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小説(転載)  夢添いの秘伽 CASE-H ~やがて二人は~ 

近親相姦小説
12 /03 2018
夢添いの秘伽 CASE-H ~やがて二人は~ 
                           
Studio窓&窓・優と美紗子
                 ■■■
母が来るということで、先生は気を利かせて3日間休みをくれた。
親子みずいらず、時間を過ごしなさいということだった。
母が俺の部屋に来るのは、これが5回目。
東京の会社に就職したとき、独身寮に3回、そして先生のアシになってから2回。
アシスタントになってから、母をつれて仕事場にきたとき、息子の仕事を知って錯乱した
のを今でも思い出す。
こんな言い方すると母には悪いが、思い出しただけでも母の錯乱ぶりは笑えてくる。
息子が世話になっているということで、挨拶するために母を連れてきたワケだけど、よも
や成人向け漫画を描いてる漫画家のアシスタントをしていることを知らなかったのだ。
事前に、漫画家のアシスタントをしていることは、母には伝えてあった。
でも、成人向け漫画家のアシスタントとは言っていない。
母が挨拶に伺ったとき、初めて知ったのだ。
一応、平静を装っているつもりでも、ところどころボロが出ていた。
ま、そんな母を見て、可愛いところがあることを発見したり、とにかく母の新たな一面を
見たいい機会だった。

「めずらしく部屋は綺麗にしてるのね。」
母が部屋に入っての一言だった。

「掃除ぐらい俺だってできるよ。」
「あら、無理無理・・・。先生の奥様に、片付けてもらってるんでしょう?。」
「あ・・・いや・・・。」

ばれていた。
さすが母親というべきか、息子の素行は把握していた。
そう、俺は定期的に、奥さんに部屋の掃除をしてもらっていた。
・・・というか、奥さんの親心的お節介なんだけど・・・。

「まったくもう、この子ったら・・・。ずう体だけは大っきいのに、まだまだ子供なんだ
から・・・。」
そう言って母は、指先で俺の額を軽くこづくと、優しく抱きしめた。
「いつまでたっても・・・。生意気いっても、優ちゃんはまだまだ子供・・・。」

母の豊かな乳房が押し当てられ、俺は節操なく勃起してしまった。
一瞬ではあるが、夢のことを思いだしてしまったのだ。
背中にまわされた母の手は、少しづつ下へさがっていった。
そして尻にたどりつくと、強く引き寄せた。

「母さん?。」
「優ちゃんみたいな若い男の部屋に、女が入るってどういうことか解る?。」
「なっ、何?。」

母は俺を、睨み付けるような目で見ると、首筋に顔をうずめ、力いっぱいに噛んだ。
「いっ!。痛いよ母さん!。俺が、何をしたんだよ!。」
「優ちゃんは、私の息子よ・・・。息子は、母親のモノなんだから・・・。」
「母さん、奥さんにやきもちやいてるの?。」
「そうかもね・・・。だから、自分のモノだっていう証で、歯型をつけた・・・。」

母は首から口を離すと、力が抜けたようにその場に座りこんでしまった。
下を向き、小刻みに震えていた。

「母さん、ここへ来る前に何かあったの?。ひょっとして、父さんと・・・。」
「ごめんね優ちゃん。お母さん、ちょっとヒステリックになってた。」
「父さんと、何かあったんだね?。」
「違うのよ・・・。優ちゃんが思ってることとは違うの・・・。」
「なんだよそれ、何が違うっていうの?。」

俺は、母の言ってることが理解できなかった。
ここへ来る前、父と喧嘩でもしたのかと思ったが、それは違うのだろうか。
俺は、何がなんだか解らなかったけど、母を優しく抱きしめた。

「母さん、何も言わなくていいよ。言葉にしにくい気持ちってあるから・・・。」
「ごめんね、優ちゃん。」
「うん。」
「優ちゃんは、お母さんだけの優ちゃんでいてね。」
「うん。俺は、母さんだけのものだよ。」

この母の言葉に、俺は母が抱えているだろう不安みたいな物を少し理解できた。
おそらく、父と母の間で何か、溝みたいなモノができたのだろうと思う。
優しい母のことだ、これからのことに不安を感じたに違いない。
その不安を紛らわそうと、息子である俺の所にきたのかもしれない。
推測にすぎないけど、考えられるのはこれしかない。
そして、息子の部屋に女の気配。
美人で熟しきった女性、先生の奥さんが世話しに来てることに、母は息子を取られたと錯
覚したのだろう。
不安が不安を呼んだというのか。
しかし、俺には母が理解できないところもある。
息子を取られるという気持ちだ。
それは、息子である俺が自分の分身で、愛情込めて育てた証だからか、それとも別の意味
で感情を持っているのか・・・。
つまり、息子を男として恋愛感情を抱いてしまったと。
父と喧嘩したかもしれないことも理解できる。
意見のくい違いもあるだろう。
実の息子に、恋愛感情を持つことも理解できる。
先生と奥さんがその例だ。
でも、果たして母がそのケースに当て嵌まるのかは疑問だ。
今の状況下では母が置かれてる立場を理解するには、突然のことでどう対処していいか戸
惑ってしまう。
ただ、母の弱い部分を守ってやりたいと思うだけだった。

                   ■■■
夜にはいつもの母に戻っていた。
いつも明るく、笑顔をたやさない母。
優しくて、気立てのいい母。
そして、俺をいつまでも子供扱いする母。
俺は、そんな母が好きだ。

母とテーブルを挟んで食事するのは、一年ぐらい経つだろうか、以前母が尋ねてきて以来
だ。
そして、久しぶりの母の料理。
いつもは、コンビニ弁当か先生の奥さんの料理だ。
久しぶりの母の料理に、俺は安堵を感じるとともに、安らぎみたいなものを感じる。
そんな、俺の心を満たしてくれる料理に舌鼓しながら、俺は母との会話を楽しんだ。

「母さんの料理は、最高においしいよ。」
「ふふっ。何言ってるのよ。」
「本当だよ。いつもコンビニ弁当だし、時々は先生の家でよばれる時もあるけど、断然母
さんの料理のほうが良い。」
「お世辞なんて言っちゃって。」
「俺、母さんみたいな女性と結婚したいな。料理上手いし、気が利いて世話やいてくれる
し・・・。あ、子ども扱いは勘弁してほしい。」
「もう、いつまでも生意気言うわりには甘えん坊なんだから・・・。」
母はそう言って微笑んだ。

料理を全てたいらげると、箸をおいておきまりのごちそうさまでしたを言った。
そして、母の口からはおきまりの言葉、お粗末でしたと返される。
久しぶりに食べた母の料理は、本当に美味しかった。
至福の時と言っても過言でないぐらいだった。
そして、心の片隅で、愛する女の料理という言葉が小さくあった。

食事を終えると、俺は少しだけ自分の仕事に入った。
一通りコマふりされた原稿に、下絵をいれるためだった。
その間、母は洗いものをしたり、お風呂を沸かしたりした。
そして、それを終えると俺の横にきて、俺の仕事を見ていた。

「ねえ、優ちゃん。優ちゃんも、やっぱりその、母親と息子の恋愛を描くのかな?。」
「うん。20頁という決められた中で、母と子の愛情を描くつもりだよ。大恋愛を。」
「そっか・・・。その、セックスもしちゃうわけ?。」
「当然!。」
「優ちゃんは、その・・・。お母さんと恋愛したいと思う?。」
「さっきも言ったとおり、俺は母さんみたいな女性と恋愛して結婚したい。ただね、親子
でそれは無理なわけでしょ。だから、母さんの様な女性と結婚したい。」
「じゃ、じゃあ、親子で結婚できるとしたら、お母さんにその・・・。プロポーズとかし
ちゃうのかな?。」
「しちゃうかもね。非現実的だけど・・・。」

俺は母の言葉に、少しは脈絡があると思った。
普通の家庭というか、母子の間で交わすような会話じゃない。
母が、そんな事を聞いてくるのは、少しは脈絡がある以外のなにものでもない。

「そっか・・・。お母さんは、優ちゃんにとって恋愛対象かぁ・・・。」

母は、俺から視線を逸らし、部屋の中を見回した。
自分で話を振っといて、真面目に答えが返ってきて戸惑ってしまったのだろうか。
その後の、言葉が続かなかった。
でも、少しはそれを期待していたのかもしれない。
でなかったら、そんな話を俺に振りもしないだろう。

母は黙ったまま、本棚の前に立った。
品定めをするがごとく、本の背表紙のタイトルを見ていた。
そして、徐に一冊のマンガを取り出した。

『~そう、母は~』
作:窓々

初め母は、ペラペラっとページを送りながら見ていたが、途中から普通に読んでいた。
横目で見ていた俺の目に、主人公とその母親が抱き合うシーンが飛び込んできた。
母は、母子相姦シーンを見つけ、そこから見ているのだろう。
読んでいるうちに、段々と母の頬が赤く染まっていった。
やがて鼻息も活発になり、少しながら肩息もしていた。

「ねぇ、優ちゃん。この~そう、母は~ってマンガ、優ちゃんも手伝ってるの?。」
「そうだよ。」
「これ、エッチだけどすごく綺麗な話だよね。母子でセックスしてるんだけど、ちゃんと
した男と女の恋愛してる。」
「なんたって、巨匠・窓々大先生だからね。」
俺は、おどけて母にウィンクして見せた。
「優ちゃんは、本当に先生のことを慕っているのね。」
「もちろん。」

母はマンガを閉じると、もとあったところに戻した。
そして、視線を俺に戻すと核心にせまることを言った。
「優ちゃんは、お母さんとセックスしたいのね。」

その言葉に、俺は真面目に答えようと思った。
持っていたペンを置き、母に向きなおし、一度深呼吸して本心を言った。

「俺は、いつからか母さんを一人の女性として見るようになった。そして、性の対象にな
った。息子だから母親が好きではなく、一人の男として母さんを愛おしく思う。そして、
俺を受け入れるとか拒否するとか関係なく、愛する母さんをずっと守っていきたいと思っ
ている。」
「優ちゃん・・・。」
「母さんが俺のことをどう思っても構わない。愛する母さんだから。」

言葉に匂いがあるとするなら、くさやの干物に匹敵するほど匂いそうなセリフに、われなが
ら虫唾が走る思いをした。
よくこんなことを言えたものだと、自問してしまうぐらいに。
母は、赤面したまま再び視線をそらし言葉をつづけた。

「優ちゃん、それってお母さんを口説いてるのかな?。」
「口説いているというのなら、俺は母さんを口説いている。でも、決しておふざけで言っ
てるわけじゃない。結婚はできないけど、母さんを妻として、家庭を築いていきたい。母
さんを幸せにしたい。」
「ふふっ。一著前のことを言うようになったのね。いつまでも子供と思ってたのに、もう
大人になっちゃったのね。」
「そうだよ、俺はいつまでも子供ではいられない。母さんに大人として認めてもらいた
い。そして、母さんには俺の女になってもらいたい。」
「優ちゃんの女・・・。何言ってるのよ、こんなオバサンつかまえて・・・。」
「歳は関係ない。俺が愛したのは母さんで、俺より歳をとってるのは当たり前のこと。俺
はね、母さんに子供を生んでもらって、俺と母さんと、そして子供といっしょに幸せな家
族をつくりたいんだ。」
「こっ・・・子供?!。」
母は、びっくりして視線を俺に戻した。
そして俺は、戸惑う母の目をじっと見つめた。
本心であることを証明したいために。

「優ちゃん・・・。」

母は、言葉を失った。
実の息子に、口説かれていることにどう対処すればいいのか、頭の中で必死に考えている
のだろう。
そして俺も、これ以上何もいうことはなかった。
本心全てを、母に伝えたのだから。

部屋の中は、重たくはないが異様な空気に変わっていた。
沈黙という静けさが、しばらく部屋を支配していった。
やがて、静けさと沈黙を破るきっかけを作ったのは、午後11時を知らせる時計の時報だっ
た。

                   ■■■
俺は早々入浴を済ませると、仕事の続きをはじめた。
とりたてて慌てることもなかったが、先ほどの母とのやり取りで、落ち着きをなくしてい
た。
なんとか平常心を取り戻すには、仕事しか思いつかなかったのが、職業病のはじまりなの
だろうか。
デスクの横に置いてある携帯電話をなにげに見ると、着信があった。
風呂に入ってるときにかかってきたのだろう。
慌てて確認してみると、先生からだった。

ピッ 

着信履歴から、先生の携帯電話にかけた。
すぐに先生はでた。
(もしもし、愛妻川です。)
「先生、俺っす。電話くれましたよね。」
(ああ、三上君。久しぶりの、お母さんとの生活はどおよ。)
「楽しませてもらってます。」
(それはよかった。ところで、君の気持ちはお母さんに伝えたのかい?。それに、実行に移
したのかな?。)
「気持ちは伝えました。でも・・・。」
(まだなわけね。まぁ、母子間の恋愛ってのは、普通じゃありえないわけだからね。お母
さん次第なんだろうね。)
「ですね。でも、ちょっとは脈絡ありって感じなんですけどね。」
(そうか・・・。もう一押し必要か・・・。君の努力しだいかもなぁ・・・。)
「もちろん、口説き落としますよ。絶対に!。」
(頼もしいねぇ。ま、君の恋が成就することを期待しているよ。んじゃ、用件そんだけだ
から。)
「はい。失礼します。」

携帯電話のスイッチを切ると、バスルームから母が出てきた。
「ふぅっ。いい湯加減だったわ。」
衣類はおろか、下着も着けてないのか、肢体にバスタオルを巻きつけただけの姿だった。
そんな母の艶やかな姿に、俺は見とれてしまった。
バスタオルを巻いているとはいえ、少しふくよかな母の肢体のラインがわかる。
豊満な乳房が、今にもタオルからはみ出そうとしていた。
何より俺の目を釘付けにしたのは、少しはみでた母の乳輪だ。
そして、乳首とわかるくっきりとした形の尖がり。
まるで、誘惑しているかのようだった。

「か、母さん・・・。服はどうしたの?。」
「あっ、カバンの中よ。出すの忘れちゃった。」

母は、おどけて舌をだすとカバンに歩みよった。
カバンの前に座ると、バスタオルずれ上がり、大きく白いお尻が露わになった。
そして、少し前かがみになった母の尻の奥から、秘部が露わになっていた。
無意識なのか、それとも俺を誘っているのか・・・。
でも、もうどうでもよかった。
俺のペニスは痛いほど勃起し、母を抱きたいという強い衝動に駆られた。

「えーっと、たしか底の方にポーチといっしょに・・・。」
「母さん・・・。」
「あっ・・・。優ちゃん・・・。」
俺は、後ろから母を抱きしめた。
そして、母の首筋に優しくキスをした。

「母さん、好きだ。愛してる・・・。」
「だっ、だめ・・・。優ちゃんとお母さんは親子なのよ。」
「母さんが欲しい。母さんの全てが・・・。」

俺は母の手をとり、すでに勃起しているペニス宛がった。
すると、嫌がるどころか母はまさぐりはじめ、ときには握って大きさを確認していた。
「おっ、おっきい・・・。優ちゃんのおちんちん・・・。こんなに硬くして・・・。」
「嫌なら手をはなして。いいのなら、母さんのその艶やかな唇で、俺にキスをして。」

母は、抱きしめていた俺の手を解くと向きなおした。
そして、俺に優しくキスをした。
母の唇は柔らかく、キスの味はとても甘かった。
しばらく甘いキスがつづいた。
キスだけでもいい、しばらくこの状態でいたかった。
俺は、再び母を抱きしめた。
それに応えるように、母も俺を抱きしめた。
しばらくすると、母は唇を離した。
そして、顔を俺の首筋にうめた。

「お母さんね、前に優ちゃんを訪ねて来たとき、ちょっと悶々としちゃったの。ほら、だ
って優ちゃんがエッチなマンガ描くのを手伝ってるでしょ?。それを知って、忘れていた
女であることを思い出したっていうか・・・。」
「ごめん・・・。変な気分にさせて・・・。」
「優ちゃんは悪くないの!。女を忘れていたお母さんが悪いだけ・・・。それでね、お家
に帰って年甲斐もなくお父さんに求めたの。そしたら・・・。」
「そしたら?。」
「もう、そういう歳じゃないだろうって・・・。それからは、お父さんとはちょっとづつ
距離を置くようになっちゃった。お母さん、変だよね・・・。」
「そんなことないよ!。母さんはまだ若いんだ。それに、夫婦の営みだって大切なコミュ
ニケーションじゃないか。歳なんて関係ないよ。父さんが悪い!。」
「それからね、毎日悶々としていた。時には、自分の肢体を慰めたりもしてた。」

俺は、母を抱きしめる腕に力を入れた。
「本当は、父さんがすべきことだろうけど・・・。俺が、母さんを満足させてみせる。だ
から、今は俺を信じて全てを委ねてほしい!。」
「優ちゃん・・・。」

俺は母の返事を待たず、バスタオルを剥がした。
そして、母を抱えるとソファの上に寝かした。

「母さん、愛してるよ。」
「優ちゃん・・・。」
今度は、俺から母にキスをした。

                   ■■■
さっきの甘く優しいキスとは違い、今度はお互いを貪るようなディープキスだった。
母から舌をからませてきて、俺もそれに応えるように絡ませた。
お互いの唾液が混ざり、至福を感じていた。
次のステップに移すため、俺は唇を離した。
唾液の糸が引き、とてもいやらしかった。

母の唇から首筋へ舌を這わせ、そして豊満な乳房へと移った。
両方の乳房を優しく揉みながら、左右交互に乳首を舐め、時には口に含んで吸った。
そのたびに母は悶悦を漏らし、快楽に身を委ねていった。

「ああっ、優ちゃんいいっ。吸って、もっと強く吸って!。お母さんのオッパイは優ちゃ
んのものよ。」
「母さんのオッパイ吸うのは、赤ちゃんの時以来だよね。」
「うっうん。優ちゃんは、お母さんのオッパイをいっぱい吸って、いっぱい母乳を飲んだ
んだから。」
「そっか。また、母さんの母乳のみたいな。」
「優ちゃん・・・。」
「いいでしょ?。母さん。」
「う、うん。でも、妊娠しないと無理かも・・・。」
「じゃあ、妊娠してよ。そして、俺にいっぱい飲ませてよ。母さんの母乳。」

母は困った顔をした。
それもそうだろう、この状況下で妊娠してよと言われれば、実の息子に妊娠させられると
いう流れになるのだから。
「ねぇいいでしょ。母さん。」
俺はおねだりしなが、乳房を愛撫し続けた。
母は快楽に身を委ねながらも、朦朧とした意識の中で考えいる。

「で、でも・・・。そんなことしたら・・・。あああっ。」
「父さんに悪いと思う?。」
「だって、あの人を裏切ることに・・・。」
「今でも充分裏切ってると思うよ。母さんがそう思うなら。」

俺は、乳首を優しく噛むと、母は悲鳴に近い声を上げた。
「ひゃう!。」
「ひょっとして、イッちゃった?。」
「ばかっ。お母さん、もう知らないから・・・。優ちゃんがいけないんだからぁ。」

母は瞳を潤ませながら、起き上がった。
そして、俺の肩をつかんで押し倒した。
「母さん?。」
「優ちゃんがいけないんだから。お母さん、本気になっちゃうからね!。優ちゃんに責任
とってもらうからね!。」

俺の上で、感情的になっていた母は泣いていた。
身も心も満たしてくれない父とは、決別することを決心したのだろう。
俺の肩を掴む母の手は、力がこもっていた。
「あたりまえだよ。決して、母さんに辛い思いをさせない。俺の子供を産んでほしい。」

母は、その言葉を待ってたかのように、俺のペニスを握った。
そして、ゆっくりと扱きはじめた。
ペニスをしごきながら、母は顔のところまで肢体をずらした。

「優ちゃんのおちんちん、硬くて太くて長くて・・・。先っちょなんか、大きくふくらま
せちゃって、こんなに立派に・・・。」
「父さんと比べてどお?。」
「優ちゃんのほうがはるかに立派よ。」
「母さんのものだよ。」
「ああっ、うれしい。」

母は、少し虚ろ気に微笑むと、俺のペニスを咥えた。
俺が、妄想の中で望んだフェラチオ。
現実に母は、俺のペニスを咥え、こともあろうに上手くとても気持ちよかった。

「こんなこと、あの人にもしてないんだから・・・。優ちゃんだからするんだからね。」
「うれしいよ母さん。とっても気持ちいい。」

母がペニスを吸う度に「ズボボッ」と音がし、初めて味わう快楽だった。
俺は快楽に身を委ね母のされるがままになった。
母はペニスをしゃぶったまま、肢体の向きを変えて俺にまたがった。
そして、陰部を俺の顔に押し付けた。
目の前には、手入れされたしげみと、まだ使い込まれていないだろうピンク色した陰部が
アップになっている。
俺は、固唾を呑み見とれてしまった。
俺は、閉じていた母の陰部を広げた。
愛液で濡れたピンク色のクリトリスと、尿道口、膣口が露になった。
「母さんのここ、綺麗だよ。」
「綺麗だなんて・・・。本当にそう思う?。」
「本当だよ。でも、ちょっとでも父さんのモノが入ってたと思うと悔しいよ。」
「もう、お母さんのここは、優ちゃんだけのモノよ。もう二度と、あの人なんかに触れさ
せないから・・・。」

俺は、まだ父にイヤラシイ色に染められていないことに安心した。
「母さんのオマンコは、俺のモノだ・・・・。」
俺は心を込めて、ピンクの陰部を舐めまわした。
「ああっ。優ちゃんいいっ。舐めて、私のそこをもっと、激しくなめて・・・。」
母に言われるまま、激し舐めまわした。
クリトリスを舌転がしたり吸ったり、膣口に舌を入れて捏ね繰り回したり。
とにかく、口と舌でできることはした。
ほどほどして、母はしゃぶっていたペニスから口をはなした。
母は向きを変えると、モノ欲しそうな目で言った。
「 優ちゃん・・・。お母さんを、優ちゃんの女にして・・・。お母さんが誰の女か、
この肢体に教えてぇ。」

                   ■■■
俺は体位を入れ替え、母を仰向けに寝かせた。
「母さん、自分でオマンコ開いてごらん。」
「こ、こう?。」
母は言われるまま、自分で秘部を開いた。
「これからどうしてほしい?。」
「優ちゃんのおちんちんを、お母さんのオマンコに・・・。入れてください。」
「よく言えたね。ご褒美に母さんの大好きなモノを入れてあげるよ。」
俺は母の両足を抱え、腰を入れた。
「あっ。優ちゃんの熱いおちんちん。」
そして俺は、熱く勃起したペニスの先を母の膣口に宛がうと、ゆっくり投入した。
ペニスが根元まで入る、母は俺を引き寄せ抱きしめた。
「優ちゃんの熱いおちんちんが入ってる。うれしい。」
俺は、ペニスに精神を集中して、ゆっくりと腰を動かしはじめた。

ズプッ ジュポッ ズプププッ

母は、俺がオマンコ突く度に喘ぎ声を発した。
「あっ、あっ、あああっ。優ちゃん、のおちんちんが暴れる。もっと突いて。お母さんを
もっと激しく突いて!。」

俺と母の結合部分から、いやらしい音がする。
母のオマンコを突く度に母の乳房は大きく揺れ、豊満さを主張している。
この大きくて柔らかいオッパイも、剛直が暴れているオマンコも、今は俺のモノであるこ
とに、精神の高ぶりに拍車をかけていた。
ゆっくりと母を突いていた俺は、段々高揚し、やがて力を入れて膣内をかき回しながら深
いところを容赦なく突いた。

「優ちゃんのおちんちんステキよ。あの人よりいい!。」
「俺のそんなにいいの?。父さんよりいいの?。」
「いいわ!。太い肉棒が中を圧迫してる!。長くて奥に届いてる!。大きく広がった傘が膣
内をかき回してる!。奥に当たってるぅ!。」

俺は、父親に勝ったと思った。
母に、父親より良いと言わせたんだ。
「ああっ、いいっ。いいっ。いくっ、いくいくーっ。」
激しく母を突き出して、母は二回目のアクメに達した。
アクメに達した母の口から、だらしなく唾液が溢れでてきた。
俺は、休む間なく母の膣を子宮口を突き続けた。
母は体内の高まりが収まると、腰を振りだした。
今まで、俺のされるがままだった母のオマンコは、逆襲と言わんばかりに、膣がペニスを
絞まりはじめた。
「くっ、絞まるっ。いいよ、母さん。母さんのオマンコは最高だよ!。」
俺は、艶やかな母の乱れように興奮し、絞るような母の膣に射精を我慢できなくなった。
積もりに積もった母への想い。
母を自分のモノにしたかった。
それが現実になった今、俺は母を、身も心も完全征服しようと思った。
俺は征服に向けて、がむしゃらに母を突いた。
そして、射精への波が俺の体を通ってペニスヘと充填されていった。

「くっ、出そうだよ母さん。」
「出るのね。優ちゃんの熱い精液が出るのね。」

やがて俺の頭の中は真っ白になり、何も考えられなくなった。
言葉を失い、ただひたすら本能だけで、射精へと突き進んでいた。
「くっ。出すよ。母さんの中に出すよ!。母さんが俺のモノになった証だ!」
「来て、優ちゃん。優ちゃんの精液を、私に注ぎ込んでぇ!。」
母も本能の赴くまま、哭いた。
「うぉぉぉぉぉぉぉっ!。」
俺は勝利者のように叫んだ。
そして、母の膣内にありったけの精液を放った。
どこに、そんなに貯めてたのか言わんばかりに射精は長くつづいた。
支配者だけが許される、支配される者への淫靡な祝福。

射精が終わると、俺と母はつながったまま甘い時間を過ごした。
お互い言葉はなく、見つめあい時には求めるようにキスをした。
しばらくして、母が甘い沈黙の時間を止めた。

「優ちゃんの熱い想いが、子宮の中まで届いたよ。」
「母さん。」
「優ちゃんとお母さん、もう母子でいられなくなったね。でも、後悔しない。」
「俺もだよ。母さんは俺の女だ。」
「うれしい、優ちゃん・・・。」

俺は体を起こし、母からペニスを抜き取って母の陰部を見た。
すぐに、膣口から俺の精液が溢れ出てきた。濃くドロドロして、大量だった。
まるで、母の膣内から出たくないと言わんばかりだった。
溢れ出るなか、母は俺に微笑みながら言った。

「お母さんね、優ちゃんに抱かれて初めて自分に素直になれたと思うの。きっかけは、あ
の人への不満だったけど、それはただの過程にすぎない。優ちゃんが成長していく中で、
可愛い息子から愛しい男へと変わっていったことに、お母さんの心は揺れていた。あの人
の、夫としての怠慢な態度が、それに拍車をかけた。そして、お母さんは気づいた。今求
めているのは、夫ではなく男の優ちゃんであることを・・・。でも、母子である以上許さ
れないことと思ってた。だから、我慢して夫と生活してきた。圧迫された生活のなか、優
ちゃんの告白で本当の自分に目覚めるべき、素直になるべきと確信したの。そして、決意
したのよ。」
「母さん・・・。」

俺は、母の言葉に感動した。
こんなに愛してくれて、そして母の愛情の深さを知った。
俺は、母の前で誓った。
生涯、母を女として愛することを。

俺は、しなったペニスを二・三回扱いて勃起させた。
そして、精液に染まったままの膣に再びペニスを投入した。


Next to CASE-I

この物語はフィクションです。
物語に登場する人物などの名称・呼称は、作者及び関係各位とは何ら関係ないものです。

[2006/11/24]

小説(転載)  窓々「夢添いの秘伽 CASE-G ~たとえば二人が~」

近親相姦小説
12 /03 2018
夢添いの秘伽 CASE-G ~たとえば二人が~ 

Studio窓&窓・良太と晴美と優
                    ■■■
俺が漫画家に憧れて東京に状況したのは、20歳の夏だった。
東京の中小企業に就職して、独身寮に入居して3年、こつこつ貯金をして漫画家になる機
会をうかがっていた。
同人誌即売会などに積極的に通い、出版社などの編集に書いた漫画などを持ち込み、自分
をアピールしていた。
・・・してはいたが、そんなに甘くはなく希望を持ちつつも挫折を繰り返す毎日だった。
そんなとき、同人誌即売会で一人の漫画家に出会った。
それが、窓々先生だった。
成人向け漫画家。
同人誌即売会ともなれば、先生のもとへエロスの探求者たちが集う。
先生のブースには、同人誌を買う人の行列ができ、それは人気のバロメーターになってい
る。
そう、先生は人気作家の一人だ。
それから2年。
俺は先生の仕事を手伝うようになった。

「こうしてみると、思い出すねぇ。」
「何をです?。」
「いやさ、三上君が俺のアシスタントになったいきさつだよ。」
「ああっ。イベント会場のトイレで一緒になって、俺の顔を憶えててくれて話しまし
たね。」
「そうそう。あのとき、アシいなくて多忙なくせにイベントは出てて、なにげに言ったア
シスタントしてみない?が、本当になっちゃったし。」

俺と先生は仕事の手を休めて、二人リビングのソファでくつろいでいた。
先生のアシスタントになって2年。
俺は、先生からマンガの勉強をさせてもらった。
あれほど狂っていたデッサンは、正確に描けるようになった。
苦手なペン入れも、ちゃんとできるようになった。
無機質だった背景。
今では、先生の代わりに俺が描いている。
先生に片腕とまで言われた俺は、着実に漫画家の世界にいきている。
全て先生のおかげだ。
そして、俺にとって大切な先生から、大きな課題を出された。
それは、商業誌のデビューだった。

「あ、そうそう。三上君に編集から御指名で、原稿依頼きてるよ。」
「えっ?。俺っすか?。」
「こないだ、新人発掘してる話聞いてね。ほら、古参の作家さんたち多く抱えると、なに
かと腹痛むらしくてね。それに、新人の方がリアリティのある話かけるって言うから、君
を紹介しといた。」
「ま・・・・まじっすか・・・。」

これがきっかけで、俺は愛欲の道を歩むことになった。

                    ■■■
プルルルルルルッ プルルルルルルッ プッ
「もしもし、三上ですが。」
(あ、優ちゃん?。美紗子だけどぉ。)
「母さん・・・。」

午後10時過ぎ。
デビュー作のネームを描いてる途中、母から電話があった。
それは、田舎である金沢から上京してくるとのことだった。
理由は簡単。
盆と正月しか実家に帰らない息子の顔を、たまには見るという親なら誰しも思う他愛もな
いことだ。

(明日、優ちゃんの部屋にいくね。たまには優ちゃんの顔見ないとね。)
「え?。明日、来るの?。」
(明日の朝、一番の電車に乗るから。)
「う・・・。わかった。名古屋駅ついたら電話してよ。迎えにいくから。」
(うん。じゃあね。)
プツッ

俺は、携帯電話のスイッチを切るとため息をついた。
それを見ていた先生が、怪訝な顔をしていた。

「あ、明日母が来るんですよ。」
「ほう、君のお母さんか・・・。」
「ええっ。」
「で、何でため息つくのかな?。」
「ウチの母、子供離れできない人でして・・・。実家にいるころは、もう俺にべったりで
して・・・。」
「ほうほう。よっぽど君のことが心配なんだねぇ。」
「勘弁してほしいっすよ。俺はもう、大人なんですから・・・。」
「んー、まあそれぞれ家庭の事情てものがあるけど、母親ってのは息子は幾つになって
も、自分の息子だからねぇ。ま、そう邪険にするなよ。」
「はぁ・・・。」

俺が窓々先生のアシスタントなったとき、俺自身がとても衝撃的だった。
あの、母子相姦漫画が生で、しかも一番最初に見れるんだ。
当時、興奮して眠れない夜が続いたものだった。
それを察してくれて、仕事場で昼寝するのも許されていた。
しかし、それ以上にもっと衝撃的だったのは、先生から一人の女性を紹介されたときだ
った。
そして、先生の言葉が信じられなかった。
そう、今でも信じられない。
それは、その女性が先生の母親であり、そして妻であることだった。
母親か、妻のどちらかとして紹介されるならありふれている。
しかし、母親でしかも妻だと言われたら、冗談としか受け取れない。
信用しない俺に、先生は家庭の事情を説明してくれた。

先生は、その事情を包み隠さず全てを話してくれた。
話を全て聞き終えた俺は、感動のあまり泣いていた。
母子相姦で感動だって?って思うだろう。
しかし、先生とお母さんの愛は本物だったんだ。
俺は、それがたとえ母子間の恋愛だったとしても、それを認められるし、なによりお二人
の愛を信じてあげたいと思った。
そして、そんな先生を俺は尊敬している。
愛する女性のために生きていることを・・・。

それからというもの、俺の女性を見る目が変わった。
今までは、どちらかというと年齢が近く、年下の女性を見てきた。
タイプは美人系より可愛い系だった。
しかし、先生夫婦の近くで生活していくうちに、年上の美人系の女性に目が向くようにな
った。
それからというもの、さすがに奥さんには不埒な考えはおきなかったが、年上の女性に接
触する機会があると、そのたびに興奮していた。
はじめの頃は、ただ年上の女性だった。
それがやがて、対象年齢が徐々に上がりはじめ、とうとう熟女のところまできていた。
そう、俺の欲している女性は熟女だ。

今先生は、影で母子相姦漫画の大御所と呼ばれている。
それは、今まで先生が描いてきた漫画のほとんどが母子相姦で、またそれがファンの絶大
な支持を受けているからだ。
そのアシスタントをしている俺も例外なく、先生の影響を受け今や妄想は母子相姦しか映
像化されない。
れっきとした母子相姦願望者である。
だからって、先生をこんな俺にしちまって責任とってくれとは思わない。
むしろ、お礼をいいたいぐらいだ。
俺の心の、闇の部分を照らしてくれたんだから。
実演指導という形で・・・。

                    ■■■
「え?。描けない??。なんでよ。」
「何度も母子相姦のビデオ見たんですけど、画と話の構成がしっくりこなくなって
きて・・・。」
「それ、ビデオを意識しすぎだよ。あくまでも、自分の頭で描いたものを描くんだ
からね。」
「はあ・・・。すんません。」

先生は、しばらく俺を見つめると、咳払いをして仕事場を出て行った。
「コホン。・・・しかたないな。」
しばらくすると、奥さんをともなって戻ってきた。
そして、開口一番「今から、母さんとそこの公園へ散歩してくる。」と言った。
「は、はい。」
俺は半分気落ちしていて、出かける理由を聞くことはなかった。

近所の公園、そこは寂しいところだ。
昼間でも、人影がまったくないといえる。
それどころか、隣接している道路ですら、まれに人や車が通るぐらいだった。
そんなところでも、静かな時間を過ごしたい時には、うってつけの場所だ。
先生も、奥さんと二人だけの時間を過ごすのだろう。
いわゆるデートってやつか。

俺は仕事場に残って、仕事の続きを再開した。
とりあえず、自分の原稿のコマフリを終えると一息つくことにした。
デスクの前で、しばらくぼーっとした。
頭に横切るのは、デビュー作のこと。
不安でいっぱいだった。
内容は決まっている。
窓々先生の膝元で、勉強してきた俺だ。
デビュー作は母子相姦漫画に決まっている。
そのことを考えると、話の構成とか立てても、はたしてこれでいいのかと疑問に思えてく
る。
そのことを先生に相談しても、「君の思うがままに描きなさい」と言うだけ。
ビデオを見ても、しっくりこない。
先生はどうやって、母子相姦を描きつづけてるんだろう。
そのエネルギーは、どこから来るんだろうと時々思う。
ただ、一つだけ俺に解ることがある。
先生は、母親である奥さんに支えられていること。
奥さんから、エネルギーをもらってるのかもしれない。

ピピッ

携帯電話に、先生からメールが送られてきた。
たった一行。

“君もおいで”

・・・だった。
俺は軽く身支度すると、先生と奥さんのいる公園に向かった。
仕事場から公園まで、歩いて一分程度。
閑静な・・・とまでは言わないが、そんな住宅街のど真ん中にある。
公園に近づくと、女性の声が聞こえてきた。
嗚咽というか・・・。
公園に入ると、女性の声がはっきりと聞き取れた。
嗚咽ではなく悶咽だった。
そして、聞き覚えのある声。
奥さんの声だった。
「奥さんの・・・喘ぎだ・・・。」
俺は慌てて植木の陰に隠れて、声のする花壇を覗き込んだ。

「あっ、ああああっっっっっ・・・・・。」
「母さん・・・。」

先生と奥さんは、セックスしていた。
奥さんは四つんばいになり、お尻を突き出し、そのお尻に先生が腰を打ち付けていた。
二人の息は荒く、すでにできあがっていた。
生の、本物の母子相姦!。
俺は、二人の艶やかな行為を見入ってしまった。

「良太、・・・突いて・・・。もっと激しく突いて!。」
「はぁはぁ・・・。母さんのオマンコ、すごい締め付けだよ。」
「だって・・・。だって。三上君がぁ・・・。」
「イヤラシイなぁ母さん。三上君に見られて乱れるなんて・・・。」
「良太に・・・。良太に愛されてるとこを見て・・・。ほしいんですもの・・・。あっ、
くぅぅぅぅん。」
「だよね母さん。彼には、本当の母子相姦を愛し合う母親と息子を知ってもらいたい。」

奥さんを抱く先生の姿は、たくましい人間のオスだった。
そしてそのたくましさから、愛する人への想いが溢れでていた。
その想いを受け止める奥さんは、麗しい人間のメスそのもの。
先生の、たくましく引き締まったペニスは愛しい女を貫く。
大きく広がった亀頭が、膣壁をかきまわしてるに違いない。
奥さんの艶やかな肢体は、突かれるたびに豊かな乳房を揺らす。
そして、暴れ狂うペニスをくわえ込んだ女陰は、ペニスだけでなく手入れされた陰毛を濡
らしていた。

「はぁねはぁはぁ・・・。三上君、そこにいるんでしょ。もっと・・・。もっと近づいて
見て!。」
ガサッ
「奥さん・・・。先生・・・。」

俺は、二人のセックスを見て自分を見失っていた。
奥さんに言われるまま、木の陰から出てしまった。
まるで、二人の息遣いに合わせるがごとく、俺自身も興奮し息を荒くしていた。
目の前で、本当の母子相姦が繰り広げられている。
しかも、俺の尊敬する先生とその母親が!。

「三上君、どうだい。本物の母子相姦は。」
「先生・・・。」
「ほら、もっと近づいてよく見るんだ。母子でお互いを求め合う姿を・・・。俺と母さん
の、愛を見るんだ。ほら、君が必要としているものだ。」

先生の言葉に促され、更に近づいた。
手を伸ばせば、二人の裸体に触れるぐらいまで・・・。

「先生、俺・・・。俺・・・。」
「苦しいか?。刹那いか?。母子間の愛を感じてるんだな?。」
「はい・・・。言葉にはできないけど、先生と奥さんの愛情を感じます。」
「はぁはぁ・・・。それでいいんだ。もっと感じろ。そして、感じたものを俺と母さんに
見せてみろ!。」
「えっ?。」
「ほら、母さん。三上君の戸惑いを、とってあげて・・・。」

奥さんは、刹那げな目で俺を見つめて言った。
「いいのよ。あなたの刹那を吐き出しても・・・。さぁ、その窮屈なズボンを脱いで、熱
くなったモノを開放するのよ。」

カチャッ カチャカチャ ズルッ

俺は、奥さんの言われるままズボンとパンツを下ろし、いきり立ったペニスを晒した。
「はぁはぁ・・・。スゴイわぁ、三上君。」
「三上君、遠慮はいらないぞ。生の母子相姦で、刹那を吐き出したまえ。」

ヌプッ 

先生はペニスを抜くと、寝転がった。
そして、奥さんが先生に背を向けてまたがった。
奥さんの膣口に、先生のペニスが飲み込まれていく。

ズブブブッ

「三上君、見て・・・。良太のおちんちんが、オマンコに突き刺さってるのぉ。扱いて三
上君・・・。もっと自分のおちんちんを激しく扱いて!。」
「はぁはぁはぁ・・・。奥さん・・・。先生・・・。ステキですよ。お二人とも!。」

俺は、いきり立った自分のペニスを扱きはじめた。
俺の目には、大きく股を開き先生のペニスをくわえ込んだ痴態が映しだされている。
下から先生に突き上げられるたびに、奥さんの口からいやらしい喘ぎ声が零れる。
陰部からは止めどおりのない愛液が溢れ、ペニスを深く迎え入れていた。

「三上君、もっと近くで、俺のモノが母さんの中に入ってるところを見るんだ。」
「はぁはぁはぁ・・・。はっ、はい・・・。」

俺は覗きこんで、先生のペニスが奥さんの膣に飲み込まれてるとこを見た。
何度もペニスが根元まで入り、そのたびに奥さんは先生の名前を呼んだ。
「良太・・・。良太ぁ・・・。」

奥さんが先生を呼ぶたびに、俺はこみ上げてくるものを感じた。
そして、奥さんの声はいつの間にか母の声になっていた。
目の前で激しく絡み合う先生と奥さん。
やがて、奥さんは母の姿になり、先生が俺の姿になった。
俺は、俺と母のセックスを見ながら、自分のペニスを扱いていた。
意識下では解っている。
幻覚だと・・・。
先生と奥さんであることも・・・。
でも、俺には自分と母に見えるのだ。

「はぁはぁ・・・。母さん・・・。かぁ・・・さん・・・・・・。」
俺は、母さんと口にしていた・・・。
そうだ、俺は妄想のなかで母とセックスをしている。
二人の視線は、俺に向けられている。

「三上君。今、お母さんとセックスしてるんだね?。」
「そうです!。俺・・・俺、もう母さんの中に出したいっす!。」
「いいぞ、出したまえ。精液の全てを、お母さんの中に出すんだ!。」
「は、はいぃぃぃっ。」

俺は、手の動きを早めた。
もう、限界まできている。
射精するまで、欲望の全てをかけて扱きつづける。
そして、俺にあわせるかの様に、先生と奥さんは激しく腰を振りはじめた。
結合されたところからは、イヤラシイ音が液体とともに溢れ、先生は射精にむけて必死に
奥さんを突きあげていた。

「だすよ母さん!。だすよ!。」
「きて、良太・・・。いっぱい、いっぱいに熱い精液を子宮の中に注ぎ込んでぇぇぇ
ぇっ!」
「三上君。君も、お母さんの子宮に精液を注ぎ込むんだ!」
「は・・・。はぃぃぃぃぃぃっ!」

俺と先生は射精に向けて、まるでステレオ再生の様に声を合わせて叫んだ。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!。」

そして、奥さんと妄想の母が「あああっ。いくっ、いくぅぅぅぅぅっ。」と叫ぶと、二人
のオスは力いっぱい精を発射した。
先生の精液は子宮を満たし、俺の精液は奥さんの裸体へ飛び散るように降りかかった。

「はぁはぁはぁ・・・。良太の精でお腹がみたされていく・・・。三上君の精が体じゅう
にいっぱい。」
奥さんは、満たされて優しく微笑んだ。

「すみません先生。奥さんにかけてしまって・・・。」
「なに、いいさ。母さんもそうされて、いつもより満たされたはずだよ。」
「ええっ、三上君に見られながら抱かれ、三上君のオナニーを見て、そして三上君に精液
かけられて、ちょっと背徳感がわいてきて・・・。なんだか、よかったわ。」
「さてと・・・。三上君、母を愛することの喜びを、君のその目で確かめるんだ。」

先生はそう言って、膣からペニスを抜き取ると、奥さんの股を開いて俺に見せた。
しばらくして、奥さんの膣から先生の精液が溢れ出てきた。

「綺麗ですよ、奥さん。」
「これが、俺と母さんの愛の形だよ。三上君。」

本当に綺麗だった。
艶やかな肢体に、先生のモノである奥さんの膣口から、精液が溢れでてくるのは、本当に
愛の形であって、美しいものなんだ。
先生の表情は誇らしげで、それでいて瞳は優しかった。
俺に、母子でも愛しあえることを教えてくれたのだ。

陽が傾きはじめ、西日が先生と奥さんを照らし出す。
生まれたままの姿で抱き合う二人は、本当美しかった。
愛が溢れでているのがわかる。
もし、この世に神が存在するならば、お二人を祝福しているのだろう。
住宅街の中の公園に、二人の愛を邪魔させないよう空間を作ってくれたのだから。
そして、先生と奥さんの導きで、俺の心の中の闇を愛で照らしてくれたのだから。

「先生。俺、描けるっすよ・・・。いや、描きます。先生に、恥をかかせないようがんば
ります。」
「そうか・・・。」

                    ■■■
「三上君、もうお昼よ。」
「うっ、んー。」
その日は、奥さんの優しい声で目を覚ました。
徹夜でネームをして、仕事場のソファで寝てしまった。
時計を見ると、午後0時ちょっと過ぎていた。
俺は半分うとうとしながら、キッチンに入った。
目に入ったのは、テーブルに並べられた食事と、エプロン姿の奥さんだった。

「徹夜お疲れ様。出来栄えはどお?。」
「はい。先生と奥さんのおかげで、いい話が描けそうです。」
「そう、よかった。」

そう言うと奥さんは、優しく微笑みながらの前にたった。
寝ぼけ眼の俺をしばらく見つめると、エプロンを取って俺を優しく抱きしめた。
「お・・・奥さん?。」
「私と良太のセックス見て興奮した?。」
「あ・・・。はい。」

奥さんの豊かな胸が押し当てられ、寝起きながら俺のペニスは勃起した。
そして、そこへ奥さんの手が添えられた。
その手は初め、ズボンの上からペニスをなぞるように大きさを確かめた。
「うふっ。三上君のおちんちん硬くなってる。それに、こんなに大きくして・・・。」
奥さんは、俺の目をじっと見つめながら屈んだ。
ベルトをはずしてズボンとパンツを一緒に下ろすと、剛直ペニスがさらけ出された。

「立派なのね・・・。太くて硬くて、亀頭がおっきくて・・・。」
そう言って、ペニスを握って軽く扱くと、艶やかな唇の中に飲み込んだ。
「うっ、奥さん・・・。だめですよ、先生に叱られてしまう・・・。」
「いいの。いいのよ、今は何も気にしなくて・・・。私と三上君だけなんだから。」
「奥さん気持ちいいよ。」

俺は奥さんの行為に、身を委ねていった。
先生を裏切ることになるかもしれない。
でも、お二人のセックスを見せられ、その前で自らオナニーをしてしまった背徳感が、そ
して男を惑わせるような奥さんの肢体に、俺は抵抗できないのだ。
俺は、艶やかな肢体の誘惑に負けた。
亀頭が、奥さんの喉もとまで届くと、肉茎に舌が絡んできた。
そして、掃除機のように激しく吸い上げた。
息継ぎのために口を離すと、間を置かずに手で扱き、そしてまた咥えて吸いながら頭を上
下に動かした。

「奥さん、激しくしたら出ちゃいます!。」
「いいのよ出して・・・。三上君の、濃くて熱い精を私にかけて!。この肢体を、あなた
の匂いで汚してちょうだい!。」

俺は、奥さんの激しいフェラチオに我慢できなくり、口からペニスを抜くと、端麗な奥さ
んに、その日一番最初の大量の濃い精液を、顔に胸元にほとばしらせた。
ペニスから発射された精液は、弾丸のように奥さんを貫き汚していった。

「奥さん!。」
ビュッビュッ ビュッ
「うふっ。三上君の精液・・・。」

奥さんは肢体についた精液を、顔に胸元にぬりたくった。
「私、三上君の精液で染められて、興奮してる・・・。」
奥さんの顔は高揚しており、目はとろんとしていた。
あの時公園で、先生や俺に見せたペニスを欲する表情だった。

奥さんは、精液の匂いや味を堪能すると、ゆっくり立った。
そしてスカートの中に手をいれ、パンツだけを脱いだ。
「この後、何が起こるか解るよね。三上君のおちんちんが欲しいの。」
奥さんはテーブルに手をついて、前かがみになった。
そして、スカートを捲り上げて、白くて大きなお尻を突き出した。
俺の目に、サーモンピンク色した奥さんの陰部が映しだされた。
ペニスを銜えた時も綺麗だったが、素のオマンコも綺麗だ。
そして、すでに濡れている。
奥さんの陰部の匂いは、俺の鼻に絡み欲情させる。
その匂いが俺に、オマンコを汚してと囁いているようだった。
俺のペニスは、はちきれんばかりに膨張し、血脈に連動してビクビク動いていた。
奥さんは指で、陰部を開いてみせた。

「三上君・・・。私のオマンコを、あなたのでっかいおちんちんで犯してぇ。」
「はい。」

俺は、奥さんの膣口にペニスを宛がうと、ゆっくり挿入した。
「あっ、あああっ。三上君の・・・。三上君のおちんちんが入ってくるぅ。」
膣の中に、俺のペニスは根元まで飲み込まれた。

「すごいわぁ、三上君・・・。奥にとどいてるよぉ。」
「奥さん、キスしていいっすか?。」
「いいわよぉ。私のお口も犯してぇ。」

顔を近づけると、奥さんが体をねじって顔を向けてくれた。
そして、俺は奥さんの顔を見て驚愕した。
俺に、艶やかな肉体を委ねようとしていた奥さんの顔は、俺の実の母の顔になっていた。
「優ちゃん犯して!。優ちゃんのたくましいおちんちんで、お母さんを貫いてーっ!。」
「母さん!。」

俺は、実の母親とセックスしてることに、気絶しそうな目まいをした。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

ガバッ

「はぁはぁはぁ・・・。夢か・・・。俺、母さんとセックスしたいのかな。こんな夢見る
なんて・・・。」

俺は夢を見ていた。
奥さんに誘惑され、セックスしてしまう夢。
背徳感を感じながらも、奥さんを抱いてしまった。
そして、奥さんはいつの間にか母親になっていた。
俺は驚いて、叫んでしまった。
多分、実際にも叫んだのだろう。
それで目が覚めたと思う。

時計に目をやると、午前11時だった。
「そろそろ母さん、名古屋駅に着く頃だな。」
何気に携帯電話を見ると、着信記録が残っていた。
母からだ。
俺は慌てて服を着替えると、名古屋駅に向かった。


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この物語はフィクションです。
物語に登場する人物などの名称・呼称は、作者及び関係各位とは何ら関係ないものです。


[2006/11/24]

小説(転載)  『三つ葉の愛』

近親相姦小説
12 /03 2018
『三つ葉の愛』

「もういいわよ。引越し屋さんもみんな帰ったわ」
 姉の由佳の声にようやく里佳は台所でずっとつめていた息を吐いた。恐る恐るリビ
ングに出る。由佳が嘘をつくはずがないが、そう判っていても身体が言う事を聞かな
いのだ。
「荷物は全部三階の里佳の部屋に入れたわよ。家具も言われたとおりに並べたわ。後
は好きなように整理してちょうだい」
 由佳が玄関から戻ってきた。女にしてはかなり長身な身体はスポーツと仕事でたっ
ぷりと鍛えられていたが、今はさすがに息が荒い。額から後ろにまとめた髪までが
しっとりと汗に濡れ、着ているジャージには染みが幾つも浮き出ている。荷物の多い
妹の引越しを一人で仕切っていたのだから無理もないだろう。
「ありがとう――ごめんね。お姉ちゃん」
 おずおずと里佳が呟くように言った。こちらは汗もかいておらず、エプロンをつけ
ただけである。朝から来てくれた引越し屋へお茶や軽食を作っていただけなのだか
ら。
「しかし、里佳も相変わらずね。二十三にもなるんだからいい加減なんとかしない
と」
 由佳はそう言ってリビングのソファに男らしく座りこんだ。今年で三十五になるは
ずだが、子供の頃からバレーで鍛えた体は贅肉のかけらもなく、一回り下の妹よりは
るかに躍動的だ。そんな姉に里佳がいそいそと紅茶を無言でいれる。猫舌の姉のため
に氷をひとかけら加えるのも忘れない。
「まあ、ここにいつまでいてもいいけど、いずれ退屈するわよ。だから、例の話、考
えておいてよ。里佳さえうんと言ってくれれば、お姉ちゃん、出来るだけの事はする
から」
 頼もしく断言する姉に妹は一応頭を下げた。そばのソファに座ろうとするが、その
時、不自然なまでにソファと周囲を目で確認するのを見て由佳はため息をついてしま
う――やれやれ。まだ病気はなおっていないか。
 由佳のたった一人の妹の里佳は男性恐怖症であった。それもかなり重度の。
 その原因は里佳が九才の時、下校中に暴漢に襲われた事による。事件そのものは未
遂ですんだ。最後のところで里佳の悲鳴を聞きつけた人が暴漢を取り押さえてくれた
のである。しかし、突然、あらがえない力で草むらに引き込まれ、服と下着を引き裂
かれた恐怖は九才の女児には耐えがたいものであった。しかも、その時、暴漢は邪な
肉棒を熱いままに里佳に押しつけ、咥えさせようとしていたのである。性教育の前
だった事もあったが、そのおぞましさは里佳の精神の許容範囲をはるかに超え、結果
として里佳を男性恐怖症にしてしまった。
 以来、とにかく男が怖くてたまらない。幸い小学校側が理解を示し、女医しかいな
い保健室での自習だけで卒業させてくれたが、結局、中学から短大までずっと私立の
女子校ですごす羽目になった。卒業してからも恐怖症は改善せず、就職も出来ずに実
家で老父母の協力の元にすごしていたのである。男のいる店には一人で買い物にもい
けないのだからやむをえない。
 その両親も二ヶ月前に父が死に、またその四十九日もあけぬ内に母があとを追うよ
うに亡くなってしまい、やむを得ず今やたった一人の肉親である姉の由佳のところへ
転がり込んだのであった。
「八王子のマンションは大丈夫よ。宏美さんにお願いしたから上手くさばいてくれ
るわ」
 昨日まで住んでいた両親の形見のマンションは由佳の友人で不動産会社の社長をし
ている宏美に処分を頼んだ。やり手の実業家である姉の由佳が両親および男嫌いの妹
が住む前提で、この要町の一戸建てを建てていたのに甘えて今日から同居するのであ
る。マンション自体は惜しくもあったが、両親が残した遺産と言えるものはそれだけ
であり、早目に現金化したほうが良いという由佳の忠告に従ったのだ。処分を依頼し
た宏美という女性は息子一人の母子家庭の実業家と言う由佳と同じ環境の、なかなか
に有能で信用のおける友人で、十二分にあてに出来る人である。
「これからの事はあたしにまかせれば良いわ。うちの瑞樹は大丈夫なんでしょう?」
 瑞樹と言うのは由佳の一人息子で今年十五才になる。里佳が事件に会う前に産まれ
ていた事もあって、里佳がまともに接せられる数少ない男性の一人であった。母親に
似て容姿端麗で私立の男子中学にかよっており、最近は母親のブティックの専属モデ
ルをやっている。
 ちなみに由佳は未婚である。瑞樹もまともな結婚で産まれた子供ではない。
「顔と頭が良いだけのクズだったわ」
 瑞樹の父親についての由佳の感想はそれだけである。無理もない。恋愛感情を抱い
た事のない相手なのだから。
 十数年前、子供の頃から才媛だった由佳はすんなりと東京の有名大学に進学した。
その美貌とスタイルから一年生でありながらすぐにも文化祭で満場一致のミスキャン
パスに選ばれたのだが、これがまずかった。交際希望が殺到したのである。異性には
晩成だったせいもあってそれらをことごとく蹴った事が、さらにいらぬ付加価値を高
めてしまった。
 中でも同じ学科で容姿と親の財産が自慢の先輩が問題であった。もちろん由佳はそ
んな男は拒絶しまくったのだが、女にもてるのが唯一の自慢だっただけに意固地に
なったその先輩がゼミのコンパの席で由佳の酒に目薬を入れ、人事不省になったとこ
ろを犯したのである。
 由佳からすれば災難でしかなかった。人事不省でその事を本人がまったく憶えてな
いだけに否定も出来ない。さらに悪い事にその先輩は「鉄の処女」のミスキャンを落
とした事を自慢して学校中にふいてまわったのだ。不名誉の挽回の術もなくプライド
の高い由佳としては中退する事によって情けない環境から脱出する事しか出来なかっ
た。
 しかも、たった一度の体験で現在の一人息子の瑞樹を孕んでいたと判ったのは恥に
耐えきれず大学を中退した後のことである。それでも中絶しなかった姉を里佳は偉い
と思う。個人的感情が退学を選ぶほどだったのにも関わらず、自分の中の無実の命は
守ったのだ。里佳だったらそれでも現実から逃げ出したに違いなかった。
 その後、由佳はかねてから興味のあったブティックの世界に入った。新宿の有名店
でマヌカンとして修行した後、二十五才で父親に出資してもらって吉祥寺に自分の店
を開いたのである。
 もちろん努力も相当なものだったが、何よりこの方面の才能に恵まれていたのであ
ろう。店は見事に成功した。
 続けて手を広げ続け、今や新宿と池袋、青山にも店舗を持つオーナー様である。今
度、赤坂に支店を開く予定だ。今までは十代から三十前の女性をターゲットにしてい
たのに対し、今度の赤坂店はもっと上の年齢層を狙うという新分野への挑戦もあっ
て、最近は結構忙しい毎日のはずであった。
「だからさ。うちで修行して、あたしを手伝えるようになってよ。いずれはどっかの
店を任せたいんだからさ。霧子の元で修行すれば三年で一人前になるまでしごいてく
れるわよ」
 “霧子”とは吉祥寺店を開いた時に雇った最初の店員の事である。両親を交通事故
で無くし、八歳違いの弟を育てるために、高校を中退して就職した感心な女性だ。そ
んな逆境にもめげず、たいそう努力家で有能で、今では由佳の右腕として青山店を任
されている。子供の頃の傷をいまだ克服できず、一人で買い物も出来ない里佳にすれ
ば尊敬するしかない立派な女性であった。
「まあ急がなくても良いから考えといてね。あたしとしては里佳が家にいて家事を全
部やってもらえるのは助かるけど、それじゃあ里佳の人生がわびしすぎるわ」
 好意からに違いない由佳の台詞を里佳はまだあいまいに笑って聞き流す事しかでき
なかった。

 その日の晩、息子の瑞樹が二階の由佳の寝室に忍んで来たのは里佳が寝静まってか
らであった。
「――――――」
 瑞樹がドアを閉めると同時に由佳は飛びつき、その唇にむしゃぶりついた。母と子
のものではない濃厚なキスをしながら、真っ赤なネグリジェで覆った大柄で豊満な女
体を押し付ける。特に瑞樹の腰にこすりつけられた股間の中心は、すでに、しかも黒
いパンティごしに判るぐらいねっとりと糸を引いていた。
「……どうしたんだよ。こんなに急に」
 濃厚な実母の触感に対し、瑞樹の反応は落ち着いていた。キスをやんわりと離しな
がらも身体をゆすって密着した母の胸や股間をあざといまでに刺激する。とても十五
歳のものとは思えない巧妙なじらしであった。
「もう、いつまで待たせんのよ!母さん、待ちくたびれて瑞樹のあれを想像してもう
二回も指だけでいっちゃたわ」 
 それもそのはずであって、この二人はもう何年も前からこう言う仲なのである。
きっかけは男嫌いのはずの由佳が、一緒に風呂に入っていたまだ小学生だった頃の瑞
樹の勃起を見た事からであった。その時の驚きとときめきからこのようになるまでは
そう時間はかからなかった。
 ちょうど瑞樹も性に興味を持つ年頃だったし、また由佳もいざ愛のあるSEXを初め
て味わってしまうと今までの反動かたいそう貪欲になってしまい、今では日に最低三
度はSEXを欠かさない関係であった。
 そう、今までは―――
「しかたないじゃないか。叔母さんが今夜から同居するんだから。今までのように家
の中ならどこでもいつでもと言うわけにはいかないよ」
「だってぇぇ。母さん、瑞樹のあれがないと生きていけないのよ。里佳を引きとらな
きゃならないのは判ってんだけど―――これからは深夜だけのHなんて拷問だわ」
「昨日も今朝もたっぷりやったでしょ」
「一日中でもしていたいんだから!」
 そう言い放つと由佳は瑞樹の前に膝まづき、遮二無二にトランクスを引きづりおろ
す。その中から飛び出しナイフのように、しかも大きな肉棒が飛び出た。すでに半分
以上固くなっているそれを由佳は両手で握り締め嬉しそうに頬ずりする。そしてかっ
ぽりと口に咥えた。
「何か激しいね。今夜は」
 音を立てて吸い込む母のフェラチオに瑞樹は嬉しそうに目を細めた。素早くTシャ
ツを脱ぐ。あらわになった身体は母の店のモデルもやっているだけあって細身だが、
その体力のほうは、SEXに貪欲な由佳を毎日満足させられるくらい強靭である。その
肉棒も可愛い顔に似合ないくらいにいかつく、狂暴であった。
「ああぁ。瑞樹の味だわ」
 息子の肉棒をていねいに舐め口中で味わいながら、うっとりとして由佳は思った。
昨夜から今朝にかけて絞りきるほどに堪能したのに、もう今夜は固さと勢いを取り戻
している。それが実母の女体を求めているせいだと思っただけで股間がたまらなく
なった。
「ねぇ・・」
 一通り舐め終わり、瑞樹の肉棒がかちんかちんになると由佳は口を離して甘えた声
を出した。
「もうかい。僕、まだおっぱいも舐めていないのに」
「そんなのは後でたっぷりしてあげるから!いいからしてよ!どんな体位でもいいか
ら!」
 目の色が変っている母の訴えに、瑞樹はにやりと笑うとそのまま由佳の身体を押
し、ベットに仰向けにさせた。ネグリジェとパンティは由佳が自分から素早く脱ぐ。
瑞樹はあらわになった母の見事な女体にゆっくりとじらすようにおおいかぶさりなが
ら、肉棒の先端で秘肉をやんわりとつついた。熱いまでの愛液がたっぷりと触れた部
分を濡らし、すぐに先端が秘肉を割って肉襞の中に入る。これ以上の前戯が無くても
十分のようだ。
「いくよ」
 ぐっと瑞樹が腰を沈めた。息子の肉棒が母の肉壺にぬるんと音を立て、一気に全部
が突き刺さる。由佳の口から悲鳴のような喘ぎが大きくもれた。
「あぁぁん・・これよ。これが欲しかったのよ・・み、みずき・・いいわぁぁ」
 母の喘ぎを楽しみながら瑞樹は腰を強く動かした。肉壺を削るように肉棒を回し、
浅くついてじらしたかと思ったら、深く突き刺して悲鳴を上げさせる。こう言う時の
母は少々乱暴にしたほうが良いのは経験で知っていたから、手加減はしない。そんな
息子の攻撃に由佳は死にそうな声でよがり上げた。
「駄目だよ。そんな大きな声を出しちゃあ。叔母さんが目を覚ますかもしれないよ」
 そう言われても由佳に聞く余裕など無い。肉壺から全身をしびれさせる快感に、下
から必死で息子の身体にしがみつくだけである。もっとも言っている瑞樹もペースを
落とすことなど一切無く、むしろかえって動きが激しくさえなっていた。
「ひ、ひぃぃ・・み、ずきぃぃ。いくぅ、か、かあさ・・ん、いっちゃうぅぅ」
 たいした時間をかけずに由佳が絶頂を迎えそうになった。しがみついている瑞樹の
背に爪が突き刺さるほど力が入る。もちろん無意識の上でだ。
「いって・・いっしょにいって。お、お願い、かあさんといっしょに・・」
 快感に震えながらの母の懇願に、瑞樹は一瞬どうしようかなと考えた。ねっとりと
からみつく母の肉壺の絶妙の感触と、ちょっと張り切りすぎた事によって、感電した
ような快感が肉棒から脳髄に直通している。いつもよりは短いがそろそろ限界かもし
れなかった。
「み・・みずきぃ!」
 由佳の意識が真っ白になって絶叫したと同時に瑞樹も爆発した。どくどくと音を立
てて息子のミルクが母の肉壺に注ぎ込まれる。由佳は朦朧とした意識の中でその感触
だけは何故かはっきりと堪能していた。

「あぁぁ。ずっとこうしていたいわ」
 最初の肉交が終わったままで抱き合いながら由佳はしみじみと呟いた。ミルクを出
し終えた肉棒はやや小さくなったとはいえ、まだ母の体内から抜かれていない。瑞樹
の胸の下では由佳の豊かな乳房がへしゃげながらも自己主張している。その乳首はま
だ固いままだ。
「僕もだよ。母さん。母さんの中に入れている時が一番いいんだ。学校でもどこでも
ずっとそう思っているくらいに」
「本当?母さん、うれしいわ―――でも、これからは隠れてやらなければならない
分、時間も回数も減るのよね」
「またあの温泉旅館に行けばいいじゃないか。あそこなら人目を気にせずに思いっき
り姦りまくれるよ」
 先ほどの余韻と今の息子の身体の蝕感にうっとりとしながら話す由佳に対し、瑞樹
のほうは余裕がある。微妙に腰を動かしやや柔らかくなった肉棒をそろそろと使い始
めていた。
「そうよね。あの旅館はあたし達みたいな家族しかいないから楽しめるんだけど――
今までのように毎月行くってわけにはいかないじゃない」
「あそこの女将さんがどこか海外の島を買って支店を作るって言っていたよ」
「そうじゃなくて!里佳を一人でほっておけないでしょう。毎月、母子だけで温泉に
行くと言うのも不自然だし……!」
 急に瑞樹が由佳にかぶさりキスをした。下半身もそうだが、毎日、母で鍛えている
だけあってこちらも上手い。その舌使いを由佳はとろけるまでに楽しんだ。
「叔母さん。やっぱり男性恐怖症なの?僕には大丈夫だったじゃない」
 ようやくキスを終え、その感触に浸っている由佳にさりげなく瑞樹が質問した。
「…そうよ。瑞樹のほうが例外なの。明日、近所にでも出れば判るわよ」
「恋人を作った事も無いの?」
「そう」
「じゃ処女?」
「そうなんじゃない」
 言うと同時に瑞樹が腰をやや大きく動かした。その感触に気を取られて由佳は瑞樹
がにやりと笑った事には気づかなかった。
「あら?今、母さんの大事なところで乱暴しているのは誰?」
 悪戯めいて言う由佳に乗った振りをして瑞樹は母の大きな乳房にむしゃぶりつい
た。両手で揉みしだき、口は右の塊の先端を咥える。すでにそこは舌では曲げられな
いくらいに固かった。
「あぁぁん!」
 嬉しそうに声を上げて由佳は両手に力を入れた。ぬるぬるの肉壺では、さっきから
入れたままの息子の肉棒が十分な固さを取り戻している事が感じられる。このまま二
回目にいけるだろう。しかし、それでは一方的に息子をむさぼるだけで悪いような気
もした。
「ね!おっぱいもしたいんでしょ?はさんであげるわ」
「ほんと?でもかあさんの下のよだれを飲むのもいいかな」
「もう、馬鹿!」
 結局、肉棒を抜き、パイずりにうつった。由佳のバスケットボールのような乳房の
得意技である。瑞樹はこれが大好きでこれをすると最後の一回の後でもさらにもう一
度勃起するほどだ。
 ニ回戦はすぐに開始された。

 翌朝、由佳がベットを抜け出たのは9時を過ぎてのことだった。さすがに社長だか
ら出勤時間は自由であり、鷹揚なものだ。土曜日で学校が休みの瑞樹はまだ寝てい
る。今までだったら起こすのを口実に朝だちの肉棒をたっぷりとフェラチオしに行く
ところだが、今朝からはそうもいかないのだ。
「おはよ。ご飯は?」
 まだぼんやりとした頭で由佳は食卓についた。昨夜は四回も息子の濃厚な攻めを受
けただけあって、腰の辺りが半分くらい浮いた感じがする。
「はい、どうぞ」
 すでにキッチンにいる里佳が大きな丼と味噌汁、それにベーコンエッグの皿を並べ
た。由佳の朝の定番で、半熟のベーコンエッグに塩胡椒を振ったものを丼飯にのせて
一気にかっ込むのである。“朝はたっぷり食べ、昼はたっぷり仕事し、夜はたっぷり
楽しむ”と言う由佳らしい朝食であった。
「ああ、お腹空いた」
 そう言うと淑女にあるまじき勢いでかっこみ始めた。里佳が黙って座る。何故か距
離をおいている事も思いつめた表情でいる事も食事に夢中な由佳は気づかない。
「……姉さん!」
 急に大きな声を出されて由佳は味噌汁をむせそうになった。げほげほと咳をする姉
に里佳が黙ってタオルを渡す。
「あーーびっくりした。口にものを入れている時に急に大きな声出さないでよ。何
だって言うのよ」
 やや真面目に由佳が抗議したが、里佳のほうは半分も聞いていなかった。言わなけ
ればならない事を言う事だけを思いつめているのである。
「あのね、姉さん。あたし、あんな事は良くないと思うの」
「は?」
 言われた由佳にとっては唐突で何の事か咄嗟には判らなかった。
「なに?何のこと?朝、寝坊したこと?だってあたしオーナーだし……」
「違う!昨夜の瑞樹君との事よ!」
 真っ赤な顔をしている真剣そのものの里佳を見て、ようやく思い当たった。
「ああ、あれね。あの事ね―――あーはーはーは――」
 里佳には隠すはずだったのにもうばれてしまった。考えてみれば昨夜あれだけよが
り声をあげたのだから当然である。見なくても誤解しようのない声だったのだから。
由佳は多少の後悔を込めながらも仕方なく声を立ててわざとらしい愛想笑いをした。
「あーはーはーじゃないでしょう!」
 里佳は真剣だった。目が怖い。愛想笑い如きでは誤魔化されないらしい。
「信じられないわ。あんな事しているなんて!」
「ま、ま、ま。そう言わないでよ。そりゃあたしもちょっと恥ずかしいと思っている
けどさ」
「母と実の息子よ。近親相姦なんてそんな変態みたいな事を二人がしているなん
て……」
 今まで笑って誤魔化そうとしていた由佳の顔が急に真面目になった。
「ちょっと待って。変態だなんてあたしは別に思っていないわよ」
「でも……」
「はっきり言うけど瑞樹は確かにあたしの息子だけど、それ以上に今はあたしの旦那
様よ。瑞樹も妻だと認めてくれているわ。そりゃ世間には言えない仲だけど、お互い
罪悪感も無く、納得している。
 何より愛し合っているのよ。あたしは瑞樹以外の男を好きになったことはないし、
瑞樹もそうだと言ってくれたわ。だから、誰に迷惑をかけているわけでもない以上、
ここから先はあたしと瑞樹の自由じゃなくて?」
 強く、何よりも自信を持って断言する由佳に里佳は固まってしまった。責める気力
が一気になえたのも、姉妹と言う力関係だけではない。由佳の気迫が里佳の常識をひ
るませたのだ。 
「でも、遺伝とか……」
 そう反論しかけて里佳は自分の口を慌てて押さえた。重度の難産で瑞樹を産んだ由
佳がもう二度と妊娠出来ない身体になっている事を思い出したのである。これは言っ
てはいけない事だった。
 しかし、遺伝以外に母子相姦を否定する理屈がにわかには思い出せない。いや、そ
れでは遺伝問題さえクリアすれば近親相姦は悪くないと言う事になるではないか。何
か言わなきゃと思いつつも里佳は言うべき台詞が出てこなかった。
「とにかく里佳も含めて誰にも迷惑はかけないわよ。だからこの件についてはもうこ
れ以上言わないで。どうしても目障りだと言うのなら、やり方を考えるから。
 それから、もちろん他人には言わないでよ。あたしは瑞樹とのことだから何でも耐
えるけど、あの子の将来の障害になるのだけは避けたいからね」
 固まってしまった里佳にそう言い放ち、急いで朝食を終えると返事も待たずに由佳
は出勤していってしまった。後には呆然と椅子から動けない里佳だけが残される。

 瑞樹が三階の自室から降りてきたのは十時近くだった。起こす人がいないのを良い
事にたっぷり朝寝を楽しんだのである。寝巻きのままで顔と口を洗って食堂に入り、
まだ呆然と座ったままの叔母を発見した。
「何やってるの?叔母さん」
 声をかけられて慌てて里佳は立ちあがった。反射的に頬が赤くなる。視線の先で母
の店のポスターのモデルをやっているほどの端正な顔が微笑んでいた。
「あ、朝ご飯ね。す、すぐ作るから」
 急いでキッチンに向かったのは顔を合わすのが恥ずかしいからである。いや身体を
見るのが恥ずかしいのだ。実は昨夜、里佳は母子の濃厚なSEXを覗いており、瑞樹の
しなやかな裸もいきり立った肉棒もはっきりと見てしまったのだ。自分が未経験なの
はもちろん他人のSEXを見たのもあれが人生最初であり、何度、追い払っても目も前
にあの光景がはっきり浮かんでくるほどの衝撃であった。そしてその一人である瑞樹
のゆるやかなTシャツから綺麗な肌が見えただけでその事をまたしっかりと連想して
しまったのである。
 瑞樹が母の半分ほどの朝食を食べ終える間、二人は無言だった。里佳は何と言って
良いか判らなかったし、いつもの母の朝の口姦がなかった瑞樹は今一つ頭がさえず、
ぼうっとしていたからである。
「じゃ、昨日の約束どおり近所を案内するよ」
 食べ終えて緑茶を飲みながら瑞樹が軽く言った。里佳には咄嗟に何のことか判らな
かった。
「一応、僕が使っている商店街とスーパー、後は郵便局とか銀行でいいね?」
 そこまで言われてようやく里佳は思い出した。昨日の夕食の時、瑞樹に近所を案内
するよう由佳が命じていたのだ。確かに昨日引っ越してきたばかりの里佳には教えて
もらわなくては困る事である。しかし―――
「あ、あ、あの。いいわよ。そんな……」
 昨夜のあれを見て、今朝、由佳に宣言されたばかりである。まだ気持ちの整理がつ
くわけが無い。瑞樹を責める気はないけれど、その瑞樹と二人で外出するなど恥ずか
しいやら困ったやらで――――
「?何かいけない理由でもあるの?掃除とかはもう終わっているでしょう?」
 ここで咄嗟にでも口実をだすべきだったが、里佳には思いつかなかった。あどけな
く首を傾げる甥の不思議顔の前で上手い嘘をつけるほど箱入りだった里佳はすれてい
ない。
 結局、着替えてから二人連れたって外に出た。
 家を出ると瑞樹は自然に里佳の手を握った。昔―――瑞樹が幼稚園の頃からと同じ
構図である。男性恐怖症の里佳が唯一触れる男が可愛い甥の瑞樹なのであった。
 しかし、あの頃とは違い瑞樹は背も里佳より高くなり、外見も可愛いというより男
として魅力的になっている。何より昨夜の記憶が里佳の顔中を真っ赤にさせた。手を
離してもらいたいが、こうも無邪気に握られると振りほどくのもしにくい。淫らな事
を連想している顔を見られないようせいぜい下を向くしかなかった。
「あれがいつも行くスーパー。ここの通り沿いにあと二軒あるけどここが一番品揃え
が良くて値段も下げる。で、この角を曲がると昔ながらの商店街で、野菜と果物は
こっちで―――」
 叔母の困惑にはまったく気づかず瑞樹はどんどん案内していった。土曜の昼と言う
事もあって周囲には人が多い。そんな中で、何と言ってもこの美男美女のカップルに
は道行く人の注目が集まるが、見られなれている瑞樹は気にもしない。しかし里佳の
ほうはこのように男連れで他人に見られるのは初めてであり、もう耐えられないほど
恥ずかしく、顔を人のいないほうばかりに向けていた。
 すがる気持ちがでたのであろう。握っている瑞樹の手が白くなるほど里佳の掌には
力が入っていた。ちょっと痛いはずだが瑞樹は何も言わない。男性恐怖症からの緊張
だろうと好意的に考えているのである。
 しかし、そうも言ってられない事件が起きた。ちょうど商店街の中のゲームセン
ターの前に通りかかった時である。
「みずきぃ!」
 突然、悲鳴のような叫びが、しかも複数聞こえた。驚く里佳のまわりに、ばらば
らっと人影が走りこんでくる。由佳が気づいた時には二人は周囲を十人以上に囲まれ
ていた。
「ちょっと、誰よ、この女!」
 悲鳴と言うより怒声である。囲んだ中の一人が叫んだ。見れば女――瑞樹と同世代
の少女なのだろう。皆、それ風の厚底を履いている。囲んだ女たちの過半数のガング
ロは化粧がすごすぎて同性の里佳にも年齢は判らなかったが。
「勉強と仕事が忙しくて当分フリーにするんじゃなかったの!それを何さ、あたし達
の誘いを断ってこんなババアなんかと!」
 最初のとは違うガングロが怒鳴った。二十三で化粧も薄い里佳をババア呼ばわりす
るところを見ると確かに瑞樹と同世代なのだろう――――などと冷静に考えている場
合ではなかった。里佳は殺意すら感じる周囲の視線に気づく。女子校育ちだから女の
怖さは知っていたはずだが、考えてみれば男を取り合う怖さのほうは今が初体験で
あった。年齢はあっちが下でもその怖さは本物で里佳は一瞬で怯え、ひるんでしまっ
た。無意識のうちにも瑞樹の背に隠れようとする。
 それがまた周囲の女の子達の反感をあおったらしい。一斉に罵声と詰問が二人を取
り囲んだ。
「うるさい!」
 瑞樹が一喝し、女の子達を黙らせた。同時に里佳をかばうように位置を素早くずら
したのも見事である。
「この人は里佳さんと言って、母さんの妹!つまり俺の叔母さん!昨日から家に同居
する事になったんだ。俺の正真正銘の家族なんだから無礼をしたら許さんぞ!」
 優しげな外見からは想像も出来ない毅然とした態度である。思わず里佳はぽかんと
見とれてしまった。
 女の子達もこう説明されてはこれ以上文句のつけようもないのだろう。“叔母さん
のくせにべたべたと――”と思った者もいたようだが、瑞樹の家族をけなしたりして
瑞樹に嫌われたくはないようでそれ以上は言わなかった。
 ただ戦法は変えてきた。
「じゃ、今日は暇なんだろ?あたし達、これから瑞樹のママのブティックへ行くん
だ。一緒に池袋にいかない?」
 一変して媚びモードである。それも十人以上でだ。聞いてはいたが瑞樹はそうとう
にもてるらしい。
「駄目。叔母さんを案内しなきゃいかないから」
「そんな事いわずにさあ、そっちが終わってからでもいいんだから。夜になってもOK
よぉ」
 瑞樹も折れないが女の子達も諦めない。間に入った形の里佳もどうしたら良いか判
らなかった。何事かと周囲には人だかりまで出来ている。
「叔母さん、行くよ!」
 突然、瑞樹がそう言って里佳の手を強く引いた。そのまま女の子達の包囲の隙間か
ら飛び出、一目散に走り出した。
「みずきぃっ!」
 後ろから十以上の悲鳴が上がり商店街のアーケードに響き渡ったが、瑞樹は脚を止
めず、引きづられている里佳も止まり様がない。女の子達は追いかけてきたが、厚底
のブーツが致命的で二人を見失うのに大して時間はかからなかった。

 しばらく走りつづけてるうちに里佳が音を上げた。といっても一キロも走っていな
いのだが、そこは箱入りでろくに運動していない里佳である。女の子達を完全に引き
離していたので瑞樹は安心して、側の公園のベンチにつれていった。
 里佳がベンチに腰掛け息を整えている間に瑞樹が自動販売機でスポーツドリンクを
二つ買ってきた。ワイルドな母親と二人暮らしだったからこう言う点は実に良く気が
つく。その一つを開けて里佳に差し出した。里佳は無言で受け取り一気に飲む。瑞樹
が隣に座った。
「………………」
 やっと落ち着いた里佳はふと会話が途切れていることに気づいた。見ると瑞樹は機
嫌よさそうに向こうに座っているカップルを観察している。何かもめているようだ。
「瑞樹君、もてるのね」
 里佳は何か言わねばと思って、一番つまらない話題を出してしまったような気がし
た。しかし、瑞樹は顔色も変えずに会話に乗った。
「別に……もててるっていうじゃなくて――ポスターのモデルをやっている男の子を
連れて歩きたいって連中だよ。あいつらは公立小学校時代の同級生とか上級生、下級
生で昔からああだった。それにああ言うのは好みじゃないから、たとえ本気でも僕は
全然嬉しくないな」
 カップルのほうを見ながらのさりげない言い方だったが、聞いたほうはどきっ!と
した。何故か昨夜の光景が眼に浮かぶ。次の質問は言わない方が良いと思いつつもつ
い口から出てしまう。 
「………じゃ、好みってどんな女の人?」
「まあ――しっかりしていて可愛くてかなあ」
「………姉さんみたいな?」
 ふいに瑞樹が振り向いた。なぜここで母の名が出るか判らずきょとんとしている
が、その視線があった瞬間、里佳は動揺して顔色を変えてしまう。瑞樹はさっきの質
問とその反応だけで全てを悟った。
「ああ、僕と母さんのことをもう知っているんだね。叔母さん」
 おだやかな言い方だった。由佳と違い恥ずかしそうでもない。里佳はそのおだやか
さに引き込まれるようにうなずいてしまった。
「ま、いつかばれると思ったけどね。驚いた?母さんには言ったの?」
「うん………」
「母さん何て言っていた?」
「瑞樹君は確かに息子だけどその前に旦那さまだって」
 瑞樹はにっこりと笑った。その笑顔があまりにも純で、それだけでも里佳はこの二
人はもう二度と責めまいと思ってしまった。
「まあ、世間には言いにくい仲なのは自覚しているよ。でも僕も母さんもお互いがい
なければ、何の意味もないまでの存在なんだ。許してよ」
「許すだなんてそんな……」
 妙な事だが里佳は子供をいじめているような罪悪感を感じてしまい、うろたえた。
そんな里佳に瑞樹はもう一度にっこり笑い―――素早く頬にキスをした。

 三人の生活はその日から変った。もう里佳が誰かを責める事はなくなり、母子も悪
びれなくなった。一応、暗黙のルールでキス以上を里佳の前ではしないと言う事に
なったが、由佳に後ろから抱きつくように瑞樹が密着してテレビを見たり、テーブル
の下で互いの身体をまさぐったりはしていた。まあ、これくらいなら里佳も見て見ぬ
ふり位はできるだろう。
 瑞樹が堂々と母の寝室で寝るようになり、二人で長時間入浴するのも日常化したの
で由佳も欲求不満を感じなくてすむようである。休日などは母子で外出してブティク
ホテルで楽しんでもいるらしい
 しかし、やがてそんな関係を変える事件が起きた。きっかけは由佳の出張であっ
た。
「出張なんて大っ嫌い!瑞樹と一晩でも離れるなんて!」
 常々そう言っていた由佳ではあったが、やはりオーナーとしての責任があり、翌
月、右腕の霧子を連れて台湾と韓国に五泊六日の出張に行った。その間、霧子と同部
屋なので瑞樹とのテレホンSEXも出来ずかなり辛かったようである。最終日は無理矢
理、最終便で帰国して十二時すぎに家へ帰り、そのまま瑞樹を担ぐようにして浴室へ
直行した。
 同じ間オナニーも我慢していた瑞樹にも異論はない。早速、浴室で一回姦ったあ
と、場所を寝室に移して二回目に取りかかった。
「ひぃぃぃっ、これよ。これがほしかったのぉぉ。もう母さん出張しない。行くんな
ら瑞樹を連れて行くぅぅ」
 正常位でぐっさりと息子の肉棒を撃ち込まれ、そうやって恥ずかしいほどよがっ
た。しかしついに絶頂に達したと同時に由佳は気を失ってしまったのである。
「母さん、母さん!」
 ゆすってみても起きそうにない。由佳が失神するのはめずらしいことではないが、
この早さには瑞樹もちょっとびっくりした。我慢に我慢を重ねていた分があったのだ
ろう。
 しかしそうすると残された瑞樹が困るのである。まだ二度目はいっておらず、肉棒
は天井を向かんばかりにおっ立ったままだ。これを一体どうしろと?
 その時、瑞樹は音に気づいた。誰かが階段をこっそりあがろうとしているような音
だ。ふいに真面目になり、寝室のドアを開く。
「あ……」
 三階に続く階段の上のほうに確かに足の先が見えた。一瞬だったが、瑞樹には判
る。里佳だ。覗いていたのか?
 かすかな足音が三階の里佳の寝室に消えるまで待って瑞樹はそっと寝室を出、三階
に向かう。階段の途中で横から光が漏れてくるのに気づいた。寝室のドアには上に明
り取りの窓があるのだが、そこから寝室の中の大きな鏡台にダブルベットの上が映っ
ているのである。
「これか……」
 正体なく眠りこけている母の裸体を見ながら瑞樹は納得した。里佳はここから母子
相姦を最初に発見したのだ。そしておそらくそれ以降の観察も――――
 瑞樹の脳裏に一つの考えが浮かんだ。

 わざと音を立てて瑞樹は里佳の寝室に入った。明かりもつける。全裸の瑞樹の身体
と部屋の中が照らされた。見れば畳の上に敷かれた布団は盛り上り、中の身体を完全
に隠している。
「寝ているのかな―――」
 それでもゆっくりと瑞樹は布団に近づいた。目が笑っている。わくわくしているの
だ。布団に手をかけそっと、しかし完全に引き剥がす。
「わぉ」
 里佳はパジャマを着て寝ていた。眠っているかどうかはわからないが、目は堅く閉
じられている。瑞樹はそれにぴったりと覆い被さった。薄く汗ばんだ身体が乗り、ま
だまだ堅い大きな肉棒が里佳の手に触れる。その熱さと触感にびくっ!と里佳の身体
が震えた。
 しかし目は開かない。顔は真っ赤になっており、心臓の鼓動が聞こえんばかりに大
きく速くなっているというのに。
 これは瑞樹にすれば見え透いていたし、それで十分でもあった。母は少々乱暴な方
が悦ぶが、叔母は初めてだから優しくしてあげなければ。
 キスは最初そっとだったが、すぐに舌が里佳の唇を割った。かすかに歯が抵抗した
がすぐにそれは止まる。瑞樹の舌は思う存分に叔母の口をねぶることが出来た。
「叔母さんの口って甘いんだ。母さんと同じ味だね」
 たっぷり遊んでから瑞樹が囁いた。里佳の舌は動かなかったがこれは寝たふりのせ
いではなく、単にどうしたら良いのか判らないからであろう。瑞樹は少女を犯すよう
な悪いときめきを覚えた。
「おっぱいはどうかな。母さんのはパンパンに張ってて、食べがいももみがいもある
のだけれど」
 そういいながら里佳のパジャマのボタンを外し、胸元を開いた。寝る時だからもち
ろんブラジャーはつけていない。由佳よりは小ぶりな、しかし御椀のように形の良い
二つの塊がぽろりと現れる。本当に未使用のピンクの乳首は左右とも堅くなってい
た。
「いただきまーす。きっと僕が初めてだよね。これをたべちゃうのは」
 まず瑞樹は右の乳房をぱっくりと咥えた。口一杯に頬張り、舌の先端が乳首をぞろ
りと舐める。
「ひいっ!」
 短い悲鳴が里佳の口から漏れた。咥えたまま上目遣いに顔を見るがまだ起きる気は
ないらしい。しかし、乳房に与えられている愛撫に耐えるように眉間に皺が寄ってい
る。
 瑞樹は両手で乳房を下からもみしだきながら、口では交互に乳首を中心に愛撫し
た。瑞樹にすれば二人目の女体だが、この乳房の吸い付くような肌触りといちいち愛
撫に応えて震える感度の良さから、一級品の女体である事は十分に判る。しばし他と
のバランスも忘れて瑞樹はおっぱいの愛撫に没頭した。
 おっぱい中をよだれでべとべとにするような執拗なその愛撫に、里佳の口からは何
度もあえぎが漏れた。瑞樹が言ったように男にこんな事をされるのは初めてである。
九才の時の暴漢は汚らわしい肉棒を押し付けたりするだけで愛撫らしい事は一切しな
かったし、その時の恐怖から男と付き合うのはおろかオナニーらしいものもした事が
ない。
 それだけに瑞樹の手と口からもたせられる快感は新鮮で強烈だった。声を押さえる
のをこらえきれないばかりか、これだけで絶頂に達しそうになる。もちろん絶頂がど
ういうものだか里佳には判らないのだが―――
 そしてついにそれが来た。胸から脳髄にまで電撃のような快感が走り、脳裏が白い
光で一杯になる。その衝撃に里佳はのけぞり、思わず両手で瑞樹の頭に抱きついてし
まった。続けてがくがくと身体が波打った。
 急に頭を抱えられて驚き、瑞樹も我にかえった。女体の反応にどうやら叔母がいっ
たのが判る。
「え―――胸だけで?いっちゃったの?叔母さん」
 衝撃の余韻にうっとりしながら里佳は両手に力をこめた。しかし、不思議な事に返
事はおろか目をあけようともしない。甥と叔母でも近親相姦であり、やってはいけな
い事だと理性が言うからである。同時に“もっとして”と言う、恐らく生まれて初め
て味あう貪欲な性欲も理性以上にある。その二つは今、里佳の頭と身体で渦巻き、
まったく整理がつかない状態であった。だからせめて目を開けずに甥が勝手にやって
いるのだと言う形にしたいのであろう。
 そこまで瑞樹には判らなかったが、胸への愛撫だけでいかせた事実には素直に喜ん
だ。同時に叔母が自分を拒絶していない事にも。母子相姦を覗いていた事から禁忌も
薄れたのだろうと判断し、SEXを思い立ったのだが、もし、里佳が拒絶したら素直に
諦めるつもりだった。なのに――
 頭を抱きかけられた姿勢のまま瑞樹はうきうきしながら両手を下げ、里佳のパジャ
マのスラックスに手をかけた。もちろん抵抗はない。それをゆっくりと脱がす。母と
は違い、清楚な純白の、しかし同じくらい染みが浮き出たパンティが現れた。
 右手をその中に優しく差し入れた。由佳よりは薄そうな恥毛をまさぐり、その下の
秘肉に人差し指と中指が触る。すでにたっぷりと愛液が出ていた。
「初めてだから一本から―――はいちゃった」
 瑞樹は中指をそろそろと秘肉に差し入れた。処女とは言えもうびしょびしょなので
すぐに第二関節まで入る。それと同時に里佳が悲鳴を上げた。瑞樹が入れた中指を
ゆっくりと動かし、まだ他の指でクリットや秘肉ぞいを愛撫するたびにその悲鳴は上
げられ、だんだんと大きくなる。瑞樹は心地よい優越感を感じた。
「もう出来ると思うけど―――まあ叔母さんの一生の記念だから」
 そう聞こえるようにつぶやくと、頭をしっかり抱きしめた両手を巧妙に外し、する
りと身体を入れ替えた。顔がパンティの前にくる、そのまま一気に両手でパンティを
脱がし、あらわになった秘肉にむしゃぶりついた。
「ひぃっ!み、みず…みずきくぅん!」
 舌で秘肉を舐められ肉壺に刺し込められる感触と、口で女の一番大事なところを愛
撫されているという事実、何よりも相手が実の甥であると言う事が絡み合い掛け合わ
されてとてつもない快感となった。近親相姦がどうこうという理性はこの瞬間飛ん
だ。あとは牡としての瑞樹を欲しがる貪欲なまでの欲望だけである。
「やっと起きたね。叔母さん」
「……みずきくん……」
 里佳の下半身から顔を上げた瑞樹の笑顔が里佳にも見えた。顔を真っ赤にしたまま
で笑い返す。確かにもうよけいな事はどうでもよかった。
「いつか叔母さんとこうなりたいと思っていたんだよ。しかも初めての男になるなん
て光栄だね」
「みずきくん……」
「何だったら最後の男でも良いよ、叔母さん」
 瑞樹が冗談めかして言ったのは里佳の顔が強張っていたからであろう。余計なもの
は飛んでいったが、さすがに初めてのSEXに対する恐怖感はある。
「大丈夫だよ。叔母さん。もうびしょびしょだから。僕のでも入るよ」
「……もう!」
「何だったら僕のもびしょびしょにしてからにする?」
 不意に身体を動かした。69の姿勢になり、里佳の目の前に赤くしなるほどに強そう
な肉棒が突き出される。これをどうするかはわかっているはずだ。毎晩、あの明り取
りと鏡台で母と子の終わりがないまでに濃厚なSEXを見ていたのだから。
 里佳はおそるおそる肉棒に手を伸ばし―――咥えた。
「母さんと同じ位あったかいね。叔母さんの口」
 やはり外から見ただけでは良く判らないらしく、里佳のフェラチオはたどたどし
い。しかし、男性恐怖症の叔母が自分だけは受け入れ、口で肉棒をしゃぶってくれる
事は躍り上がりたいくらいに嬉しかった。
「代わりにこっちもしてあげるよ―――叔母さんの愛液は母さんのより薄めだね。
やっぱり若いからかな」
 ことさら恥ずかしい事を言われて里佳はうめくような声を上げた。愛撫からの快感
とあわせて恥ずかしいけど悦んでもいるようだ。瑞樹はあせらない。里佳がリラック
スするまで待つつもりであった。
 しかし、限界は瑞樹の方に先に来た。里佳の愛撫はつたないが、やはり叔母に加え
られているというシュチエーションに先ほどの実母とのSEXの余韻などもあって、そ
ろそろいきそうであった。一瞬、このまま飲ませようかとも思ったが、さすがに初め
てでそれはやりすぎだと考え直す。
「叔母さん。いくよ」
 正常位に戻って瑞樹は若い叔母の裸体を抱きしめた。瑞樹のよだれと、里佳自身の
愛液、そして互いの汗により合わさった肌はしっとりと濡れている。そのまま肉棒を
秘肉にあてがう。里佳と目を合わせながら腰をゆっくり突き出した。
「……き、きついね」
 やはり初めてだけあってすんなりとはいかない。里佳も今日はじめて苦痛により顔
をしかめる。
 それでもなんとか肉壺一杯に肉棒全部が入り、徐々に瑞樹は腰を動かし始めた。気
を使ってはいたが里佳は快感より痛みの方が大きい。幸い、すぐにも耐えきれずに瑞
樹は発射し、里佳の身体の上に崩れ落ちた。
 肉棒からどくどくとミルクが発射されるのが痛みの中で里佳にも判る。ミルクの量
は里佳の中を一杯にするくらいに大量だ。その触感がたった今、ロストバージンした
という実感につながった。かすかにする匂いで里佳にはシーツに血がついている事も
判った。
 しかしそんな事よりも里佳の両手の中で甘えるように頬を胸に摺り寄せている瑞樹
の存在のほうが大きかった。最後は痛かったにも関わらず、今は深い満足感を感じて
いる。
 姉の由佳の言っていた事が判ったような気がした。

 それからも甥と叔母の関係は続いた。もちろん由佳に言えるようなことではないの
であくまでこっそりとである。平日の昼間は由佳は仕事に出ているのでその時間を利
用するのだ。
 瑞樹は私立中学が終わると一切寄り道をせずに帰宅するようになった。そして玄関
に入り、鍵を閉めてから叔母と甥の時間が開始されるのだ。
 たいていは玄関で互いに下を脱がされ愛撫が始まる。そのまま玄関で正常位にいっ
たり、キッチンまで移動して後背位で姦ったり、シャワーを浴びながらしたりの毎日
だった。平均すれば一日ニ回は互いの身体をむさぼっただろう。中でも里佳が一番燃
えるのは由佳の寝室で昨夜、由佳がされたとうりに姦られる事であった。
「これは母さんにもしたことがないんだ」
 と囁かれてもまた燃えてしまうのだが。
 しかし、そんな関係はついに由佳の知るところとなったのである。
 きっかけは夜のSEXだった。回数が減ったとかではない。瑞樹は昼間叔母をたっぷ
り堪能しながらも夜は実母をそれ以上に可愛がっていた。大した絶倫ぶりだが、さす
がにミルクの量と濃さまではどうにもならなかったようである。
 里佳との関係が始まって二ヶ月目で由佳がその事に気づいた。しかし、最初から同
居している叔母と近親相姦しているとばれたわけではない。外で浮気していると思っ
たのだ(普通はそうだ)。
 問い詰めてもしらをきるだろうから、まず由佳は瑞樹の帰宅時間を調べてみた。学
校が終わってまっすぐ帰ればつくであろう時間に家に電話するのである。すると常に
瑞樹は家におり、電話にちゃんと出た。たとえ里佳が忙しくて電話に出れないと言う
日でも――――
「じゃ、家に引っ張り込んでいるのかしら」
 そう思って由佳はいつも家にいる里佳に問いただした。里佳はもちろん否定した
が、その時の態度があまりにもうろたえたものだったので、逆に疑いは強まった。里
佳が瑞樹をかばっていると思ったのである。
「かくなる上は現場を押さえるしかないわね」
 そう決心した由佳はある日、いつもどおり車で出勤してから、車をオフィスにおい
たままでいつもよりかなり早く電車でこっそり帰宅したのである。車で帰れば音で家
の中から気づかれてしまうからだが、この奇襲は見事に成功し、現場を押さえる事が
出来た。
 リビングのソファに腰掛けた息子の肉棒を叔母である妹がフェラチオしていると言
う決定的な現場を。
「あんた達、なにやってんの!」
 金切り声を上げて乱入した由佳はひとしきり二人を罵倒した。あなた達を殺してあ
たしも死ぬとまで叫んだ。
 しかし、結局、折れざるを得なかった。近親相姦にとやかく言える立場ではなかっ
たし、何より瑞樹も里佳も大切な、そして最愛の家族だったからだ。
「でも良いわね。条件があるわ」
 下半身に何も着けておらず半分起きあがった肉棒が見えている瑞樹とエプロンだけ
を着て真っ青になっている里佳を見下ろして由佳は宣言した。
「まず、第一夫人はあたし!里佳は二番目よ。いい!」
 二人はうなずいた。
「それからその日一番のミルクはあたしに飲ませる事!あれは若返り美容の為なんだ
からね!里佳はまだいいでしょう!」
 反論はない。
「そしてSEXはその日里佳にした回数より一回以上多くあたしにする事!」
「OKです」
「はい……」
 瑞樹ははっきりと、里佳はおずおずと由佳の宣言を受け入れた。どちらも顔に安堵
と喜びの色がある。それが由佳には何か悔しい。
 にわかに瑞樹に飛びつき、その肉棒を掴んだ。そして下からにらみつけながら言
う。
「今日は里佳と何回したの!?」
「えっと、2回。玄関とシャワーを浴びながら」
「じゃ、あたしは最低3回!」
 そしてむさぼるようにフェラチオを始めた。みるみる瑞樹の肉棒が堅さを増す。
「叔母さん。母さんのスーツを脱がしてあげなよ」
「え?あ、はいはい」
 咄嗟に反応できない里佳だったが、言われるままに由佳の服を脱がそうとする。そ
の手を由佳が払いのけた。
「姉さん……」
「うるさいわね。最初は今すぐで良いのよ。何せ、お姉ちゃんはこれから三回も五回
も――明日、里佳の分が残らないくらいするんだから!」
 呆気に取られた里佳だったが、怒っているわけではない由佳の表情に気づき安心し
た。そしてつい茶目っ気が出る。
「あ、こら!」
 由佳が喋るために口を離した隙をついて里佳が瑞樹の肉棒にむしゃぶりついたので
ある。負けじと由佳もくらいつく。一本の肉棒を挟んで姉妹の顔が擦れ合う。睫が触
れそうな距離で視線があった。
「……しょうがないわね」
 由佳が呟いてから里佳にキスした。ちょっと驚いたが里佳も自分から舌を入れ返
す。姉とのキスはとても甘かった。
 そして、これからずっとこの関係が続くのは間違いなさそうだった。
{終}

[2000/05/09]

001さやか 30歳

人妻パラダイス
12 /02 2018
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小説(転載)  『いますから』

近親相姦小説
12 /02 2018
『いますから』

 日曜日の夕刻。早めに開けてもらった割烹料理店の広間で、佳の親族会が行われて
いた。従姉の結婚式後の流れで、久々に揃った親戚一同がにぎやかに騒いでいる。
ちょうどセットの料理もメインはほとんど出終わった頃合で、人も席を離れ誰がどこ
やらのごちゃごちゃの状態だ。
「まあ、これで子供達も半分はかたづいたわね」
 そう笑って夏子伯母がビールをぐびりと呑んだ。母の長姉でにぎやかで世話好きの
女性である。ついでに酒が大好きだ。佳はすぐにも空いたグラスに瓶から注いでさし
あげた。
「ところで佳ちゃんは幾つになったの?」
 そら来た! という“顔”はしないように気を付けながら佳はにこやかに微笑んで
みせる。
「今年で二十四ですね」
「ほう、あんたもそろそろいい年齢ねえ」
 伯母の目がきらりと光る。佳としては笑うしかないほどに予想通りの展開だ。
「で、職場とかで誰かいい人はいるの?」
「いませんよ。まだ」
「あら勿体無い。子供達の中じゃ、佳ちゃんが一番二枚目なのに」
 あはははと佳は軽く笑った。
「冗談じゃないわよ。まだなんて油断しているとあっという間よ。そりゃあ最近の適
齢期は上がっているけど、あんなのただの平均だからね。いい人がいたら年齢も何も
関係無く全力で捕まえなきゃ」
「そういうつもりでいます」
「じゃあ、なんでまだ一人なのよ」
 夏子伯母得意のがぶりよりであった。とにかく縁談のようなめでたい話が好きな人
で、いとこ達はみんなこれをやられている。「いないんならあたしにまかせなさい
!」とか言って相手を探してきて縁談を取りまとめたのも一度や二度ではない。本人
としては生きがいなのだろうが、一人じゃない――などという佳の事情が通じないの
は困ったものである。
「あらどうしたのよ。また姉さんの見合い斡旋?」
 救いの神は酔っ払って現れた。二番目の伯母冬美である。気さくで開けっぴろげな
女性で佳は好きだった。何より肩のこらないのがいい。
「斡旋なんで引っかかる言い方ね。あたしは佳ちゃんの心配をしているのよ」
「なーーに言ってんのよ。まだ佳ちゃんは若いじゃないの。これから手当たり次第に
女遊びの勉強をしてからの話よ。結婚なんてまだまだ早い早い」
 二度の離婚歴のある冬美伯母が言うと妙に説得力のある意見である。夏子伯母はも
う一度グラスのビールをぐびりと大きく飲んでから反論した。
「そう言っているうちに三十過ぎちゃった子供もいるじゃないの! 売れ残ったり、
売れ残りが嫌でババ引いたりしちゃあ可哀相でしょうに!」
 冬美伯母が手にしていたグラスを静かに卓上に置いた。
「それ、あたしへの嫌味?」
「あら、そう聞こえた? でも、それって一度目の話? それとも二度目?」
「姉さん!」
 突如として険悪な空気である。仲が悪いわけではないのだが、二人共酒が入るとと
にかく激しいのだ。姉妹良く似ているとは言える。
「ま、ま、ま、ま、まーーっ! 伯母様方。落ちついて下さい。僕の話でしょう! 
僕ならいいんです!」
 佳が似合わない大声を出して二人を左手で分け、右手で急いでビールを二つのグラ
スに注ぐ。
「何がいいのよ!?」
「そうよ、佳ちゃん。することしっかりやっているって言うの?!」
 可愛いことに素直にビールを注がれながらも二人の伯母は詰問した。しかし、二人
の予想は外れ佳はさらりと忘れていたことを言ったのである。
「僕には母がいますから」
 周囲にやや沈黙が流れた。それから思い出した様に二人の伯母はちょっと向こうで
姪っ子達に囲まれて飲んでいる自分達の妹の方を見た。
「母って春佳のことを気に――いや心配しているの?」
 夏子伯母がちょっと心配そうに問う。佳は大きくうなずいた。
「ええ。母がいますからね。結婚なんてとてもとても」
 甥っ子のおだやかな微笑に二人の伯母は顔を見合わせる。ある意味で納得したよう
だ。いや、納得せざるをえない事情があったのである。
 末の妹の春佳はかなり不幸な結婚をし、一人息子の佳が産まれてすぐに夫の責任で
離婚している。それからはずっと母一人子一人で佳史をここまで育ててきたのだ。確
かに普通の家庭よりは母子の絆の重みが違うのであろう。
「えーーと」
 自分達がした重っ苦しい想像に抗う様に夏子伯母は努めて明るい声を出した。
「お嫁さんに春佳が気がねするってこと?」
 佳はおだやかに微笑んだだけである。それが伯母達には言い難いことを暗示してい
る様に見えた。
「そりゃあ、あなた達は仲の良い母子だけど、そこまで気にしなくていいんじゃない
? 嫁姑関係なんてどこの家庭でもあることよ。春佳なら上手くやるわよ。去年買っ
た板橋のマンションは広いんでしょう? 二世代同居してもいいじゃない」
「何言ってのよ。姉さん。二世代同居なんて無理よ」
 しかし、基本的におちょこちょいの冬美伯母がいらぬ茶々を思わずいれてしまう。
やはり酔っているようだ。
「息子が望んでも嫁が聞かないわよ。『あなたと二人きりの新婚を楽しみたいわ』と
か寝倒して囁けば男なんて必殺なんだから」
「余計なことを言わないの!」
「余計なことじゃないわよ! 男なんて所詮下半身よ! 姦れる女の言うことしか聞
かないの! 母の存在なんて、姦りマンくそ女一人にも勝てないんだからね!」
「――――それってあんたの家庭の特殊事情じゃないの?」
「あーーっ! またあたしの人生の悪口を言った!」
 また暴れそうになる伯母達を佳は今度は両手で引き剥がした。
「とにかく!」
 それでもまだ牙をむきあう伯母達に佳は宣言する。
「僕には母がいます。今は結婚なんて考えられません!」
 それは落ちついた声と堂々とした態度であった。夏子伯母は『不憫だねえ。今まで
不幸だった春佳の事をそんなに大事にしているのかい』と納得し、冬美伯母は『若い
女とのSEXより実母への気配りを優先するとは孝子の鑑。あたしもこう言う息子を一
人くらい持ちたかったわ』と慨嘆する。回りで聞き耳を立てている親戚達も概ねどち
らかの感想だった。そうでなくても佳の不幸な実母への献身的親孝行ぶりは知られて
いたのである。
 だから、本当の意味は実は目元が笑っている佳と向こうで背を向けているもう一人
にしかわかっていなかった。


「ちょっと飲みすぎちゃった」
 九時頃に自宅である板橋のマンションに帰ってきた春佳は玄関でそう呟いた。久々
の宴席である。気持ち良い酒であった。適度な浮遊感で身体が心地よく揺れている。
「ママ」
 そんな母の身体を息子が後ろから支える。抱きつく様に―――いや、抱き締めて。
「ありがと。佳ちゃん」
 春佳はほほんと笑った。春佳をママと呼ぶのは二人だけの時のルールである。第三
者がいれば決してこうは呼ばない。呼ぶのは今の様に自宅やお風呂やベットルームの
ような――
「今日の結婚式、ママが一番綺麗だったよ」
 息子は後ろから母の耳元でそう囁いた。吐息と体温が感じられるくらいの距離で。
「あら、なーーに言ってんのよ。佳ちゃん。そんなお世辞――」
 そう言いながら振り向こうとした母の顔に息子の顔が重なった。紅い唇に細めの唇
が触れ、捉え、男からの舌が女の肉に突き刺さる。
「う……」
 予想外だったらしい息子の口の愛撫に母はびくんと背筋を揺らせたが、そのまま抵
抗はせずに唇を大きめに開いて侵入したものを受け入れる。息子の舌はちょっと乱暴
に母の口を思いっきり――犯した。
「もう……」
 しばらくの口淫の愛撫の後にようやく開放された春佳が甘い声をもらした。自らも
かなり応えて蠢かせていた舌で紅くぬめる唇をもう一度舐める。
「何よ。突然。ママ、まだ靴も脱いでいないのよ」
 頬を上気させているくせにお母さんぶったその言い方に息子は笑った。
「ママ。さっき聞いていたでしょう?」
「え? 何のことかしら?」
 口調だけは整えてある。息子にとってはとても可愛いい仕草であった。
「伯母さん達が僕の結婚を迫った時」
「あら、そんな事があったの」
 白々しい口調で春佳はハイヒールを脱いで部屋へ上がった。ほとんどぴったり息子
がついてくる。
「ママがいますって言ったの聞こえただろ?」
「さあ、わからなかったわ」
 春佳がホホと笑った。そんな母に息子はにやりと笑い――背後からその母の胸をわ
しづかみにつかんだ。
「キャアッ!」
「聞こえてここらへんを勃起させたんじゃないの?」
 母のCカップを大きく揉みしごきながら人差し指を乳首に当てる。服の上からもこ
りこり感が伝わった。母の口から甘い吐息が漏れる。
「ねえ、どう?」
「……聞こえたわよ」
「嬉しかった?」
 ちょっと間を置いてから春佳は小さくうなずいた。息子はにっこり微笑み、母の身
体をもう一度抱き締める。すでに布越しにも熱さが伝わってくるほどの母の女体で
あった。
「ねえ、こ、ここで――するの? あがってお風呂に……からにしない?」
 息子に抱き締められながら春佳が囁く。困惑しているような声だ。ほら、よそ行き
の服だし、朝早くからの結婚式で汗もかいているし――
「そうだね。身体を洗ってからにしようか」
 息子があっさり母の身体を離した。「え?」と思わずもらしたのはその母である。
そしてちょっと信じられない顔になった母をそこに放っといて息子はさっさとバス
ルームへ向かう。向かっている!
「どうしたんだよ。お風呂が先なんだろ?」
 むこうで振り向いた息子のからかうような声に我に返り、何故か頬を染めながら春
佳は急いで上着に手をかけた。


 息子はぽんぽんと服を脱ぐと――脱ぎ散らかすと!――そのまま母を連れもせずバ
スルームに入った。それから普通通り湯船にお湯を張っているらしい。その大きな水
流の音を聞きながら春佳は息子の服をかたずけ――その間中首をひねる。
(珍しいわね。産まれて初めてかもしれないけど疲れているかしら? あの無節操万
年発情期息子が……)
「もうそろそろ湯もたまるよ。どうしたの?」
「あ、はいはい」
 バスルームから無邪気に息子に呼ばれた春佳は慌てて残る自分の服を脱ぎ始めた。
こういう場合いつもなら楽しむ様に母の服を脱がせてくれる息子なのに――とも思い
ながら。
「お待たせ――キャアッ!」
“母として”とは言わないが、一応、タオルで前を隠しながらバスルームに入った春
佳は刺激的な――いや実は見慣れた、いやそれでも十二分に煽情的なものを見て可愛
い悲鳴を上げた。待っていた息子の腰のあたりの――もちろん突き上げる様に勃ちあ
がった大きな肉棒である。
(あ、良かった。いつも通りに元気みたい……)
 思わずそう思ってしまったが、ここで安心してよいものであろうか――母として。
「ママから先に洗ってあげる」
「え? ええ? いいわよう――」
「もう準備してるんだから、さあ!」
 このマンションのバスルームはかなり広い。浴槽も洗い場も大人の母子二人が一緒
にゆっくりできるほどだ。まあ、それがこのマンションを購入した理由の一つなのだ
が。
「座ってよ」
 息子が”どこで購入したのか聞くのも恥かしい”大きなバスマットに座らさられた
春佳の柔らかな女体を息子は前後左右から丁寧にボディシャンプーとスポンジ、タオ
ルで洗っていった。まるで赤ん坊の肌を洗うかのような優しい手つきである。まさに
極上だ。
(うーーーん)
 何か深い愛情を感じるようなそれに女らしい喜びに浸りながら――しかし、春佳は
違和感もはっきりと感じていた。
(おかしい。佳ちゃんがこんなに良い子のわけがない。洗ってくれると言うのはたい
てい口実で、いつもなら実の母のあたしの恥かしいところとか感じるところにいやら
しい悪戯を――あん!)
 ちょうどそこで息子の指が乳首の先端をこりっとつまみ、その刺激が電気のように
春佳の背中を跳ねさせる。『あら、いつもの通りじゃない』とちょっと安心すると同
時に母に愛撫する息子に安心する自分にちょっと以上に反省する春佳であった。
 母の熟れた身体と綺麗な髪を洗い、シャワーで流し終えた息子は今度は自分の番だ
とばかりに春佳の前に胡座をかく。その股間には目のやり場に困るほど大きくなった
息子の肉棒がいつものように母に向かって吼えている。身体を洗えと言うのだが、ど
うしようか。息子がやったようにクールにすべきか。命じられない限り春佳からの積
極的な愛撫はしない家庭なのに……
(どうしよう?)
 結局、春佳は出来るだけ真面目に息子の身体を洗った。股間の辺りでは大分緊張し
たが、まあ、手だけで(口もCカップも使わず)事務的に(汚れはしっかり取れる
“だけ”の程度に)洗い終える。
「一緒につかろうよ」
 シャワーで泡を流し終えてから息子が言い、春佳は頬を染めながら従った。
「熱くない? ママ」
「う…大丈夫」
 二人向き合って湯につかる。余裕がありながら、適度に母子の身体がからみあう絶
好(なんの?)の広さの湯舟だ。普通のマンションには本当に珍しい。それこそラブ
ホか“例”の温泉旅館か、“あの”南の島のホテルにしかないような嬉しいバスルー
ムである。
(そう言えばここでもたいていは――)
 と、恥かしいことを思い出した春佳の唇に、急に息子がキスをした。不意を突かれ
てそのまま受け入れてしまう。息子の舌がすぐにも赤い唇を割り、母の甘い舌を大き
く舐る。今度は春佳も強く応えて(じらされた分?)息子の舌にからませ、その口に
愛撫のおかえしまでしてしまう。
 その母子の熱いキスはどちらもが時間を忘れるくらいに続いた。
「ふうーー」
 ようやく息子の舌から開放された春佳は、湯船の中でそのままへたるように裸身を
倒し息子のしっかりした胸に預けた。その母の全裸ををゆっくりと息子が受けとめ
る。
「どうしたのよ? 急に大人になって」
 甘えるような母の声に息子はすまし顔で応えた。
「おとな?」
「前だったら玄関でもすぐママを押し倒して、“姦って”いたじゃない……」
 春佳本人は否定するだろうが、ちょっとだけ恨み節も入っている。“それを”期
待していたの? と言われたらきっと恥かしがっただろう。
「それも嫌いじゃないけどね」
「――ね?」
「今日は嬉しいことを幾つか思い出したので、ちょっと正式にしてみたかったのさ」
「は?」
 春佳には息子が嬉しそうに言っている意味がわからなかった。
「正式って?」
「僕達二人にとってだよ」
 そう言うといきなり息子は母の身体に手を回し、ひょいと抱き上げたのである。全
裸でお姫サマの様に抱かれた春佳が悲鳴を上げる。
「ちょ、ちょっと、佳ちゃん!」
「大丈夫。バスタオルは朝出る前にベットのところに用意しといたから」
 そのままの形で息子は母とバスルームから出た。春佳の腰の辺りには息子の勃起し
た肉棒が母の裸体を持ち上げんばかりに突きつけられているのだから、息子の意図は
――いや欲情は明らかで――
 でも…それならこのじらしは何故なのだろう?
(今日になって突然に万年発情期野獣じゃなくなったなんて――)
 ある意味ひどい息子だったようである。


 大きなダブルベットの寝室に春佳をお姫様みたいに運んだ佳は、母をバスタオルで
綺麗に拭き上げてから優しくベットに降ろした。
「ど、どうしたのよ? 急に丁寧になって……」
 日常とは違う扱いによく事態がわからず、ちょっと動転している母の裸体に息子が
そのままかぶさる。優しい動きだった。
「だからさっきの宴会でうれしいことを思い出したの」
 丁寧に、しかししっかりと息子が母を抱き締める。二つの裸体が同じ温度でからみ
あう。
「うれしいこと?」
「まずは僕達がもう十年たったってこと」
(……)
 言われて春佳も気がついた。
(――そうか。もう十年にもなるのね)
 少しだけ納得する。
「十四才になる前だったでしょ? 僕がママとこうなったのは」
 息子が囁く。春佳は恥ずかしそうに微笑んだ。そうだった。あの時だったのだ。母
子家庭としてずっと二人きりですごしてきた仲の良い母と子が、あいまいながらも
“男”と“女”になったのは――
「僕、今でも夢に見るよ」
「え、そう?」
「ママが未成年の、しかも実の息子を無理矢理犯したあの夜のことを」
 両者の間にしばし沈黙があった。平和的なものではない。暴言に反証を整えるだけ
の時間だ。
 そしてにわかに母は息子の頭に空手チョップをかました。
「違うでしょ!」
  春佳は真剣に叫んでいる。
「犯したのはあなたじゃない! 風呂上がりで無防備なとこにお酒飲ませて油断させ
て――ママ、どれだけ恥かしかったか……」
「ぶーー。それは違う。思春期の中学生の前で不用意に肌を見せたり抱きついたりし
て誘っていたのはママ。僕はそれに健康的に反応しただけ」
「な、な、何が健康的よ!」
「健康な男として当然の反応。ママだって自分の裸に勃起してもらえたら嬉しいで
しょう?」
「嬉しいとは言わない!」
 これでも――母なのだから。
「でも、あの時、すごくママ燃えたじゃない」
 う――と詰まる春佳である。それを言われると辛い。あの時はそうだったのだ。
『母子相姦』という普通の家庭ではあってはならない異常事態というのに、母の春佳
はほとんど抵抗できなかった。それどころか『愛している』と囁く息子に自分から足
を開きすらしたのである――
「で、でも―――」
「でも?」
「あの時は恥かしかったのよ……」
 ちょっと声が小さくなった母に息子はにっこり笑った。笑いながら手を母の裸体に
動かす。湯上りの肌の上気した熱さとしっとりとした感触が心地よい。
「僕は嬉しかったよ」
 指先で右の乳首を軽くつまむ。あん――と母の口から可愛い声が漏れた。
「そしてあの時からずっとママとSEX出来るようになったんだ。今思い出しても夢み
たいなことだよ。ママが僕の為にずっと“女”になってくれたなんて」
 息子の甘い囁きに春佳は口を閉じた。恥かしいから返事はしてやんない。乳首から
乳房全体へ広がりつつある息子の愛撫に歯を食いしばっているからだけではない。
「ねえ、ママ。もうママとのSEXって一万回くらいしたかなあ?」
 無邪気な息子の質問に春佳はちょっとだけ笑った。一万回と言う数字がおかしかっ
たのだ。日常的にはあまりにも多すぎる。いくら十年たったとは言え、あれから毎日
のように――
 ちょっと待ってよ。十年と言う事は三百六十五日の十倍ということで――
「痛いっ!」
 今度は結構力を込めた母の空手チョップであった。
「なにするんだよ!」
「うるさい! 洒落になってないでしょう! 毎日毎日ママを犯して――しかも一回
では絶対に終わらず、休みの日なんかは服も着せてもらえず――ヒッ!」
 息子の中指が急に母の秘肉を襲ったのである。先の方がするりと入る。ねっとりと
した愛液が息子の指にかき回される恥かしい音が春佳の耳にも聞こえた。
「この…ひ、卑怯者…身体に訴えるなんて――」
「恥かしい話をするとすぐ濡れるのはいつも通りだね」
 息子が母の耳元でくすくす笑った。
「もう十分欲しいんじゃない?」
「う……」
「じゃあ、一万と一回目ということで」
 息子の指が抜かれた。微妙にだが母の腰がそれを追ってしまい、春佳はその自分の
はしたなさに首筋まで真っ赤になる。
 息子が母の身体にもう一度覆い被さった。腰が添えるようにあてられる。その中心
の肉棒はもう内側から張り裂けそうなるほどに固く熱い。
「入って良い?」
「も、もう……じらさないで…」
 息子の腰がぐい! と突き出され、その肉棒が母を真っ直ぐに貫いた。母という熱
湯に息子と言う灼熱を突き刺した音を、春佳は自分の嬌声と共に聞いた。


 最初の時は童貞だったはずの息子だが、今は実母の女体を知りつくす一匹の悪魔で
ある。若さは激しさと卑猥に、熱愛は執拗と淫靡に成長していた。そして今夜も春佳
の裸体をもってそれを証明されるのだ。
「い、いい!」
 息子の腰のねっとりとした動きに春佳は悲鳴を上げ、両手でしがみつく。母の肉襞
を息子の肉棒が丁寧にえぐる感触が背骨に響くほどにいやらしい。もうすぐにもいっ
てしまいそうだった。
「ぐちゃぐちゃだね。ママのここ」
 息子が耳元に口を寄せて囁く。両腕は逃げられないように母の女体をしっかりと抱
き締めている。だから息子の腰の動きを春佳の秘肉は飲みこまなくてはならない。初
めての時よりさらに逞しく成長した息子の肉棒を根本まで刺しこまれ子宮の奥まで犯
されているのだ。
「それにこりこりもしている。まるで離さないって感じで――気持ち良いよ」
 今夜はすぐ暴れたりはしない気らしい。春佳は熱い思いでぞっとした。こう言う時
の息子は母の女体をまずは丁寧にそして執拗に苛むのである。それこそ、快感で意識
を失うまで――そしてそれで終わりでは無いのだ。
「け、佳ちゃん――」
 火種から大火におこすような息子の濃厚な愛撫に抗い、春佳は辛うじて喘ぎ以外の
声を出した。
「どうしたの? ママ」
「あ、あの……あんっ!」
 こうして喋っている間にも息子の肉棒は止まらない。
「いつも通りに感じて絶頂ってよ」
「そ、そんな…こんな…すぐに――」
「伊達に一万回も姦ってないよ。ママの身体はぜ~んぶ知っているんだから」
 勝ち誇った牡の声であった。口惜しい。牝はともかく母としては。だが、熟れきっ
た秘肉を執拗にえぐる快感に母の威厳も牝の狂乱と化すしかない。
「あ、あ、あ、あ――いいっ! そんな、そ、そ、そこまで――!」
「じゃ、ここはどうかな?」
 息子の歯が乳首を噛む――と同時に指がクリトリスをつまんだ。それぞれ同じ位に
微妙な淫らさで。弱点はわかっているのだ。春佳の悲鳴がさらに上がる。
「いやあ…だめえ…感じすぎちゃうぅ――そんなに一杯…」
「じゃ、腰だけにしようか」
 ぐいん! と擬音つきで息子の腰が突き上げられ、春佳は背中まで突きぬけるその
感触に頭まで痺れる快感を受けてついに声をからす。『いや! 死んじゃう!』とい
う台詞は喘ぎにしかならなかったが、死ぬかと思ったのは本当だ。
「何回絶頂ってもいいんだよ。ママ」
 耳に口を押しつけて息子が優しく囁いた。そうしながらも腰の動きは狂暴で息子の
肉棒は凶器のように母の身体をえぐっていく。春佳は脳裏が真っ白にまでいく快感
に、さらに立て続けに絶えなければならなかった。
「あ、あ、あ、あ、あああぁ―――っ!」


 息子は“今日の”一度目が終わった放心状態の母の裸体に優しく両手をからませ
た。そのまま醒めるまで頬をよせるように抱き締める。母にはわからないだろう。
“最初の”あの日の“最初の”一回目の時と同じ光景であることを。
 あの時、まだ母より小さかった息子の身体が今ではその母をおおわんばかりに成長
している。二人のこの十年と言う時間は、保護する者を保護される者へ、愛する者を
愛される者へと変えたのだ。成長と言う流れによって。
「あ…」
 ようやく醒めた春佳は息子の手の中でしばらく浸るようにまだぼんやりしていた
が、やがて、身体を下へずらした。息子も抵抗はしない。残っているのだ。この二人
にとっての――母のお勤めが。
「綺麗にしてあげる…」
 春佳は横たわっているままの息子の上にかぶさり、その肉棒に触れた。優しく、手
と――舌で。
「あんまりやりすぎないでね。ママのフェラ最高だもん。出すぎちゃ困る」
 からかう息子の声が恥かしい。でも、習慣なのだ。一回目の後に、母の秘肉をかき
混ぜた息子の肉棒を母が舐めあげてあげるのが。
(もう――)
 淫らな行為だと言うのは春佳もわかっている。平日のどんな時に思い出しても赤面
してしまうくらいだ。ましてこの二人きりの世界においては“してあげる”と決めた
だけで股間がひたるほどの愛液が秘肉の狭間から洩れてしまう。これをやると肉棒も
すぐにも元気になるのだから息子もわかってはくれているのだろ。
(あ――もう、ちょっと大きい――)
 息子に見せられたいけないビデオの母親役の女優のようにまずは舌で息子の肉棒を
端から端まで舐める。先端から棒までがすでにしっとりとしているのはさっき存分に
暴れまわった母の中でしみついた春佳自身の愛液だ。それに今度は唾液がねっとりと
まざる。息子の肉棒は女のようにたっぷりと濡れた。
(じゃあ――)
 最後に一度、肉棒の先端の拳みたいな塊にキスして――から口に含んだ。それから
両手で肉棒を支えながらゆっくりと飲み込んでいく。簡単ではない。すぐ大きくなる
し、そうするとちょっと口元が狂うとそれこそ窒息してしまいそうになる。“初め
て”してあげた時よりも、息子は何回りも成長しているのだ。
 それでも春佳は一心に息子の肉棒を口で受け止める。母としての愛情をたっぷり込
めて。
(――成長期が終わって本っ当に良かった)
 ようやく息子の肉棒が口一杯になった。母の口が咥えたというそれだけでもうがち
がちなのだ。そのまま微妙に舌と頭を動かし、さらに吸う。母の口内の肉と涎とが立
てるびちゃびちゃした音がたまらなくいやらしい。息子の肉棒を吸う母という自分が
淫らだ。しかも悦んで――
(あ…あたしも…これだけで絶頂っちゃうかも――)
 いつもの口淫の際、69の体勢にしないのはこの上、息子の愛撫を母のいやらしい秘
肉に受けたりしたらもう歯止めがきかなくなるからだ。冗談ごとではない。絶頂った
ショックで、つい、歯に力など入ったりしたら――
(安全の為のルールよね。これも)
「ママ。もう、出そう」
 淫らで馬鹿なことをつい思い浮かべた母の耳に息子の嬉しそうな声が聞こえた。
フェラする口と手はそのままで見上げると半身を起した息子の顔が上機嫌に笑ってい
る。可愛いこの子のこの笑顔が見たくてこれほど一生懸命に口淫してるのだと春佳は
思った。
「いい?」
 春佳はいいわよという意味を込めてこくりとうなずく。それからすぐだった。
「あ――」
(あ――)
 春佳の口の中で息子が爆発した。今日二回目のはずだとは信じられない量の息子の
ミルクが母の口一杯に満ちる。春佳はむせないよう注意しながらそれを全て飲みこん
だ。
 いつものように。


 母の口淫で息子が絶頂った後はしばらくおだやかな時間である。挿入はしない。
SEXは続いている。
「ママのお口最高!」
「…わざわざ言わないでよ。恥かしい」
 裸体の母と子は肌をすり込むように抱きあう。その間、どちらかの手は互いの肌を
優しくまさぐっている。そこにある愛する者を何度でも確認するかのように。
「ねえ」
「ん? なあに」
 挿入はなくてもこの身体と心が密着した時間からは魂まで溶け合うほどの一体感が
感じられる。春佳が大好きな時間だ。
「今度は僕がしていい?」
「……」
 余韻をまだ楽しみたい春佳は否定を無言で伝えた――つもりだったが甘かった。息
子はするりと母の手から抜け出し、母の下半身に殺到したのである。
「あ、こら!」
 春佳は急いで身を捻ろうとしたがもう遅い。母の両腿は息子に両肩に抱えるように
がっちりとロックされ、その間にある母の秘肉は愛液付きで息子の鼻の直前にさらけ
出されている。ある意味、今日一番恥かしいポーズだった。
「いやっ! やめて!」
「大丈夫だよ」
「は、恥ずかしいのよ! やめなさい! 佳ちゃん!」
 息子を淫らに愛撫する母も恥かしいが、息子に淫らに愛撫される母はもっと恥かし
い。あまりの快感に、母のくせに思わず腰を振ったりしてしまうのだからなおさら
に。
「まずは舐めてみて」
 べちゃりという粘着質の音と同時に春佳の秘肉の一番恥かしい部分に柔らかくしな
やかな息子の舌が降ろされる。『ひい!』という悲鳴はこらえきれなかった。
「いつもの味だね」
 生意気なことを言う息子に春佳は何も出来ない。せいぜい母の股間に埋めた息子の
頭を何とか押しのけようとするくらいで、それだって力が入らない。クリトリスから
秘肉の肉襞の奥まで執拗に舐め上げる息子の淫技のせいで。
「ひ…あ、ああ…そんな…いやっ…そこまで…佳ちゃん…やめ…」
 終わりの無いような舌の愛撫だった。子供が玩具で遊ぶように熱中し、かつ延々と
続く。それを受ける春佳の女の体にはたまらない。火が煽られるように身体の奥底か
らの真っ白な快感が全身を確実に犯して行く。
 いつしか息子の頭を押しのけようとする両腕が逆に押しつける形に力が変わった。
母の恥じらいや矜持などもうどこにもない。息子の愛撫に発情期の獣になった牝でし
かなかった。そして爆発はほぼ寸前だった。
 そこで不意に息子の頭が上がった。
「え? やん…」
 思わずもらした、実に母のものではあってはならない声を恥じ入る間もなく、その
まま息子は母の腰を押して体を裏返させた。ずっと続いていた痺れるほどの秘肉の快
感に抵抗も出来ず、春佳はそのまま四つん這いになる。まるで牝犬のように。
「…まさか――」
「舌でいかせてもいいんだけど」
 やや怯えた顔で首だけで振返る母の腰を背後からがっしりと息子の両手が掴む。
「僕だって、いきたいからね」
 そのまま春佳の秘肉に固い何かがあてがわれた。その固さと熱さと大きさだけで何
かがわかるそれが――
「そんな――この姿勢は恥かしいっていつも言っているのに…」
 母の悲鳴を息子は優しく笑った。
「悦んでいる声にしか聞こえないよ。ママ」
 そのまま息子の腰がぐいと突き出される。ぐりゅん! とねばる音を立てて春佳は
息子の最も熱い一部をまた秘肉に受け入れた。それこそ子宮に届くまでに。
「ああん…」
「いくよ」
 ぐいぐいと息子の腰が母の背中を責め上げる。淫らな舌で十分に虐められた春佳に
耐えられるものではない。痺れあがる快感にすぐにも絶頂ってしまいそうだ。
「も、も、もう…だめぇぇ…」
 すでに春佳は四つん這いですらない。手足すら立たないのだ。息子に貫かれたその
ままにベットにうつ伏せに崩れ落ちる。それでも逃げられしない。その母の身体をさ
らにベットに打ち込むように息子の腰が叩きつけられ、杭のような硬い肉棒が母を何
百回も貫く。
「あ――」
 頭が真っ白になるような絶頂は息子の爆発と同時に来たのだった。


「もう!」
 二回目を終え、また息子の両腕に優しく抱かれながら春佳は猫のような目の息子を
責めた。
「ちょっとは手加減してよ。ママ、幾つになったと思っているの?」
 ちょっと言いたくない話題ではあるのだが、今は仕方ない。初めての時とは違う。
こんな不埒な息子の愛情と劣情のせいで実年齢よりかなり若いと他人も自分も思うの
だが、すでに大台を越えているのも事実だ。朝、腰が立てなくなるのだって最近は珍
しくない。
「駄目だよ。年齢のせいにしちゃあ」
 それなのにこのケダモノ息子はこう言うのだ。
「もっと頑張ってくれないと。僕はずっとやりたい盛りだし、テクニックも今から円
熟味を増すところなんだから」
「ま、ママ、死ぬわよ! これ以上なんて!」
「優しく殺してあげるよ――この十年、毎晩“して”いるみたいに」
 ひええ…と本気の悲鳴が洩れる春佳である。母として息子のこれが冗談ではないこ
とは確信できる。それこそこの十年間がそうだった。そしてたった今も。母の腰の辺
りに、また、そしてもう硬さを取り戻した熱い蝕感が復活している。
(まずい!)
 一万と三回目は目の前だった。
「ちょ、ちょっと待って!」
「ちょっとくらい暴れてもいいよ。犯すみたいで興奮するし」
 それが実の母親に言う台詞か! と怒ったって聞く息子では十年前からない。すで
に指が母の乳首をまさぐっている。
「違うの! 言わなきゃならないことがあるの!」
 ようやく、息子が動きを止めた。何? と言う風に首を捻る。
「犯すほうがいいの?」
「違う!」
 本気の母の空手チョップだった。眉間にそれを受けた息子が悲鳴を上げる。
「暴力反対!」
「暴行反対! ちょっとはママの言う事も聞きなさい!」
「説教なら終わってからしてよ」
「終わんないでしょ! あんたは!」
 母の言う通りである。息子もようやく観念し、指の動きは辞めた。
「今日の宴会の時のことよ」
 でも母を包むように抱き締めているし、何より春佳の腰にあたっている肉棒の硬さ
は本物だ。まだ油断は出来ない。
「何かあったっけ?」
「『母がいますから』って言い過ぎだと思うの」
(嬉しいんだけど)
 その言葉の真の意味がわかる母としては。
「言っちゃまずいのかな?」
「いや、それは、その、悪くは無いんだけど。それであたし達の関係がばれるわけも
ないんだろうけど」
「息子と母が夫婦であることが?」
 春佳の胸がドキン! とする。息子の口調はさりげないが、内容は無視できない。
言ってはならないことをこの息子が肯定的に言うのが春佳の女の部分には堪らなく嬉
しい。
「そ、そ、そうよ。いや、そうじゃなくって。『いますから』ってあんまり言うと佳
ちゃんがマザコンみたいに思われるんじゃないかと」
「いいじゃん。僕はマザコンだよ。ママさえいれば世界中の他の女はいらないんだも
の」
 甘えた声で、でもあっさりとこう言うのだ。春佳は母として困ってしまう。これ
じゃあまた『息子を悦ばしてあげよう』かなどと淫らな“やる気”がわいてくるでは
ないか。
(この“ママ”殺し!)
「それにこれは大好きな台詞なんだ」
「――そうなの?」
「だって昔、ママが散々言っていたのと同じじゃないか」
「……」
 今度は本気で首を捻る春佳であった。思い当たるふしが全く無い。何故、春佳が
『母がいますから』などと言わねばならないのだろうか。
「あ、ひょっとして憶えていないの?」
「うーーん。わかんない」
「言ってたじゃん。ママ。僕が物心ついた頃から」
 息子はくすくすと笑った。
「なんて?」
「『あたしには息子がいますから』ってさ」
 あ――と春佳の口が開いた。
「再婚とか男の話が出る度にさ、ママ、いつもそう言って断っていたじゃん」
 思い出した。確かにそうだった。佳と二人きりになってからずっと、それは確かに
春佳の口癖だった。
「正直、そんな話が出る度に僕としては恐怖だったんだ。僕以外の誰かがママを持っ
て行くんじゃないか、二人だけの幸せな僕達を壊すんじゃないかと。今でも思い出す
と冷や汗がでるくらいにね」
 わあああ――と春佳の口から淡い悲鳴がもれる。
「その時にママがいつも胸を張って、ちゃんと『息子がいますから』って断り続けて
くれたのがどれだけ嬉しかったか――ママにはわからないだろうね」
(そんなことはない――)
 そう言おうとした台詞は春佳の喉から出なかった。声よりももっと奥のほうから盛
りあがった何かによって。だから春佳は右腕を母として左腕を女として息子の身体を
力一杯抱き締める。
「その頃の理想はママをお嫁さんにすることだったんだ。その夢はこうしてかなった
のだから、きっと僕は最高の幸運の持ち主だと思うよ」
(あたしもよ)
 こうして息子と二人きりで生きていけることが春佳の夢だった。それだけでも良
かった。それなのに今は女としても、こんなにも愛されている。これ以上の幸福など
もう想像すらできないだろう。
「だから、何万回でもママを“犯し”たくなるんだよ」
 それはちょっと待て――と思うべき理性は春佳の今の激情でけし飛んでいた。
「いいのよ。何回でも。佳ちゃんの好きなだけママの身体を使って。ママ、佳ちゃん
が悦ぶのなら死ぬまで頑張るから」
 冷静になってみればとんでもないことを、この時の春佳は本気で言った。息子が
にっこりと微笑む。そしてそれ以上は何も言わず、唇を母によせた。春佳は決心した
ように目を薄く閉じる。
 そして柔らかく熱い息子の唇と舌が母の口を存分に犯し、母は心と身体で絶頂く寸
前まで悶えた。
「ねえ…」
 ようやく唇が離れる。その息子の嬉しそうな顔を見つめながら母は甘い声で囁い
た。
「もう一回してもいいのよ」
 その淫らな申し出に息子はにっこり笑ってうなずいた。二人の身体の準備がすでに
出来ていることは二人とも十分知っている。
「今度はママが上になって」
「…うん」
 春佳はゆっくりと息子の身体にまたがった。その中心で直立している肉棒をそっと
掴む。鉄のように硬く火のように熱い。これを今から母の秘肉で楽しませてあげるの
だ。母を想ってこうなっているのだから、母が鎮めるしかないのだから。
「う……」
 よけいな愛撫は無くそのまま春佳は息子の肉棒を自分の秘肉にあてがった。恥ずか
しいことに春佳のほうも愛撫が必要ないくらいに濡れている。それでも息子の肉棒を
母の肉壺が飲みこむのはちょっと手間がかかった。息子のほうが母より大きいからだ。
いつものように。
「あ――」
 ようやく息子の全てを飲み込むことが出来た。一杯の充足感に満足しているのは母
性愛であろう。そろそろと腰が動き出したのは女の劣情だ。“幸せ”のせいか感じる
のもいつもより速くて深い。
「で、でも、一回だけよ――佳ちゃんは明日会社があるんだから……」
 最愛の男に愛され貪られる女になっているくせに、春佳の口から母親らしい気遣い
が洩れた。息子がおかしそうに笑う。
「大丈夫だよ」
「…でも――」
「明日は有休を取ってある」
 春佳が初めて聞く話だった。
「え? なに? 従姉妹の結婚式があるから?」
「従姉妹の結婚式と言う“口実”があるから」
 そう言って息子はぐいと腰を突き上げた。母の子宮まで届く肉棒の硬さに春佳はひ
い! と悲鳴を上げる。
「だからたっぷり時間はあるからね。ま、目標は六時くらいにして今夜も頑張ろう」
 ぐいぐいと下から突き上げる。感じやすくなっている分、春佳には堪らない。上に
はいても主導権などすぐにも消え去りそうだった。
「そ、そんな、朝までなんて」
「いや、明日夕方の六時」
 ほぼ一日ということである。さすがにこの十年間でもそこまで“姦った”ことはな
いが、この息子ならわからない。実際、“近い”経験は何十回もあるのだ。
「ど、どうしてそんなに元気なのよう!」
 全裸の母体が舞うほどに突き上げられながら春佳は悲鳴を上げた。そして自信一杯
の答えが返ってくる。
「そりゃあ、ここに僕の『ママがいますから』」

                              了

[2005/04/12]

小説(転載)  秘愛館“睡蓮亭”

近親相姦小説
12 /02 2018
秘愛館“睡蓮亭”

「ねえ、本当にこの道でいいの?」
 ハンドルを切りながら宏美は助手席の息子に言った。十四歳の成幸は市販の道路地
図とパンフレット裏面の地図を照らし合わせている。東京から三時間は走りつづけ、
今や周囲は車一台分の道と広葉樹の木々だけしか見えない。
「うん。この道でいいよ。このまま真っ直ぐだ。こっちの地図の目印どおりだよ」
「でも、もう家も見えなくなったわよ」
「人里離れた温泉にある地図にない旅館なんだからいいんだよ」
 成幸は自信たっぷりだ。自分で探してきた目的地だけに強気である。宏美はため息
をつきながら独り言のようにいった。
「でも、本当にあるのかしら。外とは完全に隔離された――その・・近親愛専門の温
泉旅館なんてものは・・」

 宏美は十八歳で京都の女子大に入り、そこで家庭のある一回り以上年上の男性と恋
仲になった。初めて身体を許した相手だったし、本妻とは別れると男も誓ってくれた
ので宏美としては結婚する気でいたのだが、本妻が妊娠してしまうと話はがらっと変
わった。男はあっさり宏美を捨てて家庭に戻ってしまったのである。泣くに泣けない
宏美が自分も男の子を宿していることに気づいたのは、ショックで大学を中退して東
京の実家に帰ってからのことだった。
 一度は堕ろそうと考えたが、宏美の不倫には終始反対してきた実父がそれを止め
た。
「この子はおまえが作った命ではないか。母親のおまえが愛さなくてどうするんだ」
 そうして生まれたのがここにいる成幸である。宏美は父の会社を手伝いながら一人
息子を育てた。実父がこの初孫の父親代わりを十分につとめてくれたおかげもあっ
て、成幸は素直な良い子に育った。二人きりの親子の仲も良く、仕事も順調――宏美
は傍目にも幸せな家族を持つことができたのであった。
 そんな二人が今では人目をはばかる関係になってしまったのである。きっかけは成
幸が小学校高学年の時に起こった祖父の急死であった。宏美は成幸以外の唯一の家族
を失うとともに父の会社も引き継がねばならなかったのである。今まで手伝っていた
とは言え、経営者としては向かう姿勢の次元が違う。宏美はそれから数年間は勉強し
ながらがむしゃらに働いた。
 成幸は良い子でそんな母に協力をおしまなかった。家には深夜にしか帰らない母に
さびしさを感じたに違いなかったが、不平ひとつ言わず、学校に行き、家事を手伝
う。少なくともこの時期の成幸が親に一切手をかけさせない子でなかったら、宏美は
生きていくための重責に耐えられなかったかもしれなかった。
しかし、子供には我慢はできても寂しさや愛情の飢えを消すことはできなかったよう
である。母への愛がちょうど覚えたての自慰という形で現れるのは責められる事では
なかったのかもしれない。宏美は母の下着を盗み出し、それに射精する息子の姿を見
て今までの自分を後悔した。その寂しさを埋めるために母の手と口を、やがては身体
を息子に差し出したのは宏美にも受けた成幸にも自然のことだった――――

「ほら、見えたよ!」
成幸が指差した先に確かに大きな建物が見えた。5階建てで周囲は一面が庭園となっ
ており、別館らしき建物も幾つかある。一本道沿いにおかれた大きな岩には白く「睡
蓮亭」と屋号が彫られていた。
「まあ・・本当にあったわ・・」
宏美はやはり呆然とした。近親相姦カップルのみの秘密旅館など半分以上は信じてな
かったのである。期待と警戒が入り交じったものに胸をどきどきさせながら看板の表
示に従って車を入れた。駐車場は半分くらいが埋まっている。ナンバープレートを見
ると東京に限らず、かなり幅広く各地からきているようだ。外国大使館のものまで
あったのには驚いてしまった。
「ほら言ったとおりじゃん。僕が探してきたんだから間違いないよって。こっちの世
界じゃ有名だってんだから」
トランクから二人のバックを下ろしながら成幸が鼻高々にいう。それでも宏美は半信
半疑だ。あいまいにうなずきながらもどうしても実感がわかない。正規の地図に載っ
ていない旅館があったのは事実だが、問題はここがそんなサービス(?)をしているか
どうかだろう。
「何も気にせずに堂々と母子でいちゃつける」というのが成幸の説明だが、どう考え
ても眉つばだと思う。単に経営者が変人で地図に載せてないだけではないだろうか
――宏美がここまで来たのはあんまりにも成幸がせっついたからであって決して納得
しているわけではなかった。まあ、せっかくの連休に成幸と離れられるはずもないか
らといったところであろうか。
(もう、あんなに大きくしちゃって。はしたない)
 嬉しそうに腕を取って歩き出す成幸の股間を見て宏美は思った。毎日息子のものを
しゃぶり、にぎっている母だけにスラックスの上からのふくらみで何を考えているか
だいたい判る。あれは思いっきり姦ってやるぞと相当に張り切っている状態だ――も
ちろんそんなものでそんな事が判るなど恥ずかしくて口にしたこともないが。
 成幸は十四歳にしては特に大きいほうではない。身体付きには無駄がなくボクサー
のような体型ではあるが、顔立ちが優しく整っているので服を着るとむしろ女性的な
感じさえする。美人と言って良い宏美と並ぶと母子というより仲の良い姉妹に見える
ことすらあった。そのあどけない微笑の裏側が実母の女体への貪欲な欲望に満ちてい
るとは誰が信じられたであろうか。実母の宏美ですらこういう関係になるまでは予想
だにしなかったのだ。
二人はやや古い作りの玄関の自動ドアをくぐった。ラウンジは厚手の絨毯がしかれ、
豪華な、そして見るからに趣味の良い内装品に飾られており、広さもかなりある。格
としては有名温泉地の一流クラスの旅館くらいはあるであろう。「いらっしゃませ」
という躾の行き届いた従業員の幾つもの挨拶を受けながらフロントへいく。
「予約しといた成幸と宏美だけど」
宏美を押しのけて成幸がフロントの青年に言った。こういう所では名前じゃなくて姓
をいうのよ――と宏美が注意しようとしたが、フロント内の青年は顔色もかえずに応
えた。
「いらっしゃいませ。成幸様と宏美様でございますね。確かに本日より三泊四日でご
予約いただいております。今、部屋へご案内いたしますが、その前にこちらの用紙に
必要事項をご記入ください」
驚いたことにその宿泊者登録用紙には姓だけではなく、通常あるべき住所だとか勤め
先だとかの記入欄がない。あるのは下の名とE―メイルアドレスだけである。何の疑
問もなくペンをとる成幸に宏美は心配げに小声で聞いた。
「どうしてなのよ?」
「プライバシーを守るためだよ」
そう言われるとそうかもしれないが、何か大げさな話でもある。また、そうすると
あのサービスの話も本当っぽくなってくるではないか。
「ありがとうございます。お客様は四階の“葵の間“のご宿泊となります。こちらが
キーです。ではごゆっくりどうぞ」
 フロントの青年は用紙と引き換えに古風な青銅製の大きな鍵を差し出した。仲居が
一人現れ、二人の荷物とその鍵を受け取り、先導する。エレベーターに行く途中で成
幸が宏美にささやいた。
「今のフロントの人おかしくない?」
「?どんなふうに?」
「顔が赤いし、動きがぎこちない。それになんとなく眉間に力をいれているんだ」
 そう言われればそうだった。こっそり振り向いてみると、青年の真っ直ぐに向けた
顔は先ほどよりさらに赤くなっている。
「具合でも悪いのかしら」
「違うよ。僕の経験からするとあれは自分のをこすって――オナニーしている時の顔
さ」
 ああ、そうか。言われてみれば、成幸もあたしに咥えられて快感を耐えている時は
あんな顔を――と納得しかけて宏美は我にかえった。とんでもないはしたない事を考
えた自分に真っ赤になり、その分の怒りを込めて成幸の耳を引っ張り上げる。
「アイタタッ!何するんだよ!暴力反対!」
「お黙り!その手には乗らないわよ。またHなこと言ってお母さんを挑発しようとし
ているんでしょう!第一、あの人の手がフロントの上に出ていたのはあなただって見
えたでしょうに!」
 成幸がここにくる間も助手席で何かと卑猥なことを言って宏美を挑発していたのは
事実だから、被告人の抗弁など聞いてもらえるはずがない。もっともとんでもない恥
ずかしいことを口走ってしまった宏美は前をいく仲居の存在を思い出して慌てて両手
で口を押さえた。
 幸か不幸か――それとも故意か――何の反応も見せなかった仲居に案内されて二人
は四階の自分達の一室に案内された。「葵の間」はこの料金にしては十分に立派な作
りで、十畳の和室が二間にベランダ、洗面台、トイレ、そして結構広い――大人三人
がゆったり入れそうな浴槽と四畳分の広さの洗い場のある浴室で構成されている。そ
の豪華さには二人は満足したが、宏美は和室の一つにすでに大き目の布団が二つくっ
つけてしかれていることと浴室の洗い場にダブルベットほどの広さのエアマットがお
かれているのを見て、自分の心臓音がきこえるほど驚いた。まるでファッションホテ
ルではないか。母とよくその手を利用している息子も気づいたらしくこちらはにんま
りと笑う。
「では、わたしはこれで。じきに当旅館の女将がご挨拶にまいりますので」
 仲居はそう言って荷物を置くとさっさと帰ってしまった。後にとまどいと期待にゆ
れる母と息子だけが残される。
「へええ。ここからだと庭も一望できるんだ。まあ良い景色だなあ。テニスコートも
ある。あっちに富士山の頭がちょっとだけ見えるな。ほら、お母さんもきてごらん
よ」
なぜか身を固くした宏美よりはるかに余裕のある成幸はベランダに面したガラスか
ら外を見て言った。誘いを拒否する理由がない宏美はしかたなく息子の傍らにたつ。
「あら、本当。結構、静岡からは離れているのにね。それに庭も広いわ。日本風じゃ
ないけれど。うん?あれ、何?」
 宏美のいうとおり庭はかなり広い。基本は芝生で幾つかの小さな建物の間を木と庭
石が点在している。しかし不動産会社を経営する宏美の目から見ると、庭石と木のバ
ランスが悪いのだ。景観を計算して作ったとは思えない。また石は不釣合いなほど大
きいものばかりで、木とあわせるとかなり死角ができるのではなかろうか。
 それに、なぜ庭のあちこちにこの部屋の風呂場にあったマットと同じものが幾つも
おかれているの?
「そりゃあ、直接、芝生の上では草の汁が服に染み付いたりしたじゃない。葉先もち
くちくして痛いし、動きすぎるとすれもして・・」
 自信を持って成幸が説明する。無言で宏美は息子の唇に手をかけてひねり上げた。
嘘をいったからではない。哀れな成幸君は実体験した恥ずかしい本当のことをぺらぺ
らしゃべったせいで折檻を受けたのである。
 その時、ドアチャイムがなった。宏美は嘘はついていない罪人を慌てて解放して入
り口へ向かう。現れたのは上等な和服を着た女性であった。
「宏美様、成幸様、。ようこそ当旅館“睡蓮亭”へいらっしゃいました。わたくしは
女将を勤めさせていただいております菊乃と申します。以後お見しりおきくださいま
すようよろしくお願いいたします」
 女将と名乗る女性は部屋に通されると実に折り目正しい動きで正座し、丁寧に挨拶
をした。つられて宏美と成幸も正座して頭を下げる。しなくても良い緊張をしたせい
で「こちらこそ・・」とつぶやくのがやっとであった。もっとも成幸の場合は緊張と
いうよりこの年上の美女に対して良からぬ感想を持ったからではないかと宏美は瞬間
的に疑った。
「東京からお車ですと大変だったでしょう。ここは高速からも離れておりますし」
 客の狼狽はきれいに無視してにこやかに女将が笑った。女将といえば経営者だが若
い。どう見ても四十になるかならないかにしかみえない。目元が同性の宏美にも艶っ
ぽく見えるが全体としては上品な美人で、とても成幸の言っていたような種類の旅館
の女将とは思えなかった。
「ところで、成幸君は宏美様の弟さんですの?」
 女将がごくごく自然な口調で質問した。宏美は三十二歳にしてもかなり若く見える
ためよく聞く質問だった。よって警戒はせずについ答えてしまった。
「いえ、息子です」
「まあ、そうですの。ではわたしと同じですわね」
 女将は上品に笑った。何が同じかよくわからずに宏美も愛想笑いをする。そのなご
やかな雰囲気のまま、女将はこう続けた。
「成幸君は十四歳でしたよね」
「はい」
「では最初にお母さんを姦っちゃたのは幾つのころですの?」
 あんまりあっさり言われたので宏美は意味が咄嗟に判らなかった。
「十二歳の時です。ちょうど僕の誕生日の夜にプレゼントとしてお母さんを抱きまし
た」
 成幸が胸を張るようにして答える。そこでようやく内容を理解した宏美の顔から血
の気が引いた。今まで誰にも言ったことのなかった母子の関係なのに!
「まあ、よろしいですね。そんな新鮮な時からですか。わたしなんか息子が十九の時
でしたから手垢がたっぷりついている状態で――確かわたしで五人目っていってまし
たっけ」
 女将が平然と言い、先ほど以上に宏美は驚いた。彼女の人生で自分達以外に近親相
姦をしたという人を見たのは初めてだったからだ。ましてこのように堂々と本人が母
子相姦を公言するなどとても信じられない。言えば社会的な全てを失いかねない事実
ではないか。そもそもこの上品な婦人が実の息子に肉体を捧げている事自体が本人に
目の前で告白されても信じられなかった。
 唖然として声も出ない宏美の前で成幸と女将は楽しげに談笑を続けた。
「宏美様も成幸君も勇気がありましたのね。うらやましいわ。わたしももう少し勇気
があれば息子の最初の女になれましたものを」
「僕も今のほうが幸せなのでのでよかったと思っています。ところで女将さんの息子
さんは今どちらへ?」
「ここの専務でして、昼間は三号館にあるエクササイズルームの管理を行っています
わ」
「一緒にいるんですか?」
「ホホホ・・当旅館の従業員はみんな、お二人と同じ関係の者ですわ。たとえば板長
の娘は経理をしていますし、庭師の姉は専属の栄養士です。あとエステテックルーム
の二人は兄妹で、仲居頭の息子は警備の責任者でしたっけ。他にもそうでない者はお
りません。やはり当旅館のお客様のニーズにお応えするには同じ価値観を持っている
べきだと思いまして。まあ兄と弟とか姉妹同士とか私には良く判らない者もおります
けど――
 ああ、そう言えばいらっしゃった時、フロントに真面目そうな青年がいたでしょ
う」
「はい」
「何か変な感じじゃなかったですか?」
 フロントの青年の様子がおかしかったことは二人とも気づいている。成幸がうなず
いた。
「恐らくフェラチオされていたんですわ」
「え!?」
 思わず二人は声をあげてしまった。
「あの者には変な趣味がございまして、素敵な――ちょうど宏美様のようなお客様が
いらっしゃると猛烈に興奮するのです。そして仲居として勤務している妹を密かにフ
ロントのデスクに呼び出して口と手で発散させるという訳でして。妹のほうはこちら
のお部屋の配膳係でしたので、よろしければ夕食の時にでもお確かめ下さい。」
 宏美はあんぐりと口をあけた。何と言って良いか見当もつかない、するとあの場で
兄妹の口姦が行われていたのか。いやそれ以上に、ここは成幸の言ったとおり近親愛
専門の旅館なのか!
「他にお客さんは多いんですか」
成幸は目を輝かせている。宏美としては恥ずかしかったが、自分も興味のある質問
なのでなんとなく止めかねてしまった。
「本日は連休の中日ですので、ちょうど入れ替えになりますが、ほぼ満室です」
「外人さんも来ているようですが」
「ええ、いつもごひいき頂いております。本日は白人と黒人の二組ですので庭園にで
も出ればすぐお目に留まるでしょう」
「組合わせは?」
「白人が母子。黒人は家族四人で――あら、まあ。いけないいけない。わたしの口か
らは言ってはいけない事でした」
女将は上品に笑って話題をかえた。
「ところでお二人は初めてですので、ここの規則を説明させていただきます。
 まず、このお部屋はお客様だけのものです。必要な従業員以外、他のお客様を含め
て余計な者が入ってくることはございません。どうぞごゆっくりとお二人でおくつろ
ぎください。また、逆に他のお客様の部屋に入られることはいかなる事情がありまし
ようと固くお断りします」
 女将はにこやかに言った。
「それから、当旅館の敷地以内であればお二人同士に限り何をなさっても結構です。
他のお客様や従業員に見られる事さえご了承いただけるのなら階段であろうラウンジ
であろうと、庭園、浴場――禁忌はございません。この周囲一帯の山と土地は全てわ
たくしどもの所有であり、下品な邪魔者は一切は入れませんので安心してご自由に振
舞いくださいませ。
 また他のお客様や従業員が何かしているのを鑑賞なさるのは完全に自由ですが、お
手は一切出さないでください。もし意気投合なされた場合もそこら辺りでは禁止しま
す。どうしても必要であれば四号館がそれ用の施設ですので、そちらをご利用くださ
い。重ねて申し上げますが、それ以外の全ての場所は近親愛のみの場でとさせていた
だいておりますのでご了承ください」
「判りました」
にこやかに了承したのは今回のホストの成幸であってゲストの宏美は声すらでないほ
ど驚いたままだった。
「では、どうぞごゆっくり」
艶やかな笑顔を残して女将が出ていっても宏美は呆然としたままである。こんな場所
が本当にあるとは信じられなかった。女将がまじめに認めた以上、冗談にしては突拍
子すぎるから本当なのだろう。しかし、この旅館の客と従業員の全てが自分と同じ近
親愛の人だなどとは実感の湧きようがない。世間体と何より息子成幸の将来を思っ
て、ひた隠しにしてきたこの二年間とはなんと次元の違う事か。
「お母さん」
うろたえてさえいる宏美の肩を成幸が後ろからそっと抱いた。顔だけ振り向くと、息
子の唇がよせられる。いつもこうだ。興奮すると我慢ができない。畳の上で二人は深
いキスをした。
最初の頃、童貞と経験不足の二人は、愛情は十二分でも行為はぎこちないものだった
が、この二年で大分変わった。特に成幸の変貌ぶりは目を見張るほどで、宏美も本や
ビデオで勉強したが、それ以上に母の女体で実地経験をつんだ息子のほうがはるかに
上達したのである。最近に至っては三十二才の油ののりきった女体がまだまだ青酸っ
ぱいはずの十四才の技巧に4:6の割合でもてあそばれていた。
子供のものとは思えない深く優しいキスに宏美はとろとろにとろけ、夢中で息子の唇
をむさぼった。成幸の手はその間にも音もなく動き、母のブラウスのボタンやスカー
トのホックを外していく。
「しかし、あの女将さんもすごいね。五十代とはとても思えない」
急にキスをやめて成幸が感心した。いいところで唇が離された事は宏美には不満だっ
たし、二人だけの時間に他の女の話題を出すのも許せない。声がやや固くなった。
「五十代のはずがないでしょう。どう見ても四十そこそこ。いや、お母さんと同じく
らいといっても通りそうじゃない」
「いや、旅館のパンフレットのエクササイズルームのインストラクターのプロフィー
ルを見ると今年30才だよ。その母親なら五十前後が普通だろう」
成幸は嫉妬により母が興奮するのを狙ってわざと言っているのである。宏美は淫らな
会話以上にこの手に弱かった。
「本当?五十代の肌じゃなかったわ。顔はともかく首筋や後ろの張りはあの程度の薄
化粧ではなかなか誤魔化せないのよ」
「きっと毎日、息子の若いミルクを飲んでるからだよ。回春効果があるっていうもん
ね」
「もう!いやらしいわね!」
「お母さんだって、毎朝飲んでるじゃないか。だからそんなに若々しく綺麗なんだ
よ」
 宏美は真っ赤になった。
「恥ずかしいこと言わないでよ。あれはあなたが無理矢理飲めっていうからでしょう
!」
「へー。この前、寝坊して飲む暇がなかった時、一日中かりかりしてたのは誰だった
け」
言いながら、成幸は宏美のブラウスの前をはだけた。白いブラジャーが半分ほどひっ
かかった98Fの胸が現れる。痩せぎすの宏美だが乳房だけは恥ずかしい位に豊か
だ。それもただ大きいだけではなく、ぱちぱちに張り詰め、乳首はいつも上を向いて
いるという極上のおっぱいであった。この豊満なふくらみに母の長い黒髪が淫らにか
かっているショットが息子のお気に入りである。
「ほら、この真っ白い肌も僕のミルクのお陰だよ」
成幸の両手がおっぱいを掴む。指がブラジャーと肌の間に滑り込み、あっという間に
フロントホックを外してしまった。ぽよん、と音をたててあらわになったおっぱいが
宏美には恥ずかしかったが、これからの期待のほうが上回り、抵抗はしない。
成幸は右のおっぱいにキスをし、そのまま乳首を咥えた。身体をゆっくりとあびせ、
母を畳に横たわらせる。右手は下へ伸び、蛇のようにスリットからスカートの中へ
入った。すぐにも宏美の秘肉に指があたる。パンティの布ごしにゆっくりとなぞられ
た時にはすでにしみがでるほどに濡れていた。
「ねえ・・もうするの?――このまま?」
「もちろんだよ。朝してからもう六時間以上もたっているんだ。もうかちかちだ。お
母さんだってこれが欲しいんだろ」
成幸は手と口で愛撫を始めた。大きなおっぱいがたっぷりと揉みしだかれ、パンティ
の下へ指が入り秘肉をなぞる。宏美はたまらず、可愛いあえぎ声をもらした。
ねっとりと愛撫されながらも成幸のジーンズに宏美は手をかける。ベルトとボタンを
外し、無理な姿勢からもパンツと一緒に何とか脱がせた。そのまま指を息子の股間に
伸ばし、すでに真っ直ぐになっている肉棒をつかむ。負けずに愛撫し返してやるとい
うより、とにかく早くこれが欲しくてたまらなかった。
成幸はにやりと笑って69になるように身体を入れ替えた。ぐっしょりと濡れたパン
ティが剥ぎ取られ、スカートが腰の上までたくし上げらる。横になった息子の顔にア
ヌスと秘肉をさらけ出すという恥ずかしい姿勢でまたがった宏美の目の前にすでに先
端から透明なミルクを垂らしている肉棒が突きつけられた。迷わず宏美はそれにむ
しゃぶりつく。母が自分の肉棒を愛しそうに舐めるのは大好きな光景であったが、こ
こは我慢して成幸はそれ以上に好きな母のピンクの秘肉に舌を這わせ、指を差し込
む。
そのようにして二人は快感に耐えながら互いに一番弱いところを愛撫しあったが、先
に根をあげたのは――いつものように――宏美のほうだった。二年分以上に上達した
息子の愛撫に秘肉がしびれるような快感が走る。ついには耐え切れずによがってしま
い、口の中の肉棒を舐めるどころではなくなった。ひたすらあえぎ声を出すのみで崩
れ落ちそうな身体を支えるように肉棒を両手で握っている。その淫らな光景に成幸も
たまらなくなった。
「お母さん。いくよ。僕ももう我慢できないんだ」
成幸は身体を入れ替え、宏美の脚を抱えて組み敷いた。胸ははだけ、秘肉はむきだし
になっているが、スカートもブラウスもまだ身体にまとわりついている。それにも構
わず、母の唾液がしたたる肉棒を息子の愛撫に濡れる秘肉にあてがった。
「だ、駄目・・服が汚れるわ。せめて脱がせて・・」
「大丈夫だよ。全部、中に出すから」
息子の肉棒の先端が秘肉にわずかに差し込まれた。宏美は息を吐き下半身から力を
抜こうとする。十四歳であっても既にこの肉棒は母の肉路にはきつきつなのだ。成幸
がゆっくりと腰を沈めた。
「ハァァァァ・・ァァアァン・・」
 ぐりゅん、と音を立てて肉棒は宏美の肉路に刺さり、そのまま全てが入るまで肉壺
を前進した。何度聞いても興奮する母のあえぎを聞きながら成幸がやや速めに腰を動
かす。
「いくよ!お母さん」
「い・・ちょ・・待って。もう、す、少しゆっくり・・して。な、成幸の、おっきい
のぉ・・お腹が一杯になっちゃう・・」
 宏美はうめき、腰をよじろうとした。痛いわけではないが、肉壺一杯に満ちた肉棒
に息がつまるほどだ。成幸が動き肉棒が膣壁をえぐり上げるたびに頭まで届く快感が
電流のように走る。それが判っているから成幸もピッチを落とそうとはしない。さら
に加速して腰を動かす。
「あ・ああ・あああぁぁぁ!」
 今日最初の絶頂がきた。宏美の開きっぱなしの口から悲鳴のような喘ぎが流れる。
目はつぶっているが、顔は弛緩しきり、だらしなくそして淫らそのものの表情にな
る。この声と表情が成幸もたまらなくさせるのだ。腰の動きが更に加速し、新たな悲
鳴を母の口から搾り出した。
「う・・出るよ!」
 宏美が二度目の絶頂を迎えると同時についに成幸は我慢できなくなった。そのまま
抜かずに今日二度目の射精をする。約束どおりその全部が母の肉壺へたっぷりと流し
込まれ、子宮の奥までミルクで一杯になった。

 一休みの後、二人は浴場に行くことにした。温泉旅館にきたのだから温泉に入るの
は当然なのだが、むしろ旅館内を探検してみたいという成幸のたっての希望である。
本音は他にいるという近親愛カップルを見に行きたいのだが、宏美も密かにそう思っ
ていたので反対はしなかった。
 よって二人は浴衣に着がえたのだが、ここで一つの事件が発生した。宏美はこの旅
に備えて下着を上下とも十着以上――替えが頻繁に必要な事態を予測して――用意し
ていたのだが、どうやら昨夜の内に全てが見るのも恥ずかしいようなセクシーラン
ジェリーにすり替えられていたのである。まともな――まあ普通の下着は来る時に付
けていた上下一組以外荷物のどこにもなかった。
「成幸!あなた、だからお母さんの下着をぐちゃぐちゃにしたのね!」
「さあ?なんのことやら」
 とにかく浴場へは浴衣でいく以上、下着は必要であるが、唯一まともなものはたっ
た今、宏美自身の愛液でひたるほどに濡れている。結局、ランジェリーから手のひら
ほどの布と紐でできたパンティとシルクの網で作られたかのようなブラジャー――こ
れでも穏便なほうであった――をつけて浴衣を着た。
「でもお母さんの浴衣はいいねええ」
「そう?ちょっと胸の辺りが合わないみたいなんだけれど」
 宏美の豊満な乳房が圧力となって浴衣を押しのけようとするので前がはだけないよ
うにするのが大変なのである。
「何言ってんだよ。その見えそうなところがいいんじゃないか。それに浴衣だと下に
すぐ手が入るし」
「もう!」
 二人は部屋を出て浴場に向かったが、その間、何組もの泊り客を見た。いずれも男
女の組み合わせで年齢が離れていたり、雰囲気が似ていたりといかにもそれっぽい。
さすがに人前で絡み合っているものはまだいなかったが、互いの距離は普通の家族以
上に接近していた。
 周りの雰囲気を確認した宏美は思い切って成幸の腕にすがった。いつもは人目を警
戒して必要以上に距離をおくのだが、ここではやっても良いような気がしたのであ
る。成幸も喜んで身体を密着させたので、二人はかさなるようにして廊下を歩いた。
 浴室は一階の庭園沿いにある。大浴槽にサウナ、ジャグジーが付いており、外には
露天風呂が三箇所もあった。予想したとおり、男女の区別はない。一つしかない脱衣
所に二人で入った。
「誰もいないのかな」
 脱衣所は二人だけであったが、脱衣籠を見ると三組は入っているらしい。成幸は
嬉々として浴衣と下着を脱いだ。
「・・誰かいるのよね・・」
 宏美にとって混浴などもちろん初めてのことである。ちなみに成幸とその父親以外
の男に裸身を見られるのも初めてだ。恥ずかしさで一杯ではあるが、成幸が望む以
上、断れない。短い時間だけ迷った後、宏美はおずおずと浴衣を脱いだ。
 浴場には一組の母子がいた。後は外の露天風呂にでも出ているのか姿が見えない。
浴槽に身体を密着させてつかっている母子は、母が四十代半ば、息子が大学生くらい
だろうか。宏美達の姿を認めると丁寧に会釈をした。こちらも裸の母子なのに不審そ
うなそぶりはみせない。ただ男の視線が宏美の裸身を舐めるようになぞり、宏美をさ
らに赤面させた。タオルで前を隠しているのだが、これが小さすぎ、特に胸のあたり
は乳首が両方ともむき出しになっているのだ。
「お母さん。洗ってあげるよ」
 成幸が言った。まず最初に身体を洗ってから湯船につかるのが二人の家の入浴法で
ある。宏美は息子に導かれるままに洗い場の椅子に腰掛け、先ほど息子に舐めまわさ
れた身体を洗った。成幸の背中も流してあげる。成幸も宏美の背中を流してはくれ
た。ついでに変なところもいっぱい触るのでお返しにもう半分は立っている肉棒をつ
ねったが、逆に喜ばせただけだった。
 身体を洗い終わると二人は湯船に入った。先ほどの母子は入れ替わるように出て行
き、大きな浴槽は二人占めになる。温度もちょうど頃合いのいい湯だったが、すぐに
成幸が退屈しだした。
「露天にでてみようよ。岩風呂と檜、大理石の三種類があるんだって」
言いながら宏美の手を引く。宏美としてはせっかくの二人きりが惜しかったが仕方
なく外へ出た。
 露天風呂は三箇所が独立した造りになっていた。それぞれの間には庭木と庭石が巧
妙に配置され、互いを見えなくしている。二人がまず入った岩風呂には先客がいた。
若い男女でもちろん全裸だ。女は二十代半ばくらいで胸は宏美よりかなり薄い。手足
が細く長く全体的に若鹿めいた体つきであった。ボブカットの髪にやや釣り上がった
目が気の強さを感じさせる。男のほうはそれより大分年下で、こちらは見るからにお
となしそうだ。
男は風呂の縁に後ろ手をし腰を突き出す様にして座っている。女はその男の肉棒に
むしゃぶりついていた。
「きゃ・・」
 思わず声をあげかけ、宏美は口を押さえた。女将の説明だと別にこの男女はここで
は悪いことをしているわけではない。しかし、宏美としては生で他人のSEXを見るの
は初めてなのである。動揺は押さえられない。その身体を成幸が後ろからがっしりと
押さえた。
「ち、ちょっと!離しなさい!」
 この場を離れようとする宏美は声はひそめて叱ったが、かまわず成幸は母の裸体を
抱きかかえたまま湯船に入ろうとする。大騒ぎするわけにもいかず、やむなく宏美は
押されるままに岩風呂の中へ座った。後ろから抱くように身体を密着させて成幸も入
る。
 二人の目の前、約四メートル先で男は目をつむり、快感に耐えているかのように眉
を寄せている。宏美達に気づいている様子はない、しかし、女のほうは肉棒を咥えな
がらこちらを横目で見、にやっと笑った。そしてよりいっそう口を激しく動かし出
す。肉棒の先端から双玉の皺までをたっぷりと舌で舐めてから頬に浮き出るくらいに
かっぽりと肉棒を飲み込む。頬に現れる動きだけで口の中で舌と歯が忙しく動いてい
るのがよくわかる。
(・・わたしよりうまいわ。フェラチオってあんな風にやるのね)
 思わず恥ずかしい感想を呟いた宏美だったが、実際、眼の辺りにすると、恥じらい
より好奇心と欲情が上回ってしまい、目をそらすこともできない。その後ろの成幸
も、こちらも初めて目の前で見る他人のSEXに目の色が変わっている。たまらないの
だろう。後ろから両手をのばし宏美の乳首や秘肉を愛撫し始めた。同じく夢中になっ
ている宏美には止められない。
「姉さん・・」
 執拗なフェラチオにそろそろ我慢できなくなったのだろう。男がうめくように言っ
た。姉と呼ばれた女は、にっと笑い、口を男の肉棒から離す。そのまま立ちあがり、
軽く腰を曲げて風呂のかたわらの岩に手をついた。男がその腰に後ろからとりつく。
立位のまま男の肉棒がするりと姉の秘肉に挿し込まれた。
「あぁぁん!そうよ、健、もっと激しく姦ってぇっ!」
 男が激しく動きだすと女が大きな喘ぎ声を上げた。真昼間のしかも他人の前だとい
うのに、恥ずかしがるそぶりすらもなく、互いの身体に熱中している。宏美の位置か
らは出し入れされる肉棒まではっきりと見えた。特に快感にひたる二人の顔の表情は
迫力があり、成幸の愛撫の効果もあって、見ている宏美のほうが感じすぎるほどだっ
た。
 意外と早く男の身体が震え、射精した。成幸に比べるとだいぶ短めだが、女のほう
は十分楽しんだらしい。とろんとした表情で肉棒を抜くと、もう一度膝まずいてそれ
を口に咥えた。音を立てて男のミルクと自分の愛液を舐めとる。宏美達は声も出さず
に呆然とそれを見ていた。

 処理がすんだ男女はゆっくりと湯につかり、そこで初めて宏美達に気づいたかのよ
うに意外と丁寧な会釈をした。何か小声で話し合っている。やがて、女が先に立って
近づいてきた。
「こんにちは」
「・・こんにちは」
 挨拶されたのだから応えないわけにはいかない。宏美はかすれるような声で返事し
たが、にこやかに微笑む女の顔を直視できなかった。
「わたしは霧子といいます。こちらは弟の健です。失礼ですがお二人はご姉弟ですか
?」
 手の届く距離で男女は湯につかった。やっぱり姉弟だった。初めて他人の近親愛
SEXを見てしまったのだ。何と言ったら良いかわからない宏美にかわって成幸が応え
た。
「違います。母子です。僕が成幸、お母さんが宏美」
「あら、お母さん?若いわね。てっきりわたし達とおんなじだと思っちゃったわ」
「よく言われますよ。ところで霧子さん達はこの旅館にはよく来るんですか」
「そうね――もう二年は来ているわ。ここのことをネットで見つけて――えっと、
三ヶ月に一度のペースね」
「へええ――やっぱり変な気をつかわなくていいからですか?」
「そうね。ここでなら健と夫婦になれるしね。それに他人に見られてやるSEXもいい
もんよ。さっきの私達のはどうだった?」
「初めて他人のを見たんですけど、すごいと思います。あんなフェラチオをお母さん
にもしてもらいたいくらいで」
 そう言って成幸が笑った。笑いながら背後からの指が宏美の秘肉に挿し込まれる。
恥ずかしい会話に既に真っ赤になっている宏美はやっとの思いであえぎを押さえた。
「じゃあ、やってもらったら。わたしが今教えてあげてもいいわよ」
「そうですね。お母さんもお二人のを見てたっぷり濡れたみたいですし」
「え?」
 言われた時は何の事か判らなかったが、成幸が裸体を抱きかかえなおそうとしてよ
うやく宏美は理解した。息子はここで、他人の前で母と姦ると言っているのだ!
「ちょっと!やめて!成幸、こらっ!」
 宏美は慌てて立ちあがり湯船から出ようとした。しかし身体が外へ出たところで成
幸が腰にしがみつき、指を秘肉にさっと入れる。ズキンときた快感とかけられた体重
にバランスを崩し、湯船の淵で犬のように四つんばいになってしまった。すばやくそ
の後ろに成幸がとりついた。肉棒はもうかちんかちんに勃起している。
「やめなさい!成幸!お母さんはそんなのは・・ああぁん」
 母の抗議にかまわず成幸は肉棒を秘肉にあてがい、一気に入れた。いつもは固いピ
ンクの割れ目も今度は意外なほどするりととおる。口では嫌がってもやはり興奮して
いるのだろう。まるで強姦だったが、肉棒が動く快感としっかり押さえた成幸の手の
おかげで宏美は逃げ出すこともできず、そしてすぐそこで目を輝かせて見ている姉弟
の存在による一層の羞恥と被虐の快感に興奮し、恥ずかしい声をあさましいほどあげ
た。
「あ・あん・・いやっ・・ひいっ・・」
 後背位は久しぶりなので成幸は慎重に腰を動かした。いつもはクールにしていても
いじめられるとより一層興奮する母の好みは知り尽くしている。出来るだけ観客に母
の裸体――特に二人の結合部が見えるように位置を調整する。
「霧子さん。見えます?お母さんに出し入れしているところ」
「ええ、すっごく良く見えるわよ。成幸君、子供のくせに大きいのね。それにお母さ
ん可愛い声を上げるのねえ。実の息子に後ろからえぐられているというのに、まあ、
恥ずかしげもないこと」
 霧子が声をあげて笑った。サド気もあるらしく実に楽しそうだ。密着している弟が
無言で姉の乳房をもみ始める。湯の中の肉棒は明らかに勃起していた。
 宏美は恥辱な言いざまに抗議するどころではない。むしろ快感はさらに増した。
ゆっくりであっても成幸の腰の動きは確実に快感を肉壺に与え、しびれる衝撃に何も
考えられなくなるほど酔ってしまいそうだった。四つんばいで支えている両手の力す
ら入らなくなる。一突きされるたびに快感で頭と長い髪を振り、その振動で大きな乳
房がリズミカルに揺れる。
「ああら、他にお客さんが来たみたいね。息子のおちんちんによがるお母さん、頑
張ってみんなを楽しませるのよ!」
 霧子の言うとおり、大理石風呂の方から誰かが来た。没我の極みにいる二人にはよ
く判らなかったが、半分以上禿げ上がった中年の男とその連れだ。中年は露天での性
交を発見していやらしく笑ったが、不意にぎょっと表情を強張らせた。
「あん、あん、あぁぁぁん・・」
 新たな観客など後ろから息子に獣のように突きこまれてよがる宏美には判ろうはず
がない。かろうじて成幸がそちらを見る。中年は何事か呟きながら足早に浴場の方へ
去っていった。
「何なんだ。あのおっさん?」
 気にはなった成幸ではあったが、肉棒にまとわりつく母の肉襞の快感とそれ以上に
狂う母のあえぎにすぐ我を忘れた。すでに宏美は肉壺からの間断ない快感の大波に耐
えきれずに両手で支えることも出来なくなっている。ただ顔をつっぷすように下の岩
にあずけ、悲鳴のような声を上げていた。そしてそんな母の痴態を見ているだけで息
子の肉棒は痙攣を押さえきれなくなるのだ。
「お母さん!もう我慢できない」
「・・いいわよ。きてぇ!成幸、あたしの中で全部ぶちまけてぇっ!」
 堅物の女社長という清楚な日常からは想像も出来ない淫らな絶叫を宏美は上げた。
この瞬間に完全に息子の肉棒をむさぼる牝犬と化した母に満足し、成幸は大きくうな
る。ほとんど同時に母が絶頂に達し、全身ががくがくと音を立ててわななく。その白
い裸体全部に届くように息子は男のミルクを発射した。

「もう二度としないでよ。あんな事!」
 入浴(?)を終え、部屋に戻る間、宏美はぷりぷりと怒っていた。伸ばしてきた成
幸の手も邪険に振り払う。快感に負けてはしたなくもよがってしまったが、人前での
SEXはまだ嫌だったようである。(普通は当たり前だ)
「そんなに怒らないでよ。よそじゃしないよ。ここだからこそじゃないか」
「どこでも一緒よ!あなたは他人にお母さんの恥ずかしいところを見せて楽しいの
!」
 眉を逆立てる母に息子は意外と真面目に答えた。
「日頃、家の外では手もつなげない分、せめて安全なここでは僕達を人に見てもらい
たいんだ。それに僕はお母さんのどこも恥ずかしいとは思っていないよ」
 思わず見ると成幸の目は笑っていない。いつも陽気で楽観的な息子には珍しいくら
い真剣な顔である。一瞬、言葉を失った宏美だったがまともに息子の言葉を受けとめ
る照れくささに逆に意地になってしまい、そのまま部屋へ早足でいってしまった。
“葵の間”では既に夕食の準備が整っていた。まあ着いたのは早かったが、あっちと
こっちで二回も楽しむとこれ位は時間もたつ。夕食は和を中心にしながらも、ちらほ
らと山芋や泥鰌などの精力料理の混じったもので量が多く味も極上であった。さすが
にお腹がすいていた二人は一時間あまりをかけてたっぷりと食べた。宏美だけは部屋
に備えつけの冷蔵庫からビールを出して飲む。
「僕にもちょうだい」
「駄目。あなたは未成年でしょう」
「けち」
「けちじゃない!」
 全て平らげてから宏美は電話で片づけを頼んだ。すぐに二十前位の若い仲居が現れ
る。おとなしそうな感じのなかなか可愛い娘であった。成幸の目が輝いた。
「ちょっとすいません。ここの女将さんに聞いたんだけれど、仲居さんは僕達がこの
旅館に来たときにフロントの下にいたんですか?」
 言われて宏美も女将の台詞を思い出した。確かに女将はこの部屋の配膳係があのフ
ロントの青年の妹で、あの時、テーブルの下で兄の肉棒を咥えていただろうと言って
いた。思わずまじまじと仲居の顔を見てしまう。
「・・ええ、確かにそうです。兄がどうしてもというものですから」
 恥ずかしい質問に仲居はやや躊躇したが、そのように躾られているのだろうか。
あっさり事実を認めた。
「兄は仕事柄、この旅館の入り口のカメラで入ってくるお客様をチェックしているの
ですが、たまに――その、奥様のような好みの方がいらっしゃるとたまらなくなって
あたしを呼ぶんです。そしていつもその好みの方の前で口や胸を強制するのが趣味で
して――」
 淡々と話そうとはしているが、たまらないものがあるらしい。仲居の顔は徐々に紅
潮し、目つきが誰かへの嫉妬と誰かへの不満でかなり尖ってくる。視線を向けられた
宏美は思わず気圧されてしまった。
「あたしだって女ですから、他の女の代わりみたいなのは嫌なんですが、断ると夜に
相手にしてくれないんで仕方がなく――せめて本番でも出来ればいいんでしょうが、
仲居はこのように着物を着る規則ですので勤務中は着付けを乱れさすわけにもいかず
――もう悔しくて悔しくて。なんでこんな兄なんだろうと・・あたしの気持ちを知っ
ていながらわざとあんなことをさせるんですから――」
 喋っているうちに自分の言葉に酔ってきたらしく、仲居の目元が赤味をおびてき
た。正座の膝に置いた両手を帯のほうに引きつけたのも理由あってのことであろう。
「特に今日はしつこくて、一回あたしの口にだしてからも開放してくれず、更に手で
顔に一回ださせました。兄は気持ちいいんでしょうが、その間、SEXどころか愛撫も
キスもないあたしは生殺しです。たまらず一人でオナニーをするんですけれども、お
客様に気づかれないように声すら押さえなくてはならないですし。またそんな兄の射
精道具みたいな状態での屈辱的なオナニーでもこの身体はあさましいほどに感じすぎ
ちゃいまして、今日だけでも二回はいってしまいました。それがまた悔しくて悔しく
て――
 兄ときたら、あたしの処女を奪った時にはあたししかいないなんて言っておきなが
ら、あたしが兄の身体から離れなくなったと判ると、後は平気でよそに色目をつかう
んですから。
 奥様のところはそんなことありませんか?」
「え、えぇ?・・いや、その」
 急に話しを向けられてもただ呆然と聞いている宏美に反応ができるわけない。ま
あ、仲居も意見や同意を期待しているわけではなかったらしく、返事のないことも無
視してまるでつかれたように話しつづけた。
「実は高校を中退してこの旅館に就職したのも、人目を気にせず自由に愛しあいた
かった以上に兄の浮気癖を何とかしたいがためなのです。ここは近親愛以外にはかな
り厳しく、実質的にあたし以外には手を出せない規則になっていますから。でも、禁
止されているのはSEXだけなので、兄はわざわざ見せ付けるように、あたしを虐める
ようにあんな事をするんです。毎晩、勤務時間の後、兄の全部を搾り出してはいるん
ですが・・」
 急に言葉が途切れ、仲居は身体を前に曲げた。慌てて宏美が抱き起こそうとするが
成幸が止める。成幸には表情と呼吸で、女が自分の言葉に反応し、それだけでいって
しまった反応だと判ったのだ。実際、そのとおりで数分もしないで仲居は元に戻り、
非礼をわびつつ急いで膳を片付けていってしまった。
「う―――ん」
 仲居が去った後、成幸は真剣に感心して見せた。異常な告白に顔も身体も紅潮して
しまった宏美としては“何に?”と問いただす気もしない。無言で備え付けの冷蔵庫
に行き、もう一本ビールを取り出す。
 手酌で飲み出した母を見て成幸は意味深に微笑み――子供のようにすりよった。
「すごいね。お母さん。世の中には上には上がいるもんだね」
「・・まあね。――――上ってのがひっかかるけど」
「お母さんは僕がお母さん以外に目を向けたらどうする?」
 あどけなく訊かれたせいでもないが、宏美は咄嗟に反応できなかった。しばし考
え、何とも言えない表情になる。言いたい事と言うべき事の格差が脳裏を混乱させた
のだ。それでもようやく口を開いた。
「・・その時は、まあ・・あなたの意思を尊重するわよ。わたしはあなたの母親なん
だからね。あなたの幸せのために・・」
 そこまで言いかけて宏美はぎょっとした。成幸が――いつもにこにこと機嫌のいい
息子が見たこともないような不機嫌な表情になっていたのである。無意識のうちにも
その表情に押されたように気がひるんだ。
「ふ――――ん。じゃ、お母さんは僕のためなら他のどの女と何を姦ってもいいんだ
ね」
 あまりに露骨な言い方に宏美のほうがひるみ、言い訳するように反応した。
「そんな意味じゃないわよ!そんなどの女だなんて・・」
 成幸がごろん、と横になり宏美のそろえた膝に頭を置いた。見上げる目が笑ってい
る。やった!と言う笑いだ。また引っ掛けられた事に気づいて宏美は真っ赤になり、
思いっきりそっぽを向く。膝にあたる息子の上気した肌の熱さを無視して立て続けに
ビールをあおった。
「ねえ」
 膝から甘えるように成幸が言った。
「怒ってんの?・・」
「知らないわよっ!」
 母親の不機嫌――ないしは照れを無視して成幸は続けた。
「ねえ、ビールちょうだい」
「駄目だって言ったでしょう!未成年に飲ませてはいけないって法律で決まっている
の。ほ・う・り・つ・で!」
 恥ずかしいことを言わせられた恨みから宏美はことさら嫌味っぽく断る。しかし、
成幸は怒りもせず――
「じゃ、キスして」
「え?」
「ビールをふくんでキスをして。それならいいじゃん」
 こういうHなことを考えるのは天才的ね――一瞬本気で宏美は思ったが、何かいや
らしいこの提案もなんとなく捨てがたい。やや迷ってから、ビールを一口含む。そし
て膝の上で待っている成幸の唇にキスをした。
 待ち構えていた息子の舌はあっさりと母の唇を割り、やや苦いビールと甘い唾液に
満ちた口の中をねっとりと動き回った。お互いの唾液とビールが二つの口の中で混ざ
り合う。とろんとする快感に宏美は先ほどの怒りがすうっと消えていき、いつしか
ビールを傍らにおいて成幸の頭を両手で抱えていた。
 かなりしてから――口中が二人の唾液だけになってから成幸はそっと身体をひねっ
て起こした。唇を重ねたまま宏美も合わせて動く。そのまま成幸に引かれるように二
人は歩み、隣の寝室――二人分の大きな布団のしかれた部屋へ移った。
「優しくしてね・・今度は・・」
 立ったままゆっくりと母の身体をまさぐり、浴衣を脱がそうとする息子に宏美は囁
いた。成幸はにやっと笑ったのみで答えない。
 そのかわりに浴衣からこぼれた大きな乳房をかっぽりと口に含んだ。舌先ですでに
固くなっている乳首を転がす。恐らく何千回も味わった場所だが、今でもほんのりと
甘く感じるのは何かの錯覚だろうか。
 そのまま乳房を弄びながら、徐々に宏美を押し倒していった。乳房への愛撫自体は
おとなしいものではあったが、それでも母乳を吸う乳児のように延々と、そして丹念
に繰り返さえられると宏美の身体もたまらなくなってくる。
「ねぇ・・他のところは?」
「他ってどこをしてほしいの?言ってよ」
 恥かしそうに腰を摺り寄せる宏美に意地悪に成幸が言う。浴衣の裾がわれ、白い太
股が息子の腰をはさむようにからみつく。しかし、成幸は乳房を弄ぶだけだ。ここま
でしても応えてくれないとなると本当に言うまでじらす気だ。さすがに口に出すのは
恥ずかしかったが、ついに我慢できずに囁いた。
「あのね・・下のほう・・」
「ここかな?」
 成幸は白々しく言った。紐になっているパンティをほどき、露になった下腹にす
うっと手のひらを下ろして、叢の寸前で止める。そのまま毛をゆっくりと梳かすよう
に、しかし肉にはぎりぎりで触れずに指を動かした。
「も・もっと・・もっと下!」
 いやらしいまでのじらし方に宏美は恥ずかしさも忘れて思わず大きな声を出してし
まう。
「じゃ、ここ?」
 きゅっと音を立てて成幸の人差し指と親指がクリトリスをつまんだ。たったそれだ
けで宏美の秘肉の一点から電流のような快感が脳髄まで走る。声は一瞬であえぎと
なって口からもれた。
「あんまりじらすのもかわいそうだからね。お母さんはこれから大変なんだし」
 成幸が微笑みながら四本の指で秘肉に触り、その中の中指が秘裂に挿し込まれる。
ゆっくりとした動きではあったが、母親の女体を知り尽くした触り方にあえぎはさら
に大きくなった。
「くちょくちょだね。お母さん」
 宏美の耳元に口を寄せて成幸が囁く。それだけで宏美は真っ赤になり、更に愛液も
したたらんばかりにあふれた。我慢しきれずに母が乱暴な手つきで息子の股間を掴
む。すでにかちかちになった肉棒はじっとりと手のひらに熱かった。
 成幸は腰を入れ替え母の裸体に乗った。しかしすぐには挿入しない。肉棒で秘裂を
なぞりあふれる愛液をたっぷりと塗りたくる。肉棒はすぐにしゃぶった後のように
じっとりと濡れた。
「いくよ」
 優しく囁かれ、宏美がこくんとうなずく。それを合図に太く熱い肉棒が宏美の肉壺
に進入し、ふさぐように一杯にした。軽い痛みとそれの数倍の快感に思わず悲鳴がも
れる。
「ハ・ハハァ・・ッ!」
 成幸は自信を持って腰を動かし始めた。何せ今日はすでに三回射精しているので、
たっぷり余裕がある。そうそう漏れるようなことはない。だから今度はたっぷりと虐
めてやろうと考えていた。
 宏美の方も受け入れるのは三回目だが、女のほうは感度が鈍ることもなくいつでも
新鮮な快感が走るのでたまらない事にかわりはない。いつもより更に激しい息子の腰
使いにすぐにも悲鳴はあえぎに変わった。
「も・もうだめぇぇ・・い・いっちゃ・・うぅぅ。おねが・・い。いっしょに・・」
「だーめ」
 最初の絶頂が来た宏美に成幸は意地悪に答えた。腰の動きは止まろうともしない。
すぐにも悲鳴をあげて宏美はいってしまった。汗に濡れた裸体ががくがくと震え、
べっとりと愛液が股間からしたたる。しかし、成幸はまだ容赦しなかった。
「僕がいくまでやめないからね。何度でもいってよ。お母さん。そのいく時の声と顔
がたまらないんだ」
「ひいぃぃぃ・・」
 絶頂にわななく肉壺に容赦のないドリルでえぐられるような攻撃がなされ、宏美が
新たなる悲鳴をあげる。前にもあったことだが、成幸は一回で何度母をいかせられる
かに兆戦するつもりだった。今までの記録は三回であるが、今、肉壺を攻め上げる固
い感触とそれからもたらせられる耐え難い快感に、宏美は今夜はそれ以上になる事を
確信した。
 事実、この夜に成幸がようやく発射したのは宏美が四回目の絶頂をむかえたと時で
あり、それと同時にひさびさに宏美は失神してしまった。

 翌朝、宏美は一人で目覚めた――と言うより気がついたと言うべきであろうか。
 昨夜の事は途中からもう記憶があいまいであった。気づいた時にはゆるく浴衣をま
とったままで―恐らく成幸がしたのであろう―下着はもちろんつけていない。浴衣を
引っ掛けただけの成幸の傍らによりそうように寝ていたらしく、右手は成幸の腰にか
かっていた。
 よく寝ている成幸を起こさないようにそっと床を抜け出し、壁の時計を見るとまだ
六時である。早いわりには目がすっきり覚めているのは昨夜の大騒ぎに疲れ、熟睡し
きっていたからであろう。
「もう、元気一杯なんだから。どっから出てくんのよ。そんな精力」
 ぶつぶつ言いながら成幸に布団をかけてやる。成幸の体力にはなれているはずだ
が、さすがに昨夜ほど可愛がられると少し腰に力が入らない。ふと、すでに半分以上
大きくなっている肉棒に目が止まった。毎朝これをしゃぶらされるのが日課なのだ。
思わずごくりと喉を鳴らしてしまったのが、何か条件反射のようで恥ずかしかった。
「まあ、良く寝てるしね。起こすのも可哀想よ」
 母親らしいことを呟きながら居間に移る。ニュースでも見ようかと思ったが、その
音で成幸を起こしてしまいそうだ。窓から外を見ると上がりかけの朝日の中、何とも
言えない濃さの霧が山間の風景を覆っていて、いいムードだった。
 結局、成幸が起きるまで小一時間ほど庭を散歩することにした。

 庭は昨日、上から見たとおり変な造りだった。石も木もいいものを使っているのだ
が、正統的な日本庭園とは大分違う。まるで森の中に入ったかのように周りが見渡せ
ないのである。と言って実際の森のような閉塞感はない。光も空気もすんなりと流れ
てくる。もし見渡せないのを目的として設計されたのなら逆に見事なものであろう。
 十五分も歩かないうちにその答えが判ったような気がした。砂利道の傍らの木の陰
から人の気配がしたのである。つい宏美は何の気もなくそちらを見てしまう。話し声
が聞こえるような距離に全裸の男女三人がいた。
 二人の男が裸のまま肩を組み並んで立っている。その腰の辺りに全裸の女がしゃが
んで顔を寄せていた。何をしているのかもここからはっきり見える。二人の男の二本
の肉棒を丹念にフェラチオしているのだ。思わず、宏美は側の岩の陰に隠れた。
 息まで潜めた宏美の視線の先で女は一生懸命に肉棒をしゃぶっている。二人の男は
二十才位で顔も背格好も驚くほど似ていた。双子なのだろうか。気持ちが良いのだろ
う。二人ともうっとりとしている。やがて、その一人が女の髪をなぜながら言った。
「もういいよ。千春。おかげで僕も兄さんもびんびんだ。ご褒美をあげるよ」
 女は口を離し、にこっと笑った。意外にあどけない表情になる。会話からすると妹
であろうか。
「で、今度はどうされたい?」
「うんとね、今度はちい兄ちゃんが前をして、兄ちゃんはう・し・ろ」
 はっきりとした返事に二人の男が声をそろえて笑った。
「馬鹿だな。それじゃさっきの兄さんのと混ざるじゃないか。子供ができてもどっち
の子か判らなくなるぞ」
「いいのよ。どっちでも――ううん、どっちとも欲しいんだから」
「二人もかい?そして今度はその子とも姦るんだろう。ほんとに淫乱な奴だ」
「いーーじゃないよぉ。だからわざわざ濃いい朝に姦ってんだからぁ」
 もうこれくらいじゃ驚かないぞと思いつつも宏美は息を呑んで見つめる。今度は兄
妹で、妊娠を狙っているらしい。一体、本当に出来たらどうする気とこっちが心配し
てしまう。
 ちい兄ちゃんと呼ばれた男が仰向けに横になった。成幸ほどの大きさではないが、
いかにも固そうな肉棒が垂直に立ちあがる。女がその上にそっと乗った。肉棒を秘裂
にあてがい、小さくうめきながら徐々に腰を下ろす。もう一人がその背後にまわって
たわわな胸をゆっくりともみしだいた。
「・・う・・ううんん」
 ようやく全部入ったらしい。目をつむってゆっくり腰を揺らす女を下から男が抱き
寄せた。前倒しに裸体がくずれ挿入された肉棒と愛液をあふれさせている秘襞、そし
て菊のような肛門が後ろから見て剥き出しになった。背後の男がかがんでそこに口を
寄せる。
「いやん・・なめちゃぁ・・」
 男の舌が肛門をなぞった。嬉しそうな声を女が上げ、抱きしめられたまま軽くのけ
ぞる。下の男がゆっくり腰を突き上げ始めた。さらに女の声が大きくなる。
「よしこれだけ湿ればいいだろう」
「ゆっくりしてやれよ。兄さん。千春のお尻はまだちっちゃいから」
 背後の兄が弟と同じサイズの肉棒を妹の肛門に添えた。アナルセックスを初めて見
る宏美は目を大きく見開いて見つめてしまう。話には良く聞くけれどあんなものが本
当にあんな小さな穴に入るのだろうか?
 背後の男は結構、乱暴に肉棒を挿入した。明らかに痛みによる悲鳴が大きく響く。
それに構わず、上下で男達が息をそろえてピストン運動を開始した。
「ひいいいぃぃっ!いやぁぁぁ、もっとゆっくりぃぃ・・中でごりごりあたっている
うぅぅ・・」
 女は恥ずかしいくらいあからさまに叫んだ。しかし明らかに痛み以上の快感にうち
震えているのが宏美にも判る。悲鳴をしのぐあえぎが薄い霧を長く振るわせた。
 宏美はその場を離れた。いたたまれなくなったと言うより覗き見に罪悪感を感じた
からである。昨日の霧子姉弟もそうだが、近親愛でもああも堂々とやられるとやまし
さを感じること自体が悪いもののように思えてしまう。
 それからしばらく早足で歩いたが、やがて昨日の露天風呂の側へ出てしまった。
ちょうど天蓋付きの檜風呂が良く見渡せる場所で、やっぱりというか予想通りにそこ
には一組のカップルが真っ最中であった。
(やれやれこんな朝早くからご熱心なこと)
 自分の日常を思いっきり棚にあげて宏美は思った。今度は女が座り、その股間に男
がむしゃぶりついている。女のほうは最近多いいガングロとやらで、髪は脱色して
メッシュになっているし、肌は黒人の一歩手前まで焼いている。剥き出しになった小
ぶりの胸やまだ子供っぽい腰に、水着などによる焼き残った跡が一切ないのが見事な
ほどであった。男の方は顔をうずめているため良く判らないが、ややたるんだ太目の
体つきから言って中年だろうか。
(じゃ、父娘かしら。兄妹にしてはちょっと変よね)
「ぁぁぁああああ・・いいぃぃ。パパぁ、もっとなめなめしてぇぇ・・」
 男のクンニがいいのだろう。女は押さえようとしても押さえきれない可愛いあえぎ
声を上げていた。その声だけ聞くと成幸と同じ年頃ではないかとも思える。それ以上
見ているとまた覗きになってしまうので、宏美はそっと離れようと後づさった。その
時――一瞬、足が止まった。
「ねえ・・もういぃいでしょう、ヒロミにちょうだぁいいぃ」
 どきりとして思わず視線を再度向ける。自分の名を呼ばれたかと思ったのである。
考えてみればヒロミなどありふれた名前でどこで会ってもおかしくないのだが、この
場所が場所だけに誰何されたかのように動揺してしまったのだ。そして――
「宏美様と同じ字の同じ名前ですのよ。あのお嬢様は」
 耳元で囁くように言われて宏美は飛び上がった。反射的に誰かに口を押さえられた
ので悲鳴が漏れなかったのがせめてもの幸運である。慌てて横を見ると浴衣を着た上
品そうな美人――当旅館の女将の菊乃がにこやかに微笑んで立っていた。なんのかん
の言ってもこんな側に近寄られたのが判らなかったくらい熱中して覗いていたので
あった。
「おはようございます。宏美様。良い朝でございますわね。昨夜はゆっくりお休みに
なられたようで――ああ、あちらのお客様は大丈夫ですよ。毎度のことです。SEXの
最中は電話が鳴っても気づかないくらい熱中するお二人ですから」
 にこやかに言われてもああそうですかとは言えない状況である。声も出せずにあた
ふたする宏美の浴衣の袖を女将が引いた。抵抗も出来ずにそちらへ引っ張られる。や
や離れた――しかし、ばっちり覗け、しかも声もはっきり聞こえる距離で女将はと
まった。
「あの方は関西の実業家でして、お嬢様と月に一度は必ずいらっしゃる常連ですの。
奥様は早くに亡くなれたそうで後は父娘水入らずというところでしょうか。お名前は
――」
 宏美の視線の先で中年の男が娘の股間から顔を上げた。その顔を見た宏美の脳裏に
“まさか――”という自分の呟きが他人のもののように響く。知っている顔だった。
それもかって成幸以外に唯一身体を許した――
「なぜ、私にそんなことまで説明するのですか」
 我ながら硬い声である。宏美は今、自分が感じているのが、また考えているのが何
か自分でも理解できなかった。懐かしさでもなく、怒りでもなく、そして悲しみでも
なく――
 実際、懐かしいどころかたった今まで十数年思い出しもしなかった存在である。宏
美の人生にとっては重要ではあったはずだが、正直言って成幸が産まれてからは完全
に忘れていた。当然、今は怒りも悲しみもない。
 だから、ただ、この男が自分と同じ名を娘につけて呼んでおり、そして、今、その
娘の裸体に宏美が見た事のあるはずの肉棒を硬くしていると言う事実だけが目の前に
あるのである。
「たしかにお客様のプライバシーに触れる事は当旅館ではルール違反ですけどね。で
もあちら様がそのルールを無視して宏美様の事を昨夜しつこく聞きにいらしゃいまし
て、ついその事を思いだして独り言を言っただけですよ。ああ、ご安心下さい。あち
らへはお二人は仲の良い姉弟だと説明しておきましたから」
 女将は噂話でもするように言った。きっと全てを判っているのだと確信はしたが、
その好意に甘えて宏美は気づかないふりをすることに決めた。
 二人の視線の先で中年男が横になり、娘がそれにまたがる。意外にすんなりと入っ
たようですぐに娘が乱暴に動き出した。それがあまりにもあけすけにリズミカルで、
またその肌の黒さから宏美には黒兎が跳ねているのを連想した――自分と同じ名の恥
ずかしさで一杯だった少女が、あの時は精一杯だった愛を受けとめているようには見
えなかった。
「ちなみに宏美様とはお知り合いですか?」
「いいえ」
 我ながら驚くほどに間髪を入れずに答えられ、思わず笑ってしまった。それを見て
女将も笑う。宏美がたった今、行った人生の選択を祝福するようににこやかに笑っ
た。
 ふいに二人の傍らの霧が割れて男が現れた。レスラーのような逞しい体格で、思わ
ず宏美が女将の影に隠れてしまったほどに威圧感があった。
「なんだ。母さん。こんなところで散歩かい?」
 男の声は外見のわりにに穏やかであった。ランニングシャツに短パン、ジョッキン
グシューズと言う格好である。全身の汗やはずんだ息でランニング中だったのは宏美
にも判った。ひょっとしてこれがパンフレットに出ていたと言うここのインストラク
ター兼女将の息子なのだろうか。
「あら、ちょうどいい時に来たわね」
 女将は上品に微笑み――なんと自分の浴衣の帯に手をかけた。宏美が理解する暇も
なく帯が下に落ち、張りつめた――絶対に実際より二十年は若い見事な女体が露にな
る。
「ええっ!またかい。明け方に二度したろう。俺、トレーニング中なんだけどなあ」
「ちょっといいことがあったのよ!いいから早く!」
一変したように女将があせった声を出した。半分脱いだ浴衣を下に、自ら傍らの草の
上に横になる。豊かな股間の茂みに女蜜が光っているのが宏美にも見えた。男が口と
は裏腹に実に嬉しそうに下着もろとも短パンを脱ぐ。すでにかちんかちんになって、
まるで握り拳を思わせるような、宏美が見たこともないサイズの肉棒が飛び出た。そ
してその逞しい身体が宏美の目の前で熟れた実母の身体を組み敷く。
「あの、わたし、この子とする時はかなりあさましく乱れますの。蔑ずまないでくだ
さいね。宏美様」
 息子の下から女将が艶然と笑った。前戯もいらないかったらしい。すぐにも息子の
腰が突き出され、あんなに逞しい肉棒がすでに濡れきっている女将の秘襞にぐさりと
打ち込まれる。宣言通りの艶やかな嬌声が女将の口から薄霧の中へ鳴り響いた。その
まま息子の腰が波のようにゆっくりと、しかし力強く前後に動き、その肉壺をえぐら
れるような快感に女将は獣のような声を上げてよがり狂う。
 宏美はもう我慢できなかった。挨拶もそこそこに駆け出す。そう、自分のもののと
ころへ――

 エレベーターを使って四階についた時、宏美の股間はすでに滴るほどに濡れてい
た。それが立て続けに目撃したSEXによるものなのか、あの男の今の現実に興奮した
せいなのかは宏美にも判らない。今、判っているのはただ最愛の人の-―成幸の固い
肉棒と熱いミルクをたっぷりとこの身体に味わいたい――ただそれだけである。
 “葵の間”の鍵を右手で開けながらも、左手が無意識のうちに浴衣の帯をほどこう
とする。ドアを開け、部屋へ駆け込むと同時に両手がパンティの裾を引き千切り、浴
衣の前をはだけた。最愛の息子が溺れきっている見事な裸身が露になるが、それを気
にする余裕などない。そのまま寝室に駆け込み、視界に望んだものを見つけた。
 成幸はまだ眠っていたが、浴衣の裾からはっきりと起床する下半身が見えた。宏美
はそこへ倒れこむようにすがり、硬直した肉棒を一口で咥えこむ。いつもと同じはず
の少年の匂いと味がたっぷりと舌から全身に広がった。
「え・・」
 暖かい濡れた感触に成幸が目を覚ました。そのまま寝ぼけ眼で見まわし――かって
ないほど真剣に息子の肉棒をしゃぶっている母親を発見する。軽い驚きを感じた。
「どうしたのさ。お母さん。朝なのに自分からしてくれるなんて」
 そうなのだ。今まで二人の朝のフェラチオは常に息子の命令で行われていたのであ
る。宏美の内心はどうあれ、母から自発的にやった事はかってなかった。
「・・うぐ・うん・・。ちょっとね。いい事があったのよ」
 肉棒から口を外して宏美は笑った。屈託のない、しかし息子が瞬時に肉棒を最大限
なまでに硬直させたくらい淫らな笑みだった。
「あら、急に大きくなったわ」
「・・お母さん・・」
「これだけあれば十分ね。ねえ、ちょうだい。成幸」
 宏美はねっとりとした動きで成幸の身体にまたがった。息子の身体にかかっただけ
の浴衣をはぎ、精力的な若い身体を剥き出しにする。惚れ惚れするくらい綺麗なくせ
にすでに逞しさが芽生えてかけている男の裸だった。
「ねえ、お母さんのこと好き?」
 形の良い胸にキスしながら宏美は囁いた。予想外の展開に成幸は驚いたが、ややお
いてから下から母の身体を優しく抱きしめる。
「もちろんさ。お母さんが僕の最愛の女だよ」
「本当?ずっとそう?これから先も、ずっとわたしだけ?」
 すがるようにして言う母親の表情を成幸は何よりも可愛らしく思った。
「そうだよ。お母さん。僕にはお母さんだけだよ」
 成幸の手がほとんどはだけている宏美の浴衣を脱がす。一万回でも絶賛したい母親
の肉体が直接熱い体温をもって息子の上にかぶさった。
「じゃあ、ちょうだい――」
 息子にはたまらない笑顔のまま宏美は軽く腰を動かした。それだけで大き目のはず
の成幸の肉棒が優しく宏美の秘裂に入ってしまう。成幸はやや驚いたが、かってない
ほどに濡れそぼった絶妙な肉壺の感触にたまらず声を上げた。
「ずっとよ。ずっとしてね。お母さんは成幸以外何もいらないから――何よりもあな
たを愛しているから」
 宏美は祈るように呟いた。同時にほとんど無意識に腰がゆるやかに動き出す。
 何度味わっても新鮮な快感が母と子の全身に広がってゆき、同時に酔うような幸福
感が二人に染み込むように満ちていった。
 やがておきた純粋で可愛い声と音は一組の母子の将来を祝福するかのように朝の空
気を長く長くふるわせ続けた。



[2000/03/04]

小説(転載)  母子想看

近親相姦小説
12 /02 2018
母子想看

T市の名門ホテル舞欄は別名「美人後家ホテル」の異名があった。
なぜならホテルスタッフ・出入り業者・テナントスタッフなどにどういうわけか美人
のミセスが多かったためである。そこで舞欄ではモデル派遣業という、全くホテルと
は関係のない事業を手がけるに至った。
その美人モデル群の中で、もっとも若いのが舞欄のレストランシェフ、三沢礼子であ
った。年齢は32歳である。
シェフといっても彼女はデザート専門のいわゆるパティシエである。
「菓子も綺麗だが職人も綺麗だ。菓子は上手いが、本人はどうかな?」
そんな下世話な、彼女を知る男たちの噂にのぼっていることは、礼子も承知である。
だが彼女は男には目もくれなかった。
彼女の人生に男は必要ではなかったのだ。
いや正確には彼女には、世界で一番愛する男性がいた。
但しその男性は礼子の胎内から羽ばたいた生命だったのである。
名前は弘明。12歳。いまだあどけない表情の小学6年生だった。
礼子が19歳で身籠った際、彼女は菓子専門学校の学生だった。
そのまま高校以来の恋人洋介と結婚して弘明を生んだ。
洋介は数年前事故で他界しているが、以来一人身で弘明を育ててきた。

それは6月だった。菓子を調理中、突然両手に痺れを感じた。
疲れかと思い湿布などしながら仕事を続けたが、いよいよ痺れは痛みに変わった。
病院で診察を受けた。結果腱鞘炎・手根管症候群など三つの病気を併発していると
「宣告」された。瞬間礼子は泣き出したものである。
もう自分はパティシエが勤まらないと。だが医者に一笑にふされた。
一つ一つの病気は軽症なので通常、手術しなくても治る。
だが礼子の場合、手の痺れを誘発する病魔が三つ重なっているので、手術が必要。
手術は即日で済み、そして4日間固定し抜糸すれば、もう普通に生活できる。
一ヶ月すれば菓子職人に復帰も大丈夫とのことだった。
礼子は安堵し、7月に手術を受けた。
手術を七月にしたのは弘明が夏休みに入り、礼子の世話が可能だからだった。
「僕、母さんの手が治るんだったら何でもするよ!美味しいお菓子の見本また作って
食べさせて欲しいもん!!!」
大好きな母、礼子のためなら、美味しいお菓子のためなら、4日間夏休みを犠牲にし
てつきっきりくらい、弘明にとってはおやすい御用だった。
礼子の手術は1時間で済んだ。
その日の晩は亡夫の姉、富岡芳子が付き添ってくれることになった。
芳子に世話をされながら、礼子は気がついた。食事だけではない。家事一般どころで
はない。明日からは弘明に下の世話をさせねばならないことを。

「弘明君もひととおり看護婦さんから介護の方法は聞いたわ。だから明日からはあの
子一人でも大丈夫ね」
「いやだ、義姉さん。介護なんて言葉使わないでよ」
「だって介護じゃない」
礼子と芳子はリビングのソファに並んで座りで、ワインを飲みながら談笑。
二人ともパジャマ姿である。この礼子のパジャマとて芳子が着せた。
これとて当然弘明の役目になる。
「大丈夫よ。しっかりした子だもの。あなたのためなら何だってするわよ」
心配気な礼子に芳子はワインをグラスに注ぐ。
「あんまり勧めないで。夜中にトイレに行きたくなったらどうするのよ」
「起こせばいいのよ私を。そのために来ているんだから」
そしてグラスを礼子の口にあてがうのだった。酔いがまわったのか少し唇からこぼす。
「ああ駄目ね、礼子ちゃんは、私がこうしてあげないと駄目かしら??」
それからの芳子の行動は、知らない者が見たら驚愕することは間違いなかった。
芳子はワインを口に含むと、そのまま礼子の唇に吸い付いたのである。
また礼子は一瞬だけ目をみはったが、そのまま口移しでワインを飲まされたのだった。
「フフッ、もう寝ましょうよ。気持ちいい眠りにつかせてあげるわ」
「え、ええ」礼子はほほを若干染めた。
二人はレズ関係だったのである。

芳子も未亡人であり、亡夫は健在な時分、芳子の弟夫婦礼子たちとのスワッピングを
楽しむ嗜好があった。だが二人の夫たちがこの世を去れば、芳子と礼子が残る道理で
ある。
この数年間、二人はレズ美アンの愛欲を共有していた。
二人が異性を必要としなかったのはそのためである。
下手に愛人・恋人・再婚などという話になって、思春期の子供たちの気持ちを傷つけ
たくないという理由もあった。同時に美しい同性との愛欲が甘美に過ぎたこともある。
礼子の寝室の蛍光灯に照らされ、芳子は全裸の女体を、義妹の前にさらしていく。
豊かな乳房、くびれたウエスト、しなやかな下半身。
舞欄にあるフィットネスジムに通っているだけあって、素晴らしいラインだった。
礼子はベッドに横たえられ、じっとそれを見つめている。
手が使えないので、そうしているしかないのだ。
ここ数年礼子の愛撫(実は黒川千恵子という女性とも関係があった)しか受けてない肉
体ながらあまりになまめかしい。陰毛は手入れされ、その部分の有様を礼子は思い出
し、一人生唾を飲む。
「フフッ、脱がせてあげる。下半身だけね」
「なんで?」
「あとでパジャマ着せるのも面倒だわ。とりあえず下半身が裸なら、トイレもすぐさ
せてあげられるじゃない?」
そして先刻はかせたばかりのパジャマとパンティーを脱がせる。
「あぁいやあ…」
礼子は羞恥の声を、芳子の前でもらす、同性の義姉に対して反応する。
「ふふまだ何もしてあげてないじゃない?」
そしてパジャマの上だけになった礼子の肉体に、芳子のそれが覆いかぶさっていく。
「よしてェ・・・ああん、だめだったらァ」
抵抗はしたが、しょせん両手が使えないのだから口だけの抗いである。
体を愛撫し始めた芳子に、礼子は肉体をくねらせる。
全裸の美貌の女体にのしかかられ、熱く柔らかな姿態ををこすりつけられる感触は、
礼子を内部から火照らせていく。
「礼子、いい匂い、匂いが濃くなってる。興奮してるのね」
首すじに鼻をこすりつけて、うっとりと義妹のフェロモンを味わう芳子。

それを見つめるまだ幼い視線があることさえ気がつかずに…

芳子の右手は礼子の体をさするように愛撫しつづける。
「はぁーん」
陶然としたため息がもれる。
「ずるいわね。今夜はされるがままで、ふふいい気なものだわ」
「だって…」
愛撫を返そうにも両手首から先は、包帯と軽いギブスで固定されているのだ。
「冗談よ、さあしてあげるわね」
芳子の目ももう潤みきっていた。礼子のパジャマのボタンを外し、左右に開く。
「あー!」
悲鳴とともに礼子の、32歳の白き全裸が暴かれる。乳房がぷるるんとたわわに揺れる
のが芳子と、もう一人の人物の目に入った。
「あー!礼子ったら、可愛い!!!
礼子の唇を、芳子の唇が惹かれあうように近づく。
「ウ、ウンンッ」「ン!ンンン!!」
甘くとろけるような同性とのキスに、二人の頭は痺れる。
乳房が接触しあい、弾力をもって互いの肉体を押し返し、下半身ではお互いの陰毛が
腰などにこすれ、愛欲をつのらせるばかり。
歯の裏側までも存分に舐めまわし、舌に舌をからませて吸いたてながら、芳子の右手
が、礼子の乳房をもみしだく。声をくぐもらせ、肉体をくねらせ、その快感に浸る。
「はぁー、なんて素敵なの、あなたとのキスって、あなたとこうするのって」
芳子は手で乳房を愛撫したまま、礼子の首すじから胸へとキスの雨。
やや湿った音をわざとたて、唇で抵抗できない礼子を蹂躙?する。
「いや…アアッ!アーン!!!」
されるがままというのも拷問だった。反撃できないのだから。
声で抗っても、下半身は迫り来る芳子の攻撃を待ちわびていた。
羞恥と期待の両方で、礼子は足をもじもじと動かすしかない。
「礼子、きれいよ。あなたってどこもかしこも綺麗」
しこった乳首をいとおしげに軽くかじる、ほほをすぼめてちゅうちゅう吸う。
「はぁーん、義姉さん…」
芳子は礼子の乳房を悪戯しながら、右手をお腹に向かってすべらせていく。
おへそのあたりで焦らすように小停止、そして…
「あっ、だ、駄目!いやアーン!!!!」
下腹部を、女陰のまわりを、芳子の指先がさもいやらしくまるで痴漢のように卑猥に
動きまわる。礼子はこみあげる愛欲に両手以外を悶えさせる。
芳子の指先が、唐突に礼子の中心をくじり穿つ!
「濡れてる、礼子濡れてるワ」
「嗚呼…言わないでぇ…」
全身に電撃が流れ、礼子の背がたまらず持ち上がる。
芳子は同性のぬめりを確認し、いっそう興奮をつのらせる。
「ふふふ、抵抗できない貴女を悪戯するって最高よ」
芳子は体を起こすと、礼子をうつ伏せにさせ、もう体にまといついているだけのパジ
ャマを頭側にずらせ、背中をむき出しにしてそして舐めまわす。
「あぁーん、礼子って背中まで甘いワ」
背中から脊髄線に沿って舌がはいおりる。
それはいつしか美てい骨にいたる。
「あっ、いや!!!! そこは駄目!!!」
半ば本気で足をばたつかせて拒否の意思を伝える。
「何? 不満???」
不満なわけではない。
だが入浴もしていないその部分を、義姉に委ねるのは気が引けるのだ。
「大丈夫よ。綺麗にしてあげたじゃないの」
先刻、大きい用を足した際、芳子は礼子のアヌスを十分ウォッシュレットでゆすがせ
薄めたアルコール液で消毒し、さらに濡れタオルでアヌスの襞まで拭っていたのだ。
この甘美な夜のためだった。
「だからいいの。そんなこと気にしないで、礼子の体に汚い部分なんかないのよ」
「嗚呼…そんな…」
瞬間お尻の双肉が左右に割り開かれ、すぼまったアヌスにざらっとした感触が、から
みついた。
「アー!!!!!」背中がのけぞり、全身に鳥肌がたつ!
「ふふふ相変わらず弱いんだから。じゃあここは後でね」
その言葉に礼子は少し安堵し、かなりがっかりしたのだった。
礼子の体は、ベッドの上でもう一度仰向けにされる。ほとんど芳子の人形である。
芳子はそのまま礼子の姿態をしばらく凝視した。
それは男が女を獣欲にかられ、目で犯す視線にほかならなかった。
「ああ…」
それだけのことに礼子の肉体は羞恥に火照り、全身が汗ばむ。
愛撫が欲しいのか? 真摯な恥じらいからなのか?
両足をよじらせて、芳子から女のもっとも華奢な部分を隠そうと試みる。
その動きによって上半身もざわめく。乳房がかすかにゆらめく。
両手で顔を、あそこを隠したい思い。だが無理はしてはいけない。
だから両腕だけがじっとしている。それ以外の部分が男を。いや礼子を惑わせるレズ
美アンの官能をたぎらせてしまう。
「ああ…して…」「じゃあなぜ隠すの?」「だって…」
もう礼子の全身はピンク色に染まっていた。それは芳子も同じであった。
「してあげるわ、もう私たまらないの!!」
飢狼のように、芳子は腕がきかない義妹の肉体に襲い掛かる。肉を欲する!
だが芳子が使うのは、獣の牙ではなく、いやらしき舌での陵辱であった。
「アッウーンッ」
礼子の全裸の肉体がひきつる。
「ああ礼子、私のことが好き? 愛してる?」
「愛してるわ。義姉さんのことが好き!!!」
「誰よりも?」「ええ誰よりも!ああ!!もっと!!!」
「ふふ嘘つきね。礼子は、一番貴女が愛しているのは弘明君でしょう」
!!!! そこで礼子は言葉に窮した。
「あら?どうしたの? そんなの母親だったら当たり前じゃない。私だって息子が一
番かわいいわ。でも礼子もかわいいのよ」
そう言って芳子の前歯が乳首をねぶる。
「あッ、アーンッー」
礼子の全身がその快感に反応する。
芳子の手が礼子の下腹部をさもいやらしい手つきでまさぐる、まるで痴漢のように。
礼子は両足を閉じ合わせ、拒むふりをする。
「もう礼子の嘘つき。触ってほしいくせに、ウブなふりしてえ」
芳子は左膝を芳子の両足の間にこじ入れて、さらに両手で残酷に?開脚させてしまう。
「いやァ、見ちゃいやあッ」「だあめ、もう丸見えなんだからぁ」
聞かれた股間に、芳子の手が今度こそしっかりと攻撃が加えられる。
「あっ、ハァーン、フーン!ウーン!」
首筋を乳房を脇の間まで、ベロベロに芳子に舐めまわされながら、秘陰は芳子の指に
徹底的に陵辱され、冒涜され、犯されていく。
礼子が亡夫にされていた野太い指による愛撫は、遠い記憶の彼方。
今はもう義姉の繊細でしなやかで、ふしだらな指の愛撫の虜だった。
足がくねる。腰が浮く。だが秘陰にからみついた芳子の指は離れない。
「フフッ、礼子ったらこうしちゃうから」 
芳子の指先が陰唇深く分け入り、礼子の胎内を深く穿つ。
「あっ、嗚呼!!!」
礼子の秘陰はとめどなく愛液を分泌し、芳子の指が蛍光灯にきらめく。
「フフッ、礼子のオマンコ、どうなってるか教えてあげようか?」
「あンッ言わないでェ、オマンコって言わないでぇ」
礼子の姿態はこの期に及んで、羞恥にくねる。時分で発した言葉にさえ羞恥する。
「オマンコびしゃびしゃ、ネトネトよ」
芳子は礼子の左右の乳首を舌で交互に舐め尽す。もう乳首はカチンカチンだ。
そして芳子は両手を前と後ろから礼子の股間に、おあずけした部分を再攻撃の準備。
「ああっ駄目ェ、弱いから駄目ぇ!ア?? アーンッ」
芳子の右手が秘陰をくじる。それはいい耐えられ?る。
だが芳子の左手がアヌスににじりよっていくのだ。
「フフッ、お待たせ」
礼子の愛液でぬめった芳子の左手の指が、アヌスの中に侵入する!

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

12歳の少年は瞬きさえできずに、叔母と母のふしだらなからみあいを見つめていた。
小さく開いていたドアの隙間から、いつも優しく微笑み、自分を慈しんでくれる二人
の女性が獣のように愛しあう姿を。呆然として見ていた。

「礼子の急所は三つある♪ オマンコ・クリちゃん・アヌス責め!」
歌うように芳子は口に出した三つの部分を、両手で愛撫する。
まるで名ピアニストのようだった。
芳子が礼子の鍵盤をたたく度、礼子はふしだらな旋律をかなでるだけ。
「嗚呼礼子、舐めてあげる。口で御奉仕してあげる。私がお風呂に入れない貴女のば
っちい部分を舌で洗い清めてあげるワ」
芳子はそう言うと、礼子の秘陰に貪りついていく。
十本の指に舌と葉と唇が参加し、礼子の秘陰をアヌスを、クリトリスをすさまじい勢
いで、痴態の限りをつくして攻撃する。
そう芳子は舌をとがらせ、ためらいもせず直腸の襞深く挿入させる。
「キャァー!!!!!!!」
それは半ば本気の悲鳴だった。それをしてくれるとはわかっていた。
覚悟も期待もしていた。それだけに甘美だった。
「アッ、ハアーッアーンッ」
「どこがいいの?言ってみて、口で言ってみて」
「か、感じるアーンッ、いやっ!オマンコいい!」
「オマンコじゃないわ! 私が舐めてるのはどこなの?」
「ケ、ケツ」
「早く言うの! じゃないともう舐めてあげないから!」
「ケツマンコ! ケツマンコよ! ケツマンコいいのぉ!!!」

弘明は失神しそうだった。母と叔母があまりにふしだらな言葉を発する事実に…

芳子はもう奉仕?するだけの自分に耐えられなくなっていた。
礼子の下半身を攻めたまま、肉体を移動させシックスナインの体勢をとる。
「嗚呼舐めて、礼子のかわいいお口で私のオマンコも舐めて」
礼子の視界に満面に花開く、義姉の秘陰。ピンク色の襞はきらめき彼女の口づけを誘
っていた。芳子が腰を礼子の顔に落としていく。
礼子は目をつぶり、そっと芳子の下唇?とキスを交わした。
「アーン、いや!!! そんな優しいキスなんかじゃいやあ」
芳子が腰を振って、礼子に更なる激しい攻撃をせがむ。
礼子は両手が使えない。彼女にある武器は口だけだ。
だからこそ精一杯の愛しさを込めて、舌を芳子の内部に挿入し、舐めしゃぶる。
「んー!!!」「んんググ」
それからは10分間はただひたすらに、美女二人は声もたてずに(口がふさがっている
ので)秘陰を愛撫しあい続けた。
そしてどちらからともなく、口を離し、芳子は礼子の目を見つめた。
「オマンコする? レズマンコする?」
義姉の言葉に、礼子は潤んだ目で首を縦に振った。
「うん」
芳子は礼子の両足を開かせ、そして自分もまた足を開き、その秘陰同士を接触させた。
ぬちゃああああとお互いの秘陰が秘陰を知感する。
「アー!!!!」「ア!アーン!」
その生温かく濡れそぼった粘膜のこすれあう快感に、嗚咽がからむ。
「ああ!!!義姉さんのオマンコ!オマンコいい!!!」
「礼子もよ!礼子のオマンコいいの!最高よ!!!!」
「アーンッイッ、イッちやう! ああンッー!」
「私もよ!! すぐにいっちゃいそうなの! 今日は早いわぁああああああ」

        「アッ!」

短い二つの悲鳴と同時に、二人の肉体に激烈なオーガズムが駆け抜けた。
両足が突っぱり痙攣する。
そしてしばらくの間二人の激しい呼吸だけが響いた。
芳子の体が先に動き始めた。優しくかろうじて脱げずにからみついていた礼子のパジ
ャマを直し、ボタンをはめていく。パジャマが礼子の下半身まで隠す。
「気持ちよかった?」
「ええ」
「ふふ、じゃあお休みなさい。トイレしたくなったら遠慮せずに起こしてね」
そして芳子は蛍光灯の電気を消した。寝室が暗くなった。

もうドアのそばに弘明の姿はなかった。
彼は二人が達した瞬間、そのエクスタシーの波が伝わったかのように射精していたの
である。
「母さんが!叔母さんが!どうしてなんだ!!!!」
洗面所でパンツを洗いながら、必死で今見てしまった光景について考える弘明。
さもあらん。思春期の1ページ。
たとえば両親のSEXについて知ってしまった。
あるいは母親が他の男とSEXしていた。
というのであれば、まだ理解の範疇だろう。
だが母親と叔母がレズ関係だった、などというのは普通ありえない。
ましてや12歳の少年が、どう心の中で整合をつければいいものであろうか?
考えた末、弘明は24時間やっている、とある携帯サイトに、書き込みをしたのだった。


……そんなわけだから、君のお母さんも叔母さんもさっき言ったレズではないんだね。
きっとお父さんがいなくてさみしかったんだ。でも他の男の人を好きになったら、君
が傷つくと思ったんじゃないかな?二人とも君には優しいんだろう?じゃあいいじゃ
ないか。お母さんに孝行するんだよ。


子供電話相談室ならぬ携帯電話相談室からは、そんな返信が書き込まれていた。
弘明は夢精を経験した際、ここに相談し安心したが、また相談してなんとなく心がす
っきりしたのだった。相談された方も困ったのだろうが、当たり障りない返信をした
のだが、ともかく弘明は納得した。同時に母親に性を意識してしまったのも事実だっ
た。なんといっても実母の痴態を見てしまったことには違いないのだ。
しかも弘明の場合、それがレズ美アンだったのだが。

翌日、何事もなかったかのように叔母と母は普通に接していた。
「それが大人なのかな」などと弘明は考えた。
細かい指示を出して、芳子は弘明に礼子の介護をまかせて帰っていった。
朝食も昼食も芳子が用意していってくれた。
昼食時、甲斐甲斐しく、弘明は美味しいおじやを温め直して、礼子にスプーンで食べ
させてあげるのだった。
「ごめんね弘明」「いいんだよ4日間くらいさ」
そしてスプーンからおじやをほおばる礼子の美しい顔を眺める。
礼子の甘い匂いがただよう。昨夜の母の狂態を思い出し、どうしても同じ人物とは思
えない弘明だった。だが夢ではない。昨夜洗ったパンツが今朝もきちんとそこに干し
てあったのだから。
冷めたお茶を飲ませてもらい、リビングで寝巻き姿の礼子。
普段着ではない。世話をしてもらう以上寝巻きでないと都合が悪いからだ。
当然パジャマを上下とも着ている。
そして生命の当然の摂理が、礼子の下腹部に感じられてきた。
「弘明、いいかしら?」「何?お母さん」「うん、あのね…トイレ」
「…うん…わかった」
やり方はわかっていた。というか別段難しいことではない。
礼子がトイレに入る。両手が使えないのでパジャマを脱がせてあげる。
パジャマのゴムバンドに弘明の両手がかかる、するすると膝下まで下げていく。
当然ながらパンティーも一緒だ。今朝芳子にはかせてもらったばかりだ。
「じゃ終わったら呼んで」「うん」
トイレから弘明が出て行く。座ってギブスと包帯の手でコックをひねる。
水がジャーと流れる。念のため大側にコックを押した。
たまった小水が尿道からほとばしる。だがその音は水音で聞こえない。
12歳の少年、息子とはいえ、その排泄音を聞かれなくて済み、ほっとする礼子だった。
だがほっとするのはそこまでだ。後始末を頼まなければならないのだ。
弘明が色気づく年頃でないのが(そう母親らしく思い込んでいるだけだったが)救いだ
った。
「弘明、終わったからお願いね」「うん」
トイレのドアが開いた。やり方は看護婦さんからも芳子からも聞いていた。
あとはその指示どおりにやるだけである。だけであったはずなのだが…
再生紙ペーパーをやや長く千切る。それをたたみ母の汚れた部分を拭うだけでいい。
瞬間!昨夜の母と叔母の痴態、母の秘陰の有様が脳裏に蘇った。
心臓がドキドキしてしまう。礼子をあのように狂わせることもできる部分に、これか
ら触れることができる自分に、なにか心の何かがくすぐられてしまう。
弘明は片手でパジャマの裾をあげて、もう片手でそっと礼子の股間をさぐる。
そして見なくてもそこの有様がわかっていたので、ゆっくりと母のその部分を拭って
あげる。それを二三度繰り返す。
息子とはいえ小学生にこんなことことをさせ、礼子はすまなく思うしかなかった。
だが弘明の股間は紛れもなく勃起していたのである。

夕食、パティシエの息子だけあって、簡単な手料理くらいは朝飯前の晩御飯な弘明。
食べさせやすいように、チャーハンと中華スープの献立だ。
「美味しい、さすが母さんの息子ね」
「こんなの簡単で、料理なんてもんでもないよ。だから早くよくなってお菓子作って
よね」
その会話だけ聞けば孝行息子である。だが弘明はもう一人の自分が、礼子の世話をし
たく疼いているのを感じていた。
礼子はまたも小水をもよおした。
弘明は(嬉々として)礼子をトイレまで連れていった。
そして再びペーパーを股間にあてがう。
だが昼間と違っていたのは弘明が母の股間から目をそむけないことだった。
礼子のほうでは「慣れたのかしら?」などと思うだけだっだが。
二度目の母の恥毛の有様だった。
やや昼間より力を込めてその部分を拭った。それは若干の快感を礼子に送り込んだ。
「ぁ」かすかな嗚咽がもれた。弘明は気がつかないふりをしていた。
だがペーパーを変えるたびに、力はこもった、幼いペニスはこわばるばかりだった。

「母さん夜中どうしようか?一応病院からおしめも預かってるんだけど・・・・・・」
礼子は意味することがわかり顔を染めた。
どうしても一人きりで用が足せない場合のオムツか何かなのだろう。
だがそんなものをつけて眠りたくはなかった。第一そのオムツをつけるのも替えるの
も弘明なのだ。それは不憫である。となると昨夜の芳子のように添い寝してもらうし
かない。12歳の少年というのが微妙だが、弘明の部屋まで呼びにいく途中でもらした
りしたら合わす顔がないのも事実だった。

就寝前にも用を足す。徐々に弘明の指は秘陰をくじる動きを見せ始めていた。
但しこの時点で礼子は気がついていない。
午前4時。礼子はもよおした。
ベッドの隣ですやすや安眠を貪る弘明に呼びかける。
「弘明! 弘明!! お願い起きて!!!」
「うーん、母さん、まだ眠いの僕…」
寝ぼけていた。無理もないことだが、起きてもらわなくてはしょうがない。
弘明は寝ぼけたままトイレに礼子を連れていった。
もうもらしそうだった礼子は便座に座るや、激しい音をたてて小水を排泄した。

瞬間、トイレの外で、中で、礼子と弘明はその音を聞いた。
弘明の眠気はふっとんだし、礼子はコックをひねるのを忘れたことに気がついた。
だが今更どうしようもなかった。
用が済むや弘明はまるであせるかのように母の下腹部にペーパーをあてがった。
「アン!!!!」それは陰唇内部まで穿つような拭き方だった。
「痛かった?ごめん」
そう平静を装い弘明は妄執のままに。母のその部分の感触に酔った。
そしてパジャマをはかせる。そんな折の一瞬!
礼子のまろやかなヒップ側面が、弘明のパジャマにこすれた。
「!!!!」「????」
無言の悲鳴が交錯した。それはあまりに気持ちがよく、また礼子は弘明が勃起してい
ることに気がついたのだった。
「どうしよう???」そう思った。
そして代わりに弘明も用を済ませた。
ベッドで再び弘明は寝入ってしまったが、礼子はしばらく寝付かれないでいた。
「そうだわ、アレは朝立ちってやつよ。実の母親に弘明が興奮するわけないじゃない」
勝手にそんな理屈を作り、安堵して礼子もまた眠った。

朝方礼子は何やら固いモノが腰からお尻の側面にあてがわれ、そして何かが体全体に
接触しているのを感じ目が覚めた。弘明だった。
肩に顔をくっつけ、実に安らかに礼子に甘えるように寝入っているのだった。
愛らしい笑顔に礼子の顔はほころぶ、それが凍りついたのは下半身にあたる部分の正
体に気がついたからであった。
それは勃起だった。弘明がパジャマ下股間をぱんぱんに朝立ちさせ、こすりつけてい
たのだ。
「うーん、母さん」寝言を言っていた。何を夢見ているのか楽しそうだった。
だが勃起を押し当てられた母親としてはたまったものではない。
しかもこの場合弘明に悪気はないのである。
起こして叱り付けるのも気が引けた。体を引き剥がしてもよかったし、そうすべきだ
ったがなぜかできずにいた。そうするうちに小刻みに弘明の腰が動いていた。

             !!!!!?????

次の瞬間、紛れもない弘明の勃起の脈動、男のエキスの暴発を下半身に感じた。
礼子は息子の夢精に立ち会ってしまったのである。
「うーん」満足そうな声を出し、弘明は体を離した。ぐっすり眠っていた。
そのままこの出来事に混乱しているうちに弘明が目を覚ました。
「うーん、ア、母さんおはよ、おしっこは?」
瞬間!弘明は自分の股間の異常に気がついたか赤面した。
「あ、あの母さん、僕先におしっこ済ませてくるから、待っててね」
礼子は大人になりつつある弘明の後姿を見つめるしかなかった。
そしてどうにも弘明に世話をされることに、異性に触れられる思いがして、やるせな
く思う自分を知感していた。
それでももよおすものはもよおすのである。
たびに明らかに、股間を拭う行為が、時間が長くそして卑猥な感じになっていく。
その日の晩御飯の後の後始末では、遂に陰唇深くペーパーを持つ手が入り込もうとし
たため、あやうく礼子は悲鳴と嗚咽をあげそうになった。
「弘明!いいかげんになさい!!!」
母のぴしゃりとした声に、弘明は赤面しそそくさと母の股間をきれいにした。
それから寝るまでの間、一言も礼子は弘明に口をきかなかった。

ベッドの中二日目の就寝時だった。
「母さん、ごめんなさい。もうしません」
母に嫌われ、口をきいてもらえないのが辛く、弘明はそう言って暗闇の中謝った。
「なんであんなことしたの?女の人に興味持つなんて早すぎよ。しかも母さんに」
「だって…母さんたちがいけないんだ」
「母さん…たち?」
突然礼子の心に恐怖が宿った。
まさか!私と義姉さんのことを!!!! がそれだった。しかも事実そうであった。
弘明の口から一昨日のレズ行為を見てしまったという告白に、礼子はおののいた。
「も、もう言わないで、忘れて!!!」
芳子のときとは違い、演技ではない羞恥にかられ、暗闇の中礼子は弘明に背中を向け
てそう言うのが精一杯だった。

「母さん!」「ア?」

唐突に弘明が母の体に背中側から抱きついた。
「僕、僕、わかってる。子供相談室で聞いたんだよ。母さんたちみたいなみぼおじん
ってさみしいんでしょう?だから慰めあったんでしょう。母さんかわいそうだ。僕も
慰めてあげる!!!僕だって叔母さんみたいに気持ちよくしてあげられるよ!」
「やめて! よしなさい!!!」
少年の間違った?思い込みは止めようがなかった。
背後からがっしりと腰から手を回され、そして両手がパジャマ上から礼子の股間をま
さぐっていた。12歳の少年が、いや息子が決して行ってはいけない行為だった。
「あ、だめ???」
左手で母の下半身を押さえ込むや、右手がパジャマのおなか部分から、パンティさえ
何の障壁にもならず侵入を果たす。
あわてて足をきつく閉じあわせ、腰をよじって拒む礼子。
だが両手が使えず、しかも下半身の動きを封じられては抵抗には限りがある。
芳子相手ならいい。実害はないレズビアンだ。
だが今弘明がしようとしているのは、母親への性的虐待に等しい!
そんなことを考えているうちに、二日間の下の世話に慣れた?弘明の指先は早くも恥
毛のあたりに到達していた。ペーパーなしでそこを触りたいとう妄執がドス黒く感じ
られた。
「アッ!」礼子は悲鳴とともに、胎内への弘明の侵入を許してしまった。
弘明のさもいやらしい指先が秘陰を割り、陰唇の中に!
偶然にクリトリスがこすられ、礼子は思わず悲鳴をあげてしまった。
「アアア!」「気持ちいいんだね?母さん!!!」「違う、違うわ!!!」
何が違うというのであろう? なぜこの時点で自分がは濡れそぼっていたのだろう?
もう一人の礼子が自問自答する。添い寝された時から何か熱いものを感じていた。
「違う!違う!」
首を振って息子の指と内心の声を否定する。
否定しても弘明の指は、母をくじる行為に興奮するばかりだった。
「だって濡れてるもん!母さんの本で載ってたもん!女の人は気持ちいいと濡れるん
でしょ?」
弘明が母の目を盗んで読んだ、婦人雑誌の性を扱うページの耳?知識だった。
当たらずとも、実に遠かった。だがそれをじっくり諭す時間さえ今の礼子にはない。
弘明の指先はヌルヌルに濡れそぼった秘陰をくじる!
拙い技巧で、ただただ自分の一部を母に埋めた喜びに震えながら続けた。
芳子や礼子と大差ない幼い繊細で、大人にも男にもなりきっていない指先が小刻みに
動かされる。
「母さん、すごくあったかいよ。僕気持ちいいよ!!!」
気がつけば今朝方も感じた弘明のペニスがまがまがしく、礼子のパジャマ越しに、押
し当てられていた。しかも興奮して激しく動いていた。
まるでお尻さえもが犯されているかのような錯覚。
これがアヌスに直接触れでもされたら、礼子は気が狂ってしまうだろう。
それは救いだったが、前のほうは救われない。
今も耳に響く、自分のアソコが奏でる湿った摩擦音!
両足をきつく閉じあわせたところで、手を指を追い出せないのは、レズ行為で百も承
知であったはずだった。でもそうせずにはいられない。無抵抗でよがってしまっては
母親として失格なのだから。
「いやア! いや…ア…アーン」
礼子は自分でわかった。今抗いから、嗚咽に声が変わったことを。
たかが12歳の愛撫に喜悦してしまっている自分を。
「アーン、駄目ぇ、駄目ぇ」
弘明にもわかった。母が叔母との行為中にも発した叫びに似ていた。
よって頭にのって母親孝行?を続ける。
陰唇といわず、わかってはいないがクリトリスといわず暗闇の中、ひたすらに母の秘
陰に甘える?弘明。それは数回に一度的確に急所をつく!
「アーツ! ハアーン!」
礼子の肉体から遂に抵抗の意思さえ消失する。
お尻は既に弘明のペニスを押しもむように摩擦を送り、両脚はこころもち開いて弘明
の行為の手助けさえしていた。それがもう一度抵抗のはかない意思を蘇らせる結果を
呼び込む。
「そうだ、叔母さんは母さんのお尻の穴も触っってたよね?」
そう思い、弘明は母の背後から左手をはわせていく。
「ア!駄目!!! 本当に駄目!!! そこはいや、いやああああああああ」
その悲痛な叫びが何になろう? かえって弘明の行為に油を注ぐだけである。
アヌスの作りなど雌雄で差はないので、あっという間に弘明はそこを探り当てた。
グイと押し込む! 無論粘膜を傷つけないよう細心の注意は払った。
そう婦人雑誌に書いてあったからだ。
「アー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
断末魔とも言える悲鳴があがった。
秘陰どころか、アヌスまでも穿たれてしまった自分が哀れだった。
「アー駄目手を抜いて、ばっちいのよ」
「母さん大きいのしてないでしょ?してたって平気だい!母さんだもん!」
そしていよいよ激しく優しく拙く、前方後方からの愛撫を続けた。
芳子がそれを見たならば、さすが自分の甥っ子だと感嘆しただろう。
「イク! 母さん終わっちゃう!!!!」
礼子はもう快楽に、愛欲に包まれ、絶頂の到来さえ告げてしまっていた。

「ア! アー!!!! 嗚呼嗚呼嗚呼あああああ!!!!!!!!!!」

長い嗚咽が暗闇に響き、母の陰唇の痙攣を弘明は感じていた。
そしてはりつめた風船から空気が抜けるように、礼子の体から力が抜けていった。
弘明は満足していた、叔母と同じく母を気持ちよくしてあげられたと思っていた。
だが暗闇の中聞こえたのは、母の感謝の言葉ではなく、泣いている声だった。
「母さん、泣いてるの? 僕下手だったの? 叔母さんじゃなきゃ駄目なの?」
弘明の声も涙ぐみはじめていた。
礼子はどうしたらいいかわからなくなった。
レズなどにはしったから、そんなはしたない様子を知られてしまったから、こんなあ
どけない子供に、こんな行為をさせてしまたのだと思えばやるせない。
同時にこんな子供の愛撫に絶頂を味わってしまった、おのが肉体も厭わしかった。
「わかったよ!明日はもう一度叔母さんに来てもらうよ。邪魔しないから。だから泣
かないでよ!」
そう言って母の背中に泣き伏す弘明。子供のままだった。
とても来年中学生になるとは思えなかった。
でもやはり来年中学生になる証で、未だペニスがパンパンだった。
「弘明。母さん怒ってないわ。母さんが悪かったのよ。母さん弘明がいてくれれば安
心だからね」
「うん」
礼子はしばらく考えた。
「弘明母さんのパジャマとパンティー下ろして」「え」「いいから早く」
弘明は言われたとおりにした。そしてパンティーを手にするよう言われた。
「弘明もパジャマとパンツ脱ぎなさい。また白いのおもらししちゃいけないから。母
さんが手伝ってあげるから」
暗闇の中母子は下半身を裸にして添い寝しあっている。
礼子の肉体が弘明ににじりよる。そして礼子の素足の太ももが、弘明のペニスを押し
挟んだ。
「ア!!!」その気持ちよさに思わず声が出る弘明。
「そのまま腰を前と後ろに動かしなさい、うん、そうそう」
そして礼子も弘明とは逆の方向に腰と太ももを動かした。いわゆる素股行為だった。
「う、ああ、母さん、なんか変だよ」
たまらず頭半分礼子より小さい弘明はさらに体を縮めて、礼子の胸元に顔をうずめた。
かまわず礼子はペニスに愛撫を送り込む、手が使えず、体を許すことも適わない以上
これしか弘明にしてあげられることはなかった。
「ああ!!!」
その快感に本能的に弘明も前後の運動を再会する。
「ああ、ああああ」
ペニスが膨張し始めた感覚。
「うん、じゃあ母さんのパンティーをオチンチンの先っぽにかぶせて…そうそう」
ほとんどあんよは上手のような口調だった。
そして激しく素股摩擦!
「あ!なんか熱い!!!母さん!!!!」
悲鳴と同時に礼子の両足の間で、ペニスが痙攣を始めた。
「あああ!」
悲鳴とともに幼い勃起は、母のパンティーの中にしとどにぶちまけていく。
「フー」放出は終了した。
「か、母さんありがとう」
生まれてはじめてのオナニー?の快感に未だ全身が震えていた。
「じゃあ後始末なさい」
「うん」
脱衣場で後始末をつけ、寝室に戻れば、既に礼子は寝息をたてていた。
二人は朝まで安眠を貪った。

三日目、それもまた晩御飯の後だった。
どうにも礼子はおなかがはった。満腹のせいではなかった。
女性だからわかる。便秘の症状だった。
三食きちんと摂取しているにも関わらず、芳子に始末されてから、ずっと大きいほう
をもよおしていないのである。丸三日排泄していないのだ。
鏡を見る。肌のきめが悪い。快食快眠とお通じがミセスモデルの訓示である。
これに運動も加わるが、この手の状態では無理だった。
別にパティシエとして復帰できれば御の字だが、同時に女性である以上、せっかくミ
セスモデルとして評価される美貌とて大事だった。

「え?何」弘明は聞き返した。
「だ、だから浣腸してほしいの。鏡台の小箱にイチジク浣腸が入っているから」
「浣腸???」
これには弘明も戸惑った。大きいほうの始末も聞かされていたが、浣腸という事態ま
では考えていなかったのだ。しかし礼子に頼まれればいやとも言えない。
洗面器に温水をはり、イチジク浣腸を温める。
そしてトイレのドアを開き、ドアのすぐ前で横に寝た姿勢をとる礼子。
弘明はそこで母のパジャマとパンティーを引きおろし、母の下半身を裸にする。
もう昨夜の醜態が互いにあるのでためらいはないが、礼子には羞恥心が残っていた。
膝を折り曲げ、下半身を弘明の前にさらす。ちょうど赤ちゃんのおしめを変える体勢
を横向きにした状態である。
温めたイチジク浣腸に穴をあけ、そっと粘膜を傷つけぬよう気を使い、慎重にアヌス
にあてがう。
「ア…」そこはもっとも礼子が弱い部分、そして生温かい浣腸液が直腸に優しくしみ
わたっていく。抜け落ちる浣腸の感覚が、どこかさみしい。
「ガーゼある?うん、さっき言ったみたいにね、のの字にマッサージしてね」
礼子は目をつぶっていたが、弘明の生唾を飲む音が聞こえた。無理もない。
そして礼子のおなかをのの字にマッサージし、同時にアヌスにガーゼをあてがい、こ
こも優しく愛撫?してあげる。
あとはできるだけその体勢で我慢をする。
本来の浣腸とは医療行為であり、実際にこのように我慢させるのである。
それで快感を得るカップルもいるだろうが、とりあえずこの母子はどうであろう?
礼子のお腹がグルグルと鳴り出す。
「嗚呼」
全身が悪寒?に鳥肌をたてる。三日間弘明の作った滋養の残留物が、礼子の体外に吐
き出されようとしていた。
「母さん、大丈夫?」
「ああ、大丈夫よ」
せつなく体中を便意にくねらせる母の姿は、ぞっとするほど悩ましかった。
そんな姿に弘明は勃起してしまっていた。自分が変態なのかと一瞬悩んだ。
だがお腹とアヌスのマッサージは止められない。
少しだけ力を込めてお通じを刺激してあげる。
ガーゼ越しの愛の?のの字回転運動! 礼子の弱点を愛撫する。
「アア!!!ん、ううん」まるで弘明の指に操られるマリオネットだ。
「母さん、なんだかすごくかわいい!」
無邪気な弘明の発言に礼子は苦笑したいが、それどころでもない。
「いやぁ…ああ駄目ぇえ」
それだけを聞くと嗚咽や悶えと変わらなかった。事実礼子は悶えていたのだが。
排泄感に耐えるため、足をくねらせ痙攣させ、片足を広げ、閉じる。
すると動きに連動して、礼子の秘陰が別の生き物のようにうごめくのが目に入る。
アヌスさえ震え、その苦悶をガーゼ越し、弘明に伝えるのだ。
「はぁうん、もう駄目、ちゃんとおさえててね」
そしてガーゼをアヌスにあてがわれたまま、礼子は弘明に支えられて立ち上がる。
瞬間ズキューン!と激しい泥流感が下腹を襲った。
「アウ!!!!」礼子は思わず悲鳴をあげ、しばらく立ちすくんだ。
「か、母さん、大丈夫???」
「あ…ああ…もれそう…しっかり押さえてて!」
「え? あの…母さん…僕その…一緒に入っちゃうの?」
その時礼子ははっとした。駄目だ!!! 見られてしまう。
決して誰にも見られたくない、もっとも恥ずかしい姿を、あろうことか息子にこのま
まで見られてしまう!
滅多に浣腸の世話にはならない礼子だっただけに、我慢の限界を計り損なったのだ。
だがもうどうしようもなかった。
そのままトイレの便座に座り込んだのと、弘明がガーゼをアヌスから離したのとが同
時だった。

嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああ(内心の悲鳴!)

ビ×××××ジュ××××ブ××××べチ×××××チャア!!!(表記不可能音)

すさまじい汚濁音がトイレに響き渡った。
礼子のような美女から発せられたとは到底思えない排泄音であった。
それを聞かれる羞恥にわかってたとはいえ、礼子は全身を朱に染めるしかなかった。
三日分の排泄物を思いきり噴出させた。極限の羞恥に涙さえあふれた。
呆然として弘明はその様子を見守った。
そして静寂とそれを上回る臭気がたちこめた。
「じゃ流すね」
大きな音を立て汚物が流れていく。
そして遂に?お尻を拭いてもらわなくてはならない。
見れば弘明のトランクスの前はパンパンに勃起していた。
哀れに思う礼子。
そしてウォッシュレットで肛門を清める。
頃を見て止めさせ、ペーパーで拭いてもらう。
「はぁーん」
嗚咽はどうしても出てしまう。弘明に異性を、長らく遠ざけてきた男を感じてしまう。
異性に自分のもっとも弱い部分を拭ってもらう羞恥と喜悦に、女体は惑うばかりだ。
そして最後にペーパーを流し、礼子のそれは終了した。
明日は両手の抜糸だ。徐々に運動などをしていけば便秘にもならないだろう。
恐らくこれが最後の弘明にしてもらう浣腸だったのだ。
頭一つ礼子より小さい12歳。
礼子が健康になれば、全てを拒める。ほほを叩き叱りつけることもできる。
もうこの少年に肉体を蹂躙?されることはないだろう。
だが・・・・・・
「弘明、母さん体が痒いのよ。タオルで拭ってくれないかな?ばっちいし時間かかる
からいやよね?」
「え?いや全然かまわないけど」
「じゃあお願いするわね」
そして二人は礼子の寝室に向かう。
「脱がせて」
弘明は生唾を飲みながら礼子の言葉に従った。礼子は下半身は裸のままである。
よてパジャマの上を取り去れば、手の先にギブスと包帯を巻いた女神が降臨する。
そしてうつぶせになって礼子はタオルをせがんだ。
洗面器に温水を浸し、タオルを絞り、そっと背中にあてがって汗を拭う。
未だ32歳の礼子の肌はあまりにもなまめかしかった。
4日間風呂に入っていないため体臭はこもったが、それでもそれは幼い頃に甘えた母
の匂いと変わりがなく不快ではなかった。
お尻の弾力をもった圧力さえタオル越しに感じた。
アヌスも手をかけようとしたが「そこは後にして」と拒まれた。
だが後ならいいわけである。
そして太ももふくらはぎ足先を丹念に拭う。
頃をみて仰向けになる礼子。ぷるるんとたわわに震える乳房が目にまぶしい。
というかどうにもそれに甘えたくなる弘明12歳だった。
所詮小学6年生なのである。
「どうしたの?母さんの前は恥ずかしいの? 母さん恥ずかしくないわ。ウンコする
ところまで弘明に見られてしまったんだから」
「うん」
そこでわざわざおなかから拭う弘明。そしておずおすと差し伸べられる乳房への愛撫。
「あん」嗚咽にかまわず乳房中を拭う。
「じゃあ母さんのアソコをお願い。触りたかったんでしょう?いいのよ。うんとよく
見て。弘明の手で母さんを綺麗にしてもらうお返しよ」
弘明は目を丸くしてうなずくばかりだった。
「嗚呼恥ずかしい。アソコだけ大人になっちゃった弘明に見られるの恥ずかしい」
母の顔が本気の恥じらいで真っ赤に染める様子が映る。
礼子は目を閉じて、ゆっくりと両足を大きく開いていく。
母と叔母のレズで遠めに拝み、ここ数日の下の世話で優しく触れ、昨夜暗闇の中激し
くまさぐった礼子の女陰が花開く。
ピンクに染まった肌にコントラストな恥毛。
ぬめり光る陰唇は口を開き、さらに濃いピンク色の粘膜が、弘明を誘う。
弘明の中の子供は消えうせ、体内に宿りつつある雄を、牡を、飢狼を呼び覚ます。
「よく見てね、母さんのオマンコ、弘明が生まれたところよ!」
それは決して母親が発してはいけない言葉であったかもしれない。
だが!親の反対を押し切って学生婚姻をして授かった息子。
それが自分に女を感じ、悪戯もするが、根底に自分を慈しむ思いにあふれていた。
だから全て今日を最後と決めて、心ゆくまで見せてあげたかったのだ。
「さあ、触って、そして拭いて、怒らないから。明日から母さん全部自分でできるの
よ。大人になったらもう見ては触ってはいけないの。いい思い出にしてね」
礼子は自分でもよくわからない言葉と理屈を発しながら、つま先立ちになって、でき
るだけ両足を広げる。
弘明は礼子の両脚の間にしゃがみこむと、そっとタオルをあてがった。
そして上下にそこを拭い、陰唇深くタオルごと指を挿入する。
「アーン!!」
次にアヌス、そこも丹念に拭い、直腸の襞までタオルでえぐる?
「アアア!!!!!!」
礼子は首を左右に振って、その甘美な接触に耐える。
弘明はタオルを洗面器にもう一度ひたすと、両手で陰唇を割り開いた。
そこはぬれそぼり、しとどに喜悦の液をほとばしらせていた。
「母さん、もっときれいにしてあげるね」
「うん、いいわよ」
瞬間ザラッとしたまぎれもない舌の感触を、礼子は下半身に感じた。
はっとして下腹部を見やれば、弘明が秘陰にむさぼりついている!
「アッ、駄目! ばっちいのよ! 病気になるからやめなさい!!!!」
「ばっちくないもん!きれいにしたもん!母さんの体全部ばっちいとこないもん!」
母の秘陰に口をつけたまま、弘明は女がもっとも弱いセリフを発していた。
そして少年の舌は、礼子のもっとも弱く、もっとも穢れた部分に舌をはわせた。
突き出た舌が、アヌスをえぐる。
「アアア!!!!???いや!あああああ! 駄目! そこは!嗚呼アアア!!!」
礼子は体中を震わせ、首を左右に振ってその劇感に耐える。
「さっきしたとこなのよ!!!今ならまだ!アウ!汚いことわかるで…ヒィ!!!」
「汚くないもん! だって甘いもん! 母さんの作るお菓子より甘いもん!!」
確かに汚くはないのかもしれない。その前に十二分に拭われたのだから。
だがつい先刻の浣腸排泄の後、それを厭わず舌を唇をはわせる弘明が、あまりにいじ
らしかった。
「ハァーン!!」
いつしか礼子は快感に酔いしれていた。
「アハァーン」
拙い技巧の幼子の舌遣いに、礼子は体中で甘美に溺れた。
既に抵抗もせず、ひたすらに…

               ???

弘明の舌というか行動が止まった。いぶかしく思う礼子。
見れば涙ぐみ前を押さえていた。
「母さん、苦しいよ。苦しいよぉ、僕アソコがパンパンで…」
礼子は気がついた。弘明の短パンの前にシミがあった。
パンツを介して短パンにまで前触れをあふれさせていたのだ。
瞬間息子をまるでバター犬のように扱った気がして、不憫に思う礼子だった。
「ごめんね弘明、母さんがまた気持ちよくしてあげるから」
「え!またオナニーしてくれるの?」
少年の顔が輝いた。素股と自慰の区別さえついていない。ましてや…
弘明はそそくさと母に言われるまま、パンツと短パンを脱いだ。
幼いが勃起しきったペニスが目に入った。ぞっとするほど美しかった。
ベッドに寝るよう言われると思ったが違った。
立ちすくむ弘明に、弘明の股間に近づくのは母の股ではなく、母の唇だった。
礼子は弘明のペニスをそのままぶちゅうと口にほおばった!
「アーツ」
思わず弘明は背中をのけぞらせて、その生まれてはじめての快感にうちのめされた。
信じられなかった。オナニーにそんな方法があることを。
(フェラチオという行為について、単語について知るのは後日である)
母さんが僕のオチンチンしゃぶってくれてるんだ!
それは熱かった。ざらっとしていた。その全部がペニスを吸いたてていた。
礼子は、ゆっくりと頭を前後に動かしはじめる。
深々と呑みこんでその根元から何から唾液と舌でレロりまわす。
とってかえして亀頭先端をぶちゅうと吸いたてる。
「アアーツ!!!!」
それは数年ぶりに体の一部にペニスを受け入れた行為だった。
ペニスがこれほど甘く愛らしいものであったことを、亡夫の記憶とともに思い出す。
レズ美アンでは味わえない。牡のそのものを礼子は堪能した。
だが両手が使えないので、いやだからこそ、口と歯と舌を使った攻撃は細緻を極めた。
首と背中がつっぱる。辛いが弘明の、いや自分のためか?
礼子はさらにスピードを増してシャフトする。
ほほの筋肉が吊りそうになるまで、すぼめた吸引攻撃。
「母さん!熱い!熱い!!」
礼子はその言葉に弘明の絶頂を予感した。だからといって攻撃は増すばかり。
「アッ!」
短い悲鳴、弘明のつま先が立ち、足はつっぱり、背中は頭ごとのけぞった。
次の瞬間、礼子の喉奥深く弘明のすさまじい波濤が叩きつけられていく。
礼子の口の中にあふれ、口の端からダラダラとあふれ流れる。
「ン!!ング!!!」
せきこみそうになりながら必死に一滴ももらすまいとほおばる。
七度の脈動の後、ペニスは力なくしぼんでいく。
口をペニスから離し、礼子は弘明のエキスを全て飲み込んだ。
「はぁはぁ…気持ちよかった?」
「うん」
快感の余韻に包まれ、まるで天使のような笑みを礼子に返す弘明だった。


翌日病院で礼子はギブスを外し、抜糸を済ませた。
付き添う弘明も嬉しそうだった。そのまま二人は舞欄に挨拶に赴く。
レストランで復帰は一ヶ月後と伝えた。客は皆礼子のデザートを心待ちらしい。
次に舞欄のオーナーにしてモデル派遣会社オーナー岩幸朱摩にも報告。
今年で65歳になる志摩が、どうしてもその年には思えない弘明だった。
「そう、じゃあ快気祝いに一泊なさいな」志摩は母子にそう微笑んで言った。
こうして二人は舞欄に宿泊することになった。
芳子は居合わせなかったが、黒川千恵子。白鳥潤華などの仲間が喜んでくれた。
知人ばかりで落ち着かないが、個室に入れば二人きりである。
夜が来る。シャワーを浴びる。食事をとる。礼子はデザートに不満たらたらだ。
談笑する。就寝時が来る。もう礼子はトイレも一人で済ませられる。
布団は二つ。くっつけて眠る。
眠れない。なぜか弘明は眠れなかった。

「弘明眠れないの?」
「うん」
「四日間母さんの世話してくれてありがとうね」
「うん」
「弘明」
「うん」
「うんばっかりね」
「…うん」
「ねえ母さん、叔母さんと今まで通り仲良くしていたいの、駄目…」

弘明は考え込んだ。これについてはどう言ったらいいかわからないのだ。
これが礼子が再婚するとかいう話なら、実に簡単で、だだをこねればいい。
浮気?をしているとか、誰かの愛人になるとかいう話なら、いやがればいい。
つまり弘明には礼子と芳子がレズ美アン関係にあったことでの、実害がなんらなかっ
たのである。生まれてからずっと。

「いいよ、母さんが叔母さんのこと好きならそれでいいよ」
「ありがとう。じゃあお礼にいいこと約束してあげる」
「何?美味しいお菓子をたくさん作ってくれるの?」
「ふふ、それもあるけど、母さん弘明の恋人になってあげるわ」
「え!!!!」
「弘明が本当に好きな人ができるまで、母さんが弘明を愛してあげる」
「愛って? そのせっくすっていうやつ?」
「まあどこで覚えたの?そんな言葉」
「母さんがモデルやってる雑誌で」
「おませね、弘明は」

そして礼子は自分の布団に12歳の少年を招きいれた。
暗闇の中優しく弘明のほほに手を沿え、礼子はキスをしてあげた。
「んん」母の舌が弘明の口の中に侵入し、口中を舐めまわす。
「これが恋人同士のキス、素敵でしょう?」「うん!」
布団の中、お互いがお互いを脱がせる。礼子が手際がいいのは母親だからだが、弘明
もここ数日の経験で負けてはいなかった。
「女性を悪戯してはいけないの。いやがってるのにしてはいけないの」
真摯に愛を、母子相姦という形で教育する礼子だった。
弘明に乳房をふくませる。
そしてお互いの性器を委ねあい愛撫しあう。
「あぁーん」
「母さん、気持ちいい」
その手で、手を使えるようになり、手に感じる男の剛直。
それはあまりに懐かしかった。亡夫のそれを思い起こさせ、幼かった弘明の、小指の
先ほどのソレがたくましく変貌していることに、喜びを感じた。
「弘明、母さんの中に入ってみる?」
「うん」
礼子は生唾を飲んでいた。久々に男を迎え入れる期待感だった。
芳子にしか礼子に与えられない愛がある。
だが男にしか礼子に捧げられない愛がある。
そして礼子と弘明の間でこそ、結実する愛を母子相姦という。
布団を開き大きく礼子は足を開く。
そして礼子は右手で弘明のペニスのこわばりを、秘陰入り口に誘う。
「そう、そのまま」
「なんか、こわい」
「こわくないわ。母さんがついてる。母さんの体で大人になるの」
弘明はゆっくりと体を沈ませていった。
「クッ!」
ペニスの先端が、秘陰の入口を割り開いた。
あとはもう弘明に宿った飢狼の本能に委ねればいい。
「アッ、アーツ」
「アー!!!!」
それはしっかりと根元まで礼子の中に埋まった。
礼子の恥毛と弘明の未だまばらなそれさえ、からみあうほどに接触した。
「アー!!!母さん熱い!母さん熱い!すごく気持ちいいよ」
「ああ!!!そうでしょう?これが母さんよ!ここに弘明はいたの。今帰ってきたの
よ母さんの中に!!!!」」
すさまじい母親の愛とエゴに満ちた叫びだった。
「母さん、これがせっくすっていうんだね。母さんと僕が一つになったんだね!凄く
僕嬉しいよ!!!」
「そうよ! 母さんと弘明は昔一つだったの!今自然に戻ったのよ!」
「母さん、僕動かしたい!!母さんの中でなんか…暴れたいよ」
「いいのよ、感じたままにしていいわ。母さんもう病人じゃないんだからね」
弘明はいきなり激しく腰を突き動かしはじめた。
「アッ!アッアーツ」
12歳のエネルギーはいまだ幼いが、礼子の心身をかきまわすには十分だった。
血を分けた少年に自分を犯させる背徳感に、礼子は力いっぱい弘明の腰を抱きしめた。
「アーツ、母さん!!! 動かしたらオチンチンにアソコがきついよお!!!」
若干間違った文法で弘明は感動を伝えた。
「母さん!熱い! また熱い!!!」
「いいのよ!弘明の母さんの中にちょうだい!早く!!!!!!」
わずか3分も母を貫かぬうちに、絶頂を訴える息子に、慈母は優しくそして激しく、
牡のエキスをせがんだ!
「アー!!!!!!!!!!」
またもや弘明の全身が硬直し、のけぞり、そして礼子の襞は少年の暴発を感じ取って
いた。
礼子はかたく弘明を抱きしめ、子宮深く叩きつけられるほとばしりに酔っていた。
暴発の瞬間、礼子の中は激しく収縮し、弘明のペニスを締め付けた。
「ハァハァ母さん、かあさあん」
涙ぐみながらはじめてのSEXの快感に、体を震わせ、弘明は母の乳房に、母の肉体
にすがった。しぼみ陰唇の外にはみでたペニスは半ばしぼみはじめていた。

「よかった?」
「うん」
「じゃあお休みしようか?」
「ううん」
「え?」
「僕、母さんのお尻の穴にも入りたいの」

礼子は言葉を失った。まさか12歳の少年にその行為をせがまれるとは思ってもいなか
ったのだ。しかも弘明はたった今童貞を失ったばかりなのである。
「ど、どこで覚えたの?」
「パソコンで、浣腸またすることあるかもしれないから、調べたらあった」
「母さん、当分浣腸はしないわ。体治ったし」
そう言いつつ浣腸の問題ではなく、肛門性交の問題なことは当然理解していた。
そしてそれは礼子がもっとも甘美する性行為だったのだ。
だが12歳の少年に教えていいものだろうか?

「この夏休み、いい子にしてたら、させてあげるからね」
「うん!」

そのあどけない笑顔に、礼子の胸はつまった。
夏休みが終わる頃、パティシエとしても復帰できる。
最高のお菓子とアナルセックスを、少年に捧げよう、そう礼子は思った。

                完
          あるいはまた別の物語に続く。

[2007/04/02]

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。