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小説(転載)  スクール水着の賭

官能小説
12 /09 2018
スクール水着の賭


「ちょ…ちょっと待ってよっ…はぁ…はぁっ…。」
レイカが荒い呼吸を繰り返しながら、俺のあとを追いかけてきた。スクール水着から水が滴り落ちている。
「何で…何も言わずに帰っちゃうの?」
「別に…俺が勝つことは分かってたから。」
10分前、俺はレイカに50メートル勝負を挑まれ、しぶしぶ受けて立った。「負けたら何でもする。」という約束で。
「約束は守るわ。何でも言いなさいよ。」
「じゃあ……脱げよ。」
「えっ。」
レイカの表情が変わる。
「できないだろ?ははっ。」
「で……できるわよっ。」
レイカの言葉に、俺はレイカの目を見た。強い光を放つその瞳は、明らかにムキになっている証拠だ。
「もう、いいよ。」
「よくないわっ。こっちに来て!」
レイカは俺の手をひいて、女子更衣室に入っていく。
ガチャッ……。
レイカは入口のドアの鍵を閉めた。
「脱げばいいのね。」
「ま…待てよ。」
レイカは俺の制止を無視して、スクール水着の肩ひもに指をかけた。
「やっぱ、やめ。俺が脱がせる。」
「えっ。」
俺はレイカの背後に回ると、レイカの肩に手を置いた。レイカの肩がかすかに震えている。
「怖いクセに、強がるなよ。」
「あっ……やっ…。」
俺はレイカの胸のふくらみを両手でそっと覆った。
「触るなんて、約束と違うじゃないっ。」
レイカは、慌てて俺の手首を掴んで抵抗しようとするが、すでに俺の手はレイカの胸を揉み始めていた。
「窮屈そうだな、この水着。」
濡れた水着は、レイカの躰にぴったりと張り付き、胸を押しつぶしている。俺は、肩ひもに指をかけると、力を入れてずり下ろしていった。水着の中に押し込められていたレイカの乳房がはじけるように飛び出し、レイカは慌ててそれを両手で隠そうとする。
「何でもするんだろ。」
「あぅっ…。」
ひんやりとしたレイカの乳房を背後から掴んだ俺は、そのやわらかさに驚いた。乳首に指先で撫でると、レイカの呼吸が乱れていく。
「やっ…あぁっ…。」
「お前、こうゆうの初めて?」
「い……いけないっ?」
「全然。」
俺はレイカの前に回り込むと、レイカの背中を壁に押し付け、首筋に唇をあてた。レイカの躰の震えがどんどん激しくなっていく。
「や…だめっ。」
俺はレイカの乳首に吸い付いた。こんなに躰が冷えていたら、俺の舌はさぞ熱かっただろうと思う。レイカの躰がびくんと反応した。
「はぁっ……あぅっ……。」
中腰になり、両手で乳房を揉み上げながら、レイカの乳首を舌で転がしてやると、レイカは声をあげた。誰にも吸われたことのない、ピンク色の乳首は、俺の舌の上で突起をつくり、何度も舌先に跳ね上げられていく。
「こっ……これ以上は……しないで…。」
「無理だろ。ここまで来て。」
「お…お願い…。だ…誰かが…来たら…。」
レイカの泣きそうな声に、俺は、ここが女子更衣室だったことを思い出した。
「分かったよ。そのかわり、誰かが来るまで…な。」
「ん…。」
レイカは小さくうなずいた。俺は逃げる窓の位置を確認したあと、レイカの乳首に舌をあてた。
「あっ…んんっ…ぃやっ…。」
いつ誰かが来るかもしれないという緊張の中で、俺はレイカの乳首をもてあそび続けていた。
 
 更衣室のドアを誰かがノックしたのは、それから20分以上も経ったあとだ。俺は勃起した股間を手で押さえ、窓から外へと逃げた。
(これだけ時間があれば、できたじゃんかよぉ。)
まさか、こんなに長時間、誰も来ないと思っていなかった俺は、悔しさで舌打ちし、男子更衣室に戻ると急いで服を着た。どこかで抜きたい、その一心で、更衣室から飛び出す。
 
「待って。」
更衣室から出てきた俺を呼び止めたのは、水着姿のレイカだった。
「また…勝負してくれる…?」
頬を真っ赤に染めたレイカは、少しうつむきながらつぶやく。
「…いいよ。」
すぐ近くの便所に飛び込んだ俺は、悲鳴を上げそうなほど勃起した息子をつかんだ。
(今度も…絶対に勝つ!)
何度もしごくまでもなく、俺はすぐに果てた。

小説(転載)  仁菜特製惚れ薬

官能小説
12 /09 2018
もとネタがあるようだがまったくわからない。
仁菜特製惚れ薬
(ウルト○マニアック)

 

 「亜由ちゃぁん。仁菜ね、いいもの作ったよ。」
仁菜は嬉しそうにチョコボールの箱を差し出した。
「何、それ。」
「うんとねぇ、惚れ薬なのでーす。これを架地くんに飲ませれば、亜由ちゃんのこと好きになるよ。」
「う…うん。でも……それって。」
「大丈夫だよ。亜由ちゃん。たぶん、架地くんは亜由ちゃんのこと好きなんだから。だけど、告白できないでいるっていうか。だから、そのきっかけを仁菜が作るだけなんだもん。」
亜由は、仁菜の自信満々の様子にただうなずくことしかできなかった。

 
「架地くん。」
「なんだ、佐倉か。」
「あのね、これ、食べて。」
「何? チョコボール?」
「うん。」
架地は手のひらにチョコボールを受け取ると、ふと、隣にいる辻合の方へ視線を向けた。
「お前も食うか?」
「ああ。」
辻合が架地の手のひらの一粒を指でつまみ上げる。
「えっ、あぁっ!!辻合くんは食べちゃ……あっ。」
慌てて止めようとする仁菜だったが、すでにチョコボールは辻合の口の中に放り込まれていた。
「あ、何か言ったか?」
「え……あ……何でもない。」
(どうしよぉぉっ…。とにかく、亜由ちゃんに知らせないと!)
仁菜は急いであゆのもとへと走っていく。
「なんだ? 佐倉のやつ、なんであんなに慌ててるんだ?」
「さあ?」
架地と辻合は、走り去る仁菜の後ろ姿を眺めていた。

 
「ええぇっ!? 辻合くんがあれ、食べちゃったのぉ?」
「そうなのっ。で、でもね、2時間くらいしたら効果が消えるから、それまで、なんとか辻合くんから逃げてて。」
「逃げてって………もう…遅いみたい……。」
「えっ?」
亜由の視線をたどると、そこには、辻合がぼんやりと立っていた。
「立石、ちょっと話があるんだ。」
「あ、うん。」
(ちょっとぉ~、仁菜、どうするのよ。)
(2時間! 2時間だけ我慢してぇ、あゆちゃん。)
申し訳なさそうに手を合わせる仁菜の前で、辻合は亜由の手をひき、帰っていく。
「なあ、立石。」
「は、はいっ。」
「ちょっと、俺んち寄っていけよ。」
「えっ、いや、あの……それは。」
「いいから!」

 

 

「好きなんだ。」
辻合の部屋に入ったとたん、亜由は辻合に抱きしめられた。
「あの、違うのよっ、辻合くん。」
「何が違うんだ?」
「その…辻合くんは、仁菜の魔法で……んっ」
事情を説明しようとする亜由の唇は、辻合の唇に塞がれていた。
「んっ……んんっ…。」
辻合の腕の中でバタバタと暴れる亜由。
(放してぇっ…)
亜由が叫ぼうとしたとき、その開きかけた唇の間に、辻合の舌が挿し込まれていた。
「はっ…あふっ……。」
舌を吸い上げられ、亜由の胸の鼓動が激しくなる。亜由にとっては初めてのキスだったのだ。
ゆっくりともつれ合いながら、亜由の躰がベッドに押し倒されていた。
「やめてっ! 辻合くん、目を覚まして。」
「起きてるよ。」
「そ、そういう意味じゃなくて…あぁっ…。」
亜由の制服のボタンが外されていく。
「意外と…胸、あるんだな。」
「だめっ…やっ!」
ボタンの外されたブラウスが左右に開かれ、辻合の手がブラジャーの上から、亜由の乳房を撫でている。
「はぁっ…だめだよぉっ…やだ…。」
少しずつ下にずらされていくブラジャーから、亜由の柔らかいピンク色の乳首が姿を現した。
「かわいいな…。」
「あぁっ…。」
片方の乳首を口に含み、あめ玉を転がすように乳首に舌でなぞる辻合。
その感覚に、亜由の躰が痺れていく。
「んうっ……はぁっ……やめ……て…。」
亜由の乳首を舌でとらえたまま、辻合は亜由の制服が脱がし、自分も服を脱ぎ捨てていった。
「なんか、わかんねーけど、急に立石が欲しくなった。」
「だ…だから、それは……やっ…。」
亜由の太ももの間に辻合の手が挿し込まれ、徐々に上へと這わされている。
(も…もう…抵抗なんて、できないよぉっ…)
「んんっ。」
誰にも触れられたことのない亜由の秘部に、辻合の指先が触れる。
「なんか……ねっとりしてる。熱いな…。」
「はぅっ…んっ……。」
亜由の秘部を探りながら、辻合の頬に赤みが差していた。
「俺、こんなに興奮するの初めて……。」
「あ…いやっ…そんなっ……。」
トランクスを脱ぎ去った辻合の股間には、亜由が見たことのなかった男があった。
「ここ…だろ? 立石の……。」
「やぁぁ…んんっ……あっ…うぅぅっ…。」
亜由の割れ目を指先で確認しながら、辻合が亜由の顔をのぞき込む。
(このままじゃ、私……辻合くんと…?)
躰をひねり、必死で逃げようとする亜由の腰を、辻合ががっしりと抱え込んだ。
「だめぇっ……ひぃっ。」
ず…ぷっ…。
亜由の割れ目に、辻合の先端が挿し込まれていく。
「くっ…た、立石ぃっ…。」
腰を押し込むようにして、亜由の中へと侵入する辻合。亜由はもうあきらめるしかなかった。
「はぁっ……はぁ……入ったぜ…。」
「あぁぁぁっ…。」
(私の中に……辻合くんのが……。)
「あぁっ…んぅっ……んんっ…。」
ゆっくりと腰を前後に動かし始めた辻合の動きに、亜由の躰が反応していた。
「はぁ……はぁっ……はぁっ…。」
苦しそうに荒い呼吸を繰り返しながら、亜由の中で動く辻合。
その動きは、徐々に速くなっていく。

 




「き……気持ち…いい…よ……立石っ…。」
ずぷっ…ずぷっ……ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ…。
「立石の…中……気持ち…いいっ!」

「はぅっ…やっ…はぁっ…くっ……。」

亜由の息が詰まる。片想いの相手、架地の親友とこんなことになってしまった悔しさと、今まで知ることのなかった快感の狭間で亜由の心が激しく揺れていた。

「うっ…くぅっ。」
「や…あぁっ…。」
亜由は、突然、体内に飛び出した何かの感触を感じた。何度も、何度もそれは飛び出してくる。
(私……中に…?)
「はぁ、はぁっ…はぁっ…。」
辻合は、亜由から抜き取ると、亜由を背後から抱きしめたまま、ベッドに倒れ込んだ。

 
「立石……好きだ。」
「やっ…。」
亜由の乳房を両手で鷲掴みした辻合は、ゆっくりと円を描くように、乳房を揉み始める。
「もう…とまんねーよ…。こんなに気持ちいいものだなんて…知らなかった…。」
「きゃっ」
亜由の躰をひっくり返し、その上に覆い被さった辻合は、亜由の乳房を手と舌で愛撫し続けている。
亜由の下腹部に当たる辻合のものは、再び勢いを取り戻していた。
「も…もう、だめだよぉっ。」

「嫌だ!」

「やめてぇっ……あぅっ…い…入れちゃだめぇぇっ……。」
亜由の言葉にかまわず、辻合は亜由の膝を抱え、一気に腰を押し込んだ。
「あぁっ…んぅっ……やだ……も…いやぁ…んぅっ…。」

 

 
時計は、辻合がチョコボールを食べてから2時間以上経っていることを示していた。
しかし、辻合と亜由の行為は、何度も繰り返されている。
(どういう…こと……? もう…5回目…なの…に…。)
亜由の秘部からは、注ぎ込まれ続けた辻合の体液があふれ始めていた。
「つ…辻合く…ん……も、もう…私…。」
亜由の下半身の感覚は、その激しい行為で、すでになくなり始めている。
「なあ……立石……。」
「な…なに…?」
亜由の中で辻合の動きが止まる。
「佐倉には…感謝してるよ…。」
「えっ?」
「あれ食ったおかげで……俺の願いが…かなった。」
「えぇっ? どういうこと?」
「立石と…したかったってことだよ。もう…魔法の効果は、とっくの昔に切れてたんだぜ。」
「なっ…!!」
「佐倉はドジだからな。あいつが魔女っ子だってこと、知ってたよ。だから、食ったんだ。きっかけが欲しくて。」
辻合はそういうと、再び腰を動かし始めた。
やがて、混乱している亜由の体内に、その想いを注ぎ込んでいく。
(仁菜のばかぁぁっ……。)
 

 

「亜由ちゃん……大丈夫かなぁ…。仁菜、今度こそ成功させるからねっ!」

亜由の身に起こっている事態など知る由もない仁菜は、亜由と架地の恋愛を成就させるべく、次なるアイテムの生成に挑んでいた。

 

終わり

小説(転載)  俺の日記 ~期末テスト~ 2/2

官能小説
12 /09 2018
 
「シャワー…浴びてもいいよね。」
ホテルの一室に入ると、恵里は急にもじもじし始めた。
「そのままでいいんだけど…。」
「やだっ。」
手を引っ張ろうとする俺を振り払い、恵里は真っ赤になっている。
「分かったよ。そのかわり、下着を着けずに制服だけ着て出てこいよ。」
「後藤くんって…エロすぎ…。」
(当たり前だ…。性少年なんだぞ、俺は。)
 
 そのあと、俺は、首を長くして待つという言葉の意味を実感した。恵里がシャワーを浴びる音を聞きながら、備え付けのコンドームに穴が空いていないかを、それこそ穴が空くほどチェックした。
ガチャ
バスルームのドアが開き、恵里が制服を着て出てきた。
(サイコー!)
俺は心の中で叫んだ。俺の学校の制服は、ブレザーだったのだが、今のシーズンは夏服で、女子はブラウスとスカートだけだ。
 恵里は、ブラウスの合わせ部分を少しつまみ上げ、躰が透けて見えないようにしているが、乳首が透けるのを防ぎきれていなかった。
 俺は、ベッドの上にあぐらをかき、遠くでためらっている恵里を手招きする。
「ここ座って。」
恵里は、顔を赤くして、ゆっくりと俺の前に正座した。
「ホントに俺の命令聞いてくれる?」
恵里の性格から考えて、調子に乗って俺が命令し続ければ、いずれ恵里が怒り出すと思った俺は、恵里の意思を確認することにした。
 この俺の作戦は成功したらしい。俺の優しい口調にふいをつかれたような表情をした恵里は、ゆっくりと大きくうなずいた。
「両手を後ろにまわして。」
恵里は俺の言うとおり、両手を後ろにまわす。恵里のブラウスの胸元がぴんと張られ、さっきよりもはっきりと乳首が透けて見える。俺は、中指で、恵里の透けた乳首にそっと指をあて、なぞった。その瞬間に、恵里の躰がびくんと反応し、恵里は顔を背ける。
 俺はもう片方の中指も乳首にあてた。
「あっ……」
恵里の呼吸が乱れ始める。普段、男っぽい恵里の見せる表情は、俺が想像していたよりも色っぽい。
 俺は恵里のブラウスのボタンをひとつずつ外しながら、恵里の表情を見つめた。
「見ないでよ…恥ずかしいから…。」
俺の視線から目を反らし、恵里はじっと座っている。
 恵里のブラウスのボタンをすべて外した俺は、ゆっくりとブラウスを開いた。
「おっぱい…大きいな。」
「やだぁ…。」
恵里のおっぱいは決して巨乳ではなかったが、Cカップくらいだろうと思う。きれいな桃色の小さい乳首が俺の興奮をそそる。
 俺は恵里を押し倒し、乳首に唇をあてた。
「…っ」
恵里は息を止めて、シーツを握りしめている。恵里の横に肘をつき、俺は片方のおっぱいを揉みながら、もう片方のおっぱいの乳首を舌でなめてみた。
「あぁっ……んっ…」
恵里の小さな声があがると、俺はもう夢中で恵里の乳首を吸い上げていく。
(かわいいぞぉ、恵里。)
恵里は躰を震わせて、俺におっぱいを揉まれている。
ちゅぷん…ちゅっ…ちゅぱっ…
口に含んだ恵里の乳首を舌で転がしながら、俺は何度も吸い上げては離し、また吸い付いた。
 
「だめ…やっ…。」
俺が片手を、恵里の太ももの内側に挿し込むと、恵里は俺の腕をつかんで頭を振る。
(じらすなよぉ…。)
俺は、今まで見たこともない恵里の色っぽい反応に、我慢しきれなくなり、恵里の抵抗など無視して恵里の股間に手をねじ込んだ。
「ご…後藤…く…。」
「脚、開いて。」
指先にぬるっとした感触を感じた俺は、次の命令を出した。しかし、恵里は首を振って抵抗する。
(なんだよぉ、初めてじゃないんだろ。)
恵里のじらしのテクにくらっと来た俺は、無理矢理恵里の脚を開かせた。
「だ…だめぇ……。」
恵里の躰がますます震え、恵里は身をよじらせた。
「こら、命令だってば。」
「だって……。」
俺を見つめる恵里の目が潤む。
「は…初めて…なの…。」
「えっ!」
俺は飛び上がるほどびっくりした。恵里のアソコに指をあてたまま、俺の躰が固まる。
「初めてって…マジで?」
「う…ん。」
(うそだろ?いや、絶対うそだ。)
「だって、お前。普通にフェラしてたじゃん。」
今考えれば、「フェラチオできる」イコール「処女じゃない」という俺の思考回路もどうかしていたと思うが、俺の中の処女像は、フェラチオなどできない、ちんぽを見て悲鳴をあげるような女だったのだから仕方がない。
「…っていうか、もし初めてなら、どうして俺とこんなとこ来たんだよ。」
(そうだ、これはテストで負けたからっていう罰ゲームみたいなもんじゃねーか。そんなんで、処女喪失に踏み切れる女なんていねえって。)
 
 恵里は、少し黙っていたが、やがてぎゅっと俺の腕を握った。
「ご…後藤くんなら…いいかなって…思ったんだもん。」
「…って、お前。痛いんだぞ。俺なんかと、こんな形でヤったら、お前後悔するんじゃねぇの?」
処女喪失の痛みなど経験のない俺が、力説するのもどうかと思うが、俺はすっかり混乱してしまった。恵里の表情を見る限り、どうしても嘘とは思えないからだ。
「後悔するかどうかは…分かんないけど…、できたら…優しく…して。」
恵里の声がどんどん小さくなっていき、恵里は俺の首にしがみついた。
(最近の若い娘は、何考えてんだぁ?)
俺は、恵里の思考回路がさっぱり分からなくなった。しかし、俺のちんぽはもう元気いっぱいになってるし、恵里のアソコにあてられたままの指が勝手に動こうとする。
 俺の小さな罪悪感など、簡単に吹き飛んでしまった。
「じゃあ、ここからは本当の命令な。俺の言うとおりにしろよ。」
恵里は小さくうなずく。
「できるだけ痛くないようにしてやるから、脚、開いて。」
恵里は俺にしがみついたまま、そっと脚を開いた。
 俺は恵里のアソコを指でなぞってみた。処女だと言われてみれば、どことなくそんな気もする。恵里が処女であろうとなかろうと、俺はとにかく恵里とヤリたい。俺はその思いだけに固執することにした。
 
 恵里のクリトリスに指をあてた俺は、恵里のねっとりした愛液を塗り広げてゆっくりとなぞってやる。恵里は、小さな声をあげながら、躰を震わせていた。
「指…入れるぞ。」
俺は中指を恵里のアソコに挿し込んで、内壁をさぐってみる。
「んんっ…あぅ…」
「痛かったら言えよ。」
やはり恵里のアソコは狭い気がする。俺はゆっくりと指を抜き挿ししながら、恵里のクリトリスを指の付け根辺りでこすり続けた。恵里のアソコはどんどん濡れていく。
「やっ…あっ…あっ…」
恵里はときどき、びくんと反応し、色っぽい声を出していた。
「もう、入れてもいいか?」
恵里が小さくうなずくのを見て、俺はトランクスを脱いだ。
「お前、今日ヤバイ日?」
「え…?」
「最初はコンドームつけてると余計に痛いって聞くから。」
友達に聞いた話が本当かどうか分からないが、ゴムをつけるとなんとなく挿入の抵抗が増すような気もするし、少しは信憑性があるような話だ。
「後藤くんに…任せる…。」
俺が恵里の両脚を持ち上げ、アソコにちんぽをあてた瞬間、恵里の躰に力が入る。
「力、抜けよ。」
「う…ん。」
ずっ…ぷっ…
「ひっ…」
「痛いか?まだ先っぽしか入ってないけど…。」
「うっ…うぅっ…」
恵里は両手で顔を覆って首を振った。俺は少しずつ恵里のアソコに挿入していった。恵里の中は、かなりきつくて、俺のちんぽを締めつけている。
「あと…少し…。」
ず…ぷっ…
「い…痛い…っ……。」
「入ったぞ。大丈夫か?」
恵里は顔を覆っていた両手をゆっくりと外すと、俺の首にしがみついた。
「動いても平気か?」
「う…ん。」
ずっ…ぷっ……ずっ…ぷっ……ずっ…ぷっ……
(かなりきつい……けど……)
「んっ…あぁっ……」
俺は腰を動かしながら、半開きの恵里の唇に吸い付き、舌を挿し込むと、痛みのせいか、恵里は必死になって俺の舌に吸い付いてくる。俺は恵里の舌をもてあそび、少しずつ腰の動きを速めていく。
(気持ちいいぞぉ…すっげぇ…締めつけてくるっ…。)
ずっぷ…ずっぷ…ずっぷ…
俺はもう限界だった。恵里の唇を離し、外出しのタイミングを計る。
(3…2…1…)
「う…くぅぅっ…」
どぴゅっ…どぴゅっ…どぴゅっ…
恵里のあそこからちんぽを抜き取った俺は、恵里の太ももに精液をぶちまけた。恵里のあそこからは少し血が出ている。
(ホントに処女だったんだ…。)
俺は恵里の姿に感動してしまった。ブラウスがはだけた上半身から、形のいいおっぱいときれいな乳首、短い制服のスカートはくちゃくちゃになりながらめくれ上がり、股間には恵里自身の赤い血と、俺の白い精液が流れている。恵里が俺に自分のすべてを捧げてくれたような、そんな感覚に陥っていた。
 
「シャワー…浴びるか?」
「う…ん。」
俺は恵里の制服を汚さないように慎重に脱がせてやり、一緒にバスルームに入った。
「っ…」
「どうした?」
「ちょっと…お湯がしみるの…。」
「お前…そんなに痛かったのか?」
「うん…。」
「恵里ぃっ!」
俺は、思わず恵里に抱きついてしまった。
「や…やだ…後藤くんっ…。」
恵里は照れくさそうに、俺の背中をとんとんとたたいている。
(俺は…赤ん坊か?)
感動して思い切り抱きついた俺だが、恵里の子供をあやすような反応に、どうしていいのか分からなくなり、俺も恵里の背中をとんとんとたたいて返した。
 まるで、互いの健闘をたたえ合うような俺たちだった。
 
 ラブホテルを出たあと、俺たちは手をつないで夜の町を歩いた。
「あのね…命令のこと…なんだけど。」
「ああ、あれはもういいよ…。」
明日まで俺の命令を聞くという約束だったことを恵里は思い出したらしいが、俺はもう十分満足していた。恵里が処女じゃなかったら、一晩中ヤリまくろうと思っていたのだが、今となってはそんな気持ちも起こらない。
 
「そうなの…?そっか…。」
不思議なことに恵里は少し残念そうな口調だった。
「何だよ。もっと命令されたかったのか?」
恵里の手を握ったまま、恵里の脚をちょんと小突いた俺の顔を一瞬見上げた恵里は、すぐにうつむき、小さくうなずいた。恵里の仕草に俺の息子がぴくっと反応する。
「今度の…テストまででも…いいよ。」
信じられない言葉が恵里の口から飛び出し、俺は思わず口を開けてしまった。
 
「そのかわり、次のテストで私が勝ったら、私の命令聞くんだからね。」
「分かってる。」
恵里は俺の返事を聞くと、走って帰っていった。
(あれ…?次のテストって……)
俺は、恵里の後ろ姿を見送りながら、あることを思い出した。
(次のテストって、夏休み明けまでないじゃん…。)
そう、今回のテストは1学期末のテストだったのだ。次のテストは当然、2学期の中間テストということになる。
 つまり、俺は夏休み中も含めて2ヶ月以上も恵里を自由にできるということなのだ。
 
 かくして、俺の願望は最高の形で続くことになった。

小説(転載)  俺の日記 ~期末テスト~ 1/2

官能小説
12 /09 2018
俺の日記 ~期末テスト~

 

 事の始まりは中間テストの結果が分かったときだった。テスト前に気を抜いた俺は、恵里に完敗した。気の強い恵里は、俺の点数を知ると、大笑いして俺をバカにした。仕方がないと言われればそれまでだが、俺もまさか恵里にあんなに点差をつけられるとは思っていなかったのだ。バカにされなくても、かなりのショックだった。
「期末で挽回するから、覚えとけよ。」
「後藤くんに負けるわけないじゃん。」
俺は恵里の言葉にキレた。
「よーし、期末で俺が負けたらお前のパシリでもなんでもしてやる。けど、お前が負けたら、俺の命令をどんなことでも聞けよ。」
確か、こんな会話だったと思う。恵里は、ちょっとひるんでいたが、結局、俺の挑戦を受けて立った。今思えば、成り行きとは言え、俺も恵里もばかばかしい約束をしたものだ。
 
 そして、期末テストの期間がやってきた。俺は、学校では友達と一緒に遊んでいたが、家に帰るとめちゃくちゃ勉強した。どうしても恵里に勝たなくてはならないのだ。恵里のパシリなどになったら、激しくこき使われることを知っていることもあったが、最大の理由は、ずっと前からの俺の願望をかなえたいからだ。つまり、恵里とヤリたい、それだけのために、俺は睡眠時間を削ってまで机に向かった。
 恵里は、どちらかというと男っぽい性格で、友達に言わせると色気などないらしい。しかし、普段男っぽいヤツほど、エッチは激しいんじゃないかと俺は思う。しかも、こんな約束で、エッチまでさせる女はまずいないだろうが、恵里は絶対に約束を守るヤツだ。
 俺はこれを、「男っぽい女の2大特典」と呼びたいくらいだ。しかし、それを証明するには、俺が期末テストで恵里よりいい点数を取らねばならない。
 
 そして、期末が終わった。放課後、教室に残ってテストを見せあうことになっている俺は、部活を終えると、急いで教室に戻った。
「後藤くん、遅い。」
誰もいない教室に恵里は一人で座っていた。やはり、くだらない約束でも律儀に守る男前なヤツだ。
「じゃぁ、見せるか。」
「結構できたからねー。たぶん、後藤くんのパシリ決定だと思うよ。」
恵里は自信満々で、テストを机に出す。
「はっはっはっ…。」
「えっ?」
俺は恵里の点数を見て、叫び出したいほど、喜びに震えた。
「えー、うそぉ。何、この点数?」
恵里が驚くのも無理はない。なにせ、俺はすべて90点以上という快挙を成し遂げていたからだ。
(俺のスケベ心を甘くみるなよっ。)
仁王立ちしたまま、俺は恵里の表情をじっと見つめた。
(ほら、来た。ホントに負けず嫌いなヤツ…。目が潤んで来たぞ。)
恵里は俺の点数にショックを受けたらしく、じわっと目に涙を浮かべている。こんな勝負に負けたくらいで、涙を浮かべる恵里が、俺は大好きだ。
「約束は守ってくれるだろうね、恵里。」
「わ…分かってるってば。」
(キタキターッ!)
「それで、命令って何よ。言っておくけど、変なことはできないからねっ。」
(アホか、お前は…。)
「お前は、次のテストまで、俺の命令をすべて聞けっ。」
「はぁ?」
恵里は呆れた顔をして、俺を見ている。
「つ…次のテストまでってのは…ちょっと長い?」
(何、びびってんだよ、俺っ!)
「長すぎに決まってるでしょ。」
「んじゃ、明日まででいい…。」
言い忘れたが、俺は気が弱い。
 
「まさか、ご主人様とかって呼べなんて、言わないでしょうねぇ。」
(恵里は、俺の心が読めるのか…?)
「え…いや…その…。」
「それで、命令って何?」
(どうしてお前は、そう偉そうなんだ!)
俺が考えていたプランは、恵里の偉そうな態度にどんどん狂っていく。
 
「ま…まず…座れ。」
俺は、何とか気持ちを立て直すと、恵里を教室の床に正座させた。恵里は偉そうな態度こそ取っているが、俺の命令には意外と素直に従っている。
「フェ…」
「ふぇ?」
きょとんとした恵里の表情が、一気に変わる。さすがだ、恵里…よくぞ気がついた、なんて言ってる暇はない。
「ここで、フェラしろ。」
「なっ…。」
耳たぶまで真っ赤に染めた恵里が、イスに腰かけた俺の顔を見上げている。
「冗談でしょ?」
「冗談ではないっ!本気だ。」
この時点で、俺が予想した結果は2つ。恵里の平手打ちを喰らう(99%)、恵里が素直にフェラチオをする(1%)だ。
 
 恵里は真っ赤になったまま、俺をじっとにらんでいたが、やがて、俺のベルトに手をかけた。
(うっそぉ、してくれんの?)
俺の息子が激しく反応してしまう。恵里は、ズボンのチャックを開け、トランクスの窓にゆっくりと手を挿し込んできた。俺のちんぽに恵里の指先が触れる。
「やっ、もう大きくなってるじゃないっ!」
恵里は、驚いて手を引き抜いた。
「アホぉ、当たり前だ。この瞬間のために、俺は猛勉強したんだ。」
訳の分からない言葉を叫ぶ俺を見て、恵里はくすっと笑った。
 再び、恵里の手がトランクスの中に入り込み、俺のちんぽは恵里の目の前に飛び出した。
「か…噛みつかないでね。」
「バカ…。」
恵里のその甘い「バカ」という言葉に、俺の不安は消し飛ぶ。
 恵里は唇から少しだけ舌を出し、俺のサオの部分に舌をあてる。そして、ゆっくりと裏筋をなめあげ始めた。俺のちんぽは即効で最大級に成長する。
「そんなに上手じゃないよ、私。」
恵里はそう言いながらも、丁寧にサオをなめたあと、先端に唇をつけた。
 ちんぽの根元を指先でかるく握り、先端だけをくわえた状態で、恵里の動きがとまる。しかし、俺の先端は、恵里の舌で小刻みになめられていた。恵里の舌が俺のちんぽの先を這いずり回り、その熱さに俺はあえぎ声を出しそうになるのを必死でこらえていた。
「んぐっ…んっ…んっ…」
やがて、恵里の頭がゆっくりと上下に動きはじめ、恵里は俺を優しくしごいていく。
(恵里が…俺のちんぽくわえてるぅ!)
俺は、恵里を征服したような気分で恵里の顔を眺めていた。
 恵里は苦しそうな表情をしながらも一生懸命しごいている。
「このまま…イってもいい?」
「んんっ…」
恵里は涙目になって、小さくうなずいた。俺は恵里の頭を両手で押さえ、立ちあがると、腰を前後に動かしていく。恵里はますます苦しそうな表情を浮かべた。
「イ…イくぅっ…。」
どぴゅっ、どぴゅっ…どぴゅっ…
「うっ…。」
ぎゅっと目を閉じている恵里の口の中に、俺は一滴残さず注ぎ込んだ。
 
 恵里は、ぽろっと涙をこぼして、俺の顔をじっと見つめる。
(もしかして、飲めって言われるの待ってるのか?)
俺は一瞬、そう思った。
「の…飲んで。」
んぐっ…ごくんっ…
恵里の喉が2度、大きく動くのが見えた。恵里は、彼氏でもない俺の精液を全て飲んでくれたのだ。
 
「どうして、飲んでくれたんだ?」
校門から出たとき、隣に並んで歩いている恵里に、俺は思いきって聞いた。
「別に…飲めそうだったから…。」
恵里はそう言って、うつむく。
「ありがと…。」
思わず、恵里に礼を言うと、恵里はくすくす笑い始めた。
「なんだよ、笑うなよ。」
「だって、後藤くんが命令したんじゃない。」
俺は、恵里が俺の命令に従うと決心していたことを忘れていた。
 
「もう、命令はおしまい?」
恵里に微笑まれ、俺は唾を飲み込んだ。
「ま…まだある。」
「ずいぶんとひどい罰ゲームだね。」
恵里はそう言って、俺の手を握った。
「次は、何ですか。ご主人様…。」
「えっ…あの…。」
実際、俺はここまで恵里が素直に出てくるとは思っていなかった。
(言うぞ…。)
「ヤ…ヤラせろ…。」
言ってしまった。俺はずっと前からの願望を、言ってしまったのだ。
「…いい…よ。」
(うそだろぉ?たかが、テストで負けたくらいで、俺とエッチするのか?)
俺の鼓動は早くなり、自分の耳を疑いつつも、恵里の手をひいて、ラブホテルに入っていった。

小説(転載)  Coffee Shop 7/7

官能小説
12 /08 2018

美知が目覚めると、見知らぬ天井が見える。ゆっくり上半身を起こすと、ちゃんと服も着ている。
「夢…だったの?」
恥ずかしい夢を見てしまい、美知の顔が一気に赤くなる。

「きゃっ」

 起きあがろうした美知は、がくっと逆に倒れ込んだ。
「気が付いた?」
慌てて首をあげると、そこには竹内の顔がある。竹内が起きあがろうとする美知の腕を引っ張ったのだ。
 

「ここ、俺のマンション。」
自分の状況が理解できない美知に、竹内は説明した。
 美知は失神したまま気が付かず、竹内が服を着せ、抱きかかえて帰ってきたらしい。管理人には途中で貧血を起こしたと言い訳したが、たぶん信じていないだろうと竹内は笑った。
「しょ、書類は?」
同僚に頼まれた書類はどうしたのか、と美知は聞きたいらしい。竹内はさらに笑って、
「届けてきたよ。あいつ、えらくすまなさそうに謝るから、今回の件については、俺の方が感謝してるって言って置いた。」
明日から、資料室に行ったらにやけちゃうなあ、と竹内はうれしそうに笑った。
夢ではなかったのだ。美知は自分の姿を思い出し、一気に恥ずかしくなった。

「やっと主導権を握れたって感じ。」

美知の躰を抱きしめ、竹内はつぶやいたあと、ちらりと時計を見た。

「まだ、時間あるよ。…一緒に風呂に入ろ。」

「えっ…だ…だめ。だめです。」

竹内に手を引っ張られ、美知は懸命に首を振る。竹内はシャツとズボンを脱ぎ、トランクスだけになると、無理矢理美知のセーターを脱がせようとした。美知は竹内から逃れようともがいている。

 

「そう……そんなに嫌なら……」

竹内はそう言うと、美知を背後から抱きかかえ、首筋に唇をあてた。美知の全身がびりりと痺れる。

「美知の弱点……知ってる……。」

美知の耳元で竹内がささやき、そのまま唇で刺激し始めた。小さな悲鳴をあげる美知の服を脱がせた竹内は、裸の美知を持ち上げてバスルームに入っていった。

 

 恥ずかしそうに両手で躰を隠す美知にシャワーをあてた後、自分もさっと浴びた竹内は、空の浴槽に美知を抱えて腰を下ろした。蛇口から勢いよくお湯が流れ出し、二人の座る空の浴槽にお湯が張られていく。

「こっち向いて座って。」

恥ずかしがる美知に、竹内は強引に自分の太ももをまたがせ座らせた。竹内は両手を美知の腰にまわし、美知をゆっくりと抱き寄せる。

「昨日はごめんね。あんな場所で…。俺さ、喫茶店できみを見かけてから、いつか声をかけようって思ってたんだ。だから…すごく嬉しかった。告白されたのも、昨日のきみの反応も…。」

竹内の言葉に、美知は竹内の胸にしがみついた。

 

「あ…だめ…。」

突然、竹内が声をあげる。美知が驚いて竹内の顔を見ると、竹内の顔が少し赤くなっていた。

「どう…したんですか?」

「胸……美知の胸があたって、目が覚めちゃった。」

照れくさそうな竹内のつぶやきは、美知の下腹部にあたるものを指していた。美知が慌てて躰を浮かせると、竹内は美知の腰を片腕で抱きかかえ、美知の股間に自分のものをあてがった。

「だめです。そんな……動かさないで……や…っ……」

「美知の中に…入りたい。」

美知の秘部を男根の先でなぞり、竹内は美知の愛液を誘い出す。

 

 無防備に開かれた美知の秘部は、竹内の感触に反応を示し始めていた。

「竹内さ…ん……ず…るい…あっ……」

美知の躰がゆっくりと引き寄せられるように、竹内を受け入れていく。数時間前の熱い行為が、美知の躰に種火として残っていたらしく、美知の躰は急激に熱くなっていく。浴槽は竹内の胸のあたりまでお湯がたまり、竹内は蛇口をひねった。急に静かになった浴室の中で、竹内は美知の顔を見つめる。

「動いてもいい?」

美知は、うなずくしかなかった。じっとしていると、自分から腰を動かしそうになってしまう。

「あっ……んんっ……た…竹内…さ…ん……」

竹内は下からゆっくりと美知を突き上げ始めた。浴槽の水面が大きく揺れる。

 

「今日は…会社に行きたくないな…。」

片手で美知の腰を支えながら美知を突き上げる竹内は、もう片方の手を美知の頬に手をあてる。頬をピンク色に染め、潤んだ瞳で竹内を見つめる美知を手放せそうにない。

「んっ……はぁっ……はぁぁっ……あぅっ……」

ちゃぷんっ…ちゃぷんっ…ちゃぷんっ、ちゃぷんっ…

水面が音を立て、浴室内に響き渡った。

 

 

「恥ずかしいことばかりするんだもの…竹内さん。」

風呂からあがり、ベッドで竹内に抱きしめられながら、美知はうらめしそうにつぶやいた。美知にとって、思いを寄せていた竹内にされることはすべて恥ずかしく感じていた。顔を見つめられるだけで頬が染まる。

「恥ずかしいこと…?…そうかなぁ。それほどでもないと思うんだけど。」

竹内は美知の髪をなでながら、美知の顔を見つめた。

「それじゃあ、今夜はもっと恥ずかしくしてやろっかな…。…っと、ぼちぼち行かないと…。」

美知に軽くたたかれ、竹内は起きあがると、服を着始めた。会社に行く時間が近づいていた。美知もふとんの中でごそごそ動いている。ふと、竹内はカレンダーに目をやった。

 
「今度の連休、空いてる?」
竹内の問いに、美知はうなづく。
「そう、じゃ、一緒に俺の地元に連れてく。」
 

 

しばらくして竹内の会社のデスクマットの下には、同窓会の写真と、竹内の家族と笑う美知の写 真がはさまっていた。

 

~終わり~

小説(転載)  Coffee Shop 6/7

告白・体験
12 /08 2018

 竹内は美知に口づけすると、耳元に唇をあてた。
「そこ…、だ、だめなの…。」
美知が逃れようとする。

「知ってる……」

竹内は美知を抱きしめて、ささやいた。竹内が耳たぶを刺激するたび、美知の躰がぴくんと痙攣し、甘く小さな悲鳴が漏れる。竹内は、美知の甘い声に酔いしれながら、なおも耳から唇を離さない。竹内の腕を握る美知の力が徐々に強くなっていく。

「や……ほん…とに…んっ…だ…め……あぁっ……」

 

 竹内は美知の腰に手を回し、美知のセーターの中に手を入れた。つるりとした感触が竹内の手に触れ、セーターの下にサテンのスリップを着ていた美知の肌にまだ触れることはできなかったが、サテンのなめらかな肌触りと美知の暖かさが、竹内を興奮させた。

「はぁっ……ぁふっ……」
 竹内は徐々に上へと手を這わせ、大きなやわらかいふくらみを感じたかと思うと、そのまま肩へと手を這わせた。ようやく、美知の肌に直接触れると、腕の方へ移動し、セーターのそでから美知の細い腕を抜いた。竹内は反対側の美知の腕も抜くと、名残惜しそうに耳元から唇を離し、美知のセーターをすべて脱がせた。

  
 今度は美知に口づけし、舌を入れていく。美知の力は完全に抜け、竹内の舌に自分の舌をゆっくりと絡ませ始めた。
 美知のブラジャーのホックが竹内の指先でぷちんと音を立てる。竹内は、ブラジャーとスリップの二本の紐を一緒に肩からはずした。
 竹内は首筋に唇を這わせながら、下着を少しずつおろしていく。同時に美知の細い躰に似合わぬ 大きな胸があらわになっていった。
「み、見ないで………」
美知の哀願は聞き入れられるはずもなく、そのふくらみは、竹内の手のひらに吸い付く。
「きれいだね。」
上から美知を見つめる竹内のつぶやきを聞いて、美知は恥ずかしさで顔をかくした。
「いや…。」
竹内は、美知の乳首を舌先で刺激しながら、美知のスカートとスリップを脱がせた。たまらず、美知が躰を竹内に寄せ、裸同然の自分を隠そうとした。竹内は、美知の髪を掻き上げながら、無防備に上を向いた美知の耳たぶに唇を近づけた。
「また……や……ん…っく……」

 熱い息が耳にかかると、美知の躰はまたぴくんと痙攣する。

「そんな声出されたら…やめられないよ……。」

その反応を楽しむように、耳元で竹内がささやくと、美知は竹内のシャツを握りしめて、声を押し殺す。

「もっと…聞かせて。」

トン…、美知が思わず竹内の胸をたたいた。

 
 竹内は美知の手をシャツからはずし、シャツを脱いだ。竹内の肌が美知の肌と触れ合う。はじめて感じる竹内の肌の匂いに、すがりつきたい気持ちと恥ずかしさでいっぱいになり、美知の躰が熱くなる。
 竹内は、また美知の乳房へ唇を這わせる。腰に回されていた竹内の指は、ショーツの中へ滑り込み、腰から前に移動し出した。

「いやっ……だ…だめっ…」

美知の声が大きくなり、精一杯の抵抗を見せるが、竹内は全身を隠そうと横を向いている美知の躰を倒し、乳首を軽く噛むのと同時に美知の秘部へと指を滑らした。

「だめぇぇぇ……うっ…」

くちゅっ…

美知の愛液が小さな音を立て、竹内の指に絡みつく。秘部がなめらかな液体で覆われ、竹内が探らなければその形が分からないほど愛液があふれている。

「はずかし…い……うぅっ…」

竹内に性感帯を刺激され続け、美知はこれまでにないほど濡れていることに戸惑っていた。

「恥ずかしいことじゃないよ……もっと感じて…」

「やっ……あぁぁぁっ……」

くちゅっ…ちゅぷっ……くちゅっ…ちゅぷっ…ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぷっ…

竹内は、美知の女陰にゆっくりと指を挿し込むと、美知をさらなる快感へと誘う。 声を出さないように我慢していた美知からせつない悲鳴が聞こえ始めた。美知の下着をすべて取り除き、自分も裸になった竹内は、愛液があふれる美知への行為をやめない。

 
「あぁぁっ……はうっ……い…や……あぁぁっ……」
 美知は波のように自分を襲う感覚に、頭が麻痺していく。何度も繰り返される愛撫を受け、我慢しても漏れてしまう自分の声を止めることができない。どのように逃れようとしても、竹内は確実に自分の弱点をとらえてくる。
(変になっちゃう…お願い、もう許してぇ…)

「あぁぁっ…んっ…うぅっ…んくぅぅぅぅっ……」
びくんっ…びくんっ……びくんっ……

喉から絞り出すような悲鳴を上げたあと、美知の呼吸が一瞬止まり、美知は竹内の指で絶頂に達した。

 
(…もう解放されたの…?)
 
「ひぃぃっ…。」

一瞬、美知は自分を支配していた快感から解放されたと思った。しかし、次の瞬間、美知の躰が大きく仰け反る。はちきれそうな竹内が美知の中に入り込み、ゆっくりと動き始めていた。

「はあぁぁっ……あうっ……はぁっ……」

美知の視界が徐々に揺れ始め、竹内の姿がぼやけていく。竹内の男根が引き戻されるたび、美知の愛液がお尻の谷間を伝い、静かな空間に、美知の甘い悲鳴と、竹内の荒い息づかいが溶け合っていた。

 竹内は、何度も射精感に襲われていたが、そのたびに動きを変え、美知を深い快感の淵へと誘い込もうとしていた。美知の乳房が、竹内に突き入れられるたび、大きく揺れる。

「も…もう……俺も…限界っ……」

何度も絶頂に達している美知の女陰がびくんびくんと痙攣し、竹内に甘い苦しみを与えていた。

「うっ…くぅぅぅぅっ…」

限界ぎりぎりまで美知に快感を与え続けた竹内は、かろうじて美知から飛び出した。

小説(転載)  Coffee Shop 5/7

官能小説
12 /08 2018

 竹内のあたたかい唇の感触と、熱い息が美知の耳元に伝わり、美知の目がさらに潤む。竹内は、つかんだ手を自分の胸元にねじり込み、美知を強く抱きしめた。美知は竹内の力に全く動けなくなり、躰をほんの少し震わせている。  
 竹内は美知の耳にかかった後れ毛をそっと耳にかけながら、美知の耳たぶを唇でなぞった。美知の躰に電流のようなものが走ったことを、胸元にあてられた美知の指先から感じ取った。指先がぴくんぴくんと痙攣している。

「だ…、だめっ…。」
美知の甘い声に、竹内の中に熱いものが込み上げてきた。
 

「俺は、ずっと前から…、きみのことが好きだったのかもしれない。」
竹内が、耳元でささやくと、美知の体から力が抜け、ふらっと倒れそうになった。
 竹内は美知を支えながら、資料室のドアを開け、美知を机の上にゆっくりと押していく。

ズ、ズズ…ズズズ……
机が美知の腰に押されて動き、棚にあたって止まった。竹内は、仰け反るような体勢の美知の耳元から唇を離し、美知を見つめた。潤んだ瞳と、何かを言いたげに少し開いた唇が、なまめかしい。
 

 竹内は美知の唇に、自分の唇を重ねると、軽く下唇を吸いながら離す。美知の唇はやわらかく竹内の唇を追いながら離れていく。竹内は口づけを何度も繰り返しながら、やがて美知の唇の中へ舌を入れていった。
くちゅっ……ちゅぷっ…

 深く絡み合う舌が、小さな音を立て始めると、竹内は抱きしめた力を少し緩め、セーターの上から、美知の胸に手をあてた。美知の体にフィットしたセーターの手触りが、美知の胸のやわらかさを強調し、思いのほか、美知の胸が大きいことに気づかせる。
「んっ…。」
自分を抱きしめる竹内の力が緩められたすきに、美知が竹内から少し離れた。
「こん…、こんなところで…。」
頬を染めて美知が慌てるのを見て、竹内はにっこりと微笑み、美知の耳元で
「どこならいい?」
とささやく。
「ど、どこって………。」

 
 戸惑う美知をまた抱きしめ、竹内は黙った。さきほどから、美知の腰に押された机は、ギイギイと音を立てて、静まりかえったビル内に響いている。こんな音がしていては、竹内も落ち着かないし、何よりも、もっとゆっくりと美知を愛したいと思った。
「ちょっと待ってて。」
竹内は美知を資料室に残し、出ていった。カツカツという竹内の足音が小さくなる。一人暗い部屋に残された美知は、高鳴る鼓動を押さえるように、両腕を交差し、自分の肩を抱いた。
「どうしよう…。」
躰全身がドクッ、ドクッと脈打つ。
「俺は、ずっと前から…、きみのことが好きだったのかもしれない。」
竹内がささやいた言葉が頭の中でよみがえる。
「ずっと好きだったのは…、私のほう……。」
美知は思った。喫茶店のバイトを始めてから、ほぼ毎日顔を見せる竹内に、美知は密かに思いを寄せていた。竹内と会いたいがために、他のバイトはやめ、喫茶店だけにした。授業の都合でバイトに行けない日は、落ち着かず、竹内への思いが募った。
 痴漢から助けてもらったときは、竹内に抱きつきたい感情をこらえ、あのまま部屋に帰って声を出して泣いた。喫茶店の奥さんにお膳立てしてもらってデートしたとき、竹内自身にデートを誘われたとき、そして、さっきの言葉、どんなにうれしかったことか…。
 美知の目から涙があふれ出した。めまぐるしい想いが美知の感情を高ぶらせる。
 

 一方、竹内は資料室を出ると、オフィスに向かった。
「確か、毛布があったはずだ。」
オフィスの奥には、徹夜で仕事をしなければならないときの仮眠のために、毛布が何枚か置いてあった。
「高校生でもあるまいし…。」
竹内は、何枚かの毛布をかかえて歩きながら思った。女性経験は少なくはない。こんな場所ではなく、自分のマンションでも、ホテルでも、場所を変えればいい。今の自分の行動が、竹内自身、信じられない。なぜだろう。今すぐに美知を感じたいという気持ちが込み上げてくる。竹内は普段冷静なだけに、自分でも驚いているのだ。

 
 竹内がドアを開けると、美知が泣いている。
最悪だ。自分のデリカシーのなさが、美知を傷つけてしまったのだと、竹内は思った。毛布を床に投げ出し、美知に近づく。
「ごめん…。俺が悪かった。…本当に…。」

「ちがうんです……。」
美知は謝る竹内に、首を強く振りながら、その場に座り込んだ。慌てて竹内が毛布を広げて美知を座らせ、自分は床の上にあぐらをかいた。

 
 美知は、自分の気持ちを竹内に打ち明けた。
「気持ちが…、自分でもコントロールできなくて…。ずっと好きだったから……。」
美知が自分の行動に失望して泣いたのではないと知り、竹内はほっとした。そして、今、目の前で、自分のことを好きだと泣く美知を見て、どうしようもなくかわいいと思った。
 竹内は閉め忘れた入り口のドアを閉め、中から鍵をかけた。そして、美知をゆっくりと毛布の上へ押し倒した。

小説(転載)  Coffee Shop 4/7

官能小説
12 /08 2018
 

 竹内は、肌寒さを覚え、目を開けた。今の時期は夕方になると急に冷え込む。
「おはようございます。」
竹内が驚いて振り向くと、美知がさきほどの体勢のまま、こちらを見ている。
「竹内さん、まつげ長いんですね。」
美知の言葉で、自分が美知を見つめていたように、美知もまた、自分の寝顔を見ていたのだと分かり、竹内は焦った。
 

「い…いびき、かいてなかった?」
他に言葉が浮かばず、竹内が尋ねると、美知は真顔で
「かいてました。」
と答える。慌てながら謝る竹内を見て、美知はくすくす笑い出した。
「うそです。静かに寝てましたよ。」
ほっとする竹内の隣で美知が起きあがり、車の外へ降りた。竹内もドアを開けると、膝の上に自分の上着が掛けられていることに気づいた。美知がかけてくれたのだろう。
 上着を着ながら、美知のそばにより、富士山を見上げた。富士山は夕日に照らされて、赤く染まっている。写 真で見たときよりも色は薄いが、十分美しいと思った。きれいですね、という美知の言葉に、竹内はうなずいた。
 

「竹内さん。」
美知に呼ばれて振り返ると、美知が竹内を見上げている。夕日に照らされているせいか、美知の顔が赤い。
「私、竹内さんのこと…、好きです。………よかったら…、」
「ちょ、ちょっと待って。」
 続きを言おうとする美知を、竹内が止めた。竹内は片手で額を押さえ、美知を見た。夕日に照らされていたからではなく、想いを打ち明ける恥ずかしさで、頬を染めていたのだ。
「また、先手をとられたのか…。」
竹内は小声でつぶやくが、美知にはその言葉が聞き取れなかったようで、不安そうに竹内を見上げている。
 

「俺がいずれ言おうと思っていたんだ…。まったく…。最初のデートは喫茶店の奥さんの小細工だし、告白もきみからで…。」
竹内は指を折り、数えながら続けた。
「まあ、結果オーライってことにしよう。」
竹内の返事を聞き、更に頬を染める美知の耳元に、竹内はそっと手を添え、美知の唇に軽く口づけする。先ほど触れないでいた美知の唇はやはりやわらかかった。

 
 帰り際、立ち寄ったレストランで食事をしていると、竹内の携帯電話が鳴った。会社の同僚からだった。竹内は、しばらく話をし、電話を切ると、
「帰りに会社に寄っていいかな。」
と美知に尋ねた。竹内の同僚が、会社に資料を忘れ、もし近くにいるなら届けて欲しいと言ったらしい。今、山梨だからと断ったが、遅くてもいいから、と言う。自分が行くのが面 倒くさいだけなんだろ、と竹内があきれた。
 美知は別に構わないし、自分も竹内の会社が見てみたいと答えた。
 

 

 東京に戻ってくると、九時をまわっていた。ビルの管理人室に行くと、同僚が電話で事情を説明していてくれたらしく、竹内はすんなりと鍵を受け取った。美知は竹内の後ろから、しんと静まりかえったビルの廊下を歩いて行った。
 エレベーターは止まっているので、五階にある竹内のオフィスまでは、常夜灯の明かりだけの薄暗い階段をのぼらねばならない。
「誰もいない会社って、妙な感じがするなあ。」
竹内が言うと、美知は内緒で忍び込んだ気分だ、と笑った。
 竹内がオフィスのドアの鍵を開け、スイッチをつけると、部屋の一画だけ、蛍光灯がついた。たくさんのデスクが並び、コンピューターの間に挟まれるようにして、たくさんのファイルが雑然とつまれてある。美知は珍しそうに部屋の中を見渡している。竹内は、早足で部屋の奥へ行き、大きなスチール棚の引き出しを開けた。
「あれー、どこだあ。」
そう言いながら、あちこち調べ始めた。
「ごめんね。すぐに済むから。あっ、ちなみに俺の机はそこ。」
美知は竹内が指さしたデスクに近づき、少し前かがみになって見ていた。竹内のデスクは他のデスクよりも片づいていた。デスクマットの下には、同僚たちと一緒に撮ったらしい写 真が挟んである。
 

 竹内は、探し物が見つからないらしく、携帯電話で同僚に場所を尋ね、何やら文句を言ったあと、電話を切り、美知を呼んだ。
「ごめん、隣らしい。」
竹内は美知とオフィスを出て、鍵をかけ、廊下の突き当たりの角を曲がったところにある、ドアの鍵を開けた。
 狭い部屋の壁には、五段ほどの棚があり、そこにはズラッと資料が並んでいた。竹内は部屋の電気をつけると、棚の前にしゃがみこんで、何冊かのファイルを抜き取り、部屋の中央の大きな机の上に広げた。
 

 美知は、部屋を少しのぞいたあと、廊下の窓際に行った。窓の下には、夜景が広がっている。明かりのついたビルもある。目線を移すと、車のライトの黄色い光と、反対車線の赤いバックライトの光が行き交う様子も見える。美知はしばらくその光景を眺めた。
「あった、あった。」
ようやく竹内が資料を見つけ、部屋の電気を消して部屋を出た。ドアの鍵をかけようとした竹内が、ふと窓際の美知に目をやった。
 美知はじっと窓の外を眺めている。
 

「何か、見える?」
竹内が美知のそばに来ると、美知は、車のライトの光が生きているようでおもしろい、と言った。
 富士山が見たいと言ったり、車のライトが生きているみたいだと言ったり、竹内は美知の興味の矛先に、不思議だな、と思いながら、美知の横顔を見つめた。
 

 瞳に夜景の光が移っている。夜景をじっと眺めている美知は、竹内の視線に気づかないらしく、静けさが二人を包んだ。
 

 竹内は、美知の肩に手を置くと、美知の耳元に軽く口づけした。
「あっ…。」
驚いた美知は、一歩後ずさりし、口づけされた耳を片手で押さえた。美知の頬がみるみるうちに紅潮し、目が潤んでくる。
「びっくりした…。」
そう言いながら、美知が耳に当てた手を下ろしたとき、竹内はもう一度美知の耳元に唇をあてた。
「やっ。」
声になるかどうかの美知のつぶやきを聞き、竹内は耳を押さえようとする美知の手を押さえ、なおも耳元を刺激する。美知は反対側の手を竹内の胸にあて、少し抵抗しようとしたが、竹内に抱きしめられ、そのまま動けなくなった。

eroerojiji

小さい頃からエロいことが好き。そのまま大人になってしまったエロジジイです。