表情は明るかった。その明るさに、陽介の不安が消えていく。
 
「じゃあね……陽くん…。」
沙弥香はそう言うと、曲がり角からあらわれた友達に声をかけ、陽介の方をくるっと振り返り手を振った。
 
 
 夕方、陽介が家に帰ると、沙弥香は勉強していた。
「あ、お帰り。」
「ただいま。」
陽介はカバンを放り投げると、イスに座って沙弥香の姿を眺めている。
「何?」
陽介の視線に気づいた沙弥香が、微笑みながら陽介の方を振り返った。
「沙弥香さ、昨日…。」
陽介は、昨晩の沙弥香の激しい反応が気になっていた。
「昨日?」
「あ…、何でもない。…ところで何やってるの?」
陽介は、イスを引きずって沙弥香のそばに寄ると、机の上をのぞき込む。
「宿題。」
「ふーん、沙弥香って真面目だな。」
学校から帰るとすぐに宿題に取り組むのは、沙弥香の習慣だった。沙弥香の机に肘をつき、陽介は沙弥香の横顔をじっと眺めている。ときおり、陽介の方に顔を向け、恥ずかしそうに視線をそらす沙弥香の顔を見ているうちに、陽介の心の中で、熱いものが込み上げていた。
 
「かわいいな、お前。」
「え?」
陽介の手が、沙弥香の頬にのび、陽介は沙弥香に口づけする。
「ちょっと…待って。」
「お母さんまだ帰ってきてないんだろ?」
陽介は沙弥香のシャツのボタンを真ん中まで外すと、胸元に手を挿し込んだ。
「だめっ……だめだったら…。」
ブラジャーの中に挿し込まれた陽介の手が、沙弥香の乳房を揉み始めると、沙弥香は陽介の腕をつかんで、首を振る。
「最後まではしないから。」
陽介はそう言うと、沙弥香の腕を引っ張って、沙弥香のベッドに引きずり込み、カーテンを閉めた。陽介の脚の間にだっこされるように座らされた沙弥香は、背後から再びシャツの中に挿し込まれた陽介の手に感じていく。
 陽介は、沙弥香のシャツをずり下ろし、ブラジャーのホックを外すと、両手で沙弥香の乳房を揉み始めた。
「昨日さ、何であんなに感じたんだ?」
沙弥香の首筋に陽介は唇をあて、沙弥香に尋ねる。
「はぁっ……だって……声…出せなかったでしょ…?んっ…そしたら…なんか…自分でも分かんないくらい…感じちゃったの……んんっ…。」
「ふぅん。」
「もう…いい…?…これ以上は……うっ。」
沙弥香が陽介の手から逃れようとしたとき、突然、陽介は沙弥香の口を手でふさいだ。
「陽介、沙弥香、帰ってるの?」
階段の下から母親の声が聞こえる。
「帰ってるよ。今日は早いね。」
陽介は大声で叫んだ。沙弥香の躰が震え始める。
「お母さんねー、またすぐに出かけるけど、8時くらいには帰るってお父さんに言っておいて。」
「分かった。」
陽介が返事をすると、母親の足音がリビングへと消えていく。沙弥香は、ハラハラしながら、陽介と母親のやりとりを聞いていたが、とりあえず、これで陽介の手から解放されると思った。もちろん、陽介にされることが嫌なのではなかったが、躰に火をつけられる前にやめて欲しかったのだ。
 しかし、沙弥香の口をふさいだ陽介の手は一向に外される気配がなく、それどころか、力が強くなっている。
(やだ、陽くん!お母さんがまだいるのに。)
沙弥香の乳房にあてられていた手が、再び動きはじめた。
(いやっ…陽くん、やめてぇ…。)
母親に気づかれるわけにはいかない沙弥香は、暴れることもできず、陽介の手に揉まれ続け、次第にどうしようもない快感に襲われ始めていた。
びくんっ
沙弥香の躰が反応する。陽介の手が、ショーツの中に挿し込まれたからだ。耳元にあてられた陽介の唇から、荒い呼吸が聞こえ始める。
「なんで…こんなに濡れてるんだよ…。」
陽介のつぶやきを聞いた沙弥香は、ぎゅっと目を閉じた。軽いいたずらのつもりで始めた行為が、思わぬ 興奮を陽介にもたらし、さらに沙弥香の躰の反応が陽介をくるわせていく。
「こんなに濡れてたら…たまんなくなるだろ?」
自分を簡単に狂わせる沙弥香に、陽介は愛しさと腹立たしさが入りまじり、首を振って陽介を止めようとする沙弥香をもっと苦しめたくなった。
「お母さん、まだ下にいるみたいだな。」
ときおり、1階のドアを開閉する音が聞こえる。陽介は、沙弥香の耳元でささやきながら、沙弥香の膣口に指を挿し込んだ。
「ぅぅっ…」
沙弥香が小さくうめく。
ぐちゃっ…ぐちゃっ…ぐちゃっ…
沙弥香のショーツを膝までずり下ろし、沙弥香の両脚を左右に広げさせたまま、自分の脚で押さえつけた陽介は、指で沙弥香の膣をかきまぜるように動かしている。
「どんどんあふれてくるよ…。」
沙弥香の愛液は尻の谷間を伝い、シーツに染みをつくっていく。
 
 陽介は膣口から引き抜いた中指を沙弥香の谷間に這わせると、上下にゆっくりと動かし始めた。陽介の中指は、沙弥香のクリトリスを刺激しながら膣口に挿し込まれ、再び引き抜かれてはクリトリスを刺激し続ける。
 カーテンに囲まれた狭いベッドの閉鎖された空間で、階下に母親の存在を感じながら、沙弥香は陽介の指に愛撫されている。そして、それは、沙弥香が初めて陽介にもてあそばれているという感覚を覚えた瞬間でもあった。
「イきたい?沙弥香…。」
沙弥香のクリトリスがぴくぴくと痙攣し始めたのを感じた陽介は、指先を小刻みに動かして沙弥香のクリトリスを刺激している。沙弥香はぎゅっと目を閉じたまま、何度もうなずく。
「だめ。イかせない。」
陽介は沙弥香のクリトリスから指を離すと、膣口の周りをゆっくりとなぞり始めた。沙弥香はシーツを握りしめ、快感に耐え続けている。
 
「じゃあ、陽介、沙弥香。お母さん、行ってくるからねー。」
階下から母親の声が聞こえ、沙弥香はびくんと反応した。
バタン…
玄関のドアが閉まり、母親の気配が消えると、陽介は沙弥香の口にあてた手をゆっくりと外した。
「はぁっ…はぁっ…」
沙弥香は荒い呼吸を繰り返し、ゆっくりと陽介の方に顔を向けると、陽介の唇に舌を挿し込んでくる。沙弥香は、陽介に舌を深く絡ませながら、陽介のベルトを外し、チャックを降ろした。沙弥香の行動に驚いた陽介は、沙弥香の秘部から指を離し、沙弥香の様子を見つめている。
「んぐっ…」
陽介の脚の間に四つん這いになった沙弥香は、ずり降ろしたトランクスから飛び出した陽介の男根を口にくわえると、激しくしごき始めた。
ちゅぷっ…ちゅぷっ…
沙弥香の熱を帯びた唾液が、陽介の男根に絡みつき、沙弥香は夢中になって陽介をしごき続ける。
「入れ…て……沙弥香に……入れて…。」
沙弥香は目を潤ませ、陽介の顔を見上げた。2人は転がるようにベッドから降りると、絨毯の上で激しく口づけし、陽介は、沙弥香の中に男根を突き入れた。
「陽…くん…いいよぉ…あぁぁっ…」
じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ…
本能のままに、激しく突き入れ続ける陽介に、沙弥香の躰は何度も痙攣する。
「いいよぉ……もっと…はぁぁっ…」
躰を仰け反らせ、絨毯にしがみつくように激しく感じる沙弥香の様子に、陽介の射精が迫ってくる。
「中に…中に出すぞっ…。」
陽介はそう叫ぶと、男根の根元まで沙弥香に突き入れた。
どくんっ、どくんっ…どくんっ…
沙弥香の中で大きく脈打つ陽介の男根が、沙弥香の中に濃い精液を注ぎ込んでいた。
 
 
 性行為の甘美な快感に完全に目覚めた陽介と沙弥香は、誰にも止められぬ激しい渦に巻き込まれたのだ。
 
 陽介と沙弥香の兄妹愛を純粋なものだと見誤っている両親は、2階の子供部屋で連夜繰り返される淫靡な行為に、全く気づくことがなかったのである。

小説(転載)  義妹 7/8

官能小説
12 /13 2018
義妹 Part4~渇愛~

 

 陽介が、高校に入学して4ヶ月が経とうとしていた。陽介と沙弥香の仲が深まっていることに、両親は全く気づいていない。もともと仲が良かっただけに、その変化は気づかれなかったのだ。
 
 この日学校が休みの陽介は、午前中はクラブ活動に出かけ、家に帰ってシャワーを浴びると、2階の子供部屋に戻った。両親は用事で家におらず、沙弥香は家に誰もいないことをいいことに、まだ寝ている。
「沙弥香。おーい。」
沙弥香に声をかけながら、下段のベッドをのぞき込んだ陽介の目に、気持ちよさそうに寝息を立てている沙弥香の寝顔が映る。今、家には陽介と沙弥香の2人だけであることを思い出した陽介は、一応部屋のドアの鍵を閉め、そっと沙弥香の足元の布団をまくり上げて、中に潜り込んだ。沙弥香の布団の中の、女の子らしい甘い香りが陽介の鼻をくすぐる。
 
 パジャマのズボンを脱がされても沙弥香は起きる気配がない。沙弥香の脚をゆっくりと広げた陽介は、ショーツも脱がせていく。
(起きてるときより、なんかエッチな感じだな。)
無防備に開かれたままの沙弥香の股間に顔を近づけ、指先で沙弥香の薄い茂みを左右にかき分ける。
(なめちゃうぞ、沙弥香。)
 
 この4ヶ月、陽介と沙弥香は両親がいないときを見計らって、何度かセックスをした。いろいろ試してみたがる陽介は、沙弥香の秘部をなめようとしたが、いつも沙弥香は、恥ずかしがってなめさせてくれなかった。
 今、完全に熟睡している沙弥香は、陽介が秘部に唇をつけても、いつものように抵抗してこない。陽介は、沙弥香の秘部の匂いをかいでみた。少し甘酸っぱいような匂いがして、それが妙に陽介を興奮させる。
(なめたら、起きるかな。)
ゆっくりと沙弥香の膝を立てた陽介は、沙弥香の秘部を覆う柔らかく薄い皮膚の感触を確かめるように、何度も舌先でなめていく。
(特に味がするわけじゃないけど……なんか興奮する。)
沙弥香の小さな突起に陽介の舌先が触れたとき、沙弥香の脚がぴくんと動いた。
 
 陽介が沙弥香の谷間を指先でそっと開くと、沙弥香のピンク色のクリトリスが姿を現した。
(沙弥香のことを好きだってヤツが、こんな沙弥香の格好見たら、どんな顔するんだろうな。)
沙弥香のクリトリスに舌先をあてた陽介は、ときおり沙弥香にかかってくる電話の主のことを思った。
(沙弥香が俺に、あそこをなめられてるなんて、知らないだろ。)
陽介の心に優越感がわき上がってくる。陽介は沙弥香のクリトリスを口に含むと、口の中で小刻みに沙弥香の突起を跳ね上げ始めた。
「う……ん………。」
沙弥香は小さくうめき、無意識に脚を動かす。やがて、沙弥香の秘部から、愛液が滲み出してきた。
 
(これで起きるかな。)
陽介は、沙弥香の膣口に指を挿し入れながら、クリトリスを激しく吸い上げた。
「んっ……」
沙弥香の脚がぴくんぴくんと動き、沙弥香はゆっくりと目を開けた。
「えっ…何?…きゃぁっ……。」
自分の脚の間に、大きな物が潜り込み、股間に異様な刺激を感じる。
「やっ…いやぁぁっ。」
暴れ出した沙弥香に驚いて、陽介は布団の中から顔を出した。
「陽くんっ!」
「やっと起きた…。」
「何して……やだっ……」
陽介は、指を抜き挿しし続けていた。沙弥香はその刺激で、完全に目が覚め、躰をよじらせて陽介から逃れようとする。
「やっ…陽くん…やめて……あぁっ…」
「なめちゃった…沙弥香のあそこ…こんなふうにね…。」
「え…やあぁっ……」
陽介は布団をはぎ取ってベッドの下に落とすと、沙弥香の股間に顔をうずめ、舌で沙弥香のクリトリスをなめ続ける。
「やっ…あぁっ…。」
沙弥香にとって、これ以上恥ずかしいことなどないように思われた。それと同時に奇妙な快感が沙弥香の躰を貫く。
「やめてっ…陽くん…あぅっ…んんっ…。」
 
陽介の指が、沙弥香の膣口でぬちゅぬちゅと音を立て、沙弥香の愛液がシーツを濡らしていく。
「欲しい?沙弥香。」
陽介の言葉に沙弥香は何度もうなずく。
 陽介は、ズボンとトランクスを少しさげると男根をとりだし、沙弥香の膣口にあてがった。
ぐちゅぅぅっ…
濡れきった沙弥香の膣口に陽介の男根が挿し込まれる。
「あぁぁぁっ…」
 
 沙弥香の躰の上に覆い被さった陽介は、パジャマの真ん中のボタンを二つだけ外し、その中に手を入れる。
 沙弥香の乳房は、日に日に大きくなるようで、女性らしい丸味を帯びてきていた。上から突き入れるように腰を動かしながら、陽介は、ボタンの外れたパジャマのすき間から沙弥香の乳房をのぞかせると、ゆっくりと揉みながら乳首をなめていく。
「エッチすぎるよぉ…こんなの…あぅっ…」
 
じゅぷっ…じゅぷっ……じゅぷっ…
淫靡な音を立て、陽介は沙弥香に突き入れ続ける。
「あぅっ……あっ…あっ……あぁぁっ…」
沙弥香の脚に力が入ると、陽介は片手を下腹部に挿し込んで、沙弥香の突起をこすり上げていく。
「い…いっちゃう…いっちゃうよぉっ…うっ…」
沙弥香の呼吸が一瞬とまり、陽介の男根を何度も締めつけていた。
 
 荒い呼吸を繰り返す沙弥香の躰を、陽介はひっくり返すと、後ろから付き入れ始めた。
ぱん、ぱん…
沙弥香の尻と、陽介の股間がぶつかり、リズミカルな音を立てる。
「沙弥香は俺のものなんだろ?」
「ああっ…あぅっ……あっ……あっ…」
沙弥香が何度もうなずく。シーツにしがみつき、陽介を受け入れながら、沙弥香は自分の躰がどんどん変わっていくような気がしていた。陽介とのセックスが好きでたまらない。周りの友達は処女が多いなかで、沙弥香だけセックスの快感を躰に刻み込んでいく。
(いやらしい子になっちゃう…。)
 
 4ヶ月前まで、処女だった沙弥香が、陽介を求めるように腰を動かし、陽介の動きが激しくなるのと同時に、沙弥香に激しい快感が襲いかかった。
どぴゅっどぴゅっ…どぴゅっ…
パジャマがめくれ上がった沙弥香の背中や腰に、陽介の精液が飛び散る。
 
 陽介は、初めのころはつけていたコンドームを、最近はつけることがなかった。外だしのタイミングを覚えたからである。
 
 
 沙弥香がシャワーを浴びて帰って来ると、陽介は沙弥香のベッドに寝転がっていた。
「俺、思うんだけど。」
イスに座った沙弥香を陽介が手招きしている。
「沙弥香が声を出さなかったら、お父さんたちがいてもできるんじゃない?」
「え?」
陽介に背後から抱きしめられるように横になった沙弥香は、陽介の言葉に驚いて頭を上げた。
「だめだよ。ばれちゃうよ。」
「激しくしなかったら…ばれないと思うんだけど。」
「だって、沙弥香我慢してても声でちゃうもん。」
「だからさ…。」
陽介は沙弥香の口を手で押さえた。
「何かで口をふさげばいいんじゃないかな。」
「……。」
 
 
 その夜、両親が寝たのを確かめた陽介が、部屋に戻ってきた。上段のベッドのカーテンを閉め、部屋の鍵をかけると、陽介は沙弥香のベッドに潜り込む。
「陽くん…、やっぱりだめだよ。沙弥香、絶対声が出ちゃうもん。」
「大丈夫だって、これで口をふさげば。」
陽介は沙弥香の口にタオルをあて、頭の後ろで縛り上げた。
「…ぅ……ぅぅ……。」
「な?」
沙弥香は、あれほど両親にばれることを心配していた陽介が、大胆な行動に出始めたことに驚いていた。それは今に始まったことではなく、コンドームをつけなくなった頃から、その変化が起こり始めていたような気がする。
 
「沙弥香のおっぱい…最近大きくなったな…。」
陽介は、沙弥香のパジャマの中に両手を入れ、沙弥香の乳房を揉み始めた。沙弥香は陽介の首に腕をまわし、声を出さないように必死で耐えている。
(どうして陽くんに触られると気持ちいいの?沙弥香が触っても全然気持ちよくないのに…。)
沙弥香のパジャマをめくり上げた陽介は、布団の中で沙弥香の乳首に吸い付いた。
「ぅ……。」
沙弥香の躰が大きく仰け反る。
(こんな反応、今までなかったのに。)
陽介は、沙弥香の反応に驚き、乳首を吸い上げた。
びくんっ
沙弥香は再び大きな反応を示してくる。陽介は、下の階で寝ている両親にばれないように、気を遣いながらも、沙弥香の反応に刺激され、沙弥香の躰のあちこちをなめ始めた。
 
 やがて、沙弥香のパジャマのズボンとショーツを脱がせた陽介が、沙弥香の秘部に指をあてると、沙弥香は躰をよじらせて目に涙を浮かべている。
「すごく濡れてるよ、沙弥香。こんなの初めてだ…。」
沙弥香の愛液は、太ももを濡らすほどあふれ、陽介の指に絡みつく。陽介が、沙弥香の愛液の量 を調べるように、沙弥香の秘部をなぞると、沙弥香は激しく首を振り始めた。
ぬちゅっ…くちゅっ…
「欲しいの?」
陽介の言葉に、沙弥香が何度もうなずく。
「もうちょっと…待って。」
陽介は、沙弥香の反応の理由を調べたくなった。すでに完全に勃起している男根のことなど忘れたかのように、沙弥香の秘部をなぞり、指を挿し込む。やはり、沙弥香はこれまでにない反応を示した。腰が浮き上がるほど大きく仰け反った沙弥香は、躰を震わせて首を激しく振り続けている。陽介は、上体を起こし、沙弥香の中で指を動かしながら、沙弥香のクリトリスを撫で始めた。
びくんっ…びくんっ……びくんっ…
沙弥香の膣が激しく痙攣し、陽介の指をぎゅっと締めつけてくる。沙弥香がイったことを知った陽介は、ゆっくりと指を引き抜き、ズボンとトランクスを脱いだ。
「入れるよ。」
指にすら激しい反応を示し絶頂に達した沙弥香に、男根を挿入したら…。陽介は、まるで初めてセックスをするときのような興奮を覚えた。
ずぶっ…ずぶずぶ…
陽介の男根が、ゆっくりと沙弥香の膣口に挿入される。
 
(うそだろ?ホントに沙弥香か?)
激しい快感に悶え、躰を仰け反らせる沙弥香の様子に、陽介は目を奪われた。しかも、沙弥香の中は絶えず痙攣し、陽介の男根を締めつけ続けている。
ギシッ…ギシッ…
陽介が腰を動かすと、ベッドが音を立ててきしむ。シンと静まりかえった部屋の中に、その音が響き、階下の両親に聞こえてしまいそうなほどだった。慌てた陽介は、沙弥香の躰に覆い被さると、沙弥香の頭を抱えるようにして、腰をまわすように動かし始めた。
ぐちゅっ…ぐちゅっ…ぐちゅっ……
ベッドのきしみは小さくなったが、そのかわりに結合部から聞こえる淫靡な音が部屋の中に広がってくる。
 激しく腰を動かすことしか知らなかった陽介は、以外にもその動きが自分を絶頂に誘うことを知った。徐々に陽介に射精感が襲いかかる。
(だめだよ…この格好じゃ……外だしできないっ!)
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ…
(ゴムを……つけないと……)
陽介の頭の中がぐるぐると回るようだった。外だしできないことを悟った陽介は、コンドームをつけようと思ったが、躰が言うことを聞かず、動き続けてしまう。
(ごめんっ、沙弥香!)
どくんっ、どくんっ…どくんっ……どくんっ…
「くっ…」
陽介の精液が、沙弥香の中に注ぎ込まれていた。
 
 
「沙弥香……ごめん……。」
しばらくして、沙弥香の口のタオルを外した陽介が、沙弥香を抱きしめたままつぶやいた。
「中で……中でイっちゃったんだ…。」
「う…ん。」
陽介の背中にしがみついていた沙弥香の腕に力が入る。
「陽くんなら……いいよ。」
陽介は、自分のベッドに戻らず、2人は抱き合って眠りについた。

小説(転載)  義妹 6/8

官能小説
12 /13 2018
 義妹 Part3~快感~2

 はあ、はあと呼吸を整えた陽介が、コンドームの端を押さえて、男根を抜き取ると、コンドームの先には、精液がたまっている。
(なんか…格好悪い…。)
沙弥香から隠れるようにして、外したコンドームを始末した陽介が、後ろを振り向くと、沙弥香が布団の上に座り込んでいた。
「どうしたの?」
陽介に聞かれても、沙弥香は黙ったまま、陽介の顔を見ている。
「沙弥香?」
「あの…あのね……陽くんのおちんちん…触ってもいい?」
「えっ?別にいいけど……ちっちゃくなっちゃったよ。」
陽介が躰を向けると、沙弥香はずりずりと陽介に近寄り、小さくしぼんだ陽介の男根にそっと手をあてた。
 
 ティッシュで拭き取られてはいたが、男根はしっとりとしめっている。
「みんななめたりするんでしょ?」
陽介は沙弥香の言葉に驚いた。沙弥香はどこで聞いてきたのか、フェラチオのことを知っていたのだ。
「沙弥香も…陽くんのなめてみる。」
沙弥香はそう言って、陽介の男根に顔を近づけた。
ぺろっ
小さな舌を出して陽介の男根の先端をなめる。
「ちょっと輪ゴムの味がする。」
「そりゃ…コンドームはゴムでできてるから…。輪ゴムの味って、輪ゴム食ったことあるの?」
陽介は、沙弥香の言葉に微笑む。
「んっ…。」
「さ…沙弥香っ…。」
沙弥香は、陽介の男根を口に含み、舌をあてて吸い始めている。
「そんなこと…しなくていいから…。」
陽介は沙弥香の意外な行動に、慌てて声をかけるが、沙弥香はやめようとしない。
 
 あたたかい沙弥香の舌が陽介の男根を刺激し、むくむくとふくらみはじめていた。
「やめ……さやか…あうっ……。」
陽介の口から思わずあえぎ声が飛び出す。
 大きくなった男根をくわえきれなくなった沙弥香は、その先端だけを舌先で何度も何度もなめ続け、陽介の男根は完全に反り立っていた。
「陽くんの大きくなったね。ふふっ…かわいい。生きてるみたい。」
沙弥香にとって、大きくなったり小さくなったりする陽介の男根は、不思議なものだったのだ。
「おもしろいの?」
「うん。」
「それだけ?」
「うん。」
沙弥香はにこにこ笑って陽介に答えている。
「あのさ…。この後はどうするつもり?」
「えっ?どうしたらいいの?」
大人びた表情を見せていたはずの沙弥香が、急に子供っぽい顔つきになった。
 
「陽くん?ねぇ…陽くん。」
ふいっと後ろを向き、沙弥香に背を向けた陽介に驚いた沙弥香が、陽介の背中をたたくが、陽介は振り向かない。
 
「沙弥香。」
ようやく振り向いた陽介は、沙弥香の膝をかかえて、沙弥香をひっくり返した。
「きゃぁっ…」
突然のことに驚いて沙弥香が悲鳴をあげた直後、沙弥香の中に陽介の男根が挿し込まれていた。
「責任とれよ。ゴムつけたから。」
「あぁっ……あぅっ…」
再び、沙弥香の膣に、陽介の男根が抜き挿しされ始めた。
「気持ち…いい…よぉ……あぁっ……」
沙弥香はシーツを握り締めて声をあげる。陽介は挿し込む深さを変えながら、沙弥香の反応を確かめた。
「明日…お父さんたち…いつ帰ってくる?」
「はぁっ……ゆ……んんっ…夕方…って…あぁっ…。」
 
「ずっと…沙弥香と…やりたい…。」
もう痛がらなくなった沙弥香の様子に、陽介は両親が帰ってくるまで沙弥香とこうしていようと思ったのだ。沙弥香は何度もうなずいている。
「沙弥香は…どんな感じ?」
腰を動かしながら陽介が尋ねる。
「あぁっ…」
(なんて言えばいいの…?入ってる…?繋がってる…?あぁ…分かんないよぉ…。)
「よ…陽く…んの……あぅ…沙弥香は…陽くんの……もの…みたい…。」
陽介の腰の動きが一瞬とまった。
「俺のもの?」
「う…ん。沙弥香が…沙弥香の全部が…陽くんのものになったみたいなの…。陽くんが動くと…沙弥香も気持ちいいでしょ…?だから…沙弥香は…陽くんのものっていうか…うん…。」
 
ずぶっ…ずぶっ…ずぶっ、ずぶっ……
「あぅっ…あっ…あっ…んっ…」
 
 沙弥香の言葉は、陽介の心の中にかすかな変化をもたらした。沙弥香の躰も心もすべて自分のものである、そう気づいた陽介は、初めて沙弥香を異性としてだけ見つめるようになったのだ。

小説(転載)  義妹 5/8

官能小説
12 /13 2018
義妹 Part3~快感~

 

 陽介が目を覚ましたとき、部屋の中は暗く、すでに夜7時だった。一瞬、感覚がくるった陽介は、部屋を見渡す。

(そうだ…俺は、さっき沙弥香と…)

陽介は思い出した。陽介は昼間、沙弥香の処女を奪ったのだ。と言っても、陽介自身は沙弥香の出血に驚いて、イクことはできなかったのだが、沙弥香の膣中の感触は、陽介の男根に生々しく残っている。
「沙弥香?」
隣に沙弥香が寝ていないことに気づいた陽介は、起きあがり、服を着てリビングへと降りた。
「あっ…陽くん、起きた?」
沙弥香は少し恥ずかしそうに頬を染めて、陽介を見る。
「お風呂入れるよ。ご飯も作ったから。」
「うん…ありがとう。」
 
 夕食を食べ、風呂に入った陽介は、部屋で机に向かった。といっても、勉強しているわけではなく、ただぼんやりと頬杖をつき、壁の模様を眺めているだけだ。
(もし、お父さんたちにばれたら…どうなるんだろ。……怒られるだけで終わるのか?そんな訳ないよな。)
陽介は、沙弥香との関係が両親にばれたら、もう沙弥香とは一緒に暮らせないような気がした。穏やかな両親ではあったが、やはり世間体を気にするところがある。
(沙弥香と赤の他人だったら良かったんだ。そうすれば、沙弥香の言う普通のカップル見たいに、いろんなとこに遊びに行ったり、………結婚することだってできるのに。)
 
 部屋のドアが開き、沙弥香がそっと入ってきた。机のライトだけで部屋の電気もつけず、机に向かっている陽介の様子を不安げに見つめている。
「陽くん?」
「うん…?」
沙弥香は陽介のイスのそばにしゃがみ込んだ。沙弥香も風呂に入ったらしく、濡れた髪からシャンプーの匂いが漂っている。
 
「俺たちって、おかしいよな。…こんなこと誰かに知られたら、すぐに町中に広まっちゃうぜ。」
「沙弥香、誰にも言わないよ。絶対に言わないから。…陽くんのこと好きだもん。陽くんは、後悔してるの?」
「後悔はしてないけど。」
陽介は、自分の不安を沙弥香にぶつけたかった。いつ頃からか分からないが、陽介は、沙弥香が目の前にいるというだけで動揺する自分を、必死で抑えてきた。沙弥香と一線を越えてしまってからは、その動揺はさらに激しくなっている。もし、沙弥香との関係が誰かにばれたら、男である陽介の責任は重く、いやらしい兄妹だと噂されることだろう。まだ若い陽介は、その不安に耐えられるほど精神的に大人にはなっていなかったのだ。
「ばれないよ。絶対に。だから、そんな顔しないで。」
沙弥香に陽介の不安が伝わっていた。これまで世間体など気にすることのなかった普通 の兄妹が、生まれて初めて抱えた大きな不安であった。
 
「俺たち、悪いことしてる訳じゃないよな。…そりゃあ、戸籍上は兄妹だけどさ。血は繋がってないんだし、ここでのことは、誰にもばれないもんな。」
「うん…。」
陽介は、沙弥香の悲しそうな声を聞いて、いたたまれなくなった。考えてもどうすることもできないのなら、考えないようにしようと決心したのである。
(そうだよ。この部屋でのことは、お父さんたちにさえばれなきゃ、誰にも分からないんだから。)
「あー、なんかちょっと考えすぎた。ごめんな、沙弥香。」
「ううん。」
 
陽介はイスから立ちあがると、ベッドの上段にのぼっていく。
「もう寝るの?」
「うん。なんか疲れた。」
陽介はそのままベッドに横になった。
「沙弥香も一緒に寝てもいい?」
沙弥香は、ベッドのはしごに足をかけ、陽介のベッドをのぞき込んでいる。
「ここに?…狭いよ。」
「明日はお父さんたち帰って来ちゃうから、今日は一緒に寝たいの。だめ?」
「じゃあ、絨毯の上に布団しいて寝るか。」
沙弥香がうなずくのを見て、陽介はベッドから飛び降りた。沙弥香の敷き布団と掛け布団を部屋の中央に敷き、陽介の机のライトをつけたまま、2人はひとつの布団の中に潜り込む。
 
「お父さんたち、今度はいつ旅行に行くんだろ…?」
陽介がぼそっとつぶやくと、沙弥香は首をかしげている。
「しばらくは行かないよな…。」
陽介は、片手を沙弥香の後頭部にまわし、沙弥香の顔を引き寄せる。陽介の唇が沙弥香の唇に重なり合い、次第に小さな音が漏れ始めた。
「舌、出して。」
陽介に言われるまま少しだけ出された沙弥香の舌に、陽介が吸い付き、沙弥香の躰の奥が締めつけられる。
「まだ…痛む?」
陽介は沙弥香の股間に手をあてて沙弥香に尋ねた。
「ううん。もう痛くない…。もう1回するの?」
「沙弥香が嫌じゃなかったら…。」
陽介の返事に、沙弥香は小さくうなずく。
 
 陽介は、沙弥香のパジャマを脱がせ、自分もトランクスだけになった。
「沙弥香は、どうすればいいの?」
「え?」
「だって…陽くんが全部してるから…。」
陽介にパジャマを脱がしてもらい、沙弥香はただ横になっているだけなのが、変なような気がしたのだ。
「別に…沙弥香がすることなんてないけど……。」
 
 しばらくして、子供部屋からは陽介と沙弥香の小さな声が聞こえ始めた。
「ここ…感じる?」
陽介は沙弥香のクリトリスをなぞりながら、沙弥香の乳首を舌先でなめる。
「うん……気持ちいい……あぁっ…。」
「もっとしてほしい?」
「う…ん。」
陽介の言葉に沙弥香がうなずく。
 陽介は乳首を舌先でなぞり、音を立てて吸い付いた。口の中で舌を動かし、沙弥香が感じる愛撫を調べていく。
「よ…陽く…ん…感じ…る…よぉ…んんっ…。」
「いっぱい濡れてる…。」
沙弥香の膣口から愛液があふれ出している。
「んんっ……あぁっ……あぁぁっ…。」
くちゅっ…にゅちゅっ…くちゅっ…
沙弥香の膣口に挿し込まれた陽介の指が、いやらしい音を立て、陽介を興奮させていく。
「入れてもいい?」

「う…ん……入れ…て……いいよ…。」
陽介は沙弥香の脚を持ち上げ、膣口に男根の先をあてがう。
ぐぐぐっ…ぐぐっ…ぐぐぐっ…ん
沙弥香の中に男根を挿し込んだ陽介は、昼間よりも抵抗が少ないことに驚いた。沙弥香もまた、痛みを覚悟していたのだが、ほとんど痛くなく、入ってくる陽介の男根の大きさがはっきりと分かる。
「気持ちいい…さっきより…すごく。」
陽介は腰を前後に動かし始めた。沙弥香の膣壁の感触が男根に伝わり、その気持ちよさに、陽介の頭がぼうっとなってくる。
「さ…沙弥香も…んんっ…気持ち…い…い…。」
 
徐々に陽介の射精が近づき、陽介は苦しそうに男根を抜き取った。
「陽くん…?」
陽介はカバンの中をごそごそとあさり、小さな箱を取り出している。
「ちょっと待って。」
「コンドーム?それ。」
「見るなよ…。」
沙弥香にのぞき込まれ、陽介は背中を丸めて沙弥香に背を向けた。
「あれ?はまらない…。」
あらかじめ説明書は見ていたはずなのに、なかなか上手くはまらない。そのうちにだんだん陽介の男根が小さくなっていた。
「だめだ。もうマジでサイテー…。」
陽介のつぶやきに、沙弥香は陽介の股間をのぞき込んだ。
「陽くんの…触ってもいい?」
沙弥香は小さくなっていく陽介の男根を握って、ゆっくりとなで始めた。
(大きくなってくる…なんか…かわいい…。)
沙弥香の愛撫で、陽介の男根が再び反り立った。陽介は、深呼吸をひとつすると、コンドームを先端にあてがい、慎重にかぶせていく。
「できた…。」
コンドームは男根の根元までしっかりと装着されている。
「なんか格好悪いな。」
薄いピンクのゴムをはめた男根は、陽介の目に滑稽に見える。
「ううん。そんなことない…。」
沙弥香は陽介の男根を見つめた。自分の中で不思議な感情がわき上がってくるのを沙弥香は気が付いていなかった。
ぐぐっ…
陽介は、再び沙弥香の中に男根を挿し込んだ。さっきのような膣壁の感触が感じられないが、それでも沙弥香の中の締めつけが気持ちいい。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
「んんっ…あぁっ……ぁうっ……」
陽介の荒い呼吸と、沙弥香のあえぎ声が混じり合い、掛け布団がめくれていく。
 
「さ…さや…かっ……。」
陽介の腰の動きが徐々に激しくなり始めた。沙弥香の中で、射精できるという期待感が陽介の中で大きくふくらんでいく。
「いくっ…いくよ……くぅぅっ…」
どくんっ…どくんっ……どくんっ…
陽介の男根が大きく脈打ち、陽介は沙弥香の中で射精した。コンドームの中ではあったが、陽介にとっては、どうでもいいことだった。

小説(転載)  義妹 4/8

官能小説
12 /13 2018
 義妹 Part2~手さぐり~2

 やがて沙弥香に覆い被さっていた陽介が、躰をずらした。沙弥香のスカートをめくり、沙弥香の股間に手をねじ込んだ陽介は、沙弥香の脚を開かせようとする。
 この前と違う陽介の行動に、沙弥香は戸惑い、陽介が何をしようとしているのか分からない。
「やっ…陽くん…だめ……」
陽介は下着越しに沙弥香の谷間を撫でる。
「俺だって初めてなんだから、そんなに抵抗するなよ。…大丈夫だから、脚開いて。」
陽介は自分と違う沙弥香の股間に触れ、探るように指を動かしている。沙弥香の股間はふっくらと柔らかい肉がついていて、陽介は不思議な興奮を覚えていた。
 
(陽くんも初めてなんだ…。沙弥香はこの前、陽くんおちんちんを触ったんだから、陽くんにだって触らせないとだめだよね。)
沙弥香は、陽介の言葉を聞いて、恥ずかしいのを我慢した。ゆっくりと脚を開き、陽介の指を受け入れる。
 陽介は本当に手探りだった。クリトリスの位置や膣口の位置を下着の上から確かめていくが、発達しきっていない沙弥香の躰では、よく分からなかった。
「なんか……気持ちいいよぉ…陽く…ん…。」
下着の上から秘部をなぞられ、沙弥香の躰が反応し始めた。股間の中央が少し濡れ始め、陽介はそれを確かめるように何度も何度も指を押しあてる。
(ここが沙弥香のあそこなんだ…。)
「裸にしていい?」
陽介は小さくうなずく沙弥香のスカートを脱がせ、最後にパンツをずり下ろした。布団の中で、沙弥香は全裸になっている。
 
 そっと触れた沙弥香の丘は、産毛のような柔らかい毛が少し生えてはいたが、自分のようにざらざらと硬い感触ではない。陽介はゆっくりと沙弥香の丘を撫でた後、指先を下に這わせていく。
「もう少し脚を開いて…沙弥香。」
陽介に言われ、戸惑いながら脚を開く沙弥香の秘部に、陽介の指がたどりついた。熱を帯びた沙弥香の秘部はねっとりとした感触で、複雑なつくりをしているようだ。
(見たい…沙弥香のあそこ……見たいけど…。)
沙弥香の秘部を、陽介は無性に見たくなったが、沙弥香が嫌がるような気もする。
「見せて…くれる?」
「えっ…何を?」
「沙弥香のあそこ…。」
「やっ…やだ。」
沙弥香は首を振って、嫌がっている。
「でも…見たいんだ。」
陽介のはっきりとした口調に、沙弥香は首を振るのをやめ、やがて小さくうなずいた。
 
 陽介は布団の中から出ると、そっと布団から顔半分を出して自分を見つめる沙弥香に気づいた。
「恥ずかしいなら、布団かぶっててもいいよ。」
「う…ん。」
沙弥香が再び布団に顔を隠すと、陽介は布団の端をゆっくりとめくり上げていく。少しずつ、沙弥香の脚があらわれてきた。
「うぅぅぅっ…。」
布団の中から、沙弥香のうめくような声が聞こえてくる。恥ずかしさで、声を上げずにはいられなかったのだ。
 
 そして、腰までめくり上げられた布団から、沙弥香の下半身が完全にあらわれた。陽介は沙弥香の脚の間に座ると、股間に顔を近づける。
(これが…沙弥香の?)
肉の割れ目の間から、唇のような形のピンク色の小さな割れ目がある。陽介が初めて目にする女の秘部は、不思議な形をしていた。
「も…もういい?…恥ずかしいよぉ。」
夢中で観察する陽介に、沙弥香はたまらず声をかけた。自分ですら、見たことのない部分を、先に陽介に見られた沙弥香は、恥ずかしさで震えている。
(これがあそこなのか?ここだけ濡れてる…。なんか想像してたのと違う…けど…たぶんこれが沙弥香のあそこなんだ。)
陽介は、沙弥香の濡れた割れ目にそっと指をあてた。
「指入れてもいい?」
陽介の言葉に沙弥香の躰がぴくっと動き、布団の中から沙弥香の顔があらわれた。
「入れるって…どこに?」
「どこって、ここだよ。」
陽介は沙弥香の膣口に指を押しあてる。ぬるっとした沙弥香の愛液が指に付くが、不思議と陽介は嫌な気持ちはしない。むしろ嬉しいようで気持ちいい感触だった。濡れた部分をゆっくりとなぞりながら、陽介は沙弥香に場所を教える。
「やっ……あぁっ…だめぇ……陽くん…だめぇぇっ。」
突然、火がついたように声をあげ、躰をびくんびくんと反応させる沙弥香に、陽介は驚いた。沙弥香の反応は、陽介の指が秘部の上部に這わされたときに、一段と大きくなっている。
「ここが気持ちいいの?」
「ひぃっ…いやっ……いや…」
陽介は、そこが沙弥香のクリトリスだということに気が付いた。
(クリトリスってこんなに小さかったんだ。)
目の前で、沙弥香が感じている様子を陽介は眺めながら、ほんの少しだけふくらんだ小さな突起をつついたり、なぞったりしてみる。
「よ…陽…く…んっ………あぅっ……。」
躰を仰け反らせ、布団にしがみつく沙弥香は、陽介に見せたことのない表情を浮かべて、陽介の名前を呼び続ける。
くちゅぅぅぅっ…
「うっ…。」
陽介は、沙弥香の膣に指を挿し込んだ。沙弥香の息が一瞬止まる。
(ぐにゅぐにゅしてる…。すごいな…こんなふうになってるんだ。)
指をゆっくりと抜き挿ししながら、陽介は沙弥香の膣壁の感触を確かめていた。
「よ…陽く……ん…。」
見上げると、沙弥香の目に涙がたまっている。沙弥香の意識はすでにぼんやりとかすんでいた。
 
 陽介は沙弥香から指を抜き、自分の服を全部脱いだ。陽介の股間に反り立った男根からは、透明な液体があふれている。
「沙弥香の中に入れてもいい?」
陽介は、はやる気持ちを抑えて沙弥香に問いかけた。沙弥香はゆっくりとうなずく。セックスなどしたことのない沙弥香だったが、なぜか陽介に入れてもらいたいと思ったのだ。
 
 沙弥香の太ももを膝の上に乗せ、膣口に男根の先をあてがうと、陽介はぐっと腰に力を入れる。
(あれ?入らない。)
陽介は何度も挿入を試みるが、沙弥香の膣口は陽介の男根を受け入れようとしない。陽介は焦りだした。
「陽くんっ…そんなに大きいの…沙弥香には入らないよぉ…。」
自分の股間にあてがわれた陽介の男根の大きさを感じた沙弥香は、小さな声で陽介に訴える。
「入るはず…なんだ。」
ちゅぷっ…ぬちゅっ…
男根の先は、沙弥香の愛液と、陽介の透明な体液が混じり合って、ぬるぬるとすべってしまう。
「あぅっ……やっ……んんっ…」
挿入に失敗するたび、男根の先で膣口をなぞりあげられる沙弥香は、声をあげ続けた。
ぐっ…ぐぐっ…
「あっ、入った。」
「いっ…」
陽介と沙弥香が同時に声をあげた。陽介の男根の先が、沙弥香の膣口に挿し込まれたのだ。
「い…痛いよぉっ…」
沙弥香が陽介の腕を握りしめる。
「す…少しずつ入れるから。」
ぐっ…ぐぐっ…
「うぐっ…」
陽介の男根が深く挿し込まれるたびに、沙弥香がうめき、ぎゅっと握りしめられるような沙弥香の膣内の締めつけに、陽介の男根が痛む。
ぐぐっ…ぐぐぐっ…ん
「はぁっ…はぁっ…は…入ったよ…沙弥香。」
陽介の男根は、その根元近くまで沙弥香に挿し込まれ、陽介は、沙弥香の顔を見上げた。
 沙弥香の目から涙がぽろぽろとこぼれている。
「痛い?」
陽介の心配そうな声に、沙弥香は陽介の顔を見て、小さくうなずく。沙弥香はしゃべることもできなかった。
「抜こうか?」
沙弥香があまりに痛そうで、陽介はかわいそうになった。陽介の男根が少し痛むこともあって、陽介は、抜いてもいいと思ったのだ。しかし、沙弥香は首を振った。陽介はゆっくりと腰を動かしてみた。少し抜いてはまだ挿し込み、沙弥香の様子をみてまたその動きを繰り返す。
(気持ちいいんだけど…少し痛い。)
陽介は、慎重に動きながら、結合部をみると、沙弥香の血が陽介の男根を赤く染めていた。
「沙弥香っ!」
陽介は、慌てて沙弥香から男根を抜き取った。
「よ……陽…く……ん…?」
陽介は、慌ててティッシュを抜き取り、沙弥香の股間にあてがった。
 
「あっ……そうか…そうだよな。」
顔面蒼白になっていた陽介の表情が、一気にゆるむ。
(沙弥香は処女なんだから、血が出るのは当たり前なんだ…。)
自分の男根が真っ赤になっていたのを見て、陽介はすっかり気が動転していたのだ。沙弥香は痛がるし、陽介自身も少し痛んだせいで、その血が処女膜が裂けたときに出るものだと、すぐには理解できなかったのである。
 陽介の男根はすっかり縮んでいた。陽介は、ティッシュで男根を拭くと、布団を沙弥香にかけ、自分も横になった。
 
「どうしたの、陽くん…?」
「なんでもない…。かなり痛かった?」
沙弥香の躰を抱き寄せ、陽介が尋ねると、沙弥香が小さくうなずく。
「ごめんな。俺が下手だったから。」
沙弥香は陽介の言葉に首を振り、陽介にしがみついた。沙弥香の下腹部にじんじんと痺れるような感覚が残っている。
「沙弥香は…もう…処女じゃないの?」
沙弥香に尋ねられ、陽介はうなずく。
「陽くん…。」
沙弥香はそう言ったまま目を閉じ、やがて小さな寝息を立て始めた。
 
(もう兄妹なんかじゃない。俺は沙弥香と…。)
陽介は、戸籍上は兄妹である関係などどうでもよくなっていた。
(血は繋がってないんだから…。)
自分を納得させるように、陽介は何度も頭の中で繰り返しながら、眠りについた。

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。